更新日: 2021年2月19日
令和2年12月市川市議会環境文教委員会
開会
午後2時10分開議
○久保川隆志委員長 ただいまから環境文教委員会を開会する。
○久保川隆志委員長 まず、審査に当たっては、一問一答制が導入されている。委員におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、①総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願う。
理事者におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言をするよう願う。
議案第50号 令和2年度市川市一般会計補正予算(第8号)のうち本委員会に付託された事項
○久保川隆志委員長 議案第50号令和2年度市川市一般会計補正予算(第8号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
提案理由の説明を求める。
〔文化芸術課長、循環型社会推進課長、生活環境整備課長、生活環境保全課長、就学支援課長、指導課長、考古博物館長、青少年育成課長、保健体育課長 説明〕
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○廣田德子委員 一問一答で1点伺う。
27ページ、市立学校修学旅行等企画料補助金の内訳について伺いたい。
○指導課長 まず、小学校39校で5年生のホワイト学習が549万5,832円、小学校6年生の修学旅行で489万3,628円、中学校の修学旅行が1,099万3,214円である。
○廣田德子委員 時期がそれぞれだと思うが、既に保護者が払わなければいけなかった事例はあるのか。
○指導課長 こちらの補塡は、学校が先に旅行業者に払い、その払った分について、後に市が補塡をする。
○廣田德子委員 国から4月の時点で修学旅行の中止や延期、学校給食の休止のキャンセル料については保護者負担軽減を図るために自治体で支援するようにと通知がされたと思うが、なぜこの時期なのか。
○指導課長 9月の補正予算に計上することも考えていたが、5年生のホワイトスクールの実施の判断を9月1日としていたので、まとめて企画料を補塡するため、12月の補正予算で計上した。
○廣田德子委員 企画料なので、最初にプランを立てたものを取りやめて日帰りにしたり、日数を変えたり、場所を変えたりと、全くやめたところは少ないと思うが、最初の企画をキャンセルしたため、この金額は発生するのか。
○指導課長 基本的に場所の変更等、企画内容が変更になった場合には、新たに企画料が発生する。
○廣田德子委員 金額的に高いように思うが、交渉はしたのか。
○指導課長 修学旅行などの受注型企画旅行においては、企画に関する取扱料金が旅行代金の20%以内で設定できる。この20%以内の額について、旅行業者に聞き取りをしている。
○廣田德子委員 Go Toキャンペーン等のキャンセル料は国が払っている。これもそのときのチラシによっては国が自治体等に支援するとしているが、国からの支援はあるのか。
○指導課長 国の支援の案内もあったが、市川市として負担するため予算計上した。
○長友正徳委員 22ページ、3項環境費、住宅用省エネルギー設備等設置補助金について、県の補助金が減額されたから減額すると伺ったが、減額された理由を伺いたい。
○生活環境整備課長 県は県内の自治体全てに補助金を分配している。その全体の調整の上で、市川市の決められた額が当初予算よりも減額の通知を受けたことから減額となった。理由については、県内全体の配分を調整したため、市川市が減額となった。
○長友正徳委員 県については分かったが、市川市からの補助金はこの項目には含まれていないのか。
○生活環境整備課長 市から補助金は支払うが、基本的には100%県からの補助が入るので、県と同等額を市も補助金として支払っている。
○長友正徳委員 市民から補助申請があって支給されると思うが、県からの補助金が235万円減額になり支障を来すことはないのか。
○生活環境整備課長 去年は申請のほうが多かったため100%で打ち切り、満額の補助になったが、例年90%、80%の補助なので、おおむねこの額で補助できると考えている。
○大場 諭委員 一問一答で1点伺う。
予算書の23ページ、12節委託料、狂犬病予防集合注射委託料の減額について。これは年1回行っている狂犬病予防接種が、コロナの感染リスクで中止になったためであるが、年1回の予防接種なので、これのフォローとしての狂犬病に対する対策はどのように考えているのか。
○生活環境保全課長 狂犬病予防注射は、法律で4月から6月の間に1回受けることが義務づけられているので、毎年、市でも4月に集合注射を実施していたが、今回、コロナの関係で中止した。この通知を全ての飼い主にする際に、集合注射は中止するが、各動物病院で個別の接種もできる旨の通知をした。また、10月末現在で、まだ予防接種が済んでいない犬の飼い主に対し、今年度中に予防接種を受けるよう再度通知している。
○大場 諭委員 個別に動物病院で予防接種を受けると手数料が3,000円程度かかるが、補助はあるのか。
○生活環境保全課長 狂犬病の予防注射の補助は出ていない。全て飼い主の負担である。
○大場 諭委員 補助は考えないのか。
○生活環境保全課長 法律でも飼い主の責任で義務づけられているので、補助は考えていない。
○かいづ 勉委員 一問一答で1点伺う。
27ページ、史跡下総国分寺跡附北下瓦窯跡用地購入費は土地の面積が増えたからと伺ったが、最初に土地の測量はきちんと行ったのか。業者に任せたのではないのか。それなのに面積が増えた。その増えた分が約814万2,000円。平米当たり幾らになるのか。土地はどのぐらい増えたのか。
○考古博物館長 まず、測量については、予算を計上するときに登記簿上の面積で当初予算を計上した。年度予算を認められた後、当該年度に実際に測量等、不動産鑑定をして面積と金額を確定した後、変化があれば補正予算で計上するものである。
平米当たりについては、当初予算で計上したときの登記簿の面積が2,281㎡、その後、実測をして確定した面積が2384.19㎡で、103.19㎡増えている。
不動産鑑定については、当初は10万2,000円で見越していたが、土地の鑑定評価を行い、平米当たり10万1,000円となったため、平米当たり1,000円下がったものである。
○かいづ 勉委員 おかしいと思う。登記簿上で計算しているが、普通、買うときは実測で計算する。それで予算を計上しなければならないのに、登記簿上で予算を計上し、実測したら金額が814万2,000円増えた。普通の常識では考えられない。いつもそうなのか。
○考古博物館長 これは国の補助金があり、国の補助対象として土地の取得をしているが、測量等を前年度に行うと補助対象にならない。そのため、補正予算を計上しているが、補助対象にするために、予算計上するときには登記簿の面積で予算計上し、その後、当該年度に実測を行い、金額を確定することになる。
○かいづ 勉委員 今回は実測したら登記簿上より増えていたが、低い場合はどうするのか。
○考古博物館長 その場合には減額補正となる。
○かいづ 勉委員 その辺は常識的な問題で、実測してから予算計上すべきである。登記簿上の面積で予算計上するから、こういう問題が出るので、慎重に予算計上していただきたい。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 暫時休憩する。
午後2時40分休憩
議案第55号 学習用タブレット端末の購入について
午後2時41分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
議案第55号学習用タブレット端末の購入についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○教育センター所長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後2時42分休憩
議案第56号 市川市文化会館舞台設備等改修工事請負契約について
午後2時43分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
議案第56号市川市文化会館舞台設備等改修工事請負契約についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○文化施設課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○長友正徳委員 初回総括2回目以降一問一答で2点伺う。
落札価格が17億6,000円は高い気がするが、改修内容はどのようなものか。総取替えと感じたが、改修内容について伺いたい。
2点目は、落札したのは市内業者ではない。市内業者では能力が不足しているのか。
○文化施設課長 主な改修内容については、舞台の改修工事で、舞台演出上必要となる吊物機構、床機構、幕地、舞台照明設備、舞台音響設備等の交換及び更新改修を行い、舞台設備等の各種機材をアナログからデジタル形式への変更である。改修のポイントは、開館から30年以上経過しており、経年劣化が進んでいる大ホール、小ホール等舞台設備に安全性、機能性の低下が見られることから、各種機材をアナログからデジタル方式へ変換する改修を行う。
○設計監理課長 市内業者で施工は可能かの質疑についてであるが、今回の舞台設備の工事は、舞台設備、音響設備、照明設備であり、かなり特殊性のあるもので、金額の規模も大きく、工事内容も経験がないと難しいと判断した。その関係で、専門的な実績や技術力のある業者に施工していただきたいと考え、入札の参加資格要件を設定した。結果として、建築一式工事で資格要件の経営審査点数P点を満たす市内業者はいないので、そもそも入札に参加できない。
○長友正徳委員 1点目については、改修とのタイトルであるが、内容はアナログからデジタル機器へ交換である。2点目は了解した。
○大場 諭委員 入札の会社は何者か。
○文化施設課長 入札の参加業者は1者で、その1者が落札している。
○大場 諭委員 基本的に私は1者入札はあり得ないと考える。入札に加わらなかった理由と、最終的に前田建設工業に決めた理由は何か。2者が参加できるようにできなかったのか。
○設計監理課長 まず、1点目の複数者の入札ができなかったのかについては、今回のものに関しては準県内の設定で、県内に本店か支店があるとの条件と、先ほどの点数を入札要件にした。その結果、参加可能な業者数は39者確認した。結果的に1者しか参加してもらえなかった。
前田建設工業に決定した理由は、競争入札の結果による。
○大場 諭委員 疑問が2つある。県内で39者に声をかけたが、1者しかなかった。これはあり得ると思うが、その場合、技術的にも入札金額についても広げれば、さらによい条件が出る可能性があるのではないか。
それから、1者だからこの金額は、考え方としては入札ではない。その辺をどう考えるのか。
○設計監理課長 39者に声をかけたのではなく、参加要件を基に事前に調査をすれば、業者数はある程度想定できるので、その結果、最低でも39者となる。データを基に参加可能な者数を確認したところ、39者が確認されたとのことである。
条件を変えたらもっと参加できたのではないかについては、39者確認できているが、通常、何者との規定が明確ではなく、指名競争入札する場合の条件が、1億8,000万円を超える場合は15者以上を指名するとの市のルールがある。今回は指名競争入札ではないので、そのルールが直ちに適用されないが、最低者数を目安にして今まで運用しているので、39者が少ないかについては、少なくはないと言えると思うが、条件を変えれば増やすことはできたと思う。ただ、今回、議会案件でもあり、事前に業者数を確認した上で、そのような条件設定をしたものである。
○大場 諭委員 今後、入札についてはもっと議論しなければいけないところだと思うが、最終的には最少の金額で最大の効果、利益を生むのが行政の務めである。そのため、入札をもっと柔軟にして、枠を広げることや、今回は指名入札にしてみようなどとしたほうが、税金の使い方としては適当だと思う。これは意見である。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後2時54分休憩
議案第57号 市川市立塩浜学園外構・校庭整備工事請負契約について
午後2時54分休憩
午後2時55分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
議案第57号市川市立塩浜学園外構・校庭整備工事請負契約についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○教育施設課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後2時56分休憩
議案第58号 国府台公園野球場整備工事請負契約について
午後2時57分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
議案第58号国府台公園野球場整備工事請負契約についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○スポーツ課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○長友正徳委員 初回総括2回目以降一問一答で2点伺う。
1点目は契約の方法で、公募型プロポーザルによる特定者との随意契約で、評価点が高い業者が選ばれているが、評価はどのようにされたのか。評価委員会や評価項目を設定してどのように評価されたのか。
2点目は、この選ばれた業者について、主な工事経歴を見ると、特に野球場の契約を受注した経歴はないが、野球場の専門性はなくてもよいのか。工事そのものは一般的なものなのか。野球場としての特殊性はないのか。
○スポーツ課長 本選定に当たっては選考委員会を立ち上げた。外部学識経験者3名、内部の職員、部長級が5名、計8名で評価した。評価の方法は、プロポーザルの際に、特定テーマを2つ、通常のテーマを2つ提案し、それを提出してもらった。その提出内容を基に各委員が評価をし、加点をして合計点で競ったものである。
2点目の佐藤JVの野球場の実績は、平成26年9月に富山県高岡市で高岡西部総合公園野球場を整備した。
なお、公募の際に野球場の実績があることも条件にしているので、全て実績のある業者である。
○かいづ 勉委員 公募型プロポーザルとはどのようなものか。
○スポーツ課長 公募型プロポーザルについてだが、通常は一般競争で募集するが、プロポーザルに関しては、今回、設計の見直しがあり、設計施工で募集した。設計をするための数量は設計時に決まるので、提案上限価格を公募時に設定してテーマを求め、提案していただく。その提案内容を評価し、市が要求している水準に合っているか、あるいは要求以上のものがあるかを審査する。そこで相手方を決定するのがプロポーザルで、パートナーとして正しいかを決めるものが公募型プロポーザルである。
○かいづ 勉委員 分かったが、業者に提案をしてもらうのは1者しか提案してもらわないのか。何者か提案してもらい、その中から選ぶのか。
○スポーツ課長 今回の公募のスケジュールは、1次審査、2次審査と設定した。1次審査は公募時の資格条件の過去の業者実績があるかを評価し、3者応募があった。2次審査の際には、3者のうち1者が辞退し、2者から提案を受けた。その2者を委員会のメンバーが評価をして優劣をつけた。
○かいづ 勉委員 3者から2者になり、それで、2者の中からどちらにしようか決めたのか。
○スポーツ課長 そのとおりである。2者から提案を受け、委員会が優劣をつけて決定した。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後3時2分休憩
議案第61号 損害賠償請求事件の和解について
午後3時3分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
議案第61号損害賠償請求事件の和解についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○学校安全安心対策担当室長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○大久保たかし委員 初回総括2回目以降一問一答で2点伺う。
1点目、法務課及び顧問弁護士と相談した結果、この結論が出ているとの認識でよいか。
2点目、350万円の賠償額は保険で支払われるので市としての支出はないのか。
○学校安全安心対策担当室長 1点目については、相談の結果、算定したものである。
2点目については、金額は保険から支出する。
○長友正徳委員 初回総括2回目以降一問一答で5点伺う。
1点目、この腕相撲は授業の一環なのか。
2点目、教卓が揺れて事故が起きたようであるが、揺れとはどのようなものか。そのときの状況を伺いたい。
3点目、右腕負傷とはどのような負傷か。
4点目、損害賠償額が高額だと思うが、どのような費用の積み上げなのか。
5点目、10割が市の負担であるが、これはどういう根拠か。
○学校安全安心対策担当室長 1点目、これは昼休みに起こったことである。
2点目の教卓は、スチール製の可動式の教卓である。腕相撲をしたときに、動くので、予期せぬ力が入ったときにずれたものである。
3点目、けがの診断は、右肘脱臼骨折、右上腕骨内側上顆偽関節、右外傷性肘部管症候群で、現在、右肘に後遺症が残っている。曲げたときに右肘が痛むのと、小指と薬指の外側にしびれが残っている。
4点目、額の内訳は、後遺症が残っているため、後遺障害逸失利益として、けがをしなければ生涯得られるだろう収入が失われた部分を補償するものである。
5点目、市の負担については、これは故意による事故ではないが、十分注意をすれば事故が起きなかったことを考えると、本人に過失がある。ただ、重過失ではないので、本人の負担はない。
○松永修巳委員 一問一答で7点伺う。
1点目、このような事故が起きることは非常に悔しい。このような教員に、どのように指導するのか伺いたい。
2点目、和解の相手方の住所が九十九里だが、なぜ九十九里なのか。
3点目、けがをした子どもは、今どういう状況か。5、6年前の事故なので、高校生か大学生か。
4点目、学校名が出ていないが、このようなことを防ぐには、ある程度情報を開示して注意させなければいけないと考える。したがって、再発防止についての教育委員会の考え方を伺いたい。
5点目、和解に時間がかかっているのはなぜか。
6点目、この教員はどんな教員だったのか。1対1で腕相撲をして、ほかの人はしていないのか。
7点目、昼休みでも何でも子どもとするのは逸脱した行為である。相手をけがさせるぐらいの腕相撲なので、この教員は自信があったのかもしれないが、本来ならば、教員としての常識で行うべきではない。日頃の校長の考え方が分かれば伺いたい。
○学校安全安心対策担当室長 この九十九里については、この事故が起きたときには中学2年生だったが、3年生のときに、既に九十九里に引っ越す予定があり、予定どおり九十九里に引っ越したためである。けがが原因ではない。
その後のこの少年のことは、よく調べていないが、九十九里の県立高校に進んだ。年齢からいうと、現在は卒業して、大学でいうと1年生である。現在の状況は把握していない。
再発防止に向けては、最悪を想定して、危険を未然に予知する教員としての感覚を磨いていくことが必要だと思う。これは機会あるごとに各学校に伝えていきたいと考えている。
かなり時間が経過していることについて、九十九里に引っ越してから何度か日本スポーツ振興センターに治療費の請求をするため、こちらから情報提供したが、向こうからの連絡が長期にわたり途絶えた。今回、令和2年2月に、大分時間が経過してから、相手方より損害賠償の計算書が届いたので、その間、何もない時間が経過した。先方に言わせると、症状が固定するのを待っていたとのことである。
どんな教員かについてであるが、生徒との人間関係は非常によく慕われている教員だと聞いている。当時の状況は、まず、昼休みに子どもたち10人強で腕相撲を既にしていた。そこに教員がいたので、誘い入れられ、コミュニケーションもあり腕相撲に参加した。被害を受けた生徒は、初めはその輪の中にいなかったが、教員がどんどん勝つので、輪に入っていないこの生徒なら勝てるのではないかと、生徒が輪に引き込んだ。初めは、この教員は乗り気ではなかったが、子どもたちに応じてしまった。そこで起きた事件である。事件が起きなければ、コミュニケーションで終わったかもしれないが、必要以上の力が入ってしまったことによる事故だと考える。
○松永修巳委員 今、教員は退職しているのか。
それと、乗り気でなかったは理屈にならない。室長も後を引き継いで大変だとは思うが、このような事故は絶対に起こしてはいけない。修学旅行の補助金ではないが、ここへ400万円近いお金を払うのは市川市の恥である。子どもにけがをさせて文教都市と言えるのか。教員の担当教科は何か。体育ではないのか。子どもにけがをさせるのだから、力があるのではないか。その辺、教員も教育委員会もしっかりと対応していただかないと、二度とこのようなことがあってはならぬと、我々住民の代表として戒めたい。その点だけは強く申し入れる。
○学校安全安心対策担当室長 この教員の担当教科は体育である。事故当時は既に59歳で、現在は退職している。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
所管事務調査
○久保川隆志委員長 お諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。
また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
○久保川隆志委員長 以上で環境文教委員会を散会する。
午後3時17分散会
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