更新日: 2022年12月6日

令和4年9月 市川市議会 環境文教委員会

開会

午後2時57分開議
○宮本 均委員長 ただいまから環境文教委員会を開会する。


○宮本 均委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、1、総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑願いたい。
 それでは、議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名のった上で発言するよう願いたい。


議案第20号 市川市学校給食の実施及び学校給食費の管理に関する条例の一部改正について

○宮本 均委員長 議案第20号市川市学校給食の実施及び学校給食費の管理に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○学校教育部担当参事 本会議以上の説明はない。よろしく御審査のほどお願い申し上げる。
○宮本 均委員長 質疑はないか。
○小山田直人委員 1点だけ一問一答で伺いたい。
 条例案を確認したところ、例えば第7条では遅延損害金といった文言が残されているが、学校給食費の不徴収ということであれば、ほかの必要ない条項も削除すべきかと思った。これについての見解を伺いたい。
○学校教育部担当参事 学校徴収金として徴収していたときの公会計の滞納があり、6条、7条の条文を削除すると、滞納に対して支払いを訴求する条項がなくなってしまうので形式的に残している。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 討論を終結する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。


議案第21号 令和4年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会に付託された事項

○宮本 均委員長 議案第21号令和4年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔文化施設課長、東山魁夷記念館施設長、クリーンセンター所長、環境エネルギー施設整備課長、生活環境保全課長、生活環境整備課長、就学支援課長、教育センター所長、指導課長、青少年育成課長 説明〕
○宮本 均委員長 質疑はないか。
○増田好秀委員 初回総括2回目以降一問一答で5点伺いたい。
 まず、18、19ページ、23目東山魁夷記念館費13節使用料及び賃借料の借上げ料である。見本などを借り上げるとのことであったが、借上げ期間は決まっているのか。
 2点目、24、25ページ、3項環境費2目環境保全費18節負担金補助及び交付金の犬・猫マイクロチップ装着費助成金であるが、この20万円は何件を想定しているのか。
 3点目、その下の3目自然環境費17節備品購入費の事業用機械器具費について、株式会社ダイエーからの寄附金とのことで、54万7,000円で草刈り機と双眼鏡を購入するとのことであるが、内訳として草刈り機は何台購入するのか。双眼鏡とはどのようなものか。小さいものか、地面についているものか、何個つけるのか伺いたい。
 4点目、32、33ページ、1項教育総務費4目教育センター費10節需用費、物品等修繕料として2,500万円、タブレットの修繕料とのことであるが、この積算根拠、この予算でタブレットを何個修繕する予定なのか。
 5点目、34、35ページ、3項中学校費1目学校管理費12節委託料と13節使用料及び賃借料である。私の理解が合っていれば、バスの借上げが入札不調により51万5,000円の減額で、最終的にその上の委託料111万6,000円で委託と理解している。入札不調で借上げができなかったことは理解できるが、バスを委託することで111万6,000円であれば、素人意見であるが、バスの借上げに例えば80万円、90万円出したほうが安いのではないかとの発想になってしまう。この方法に落ち着いた経緯を伺いたい。
 以上5点、お願いする。
○東山魁夷記念館施設長 23目東山魁夷記念館費13節使用料及び賃借料の借上料についての質疑にお答えする。
 借上げの期間については基本的に1年としているが、年度更新をしていくことが前提であり、その期限は定めていない。
○生活環境保全課長 24、25ページ、2目環境保全費18節補助金の犬・猫マイクロチップ装着費助成金について、何頭分の予算であるかとの質疑であるが、1頭当たり2,000円を予定しており、100頭分で計20万円となっている。
○生活環境整備課長 24、25ページ、3目環境費17節備品購入費の内訳についてお答えする。まず、大柏ビジターセンター用として草刈り機1台を予定しており、約20万円である。また、行徳野鳥観察舎用の双眼鏡で、メーカー小売希望価格約3万円、10掛ける42という規模のものをおおむね12台購入と考えている。
○教育センター所長 32、33ページ、1項教育総務費4目教育センター費10節需用費、物品等修繕料2,500万円の積算根拠についてお答えする。
 修繕が必要な台数が590台で、修繕費の平均が1台当たり3万6,000円程度であるが、1台に対して修繕費が2万円から5万円と、その破損の程度によって違うため、おおむね2,500万円程度かかるのではないかと積算したものである。
○就学支援課長 3項中学校費1項学校管理費12節委託料、13節使用料及び賃借料について、併せてお答えする。
 この内容は須和田の丘支援学校のスクールバスについてである。現在、スクールバスが6台走っているが、過密対策として1台追加を希望していたものである。バスの借上げの入札を行ったが、世界情勢として半導体不足とのことから2回とも入札不調に終わった。
 もともとバスの借上げと運転業務委託は別々で契約したほうが安価となるので両方入札で行っていたが、そもそもバスが今手に入らないとのことで、今回賃借料を減額補正し、バスの借上げと運転業務を併せた委託として過密対策をしたいと考え計上した。
○増田好秀委員 再度質疑する。18、19ページの東山魁夷記念館費の13節借上料は、今回1年ごとに341万円とのことで、多分今の段階で更新する、しないというのは……。そうではなくて、今後するとなったとき、2年目の更新も341万円が必要になるとの理解で合っているか。その点を伺いたい。
○東山魁夷記念館施設長 お答えする。
 今回の341万円は、パネルそのものを借り上げるための予算と、パネル等に作品などの画像が使用されている場合、その作品の所有者に対して必要となる使用料や著作権料などを合わせて341万円となっている。次年度以降は、パネルを継続して展示していく以上、どうしても作品に関する使用料や著作権料などは必要となるが、パネルそのものの借上料については今回のみとなるので、金額については341万円から減少する見込みである。ただし、その金額については現在まだ調整中である。
○増田好秀委員 理解した。次に移る。
 犬・猫マイクロチップ装着費助成金は理解したので、次に移る。
 24、25ページの自然環境費の事業用機械器具費で、草刈り機は1台20万円ぐらい、双眼鏡12台とのことで、しつこいが、イメージとしては、双眼鏡は手に持つもので、山に置いてあるような、地面に設置しているものではないと理解した。次に移る。
 32、33ページのタブレットのことも理解したので、こちらも結構である。
 34、35ページのバスも、借上げと運転業務とセットでの委託と理解できたので結構である。
○小泉文人委員 初回総括一問一答で、基本的には2項6目12節委託料の次期クリーンセンター整備運営事業者選定支援委託料436万7,000円と、令和4年度から令和6年度の債務負担行為4,200万円について、6項目伺いたい。
 本来、委員会であるのでどんどん質疑して、疑問というよりは、市民の方々に対して明確にいろんなことが分かるようにと私自身は考えている。委員会は、伺うというよりは質疑させていただくということになると思うが、今回私が質疑するに当たって、6月定例会よりこの委託、クリーンセンターの建て替えについて、できれば資料を見せてもらえないかと担当部課にお願いしていたが、なかなか見せていただくこともできず、――当然資料は出てきた。今回、皆さんのところにも説明があった、この下の令和14年度までのエクセルのシートがA4のプリントで1枚渡されて、スケジュールに関してはこのような形になるとのことであった。年間スケジュールではなくて、ここにも書いてあるように、令和6年の9月もしくは秋口、事業者選定の議案を提出する予定で、この2年間が非常に大切であるのでタイムテーブルで分かっているもの、私たちが見ても構わないものがあれば、ぜひもらいたいとお願いしたが、まだ市長のほうに決裁を取っていないので、今のところお見せするもの、出すものはないとの御連絡であった。
 その後に、市長の決裁が終わったら見られるものだけで結構であるので見せてほしいと御連絡して待っていたら、部長から、市長から資料の取扱いについては十二分に気をつけるように、外部へは露出するなと指示があったとのことで、議員から御依頼いただいた資料については1枚も提出することはできないと連絡いただいた。私が問合せしていることについても何一つお答えすることはできないとのことであったので、当時私は電話で、ちょっと待ってほしい。議案説明から議案の採決までは約2週間。その間に私たちが見られるものは限られていて、どのように私たちに賛成、反対を求めるのかと聞いたが、電話であったので押し問答しても仕方がないとのことで、今回委員会で質疑という形で分からないこと、疑問に思うことは幾つか伺いたい。
 まず、公明党さんの代表質問でクリーンセンターについて質問があった。その中で分かったことは、令和6年9月定例会で契約議案を提出できればとの話と、これからについては、今回提出されているコンサルタントの支援を受けながら進めていくとの答弁があった。それ以外については、私もこの委員会は長いので、8年前から答弁は何も変わっていないし、今回の議案説明会においても、予算書について、また、このA3の3枚が皆様に配られて説明されたと思うが、8年前から何ら説明が進展することなく来ているので、やはり聞かざるを得ないと思っている。ちなみに、ここに書いてあるのは、今さらながら委員の皆様に説明するのはあれであるが、今まで決まってきたことと経過が述べられているので、今回私はこの2年間とコンサルタントの件、また、それに関わる全体について伺いたい。
 まず1つ、コンサルタントが市川市を支援するとの答弁があったが、その内容を詳細に教えていただきたい。
 また、それにかかる金額の根拠について。今年は430万何がしに対して、債務負担行為については4年から5年、6年、2年半なのであろうが、今年度分は400万円計上して、来年2年間分は4,200万円という根拠を教えていただきたい。
 2番目、代表質問でも災害に強いとの答弁があったが、どのよう災害に強いという意味で、災害という言葉を使われているのか。また、どのように対処してつくっていこうというお考えなのか。もちろん、これからコンサルタントの方に聞いていくので決まっていないところもあるのであろうが、答弁をされている以上は何かしらの青写真、イメージがあると思うので答えてほしい。
 3つ目、コンサルタントについてはどのように決定されていくのか、できるだけ詳細にお答え願いたい。
 4つ目、コンサルタントの過去の経緯を説明していただきたい。資材の高騰等で以前に契約したコンサルタントとの契約は1年間で単年度で解約されているが、その辺の経緯、分かればもっと詳細に教えていただきたい。
 また、我々に示されている金額というのは何となくアバウトで、このクリーンセンター建て替えの全体事業が示されている。この全体事業の金額については、基本構想と基本計画に概算の仕方が書いてある。基本計画の8-1には、平成27年度における施設規模100t、1日以上の云々かんぬんと書いてあり、多分試算がされていると思う。当時、ざっくりと288億円。この間、どの委員会に皆様がいるかは別として、私が各担当の課長、部長に聞いたときは、やっぱり資材高騰、オリンピックがあったので人件費が上がってきていて、300億円を超えている、いや、350億円を超えているとの話もあった。
 もちろん議会等でのオフィシャルな話ではないので、どの数字が今現状で正しくて、私たちはどの数字において、議会がきちっと先を見据えていかなければいけないのか。それについてコンサルタントさんを決めていく上で、今回は430万円であるが、どのように選定が行われているのか確認するために全体の金額を教えていただきたい。
 最後に、冒頭にお話ししたが、資料の取扱いについて御説明いただきたい。これは質問であるが、基本構想と計画は、どのぐらいの期間でいつ更新するのか、分かれば教えていただきたい。私が以前6月定例会の終わりにもらったのは目次とページがばらばらで、はっきり言って、資料には全くならなかった。今日新しいものをもらって、それまで見ていないのかということではなくて、ホームページはちゃんとチェックしている。幾つか資料を持ってきてもらった際にページが合わないと言ったが、このような厚い資料になると、私たちが見ないので適当に出していいということでは絶対ないが、やはり資料はしっかり精査をしてほしい。
 それと同時に、電話であったので議事録等に残っている言葉ではないが、もちろん機微情報で出せない資料はある。私たちは当然入札等に関わるわけではないが、全体事業が見えなければ採決して賛成や反対とすることはできない。今回もコンサルタントの事業で約430万円というので、この中で誰が細かく知っているのか分からないが、私は全く分からない。この基本構想と計画はいつ更新することになっていて、最近はいつ更新したのか。また、資料についてはどのように取り扱っているのか、お答えいただきたい。
 以上、大きく6点である。
○環境エネルギー施設整備課長 6点の御質疑にお答えする。
 まず初めに、コンサルタント業務の支援内容についてである。次期クリーンセンター整備運営事業者を選定するための一連の支援作業になるが、具体的には建設費の予算を計上するためのプラントメーカーからの見積徴取の支援、整備運営事業者の募集書類の作成支援、事業者募集選定の支援、整備運営事業者を選定する会議等の資料の作成支援、それから契約事務の法的なチェック、契約締結のときの支援をしていただくことを考えている。
 次に、コンサルタントアドバイザリー契約の約4,600万円の金額の根拠についてである。まず、今年度436万7,000円を計上しており、来年度2年目が約2,800万円、3年目が約1,400万円で、2年目以降は合計で約4,200万円と想定している。それぞれその期間に行ってもらう業務に対して人工を割り振って積算している。
 次に、災害に強い施設とはどのようなものかとのことであるが、まず、クリーンセンターが江戸川河口の近くにあるので高潮被害の想定ということで、施設を少し高い位置に設置することにより、地震が起きたときも高潮の被害なく自立して立ち上げることができ、災害ごみが発生したときも処理できるとの意味で、災害に強い施設と考えているところである。
 3点目のコンサルタントの決定スケジュールであるが、今定例会でアドバイザリー契約の議決をいただいた後に公告をし、その後、1月頃の決定を予定している。
 次に、コンサルタントの過去の経緯である。平成30年にコンサルタント業務を一度契約したが、平成30年11月に当事業を延期したことに伴い、コンサルタント契約は平成31年3月に解除している。金額については約1,096万3,926円を支出しており、見積り発注仕様書を成果品として受領している。
 5番目として、全体のクリーンセンターの金額、それから施設規模であるが、先ほど委員より、平成27年度で288億円とのお話があった。現在、事業が延期になっている間も各事業者から見積りを徴取して、他の自治体の建設費も確認しているところである。各自治体の建設費を見ると、一般的に1トン当たり1億円程度になっていることから、今の計画では約400t近いので、恐らく400億円を超えるのではないかとの想定をしているところである。
 また、建設後の運営費については、恐らく200億円を超えるのではないかという想定をして……(小泉文人委員「建設費ですか」と呼ぶ)運営費である。これから人件費の想定があるので正確な金額は出せないが、恐らく200億円から250億円ぐらいになるのではないかと考えている。
 最後に6点目、資料の取扱い、基本計画の更新時期等である。基本計画については、策定したときから更新していない。この後、じゅんかんプランの見直しに伴って施設規模を見直すことになるが、その施設規模を見直す際に基本計画を改定するのかも含めてこれから検討したいと考えており、今後いつ改定するかについては未定である。
○小泉文人委員 お答えいただき、分かったところは分かった。今回、このような場でお話があったので、建築予算400億円、運営費200億円程度を見ているとのことであった。実は委員会でこのように質疑したことはあまりないことで、記憶がないぐらい金額は分からない。
 質問の順番が前後するが、まず総予算から再質疑させていただきたい。総予算については答弁があったので、今ここにいる委員の皆様は理解したと思う。その中で、全体のクリーンセンターは補助比率が結構高くて、多分大きく2つあるかと思うが、どれぐらいを補助金としてもらえて、自主財源や市債の発行でどれぐらいになるかをお答えいただきたい。
○環境エネルギー施設整備課長 補助額については、約3分の1が補助金で交付される予定である。単純に先ほどの400億円の3分の1となると133億円となる。残りが自主財源、それから基金等を活用しながら建設したいと考えている。
○小泉文人委員 これだけ大きな事業であるので、やっぱり議員もしっかりとしていかなければいけないと改めて感じた。
 資料の取扱いについて質疑するが、我々もこうやって聞いて今日採決しなければならないので、出せるところで結構であるので、スケジュールの資料などであれば、できるだけ細部まで見せてほしいというのが本音である。
 2つ目の質疑。基本計画の更新時期はいつかということについて、最後のところから再質疑する。これはまだ先とのことだが、各委員には最低限お知らせいただかないと取れない。改めてぱっと見て、これだけのページ数を読み込むのはなかなか厳しくて、特に変化があるところ、そしてまた、先ほども申し上げたように平成27年から止まっているところ、大きく分かれていると思う。今回、この辺の方針改定があったとできれば教えてほしいし、また繰り返しになるが、資料については、我々は悪気があって見せてくれと言っているのではなくて、ここの業者が決まるまでは結構重要であると私は言ったはずである。その中で、この2年間の月毎でいいので、どのような形で進んでいくのか教えてほしいと言って、今日改めて出てきたのはこのべた打ちである。今日出せるのであったら早く出してほしいという話で、できれば資料請求については、出せる範囲で結構であるので、あまり塩対応しないでいただきたい。出せるものは一切ないとか、お答えすることはないとの対応は絶対にしないでいただきたいというのは質疑ではなくてお願いである。これは以上にする。
 あと4つ。コンサルタントについて質疑していきたい。
 1点目の、コンサルタントが何を支援していくのかということについては、はっきり言って、今委員さんたちは初めて知ったのではないか。どのような支援をするのか、何となくプラント業者を決めるアドバイスをしてくれるのだろうとみんな予想していたと思うが、本当は事業者選定のアドバイザリー業務といって、このように細かいものがあるのではないか。これぐらい項目があるのだったら見せてくれてもいいのではないか。私は何も仕様書を見せてほしいと言っているのではなくて、どのような業務を行って、どのように会議が行われているかは我々も委員として知りたい。なおかつ会議が何回行われていて、どのような話があったのかはやはり我々に教えるべきだと思うが、いかがか。これは質疑である。
○環境エネルギー施設整備課長 部長等にも相談しながら、出せる資料については当然出すことになると思う。会議等の内容についても、同様にお知らせしたいと考えている。
○小泉文人委員 私は課長をただやぶから棒に責めているわけではない。これからもいろいろと接触していかなければいけないし、頑張っていかなければいけないところもあるが、私たちも何も情報がない中で賛成しろとか、反対しろとか、異議なしと言えというのは困るわけで、円滑に進めるために情報が欲しいと言っている。その辺はお互い協力し合って、いい事業を進めていく、いい企画にしていくというのは考えていただきたい。嫌がらせで質疑しているわけではない。
 次に、コンサルタントはどのように決定するのか質疑した。これについては、コンサルタントは当然何社か、いろいろ目にかけているところがあるのかもしれないが、指名競争入札だとか、一般競争入札だとか、いろいろあると思うので、このコンサルタントについてはどのように選定していくのかお答えいただきたい。
○環境エネルギー施設整備課長 現在は一般競争入札が有力と考えているところである。
○小泉文人委員 一般競争入札であれば一般競争入札でも構わない。皆様がどのような考えでこのコンサルタントを選んで、最終的に400億円もしくは500億円と進んでいくのかと考えなければいけないし、我々も知らなければいけないので、ぜひその辺はしっかりとした入札にしてほしいとのことで、3点目については終わりにする。
 少し戻って、あと2点目と4点目が残っていて、そのまま4点目でコンサルタント契約の過去の経過ということで、何で私がこんなにコンサルタント契約するのが重要と言っているかは、実は皆様分かっているのではないかと私は思っている。このコンサルタント契約については過去何回契約したか、もう一度お答え願いたい。
○環境エネルギー施設整備課長 平成30年に一度契約をしている。
○小泉文人委員 平成30年はパシフィックコンサルタンツという会社に決まっているそうである。ここで幾つか質疑させていただきたいが、そもそもきちっと選ばないと、もう一度やり直し……。今回、コンサルタントを再度契約するに当たって資材高騰だとか、今までの流れがちょっと変わったとお話しされているが、そもそもパシフィックコンサルタンツは、今、富山市での談合事件で社員が逮捕されて、本市は指名停止にしている。そのような業者を本市は平成30年に選んでいた。しかも、280億円とか400億円の事業を選定させるアドバイザリーとしていっときは置いていた。だから、私は今回、このアドバイザリー契約というのはとても重要であると言い続けている。
 このアドバイザリー契約によって各メーカーさんが決まるのかどうか、僕らもプロではないので分からないが、やはりアドバイスをもらって、部長答弁でもあったが、支援していただきながら進めていくわけである。既にここにも6者云々とかいろいろ書いてあるが、実際、このコンサルタントを決めるに当たって、過去の経過を振り返ると、このパシフィックコンサルタンツ、富山の件は近年だが、逮捕者が出るぐらい談合を行っていて、本市はこの談合対策はどのようにしていくのかをきちっとお答えいただきたい。
○環境エネルギー施設整備課長 談合対策とのことであるが、談合については、支援は受けるが、いわゆるコンサルタント業者と密接につながらない、いかに線を引くか、その辺をしっかり考えながら対応していくことではないかと考えている。
○小泉文人委員 談合対策をどうするのかと言ったところで、なかなかこちら側から、そことそこは会っては駄目とはいかないであろうが、そのような事件を起こしたところと本市が一度でも契約をしていたとの経緯があるので、そこについてはしっかりと考えていかなければいけない。
 環境エネルギー施設整備課長とも、これから先もきちっと資料請求をさせてもらって話していかなければいけないので、これについては今日は一旦ここまでにしようかなと思うが、あと1点だけ伺いたい。結構重要なことで、代表質問でも答弁があったが、災害に強いというのは、高いところに施設を置くとなっているが、これはスーパー堤防と考えてよいか。
○環境エネルギー施設整備課長 今、委員の御指摘があったスーパー堤防もしっかり造るが、スーパー堤防とは別に施設を建てるに当たって、水が来ない位置に重要な機器を配置するとの考えである。
○小泉文人委員 それであれば、スーパー堤防もしっかり造るし、高い位置にするというので、スーパー堤防と施設の費用は別になるのか。
○環境エネルギー施設整備課長 スーパー堤防の部分については、また別途、国から負担金をもらって整備する予定である。
○小泉文人委員 一緒に2点質疑する。概算費用がどれぐらいかがもし分かっていれば教えてほしい。
 もう一つは、スーパー堤防は今回どうなっているかといったら、災害に強いというのを代表質問で答弁していて、後ろにいる部長さんたちは見ていると思うが、このように書いてあるが、平成30年の契約のときにはスーパー堤防が外されていたのではないか、お答え願いたい。
○環境エネルギー施設整備課長 スーパー堤防の費用については、国から金額がまだ何も伝えられていないので、お答えできない。
 スーパー堤防が外されていたのではないかとのことであるが、平成30年のときも整備基本計画に載っているように、スーパー堤防はそのまま整備する予定と考えている。
○小泉文人委員 この基本計画にはスーパー堤防と書いてあったのに、仕様書には外れていたのではないかと私は聞いている。お答え願いたい。
○環境エネルギー施設整備課長 仕様書にスーパー堤防が入っていたかどうかについて、私は把握していない。申し訳ない。
○小泉文人委員 そのときにはスーパー堤防が入っていないものでアドバイザリー契約をしていて、当然、今災害に強いものを造らなければいけないし、あそこに水が出てクリーンセンターが水没して、ごみが東京湾に流れてしまったなど、しかも1日に、今の計算でも400t、今の200tを3度であったら600t処理している。それが東京湾に出てしまったなどということは行政としても絶対にやってはいけない。そうなったときにはスーパー堤防はマストであるし、先ほど課長が答弁したように、高いところに造らなければいけない。スーパー堤防をしっかりと造って高台に置くというのは絶対である。
 後ろにいる部長さんも議場で答弁していたが、災害に強くして、災害残土も受け入れるぐらいの馬力を持って、市で頑張っていきたいというのは私も賛成である。ただ、悪名高くなってしまったパシフィックコンサルタンツ、ここにはいないが、個人の名前を出して申し訳ない。私たちの町は、今それではなくてもいろいろな問題がある。我々議員もしっかりとしなければいけない部分があるが、役所の職員ということではなくて、やはり一つ一つ結構大きな目立つ問題がある中で、パシフィックコンサルタンツの問題は私はすぐ目についたし、そこと契約しているときにスーパー堤防があったのか、なかったのかというのが今分からないのもちょっとおかしい。
 何度も言うが、400億円とか500億円という買物をするに当たって、まさか1枚ぺらの見積りだけもらっているわけではないであろう。軽自動車を買うというので、いいディーラーさんがいて紹介してもらって200万円で見積りをもらったと、うちの家内がうれしく帰ってくる、そういう姿の1枚ではない。400億円である。多分、見積りだけで膨大な量で、すごいお金がかかると思う。その見積りは今役所にあるのか。
○環境エネルギー施設整備課長 毎年各プラントメーカーより見積りをいただいているので、その点についてはある。
○小泉文人委員 最後にする。これはお願いと質疑になるが、お願いはスーパー堤防を造るということと、スーパー堤防が仕様書に入っていたか入っていなかったかをしっかりと委員に開示することである。
 もう一つは、見積りがあるというのであれば、何者見積りを取っていて、毎年、どこに見積りがあるのか。別に上のさわりだけでもいい。我々が分からないまま、常に280億円である、400億円であると追っかけさせられている。それはできれば見せてほしい。これは前任の部長が次長のときから言っているが、実は1回も見たことがない。誰か見積りを見たことがあるか。(「ない」と呼ぶ者あり)ない。今、毎年見積りを取っているとのお答えであるので、まさか1者なんていうことはないであろうし、見積りをさわりでいいので提示してもらいたい。やっぱり我々も勉強しなければいけない。毎回お願いしますと、議案説明会であんなA3の用紙2枚で過去のものだけ出ていて、公明党が質問しても過去8年間、答弁が何も変わらなくて、はい、それでいいとはならない。この2年間で400億円を決める。そこはもう少し襟を正していただきたいというのが今回の質疑の趣旨である。今日はここまでにする。
 今の2つ、スーパー堤防を造ることはお願いしたいというのと見積りの件である。
○環境エネルギー施設整備課長 スーパー堤防についてはしっかりと対応していきたいと思っている。
 見積りについては、部長等と相談して提示できるものは提示したいと考える。(小泉文人委員「1者じゃないですよね」と呼ぶ)1者ではない。(小泉文人委員「じゃ、別に名前だけでも言ってもいいんじゃないですか」と呼ぶ)以上である。
○廣田德子委員 初回総括2回目以降一問一答で伺いたい。
 先ほど増田委員からも質疑があったが、19ページ、東山魁夷記念館費である。このような企画が年度途中に出てくるというのは何か理由があったのか。年度当初に当初予算として計上しなかった理由を教えていただきたい。
 25ページ、犬・猫マイクロチップ装着費助成金である。件数については理解した。市内に100頭しかいないということではないので、それ以上の申請があった場合はまた補正予算を計上するのかどうか。
 25ページ、清掃費の委託料、先ほどの小泉委員の質疑で初めて分かったことがいっぱいあり、驚いているところである。もともとの計画というのは、人口、ごみの量がどのくらい減って、だからこのぐらいの焼却炉とのことで造ってきたと思うが、今回の場合、人口はどのくらいを見込んでいるのか。あるいは、ごみをどう減らせるのか。そのあたりを伺いたい。
 ここのDBO方式の特別目的会社がコンサルタントなのか。この辺もよく分からなかった。
 それから、400億円を超えるような工事費が見込まれるとのことであるが、これは焼却炉だけではなく、全体の工事費に当たるのかどうか。
 運営費については、建設後、毎年これだけかかっていくのか。
 最後に33ページ、奨学資金である。基準を満たしていたが支給できなかった分を補正で支給するとのことで、これは大変ありがたいことだと思うが、367万2,000円は何人分に当たるのか。これは令和4年度の新入生という解釈か。どのような対象の人に支給されたのか。対象者が多いようであれば、今、物価が非常に高騰しているので、令和5年度に向けてはもう少し予算を拡大できるのかどうか伺いたい。
○東山魁夷記念館施設長 記念館の改修工事に関して御説明する。
 今年度、開館から16年余りが経過し、これまで多くの方に来ていただいている中で、今後いかにリピーターを増やしていくかが課題であると認識している。リピーターを増やしていく1つの方策として、展示室を改修して新しい展示物を入れていくことを計画していく中で、今年度5月から一度改修を始めていたが、5月の中旬ぐらいにどんちょうの製作に多く携わっている企業から、貴重な資料の展示について御協力いただけるとの話があった。年度途中で一度改修をやめてまた翌年度に行うよりは、今年度中にどんちょうの資料の展示に合わせた改修を行うほうがいいだろうとの判断の下、また、改修以外にも、借上料なども発生するとのことであったので、今回補正予算に計上させていただいた。
○生活環境保全課長 2点目の御質疑、マイクロチップ装着費助成金についてお答えする。
 100頭については、先行している自治体の実績を基に計上したもので、今回は補正予算ということもあり、まずはこの頭数で実施したいと考えたものである。これを上回る申請があった場合、制度を運用する側としては非常にうれしい悲鳴というか、想定であるので、その際には状況を見て適切な対応を図っていきたい。
○環境エネルギー施設整備課長 次期クリーンセンター整備への幾つかの御質疑にお答えする。
 まず人口推計についてであるが、今、企画部で人口推計を算定しているところで、それを参考に施設の整備をしていきたいと考えている。
 次に、ごみをどう減らせるかとの御質疑であるが、プラスチックごみ等の減量化、資源促進化、または6月定例会で議論のあったごみの有料化といったことも検討の材料にもしかしたら入るのかなと思うが、この点については特に決まっているということではない。
 DBO方式に関して、議案説明会で説明した特別目的会社であるが、これは先ほどのコンサルタントとはまた別の話である。次期クリーンセンターが完成した後、運営するための会社であるので運営事業者となる。
 次に、400億円については、基本的に全体の建設費と考えている。
 次の御質疑の運営費について、20年の設定で、先ほど200億円、250億円程度と説明したが、この20年という期間もまだ決定ではなく、この後コンサルタントの支援を受けながら他市の状況を見て決めていく予定である。
○就学支援課長 1項教育総務費2目事務局費18節負担金補助及び交付金の交付金、奨学資金の3点の御質疑についてお答えする。
まず、何人分なのかとのことであるが、人数では25名分である。当初、基準を満たしていながら支給できない人が28人であったが、ほかの奨学金を受給するとのことで辞退者が出たので25名となった。
 どのような方が対象なのかとのことであるが、毎年3月に募集をかけて高等専門学校生、高校生を対象にしており、新1年生から3年生まで、今年度の1年間ということで支給対象としている。
 基準であるが、まず市内在住で学力が優良の者。さらに所得の基準として、おおむね生活保護基準の1.5倍程度までとしている。
 来年度に向けてどう考えるかであるが、昨年度についても、社会情勢は同じくコロナ禍であったので、補正予算を計上して、基準内対象者に全員支給した経緯がある。それも踏まえて今年度予算を計上したが、現在も要望が多いので、実績に基づいて予算を計上していきたいと考えている。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。


請願第4-3号 「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書」採択に関する請願

○宮本 均委員長 次に、請願に移る。
 請願第4-3号「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書」採択に関する請願を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○宮本 均委員長 御意見を求める。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 採決する。
 本請願を採択すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって本請願は採択すべきものと決した。


請願第4-4号 「国における2023年度教育予算拡充に関する意見書」採択に関する請願

○宮本 均委員長 請願第4-4号「国における2023年度教育予算拡充に関する意見書」採択に関する請願を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○宮本 均委員長 御意見を求める。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 採決する。
 本請願を採択すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって本請願は採択すべきものと決した。


請願第4-1号 携帯電話基地局を設置又は改造する時には事業者はその計画を地域住民等に対して説明を行うこと及び設置済みの携帯電話基地局についてその事業者は地域住民等の求めに応じて説明を行うことの条例化を求める請願

○宮本 均委員長 請願第4-1号「携帯電話基地局を設置又は改造する時には事業者はその計画を地域住民等に対して説明を行うこと及び設置済みの携帯電話基地局についてその事業者は地域住民等の求めに応じて説明を行うことの条例化を求める請願」を議題とする。
 御意見を求める。
○小山田直人委員 前回の審査で継続審査として、各市の条例等も用意していただいて今いろいろ確認しているところであるが、国の方針や各市の条例をもう少し研究する時間をいただきたいので、今回も継続審査でお願いしたい。
○宮本 均委員長 ほかに御意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 採決する。
 本請願を閉会中継続審査事件とすることに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって本請願は閉会中継続審査事件とすることに決した。


所管事務調査

○宮本 均委員長 お諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。


○宮本 均委員長 以上で環境文教委員会を散会する。
午後4時23分散会

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