更新日: 2023年2月20日

令和4年12月 市川市議会 建設経済委員会

開会

午後3時30分開議
○大久保たかし委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。


○大久保たかし委員長 この際、委員の皆様に申し上げる。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、本日、本委員会に説明員として出席予定であった道路管理課長が欠席するとの報告を受けている。このため、道路管理課主幹が代わりに出席し、説明または答弁を行うので御承知おき願いたい。


○大久保たかし委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭、私、委員長に対し発言方法、1、全て総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名のった上で発言されるようお願いしたい。


議案第39号 令和4年度市川市一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会に付託された事項

○大久保たかし委員長 議案第39号令和4年度市川市一般会計補正予算(第7号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔商工業振興課長、農業振興課長、臨海整備課長、観光政策課統括課長、道路管理課主幹、道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道管理課長、街づくり計画課長、公園緑地課長、動植物園長 説明〕
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○中町けい委員 一問一答で1問である。補正予算書の27ページ、18節、多目的防災網設置事業補助金。農家への支援だと思うが、この点について7,828万4,000円を計上しているが、何人当たり、どの程度の支援を見込んでいるかの内訳と、利用者がどの程度負担するのか。利用者負担割合も含めて伺いたい。
○農業振興課長 内訳である。今回の補正については、負担割合が事業経費の6分の5、約83%になっており、残りの6分の1は農業者の方の負担である。どの程度の農家がとのことであるが、今年度の補正では、農家件数17件、実施面積854アール、事業単価10アール当たり110万円を見込んでいる。854アールに対し、10アール当たり110万円を掛け合わせて事業総額が9,394万円。その中で6分の5を補助する形になるので、補助率を掛け合わせて7,828万4,000円と積算した。
○中町けい委員 もう一つ伺いたい。13ページに県からの助成の歳入が3,131万3,000円とあるが、今、支出に計上している7,800万円は、相殺すると、実質、引いた分が市の補助金の歳出になるという認識で合っているか。
○農業振興課長 お見込みのとおりで、県の負担割合が事業費の3分の1、市の負担が2分の1、50%である。両方掛け合わせて、歳出としては6分の5になるが、そのうち歳入として県から3分の1を見込んでいるところである。
○中町けい委員 分かった。
○石原よしのり委員 補正予算書28ページ、土木費、土木管理費、土木総務費の補償補塡及び賠償金、補償金の支障電柱移設補償金18万2,000円の1問である。今回の概要説明資料の10ページのところを見てほしい。国府台5丁目の支障電柱の移設の話である。
 質疑としては、このケースを一つ例で言ってほしいが、移設しようと決めたのはいつ頃の話で、工事費などをいつ予算計上していて、今回の補償金を予算で払うことを決めて、いつ実施できるのか。その辺はどうなっているのか。
○道路管理課主幹 去年、現場に立ち会い、移設すると決めていた。ここは一方通行のバス通りであり、通行止めにするという協議が調わなくなり、今年度に実施するような形で1年ずれた。
○石原よしのり委員 なぜ聞いているかというと、ここは今おっしゃったとおり一方通行の通りで、写真で言うと、向こう側から手前に向かってバスが走ってくる道である。ところが、これは同じ道路建設課のどこかでやっていると思うが、1本南側の反対の一方通行の道を拡幅して相互通行にし、ここをバスが通るように変わる。来年度早々からバスの通行がなくなり、普通の一般車も相互通行道路を通るので、ほとんど通らなくなる道である。当時、バスが走るのに邪魔だったので移設しなければいけないというのは分かるが、決まった時期と比べて、電柱を移設するのには金もかかるし、補償金も払わなければいけないのならやめればいいと私は思う。何でこれがやめられずに、今さらまた補償金でこんなことをやる必要があるのか。市役所というのは一旦決めたらやめられないのか。どういうふうになっているのか知りたい。
○道路管理課主幹 もともと道路の境界が奥まっていたが、実際的にこの家がセットバックされて、写真を見ていただくとおり、本来の境界の位置に新しい家が建ったおかげで電柱が出っ張ったように見えてしまって、通行していると危ないといった苦情があり、移設する形に踏み込んだ。
○石原よしのり委員 ここの場合は特殊な例で、交通の支障はなく、本当なら特段バスも普通の車も通らなくなるので要らないが、セットバックし、電柱だけ道にかなり出てきてしまったのでやるという理解でよいか。
○道路管理課主幹 そういう考えである。
○石原よしのり委員 ここのケースはそれで分かった。
 最初の質疑に関わるが、こういうふうにバスの通行が変わるだとか、電柱の移設とか、いろんな計画をしていても不必要になるケースがある。この場合はセットバックしたので別であるが、そのようなときはやめることはできるのか。そういうふうにいつも考えているのか。そこら辺はどうか。
○道路管理課主幹 もちろんケース・バイ・ケースであるが、そういった不必要になる場合、無理やり動かすことはしないこともあり得ると思う。
○石原よしのり委員 分かった。要するに本当に必要なくなったら撤回することもあるかと質疑したら、そうであるという答えだったと理解してよいか。
○道路管理課主幹 結構である。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第41号 令和4年度市川市下水道事業会計補正予算(第3号)

○大久保たかし委員長 議案第41号令和4年度市川市下水道事業会計補正予算(第3号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明は終わった。
 質疑はないか。
○石原よしのり委員 今回は改修工事費を1問だけ伺いたい。補正予算書の83ページ、概要説明資料の一番後ろ、8ページ。
 概要説明資料3ページに一応説明があるが、欠真間ポンプ場が老朽化し、排水能力が低下しているため改修を行うとのことである。老朽化して改修を行うのなら、何で最初から当初予算に計上せず、補正予算に計上したのかが1点の質疑。
 もう一つは、今回の改修工事で、例えば降水1時間当たり何㎜対応が何㎜になるとか、どのような能力になるのか。新しいものは今までの排水能力からどうなるのか。その辺の説明をお願いしたい。
○河川・下水道管理課長 欠真間ポンプ場の排水ポンプの改修工事費についての御質疑で、まず今回補正をするが、もともと令和3年11月の点検時において、4台あるポンプのうち、3号ポンプと4号ポンプの2台に不具合が確認された。その後、ポンプを引き揚げて点検したところ、3号ポンプは、故障して運転できない状況で、4号ポンプは、運転は可能であるが排水の能力が落ちていることが確認できた。そのため、早急に大雨に対応する必要があることから、まず、故障している3号ポンプについては、令和3年度、今年の4年の2月補正において、先行して改修、修繕を進め、今年度内に完成する見込みである。昨年3月の豪雨のように、年間を通して大雨のリスクがあるため、引き続き、4号ポンプについても、早急な改修に取りかかりたいとのことで今回補正予算を計上した。
 2点目の能力の向上については、基本的にポンプを更新するが、もともとこのポンプ場で計画し、整備している排水能力を回復することが目的であるため、ポンプ自体のもともと発揮する能力が今回新しいもので増加するということではない。
○石原よしのり委員 時期の話は、結局、去年の11月に不具合が判明し、3号ポンプは先に補正予算を計上したが、4号ポンプは、検討しているうちに当初予算の時期を過ぎて今回までずっと検討した上で、補正予算で対応するとの時系列的な流れがあったので今になったという理解でよいか。
○河川・下水道管理課長 まず、当初2台不具合が生じたということで同時に改修することも考えたが、やはり予算の制約もあり、年度ごとの工事費用を平準化していくことも大切であるので3号ポンプを先行した。3号ポンプの改修後、速やかに4号ポンプの改修に取りかかれるよう考えたところ、今回の補正になった。
○石原よしのり委員 結局、4年度にやるのでどうかと思うが、そこは分かった。
 能力的には元に回復するとのことで、30㎥が30㎥となると思う。これは市川市が今まで想定していた最大1時間雨量50㎜対応ということでよいか。
○河川・下水道管理課長 もともと時間雨量50㎜を目標に対応するために整備を進めているので、それを前提に造られているポンプ場の能力を回復するというところである。しかしながら、このポンプ場については、整備率が計画に対して70%となるので、長期的には今後さらに増強も考えていかなければいけない計画となっている。
○石原よしのり委員 整備率というのは、欠真間のエリアで大雨が降ったときに、ここの1か所だけでは全部がきちんと対応できない。整備というのは、どこかにまたポンプ場を造るか、あるいは、ここのポンプ場の能力を大きく変えるかも将来的には考えなければいけないという説明と理解してよいか。
〔発言する者あり〕
○大久保たかし委員長 必要なら、後でやってほしい。
 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。


○大久保たかし委員長 暫時休憩する。
午後4時21分休憩
午後4時23分開議
○大久保たかし委員長 再開する。
 傍聴について、現在12名の傍聴希望がある。定員は7名と決まっているが、後方に空席があるため、委員長としては、さらに5名の傍聴希望を受け入れたいと思うが、御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認め、そのようにさせていただく。


請願第4-5号 市川市宅地開発事業に係る手続及び基準等に関する条例に関する請願

○大久保たかし委員長 請願第4-5号市川市宅地開発事業に係る手続及び基準等に関する条例に関する請願を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○大久保たかし委員長 御意見を求める。
○西村 敦委員 この請願、私もかなり深く読み込ませていただいた。近隣の方については、非常に苦労されている窮状も理解している。また、建築業者が非常に不誠実な対応をしているとも聞いているので大変なのだろうと、その辺の理解はしている。ただ、条例の改正となると、お願いする、すぐ分かったという感じだと――この条例を基に、当然、ほかの建築物をやっている方もおられるかもしれないし、今後のことも考えて、その辺の影響がどれだけあるのかも踏まえてもうちょっと時間をかけて調べたいという気持ちもあるので継続審査にしていただきたい。
○石原よしのり委員 この請願が出てきた背景というのが、八幡5丁目の、先ほど西村委員がおっしゃったような大変不誠実な対応をして、いまだに住民協議、説明が調っていないケースがあったので出てきたと理解している。そういう中で、実際、どういう条例の改正なり何なりの解決方法があるのかを我々が探ることは当然重要だと思う。ただ、私も今回、条例改正案のとおりに賛成できるかというと、西村委員がおっしゃったように、確かに調査は必要だと同意する。
 そういう意味では委員会なのか、あるいは委員会から街づくり部、市長部局に指示して、ここで言う社員寮の、市川市内で過去に建設して、緩和要件を満たした上で建設した事例がどのくらいあって、そこは本当にちゃんと自動車の駐車需要がない形態で運営できているのか、できてないのかをできるだけ早く調べていただくという条件をもって、今回はその結果を待つための継続審査とするのが妥当と思っている。
○大久保たかし委員長 ほかに御意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 本請願を閉会中継続審査事件とすることに賛成の方の挙手を求める。
○石原よしのり委員 そういう意味では、先ほど調査するということを西村委員も私も言っているので、それを条件というのは変であるが、やるということで。
○大久保たかし委員長 条件と言ってしまうと、今後、こういうものは全部条件がついてしまう。
 本請願を閉会中継続審査事件とすることに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○大久保たかし委員長 挙手多数。よって本請願は閉会中継続審査事件とすることに決した。
 次に移る。
 傍聴人の方は退席していただいて結構である。


所管事務調査

○大久保たかし委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。


○大久保たかし委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後4時42分散会

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