更新日: 2022年8月15日

令和4年2月 市川市議会 建設経済委員会

開会

午前10時30分開議
○大久保たかし委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。


○大久保たかし委員長 まず、審査に当たっては、一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、①全て総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願いたい。
それでは、議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名のった上で発言されるよう願いたい。

議案第59号 令和3年度市川市一般会計補正予算(第14号)のうち本委員会に付託された事項

○大久保たかし委員長 議案第59号令和3年度市川市一般会計補正予算(第14号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
 審査に当たっては、お手元に配付の補正予算審査順序のとおり進めさせていただくので、了承願いたい。
 まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款観光費及び第9款土木費第1項土木管理費について一括して説明を求める。
 なお、繰越明許費については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願う。
〔商工業振興課長、経済部次長、地域整備課長、観光政策課長、道路管理課長、設計監理課庁舎整備担当室長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○石原よしのり委員 1点だけ聞く。
 6ページ、繰越明許費、農林水産業費、水産業費、市川漁港維持管理事業の855万8,000円は、漁港の不法投棄等を監視するための監視カメラの設置が入札不調となり、来年度に繰り越すと聞いたが、なぜそのようなことが起こったのか。防犯カメラの業者はたくさんいて、防犯カメラの入札は定価よりも安い価格での競争になると思うので、入札不調は考えにくい。事情を伺いたい。
○地域整備課長 今回の入札には3者の応札があった。3者のうち1者が最低制限価格を下回る金額で失格、残りの2者が予定価格を上回る金額であったため不調となった。
○石原よしのり委員 最低価格より下回ったから失格になり、残りの2者は予定価格よりも高かったと言うが、理屈から言うとおかしい。真ん中がなくて、すごく高いか安いのは不可思議と思わないか。そのような事情では、今後はどう考えるのか。これで予定価格を上げる話にはならないと思う。
○地域整備課長 令和4年度に発注するときには、最新の設計単価を用いて発注する予定である。歩掛かり等を見直すことは考えていない。
○石原よしのり委員 慎重に進めていただきたい。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 次に移る。


○大久保たかし委員長 次に、歳出第9款土木費第2項道路橋りょう費、第3項河川費及び第4項都市計画費について一括して説明を求める。
 なお、継続費、繰越明許費及び債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道建設課長、河川・下水道管理課長、下水道経営課長、公園緑地課長、動植物園長、開発指導課長、道路安全課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○石原よしのり委員 一問一答で5項目伺いたい。
 1点目、62ページ、交通対策費、需用費、光熱水費、2点目、同じく交通対策費、負担金補助及び交付金、負担金850万円、3点目、64ページ、公園費、委託料、実施設計等委託料、里見公園に中央公民館の一部を移設する工事の件、4点目、7ページ、繰越明許費、土木費、道路橋りょう費、人にやさしい道づくり重点地区整備事業4,500万円、5点目、同じく道路橋りょう費、電線類地中化事業について。
 まず、62ページ、交通対策費、需用費、光熱水費について、道路の照明灯関連の電気代が上がったとのことだが、市川市が管理している道路において全体でどの程度の照明代が年間かかっていて、どの程度足りなくなったのか。その理由は、東電の電気料の単価が上がったためか、または、電気使用量が増えているためか。
○道路安全課長 照明灯の数は、市内で約7,000基ある。毎年、前年度の使用料をベースに予算計上しているが、今年度は前年度に比べて、10月ぐらいから電気料が増となっている。11月が約54万円の増、12月が約65万円の増で、これは電気の単価が上がったことによる増額である。
○石原よしのり委員 年間では幾らが幾らになったのか。電力の使用量は変わっていないのか。
○道路安全課長 照明灯の基数は変わらないので、電力の使用量は変わっていない。
○石原よしのり委員 分かった。
 2つ目、コミュニティバスの運行負担金は、思ったほど採算が取れず補塡が増えたと伺ったが、どの程度を見込んでいたのか、概要説明をしていただきたい。
○交通計画課長 コミュニティバス運行負担金は、北東部ルートにおいては、当初予算約4,300万円を見込んでいたが、決算見込みが約4,900万円となり600万円の増額が必要になった。南部ルートでは、見込みより運賃収入が約740万円少なくなった。また、あいねすと循環ルートについても、約70万円見込みよりも少ない収入である。北国分ルートは7月で終了したので、それ以降の分は差額があるが、運賃収入として見込めなかったものが全体で約1,410万円である。北国分ルートでの差額が約560万円で、差引き850万円の負担金が必要になる。
○石原よしのり委員 南部ルート740万円は74万円の間違いではないのか。
○交通計画課長 740万円である。
○石原よしのり委員 全て経費が増えたのではなく、運賃収入が下回っている理解でよろしいか。
○交通計画課長 南部ルートについては、燃料油脂費が一部増額となっているが、それ以外は運賃収入となっている。
○石原よしのり委員 結構である。
 3点目、64ページ、公園費、委託料、実施設計等委託料が3,000万円の減額となっている。これは概要説明資料の35、36ページで、中央公民館の文化財的なものを里見公園の中に移設保存する計画であったが、時期がずれた理由は、保管する場所ができたから置いておくことと、里見公園で実施する時期は里見公園全体の改修の計画が立って、その工事に合わせて行うと伺った。そこで伺いたいのは、どこに保存することになったのか。どのような経緯でできたのか。里見公園に持っていく全体の工事は、いつ、どのような工事を行うのか。それに合わせてどのように移設保存を行うのか、概要を伺いたい。
○公園緑地課長 実施設計等委託料について、保存は塩浜3丁目の旧塩浜斎場のあったところが倉庫になっていて、そこに保管する予定である。
 2点目の、いつ、どのような整備をするのかについては、今度の6月定例会の補正予算に計上したいと考えている。里見公園のリニューアルについて検討していきたい。
○石原よしのり委員 6月には補正予算で工事費が計上されると伺ったが、その内容は、いつ、どのような工事をするのか。
○公園緑地課長 次年度は設計まで行う予定で、工事は令和5年度を予定している。
○石原よしのり委員 里見公園の梅園のそばに中央公民館の入り口にあった立派な和風建築の門のあたりを移設して展示するのか。
○公園緑地課長 中央公民館の表側の車寄せ全体を移築するわけではなく、一部の移築を考えている。当該場所も、概要説明資料36ページに示す場所ではなく、全体の整備計画を見直した中で検討したい。
○石原よしのり委員 場所はまだ決まっていない、どこに持っていくかはこれから決めるということか。分かった。
 7ページ、繰越明許費の電線類地中化事業について、委託料が大部分と伺ったが、どこの電線地中化なのか。
○道路建設課長 今回の無電柱化推進計画策定業務委託は、今後、無電柱化を推進していく計画として、本市の中で、どの路線を優先的に整備していくかを決定するものである。
○石原よしのり委員 具体的にどこの道路を地中化させようとしているかは、まだ決まっていないのか。
○道路建設課長 今回の計画が策定されると、向こう10年で優先的に整備していく路線が決まる。緊急輸送道路やバリアフリーの特定道路は優先順位が高い。
○西村 敦委員 一問一答で2点伺いたい。
 概要説明資料1ページの継続費補正、コミュニティゾーンについて、同じく3ページ、繰越明許費補正、道路橋りょう費、道路維持補修事業、工事請負費の1、2の入札不調について伺う。
 まず、コミュニティゾーンについて、補正の理由は、休養施設を兼ねた管理棟の仕様変更で、外装など施設設備も含めてと伺った。建設資材の高騰は分かるが、仕様変更が気になる。建設資材の高騰も含めて具体的に伺いたい。
○公園緑地課長 仕様変更については、当初予定していた管理棟は一般的な仕様であったが、コミュニティゾーン全体の景観イメージや、バーベキュー場等の運営事業者にサウンディング調査をしたことから、管理棟についても外装や設備の仕様を変更したものである。具体的には、各窓によろい戸の設置や、外に置く室外機はルーバータイプの目隠しをするなどの変更を行っている。また、バーベキュー等の関連については、設備配管点検スペースや、建物外周ににぎわいの創出のためウッドデッキのテラスを設置するものである。また、利用客の利用頻度が多くなることも考えられるので、トイレも増設している。
○西村 敦委員 建設資材の高騰について、具体的に分かっていることはあるか。
○公園緑地課長 鉄骨、木材などの価格が高騰している。当初、計画したときよりも1.4倍から1.5倍近くの高騰になっている。
○西村 敦委員 分かった。ニュースでも出ているので理解する。
 概要説明資料3ページ、工事請負費の2点について、写真を見ると、のり面の崩壊を防ぐ工事やマニアックな難しそうな坂道を拡幅するとのことで、全体的に入札不調ではあるが、2回ずつ全国に入札して不調で、1者もないのか。不調の内容を聞かせてもらって、何か手だてがないのか、改めて伺う。
○道路安全課長 不調の内容は、大野町1丁目については、1回目の入札で参加申込みが1者あったが、未入札であった。2回目は全国に広げて、参加申込みが2者あったが、辞退で不調となった。
 大野町2丁目の法面整備工事は、1回目が市内で参加申込みがなかった。2回目の入札は全国に広げたが、参加申込みは1者で未入札となり、不調となっている。
○西村 敦委員 入札の状況は分かった。実際に不調だった理由は何だと考えるか。
○道路安全課長 どうしてかは分からないが、積算基準に基づいて行っている工事で、例えば1番の大野町1丁目ののり面については、樹木が相当生い茂り、この伐採から入るため、多少難しい面がある。2番については、既存の擁壁の拡幅なので、家屋も隣接していて道路幅員が狭いこともあって敬遠されているのではないかと思っている。
○西村 敦委員 業者がこの写真を2枚見て、やりたくない工事だと一目瞭然で分かるので、もう少し工夫した入札をしないといけない。今後どうしていくか考えがあれば最後にお聞かせいただきたい。
○道路安全課長 今後についても、この定例会で本予算が可決されたら一般競争入札を予定している。その後、手を挙げる業者がいない場合には、随意契約等も考えて執行していきたい。
○西村 敦委員 大体分かったが、積算を見直すことも必要だと思う。
○髙坂 進委員 1点だけ伺いたい。
 64ページ、下水道費、負担金補助及び交付金、下水道事業会計負担金約5,100万円は、下水道会計の補正では、営業収益の部分の一般会計負担金と営業外収益の一般会計負担金を合わせたものか。これは、1年間に10億円程度の負担金が出ているが、それでも足りずに赤字になると、その分を一般会計からの負担金として計上する仕組みなのか。何かルールがあるのか。
○下水道経営課長 こちらの一般会計負担金は、毎年度、総務副大臣通知として4月に出されている通知の繰り出し基準に基づいて負担金として受け入れている。内容は、下水道事業会計が公営企業会計であることから、本来であれば下水道事業会計の費用は下水道使用者が支払う使用料で賄うのが原則であるが、下水道事業の公共性に鑑み、広く一般の方に便益が及んでいるので、このような費用は一般会計からの負担を認める通知で、それに基づいて計上している。
 営業収益の一般会計負担金は雨水処理にかかっている費用で、雨水に関する費用は下水道の利用者のみならず市民一般に水防で便益があるので、全額一般会計から負担となっている。
 2番目の営業収益の一般会計負担金は、汚水処理にかかった経費である。汚水処理は本来下水道を使っている方から賄うのが筋であるが、公共用水域のきれいな水を取り戻すための部分は広く住民全般に便益が及んでいるので、その経費は一般会計の負担が認められている。
 最後に、資本的収入にも一般会計負担金があるが、これも本来、広く市民全般に便益が及ぶものについては、そのために下水道事業で借り入れた企業債に対する償還金は一般会計からの負担を認めることが総務副大臣から通知が出ているので、そういったものを基に計上している。
○細田伸一委員 概要説明資料の23ページ、地域コミュニティゾーン整備事業の工事請負費は、先ほどの説明で、使用予定であった塗料について不正の疑いがあり、その事実関係を確認しているとあったが、この概要と、いつごろそれがはっきりし、工事に再度着手することができるのか。
○公園緑地課長 この水道用ダクタイル鋳鉄管の外側やつなぎ目のさびや腐食を防ぐ合成樹脂塗料について、日本水道協会の規格と異なる条件下での試験結果や、規格に記載されていない原料を使用した疑いがあるということで、このような塗料を使った疑いのある資材に関する工事については、千葉県企業局の指導により中止となっていた。地域コミュニティゾーン公園配水管工事についても、工事できない状況であったが、協会が随時安全を確認するため材料を検査していて、今回、変更した材料で工事を再開することが可能となり、現在は工事を再開しているが、3月に工事が終わらないため繰越したものである。
○細田伸一委員 工事を再開していて、今回の不正の有無にかかわらず、問題なくここは進めていけるのであれば結構である。
○中町けい委員 1点伺いたい。
 概要説明資料23ページ、塩浜第2公園改修計画の1,300万円について、現在は改修計画の予算であるが、着工して供用開始など今後のスケジュールについて伺う。
○公園緑地課長 当初、12月定例会で補正予算が可決されていたら、来年度の6月定例会の補正予算に工事請負費を計上する予定であったが、今回、2月定例会での補正予算になったので、9月定例会以降の補正予算に、工事請負費を計上したいと考えている。
○中町けい委員 公園は、現在閉鎖しているのか。この先に閉鎖する予定があるのであれば、スケジュールが分かれば伺いたい。
○公園緑地課長 今閉鎖しているところはない。スケートパークの施設について、メーカーの発表では、滑走面は5年から10年、骨組みは15年程度で入替え時期と聞いているので、それに合わせて見直しを考えていきたい。
○中町けい委員 分かった。スケートボードができる公園はかなり珍しく、土日は若い方が多く、市外から来ている方もいる。去年、オリンピックもあって、やりたい方も非常に増えてきていると思う。現在は、閉鎖していないということで、分かった。
○道路安全課長 先ほどの石原委員からの、62ページ、第4目交通対策費、需用費の光熱水費の質疑において、市内の道路照明灯の数を約7,000基と答弁したが、正しくは約7,500基である。訂正をお願いしたい。
○大久保たかし委員長 ただいまの申出のとおり発言の訂正を許可する。
 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第63号 令和3年度市川市下水道事業会計補正予算(第5号)

○大久保たかし委員長 議案第63号令和3年度市川市下水道事業会計補正予算(第5号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明は終わった。
 質疑はないか。
○石原よしのり委員 2点伺いたい。
 1つは、156ページの区分について、もう一つは、162ページ、管渠整備費、工事請負費、資本的支出の雨水管渠整備工事費1億4,000万円について。
 1点目は、一般会計からの負担金ということで約5,000万円認められている分だけ払っているが、雨水処理負担金の約1,700万円は下水道事業収益の営業収益で、汚水は営業外収益になるのは、どのような理由によるものか。
○下水道経営課長 営業収益は、下水道事業の本業に関わる収益として計上している。下水道事業の本業は、雨水の排出と汚水の処理で、そのうち汚水の処理については、利用者から頂く下水道使用料で賄っているので、下水道使用料を営業収益に計上している。雨水については広く一般の方に便益が及ぶことから、一般会計から負担していただいているので、雨水処理負担金については営業収益に計上している。
 営業外収益に計上している汚水処理等負担金は、本来、下水道使用料の営業収益で全部賄うべきであるが、公共用水域の保全などで広く市民一般に便益が及ぶ部分の経費については一般会計からの負担が認められているので、一般会計で負担していただくことになるが、本業に基づくものではない。本業は下水道の処理に基づく経費である。本来、下水道使用料で賄うべきところの例外で一般会計からの負担を受け入れることから、営業外と区分けしている。
○石原よしのり委員 民間企業的に言えば、負担金はどっちも営業外のような気がする。ここに今、本業という話をしたときに、雨水の処理も汚水の処理も下水道の本業だと答弁された。本業か本業でないのかも、営業外収益と営業収益に分かれて計上されている理由が分からない。どちらも一般会計からの繰入れが認められているのは分かっている。営業収益なのになぜ営業外に区分されるのか、もう一度伺いたい。
○下水道経営課長 下水道事業は公営企業会計で、地方公営企業法等で定められているように負担区分の原則がある。下水道事業でかかった経費は、実際に下水道事業を利用されている方からの使用料などの対価で賄う負担区分の原則によると、雨水は全員が広く財産や生命の安全を守るために必要なものであるため全額公費で、一般会計からの負担金で負担する。ただし、汚水については、実際に下水道を使っている人しか便益を受けていないので、下水道使用料で全部賄う。雨水公費、汚水私費という原則がある。この原則に基づいて入ってくるものについては営業収益で計上している。ただ、そうはいっても、これは一般の人から負担してもらったほうがいいのではないかと思われる例外的なものについては営業外収益で計上している。
○石原よしのり委員 もう一つ、162ページ、管渠整備費、工事請負費、雨水管渠整備工事費について、何か障害物が出たから余計に予算がかかると先ほど答弁されたが、1億4,000万円は、どのような理由で増額するのか、もう一度伺いたい。
○河川・下水道建設課長 今の質疑は高谷2号幹線のことでよろしいか。主な要因は、推進を行っているところの鋼矢板が支障となって推進機が先に進めなくなってしまった。それを撤去するに当たり、推進機の先端の刃を、鋼矢板を削れるものに交換する作業が追加になり、工期内に終わらなくなってしまった。
○石原よしのり委員 工期内で終わるよりは、鋼矢板が出てきて、それをくりぬくために1億4,000万円余計にかかるのか。
○河川・下水道建設課長 鋼矢板を撤去するのに、推進機の先についている刃であるビットの交換を行う費用や、機械を交換するために掘削する費用が増加することになり、増額を計上している。
○石原よしのり委員 工事する先に鋼矢板があったら、それを取り除くのではなく、削って抜いていくのか。それには結構お金がかかるのか。
〔発言する者あり〕
○大久保たかし委員長 よろしいか。ほかに質疑はないか。
〔「河川下水道経営課長です」と呼ぶ者あり〕
○河川・下水道経営課長 提案理由の説明の中で、162ページ、第1款第1項第1目管渠整備費、工事請負費の雨水管渠整備工事費1億4,000万円の増額について、先ほど増額と申し上げるところを減額と誤って申し上げたので、訂正をお願いしたい。
○大久保たかし委員長 ただいまの申出のとおり発言の訂正を許可する。
 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論なしと認める。
 以上で討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○大久保たかし委員長 議案第64号以降は昼休憩の後にお願いしたい。
 暫時休憩する。
午後0時5分休憩

議案第64号 令和4年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項

午後1時開議
○大久保たかし委員長 再開する。
 議案第64号令和4年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
 審査に当たっては、お手元に配付の審査順序のとおり進めさせていただくので、御了承願いたい。
 まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費及び第8款観光費について一括して説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔商工業振興課長、農業委員会事務局次長、経済部次長、地域整備課長、経済政策課長、観光政策課長、観光事業推進課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるようお願いしたい。
 質疑はないか。
○石原よしのり委員 最初に項目を挙げて一問一答で2点伺いたい。
 285ページ、負担金補助及び交付金、ちばの園芸産地整備支援事業補助金、286ページ、水産業振興費、工事請負費、航路浚渫工事費で概要説明資料の7ページ、8ページについて。
 ちばの園芸産地整備支援事業補助金は、令和3年度予算が572万5,000円だったが、今回100万1,000円と非常に少なくなっている。この理由を申請減と言ったが、なぜ申請減になったのか。市川市の農業振興には使えるものは何でも使って振興していただきたいと思うが、なぜこのようになっているのか、説明していただきたい。
○経済部次長 当該事業については、今年度はスピードスプレイヤー3台で572万5,000円であった。JAいちかわで要望をまとめて精査し、来年度はドライフルーツ加工機械を1台導入する予定で、令和4年度の予算要求に至ったところである。
○石原よしのり委員 本会議の代表質問でも同じような答弁を行っていた。聞いていて、それでいいのかと思った。JAからこれしか要望が上がってこなかったとのことだが、もっとできないのか、増やす方向で事業は考えていくのではないかと思うが、そのような理解でいいのか。
○経済部次長 スピードスプレイヤーの要望がなかったことから、新年度はこの予算要望となっている。要求があった場合には、当然その台数の予算要求をしていこうと考えている。
○石原よしのり委員 代表質問の答弁で、パワースーツ2点だけ申請があった例が挙がっていた。要望が上がってきたものが1件だったら、ほかにもそのような人はいないのかという探し方はしないのか。
○経済部次長 先ほどのアシストスーツはスマート農業推進事業補助金である。個別の要望等ではなく、JAで取りまとめていただくほうが不公平感がないと考えている。
○石原よしのり委員 結構である。
 2つ目はしゅんせつについて、6,300万円と大きな金額であるが、例えば何年置きに行うのか、またはどこかから要望があるときだけ行うのか。そのようなときに、予算は何億かかる話でもすぐ行うのか。その辺の基準と、今回計上した背景も含めて、また、過去にいつ行ったか説明いただきたい。
○地域整備課長 航路浚渫工事費について、今回の箇所のみおのしゅんせつは、過去に行った事例がない。現状では、干潮時に水深が約1.2mになり、底引き漁船が底をついて航行が不能になるとのことで、漁業協同組合から、安全を図るため、航路のしゅんせつについて要望があったことから、今回予算計上したものである。何年置きに行うかは、現状では決まっていない。
○石原よしのり委員 僕の記憶では、しゅんせつといえば高谷の工業港の中に入っていくのは時々行っている。工業団地のほうは行うが、漁場は特別な要望がないと計画的には行わないとの理解でよろしいか。
○地域整備課長 市川航路等については、商業で大きな貨物船等が出入りするため、県で定期的にしゅんせつ工事を行っている。今回、この漁場については、通航する船もあまり大きい船ではないので、1回しゅんせつを行い、その状況を見て必要な時期を判断していきたいと思っている。
○石原よしのり委員 了解した。
○髙坂 進委員 291ページ、負担金補助及び交付金の中小企業融資利子補給金と中小企業融資信用保証料補助金、293ページ、中小企業融資代位弁済損失補償金について、まとめて伺いたい。
 中小企業融資利子補給は、令和3年度のほぼ半分程度になっている。中小企業融資信用保証料補助金は、令和3年度は1,400万円程度計上されていたものが、これだけ減っている。今、コロナがまだどうなるか分からない中で、これだけ減っている。そして、中小企業融資代位弁済損失補償金も500万円で足りるのかとの気がしているが、制度として何かがなくなったとか、だからこんなに減るなどの理由があるのか。あれば、まず説明していただきたい。
○商工業振興課長 中小企業融資利子補給金については、この予算の中にはコロナ関連のセーフティネット資金に係る利子補給と、もともとあった市の融資制度の利子補給が合計で計上されている。そのうちのコロナ関連のセーフティネット資金関係の利子補給は、令和3年度の予算はある程度見込みを立てて452件を計上したが、これについては、令和3年5月末で申請の受付が終わって、件数が確定して364件となり、この分が令和4年度は減っている。
 中小企業融資信用保証料補助金については、これもセーフティネット関連で新型コロナウイルス関連の信用保証料補助の部分と、もともとあった市の制度融資の中のベンチャービジネスに対する信用保証料補助がある。このうちのセーフティネットのコロナ関連の信用保証についても、令和3年5月末で申請を締め切ったので、4年度はその部分を計上していない。市の制度融資のベンチャービジネスについても、令和3年度までは上限が247万5,000円で全額補助をしていたが、令和4年度はその半額に見直した。そのため、信用保証料補助金も減額している。
○髙坂 進委員 まだコロナも分からない状況の中で、必要なことをきちっと行っていかなければいけない点では、先が見えないと思う。とりわけ、消費税のインボイスが始まることになると、地域経済に大変な影響が出てくると思う。そのようなことから考えて、これで本当に十分なのか大変危惧している。代位弁済が500万円といえば、1件で500万円になってしまうことが頻繁にある。今の経済状況の中で、本当にこれだけで足りるのか危惧している。
 今の経済がこのような状況なので、必要なときに補正予算を計上する心づもりで、必要なときにちゃんと対応できるようにしていただきたい。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
 次に移る。
○商工業振興課長 先ほどの答弁において、令和4年度の利子補給の件数を364件と申し上げたが、346件の間違いなので、訂正をお願いしたい。
○大久保たかし委員長 ただいまの申出のとおり発言の訂正を許可する。


○大久保たかし委員長 次に、歳出第9款土木費第1項土木管理費及び第2項道路橋りょう費について一括して説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
 なお、債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔設計監理課長、建築指導課長、道路管理課長、道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○石原よしのり委員 項目を挙げて一問一答で3点伺いたい。
 1点目、305ページ、負担金補助及び交付金の耐震改修費補助金、令和3年度は1,600万円だったが、今回は800万円になっていることについて、2点目、概要説明資料の9ページ、図は18ページの真間2丁目の道路改良事業、もう1点は、概要説明資料の11ページ、図は32ページの国府台1丁目の道路拡幅工事費について。
 1番目の耐震改修費補助金については、市の政策からいえば、できるだけ耐震改修をしてもらって安心・安全な家を増やしていく方向だと思うので、昨年より予算を減らすことは、政策的な意味からいうとおかしいのではないか。なぜこれを減らすことにしたのか伺いたい。
○建築指導課長 耐震改修費補助金の減額については、令和3年度はマンションの耐震改修費の補助金について1,000万円の補助をしたが、それは今年度で終了する。来年度についてヒアリングをしたところ、マンションの耐震改修工事の予定はなかったため予算計上していない。また、800万円減額になっているが、マンションの耐震改修の前段階として、今年度は耐震改修設計を予定しているマンションが2件あり、その2件分の費用を計上しているので、1,000万円の減額と改修設計の2件分の増額で、相殺すると800万円の減額となっている。
○石原よしのり委員 了解した。
 次に、真間2丁目の道路改良については、過去もほかの議員からもいろいろ言ってきたと思うし、私の記憶では、一般質問で過去にかいづ勉議員も質問している。地域でもずっと問題になっている。水路の上に建てた不法占拠の家を撤去して道路を拡幅するとの話で、当初予算の時点では詳細設計業務委託であるが、現在、どのような状況になっているのか。
○道路管理課長 建物の現状を報告する。以前から一般質問の中で答弁しているが、今までに8軒の方が利用している。そのうち4軒の方は、建物自体はまだ残っているが立ち退きは既に済んでいる。
残りの4軒の方については、先月、地権者から夏までの撤去の再要望があり、地権者と利用者との間で話合いが行われた。夏に向けて、立ち退きが済んだ暁には、一括で建物を撤去する流れで進んでいるところである。現状、建物は現存しているが、そのような動きで今、地主さんとも確認している。
○石原よしのり委員 つまり、前から我々とかかいづ勉議員も含めて問題にしていたのは、不法占拠で勝手に店舗を建てて、そこに契約して入った人がいる。着々と進んで、立ち退いてもらっているが、まだ4軒いて、それが夏までにはいなくなると理解してよろしいか。
○道路管理課長 もともとの地権者と借家人との間ではそのような話がされている。それ以上の進展は現状では報告できない。
○石原よしのり委員 そのとおりにいって夏に利用者がいなくなったら、向こうの費用で取り壊していただいて、整地か何かしていただいたところに、今度は本市が道路にするために拡幅する工事を行う流れだと思う。それを確認してもらって、この詳細設計委託料の中にはどのような内容が入っているのか。
○道路建設課長 先ほど説明があったとおり立ち退きが夏ぐらいまでに終わる。このスケジュールでいくと、令和4年度は詳細設計を行い、令和5年度に工事を行う予定である。本件については、新たに占用していた部分を歩道として整備し、加えて車道も若干広がることもあって、交差点等も間にあるので警察と協議が必要になる。今回の詳細設計は、そのために必要な道路の線形の設計をきちんと画くための委託になっている。
○石原よしのり委員 あそこは水路の上に勝手にまたがったように建物が建っている。水路の上が柵渠になるのかも分からないが、歩道になって、もともと陸の部分が車道になる計画になっているのか。
○道路建設課長 広がった部分の大半が歩道になり、それでもまだ少し余裕があるので、その部分を使って車道を少し広げる。
○石原よしのり委員 令和5年度に出来上がることで、理解した。
 最後の質疑が、国府台1丁目の国立国府台病院の北側の道からじゅん菜池のほうへ下りていく道も、今の進捗状況と今後の予定を伺いたい。
○道路建設課長 令和3年度で、国府台病院から下っていく部分の右側の擁壁工事が完了した状況である。令和4年度は必要なガス管の移設工事があり、それが完了した後に道路築造工事に入り、令和4年度末には完成する予定となっている。
○石原よしのり委員 令和4年度末には、国府台病院の北側の道が双方向通行になって車が入れるようになり、中国分、北国分に行く京成バスもそこを通っていくと理解してよろしいか。
○道路建設課長 道路については完成後、今、委員の御質疑のとおり相互通行になる。ただ、バスがすぐに相互通行の道路の路線になるかについては、手続もあるので把握していない。
○石原よしのり委員 京成バスがどうなるかは市役所の中では担当部があって、前もっていろんな打合せはどこが行うのか。
○大久保たかし委員長 石原委員、少し議題からそれているので、よろしいか。
○細田伸一委員 1問伺いたい。
 概要説明資料の1ページ、都市計画道路3・6・32号のところで、整備予定区間、面積43.27㎡で、土地購入費が1,423万5,000円、補償金が2,176万5,000円、それぞれ1平米当たりに直すと土地購入費が32万8,980円、補償金が50万3,004円になると思うが、土地購入に関しては路線価などが参考になって算出根拠になると思う。補償金の算出根拠は何か。土地購入費よりも補償金のほうが高い。また、図面を見ると、奥にあるのは集合住宅で、誰かがこの土地からどこかに移ったということも考えられない。この土地購入費と補償金はどのような根拠で計上されているのか。土地購入費は分かるが、確認のために伺いたい。
○道路建設課長 まず、土地購入単価は、不動産鑑定士2者からの不動産鑑定結果を基に算定している。買い取る場合は低いほうを採用する。補償金は、家屋等補償調査委託を行っていて、委託の中で千葉県の基準単価にのっとった補償金を算定している。
○細田伸一委員 この業界のことはよく分からないが、この補償金はどこがどこに払うものなのか。
○道路建設課長 市が工作物や建物の持ち主に対して払うものである。現存しているブロック塀を買収によって壊して建て直さなければいけないための補償金である。
○細田伸一委員 ここは私もよく通る場所で、1か所は古いマンションの前、歩道のようなところで、もう1か所は南八幡5の691-1、同じく691-25、ここはブロック塀があったのか。
○道路建設課長 今、委員御質疑のマンションについては、1階がペットトリミング店で、そこの駐車場のたたきを壊す費用や看板を移設するための費用が補償金に含まれる。
○髙坂 進委員 1点伺いたい。
 319ページ、菅野駅周辺駐車施設等整備工事費1億2,000万円について、駐車場のためのスペースが結構取られているが、ここの利用者は、駅を通勤で利用する人を予定してつくるのか。
○交通計画課長 菅野駅前には、時間貸しの駐車場の整備を予定しており、そこに来た方や、パークアンドライドで使いたい方で、基本的には不特定多数の方に利用いただきたいと考えている。
○髙坂 進委員 ここに駐車場がこんなに要るのかと思っている。駐車場がこれだけ必要だとの要求が誰からあったのかがよく分からない。
 もう一点、大型車の待機所があるが、ここにバスがずっと乗り入れることを想定しているのか。それとも、普通の路線バスがここに来ることを予定しているのか。
○交通計画課長 バスの待機所については、路線バスは想定していない。そこは、今は、コロナで難しいと思うが、自治会の方の旅行などに使うときのバスの待機所として使っていただくことや、観光バスの関係で使っていただくことを想定している。また、火災や救急活動のための緊急車両の駐車場としての活用や、警察による移動交番としての使用を想定している。
○髙坂 進委員 この地域はよく知っているが、ここに観光バスを止めて、ここで集まって乗ることがそんなにあるのか。このような要求はどこから出て、このように随分大規模になっているのか。地域の自治会から出た話なのか、最後にそれだけ伺いたい。
○交通計画課長 菅野駅前のこの施設については、北側については、地元の菅野2丁目・3丁目自治会の方、南側は平田町会の方と話合いを続けながら計画をつくり上げてきたものである。その計画は東京外郭環状道路に関連する特別委員会でも報告させていただき、このような計画を議論していただいてまとめてきたものである。
○髙坂 進委員 前からこのような計画があり、その中で、本予算に計上したとのことであろうが、本当にこれだけのものが必要なのかどうかをちゃんと検証するべきだと思う。家しかなかったところにこのようなものを造って意味があるのか非常に疑問である。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
 次に移る。


○大久保たかし委員長 次に、歳出第9款土木費第3項河川費の説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔河川・下水道管理課長、河川・下水道建設課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○石原よしのり委員 1点だけ伺いたい。
 324ページ、概要説明資料では36、37ページ、図面が47、48ページの水防倉庫について、これは信篤公民館の近くの古いプレハブを取り壊し、誰かに建ててもらった新しい水防倉庫を8年間にわたって賃借して、水防関係の本市の備蓄品をそこに入れる。新しいものを借りることにしたのだと思う。賃借料が約20万円と書いてあるが、8年間で幾らかかるのか。古い倉庫を取り壊すということは、本市が所有する建物ではないかと思うが、それを今度は人に建ててもらって借りることにした理由を伺いたい。
○河川・下水道管理課長 水防倉庫の建て替えについては、御質疑のとおり、既設倉庫については市の所有のものが老朽化したため取壊しを行うものである。新しい倉庫は8年間のリース契約を予定している。8年間の全体の予定額は1,968万円である。令和4年度当初予算に計上した賃借料20万5,000円は、令和5年3月の1か月分の金額である。
 また、賃借の契約とした理由は、初期費用が軽減できることや、費用が平準化されるためである。
○石原よしのり委員 どのような新しい倉庫になって、もし既存のプレハブ倉庫と同じようなものを2棟建てるだけであれば、1,968万円、約2,000万円もかからない気がするが、リース契約するほうが有利だとする根拠を伺いたい。
○河川・下水道管理課長 新しい倉庫の基本的な機能としては、水防時に用いる排水ポンプなどを保管しておくことになるので、建物そのものについては、現在のものと構造や機能が大きく変わるものではない。
 しかしながら、プレハブ造の倉庫をリースで契約をすることで、維持管理面も含めて、市が工事費を使って建て替えをするよりも有利と判断したものである。
○石原よしのり委員 分かった。ただ、仮設プレハブのような大したものではないと思ったので、そこはよく考えてほしい。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
 次に移る。


○大久保たかし委員長 次に、歳出第9款土木費第4項都市計画費第1目都市計画総務費及び第2目都市整備費の説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔街づくり計画課長、街づくり整備課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○髙坂 進委員 1点伺いたい。
 331ページ、負担金補助及び交付金、補助金、あんしん住宅補助金について、最近はずっと2,700万円を計上していると思うが、実際には随分早く予算を使い切ってしまって、その後に希望する人たちが使えない事態がずっと続いているのではないかと思う。内容は確かに充実してきたが、予算額が変わっていないので、市民から見ると、権利があって使いたい人がいても、時期によって使える人と使えない人が出てくるのは非常にまずいのではないかと思うが、なぜ増やさないのか。当初予算額を増やさないにしても、足りなくなったときに補正予算を計上すればいいが、今までもそうであったが、補正予算も組んでいない。毎年4か月程度で予算が足りなくなっているのに、なぜこの金額がずっとそのまま続いているのか。
○街づくり整備課長 予算については、平成27年度に策定した市川市住生活基本計画に定めた目標の中で、耐震、省エネ、防災性の件数を定めているので、それにのっとって2,700万円を計上している。
 あんしん住宅という名称から、基本的には耐震性とか住宅の中での安全性の確保についての目標に達したときに、それ以上の要望件数が来たときには補正予算の活用を考えている。また、工事が長いものでは半年のものもあるので、補正の時期によっては予算を使い切れないおそれもある。その2点から、今まで補正予算を計上していない状況である。
○髙坂 進委員 確かに分かるところもある。例えば、その期のうちに終わらないといけないから、2月の末とか3月になってから行ってもその期に終わらないため補助金を払えなくなることがあるのかもしれない。実際問題、8月で終わったとの話を聞いたが、その前は10月だった。10月だったら、9月には足りなくなることが分かるので、補正を計上しても、少なくとも1月ぐらいまでは申請を受けて行うことはできる。去年だけではなくて、その前もその前も早く予算が足りなくなっているのに、なぜ増やさないのか。増やさないと、同じ権利を持っているのに、補助を受けられる人と受けられない人が出てくるため言っている。
○街づくり整備課長 今後の申請状況によって、補正の手続が間に合うようであれば検討していきたい。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
 次に移る。


○大久保たかし委員長 次に、歳出第9款土木費第4項都市計画費第3目街路事業費から第7目宅地費について一括して説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
 なお、債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔道路建設課長、下水道経営課長、公園緑地課長、動植物園長、開発指導課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○石原よしのり委員 3項目をまず挙げて、一問一答で伺いたい。
 332ページ、街路事業費、委託料、都市計画道路3・6・32号整備事業委託料について、2つ目、337ページ、公園費、工事請負費、改修工事費、公園緑地施設整備工事費(本庁管内分)、小塚山公園の整備費用、3つ目、337ページ、公園費、公有財産購入費、じゅん菜池緑地の緑地用地購入費について。
 332ページ、街路事業費、委託料、都市計画道路3・6・32号整備事業委託料1,255万円の内訳が概要説明資料の49ページに出ている。この最後に、「平成30年度に設計した、電線共同溝を現在の電力・通信の需要量に合わせて修正設計するもの」ということである。まず聞きたいのは、3・6・32号、大和田から行徳街道までを電柱ではなくて電線地中化とすることでいいのかどうか。共同溝ができることで、何が変わるので、今回の550万円が計上されているのか。
○道路建設課長 電線共同溝修正設計業務委託については、今回、3・6・32号の県道行徳街道から保健センターの前までの区間について無電柱化するものである。何が変わるかについては、平成30年に検討した際の状況と建物等が変わっていたり、その影響により沿道の電気を使う量が変わった関係で、地上機の数が変わってくることがあるので、それを含めて修正設計を行うものである。
○石原よしのり委員 行徳街道から保健センターまでということは、今、拡幅工事を行っている行徳街道から外環道路の間の電線地中化は全く計画にないのか。
○道路建設課長 行徳街道から外環までの間における無電柱化は、今回は実施しないということである。
○石原よしのり委員 電線地中化は、道路を拡幅して今ある電柱を取り除くような機会にしかできないが、もう1回電柱を建てるとのことである。分かった。同意しかねるが、しようがない。
 概要説明資料52ページの工事請負費に小塚山公園のフェンス更新がある。この図面が58ページにある。これは何をする工事なのか、このフェンスのところが空いて、今閉じているところが市民に開放されて公園が拡がるのか説明いただきたい。
○公園緑地課長 今回の工事は既存のコンクリート柵からメッシュフェンス柵に替えるものが172m、既存の擬木柵は130mを全て撤去して更新する。既存の場所について設置替えをするものであり、小塚山公園の中はまだ外環の工事が進んでいないことから、こちらの開放は今後になる。
○石原よしのり委員 分かった。今あるフェンスや塀が崩れかけてきたから、そこだけ同じ場所で同じように取り替えるだけの話である。
 最後の質疑が、概要説明資料54ページ、じゅん菜池緑地の一部を買い取る、約3億2,800万円、場所が61ページの図にあるじゅん菜池の中国分側の斜面を上がったところである。これは今どのような状況なのか、まず伺いたい。ここを買い取ると伺ったが、今でもじゅん菜池緑地公園の中のようであるが、民地を借りて公園にしていたのか。今度買ったら何が変わるのか伺いたい。
○公園緑地課長 こちらの状況は、今、都市緑地として供用しており、開放しているところである。中は園路として散策などに利用されている。
 続いて、借りているかどうかについては、平成10年から地権者の事情により、用地は購入せず使用貸借契約を結び、公園として供用していた。今回、地権者の事情により、相続等のことも考慮して、土地の所有者から、用地を取得してほしいとの要望があり、予算を計上したものである。
○石原よしのり委員 今までは賃借料を年間幾ら払っていたのか。それが、今回3億幾らで買ったほうが、市としてもよかったとなるのか、金額的な話を伺いたい。
○公園緑地課長 賃借料については、使用貸借契約により無償で借りている。今後、相続等が発生すると土地を購入できなくなる可能性もあるので、この機会に用地を購入したいと考えている。
○石原よしのり委員 この機会に、向こうは相続対策を考えながら、取りあえずキープしておくのに、固定資産税を払いたくないから使用貸借にしたということだが、今回、手放してきれいにしようということである。そうなると、まだ市川市の土地でないものも園地の中にあるのか。これできれいにじゅん菜池緑地内の土地は全部本市のものになっているのか。
○公園緑地課長 当該じゅん菜池緑地については、こちらのほかにもう1筆、地権者がまだ残っているところがあり、千葉県の用地や国有地もまだ残っている。
○石原よしのり委員 分かったが、民地がまだ1筆残っている。それは、将来は機会があれば買っていく理解でいいのか。そこも賃借料はなく今のように貸してくださっている理解でよいか。
○公園緑地課長 将来的に買いたいと考えている。今、賃借料は支払っていない。
○青山ひろかず委員 一問一答で2点伺いたい。
 概要説明資料、53ページのコミュニティゾーンの件について、第2工区の調整池はただの池なのか。それとも浸水で水を調整するような池を造るのか。
○公園緑地課長 第2工区の調整池は、公園内に降った雨水を調整するための池としての機能も有している。常時は池の周りを散策できる施設となっている。
○青山ひろかず委員 分かった。雨水をためるような池だから結構大きいのか。
○公園緑地課長 土地全体が3,000㎡で、池そのものはもう少し小さい面積になっている。こちらの公園は、少年野球場の下に雨水調整の貯留槽を用意しているので、公園に降った雨水は、まず雨水貯留槽に入り、そこから調整池を経て外に排出される計画となっている。
○青山ひろかず委員 かなり画期的な調整池になる。
 第4工区の駐車場は何台ぐらい止められるか。
○公園緑地課長 第4工区駐車場は、約40台分を用意している。
○青山ひろかず委員 分かった。きれいになるように、よろしくお願いしたい。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 所管部長の入室を求める。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議があるので、改めて挙手により採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○大久保たかし委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第68号 令和4年度市川市下水道事業会計予算

○大久保たかし委員長 議案第68号令和4年度市川市下水道事業会計予算を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。
 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑なしと認める。
 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第69号及び議案第70号 財産の減額貸付について(一括議題)

○大久保たかし委員長 議案第69号及び議案第70号の財産の減額貸付についてを一括議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○経済部次長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査のほど、お願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○髙坂 進委員 これは最初に貸し付けるときにこのような減額して貸し付ける契約があるのか。このままでいくと、これからずっと減額で貸し付けていくことになるのかどうか。卸売市場を運営するために減額して貸し付けなければいけない根拠について、例えば運営会社の決算書は市で確認しているのか。
○経済部次長 減額貸付けの根拠としては、民営化する際の平成29年11月29日に基本協定を結び、減額貸付けについて協定を締結した。市川市地方卸売市場は民営化の後、まだ4年目で、今回、NEXCOのBランプ工事で面積の変更もある。その中で、現状の収支を踏まえて、引き続き固定資産税等の減免率を乗じて減額貸付けを行っている。
 今後の減額については、市場を取り巻く経済事情を踏まえて、協議していくことになっている。
 また、決算書等は毎年度、確認している。
○髙坂 進委員 その決算書を見せてくれるのか。
○経済部次長 大丈夫だと思うが、念のため確認させていただきたい。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。議案第69号と70号は別々で採決する。
 まず、議案第69号について、本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 続いて、議案第70号について、本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

所管事務調査

○大久保たかし委員長 所管事務の調査については、お手元に配付の文書のとおり行いたいと思うが、これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 続いてお諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって、所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。
また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので御了承願いたい。


○大久保たかし委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後2時54分散会

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 議会事務局 議事課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

議事グループ
電話 047-334-3759 FAX 047-712-8794
調査グループ
電話 047-712-8673 FAX 047-712-8794