更新日: 2020年12月8日

広報いちかわ5月4日号 トップページ・特集1

広報いちかわ/気持ちよく「暮らせる」「働ける」「生きていける」まち ICHIKAWA
 

今週号の紙面から

目次〈1615号〉

市川市住民基本台帳人口(3月31日現在)

●人口…488,714人 男 247,869人/女 240,845人
●世帯…244,984世帯
 

国を超えて 広がる交流の輪

国を超えて 広がる交流の輪

 市川市は日本人だけでなく、たくさんの国の方が暮らす国際色豊かなまちです。市では、互いの文化的差異を認め合い、共に生きていけるまちを目指して、さまざまな活動を行っています。

(国際政策課)

 

[特集1] 多文化共生を考える
誰もが暮らしやすいまちに

 地域になじみながら生活している外国籍の方がいる一方で、母国を離れ知らない土地で不安を抱えながら生活している方もいます。日本で暮らす外国籍の方やその方たちに関わりのある人の声をヒントに、誰もが暮らしやすい市川市について考えてみましょう。

問い合わせ=国際政策課 TEL047-300-8051

 

異文化交流が行われています

 言葉や文化、習慣の違いをお互いに認め合いながら暮らしていくためには、まず相手のことを知ることが大切なのではないでしょうか。

[1][2]小学6年生が「食」を通して外国の文化や生活を学ぶ「シェフ先生」 [3]姉妹・友好都市との高校生派遣事業

[4]日本文化を体験する着物着付け体験(バディーズ) [5][6]出身国の文化や食を紹介しあうことで相互理解を深めています

 

市川市の外国人事情

市川市の外国人事情

市川市国際交流協会 会長 成田久江(ひさえ)さん▽多文化共生社会に向けて
市には約110カ国17,000人の外国籍の方が住んでいます。私たち日本人の中にさまざまな考えを持つ人がいるように、出身国は同じでも人によって考え方はさまざまです。国や人種の違いで区別するのではなく、その人が何を考えているのかを理解することが、真の多文化共生社会につながっていくのではないでしょうか。

 

在住外国人向けサポート

 国際交流団体と協力しながら在住外国人が安心して暮らせるようにサポートを行っています。

◎外国人相談窓口
 来庁される方の行政手続きや関係機関の案内などをサポートしています。また、日常生活で疑問に思うことの相談なども受け付けています(TEL047-712-8675)。

【言語別開設時間】

〔仮本庁舎〕

言語 曜日
英語・日本語 月・水・木/10:00~17:00
火・金/13:00~17:00
中国語 月・水/10:00~17:00
スペイン語 木/10:00~17:00(第1・3・5週のみ)

〔行徳支所〕

言語 曜日
英語・日本語 月・火・木・金/10:00~17:00
水/10:00~20:00
スペイン語 水/15:00~20:00
木/10:00~17:00(第2・4週のみ)

◎日本語ボランティア教室 市内16カ所
 市主催のものは、市内16カ所にあります。
教室の場所や時間は、市川市国際交流協会のWebサイトで確認できるほか、外国人相談窓口でも一覧表を配っています。

◎日本語ボランティアを始めてみませんか
 日本語ボランティア教室では、随時ボランティアを募集しています。興味のある方は各教室にお問い合わせください。

 

―外国籍の方と関わる中で― 多文化だから面白い

市川ボランティア通訳の会(IVIS(アイビス)) 長澤洋美(ひろみ)さん―市川ボランティア通訳の会(IVIS)として活動する長澤さんに話を聞きました。
IVISはボランティア通訳を行う団体で、市役所にある外国人相談窓口などでも活動しています。外国籍の方の中には日本語がよくわからず困っている方も多いので、日本で安心して暮らすためのお手伝いをしています。24年前に窓口で活動を始めた頃は相談も少なかったのですが、今では年間5,000件ほどの相談を受けています。

―どのような相談が多いのでしょうか
特に多いのは住民登録 や税金などの相談です。また、送られてきた書類の内容がわからないので教えて欲しいという相談も多く受けます。漢字が読めないため受け取ったものが重要な通知なのか、単なるお知らせなのかがわからないようです。私は、外国籍の方が日本文化を理解しようと努力する姿に多文化共生へ向かう未来を感じています。

―活動をしていてよかったことはありますか
相談者からの「助かったよ」「ありがとう」という声が活動の原動力になっています。相談者の悩みが解決しほっとした表情を見ると、私たち自身にも喜びがあります。国民性の違いを感じることもありますが、自分にないものをたくさん持っているからこそ学ぶこともあり、またそれが面白いと感じています。

―外国籍の方と関わる中で― 多文化だから面白い

 

―海外から市川に来て思うこと― 多くの人に助けられました

台湾出身 中村ソニアさん―日本に来た理由を教えてください
台湾は歴史的に日本とつながりが深く、私自身も幼いころから音楽や雑貨などで日本文化の影響を大きく受けながら育ちました。日本で暮らしてみたいと思ったことが来日のきっかけです。市川市の、都心に近く便利なところと、緑が多く住みやすい街並みが気に入り、住んで約20年になります。

―日本に来て大変だったことはありますか
日本で結婚し子どもが生まれたときに、母国との子育て環境の違いや、幼稚園での保護者との付き合い方で悩みました。例えば、幼稚園で他の保護者にあいさつをして返事がなかったときに、「私が外国人だからだ」と落ち込んだりしました。今思うと、あいさつが聞こえなかったなど理由があり、また、日本人同士でも同じように悩んでいることなのだと思います。当時は外国人であることを自分自身が過度に気にしていたように思います。

―大変だったときの支えは
私は「バディーズ」という外国人主婦が多く集まり、悩みを相談しあったり情報を教えてもらったりするサークルに参加しました。活動には日本人も関わっていて、困っていることの相談や日本文化の紹介など親身になって助けてくれました。私はさまざまな人に助けてもらい、市川のことがさらに好きになりました。他の外国人にも同じように接することで、市川に住んでよかったと感じてもらいたいです。

―海外から市川に来て思うこと― 多くの人に助けられました

 

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 市長公室 広報広聴課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

広報グループ
電話 047-712-8632 FAX 047-712-8764
広聴・Webグループ
電話 047-712-8633 FAX 047-712-8764
政策発信プロモーショングループ
電話 047-712-6994 FAX 047-712-8764