更新日: 2021年12月2日
令和3年6月 市川市議会 総務委員会
開会
午後3時開議
○久保川隆志委員長 ただいまから総務委員会を開く。
○久保川隆志委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、①総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。
議案第1号 職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について
○久保川隆志委員長 議案第1号職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○人事課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 総括で行う。
押印を省略することは、本市の方針とのことであるが、内容をもう少し教えていただきたい。
今回、職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正を提案した理由を伺いたい。
○人事課長 2点目の改正の理由である。行政手続における事務の効率化、市民の負担軽減を図るため原則として押印を省略とすることを本市の方針とした。これを踏まえ、様式上から押印を不要とする改正になる。この方針については、令和2年12月28日付で内閣府から地方公共団体における押印見直しマニュアルが示された。これを受けて、本市においても市川市申請書等への押印省略に関する要綱を改正し、原則として押印を省略することとした。
○金子貞作委員 市民の負担軽減を図る押印省略はいいことだと思うが、宣誓書は市の職員になったときに署名して押印するということであり、そのような意味で、非常に重みがある。なぜここも省略せざるを得ないのか。今回の職員の押印省略は、ちょっと違うのではないかという感じがする。市民の負担軽減を図るという部分と、厳正に守るべき必要な部分について、その辺の方針はどうなっているのか。
○人事課長 先ほど全庁的な動きとして、市民の負担軽減のために押印を省略すると申し上げた。加えて、国家公務員も令和3年3月26日、職員の服務の宣誓に関する政令を一部改正しており、国もデジタル時代の到来などを見据え、対面主義や押印の原則の見直しをしており、これを受けた流れである。また、今般押印そのものは廃止するが、署名はしてもらうので、その辺では担保できているものと考える。
○金子貞作委員 国がそういう方向を示したのは理解できるが、県内では省略する流れになってきているのか。
○人事課長 県内近隣市では、野田市では専決処分ですでに改正済みである。また、浦安市では、本市同様6月に改正予定である。その他の市についても、時期は未定であるが改正の方針と伺っている。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
議案第2号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
○久保川隆志委員長 議案第2号新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○給与課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
議案第3号 市川市税条例の一部改正について
○久保川隆志委員長 議案第3号市川市税条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○市民税課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後3時10分休憩
議案第8号 令和3年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会に付託された事項
午後3時11分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
議案第8号令和3年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
提案理由の説明を求める。
〔庶務課長、情報管理課長、国際政策課長、財政課長 説明〕
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○越川雅史委員 一問一答で、国際政策費の職員旅費、付随する区分、節があるかもしれないが、職員旅費について伺う。
台湾に公式訪問団を派遣する予定であったとのことであるが、目的と意義について、たしか2月のときには保健局を視察に行くとの話だったと理解しているが、改めて何のために台湾に公式訪問団を派遣して、どういう効果を得ようとしていたのか。
○国際政策課長 台湾への派遣の目的は、新型コロナウイルス対策が成果を上げていた台湾の取組から知見や知識を得て、本市における感染症対策を中心とする保健政策の強化を図ることを目的に計画したものである。旅費については、市長以下4名を計上していた。
○越川雅史委員 新型コロナウイルス対策は分かるが、本市に保健所はない。本市に保健所があるならば、視察をして参考になることは理解できるが、何ゆえに保健所がない本市がそのようなところに新型コロナウイルス対策の視察に行く必要があるのかご説明いただきたい。
○国際政策課長 台湾は新型コロナウイルスをはじめとした感染症の対策で成果を上げているところでもあるが、そのほかにも市民に向けた情報発信や情報収集をして、マスクを早急に供給したり、そういった効果もあるので、そのような知識も得ていきたいということで注目していた。
○越川雅史委員 主たる目的は何か。一般的な新型コロナウイルスもあるかもしれないが、広報のやり方等を学びに行くのが主で、保健局の視察はおまけみたいなものなのか、保健局の視察が主たるものであって、付随するものとして今のことを答弁したのか。
○国際政策課長 主たる目的は保健政策の強化を図ることである。付随して市民への情報発信といったところも学んできたいと考えていた。
○越川雅史委員 元に戻る。なぜ保健所を持たない本市が保健の取組を主たる目的として視察をしなければならないのか。
○企画部次長 保健衛生施策に関しては、保健所の有無にかかわらず、市民の安全、安心のために進めていかなければいけないものだと考えている。併せて情報発信については、台湾で情報発信を市民に行うことで市民の混乱を防いだということも聞いているので、そういうところも併せて、しっかり視察等で私どもの施策に取り入れていきたいと今回計画したものである。
○越川雅史委員 市民の安全、安心のために必要不可欠な視察であったのであれば、この視察をしないのであれば市民の安全、安心が担保できなくなってしまうし、逆に、この視察がなくても市民に安全、安心の担保をした行政運営ができるのであれば、なぜこの視察を予算計上したのかというのは純粋な疑問である。市民の安全、安心を確保するためにこの視察は必要不可欠なものだったのか、あるいはこんな視察をしなくても市民の安全、安心は担保できるものなのか伺いたい。
○企画部次長 ここに行かなければ市民の安全、安心は担保できないかとの質疑であるが、そのようなことはなく、今でも市民の安全、安心を守るためにワクチン接種に注力している。さらにワクチン接種だけでなく、これからコロナウイルスが収束した後も、感染症は市民の周りにいつでも起こり得るので、そういう面からも予防や対策にとって今後役に立つものだと思い、こういう計画をした。
○越川雅史委員 そういう意味では、市民の安全、安心確保のためには重要性がそれほど高いものではなくて、欠くべからざる政策、視察であったわけではなくて、重要性は少し低いがプラスアルファ台湾も行ってこようかなと、そういうものであると理解してよいか。
○企画部次長 重要ではないとは私ども思っていない。さらに施策をするためには必要な部分であると思っている。しかし、今はコロナの中、ワクチン接種に注力するということであるので、その辺は御理解をいただきたい。また、こういう訪問に関しては、どうしても他国との連携、他国との事情もあるので、そちらの事情も勘案して今年度の視察については取りやめた。
○金子貞作委員 総括で行う。
10ページの情報システム費12節委託料、13節使用料及び賃借料、17節備品購入費の内容について伺いたい。
○情報管理課長 12節委託料の学校コンピューターネットワークシステム構築委託料の内容は、まず、タブレットを使うに当たっては、ウェブを閲覧するブラウザの設定や、マイクロソフトオフィスのインストールなどが必要になる。このほか、今回子ども一人一人に配付するので、生徒の在籍学校や学年、名前等を管理しているサーバーに情報を追加する委託料となっている。
第13節使用料及び賃借料の学習ソフト使用料については、デジタル教材や教材アンケートの配付や回収、学習内容の共有や学校間をつないだ授業を行うに当たり、そのソフトを使う使用料となっている。
備品購入費については、購入台数は約4,000台である。こちらについては、今回タブレットの購入費と、購入と同時にタブレットをすぐ使うことができる環境を整える設定委託料などが含まれている。
○金子貞作委員 12節の委託料の内容は分かったが、委託先はどこを予定しているのか。
タブレットを4,000台購入して、一人一人にシステムを導入していくとのことであるが、学習内容の漏えいの心配はないか。
13節は、ソフト使用料700万円の内訳の根拠は何か。
○情報管理課長 委託先は、今後一般競争入札で決めるので、まだ決定していない。
漏えいの関係であるが、セキュリティーについては万全を期するようにしているので、その点は大丈夫かと考えている。
700万円については、今回予算を計上して、実際概ね環境が整って使用を始めるのが12月を想定しているので、約4か月分の使用料となっており、台数は約1万台分となっている。
○金子貞作委員 タブレットに子どもの学習情報がたくさん入る。それが漏えいすることはあってはならないが、その辺の担保はどう考えているのか。
財源は全部一般財源になっている。文部科学省はこういうオンライン学習を推奨しているが、なぜ一般財源で全部補わなければならないのか。国、県の財源措置は今後も全然ないのか。
○情報管理課長 セキュリティーの関係については、登録する内容は使用するに当たり必要最低限の内容で登録して対応しており、安全には万全に対応して進めることを考えている。
財源については、今回のタブレットは一般財源の対応になる。昨年タブレットを購入したときには国の補助があったが、一般的にタブレット購入の財源については地方交付税で補塡される場合と、国から補助される場合がある。昨年の場合は国からの緊急的な前倒しの対応で、国の補助で対応したが、今回の場合については一般的に地方交付税の措置という扱いになるので、事実上市川市は不交付団体であることから、一般財源からの持ち出しとなる。
○教育センター所長 補足する。子どもたちの学習履歴は残るが、成績等についてはそちらには入らず、学校のパソコン、校内支援システムに入る。
○金子貞作委員 成績だけではなく学習履歴がある。ネットワークシステムで各子どものタブレットと全部つながる。もし子どもの情報が漏えいすれば、点数だけでなく学習意欲まで分かってしまう。そういう点で、やはり何らかの漏えいできないような仕組み、方法は考えられないのか。
○情報政策部次長 今回の学校配付のタブレットは当然ネットワーク環境となるが、一般公衆回線を使うわけではなく、独立した学術関連だけが使用できるサイネットというネットワーク内でタブレットの接続を行う設計になっているので、通常の漏えい問題は考えにくい。
○石原たかゆき副委員長 備品購入費で、タブレット保管庫はこれに含まれていないのか。
○情報管理課長 今回の備品購入費には、タブレット保管庫は含まれていない。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
予算の総額については、ほかの常任委員会の審査結果を確認の上、修正等がなければ承認することで御了承願いたい。
討論の発言はないか。
○越川雅史委員 ただいま議題となっている議案第8号令和3年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会に委託された事項について賛成の立場から討論する。
その理由として、第22目国際政策費第8節旅費、職員旅費において補正減額という提案がなされている。本市は保健所を有しない一般市であり、台湾の保健局を視察する必要性は乏しいと、かねて問題点、課題を認識していたが、これが減額されるとのことであるので賛成、支持したい。
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後3時39分休憩
議案第14号 避難所用間仕切りテントの購入について
午後3時40分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
議案第14号避難所用間仕切りテントの購入についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○地域防災課長 本会議以上の説明はない。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○清水みな子委員 今回904張りとのことで、間仕切りテントはファミリーと単独のタイプ、トータルで幾つになるか。今後も増やす予定か。
○地域防災課長 2か年計画で購入しているので、今回904張りを購入して各小中学校の避難所に25張りずつ整備することになる。また、公民館については、施設規模に応じて3張りから平均10張り程度の配備となる。
○清水みな子委員 これまでの購入分と今回購入分を合わせて、トータルで幾つになるのか。
○地域防災課長 令和2年度においては屋根つきでないものを1,090張り、屋根のあるものを156張り購入している。令和3年度は屋根のないものを904張り購入し、2か年で各小中学校、公民館、大規模避難所等に配備する計画である。
○清水みな子委員 今後購入の予定はないということか。
○地域防災課長 コロナのこともあり、早く避難所を数多く開けていくことがあるので、今後については再度検討を進めていきたいと考えている。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
議案第15号 タブレット充電保管庫の購入について
○久保川隆志委員長 議案第15号タブレット充電保管庫の購入についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○情報管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査いただくようお願い申し上げる。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○岩井清郎委員 1点伺う。
本件の落札率はどのくらいか。
○情報管理課長 落札率は55.8%である。
○岩井清郎委員 物品納入であるから最低落札価格はないと考えてよいか。
○情報管理課長 このたびのタブレット充電保管庫の購入については物品の購入に当たるので、最低制限価格はない。
○金子貞作委員 当初の予定価格と今回の落札率はかなり乖離があるが、本市の予定価格の設定の仕方はどうだったのか、検証する必要があるのではないか。
○情報管理課長 今回のタブレット充電保管庫の購入については、過去に類似した購入実績がないことから、予定価格の設定も難しい状況のため、市川市の物品購入予定価格の算出事務取扱要領に基づき、業者2社から事前に見積もりを取り、低いほうを予定価格としている。
○石原たかゆき副委員長 2点伺う。
1点目は、620台購入すると1台が6万7,000円とかなり安いが、落札業者の実績について伺いたい。
2点目は、実際の物をどのように点検していくのか。
○情報管理課長 今回の落札業者はエビヌマ千葉販売株式会社であるが、同社が今回納入するタブレット保管庫はヨコモリ電池屋コーポレーションという会社のものである。ここのタブレット納入実績を私どもで調べたところ、山口県教育委員会と、秋田県出納局に納入実績がある。ともに1台当たりの単価は今回落札額と同等である。
2点目の今回の金額が安かったことにおける履行の確認については、入札が終了した段階で口頭により仕様書どおりにできるか業者と面談を行って確認している。また、納入時において620台全て仕様書どおりになっているか確認する予定である。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
所管事務調査
○久保川隆志委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願う。
○久保川隆志委員長 以上で総務委員会を散会する。
午後3時50分散会
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