更新日: 2022年12月6日

令和4年9月 市川市議会 建設経済委員会

開会

午後2時55分開議
○大久保たかし委員長 ただいまから建設経済委員会を開く。


○大久保たかし委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に発言方法、①全て総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 それでは議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。


議案第16号 市川市下水道条例の一部改正について

○大久保たかし委員長 議案第16号市川市下水道条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願う。
○下水道経営課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○中町けい委員 一問一答で2点伺う。
 1点目が、事前に資料をいただいたが、独立採算制ということで、収支均衡を図るために今回下水道料金が値上げになるとのことであるが、今回の値上げに対し、当面はさらに値上げをせずに済むのか。そのあたりの試算において、収支均等を保つことがどこまで継続できるのかについて伺う。
○下水道経営課長 下水道使用料改定については、これまでも3年に1度、そのときの状況に応じて見直すことになっており、今回の改定は令和3年度に市川市下水道審議会で御審議いただき、次の下水道使用料の算定期間である令和4年度から6年度までの3年間において一律5.6%の改定との答申をいただいた。本来であれば、答申に従って令和4年4月1日から改定するところだが、新型コロナウイルスがかなり広がってきたことから、1年間据え置いて令和5年4月1日からとのことで今回計上した。答申においても、改定の実施時期はその影響を十分に鑑みて柔軟に対応してほしいとの附帯意見があった。今回の使用料改定はあくまでも令和5年度、6年度の2年間の使用料との位置づけになっており、令和7年度以降については、また令和6年度の下水道事業審議会で令和7年、8年、9年の3年間の下水道使用料の在り方について御審議いただき、答申に従って改定等を検討する。
 今回は5.6%の改定であったが、1年経ってもコロナ禍も相変わらず収束の兆しが見えない状況であることに加えてウクライナ情勢や円安等に端を発する諸物価の高騰という懸念も出てきたので、なかなか答申どおりの実施は厳しいであろうとのことで、特に一般家庭の方が影響を受けやすい30㎥までについては、改定幅を2.8%に圧縮して議案として提出した。令和7年度以降については、景気の状況や下水道事業の経営状況などを総合的に判断して審議会で答申をいただくことになっており、現状では未定である。
○中町けい委員 確認であるが、令和6年度までは今回の改定のままで、追加で改定することはないとの認識でいいのか。
○下水道経営課長 今回可決いただければ、令和6年度まで変わることはない。
○中町けい委員 分かった。
 もう1点、このような社会情勢の中で下水道料金を値上げするのは非常に心苦しいと思っており、個人的には消極的賛成と考えているが、市民への周知は、どの段階で、どのような方法で行うのか。これまでの経緯等の丁寧な説明が必要であると思うが、どのように考えているのか伺う。
○下水道経営課長 市民への周知については、今定例会で可決いただければ、速やかに「広報いちかわ」や公式ウェブサイトなどで周知を図っていくことを考えている。個別の利用者の皆様には、年末か年明け早々に直接郵便で値上げのお知らせの全戸配布を予定している。その他、市役所の庁舎前のデジタルサイネージ等、極力市民の目に触れるような媒体を選び、周知を図ることを考えている。また、市民ではないが、特に大口の事業者については、影響がかなり大きいので、個別に去年の使用量の実績で言うと大体この程度の引き上げになるということは早めにお伝えしようと考えている。
○中町けい委員 分かった。市民の皆さんには改定してからではなく、値上げをする前にきちんと周知をしていただきたい。値上げは皆さんの負担にもなるため、個人的な要望であるが、市長は定例記者会見とかをやっていると思うので、しっかり市民の皆さんが納得できるような形で、丁寧に御説明していただきたいと要望して終わる。
○石原よしのり委員 1点だけ聞く。
 今回も独立採算で赤字になって、できるだけ一般会計からの法定外繰入を減らすためにやってきた政策だと思う。そうなると、3年後にまた見直しをする際は、そのときの収支の計算をして、経費がこれだけかかり、どれだけ値上げが必要だとの新たな計算が出てくると思うが、そのときは、今回の5.6%よりも大きくなるのであろうか。5.6%より高くなるのか低くなるのかの見込みは、これから下水道の維持管理のためにいろいろな投資が必要であり、下水道の普及のためには、新たな下水を引き、そして加入率が上がらないと収入が上がらないため、加入率を上げるための施策をいろいろやっているし、水洗化のための融資もしている。そのようなことを進めていった上で、3年後の提案のときには、見込みとして収支は、より悪化していると見込んでいるのか、それとも縮んでくると見込んでいるのか。そのあたりの見通しを教えてほしい。
○下水道経営課長 収支の見込みについては、来年度また10年間の経営戦略ということで、もう一度細かく見る予定である。現状では、整備のほうは76%を超えた程度でまだ進んでいないことから、これから急ピッチで整備を進めていくことを考えると、今後減価償却費が伸びてくると思われる。その伸びに追いついて下水道加入者が増えて使用量が増えればいいが、整備が終わって実際につないでいただく方が増えてくるまで若干時間がかかる。そのため、一時的に経費のほうが増えることが考えられるので、どの程度上げるかどうかは別にして、どちらかというと、若干上がってくると考えている。
○石原よしのり委員 結構である。
○西村 敦委員 一問一答で1つ伺う。
 本会議でも聞いたが、値上げの時期だけ非常に気になっている。本会議で市長から、値上げの最終決定については今後ぎりぎりまで待って判断するとの答弁をいただいているが、そのぎりぎりのラインは、例えば12月定例会前に判断できれば12月で再度戻す議案が出てくるのか。逆に、2月定例会前に最終判断をすれば2月に出てくるのか。それはちょっと分からないが、その辺のスケジュール的には、もし、市長から値上げ時期をさらにずらすような指示があった場合には、どのように対応する考えなのか。
○下水道経営課長 タイムラインは具体的には考えていないが、これは県のシステムを使っているので、今回議決いただくと、県に使用料の料金体系を書き換えるようシステム改修を依頼する。それが6か月程度かかるので、今定例会で提出させていただいた。ただ、それはあくまでも料金体系の書き換えだけで、今県に確認しているが、実施時期はずらせるはずである。ただ、いつまでにそれを県に回答すればいいのかについては問合せ中である。普通に考えると年末か年明け早々までがタイムリミットではないかと思われるが、まだ確定はできていない。
○西村 敦委員 分かった。今、市民が値上げに対して非常に敏感な状況があるので、その辺はちょっと慎重にしてほしいというのが一番の要望である。
 答弁は結構である。
○大久保たかし委員長
 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
〔「委員長」と呼ぶ者あり〕
○下水道経営課長 1点訂正をお願いしたい。
 先ほど今回の使用料改定の審議会の答申を令和3年度と述べたが、令和2年度の誤りである。訂正をお願いする。
○大久保たかし委員長 訂正を許可する。
 討論の発言はないか。
○西村 敦委員 賛成の立場から討論を行う。
 今回、コロナということもあり、昨日も急遽代役で代表質問をさせていただいた中で、公明党としては、審議会の答申も含めてごもっともな面も非常にある。当然、値上げも含んだ上で、受益者負担や不公平な税制の均衡を図るなど、いろいろな面でそれはそれでいいことだと思っている。ただし、今日もあったが、やはり今の時期は食品を初め、あらゆるもの、2万品目が値上げされる値上げの秋とのことで、ニュースで非常に取り沙汰されている。
 その中で唯一市が采配できる料金体系、下水道に対して、市も併せて手を入れて値上げするというのは、市民感覚としてはなかなか納得し切れない部分があるかと私は感じている。そのため、せめてこの値上げの秋という時期が去ってから、来年4月以降に値上げをすることが市民にとっては一番納得がいくのかと感じている。そこで、いつまで待てるのかと伺ったが、市長は市民の動向を含めて、ぎりぎりまで余地を残して判断すると答弁されていたので、そのことを最終決断まで期待するつもりで、市民目線第一に判断することを期待して、この議案には賛成で、公明党の討論とさせていただく。
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


議案第17号 市川市道路占用料条例の一部改正について

○大久保たかし委員長 議案第17号市川市道路占用料条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議場の説明があれば説明願う。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○石原よしのり委員 1点である。
 今回の値上げ幅の根拠は何か。ものによっては1割程度しか上がっていないものもあれば、項目によっては3割程度上がっているものもある。例えば、どこか定めているものがこうだからとか、何かそのような根拠と、これが適当だという根拠を答えてほしい。
○道路管理課長 値上がりの幅の根拠であるが、道路占用料の算出の仕方は、固定資産税評価額をベースにした道路価格に使用料率を掛け、それに占有する物件の面積を掛けて算出することになっているが、年々固定資産税評価額が上がっている関係で、道路価格自体が前回と比べると上がっている。個々の物件によって占用料の幅があることについては、物件によって占用する面積が異なるので、使用料率は平均地目と商業地目の2種類に主に分かれるが、道路価格と使用料率はほぼ変わらない。しかし、その占有面積は物件によって大きく違うので、単価の差が出てきている。
○石原よしのり委員 固定資産税評価額は、土地の価格が上がったからその分上がるのは大体分かるし、道路を占有する面積に応じて、大きいものが高いことも分かっている。ただ、今言ったのは、同じものでも1割程度しか上がっていないものと2割以上上がっているものなど結構ばらつきがあるのはなぜか。
○道路管理課長 今申し上げた計算式によって算定した金額が物件ごとに出てくるが、面積が大きいものはどうしても上げ幅が大きくなる。国土交通省の通知で、そういうものについては、上げ幅が今の価格の1.2倍を超えるものについては1.2倍を上限とする通知があり、市もその国の通知を準用して算定している関係で、価格にばらつきが出てきているものと考える。
○石原よしのり委員 面積は、改定前も改定後も同じである。分かりにくいのは、面積と関係なく上がり幅をパーセンテージで言えばそんなに大きく変わらないような気がするが、1割弱のものもあれば、2割のものもあり、かなり差があるのが理解しにくい。そこを分かるように説明してほしい。
○道路管理課長 上がり幅の算定の仕方は今申し上げたとおりで、元々の物件ごとの単価がばらばらであるので、上昇率を掛けたときに単価が高いものは1.2倍を超えてしまうものもあるが、そこは1.2倍を上限として抑えてある。逆に、単価が低いものについては、同じように上昇率を掛けたとしても上げ幅が少なくなる。単価の差はそのようなことで生じている。
○石原よしのり委員 私が言っているのは単価の金額ではなく、上げ率にかなりばらつきがあるのはなぜかという話である。
○道路管理課長 価格は1.2倍を上限としているということで、その上げ幅が急激に1.2倍を超えているものはない。ただ、説明がうまくできていなくて申し訳ないが、そもそも単価にばらつきがあるので、その差が出てしまうのかと思う。
○石原よしのり委員 例を挙げる。新旧対照表に条例の現行と改正後が載っている。この59ページに電柱の占用料がある。第1種電柱は2,410円が2,640円と230円上がっているが、1割も上がっていない。2行下の第3種電柱は3,880円が4,650円へ、ほぼ2割上がっている。電柱だから規格が変わるわけでもないが、片方は1割も上がらず、片方は2割上がるのは不思議ではないか。何か根拠か理由があるのか。僕はたまたま同じ電柱で第1種、第3種と言ったが、こうやって見るとみんな上げ率が違う。だから、何かクリアな説明はないかと思って先ほどから聞いている。ほかのところも、その他の柱類210円が230円となっている。みんな1割5分上げる等が普通ではないか。
○道路管理課長 今言われたことは分かった。例えば、今言われた第1種電柱は2,410円から2,640円で、こちらは上昇率が1.09倍である。一方、第3種電柱は3,880円が4,650円になっているが、この上昇率が、普通に計算すると1.4%と1.2を超える値になってしまうので、上限を1.2にしなければならないということで、1,880円に1.2倍を掛けて、申し上げた4,650円が改正単価になる。
○石原よしのり委員 それならば、みんな1.2倍にすればいいのではないか。
○道路管理課長 物によっては1.2倍に満たない物件もあるということである。
○大久保たかし委員長 上がり過ぎたものは抑えているということではないか。
○石原よしのり委員 そうであるが、みんな1.2倍にしてしまえばよかったが、1.09倍もある。
○大久保たかし委員長 そういうことでよろしいか。
○石原よしのり委員 分からないが結構である。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


議案第18号 市川市自転車の安全利用に関する条例の一部改正について

○大久保たかし委員長 議案第18号市川市自転車の安全利用に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願う。
○交通計画課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○髙坂 進委員 1問だけである。
 努めるものとするとのことで、損害賠償保険への加入は義務規定である。これは罰則の規定が書いていないと思うが、罰則はあるのか。また、保険に加入したかどうかをどのように調べ、どのようにきちんと加入するように市として対応するのか。
○交通計画課長 まず、罰則についてであるが、罰則の規定はない。努力義務のところに関しては、それぞれの事業者が保険に加入しているかどうかの確認を取ることになっている。加入の状況が確認取れないようであれば、加入に関する情報の提供に努めなければならないとの文言になっている。市としても、加入状況を全て確認するというのは非常に難しいところではあるので、啓発に努めながら、例えばアンケートを取るといった加入状況調査の中で、加入率が何%かの確認をしていくことが方法としてあるかと思う。
○西村 敦委員 1問である。
 今回、自転車の安全利用に関する条例の一部改正とのことで、県の条例が改正されたことにより、今言われた自転車損害賠償保険が義務付けられた。市のほうもそれに合わせていくということが主の目的とのことである。内容を見ていくと、いろいろな貸付業者が出てきたり、事業者の責務が増えたりということであるが、保険以外のところで変わったポイントがあれば教えてほしい。
○交通計画課長 今回の改正点は、主に県条例の義務化に合わせて、市川市の条例も義務化するといったところにあるが、その他の面に関しても県条例との整合性を図っている。主な整合性を図った点としては、まず、第13条において、自転車の利用者や保護者、自転車を事業の用に供する事業者、自転車貸付業者の保険加入の義務化についてである。
もう一つ整合を図ったところで、第14条の義務化に伴い、それぞれの事業者が実施する保険加入の確認、確認できないときには保険加入に関する情報提供の努力義務を新たに加えることと併せて、県条例と整合を図るため、第6条の中で事業者、自転車貸付業者、自転車小売業者の責務規定を追加している。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


議案第19号 市川市自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正について

○大久保たかし委員長 議案第19号市川市自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願う。
○交通計画課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。

○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


議案第21号 令和4年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会に付託された事項

○大久保たかし委員長 議案第21号令和4年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔農業振興課長、臨海整備課長、経済政策課統括課長、観光事業推進課長、道路管理課長、道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道管理課長、公園緑地課長 説明〕
○大久保たかし委員長 質疑に入る。
 質疑はないか。
○中町けい委員 一問一答で2問伺う。1つ目は、商工業振興費の事業者電気・ガス料金高騰対策支援金について。商店街活性化事業補助金について伺う。
 1つ目の事業者電気・ガス料金高騰対策支援金の概要として、改めて対象の事業者や要件を伺う。
○経済政策課統括課長 概要は、対象者に関しては市内中小企業と中小企業、個人事業主、NPO法人、社会福祉法人等を含む形のものが対象者になる。対象要件は、主な要件としては、市内に本店または主たる事業所を有すること、令和4年4月から8月の5か月間の電気及びガス料金の合計金額が20万円以上であること、今後も市内で事業を継続する意思があること、納期限の到来した資材を完納していることなどが要件となっている。支給金額は、令和4年4月から8月の電気・ガス料金の合計額に応じて5万円から15万円を支給する。
○中町けい委員 これは以前、コロナ禍のときに行った事業者緊急支援事業臨時給付金に少し近い感じなのかと思ったが、申請方法はどのように考えているのか。
○経済政策課統括課長 申請方法は、まず、ウェブ等からの申請となる。対象に該当するかを判断するため、合計金額が20万円を超える証明書を添付した上で申請していただく。業務委託の内容は、まず、コールセンター等で問合せに対応し、事務処理業務として、申請内容の審査と添付書類の確認や申請書の入力、給付準備などを行い、システムに入力し、給付していくという従来どおりのやり方を目指そうと思っている。
○中町けい委員 確認するが、対象になる電気料金の明細書は、4月から8月の5か月分が必要なのか。光熱費、水道、ガスも全部含めてそれぞれ5か月分の領収書がないと駄目ということか。
○経済政策課統括課長 まず、水道は今回の値上がりでも料金に反映されず一定で推移しているので、除外している。今回は物価高騰分であり、電気とガスに絞っているが、今委員が言われたように、電気とガスを合わせた領収書なり、青色申告で分かるような書類等を出していただければ、審査させていただき、20万円以上であれば支援金をお渡しする形になる。
○中町けい委員 分かった。
 次に、商店街活性化事業補助金は、降ひょうによる被害に遭った商店街の街灯などの補助だと思うが、被害は地域や街灯の形状によってすごく差がある。例えば、南八幡商店街ではすごく被害を受けて、ほとんどの部分をガムテープで補修しているように見受けられるが、補修費用はどのような割合で負担するのか。
○商工業振興課長 現在、街路灯の施設修繕については、1基当たり補助割合を2分の1、上限額を2万円として補助しているが、今回のひょう被害については補助割合を3分の2、上限額を6万円として補助していく予定である。
○中町けい委員 街灯数の上限は特になく、上限が6万円との認識でよいか。
○商工業振興課長 街灯数に制限は設けていない。
○中町けい委員 分かった。
○石原よしのり委員 3項目、質疑項目を全て述べてから一問一答で行う。1つ目が、27ページの市川漁港設備整備工事費、2つ目が、29ページの事業者電気・ガス料金高騰対策支援金事務等委託料で3,800万円の件、3つ目が、31ページの市川南の道路用地等購入費及び家屋等移転補償金につてである。
 1つ目、市川漁港の設備整備について、概要説明資料の2ページに書いてあるので何を実施するかはよく分かったが、これはどのように業者に発注するのか。一般競争入札をするのか、どのようなところに頼むのか教えてほしい。
○臨海整備課長 今回は、係船環と救難はしごと転落防止ネット等の設置工事を一括で一般競争入札により行う予定である。
○石原よしのり委員 これは予算額であるから、実際のときは入札価格であるから、この金額より下回ると見ていいということか。
○臨海整備課長 予算は1,500万円であるので、1,500万円を切った形で入札してもらえれば契約できることになる。
○石原よしのり委員 資格のある業者は近辺にたくさんいるのか、それとも限られているのか。
○臨海整備課長 基本的には土木一式の工事ができる業者であれば、入札に参加できると考えている。
○石原よしのり委員 結構である。
 2つ目、これは中町委員も言っていたが、実際に業者に委託して事務手続をやっていただくが、これもどこに、どのように委託するのか。やはり一般競争入札をするのか、どのような業種の方が応募できるのか教えてほしい。
○経済政策課統括課長 競争方式は、一般競争入札を実施する。予算を承認いただいたらになるが、本事業の規模や性格もあるので、「本市と同規模以上の自治体における実績を有する者」という実績の要件を設けたいと考えている。そのあたりについては、今後、契約課、技術管理課等とよく検討していく。当然、金額が金額であるので5社以上の競争入札になるような仕組みを考えて、適正に実施していきたいと考えている。
○石原よしのり委員 問題ないと思う。よろしくお願いする。
 3つ目は概要説明資料の7ページである。こんなことを言うのはなんであるが、11平米程度の用地を買うのに479万円の土地代と家屋等移転補償金1,690万円と非常に高額な費用がかかっている。その金額の根拠、特に移転補償金の根拠も含め、なぜこの程度の費用がかかるのか教えてほしい。
○道路建設課長 まず、道路用地等購入費については、正式には不動産鑑定評価を行って価格が決まるが、今のところ隣の土地を買ったときのものを参考に、平米当たり41万円として算出している。
 次に、家屋等移転補償金については、過去に行った家屋等補償調査を基に1,690万円と算出している。こちらについては年度が変わり、単価の再算定が必要になるため、今回、家屋等調査委託料240万円を計上しており、改めて算定し直す形になるが、おおむね大きな変化はないものとしてこれを計上している。
 内容としては、概要説明資料、7ページ、案内図の市川南2丁目1540の3と書いてある道路用地に建物が抵触しており、建物を全て取り壊した後に建て替えなければいけないためこのような金額になっている。
○石原よしのり委員 道路用地に建物があるから、建物自体を全て取り壊すということは分かった。7ページの案内図を見てよく分からないのは、道路になるであろう、道路に沿った部分は買ってもいいが、くの字に中に入っている部分はなぜ買うのか。
○道路建設課長 今回補正予算を計上させていただいている市川南2丁目1540番の1は、敷地延長状の敷地になっており、図面の黒く塗り潰した用地取得箇所の左側にある比較的大きな建物の敷地になっている。これと、もう1件の市川南2丁目1540番の3と、1540番の1の上部に四角形の土地があるが、ここが三つどもえの形になっており、一番上の土地は既に残地を含めて用地を取得している。今回計上している残りの2件について、道路用地取得への協力に当たり、取り壊した後も同じレベル、もしくはそれ以上の建物が建てられるような土地を確保するため、敷地の残地部分の払い下げをしてほしいとの要望があった。道路用地取得への協力条件として、市川南2丁目1540の1の敷地延長部分と、先に取得している上部の四角形の土地を合わせて、こちらを残っている1540番の1と1540番の3の2者に払い下げる形で敷地の面積を確保するというような交渉条件であることから、この敷地を取得するものである。
○石原よしのり委員 つまり、一旦取得して、来年度か何かに今度は売却という予算が出てくるということか。
○道路建設課長 時期は来年度になるか今年度になるか定かではないが、歳入の予算が計上されることになる。
○石原よしのり委員 了解である。
○髙坂 進委員 1つだけ伺う。29ページの中小企業融資利子補給金であるが、制度融資は今までも利子補給をやっているのに、上乗せして利子補給すると聞こえたが、そのようなことでいいか。また、どのぐらい上乗せするのか。
○商工業振興課長 1点目の市制度融資の上乗せ分かということについては、そのとおりである。
 2点目の上乗せの割合は、全額補給を予定している。
○髙坂 進委員 分かった。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


議案第23号 令和4年度市川市下水道事業会計補正予算(第2号)

○大久保たかし委員長 議案第23号令和4年度市川市下水道事業会計補正予算(第2号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○青山ひろかず委員 一問一答で行う。
 予算書48ページ、妙典ポンプ場の増強事業と、押切ポンプ場の長寿命化改修事業について質疑する。
 妙典ポンプ場の増強事業は、時間雨量何mm対応として考えているのか。また、押切ポンプ場長寿命化改修事業は、改修によって何年程度の長寿命化を見込んでいるのか教えてほしい。
○河川・下水道建設課長 妙典ポンプ場については50mm対応ということで、今回の増設で計画排水量を確保することになる。
○河川・下水道建設課副参事 押切ポンプ場は、一応長寿命化でやってくが、ポンプ自体の耐用年数が大体20年から25年ということで、サイクルで考えている。
○青山ひろかず委員 妙典ポンプ場の時間雨量50mm対応とのことであるが、近年のゲリラ豪雨を考えると、どうせやるのならば長期的に考えて80mmとか100mmを考えたほうがいいと思う。浦安は100mmと考えている。
 押切ポンプ場は50mmであるが、ここも結構浸水しやすいので、長い目で見た場合、20年から25年だから、その頃は私も死んでしまっているが、対策は多めに設定したほうがいいと思う。よろしくお願いする。
○石原よしのり委員 僕も同じ妙典ポンプ場と押切ポンプ場について聞く。
 妙典ポンプ場については、既に何系列かあるポンプにもう1系列新たに設置して能力を増強するものだと思うが、今まではどのような能力のものが何系列あったのか。それに新しいポンプを加えるのだと思うが、その辺を簡単に説明願う。
 押切ポンプ場は、多分ポンプの数は変わらないので、古いモーターポンプを撤去して新しいポンプに取り替える感じだと思う。これで先ほど50mmと言ったが、元々よりもどの程度処理能力が上がるのか。仕様について説明願う。
○河川・下水道建設課副参事 まず、妙典ポンプ場は元々4台あり、1,200mm口径のものを1台プラスで設置する。能力的には毎秒10tが約12tになる程度の能力アップになる。
 押切ポンプ場は、元々3台あり、そのうち1台は平成21年に新しく設置したもので、今回は、古い2台を取り替える計画をしている。口径で言うと600mmと900mmの2台を取り替える計画になっている。能力的には基本的に同じである。
○石原よしのり委員 分かった。結構である。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


議案第25号 損害賠償請求事件の和解について

○大久保たかし委員長 議案第25号損害賠償請求事件の和解についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願う。
○公園緑地課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査のほどお願いする。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


所管事務調査

○大久保たかし委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。


○大久保たかし委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後4時22分散会

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