更新日: 2021年2月19日
令和2年12月市川市議会建設経済委員会
開会
午後2時10分開会
○青山ひろかず委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
○青山ひろかず委員長 審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、①全て総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
議案審査に入る。
理事者におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は職名を名乗った上で発言するよう願いたい。
議案第47号 市川市漁港管理条例の一部改正について
○青山ひろかず委員長 議案第47号市川市漁港管理条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○地域整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○青山ひろかず委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
議案第50号 令和2年度市川市一般会計補正予算(第8号)のうち本委員会に付託された事項
○青山ひろかず委員長 議案第50号令和2年度市川市一般会計補正予算(第8号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
提案理由の説明を求める。
〔観光事業推進課長、道路建設課長、交通計画課長、公園緑地課長、動植物園長、開発指導課長 説明〕
○青山ひろかず委員長 質疑はないか。
○清水みな子委員 2点である。総括で行う。
23ページの菅野駅のエレベーター工事であるが、地元はいつできるのかと思っている。昨年度1年遅れて、また1年遅れるとのことであるが、何か原因があるのか。
25ページの急斜面地崩壊対策工事の国分3丁目であるが、2回不調になったとのことで、樹木等がプラスされたようであるが、具体的にはどういう工事か。斜めのところの崖地だと思うが、どういう工事を予定して不調になっているのか伺いたい。
○交通計画課長 京成菅野駅のバリアフリー工事についてであるが、当初のバリアフリー工事については令和2年度完了を予定していたが、平成30年度の際に設計見直しがあった。建物の日影の関係が建築基準法に抵触するとのことで、その設計見直しのために1年遅れた。そのため、工事完了も令和3年度となる予定である。
○開発指導課長 25ページの急傾斜地崩壊対策工事の不調の要因は、斜面のすぐ際に住宅が近接しており、斜面から生えている樹木が住宅の屋根の上に覆いかぶさっている状況である。そういった難易度の高い工事となるため、先ほどの樹木伐採の見直し、安全費の見直しを少し行い、これから再度入札を行う。
○清水みな子委員 菅野駅の日影は、隣の普通の家に影が出てしまうということか。
斜面地は、確かにあそこで作業をするのは、下に家が何軒も建っているし、1,100万円にどのぐらいプラスしたか分からないが、これで受けてくれる業者があるのかと思うが、どういう工事になるのか。木を短くするのか。きれいに木をほとんど伐採する形になるのか。斜面地で松香園に上がっていくあの道のように、コンクリートで固めるのか。どういう形の工事を予定しているのか。
○交通計画課長 京成菅野駅については、駅舎の建物の影が北側の住宅にかかってしまうことが建築基準法に抵触してしまった。
○開発指導課長 国分の急傾斜地の工事であるが、樹木に関しては、斜面から生えている木は全て切る。斜面を整斉し、のり枠工という四角いモルタルの格子を当てる。延長約40m、高さが5mから11mほどある。そこの面に対して、のり枠のモルタルの格子を当てるような安全対策となる。
○中村よしお委員 質疑項目を全て述べてから一問一答で4点ある。1点目が、予算書23ページ、土木総務費の負担金補助及び交付金、県事業負担金の603万1,000円のところ。2点目が、同じページの交通対策費、還付金、自転車等駐車場使用料還付金の250万円。3点目が、25ページの大町動植物公園費の施設修繕料。最後が宅地費の今質疑のあった急傾斜地崩壊対策工事費の4点である。
1点目の県道市川浦安線江戸川右岸取付道路負担金について、内容は理解したが、これで全体の取付け箇所は全て取得したという理解でいいのか。ここに地図等がないので映像的には分からないが、その辺のことを伺いたい。
○道路建設課長 行徳橋架け替えに伴い、旧道からスロープで上がっていく部分の道路についても当然取付けを変更している。スロープは上っていくが、そこの脇にそのままの高さで行く側道があった。橋の位置が変わることによって取付け道路を全体的に東京側にずらす形になるが、その側道についてもずらして、新たに道路を築造するものである。用地については、今回の1件で全て取得した。
○中村よしお委員 分かった。これは結構である。
次の、自転車等駐車場使用料還付金250万円である。借りていた者たちがいたが、コロナの影響で利用がなくなったので定期料の返金に応じるということかと理解したが、その場合は全額返金して、何件ぐらいでこの金額になったのか。
あと、市民からの問い合わせで、駐車場が結構空いているので、ぱっと来て無料で止めさせてほしいとの希望があるが、空いているところはどのように利用していたのか。
○交通計画課長 定期利用の解約分については、月ごとの使用料掛ける月数で返金している。件数は、例年では4月から11月で約300件後半から400件が大体の解約数になるが、今年度は約750件、金額は約770万円の還付金を支出しなければならない状況になっている。これまでについては既定予算内の流用等で対応していたが、予算内での対応ができなくなったので今回250万円の増額をお願いしているものである。
空いている駐輪場については、定期利用に関しては随時、申込みがあればすぐに利用していただけるよう対応している。無料での駐輪場の開放は行っていない。
○中村よしお委員 意味は分かったが確認する。4月から11月分という意味でいいのか。例年はキャンセル料が300から400件ほどあるが、今回に限ると750件と大分多く、還付金が770万円あり、流用で対応していたが超過した部分は、今回の250万円の補正予算で計上しているという理解でいいのか。
空いている部分については随時申込みを受け付けるとのことだが、申込みはそれなりに戻ってきているのか。
○交通計画課長 解約については月ごとに毎回何件、何件というような形で、4月からというのは各月数のトータルである。
ふだんの申込みについては、定期利用も今年度は少ない状況になっている。
○中村よしお委員 これは結構である。
次に、25ページの大町動植物公園費で、過去にも台風の影響で修繕していることがあったと思うが、これまでの台風で被害を受けての修繕の経緯の概略と、今回の予算を計上して、進捗はどれぐらいになるのか。これで100%になるのか。
○動植物園長 昨年度は、台風の直後に一番被害が大きかったのは家畜舎であったが、それ以外にもオランウータン舎や動物病院の屋根が飛んでしまうなどの、直さないと雨漏りがあって建物が壊れてしまうところを中心に修理をし、その他にフェンスが倒れたりしたところも含め、1,300万円の増額の補正をして修繕をした。しかし、特に家畜舎は木造で老朽化が激しいので、屋根だけは直したが時間経過とともに躯体がゆがんだりして、壁に問題が出てきて結局この冬を乗り切るために思い切って直さなければならなくなった。今回の予算では、傷みの激しいところや危険の生じるところを中心に直すが、やはり老朽化が激しい建物であるので、順次これからも修繕を続けていかなければいけない箇所が残っている状況である。
○中村よしお委員 分かったが、今の話を聞いていて心配なのが、台風の影響もあるが老朽化だという話になると、公共施設の老朽化対策というか、修繕計画のような中長期のものは組んでいて、今回はその一環ではないのか。
○動植物園長 長寿命化については計画を立てている。開園以来、動物園の獣舎は建て直していないので、現在基本計画という形で展示方法の見直しも考えつつ、展示の古さについては建て直しも計画していこうということで、今年度中に進める形となっている。修繕で直せる建物と、新しくしたほうがいいところは現在検討中であり、今後そういった形に実施できればと考えている。
○中村よしお委員 今基本計画を検討しているとのことであるが、策定はいつの予定か。
○動植物園長 今年度の予算で、大町公園全体の基本計画を実施することになっている。今年度中の計画で、3月末までにできる予定である。
○中村よしお委員 理解した。
最後に、先ほどの急傾斜地崩壊対策工事費で聞こうと思っていたのが、当初は5,100万円だったものを入札不調で1,100万円増額するとのことであった。先ほど木が云々との話があったが、木がいきなり生えてくるわけではなく、これは当然最初から見ればある程度分かるのではないかと思う。要するに、積算根拠の妥当性は疑問になってしまう。急傾斜地の話であるので、話が決まればできるだけ早く対策工事をしたほうがいいので、この妥当性と、急傾斜地対策の進捗は何%ぐらい、ないしは何件進んでいるのか。あと、何か課題があれば伺いたい。
○開発指導課長 先ほどの国分の当初設計については、県の積算をもとに、前年度に委託設計を行っており、その中の数量を積算基準に基づき設計したもので、適正と考えている。第1回目の入札時点では応札者がいなかった。第2回目で何者か応札者があり、その内訳書、設計の内容を確認し、そこで当初設計と一番開きのあったものが樹木の伐採と安全費の見方であり、その見直しをかけたので今回増額となっている。
急傾斜地対策の進捗率については、今正確な数字は把握していないが、市川市内においては急傾斜地法による指定が県の公表の中で14区域あり、それ以外については地元所有者の合意形成等ができていない部分があり、指定自体が14か所、もともと市川市の地域防災計画上は88か所の崖があるが、その中でも急傾斜地法の適用を受けそうな崖はおおむね20か所となっている。
○中村よしお委員 分かった。まとめる。設計の妥当性については素人ながら聞いていてそうではないのではないかという気がする。要するに、設計はあくまで机上のことであって、現場の状況等を見ていないところが乖離しているのかと思っているので、そこについては予算を可決成立した後で、やはり実態はこうであったというのも私はあまりいいことだとは思わない。特に急傾斜地の話は、可及的速やかに粛々と進めていくものであるので、積算の妥当性についてもう一度検討、確認していただければと思う。
○岩井清郎委員 1点である。
23ページの花火である。8月であったか、ある日突然花火が5分間ほど上がった。あの費用とこの減額は何か関係があるのか。
○観光事業推進課長 先日、夏に打ち上がったのは江戸川区の花火事業者が上げたものと聞いている。
○石原よしのり委員 2項目である。質疑項目を全て述べてから一問一答で行う。
1つ目は、22ページ、23ページの花火の補助金の減額。2つ目が、22ページ、23ページの土地購入費、派川大柏川関係の話である。
1つ目の花火大会の話である。花火大会が中止になったので、当然これに対する市川市からの補助金、助成金が不要になったのはよく分かる。12月定例会に計上されてきたが、伺いたいのは、これはいつ中止が決まったのか。9月定例会での減額もできそうな気がするので、その辺も含めてどういうスケジュールだったのか。
この件では、コロナの影響はいつまで続くか分からない。今年は延期ではなく中止になっているから、来年も同じようなことになってくるが、来年については当初予算にどう乗せてくるつもりなのか。実行委員会とかいろいろな打合わせの中で、どうなったら中止、延期あるいは縮小になるというような今後の方針についてはどう話し合われていたのか伺いたい。
○観光事業推進課長 中止に至った経緯は、8月5日に中止が決定した。これは実行委員会が中止を決定して報道発表したものである。9月定例会に提出できなかった理由は、8月5日に中止を決定し、その後実行委員会の会計の支出があり、その見込みがまだ立っていなかったため9月定例会ではなく12月定例会になった。
コロナの影響については、来年度についてはまだ分からない部分ではあるが、現時点では実施の時期については未定である。今後、感染症やオリンピック・パラリンピックの開催も踏まえ、実行委員会が中心となり、江戸川区をはじめとした関係機関と慎重に協議を重ねていく。
○石原よしのり委員 分かった。来年についてはまだ分からないとのことである。時期も、オリンピックがどうなるか分からないから8月になるのか、今年も最初は5月に繰り上げる予定であったが、それもまだ決まっておらず、これからとのことであり仕方がない。分かった。
2つ目の大柏川のことである。参考資料3ページに書いてあるが、これを見て説明書きを見たら、大柏川の河川改修で道路拡幅などをする土地を買うとのことだが、この地図に疑問を持ったのは、派川大柏川の川筋あるいはそれに接する狭い道に接した部分ではなく、中のほうというか少し離れたところの土地を買っている。これで先ほど説明があったようにきちんと改修できるとの話であるが、この辺がよく分からないので伺いたい。
○道路建設課長 大柏川両岸道路の用地買収であるが、案内図が確かに分かりづらくて申し訳ない。川と塗ってある箇所の間の用地については、県の改修事業で県が買収する部分になる。さらに、県が買収して3mの河川管理用通路とした部分の外側に1mの市の用地を追加購入するものであるので、こういった表記になっている。
○石原よしのり委員 そうすると、県が買った部分と市川市が買う部分を足して、結局どの辺が買収になって河川が広がるのか、両側の作業用道路が広がるのか分からないが、どういう形になるのか全体が見えるように説明していただきたい。
○道路建設課長 基本的には、この図面で言うと美里苑側、下側の住宅地が格子状に張り付いているほうについては、基本的に拡幅はほとんどない。今回塗ってあるのは図面の上側であるが、こちら側が、箇所づけしたハッチをかけている上側のラインと、宮久保3丁目545番12と書いてあるほうの上側のラインを結んだ線をずっと延長していった形が最終的な川のおおむねのラインになる。
○石原よしのり委員 そうすると、結局派川大柏川と、今のところまでいく4mmぐらい上のところまで、全部、右から左まで10何cmかのところが広がるということでいいのか。
○道路建設課長 そのような形になる予定である。
○青山ひろかず委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 以上で討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
議案第54号 令和2年度市川市下水道事業会計補正予算(第2号)
○青山ひろかず委員長 議案第54号令和2年度市川市下水道事業会計補正予算(第2号)を議題とする。
提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○青山ひろかず委員長 質疑はないか。
○岩井清郎委員 利息は、当初は何%で予測していて、実際借り入れたら何%であったのか。
○河川・下水道建設課長 当初の予算見積もり時には、借入利率を1.1%としていた。実際の確定利率は0.19%と0.3%となった。
○石原よしのり委員 1点、支出の水洗便所改造資金貸付金についてである。これは貸付申請の件数が思ったより増えたとのことである。これはどういう制度で、どういう金額を貸すのか。水洗便所に替えるときに改造資金の低利貸付、無利子貸付をするのだと思うが、これを当初どういう見込みをして、どうして増えたのか。増えるのは感覚的にいいことかと思うが、いいことと思っていいのか。
○下水道経営課長 水洗便所改造資金貸付制度については、くみ取便所を水洗便所に改造したり、浄化槽の廃止工事をするための費用について貸付けをするものである。貸付額については、くみ取式便所の改造は1世帯40万円以内、返済期間は50か月以内、それ以外の浄化槽の廃止などによる接続工事については、1世帯30万円以内、返済期間が40か月以内となっている。こちらについては、下水道が整備されて下水道につなげる状態になったところで一日も早く下水道に接続してもらうために、接続する者の費用負担を軽減させる目的で行っている制度である。
今回、当初予算の見込みについては例年の数値で見込んでいたが、たまたま今年度は4月の申込み件数が当初見込みをかなり上回ったこともあり、8月の時点でほぼ予算を使い切る状態となったことから、今回、業者に今後3月までどのぐらい件数があるかを調査したところ、約5件で153万円ぐらいあることが分かったので、その不足分について増額の補正をするものである。
○石原よしのり委員 要因を聞いたのは、例えば、外環ができて幹線下水道が通ったとかいろいろなことがあり、下水道の工事を進めているが、それが過去何年かより今どんどん進んでいる状況などがあって、それに伴って増えてきているのか。それはぜひどんどん接続してほしいと思っているのだろうから、これでどんどん替えてほしいと思っているというか、借りる額が増えることは評価できることなのか。
○下水道経営課長 貸付け件数は、平成29年度が9件で183万円、平成30年度が11件で271万円、令和元年度が14件で365万円、今回の補正を認めていただくと決算見込額で19件、482万円と、年々増加している。それについて、年々整備する面積が増えてきているので、それにつれて申請件数も増えてきており、非常に望ましい状況になっていると考えている。
○石原よしのり委員 それはやはり外環道路が通って下水道工事が進んでいるからという理解でいいのか。
○下水道経営課長 そのとおりと考えていただいて間違いない。
○中村よしお委員 今の関係で伺いたい。私の理解では、本市は単独浄化槽がまだかなり多いことが問題になっていると認識している。今回の19件で480万云々というのは、場所はどの辺か。浄化槽を替えるのは、単独浄化槽か。
○下水道経営課長 場所についての手持ちの資料がないが、申込みしている者は、整備が始まって間もない地域の者が大半である。
浄化槽についても、単独か合併かの統計は取っていないが、くみ取式が本年度は1件である。過去5年ほど遡ってもくみ取式の改造は1件だけであるので、大半の者は単独か合併のどちらかの浄化槽からの切替えである。単独浄化槽のほうが割合が多いのかとの質疑であるが、単独浄化槽から切り替える者が一番多いのではないかと推測している。
○中村よしお委員 後ででも結構であるので大体の場所を教えていただきたい。
単独浄化槽は、生活雑排水が全部河川に流れ込むという問題があるので、これについてはぜひ進めていただきたい。
○下水道経営課長 後ほど資料をお渡しする。
○青山ひろかず委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 御異議なしと認める。よって、本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
議案第60号 損害賠償請求事件の和解について
○青山ひろかず委員長 議案第60号損害賠償請求事件の和解についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○道路安全課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○青山ひろかず委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 御異議なしと認める。よって、本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
議案第62号 公の施設の区域外設置に関する協議について
○青山ひろかず委員長 議案第62号公の施設の区域外設置に関する協議についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○青山ひろかず委員長 質疑はないか。
○岩井清郎委員 図面に協議箇所とあるが、これはどういうことか。もう1回教えていただきたい。
○道路管理課長 議案第62号について、改めて説明する。市川市と船橋市がそれぞれ行政界を越えて道路認定している路線については、昨年度船橋市と協定を締結し、路線ごとに単独の管理者を定めているところである。本議案にある市川市道3335号は、この協定に基づき市川市が管理している路線であるが、柏井町1丁目及び船橋市藤原3丁目で行われた宅地開発に伴い当該道路が拡幅され、拡幅部の一部が行政界をまたいで船橋市に及ぶこととなった。ここで本市が市道の区域変更を行い、この拡幅部を市道区域に編入することは、公の施設である市川市道を市域を越えて設置することになるので、このことについて船橋市と地方自治法の規定に基づく協議を行うため、本議案を提出したものである。
なお、本件については、船橋市においても12月定例会で同様の議案を提出している。
図面を御覧いただきたい。緑の道路が市川市道3335号である。行政界は道路の両端もしくは真ん中付近に通常は設定されているが、今回この路線に限っては黄色い部分まで市川市として、令和元年度に宅地開発が船橋市の区域で行われたものであるため、船橋市の基準に則り市川市道を含んで一方6.5mのセットバックが必要になった。道路は多少の波があるが、行政界はある程度真っすぐである。そこで6.5mをとったところ、このような細長い三角形、ここで最大40cm、延長25m程度が船橋市区域に入ってしまった。この路線は市川市が管理して、拡幅部分も市に寄贈になっている。改めて船橋市地域が市川市の管轄になるので、地方自治法にのっとり船橋市と協議が必要であることから、今回の議案を提出している。
○青山ひろかず委員長 他に質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 御異議なしと認める。よって、本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
請願第2-7号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願
○青山ひろかず委員長 請願第2-7号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める請願を議題とする。
書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○青山ひろかず委員長 意見を求める。
○清水みな子委員 紹介議員である。今日の東京新聞でも雇用悪化は止まらないと出ている。10月の就業者数も約11年ぶりに減少とのことで、コロナが本格的に日本中、世界中もそうであるが、3月、4月からずっと悪化の一途をたどっている。最低賃金も格差が4ランクに分かれて、都道府県ごとに格差があるが、やはり生活できる最低ラインに最低賃金は改善していかなければいけない、していってほしいと思う。中小企業の支援も拡充しないと、中小企業で働いている労働者に対する賃金も上げられないので、その両方を拡充していくべきものと思っている。それを国に要望するということで請願は内閣総理大臣、厚生労働大臣、中央最低賃金審議会にこの要望を上げてほしいとのことである。賛成の立場での意見である。
○中村よしお委員 反対の立場から申し上げる。
最低賃金の増額や、それに伴う賃金全体の水準向上は、国民の可処分所得の増加、個人消費の伸長につながる。こうした点からも、政府は最低賃金の引き上げに取り組んできた。例えば、政府は2016年に閣議決定したニッポン一億総活躍プランで毎年3%程度の引上げと、最低賃金の全国平均1,000円の実現を明記。こうした方針は、経済・財政運営の基本方針である骨太の方針にも反映され、4年連続の3%程度アップにつながった。
しかしながら、最低賃金の引上げを巡っては課題も少なくない。特に大きいのは、人件費の増加が中小企業の経営を圧迫するとの懸念である。2018年、日本商工会議所は最低賃金に関する緊急要望を発表し、景況感や経済情勢、中小企業の経営実態を考慮せず、3%をさらに上回る目標を設定することに強く反対した。その理由として、最低賃金の引き上げが続いたことで直接的な影響を受けた中小企業が年々増加し、直近では約4割に上るなどと指摘。中小企業、小規模事業者は7年間で63万者も減少している現状を踏まえ、大幅な引き上げが地域経済の衰退に拍車をかけると訴えた。また、2018年に16.4%、2019年に10.9%の大胆な引上げを行った韓国では、経営体力の弱い事業者が人件費の負担増に耐え切れず従業員を解雇し、失業率の悪化を招いた。
このような点を踏まえ、厚生労働省は生産性向上への設備投資とともに、賃上げを行った中小企業、小規模事業者に対して設備投資費用の一部を助成するなどの支援策等を実施してきた。
翻って、当該請願書は最低賃金1,500円への引上げを求めている。経営体力の弱い事業者が人件費の負担増に耐え切れず従業員を解雇し、失業率の悪化を招くおそれがある。あるいは中小企業、小規模事業者の倒産につながるおそれもある。大切なことは、最低賃金の引上げについて、中小企業、小規模事業者が賃上げしやすい環境整備も含めて推進することと、新型コロナウイルス感染拡大の状況を見極めながら、雇用を守るためのより効果的な対策を講じる必要があると考える。したがって、当該請願書には反対の立場である。
○竹内清海委員 反対の立場からである。
時間給の引上げは分からないこともないが、まさにこの請願文書の冒頭に、「厳しい日本経済にコロナ禍が追い打ちをかけ深刻な危機に直面しています」とある。これは働く側もそうであろうが、中小企業、零細企業にとっても非常に深刻な局面に面している状況かと思う。私も小さな会社を営んでいるが、最低賃金1,500円という大幅な値上げ、千葉県で例えると575円の値上げとなるが、これを一般サラリーマンの昇給に換算すると、これは時給であるから8時間に換算するとかなりの金額になる。このような大幅な値上げを今このコロナ禍の状況の中で到底できるはずがない。今、中村委員も話されたが、こういうことにより中小零細企業が倒産に追い込まれたことにより、さらに働く人がより一層大きな問題に直面する状況になると考えられる。
これは時期をしっかりと見極めて、余りにもこのような大幅な時給の引上げは到底私は容認できない。この請願は反対とさせていただく。
○青山ひろかず委員長 採決する。
本請願を採択すべきものと決することに賛成の委員の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○青山ひろかず委員長 挙手少数。よって本請願は不採択とすべきものと決した。
次に移る。
所管事務調査
○青山ひろかず委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。
また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
○青山ひろかず委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後3時21分散会
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