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[特集展示アーカイヴ]暗号

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更新日: 2018年10月19日
タイトルロゴ
 「暗号」という言葉から、エドガー・アラン・ポーの「黄金虫」のようなミステリーや冒険小説を思い出す方は多いでしょう。また、戦争中の諜報活動やスパイを連想される方も多いはずです。ほとんどの人は、幼いころに夢中になって暗号クイズを解いたり、自分だけの秘密の暗号を考えたりした経験があるのではないでしょうか。でも日常生活にあまり関係ないものとして、大人になるにしたがって興味を無くされていったのでは?
  
 しかし現代の社会では、実は日常的に暗号は利用されています。例えば携帯電話やPHSは会話を暗号化して送受信していますし、何よりもインターネットの世界ではプライバシーの保護や円滑な経済活動のためには、いわゆる「明るい暗号」ともいうべきものが欠かせません。現代は人類の歴史の中で最も暗号が身近な時代といえるでしょうし、今後その重要性はますます高まってゆくことでしょう。
 
 今回の特集では、古いものから新しいものまで、広義の意味での暗号にまつわる図書を集めてみました。様々な分野で研究されている暗号と、現代の暗号に親しんでいただくきっかけになれば幸いです。
 
※この特集展示は、2000(平成12)年9月から11月にかけて、中央図書館で開催されました。
暗号事例

1.戦争における暗号

 暗号の歴史は古く、スパルタや古代ローマでも使用されていたようです。日本でも戦国時代には上杉謙信などによって利用されていました。古代より、戦争中に暗号は最も発展してきたといえるでしょう。近年でも、太平洋戦争における日本の真珠湾攻撃は暗号の解読によって事前にアメリカに知られていたというのは通説になっています。第二次世界大戦を中心とした情報戦に関する図書には、以下のようなものがあります。
 タイトル  著者名  出版社
クラウゼヴィッツの暗号文 広瀬 隆 新潮社
暗号名イントレピッド スティーブンソン 早川書房
暗号の天才 R・W・クラーク 新潮社
太平洋戦争暗号史 W・J・ホルムズ ダイヤモンド社
日本の暗号を解読せよ ロナルド・ルウィン 草思社

2.インターネット・セキュリティ

 インターネットの急速な普及に伴い、商品や情報のネットワーク上での取引(電子商取引)が日常的になりつつあります。このような電子商取引では情報のセキュリティが大変重要な問題となります。例えば、インターネットでクレジットカードを用いた際に、カード番号がネットワークを流れる途中で盗まれたりしないために、電子商取引では新しいタイプの暗号を利用しています。インターネットの暗号に関する図書には以下のようなものがあります。
 タイトル  著者名  出版社
図解 暗号と情報セキュリティ 岡本 龍明 日経BP社
明るい暗号の話 今井 英樹 裳華房
イントラ&インターネットセキュリティ 杉本 隆洋 オーム社
暗号と情報社会 辻井 重男 文芸春秋
インターネット世紀のコンピュータネットワーク暗号システム 菊池 豊彦 NECクリエイティブ

3.文学の暗号的読解

 歴史的な文学作品には、隠された裏の意味を求めて、後世の研究者たちによって暗号的な読解を試みられるものも少なくありません。聖書などの教典や、いっとき世間を賑わせたノストラダムスの預言書などもこの範疇に入るでしょう。日本では、万葉集やいろは歌などが多くの研究者によって解読が試みられています。
 タイトル  著者名  出版社
人麻呂の暗号 藤村 由加 新潮社
「いろは歌」の暗号 村上 通典 文芸春秋
絢爛たる暗号 織田 正吉 集英社
柿本人麿の謎 栗崎 瑞雄 現代日本社
聖書の暗号 M・ドロズニン 新潮社

4.イコノロジー

 図像解釈学。絵画の主題や意味・象徴を、図像、すなわち描かれている事象から普遍的に解釈しようとする学問です。従来の美術鑑賞法よりも、より何が描かれているのかということに着目した方法論といえ、広い意味での暗号解読に共通する面白みがあります。
 タイトル  著者名  出版社
近代絵画の暗号 若林 直樹 文芸春秋
絵画の読み方 西岡 文彦 洋泉社
絵画の発見   平凡社
絵画を読む 若桑 みどり NHK出版
図像学事典 水之江 有一 岩崎美術社

5.ミステリーの中の暗号

 忘れてはならないのが、ミステリーの中の暗号。暗号が扱われている推理小説や冒険小説はもちろん沢山ありますが、暗号解読の面白さが前面に出ていて、なおかつ解読法が合理的といえる作品となると多くはありません。古典的な作品ですが、海外のものではエドガー・アラン・ポーの「黄金虫」、国内では江戸川乱歩の「二銭銅貨」が暗号小説の傑作といわれています。有名なところでは他にシャーロック・ホームズ物の「踊る人形」、「グロリア・スコット号」、「恐怖の谷」アルセーヌ・ルパン物の「奇巌城」、「813」、「続813」などがあります。

中央図書館
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