更新日: 2022年8月15日

令和3年12月 市川市議会 健康福祉委員会

開会

令和3年12月2日(木)

午後2時52分開議
○石原みさ子委員長 ただいまから健康福祉委員会を開会する。


○石原みさ子委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、①総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。

議案第37号 市川市こどもたちの未来支援基金の設置、管理及び処分に関する条例の制定について

○石原みさ子委員長 議案第37号市川市こどもたちの未来支援基金の設置、管理及び処分に関する条例の制定についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願う。
○こども福祉課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原みさ子委員長 質疑はあるか。
○長友正徳委員 1問、一問一答で行う。
 条例案そのものについては、受皿の条例なのでどのように使うかなどは書いていないのは賛成で、このような基金をつくること自体は賛成であるが、それに附帯した説明の中で留学に1,000万円とのことである。この基金設立の趣旨そのもの、根本的なところでは経済的な格差を意識している。経済的な格差と留学、これは上位3%の人が対象になるが、矛盾があるのではないかと思う。どうしてそのような矛盾が生じたのか伺いたい。
○こども福祉課長 ひとり親家庭支援目的から今回の基金を設立した。今回の1億円を契機として、こども政策部で協議、検討する過程で、次代を担う子どもたちの健やかな成長と、つまり、子どもたちの生活支援と、それから夢や希望の実現に資することを目的とした基金の設置が必要であるとのことである。今回の寄附についていろいろ部でも検討した中で、近年経済的格差による進学や留学、習い事等、子どもたちの可能性を広げる機会が喪失されているとの新聞報道も出ており、ひとり親世帯を含めた次代を担う子ども全体に対する支援が必要ではないかとのことから、基金の設置の形で検討、決定し上程した。
○長友正徳委員 経緯は分かった。ただし、留学だと1人1,000万円と、大きな金額になる。それを、今回の補正予算には入っているが、あのような支援に使えば、1人に対する支援が百数十人の支援として使われる。であるから、経済格差を意識しているのであれば、3%の人に対してではなく、もっと多くの人に対して支援するべきであると思うが、そのようなところに矛盾は感じていないのか。
○こども福祉課長 今回、子どもたちの生活支援では議員御質疑のような形で力を尽くしていきたいと申し上げたが、それとは別に、夢を喪失しているとのところで、そこに何とか行政として応援していきたいため、基金をつくった。留学の話が出ていたが、これは例えであるので、制度設計についてはこれから検討して、力強い支援のできるような形で今回の基金を進めていきたいと考えている。
○長友正徳委員 例えとのことで留学が出ているが、それをどうするかは今後考えていくことで了解した。
○やなぎ美智子委員 質問項目は3つである。最初に質問項目を言って、一問一答で伺いたい。
 1点目、寄附者には、このような議会への提案としてどうかと意見を聞いたのか。
 2点目、海外留学に関してはこれからの制度設計と聞いた。アメリカを例にしての積算とのことであったが、留学の範囲等はこれからであるからそれ以上はないかもしれないが、それでも1,000万円とは、6,500万円の使い方について、提案は余りにもどう判断したらいいのか分からない。
 3点目、大平こども政策部長がふるさと納税制度も活用してさらに寄附も募りながらこの基金を豊かにしていくとあったが、今ふるさと納税制度は、余りすっきりしていないような動きではないかと思う。ふるさと納税制度がここにぽんと出てきたことについて伺いたい。
○こども福祉課長 最初に寄附者の意向についてであるが、寄附の使途については寄附者に確認はしている。寄附者には直接私も面談し使途については報告し、今回の基金の設定と低所得者のひとり親世帯に対する進路支援給付金については説明して了解されている。
 2点目のアメリカの留学云々、どのような形でそれが出ているかであるが、上限1,000万円程度で、海外の大学への留学をする場合、学費や生活費を基に算出した。仮に自費でアメリカの大学に留学する場合、学費だけで年間700万円程度する大学がある。これに加えて、滞在に必要な居住費や食費が約200万円程度、その他現地での保険や渡航費用で最大1,000万円としている。ただ、先ほど何回か述べたが、制度設計についてはこれから検討するのでよろしくお願いしたい。
 3点目、ふるさと納税の活用については、これも申し上げているとおり今後のことであるが、最初については周知がまず大事な要件になってくるかと思う。周知について、このような基金のことをPRする中で、当然ふるさと納税も活用できるものは活用して取り組んでいきたい。
○やなぎ美智子委員 1、2、3に関わるか分からないが、この間メディアを通じて、例えば高槻市では匿名での2,000万円の寄附で一律1万円を児童扶養手当受給世帯1,086世帯の児童1,800人に、だとか、逗子市にアメリカ在住の方の10億円等様々あるが、その辺は議論の対象、制度設計の参考にはならなかったのか。
○こども福祉課長 今回の基金設定については様々な意見も出て、案も相当出た。その中で、今回ひとり親のところに着手して進路支援給付金――中学3年生、高校3年生の該当する世帯を何とか受験で、例えば2校受けて、1校は自分の挑戦するところ、1校は滑り止めの形でも、ひとり親世帯の方は安全なところを取って負担をかけたくないため挑戦しないことがあってはならないことである。今回、コロナの緊急事態宣言が年間で結構多くの日にちになるので、その辺の子どもの支援が何とかできないかとのことに端を発している。他市の状況も当然耳に入っているが、まずここに市川市として取り組ませていただきたい形である。
○やなぎ美智子委員 制度設計はこれからとのことであるが、海外留学等を否定されているわけではないので、寄附者がこのことによる支給で選抜格差をなくしたいのに、新たな選抜をそこで生ずるようなことがあってはまずいのではないかと思う。制度設計を見ない限り判断しかねるので、共産党としては賛成しかねることを発言して終わる。
○中村よしお委員 1点、今質疑のやり取りを聞いて、まず、寄附の文化を本市にも定着させていく意味合いでも意義があることかと思う。制度設計はこれからとのことで、大体年度内かと思うが、制度設計はいつまでで、いつから本格的にスタートさせていくのか。今の段階である程度決まっていればであるが、企業等から寄附を集める活動をするとなるとそれなりの手間や人員がかかると思う。この基金に関わる市の職員の人員や配置についてどのように考えているか。
○こども福祉課長 委員の意見は本当に参考にさせていただきたい。
 最初に、職員はどのぐらいの規模でとの質疑があったが、そこも含めて、まず、緊急支援として、進路支援給付金は当課のみで対応させていただきたいと思っている。今もうその準備で尽力しているが、子どもたちの夢支援のほうは少し時間をいただいて、今後、留学の言葉が先に出ているが、そのほかにも留学だけではなくて、いろいろな支援が必要ではないかとの議論も出ている。その辺を整理して、今後時間をいただいて、年度内云々ではなく、もう少し時間をかけながら行っていきたい。周知をしながら、まず1億円だけを使って事業をスタートするのではなく、周知しながら寄附を募っていって、寄附を育てながら進めていく。その入り具合も正直言えば考えなければならないので、まず周知させてもらう中でスタートを切っていきたいと考えている。
○稲葉健二委員 今いろいろ話を聞いた中でもう少し聞きたいのは、制度設計はこれからなのはそのとおりであると思う。ただ、例えの話が留学で1,000万円など、そのような振り方をしてしまうと、人のイメージはそこだけにスポットが行ってしまう。ひとり親のどのようなところにも、このように行きたいなど、そのような形の制度設計をもちろん進めなくてはいけないであろうが、広報的な例えの例が極端過ぎるように感じる。であるから、その方が1,000万円で希望の留学を果たすことができるなら応援したい気持ちがあったとしても、そこだけが秀でて見えてしまうのは、余り周知の仕方とか進め方としても極端な気がするが、その辺はどう整理するか。
○こども福祉課長 委員の御質疑は十分分かる。そこだけがクローズアップされてしまうのではないかとのことである。その辺も、今後周知の仕方も含めて調整して進めていきたい。まずは、進路支援給付金を2月末には何とか対応していきたいと思っているので、そちらを先に行わせてほしいと思っている。
○稲葉健二委員 進路は留学だけではなく、例えば50万円もらったら私学に行けるなど、それによって希望や進路の選び方もいろいろ変わってくる。それは先ほど中村委員も言われたように、早ければ早いほどそのような制度設計で応募できるとか、そのような形で進みやすくなる。であるから、スピードを求める部分とじっくりの部分と両サイドを分けながらいかないと、逆に言うと来年に向けたことを救済するには余りのんびりしていられないのかもしれない。それと、このような形でも応援できるとか、逆に、少し少ないけれども応援できるような形のものも例題としても挙げていかないと、1,000万円のほうだけが私たちのほうに聞こえてくる。1,000万円もらえるみたいなことはちょっと違うであろうと思うが、それについてはどうか。
○こども福祉課長 よく検討して進めさせていただきたい。
○稲葉健二委員 ぜひそのようにしてもらわないと、市内だけではなくて、他県の知り合いからも、市川市は1,000万円もらえると、そこだけ食いつかれてきてしまう。本来の趣旨はひとり親の人をいろいろな形でサポートすることであり、これが例だとしてもちょっと極端だと思うので、その辺も含めてもう少し周知の仕方、内容にしても少し考えながら行ってほしい。
○大場 諭委員 周知と制度設計の2点である。
 周知については、1つは、1億円の寄附をいただいたことによりこのような議論ができるすばらしい方だと思うし、コロナの中で進学、留学を諦める、確かに幅広い。ただ、1,000万円の言葉は確かにメッセージが強くて、私はこれをインパクトがあってよかったのではないか、逆にどんどん宣伝してほしいと思う。あわせて周知、制度設計の中というか、そもそもある奨学金制度を知らずに、今のコロナ禍で大学をやめて、もしくは休学してふるさとに帰ってしまう方も多い。あわせて、私も息子が今大学生であるが、留学したいと考えれば1,000万円では足りない。当然2年は行かないといけない。ただ、やはり奨学金で何百万円も使うとどのようにして返すのかもある。併せて使えることも考えてほしい。ひとり親家庭に限らずこのようなメッセージが届くことは、未来の世代に市川市が大きくこれで取り組んでいることを伝えることは大事なことだと思うので、大きく花火を上げてもらい、どんどん行ってもらって寄附を募っていただく、これが大事かと思うので、その辺も含めた形で進めてほしい。
 制度設計の中で奨学金と併せて使えるかと周知についてである。
○こども福祉課長 委員御質疑のとおり、あらゆることを検討しながら大事に進めさせていただきたい。
○大場 諭委員 奨学金も併せて使える形で検討していただけるか。
○こども福祉課長 国の制度を照会しながら検討を進めていきたい。本基金の周知については、ウェブページで宣伝していく。当然広報でも周知させていただく。
○石原みさ子委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」「反対」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 御異議があるので、改めて挙手により採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○石原みさ子委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第40号 市川市国民健康保険条例の一部改正について

○石原みさ子委員長 議案第40号市川市国民健康保険条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願う。
○国民健康保険課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原みさ子委員長 質疑はあるか。
○長友正徳委員 2点総括で、その後一問一答で行う。
 これは国の施行令改正を踏まえての条例の一部改正とのことで承知したが、新旧対照表の14ページに議案の説明がある。私は説明だけ求めるが、出産育児一時金と、36条に規定する出産の金額を少し調整している。これはどうしてこのような金額の変更をするのか。
 36条に規定する出産であると1万2,000円、36条には何が書いてあるのか。
○国民健康保険課長 条例の新旧対照表であるが、現状は出産育児一時金の総額が42万円である。本来の額として40万4,000円があり、加算額1万6,000円があり、40万4,000円に1万6,000円足して合計額で42万円と、現状このようになっている。
 今の1万6,000円のところが、産科医療保障制度の掛金が1万6,000円相当組み込まれている。その産科医療保障制度の掛金が今1万6,000円から1万2,000円に4,000円下がった。そこの改正になる。したがって、本来は4,000円下がったので支給額も4,000円下がるところであるが、総額として42万円は保持しようとのことで、中身の改正で給付額自体は変更ない内容になっている。
○石原みさ子委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第42号 市川市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について

○石原みさ子委員長 議案第42号市川市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願う。
○市営住宅課長 市川市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正については、本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○石原みさ子委員長 質疑はあるか。
○大場 諭委員 3点ある。まず場所と、寄附はどのような方からか。利用に当たっては、例えば団地に住んでいる方が優先的に利用できるのか。利用料金の設定について伺いたい。
○市営住宅課長 1つ目の場所は、奉免団地の北側で、建物で言うと4号棟のすぐ隣に当たる場所にある。
 寄附については、もともと崖地を含む土地を持っていた一般の方から、崖地について協議をしている中で寄附の提案があり、受けた。所有者はタカハシマツ様であった。
 利用者については、奉免団地の入居者専用とする。料金については、承認いただいた後に規則を改正するが、規則の中で定める。想定しているのは税込み6,000円である。
○大場 諭委員 確認する。実際に駐車料金を取る管理はどこが行うのか。市が行うのか。
○市営住宅課長 管理は市直営とする。
○石原みさ子委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第43号 令和3年度市川市一般会計補正予算(第10号)のうち、本委員会に付託された事項

○石原みさ子委員長 議案第43号令和3年度市川市一般会計補正予算(第10号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔生活支援課長、こども家庭支援課長、こども福祉課長、疾病予防課長、新斎場建設担当室長、こども施設計画課長、斎場霊園管理課長 説明〕
○石原みさ子委員長 質疑はあるか。
○長友正徳委員 1問である。
 予算書17ページ、扶助費のひとり親世帯に対する進路支援給付費3,500万円についてである。この原資は寄付金1億円、そのうち3,500万円をこのような名目で執行しようとしているが、寄附者の意向を推察すれば、コロナ禍で困窮世帯、特にひとり親世帯が困窮しているため、それに使ってほしいとのことであると思う。生活が困窮している方はもっと多いと思う。ひとり親家庭の困窮度合いが大きいと思うが、それ以外に2人親家庭でも生活困窮している世帯はあると思う。幅広く、3,500万円と言わず、1億円全部を可及的速やかに支給すればいいのではないかと思うが、なぜこのように3割5分をこの際給付することになったのか、その経緯について伺いたい。
○こども福祉課長 今回の進路支援給付金については、寄附者にも相談し了解を取っている内容である。なぜここだけ行ったかは、基金をつくって長く寄附者の意向を保っていきたい形で、この給付金を全額配るのではなく、まず今回は進路を悩まれているお子さんの家庭に優先的に緊急で行わせてもらった。
○長友正徳委員 確認する。寄附者と面談したわけではないので想像でしかないが、寄附者と相談したとのことである。取りあえずひとり親家庭の子どもに対して3,500万円を給付する、残りについてはもう少し長いスパンで対応していくとのことで寄附者は了解しているのか。
○こども福祉課長 そのとおりである。
○やなぎ美智子委員 1問である。
 17ページ、18節の負担金補助及び交付金の補助金について、先ほど説明いただいた。補助金の内容についてであるが、私立保育園の施設整備費等補助金について、予定より認可保育所が少なかったとのことであるが、具体的にどこなのか、何か所くらいか。
 もう1点、認定こども園の施設整備費補助金が、国庫補助金の増額があってこれだけになったとのことであるが、これについても何か所なのか、具体的にどの園か。
○こども施設計画課長 私立保育園施設整備費等補助金についてお答えする。まず、場所は、市内の中で保育園が足りていない地域を指定して事業者の公募を行っている。今年度、メインで公募していたのが市川駅や市川大野駅周辺などの場所になる。それに対して事業者の公募を行った結果、認可保育園の創設との案件1件と、小規模保育事業所の創設との案件1件の合計2か所についての整備が今年度ではできなかったことになる。
 次に、認定こども園施設整備費補助金についてである。これについては令和2年度から繰越しして整備を続けている案件で、アイリス幼稚園と須和田幼稚園が幼稚園から認定こども園に移行するための補助金について、国庫補助金の増額改定があったための増額補正となる。
○中村よしお委員 初回総括で伺いたい。
 1つ目が、17ページの児童福祉総務費の第11節役務費、子ども医療費審査支払手数料と、19ページの扶助費のこども医療扶助費もそうであるが、まず、受診件数が増えたことによる補正とのことであるが、この見立てがそもそも妥当であったのか質疑する。要するに、例年とほぼ同じで予算を組んでいたが、今回は特段増加したのかなど、その辺の妥当性と、件数が増えた理由について伺いたい。
 2つ目が17ページの第18節、負担金補助及び交付金のこども送迎ステーション整備費補助金で、代表質問で伺っていることではあるが、3点これに関して伺いたい。開園時間は午前7時から午後7時との答弁があった。送迎ステーションとは最初と最後のところかと思うが、ずっと開いていることになると、どのような利用の仕方をするのか。利用料は発生するのか。
 今、公立保育園に行くと、まずインターホンを鳴らすようになっているが、インターホンでロックがかかっているような仕組みなのか。
 場所は、行徳と言いながら私は確認していないが、自転車を置いたりするたまりのようなものがあるのか。自転車で迎えに来る方は結構いると思うので、それについて伺いたい
 19ページの第22節償還金利子及び割引料の償還金で、子育てのための施設等利用給付国庫交付金償還金の県交付金償還金の内訳について伺いたい
 19ページの第22節償還金利子及び割引料の償還金、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業費国庫補助金償還金と、これは事務費で国庫負担金償還金とのことである。これは、要するに補助金はきちんと行き渡っているが償還する分が出たとのことである。その理由を伺いたい。給付の計算の問題だけかもしれないが、そこだけ伺いたい。
○こども福祉課長 まず、医療費の手当もしくは19ページの医療費の扶助費が増額になっている理由である。当初予算積算時点では、新型コロナウイルス感染症の影響を考えて、引き続き医療機関への受診控えが起きると想定していたが、実態として令和3年4月から9月までの審査件数が、医療機関への受診件数の増加が発生した。当初見込みより増加しているため、審査支払い手数料等を増額補正するものである。
○こども施設計画課長 17ページの補助金、こども送迎ステーション整備費補助金についてお答えする。
 1点目の開園時間である。送迎ステーションの開園時間は、朝7時から午後7時とお答えしているが、実際園が開いているのは、朝7時から送迎バスが本園に向けて発車するまでの8時半前後までである。それまでに保護者の方に来ていただき、バスで送っていく形になる。その後は送迎ステーション内での保育は行わない予定である。帰りも、コミュニティゾーンの本園からバスで5時前後に出発し、バス到着後、7時までの間に保護者の方に迎えに来ていただく利用方法になっている。
 2点目の利用料については、近隣市町村で大体1,000円から2,500円の間で利用者負担を取っているところが多いので、そのような事例を参考に、本件の事業費等を精査して、適している額を設定していきたいと考えている。
 3点目のインターホンなどのセキュリティーについては、保育園に準じた形でステーションを整備するので、不審者等が入ることのないようなセキュリティーを整備していく形になる。
 場所は、行徳駅前から新浜小に向かう一方通行の細い通りがあるが、駅方面から新浜小に5分圏内のところで、マルエツの少し先になる。そちらの施設では、保護者が子どもを預けるための時間に自転車を駐輪できるスペースを確保している。
○こども施設入園課長 19ページの子育てのための施設利用給付の件についてお答えする。内訳は、主に令和元年10月から始まった無償化に対するもので私立幼稚園の給付対象が約3,100人、上限額2万5,700円のものと、あとは私立幼稚園で預かり保育を行っていて、この対象が890人で上限額1万1,300円、そのほか簡易保育園利用給付等、月額3万7,000円上限で対象が462人などである。基本的に、こちらを合わせて、申請時には11億9,603万6,600円を申請したところ、実績は11億4,059万7,402円となり、5,543万9,198円実績が下回ったので、それぞれ2分の1と4分の1を返還するものである。
○こども福祉課長 19ページ、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業費、事務費等の償還金の件である。これについては、積算のときに申請が必要なものがあるが、それについて国から積算方法の指示があり、それが大分余裕を持った積算方法を示されたので、償還金が生じたものである。
○中村よしお委員 1点目については、見込みよりも多くなるだろうとして当初予算を計上したにもかかわらず、それよりもさらに多くなったとのことであるが、その理由が分かれば伺いたい。
○こども福祉課長 子ども医療費については、令和2年度についてコロナの関係で通院控えが出た。その影響がまだ続くであろうと当初予算は低く見積もっていた。ところが、令和3年度上半期は多く通院がなされたために、積算として結果としては足りなくなるであろうとのことで補正をお願いするものである。
○中村よしお委員 聞き違えていた。コロナ控えで当初低く見積もっていたが、実際はそうではなかったとのことで理解した。
 2点目のこども送迎ステーションについては理解した。利用料について、1,000円から2,500円とのことである。状況を見ながらと思うが理解した。
 再質疑する。開園時間は7時から8時半までと、17時から19時までとのことで、その間は完全に誰もいない状況になるのか。認可外になると思うが、ほかに何か利用することは考えていないのか。
○こども施設計画課長 現段階の計画では、間の時間については特に何か保育を実施する予定はないが、行く行くは行徳地区のニーズを踏まえて、その間一時保育を実施するようなことは検討していきたい。
○中村よしお委員 よく分かった。ぜひ検討をよろしくお願いしたい。
 3点目についてはメモし切れなかったが、各幼稚園等で3,100人、890人、476人で、それぞれの金額設定があって、実績が下回ったとのことで理解した。これは結構である。
 4点目についても理解した。
○加藤武央委員 総括で1点伺いたい。
 20ページの衛生費、斎場費の委託料について、私は民営化ができず市が行っていくことを代表質問のときに答弁を受けていたが、今の斎場用地等の測量について、1,728万円は、まず、どのような形ができているのか伺いたい。
○新斎場建設担当室長 今回の用地測量等については、項目としては、まず斎場の約2haある面積の境界を確定して、実際の建築、設計するための基礎となるような面積をまず確定しようと思っている。さらに、東側には霊園の崖地があるので、やはりその崖地の状況も来年度以降計画している設計に大きく影響する範囲であるので、そちらを併せて測量を行う業務になる。
○加藤武央委員 面積の確定と東側の崖の利用価値を考えた中で、今現在1,728万円とのことである。私が前回も要望していたと思うが、火葬棟のところで住民の方から非常に苦情が来ている。できれば移動してほしいとのことで、大慶園のほうから向かって右側の見えないほうにしてほしい、これがベストであると言ってあるが、その状況の中で、民間ではなく市川市が行うのであれば、それをまず第1に考えてもらえているのか。それを確認したい。
○新斎場建設担当室長 今の質疑については、今年度斎場再整備の基本計画の策定業務を進めている。その中で、やはり今の火葬施設については動かしながら建て替えをしなければいけないとのことで、御質疑のとおり一番道路側から遠い東側や南側や西側、多方面で市民の方々に影響がない形で様々な検討をしているので、これがまとまり次第改めて説明をと思っている。
○加藤武央委員 まとめると、実は、この件に関しても、まずは委員会で、民営化できなかった、逆にこうなったと、まずここで言うべきであろう。それで初めて私たちが検討するとの言い方をしてほしいと言ったが、どんどん進んで民営化がだめであったことがやっと分かった。逆に言えば、地元の人たちは、委員会もそうであるし、地元の人たちにもまず知らせるべきである。それから要望を聞いて、このようなものをつくりたいとお願いしているので、今もうそこまで行ってしまっているのであるから、私が言った内容のことは、地元の人たちの声もあるので、火葬場だけはまず移動するのであれば、できればまず一番見えないところに設定してほしい。これがまず1つである。また、今この下の同じ補正予算書の5ページに人材派遣の1,500万円もあるが、あれは常に動いていなければいけないのであろうから、これに関してもできるだけスムーズに、何人でも、できるだけ迷惑をかけないような火葬炉ができるような動きをしてほしい。
○こども施設計画課長 発言の訂正をお願いしたい。
 中村委員への答弁において、こども送迎ステーションの空き時間の活用について、一時預かりを検討すると発言するべきところを、一時保育と発言してしまった。一時預かりに訂正をお願いしたい。
○石原みさ子委員長 訂正を認める。
○つちや正順副委員長 1点伺いたい。
 中村委員の質疑に補足的に伺いたい。一問一答で行う。
 17ページこども送迎ステーションについて、利用料金1,000円から2,000円を見込んでいるとのことであるが、これは月額か。
○こども施設計画課長 月1,000円から2,500円の間で、近隣市の状況や事業費を踏まえて設定を検討していきたいと思っている。
○つちや正順副委員長 理解した。
 もう1点伺いたい。整備事業費とのことであるので、利用者の支払い方法はどのような形で支払うことを見込んでいるのか。
○こども施設計画課長 利用料については、送迎ステーションを実施する運営事業者の経費の中から経費分となるので、運営する事業者が利用者から徴収する形になる。保育事業者が口座なのか現金なのかを今後決めていく形になろうかと思う。
○つちや正順副委員長 利用者が送迎ステーションに行って代金を支払うことはないとのことで承知した。
○石原みさ子委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第44号 令和3年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

○石原みさ子委員長 議案第44号令和3年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔国民健康保険課長 説明〕
○石原みさ子委員長 質疑はあるか。
○長友正徳委員 マイナンバーカードに関する予算について、1点だけ質疑する。
 36ページの739万4,000円について、説明にもあったが、議案の総括の10ページに説明があるが、マイナンバーカードの経費はマイナンバーの取得支援、それと被保険者証としての利用促進の2つがある。この2つのうち、被保険者証としての利用促進は、健康保険とのひもづけであるが、これについては国保の特別会計でカバーしても分かるのかなと思うが、取得促進は別の話ではないかと思う。国保の会計ではなく、市民部かどこか分からないが、市川市の別の部署で行うことではないか。国保の会計となじみがないのではないかと思うが、なぜ取得促進が入っているのか。国の制度かもしれないが、どう見ているのか。
○国民健康保険課長 議案の総括の資料は、質疑があったようにここには確かにマイナンバーカードの取得促進と入っているが誤りで、質疑のとおりマイナンバーカードを新規に取るための費用ではなく、マイナンバーカードを既に持っている方について、保健所機能をつけ加えることに対しての費用とそれに対しての補助金となるので、マイナンバーカードの取得促進ではなく利用促進である。したがって、委員御質疑のとおり、マイナンバーカードを新しく取ることについて、それを国民健康保険会計に入れるのはおかしいのではないかとの質疑であったが、これはそうではなく、マイナンバーカードを既に持っている方がマイナンバーカードの機能の1つに保険証の利用機能を新たにつけ加える、それに関する経費とそれに関する国庫補助である。
○長友正徳委員 説明は分かったが、議案の取扱いはどうなるのか。訂正等はするのか。このまま取得促進で決裁するのもどうかと思う。議案の取扱いについて伺いたい。
○国民健康保険課長 申し訳ないが、詳細は私も分かりかねるところがあるので、議会事務局など関連部署と相談してお答えしたい。申し訳ない。
○長友正徳委員 よろしくお願いしたい。
○やなぎ美智子委員 1点伺いたい。
 これは利用促進に係る国庫補助金10分の10とのことであるのでそのまま計上したと思う。私は詳しいことは分からないが、この間ランサムウェアの感染被害が自治体立病院や福島でもあった。健康保険証をひもづける上で一番プライバシーにかかわるところの不安があるが、その辺で、例えば併せてセキュリティー対策について、国のほうからのとか、何か考え方は示されているのか。
○国民健康保険課長 今回の補正に関しては、今委員から質疑のあった内容は含まれていない。あくまでマイナンバーカードの健康保険証としての利用申込みの支援として、経費とそれに見合う国庫補助金の歳入を補正予算として計上している。
○やなぎ美智子委員 計上の根拠は分かったが、これでどうかと言われると大変不安がある。十分な説明ができないようなことについて、私たちが判断することは困難であることを申し上げておく。
○秋本のり子委員 1問伺いたい。
 今のところで、被保険者証としての利用促進に係る経費とのことであるが、各病院とかクリニックでこのようなものが、今の保険者証ではなくマイナンバーカードを持っていけば済むようになるためのものである、含まれているとの理解でいいか。そうすると、今の市内の病院、クリニック等でそれができるようになるのは、今何か所ぐらいとか、予定している何%ができているとか、何かあれば伺いたい。
○国民健康保険課長 市内の医療機関であるが、薬局や歯科を合わせて現在783か所あり、委員から質疑のあったマイナンバーカードの保険証利用の対応が行えているのは現在39か所しかない。整備率では、現在は僅か5%にとどまっているのが実態である。
○石原みさ子委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
○長友正徳委員 反対討論である。
 担当の方には申し訳ないが、ポイントを付与するための広報があるが、ポイントを付与すること自体が変である。国民に人気がなく普及していないことの証左であると思う。国民に国が信用されるようなやり方をしなければいけない。国のマイナンバーカードに関する問題点などの資料をネットで見ることがあるが、その中に、国民の不安、心配として国家により国民の様々な個人情報がマイナンバーをキーに名寄せ、突合されて一元管理されるのではないかとの懸念がある。この懸念に対して国はきちんと答えていない、ここが問題である。私は代表質問の中でエストニアの例を挙げたが、エストニアの電子政府のシステムにおいては、個人情報のアクセスログは全て記録されていて、もしチェックしたいと思ったら誰にでもチェックできる仕組みが整えられているそうである。このように分かりやすく、かつ透明性が担保されていることから、国民の個人情報が不正に使われる心配はしていないとのことである。
 日本も、これが唯一ではないかもしれないが、このような国民を安心させるような仕組みをつくってそれを広報しなければいけないと思う。それがないまま、このようにポイントを付与するなどといって国民をつるようなやり方はよくないと思うので、担当には申し訳ないが、国から降ってきたものなので反対である。
○石原みさ子委員長 ほかに討論の発言はないか。
○やなぎ美智子委員 反対である。
 先ほど言ったが、一番ひもづけしてはいけないのは保険証である。医療人として、私は本当にこの間様々な病院、それもランサムウェアだけではなく、情報漏洩も含めて、あとは職員のちょっとしたミスで、物すごく神経をとがらせていても、そのことに対するきちんとした対策が取り切れていない中で進んでいないので、そのことを私はこの大変な中、少しでもお金を出すから、ポイントを付与するからなどというやり方は一番行ってはいけないことだと思う。反対である。
○石原みさ子委員長 ほかに討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○石原みさ子委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第45号 令和3年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)

○石原みさ子委員長 次に、議案第45号令和3年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔国民健康保険課長 説明〕
○石原みさ子委員長 質疑はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

所管事務調査

○石原みさ子委員長 次に、所管事務の調査に移る。
 心身障がい者(児)福祉対策についてを議題とする。
 本件は、手話言語条例案の上程に関し、前期本委員会において調査検討が行われ、任期半ばの改選を期に、前期健康福祉委員長から議長に対して申し送りがなされ、その後、各派代表者会議において協議を行われたものである。
 このたび、お手元に配付のとおり、議長から私、委員長に対し、手話言語条例案の上程に向けて必要となる事項を本委員会において審査するよう通知があった。
 そこで、委員長としては、本件を委員会において審査し、条例案を委員会発議で上程したいと考えている。
 まずは、事前に配付した手話言語条例案をもとに、条例案の名称、前文の内容について審査したいと思うが、このことについて意見を伺いたい。
○やなぎ美智子委員 この案の議論に入る前に質疑を2点行いたいがよろしいか。
○石原みさ子委員長 内容についての質疑か。
○やなぎ美智子委員 ここに至ったプロセスについてである。
 4月30日にこの調査・検討を依頼した。それで、11月17日の各派代表者会議においての協議で、改めて審査の必要があるとのことで委員長宛てに出た。この間、長かったのか短かったのか、私は6か月以上のこの期間は何が必要であったのか、なぜこの時間を要したのかを1つ伺いたい。
 あとは、出したことについて、その場での前期の取組の説明をいつ行ったのか。そして、議長からの質問、意見交換、やり取りはどのようなレベルで、いつごろ行われたのか、もし分かったら伺いたい。
○石原みさ子委員長 私の知る範囲での答えになるが、前議長から現在の金子議長に引き継ぎがされてから大分時間がたっているとの話であったが、その間、私、委員長としては所管の教育委員会や福祉部、また法務に原案のたたき台を見せて間違いがないか、あるいは条例として定めるのにふさわしい文言になっているか等の精査をしていたと理解している。
○やなぎ美智子委員 それでこの期間が必要であったのか。
○石原みさ子委員長 具体的には分からないが、実際に議長から私、委員長にこの審査をと言われたのがこのタイミングであったのである。
○やなぎ美智子委員 了解した。
○加藤武央委員 内容に入っていいか。委員長、実は、前の委員長が提案したときには、何も書かないまま議長に持っていってしまい、聞いていないとのことで何年もかけてでき上がったものを蹴飛ばされてしまった。それで、では新たにみんなでやり直そうと、条例等をもんでやっと委員会として出すことが決まって、その間、もんできて、取りあえず手話条例に関しての項目だけはまとめようとなった。コミュニケーション条例は、北海道か何かもそうであるが、広過ぎるからまず小さく絞ってみることで、決めて終わったつもりで増田前委員長が文章で書いた。そこで終わっているので、次はでき上がったものを私たちが見るものであると思っていた。最終的に、みんなが新しく目を通して、どこが加わって、どこが減ったでもいい、削除したとか、それを委員長に僕たちはお願いしてはいなかった。委員長は所管の部署と言い合ってどうこうと決めてできたものではなくて、まずは新たなメンバーのここで1回まとめてもらって、これでいこうとなったときに、初めて委員会として出すものがあれば、別に今回の代表者会議で言っても、代表者会議に長友委員が行ったときにはもんでいなかった、何も出なかったと言った。中村委員は逆に何も聞いていないと始まった。
 であるから、流れは、もう1度、今すぐ審査しなくても、一旦は皆さんに見てもらって、それから委員長並びに所管事務局でもいいが、説明してもらって、納得して2月でもいいのではないか。その前に、1回また集めてもいいのではないかというのが私も考えである。それでもしよければ、今日は今すぐ審査して決まるものは絶対にないと思う。お2人も初めて見ている。
○石原みさ子委員長 暫時休憩する。
午後4時28分休憩
午後4時56分開議
○石原みさ子委員長 再開する。
 手話言語条例の審査については、後日、まず、皆さんがはっきりと知りたいと言われている情報を提示していただき、具体的には11月22日までの動きについて、それから、お手元にある前健康福祉委員会案と、所管課の調整済みの案の2つを見比べて、どうしてこうなったのかの説明を聞くことを後日行いたいと思う。それでいいか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 その日程については、準備の都合もあるので、この議会中に皆さんにも都合のいい日を事務局から聞いてもらい、できるだけ全員がそろう日がいいと思っている。できれば12月中、無理であれば1月に、2月議会の上程を目指す方向で進めていいか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○やなぎ美智子委員 もちろん、できるだけであるが、できるだけではだめである。そのような集まれる人だけでの議論の場があったが、やはり健康福祉委員会としてしっかりと調整して、全員がきちんと参加できることが大事かと思う。
○石原みさ子委員長 委員会発議であるので、一人一人が納得した形で提出できたらと考えるので、協力のほどよろしく願う。
 国民健康保険課長から訂正の申し出がある。
 国民健康保険課長から発言を求められているので、これを許可する。
○国民健康保険課長 先ほど議案第44号市川市国民健康保険特別会計補正予算における審査の過程において、長友委員からの質問に対して、マイナンバーカードのところであるが、マイナンバーカードの取得促進ではなく利用促進と私は申し上げたが、確認が不足していて大変申し訳ない。国から事務連絡の通知が出ていて、令和3年7月30日付で厚生労働省の国民健康保険課と総務省のマイナンバー制度支援室から連名で通知が出ている。その中では、確かに私が言ったとおりマイナンバーカードの被保険者証の利用登録の支援及びマイナンバーカード取得の促進についてとのことで、そのような表記で文書が出ているので、先程マイナンバーカードの取得ではないと私から発言したが、議案総括等に出ているマイナンバーカードの取得促進の内容も含まれており、国からもマイナンバーカードの取得の促進についてとの文書が出ているので、そこの発言訂正をお願いする。
○石原みさ子委員長 ただいまの発言のとおり訂正を許可する。


○石原みさ子委員長 所管事務の調査に関しては、次の皆さんで集まって審査をする日程を決定したいと思うので、よろしく願う。
 また、所管事務の調査について、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願う。


○石原みさ子委員長 以上で健康福祉委員会を散会する。
午後5時2分散会


開会

令和3年12月13日(月)

午後7時開議
○石原みさ子委員長 ただいまから健康福祉委員会を開会する。


○石原みさ子委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、①総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
○秋本のり子委員 始まるところ恐縮であるが、先ほどの本会議で日本共産党が委員長に対して議事進行を出している。それに対する釈明があるのかと思っていたところ、このまま議事を進めることに対して休憩の動議を出したい。不信任案提出も検討したいと思うので、休憩を求める。
○石原みさ子委員長 お諮りする。ただいまの休憩を求める動議のとおり決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○石原みさ子委員長 挙手多数。よって本動議は可決された。
 暫時休憩する。
午後7時2分休憩

議案第54号 令和3年度市川市一般会計補正予算(第11号)のうち、本委員会に付託された事項

午後7時12分開議
○石原みさ子委員長 再開する。
 議案第54号令和3年度市川市一般会計補正予算(第11号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔福祉政策課長 説明〕
○石原みさ子委員長 質疑はないか。
○加藤武央委員 私からは一問一答で、13ページのいちかわ生活よりそい臨時特別給付金である。
 まず、今回の提出案件は、どの部局が提出されたのか伺いたい。
○福祉政策課長 福祉部からの提案になる。
○加藤武央委員 この案件自体、職員から出たとの話も聞いていて、その中で市長が受けたのか誰が受けたのか分からないが、部局で決めたと。そして、福祉部のほうへ下りてきたのではないかと言うが、まず、どこが最初にもんだのか伺いたい。
○福祉政策課長 部長の議会答弁でもあったが、当初、岸田総理大臣が大型経済対策を11月中に策定するとの部分で市長から指示があった中、それぞれの部でいろんな検討をした。福祉部としては、11月19日に国の経済対策が決定された中で、このような非課税世帯等に対する給付金も出てきたので、それに合わせる形で幾つか提案したところである。
○加藤武央委員 課長に伺ったのは悪かった。本当は部長に伺ったほうがよかったと思うが、実際、私が聞いている情報の中では、市長とその担当部局だけで、総務部長がいたかどうか分からないとの情報も得ている。これを提案したときに、そこに絡んでいたのか、いなかったのか。その確認を部長は分かるか。部長はいるか。(「部長はいません」と呼ぶ者あり)まして、実際に職員から提案されて、このように企画ができて、もし物ができたとしたら、国が云々は分かる。それは国の方針であって、40億円のものに対して出たわけであるので、これは1つは市川市が行うものである。
 それでは、部局がつくったときに、対象世帯数は4万人で10万円。これは、ほかにいろいろ意見があったと私は聞いているが、そのような意見はあったのか。
○福祉政策課長 福祉部から提案した案件としては、今回、200万円以下の住民税非課税世帯約4万世帯で40億円、それ以外に所得150万円以下の住民税非課税世帯の対象が約2万世帯で約21億円。あと、例えば所得200万円以下で給付金を5万円とした場合、約4万世帯で20億3,500万円ぐらいとの提案はさせていただいて行政経営会議で決定して、その後、庁議の形で手続を進めさせていただいたところである。
○加藤武央委員 私が聞いている中では、1万円で50万人の市民全員にあげたほうがいいのではないかとか、それとも5,000円にしてとか、規模を50億円とか、財政部長が言ったが、280億円近くになるのか。びくともしないとの言い方をしてどうのこうのと出たが、私は今回の件で40億円にしたこと自体、基本的に何でか分からない。これは50億円でもよかったのではないか。50億円だった場合、1人の市民に1万円渡せば50万人で50億円である。今、いろんな意見が出て、議場でもさんざん突っ込まれていたが、年金受給者で120万円の控除、2人だと240万円あるので、そんなに大きな金があっても控除で減っているのではないか。そのようなごたごたが出なくて、50万人に1万円だけ渡して50億円出せば全員均等ではないかとの意見ももんであったと私のところに入っているが、それはなかったのか。
○福祉政策課長 福祉部で検討した際には、国が11月19日に閣議決定した内容で、福祉に関する部分としては住民税非課税世帯の臨時給付金があったので、それをベースに検討したところである。対象については答弁させていただいているが、非課税世帯と、給付金から漏れてしまう、同じ所得階層にありながら世帯構成の差により課税世帯となってしまって、国の給付金を受けられない方々を支援するために今回給付することを考えて、福祉部から提案して了承いただいた。
○加藤武央委員 40億円との頭があるので、そのような形が出てくる。逆に言うと、1万円ずつ給付すれば50億円で、公正公平な税の支払いからしても全員が受けられる。私のところは2万円かもしれないし、ほかは家族が6人いれば6万円もらえる。そうすると、言い方を換えれば全員で50万人しかいないので、50億円あれば足りる。誰一人、そのようなことを言われないで済む、そんな答弁をしなくていいと考えていた。
 実際に最初にもんでいたとき、もっと上のレベルのときに、そのような意見が多々あったと私は聞いていた。それが、このように国が下りたので、そうなったと言えば、市川市というより、国のことを前提に考えているのではないか、市川市のことを考えているのではないのではないかというのがまず私の1つの案。
 今回、ここの補正予算に40億円出ている。これを直そうとはしない、50億円にしようとは言わない。同じ40億円の金額だった場合、今の話で言えば、1人当たり8,000円にすれば40億円要らない。この補正予算の中に40億円そのまま入れておいていい、修正なんかしないと。その代わり、40億円そのまま入れても構わないと私は思う。そのような場合には、この40億円の8,000円は大丈夫か伺いたい。
○福祉政策課長 1人8,000円で全市民にとのことで、基本的に給付金は恐らく40億円の中で賄えると思う。あとは委託料の部分が、対象人数が増えると思うので、そこの部分では増えてしまうのではないか。
 もう1点、今、国の給付金と市が出す部分を世帯数の案分で出しているので、事務費については、国は55%、市は45%で積算している。ここの数は増えてくるので、事務費のほとんどは市のほうの持ち出しになるのではないかと思う。
○加藤武央委員 今、事務料は総務のほうで同じように行っているのであろうが、言い方を換えれば、これは人数が増えれば増えるだけ手数料が減るのは確実である。その代わり、8,000円だとしたら40億円は減る。7,000円でもいい。そこは調整ができるだろうとの言い方をしているが、ここの補正予算で40億円を計上しているので、これを50億円だとした場合には訂正するべきであって、修正を出すと、またごたごたが起きる。であれば、40億円は私たちも認める。その代わり、せめて1人当たり8,000円ぐらいにしてくれれば、そのまま数字は直せる。これはできないのかと伺いたかった。
○福祉政策課長 今回、私どもから提案させていただいた中で、このような使途で使うとお話ししている。それで通った結果、使い道がまた違うように分けてしまうのはなかなか難しいところではないかと思っている。
○福祉部次長 今回、議場で部長が答弁したとおり、あくまでも困窮者の方に支援をしていくことがベースにある。国は非課税世帯の部分であったので、そこをベースにして考えたが、漏れる人が出てくるので、同じような困窮世帯の階層に対して市で何とかしようとするのが大もとの考え方であるので、全員にどうのこうのでは趣旨が変わってきてしまうかと思っている。
○加藤武央委員 今の言い方は十分理解している中で、私どもにとっては、200万円なのか、では250万円の人は駄目なのか。250万円に決めると、今度300万円はどうなのかと、ちょっと上の人は必ず出てくる。俺に対して、助けてくれと。
 今回も皆さんがいろいろ質疑しているのは、何で200万円にしたのかとか、年金受給者の方が2人いて、200万円でも幾らでもいい。控除が120万円あると。120万円引いたら80万円ぐらいしかない。それを足したら200万円以下だって、お金が出る。このようにして、みんな抜け道はいっぱいあるのが髙坂議員から出た話だと思うが、言い方を換えると、実際、確定申告すると控除額がいっぱいあって、そのような人ばかりである。
 私が言いたいのは、今回もそうであるが、減らした場合、50万人全部に7,000円にすると手数料、事務系のものが賄える。私がもしこれでどうかと言ったときに、多数をもって賛成したら、この40億円はそのままでいいが、また何らかの修正とか提案理由が出るのか。その心配があるので確認だけしたかった。
○福祉政策課長 今回出したのは、先ほど次長のほうからもあったように、生活困窮者への支援として福祉部から提案させていただいているところであるので御理解願いたい。
○加藤武央委員 私は、この40億円に対して反対はしてない。ただ、内容はまだもむことがいっぱいあるのではないかというのが1つあって、今言った7,000円にすれば50万人全員がもらえる。
 最後に要望だけするが、議会でもさっきの指摘でも言われたが、まず基本的に順番が間違っている。私ども議会のほうの運営で入っている議員がテレビをつけていたら、たまたまNHKから入ってきたと。ああ、そうなのかと、10万円もらえるものだと思う人はいっぱいいる。だから、20人とか、電話が来たと言っていた。あれは、もらえる人だと思っているので、どうしたらいいかと。これは否決したらもらえない。つまり、私たちの責任になってしまう。言い方を換えれば、議員がこれをバツにしたのでもらえないと訴えられてしまう。まずは採決して、出てから初めてマスコミに取り上げてもらう。そこまでは守秘義務ではないが、マスコミに取り上げさせては駄目である。これが今一番言いたいこと。まずは私たちが採決をして、それからである。順番が違う。そのことを要望して終わる。
○やなぎ美智子委員 1点だけである。いわゆるプロセスの問題であるが、11月19日の閣議決定がスタートどころか、閣議決定があるからとのことでもって様々なことがされて8日の提案に至っている。閣議決定は、決定ではないわけである。政府機関としての決定であって、今、まさに国会で議論しているわけである。決まったことについてフォローしなければいけないところで市独自のというが、決まってもいないのに、制度設計もまだどうなるか分からない、国の指示がないことについて、この閣議決定がそのままいくことは行政上、自治体としていいのか。その辺のところが物すごい疑問であったので、そのことだけは伺いたい。
○福祉政策課長 国のほうが閣議決定されて、現在、臨時国会で補正予算が審議されている。ただ、給付金については、速やかに給付することについて国からも示されているので、できる限り速やかに給付できるようにするためにも、今回、国会で議論されているが、結果として可決された場合には速やかにできるように今準備をしているところである。
○やなぎ美智子委員 国会できちっと通ってからでいいのではないかと言いたい。
○福祉政策課長 今、国会で議論しているが、速やかに給付したいという1点である。
○やなぎ美智子委員 決まったら速やかに給付できるように準備することについて、私は否定していない。
○長友正徳委員 国の給付金2つと市の給付金1つ、それぞれについて一問一答で伺いたい。
 まず、子育て世帯への臨時特別給付金であるが、市川市の提案は、取りあえず先行給付金として5万円、残りの5万円はクーポンだろうと思うが、これに対して、大阪市をはじめとして多くの自治体が、クーポンは時間もかかるし金もかかるとして、一括して10万円現金給付をすると、それぞれの自治体は自治体として決定している。市川市としては、どうされるのか。
○こども福祉課長 国のほうで今回方針が示されているのは、先行の5万円分を年内に支給する形であるので、その方針に基づいて、本市としても全力で今取り組んでいるところである。クーポンについては、国のほうが予算措置も含めて補正で行うため、詳細についてまだ明確にできてない状態であるので、国や県と調整して速やかに適宜対応していきたいと考えている。現金で給付しないことや、クーポンで行うことなど、そのようなことはまだこれからの形になるかと思う。
○長友正徳委員 大阪市をはじめとして、多くの自治体が10万円現金給付と求めているが、この背景は、クーポンは時間と金がかかるからである。時間と金がかかることについては、どうお考えか。
○こども福祉課長 これは予算措置も絡むので、例えば国の指導どおりできない、対象と違うとなって本市の全額負担となった場合、大変なことになるので、そのような意味では、きちんと国と連携を取って対応していきたいと考えている。
○長友正徳委員 次へ行く。住民非課税世帯等に対する臨時特別給付金であるが、市であれば住民税非課税世帯は4万7,000世帯である。これはマスメディアの報道を基に質疑するが、住民税非課税世帯に10万円給付。年齢構成を見ると、給付対象者のうちの72%は高齢者である。働き盛りの若者は28%しかいない。これは年代間の不公平ではないかとの意見があって、今、国会審議中であるので、そのようなことが国会で審議されて、ひょっとしたら支給対象がもう少し広がるかもしれない。最終的には前行った臨時特別給付金、全国民に対して10万円があるかもしれない。これは予測であるので、国会審議の結果、どうなるか分からない。そのようなリスクがある。我々はそのようなリスクを抱えた上でイエスやノーと言えない。我々は表決する根拠がない。そのような問題点をはらんでいる給付金である。それで問題も指摘されているし、これからの国会の審議によっては変わるかもしれない。
 その辺、伺いたいのは非課税世帯の年齢構成である。非課税世帯を100として4万円。市川市の推計では、100として高齢者世帯は何%になるのか。
○こども福祉課長 非課税世帯の65歳以上の割合は約55%である。
○長友正徳委員 市川市の場合、そうであると分かった。全国的に、これは社会労務士が何とか基礎調査の結果で割り出した数値であるので、そこは市川市と違う。
 3番目の市川市独自の給付金であるが、もっともな御指摘で私も同感である。仮定の話で、国の住民税非課税世帯に対する給付金が国会審議の過程で変わるとしたら、給付対象が広がるとしたら、ここで市川市が提案されている課税世帯約4万世帯では二重に給付を受けることになる。国からの10万円、市川市からの10万円、4万世帯だけが給付を20万円受けることになる。それ以外の人は全部、国からの給付金10万円だけ。そのようなことが起こり得る可能性がある。国会審議を待たないと、こんなリスクの多いことをしていいのかとの疑問がある。それはどう考えているのか。
○福祉政策課長 今回、私どもが提案させていただいているのは、国が非課税世帯等とのことで、その中で給付金から漏れてしまう所得200万円以下の方を対象にしている。今度、国の制度設計の中で、そのような方々が例えば150万円以下の所得の形で入ってきた場合には、当然、今、予算化しているが、そちらは国の制度として出していただいて、市川市は対象外としたいと考えている。この人たちが二重にもらうことがないように、あくまで国から漏れた方々だけに市は支給していくと考えている。
○長友正徳委員 今、閣議決定の段階であるので、国会審議で国の給付制度が変わったら、これは見直すのか。
○福祉政策課長 私どもが出している中で国の制度と対象者がかぶってきた場合、そこの部分はしっかり見直す。実際には、今、国の制度ができてないので、こちらが今回提案する対象者もはっきりと示してないところがある。
○長友正徳委員 国の給付制度が確定してない段階で、どうしてこんな議案を出されるのかが分からない。臨時国会の会期は21日である。あと何日間待てば、国は決まる。それから議案を出して、議会に諮ればいいのではないか。何でこんなリスクの多いことを、我々はここでイエスかノーか言わないといけないのか。
○福祉政策課長 こちらのほうも、できる限り速やかに給付していきたいため今回出させていただいている。
○長友正徳委員 準備をされればいいと思うが、決定はどうかと思う。リスクが多い。
○秋本のり子委員 1問だけ伺いたい。本会議での質疑もあったが、趣旨は分かる。でも、他市もそれに追随するような動きは今のところ見られない。やっぱり何かしらクエスチョンがかかっていて、不足しているところを補っていこうと、思いは分かる。でも、今でなくてもいいと私は思う。例えば来年、先に送ってもいいし、先ほど長友委員が言ったとおり、国会は21日まであるので、それが済んでから他市も動き出すかもしれない。そのとき行ってもいいのではないかと思ったが、どうか。
○福祉政策課長 時期やタイミングの部分は、今回は国の制度に漏れた方が対象になっており、その中で国の制度に合わせて、今、国会で審議して、国が速やかに制度設計が出てきた場合に対応できるように出させていただいたところである。
○秋本のり子委員 市川市は財政的に潤沢というか、そのようなことを、これだけのお金を出しても大丈夫なのは分かるが、だからこそ、やはり締めておきたいところは締めておきたいと私は思っている。国の動向を見てからでも遅くないと感じている。
○稲葉健二委員 1点だけ、1問伺いたい。例えば補正予算が修正されたり、否決されたりしたときに、支給に対する影響はどうなるか伺いたい。
○こども福祉課長 子育て給付金に関しては、遅れると年内の支給は完全にできなくなる。
○福祉政策課長 住民税非課税等に対する給付金については、議会のほうでも否決されたらどうなるのかとのことで部長が答弁しているが、当然、支給はできなくなるので、他市は支給しているのに市川市はそのような部分で遅れる影響があろうかと思う。補正予算の修正であれば、内容等がどのようなものかによると思うので、今、ここでどうとお答えできない。
○稲葉健二委員 その場合にタイムリミット、要するに27日支給と先ほど来聞いているが、例えば議決とか、最終的に決まるのが何日だと年内に間に合うのか。
○こども福祉課長 27日に支給となると、勝手に口座に振り込むことができない。贈与契約を成立させないといけないので、事前に通知を出して、要らない人の連絡をもらう期間を設けないと成立しないので、そのタイムリミットは明日である。
○福祉政策課長 住民税非課税世帯のほうは、まだ実際に実施要綱が来ていない。実際には、それがいつ来るのかもあるが、来たら、すぐに給付手続に入りたいと思っているので、今の段階では、どのような影響があるかは分からない。
 いちかわ生活よりそい給付金についても、それに合わせていく形であるので、まずは国の通知等が来てから実際に要綱を改めて定めて早急に支給できるようにしていきたいと考えている。
○稲葉健二委員 今ので分かったが、要するにプッシュでいくが、相手方の結論をもらって確認してからの振込みであるので、余裕を持った日程を組んでいることでいいのか。
○こども福祉課長 ぎりぎりで、正直言って余裕はない状態である。
○石原みさ子委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○石原みさ子委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
○長友正徳委員 継続審議を提起することで討論したい。
 質疑の中でも申したが、国の給付金そのものは、子育て世帯については全額現金の自治体もたくさんあり、国会審議で変わる可能性がある。それを待ったほうがいい。住民税非課税世帯の給付金については、先ほど質疑で申したとおり、支給対象者は高齢者が72%で世代間不公平がある問題をはらんでいるとのことで、国会審議の過程で支給対象が変わる可能性があるので、今、議決することは時期尚早ではないか。
 市川市の給付金については住民税非課税世帯と連動しているので、質疑で申したとおり、国のほうが支給対象者の幅が広がれば、市川市の4万世帯は20万円を受け取ることになるので、これも大変おかしなことになる。21日が臨時国会の締めの日であるので、少なくともそこまで待って、その上で改めて議決したらいいのではないかとのことで、そこまで審議を継続することを提起したい。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○中村よしお委員 委員長に整理していただきたいのが、継続審議の討論はあるのか確認したい。
○石原みさ子委員長 中村委員による議事進行にお答えする。
 通常、討論の場合は賛成か反対の立場を示してからの表明になるかと思うが、継続にしたい御意見があると分かったので、採決の際に継続から諮る取扱いにする。
○こども福祉課長 先ほど長友議員のほうで予算のお話が出たのでお伝えしたいが、子どもの特別給付金の先行給付については、国の予備費を使い予算は確保されているので、これから予算を生むことではない。
 5万円の年内支給については、国の方針で全国的に打ち出されている内容であり、そのような中での市川市として事務を進めているので、その点を御承知おき願いたい。
○大場 諭委員 確認である。継続の話が出た。今回の予算を継続にした場合、これは住民の生活に関わることであるので、本来、予算の継続はあり得ない話である。要するに議案としては干されるわけである。これがどのような結果を招くのか。過去に事例があったようであるが、その辺、事務局に確認したい。議事進行である。
○石原みさ子委員長 暫時休憩する。
午後7時57分休憩
午後7時58分開議
○石原みさ子委員長 再開する。
 本案を閉会中継続審査事件とすることに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○石原みさ子委員長 挙手少数。よって本案を閉会中継続審査事件とすることは否決された。
 続いてお諮りする。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○石原みさ子委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
○長友正徳委員 この議案から市の給付金を削除する内容の修正案を本会議に提出する予定にしている。


○石原みさ子委員長 委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。


○石原みさ子委員長 以上で健康福祉委員会を散会する。
午後8時散会

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