更新日: 2022年9月13日

令和4年6月 市川市議会 建設経済委員会

開会

午後2時40分開議
○大久保たかし委員長 ただいまから建設経済委員会を開く。


○大久保たかし委員長 この際、新たに委員になられたさとうゆきの委員を紹介する。
○さとうゆきの委員 無所属の会のさとうゆきのである。よろしくお願いする。
○大久保たかし委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、①総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いする。


令和4年度市川市一般会計補正予算(第2号)のうち本委員会に付託された事項

○大久保たかし委員長 議案第6号令和4年度市川市一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔臨海整備課長、経済政策課統括課長、観光政策課統括課長、建築指導課長、道路建設課長、公園緑地課長 説明〕
○大久保たかし委員長 質疑に入る。
 質疑はないか。
○石原よしのり委員 3項目聞く。質疑項目を全て述べてから一問一答で3点伺いたい。
 補正予算書の27ページ、商工費、商工振興費、負担金補助及び交付金、経営力強化支援補助金の1,500万円の件。29ページ、観光費、観光政策費、委託料、観光大使プロモーション事業の件。3つ目が5ページの債務負担行為、それから31ページの塩浜三番瀬公園の仮設トイレ借上料の件である。
 まず、1つ目の経営力強化支援補助金は、100件分、1,500万円の補助金であるが、具体的にどのような振興策であるのか説明願いたい。
○経済政策課統括課長 こちらは国の事業再構築補助金に絡んでいる。コロナ禍で売上げが悪化した中小企業等に対して、国が新分野展開や業務転換などの事業再構築に係る費用を補助するための補助金制度になっている。ウィズコロナ、ポストコロナの時代の経済社会の変化に対応するために思い切った事業再構築を実施する中小企業等を手厚く支援する補助金となっている。この補助金の申請要件は、売上の減少と、事業再構築指針に沿った事業計画を認定経営革新等支援機関と策定することが要件として義務づけられている。この事業計画の策定はかなり難しく、採択率が悪くなっているため、市内業者の事業計画の策定に対する支援を本市で実施するものである。
○石原よしのり委員 要件を満たすためには、専門の機関に策定の依頼をするのか分からないが、どのような機関が対象になっているのか。
○経済政策課統括課長 国から認定された経営革新等支援機関が対象になる。中小企業支援に関する専門的知識や実務経験が一定レベル以上あるとして、中小企業等経営強化法に基づいて国の認定を受けた支援機関で、銀行、信用金庫などの金融機関のほかに公認会計士、税理士、中小企業診断士、民間のコンサルタント会社などが該当する。
○石原よしのり委員 よく分かった。
 2つ目は、観光プロモーションに観光大使を使う、PR動画の制作とのことであったが、これはどのようなものをつくるのか、そのイメージを伺いたい。
○観光政策課統括課長 令和2年11月に、愛月大使には観光大使を委嘱させていただいた。市のPR動画等を撮影させていただき、SNSや公式ツイッターで放映している。現在放映しているものは昨年度撮影したものなので、本予算案が可決されたら新しい動画を撮影したい。
○石原よしのり委員 道の駅のイベントは具体的に、いつ、何をするのか。
○観光政策課統括課長 市川市と協定等を締結しているイタリアのカゼルタ市とコラボのイベントを計画している。具体的な中身は、今後道の駅の運営事業者と詰めていきたい。今のところ10月下旬から11月上旬の2週間程度、11月3日を挟んだ前後で計画している。
○石原よしのり委員 分かった。
 次に、31ページ、塩浜三番瀬公園トイレ借上料108万8,000円、5ページの債務負担行為について、仮設トイレを5年間借りて1,100万円、年間220万円というのは高過ぎないか。1,100万円あれば仮設ではないトイレも建つのではないか。1,100万円の妥当性を伺いたい。
○公園緑地課長 1,100万円の内容は、仮設トイレのほか、水道の接続工事や目隠し用の柵、植栽なども含まれている。1,100万円については、リース料で見積りを取っており、仮設トイレは男性用1基、男女兼用1基としている。もしほかの公園で設置している本設のものを造ると1,000万円では足りず、2,000万円、3,000万円程かかる。また、浄化槽を新たに設置するとなると、さらに1,000万円、2,000万円上乗せする工事となるため、本借上料は妥当であると考えている。
○石原よしのり委員 説明はよく分かった。ただ、借上料の今年度分108万8,000円は、そう考えるとこれ以外に緑化や排水設備の設置費用は借上料には計上されていないと考えるが、どこに計上しているのか。それらを合計して1,100万円なのか説明願いたい。
○公園緑地課長 借上料については、4年度は5か月分になっており、5年度から8年度末までの4年5か月分になっている。それだけでは900万円に満たない金額になっているが、ほかに基礎工事や電気、水道の整備などの費用が約300万円入っており、合計で1,100万円になっている。その金額を4年5か月で割り返し、1年目が108万8,000円、2年目以降に約260万円ずつ計上していき、全体で1,100万円の債務負担行為を計上している。
○石原よしのり委員 つまり、借上料の中にトイレの設備借上料だけではなく、設置工事も業者にやらせて、出来上がったものを借りるとの意味で、トイレ自体以外のものが含まれている理解でよろしいか。
○公園緑地課長 そのとおりである。
○石原よしのり委員 分かった。
○髙坂(こうさか) 進委員 2つである。27ページの経営力強化支援補助金と29ページの耐震診断費補助金、耐震改修費補助金である。
 最初に経営力強化支援補助金についてである。これは国の補助金があって、それをもらうための書類をつくるために市川市が補助金を出すとのことでよろしいか。国の補助金はどの程度の規模なのか。規模の大きな補助金になる感じがするが、対象には法人も個人も含まれるのか、それとも法人と決まっているのか。
○経済政策課統括課長 国の事業再構築補助金は、予算的には令和2年度の補正予算で1兆1,485億円、令和3年度補正予算で6,123億円確保されている。思い切った事業再構築をしようとする中小企業の方に手厚く支援する補助金となっている。対象について、これは国のほうでよろしいか。
○大久保たかし委員長 調べて後ほど答弁願う。
○髙坂(こうさか) 進委員 先に29ページの質疑をする。耐震診断費補助金、耐震改修費補助金については、今までもあった予算に対して足りないから増額するのか。全く新しいものではない。今まであった予算で、どの程度今使われていて、なぜこれだけ増額補正しなければいけないのか。去年等に比べてどの程度多くなっているのか。
○建築指導課長 今までは旧耐震と言われている昭和56年以前建築の建物で木造の住宅、分譲マンションについて補助制度を実施していた。現行の耐震基準ではないものは、木造住宅に関して平成12年にも筋交いのバランスや柱と筋交いの接合部の金物について法改正されている。昭和56年から平成12年の間に建てられた建物の耐震診断、耐震改修をするものについて補助制度を設けるために補正予算を計上したものが1つ。 
もう一つは、地震があった際に建物が倒壊して道路の半分以上を塞いでしまうと復旧活動や避難に支障が出るため、緊急輸送道路の沿道建築物で、そのような建物を対象にして、耐震診断制度を設けるために補正予算を計上したものである。
 それぞれの内訳であるが、耐震診断費補助金は、昭和56年から平成12年までの木造建築物については、1戸当たり8万円を10戸、計80万円、緊急輸送道路については、予備診断費として1棟当たり3万4,000円が1棟分、本診断費として1棟当たり150万円を1棟分、合わせて233万4,000円を計上したものである。耐震改修費補助金については、昭和56年から平成12年建築の木造住宅の耐震診断をして耐震補強が必要となったものに対して、改修費用として1戸当たり50万円を5戸分で計250万円の予算として計上したものである。
○髙坂(こうさか) 進委員 この補助金はいつから募集するのか。
○建築指導課長 7月1日からできればと考えている。
○髙坂(こうさか) 進委員 今の件は分かった。
○経済政策課統括課長 国の事業再構築補助金の対象範囲は、中小企業と中堅企業となる。中小企業の範囲は中小企業基本法と同様となる。中堅企業の範囲は資本金10億円未満の会社が対象となる。
○髙坂(こうさか) 進委員 本市の補助金の1,500万円は、1社について最高どの程度の補助になるのか。
○経済政策課統括課長 市の補助金の上限は経営力審査の事業企画の相談料に関しては10万円、国に申請する形になればプラス5万円で計15万円となる。
○髙坂(こうさか) 進委員 分かった。
○西村 敦委員 1問である。30ページ、31ページの公園費の工事請負費、公園緑地施設整備工事費は小塚山公園の桜とのことである。16本植えるのに300万円計上されているが、私の記憶ではさくらオーナーがいて、そのオーナーがお金を負担していた気がする。であるから、何で市からの300万円が必要なのか。また、そのうち220万円が地方債である。地方債まで使ってさくらオーナー制度をしている、お金の流れが分からないので、オーナー制度の仕組みも含めて説明願う。
○公園緑地課長 さくらオーナー制度は、寄附金を5万円いただいて公募している。今回も同じように寄附金を募り整備事業を進める。その中には、桜のほかに記念プレートとして寄附者の思いや名前を記すプレートがある。約5年間維持管理を行っていただくことになるが、市川市花と緑のまちづくり財団に寄附していただいて進めていく。その5万円が大体そちらの費用に費やされてしまうので、桜は市の予算で整備し、約5年間オーナーになっていただき、その後はまた市のほうで管理していく形を取っている。
○西村 敦委員 10万円から20万円ともっと高かったイメージがあるが、昔からオーナー制度は5万円であったか。それが確認できればいい。
 金額の割に地方債を使ったことには意味があるのか。
○公園緑地課長 今回工事請負費ということで市債を利用できるという確認が取れたので、市債を計上した。
○西村 敦委員 分かった。
○青山ひろかず委員 一問一答で1問伺いたい。
 31ページの13節、塩浜三番瀬公園トイレ借上料であるが、トイレを置く場所は、地図では公園の角である。この場所に置く理由はあるのか。もし置くのであれば、隣のカトーレックの土地が半端であるから買ってはいかがか。
○公園緑地課長 トイレの設置位置について、隣接地に駐車場と暫定的に整備された広場があり、一体的に利用できるようにその中間地点にトイレを設置する予定である。隣の黄色いエリアの土地については既に建物が建っているので、こちらを利用することは考えていない。
○青山ひろかず委員 倉庫があるのでは駄目である、理解した。
○中町けい委員 一問一答で1点伺いたい。
 28ページの道路新設改良費、家屋等調査委託料720万円のところで、概要説明書の補正の理由の中で家屋の損傷報告がされていると書いてあるが、経緯と損傷の状況や範囲を伺いたい。
○道路建設課長 こちらの拡幅整備工事については、令和2年度から3年度にかけて道路の東側を拡幅して新たに擁壁を築造したものであり、工事を行う前に、沿道の家屋の事前調査により家屋の状態を調査している。擁壁工事が令和3年度に終わり、その後、沿道の3軒の居住者から、外壁にひびが入っている、崖上の地盤が下がって基礎が浮いていること、土間のコンクリートが割れて少し下がってきているといった被害報告があり、早急に調査を行うために補正予算を計上したものである。
○中町けい委員 何が原因か、現時点で分かっていることはあるのか。
○道路建設課長 調査をまだ行っていないので原因について確定することはできないが、可能性としては、外壁のクラックについては、コンクリート構造物を壊すときの振動によってひびが入った。また、崖上の地盤については、崖を削って擁壁を造るまでの間に土砂が動いたことにより地盤が多少下がったのではないかと推測できるが、事後調査を行って原因を調査していく形になる。
○中町けい委員 分かった。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


議案第8号 令和4年度市川市下水道事業会計補正予算(第1号)

○大久保たかし委員長 議案第8号令和4年度市川市下水道事業会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〇細田伸一委員 1問行う。
 継続費、議案第8号の概要説明資料では、1ページの継続費のところに、今説明のあった市川南ポンプ場建設工事委託において、ポンプ場に流入する幹線の推進工で障害物の撤去に時間を要したとある。この部分で、障害物の撤去等は、通常この手の工事においては、ある程度想定しながら計画を立てると思うが、その障害物とはどのようなものか。
 それと同じ項目の中で、工事搬入ルートの見直しであるが、これもある程度のことを想定して搬入ルートを計画に入れていると思う。ルートの見直しを行わなければいけなくなった理由と、どのようなルートを使うことになったのか伺いたい。
○河川・下水道建設課長 障害物があることは事前に想定していたが、以前下水道等の工事を行ったときに設置されていた鋼矢板が面的に当たるものと想定していた。鋼矢板の障害物の延長が少ないものと見込んでいたが、推進工事を始めると3か所に障害物があり、そのうちの2か所は鋼矢板に縦断的に当たる状態であった。3か所合わせて約11m鋼矢板を削りながら推進する工事となったため、想定していたより相当多い障害物が出てきてしまった。
 2点目のルートの見直しは、当初の計画では、産業道路の県道の方向から大型車両の進入が直接できないことを想定しており、産業道路沿いのルートのほかに、江戸川の堤防側の河川区域内から搬入路を設置して場内に進入する計画としていた。しかし、平成30年6月に外環道路が供用され、産業道路の県道の交通量も大きく減少したことに伴い、誘導員を配置することで安全が確保でき、大型車両も切り返せば入ることができると確認が取れた。河川協議の中では、ほかの搬入路が確保できないなど、やむを得ない理由があれば河川側の搬入路を造ってもいいとなっていたが、産業道路から出入りできるようになったため、こちらのルートを使うことで工期が4か月程度延びることとなった。
○細田伸一委員 総額に変更がないのであまり細かいことは言いたくないが、後半部分のルートに関しては分かった。
 前半の障害物について、勉強不足で申し訳ないが、鋼矢板がよく分からない。それに何がぶつかっているのかがうまく整理できない。どのような板に何がぶつかっているのか。
○河川・下水道建設課長 例えば四角く掘る場合は四角く板をぐるりと打ち、周りの土が落ちないように土留めをする。それが、地上から1.5mは大体取るが、その下は以前のものを残している場合がある。推進機という穴を掘る機械があり、それが回転しながら押していって土を吐き出しているが、その鉄の板に平面に当たれば板の厚みだけで済むが、それが縦断的に当たってしまったので、想定より相当量が増えてしまった。
○細田伸一委員 理解できた。結構である。
○石原よしのり委員 市川南ポンプ場の件である。私は議案説明会でも聞いて、なぜ2年延びたのかといったらこのような説明をされた。市川南はちょっと大雨が降れば浸水するところであり、ポンプ場の整備は長く皆さんが待ち望んでいて、やっと建設計画が示されたと思っている。自治会の方も含めて、令和5年にできると思っていたし、多分みんなそのような説明を受けていると思う。そこを今度16か月、2年延びてしまう。そうすると、皆さんはその2年間また浸水のリスクと共存しなければいけない期間が延びてしまった。この辺について、今後市民にどのように説明、公表していくのか。そして、どのように皆さんに納得していただくのか。あるいは何か皆さんにお示しできる代替策でも考えているのか伺いたい。
○河川・下水道建設課長 今後事業期間が延びたことをホームページ等で皆様に周知していきたい。代替案については、今市川南地区全体が優先整備地区であり、ほかの管渠の整備を進めているので、そちらも併せて整備を進めていくことで、浸水対策については引き続き努力を続けていきたいと考えている。
○石原よしのり委員 そのような告知をして代替のことを何か考えていくだけでは、これだけ大きなことを、今回15億円、令和6年度、7年度にこれだけの大規模工事をするとの大きな変更で出してきた。この周知、告知は、お前ら知らないから教えてやるという告知と全然違い、皆さんに御説明した計画がこのような事情で遅れてしまう、皆さんにそれだけ危険な期間が延びることになってしまったとのことで、本来であれば告知ではなく謝罪、あなたの責任ではないから謝罪というのは変かもしれないが、そこをきちんとしないといけないのに、ホームページの告知では、もう少し考えなければいけないのではないかと私は思う。
 そのような意味で、先ほどの対策の話でも、これからだんだん管渠の整備が進むでしょう、ではなくて、例えば土のうの整備などをもっと今以上に拡充するとか、何かそのような代替策も含めて、今すぐできていないかもしれないが、やらないといけないのではないかと私は思うが、そのあたりの認識をもう一度伺いたい。
○河川・下水道建設課長 ポンプ場本体の工事着手を今年度からしているが、その際に近隣住民には工事のお知らせの配布と、2日間に分けてオープンハウスを開催し、希望者がいればそこで我々が説明している。周辺住民としてパークシティ市川の約800世帯と、その他周辺住民で約1,000世帯に御案内しており、工事の今後の予定等はお話ししている。また、疑問があれば随時対応していきたい。
○石原よしのり委員 工事の概要を説明するためのオープンハウスのときに、ちゃんとスケジュールのことも説明すると言ったが、結局延びている。計画からずれた説明が重要であると私は言っている。それもパークシティ市川の約800世帯と周りのところだけで、本当はこの浸水対策をしようとしていた新田エリア、宮田小学校の周りから外環の近くも全部対象地域である。その方々にとって、浸水リスクが16か月延びることを皆さんにきちんと説明しなければいけないと私は言っている。今言われたオープンハウスで工事概要、スケジュールの説明だけではなく、やはり「広報いちかわ」や自治会の回覧板など、広く市内なり市川市北西部にまかれているものがある。そのようなところに説明しなければいけないのではないかと言っている。それも説明は、いつできる、こんなものができるではなく、計画から遅れて皆さんの希望が2年遅れていることをきちんと言わないといけない。これは今課長がこうするとは答えられないかもしれないが、これはしっかり受け止めて前向きに検討していただくことが重要である。
 浸水対策の根本的解決が延期されているのであるから、どのようなことになるかと問い合わせてくる人もいるかもしれないし、そうではなく、こちらのほうでもそのときの対策については追加対策として、こんなこともできるのではないか、あんなこともできるのではないかと検討をしておくことも重要であることを指摘している。理解いただけたか。
○河川・下水道建設課長 理解した。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


議案第10号 市道路線の認定について

○大久保たかし委員長 議案第10号市道路線の認定についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査願いたい。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


請願第4-2号 国に対し「インボイス制度導入中止を求める意見書」の提出を求める請願

○大久保たかし委員長 請願第4-2号国に対し「インボイス制度導入中止を求める意見書」の提出を求める請願を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○大久保たかし委員長 意見を求める。
○髙坂(こうさか) 進委員 インボイス制度は来年の10月からとなっているが、なぜインボイスにするかが大変大事である。今の状況から言うと、インボイスにするのは税率の引上げが前提でなければいけないと思う。現在10%と8%でとりわけ大きな問題が起きているわけではないのに、わざわざインボイスにするのは、今以上に税率を引き上げていくとその問題が出てくるのであろうと思う。
 そのような点で言うと、これからどの程度考えているのか知らないが、少なくとも今以上の税率に引き上げていくことを前提としたものである。そうすると、岸田首相は少なくともこれから10年間は消費税率には手をつけないと言っているのに、なぜ今行わなければいけないのか。
 もう一つは、今回のインボイスにしたら、国民にとっては実質的な増税になることは明らかである。今まで非課税業者の人たちは価格に転嫁できないから自分で負担してきたこともたくさんある。これは中小零細企業で言うと50%から60%が価格に転嫁できないとの統計が出るぐらいたくさんある。それが実際に今度は非課税業者ではなく課税業者にならなければいけないから、それを転嫁せざるを得ないため、それだけ国民に実質的な増税になるのである。
 今、世界中がコロナ禍の中で経済対策として消費税率の引下げを行っている。日本は絶対行わないと言っているが、世界中で行っている。そのような中で、なぜ増税をしなければいけないのか。しかも、岸田首相は10年手をつけないと言っておきながら、このようなことを行う必要は全くないと思う。
 免税業者とはどのような人たちかというと、例えばフリーランサー、建築関係で言うと一人親方の人たち、シルバー人材センターで働く人たちも入る。このような人たちは、本当は給与所得者であるから源泉徴収して給与にすれば消費税の問題は出てこなくなるが、元請会社が面倒くさいから、消費税も高くなるし源泉徴収もしなければいけない問題があるので、外注費にしたり報酬にしたりしている。ここのところをきちんと法律どおり処理するように指導するなどすれば相当の部分が解決するはずである。そのようなこともしないでインボイス方式を導入すれば全て解決すると考えるのはとんでもない大間違いである。そのような点で、この請願をぜひ採択してほしい。
○西村 敦委員 この請願に反対の立場で話をする。
 2019年、軽減税率導入のときにインボイスの話がかなり出た。いろいろな問題が起こると言われている中で、これといった大きな問題は起こらず、低所得者には食料品が軽減税率の対象になって喜ばれている事実があって、それほど皆さんが言うような混乱が起こらず今まで来ている事実が1点ある。
 それから、消費税が始まってからずっと問題になっていた、消費者が納めた消費税と、業者が仕入れにかかった消費税の差額の消費税については基本的に納税するが、年商1,000万円以下の業者については消費税納入が免除される。これは益税といい業者の所得になる。この消費税が国庫に納められず事業者の手元に残る問題がずっと議論されてきて、これを縮小することを課題として、何年も前からそのような免税業者を少なくする方策を政府、国は取ってきた。
 その中でインボイス制度が2023年10月から始まるのであるが、時代が変わってITが進化している中で、このインボイス制度も比較的スムーズに導入できると言う人もいるし、簡易課税制度という制度があり、みなし課税をすることによって大幅に事務軽減が図られる措置も国が取っている。激変緩和措置として2023年10月から3年間、80%控除可能で、2026年10月からさらに3年間、50%まで控除可能という緩和措置もきちんと取っている。その中での変化を国は求めていて、なるべく先ほど言った益税を縮小させるのが狙いであるので、国が取っている施策に対して市で意見書を出すのはあまりよくないのではないかとのことで、私は反対の意見として申し述べる。
○大久保たかし委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 採決する。賛成、反対があるので賛成の方に挙手していただく形となる。
 本請願を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○大久保たかし委員長 挙手少数。よって本請願は不採択とすべきものと決した。
 次に移る。


所管事務調査

○大久保たかし委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願う。


○大久保たかし委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後3時52分散会

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 議会事務局 議事課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

議事グループ
電話 047-334-3759 FAX 047-712-8794
調査グループ
電話 047-712-8673 FAX 047-712-8794