更新日: 2023年2月20日

令和4年12月 市川市議会 環境文教委員会 

開会

午後3時30分開議
○宮本 均委員長 ただいまから環境文教委員会を開会する。


○宮本 均委員長 この際、委員の皆様に申し上げる。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、本日、本委員会に説明員として出席予定であった職員において欠席者がいるとの報告を受けている。このため、一部、課長級以外の職位にある職員が出席し、説明または答弁を行う場合があるので御承知おき願いたい。


○宮本 均委員長 次に、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、1、総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑願いたい。
 それでは、議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名のった上で発言するよう願いたい。


議案第39号 令和4年度市川市一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会に付託された事項

○宮本 均委員長 議案第39号令和4年度市川市一般会計補正予算(第7号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔文化施設課長、東山魁夷記念館施設長、スポーツ課長、生活環境保全課長、義務教育課長、就学支援課長、指導課長、保健体育課長、考古博物館長、社会教育課長、中央図書館長、クリーンセンター所長、生涯学習部長 説明〕
○宮本 均委員長 質疑はないか。
○増田好秀委員 初回総括2回目以降一問一答で2点伺いたい。
 34ページ、35ページの11款教育費6項社会教育費2目文化財費13節使用料及び賃借料の借上料について、補正理由は理解したが、そもそも遺跡調査用機械とはどのようなものか。借り上げる内訳を具体的に伺いたい。
 順番が前後したが、2点目として、32ページ、33ページ、1項教育総務費2目事務局費7節報償費の講師謝礼金である。日本語教師への講師謝礼金とのことであるが、19万5,000円の積算根拠を伺いたい。
○考古博物館長 1点目、遺跡調査用機械とはどのようなものかとのことであるが、発掘調査で土を掘り起こすバックホー、掘った土を運搬するためのクローラーである。
 2点目の御質疑であるが、9月末現在で、昨年度1年分の遺跡発掘面積に及んでいる。要するにあと半年分で、今回の補正が何台分のクローラーとの数字は今出ないが、現状としては、そのような厳しい状況だと答弁させていただく。
○義務教育課長 御質疑にあった講師謝礼金19万2,000円の内訳について説明する。
 1回の授業で講師1名当たり2時間で1,500円として2名を派遣する。全8回を1つの期間としていることから、1期間当たりの金額は2万4,000円となっている。当初予算では、16期間の開催により38万4,000円を見込んでいたが、今年度に入り、外国籍児童の就学希望者の急激な増加に伴い、当初を上回る回数の開催が必要となったため、8期間分、19万2,000円の補正予算を計上したものである。
○増田好秀委員 それぞれ理解した。恐らく遺跡調査用機械の積算根拠は過去の実績があって、それに対して積算したと理解しておく。
○廣田德子(ひろたのりこ)委員 初回総括2回目以降一問一答で2点である。
 1問目は確認である。今回、電気代とガス代と非常に予算がかかると思っているが、それぞれ年度末までの見込みの金額を上乗せするのかどうか。
 もう一点は33ページ、2項小学校費1目学校管理費の学校用備品費で、先ほどの説明では、クラスが増える予定なので備品を購入するとのことであるが、具体的には何を幾つ購入されるのか。備品とは、学校の施設の中で一体どのようなものを購入するのか、併せて伺いたい。
○文化施設課長 18ページ、19ページ、2款総務費の17目市民会館費、18目文化振興費の需用費、光熱水費については、年度末までのものを計上している。
○東山魁夷記念館施設長 同じく18ページ、19ページ、23目東山魁夷記念館費の光熱水費について、年度末までの見込みから算出した増額補正である。
○スポーツ課長 同じく18ページ、19ページの25目スポーツ費、光熱水費1,300万円であるが、年度末までを見越した積算の額である。
○生活環境保全課長 24ページ、25ページ、4款衛生費3項環境費2目環境保全費の光熱水費の計上について、同じく年度末に対してのものである。
○生涯学習部長 教育委員会生涯学習部、学校教育部とも年度末までの分で積算している。
○就学支援課長 32ページ、11款教育費2項小学校費、3項中学校費の備品購入費について、併せて御説明する。
 クラス数の増ということで、小学校に関しては35人学級の進行と説明したが、実質の移動であるとか、通常のクラスだけではなくて特別支援学級もあり、それに対応するため、来年度当初から教室を使えるように補正予算を計上するものである。内容としては教壇やクラスのロッカーを準備するための経費になる。ちなみに今回増える数は小学校9クラス、中学校2クラスを見込んでいる。
○廣田德子(ひろたのりこ)委員 備品は学校の備えつけのものと理解する。実はある中学校で生理用品をトイレに置いているが、生徒個々に渡すようなものは備品では買えないと聞いて現場では大変困っているとの声がある。そのようなものを購入できる予算はあるのか。
○就学支援課長 今回計上しているものは備品の経費になるが、今、委員がおっしゃったものは消耗品に当たるかと思う。学校には配当予算ということで、配当しているお金で学校の実情に応じて対応できるものがあるが、今回のクラス増は見込めないところもあるので、そこは柔軟に就学支援課で対応していきたいと考えている。
○松永修巳委員 34、35ページの図書館費で1点。先ほどの説明が雑駁で内容がつかめないので、施設修繕料の内容をいま一度説明願いたい。それによって質疑する。
○中央図書館長 34、35ページの施設修繕料、トイレ洋式化に関する補正予算の内容について説明する。
 令和4年4月1日から建築物等の解体改修工事を行う施工業者について、大気汚染防止法に基づき当該工事における石綿、アスベスト含有資材の有無の事前調査を都道府県に報告することが義務づけられた。その事前調査の費用及び仮にアスベストがあった場合、発生する養生、防じんマスクなどの費用についても併せてかかることになり、昨年度、当初予算を見積もった段階では想定していない費用で、今般工事を行うに当たり予算が足りなくなることが判明したため、不足分の増額補正を計上するものである。
○松永修巳委員 先ほど該当する図書館は3館と説明があったが、もう一度確認で伺いたい。
○中央図書館長 今回、トイレの洋式化を行う地域図書館は信篤図書館、南行徳図書館、平田図書室である。
○松永修巳委員 それだけではどれだけの規模で直すのか、ちょっとつかみづらい。それぞれ何基予定しているのか、もう少し丁寧な説明をしてほしい。
○中央図書館長 信篤図書館2基、南行徳図書館1基、平田図書室1基の修繕を予定している。
○松永修巳委員 今、信篤図書館には和式トイレは幾つあるのか。そのうちの2基で、単価は幾らで、幾らかかるのか伺いたい。
○中央図書館長 信篤図書館のトイレの修繕について説明する。
 信篤図書館については、現状、和式便器が2基ある。今回の修繕により、信篤図書館の洋便器化率は100%となる。積算であるが、全体で227万3,689円となっている。もっとも、今回の補正予算額は、もともと当初予算に計上していた額の不足分と理解願いたい。
○松永修巳委員 言わんとすることは分かるが、300万円の補正予算で信篤だけで約220万円も使って、ほかは約80万円でいいのか。できるのか、確認をしたい。不足分だと言って、それで済む問題ではない。300万円の内訳も示してほしい。
 信篤図書館は男子用の便器は何基あるか分かるか。元々学校として利用されていた跡なので、男子用の小便器が10基以上ある。いつまでもそのままで、その対応はどうするのか。あの図書館は、トイレだけは数がいっぱいあるが、ほとんど使っていないと思う。その辺の理解、考え方、併せて御答弁願いたい。時間がかかるのであれば後日でもいい。
○中央図書館長 信篤図書館の状況についてお答えする。
 信篤図書館の館内にある10基の便器のうち、既に洋便器化されているもの2基、大便器の和便器2基あり、今回、その和便器2基を洋式化するものである。
 質疑者の指摘であるが、小便器に関しては男子トイレの中に5基あるので、それらを全て合計すると10基となろうかと思う。繰り返しになるが、今回洋式化を行うのは館内にある男子トイレの和便器1基、2階にある女子トイレの中の和便器となっている。
○松永修巳委員 300万円の内訳を伺いたい。南行徳図書館が幾らで、平田図書室が幾らか。
○中央図書館長 今回、信篤、南行徳、平田の施設修繕を一括して発注する予定であることから、館別の内訳は大変申し訳ないが、手元に資料がない。見積書の内訳等を確認することで数字は出せると思うので、恐れ入るが、後刻、報告させていただきたい。
○松永修巳委員 委員長、そういうことでいいか。私はいいが、ほかの人が聞く機会がない。
○宮本 均委員長 後刻、報告願いたい。
○中央図書館長 承知した。
○松永修巳委員 今、正確な答弁がないが、明日、私も現場へ行ってよく数えてくる。男子トイレの小便器が5基だというが、5基どころではない、10基以上ある。昔の小学校の特別教室の跡を使っているので、そのままである。地元では非常に使いづらいというより、余り過ぎてしまって、ほかに転用したいぐらいであるが、そのようなこともよく現場を見て環境整備を図ってほしいことを強くお願いしておく。
 なお、このような補正予算を計上するときは、積算の基礎ぐらいはすぐ答弁できるように準備してほしいと要望する。
○宮本 均委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


請願第4-1号 携帯電話基地局を設置又は改造する時には事業者はその計画を地域住民等に対して説明を行うこと及び設置済みの携帯電話基地局についてその事業者は地域住民等の求めに応じて説明を行うことの条例化を求める請願

○宮本 均委員長 請願第4-1号携帯電話基地局を設置又は改造する時には事業者はその計画を地域住民等に対して説明を行うこと及び設置済みの携帯電話基地局についてその事業者は地域住民等の求めに応じて説明を行うことの条例化を求める請願を議題とする。
 御意見を求める。
○小山田直人委員 本請願について、これまでずっと継続して審査してきたが、その間、特段新たな資料等も出てきていない状況である。請願者が求めている内容は、地域住民等の求めに応じて説明を行うことを条例化してほしいとのことであるが、今後、5Gがどんどん推進されていって、このようなものは国、総務省が大手キャリアの会社と連携して推進している内容であり、総務省自身がどう認識しているのかを私のほうで調べてみた。
 古い国会答弁で大変恐縮であるが、それだけ昔からこのような問題を取り扱っているということである。平成22年に公明党の浜田参議院議員が質問されており、総務省としてはどう対応しているかの回答としては、携帯電話事業者に対する指導については、これまでも携帯電話用基地局が発射する電波の安全性についての情報提供を適切に行うとともに、設置予定の携帯電話用基地局に関する事業者への問合せ先を周知するよう要請し、また、総務省において、住民から要望を受けた際には関係の携帯電話事業者に要望内容を伝え、住民への適切な説明を行うよう要請するなどの十分な対応を行ってきたものと認識しており、現時点ではこれ以上の対応を取る必要はないと考える。携帯電話用基地局の開設に当たり、住民への説明及び住民との合意を新たに義務付けることについては、これまでのところ、携帯電話事業者は総務省の要請に基づき、携帯電話用基地局の周辺地域の住民への説明を十分に果たしているものと考えており、との答弁が出ていた。この答弁を見る限り、総務省が中心的な役割を担って、住民の要望に応えて説明する義務があるとの認識はしっかりされていると思う。
 したがって、今回、市で条例をつくったとしても、いわゆる大手キャリア会社で市の事業者ではないので、効果があまり出ないのかなと思う。今後、説明がうまくいかないということであれば、やっぱり総務省なり、そのようなところから大手キャリア会社に対してしっかりと求めていく姿勢を強化していったほうがいいのではないかと私は考えるので、今回、この条例化に関しては賛成しかねる。
○増田好秀委員 小山田委員から貴重な情報を共有していただいた。不採択である、採択であるということもそうであるが、国の状況に応じてということは、恐らくそういうこともあると思う。ただ、それとは別に、今まで審査している中では、やはり他市のほうでも、この請願内容のような条例があって運用していることもあって、そこも含めて調べていくということだと思う。
 小山田委員も言われたように、今後、5Gなどの基地局も建っていくに当たって、また問題になっていくというか、この案件自体がまた出てくる可能性もあると思っている。大手キャリアのこともあるので市の条例では……ということもあると思うが、この請願の趣旨自体が、条例がないことによって、キャリアからは説明義務がないと言われるという問題に対しての請願であるので、市として、このような条例があれば、より話しやすくなる、根拠ができるというのが前提であると思う。このタイミングで不採択、採択ということではなくて、状況が変わっていくこともあると思うので、もう少し調べて、今回のように、小山田委員が1人の委員として調べていただいている経緯も含めて継続審査にしたほうがいいのではないかとの意見である。
○小泉文人委員 私は小山田委員と同じような方向を向いているかと思っていて、こちらの請願については増田委員からも、今後のことを考えて条例化だとか、また継続審査との意見もあるが、先ほどるるお話があったように、総務省の総合通信基盤局で担当している作業である。今後のことを考えて、私たちの町でこのようなものを条例化していこうというのであれば、より一層調べも必要であるし、今、ここでというのは時期尚早だと思う。既に国立やつくばでいろいろな事業として、条例で進んでいるようであるが、私のほうで連絡をして調べたところによると、まだまだそこがしっかり活用し切れていないと同時に、条例と実態とが乖離している部分がまだあるのではないかと思っているので、私は時期尚早ということで、今回は取り扱わないという方向と考えている。
○荒木詩郎委員 私も持ち帰って検討していたが、今、お二方から時期尚早だとの意見、また、総務省の見解もあったが、同じような考え方であり、現段階においては科学的知見が明確に判断できない。この請願を読んでも、科学的な知見について明確に記述がない。それから、先ほどのお話にもあったように、本来、こうした問題の制度設計は国に求めるべきであって、全国で足並みをそろえて立法化をするべきだと私は思っている。そうした観点から、今回、そのような立場に立って採択しかねるというのが私の見解である。
○宮本 均委員長 採決する。
 本請願を閉会中継続審査事件とすることに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○宮本 均委員長 挙手少数。よって本請願を閉会中継続審査事件とすることは否決された。
 続いてお諮りする。本請願を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○宮本 均委員長 挙手少数。よって本請願は不採択とすべきものと決した。
 次に移る。


所管事務調査

○宮本 均委員長 お諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○宮本 均委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。


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