更新日: 2023年7月7日
令和5年2月 市川市議会 総務委員会
委員会概要 令和5年2月28日(火)午後1時
場所
第1委員会室
出席委員
- 委員長
- 久保川隆志
- 副委員長
- 石原たかゆき
- 委員
- 佐直友樹
鈴木雅斗
清水みな子
金子貞作
松永鉄兵
越川雅史
堀越優
かいづ勉
岩井清郎
欠席委員
なし
説明のために出席した者の職氏名
- 危機管理室長
- 佐久間剛
- 危機管理課長
- 染谷俊存
- 危機管理課副参事
- 森田かおり
- 地域防災課長
- 稲垣 毅
- 地域防災課副参事
- 川上陽
- 広報室次長
- 田中雅之
- 広報広聴課長
- 坂井創一
- 秘書課長
- 日暮真司
- 総務部次長
- 福田雅人
- 総務課長
- 樋口智昭
- 総務課副参事
- 宮本隆之
- 人材育成担当室長
- 山影聡香
- 職員課長
- 吉成 悟
- 健康経営担当室長
- 益子隆司
- 多様性社会推進課長
- 佐々木 敏樹
- 法務課長
- 佐藤謙三
- 企画部次長
- 山室繁央
- 企画課長
- 仙波俊郎
- 行政経営・DX課長
- 山﨑裕幸
- 中核市移行準備課長
- 植松美穂子
- 国際政策課長
- 鈴木久美子
- 健康都市推進課長
- 中崎 士
- 財政部次長
- 松丸晃博
- 財政課長
- 遠山 忠
- 管財課長
- 越堂達志
- 契約課長
- 山本有香子
- 技術管理課長
- 福永知義
- 納税・債権管理課長
- 岩井 滴
- 納税・債権管理副参事
- 西村 直
- 市民税課長
- 富川雅晴
- 固定資産税課長
- 片端正朗
- 情報政策部次長
- 荒井俊行
- 情報政策課長
- 大塚信之
- Web管理課長
- 浅生浩克
- 情報システム課長
- 宇津木 正
- 情報管理課長
- 櫻井千里
- 市民部次長
- 河野謙一
- ワンストップサービス担当参事
- 伊藤 博
- 地域振興課長
- 木村 進
- ボランティア・NPO課長
- 佐藤暢一
- 市民安全課長
- 野村良二
- 市民課長
- 菊池淳郎
- 総合市民相談課長
- 須賀裕子
- 国民年金課長
- 毛利洋美
- 大柏出張所長
- 祟本 浩
- 市川駅行政サービスセンター所長
- 白鳥武志
- 市川駅行政サービスセンター副参事
- 松尾 昇
- 建築指導課長
- 野田晃生
- 建築指導副参事
- 酒井佳奈子
- 行徳支所次長
- 小川広行
- 行徳支所総務課長
- 市川洋介
- 行徳支所市民課長
- 小川 敦
- 南行徳市民センター所長
- 福地秀光
- 会計管理者
- 板垣道佳
- 議会事務局次長
- 六郷真紀子
- 庶務課長
- 藤城好明
- 選挙管理委員会事務局長
- 小林茂雄
- 選挙管理委員会事務局次長
- 髙城 晃
- 監査委員事務局長
- 鎌田秀孝
- 監査委員事務局次長
- 西澤重悟
- 消防局次長
- 角田誠司
- 消防局次長
- 井出智晴
- 消防総務課長
- 今井 隆
- 消防総務課副参事
- 藤井克之
- 企画管理課長
- 近田直人
- 企画管理課副参事
- 羽田野 清
- 指令課長
- 宮澤次郎
- 予防課長
- 石毛 淳
- 予防課副参事
- 八田浩一
- 警防課長
- 角 光宏
会議に付した事件
- (1)議案第42号 市川市行政組織条例の一部改正について
- (2)議案第43号 市川市役所駐車場等の設置及び管理に関する条例の一部改正について
- (3)議案第45号 市川市公共施設整備基金の設置、管理及び処分に関する条例の制定について
- (4)議案第48号 令市川市手数料条例の一部改正について
- (5)議案第59号 令和4年度市川市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会に付託された事項
- 第1条|第1項|歳入歳出総額
- 第1条|第2項|歳入|全款|
- 第1条|第2項|歳出|第2款|総務費のうち第1項、第17目市民会館費、第18目文化振興費及び第25目スポーツ費を除く全部
- 第1条|第2項|歳出|第10款|消防費
- 第1条|第2項|歳出|第13款|諸支出金
- 第3条|繰越明許費の補正のうち総務費
- 第5条|地方債の補正
- (6)議案第64号 令和5年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項
- 第1条|第1項|歳入歳出総額
- 第1条|第2項|歳入|全款|
- 第1条|第2項|歳出|第1款|議会費
- 第1条|第2項|歳出|第2款|総務費(ただし、第1項第6目財産管理費は別紙3、4記載の経費を除くほか、第17目市民会館費、第18目文化振興費、第23目東山魁夷記念館費及び第25目スポーツ費を除く)
- 第1条|第2項|歳出|第3款|民生費のうち第1項第4目国民年金費
- 第1条|第2項|歳出|第7款|商工費のうち別紙1記載の経費
- 第1条|第2項|歳出|第9款|土木費のうち別紙2記載の経費
- 第1条|第2項|歳出|第10款|消防費
- 第1条|第2項|歳出|第12款|公債費
- 第1条|第2項|歳出|第13款|諸支出金
- 第1条|第2項|歳出|第14款|予備費
- 第3条|債務負担行為のうち第4段及び第5段
- 第4条| 地方債
- 第5条|一時借入金
- 第6条|歳出予算の流用
※議案の内容については総務課のページをご参照ください。
会議概要
午後1時2分開議
○久保川隆志委員長 ただいまより総務委員会を開会する。
○久保川隆志委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に委員長に対し発言方法、①総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑願いたい。
また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるよう願いたい。
○久保川隆志委員長 議案第42号市川市行政組織条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○行政経営・DX課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査願いたい。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 総括で1点伺いたい。他市では、市営住宅課は街づくり部に属することが多いが、市川市では福祉部である。その辺は検討されたのか、他市の事例を参考にしてこれが妥当なのか伺いたい。
○行政経営・DX課長 確かに、他市では市営住宅課は街づくり部にあることが多いが、本市では福祉住宅の要素も強いため福祉部に所属している。これに関しては今回特に検討を行っていない。
○金子貞作委員 住宅問題はまちづくりの課題である。これが福祉部になっていることは、まちづくりの位置づけとして駄目なのではないか。大町の市営住宅は、以前は抽せんで入居者が決まっていたが、今は困窮世帯が優先になっているので若い世代がいなくなった。だから、学校に1クラスしかない。まちづくりの大きな問題点だと思うので、今後検討してほしい。
○岩井清郎委員 1点確認である。シティセールスはどこが担当するのか。
○行政経営・DX課長 シティセールスの担当部署としては、市の魅力を外に発信するという意味で、観光部と企画部が共同して担っていくべきものと考える。
○岩井清郎委員 本市の一番弱いところはそこである。観光はシティセールスとは違う。シティセールスはどこが担当するのか、今、企画とはっきり答弁があったので、きちんとすべきである。企画課か広報広聴課かがはっきりしていないところが、市川市の名前を日本中に発信できない一番の弱点だと思っている。それを踏まえてもう一度答弁できるか。
○行政経営・DX課長 今後、広報を担当する新しい市長公室と、関係部署と協議したい。
○岩井清郎委員 広報は企画ではないので、また2つでばらばらになってしまう。
○行政経営・DX課長 規則の中で、現在の広報室は、「市政の周知宣伝に関すること。」とあるので、所管してもらうとともに、企画部とも調整して進めたい。
○岩井清郎委員 しっかりやってもらいたい。
○堀越 優委員 1点、伺いたい。総務部の中に、行政対象暴力担当室がある。以前は警察からの出向で警察官が来ていたが、席が市川警察に移ったと聞いている。今回、市役所に席があるのかないのか。
○行政経営・DX課長 席はある。現在、調整中である。
○堀越 優委員 そこにずっといるわけではなく、市川警察にも席があって、行き来しているということか。
○行政経営・DX課長 現在、第1庁舎、第2庁舎等いろいろ回っており、警察に席があるのかは分からない。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 続いて、議案第45号市川市公共施設整備基金の設置、管理及び処分に関する条例の制定についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○行政経営・DX課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査願いたい。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 続いて、議案第43号市川市役所駐車場等の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○管財課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査願いたい。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 続いて、議案第48号市川市手数料条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○建築指導課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査願いたい。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後1時15分休憩
午後1時17分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
議案第59号令和4年度市川市一般会計補正予算(第9号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
この際、委員の皆様に申し上げる。補正予算の審査については、本委員会に付託された事項を一括して審査するのが通例であるが、今定例会は審査項目が多いことから、お手元に配付の審査順序のとおり分割して進めるので御了承願いたい。
まず、歳出第2款総務費第1項総務管理費のうち、本委員会に付託された事項について説明を求める。
〔職員課長、総務課長、管財課長、行政経営・DX課長、行徳支所総務課長、情報システム課長、地域振興課長、ボランティア・NPO課長、市民安全課長、市川駅行政サービスセンター所長 説明〕
○久保川隆志委員長 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、予算書のページ数、項目を明示するよう願いたい。
質疑はないか。
○越川雅史委員 1点だけ伺いたい。26、27ページ、第4目文書管理費第12節委託料、非識別加工情報作成委託料は、義務的経費でもなければ、扶助費でも、人件費でも何でもなく、政策的判断を有する予算であると思う。原則として、こうした予算の計上は見送る話であったにもかかわらず、あえて予算計上された経緯がある。毎年多額の予算が計上されながらもほとんど利用されないが、なぜ計上したのか。この1年を通じてどのような成果があったのか説明してほしい。
○総務課長 非識別加工情報作成委託料は、現在の市川市個人情報保護条例で制度が定められており、条例が存在する以上は予算に計上し、事業者からの提案があり、それが要件を満たしていれば提供することになるため、令和4年度の当初予算には計上した。その後、実際に提供に至るものはない。事業効果としては、結果は出ていない。
○越川雅史委員 当初、非識別加工情報を使い、市川市に革新を起こすような触れ込みであったが、実際に使われない、何の成果も上がっていないものが予算計上されてしまうと、ただでさえ、子どもの給食費、子ども医療費助成に予算を割かなければいけない、いろいろな基金の積立てをしなければいけない中で、こうした予算計上は可能な限り避けてほしいと指摘しておく。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
○久保川隆志委員長 理事者の入替えのため休憩する。
午後1時36分休憩
午後1時37分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
次に、歳出第2款総務費第2項徴税費から第4項選挙費、第10款消防費、第13款諸支出金、歳入全款、繰越明許費のうち総務費及び地方債について説明願いたい。
〔固定資産税課長、市民課長、選挙管理委員会事務局次長、消防総務課長、管財課長、納税・債権管理課長、財政課長、行政経営・DX課長、南行徳市民センター所長、情報政策課長 説明〕
○久保川隆志委員長 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、予算書のページ数、項目を明示するよう願いたい。
質疑はないか。
○岩井清郎委員 7ページ、一番上の繰越明許費の補正、デジタル地域通貨推進事業を、もう一度説明願いたい。
○行政経営・DX課長 1月に行った一般競争入札の入札不調に伴い、当初予定していた委託期間が十分に確保できず、年度内の業務完了が見込めないことから繰り越すものである。
○岩井清郎委員 入札不調となった原因と考えられる理由を伺いたい。
○行政経営・DX課長 入札不調の原因は、公告期間が年末年始と重なり、事業者が入札に参加する準備期間を十分に確保できなかったこと、仕様の業務内容が広範囲にわたっていたことが要因と考えられる。
○岩井清郎委員 入札業者はいなかったと理解していいか。
○行政経営・DX課長 1月の入札に関してはいなかった。
○岩井清郎委員 入札業者がゼロということでいいか。
○行政経営・DX課長 そのとおりである。
○岩井清郎委員 よく分析して、しっかり検討してほしい。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 予算の総額については、他の常任委員会の審査結果を確認の上、修正等がなければ承認することで、了承願いたい。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後2時6分休憩
午後2時7分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
議案第64号令和5年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
審査に当たっては、お手元に配付の審査順序のとおり進めるので御了承願いたい。
まず、歳出第1款議会費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と大幅に変わった点について説明願いたい。
〔庶務課長 説明〕
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○越川雅史委員 74、75ページの第1款第1項第1目議会費、第18節の政務活動費補助金について、事実に基づかない内容のビラを政務活動費を使って発行する際、議会事務局がお墨つきを与えるかのような発言が本会議であったように聞こえたが、この辺りの審査はどのようにしていて、お墨つきを与える判断基準はどこにあるのか。
○庶務課長 政務活動費は、条例及び規則、また、細部の手続や具体的な使途、基準等をまとめた運用手引に沿って審査している。事実に基づかないこと、議場以外での話については、本人に、差控えたほうがいいのではないかと説明はしている。
○越川雅史委員 事実に基づかないことについて、議会事務局が了承したことは過去にもないし、ルール上もしていないと理解していいか。
○庶務課長 そのとおりである。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 次に移る。
○久保川隆志委員長 暫時休憩する。
午後2時10分休憩
午後2時12分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
次に、第2款総務費のうち第1項第1目一般管理費から第7目企画費、第7款商工費及び第9款土木費のそれぞれの予算のうち本委員会に付託された事項について並びに債務負担行為のうち第4段について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と大幅に変わった点について説明願いたい。
〔職員課長、人材育成担当室長、総務課長、広報広聴課長、管財課長、企画課長、行政経営・DX課長 説明〕
○久保川隆志委員長 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、予算書のページ数、項目を明示するよう願いたい。
質疑はないか。
○清水みな子委員 総括である。297ページのデジタル地域通貨負担金について、50万人都市で、有権者でも35万人いる中で、対象者が1万5,000人、何%という中での実証実験は少ないのではないか。
○行政経営・DX課長 他市で行った実証実験の募集人数を確認したところ、おおよそ人口の約1%から5%の募集となっており、本市では50万人の3%で1万5,000人を想定したものである。
○清水みな子委員 ほかの地域の実証実験では、その後も続けている。進めるための実証実験はあまり聞かないが、実証実験でいろいろな項目を検証した上で、うまくいかないときにやめるという選択はあるのか。
○行政経営・DX課長 まずは、今回の実証実験を基に行う検証結果を踏まえて判断したい。
○岩井清郎委員 1点伺いたい。95ページ、市政戦略会議委員報酬について、昨年度の成果と、今年度の目標はあるのか聞かせてほしい。
○行政経営・DX課長 昨年度の市政戦略会議は、新型コロナウイルス感染症により変化した市民生活に見合う行政サービスを提供するためにあらゆる施策、取組を試行錯誤していたことから開催していない。今年度は、将来にわたり持続可能な行政運営を行うため、全職員が庁内の行財政状況に対する危機感を共有し、同じ目標を持ち、効率的な業務遂行を行うための指針をつくりたいと考えている。
○岩井清郎委員 市政戦略会議はいつ頃設置されたのか。
○行政経営・DX課長 市川市市政戦略会議条例は平成22年10月に設置された。
○岩井清郎委員 市政戦略会議が存続するのであれば、目的、位置づけをもう一度しっかり考えることも大切である。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 次に移る。
○久保川隆志委員長 休憩に入る。
午後2時30分休憩
午後2時32分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
次に、第2款総務費第1項第8目支所及び出張所費から第14目地域振興費及び債務負担行為のうち第5段について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と大幅に変わった点について説明願いたい。
〔行徳支所総務課長、総務課長、危機管理課長、情報政策課長、管財課長、地域振興課長、情報管理課長 説明〕
○久保川隆志委員長 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、予算書のページ数、項目を明示するよう願いたい。
質疑はないか。
○岩井清郎委員 一問一答で、103ページの震度表示システム構築委託料、119ページの大型バス等運行委託料の2点である。
最初に、震度表示システム構築委託料を詳しく説明願いたい。
○地域防災課長 103ページ、震度表示システム構築委託料は、現在、千葉県が庁舎東側に震度計を1個設置しているが、隣接自治体と比較すると震度が低く出てしまう。より正確な表示をするため検討したところ、国立研究開発法人防災科学技術研究所が市内2か所に震度計を設置していることが分かった。これを本市の震度として表示することができることになった。また、気象庁と調整した結果、3か所のうち一番高かった震度を市川市の震度として表示することとなり、昨年11月から運用を始めている。しかし、今、市は震度計の表示を見ることができないので、来年度、庁舎と消防局ですぐ見られるように、表示システムを導入するための委託料である。
○岩井清郎委員 時々、市川市の震度が出てこないと言われる理由も分かった。市川市の震度が市民に分かるようになるということで了解した。
大型バスについても、もう一度説明願いたい。
○管財課長 市有バス貸出事業は、令和2年まで行っていたが、現在、中型バス1台、マイクロバス2台のみであり、全ての要望に応えるのは難しい。令和5年度は、市主催事業、シティセールス関連事業、他自治体主催の地域間交流事業の参加などに限定して、大型バスが必要となるものについては委託で再開しようと考えている。
○岩井清郎委員 これが再開すると、今まで利用していた自治会、高齢者クラブ等、地域のいろいろな団体から要望が出てくると思うが、応えられるのか。
○管財課長 以前は年間約600件の利用があった。それと同じように実施するのは難しいと考える。令和5年度は基準を見直し、限定した形で実施し、その中で要望等を踏まえ、令和6年度事業に向けて検討したい。
○岩井清郎委員 コロナ禍でバス運行ができなくなっていた、この二、三年の現状から、次のステージに移る第一歩だと理解している。市民の要望や財政のことを、よく考えて将来の検討をしてほしい。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 次に移る。
○久保川隆志委員長 次に、第2款総務費第1項第15目多様性社会推進費から第27目諸費のうち本委員会に付託された事項について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と大幅に変わった点について説明願いたい。
〔多様性社会推進課長、総合市民相談課長、ボランティア・NPO課長、市民安全課長、国際政策課長、市川駅行政サービスセンター所長、健康都市推進課長、総務課長 説明〕
○久保川隆志委員長 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、予算書のページ数、項目を明示するよう願いたい。
質疑はないか。
○岩井清郎委員 1点、151ページ、第26目第11節の通信回線料の47万5,000円について説明を願いたい。
○健康都市推進課長 公民館等に20か所置く体組成測定機器等をインターネットにつなぐための通信料である。
○岩井清郎委員 率直に、高いという感想である。
○清水みな子委員 151ページ、使用料及び賃借料の借上料、講演会会場借上料と体組成測定機器等借上料について伺いたい。講演会は、令和4年度は4回の健康講演会に何人参加したのか。5年度も4回だが、同じぐらいの人数になるのか。体組成測定機器等借上料は、メンテナンス等も含まれた金額か。
○健康都市推進課長 151ページ、借上料について説明する。令和4年度の延べ参加人数は、4回で合計1,099人である。令和5年度も同様に4回開催したい。会場借上げは市川市文化会館小ホール定員400名、行徳文化ホールI&Iの定員は600名である。コロナの状況もあるが、定員は満杯にしたい。
体組成測定機器のメンテナンスについては、リース料の中に入っている。
○清水みな子委員 健康講演会はユーチューブ等で見られるのか。また、健康ポイントと重ねた部分であるが、今、5,000人を対象に行っている。その人たちにも健康講演会をアピールすると思うが、リンクされているのか。
○健康都市推進課長 講演会のウェブ等での公開は、歯科医の小林先生に行っていただいた令和4年の第1回、2回は2月24日まで公開していた。あまり長く公開してしまうと、次の講演などに影響してしまうので、講演者との話合いで公開日時は限定されている。谷本先生についても限定して行うのであればいいということで、第3回、第4回も近日公開したい。内容は概要版である。
健康ポイントとの連携について、確かに健康講演会については、参加してもらうとその分は行政ポイントしてポイントをもらえるものであるが、こちらは健康ポイントという、5,000人を対象にして受け入れた、歩数と測定コーナーでポイントをためていく人以外のところで、全市民49万人を対象とした行政ポイントとなっているので、5,000人に当たらなくても、健康講座に参加すれば行政ポイントを獲得できる。
○越川雅史委員 一問一答で2点、148、149ページ、健康都市推進費、7節報償費講師謝礼金と、第13節、151ページの体組成測定機器等借上料である。
まず、講師謝礼金が50万円を4人分、令和4年度の実績は4回で1,099人の来場。5年度も同じような入場者数だと、1人当たり2,000円で招待している計算である。そうしたときに、健康事業の費用対効果として、ICHICOもやる、これもあれもやるという話であるが、この200万円を講演会に使うのと、200万円分をポイントに換えて、ポイントは400万円分か500万円分だと思うが、200万円程度予算が増えるので、もっと多くの人が参加したり、健康になるということで、たくさん歩いても1人2,000円もポイントはもらえなかったと思うが、何が一番効果的かということをどのように検証して予算計上を図ったのか。それとも、講演会は著名人を呼んで4回やる方針が決まっていてこの予算計上になっているのか説明願いたい。
○健康都市推進課長 健康講演会の位置づけについてである。課内で検討した結果、まずは知識、意識を向上させ、次の段階で、実際に歩く、食事を変えるなどの培った知識を実践し、そして継続と、段階的に次に行く一歩目としては、知識、意識を上げていくために健康講演会などに経費を使うべきだと考えた。そして、第2、第3段階につなげていく起爆剤にしたいとの考えから、健康講演会を行う判断をした。
○越川雅史委員 取りあえず行ってみるのは仕方ないかもしれないが、有名人を呼んで、ただで講演会をやって人を集めるのではない、違う講演会のやり方もあると思うので指摘しておく。
次に、体組成測定機器は、12月定例会でも質疑したかもしれないが、あらためて、年間で延べ何人ぐらいが利用して、どんな効果を目指しているのか。
○健康都市推進課長 体組成測定機器の利用見込みであるが、20か所あり、1日当たり20名の参加、年間200日で、延べ8万人である。(発言する者あり)担当者でもっと詳しく出しているものがあったのでそちらを答えたかったが、8万人でお願いする。
○久保川隆志委員長 それから、効果についてである。
○健康都市推進課長 先ほど答弁したとおり、知る、意識を上げるということと、こちらの体組成測定機器もかみ合っている。まずは、体重計に乗ったり、血圧を測って、自分の体の状況を知ることが健康づくりの第一歩となる。それを効果として考える。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 次に移る。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後3時12分休憩
午後3時45分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
次に、第2款総務費第2項徴税費から第6項監査費及び第3款民生費第1項社会福祉費第4目国民年金費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と大幅に変わった点について説明願いたい。
〔納税・債権管理課長、市民課長、選挙管理委員会事務局次長、総務課長、監査委員事務局次長、国民年金課長 説明〕
○久保川隆志委員長 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、予算書のページ数、項目を明示するよう願いたい。
質疑はないか。
○清水みな子委員 1点伺いたい。161ページ、戸籍住民……で、窓口に発券機を導入する予算が計上されているが、この間、受付の方たちが案内などをしているが、発券機を導入して、受付の方はそのままなのか、どうなるのか。
○市民課長 番号発券機の導入を予定しているが、ワンストップサービス自体は継続を考えている。1階から2階への配置変更等はあるかもしれないが、総体的な人数変更は考えていない。また、順番管理等の業務は軽減するので、その職員を改めて窓口業務等へ配置し、待ち時間の短縮、繁忙期の混雑緩和を図りたい。
○清水みな子委員 今、番号を取ると呼出しベルを持たされるが、それはなくなるのか。
○市民課長 現在使用している呼出しベルは、令和5年11月末でリース期間が終了することと、機器不良が多く鳴らない場合もあることから、番号発券機の導入を予定している。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 次に移る。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後3時58分休憩
午後3時59分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
次に、第10款消防費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と大幅に変わった点について説明願いたい。
〔消防総務課長 説明〕
○久保川隆志委員長 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、予算書のページ数、項目を明示するよう願いたい。
質疑はないか。
○岩井清郎委員 357ページ、ちば北西部消防指令センター運用負担金について、令和4年度との変化はないか、運用上の問題点はあるか。
○指令課長 予算書357ページ、1目常備消防費18節負担金補助及び交付金の中のちば北西部消防指令センター運用負担金は、令和4年度と比較して1,444万2,000円の増額である。
この負担金は、令和3年2月に、ちば北西部消防指令センターが運用開始したことによるものである。この負担金は、松戸市ほか9市消防指令事務協議会経費支弁金に関する規定により、対象年度が3か年に分かれている。令和4年度は、令和4年度、3年度、2年度分という形で、令和2年度分は、令和3年2月からのちば北西部消防指令センター運用開始による2か月分の経費負担であり、令和5年度は、令和5年度、4年度、3年度と各年度で1年分の経費がかかるため、増額となった。
運用面については、これまで問題はない。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 次に移る。
○久保川隆志委員長 休憩する。
午後4時5分休憩
午後4時6分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
次に、第12款公債費から第14款予備費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に前年度と大幅に変わった点について説明願いたい。
〔財政課長、管財課長 説明〕
○久保川隆志委員長 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、予算書のページ数、項目を明示するよう願いたい。
○金子貞作委員 2点。421ページ、第12款公債費の元金と利子の関係で、利子の利率は何%か。減税補てん債と臨時財政対策債の利率の違いはあるか伺いたい。
423ページ、公営企業費の土地開発公社業務委託料5,646万9,000円について伺いたい。
○財政課長 まず、421ページ、公債費の利子は、令和5年度の公債費の利率になるが、償還年限により利率を分けていて、5年償還の場合は0.3%、10年償還は0.5%、15年償還は0.7%で積算している。
2点目、減税補てん債と臨時財政対策債は、過去に借入れをしたもので、借入れた年度で利率は変わってくる。例えば減税補てん債で今残っているものは、平成15年度で1%、高いところで言うと、平成18年度頃に1.7%で借りている。臨時財政対策債は、古いところで0.6%から2%の範囲で当初の借入れを行っている。
○金子貞作委員 市債の利子は利率により違いがあるが、早く返したほうがいいとか、有利な対策は考えているのか。
○財政課長 繰上げ償還制度があり、過去、金利が高かったものを償還している。政府資金と銀行資金があり、基本的に国のほうは繰上げ償還すると補償金を払わなければいけないので割高になるため、これまで民間資金の高いものを償還してきている。直近では、令和2年度で元金約3億円の事業のもので、0.92%のものについて償還を行ったり、令和元年度は約12億円の繰上げ償還を行っている。
今現在0.92%が高いものとして残っているが、令和7年度に償還の年限を迎えるため行っていない。銀行側もその年限で貸しているため協議となるが、前回申し込んだときには、応じられないとのことで、直近では令和2年度が最後である。
○金子貞作委員 これは固定利子であるが、これから金利が上がる予想があるが、心配はないか。
○財政課長 原則、固定金利で借りている。今、低金利で借りている部分はいいが、今後、借入れる額の抑制や、適正な残高を管理して、償還に無理がないようにしていくことが必要である。利率は上がってきているので注視していきたい。
○金子貞作委員 土地開発公社業務委託料については、土地開発公社を介して土地を購入することは見直したほうがいいと思うが、見直す考えはないか。それから、購入する土地はどこか。
○管財課長 令和5年度土地取得内訳について、都市計画道路3・6・32号用地が2件、道路拡幅用地4件、計6件の予定である。
土地開発公社に委託する理由は、会計年度に縛られることなく、地権者の事情に合わせたスケジュール調整が可能であること、民間資金を活用できることから資金運用に縛られず比較的大きな面積の土地取得が可能であること、市が買い戻す際に補助制度や地方債の活用ができることから、財政負担を踏まえた計画的な用地取得が可能となること等により、今後も活用したいと考える。
○金子貞作委員 他市では見直すところも出てきている。委託せず直接市が購入したほうが安く買えるが、そのようなことは考えないということか。
○管財課長 先ほど申し上げたことに加え、市が直接予算で取得する場合に比べ、分割買戻しの平準化が可能であることなどもメリットとしてある。市の予算の運用の仕方、購入方法の選択肢が増えることから、土地開発公社についてはメリットがあると考える。
○越川雅史委員 1点、422ページ、423ページ、予備費について伺いたい。今までは約1億円だったと思うが、3億円の計上根拠と、想定する使途を教えてほしい。
○財政課長 予備費3億円の根拠であるが、平成30年度の当初予算までは1億円で計上していたが、コロナ禍に入り予備費を使うことが増えてきたためである。他市を見てみると、大体予算総額に対して0.1から0.3%程度で、船橋、松戸、柏あたりも、3億円、5億円程度と本市と同様の規模になっている。本市も約0.2%であり、近隣との比較や予算規模からも妥当と考える。
予備費の使い道は、基本は災害で、一番大きいのは台風災害、コロナ対応である。また、クリーンセンターなどの施設が老朽化しており、本来は計画的に修繕するべきものであるが、急に壊れてしまうケースも出てきている。そのようなときに予備費で対応している。補正予算が大前提であるが、緊急的に予備費で対応となる。
○越川雅史委員 本市においてはないと思うが、ある自治体では、予備費を好き勝手に使っていいと勘違いしている向きもある。予備費の予算計上、使途については厳格に行ってもらいたい。
○久保川隆志委員長 この項は以上である。
○久保川隆志委員長 理事者より発言の訂正があるので、許可する。
○指令課長 岩井議員のちば北西部消防指令センター運用負担金の質疑に対する答弁で、前年との差額について、本来は1,244万2,000円であるが、1,444万2,000円と発言をした。訂正を願いたい。
○久保川隆志委員長 ただいまの申出のとおり、発言の訂正を許可する。
○久保川隆志委員長 残余の項は明日の朝でよいか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 本日はこれで総務委員会を散会する。
午後4時23分散会
令和5年3月1日(水)午前10時
場所
第1委員会室
出席委員
- 委員長
- 久保川隆志
- 副委員長
- 石原たかゆき
- 委員
- 佐直友樹
鈴木雅斗
清水みな子
金子貞作
松永鉄兵
越川雅史
堀越優
かいづ勉
岩井清郎
欠席委員
なし
説明のために出席した者の職氏名
- 危機管理監
- 水野雅雄
- 危機管理室長
- 佐久間剛
- 危機管理課長
- 染谷俊存
- 地域防災課長
- 稲垣 毅
- 広報室長
- 麻生文喜
- 広報室次長
- 田中雅之
- 広報広聴課長
- 坂井創一
- 総務部長
- 植草耕一
- 総務部次長
- 福田雅人
- 総務課長
- 樋口智昭
- 総務課副参事
- 宮本隆之
- 多様性社会推進課長
- 佐々木 敏樹
- 企画部長
- 小沢俊也
- 企画部次長
- 山室繁央
- 企画課長
- 仙波俊郎
- 行政経営・DX課長
- 山﨑裕幸
- 中核市移行準備課長
- 植松美穂子
- 国際政策課長
- 鈴木久美子
- 健康都市推進課長
- 中崎 士
- 財政部長
- 稲葉清孝
- 財政部次長
- 松丸晃博
- 財政課長
- 遠山 忠
- 管財課長
- 越堂達志
- 契約課長
- 山本有香子
- 納税・債権管理課長
- 岩井 滴
- 納税・債権管理副参事
- 西村 直
- 市民税課長
- 富川雅晴
- 固定資産税課長
- 片橋正朗
- 情報政策部長
- 佐藤敏和
- 情報政策部次長
- 荒井俊行
- 情報政策課長
- 大塚信之
- Web管理課長
- 浅生浩克
- 情報システム課長
- 宇津木 正
- 情報管理課長
- 櫻井千里
- 市民部長
- 蛸島和紀
- 市民部次長
- 河野謙一
- 地域振興課長
- 木村 進
- ボランティア・NPO課長
- 佐藤暢一
- 市民安全課長
- 野村良二
- 総合市民相談課長
- 須賀裕子
- 国民年金課長
- 毛利洋美
- 会計管理者
- 板垣道佳
- 議会事務局長
- 小泉貞之
- 選挙管理委員会事務局長
- 小林茂雄
- 監査委員事務局長
- 鎌田秀孝
- 消防局長
- 本住 敏
- 消防局次長
- 角田誠司
- 消防局次長
- 井出智晴
- 予防課長
- 石毛 淳
- 警防課長
- 角 光宏
会議に付した事件
- (1)議案第64号 令和5年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項
- 第1条|第1項|歳入歳出総額
- 第1条|第2項|歳入|全款|
- 第1条|第2項|歳出|第1款|議会費
- 第1条|第2項|歳出|第2款|総務費(ただし、第1項第6目財産管理費は別紙3、4記載の経費を除くほか、第17目市民会館費、第18目文化振興費、第23目東山魁夷記念館費及び第25目スポーツ費を除く)
- 第1条|第2項|歳出|第3款|民生費のうち第1項第4目国民年金費
- 第1条|第2項|歳出|第7款|商工費のうち別紙1記載の経費
- 第1条|第2項|歳出|第9款|土木費のうち別紙2記載の経費
- 第1条|第2項|歳出|第10款|消防費
- 第1条|第2項|歳出|第12款|公債費
- 第1条|第2項|歳出|第13款|諸支出金
- 第1条|第2項|歳出|第14款|予備費
- 第3条|債務負担行為のうち第4段及び第5段
- 第4条| 地方債
- 第5条|一時借入金
- 第6条|歳出予算の流用
※議案の内容については総務課のページをご参照ください。
会議概要
午前10時開議
○久保川隆志委員長 ただいまから総務委員会を開会する。
○久保川隆志委員長 議案第64号令和5年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とし、昨日の議事を継続する。
これより歳入全款、地方債、一時借入金及び歳出予算の流用について説明を求めるが、説明に当たっては、特に前年度と大幅に変わった点について説明願いたい。
〔納税・債権管理課長、財政課長 説明〕
○久保川隆志委員長 説明は終わった。
これより質疑に入るが、質疑に当たっては予算書のページ数及び項目を明示願いたい。
質疑はないか。
○金子貞作委員 まず、20ページの市民税、30ページの使用料及び手数料、57ページのふるさと納税寄附金、61ページの後期高齢者健康診査受託事業収入、以上4点、一問一答で伺いたい。
市民税が増額計上されているが、コロナの影響で収入が減った市民も多くいると思う。コロナ前と比べて納税者の人数について、均等割と所得割、また、法人市民税の変化はどうなっているのか伺いたい。
○市民税課長 令和4年度当初予算については、令和3年度の見込みより微増という形で景気動向も見て積算したところである。令和4年度見込みについても、社会活動が正常化に向かい、景気の緩やかな持ち直しが続くとの内閣府の経済の見通しもある中で、令和4年度見込みにおいても微増として積算し、補正予算を計上したところである。令和5年度当初予算についても、国や民間調査機関の経済指標の伸び率を参考にし、雇用統計、また、経済指標で平均給与収入も若干上がるとの見込みもあるので、対前年度比約3.5%の増として積算したところである。
○金子貞作委員 個人市民税と法人市民税の均等割は、個人市民税が28万400人、法人市民税が1,100社ということで、収入の場合、均等割を払う金額は幾らなのか、参考までに伺いたい。
○市民税課長 令和5年度当初予算において、個人市民税の均等割は、納税義務者が28万400人である。
〔金子貞作委員「均等割だけ払う、所得の場合はどのくらいかと聞いている」と呼ぶ〕
○市民税課長 個人市民税における令和5年度の均等割のみの人数としては、9,490人である。
○久保川隆志委員長 金子委員、先ほど法人市民税の均等割納税義務者が1,100社と発言されたが、1万1,000社である。訂正してよろしいか。
〔金子貞作委員「はい」と呼ぶ〕
○久保川隆志委員長 訂正を許可する。市民税課長。
○市民税課長 法人市民税については約6,400社の数字となる。
○金子貞作委員 分かった。次に移る。
30ページの使用料及び手数料について参考までに聞く。公民館など直営の施設使用料について、本市は消費税を取っている。近隣市では消費税を取っていないところもあり、5%に据え置いているところもあるようだが、この辺の違いは何か伺いたい。
○財政課長 近隣の状況までどのような考え方かは把握していないが、本市としては、消費税相当額ということで、合わせて10%を徴収している。
○金子貞作委員 そうすると、本来は国に納めなくていいものを、公民館の使用料に10%上乗せしているわけである。これは条例でそう決めているのかもしれないが、消費税が10%になって、国に納めなくてもいい部分はやはり考え直すべきではないかと思うが、その辺はどうなのか。徴収したものは何に使うのか。
○財政課長 まず、消費税に関しては、市役所に関しては申告する必要がない。ただ、それは出と入りで均衡している状況があるので、確かに支払いはしていないが、まず必要がないというところになる。続いて、消費税相当額は元々同じようなサービスを提供している中で、民間との均衡ということで、国の要請もありその額を徴収している。実際に今何に使われているかということは、使用料は維持管理コストを基に算定しており、大概その半分は税金で賄っている。その割合は施設によって異なるが、残りを使用料で賄う。したがって、全てを使用料で賄っているわけではないので、当然コストのほうが高くなっている。消費税相当額を含めて、それを施設の維持管理に活用しているとの考えになる。
○金子貞作委員 これは当初、議会で私も随分取り上げたが、国からの通知があることを根拠に、本市は消費税が上がったら自動的に上げるという条例をつくった。しかし、他市では5%に据え置いたり、近隣市では公民館などの使用料においては消費税を取っていないところもある。これは事実である。条例があるからといって、その辺の維持管理は、公共施設のあれがあるであろう。毎年幾らの消費税分を維持管理に充てているのか。
○財政課長 全体の施設のコストに対して幾ら充てているかというのは、今、金額的には数字が出せないが、やはり維持管理コストのほうにも消費税がかかっているし、全体の維持管理経費を全て使用料で賄えていない状況であるので、基本的には頂いた使用料は全て維持管理コストに充て切っているとの考えになる。
○金子貞作委員 それは基金等で積み立てて、それ以外使えないようにしているのか。近隣市でも消費税を取っていないところはある。これが今後15%に消費税が上がった場合、市民は非常に負担感が出る。考え直すことはできないのか。
○財政課長 公共施設の料金そのものをどのような設定にするかという点では考えていく必要があると思うが、現時点の仕組みや受益者負担の考え方からすると、施設利用者から使用料を取って、半分ないしは何十%という施設の割合に応じて市税を投入しており、一方では施設を使っていない方も負担していただいている。そのような観点からすると、現在の状況であればこのまま継続して使用料に合わせて消費税を徴収した中で、維持管理コストに充てていきたいと考えている。
○金子貞作委員 他市で5%に据え置いているところもあるから、当初国から通知があったかもしれないが、そこは横並びにしていかないとおかしいのではないか。何が何でも守りなさいということではない。そういう事例が他市ではあるわけだから、それは今後考え直してほしい。
次に、ふるさと納税寄附金について伺う。2,500万円の金額の根拠と、市川市の持ち出し分、影響額について、まず内訳を伺いたい。ふるさと納税を行うのに委託しているところがあり、その委託金を幾ら払っているのか。
○財政課長 まず、2,500万円の根拠であるが、令和4年度の当初予算が2,300万円となっている。新年度に関しては、今ふるさと納税の利用が全国的に増加している部分と、市川市の返礼品の品目も増やしている。過去から一旦落ち込みがあったが、近年また少し伸びてきている状況を鑑み、200万円増の2,500万円と見込んだものである。
次に、影響額に関しては、令和5年度の当初予算ベースでいくと市民税の控除として25億4,400万円の控除を見込んでいる。一方で、寄附金は2,500万円を見込んでいるので、差引き25億1,900万円のマイナスと見込んでいる。
最後に、返礼品に関する事務委託費に関しては、令和5年度当初予算では1,270万6,000円を見込んでいる。
○金子貞作委員 これは都市部が非常に不利である。この間、地方ではふるさと納税の寄附金が45億円集まって、返礼品に8億円使い、20億円近く子育て支援に使っているとの報道がテレビであったが、私は、これには2つ問題があると思っている。1つは、地方財政法の財政を乱してはならないという地方財政の法律がある。2つ目は地方分権一括法、地方のことは地方でやりなさいということであり、これはやはり改める必要があると思うが、本市の認識はどうか。
○財政課長 元々国の制度であるので、今の制度が続く限りは、ある程度市の魅力を高めることによって寄附を集めていくことは重要であると認識している。一方、本市は不交付団体であり、この制度により確かにこういった影響を受けているので、これは国等に要望していく必要はあると考えている。これまでも地方交付税制度における意見として申出をしたり、あるいは船橋市、浦安市で構成される京葉広域行政連絡協議会を通じて県等に制度改正について要望は行ってきている。
○金子貞作委員 私は認識を聞いた。地方財政法の趣旨に反するのではないか、地方分権にも反するのではないかという認識でいるということでいいのか。
○財政課長 冒頭にもお話ししたが、国の制度であるのでなかなか……という部分がある。ただ、影響は実際にあるので、やはりそれに対して現状の制度の中でどうしていくかといったことを考えるのが大切かと考えている。
○金子貞作委員 とにかく、これがますますエスカレートして都市部は影響がさらに大きくなっていくと、本末転倒である。そういうことで、ぜひ国にも要望をして、都市部が不利にならないように、いろいろな寄附は集まっていいと思うが、本当の意味の寄附を市民から頂くという方向に舵を切るように進めていってほしい。
次に、61ページの後期高齢者健康診査受託事業収入の内容を伺いたい。
○財政課長 こちらに関しては千葉県後期高齢者医療広域連合からの委託であり、75歳以上の定期健康診査の経費になる。これは千葉県の要綱の中で市町村に委託するものとされており、一方で、委託をした場合には広域連合と各市町村間で委託金が支払われる内容になっている。
○金子貞作委員 目的はどのようなものか。
○財政課長 通常、我々が年間に1回受けるような一般的な定期健康診断の後期高齢者の部分である。定期健康診断の目的自体が、疾病の予防、健康診断という意味があるので、未然に病気を防ぐとか、生活習慣病予防につなげるとか、そういった予防効果、病気を未然に発見するといった目的があると認識している。
○越川雅史委員 一問一答で6項目である。項目を申し上げる。まず、26ページの6款、7款を一遍に聞く。答弁で経済成長が見込まれるとの話であったので、先ほど金子委員からも言及があったが、その認識について伺いたい。
次に、30ページの13款使用料及び手数料の1目総務使用料が減額になった理由を伺いたい。
34ページ、7目土木使用料2節道路橋りょう使用料の自転車等駐車場使用料で、1階の利用が減になっていることについて伺いたい。
47ページの15款県支出金と、――今は県支出金のところを言ってしまったが、14款の国庫支出金の民生費国庫負担金でも同じようなものがあると思うが、児童保護費について伺う。
59ページの犬猫いのちの基金繰入金について。
61ページの20款諸収入、4項受託事業収入のごみ焼却処理受託事業収入について。
以上6点を一問一答で伺っていく。
26ページの6款、7款について、先ほど経済成長が見込まれるとの御説明があって、金子委員の質疑に対する答弁の中で、いろいろな統計を見ながらそういう算定をしているとのことであったと思うが、一般に日本はずっと経済成長していないみたいなことが言われている中で、統計と実態はどの程度整合しているのか、もう少し詳しい説明をしてほしい。一般には日本は3%も経済成長しているのかという感じもするので、いろいろな統計を取ってどのように分析して、実際、ここ数年ぐらいはどのような乖離があるのか、整合しているのか、その辺を伺いたい。
○納税・債権管理課長 第6款と第7款を一括で答弁する。6款は県の税収が元になっている。7款の地方消費税は国の消費税と地方消費税とセットで徴収されるようになっているが、GDP等々の統計を県や国が取って、それを基に毎年度予算を計上し、それを市に配分するところの計算を本市で行っている。実際どのぐらい伸びているとかいうのは、あくまでも国の統計を基にしているので、それについての分析は特にしていない。
しかし、決算を見るとやはり乖離があるのは見えてくるので、その辺は逐一見ながら調整しているところである。今日は具体的な数字を用意していないので申し上げられないが、市としては、国ないし県の動向を見て積算して、このような予算計上をしている。
○越川雅史委員 次に、総務使用料である。コロナが明けて活動が活発になり、どんどんみんなが外に出てくるようになると、プールでも体育施設でも、東山魁夷記念館でも、これまでよりもうちょっと増えてくるのかと思っているが、この予算を見ると減になっている。このあたりの理由を伺いたい。
○財政課長 確認するが、総務使用料でいいか。――確かに言われるように、使用料によって、施設などで言うとコロナ禍からの回復で見てプラスになっているところもある。ただ、マイナスが大きいところは、市民プールの使用料である。補正予算でも、人数制限を行ったこともあり、コロナ禍前の平均を見て計上したところ、実際には前年度よりも383万9,000円減となっており、そこが大きく寄与している。それ以外の施設は、基本的には男女共同参画センターや文学ミュージアムなどは増となっている。あと、信篤市民体育館の冷暖房工事といった特殊要因があり、体育施設使用料が大きく減となっている。そういった、その増減の中で結局マイナスとはなっているが、基本は今言われたようにコロナ禍からの回復で、施設等は回復傾向にあるということでいいかと思う。
○越川雅史委員 次に、自転車の駐車場使用料で、「イッカイ」の利用が減っているみたいな言い方があったが、その要因を伺いたい。
○財政課長 駐輪場については、少し特殊な要因があり、コロナ禍でリモートワークが進んでいった。そうすると、定期利用よりも「1回利用」でたまに会社へ行くなど、定期利用の数が減って「1回利用」になるケースもあった。それが、今後コロナ禍から回復していく中で、「1回利用」に関しては逆に大きく減っていくことを見込んでいる。
○越川雅史委員 「1回利用」と言うと、とても紛らわしくて、都度利用の話をしているということである。こちらは一番人気が「1階」だと思っている。それで、2階、3階、4階となると、みんな抽選に外れたからやむを得ず止めていると思っているのに、1階が空き始めたというのはどういうことなのかと思ったが、「1階」が空いているのではなく、定期利用ではなくて都度利用の人が減っているということか。まず、そこの確認をさせてほしい。
○財政課長 おっしゃるとおり、都度利用のことである。
○越川雅史委員 定期利用の人に加えて都度利用の人が多くいて、これが減るから使用料が減るという話ならよく分かるが、リモートワークで定期の利用をやめて都度利用に切り替えた人がいて、そこから先がどう増減していくのか、都度利用が減るかもしれないが、その分定期利用に変わるのか。都度利用の人が、今1回100円として、定期が1,500円か2,000円として、都度利用分が減るが定期に変われば収支は減るとも限らないような感じがするが、そのあたりをもう少し伺いたい。
○財政課長 確かにおっしゃるとおり、全体的にコロナ禍もあるが利用は年間で増減するので、やはり実績に基づいて予算を計上していく。考え方としては、今言ったような1回利用が増えていたのはそういう理由なのかなということで、増えていたものが減の見込みということはあるが、全体的に定期利用も落ち込んで少し件数が減っているのを、過去の実績に基づいて予算を計上しているので、予算だけ見ると、必ずしもこちらで増えた分が、その分増えるとはなっていないところではある。
○越川雅史委員 そうなると、都度利用が減っているというよりは、全体的な利用が減っているということである。リモートワークの名残もあるかもしれないし、そういうことを期に散歩を始めた人が、駅まで自転車を使わずに行くようになったなど、要因は分からないが、全体的な利用が減っているとの理解でいいか。
○財政課長 特に、今はまだコロナ禍から完全回復ということでもないので、今言われたように減少傾向ではある。
○越川雅史委員 「イッカイの利用が減った」と聞いて何なのだろうと思ったが、よく分かった。
47ページ、国庫支出金にも県支出金にもある児童保護費についてである。児童手当は分かるが、児童保護費の見合う支出、この収入が何の支出に当たっているのか、基本的なことで申し訳ないが、まず確認したい。
○財政課長 児童保護費負担金については、主なものというか、ほとんどが民間保育園等の運営委託、運営費である。これは本来市が行うこととなっているが、委託できることになっているので、私立保育園や認定こども園、小規模保育所等への委託料を市から払っている。これは義務的な経費として、国が定めた分を扶助費として支払っている。それに対して国の負担割合が決まっており、国が2分の1、県が4分の1と定められているので、それに基づく国庫負担金、県負担金がそれぞれ、この内容となっている。
○越川雅史委員 ざっくり国と県から100億円ぐらい来ているということか。
○財政課長 そのとおりである。
○越川雅史委員 次に、犬猫いのちの基金についてである。飼い主のいない猫の去勢などに充てるということは分かったが、積算根拠について、対象になるのが野良猫というか、飼い主のいない、本当の野良猫なのか地域猫なのか分からないが、それはどのくらいの頭数がいて、730万円でどのくらいカバーできるのかとか、初年度だから730万円であるが、今後増やしていく中の第1弾と位置づけているのかとか、全体像を知りたい。
○財政課長 今回の積算根拠であるが、これは元々、寄附を受けて2月補正予算で基金をつくったものであり、その寄附者の意向にある程度沿うような事業ということで、今回の繰入れは猫に対する経費となっている。具体的には、猫の譲渡会を行う際の会場の借上料や地域猫の不妊等手術の助成、あとは保護猫活動ということで、猫を保護をしたときの管理する助成金を払うなど、そのようなものとなっている。それぞれの事業費として全体がどのぐらいあるのか、それをどの程度カバーできているのかというのは、今は数字がなく申し訳ない。例えば、猫の不妊手術として、地域猫で言うと263頭分、飼い主のいない猫であると100頭分の不妊手術の助成金を今回の歳出予算で計上しているが、それに対して、その全額を基金で充てさせていただいている。
○越川雅史委員 最後に要望である。赤ちゃんを捕まえた方がいて、うちも赤ちゃん猫を預かって、先住の野良猫が3匹いるので猫に慣れさせるとか、自分と一緒に過ごして人慣れさせて巣立っていくということで、約6年で25匹ほどうちを卒業していっている。1回も何ももらったことはないが、確かに写真を撮らないといけないとか、記録を出さないといけないとかいろいろあると思う。こちらはワクチンを打ちに行ったり、いきなりかまれて自分も病院に行ったり、破傷風の注射を打ってもらったりとか、いろいろ大変なことはある。ほかの方も同じような大変な思いをしていると思う。せっかく基金をつくったのであるから、取り組みやすくなって、これが充実して市川市の個性、特性として、市川はこういうことを行っていると認知されて、ぜひいい制度に育てていっていただければと思う。
最後に61ページ、ごみ焼却処理受託事業収入で、先ほどの説明では、松戸市からの収入が1億円減るとのさらっとした話であったが、前年度から1億円減るとなるとかなり大きな落ち込みのように聞こえる。これは一時的なものなのか、今後続く話なのか、その要因は何なのか、伺いたい。
○財政課長 松戸市は、ごみ処理施設を整備予定であるが、それが稼働するまでの間、今あるごみ処理施設の機能だけでは処理できない部分を本市が受け入れているという内容になる。基本的には、松戸市側がこれぐらいの処理を頼んできたらそれを処理するとの仕組みになっているので、今回、令和4年度に見込んでいたものからトン数が減るということを受けた上でこの予算になっており、相手方の話があるので、なかなかこちらでそれを増やすということはできない。今後は、松戸市の施設が完成した暁にはこの収入はなくなる。ごみの減量化という方向性もあるので、増えるということはあまりないと思っている。
○越川雅史委員 説明、答弁としてはそれでいいが、クリーンセンターには多額の予算がかかる。そういう話であると、まだ受け入れできるキャパシティーがあって、それが問題なく受け入れて処理できるならば、受け入れてお金をもらって、次期クリーンセンターの建設費に充てればいいのではないかと思う。余力がどのぐらいあるのかというのが気になるし、余力があるなら、営業ではないが、うちはまだ余力があるということで他市から受け入れられる分、少なくともあと1億円分を新年度に受け入れたところで、クリーンセンターの運営に支障が出るとも思われないようであるが、そのあたりどう考えるか伺いたい。
○財政課長 おっしゃるとおり、財源の捻出というのは大事であると思っている。今の状況でそのようなことがどの程度可能なのかは、今この場では答弁できないが、そのようなお話もいただいたので、今後庁内で何か方法があるかどうか考えていきたいと思う。
○越川雅史委員 これも発想の違いなのかもしれないし、こちらの単なる要望として受け取ってもらって構わないが、5%シーリングをやれと言われると5%削らないといけないみたいであるが、そういうことではないのではないかと思う。5%削れというのが、では財源としてこのぐらい出せばいいことである、みたいな発想になったときに、例えば、こういうところでちょっとキャパシティーがあるから近隣からごみを受け入れたと。その結果、別に5%削らなくて済んで、例えば子どもたちが放課後とか夏休みに利用するプールの分のお金を削って、何か5%の費用を捻出したみたいな、自分が調査したときにそのようなお話があったと思うが、そのようなことを行うぐらいであれば、駆けずり回ってでもごみを受け入れて、せめて子どもたちの分には影響が出ないようにしたが、5%シーリングで捻出しないといけないと言われた額は整えたといったような、このようなことが全庁を挙げた取組になっていけばいいのではないかと指摘をして終わる。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
予算の総額については、他の常任委員会の審査結果を確認の上、修正等がなければ承認することで御了承願いたい。
次に討論に入るが、一旦休憩する。
午前11時12分休憩
午前11時13分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
続いて討論に入るが、討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○久保川隆志委員長 暫時休憩する。
午前11時14分休憩
午前11時16分開議
○久保川隆志委員長 再開する。
議案第69号市川市総合計画第三次基本計画の策定についてのうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○企画課長 議案について多くの訂正があったことは、誠に申し訳ない。
説明については、本会議以上のものはない。よろしく御審査いただきたい。
○久保川隆志委員長 この際、委員の皆様に申し上げる。まず、市川市総合計画第三次基本計画案の目次及び審査件数表の別紙5裏面を御覧いただきたい。本案のうち本委員会に付託された事項は、目次にあるⅠの総論、Ⅱの第三次基本計画で目指す姿及びⅢの施策別計画のうち、最後の裏のほうにある別紙5裏面の委員会付託参考資料において、総務委員会に分類されている項目になっている。
これより質疑に入るが、質疑に当たっては第三次基本計画案のページ数及び対象となる部分をできる限り具体的に明示するよう願いたい。
質疑はないか。
○清水みな子委員 最後のページ、139ページの情報政策のところである。中分類1の情報システム全体の最適化というところで、国から令和7年度を目標に、自治体の基幹系システム20業務について標準システムへ移行するよう求められているとあるが、本市の現状はどうなっているのか伺いたい。
○情報政策課長 情報システムの標準化の進捗についてお答えする。現在、国から示されている20業務について、仕様の内容が公開されている。新しく示された仕様と現状の仕様を比較し、どのような違いがあるかという分析を行っているところである。この作業を令和4年度から開始し、5年度にかけて作業を進め、その後移行の準備を進めていく予定になっている。
○清水みな子委員 6年度、7年度の2年間でそれを進めていくということか。
○情報政策課長 移行については、先ほど申し上げた比較分析後、移行作業に進んでいくが、国から7年度までということで示されているので、6年度から7年度中にその作業を進める予定になっている。
○清水みな子委員 移行すると、金額的にも費用がかかるのか。増えるのか。
○情報政策課長 移行の費用はかかるが、まだ最終的にどの程度の費用がかかるかというところまでは至っていない。
○岩井清郎委員 6ページである。「基本構想の概要(平成13~概ね令和7年)」ということであるが、(1)まちづくりの基本理念、(2)将来都市像、(3)まちづくりの基本目標と施策の方向というのは、いつからこの言葉になったのか。基本目標も含めて答弁願いたい。
○企画課長 6ページに書かれている基本構想については、平成13年度からスタートしたこの時点で定めたものである。
○岩井清郎委員 分かった。その前には何かあったか。
○企画課長 こういった総合計画という形としては、この平成13年度からである。
○岩井清郎委員 分かった。平成13年から今日まで大分時間がたっているから、こういうものは時代とともに、基本だから変えないほうがいいのか、変わるべきものなのか、この辺の考え方はどのようなものか。
○企画課長 この策定当時は、やはり将来を見据えてということで四半世紀先というのが他自治体でも比較的トレンドではあったと思うが、やはり昨今の社会情勢の変化を見ていると、なかなか先の見通しがきかないところもある。近隣市で総合計画を見直しした自治体においては、その計画期間を20年という形で設定しているところもあれば、8年間という比較的短い期間に設定しているところもある。そのような点では、長期を見据えるといったところの視点は変わらなくとも、計画期間の長さというのは一長一短だと考えている。
次期総合計画は令和8年度からスタートするが、そこに向けてはしっかり総合計画審議会の御意見をいただきながら設定していきたいと考えている。
○岩井清郎委員 よく分かった。次の8年度からは、時代がもうずっと変わってきており、一番の基本となるもの自身がもう変化していく時期になってくるのかと思う。その辺は総合計画審議会等で考えられることであると思うので、今はこの基本構想に基づく、もともとの基本理念に基づく最後のところになってきたと理解する。了解した。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
以上をもって本委員会に付託された議案の審査は全て終了した。
○久保川隆志委員長 委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
○久保川隆志委員長 以上で総務委員会を散会する。
午前11時26分散会
令和5年3月13日(月) 午後3時30分
場所
第4委員会室
出席委員
- 委員長
- 久保川隆志
- 副委員長
- 石原たかゆき
- 委員
- 佐直友樹
鈴木雅斗
清水みな子
金子貞作
松永鉄兵
越川雅史
堀越 優
かいづ 勉
岩井清郎
欠席委員
なし
説明のために出席した者の職氏名
- 総務部次長
- 福田雅人
- 職員課長
- 吉成 悟
- 法務課長
- 佐藤謙三
議会に付した事件
※議案の内容については総務課のページをご参照ください。
会議概要
午後3時30分開議
○久保川隆志委員長 ただいまから総務委員会を開会する。
○久保川隆志委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、①総括、②初回総括2回目以降一問一答、③質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
また、理事者におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。
○久保川隆志委員長 議案第80号、市川市特別職の職員の退職手当支給条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○職員課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○久保川隆志委員長 質疑はないか。
○岩井清郎委員 総括で伺う。
まず、久しぶりに割愛という言葉を聞いた。多分多くの市民は何だろうと思うので、市民に対してこれを説明していただきたい。
もう1点は、過去にも国家公務員が市川市に副市長として来ていた。また、昔は県からも、市の建設局次長などとして来て、その後、市の職員になり退職した者もいた。そのときはこのようなものは一切必要なかったのか。なぜ今回これが必要なのか。
この2点を伺いたい。
○職員課長 まず、1点目の割愛の意味であるが、国と地方公共団体や、地方公共団体同士における、相互了解のもとに行われる人事交流の際に用いられる用語になる。一般的に割愛という言葉は、惜しいと思うものを思い切って手放したり、省略したりすることという意味で使われており、惜しいと思うものを手放すという意味で使用をしている。
2点目の、過去にも割愛で本市に採用された職員がいたにもかかわらず、その際にこの条例の改正をせず、今回改正するに至った理由であるが、委員御指摘のとおり、これまでは国家公務員から本市の副市長等となった場合は、再び国家公務員となることが大原則となっている。しかし、例外として、本市で事故等により万が一退職するような事態が生じる場合も想定されたので、今回改めて規定をするという経緯がある。
○岩井清郎委員 割愛は、理解した。
想定されるとのことであるが、県のときはどうであったか。県の職員が帰らずに市の職員になったときは、このような規定は要らないということでよいか。
○職員課長 県の職員も同様に、一度市の職員になった者については、原則として県に戻ることが大前提として運用されてきたと認識をしている。
○岩井清郎委員 過去に県の職員が来て、県に帰った者もいるが、市の職員になって退職したケースもある。それは、もう市の職員だから、別にこの規定がなくても、何もつくる必要はなかったのか確認したい。
○職員課長 御指摘のとおりである。
○久保川隆志委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久保川隆志委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○久保川隆志委員長 以上で総務委員会を散会する。
午後3時34分散会
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