更新日: 2021年12月2日

令和3年9月 市川市議会 建設経済委員会

開会

午前10時開議
○大久保たかし委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。


○大久保たかし委員長 まず、審査に当たっては、一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に発言方法、①全て総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願いたい。
 それでは、議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるよう願いたい。

議案第25、26号(一括議題)

○大久保たかし委員長 議案第25号市川市ベンチャービジネス等支援資金融資及び利子補給条例の一部改正について及び議案第26号市川市中小企業独立支援資金融資及び利子補給条例の廃止についてを一括議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○商工業振興課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○石原よしのり委員 全て総括で伺いたい。
 議案第25号、26号は一括議題であるが、25号の支援の対象範囲を広げたことで26号で対象になっている中小企業独立支援資金融資及び利子補給条例がかぶっているから必要なくなったとの話であるが、どのような部分がどう広がって、どのようなことが助けになって、今まで別途このような対象者を助けようとしていたのが必要なくなるという関係を分かりやすく説明していただきたい。
○商工業振興課長 これから事業を起こして創業する方への融資はベンチャービジネス等支援資金融資のほうであるが、今までは、1,000万円を超える金額、例えば1,500万円を借りたい場合は500万円の自己資金が必要であったものが、今回の改正により自己資金の必要がなくなったところが大きなポイントである。これは国の法律の改正に基づくものである。
○石原よしのり委員 それを広げたら26号で廃止しようとしている条例のどのような支援が必要なくなるのか。その部分をカバーしているという関係を説明していただきたい。
○商工業振興課長 独立支援資金融資は全ての方がベンチャービジネス等支援資金融資の対象になる。それによって2つは条例が必要なくなったことで、今回、議案第26号の独立支援資金融資は廃止とするものである。
○石原よしのり委員 今、ベンチャービジネス等支援資金融資の限度が1,000万円だったものが1,500万円も貸せる。1,500万円借りようと思った人は、これまでは独立支援資金融資だったら使えていたのが、ベンチャービジネス等支援資金融資の内容が広がるから、独立支援資金融資は必要なくなったという意味なのか。
○商工業振興課長 独立支援資金融資の融資限度額は市内居住者であれば1,500万円であるが、ベンチャービジネス等支援資金融資の融資限度額は2,000万円である。どのような対象者が救えるかというと、融資の限度額も拡大し、独立支援資金融資は自己資金は必要なかったが、創業する方についても2,000万円自己資金なしで融資を受けられることになった。
○石原よしのり委員 つまり、新しくビジネスを始めようと思ったときに、1,500万円まで独立支援資金融資は貸していたが、これからカバーしようとするベンチャービジネス等支援資金融資では1,000万円しか貸せなかったから、それより多く借りる人は独立支援資金融資でしか貸せなかったのを、ベンチャービジネス等支援資金融資が増えたので、こっちまでカバーしたという理解でいいのか。
○商工業振興課長 委員のおっしゃるとおりである。
○石原よしのり委員 了解した。
○髙坂 進委員 独立支援資金融資は今まで独立開業するときの自己資金は半分までと言っていたのが、全額借りられるようであるが、今までだったら1つ基準になっているのが、半分は自己資金を持っているから大丈夫だろうというのがあったと思うが、それをなくすということは、審査をするときに、どのように変わってくるのか。
○商工業振興課長 審査については、今までと同様の審査基準で行う。今、委員は独立支援資金融資が自己資金が必要だったとおっしゃったが、こちらはもともと自己資金が必要なかった制度である。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決は1件ずつ行う。
 まず、議案第25号を採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に、議案第26号を採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第27号 市川市水洗便所改造資金貸付条例の一部改正について

○大久保たかし委員長 議案第27号市川市水洗便所改造資金貸付条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○下水道経営課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査のほどお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第28号 市川市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について

○大久保たかし委員長 議案第28号市川市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○下水道経営課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査のほどお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第30号令和3年度市川市一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会に付託された事項

○大久保たかし委員長 議案第30号令和3年度市川市一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔地域整備課長、経済政策課長、観光政策課長、設計監理課庁舎整備担当室長、道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長、公園緑地課長、動植物園長 説明〕
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○西村 敦委員 一問一答で2点伺いたい。
 21ページ、通学路等安全対策分として施設修繕料1,000万円、補修工事費2,000万円が計上されている点についてと、23ページ、公有財産購入費の土地購入費の2件の金額について伺う。
 まず、1点目、通学路の安全対策ということで、これは八街市の事故を受けて国からも一斉点検の指示があって動いた部分もある。市民からの要望もあるし、我が会派からも、しっかり点検して修繕すべきだとの内容で要望させていただいたことについても補正予算に計上されたことを感謝申し上げる。概要説明資料の概要図にガードパイプが市内12か所、カラー舗装と区画線が17か所で地図が載っている。これだけの箇所数になっているが、年度内にどのようなスケジュールで工事が進んでいくのか。また、どのような発注形態か。心配されるのは、12月の年末や年度末に工事が集中して、結果的に繰越しになっても困るので、スケジュールについて、しっかりできるのかどうかの確認をしたい。
○道路安全課長 施設修繕料の通学路等安全対策分及び安全対策工事費のスケジュールについては、この補正予算が可決されたらすぐに発注に移る。同時に発注形態として、施設修繕料については、京葉建設業協同組合と随意契約を締結することを考えており、随時施工に入っていける予定である。補修工事費の安全対策工事費は入札になるので、今後、入札手続に入るが、既に設計等は準備をしている段階なので、工期は11月中旬から1月末を考えている。
○西村 敦委員 ガードパイプ等の施設修繕料については、京葉建設業協同組合に発注して、その先の工事をどのように進めていくかについては、市としては関与は全くしないのか。確認してもいいのではないかと思うが、その辺の確認の具合はどうか。
○道路安全課長 現地の確認には全て市の職員が同行して指示を行い、随時設置をしていく形を考えている。
○西村 敦委員 市でしっかりと掌握しながら進めてほしい。
 カラー舗装と区画線のほうは入札とのことであるが、17か所まとめて入札するのか、分けて時期をずらすのか伺いたい。
○道路安全課長 区画線、カラー舗装については、北部、南部で分けて発注をする予定である。
○西村 敦委員 分かった。
 次に、23ページの道路用地購入費について、概要資料の8ページに東菅野5丁目と市川1丁目と載っていて、場所は全然違うが、面積を見ると36㎡と40㎡で同じくらいなのに、東菅野が72万円で市川1丁目が8,000万円と金額が大きく異なる。この根拠を伺いたい。
○道路建設課長 東菅野5丁目は市街化調整区域内の現況が道路の土地であるため、これから不動産鑑定を行うが、平米単価としては、おおむね2万円前後と考えている。市川1丁目は市川駅直近の国道に面した商業地で、角地でもある。土地単価は、推定で平米143万円と見込んでいる。市川1丁目については、土地開発公社で既に取得していて、土地購入費のほかに補償費も含まれるため、単価が大きく異なる。
○西村 敦委員 理解した。
○石原よしのり委員 3点、一問一答で伺う。
 18、19ページの水産業振興費、東京湾漁業総合対策事業補助金173万円、20、21ページの庁舎整備費の家屋等損傷補償金約195万円、それから、概要説明資料の2ページと7ページ、市川駅前の道路拡幅等工事費について。
 水産業振興費は、先ほどの課長の説明では、漁網を守るための施設であるが、説明によると県が事業対象として認可をしたからとの話で、県と市の関係を知りたい。今回は約173万円だけれども、歳入のほうに県から約2割の35万円の補助金が計上されている。この辺も含めて、県と市がこれをどう認めて、どうすることにしたという根拠を説明していただきたい。
○地域整備課長 18、19ページの東京湾漁業総合対策事業補助金について、この補助事業は、事業費の4分の3が市川市の補助要綱に基づく補助率になる。本来であれば、この4分の3のうち2分の1の額が千葉県から市川市に対して補助金として交付される。ただ、今回は県が予算を確保できなかったので、本来であれば115万5,000円交付されるところが35万円しか交付されないという状況でる。
○石原よしのり委員 普通は補助金がきちんと交付されるのに合わせて事業を行うと思う。今回は県の予算がいっぱいになって補助金が出ないが、漁業者が急いでいるので、本市が負担を多くしても補助を行うということなのか。
○地域整備課長 今回の県の補助金については、県が当初予算を算定する段階では、総事業費70万円で、その2分の1の35万円を予定していた。その後、クロダイ等の被害がかなり大きいということで、県が補正予算を計上する前提の下に事業拡大の話が地元に来た。地元の意向を確認したところ、追加で要求したいという方がかなりいたので、それに基づいて市は予算要求を県に行ったが、県が補正で予算化できず、当初分の35万円しか補助金は計上されていない。
○石原よしのり委員 県に対しての見込み違いがあったことは分かった。これは、これ以上質疑しない。
 20、21ページ、庁舎整備費の家屋等損傷補償金について、補償金195万4,000円が概要説明資料の1ページに11件と書いてある。この11件について、どのようなものがあったのか内容を説明していただきたい。
 先ほどの課長の説明では一部は未解決となっていると言ったが、今交渉中の未決着物件が何件あり、これがどうして補償内容の了解につながっていないのか説明していただきたい。
○設計監理課庁舎整備担当室長 11件の補償する主な内容は、外部では、床タイルの破損、塀の補修、塀のかさ上げの亀裂などがある。内部では、壁のクロスの亀裂、建具の調整、テレビアンテナの調整などがある。
 今回、補償の対象件数12件のうち、1件がまだ交渉中である。現在の状況は、補償内容を相手方に示しているところであり、スケジュール等の調整でまだ確定できていないところである。
○石原よしのり委員 未解決の1件の補償内容を提示しているということは、どこが壊れていて、どこを提示しているのか。
○設計監理課庁舎整備担当室長 内部の壁の亀裂、建具の調整、天井の亀裂である。
○石原よしのり委員 ほかの11件に比べて損傷の程度がひどいと理解していいのか。
○設計監理課庁舎整備担当室長 ほかの物件と比べて多くなっている。
○石原よしのり委員 分かった。
 最後の市川駅前交差点の拡幅工事について、土地の取得は西村委員が質疑しているからいいが、工事のスケジュールも含めて、例えば西側が何mの歩道になってどうなるのかなど、拡幅の概要を説明していただきたい。
○道路建設課長 拡幅の内容としては、西側の市道部分の歩道幅員が広がる。現在、おおむね2.5mぐらい幅員があるが、それが国道に近いほうでは、隅切りも含めて約10mで、北側の手児奈に向かった端は約6mに広がる。今予定しているスケジュールは、建築工事が完了する来年1月半ばぐらいから歩道整備工事に入り、2月末ぐらいまでに完成できればと考えている。
○石原よしのり委員 国道沿いに今2.5mの歩道があるが、それが10mに広がるのか。
○道路建設課長 国道が広がるわけではないので、西側の道路の北の手児奈側のほうが2.5mからおおむね6mに広がる。南の市川駅のほうに向かって国道との境目は隅切りができる関係で広くなるが、それが約10mになるということである。
○石原よしのり委員 角の部分にあった建物が壊されて、この一部を市が買い取って、全部が歩道になる。北側からここまで6mで、角の部分が10mと言っているのか。
○道路建設課長 道路の歩道としては6mだが、国道に近くなると隅切り部ができるので、その三角の部分を含めた10mで、6m歩道から国道の近くだけ隅切りが約4mぐらいできるという意味である。
○石原よしのり委員 この部分は、カラー舗装ブロックを施工して、例えばベンチが置かれるとか、花壇ができるとかではなくて、全部広いブロックの歩道になると理解していいか。
○道路建設課長 歩道整備については、インターロッキングブロックで整備する予定である。植栽やベンチを設置する予定はない。
○石原よしのり委員 了解した。
○中町けい委員 一問一答で1問伺う。
 補正予算の概要説明資料の3ページ、施設修繕料の通学路等安全対策分、先ほどの小学校の通学路の12か所1,000万円について、改めて、この12か所はどこの小学校の通学路になるのか。地図が載っているが、どこの小学校か分からないので、詳細を伺いたい。
○道路安全課長 3ページの1-1が大柏小学校、1-2は曽谷小学校、1-3が中国分小学校、1-4が国府台小学校、1-5が真間小学校、1-6が鶴指小学校、1-7が鬼高小学校、1-8が二俣小学校、2-1が南行徳小学校、2-2と2-3が南新浜小学校、2-4が富美浜小学校である。
○中町けい委員 今回の12か所の通学路について、柏井小学校だと県道から通学路に入っていくが、市川市道の工事なのか、場所によっては県道も含まれているのか確認したい。
○道路安全課長 今回の修繕は全て市川市道になる。県が対策する部分もあるが、国、県についてはそれぞれの所管が対策することになる。
○中町けい委員 県道に関しては県が市内の通学路の対策を行う可能性があるとの認識でよいか。
○道路安全課長 今回の緊急点検は国、県、警察も含めて一緒に行っている。その上で、国、県、警察も含めて対策をする部分については、それぞれ所管が対策を行う。
○中町けい委員 分かった。
○細田伸一委員 一問一答で1問伺う。
 市川駅前交差点については先ほど来、質疑が出ている。説明で整備される内容に関しては大方分かったが、数字を確認したい。西村委員の質疑に対して、市川1丁目の土地の平米単価を143万円と答弁されたが、この143万円に40.46㎡を掛けた金額は5,785万7,800円になる。この計上されている金額8,057万4,000円から差し引くと2,271万6,200円となる。余分な分は補償費と言われた。補償金はこの2,271万6,200円でよいのか。
○道路建設課長 内訳について、土地代金は5,785万7,800円、補償金は2,271万5,700円で、合計8,057万3,500である。
○細田伸一委員 補償金ということで、分かった。土地の金額に対する補償金の額の割合は、大体こんなものなのか。何%と決まっているものなのか。
○道路建設課長 土地の価格に対する何%ということではない。今回の補償金は、用地を取得することに伴い、残った用地が狭小になってしまい、また、形が不整形になってしまうため、残った土地の価値が低下してしまうことに対する補償の内容である。
○細田伸一委員 過去には私も小さな土地の売買や不動産を借りたときに補償金を払ったことがあるが、それとは違うものか。5,785万7,800円に対して半分に近い四十何%が補償金というのが、少し高額な感じがするが、その妥当性はどうか。
○道路建設課長 こちらは不動産鑑定等を行って算出している。残地補償の内訳は、残った土地の約108㎡について、価値が平米当たり21万円低下してしまうという結果で、それを算出すると先ほどの2,271万5,700円となったものである。
○細田伸一委員 分かった。
○髙坂 進委員 1点伺う。
 通学路等安全対策工事費について、調査したときにはもっとたくさんの箇所があった。今回これらの箇所だけを工事するということは、これだけしか今回は予算が計上できないとのことで、このように決めたのか。それとも、工事をする期間がないのでこれだけとなったのか。
○道路安全課長 点検の結果、対策が必要だとされた箇所が184か所あったことは本会議でも答弁している。この箇所のうち対策の内容が、例えば通学路にある家の塀が倒れそうだとか、民地の樹木が繁茂して、それが邪魔になって見えないものの除去とか、車のスピードを抑制するソフト的な対策、「通学路」という電柱幕を張るなどの対策もある。道路安全課が行う対策として、車止めやガードレール、カラー舗装、区画線を行う箇所が29か所で、それ以外に国、県が行う箇所や電柱幕を張る箇所等を含めて184か所ということである。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第32号令和3年度市川市下水道事業会計補正予算(第3号)

○大久保たかし委員長 議案第32号令和3年度市川市下水道事業会計補正予算(第3号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○石原よしのり委員 1点だけ伺う。
 今回の施設修繕料は分かった。私設下水道管渠敷設費補助金は自分の家のトイレを水洗化して下水道に接続する途中まで行うのに幾らか補助金を出して普及させようと思っているのだと思うが、今回の補正予算で当初予算から1.5倍近くになる。かなり増えるが、見込みが少な過ぎたのか、下水道への接続が進んだ何かがあったのか、どのような理由によるものか。
○河川・下水道管理課長 当初予算よりも見込みが増えていることは指摘のとおりである。理由は、まず、予算編成段階で翌年度の申請の見込み数を正確に把握することが難しい面があった。また、当初予算では予算全体の調整の中での制約もあって、結果的に予算の不足が見込まれて増額補正をするに至った。
 また、申請が増えている背景としては、下水道の整備が進捗していること、申請に当たって私道関係者の合意形成が進んでいることも背景にあると考えている。
○石原よしのり委員 見込みは分かったが、背景を知りたい。今、何十軒かある私道に接する皆さんの合意がこのところどんどん進むようになった。過去はそうでもなかったが、外環道路ができて幹線の下水道整備が進んで、機運が出てきたとか、市の下水道担当者が皆さんに周知して効果が上がっているのか、その背景を伺いたい。
○河川・下水道管理課長 申請件数が増えている背景として、市では下水道工事を行う際や供用開始がされたときに住民の皆様へ、このような補助制度があるという周知に努めている。また、この制度については、原則的に住民の合意が前提となるが、工事費の全額を助成する手厚い制度になっているので、そのようなところが申請件数が順調に伸びていることにつながっているのではないかと考えている。
○石原よしのり委員 全額とは知らなかったが、合意ができて接続することには全額補助するとなると、誰でも行いそうな気がするが、要件があって、公益的なことにつながるとの目的があるのか。
○河川・下水道管理課長 助成の要件は、両端が公道に接した私道で、幅員が1m以上で公共性が高いこと、または、一端が公道に接した私道で、幅員1m以上で利用戸数が2戸以上あること、もしくは公益上、私道に敷設することが有利であることとなっている。また、そのほかにも私道関係者の承諾が得られることなどの助成の要件がある。基本的には供用開始された区域内の私道で住宅が立ち並んでいるところであれば、私道そのものの要件には合致していくものが多いと考えている。
○石原よしのり委員 分かった。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第34号市道路線の廃止について

○大久保たかし委員長 議案第34号市道路線の廃止についてを議題とする
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○髙坂 進委員 1点だけ伺う。
 廃止をした結果、残っている部分は誰のものになってどうなるのか。
 今まで外環ができてから、このような例がたくさんあると思うが、これは全部終わっているのか。まだこれからたくさん出てくるのか。
○道路管理課長 もともと市道6120号はコの字の道路で、この市道の一部に東京外郭環状道路が整備されたことに伴い、残された行き止まりの道路となったことから、市道として一般の交通の用に供する必要がなくなったため市道路線を廃止するものであるが、残った約45mの行き止まり道路の両端に接する同一の地権者から一体的な利用の要望がある。これにより、本議案が可決された後には、払下げの手続を進める予定である。
 2点目について、今回、外環道路に付随して市道路線の廃止があるが、このほかに外環道路で約130路線の認定、廃止がある。まだ副道工事を行っていて、それが終わった暁には全て一括で認定、廃止を行う予定である。現在は国の首都国道事務所で現状の測量等を行っている。終わり次第、完了している箇所から市川市と国道の管理区分を決め、それから認定、廃止の改変を行い、おおむね令和6年度以降になる予定で準備を進めているところである。
○髙坂 進委員 まだまだたくさんあるとのことで、今回のようなことはまだあると思う。それも残った部分については払下げをするという同じような形で進むのか。
○道路管理課長 行き止まりの箇所がまだ精査されていないが、払下げの希望が出ている箇所は今のところない。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

所管事務調査

○大久保たかし委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、了承願いたい。


○大久保たかし委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午前11時7分散会

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