更新日: 2022年8月15日

令和3年12月 市川市議会 建設経済委員会

開会

午後2時50分開議
○大久保たかし委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。


○大久保たかし委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、①全て総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 それでは、議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。

議案第41号 市川市都市計画法に基づく開発許可の基準等に関する条例の一部改正について

○大久保たかし委員長 議案第41号市川市都市計画法に基づく開発許可の基準等に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○開発指導課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○石原よしのり委員 質疑は1点だけである。議案第41号は議会開催前の議案説明会のときにも、これは結局、市街化調整区域のどこかを広げるのかと質問したが、広げないとのことだった。水がつかりやすいとか、いろんなところをもうちょっと明確にするみたいなことも言ったが、これは市民や土地所有者など、誰にとって有利になったり、不利になったりするのか。土地所有者への影響はどのようになるのか説明していただきたい。説明では、基準をもう1回見直したみたいな感じだと思うので、お願いしたい。
○開発指導課長 都市計画法施行令の改正は、近年の災害において市街化調整区域での浸水被害が多く発生していることを踏まえて、災害リスクの高いエリアの基準を強化することが一番の目的になる。市街化調整区域の河川に近い部分の水害ハザード、要は河川の氾濫等のときに想定される浸水深さが3m以上の箇所に対して、今までの基準では、細かい部分で例えば地盤高を上げなければいけないとか、居室の位置を上げなければいけないということはなかったが、今回の改正で、3m以上の部分に居室を設けるような計画に対しては開発許可をしていくという形になる。事業主としては、基準として強化され、土地所有者が開発をする場合も同様である。
○石原よしのり委員 よく分かった。結局、今後の防災対策、安全対策に資するために、浸水地域で家を建てるときには少しかさ上げとか、基準を守ってほしい、将来の安全対策で若干の負担がかかるが、やってほしいとの理解でいいか。
○開発指導課長 ただいまの委員の御発言どおりである。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第43号 令和3年度市川市一般会計補正予算(第10号)のうち、本委員会に付託された事項

○大久保たかし委員長 議案第43号令和3年度市川市一般会計補正予算(第10号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔観光事業推進課長、設計監理課庁舎整備担当室長、道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道管理課長、公園緑地課長、道路安全課長、河川・下水道建設課長 説明〕
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○西村 敦委員 一問一答で2点である。23ページ、土木費の市川南仮設庁舎関連用地原状復旧工事費、もう1点が25ページの塩浜第2公園改修計画策定委託料について質疑する。
 まず1点目、市川南仮設庁舎関連用地原状復旧工事費で、説明では、工事の内容が少し変わったことと、入札の差金が出て約1,200万円の減額とのことであったが、その説明だけだと分かりにくいので、どのような工事内容の変更があったのかという点と、幾らの予算が幾らになって1,200万円減額になったのか。この減額が何%ぐらいに当たるのか伺いたい。
○設計監理課庁舎整備担当室長 23ページ、第14節工事請負費についての質疑にお答えする。
 当初予算計上時2,000万円であるが、市川南仮設庁舎を建築する際に土地所有者であった京葉瓦斯株式会社、大信建設株式会社に御協力をいただき、道路の中心から2mの位置にあった高さ3mの万年塀と駐車場を撤去し、道路を中心から3mまで拡幅した。それを今回の原状回復工事で塀と駐車場を元の位置に戻すという内容であった。今回拡幅した道路が通学路でもあり、元の位置に戻してしまうと影響が大きいことから、令和3年度に入り、改めて土地所有者である京葉瓦斯株式会社と協議を行い、塀の位置を見直した。内容としては、高さ3mの目隠しフェンスから高さ2mのメッシュフェンスに変更し、設置位置については、当初、道路の中心2mの位置だったものを、市川南仮設庁舎があった際のフェンスの位置に当たる3mの位置とした。これらの仕様の見直しと入札の結果、執行差金約1,224万7,000円が生じたものである。執行伺額としては875万6,000円となっている。
○西村 敦委員 当然、3mを2mにしてメッシュにすれば安くなると思うので、2,000万円で計上していたところ、約875万円で済んだという解釈と理解した。
 塩浜第2公園の質疑に移る。これは、いわゆるポケットパークと言われているところで、スケートボードができたり、バスケットボールができたりと、特徴的な公園であるが、今回、老朽化に伴い修繕計画を策定するとのことで、具体的に何かの変更を考えているのか、それとも、現状のグレードアップを考えているのか。そのイメージだけでも伺いたい。
○公園緑地課長 塩浜第2公園は、平成19年に再整備を行い、スケートパークやバスケットボールコートを開設している。再整備から10年以上経過し、特にスケートパークについては、スケートボードでの激しい利用が多いことから施設の劣化が進んできているので、今回は、そちらの修繕及び再整備を含めて検討していきたいと考えている。
○西村 敦委員 分かった。概要説明資料の繰越明許費のところに、計画策定に当たり有識者の意見を反映し進める必要があると書いてある。オリンピックで盛り上がってしまって、規模もグレードも最新鋭のものとするニュアンスがこの文章から感じ取れるが、そのような解釈でよいのか。
○公園緑地課長 スケートパークについては、特にオリンピック以降、注目が大きくなってきており、利用者も大変増えている。今、塩浜第2公園はストリート系統のスケートパークになっているが、オリンピックではパーク系といって、いろいろな型のコースになっていたので、そのようなことも含めて検討していきたいと考えている。
○西村 敦委員 分かった。もう1点だけ、たしか第2公園のところに要望してドッグランをつくった記憶があるが、ドッグランはそのままか。
○公園緑地課長 小さい犬と普通の犬が使える500㎡ほどのドッグランがあるが、今のところ、そこまでは考えていない状況である。
○石原よしのり委員 私も塩浜第2公園の件について、1点だけ伺いたい。これは整備費ではなくて、この公園の改修計画策定委託料であるが、設計するのに1,300万円の予算を計上しているというのは、西村委員も聞いたが、かなり高い。普通、建設会社に設計させたら、絶対そんなにかからない。1桁違う値段がついているように思うので、よほど何か大きく変えるか、あるいは仕様というのか、配置から何から含めて見直して一から考えるような改修計画なのか。その辺が気になる。それに対して、もちろん入札するから実際は分からないが、1,300万円の予算は妥当な金額だと見積もっているのか伺いたい。
○公園緑地課長 計画策定委託料については、御指摘のとおり、今回、単なる修繕ではなく、コースの見直しも含めて考えており、先ほどお答えしたストリート系からパーク系といったものをともに考え、有識者の意見を踏まえながら設計していきたいと思っている。パーク系については、特におわん型など、いろいろなコースの専門性が高いものであり、1,300万円という金額になった。
○石原よしのり委員 今、塩浜第2公園にあるのは鉄骨器具みたいなものに貼ったようなものである。僕も、確かにそろそろ老朽化しているとは思っているので、これを改修することがいけないとは思っていない。いろいろな形のというのは、いわゆる立派なビルではないが、それこそ鉄筋コンクリートの建物を建てるような建て方も含めて考えているので、それは特に専門性のある、今言った特別な設計の会社でなければできないとの意味でよいか。
○公園緑地課長 スケートボードのコースについては、全国にそのような専門性を持っている方があまりいらっしゃらないので、そのような方の意見を聞きながら、今言ったようなコンクリートのスロープをつけるにしても、角度などの御意見を聞きながら設計を進めていかなければならない状況であるので、金額も少し高くなっている。
○石原よしのり委員 了解したが、実行上は入札などで、上手に応募の資格を考えながら経費を削減できるように頑張ってほしい。
○細田伸一委員 概要説明資料の2ページ、図4-4-1、2番、大野2丁目擁壁整備工事であるが、これは入札不調で工事できないとのことである。白黒の写真を見る限り、手前側から奥に行くと家が2軒ほどあって、これは3mぐらいか、道がかなり上がっているように見える。写真のちょうど真ん中にガードレールがあるのは分かる。左側は崖になっているが、歩道は白い線だけなのか、ガードレールのようにも見える。いずれにしても、入札不調で工事できないのは分かった。ただ、非常にこの道は危ないと思うので、暫定措置のようなものはできないのか。
○道路安全課長 写真では、ちょうど線のように見えるが、ここにはガードパイプがあって、民地側には落ちないように施工してある。今回の拡幅については、地元自治会より、この道路部分が狭いとの声があり、歩道部分も含めて民地側へ拡幅する工事を行うものである。現状は民地のほうに落ちないようにガードパイプが施工されている。
○細田伸一委員 分かった。ガードパイプだとしても、見るからに低く感じるし、子どもたちや保護者が乗っているような自転車で、飛び越えて下に落ちてしまうようにも見えるので、いずれにしても、危険な感じがする。事故などが起こらないような措置が可能であれば、行ったほうがいいのではないかと感じるので、これは要望として伝えておく。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第46号 令和3年度市川市下水道事業会計補正予算(第4号)

○大久保たかし委員長 議案第46号令和3年度市川市下水道事業会計補正予算(第4号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第47号 江戸川第一終末処理場建設地内の市有財産の売払いについて

○大久保たかし委員長 議案第47号江戸川第一終末処理場建設地内の市有財産の売払いについてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○石原よしのり委員 1点だけである。第一終末処理場用地の土地売却であるが、半年ぐらい前、同じような議案が提出されていた。そのときも青道、赤道などの入り組んでいるところが市川市の所有になっていて、それを売り払い、そして一まとめになって、県の所有になるとの話であったと思う。
 質疑は今話したことの確認と、前回売り払った土地というのは議案書の37ページの地図のどこだったのか。
 これが最後で、これ以降、まだ売る部分があるのか伺いたい。
○道路管理課長 今、前回売り払った土地はどこかとの御質疑であったが、今回、これが初めての議案である。今回の12月定例会で提案させていただくとのお話を3月に委員とさせてもらった。
○石原よしのり委員 終末処理場計画用地は広い中で、市有地はまだあるはずなので、今回で全部なのか。これ以外にもこのような土地が残って、同じような議案がまた提案されるのか。
○道路管理課長 ただいまの御質疑であるが、議案書の37ページを御覧になっているかと思うが、黒塗りの部分が今回の第1期区域となる。図では示されていないが、既に第2期区域として、この面積の約半分ほどを設定しており、その中にも当然ながら赤道、青道がある。この土地の処分については、今後買収するのか、付け替えるのか今後協議するということで、おととし確認書を交わしており、まだまだ先である。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

請願第3-5号 市川市塩浜工業地区の水害対策に関する請願

○大久保たかし委員長 請願第3-5号市川市塩浜工業地区の水害対策に関する請願を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○大久保たかし委員長 御意見を求める。
○石原よしのり委員 この請願を読んで、全般的には当然、水害対策を進めなければいけない、市川の中でも冠水対策を進めてほしい。それから、浸水発生状況は迅速に発信して再点検をしながらという、非常にごく当たり前で、誰も反対しない話である。
 ところが、添付されている写真を見ると、ごく一部の塩浜のある地域について浸水対策が非常に遅れていて、ここは冠水するので何とかしてほしいといった写真であるが、この辺の関係はどうなっているのか知りたい。
○松井 努委員 行徳の意見交換会があり、その中で、荒木議員が塩浜に住んでいて、塩浜協議会の会長に米山氏が就いている関係で前もって相談を受けたようである。ついては、この地域は特にひどいので、塩浜の工業団地の皆さんから、何とかこの状況を見ていただいて善処してもらいたいとの相談があり、行徳の地域のことであるので、行徳に住む議員とすれば当然やるべきことがあればということが事の発端である。ただ、塩浜だけでは片手落ちになるので、市川市全体の冠水対策としたほうがいいのではないかとなったものである。言われていることはごもっともだが、内容としては、塩浜協議会の皆さんから上がってきた請願で、改めて市川市全体として対策していただきたいとのことであるので、署名したものである。
○石原よしのり委員 全体としてはそうだが、ただ、本当にひどいところがあるので、ここはぜひ早速対策してくれとの意味か。
○松井 努委員 そうである。
○石原よしのり委員 そうすると、この写真は米山鉄工所の前なのであろうが、それ以外にも工業地域の中にどのくらい広くあるのか。
○松井 努委員 この写真は米山氏の場所ということではないと思う。米山氏のところは、もともと海側に全部あったところで、この写真はそれより中であるので、塩浜協議会の各会員、四十数社の中のいろいろな場所であると思う。
○石原よしのり委員 その工業団地の中の前の通りとか、結構あちこちが浸水しているということか。
○松井 努委員 相当時間もたっているので、敷地の中の道路があちこちということである。米山氏のところは状態が悪いということではなくて、協議会の会長であるので全体的なことで話が来たということである。
○石原よしのり委員 そのエリアを整備してくれということか。
○松井 努委員 全体のエリアということである。
○大久保たかし委員長 採決する。
 本請願を採択すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本請願は採択すべきものと決した。
 次に移る。

所管事務調査

○大久保たかし委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。


○大久保たかし委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後3時34分散会

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