更新日: 2021年12月2日

令和3年2月 市川市議会 健康福祉委員会

開会

令和3年3月3日(水)

午後3時開議
○増田好秀委員長 ただいまから健康福祉委員会を開会する。


○増田好秀委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、1、総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。

議案第68号 市川市介護保険条例の一部改正について

○増田好秀委員長 議案第68号市川市介護保険条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○介護福祉課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○増田好秀委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 一問一答で伺いたい。
 今回、介護保険条例の一部を改正する条例とのことで、これを見ると介護保険料は値上げとなっているようであるが、7期と比べて何%の値上げになったのかが1つ。
 2つ目は、市民に対する全体の影響額である。3年間で市民にどのぐらいの御負担をお願いすることになるのか。
 3点目は、保険料を下げる努力はされたと思うが、どのような努力がされてきたのか。
 4点目は、調整交付金の本市の割合。
 それから、近隣市の保険料である。例えば浦安は据え置きとの話も聞いているが、近隣市の負担率や影響額はどの程度になっているのか。本市と比べて、その辺はどのような状況になっているのか伺いたい。
○介護福祉課長 まず1番目、何%の値上げかとのことであるが、各所得段階で値上げの率が異なるので、全体で何%とはなかなか難しくなってしまうが、第5段階の基準額で申し上げると、7期と比べて4.1%増になる。
 2番目として今年度の影響額とのことであるが、単純に計算すると1年間で3億8,000万円の増額になっているので、これに掛ける3年間となる。
 3番目として保険料を下げる努力とのことで、これまでも介護予防事業や適正化事業として介護報酬の適正化等を行っている。もちろん今まで行ってきたことも重点的に取り組まなければならないと考えているが、今後、介護予防・日常生活支援総合事業と認知症対策の取組を重点的に行いたい。
 4点目、調整交付金に関しては、近隣市の調整交付金となると(金子貞作委員「内容をちょっと説明して。調整交付金とは何なのか」と呼ぶ)調整交付金に関しては、介護保険の財源構成は50%公費で、23%を65歳以上の1号被保険者、27%を40歳から64歳の2号被保険者の保険料で負担している。国の負担が25%であるが、このうち5%は調整交付金といって、市町村間の格差を是正するために、各市で75歳以上の人口割合や所得段階別の分布状況によって交付割合が異なる。市川市は全国と比較して後期高齢者の割合が低く、高所得者の割合が高いため、5%のうち2.3%しかもらえないため、残りの2.7%は1号保険料に上乗せになり、1号保険料は本来ならば23%であるが、市川市は25.7%の負担割合になる。近隣市の状況であるが、市川市が2.3%のところ、船橋市は3.37%、松戸市は3.31%、柏市が1.54%になる。
 近隣市の保険料の状況であるが、柏市が5,600円、船橋市が5,300円で7期と同額、松戸市が5,600円、千葉市が5,400円で7期から100円の増額になっている。(金子貞作委員「船橋、浦安は」と呼ぶ)船橋は5,300円で7期と同額、浦安市は今手元にない。
○金子貞作委員 基準額で4.1%増とのことで、市川はこれまで8期連続して3年ごとに値上げである。他市は据え置いたところもあるし、今回も近隣市では据え置きのところがある。特に低所得者に対する保険料の配慮は、市川は他市と比べてどのようになっているのか。
 影響額については、1年で3億8,000万円とすると3年で10億円以上になる。今回、所得の高い方に対して少し負担をお願いすることもされているが、その点の内容をもうちょっと説明していただきたいのと、低所得者に対しては、他市と比べて、どんな保険料を下げる努力をされてきているのか。
 調整交付金については、本来5%もらえるべきところ、市川市は高齢化率が低いとのことで2.3%しかもらえない。5%もらえれば、どのぐらい収入が増えるのか。その辺の見込み額についても伺いたい。
○介護福祉課長 1点目の低所得者に対する負担軽減であるが、これは国が行っている公費を投入した保険料軽減で、第1段階から第3段階までの方を対象にしているが、こちらの基準額軽減は他市と比べて低い割合になっている。特に松戸市が0.28倍のところ、市川市は0.250倍で、松戸市が100円上げたとしても市川市のほうが若干安いことになっているので、低所得者に関しては、他市と比較してもそれほど遜色ない。あとは低所得者に関する減免制度であるとか、いろいろな制度を活用しているので、第1段階から第3段階の低所得者に関しての制度は充実していると思っている。
 2番目の今回の保険料の内容になるが、保険料に関しては、令和3年から令和5年の計画期間中の高齢者人口、それから認定者数の推計から必要となるサービス給付費の見込みを出して、これでどの程度の保険料が必要かを設定するが、普通に計算したら、第5段階、同条第5号中、今回、6万9,600円、月にすると5,800円になるが、この5,800円が何もしなかった場合、計算上6,400円になった。そこで介護保険財政調整基金の20億円を取り崩す予定となっている。ここで5,880円に下げて、先ほどお話があった第9段階から第17段階の比較的所得の高い方の基準額割合を上げて、ここでまた基準額として80円の減額をしているので、基金を取り崩し、9段階以上の負担割合を上げて5,800円となっている。
 3番目の調整交付金の件であるが、市川市の場合、保険給付費が大体300億円であり、1%で3億円の差になるので、3年間で9億円の差になる。単純な計算であるが、5%全部いただけるとなると1年間15億円プラスになる。
○金子貞作委員 介護保険は国保と同じで構造的な問題になってきている。高齢者は増えて、サービス利用者も当然増えていく。そのような中で、国の調整交付金はちゃんと5%出してもらうことがあれば、今回も市の努力で値上げをしないで済ますことができたわけである。その辺の働きかけの内容は。
 先ほどの低所得者に配慮されていたことは理解するが、私が再三言っているように、減免制度である。今、コロナ禍でますます市民の生活が逼迫しているわけで、これは介護だけではなくて国保もそうであるが、介護保険料も払えない。要は年金から天引きされているが、減免制度の条件をもっと緩和して普通徴収の人を救っていく、減免していく検討はされているのか。
 2点伺いたい。
○介護福祉課長 1点目の国への要望であるが、全国市長会を通して毎年要望させていただいている。
 2点目の減免であるが、今回、新型コロナウイルス感染症による保険料減免とのことで、当初100人の減免対象者を見込んでいたが、今年度決算見込みで88名が減免の対象になると考えているので、困窮減免だけではなく、必要に応じてコロナの減免であるとか震災減免、それから台風減免等を行っている。
○金子貞作委員 コロナで3割以上減収した場合は国保も全額免除しているが、介護保険料も30%収入が減った場合は全額免除である。まだコロナは続いているので、この周知についてと、これを継続する考えはないか。
○介護福祉課長 国のほうから次年度の決定通知がまだ来ていないので今すぐにお答えはできないが、国が継続とのことであれば、もちろん継続させていただく。
○やなぎ美智子委員 初回総括2回目以降一問一答で3点伺いたい。
 1つには、今、金子委員からもあったが、私は保険料を上げる以外、手はないのかを率直に伺いたい。
 保険あって介護なしでもって、私は詐欺まがいだと言っているが、コロナ禍で事業所支援のためにワンランクアップの利用料。事業する側も大変で受ける側も大変な中で、この保険料の引上げにコンセンサスを得られるのか、大変心配である。
 2点目、低所得者に対する減免についてであるが、私が訪問して聞いたところ、年金から介護保険料を引かれて、低年金の方は自分の生活費を稼ぐためにパートやバイトをしている。コロナ禍でその仕事もなくなって、一体どのようにして暮らしていけばいいんだとのことである。
 3点目であるが、今、コロナ禍で、生活保護の利用者はタクシーのドライバーや飲食関係が多くなっていると言っていたが、その前は独居高齢の女性の申請が多くなっていた。幾ら一定の配慮がされていたとはいえ、生活そのものが厳しくなっていくのではないかとの危惧の念があるので、もしその辺のところで考えていることがあれば伺いたい。
○介護福祉課長 まず1点目、保険料値上げをしない方法はないのかとのことであるが、あくまでも保険給付費を使えば値上げせざるを得ないので、保険給付サービスを使わない方向を考えることになってしまうと思うが、例えば介護給付だけではなく、ボランティアや、地域のつながりで見守りを行っていただくなど、そのような地域の資源を使ってのサービス拡大は1つ考えられる。
 2点目の保険料を上げることが受け入れられるのかとのことで、とても難しい問題であるが、例えば前期高齢者と後期高齢者の認定率の割合を見ると、前期高齢者はずっと4%で、後期高齢者も30%で変化がない。あとは人数が増えたので給付サービス量が増えたと言わざるを得ない。人数を減らすことは不可能であるので、そのようなところで御理解いただくしかないと考えている。
 生活そのものが厳しくなっている方がたくさんいることも重々承知している。保険料が払えないとの御相談もかなりあるので、そのような場合は払えるだけで結構であると分割納付の相談にも応じて、少しでも払っていただく形を取っている。とにかく、みんなで支え合っていく制度となっており、払わなくてもいいとはとても言えないので、できる限りでお願いすることでお話している。
○やなぎ美智子委員 お答えいただいたので理解したが、高齢者をめぐる問題については、75歳以上の医療費の窓口負担の2倍の問題であるとか、いい話が何もない中でもって、これは一体何なんだということはあるかと思った。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔金子貞作委員 反対討論〕
○増田好秀委員長 ほかに討論はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○増田好秀委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後3時25分休憩

議案第69、70、71、72号(一括議題)

午後3時26分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第69号市川市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第70号市川市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第71号市川市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について及び議案第72号市川市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正についてを一括議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○福祉政策課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○増田好秀委員長 質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 1つだけ伺いたい。69号から72号まで国の法改正に伴うそのままのスライドであるので、いいの悪いのは言ってられないが、全部踏襲しているのは、コロナ禍の中での「感染症又は災害の発生時における安定的かつ継続的なサービスの提供体制を構築すること及び感染症の予防等のために必要な措置を講ずることを義務付けるとともに」とのところで、休業だとか、廃業だとか、まかりならぬような、いわゆる義務化が強調されているのが私はどうなのかなと思った。東京商工リサーチのあれでも、コロナの少し前でも老人福祉や介護事業所関連の倒産が突出していて、コロナの影響でさらに休業、廃業、解散がされ、せめて介護報酬の改定につなぎを求めたが、0.7%であると。これでは倒産、休業、廃業を余儀なくされるのではないかとの背景がある中で、私たちは自粛を求めるなら補償しろというのと同じで、義務づけるのであればバックアップをきちんとしなければいけないと思っているので、その辺のお考えがあれば伺いたい。
○福祉政策課長 今、委員から御質疑があった感染症に対する取組について、努力義務とのことで位置づけられている。やはりこの御時世、いろいろなところで先に手を打っておいたほうがいいのではないかとの意味での義務づけと思うので、この辺はしっかり事業者に御説明して、必要性を分かっていただきながら進めていきたい。なお、3年間の経過措置もあるので、その辺で理解を深めていければと考えている。
○金子貞作委員 コロナで、今、高齢者施設がクラスターになって閉鎖するなど、そのような状況がままある。そのような場合、利用者はどうされるのか。例えばほかの施設で預かるか、あるいは、ほかからの応援隊が来て、サービスが受けられないことがないような応援体制や、利用者がほかの施設に受け入れられるような連携など、その辺は考えられていないのか。
○福祉政策課長 ただいま委員から御質疑いただいた、クラスター等で施設が使えなくなる事例があるが、他の施設もしくは他のサービスが利用可能な場合、例えばデイサービスに通っていた方が在宅での訪問に変えることは、現状でも対応できている。施設等であると、もし職員が陽性になってしまった場合については、介護職員が応援に入れるような県の仕組みはある。ただ、現状とすると、例えば社会福祉法人や株式会社、医療法人もそうであるが、同法人の中での職員のやりくりもしてくれているので、そこでサービスが継続されているのが現状である。いずれにしても、私どもはその辺の情報を毎日のように施設に確認して情報は共有している。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 まず、議案第69号について採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に、議案第70号について採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に、議案第71号について採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に、議案第72号について採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後3時33分休憩

議案第73号 市川市国民健康保険条例の一部改正について

午後3時34分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第73号市川市国民健康保険条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○国民健康保険課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○増田好秀委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第74号 市川市国民健康保険税条例の一部改正について

○増田好秀委員長 議案第74号市川市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○国民健康保険課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○増田好秀委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後3時36分休憩

議案第79号 令和2年度市川市一般会計補正予算(第11号)のうち本委員会に付託された事項

午後3時37分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第79号令和2年度市川市一般会計補正予算(第11号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 まず、第3款民生費第1項社会福祉費及び第3項生活保護費について説明を求める。
〔福祉政策課長、障がい者支援課長、介護福祉課長、市営住宅課長、生活支援課長、地域支えあい課長 説明〕
○増田好秀委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
○金子貞作委員 一問一答で、41ページの12節委託料、高齢者支援マッチングシステム保守等委託料、43ページの委託料、行徳ケアハウス等施設管理委託料の2点である。
 41ページの委託料であるが、高齢者支援マッチングシステム保守等委託料。委託の差金とのことで、我々もこのようなものは初めてであるので、どのような内容でどのような効果があるのか伺いたい。当初の予算額は幾らだったのかも含めて伺いたい。
○地域支えあい課長 委託料、高齢者支援マッチングシステム保守等委託料は当初予算額が990万円である。これは、令和元年度の入札によりシステム構築をした事業者にシステムの保守等について委託の契約をした結果、契約の差金として202万4,000円の減額となったものである。この契約の内容としては、システムの正常な稼働、障害時の対応、コールセンター、またシステム操作の案内や不適切文言のチェック等、それから利用促進のための説明会とのことで、関係部署、関係機関の職員や高齢者クラブ連合、NPO、市民団体等を対象としている。コロナ感染の影響があり、なかなか説明会が開催できない状況があったので、動画をつくってホームページやユーチューブで流すほか、リーフレットをつくって自治会などにも配り、商店会にもファクスや電話などで紹介した。これに対する問合せ等をコールセンターで対応してもらっている。そのほかに、今年度は実証実験をしたので、そのためのアンケート調査、その分析等を行っている。
○金子貞作委員 内容については分かった。今、アンケートを取っているとのことであるが、アンケートの内容と、どのような集計になったのか伺いたい。
○地域支えあい課長 アンケートは対象の方々によるが、例えば高齢者を対象とした構築であったため、もっと幅広く市民全体、特に子育ての世帯にも活用できるようなメニューが欲しい、それから、メニューは援助がメインとなっているので、もっと社会参加の情報が欲しいなどの御意見を頂戴している。
○金子貞作委員 分かった。これは実証実験とのことで、これからの効果を期待したい。
 次に、43ページの委託料、行徳ケアハウス等施設管理委託料も差額とのことであるが、当初の予算は幾らで落札率はどのぐらいなのか。それから、どのような委託の内容なのか伺いたい。
○福祉政策課長 43ページ、12節委託料、行徳ケアハウス等施設管理委託料であるが、当初予算は1,336万2,000円であった。行徳ケアハウスは市川市立第七中学校の複合施設に入っており、そこの施設の管理委託料になる。実は委託の本数が非常にたくさんあり、まず先に内容を申し上げると、電気工作物の保安管理、防災設備の保安点検、自家発電設備の点検、防火対象物の点検、貯湯槽の点検、じんかい等収集の委託といろいろある。そのようなものを入札して、入札率は44.6%である。
 非常に差がある理由であるが、行徳ケアハウスについては、令和元年までいわゆるPFI事業として、特定目的会社という管理会社に全ての委託を一括で発注していた。それを、PFI事業の枠が取れたことから、各業務を分けて令和2年度から新たなスタイルでの入札となったところである。その際、市の積算による当初予算額は先ほど申し上げた1,336万2,000円で、実際、この内容を入札にかけたところ、先ほど申し上げたとおりの執行率で落札された。
○金子貞作委員 これは七中の中に複合施設として全国でも注目されたPFI事業――民間の資金を使って市が経費を毎年負担していくやり方であるが、このPFIがどうだったのか。今、市のほうは、その辺はどのような評価をしているのか。約44%の落札率であるが、これは建物を分割していったとしても、かなり低い落札率であるが、PFIのときと、今後、市が直接管理する、そして委託を決めていく、この辺の差について、どのように分析をされているのか伺いたい。
○福祉政策課長 まず、PFIについては、委員からの御質疑のとおり、民間の活力を使って施設を建設、維持管理も含めて、令和元年まで15年間行ってきて、利用者、入所者の方から大変高い評価をいただいているところである。PFIの枠が外れて、今回、この委託料については約44%の落札率であるが、実はこのほかにも一括で発注していたものを細分化して発注しているので、それぞれが役割分担をしながら、福祉部や文化スポーツ部、教育委員会などのところが分けて本業務を持っている。今回、これについては、先ほど申し上げたように、今まで全部一括発注であったので、この業務がどのぐらいのお金で賄われていたかが見えない。当初予算を計上するときの見積りを市のほうで少し多めに見ていたところが実際である。よって、令和3年度の予算は、この数字を基に積算したところである。
○金子貞作委員 分かったが、3施設あり、教育施設とほかもある。ケアハウスはこのようなことになるが、3施設併せてPFIが有利だったのかの、その辺の評価も後で伺いたい。15年間の積み重ねがあるので、その上に立って、今後は市が主体となって管理していくとのことで、PFIが終了したことに対して今後の運営方針など、その辺は市としてまとめていく考えはないのか。
○福祉政策課長 今、御質疑いただいた今後であるが、先ほど申し上げたように、福祉施設、文化施設、学校施設、保育園も入っているので、そのようなところの関係部署が協力して維持管理をしていく流れと認識している。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後3時58分休憩
午後3時59分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 次に、第3款民生費第2項児童福祉費及び繰越明許費の補正のうち、民生費について説明を求める。
〔こども家庭支援課長、こども福祉課長、こども施設運営課長、発達支援課長 説明〕
○増田好秀委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
○加藤武央委員 45ページの14節、工事請負費の新設工事費で1問である。この件は妙典のグラウンドのところで、たしかグラウンドを少年野球で2つ持っていて、さらに、これを変えて3つで行う。その状況は分かるが、野球場は1個になって、残ったところにこの施設をと、今回、議場でも質問している。
 まず、保育園、児童発達支援センターの規模を確認したい。
○こども施設計画課長 コミュニティゾーン全体で3.3haあり、そのうち約4,000㎡、今ある野球場よりも少し北側の道路に面したところに保育園と児童発達支援センターが建設される予定となっている。
○加藤武央委員 その4,000㎡に対して土壌調査をしたら、廃木みたいなものが入っていた。それを全部片づけるための費用として1,200万円かかると解釈していいのか。
○こども施設計画課長 保育園と児童発達支援センターが建つ4,000㎡の敷地の地中支障物の除去・撤去処分運搬料になる。
○加藤武央委員 今の段階では、同じ列のところであるので、下には全部同じようなものが埋め立ててあると思う。まずは児童発達支援センター用の4,000㎡だけで1,200万円かかってしまうが、撤去した後、改めて基礎工事が入るのか。これは、ただ廃棄物を撤去するだけの費用なのか。
○こども施設計画課長 造成工事については当初予算のほうで計上しており、今、4,000㎡に関して造成を行っている。その部分の地中支障物の除去処分運搬料になり、この後、造成ができ上がると民設民営になるので、民間事業者がその土地の上に園舎を建設する形になる。
○やなぎ美智子委員 45ページ、委託料の保育施設入園サポートシステムについて1点伺いたい。入札不調とのことであったが、事業委託の内容、入札不調への今後の対応についてと、当初予算案説明の24ページの新保育システムの導入と関係があるのか伺いたい。
○こども施設入園課長 まず、保育施設入園サポートシステム導入委託の内容であるが、保護者の方が保育園を探しやすいように、例えばどこに保育園があるのか、どんな保育園か、保育料がどのぐらいか、保育園には点数によって入るので、前年度の最低の点数はどのぐらいであったのかなど、そのようなところをスマートフォンを通じて確認できるシステムを構築しようと考えていた。
 今回、入札が不調になったので、現在の対応としては、こども政策部のほうで持っている「いちかわっこWEB」に、職員がそれに近い形で地図に落とし込み、アナログではあるが、最低の点数など、要はいろいろな部分で細かく対応しているところである。今後については、より近くなるように、また手を入れていきたいと思っている。
 当初予算の新保育システムは入退園の管理とか、事業者との支払いのやり取りをシステム化して行っていくもので、こちらとは性質が違うものとなっている。
○小山田直人副委員長 一問一答で、1点目が45ページの22節償還金利子及び割引料、保育対策総合支援事業費国庫補助金償還金、2点目が22節のその下にある保育士配置改善事業県補助金償還金、3点目が47ページの19節扶助費の子ども医療扶助費について、3点伺いたい。
 まず1点目であるが、保育対策総合支援事業費国庫補助金償還金が約7,000万円発生しているが、この主な理由について伺いたい。
○こども施設運営課長 こども施設運営課における保育対策総合支援事業費国庫補助金償還金は、平成30年度保育所等におけるICT化推進事業、また事故防止推進事業、令和元年度の宿舎借り上げ事業において、交付額1億696万6,000円に対し実績が1億2,503万円となり、交付額を下回ったことにより4,193万6,000円を返還するものである。
○小山田直人副委員長 交付額を約4,000万円下回ったので、それを返還するとのことで、この7,000万円は、また別に何かあるのか。
○こども施設計画課長 このうち2,863万円については、保育園の改修費用の償還金になる。
○小山田直人副委員長 2点目も同じであるが、保育士配置改善事業県補助金を約3,000万円返還する形であるが、これの主な理由について伺いたい。
○こども施設運営課長 保育士配置改善事業は、千葉県の補助事業となっている。国基準の保育士の定数よりも多く保育士の配置を行って、加配した場合に補助する事業である。当初予算時は申請が96施設あったが、実際の報告では86施設であったため返還するような形になっている。
○小山田直人副委員長 そうすると、これは保育士の確保がうまく進んでいないとの認識でいいのか。
○こども施設運営課長 現在の児童数に対して保育士の数は足りている条件になっている。
○小山田直人副委員長 もともと予定された数字があったが、そこには届かなかったので返す形になったとのことであるので、本来は保育士の改善というか、充実を図るためにもう少し人が欲しかったが、そこまで届かなかったとの認識で間違いないか。
○こども政策部次長 国の基準以上に配置をした場合にこの補助金が出るが、当初、新設とか、いろんな保育園にアンケートを取ったら、そのようなことを行う予定があったので予定分の予算を組んだ。ただ、実際にプラスアルファの補助金であるので、園児数に対しては基本的に今の説明の中で十分足りている。それプラスにすると補助金をもらえるが、その分がなかったのである。
○小山田直人副委員長 最後、3点目で、47ページの19節扶助費、子ども医療扶助費が2億円減額とのことであるが、そもそも総額でどれぐらいを予定されているのかと、昨年度の実績も伺いたい。
○こども福祉課長 もともとの令和2年度の予算現額については15億4,563万9,000円である。2億円との大きい金額であるが、4月から11月の実績を見たところ、通院控えが相当起きており、1年前の11月から3月までの実績にこの通院控えの予想を入れて今回2億円の減額を計上している。去年、その前の……(小山田直人副委員長「前年度です」と呼ぶ)令和元年度の実績については、14億5,680万7,819円が決算の数字である。
○小山田直人副委員長 説明の中で、新型コロナが発生したことによって通院する機会が減ったのだと思うが、それでいいか。
○こども福祉課長 機会が減ったというよりは、行くのを控えた。風邪を引かなくなったのではなくて、多少具合が悪くても、コロナに感染してしまうこと自体――病院が怖いこともあって、今、入院されると面会もできないような状態の病院もあるので、そのような意味では親も含めて、病院に行くのを控えている現状が見えている。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後4時21分休憩
午後4時22分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 次に、第4款衛生費第1項保健衛生費及び繰越明許費の補正のうち、衛生費について説明を求める。
〔保健医療課長、国民健康保険課長、健康支援課長、疾病予防課長、斎場霊園管理課長 説明〕
○増田好秀委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
○やなぎ美智子委員 49ページの償還金利子及び割引料、産後ケア事業について1つだけ伺いたい。実績が下回ったとのことであるが、その下回った原因。前回、周知の問題であるとか、協力する医療機関がどうなのかとのことがあったが、出産件数自体も落ちているし、新型コロナの影響があったのか。その辺について伺いたい。
○健康支援課長 昨年度の産後ケア事業であるが、当初予算では480万円ほど見込んでいた。それが不足したので、2月の補正で追加の300万円を計上した経緯がある。私どもとしては、国庫補助金をなるべく多くもらいたいので多い金額を補正させていただいて、実際には35件の利用があった。
 周知の問題であるが、私どもも今、当然、産後ケアを行ってもらっている医療機関であるとか、近隣の産科の医療機関、ホームページで周知しており、年々利用者数は上がっている状況である。
○金子貞作委員 49ページの12節委託料、インフルエンザ予防接種委託料、6ページの斎場施設整備事業の2点を一問一答で伺いたい。
 インフルエンザ予防接種であるが、当初、対象を何人ぐらい見込んでいたのか。それに対して今回の補正であるが、対象が何人ぐらい増えるのか。自己負担があると思うが、幾らぐらいなのか。その辺を伺いたい。
○疾病予防課長 まず、インフルエンザ予防接種委託料の積算については、平成元年10月時点の対象者に平成30年度の接種率52%を乗じて積算したものである。その対象者であるが、今年度については5万7,240件を想定していた。それから、自己負担額であるが、市民税課税の方に1,500円をお願いしている。
○金子貞作委員 対象は5万7,240人。今回の補正で対象が何人増えるのか。それから、他市の自己負担はどうなっているか伺いたい。
○疾病予防課長 まず、当初の5万7,240件に比較して決算見込みは8万8,500件と計算しているので、3,400件ほど多くなる見込みである。
 他市の自己負担は今出てこないので、後ほど資料をお持ちしたい。
○金子貞作委員 当初の見込みより約3,400人増えるとのことで1億3,000万円の補正である。現在、インフルエンザにかかった患者は何人ぐらいいるのか。
○疾病予防課長 現在、千葉県の感染症情報等を見ているが、もちろん1桁、2桁出てきている地区はあるが、総じてインフルエンザの感染患者はほぼほぼ出ていない状況である。
○金子貞作委員 今、マスクをしているので、インフルエンザの患者がほとんどいないのは全国的な傾向である。ある人は、インフルエンザの予防接種をすればコロナにかからないと思っている人がいる。そのようなことで、この接種が増加しているとは聞いてないか。
○疾病予防課長 そのような声は耳に届いていない。
○金子貞作委員 私はそのような声を聞いているのでインフルエンザ予防接種が増加しているのではないかと思ったが、そのような声は市には届いていないと。これは終わる。
 次に、6ページの斎場施設整備事業であるが、今、民営化の手を挙げるところがなかったとのことで、この900万円の金額の根拠と今後の流れを伺いたい。
○保健医療課長 まず、金額の根拠であるが、実際に基本計画を策定する期間の人件費と一般管理費相当のもので委託料を計上している。また、流れについては、まず基本計画の策定をし、それを踏まえて次に設計、建設に移行していく流れとなる。
○金子貞作委員 確認であるが、直営で設計して進めていく方向でいいのか。
○保健医療課長 設計については、まず基本計画を踏まえて、今現在行っている発注の方式でと考えている。
○金子貞作委員 当初は民営化する流れであったが、基本計画、そして実施設計、運営はどのような方法で行っていくのか。
○保健医療課長 まず、設計については通常の設計の業務委託、運営については維持管理、運営を含めて指定管理者制度の事業手法を考えている。
○金子貞作委員 指定管理について、いつ頃の予定を考えているのか。
○保健医療課長 まず、斎場については、令和7年の供用開始を目指して事業を進めている。事業開始前の12月ぐらいの議会に指定管理者の指定の議案を上程させていただきたいと考えている。
○疾病予防課長 先ほどの金子委員御質疑の他市の自己負担額についてお答えする。千葉市が1,800円、船橋市、松戸市、浦安市が1,000円、市川市が1,500円である。
○増田好秀委員長 委員長から疾病予防課長に確認がある。先ほど金子委員への答弁で、当初のときにインフルエンザ予防接種対象が5万7,240件、今回の補正で8万8,000件で、引き算すると3万760件である。3,400件との発言があったので、もし3万760件が正しいようであれば、その旨発言いただきたい。
○疾病予防課長 度々申し訳ない。今、委員長の御指摘のとおり、約3万1,000の誤りであるので訂正をお願いしたい。
○増田好秀委員長 訂正を許可する。
 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後4時44分休憩

議案第80号 令和2年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

午後4時45分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第80号令和2年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔国民健康保険課長 説明〕
○増田好秀委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 1点だけである。91ページ、コロナの影響で減収している人の保険税の減免がされているが、現在、何人減免されたのか。当初、どのぐらい見込んでいたのか伺いたい。
○国民健康保険課長 現在、2月1日時点で222世帯が減免となっている。今回、補正で初めて予算計上しており、当初は100件程度と見込んでいた。
○金子貞作委員 これは当初より2倍の減免になっている。その理由はどう捉えているのか。
○国民健康保険課長 今回の減免については、国民健康保険加入者全員ではなくて給与収入、不動産収入等の方が対象になり、国民健康保険に入っている自営業の方は別の給付金の制度で救済されているので、そのような方の全体的なことで当初100件程度と考えていた。
○金子貞作委員 国の持続化給付金、県の制度、両方、介護保険料や国保税も減収になった方は受けられているわけである。私が一番疑問に思うのは、例えば東京の江東区とか、何千人と減免が受けられている。それはなぜかというと、申請してくださいと、加入者全員に制度を周知している。国保に加入している自営業者とか、給与所得者とか、対象がはっきりしている。これは国、県の100%負担で、市の持ち出しはないわけで、国保を減免されれば、今、減収で苦しんでいる人はみんな助かる。案内を送付するとか、なぜ全員に周知していく発想にならないのか。
○国民健康保険課長 確かに委員の御質疑のとおり、全員に通知は出していない。今回の周知方法としては、国が全体的な周知をテレビ、新聞で行っている。市としても、ホームページで御案内し、あとは納税相談をされている方が結構いて、そこで御案内しているのが実際である。
○金子貞作委員 皆さん、コロナでいろいろ大変な思いをしているわけである。使える制度があるのに、それが利用されないことがあってはならないと私は思う。ホームページとか広報で知らせていると言うが、自分が対象かはもっと詳しく広報しないと分からない。PCR検査だって、6万5,000人ぐらいを見込んでいたのが半分近くしか行えていない。どこで行っているとか、何日だとか、みんな分からない。国保だって、私は知らないという人がいて、いろいろお手伝いしたが、そのぐらい丁寧な対応をしていかないと、制度があっても受けてない人がないような周知方法をぜひ考えてほしい。
 コロナはこれからまだ続くが、この減免制度は今後継続していくのか。
○国民健康保険課長 恐らく国から通知が来ると思うが、今はまだ来ていない。別の話になるが、傷病手当金については今年の6月30日まで延ばすことが来ているので、同じような感じになるのではないかと考えている。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後5時休憩

議案第81号 令和2年度市川市介護保険特別会計補正予算(第3号)

午後5時1分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第81号令和2年度市川市介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔介護福祉課長 説明〕
○増田好秀委員長 質疑はないか。
○石原みさ子委員 2点ある。
 113ページの19節扶助費、介護用品支給事業費。一人一人に支給されるものが増加したことでの金額とのことであったが、考えられる理由と、具体的に何が増えているのか、内容に特徴があったら伺いたい。
 もう1点は111ページの介護予防・生活支援サービス事業費と介護予防ケアマネジメント事業費。それぞれの負担金がサービスを下回ったための減額とのことであるが、逆にコロナがどう影響したのか伺いたい。
○介護福祉課長 まず113ページ、介護用品支給事業費であるが、こちらは紙おむつの支給になる。当初予算では1,064人に対して平均4,735円見込んでいたが、決算では30人増加して1,094人、単価も141円増加して平均で4,876円見込んでいる。これの原因は(石原みさ子委員「コロナと関係があるのかどうか」と呼ぶ)コロナの影響など、そのようなことはなかった。特に原因と思われるものはない。(「要介護度が上がるとか」と呼ぶ者あり)要介護度は3以上であるので、急に3以上になるものは考えられない。ケアマネジャーとか高齢者サポートセンターが申請書をかなり持ってきているので、そのような周知が進んだことが考えられる。
 111ページ、負担金。まず、介護予防・生活支援サービス事業費の負担金であるが、こちらは総合事業と呼ばれるもので、要支援者の訪問サービスと通所サービスに関するものである。当初見込みから、訪問サービスで1,735件、通所サービスで2,863件のマイナスになっている。この原因はやはりコロナウイルスの関係で、第1回目の緊急事態宣言が発令された5月前後で急に落ちている。その後は回復しているが、これまで見られたような急激な伸びはなく、それほど大きな伸びは見られない状況にあるので、軽度の方がサービスを控えていることは十分考えられる。
 その下の介護予防ケアマネジメント事業費であるが、こちらは今お話しさせていただいた介護予防サービスに係る計画策定になり、サービスの利用料が減ったので、こちらの計画費も減って、決算見込みで2,763件のマイナスになっている。ただ、こちらはサービスの提供がなくてもモニタリングさえ行っていれば請求が可能なため、途中、国のほうからあったので、上のサービス費よりは件数は減っていない状況にある。
○やなぎ美智子委員 111ページの報酬に関わることと、福島から市内への避難者の数の2点を伺いたい。
 報酬についてであるが、先ほど課長は、今の介護度をそのまま12か月引きずっていいとのことで、介護認定だとか区分変更がされなかった分、審査会だとかドクターの意見書の作成について落ちたと理解していいのか。例えば区分が本当は上がるべき人がそのままの介護度になってしまっているとか、新規の認定についてどうなっているのかが伺いたい。
 2点目は何人いるかで結構である。
○介護福祉課長 111ページの報酬は更新申請の方のみを対象にしている。新規申請や区分変更に関しては、医師の意見書、調査は行っている。更新申請が12か月そのまま継続で延長になったので、12か月間は医師の意見書も要らず、調査も要らないとのことで、介護認定審査会そのものが減っていることから、委員報酬や主治医の作成手数料、認定調査費用が減っている。
 福島のほうであるが、4名が該当している。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○増田好秀委員長 お諮りする。以降の議題については明日審査することとしたい。これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって以降の議題については明日審査することに決した。


○増田好秀委員長 以上で健康福祉委員会を散会する。
午後5時15分散会


議案第83号 令和3年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項

令和3年3月4日(木)
午前10時3分開議
○増田好秀委員長 ただいまから健康福祉委員会を開会する。


○増田好秀委員長 議案第83号令和3年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 本予算の審査に当たっては、お手元に配付の審査順序のとおり進めさせていただくので御了承願いたい。
 まず、歳出第2款総務費第1項総務管理費第12目情報システム費のうち、本委員会に付託された経費、第3款民生費第1項社会福祉費のうち、第5目国民年金費を除く全部及び第3項生活保護費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比べ大幅に変わった点について説明願いたい。
〔福祉政策課長、障がい者支援課長、介護福祉課長、地域支えあい課長、障がい者施設課長、市営住宅課長、生活支援課長、国民健康保険課長 説明〕
○増田好秀委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
 質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 233ページ、生活困窮者等自立支援事業委託料について1つだけ伺いたい。この額について、当初予算案説明の額との違いが分からない。当初予算案説明では6,936万6,000円で、予算書は億単位になっているが、その辺のところの違いについて、どこにどのように入っているのか伺いたい。
○生活支援課長 233ページ、生活困窮者等自立支援事業委託料の金額は主に3つに分かれており、そのうちの1つが生活困窮者自立相談支援機関の運営をお願いする6,936万6,000円、当初予算案説明39ページになる予算の内訳のところ、自立相談支援委託料6,936万6,000円になる。
○やなぎ美智子委員 3つに分かれるあと2つを伺いたい。
○生活支援課長 そのほかには、子どもの学習支援の委託料が2,020万円、ホームレスの巡回指導及び自立支援相談等業務の委託料が1,043万6,000円になる。
○つちや正順委員 一問一答で1問だけ伺いたい。189ページの19節扶助費のところで障がい者の方が増えているとの説明があったと思うが、もし今分かったら大体の増え幅とか内訳を伺いたい。どのような障がいなのか。
○障がい者支援課長 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持っている方たちが利用している。手帳の所持者数であるが、私どもの持っている令和2年3月31日現在のデータで、身体障害者手帳を持っている方が1万408人、療育手帳が2,637人、精神障害者保健福祉手帳が4,193人となり、その中で必要に応じて障がい福祉サービスを御利用いただいている。
○つちや正順委員 増え幅が一番多いのはどの種別になるのか。
○障がい者支援課長 最近、重度の方の生活介護や就労継続支援事業の利用が増えている傾向にある。
○堀越 優委員 一問一答で1点だけ伺いたい。202ページの8目住宅管理費、203ページの12節委託料、市営住宅等事業計画策定委託料の内容を伺いたい。
○市営住宅課長 委託の内容であるが、現在、市営住宅に関する事業計画的なものがないので、新たに今後の方向性や、例えば市川市公共施設等総合管理計画とか、市が持っている関連するほかの計画との整合性を図りながら、国、県などの動向を踏まえて――市営住宅は老朽化が進んでいるので、主に今後の方向性を立てていきたいと考えている。今回の予算については、昨年、国勢調査があったので、今年の秋口、10月ぐらいには最新のデータが出ると思うので、そのようなものを活用しながら、今後の市営住宅の方向性等について事業計画を立てたい。その第1弾の基礎調査的なものが内容となっている。
○堀越 優委員 内容についてよく分かったが、老朽化している市営住宅が大半であるので、しっかり計画を立てて、今後、よりよい効果を得るように進めていただきたいと要望しておく。
○金子貞作委員 203ページ、12節委託料、市営住宅等事業計画策定委託料、その下の13節の借上型市営住宅賃借料、230ページの生活保護費について3点伺いたい。
 まず、市営住宅等事業計画策定委託料とのことで、500万円の内訳の根拠と、方向性を決めていくとのことであるが、いつ頃決めていく予定なのか。
○市営住宅課長 203ページの委託料、市営住宅等事業計画策定委託料で、内訳が1点目にあったかと思うが、これは内容としては直接人件費で、500万円のうちの約200万円程度である。それから、直接経費で成果物やいろんなものがあり、そのほかに内訳の細かいものとしては、一般管理費が160万円で、一番大きなところは直接人件費になっている。直接人件費以外のものとしては一般管理費等があり、予算上は500万円ほどになっている。
 事業計画自体の成果品を示せる時期であるが、先ほど御説明の中で触れたが、今回はあくまでも基礎調査と考えており、先ほども質疑があってお答えしたが、秋口に国勢調査の最新のデータが示される予定と考えていることから、国勢調査の数値が10月ぐらいに出ても、残り半年ぐらいで今年度限りとなってしまう。今年度、もちろん、なるべくできるところまでは進めるつもりでいるが、半年で重要ないろんな計画を立て、今年度中に事業計画自体をお示しするのは、確定ではないが、現時点ではちょっと難しい、事業化としては恐らく2か年ぐらいはかかってしまうと考えている。
○金子貞作委員 予算の中身は分かったが、市営住宅の今後の方向性を決めるわけで、その辺、委託に当たって、市の方向性を出してもらうわけである。その意味で、市としては、今後、どのような方向を考えているのか。老朽化しているので、例えば市営住宅をもっと減らす、増やすなど、その辺の考えを伺いたい。
○市営住宅課長 現時点で特に増やすことや減らすことは考えてはいないが、先ほどちょっと触れたとおり、市川市には公共施設の事業計画があり、その中に個別計画があり、大町第二団地は令和9年度以降に民営化することだけが方向性として打ち出されている。それ以上は、今後、詳細に検討しながら慎重に進めて計画を立てていきたいと考えている。
○金子貞作委員 今でも市営住宅は募集数に対して申込みがかなり多いわけで、住宅困窮者が増えている。例えば老朽化していれば第二団地を建て替えて戸数を増やすなど、そのようなことも含めた検討が必要と申し上げておきたい。
 次に借上型市営住宅賃借料であるが、これも民間が建てて、それを市が借り上げて市営住宅として供給するやり方である。このやり方をもっと増やせなかったのかと思ったが、まず、この金額の根拠と、今、借り上げ住宅は何か所あるのか伺いたい。
○市営住宅課長 借上型市営住宅は、現在、市内で南大野団地、行徳駅前団地の2団地になる。民間が持っているものであるので、2か所の借上型市営住宅の賃借料は4,043万3,000円である。
○金子貞作委員 今2か所建てて、例えば工事費の償還払いを市が行っているのか。賃借料の金額の根拠を伺いたい。
○市営住宅課長 当然、市とオーナーとで賃貸契約等を結んでいるので、支払いの根拠については、そのようなものになっている。
○金子貞作委員 オーナーとの金額の根拠とは何を基にして決めているのか。
○市営住宅課長 根拠は、やはり契約行為を行っており、そのときは当然、それぞれ南大野と行徳の近傍の賃貸住宅の家賃を参考に決めさせていただいて、それを基にして家賃補助的なもので借りている状況である。
○金子貞作委員 よく分からないが、このような借上型をもっと増やすことはできなかったのか。例えばURの空き家など、そのようなところを借り上げて市営住宅として提供しているところもあるが、塩浜のURなんかもかなり空き家があるのではないか。今、倍率が高いので、そのようなところをもっと増やす方向性は考えてないのか。
○市営住宅課長 URの話も私どもは情報として把握しており、近隣市においても――ちょっと表現が適切ではないかもしれないが、民間の借り上げた箱物全体を借りることが理想かと思うが、建物の中の例えば何号室だけを市営住宅として借りることは、近隣の自治体などでも非常に難しい。私どもも、そのようなことを打診したこともあるが、箱物を丸ごと借りるのはなかなか難しい実態がある。ただ、委員御質疑のとおり、確かに入居希望者は多くいるので、今後、そのような方法もさらに検討していきたいと考えている。
○金子貞作委員 ぜひ検討してほしい。
 次に、230ページの生活保護費、235ページの19節扶助費。
 まず、生活保護の相談件数と申請件数。過去3年間、コロナの前と、コロナ禍も含めて伺いたい。
○生活支援課長 相談件数を申し上げる。平成29年度が1,568件、30年度が1,463件、令和元年度が1,243件、今年度1月末までのデータで1,213件となっている。
○金子貞作委員 申請件数が何件になったのかも併せて伺いたい。
○生活支援課長 申請件数は平成29年度803件、30年度834件、令和元年度814件、今年度1月末までのデータで846件となっている。
○金子貞作委員 相談に対して申請に至った件数が少ないが、この辺の理由として扶養照会があると思う。扶養照会があるために保護の申請をためらうこと、これが今、コロナ禍でも大きなネックになっているが、扶養照会の件数、それに郵送料とか人件費がどのぐらいかかっているのか伺いたい。
○生活支援課長 昨年4月から12月までのデータしか手元にないが、新規申請者の親族に対して発送数が969件、そのうち返信があったのが415件、約43%である。その中で金銭的支援ができると言われた件数が3件、金額にすると年間で67万2,000円である。
 それから、扶養照会の文書の発送前にどうしても戸籍等を調べるなどの作業がある。これは全国の自治体に戸籍謄本と附票を申請するが、これらの事務にはケースワーカーも携わっており、会計年度任用職員1名を採用している。その人件費を1年間に換算すると約200万円、全国の自治体に照会するのにかかる郵送料が年間に換算すると約10万5,000円になっている。
○金子貞作委員 扶養照会が義務ではないとの国会答弁があって、今後、DVだとか、行き来が10年なければ扶養照会しなくてもいいことになったが、これだけ手間暇かけて969件発送して、扶養してもいいとの回答が3件とは、扶養しないのが圧倒的に多い。本人の申請のときに扶養照会しないでほしいとの申出があった場合、市の対応としてはどうしているのか。
○生活支援課長 今までは音信不通の期間が20年程度とか、あとはDVで被害に遭っている方は扶養照会をしていなかった。今回、国会の議論もあり、先月、厚労省から、もう少し柔軟に対応するように、弾力的に運用するよう求める通知が来た。これに基づいて、今まで20年だったのを、音信不通の期間は10年程度でも照会しなくていいと。それから、親族間で相続のトラブルを抱えている、親族に借金している場合は扶養照会しなくていいとなったので、今後は変えていく考えである。
○金子貞作委員 分かった。今回、ホームページを見たら保護のしおりが新しくなっていた。生活保護は権利であると明記されて分かりやすい内容になっているが、まだ制度をためらう人が多いわけで、あのしおりを例えば公共施設に配付するとか、その辺の活用はどのような考えで行うのか。
○生活支援課長 今後は民生委員に配付するなど、周知に努めていきたいと考えている。
○秋本のり子委員 一問一答で伺いたいのは、今回、賃借料のところで公用車賃借料が表に出ているので、そのことについて、課ごとに出ているところがあれば全て伺いたい。
 187ページの13節使用料及び賃借料の公用車賃借料の内容、201ページの下から4段目の13節使用料及び賃借料の94万6,000円、203ページの一番下で8目、公用車賃借料35万円。バスとか、普通の軽みたいなものとか、内容はいろいろあると思うが、そのことについて伺いたい。
○障がい者支援課長 187ページ、第13節賃借料の公用車で、障がい者支援課で公用車を1台持っている。普通のバンタイプであるが、月々2万6,290円の12か月分を計上しており、主な使用としては、障がい者の障がいサービスの認定調査や虐待の連絡に対する緊急的な訪問など、そのようなことのために確保している。
○障がい者施設課長 201ページ、13節、公用車賃借料についてお答えする。この賃借料については、障がい者施設課、明松園及び身体障がい者福祉センターの各1台のリース車両となっており、明松園のものは44万円、身体障がい者福祉センターのものは50万6,000円となっている。なお、身体障がい者福祉センターの車両は入替えに伴うものとなっており、今までは小型貨物を所有していたが、今回、車椅子利用者が乗れる車両に変更し、リース契約となったため、当課のリース車両は1台増えて2台となっている。
○市営住宅課長 203ページの公用車賃借料であるが、今年度、管財課のほうから組替えになった公用車1台分、軽のN-VANで、月額のリースが2万9,150円の12か月で34万9,080円ほどになるので35万円計上している。
○秋本のり子委員 今のところ、これは電気自動車ではないとの理解でいいか。ガソリンか。そこのところをもう1回伺いたい。
○障がい者支援課長 障がい者支援課の公用車はハイブリッド車である。
○障がい者施設課長 障がい者施設課がリースしている2台についてはガソリン車となっている。
○市営住宅課長 市営住宅課でリースしている車についてもガソリン車である。ただ、アイドリングストップ機能だけはついている。
○増田好秀委員長 235ページにも公用車があるが、こちらはどうするか。
○秋本のり子委員 漏れた。全部挙げてあるので、235ページの27万6,000円もぜひ伺いたい。
○生活支援課長 こちらは軽のワゴンのガソリン車になる。
○加藤武央委員 1点だけ伺いたい。195ページ、補助金の高齢者クラブ補助金1,049万5,000円であるが、昨年よりも減額になっている。
 まず、高齢者数と現状の対象者数を伺いたい。
○地域支えあい課長 195ページ、18節の高齢者クラブ補助金1,049万5,000円についてお答えする。
 まず、予算の内訳としては、133クラブ、会員5,320人で予算を計上している。令和2年度の積算については、136クラブ、2,780人で計上した。(加藤武央委員「人数は二千幾ら」と呼ぶ)2,367人。(加藤武央委員「何かおかしくない」と呼ぶ)訂正させていただく。令和2年度が136クラブで、人数は全部で5,500人分を計上している。
○増田好秀委員長 訂正を許可する。
○加藤武央委員 私がなぜこれを伺ったかというと、今までこの委員会は老人クラブと協議会や、打合せをして何か要望があるかなど、いろいろ行った経緯がある。その中で非常に密着しているのが老人クラブであったので伺っているが、去年よりも約25万円近く減額になっている。もともと老人クラブそのものが、会員の人数と年度計画等を立てて、最後には報告をせよとのことで今まで申請していたと思うが、今現在は老人会1人に対して幾らとか、たしか会員の人数を少し上げてもらったと思う。その辺に関して、もう一度伺いたい。
○地域支えあい課長 老人クラブの補助金については、1クラブごとに出す補助金と連合会に出す補助金の2種類がある。各高齢者クラブの団体については、20人を超える会員で一つの団体と認めている。1団体の基本額を6万2,000円として、20人を超える人数1人につき500円を加算したものを一つのクラブに補助金として出している。高齢者クラブ連合会については、基本額24万円に90円掛ける全会員数を足した金額が出されて、そのほかに社会活動の参加促進事業とのことで20万円の補助金を出している。
○加藤武央委員 その件に関しては、私どもも何度もお願いして少し上げたり、老人クラブの要件を達成するための会員人数を減らしたりしてもらって、今現在、20人のところまで来ている。逆にこの金額は1,000万円であるが、老人クラブとして見たら、老人クラブを維持するのではなくて、さらに強化する計画のための予算が1つも計上されていないような気がする。今のは支援のための金額であって、老人クラブを今後も増やしていくんだと。高齢者が増える中で加入者が減っていっている状況がずっとあるので、この補助金を支援の資金として使える感覚がないと思うが、その辺に関してはどのように考えているのか。
○地域支えあい課長 高齢者クラブの補助金については、高齢者クラブに出している補助金となる。そのほかに、例えば長寿ふれあいフェスティバル、明青展など、特に会員の方以外で受けることもあるが、これは実態として、高齢者クラブの発表会のような形になる。この大会で優秀な成績を上げた団体は県の大会へ出られるため、どちらのクラブの方々も、それについては生きがいとして一生懸命活動している。長寿ふれあいフェスティバルのほかにも、例えば囲碁・将棋大会の優勝、準優勝の方々には、さらに上の大会に出られるものもある。グラウンドゴルフの大会もあるし、それぞれの活動の中で向上心を持って活動してもらえるような支援をしていると考えている。
○加藤武央委員 今挙げた金額の補助、言い方を換えると、その金額はたかが知れている。今、金額が出てこないのではなくて、知っているが、金額が少ないから言わなかったのではないかと思うが、私が言っているのは、今、老人クラブそのものが減っていくのはもろに見えている。出ていく人たちは別として、合併して、さらに人数を入れて20人以上は確保する。地域だけにいるメンバーを下げると、もっといなくなってしまう。行徳のほうからこっちへ来てメンバーを入れているとか、東部が成り立つ老人クラブとか、地域そのもので厳しくしてしまうともっと少なくなっていくのは確実だと思う。私は、それはある程度了とする。
 ただ、もしそうであれば、最終的に活動内容の申告を出す、その請求はいいと思う。老人クラブの活動した結果まで厳しく求めなくても、それは出したのだから使っても何してもいいとの方向に持っていってもらったほうが、老人の方が会計して、そこまで全部行うのは大変厳しいことだと思う。だから、請求した金額に対して、出す金額は厳しくしてもらう。でも、出したからには、それは年度で使ってほしいと。うちのほうは、別にそこまで請求しないことで、大きく見れば、その事務が1つなくなるだけでも老人クラブは楽になると思う。その辺を強く要望して、これはこれで結構である。
○石原みさ子委員 2点伺いたい。両方とも高齢者支援費の委託料である。
 193ページ、12節委託料の入門的研修事業等委託料の内容と研修を受ける対象者について。
 その2つ下の養護老人ホームいこい荘斜面地整備設計委託料2,000万円。斜面地の整備設計とのことであるが、来年度は設計だけで済むのかなど、もう少し詳しく、今後のスケジュールも併せて伺いたい。
○福祉政策課長 193ページ、第12節委託料の中の入門的研修事業等委託料についてお答えする。まず対象者については、介護等に関心を持たれている方であれば誰でも参加できるものである。内容については、入門的研修との題名のとおり、介護に携わるに当たっての必要最低限の知識を学ぶ。実はこの研修を終えた後に介護施設に出向いて職場体験をして、最終的に各事業所と参加者の就労につながるところまでのマッチングをセットにしたものである。
○介護福祉課長 193ページ、委託料、養護老人ホームいこい荘斜面地整備設計委託料になるが、令和3年は測量業務委託と地質調査委託を予定している。今年度、境界の確定をしたので、次年度は測量として、くいの位置、ブロック塀などから現状を図面化する委託と、地質調査として、ボーリング調査等、地層とかの判定を行うもので、その結果をもって設計、施工に関する対応をしていくことになる。擁壁の工事は令和4年からを予定しており、次年度は設計の委託になっている。
○石原みさ子委員 まず、入門的研修事業と委託料の内容は分かった。マッチングまでセットしているところが大事かと思うが、税金で研修を受けて、その後、活動しないのが一番困るので、ぜひ就職、働くところまでしっかりと見ていただきたい。実績があれば伺いたい。
○福祉政策課長 ただいま御質疑いただいた入門的研修であるが、実は令和2年度、今年度からスタートしたものであり、コロナ禍ではあるが、既に実施している。しかし、御案内のとおり、今、職場研修がなかなか難しい状況であり、研修を終えて修了証を出せる方はいるが、これから介護の現場の方とリモートで職場が分かるような仕組みを年度末に向けて実行して、何とかマッチングまで持っていければとのところである。現状で今年度修了証が出せる方については7名である。詳しく申し上げると、研修を前期、後期と設けており、まず北部で行っているので、これから南部のほうの研修が始まる。大変人気が高くて定員を超える申込みがあるが、コロナ禍の状況を見ながら工夫し、今研修を進めているところである。
○石原みさ子委員 よく分かった。ぜひ就業まで結びつくようにお願いしたい。
 もう一つの老人ホームいこい荘であるが、今年は設計だけで、測量とか、地質調査とか、実際の工事は来年、令和4年度からとのことであるが、工事は令和4年度の1年間で終わる見込みか。
○介護福祉課長 ボーリング調査でどのような形になるかにもよるが、今のところ13か月を予定しているので、令和4年、令和5年を通してと考えている。
○石原みさ子委員 このいこい荘は、今、市の直営であるが、今後、民営化されていく方針が出ている。そうすると、崖地の扱いはどうなっていくのか。
○介護福祉課長 いこい荘の周りの土地をどのように活用するかで所管課が替わっていくかと思うが、例えば民間が買い取ることになれば民営地になるし、公園をつくるのであれば公園緑地課と、市の責任において管理を行っていくことになるので、今のところ、どちらの方向性も出てはいない。
○小山田直人副委員長 一問一答で2点伺いたい。1点目が199ページ、第10節需用費の施設修繕料、2点目が201ページ、第10節の施設修繕料について伺いたい。
 まず、1点目の199ページ、第10節需用費の施設修繕料に関して、ここは9施設のトイレの修繕が完了し、減額となっているとのことであるが、この300万円の内容について伺いたいのと、各施設の修繕計画なるものがあるのか。3つ目としては、本来は次年度修繕したかったが、やめてしまったようなことがあるのかについて伺いたい。
○地域支えあい課長 199ページ、10節の施設修繕料についてお答えする。
 13の老人福祉センターと老人いこいの家の建物の修繕となっている。改修の工事については、個室トイレの全てを洋式のウォシュレット型に変更している。
 今年度、30年度については、それ以外の小破修繕を予定している。内容としては、その都度になるが、これまでも台風の後の雨どいなどの修繕もあった。
委員長、訂正をお願いする。令和2年度にトイレの修繕を行った内容について、先ほどのとおりである。令和3年度の300万円については、床の工事、それから配管なども古くなっているので、そのような工事を予定している。
○増田好秀委員長 地域支えあい課長に確認する。さっきのではなくて、今のを訂正したいとのことでいいか。
○地域支えあい課長 最初に申し上げたトイレの改修については令和2年度、当初予算の300万円、床とか配管工事などについては令和3年度の修繕の予定である。そのほかに今後の修繕についてであるが、施設によっては老朽化が進んでいるところもあるので、主には配管関係や床の修繕など、その都度出てきているところから修繕を進めたいと考えている。
 今後については、いきいきセンターが単体で持っている施設もあるが、そのほか、例えばこども館の中に入っていたり、勤労福祉センターの中に入っていたりする施設もあるので、そのほかの入っている施設の今後の方針等々、公共施設の計画に沿って、いきいきセンターをどのようにしていくかを計画していきたいと考えている。
○増田好秀委員長 今言ったうちの訂正部分の訂正を許可する。
○小山田直人副委員長 確認であるが、令和3年度の300万円については床や配管の工事、修繕を行うとのことで、これは可能であれば、どこの施設で行うのかの資料を後で出していただきたい。
 今のお話を伺っていると、これは修繕の計画があるのではなくて、都度対応されているとの理解でいいか。
 最後、答弁漏れがあったが、もともと予定していたにもかかわらず、行わなかったものがあったのかについて、もう一度伺いたい。
○地域支えあい課長 この300万円については、経年劣化による小破修繕を行う目的となっているので、その都度、不具合が出たものに対応する予定である。
 今年度予定していた修繕の中で行うことができなかったものについては、今のところない。
○小山田直人副委員長 都度行っていくことは理解したが、そもそも配管など、いろいろなものは、ある程度年数がたったら必ず行っていかなければいけない計画が恐らくあるのではないかと思っている。その中でも優先順位をつけて、コロナの影響もあって、歳入が少ないので削った部分がもしかしたらあるのではないかと考えたが、そのあたりはないことでいいか。
○地域支えあい課長 先ほどから申し上げているが、小破損の部分が出てきてはいるが、今のところ施設の修繕になると、まだ大きなものは出てきていない。ただ、今年度も予算の残額を見ながら、小さな修繕が必要なところはできる限り全て使って済ませてきている。単体で入っている施設ばかりではないので、基になっている施設の方向性などにも合わせながら、そのときに必要なものが起きたら修繕を考えていく予定である。
○小山田直人副委員長 201ページの施設修繕料についても、先ほどの御説明、障がい者施設のトイレ改修が終わったことで減額になったとのことで、これも同じように内容と、そもそもの計画と、次年度、何か見送ったものがもしあるのであれば伺いたい。
○障がい者施設課長 201ページ、第10節、施設修繕料について、その内容、それから計画していたこと、見送ったものがあったのかについて、減額の理由も含めて御説明させていただく。まず、減額となった主な理由としては、委員御質疑のとおり、身体障がい者福祉センター等のトイレ改修工事、それに伴う仮設通路の設置等修繕が令和2年度をもって終了するため、大きく減額になったものである。また、それとは別に和式トイレを洋式トイレに変更するなど、福祉避難所の機能強化の予定も入っており、そちらの修繕も終了したため、対前年618万6,000円の減額となっている。
 なお、令和2年度に計画した各施設の修繕等について見送ったものはなく、終了している。
○小山田直人副委員長 次年度の325万2,000円の中身を伺いたい。
○障がい者施設課長 令和3年度に予定している修繕の内容についてお答えする。障がい者施設課では、直営の3施設及び運営を民営化した施設の大きな修繕等について所管している。来年度について、主に予定しているものとしては、トイレの空調機の修繕、それから階段の壁の修繕、細かいところでは、つり戸棚が壊れているので、その修繕などを予定しており、残りは小破修繕に充てていく予定で計上させていただいている。
○小山田直人副委員長 施設名とか、もし後で分かればお願いしたい。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午前11時14分休憩
午前11時16分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 次に、第2款総務費第1項総務管理費第12目情報システム費のうち、本委員会に付託された経費及び第3款民生費第2項児童福祉費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比べ大幅に変わった点について説明願いたい。
〔こども家庭支援課長、こども福祉課長、こども施設運営課長、発達支援課長 説明〕
○増田好秀委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
 質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 209ページ、病児・病後児保育と211ページ、小規模保育園の事業等について、2点にわたって伺いたい。
 最初に、病児・病後児保育事業委託料について伺いたい。今までは病後児しか行っていなかったところを、病児に踏み込むとのことで大変評価するものである。しかし、病児保育を行っていた小林医院が看護師の確保ができないとのことで、途中で撤退したこともあった。病後児であったにしても、その要件は大変厳しいが、病児に関しては、医療機関との関係だとか、さらに厳しいわけである。その辺、これまでの病後児保育の委託についての教訓を踏まえて、さらに病児保育へステップアップするところの背景と、209ページの委託料と211ページ、18節の病児・病後児保育補助金の関係について伺いたい。
○こども施設運営課長 まず、病児・病後児保育について、市川市としては、現在、3園の保育園が病後児保育を行っている。その中で、小林医院もそうであるが、保育士または看護師などを雇用するために常に経費がかかっている状況であるが、延べ児童数に対して国の補助金が決まってくる。そのため、安定した雇用の継続がなかなかできないことがあった。そこで、今回新たに制度を見直し、確実に安定し、長く市川市に根づいてもらいたいとのことで委託料に組替えをした。今回は新たに病児・病後児保育1園を開園する予定ではあるが、以前から行っていた病後児保育3園についても、やはり永続的に安定した経営を図ってもらいたいため今回委託契約と変えた。
 209ページの病児・病後児保育事業委託料の5,586万2,000円については、新園が2,500万円で、先ほど言っていた病後児保育、1園ごとに大体996万円、約3,000万円を合わせて5,500万円になる。
 211ページの病児・病後児保育補助金は、新園の開設に伴ってかかる改修費、病児・病後児400万円ずつと最初の家賃である。病児、病後児で60万円ほど計上させていただいて、合計すると920万円となっている。
○やなぎ美智子委員 児童数に変動があっても、それにこだわらないで、確実にこの事業を安定的に継続してもらうために委託としたことについては理解したし、評価するものである。ただ、国の制度との関係で市の独自判断というか、努力は、国支援との関係ではミスマッチはないのか。その辺がちょっと心配である。
○こども施設運営課長 今回の予算の組替えは国の制度に従っている状態となっている。
○やなぎ美智子委員 この点については了解した。
 次に、2点目の213ページ、12節委託料の小規模保育事業委託料について、近年、株式会社の参入が相次いでいる全国的な動きもあるが、保育へもそれなりのシェアを持って株式会社が参入していると聞いている。そのことについて、私は保育の株式会社はよく分からないが、介護分野で、先般、私が前に訪問していた利用者の家族から相談があった。訪問入浴は今日何時に来る予定だったが、10分前にそこの事業所でコロナの陽性者が出たので、今日は行けないと。週2回訪問入浴のサービスを受けているが、とにかく替えがない、どうにかしてくれとケアマネジャーを通じていろいろしたが、その日は駄目だった。詳しく見たら、そこは株式会社で全国展開しているが、市川及び近くに事業所がないから、その辺の支援ネットワーク体制ができなかったと私はつい最近経験した。
 保育においても、このような危険性――危険性というか、法人であれば、法人同士の連絡ネットワークがあるからいいが、そこにぽんと株式会社が入ると、その辺が十分いかないのではないかと。行政との関係で、その辺のところをネットワークに組み込むようなことも含めて一定程度問題意識を持って、この参入については考えたほうがいいのではないかと、今日の常任委員会で聞いてほしいとの依頼を受けたので質疑した。答えられる範囲で伺いたい。
○こども施設運営課長 小規模保育事業所が開園するに当たって、どのような認定を取っていっているかとの意味か。
○やなぎ美智子委員 質疑が悪くて申し訳ない。株式会社が参入するケースが多いようで問題もあるみたいであるが、その辺の問題意識を持って対応しているのかについて伺いたい。
○こども政策部次長 株式会社であるので当然利益を優先するので、そのような意味では撤退とか、簡単にする危険はあろうかと思う。ただ、その分に関して私たちは審査を行うので、その辺の安定性の部分やオープンする趣旨など、そのようなことをしっかりと審査しながら許可を取っている。今後、ネットワークに対しては、今、子ども・子育て支援施設協会があるが、基本的に株式会社でも参入することが可能にはなっている。面接でも、審査においても、その旨、株式会社に促しており、入ることに関してはいいとのこともあったので、そのようなことも含めて、今後、なるべくネットワークが取れるように、市川市全体の保育が均一にできるように努めていきたいと思っている。
○稲葉健二委員 何点かあって、場所を言ってから一問一答で伺いたい。
 まず209ページ、先ほどの病児・病後児の部分。新設園とか、現在の状況は答弁で理解した。要するに地域性をカバーした形。市川市の中で、特定の場所に集中しているのか、ある程度距離とか、北部、中部、南部をうまくネットワークできるような形で、その後進めていく新設計画で持っているのかの部分をもう少し詳しく伺いたい。新潟なんかは、地域ごとにそのようなエリアをちゃんと決めて、ただし、その園が全部連携をしていて、ここが今日満室だったら、こっちに連携できるようなネットワークも持っているような仕組みまでつながっている。新設して委託するのはすごくいいことだと思う。安心できる。要するにマイナスでもちゃんと運営ができることになる。ただし、無駄な、ここはいつもあいているのに、ここはいつも混んでいるとなってもつまらないわけだし、ここは満員で使えないとのネットワークであったら全く意味をなさないことだろうし、かといって、特定地域だけに集中してしまうものであったら、交通アクセスが弱いところの人たちがそこを使いづらくなり、これもよくないことだと思う。それについて詳しく伺いたい。
 続いて211ページの簡易保育園のことであるが、園児補助金の今年度の予算は前年度に対してプラスで出しているのか。どのような計算でこの数字を立てているのかを伺いたい。
 プラス、私立幼稚園の預かり保育事業である。これも聞いているところによると、特定の地域では就労支援型が満員で入れないと。要するに、うちの園では満杯であると。かといって、あいているところもあるなどするので、この辺を含めて、拡大するためにどのようなことをしなければいけないのか。例年、ただ数字を出していくのか。そこら辺も含めて、要するに来年度、令和3年度の予想に合わせた預かり保育事業に対しての補助金が出ているものなのかを伺いたい。
 もう1点、それと関連して213ページで、一部認定こども園に移行する私立幼稚園も先ほど説明の中に出ていた。これも含めて、要するに手を挙げて認定こども園になるのは、もちろん応援してあげるべきであろうが、ただ、その地域にニーズがあって応援すべきなのか。それとも、手を挙げたので認定こども園がいいのか。子どもがこれから減っていく状態の中、例えば幼稚園のニーズと保育園のニーズがある。そのようなことを十分に考えた上で応援しているのか。そこだけ伺いたい。
○こども施設運営課長 まず、209ページの病児・病後児保育事業の現在の状況は、病後児保育事業については北部、中部の市川のほう、行徳に1施設ずつの3施設ある。今回、病児・病後児保育として、南八幡3丁目の京葉瓦斯の裏辺りに1施設できる予定になっている。施設の利用数としては、病後児保育事業については各施設3名ないし4名の児童を預かる。利用率としては、各施設とも17%から30%になっている。西部にあった小林医院は、病気になった際に預かる病後児保育児童を定員8人で行っており、年間の利用延べ人数は582人、利用率としては30%である。今回、予算が通った時点で南八幡にできる新施設に関しては、病児保育6名、病後児保育3名を予定しており、大体800人程度の利用があるのではないかと試算している。今回、新たに病児保育事業において新規開園するので、その施設がちゃんと軌道に乗るように、まず市民に対して周知及び研修等を実施していく予定である。
 また、事業展開において、病児・病後児保育、両方行うので、タクシー送迎の形を取る。タクシー送迎とは、登録はしないといけないが、発熱等、保育園で見ることができなくなった場合、看護師が新しい施設から迎えに行って、連れて関連医療機関で診察を受けてから預かる形を取るので、市内全域を網羅する形になると思っている。このようなことをまず市民全体に周知することで、バランスよく使いやすい状況になるのではないかと思っている。(稲葉健二委員「連携はどうする」と呼ぶ)
 連携についても、まず、こちらから各施設、また、今度新しく開園するところとお話をしながら、どのような状況で取り入れてくるかなどを精査し、市民ニーズに応えるような形と使いやすさ、利便性を兼ね備えて市民の声を聞き、また運営する方たちのお話を聞きながら使用していく形を取っていきたいと思っている。
○こども施設入園課長 まず、簡易保育園園児補助金の件についてお答えする。こちらの補助金についての積算であるが、基本的には過去3年間の平均の推計を見て、そこから伸び率を出している。今年度については、基本的には約60人増で積算している。ニッケコルトンプラザにあるKIDS Duoは定員が430名と大きい園で、ここの人気が非常に高くなっており、そちらの見込みも入っている。
 続いて、預かり保育事業については、令和3年度から就労支援型預かり保育を行う園が1園ある。そこも含めて、令和3年度については、延べ人数で約1万人の増となると考えている。
 また、委員御質疑のとおり、就労支援型預かり保育は定員がいっぱいになっていて預けられないとの声もあるので、そこは保育士の数を増やすなど、その辺も調整しながら手厚く行っていきたいと思っている。こちらのほうも近隣であいているところや認可外保育園で使用できるところがあるのであれば紹介できればと考えている。
○こども施設計画課長 213ページの認定こども園委託料について、認定こども園の整備方針に関する部分であると思うので、私がお答えする。
 認定こども園を含め、保育施設の整備方針としては、待機児童対策として行っているため、基本的には保育が必要な子である2号、3号の定員確保を目的として、既存幼稚園から認定こども園への移行を現在行っている。したがって、御質疑にあったように、地域の2号、3号の保育ニーズを見極め、必要な地域については既存保育園の事業者からの相談に応じながら協議して、必要な定員数の整備を調整していくような形になっている。
○稲葉健二委員 病児・病後児は、聞いている限り、非常にいい部分もある反面、いつ起きるか分からないのと、タクシーであったとしても、奥のほうから30分もタクシーで迎えに行って連れてくることもまた難しいのかなと感じる。本当は動く圏内にそろっていてくれるほうが理想であろうが、今後、このような部分はお金もかかって大事であるが、やっぱり増やして厚くしていかなければいけないゾーンだと思う。このような事業がうまくいけば、この地域内からぜひつくっていこうなど、そのような拡大につなげ、来年度予算が増えるような形であったら非常にありがたいと思っている。これは要望する。
 保育園は分かった。ただ、Kids Duoみたいに、大きいところは、本来の目的が――例えば保育のニーズが足らないので、あそこに預けるのとは、またちょっと種類の違う簡易保育園かなと感じるので、そこら辺、ここを手厚くいくのか。本当に欲しいところにもう少し増やしてあげたらいいなとは感じている。そこも要望する。
 先ほどの認定とか就労も含めてであるが、やっぱり足りないところ、どうしても入れないで困っているところに行っていて、ここは手厚くしなくてもとのところは少し考えながら平準化してあげないと、今度つくっても入らないとか、ここはいつでも満杯だとなるのも施策としてはちょっと偏りがある。そこら辺は所管が違うのであろうが、相談する機会はこども政策部で一緒であるので、いろいろ考えて進んでいただければ結構である。
○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午前11時57分休憩
午後0時59分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第83号令和3年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とし、前回の議事を継続する。
 質疑はないか。
○石原みさ子委員 初回総括2回目以降一問一答で2点伺いたい。
 209ページ、家庭的保育者研修委託料57万4,000円の人数と、今、家庭的保育者はあまり増えていないと思うが、今後の方向性、この積算根拠を伺いたい。
 もう1点が213ページ、12節委託料の子育て短期支援事業(ショートステイ)委託料について。こちらは昨年と同じ場所、ベッド数なのか。変化があるかと積算根拠について伺いたい。
○こども施設運営課長 家庭的保育者研修費については、現在、3園、3人の研修を行う予定で、研修時間は大体7日間として40時間を行う。内容については、子どもの心身の発達、栄養管理、安全についてなどを研修していく。
○こども家庭支援課副参事 子育て短期支援事業(ショートステイ)委託料についてお答えする。
 まず、実施場所であるが、昨年度と同様に、里見公園の前にある国府台母子ホームで実施している。部屋数は、昨年10月から受入れ部屋数を1部屋から2部屋に増やしている。
 続いて、委託料の積算根拠である。こちらは、国府台母子ホームに部屋を確保、必要な人件費等を委託するため、保育士等の人件費を賃金構造基本統計調査の保育士単価を基に積算している。また、それに伴う給食費、必要な消耗品等を積算根拠に加えて委託料を算出している。
○石原みさ子委員 それぞれ伺いたい。まず、先に家庭的保育者研修委託料であるが、現在3人を予定しているとのことであったが、募集するに当たって、地域の調整はされているのか。それとも、家庭的保育を担いたい方が少ない現状の中で、そのようなことはもう言っていられなくて、受けたい方はどなたでも地域に関係なく受けていただく方向なのか。
○こども施設運営課副参事 家庭的保育のことについて、先ほど今後の方向性のところも御質疑にあったかと思うので、今の御質疑と一緒に含めながらお答えする。
 現在、家庭的保育を担ってもらっている方が3人いる。今後の方向性のところで、地域については、待機児童の解消を含めて地域性を今考えながら募集をかけている。家庭的保育を担ってもらうに当たっては、家庭的保育者になるための研修も必要で、すぐになれるわけではない。そこの研修も含めて、ちょっと時間の幅もあるので、地域を考えて今募集をかけているところである。
○石原みさ子委員 確認したいが、現在、既に受けている方が3人いて、来年度で何人を見込んでいるのか。
○こども施設運営課副参事 特に今、地域を限定して募集しているので、来年は声が上がってきたらその都度話をして家庭的保育を始めてもらう方向になるかと思う。4月1日は3か所でスタートとなっている。
○石原みさ子委員 理解した。
 次のショートステイのことについて答弁を伺った。確認であるが、母子ホームの中の2部屋を常に開けていただいていて、そこをショートステイとして使わせてもらう理解でいいか。
○こども家庭支援課副参事 御質疑のとおり、母子ホームの2部屋を確保して利用しているところである。
○石原みさ子委員 母子ホームの利用者は、ほとんどが他県から来ているDV被害者である。県内でも、そのようなDV被害者が入れるシェルターが非常に少なくて足りてない状況の中で2部屋どうして取れたのかなと思うが、その辺の経緯が分かれば伺いたい。
○こども家庭支援課副参事 ショートステイについて、DV被害者の生活居住とは別に部屋を確保している理由であるが、子育て短期支援事業については、児童福祉法に基づいて市町村が実施する事業と定められている。また、国が定める要綱によると、そのような家庭に対する部屋の確保については児童養護施設や母子生活支援施設など、住民に身近で適切な保護ができる施設で実施するものとされているので、本市においては国府台母子ホームのみの状況になっている。そのようなことで、子育て短期支援事業を実施するに当たって、国府台母子ホームの2部屋を確保しているところである。
○石原みさ子委員 1部屋から2部屋になった理由としては、これまでの実績が増えたためか。今年度の実績も踏まえて伺いたい。
○こども家庭支援課副参事 2部屋になった経緯である。当初、市川市では1部屋を確保していたが、もう1部屋は近隣の浦安市が使用していた。使用しているといっても、あけば市川市の方が入れるわけで、そのような形で浦安市と共同で使っていたところであるが、浦安市が、新たにその施設を確保できる見込みとなったので、令和2年10月から市川市は2部屋を確保して実施することとなった。
 令和元年度の実績、延べ利用者数、日数で申し上げると、2歳以上児が287日、2歳未満児が36、休日、土日等については75人が利用している。
○秋本のり子委員 初回総括一問一答でお願いしたい。
 209ページの委託料のところで、上から4つ目の親子つどいの広場事業委託料について伺いたい。これは今まで4か所で行っていたが、今年度もその予定か。私は増やしてほしいと思っていたが、現状はどうなっているのか伺いたい。
 209ページの工事請負費のところで、江戸川第一終末処理場の上のコミュニティゾーンについて工事費が上がっている。211ページの負担金補助及び交付金の最後のところに地域コミュニティゾーン施設整備費補助金も出ているので、このコミュニティゾーンの保育園、児童発達支援センターの工事に当たって、現状はどうなっているのか。業者が決まった、この年度はここまで行うなど、そのようなことを伺いたい。
 3点目は公用車のことについてである。223ページの使用料及び賃借料の公用車賃借料について伺いたい。
 225ページの同じく公用車で、13節使用料及び賃借料、公用車賃借料27万6,000円のことである。
○こども家庭支援課長 まず、親子つどいの広場の実績について申し上げる。箇所数であるが、現在、新井親子つどいの広場、八幡親子つどいの広場、新浜親子つどいの広場の3か所で実施している。以前、二俣幼稚園に親子つどいの広場を設置していたが、平成27年9月に防衛省の官舎の居住者が完全に転居したことで、現在は二俣幼稚園が廃園となっているので、それ以後、平成28年度からは3施設で実施している。
 実績として、昨年度、令和元年度の利用者であるが、3か所合わせて3万6,932人の親子が利用している。
 また、225ページの公用車のリースについては、こども館が14か所あるので、こども館間での移動等に公用車を利用している。車種は軽ワンボックスとなっている。
○こども施設計画課長 コミュニティゾーンの保育園、児童発達支援センターに関する工事費と補助金についてお答えする。
 コミュニティゾーン内に設置する保育園、児童発達支援センターについては、令和2年8月に事業者を公募して12月に決定し、現在は園舎の整備内容や提供するサービスについて事業者と協議を行っている。この施設の大きな特徴としては、保育園と児童発達支援センターの運営を一つの建物の中で、同一法人による一体運営で実施することとなる。障がいのある子もない子もともに遊び、ともに学べるような環境を整えた施設として整備していく予定である。
○こども家庭支援課長 先ほどの御質疑に追加でお答えする。こども館で使用している公用車の賃借料の料金は、月額2万2,990円の12か月分で27万6,000円の計上となっている。
○発達支援課長 223ページの公用車賃借料についてお答えする。こちらはワンボックスでガソリン車1台分、月2万7,830円の12か月分となる。
○秋本のり子委員 親子つどいの広場は今3か所とのことで、八幡の分庁舎が工事に入るが、前、そこに1か所あった。人数的には、募集してこれ以上増えたら施設としては増やしてほしいが、その予定が今年度はないとの理解でいいのか。
○こども家庭支援課長 八幡分庁舎の建て替え工事に伴い、現在、今年度中に八幡親子つどいの広場をアクス本八幡2階の場所に一時的に移転することを計画している。3か所は継続して進めていきたいと思っている。
○秋本のり子委員 分かった。
 次に、コミュニティゾーンのことについて伺った。事業者、法人が決定したとのことであるが、どちらの法人が受けてくれているのか。
○こども施設計画課長 静岡県静岡市に本拠がある社会福祉法人愛誠会である。
○秋本のり子委員 その法人は地方自治体の施設の整備に関わった経験があるのか伺いたい。
○こども施設計画課長 社会福祉法人愛誠会は、日本全国に障がい者事業や保育園事業を展開している事業者で、保育園も障がい関係の事業についても非常にノウハウのある事業者になる。県内では、保育園が船橋市にあり、障がいの子どもに関する施設が幕張にある。
○秋本のり子委員 公用車の件も分かったが、1点だけ。こども発達センターの公用車であるが、予算書のその上の行に送迎バス賃借料がある。ほかのところは公用車のくくりでバスも入れているが、ここは分けて書いてある。どのような内容か伺いたい。
○発達支援課長 送迎バスとは、おひさまキッズ、あおぞらキッズの利用者が乗る通園バスになるが、公用車は、事務職員が本庁との行き来や、稲荷木にことばの教室等があるので、そちらのほうに職員が行き来するための車となっている。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後1時22分休憩
午後1時23分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 次に、第2款総務費第1項総務管理費第12目情報システム費のうち、本委員会に付託された経費及び第4款衛生費第1項保健衛生費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比べ大幅に変わった点について説明願いたい。
〔保健医療課長、健康支援課長、疾病予防課長、保健部次長 説明〕
○増田好秀委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
 質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 3点にわたって一問一答で伺いたい。たまたま243ページに全部入っている。自殺対策、フッ化物塗布、不妊治療である。
 自殺対策相談委託料であるが、365日、LINE相談も受け付けるとのことで、本当に大事な対応かと思う。ちなみに、24時間、もし電話相談対応するとなると、予算的にはどの程度の追加が必要になると見込まれるのか。質疑としては的確ではないかもしれないが、この自殺対策については、いつでもすぐにつながることが本当に歯止めになるとのことで、様々な自治体やNPOも行うなどして、24時間365日が大事なキーワードかなと思うので、そのことについて伺いたい。
○健康支援課長 365日24時間の電話相談の件であるが、私どもでそこまでの見積りはまだ取っていない。今回、日曜、祝日を含めて、まず365日、LINEを追加して相談を行ってみて、この件数をまた見ながら、順次拡大を図るかを決めていきたいと思っている。現状で24時間電話相談の料金は把握していない。
○やなぎ美智子委員 その点については分かった。要望として受け止めていただきたい。
 2点目でフッ化物の塗布委託料についてであるが、新規事業であるし、大事なことかなと思う。対象は1,400人とのことであるが、市内の歯科医院であれば、とりわけ指定の医療機関とするのか。ベビーのときからずっとかかりつけ歯科医で、親御さんもお子さんも慣れていく意味では、かかりつけのところでフッ化物塗布ができればいいと思っているが、その辺についてはいかがか。
○健康支援課長 まず、フッ化物の塗布については、歯科医師会と相談しながら進めている。その中で、どこの歯科医院ができるかとのことで、歯科医師会のほうでまず募集をかけると聞いている。手を挙げた歯科医院で講習なり研修を受けてフッ化物を塗ってもらう形になる。ただ、歯科医院によっては、あまり幼児の取扱いがないようなところもあるので、実際、歯科医師会のほうで応募をかけて、どのぐらいの数が来るかはこれからになる。私どもとしても1つの希望として、今回、このフッ化物については、これをきっかけにかかりつけ医を持ってもらいたいと考えている。
○やなぎ美智子委員 そのことについては分かった。
 自己負担については、あるのか調べてみたら、例えば全国6割の自治体で事業を実施し、そのうちの9割は保護者の負担はない。大分なんかは国内どこでも利用できるクーポン券を配布しているなど、いろいろとまちまちみたいであるが、その辺のところが分かったら伺いたい。
○健康支援課長 現在、自己負担はなしで、全額委託の形で処理する予定である。
○やなぎ美智子委員 分かった。
 次に、不妊治療について伺いたい。特定不妊治療のところから、さらに検査一般とのことで件数的にも一般不妊治療で240伸びるわけである。今、特定不妊治療は、指定医療機関として市川総合病院と本八幡レディースクリニックかと思うが、件数も増えるので、市内で一般不妊治療、その後、特定につながるケースもあるかと思うが、任意外の医療機関がこの事業に参入していくことが前提と考えていいか。
○健康支援課長 一般不妊治療については、今のところ医療機関を特に絞ることは考えていないが、特定不妊治療については、県が指定している医療機関があるので、主にそちらで受けた場合に補助金の対象になる。詳細については今詰めているところであるので、そこをどうするかはこれから決めさせていただきたいと思っている。
○やなぎ美智子委員 今、詰めに入っているとのことで承知した。
○つちや正順委員 1問だけ一問一答で伺いたい。今、やなぎ委員からもあったが、243ページの不妊治療費助成事業についてである。これは本会議でもあったかもしれないが、確認として、一般の不妊治療に関しては、できるだけ間口を広くすることが最大の課題になってくるかと思うが、いま一度、周知、広報について伺いたい。
○健康支援課長 周知については、当然のことながら広報であるとか、市の公式ウェブサイトに載せているが、やはり治療される医療機関に御案内しておくのが確率は一番高いのかなと思っているので、一般不妊治療を取り扱っている近隣の医療機関には案内をして、可能であれば、委員のほうからも御紹介いただくような形が取れればとは考えている。
○つちや正順委員 もう一つ確認したいが、これは、ちょっと心配だなと不妊検査を受ける方も対象になってくるのか。
○健康支援課長 今回の一般不妊治療については、一般不妊治療に係る検査の部分までを対象とする予定であるので、その部分だけでもし申請したいのであれば申請は可能である。
○つちや正順委員 よく分かった。一人でも多くの方に届くように、ぜひいろいろな方法で周知、広報をお願いする。要望で終わる。
○金子貞作委員 一問一答で、239ページの18節補助金で、公衆浴場組合補助金と公衆浴場設備改善事業補助金、243ページの妊婦タクシー利用料助成交付金、247ページの健康診査・がん検診委託料、249ページの18節、補助金、歯科保健推進事業補助金、255ページ、12節委託料、施設管理委託料。
 まず、239ページの公衆浴場組合補助金の500万円の内容を伺いたい。
○保健医療課長 まず、公衆浴場組合補助金についての内訳をお答えする。補助金の内容としては、薬剤などの購入費用としての衛生対象事業、補助額2分の1、振興事業について、入浴剤の購入費用で補助額2分の1となる。3つ目が広報事業となり、新聞やポスターなどでの広報活動を行う費用で補助額2分の1となる。また、無料・減額入浴料として、これは全額の補助となる。
○金子貞作委員 今、市内に公衆浴場が何か所あるのかと、これは組合に対する補助か。この辺の仕組みを伺いたい。
○保健医療課長 まず、浴場の数であるが、現在7件となっている。補助については組合補助となる。
○金子貞作委員 分かった。組合に7件入っていて、そして入浴剤を買いたいなど、そのようなことを組合を通して市のほうに申請する流れでよければ了解した。
 次の公衆浴場設備改善事業補助金の560万円であるが、今、かなり老朽化しているのかなと思う。設備をもっとよくする改善だと思うが、その辺の内容と積算単価について伺いたい。
○保健医療課長 委員御質疑のとおりで、公衆浴場については、昭和50年以降も既に整備しているので大分年数がたっている。そのような中で老朽化している炉の整備や外壁の修繕が各浴場のほうから申請されるところで、それに基づいて申請額の2分の1を補助することとなる。
○金子貞作委員 老朽化は分かるが、例えばジェットバスなど、今風の整備をすれば、かなりお客さんが入ってくることもあると思うので、その辺の改善の、もっと補助内容を拡大するとか、そのようなことは考えなかったのか。
○保健医療課長 修繕だけではなくて、そのような新たなものの改修工事費用等も補助金の対象となっている。
○金子貞作委員 分かった。市内に7か所しかないわけで、これをぜひ存続してほしいし、お年寄りがかなり楽しみにしていると思うので、今後の推移というか、7件が存続できるような流れになっているのか伺いたい。
○保健医療課長 まず、地方公共団体においては、法律でも公衆浴場の存続と市民の方の利用機会の確保が求められているので、市としても、このような形で補助を継続していきたいと考えている。
○金子貞作委員 今の件は分かった。
 次に、243ページの妊婦タクシー利用料助成交付金3,677万4,000円が計上されて、当初予算案説明でも20ページに載っている。本会議で、田舎に帰ってタクシーを利用してもいいとの部長答弁があったが、人数は何人ぐらいを見込んで予算化したのかと、市外でも利用できるとのことで、これは健診ではないときに利用しても駄目だと思うが、その辺のチェック体制についてはどうなっているのか。
○健康支援課長 まず人数であるが、これは私どもも、タクシーをどのくらい利用するのかはなかなか判断がつきにくいところがあり、実はお隣の松戸市が今年度始めていたものであるので、その数字を参考にした。生まれてくる方の大体15%程度とのことで人数を組ませていただいて、人数的には720名ぐらいを予定している。ただし、これは34回分使えるので、1人当たりにすると結構な金額になる。全員が34回利用するとは限らないので、その辺で多少の人数のずれは出てくるかと思う。
 最後の確認方法であるが、基本的には領収書の提出をしていただく。それと同時に、母子健康保健手帳に通院の記録が残るので、それを提出していただいて確認させていただく予定である。申請自体は1回1回する必要はないので、まとめて申請していただくような形が便利かと考えている。
○金子貞作委員 これは皆さん、コロナでかなりタクシーを利用することを想定してというか、その辺が多いのかなと思うが、ある人からは、タクシーは利用しないで自分で健診に行ったことも聞く。これはコロナの感染予防としての対策であるので、終息すれば、これまた違ってくるのかなと思うが、松戸市を参考とのことで理解した。結構である。
 次に、247ページの健康診査・がん検診委託料10億3,367万4,000円で、健康診査を受ける方の二、三年の推移を伺いたい。
○疾病予防課長 二、三年の推移であるが、令和元年度と令和2年度で比較させていただく。胃がん検診であるが、バリウム検診が2,040人、内視鏡検査が2,799人、令和元年度の実績で、受診者は肺がんが5万8,799人、大腸がんが4万9,253人、子宮がんが2万5,172人、乳がん検診はマンモグラフィーが1万2,652人、エコー検診が2,870人で、乳がん検診のトータルが1万5,459人、前立腺がんが1万9,239人である。令和2年度であるが……(金子貞作委員「パーセントで言ってくれる」と呼ぶ)パーセントで言うと、令和元年度、胃がんが2.8%、肺がんが21.3%、大腸がんが17.8%、子宮がんが17.4%、乳がんが19.3%、前立腺がんが20.5%である。令和2年度になると、胃がんが3.1%、肺がんが23.7%、大腸がんが19.8%、子宮がんが17.5%、乳がんが19.4%、前立腺がんが23.2%である。
○金子貞作委員 分かった。令和元年と2年度で比べれば若干上がっている。その辺の周知がされたのかなと思うが、この問題は私も毎回聞いているが、受診されなかった方へのプッシュというか、その辺をどう行っているのか。
 県の資料を見ると、市川はがん検診何%とか、市町村を比べて検診の結果がデータに細かく全部出ている。市川の健康診査とか、市川ではこのようながんが多い、少ないなど、そのようなデータを分析しながら保健医療にどう生かしているのかが私は大事だと思ったが、その辺の取組はどうされているのか。
 2点である。
○疾病予防課長 まず、勧奨については、受けていない方に個別勧奨を行うこととしている。
 がん検診の受診率のお話であるが、胃がんであると、船橋が5.6%、松戸が4.4%、浦安市が10.4%で、市川は県内では残念ながら54番目の低い数字になってしまう。肺がんについては、県内トータルで9.5%、船橋が12.7%、松戸が8.5%、浦安が11.3%であるので、若干上回って県内14番目である。大腸がん検診については、千葉県内で9.5%、船橋が11.9%、松戸が7.4%、浦安が11.0%で、市川市が県内で16番目。子宮がんが県内18%、船橋が21.5%、松戸が13.5%、浦安が26.0%で、県内で見ると17番目。乳がんは県内21.8%、船橋は同じく21.8%、松戸が15.5%、浦安が19.5%で、県内だと31番目になっている。いずれのがん検診も非常に重要であるので、コロナの状況の副次的な要素があるが、令和3年度も引き続き周知啓発に努めていきたいと考えている。
○金子貞作委員 今年度はコロナでいろいろ分かるが、検診を毎年きちんと受けて、そしてデータが送られてくるわけである。そして血糖値が高い、低い、お酒を少し控えたほうがいい、運動したほうがいいなど、そのようなことを自分自身も分かる。それは行政も分かっているので、今、コロナによる自粛で高齢者が運動不足になっていると思うが、自分のデータを毎年持っていれば、保健師が指導で、あなたはこのようにしなさいとか、問診のときに言われるわけである。そのようなことをしっかり行っていけば医療費の抑制にもつながっていくし、自分の健康管理をしっかりしていくことにもつながるので、ぜひ受けるように、勧奨をさらに進めていただきたいことを要望して次に移る。
 249ページ、補助金、歯科保健推進事業補助金120万円であるが、内容と効果について伺いたい。
○健康支援課長 まず、こちらの補助金であるが、目的としては、市民が歯科疾患の予防等による口腔の健康の保持をするために必要な知識の普及活動及び啓発活動を通じて、市民の生涯を通じた歯及び口腔の健康づくりを推進することになっている。歯科医師会に補助金を出しているが、主な事業としては、市民を対象とした講演会や歯科健診等のイベント、普及活動及び啓発活動に係る事業、市民の健康に関する調査及び研究に関する事業である。昨年度実施した事業であると、まず、市民の中でよい歯の方を選んで県に推薦するよい歯のコンクールがある。また、秋は家族で歯科健診とのことで、家族そろって歯科健診をしてもらうものがある。それから、歯科医師、歯科衛生士等の研修も実施し、あとはケーブルテレビでの啓発活動の実施やミニコミ紙による紹介等をしている。
 効果とのことであるが、歯科健診は私どもでも実施しているが、なかなか受診率が上がっていかない中で、このようなところでの啓発も非常に大切なものだと感じている。今後、私どもも歯科の受診率を上げていくためにいろいろな活動をしていきたいと考えているところである。
○金子貞作委員 今回、子どもへのフッ化物塗布のことが出ていた。1,400人である。私がある母親から、子どもの歯の矯正は相当お金がかかるのでこの辺の補助はないのかとの話を伺ったが、子どもの歯は、歯医者へ行って虫歯にならないように矯正して、物をちゃんとかめるようにする、こんなことも子どものうちからするのが非常に大事だと思うが、その辺の検討を市川市はされていないのか。
○保健医療課長 申し訳ないが、今のところ矯正までは話が及んでいない。まず、子どもの歯の健康のために虫歯の罹患率を下げていく方向で事業が進んでいる状況である。
○金子貞作委員 分かった。
 次に、255ページの12節委託料。これは霊園の中の管理の委託とのことであるが、今回、全面委託――今まではどのような形で管理をされていたのか。それから、全面委託にする理由は何なのか。この2点を伺いたい。
○保健部次長 現在、樹木の総合維持管理業務委託については、委託のほうに一部出している。そのほかに、再任用の方であるが、週5日勤務の職員が3名従事している。この方たちについては保健部ではなくて水と緑の部の動植物園の所管で、今、樹木の管理だけで霊園のほうに来てもらっている状況である。今後、樹木の管理と、あとは今、草刈り、薬剤散布など、そのようなものも含めて全面委託とのことで――職員に関しては、もともと水と緑の部の職員であるので、今度、植物園のほうに従事してもらう形になる。
○金子貞作委員 水と緑の部を退職した嘱託職員の仕事は大丈夫なのか。3人行っていたわけで、これが水と緑の部の仕事に移るとの確認が取れているのか。
○保健部次長 令和2年1月24日付で、組合のほうも含めて確認書を双方で取っており、こちらに関しては、令和2年度より業務委託の範囲を拡大して、3年度より全面委託することで了承をもらっている。従事されている方たちについては、動植物園内の植物担当業務に従事するとなっている。
○加藤武央委員 237ページ、衛生費の10節需用費の消耗品費で、昨年、24万円近くのものが1,016万円との計上があるが、1,000万円を超える費用に対して、まず伺いたい。
○保健医療課長 需用費が1,000万円増えているところであるが、その経費については、コロナの関係で今回マスクや消毒液などを令和2年度に大量に購入している。やはり消耗品については、予算計上していないと品薄になってしまって購入ができないなど、そのような事情があったところから、今後、感染症だけではないが、対策を講じていく上で必要なものを速やかに購入できるように1,000万円を新たに追加したところである。
○加藤武央委員 私が考えた中で、急に1,000万円増えたのは、実は昨年、65歳以上にPCR検査するときにかかった分に関して、10万人を超える高齢者のうち6万5,000人を対象にして、いろいろな人件費などを入れて1億6,000万円ぐらいであったので、残ったお金の何かがあったのかなと一瞬思った。
 確認の意味で、今年の2月26日も1回だけの検査があった。その最終報告を伺いたい。
○保健医療課長 2月26日現在で受検された人数については、2万9,065名の検査結果が出ている。(加藤武央委員「陽性を疑った方は」と呼ぶ)陽性の疑いの方、また陽性の方は33名となっている。
○加藤武央委員 私、実はこのことを前回の委員会のときにお願いしたが、職員1人ではかわいそうだ、厳しいなど、また、私も何人かの皆さんのところへ行ってみた。やっぱり1人の対応は厳しいと結構もらったが、そのままで行った。そのような中で、議場の中でも自治会にお願いした、青パトで流したなど、いろいろあるが、基本的に今の6万5,000人を検査しようとした中で、2万9,000人とはどのように評価するのか。
○保健医療課長 先ほどの訂正を1点させていただきたい。2万9,065名のうち、65歳以上等となる高齢者の方については2万6,653人、陽性となった方は31人で、高齢者施設の従事者と障がい者施設の従事者の検査を含めて2万9,065人で、陽性が33人となる。
 数字に対して、受けられた方が6万5,000人を想定していたところ2万9,000人であるが、やはり緊急事態宣言が発令され、外出を自粛している方もいたのではないかと考えているが、そのような中で33名の方が陽性となって検査をした結果、家族が感染していた、一緒に住んでいる方が感染していたなど、そのようなところからも、この事業については一定の効果があったのかなと認識している。
○増田好秀委員長 保健医療課長の発言の訂正を許可する。
○加藤武央委員 私は、この費用対効果は全く認めたくない。これだけの金をかけて、なおかつ2万9,000人。逆に言えば、2万六千幾らといって、急に人数という形であるが、本来、最初は高齢者施設など、いろんな施設の従業員までは考えてなかったのではないかと思う。あまりにも人数が少ないので、さらに呼び出して人数合わせに呼んだとしか私は思えない。
 私は最初から何度も言っていたが、行わないよりは行ったほうがいいとのことで認めたが、実際は1回こっきりのPCR検査をするのであれば、最初から高齢者施設など、そのようなところの従事者の人たちを検査した1億6,000万円のほうがよっぽど効果があったと思っている。実は費用対効果云々は――この1,000万円とは、これからまたマスクなど、いろいろするが、最終的に令和3年度のコロナ対策のため、もろもろのマスクなどのそのような費用、これは、それだけの費用で出すのか伺いたい。
○保健医療課長 感染症については、適宜適切に感染状況や国の動向を見ながら予算計上していくことが必要になるかと思うので、令和2年度同様に予備費や補正予算など、そのようなところでしっかりと対応していきたいと考えている。
○加藤武央委員 まとめる。何度も言うが、私は今回のことに関しては、行わないより行ったほうがいいとのことで了としているだけの話で、結果、数字合わせはしなくていいと思う。実際に募集の形、広告もそうであるが、それはどうするんだというときに広報に出す、自治会にお願いする。私のところに通っているのは、自治会から各町会に回ったときにはもう期間が終わっていた。逆に柏井で言えば、1月二十何日から2月1日、2日ぐらいで、1丁目、2丁目と分かれていくが、その中で、行ったときに4丁目が終わっていると次へ行けない。その人たちはどうするかといったら、自分でほかへ行ってほしいと言われたとのことである。
 まず、対象はそのまま残って、ずっと柏井なら柏井ですればいいようなものを1丁目、2丁目、3丁目、4丁目と区切るから、1丁目が2日で終わったからもう出せないなど――唾液を採って次の日に渡すだけだから、することはたやすい。もっと簡素化したものが出るのなら、どんどん発表して教えてあげるべきである。その広告がまず失敗だと私は思っている。もっと行えば、もっと来る。今後、新年度も、市川市民のためにコロナ対策として市が行っていくのであれば、さらに研さんを重ねて、すばらしい支援策をこの予算から出していただければ私は大賛成である。これからもコロナのために全力で支援策を一生懸命つくっていただきたい。このことを強く要望して、これで結構である。
○小山田直人副委員長 先ほど243ページのフッ化物塗布委託料についてやなぎ委員からあったが、私からもフッ化物塗布委託料の事業について伺いたい。そもそも対象が2歳6か月児とのことであるが、なぜ2歳6か月児なのか。普通に考えたら乳歯であり、抜け落ちてしまうので、永久歯になる小学1、2年生ぐらいの子にフッ化物を塗布したほうがまずもっていいのではないかと思うが、それを裏づけるような科学的根拠など、そのようなものがどこかで言われているのか伺いたい。
○健康支援課長 まず、2歳6か月児にしたことであるが、乳歯の奥歯が萌出する2歳6か月頃がちょうど虫歯になりやすい時期と言われている。その時期にフッ化塗布を行って、歯質を強化して虫歯を予防し、同時に専門家から歯磨きの方法や食習慣、口周りの筋肉の成長や歯並び等に関する指導を受けることで、その後、虫歯のない健康な歯と口で過ごしていただくことが目的とされている。先ほども申し上げたが、これをきっかけにかかりつけ歯科医をつくってもらって、当然歯磨きも大切になるので、そこから歯磨きの指導をしてもらう中で虫歯のない口腔内を目指してもらいたいとのことで、この時期を設定した。
 科学的根拠とのことであるが、今、ちょっと手元にないので分からない。申し訳ない。
○小山田直人副委員長 一般的にフッ化物はいいようなことは言われているが、それが本当に結果として表れてくるのか。実際見てみたが、効果が出ていないところもあるなどしていて、その辺はしっかり検証していただきたい。
 再質疑としては、最終的な目標、かかりつけ医をどれぐらいの方に持ってもらいたいのか。この事業の計画にもあるが、3歳の虫歯の有病者をどれぐらいまで下げていきたいのかなど、もし考えがあれば伺いたい。
○健康支援課長 現状で具体的な目標ではないが、まず先ほど申したとおり、かかりつけ医を持ってもらう、歯の中の管理をかかりつけ医のドクターに知ってもらうことによって、虫歯のない生活が送れることを考えている。1回、フッ化物を塗ったからといって必ず虫歯ができないかといえば、そのようなわけではないが、まず、これをきっかけにしてかかりつけ歯科医を持って歯、口腔内の管理をしっかりしてもらうことが大事だと思っている。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後2時15分休憩
午後2時16分開議
○増田好秀委員長 再開する。
○こども施設運営課長 先ほどの石原みさ子議員の209ページ、家庭的保育者研修費の質疑に対して、積算根拠について、3人を7日間、計40時間と答弁したが、実際は10人程度を募集し、ワンクール3日間、合計1日6時間実施するに訂正をお願いしたい。
○増田好秀委員長 発言の訂正を許可する。
 以上で質疑を終結する。
○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後2時17分休憩
午後2時19分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 討論の発言はないか。
〔金子貞作委員 反対討論〕
○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後2時28分休憩
午後2時29分開議
○増田好秀委員長 再開する。
〔やなぎ美智子委員 反対討論〕
○増田好秀委員長 ほかに討論はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○増田好秀委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後2時32分休憩

議案第84号 令和3年度市川市国民健康保険特別会計予算

午後2時33分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第84号令和3年度市川市国民健康保険特別会計予算を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔国民健康保険課長 説明〕
○増田好秀委員長 質疑はないか。
○加藤武央委員 485ページ、委託料に関しての国民健康保険税催告等業務委託料。そこが、半年が通年になったために3,270万円と説明していたが、去年のものを見ると1,500万円ぐらいである。通年になったので1,500万円が3,000万円になるのかと思ったが、さらに多くなっている。これは延滞している人が多くなる見込みをしているのか。改善点とは何か伺いたい。
○国民健康保険課長 対象者は変わっていない。来年度も現在行っているものと同じになる。積算としては、人数を全部で7名予定しており、今年度行っているものについては、本庁舎の前に仮庁舎で行っていたときにはちょっと人数を少なくしていた。その関係で若干ずれているところがあるので、それを通年の7名に直したときに倍よりちょっと増えることになる。
○金子貞作委員 468ページの1目国民健康保険税である。今、予算上はコロナで税収減と見込んでいるが、国保の収入予測は、加入者の所得がどのぐらい減少する見方をしているのか。
 現在の滞納世帯数はかなり多いと思うが、その辺の2点について伺いたい。
○国民健康保険課長 2点の御質疑である。
 まず、所得傾向であるが、これは個別に説明すると全部細かくなるので一般論的にまとめて答弁したい。今回のコロナに関連して予想されるのは、恐らく社会保険のほうから離脱して国民健康保険に入ってくる方が増えることである。例年の傾向であると、後期高齢者に移動する方が結構いるので、今まで人数はずっと下がり傾向で推移していたが、来年度はほぼ横ばいになると見込んでいる。それによって、調定額が今年度並みになると考えている。その中で、収納率はやはりコロナの関係で落ちると見込んでいるので、一般的な話になってしまうが、調定額はほぼ前年並み、要は今年度並み、収納率が今年度は92.5%程度で見込んでいるので、そこの収納率が下がることによって保険税収納が下がると見込んでいるところである。
 2点目の滞納世帯であるが、今現在のものはちょっと把握していないが、決算ベースで言うと、約2万3,000世帯と把握している。
○金子貞作委員 収納率が落ちるとのことで、今、国保はさま変わりしてしまっている。昔は農家と中小企業が中心の状況から、今は非正規の方々、それから若い世帯も半分ぐらいの割合になっているのではないかと思う。そのような中で、やはりコロナにかかわらず、減免制度の在り方をもっと考えていく必要があるのではないか。今、コロナで国の減収補塡が3割あるが、コロナが終息しても、例えば市川市は今3割減免であるが、これを収入が2割減ったら減免できるようにするなど、構造が今大きく変わってきて、非正規がいつ仕事を失うか分からない不安定な中で加入者がいるわけである。そのような意味で、今ある減免制度、30%減収したらではなくて、20%の減収になった場合には減免する対策をぜひ取れないかと思っているが、その辺を伺いたい。
○国民健康保険課長 今回のコロナの減免に関しては、国からお金が10分の10出るが、それ以外になると市で負担することになる。国民健康保険制度は加入者で負担するのが大前提になるので、必要な医療費は、国からの補助金等を除いた残りを案分して皆さんが負担する制度になっていることを考えると、20%で減免した場合、認められた方の分はほかの方の保険料を充てなければいけないおそれがあるので、その辺はちょっと慎重に考えていかないといけないのかなと思う。ひいては保険税の値上げをして、それを埋め合わせることも考えられると思うので、やはりその辺を考えると十分に検討した上で結論を出すべきだと考えている。
○金子貞作委員 介護もそうである。施設を増やせば保険料を上げなければいけない。しかし、必要とする人がいれば、やはりそれは命を守るとのことで、どこからか工面してやらざるを得ない。特に今、急に仕事がなくなってしまった非正規の方がいっぱいいる。今、9万人ぐらい失業してしまっている。市川だって、そのような方はいる。コロナで仕事を失ったとのことだと思うが、中小業者だって、今、売上げは年々減っている。収入が前年度の30%減にならないと減免しないといったら、店を畳むしかなくなってしまうわけである。やはり営業を続けられる、また、非正規として働き続けることができるような対策も考えていかないと、保険税を上げなければいけないなど、そのようなことではなくて、失業した人をどのように救済するかということを行っていかない限り、国保加入者は大変な負担になってしまう。
 その点で、今、分割納付も行っているが、それも仕事がなければ納税相談にも行けないわけである。そのような方たちが、今、コロナで増えてきて、今後も非正規の方が国保に入ってくることを考えれば、もっと検討する余地はあるのではないかと――これは答弁できないであろうから要望としておく。
○やなぎ美智子委員 1点質疑で、1点は要望にする。
 488ページ、傷病手当についてである。このコロナ禍で、コロナに罹患して治療を受けた方への傷病手当の支給について、新型コロナは県マターの疾患であり、本人から直接的な申請なり問合せがなければ情報がつかめないとして、これは途中、課長のほうにもお話ししたと思うが、このコロナ禍で保険者の主体としての市のフォローがあったと思う。その辺のところについてはどのように分析して、今後どのように改善されていくのか。
 実際、コロナに罹患されて傷病手当の申請をした方、支払われた方について、今日時点で何人なのかを伺いたい。
○国民健康保険課長 2月10日現在で4件、金額が44万7,700円となる。
○やなぎ美智子委員 議会答弁でも、比較的県からの情報が入るなど、入院治療云々としてきているが、この4件の範囲にとどまっていると思うか、それとも、これ以上だと思うか。
○国民健康保険課長 実際、今、支給しているのが4件であって、申請が6件程度来ていて審査中で、そのほかにも問合せは来ている。これについては、あくまでも県からは全然情報が入ってこず、こちらの緊急財政対策で傷病手当金の案内をしているので、それを見たり、ホームページを見たりして知ったとのことで問合せがあるが、よくよく話を聞くと、実は会社のほうからまだ給料をもらっているとか、要は該当しない場合も結構ある。関心は持っている方が結構いるが、申請されて支給するところまでは至ってないのが現状である。ただ、広報に努めており、今後もまだコロナの終息のめどが全然立っていない中で、6月30日まで延長することも国から言われているので、増えてくるのかなと思っているところである。
○やなぎ美智子委員 状態については分かった。ちょっとややこしいことで、周知もなかなか難しいかと思うが、とにかく該当する方の漏れのないようにお願いしたい。
 1点は要望で、このコロナ禍での子育て支援、経済支援でもって、共産党としては、国保の家族均等割についてはずっと求めてきたわけである。18歳未満、コロナ特例なのか、それとも期間がまだ定かではないのかとの言い方をされているが、ぜひこのことについては国保の子どもに対する負担のないような、制度としては持続性、安定性が大変大事なテーマだと思うので、それに向けて、このコロナを生かしていただいて、あのときにこのような制度を整備して今があると言えるような状況をつくっていただきたい。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後2時57分休憩

議案第86号 令和3年度市川市後期高齢者医療特別会計予算

午後2時58分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第86号令和3年度市川市後期高齢者医療特別会計予算を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔国民健康保険課長 説明〕
○増田好秀委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午後3時休憩

議案第85号 令和3年度市川市介護保険特別会計予算

午後3時1分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第85号令和3年度市川市介護保険特別会計予算を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔介護福祉課長 説明〕
○増田好秀委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 518ページの第1項介護保険料である。3節の普通徴収で、これは年金から天引きしない世帯が何世帯あるのかと、収納率はどのぐらいになっているのか。それから、滞納することによってサービスを受けられない人の数が何人ぐらいいるのか。その3点を伺いたい。
○介護福祉課長 519ページの保険料についてお答えする。
 1点目の普通徴収の人数であるが、令和3年度当初として1万7,050人を見込んでいる。
 収納率については、令和3年度で84.7%を見込んでいる。
 サービスを受けられない方とは、滞納後、2年以上不納欠損の期間があったことになるが、サービスを受けられないというよりも給付の制限がかかっている、例えば1割負担のところを3割負担しなければならないような方が令和2年の12月末現在で7名となっている。
○金子貞作委員 普通徴収が1万7,050人、収納率が84.7%とのことであるが、前年度は何%だったのか。84.7%の根拠は何なのか。
○介護福祉課長 前年度は87.1%、普通徴収被保険者数が1万5,330人を見込んでいた。これまでの収納率や、今回、コロナ禍で収納率が落ちるのではないかとの見込みの下で84.7%と推計した。
○金子貞作委員 普通徴収とは年金から天引きにならない人であるが、月幾らから普通徴収になるのか伺いたい。
 銀行引き落としの形で行っている方はどのぐらいいるのか。
○介護福祉課長 普通徴収になる方は18万円以下の年金になる。
 それから、口座引き落としに関しては普通徴収の中の15%程度となっている。
○金子貞作委員 分かった。コロナで収入がさらに減ることを見込んだ保険料である。この点は、普通徴収の低所得者は月1万8,000円も年金をもらってないわけである。そのような中で、さらに収入が減ると見込んだ予算はやはりおかしいのではないかと言わざるを得ない。その点で低所得者対策をどう考えているのか伺いたい。
○介護福祉課長 コロナ禍で大変な思いをしている方はたくさんいらっしゃると思う。その中で保険料をお支払いいただくのは大変困難な状況であるとは考えているが、ただ、保険料の半分は公費であるし、2号の被保険者も保険料を払っているところで、1号の被保険者が保険料を負担しないことはできないものと考えているので、なるべく低所得者、第1段階から第3段階の方へはできる範囲でお支払いをいただく納付相談を進めていきたいと思っている。
○金子貞作委員 高齢者の実態をもっと見てほしい。80歳になっても仕事をしなければいけない生活状況である。80歳の方が失業したので何とか仕事はないかと私は相談を受けた。これが市川でも現実である。そのような意味で、やはり低所得者対策を行わないとサービスも受けられなくなってしまう。このようなことで、ますます医療に関わる人が増えてきてしまうわけである。そのようなことがないように、しっかり対策を取っていただきたいことを申し上げて終わる。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔金子貞作委員 反対討論〕
〔やなぎ美智子委員 反対討論〕
○増田好秀委員長 ほかに討論はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○増田好秀委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

請願第2-8号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備と支援を求める請願

○増田好秀委員長 閉会中継続審査事件の審査に入る。
 請願の取下げについてである。請願第2-8号別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備と支援を求める請願については、請願者から取下願が提出されているので、取下げについてお諮りする。
 請願第2-8号について、請願者からの申出のとおり、取下げを承認することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって申出のとおり取下げを承認することに決した。
 次に移る。

所管事務調査

○増田好秀委員長 所管事務の調査については、お手元に配付の文書のとおり行いたい。これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については、お手元に配付の文書のとおり行うことに決した。
 続いてお諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。


○増田好秀委員長 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。


○増田好秀委員長 以上で健康福祉委員会を散会する。
午後3時20分散会

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