更新日: 2022年8月15日

令和4年2月 市川市議会 環境文教委員会

開会

午前10時30分開議
○宮本 均委員長 ただいまから環境文教委員会を開会する。


○宮本 均委員長 まず、審査に当たっては、一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に委員長に対し発言方法、1、総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑願いたい。
 それでは、議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言するよう願いたい。

議案第58号 市川市廃棄物の減量、資源化及び適正処理等に関する条例の一部改正について

○宮本 均委員長 議案第58号市川市廃棄物の減量、資源化及び適正処理等に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○清掃事業課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査のほどお願い申し上げる。
○宮本 均委員長 質疑はないか。
○増田好秀委員 総括で1点伺いたい。人数割料金の月額が300円、基本料金が180円、し尿が1リットル当たり7円という金額の基準は国から示されているのか、他市の動向を見ているのか。
○清掃事業課長 金額の積算については、総量から割り返し、他市の状況も踏まえて積算している。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第59号 令和3年度市川市一般会計補正予算(第14号)のうち本委員会に付託された事項

○宮本 均委員長 議案第59号令和3年度市川市一般会計補正予算(第14号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 審査に当たっては、お手元に配付の審査順序のとおり進めるので御了承願いたい。
 まず、第2款総務費第1項総務管理費のうち第17目市民会館費、第18目文化振興費、第25目スポーツ費、第4款衛生費のうち第2項清掃費、第3項環境費、繰越明許費の補正のうち総務費の市史編さん事業及び国府台公園再整備事業及び債務負担行為の補正の追加について説明を求める。
〔文化施設課長、スポーツ課長、循環型社会推進課長、生活環境整備課長、クリーンセンター所長、環境エネルギー施設整備課長、生活環境保全課長 説明〕
○宮本 均委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○廣田德子委員 一問一答で1点だけ伺いたい。57ページ、清掃総務費、13節使用料及び賃借料、スマートごみ箱通信システム使用料は、スマートi-BOXができたと仮定して実験するためのものであると思うが、何台分、期間はどのくらいで9万円かかるのか。スマートi-BOXができていないが、できていたとしたらすぐに使えるシステムがあるのかどうか。
○循環型社会推進課長 プラットフォーム使用料について御説明する。
 6台分で月約1万円となっている。当初の試験期間としては約9か月見込み、9万円を予定していた。
 システムの内容であるが、ごみの蓄積量をセンサーで感知するもので、異常が出たときも通知を発信する。収集ルートに関してはまだ使用したことがないが、設定することができ、システムとしては完成されたものであると認識している。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 次に移る。


○宮本 均委員長 次に、第11款教育費及び繰越明許費の補正のうち教育費について説明を求める。
〔教育総務課長、指導課長、教育施設課長、就学支援課長、保健体育課長、学校地域連携推進課長、考古博物館長、社会教育課長、中央図書館長、教育センター所長、青少年育成課長 説明〕
○宮本 均委員長 説明が終わった。
 質疑はないか。
○増田好秀委員 質疑は5項目で3問、初回総括2回目以降一問一答で伺いたい。
 68ページ、2項小学校費1目学校管理費10節需用費の光熱水費5,600万円である。基本料金が上がったので5,600万円上がるとのことであったが、そもそも何で電力会社を変えたのか。ランニングコストが下がるなどの理由があると思うが、基本料金が上がっても変えた理由を伺いたい。
 2点目、70ページ、2項小学校費1目学校管理費、一番上の14節工事請負費の改修工事費のトイレ改修工事費は前倒しで事業を進めるとのことであったが、最終的にトイレ改修が終わったとき、小学校の洋式化率は何%になるのか。
 3項中学校費10節需用費の光熱水費で、先ほどの質疑と同様に、なぜ電力会社を変えたのか。
 同様に14節工事請負費のトイレ改修工事費で、事業が完了したときに中学校の洋式化率は何%になるのか。
 最後の質疑、72ページ、6項社会教育費1目社会教育総務費10節需用費の施設修繕料で700万円減額になっているが、最終的に施設修繕料は幾らかかったのか。2,300万円かと思うが、確認したい。
○就学支援課長 電気料について御説明する。今まで契約していた電気会社との契約期間が令和3年9月いっぱいまでで満了し、その後、契約の入札を行ったが、不調に終わった。契約しないと電気の供給が止まってしまうので、臨時的に東京電力の関連会社である東京電力エナジーパートナーと契約したところ、基本料金が高くなったので増額補正を計上している。小学校費、中学校費、併せて同じ理由である。
○教育施設課長 トイレの改修に関する御質疑にお答えする。
 まず、トイレの改修率は現時点で小学校61.6%、中学校58.1%である。この計画については、第2次トイレ改修計画期間を当初令和11年度まで設定していたのを令和8年度までに縮め、令和8年度時点の洋便器の率であるが、小学校65.8%、中学校71.3%となる予定である。
○社会教育課長 73ページ、第10節需用費の施設修繕料についてお答えする。
 大きな修繕としては建築修繕、電気設備修繕、機械設備修繕があり、3つ合わせた支出を2,942万5,000円と見込んでいる。さらに、監視カメラの設置やサッシ回りのシーリングの防水修繕などの小破修繕も含めて、当初予算4,000万円に対して3,300万円が見込まれることから今回700万円の減額補正を計上するものである。
○増田好秀委員 1問、68ページ、小学校費、需用費の光熱水費の電力会社のところだけ再質疑する。今回、入札不調で、割高なイメージがあるが、東京電力と契約したとのことであった。今後はどのような計画をしているのか。もちろん入札不調があった経緯は分かったが、高い料金のままでは駄目だと思う。入札を行って多分割安になっていくのであろうと思うし、もっと安くしたいとの基準はあると思う。本当に素人意見であるが、東京電力より安いほうがいいので、今回は補正予算を計上して、今後どうしていくか伺いたい。
○就学支援課長 以前契約していたF-Powerという会社は9月までの契約ということで、満了まできちんと供給していただいていたが、実は会社更生法の適用を受けて、いわゆる倒産した状態である。そこで応札する業者がいないとのことで東京電力エナジーパートナーと契約することになり、来年度の契約で入札した結果、不調になってしまったが、東京電力エナジーパートナーと調整し、応札価格で契約していただくことで今準備を進めているところである。来年度いっぱいに関してはその金額で契約するが、今、ガソリンが高騰していたり、なかなか見込みが立たないような状況である。市全体の契約にはなるが、また入札し、なるべく安価に供給できるように努めていきたいと考えている。
○増田好秀委員 今後の動向も注視させていただきたいと思うので、よろしくおお願いしたい。
○小山田直人委員 総括で3点質疑する。
 1点目が68ページ、第2項小学校費、学校管理費の需用費、施設修繕料についてである。12月時点ではたしか2,000万円の補正予算が計上されていて、先ほどの説明によると、12月の補正予算案が廃案になってしまって、今回、新たに1,000万円を計上したとのことである。年度内でできることを行うとのことであったが、年度内にできることという考え方の中に、子どもたちの安全性を守るための至急性、必要性がしっかり加味されているのかどうか。また、それが年度内にできないので、できていない事例がもしあるのであれば、具体的事例を用いて説明していただきたい。
 2点目、70ページ、第3項中学校費第1目学校管理費第10節需用費の施設修繕料も先ほどと同じ観点で御説明いただきたい。
 3点目が72、73ページ、第4項学校給食費第1目学校給食費第12節委託料の中の学校給食調理等業務委託料が1,400万円ほど減額で、説明によると、給食の提供日数が減ったとのことであるが、これは新型コロナによる休校が原因だと思う。そもそも市が休校を決定して、相手方に責がないのではないかと思うが、契約条項等を含めてどのようにお考えになっているか。今後、事業者側からすると非常に厳しいところもあるので、その辺の御説明をお願いしたい。
○教育施設課長 ただいまのお尋ねの施設修繕料に関しては小中一括で御説明する。まず、危険性、緊急性の高い修繕はどうしたのかとのお尋ねであるが、12月定例会の補正予算案の時点で緊急性、危険性の高いものはなかった。ただし、それ以前に、年度に入ってから危険性の高い案件が小学校、中学校それぞれであり、金額が大規模であったので、12月時点で小破修繕のための施設修繕料が足りなくなってきたとの事情がある。中学校も同様である。
○保健体育課長 御質疑の学校給食調理等業務委託料について御説明する。まず最初に、御質疑のあったコロナの影響はない。学校は年間スケジュールに基づいて給食の予定回数を決定するが、学校によって差がある。4月当初、年間スケジュールを決める都合もあり、最大の回数を想定して予算を計上している。具体的には、自校で調理する学校については給食回数189日、清掃等に16日、研修1日の合計206日を最大値として予定している。実質は189日の調理を全てこなす学校もあるが、平均すると、おおむねマイナス4日ぐらいの学校が多いような状態になっている。そのため、1,400万円を減額補正としている。
○小山田直人委員 小学校、中学校の施設修繕料については、緊急性、必要性、安全上危ないところはなかったとのことであるので、それは承知した。
 また、学校給食は、今の答弁であると、年度前に見積もるときに年間の日数が定まっていない、幅を持たせているとの認識でよいのか。
○保健体育課長 各学校で給食の実施回数に差がある。一番多い回数の学校を想定し、予算を計上している状態である。実際の実施回数はそれよりも少ないためにお金が余るという状態が生まれている。
○荒木詩郎委員 1点だけ伺いたい。72ページ、第5項学校保健費第1目学校保健費第12節委託料、学校室内消毒等委託料を減額する理由として、文部科学省のマニュアルを採用することによって、教職員が拭き取るとの御説明であったと思うが、1,900万円委託することをやめて、この分を教職員が負担することになったとの意味で理解してよいか。
○保健体育課長 新型コロナウイルスが流行した当初は、校内の消毒は業務委託で行っていた。ただ、令和3年度に関しては業務委託による消毒をせず、先ほど御説明したように、マニュアルに沿って感染者の動線を確認し、教職員でその動線を消毒する形を取った。また、感染後、最終登校から72時間たっている場合は特に消毒の必要がなかったので、必ずしも全て消毒したということではない。
○荒木詩郎委員 再質疑するが、教職員が負担することによって、全て委託がなくなったとの理解でよいのか。そうであるとするならば、教職員がマニュアルに沿って消毒する部分を委託によって行うことはできなかったのか。これだけお聞きする。
○保健体育課長 今年度の教職員による消毒については、当初予定した業者によるものよりも簡易であったため、業者に委託するほどのことではなく消毒作業ができるとの判断の下、業者への委託は行わなかった。
○荒木詩郎委員 教職員の負担が大きく増したことはないとの理解でよいか。
○保健体育課長 そのように考えている。
○かつまた竜大委員 1問だけ伺いたい。68ページ、69ページ、教育総務費の中の第1節報酬、会計年度任用職員報酬700万円で、先ほど特別支援学級を増やしたとお聞きしたが、人数的にはどれぐらいなのか、もう少し細かく伺いたい。
○教育総務課長 特別支援学級の会計年度任用職員報酬の増額についてお答えする。
 今回、特別支援学級に在籍する児童生徒及び通級学級に在籍する特別支援を要する児童生徒、また、身体的なハンディキャップを抱えた児童生徒の増加により、各学校から特別支援学級等補助教員の増員要望が増え、増員したところである。内訳については、まず4月、年度当初から複数配置の要望があり、大柏小学校に1名、新浜小学校に1名、それぞれ増員している。また、9月から改めて増員の要求があり、新井小学校と冨貴島小学校、菅野小学校に合わせて3人、以上、合計5人の増員をしている。
○かつまた竜大委員 この700万円の内訳としては、時期は若干ずれるが、トータル5人ということか。
○教育総務課長 そのとおりである。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第64号 令和4年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項

○宮本 均委○宮本 均委員長 議案第64号令和4年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 審査に当たっては、お手元に配付の審査順序のとおり進めるので御了承願いたい。
 まず、第2款総務費第1項総務管理費のうち第17目市民会館費、第18目文化振興費、第23目東山魁夷記念館費、第25目スポーツ費及び債務負担行為のうち第9段について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比べ大幅に変わった点について説明願いたい。
〔文化施設課長、文化芸術課長、東山魁夷記念館施設長、スポーツ課長 説明〕
○宮本 均委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
○廣田德子委員 初回総括以降2回目一問一答で3点伺いたい。
 まず、今、御説明があった127ページの委託料、行徳公会堂天井等改修設計委託料である。理由は分かったが、改修しなければいけないということがいつどのような経過で分かって、なぜ今回、令和4年度に行わなければいけないのか。その間、使用できない期間はあるのか伺いたい。
 143ページの12節委託料、塩浜市民体育館屋根・屋上及び外壁等改修工事設計委託料についても詳細を伺いたい。
 同じ143ページ、国府台公園野球場再整備事業については、費用は12月定例会で詳しく伺った。当初予算案説明の30ページ、真ん中ほどのアスタリスクに「設計の進捗、埋蔵文化財の保護等に伴い一部変更になる場合がある。」と書かれているが、具体的にはどんな可能性があるのか。また、別途費用がかかるのか。
 以上、3点である。
○文化施設課長 行徳公会堂についてお答えする。
 まず、いつ改修が必要となったのかについては、平成26年度に建築基準法の改正があり、その時点で市有建物の特定天井の洗い出し等々を行い、計画的に改修を行ってきたところである。文化会館との絡みなどもあり、行徳公会堂に関しては、当初より公共施設の管理計画において、令和5年度から8年度の間に工事する予定で進めていた。
 2つ目の、なぜ令和4年度かということも、今のを含めての御回答になる。
 使用できない期間はあるかに関しては、建築基準法上、既存不適格という扱いになり、年次の点検なども行っているので、もちろん危険なこともないし、使用できない期間は発生しない。
○スポーツ課長 2つの御質疑についてお答えする。
 1つ目、塩浜の委託料である。塩浜体育館は竣工から30年以上が経過しており、数年前から大雨、暴風雨、台風等で天井部分から雨漏りが発生している状況である。また、目視によると、外壁等にひび割れも確認されている。さらに、台風時に破損したエントランスがあり、その補強を含めた改修工事を実施するための数量を計上、あるいは積算するという設計業務委託を実施するものである。
 続いて、当初予算案説明の30ページのアスタリスク、野球場の設計の進捗、埋蔵文化財による一部変更についてである。何度か説明させていただいたが、現在、埋蔵文化財が予想より高い位置に発現したことにより、土を覆うことで保護する方法を検討している。土を盛る高さによって、擁壁、スロープ、あるいはバリアフリーの対応が必要になる。また、代わりに基礎を薄くすることで、盛る土の高さが変わる可能性もあり、そのあたりで設計の変更等が生じる。フィールドサイズやスコアボード等は、今のところ変更する予定はない。
○廣田德子委員 1点だけ、2番目の塩浜体育館であるが、お伺いすると、かなりあちこち改修しなければいけないとのことで、建て替え等を考えることはあったのか。また、今回直すことによって、耐用年数がもっと延びると考えているのか。
○スポーツ課長 塩浜体育館は、ほかの国府台や信篤に比べて比較的新しい体育館である。今回の設計をして、大きな支障、よほどのことがなければ修繕、防水工事等で対応可能と考えている。
○増田好秀委員 初回総括2回目以降一問一答で4点伺いたい。
 122ページ、17目市民会館費17節備品購入費、事業用機械器具費12万6,000円は何を買う予定なのか。
 2点目、126ページ、文化振興費、12節委託料の一番上の美術作品修繕等委託料30万円の性質は、どの作品を修繕すると決まっているのか。それとも、保管しているものを全体的に複数修理する予算なのか。
 3点目、同様に委託料で万葉歌碑設置委託料300万円があるが、どこにどんなものを設置するのか。
 最後4点目、136ページ、23目東山魁夷記念館費10節需用費の売却品購入費350万円の予算は、売却されている東山魁夷の品を購入する性質か。もし購入するものが何か決まっているのであれば、その点を伺いたい。
 以上4点、お願いしたい。
○文化施設課長 123ページ、備品購入費12万6,000円の使い道に関してであるが、今、購入を予定しているのがホール用のピンスポットライトの交換用のランプとなっている。
○文化芸術課長 126ページ、委託料についてである。
 まず、1番目の美術作品修繕等委託料30万円は美術作品全般の修繕を想定しているが、主には屋外に設置している彫刻を定期的に点検し、必要な磨きといった修繕を行うことを想定している。保守作業の一環で30万円計上している。
 2点目、万葉歌碑設置委託料については、万葉集の中で手児奈をモチーフにしていただいた歌があり、令和という改元に伴い再度注目を受けたので設置していくが、現在、場所は未定である。万葉植物園であるとか、よい場所があればというところである。令和2年度については、全日警ホールに1基設置している。
 どのようなものかというと、筑波石で適した石があったら準備し、それに万葉集から市川に関連するモチーフの歌を刻んでいただいて、それに適した場所を探して設置することで考えている。
○東山魁夷記念館施設長 売却品購入費350万円についてお答えする。
 これは、記念館の中にあるミュージアムショップで売っている商品を購入するものである。購入しているものとしては、東山魁夷画伯の関連書籍やCD、カレンダー、絵葉書である。
○増田好秀委員 1点だけ再質疑する。127ページの万葉歌碑設置委託料300万円であるが、イメージとしては、事業として手児奈のものがあるので、新しく石を購入し、新しく掘って、新しく場所を見つけて新しく設置するとの説明をいただいたと思ったが、その事業は意義深いので行うとの決定はどのようなプロセスを経たのか。もちろん文化的なことであるので大切だと思うが、そのあたりのことを伺いたい。
○文化芸術課長 経緯であるが、改元の話が出たところで万葉集が注目されて、やはり市川市も手児奈で万葉集にゆかりがあるので、タイミング的に再度皆さんで顕彰していく、お伝えしていくことにちょうどよい機会ではないかと内部的な考えが出たので、令和2年度から事業の予算を計上している。市内に関する作品は9首あるが、可能であれば毎年1首1基設置していく形で考えている。ただ、場所や石の都合があるので、その辺は調達できたところで設置する。
○かつまた竜大委員 1点だけ、122ページの文化振興費、123ページの報償費、八幡5丁目の水木洋子邸公開報償金94万4,000円とあるが、今の報償金の形で平気なのか。聞くところによると、今、高齢化しているとのことで、このまま続けていけるのかといった話があるが、このような形でよいのか。
○文化施設課長 水木洋子邸は、現在、サポーターの会の皆様に運営していただいているが、そのサポーターの会からも、確かに解散も検討するような話を伺っている。ただ、令和4年度は続けていくことで確認が取れているので、5年度以降はそれも含めて予算に反映させていきたいと思っている。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 次に移る。


○宮本 均委員長 休憩する。
午前11時58分休憩
午後1時開議
○宮本 均委員長 再開する。
 第4款衛生費のうち第2項清掃費、第3項環境費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比べ大幅に変わった点について説明願いたい。
〔循環型推進課長、清掃事業課長、クリーンセンター所長、環境エネルギー施設整備課長、生活環境保全課長、生活環境整備課長 説明〕
○宮本 均委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○増田好秀委員 初回総括2回目以降一問一答で8点伺いたい。
 1点目、253ページ、2項清掃費1目清掃総務費18節負担金補助及び交付金の補助金のコンポスト容器等購入費補助金14万3,000円になる。前年度は何件ぐらい補助して、今回、何件を想定しているのか。積算根拠を伺いたい。
 2点目、同様に253ページ、2目塵芥処理費11節役務費、一番下のその他損害保険料、大型ごみサポート収集賠償責任保険料について。こちらの賠償内容は、けがしたときのリスクヘッジ用の保険との理解で合っているのか。保険の内容を伺いたい。
 3点目、255ページについて、13節使用料及び賃借料の不法投棄監視カメラ等賃借料72万6,000円について。多分、こちらの運用は今2地点かと理解しているが、合っているか。今現在設置しているところがあって、そこを来年度は変更する予定があるのか。変更しないで、取りあえずは現状の運用なのか。2地点が今どこかも伺いたい。
 4点目、255ページ、17節備品購入費の事業用機械器具費4万2,000円は何か。
 5点目、259ページ、5目クリーンセンター費13節設置使用料及び賃借料の一番上の使用料、電気自動車充電設備認証システム使用料5万3,000円はどのようなシステムか。
 6点目、259ページ、17節備品購入費の事業用機械器具費291万4,000円は何か。
 7点目、263ページ、3項環境費1目環境総務費18節負担金補助及び交付金の補助金の真ん中の電気自動車等導入補助金325万円である。今年度の実績が何件で、来年度は何件を想定しているのか、積算根拠を伺いたい。
 最後8点目、265ページ、2目環境保全費17節備品購入費、事業用機械器具費450万円について、先ほどの説明では、129万円は器具を購入するものと思ったが、残りの金額は何を購入するのか。
 以上、8点伺いたい。
○生活環境整備課長 253ページ、第18節負担金補助及び交付金のコンポスト容器等購入費補助金の昨年度と今年度の比較及び根拠について御説明する。今年度、令和3年度についてはトータル40基となっており、10月の途中で予算を使い切ってしまった状況である。金額としては、今年度は8万6,000円、4年度が14万3,000円と増額して計上している。基数については、令和4年度は19台プラスの59台を見越している。
○清掃事業課長 まず、253ページ、11節役務費、その他損害保険料、大型ごみサポート収集賠償責任保険料については、独り暮らしの高齢者世帯等を対象に大型ごみを屋内から排出収集する際の損害責任保険である。補償条件としては、サポート収集見込み料金が200万円、対人1人1億円、1事故3億円、対物1事故1億円となっている。
 続いて、253ページ、第13節使用料及び賃借料の賃借料、不法投棄監視カメラ等賃借料は委員おっしゃるとおり、2基設置している。1つは、市川2丁目、JR高架下にごみ置き場があるが、不法投棄が多いので監視カメラを設置している。もう一つは、高谷3丁目、川沿いの林遊船の向かいのところに不法投棄が多かったので設置している。新年度についても同様の場所で行う。
 最後に、第17節備品購入費、事業用機械器具費の備品については、マイクロチップリーダーを購入予定である。亡くなった犬、猫、ペット等の収集運搬を清掃事業課で行っており、今後、6月からブリーダーやお店でペットを購入する場合にはマイクロチップの装着が義務づけられるので、もし、町なかで亡くなった場合、我々のほうで一度マイクロチップリーダーで読み取って、持ち主が分かった場合は相手方に連絡することを予定しているので計上している。
○クリーンセンター所長 259ページの13節、一番上の電気自動車充電設備認証システム使用料について御説明する。クリーンセンターでは、本年度の予算で急速充電器の設置を行っている。使用に当たっては、特定の方しか使用できないように、認証カードを機械にタッチしないと充電できないことになっているので、そのシステム使用料を計上している。
 続いて、17節備品購入費の事業用機械器具費の内容は、クリーンセンターに資材運搬用のフォークリフトがある。これが導入後20年を経過して老朽化が進んでおり、かなり修繕費もかかっている状況であるので、新規の入替えに合わせてEVフォークリフト、電気のフォークリフトに替える費用である。
○循環型社会推進課長 263ページ、環境総務費、18節負担金補助及び交付金の補助金の中の電気自動車等導入補助金325万円について御説明する。まず、令和3年度、今年度の実績であるが、1月末現在の申請受付件数は14件となっている。来年度、予算要求の内訳であるが、電気自動車は10万円の補助で30件、300万円と見込んでいる。受給電設備は約5万円の補助で5件、25万円と見込んでいる。積算の根拠としては、他自治体の実績などを勘案して、一番多い数字が約30台前後で推移している。また、受給電設備に関しては、流山市において補助しているが、このように電気自動車と合わせて補助金を出すというのは市川市独自の取組である。そういったところを鑑みながら1台というところではなく、一緒に併設を見込むことを期待しながら受給電設備には5台という数字を見込んでいる。
○生活環境保全課長 265ページ、第17節備品購入費の事業用機械器具費についての御質疑にお答えする。
 現在、市川市では市内7か所に合計32台の自動測定器を設置しており、定期的に寿命もしくは法定の期間で更新している。来年度、令和4年度については、内訳としては、二酸化硫黄と浮遊粒子状物質を同時に測定できる測定器を1台、粒子状物質を自動に測定する機械を1台、風向風速計1台の計3台で450万円を計上している。
○増田好秀委員 1点だけ再質疑する。259ページの13節使用料及び賃借料の電気自動車充電設備認証システム使用料で、説明によると、カードがあって、関係ない人と言っていいか分からないが、それが使えないようにとのことであるが、イメージとしては、この事業は、そのカードのようなものを登録して、無料で貸してあげるということなのか。認証システムのほかにカードの料金がどこかに載っているのか。カードは無料で渡すのか、その背景をもう少し伺いたい。
○クリーンセンター所長 まず、この認証システムのカードであるが、今、急速充電器を設置しているが、使用に関しては、現時点は市民向けではなくて公用車向けとして考えている。公用車以外のものが使えてしまうと問題があるので、そのためにカードを持っていないと使えないようにするということである。
 カードの運用に関しては、公用車にカードを全部配るか、クリーンセンターにカードを置いておいて貸し出しする形で考えている。
○廣田德子委員 初回総括2回目以降一問一答で2点伺いたい。
 251ページ、12節委託料、ごみ分別リーフレット作成委託料であるが、昨年も同額であった。どのようなリーフレットなのか。
 今、増田委員からも質疑があった253ページ、18節の補助金、コンポスト容器等購入費補助金であるが、購入店の指定があると思う。今、インターネットでベランダでも使用できるコンパクトな、金額的にもかなりいろんなものが出ているので、購入先の指定を外せないかどうか伺いたい。
○生活環境整備課長 初めに251ページ、第12節委託料のうち、ごみ分別リーフレット作成委託料についての御質疑にお答えする。
 この委託料については、毎年作成しているごみ収集曜日のカレンダーを来年度も作成することで考えている。委託としては、カレンダーは曜日が変わる。後ろのほうは、ごみの出し方と、僅かな修正等もあるので、今年と同じ金額で計上している。
 253ページ、第18節負担金補助及び交付金のうち、補助金のコンポスト容器等購入費補助金であるが、今、指定店制度を取っているので、ネット等で購入した人にも補助金が使えないかとの御質疑にお答えする。
 このことについては、たしか昨年10月の決算審査特別委員会において御要望があり、それから検討を始めている。10月下旬からの検討なので、来年度予算には反映していない。現状の進捗状況であるが、現在、課題等を整理している状況である。コンポスト容器については、導入することで確実に生ごみ減量化につながるので、前向きに検討していきたいと思っている。
 なお、今後、e-モニター等でニーズについてのアンケート等も考えているので、令和5年度予算編成には間に合うような形で検討を進めていきたいと考えている。
○廣田德子委員 最初のごみ分別のリーフレットであるが、これは全部で何枚作って、配付方法はどのようにするのか。
○生活環境整備課長 このリーフレットであるが、収集地区が6か所に分かれているので6か所分を作る。各地区5,000部ずつ、トータル3万部を予定している。配付方法については、公民館や市役所の庁舎等に配架するので、自由に取っていただく形で考えている。
○廣田德子委員 そのようなところに配架しているとのことであるが、年度の終わりでも残っていることはないのか。
○生活環境整備課長 6地区に各5,000部ということで、この数については今までのデータ等も加味しながら算出しているが、おおむね足りるのではないかと想定している。
○廣田德子委員 分かった。スマホのアプリの活用も進めながら、できるだけ紙媒体を少なくしていく方法がいいと思うので、この質疑は結構である。
 次のコンポストの件であるが、検討していただいているということで大変うれしく思うが、迅速にぜひ再来年度の予算のときには間に合うようにお願いして終わる。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 次に移る。


○宮本 均委員長 次に、第11款教育費第1項教育総務費について説明を求めるが、説明に当たっては、新規事業のもの、前年度と比べ大幅に変わった点について説明願いたい。
〔教育総務課長、指導課長、教育センター所長 説明〕
○宮本 均委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○廣田德子委員 1点だけである。363ページ、18節負担金補助及び交付金の補助金の1つ目、県立高等学校定時制振興会補助金46万8,000円であるが、昨年までは52万円とのことで、残念ながら、この3月で行徳高校の定時制が船橋に統合されてしまうことで減ってしまうのかと思うが、減額された経緯を伺いたい。
○就学支援課長 行徳高校の経緯についてお話しする。昨年まで行徳高校の定時制に21万円の補助金を交付していたが、船橋高校に統合されることになり、4年まであるので、船橋高校のほうに新2年生から新4年生まで通うことになる。4年のうちの3年分が船橋高校に移転される方の分となるので、補助していた金額を4分の3ということで、令和4年度15万8,000円の計上としている。
○廣田德子委員 市川市から新1年生は入学しないのか。
○就学支援課長 新1年生については、今のところ合格の情報が入っていない。
○廣田德子委員 仮に市川から通う生徒が今後出た場合には増額するとか、補正予算を計上する予定はあるのか。
○就学支援課長 今の段階では、行徳高校から行く方は元々船橋高校にいる方と別のクラスとして運営していくと聞いている。新1年生の状況については分からないが、今後、船橋高校に通う市川市民がどれくらいいるかで判断していきたいと思うので、今の段階ではどうするということは申し上げられない。
○廣田德子委員 市川市内には普通校の定時制がなくなってしまうので、もし船橋高校に通う方がいたら本補助金を継続していただきたい。要望して終わる。
○増田好秀委員 1点だけ、365ページ、2目事務局費の一番上の貸付金の入学準備金貸付金2,530万円であるが、令和3年度の実績と今回の積算根拠を伺いたい。
○就学支援課長 当初予算ベースでの比較になるが、令和3年度は81名を対象として2,965万円の計上である。令和4年度に関しては、73人で2,530万円で、差額が435万円の減となっている。
○増田好秀委員 分かった。今回、約400万円減らした根拠はどのようなものか。
○就学支援課長 入学準備金自体が貸付けの制度であり、応募者が減っている状況で、その実績に基づいて計上している。いずれ返さなければいけないので申込者が減ったと考えている。
○かつまた竜大委員 366ページの教育センター費、369ページ、12節委託料のICT活用支援委託料5,676万円で、これはちょっと説明してもらいたい。また、ICT支援員はどこに入るか。それをまとめて伺いたい。
○教育センター所長 まずICT支援員であるが、この予算については1か月当たり430万円の12か月分を、消費税分として1.1倍した金額になる。各学校に配置する支援員は常時6名、大体1校当たり2週間に1回程度、市内全公立小中学校、義務教育学校等に配置になる。あわせて、各学校に行く6名のほかにその指導的役割の立場の者が2名。こちらの業務については、直接学校にサポートに行くことはあるが、支援員の会議などで技能向上などを指導したり、学校で困ったことがあったら対応などをしている。あわせて、8名を統括するリーダー的立場の者が1名、計9名の雇用となっている。
○かつまた竜大委員 369ページのICT活用支援委託料に今お話しいただいたものが全て入っているとの理解でよいのか。
○教育センター所長 そのとおりである。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 次に移る。


○宮本 均委員長 次に、第11款教育費第2項小学校費、第3項中学校費、第4項学校給食費、第5項学校保健費及び債務負担行為のうち第16段について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比べ大幅に変わった点について説明願いたい。
〔就学支援課長、保健体育課長 説明〕
○宮本 均委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○増田好秀委員 初回総括2回目以降一問一答で伺いたい。
 まず、385ページ、4項学校給食費、17節備品購入費、1,500万円の業務用の備品を購入するとのことであるが、何を購入するのか。
 2点目、22節償還金利子及び割引料の還付金11万円はどのようなものなのか。
 3点目、389ページ、5項学校保健費の12節委託料の蟯虫卵検査委託料59万4,000円は、一番最後に蟯虫卵検査で陽性になった年は何年か。そもそも昨年、1人以上いたのか。
○保健体育課長 初めに、備品購入費についてお答えする。給食を運ぶワゴンや食器等を保管するロッカー等の備品を購入する予定である。
 続いて、還付金についてであるが、今年度より学校給食費が公会計になり、来年度の還付のための新規の計上になっている。
 蟯虫検査であるが、令和3年度も有所見者の確認をされている。5年間確認がされないことが検査の削除の条件になっているので、来年度も引き続き検査を行う予定である。
○増田好秀委員 1点、再質疑する。385ページの22節の還付金で、今年度、学校給食費が公会計になり、来年度の還付のため11万円とのことであるが、還付金というのは、給食費を払った人に還付する。その還付対象というのは、例えば、金銭的に困っている世帯など、その背景から伺いたい。
○保健体育課長 本来であれば、本年度いただいた給食費については、本年度中に還付すべきものであるが、保護者が転出してしまったりして還付が今年度中に終わらない場合のための予算になっている。
○増田好秀委員 今まで還付されている人がいて、まだ還付できていないものを今回予算の中に計上しているとの理解で合っているか。理解が追いつかなくて申し訳ない。お願いしたい。
○保健体育課長 今年度、給食費をもらい過ぎている保護者の方に還付するわけであるが、それが還付し切れなかった保護者に対しての来年度への予算計上になっている。
○かつまた竜大委員 370ページの小学校費、373ページの13節使用料及び賃借料、借上料の中に屋内運動場冷暖房設備借上料1,890万3,000円とあるが、これは大和田小学校をはじめとした3校の体育館のことかと思うが、それでよいのか。
 これはリース料だと思うが、光熱費は別になるのか。リースで機器は借りているが、電気なのかガスなのか分からないが、光熱費は別にかかるという理解でよいのか。要は借上料の説明と、そこを知りたい。電気なのかガスなのかを伺いたい。
○教育施設課長 最初のお尋ねであるが、この賃借料については、おっしゃるとおり3校の冷暖房である。
 リース料は引き続きリースとして支払いをしていく。
 方式についてはGHP、ガス方式になる。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 次に移る。


○宮本 均委員長 次に、第11款教育費第6項社会教育費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比べ大幅に変わった点について説明願いたい。
〔学校地域連携推進課長、考古博物館長、社会教育課長、中央図書館長、教育センター所長、青少年育成課長 説明〕
○宮本 均委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○廣田德子委員 初回総括2回目以降一問一答で3問伺いたい。
 395ページ、委託料の一番最後にある学習交流施設運営等委託料で、本会議でも清水議員が質問した。これについて、やはりなかなか納得がいかないというか、質疑させていただきたいが、インスタグラムなどを活用されているとのことで、狭いスペースで一度に入れる人数も限られており、毎月3,000万円の委託料を払う意味があるのかなと思う。例えば図書館の一部を活用してできないのか、どうしてもあそこの場所では、市内全体の市民に対してということではないと思うが、その辺についての考えを伺いたい。
 2つ目は、重点推進プログラムの24ページにある自分らしく輝くための学びの機会の充実で、恐らく公民館の活用であるので399ページあたりなのかと思うが、予算書に当てはまる数字がないので、738万5,000円の金額の詳細を伺いたい。また、どんな内容の講座を考えているのか、対象の年齢なども分かったら伺いたい。
 最後、413ページの16節公有財産購入費で、塩焼小学校の放課後保育クラブの施設とのことであるが、学校の施設を買うということか。その辺を詳しく伺いたい。
○社会教育課長 まず、395ページの市本の委託料についてお答えする。
 あの場所については、主な利用者層として大学生や社会人などを対象とした施設としたところから、都内などに通勤、通学などを行っているということで、市内の鉄道の駅の中で最も乗降客数の多い市川駅周辺で、今回、旧観光・物産案内所を改修して市本を開設することとした。
 続いて、主催講座の738万5,000円の内訳になるが、399ページの第7節報償費の講師謝礼金のうち、主催講座の講師に対する謝礼金が456万2,000円になる。また、第8節旅費の職員旅費のうち、4万8,000円が主催講座を開催するに当たって、講師の方との打合せなど、職員が出張した場合の旅費になる。
 第10節需用費の消耗品費において、主催講座を開催するための消耗品費として5万4,000円を計上している。また、同じく需用費の印刷製本費176万3,000円については、主催講座の募集の案内を行うための情報誌の印刷製本費となる。
 続いて、401ページの委託料の新聞折込委託料94万1,000円については、先ほどの情報誌を新聞折り込みして各世帯に配布するための委託料となる。
 最後に、13節使用料及び賃借料の使用料、公民館事業施設入館料は主催講座の際に施設に入館する場合の使用料として計上しているものである。合わせて738万5,000円となる。
○青少年育成課長 放課後保育クラブの施設購入費348万7,000円について御説明する。塩浜小学校の敷地内にある軽量鉄骨2階建てのプレハブは4室で定員が大体168名となっているが、この施設をリースが完了することによって買い上げるものである。
○社会教育課長 先ほど答弁漏れがあったのでお答えする。
 主催講座の内容については、主に語学や文学、歴史など、教養の向上を目指した講座が約半数を占め、あとはヨガや体操、そういった健康に関する講座、また、子育てに関する講座や子どもが参加するような講座を合わせて約85%が、ふだんの生活や個人の趣味を対象としての講座となっている。
 対象については、一部、小中学生などを対象にした講座などがあるが、幅広い世代の方を対象として講座を企画運営しているところである。
○廣田德子委員 市本であるが、今、何人来たかというのも、ちょっとのぞいただけの人も半日いた方も同じ1人としてカウントしているとのことであるので、例えば市の職員をあそこに置いて利用者の声を聞くなど、その辺の改善はできないのか伺いたい。
○社会教育課長 利用者の人数については、委託業者にカウントをお願いしているところである。小さい施設とはいえ、人が入れ替わり入ってくるので、どの方がどれぐらいいたかを一人一人チェックして記録するのは難しいと考えている。
○廣田德子委員 大体概要は分かった。2点目の重点推進プログラムに書かれているのは、細かく詳細を教えていただいて感謝する。学童についても、これまではリースだったものを買い取るということで、結構である。
○かつまた竜大委員 私は1問だけ、一問一答でお願いしたい。
 390ページ、社会教育総務費の395ページ、委託料にコミュニティクラブ委託料448万円とある。コミュニティクラブに関しては、コロナ禍ということで活動はあまりできていないのかと思う。この448万円、前年度比はどういう状況なのか。
 各中学校ブロックごとに行われていると思うが、活動ができていないと予算が消化できていないのかなと。その辺はどう対応されているのか。
 コロナ禍が終われば、それこそ来年度、4月以降ぐらいはいろいろ活動したいみたいな声も聞いているが、今後、その辺の対応はどのように考えているか伺いたい。
○学校地域連携推進課長 395ページのコミュニティクラブ委託料について御説明する。市内を16のブロックに分けて、それぞれの各ブロックごと、学校のコミュニティクラブに委託をして、資金前渡で前払いでお渡ししている。活動ができなかった分については、使った分の明細、内訳、確認資料等を提出いただいた上で返還していただく。今年度はまだ返還の報告をいただいてないので、どのくらい活動できたかという数字は今把握していないが、おっしゃるとおり、コロナ禍で活動できない部分が多分にあったと認識している。
 ただ、年間を通してみるとコロナが落ち着いた時期もあり、その中で感染拡大に注意を払いながら活動しているクラブも結構あったので、全く活動していないというわけではない。来年度はコロナの感染状況にもよるが、引き続き感染拡大に注意しながら、できるだけ子どもたちに活動させていきたいと考えている。
 予算について、448万円、今年度と同額で計上させていただいている。
○かつまた竜大委員 よく分かった。聞くところによると、今、課長が答弁したように、活動しているところは活動しているみたいである。ただ、やっぱりなかなかできないというところもあって、そのようなところはコロナ禍という状況でできないというのが大きな理由である。この後も予算はしっかり確保してもらいたいとの声を聞いているので、それだけお伝えしておく。
○増田好秀委員 初回総括2回目以降一問一答で7点伺いたい。
 395ページ、1目社会教育総務費の17節備品購入費、事業用機械器具費800万円は何を買うのか。
 2点目、397ページ、2目文化財費の13節使用料及び賃借料の使用料の文化財多言語解説コンテンツサーバー使用料があるが、文化財多言語解説コンテンツサーバーというのはどこで使って、どういうものなのか。
 3点目、399ページ、18節負担金補助及び交付金の補助金、重要文化財法華経寺祖師堂保存修理事業費補助金2,350万円の負担割合がどうなっているのか。そもそも財源がどこから出ているのか。そういう背景的なことを伺いたい。
 4点目、401ページ、3目公民館費の一番下の17節備品購入費、事業用機械器具費400万円は何を買うのか。
 5点目、405ページ、4目図書館費17節備品購入費の事業用機械器具費76万2,000円。車は買わないということは分かったが、何を買うのか。
 6点目、405ページの5目少年センター費12節委託料のSNS活用少年相談委託料713万4,000円である。市川市は事業としていろいろな相談窓口を持っていると思うが、SNS活用少年相談というのは、ポスター広告をどこで行って、どのような対象で、どのような相談を受ける事業なのか、改めて確認したい。
 最後、413ページ、8目青少年育成費の17節備品購入費、事業用機械器具費480万円は何を買うのか。
○学校地域連携推進課長 395ページの17節備品購入費、事業用機械器具費800万円の購入内訳である。これは令和4年度にも100か所の放課後子ども教室を新たに開室する予定である。その開室に伴い、室内等に設置する備品になる。主なものは、下駄箱16台、傘立て16個、学習も今教えているので、教える方の教材等を格納する必要があるので両開き保管庫16台、折りたたみ机が24脚、エアコンがない場所に開室する予定もあるのでエアコン7台422万3,450円が主なものになっている。
○考古博物館長 まず1点目、397ページ、13節使用料及び賃借料の使用料の文化財多言語解説コンテンツサーバー使用料について答弁する。
 多言語解説コンテンツであるが、令和2年度に国の指定文化財である堀之内貝塚、葛飾八幡宮の千本公孫樹、そして中山法華経寺祖師堂の3つの国の指定文化財を、英語を含めた多言語で解説するもので、外国人の方を対象に設置したものである。これは国の補助金をいただいており、効果をはかるためにアンケート調査をウェブ上でさせていただくが、もちろん映像を出すためのサーバーを含め、コンテンツ、アンケートの結果を集計するためにサーバーを使用するものである。
 続いて399ページ、18節負担金補助及び交付金のうちの補助金の重要文化財法華経寺祖師堂保存修理事業補助金について御説明する。
 まず、令和4年度の全体の事業費であるが、事業の主体は中山法華経寺となっており、祖師堂を修理するに当たって、国、県、市がそれぞれ負担するものである。令和4年度については、事業費が1億8,800万円の予定であり、そのうち国が2分の1、県が、率ではないが、750万円の負担。市のほうは全体事業費の8分の1になる今回の2,350万円の負担になる。残りは事業主体者である法華経寺が負担という負担割合になっている。
○社会教育課長 401ページ、第17節備品購入費、事業用機械器具費についてお答えする。
 400万円の内訳になるが、各公民館にある会議用のテーブルや折りたたみ椅子など老朽化したものの買換えのための購入で約330万円。そのほか、卓球台や大型の鏡など、必要な備品を購入するために合わせて400万円を計上している。
○中央図書館長 405ページ、第17節備品購入費の中の事業用機械器具費76万2,000円の内訳についてお答えする。
 大きく2点あり、まず1つ目が資料費としての備品購入費となる。この中で中央図書館並びに行徳図書館において、市民の方、利用者の方の閲覧及び貸出しの用に供するためのDVDの映像ソフトは消耗品ではなくて所定の金額以上になるので、備品として購入する必要がある。こういったものを計画的に購入するため、毎年度、予算の中で備品、資料費として計上させていただいているものがあり、こちらが40万9,000円である。
 残りの21万2,000円については、生涯学習センターの現状の消火器が耐用年数を経過することから、図書館内に配備する新たな二酸化炭素消火器を備品として購入するものである。
○教育センター所長 SNSを使ったLINE少年相談についてお答えする。
 これまで電子メール、電話等で相談を受けていたものに加えて、中高生の普及率の高いLINEを入り口とした相談を受け入れるためにつくったものである。対象については、市内在学の小学校5年生、6年生、中学生及び須和田の丘支援学校、特別支援学校の高等部の約2万1,500人を対象としている。令和3年度については、周知の方法としてはチラシを作成し、対象児童生徒に配付している。
 なお、今後については、青少年問題啓発リーフレットの中にこういった紹介などを入れていく予定である。
○青少年育成課長 413ページの17節備品購入費、事業用機械器具費480万円の内訳について御説明する。放課後保育クラブの運営に必要である老朽化した備品の買換え等を行うものである。主にエアコンや冷蔵庫、ランドセルロッカー、両開きの保管庫、このような電化製品の買換えについて480万円計上している。
○増田好秀委員 2点、一問一答で1つずつ再質疑する。397ページの2目文化財費の文化財多言語解説コンテンツサーバーである。説明を伺って、申し訳ない、私の理解が多分追いついていないが、イメージとしては、サーバーの使用料というのはアンケート結果を入れるサーバーではなくて、そもそもコンテンツがウェブ上にあって、それを施設の近くに来てアクセスするか、QRコードで読み込んで見られるというのが3つあって、アンケート結果もホームで入力するとの理解で合っているか。もう一度伺いたい。
○考古博物館長 今、委員の御指摘のとおりである。
○増田好秀委員 分かった。
 最後の質疑に移る。399ページ、18節負担金補助及び交付金の重要文化財法華経時祖師堂保存修理事業費補助金である。割合は理解した。2,350万円は単純に市の持ち出しとの理解で合っているか。
○考古博物館長 単純な持ち出しと言われればそうかもしれないが、文化財を守るということで計上させていただいている。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
○廣田德子委員 第11款教育費、第6項社会教育費、第1目社会教育総務費、第12節委託料の学習交流施設運営等委託料3,000万円について、反対の立場で申し上げる。
 場所の設定については質疑させていただいて、なぜあの場所にしたのかについては分かった。目的である本を介して交流を行う施設ということであれば、もう少し広い場所が必要なのではないかと思う。また、利用した人へのアンケートなどで、どんなことをテーマにしてもらいたいかなど、ニーズ調査も必要かと考える。インスタグラムなどで本の紹介を発信するということであれば、特に場所にこだわらずに、ほかの施設を使ってもいいのかと思う。市川駅前の観光・物産案内所が本八幡に移ったが、市川駅前のあの場所にあったのも、あれはあれで必要だったのではないかと考える。これから先、毎年3,000万円の委託料を使うのではなく、広く市民の方が活用できるようなものを考えていただけたらと思い、この予算には反対する。
○宮本 均委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○宮本 均委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。

所管事務調査

○宮本 均委員長 所管事務の調査については、お手元に配付の文書のとおり行いたいと思うが、御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よってお手元に配付の文書のとおりに決した。


○宮本 均委員長 続いてお諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。


○宮本 均委員長 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。


○宮本 均委員長 以上で環境文教委員会を散会する。
午後2時39分散会

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 議会事務局 議事課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

議事グループ
電話 047-334-3759 FAX 047-712-8794
調査グループ
電話 047-712-8673 FAX 047-712-8794