更新日: 2023年7月7日
令和5年2月 市川市議会 建設経済委員会
令和5年2月28日(火)午後1時
場所
第4委員会室
出席委員
- 委員長
- 大久保たかし
- 副委員長
- 浅野さち
- 委員
- さとうゆきの
中町けい
細田伸一
青山 ひろかず
髙坂(こうさか) 進
西村 敦
石原よしのり
松井 努
欠席委員
なし
説明のために出席した者の職氏名
- 経済部長
- 小塚眞康
- 経済政策課統括課長
- 湯本明男
- 商工業振興課長
- 宮内 徹
- 農業振興課長
- 石井啓友
- 観光部長
- 関 武彦
- 観光政策課統括課長
- 加科 学
- 観光事業推進課長
- 生澤 治
- 街づくり部次長
- 鎌形秀昭
- 街づくり計画課長
- 中原基貴
- 街づくり整備課長
- 大川満司
- 開発指導課長
- 小宮正裕
- 建築指導課長
- 野田晃正
- 設計監理課長
- 阪田尚久
- 設計監理課庁舎整備担当室長
- 石川元浩
- 道路交通部次長
- 岩井忠良
- 交通計画課長
- 西倉和弘
- 道路管理課長
- 髙石直之
- 道路建設課長
- 戸枝秀行
- 道路安全課長
- 白鳥洋一
- 道路安全課副参
- 星野貴之
- 水と緑の部次長
- 八田一生
- 下水道経営課長
- 松井利樹
- 河川・下水道管理課長
- 松丸 宏
- 河川・下水道建設課長
- 岩佐伸幸
- 河川・下水道建設課副参事
- 玉置鎌一
- 公園緑地課長
- 小林英樹
- 動植物園長
- 水品繁和
- 行徳支所次長
- 小川広行
- 地域整備課長
- 金坂雄一
- 臨海整備課長
- 磯部高志
- 農業委員会事務局長
- 藤城久保
- 農業委員会事務局次長
- 舘野裕之
会議に付した事件
- (1)議案第44号 市川市庁舎整備基金の設置、管理及び処分に関する条例の廃止について
- (2)議案第49号 宅地造成等規制法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
- (3)議案第54号 市川市江戸川放水路におけるかき殻等の投棄の禁止に関する条例の制定について
- (4)議案第55号 市川市下水道事業審議会条例の一部改正について
- (5)議案第59号 令和4年度市川市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会に付託された事項
- 第1条|第2項|歳出|第5款|労働費
- 第1条|第2項|歳出|第6款|農林水産業費
- 第1条|第2項|歳出|第7款|商工費
- 第1条|第2項|歳出|第9款|土木費
- 第3条 繰越明許費の補正のうち農林水産業費、商工費及び土木費
- 第4条 債務負担行為の補正
- (6)議案第63号 令和4年度市川市下水道事業会計補正予算(第4号)
- (7)議案第64号 令和5年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項
- 第1条|第2項|歳出|第2款|総務費のうち別紙3,4記載の経費
- 第1条|第2項|歳出|第5款|労働費
- 第1条|第2項|歳出|第6款|農林水産業費
- 第1条|第2項|歳出|第7款|商工費のうち別紙1の経費を除く全部
- 第1条|第2項|歳出|第8款|観光費
- 第1条|第2項|歳出|第9款|土木費のうち別紙2の経費を除く全部
- 第2条 継続費のうち土木費
- 第3条 債務負担行為のうち第1段から第3段及び第11段
※議案の内容については総務課のページをご参照ください。
会議概要
午後1時開議
○大久保たかし委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
○大久保たかし委員長 まず、審査に当たっては、一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、1.全て総括、2.初回総括2回目以降一問一答、3.質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願いたい。
○大久保たかし委員長 それでは、議案審査に入る。
理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名のった上で発言されるよう願いたい。
○大久保たかし委員長 議案第44号市川市庁舎整備基金の設置、管理及び処分に関する条例の廃止についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○設計監理課庁舎整備担当室長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 議案第49号宅地造成等規制法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○開発指導課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願し申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 議案第54号市川市江戸川放水路におけるかき殻等の投棄の禁止に関する条例の制定についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道建設課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○石原よしのり委員 初回総括で細かく4つ伺いたい。
1つは、現状ここがどのような状況になっているのか。カキ殻がどの程度堆積して、どの程度子どもたちの水遊びに支障になっているのか。それがひどくなってきているのかも含めて伺いたい。
2つ目に、それに対して市民からのクレーム、要望が今までどのように来ていたのか。
3つ目に、過料は5万円以下としているが、説明会のときには、当面5,000円と言っていた。どうして5万円と決めて、今回5,000円で試行上行っていこうとの話になっているのか。
4つ目に、河川・下水道建設課は4月からなくなるので公園緑地課が行うとのことで、全く違う部になる。そこに今までの経緯も分からない中、公園緑地課が今後どのような体制でどのように、条例の適用と運用、それから実際の取締りを行うのか。これを決めるに当たって、そのような打合せを行い、安心して次のところに任せていけるのか。
○河川・下水道建設課副参事 1点目の現状は、平成28年ぐらいからかなり堆積があり、平成29年に守るための協議会の有志で河川管理者の国交省も含めて、約70名で約14t取った。その後、だんだん増えてきて、昨年、増えてきたとの報道と、地元の方々からも、カキ殻を取って捨てていると言われる状況が出てきたので、平成28年ほどではないが、取った後よりは増えてきているのが現状である。ここは階段状の親水護岸で、一番ひどかったときは上まで埋まっていたが、昨年前ぐらいは、その下ぐらいまでで捨てられているのが見受けられた。
2点目の市民の要望については、捨てられている、カキを取って水洗いをしているとの苦情があり、守る会の方たちが見ている中でもそのようなことが多くてなかなか減らなかったので、市にも電話や市民の意見箱等で何とかできないか要望があり、今回、策定に至った。
3点目の過料については、条例では5万円以下の過料で、施行規則で当面の間は5,000円の過料を設けることにしている。この5,000円の根拠は、市川市でほかにあるマナー条例では2,000円の過料としている。それと今回の差としては、物理的な量が大きく違う。マナー条例はたばこのポイ捨てが多いので、たばこの量と比べ、カキ殻は14tとかなりの量であることを見比べ、全国的な類似の条例を見て5,000円と定めたいと考えている。
4点目の運用については、公園緑地課と話をしており、そちらの所管で考えているのが、当面職員で巡視をして、過料の施行を10月1日からとしているので、職員が見て、いれば、条例が可決されたと注意喚起をしながら進めていきたい。これが難しいのは、普通のポイ捨てと違い、不定期なところがある。取って捨てる時期は潮が引いた干潮時が多く、寒い時期にはなくて、暖かくなった4月、5月ぐらいから多くなる状況である。その辺も踏まえて、条例が可決されたら4月から職員で巡視しながら、看板も設置をして、条例について皆さんに周知をしていきたい。
○石原よしのり委員 どのような状況かの説明はよく分かった。28年がピークで、それから若干は落ち着いたが、だんだん増えてきたとの話であった。もう一つ伺いたかったのは、子どもがけがをしたなど、そっちのほうが心配である。けがなど不都合があった状況について伺いたい。
○河川・下水道建設課副参事 平成29年に親水護岸で遊んでいた子どもたちが転んで、鋭利なカキ殻でけがをして救急車で搬送されたことがある。
○石原よしのり委員 救急車搬送もあったとのことで、対応しなければいけないと分かった。
2つ目の要望については分かった。
3つ目の過料も、マナー条例の2,000円と全国を参考にしたことは分かった。上限を5万円と上げたところにしているのは、上限だからいいとはいえ、結構大きいと思うが、これは分かった。
4つ目の新しい課に移して行ってもらうのが一番心配である。さらに、これのために委託でパートする人を雇う予算は全くない中で行う。注意をして、さらに過料だと切符を切る結構厳しい仕事である。これはどのように進められるのか。例えば定期的にパトロールをするなど、何が決まっているのか。それを含めて今後どのようなところを決めなければいけないのか。
○河川・下水道建設課副参事 私どもも所管課としては初めてであるが、実際に今、マナー条例を所管している市民安全課にやり方を教わりながら、規則や運用もつくっている段階である。予算を計上していないのは確かだが、不定期な状態なので、委託や人を雇う状態が把握できていない状況で、取りあえず先に6か月間行って、状況を確認して、どれぐらいいるかを把握しながら、次の年度に予算化も含めて検討していきたい。
○石原よしのり委員 これから決めなければいけないことがいろいろあると思う。マナー条例の人たちはシルバー人材センターに委託して、職員ではない人に2人組で回ってもらっている。そのようなことにならないとできない。答弁されたように、冬は密猟者もいない、満潮には貝が取れないから回ってもしようがないので、定期的に毎週回るわけにはいかない。それについては、検討しながら、例えば委託を頼むにしても、改めてそのときに予算を計上して行うイメージだという理解でよいか。
○河川・下水道建設課副参事 そのような意味である。
○石原よしのり委員 分かった。
○中町けい委員 初回総括で伺いたい。
現況の話もあったが、もう少し現況を伺いたい。以前、いただいた地図では、この条例が対象になる江戸川放水路のエリアの中で、現況ここで何か所ぐらいカキ殻が主に取られて捨てられている箇所があるのか。
今後、何か所ぐらいに看板をつける想定でいるのか。
条例の中身について、カキ殻を捨てることに対して禁止されているが、普通にカキを取ることに対しての制約はないのか。
最後に、先ほどこのカキ殻自体が14tとあったが、これを再利用する方法があれば伺いたい。
○河川・下水道建設課副参事 まず、現状で一番多く捨てられている箇所を平面図を示しながら言われていたが、一番上が行徳可動堰より下流にある。それから下流の首都高に向かって右岸、左岸となるが、真ん中の東西線より少し下流の右岸側が一番多い箇所である。その辺が親水護岸になって平場が長く続いたり、東西線からもアクセスがしやすくて入りやすい箇所であるので、そこで一番多くなっており、生息が多かったものと思われる。
2点目の看板の設置は、国交省や地元自治会、漁業組合、行徳を守る会の方たちが中心となった江戸川放水路水面当利用者協議会で、ここの区域の利用に当たってのルールづくりをしているが、その大きい看板が幾つかある。それとは別に平成28年に問題になったときに、国交省と協議会、市で守ろうという看板を日本語、英語、韓国語、中国語の4か国語で注意喚起の看板を設置している。その看板と同列にあったほうがいいので、国交省とも協議をしながら、同じ箇所に8か所つける予定としている。
3点目の、カキ自体は取っていいかについては、ここは取ること自体は問題ない。漁業権も設定されていないし、河川には自由で入っていいので、取るのは自由である。ただ、カキやほかの貝を、そこでむいて殻を捨てる行為自体を禁止としている。
4点目の再利用については、いろいろな方からもそのような意見があり、私どももいろいろ検討はしている。平成29年に14tと大量なものが出たが、その後、昨年は1tにいかないぐらいなので、再利用される方などにヒアリングもした。まとまった量がないと引き取ってくれないこともあって、まとめるためにはコンテナのような大きな捨て場を置くことも考えられるが、置く場所についても河川管理者とも話をして、行うのであれば占用の届出で矛盾がないようなやり方をしなければいけない。そのようなところも踏まえて、今、河川管理者と市でも――卵や普通の貝ではチョークなどがあるが、そのようなものができないか検討しながら進めている。まだ何かできるところまでは至っていない。
○中町けい委員 懸念していたところが先ほどの看板で、今回、カキ殻を捨てる方が特に外国籍の方が多い話も聞いている。そのような方に条例ができて罰則規定を設けたことをどのように周知をして理解してもらうのか懸念に思っていたが、今、現状、先ほど答弁された何か国語かの看板が既にあるとのことなので、このような罰則規定を設けたことを引き続き何か国語かの看板をつけて周知をすることで間違いないか伺いたい。
○河川・下水道建設課副参事 3か国以上で記載した看板をつける予定である。
○中町けい委員 分かった。いろいろな理由で知らない、日本語が分からないなど、このような条例をつくっても変わらないことがないように、引き続きそこも含めて対応をお願いしたい。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 議案第55号市川市下水道事業審議会条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○下水道経営課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 議案第59号令和4年度市川市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
審査に当たっては、お手元に配付の補正予算審査順序のとおり進めさせていただくので、了承願いたい。
まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第9款土木費第1項土木管理費について説明を求める。
なお、繰越明許費については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔商工業振興課長、農業委員会事務局次長、経済政策課統括課長、道路管理課長、農業振興課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるようお願いしたい。
質疑はないか。
○石原よしのり委員 1問だけ伺いたい。
53ページの商工費第18節負担金補助及び交付金の事業者電気・ガス料金高騰対策支援金1億2,000万円の減額補正は、当初の予算額が幾らで、今までにどのぐらい申請があって、これが少なかったからここの減額補正と、先ほど説明のあった申請の期限を2月から3月に延ばす対応策を取った。それだけ対応策をして、それでも1億2,000万円は下回る解釈だと思うが、今まで幾らの枠で幾らぐらいの申請があって、3月までにどのくらいの申請が出そうか、数字を伺いたい。
○経済政策課統括課長 最初の予算は2億9,430万円である。1月31日で申請受付が655件、交付決定件数が333件で、申請率が当初想定した対象事業費の約16%となった。初めは合計4,000社の想定をかけていた中で333件で16%となった。ある程度申請が始まって状況を見た中で、2月15日から、令和4年4月から8月までの5か月間の電気・ガス合計金額が20万円以上、1月当たり4万円としていたものを1月当たり3万円以上と要件を引き下げて、合計15万円以上であれば申請が可能と変更した。その中で改めて周知を行ったが、最終的な申請率は約30%強と見込んでいる。対象拡大と期間延長の承認をいただければ、令和2年度の臨時給付金並みの申請率が約53%で見込みが立つ。必要な予算を確保した減額幅で、今回1億2,000万円としたところである。申請状況から勘案しても、執行率が最大で53%と先ほど申し上げたので、60%を見ていれば予算的には間に合うと判断した中から、差引き2億9,430万円の約40%の1億2,000万円を減額して、他の事業に回すことを提案している。
○石原よしのり委員 結構である。
○髙坂 進委員 事業者電気・ガス料金高騰対策支援金と貨物運送事業者燃料費高騰対策支援金について伺いたい。
1億2,000万円となると、継続費に1億1,000万円あったが、当初の予算からいうと実績が大変少ないが、これで足りなくなることは考えられないのか。
○経済政策課統括課長 先ほど4,000社のうち交付決定が333件で16%と申し上げたが、申請が655件、4,000分の655で16%と訂正をお願いしたい。
質疑については、足らなくなるかについては、最大値が60%と見ているので、当初9月補正で100%来るだろうと予算を計上したが、条件が厳しいとの意見もあって、申請があまり来ていない。将来的に見てどれぐらい来るか予測が立ち、最大でも60%は間違いなく来ると思うので、40%の1億2,000万円を減額補正したとしても、予算的には十分賄い切れると思っている。
○髙坂 進委員 月4万円を3万円以上と変えて、対象業者はどれぐらい増えるのか。
○経済政策課統括課長 3万円として約1,000社増えると予測している。ちなみに、5万円以上10万円未満で約2,579社、10万円以上15万円未満が956社、15万円以上は465社を見込み、当初の形では4,000社と見ている。今回、3万円で新たに対象になるのは約1,000社となるので、約5,000社の対象者数を見込んでいる。
○髙坂 進委員 1,000社が全部申し込んだとしても大丈夫とのことで、分かった。
次に、貨物運送事業者燃料費高騰対策支援金は、どのような制度で、どれだけの事業者がいるのか概要を伺いたい。
○経済政策課統括課長 まず、地域経済を支える重要な社会インフラである物流を支える中小貨物自動車運送業者に対して燃料の一部を補助するものとなる。対象者は、貨物自動車運送事業者である一般貨物自動車運送事業、特定貨物自動車運送業、貨物軽自動車運送業となる。
対象要件は、資本金の額、または出資の総額が3億円以下の法人並びに常時使用する従業者の数が300人以下の法人及び個人で、中小企業者が対象となる。令和4年12月28日時点において市内に営業所を有することなどほか7要件を付している。対象事業者は、申請の件数想定では、一般特定貨物の普通小型二輪以外の大型特殊などを含むものが5,000台、軽貨物、軽自動車、小型二輪のみが400台で合計5,400台を想定している。
○髙坂 進委員 分かった。結構である。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 次に移る。
○大久保たかし委員長 次に、歳出第9款土木費第2項道路橋りょう費、第3項河川費及び第4項都市計画費について説明を求める。
なお、繰越明許費及び債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道建設課長、河川・下水道管理課長、下水道経営課長、公園緑地課長、動植物園長、道路安全課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
質疑はないか。
○細田伸一委員 4項目を一問一答で伺いたい。
概要説明資料の6ページ、自転車走行環境整備として施工場所が3か所出ている。①の3か所について、別のページに図も出ている。八幡から東菅野にかけての踏切からの細い道それぞれは、どのような自転車の走行環境の整備になるのか。
○道路建設課長 自転車走行環境整備工事は、令和5年度から新たに実施するものである。本会議でも答弁させていただいたが、自転車が本来走るべきところを分かりやすく明示するために、車道の左側の自転車が走る部分にピクトグラムや青い矢羽根等を設置することで、自転車の走るところを視覚的に分かりやすくするものである。
○細田伸一委員 その幅は決まっていると思うが、①の八幡小学校の辺りは特に狭くて、先日も市民から質問を受けた。歩行者は右、自転車は左と答弁いただいて、そのための整備をするが、明確にそれをすみ分けができるようになるとのことか。
○道路建設課長 すみ分けを完全にするのではない。基本的に道路の左端を自転車は走ることが道路交通法で決まっているので、それを分かりやすくするものである。自転車も自動車も同じところを走るが、例えば本八幡駅方面から北に向かうほうについては、道路の北に向かった矢羽根と自転車のピクトグラムをつけて、反対側の北から駅に向かう自転車が走るべき部分は反対側に向く青い矢羽根と自転車のマークをつけて、本来、自転車は左端を走ることを明示する。自転車レーンや自転車道のように、そこを自転車だけが走るべきところとすみ分けするものではない。
○細田伸一委員 今、細い道の話をしているが、左右にそのような矢羽根の目印をつけて、左右に方向の違う自転車が行き交う。そうすると、それまで歩いている歩行者には何か注意喚起は行うのか。
○道路建設課長 矢羽根とピクトグラムを設置する位置は、商美会通りの路肩は歩行者が歩くためにあけておくので、路肩より車道側に矢羽根と自転車のピクトグラムをつける。歩行者の通行は今までと変わらない。
○細田伸一委員 同じく八幡小の前と市川1丁目、同じく市川1丁目から真間に向かうところについて、八幡小の前は340mで120万円、市道5183号や市道0121号は530mで840万円、その次のところは750mで810万円計上しているが、340mで120万円は、ほかと比べると安めになっている。逆に言えばほかのところが高めになっている。行うことは同じだと思うが、いかがか。
○道路建設課長 先ほどの説明の誤りを訂正する。八幡の商美会通りについては、既にいろいろな路面標示がカラーでされている関係で、青い矢印のマークはつけないで、自転車のマークと白いペイントでの矢印をつける。ほかの2か所は、青いカラーの矢印がつくので、その分メーター単価が変わってくる。
○細田伸一委員 大体分かった。市道5183号はグランドホテルとオリンピックの間の坂になっている道路で、ここは両端にやや幅の広い歩道などもあり、真ん中を歩行者や自転車が朝は勢いよく走ってくるが、自転車が走行するところはどこにつくのか。
○道路建設課長 真ん中の通路の部分の左端と右端につけて、左側通行を明示する。
○細田伸一委員 結構である。
○石原よしのり委員 4項目を一問一答で伺いたい。
予算書53ページ、補足説明の26ページの電気工作物等移設補償金、2つ目は55ページ、概要説明の27ページ、自転車走行空間整備事業、3つ目が55ページ、説明資料28、29ページの菅野駅周辺の整備の減額補正、4つ目が予算書7ページ、繰越明許費補正で、概要説明12ページの道路拡幅工事について伺いたい。
1つ目、53ページ、道路橋りょう費の道路橋りょう維持費、補償補塡及び賠償金の電気工作物等移設補償金は75万円の減額補正になっている。概要説明の26ページの補正理由の「寄附受入れの申し出があった箇所で、道路拡幅部分の整備に支障となる電柱がなかったため、不用額を減額する」を読んで、道路の部分に寄附があって道路の部分を拡幅するために整備しようと思い、電柱がそこにあるから電柱を移設するための補償金を予想したはずであるが、それがなかったのはどのような意味か。初めからないところに予算を計上すること自体がおかしいので、この辺の事情を伺いたい。
○道路建設課長 こちらの事業は狭隘道路対策事業で、建築指導課で建築に伴うセットバック部分の寄附を受けたところの整備を市で行う事業である。建築主から申請があったものに対して行うので、当該年度にどこを行うか確定していない。そのため、セットバックしたときに電柱だけが出っ張って残ってしまう支障がある場合に、工事に合わせて電柱を移設するための補償金として計上しているものである。
○石原よしのり委員 特定の箇所を何か行うための事業ではなく、枠で取ってあるものとの理解でよいのか。
○道路建設課長 御質疑のとおりである。
○石原よしのり委員 分かった。
2つ目、55ページ、道路改良等工事費1億2,770万円、概要説明の27ページ、道路改良等工事費について、②の自転車走行空間整備工事、南行徳が1億1,000万円は、自転車レーンを造るものだと思うが、どんな工事を行うのか。
○道路建設課長 自転車走行空間整備工事については、継続して行っている南行徳駅前通りについて、自転車レーンを設置する工事である。自転車レーンを設置するためには、中央分離帯の位置をずらすなど、今3車線あるものを2車線に改良する必要があるので、そのようなものを含めた工事請負費になる。
○石原よしのり委員 自転車レーンを造るためだと分かるが、これでどのように変わるのか。例えば今、課長が言ったように、片側3車線の道路が2車線に減少するのか。
○道路建設課長 現在、塩浜体育館前の交差点から北側のカリフォルニアロードの交差点までの区間の整備を進めているところであるが、整備が完了した区間は、原則片側2車線道路になっている。交差点部分は右折レーンなどはあるが、原則として一般部は2車線になっている。
○石原よしのり委員 今回の対象は新浜通りより北側で、東西線の南北辺りで、400mを行うとのことだが、ここは車線が減るのか。
○道路建設課長 カリフォルニアロードから北についても、自転車レーンを創設するために必要となるスペースを確保するために車線を減らす。
○石原よしのり委員 分かった。
次は予算書の55ページ、概要説明で28、29ページ、菅野駅については、住民の方々から文句が出て、説明会を何度もやって見直しするところであるから、減額補正するのは当然であるが、4,800万円の減額は、この全体の工事のもともと予算は幾らだったのか。4,800万円減らして幾ら残るのか。4,800万円はどの部分の減額で、予算として残してあるのは算定上どことなっているのか。
○交通計画課長 当初の予算額は全額で1億2,000万円である。今回整備に当たるものとしては、予算額は今年度は7,000万円を考えている。内訳としては、駐輪場本体が約4,000万円、交通誘導員などの費用が500万円、鉄板などの仮設費が2,000万円を見込んでいる。それ以外の計画のあった駐車場、タクシープール、大型待機所の整備に関するものは今回行わないので、その分を減額として見込んでいる。駐輪場は今回、整備の費用に入っている。
○石原よしのり委員 鉄道沿いの駐輪場は立派なものを造るから、これは減らさなくても分かる。北側のロータリーの真ん中にいろいろ造ろうと思っていたところについて、全ての工作工事と南側のロータリーの囲いの中の工事費用が抜けたと考えていいのか。
○交通計画課長 御質疑のとおりである。
○石原よしのり委員 分かった。結構である。
最後の質疑の4つ目が、予算書7ページの繰越明許費、概要説明の12ページ、国府台病院の北側の道の拡幅工事について説明を受けていたのは、年度内に完成する――今年3月までにできて供用を開始して、路線バスもここを通るように変わるとのことであったが、遅れるから繰越明許費としている。どのような原因があって遅れて、実際にここが供用できて双方向通行になるのはいつの見込みか。
○道路建設課長 もともとは年度内に完了して開通する予定であったが、道路工事に際して、舗装の路盤のさらに下の土の部分の改良が必要であることは設計の段階から想定したが、実際、複数箇所の土を取って調査したところ、設計よりも深い範囲の改良をしなければいけないとの試験結果が出た。今、路床改良を行っている最中に、もともと道路でなかった民地があった部分に資料にないガス管があった関係で、改良剤を入れて混ぜる作業が想定よりも手間取ってしまって進みが悪くなり路床改良の期間が大幅に延びた。その関係で、もともと路床改良をする範囲のすぐ脇に、最終的な電柱を立てる予定であるが、路床改良が終わってから電柱を立てないと、電柱を立てたすぐ脇を、また改良するときに掘らなければいけなくなって電柱が倒れてしまう可能性があるので、電柱の移設時期もずれた。電柱移設時期がずれたことにより、年度末の繁忙期に東京電力、NTTなど関係する電線管理者の工事の調整がうまくいかなかったとの複数の要因が絡んだ関係で、工期が延びて年度内に完了しなくなってしまった。
開通の時期は、車道については早ければ4月の半ばをめどに進めているが、路床改良がまだ全て終わっていないので、今後また延びる可能性がある。今の段階で明確にいつ供用開始できるかは申し上げられないが、分かり次第、現地に看板等で周知するなりして相互通行をいつから開始するかお知らせしたい。
○石原よしのり委員 理由はよく分かった。丁寧な説明に感謝する。そんな工事が必要になったら、追加工事費や算出予算で計上しなくていけないのではないか。例えばそうなると数千万円単位の感じがするが、その工事費はどのようになっているのか。
○道路建設課長 深く掘る必要があることと、改良剤の量が増えることはあるが、あくまでも膨大な金額が増えるわけではないので、今ある予算の中及び落札率等が対応できる範囲である。
○石原よしのり委員 よく分かった。
○中町けい委員 一問一答で1項目を伺いたい。
55ページの公共交通事業者原油価格高騰対策支援金240万3,000円の概要と範囲を伺いたい。
○交通計画課長 内容について、現時点でバス会社、タクシー会社に対する原油価格の高騰分の燃料費を支援していくものである。範囲は市内のバス事業者、市内に居住の個人事業のタクシー事業者が対象となる。
○中町けい委員 バス会社となると限られてくると思うが、1台当たりの支援なのか、1法人に対して幾らと決まっているのか、もう少し詳しく伺いたい。
○交通計画課長 試算の仕方について、令和3年4月から令和4年4月にかけて、バス会社の軽油の額の上昇分を算出して、それにバスの1年間の延べ本数に1台当たりの営業キロ数を掛けて総距離を出し、その燃料分を掛け合わせたもので算出している。
一方で、タクシー事業者に関しては、タクシーは路線が決まっているものではないので、同じような燃料高騰分の単価をタクシーが1台当たり使う燃料使用料を掛けて、ばらつきがある中で、月当たりに換算して一番低い額で計算したもので算出して1台当たりの額にして、持っている保有台数に掛け合わせたもので燃料代として出している。
○中町けい委員 あくまで走行距離というか、今まで使った燃料に対して算定されるとの解釈でよいか。
○交通計画課長 御質疑のとおりである。高騰分が余計にかかっているので、それを支援していく内容になる。
○中町けい委員 分かった。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 議案第63号令和4年度市川市下水道事業会計補正予算(第4号)を議題とする。
提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 暫時休憩する。
午後2時48分休憩
午後3時10分開議
○大久保たかし委員長 再開する。
議案第64号令和5年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
審査に当たっては、お手元に配付の審査順序のとおり進めさせていただくので、了承願いたい。
まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費のうち本委員会に付託された事項及び第8款観光費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔商工業振興課長、農業委員会事務局次長、農業振興課長、臨海整備課長、経済政策課統括課長、観光政策課統括課長、動植物園長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
質疑はないか。
○石原よしのり委員 最初に項目を挙げて一問一答で3点伺いたい。
293ページ、水産業振興費の負担金補助及び交付金、東京湾漁業総合対策事業補助金1,280万円、2つ目、301ページ、観光費の観光総務費、職員数と人件費について、3つ目、305ページ、観光振興費の負担金補助及び交付金、花火大会負担金について伺いたい。
293ページ、東京湾漁業総合対策事業補助金は、水産業費の中でかなり大きな支出である1,280万円で、昨年の予算書ではたった173万3,000円になっていた。10倍以上に上がっているが、どのような内容で、どのような補助金なのか。
○臨海整備課長 今年度増額となった主な部分は、ノリ養殖場に油濁監視事業を船橋市の漁業組合と市川市の漁業組合で2年ずつ交代で行っているが、令和5年度と6年度は市川市の漁業組合が行うことで、それに対する補助金額が約116万円となっている。さらに、高谷の船だまりの場所に漁船を修理する上架場があるが、そこに入っていくまでの水路に土砂が堆積して、大型船が満潮時でも入れない状況になっているので。そこのしゅんせつを漁業組合が行うので、しゅんせつの一部補助として約800万円を計上している。その部分が主に増えたものである。
○石原よしのり委員 高谷の上架場は船を引き揚げる斜めのコンクリートのスロープになっている先に土砂がたまって、ある程度の規模の船が入れなくなった。それを補助するのに800万円かかったとの大変大きな理由があったとのことだが、そのようなものは定期的に発生しないで、10年に一度程度発生する特別なものと考えてよいか。
○臨海整備課長 漁業組合が千葉県の施設を占用で借りているが、占用以来数十年、一度もしゅんせつをしていないので、そのために土砂が堆積したと考えている。
○石原よしのり委員 そのようなことであれば、このようなものだと説明があるとよい。
2つ目、301ページの観光総務費は課長の説明で、大町動植物園の正規職員が25名、会計年度任用職員も何人か増えて上がったとの説明があった。気になったのは、一般職員は昨年度の予算書では13人と書いてある。今回、34人になっているから21人増えている。動植物園の職員が25人移管されたといったら、元からいた13人が9人になっているとのことではないかと思うが、どのようになっているのか。
○観光政策課統括課長 人数の配当については、現行の職員数、かつ今後の動植物園に関する員数として予算計上している。実際は、時短の職員や時短の会計年度任用職員もいるので、何人ではなく、何人工の予算を計上している。
○石原よしのり委員 そう考えると、陣容は変わらずにあるのか。それとも、人工的には減っているが、これから観光は力を入れていくので、実際には陣容は増えているのか。
○観光事業推進課長 新たに観光振興課が経済観光部に編入される。今まで観光部で観光部長と観光政策課統括課長の2名の人件費が入っていたが、今度は経済観光部は別のところで部長と次長級の統括で変動がある。
○石原よしのり委員 伺いたいのは、これから陣容は拡充して、より一層の仕事ができる体制を整えているかを伺いたい。
○観光政策課統括課長 職員の配置については、現在も行政経営のほうで検討してもらっている。我々が聞いている範囲では、ほぼ現行と変わらないと認識している。
○石原よしのり委員 頑張っていただきたい。
3つ目、同じく観光振興費、花火大会負担金4,200万円を計上しているが、昨年まで3,500万円ではなかったのか。
○観光事業推進課長 昨年も当初予算では負担金として4,200万円いただいた。結果的に花火大会が中止となったので、江戸川区との協議の上、花火代金を差し引いて9月補正で減額しているので、当初は4,200万円で計上している。
○石原よしのり委員 僕の記憶が間違いで、その前の年など長年3,500万円ではなかったのか。
○観光事業推進課長 過去の負担金の経緯は、最後に開催した令和元年の市の負担金は3,800万円となっている。
○石原よしのり委員 結構である。
○髙坂 進委員 一問一答で伺いたい。
291ページ、多目的防災網設置事業補助金、297ページ、中小企業融資利子補給金、299ページ、中小企業融資代位弁済損失補償金の3つである。
291ページ、多目的防災網設置事業補助金9,395万9,000円で、補助率が6分の5であるが、全体では1億1,000万円か1億2,000万円ぐらいの金額だと思うが、これで何軒ぐらいを想定しているのか。
○農業振興課長 令和5年度の当初予算については、対象の農家が28軒を予定している。
○髙坂 進委員 対象の農家が28軒ということは、この28軒が全部申し込んでも足りる想定か。
○農業振興課長 事前に農家からの要望を集計している。今年度、12月補正で予算を計上したが、今年度と令和5年度、令和6年度までの3年間で要望のあった農家に対する補助を行う予定である。今回の28軒については、令和5年度予算で全て補助を行う予定である。
○髙坂 進委員 今、向こうから行いたいものを聞いたらこうだったとの話なのか。全体でいうと、そのような農家の人は市川市ではどれぐらいいると考えているのか。
○農業振興課長 要望を取りまとめた結果、3年間で65軒の農家から要望があったので、65軒の農家に3年間で補助を行うように予算確保に努めたい。全体で梨農家の件数が170軒ぐらいと想定しているので、そのうちの65軒から要望があった。
○髙坂 進委員 梨農家が170軒で、要望があったのは65軒、そのほかはそのような設備は整っているのか。
○農業振興課長 全て整っているのではないと把握している。防災網のほかに防鳥網という鳥よけのネットについては、ほぼ全ての圃場で設置が完了していると理解しているが、防災網については、市川市内においてはここ何年も大きなひょうの被害がなかったので、設置率は高くない。ただ、防災網の設置については、目が細かくて重量がかさむものなので、金額的にかなり高くなることと、シーズンになるとネットを張ったり、シーズンオフになるとネットを畳む作業がある。重量がかさむ関係で、特に高齢の農業者については張りたいとの希望があまり出てこない場合もある。今回要望が出てきたのは、今後も引き続き農業を行っていく後継ぎがいて、若手の農業者がこれからも引き続き農業を行っていく形の農家が中心になって65軒の要望が出ていると理解している。
○髙坂 進委員 要望しなかったのには、6分の1とはいえ一定の資金を自分で用意しなければいけなくて、それが用意できないからとのこともあるかと思う。それが用意できたから行いたいといった場合には足りなくなるが、補正予算を計上することも考えているのか。
○農業振興課長 今後の新たな要望については、緊急性や重要性を勘案して予算確保について検討していきたい。
○髙坂 進委員 分かった。この件については、これでいい。
次に、297ページ、中小企業融資利子補給金4,000万円余りは、今までの私の感覚だと、これの2倍ぐらいあったのではないかとの気がしているが、これはコロナで借りる人が少なくなったので、このようになっているのか。
○商工業振興課長 この内訳は、従前の市制度融資とコロナ禍で緊急的に対応した利子補給の2つで、減額の主な要因はコロナ禍の特別の利子補給の減である。コロナ禍の利子補給については、影響を受けた事業者への支援としてセーフティーネットの認定を受け、県の制度融資を利用する事業者に対して、令和2年3月から令和3年5月の融資実行分に対して、利子補給を3年間として行った。令和5年度は3年目を迎え、順次事業者の利子補給が終了することとなったことから減となるものである。
○髙坂 進委員 今、中小事業者は大変な状況にあり、少し回復してくると思うが、そうすると、市の制度融資の元の貸す条件を考えていかないと、なかなか増えないと思うが、どう考えるか。
○商工業振興課長 現在、社会状況が変化してきているところで、今後そのような状況を踏まえて、市制度融資についても、どのような方向性がいいか、必要に応じて検討していきたい。
○髙坂 進委員 分かった。ぜひもっと借りやすい形にしていかないと、中小零細業者はもたないのではないかと心配をしている。ぜひ制度そのものをもっと考えていただきたい。
299ページ、代位弁済の補償金は、予算が500万円では大変少ないと思う。そのすぐ上に預託金があるが、これは9億円である。この間、ずっと9億円で行っているのではないか。9億円の預託金を積むことは、それだけの融資の要望があるということで積まれていると思う。それに比べて代位弁済の金額は、今の経済状況の中で、これで済むのだろうかと思うが、どうか。
○商工業振興課長 中小企業融資代位弁済損失補償金は今までの実績を踏まえて計上している。融資の件数については、令和2年度、特に国でコロナ対応の緊急融資をしたとのことで、そちらに大分流れてきて、今、市の融資残高はその時と比べて減っている状況である。一時的な部分であるので、今後、融資が増えていけば預託金の有効活用ができると考えている。
○髙坂 進委員 預託金は金が減るわけではないので、これから積むのはどうだとのことではないと思う。それに比べるとちょっと少ない。今までもこれぐらいだったのか。もっと多かったような気がしていたが、実績がそうだとのことであれば、それで結構である。ただ、国の制度もどんどん終わってきている部分がある。そうすると、こちらのほうにもう1回流れてくることになるので、よく見極めて行っていただきたい。
○西村 敦委員 1項目伺いたい。
283ページ、勤労福祉センター費の南八幡体育館冷暖房設備改修工事費2,800万円について伺いたい。勤労福祉センターの1階には体育館があって、僕も昔行っていた。真夏にバスケットをやって、風通しもよくなくて大変だった記憶があるが、あえてここで避難所と例示して引っ張ってきているので、今年の夏も暑くなると思うが、予算が可決された後のスケジュール感はどのような流れで、いつ頃工事をして、いつから使えるのか。
もう1点、避難所として使うとのことであるが、通常は小学校の体育館で、小学校に備蓄しているプライベートテントその他の備蓄品もここに備えてあるとの認識でいいのか。
○商工業振興課長 勤労福祉センター南八幡体育館冷暖房設備改修工事のスケジュールについて、8月から10月ぐらいまでは台風のシーズンで、そこの工事は外すようにスケジュールを組んでいるため、12月末の完成を予定している。
2点目の備蓄の関係は、備蓄品は、南八幡体育館の裏の防災倉庫に小学校と同様の防災用品を備蓄している。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 次に移る。
○大久保たかし委員長 次に、歳出第2款総務費第1項総務管理費、第6目財産管理費のうち本委員会に付託された事項、第9款土木費第1項土木管理費及び第2項道路橋りょう費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
なお、債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔設計監理課長、建築指導課長、道路管理課長、道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
質疑はないか。
○石原よしのり委員 1問伺いたい。
322ページ、道路改良等設計委託料、概要説明の18ページと図が26ページにある。ここの測量業務委託について、八幡の駅からバス通りを高塚にまで上がって高塚入り口交差点でマミーマートが角にあるところは、確かに詰まるし、路肩も狭い。ここを拡幅できればスムーズに交通が流れるところである。土地を買収してどのように広げたいのか。ここは市川市なのか。松戸市高塚新田で、市川はどのように関わっているのか。松戸市ならば松戸市に行ってもらいたいところである。
○道路建設課長 整備については、現在、12月補正予算でいただいた予備設計業務委託について検討を始めたところである。今後、警察協議や関係する千葉県、松戸市と協議をして、どのような整備を進めていくかが決定することになる。まずは右折車両がいることによって直進車両、左折車両が進めなく渋滞が発生しているので、右折車両をかわすスペースをつくることを考えている。あまり広く右折レーンの整備をすることになると、角の建物を用地取得しなければいけないなど時間がかかる可能性もあることから、なるべく早期に改装できるように、できるだけ建物にかからないように、暫定的な形になるかもしれないが、そのようなことも考えている。そこで警察の協議がオーケーになるかはやってみないと分からないが、今後、警察等、関係機関との協議により形が決まる。
市川市か松戸市かについては、左下から右上に上がっていく道路を境に右下が市川市、左上が松戸市となる。ただ、ここの道路は、交差点より八幡側と、図面でいうと交差点より上と下に向かう側は県道で県の管理する道路である。大野に向かうほうの道路は市川市だけが認定している市川市道である。なおかつ、こちらは都市計画決定もされている道路で、市川市の都市計画決定のみで、道路整備としては、基本的には市川市、もしくは県で行う形になる。
○石原よしのり委員 いろんな関連自治体が関わっていて、そのようなところの調整から始めないと、どのような形状の改良をするかすら、まだ今の時点では決まっていない。そのために、まずは何ができるか、実際がどのようになっているかの測量までは早く進めたいとのことで最終的には決まってくるが、今、課長の答弁だと、それはそうとして、右折レーンをつくりたいとのところは計画に入っているのか。
○道路建設課長 用地取得が建物にまで影響しない範囲できちんとした右折レーンができればそれにこしたことはないが、建物は立ち退くのは嫌だが、建物にかかっていないところまでは用地を協力いただいてもいいという中で、右折車をかわせる車道の幅を確保できるようであれば、そのような暫定的な整備でも早期にできるほうを選択したいと考えている。ただ、警察協議なので、警察のオーケーが出るかによって変わってくるので、警察がきちんとした右折レーンをつくらなければいけないとなれば、それで進めていくしかないと考えている。
○石原よしのり委員 今の時点では詳細が分からないとのことなので、分かった。また委員会の中で決まってくるところを説明していただきたい。よろしくお願いしたい。
○西村 敦委員 1問伺いたい。
314、315ページ、18節負担金補助及び交付金の補助金で、先ほど耐震診断費補助金、耐震改修費補助金が去年に比べて1,400万円増で、トータルして2,400万円は、特別大きな改修工事の予定が入ったなど、耐震診断が極端に増えることはあり得ないが、人数や件数も含めて1,000万円が2,400万円に変わった理由を伺いたい。
○建築指導課長 耐震診断費と耐震改修費の補助金の増額については、一番大きいものはマンションの耐震改修工事1,000万円の補助が前年度はなかったが、来年度は改修工事1件がある。それと、6月補正から対象になっているが、以前は木造住宅について、昭和56年の旧耐震のものを対象にしていたが、平成12年までのものも現行の耐震基準を満たしていないとのことで、6月補正で予算をいただいた。したがって、当初予算で比較すると1,400万円増額になっている。
○西村 敦委員 耐震診断費補助金と耐震改修費補助金を分けて考えたいが、それがまだ分かりにくい。6月補正で平成12年までの耐震も対象になったことは分かるが、それ以前が年間大体何件ぐらい診断があって、改修があって、それ以降、何件を見込むから、この予算になったとの件数を伺いたい。
○建築指導課長 予算については、まず木造の耐震診断は1戸当たり8万円の補助で、昭和56年の旧耐震が16件、平成12年までに拡大したものが10件、合わせて26件である。また、改修工事費は、木造が昭和56年の旧耐震が100万円の補助が6戸、平成12年まで拡大した50万円の補助が5戸、計11戸の補助で、併せて今年度はなかったマンションの1,000万円の耐震改修工事の補助がある。今年度の実績は、旧耐震の耐震診断が9件、平成12年までの耐震は5件で計14件である。改修工事は、昭和56年の旧耐震が3件、平成12年に拡大したものが2件、マンションについては、改修工事はないが、今年度、マンションの100万円の改修設計の補助を行っている。
○西村 敦委員 詳しく答弁いただいたのでよく分かった。結構である。
○髙坂 進委員 313ページの財産管理人選任申立等手数料、315ページの危険コンクリートブロック塀等対策補助金の2つを伺いたい。
まず、財産管理人選任申立手数料100万5,000円は空き家対策のためとのことであったが、どのような人を選んで、どのように行うのか。
○建築指導課長 財産管理人の申立て手数料は、行政は相続人に対して管理が不全な空き家に指導をしていくが、所有者が亡くなって相続人がいなかったり、相続人がいても相続放棄されて相続人が誰もいない状態の場合に、指導する相手方がいないので家庭裁判所に相続財産管理人の申立てをして、通常は弁護士や司法書士を選任されることが多いと聞いている。申立てに当たり、空き家が処分されれば、そこから申立て手数料は支払われるが、最初の段階ではお金がないので、市から選任の申立てをする際に100万円を予納金として支払うものである。
○髙坂 進委員 100万円ということは、1件だけ予算化したとのことか。
○建築指導課長 1件分の予算である。
○髙坂 進委員 来年は1件で足りると考えているとのことで、分かった。
次に、危険コンクリートブロック塀等対策補助金570万円は、どのような人に幾ら補助金があるのか詳細を伺いたい。
○建築指導課長 危険コンクリートブロック塀等対策補助金の対象となるのは、道路に面している塀を全部除却する場合と一部除却する場合の補助で、全部除却し、なおかつ通学路や緊急輸送道路などの避難路に面している場合は1メートル当たり1万5,000円、避難路に該当しない道路は1メートル当たり1万円の補助をしている。一部除却の場合は1メートル当たり5,000円の補助をしている。
○髙坂 進委員 危険箇所はもっとあると思うが、その情報を集めることはしているのか。危険箇所があった場合、危険だから直さないと危ないと指導もしているのか。
○建築指導課長 平成30年に大阪府北部地震で小学生が亡くなったときに、学校教育部と街づくり部で連携して、通学路のブロック塀調査を行った。そこで約9,000の調査を行い、その中で9%の800か所が危険な箇所であった。そこにはポスティングをして、ブロック塀が危ない状態になっているので改修工事の対策を考えてくださいと啓発を行っている。
○髙坂 進委員 800か所のうち、現在どれぐらいが改善されて、どれぐらいが残っているのか。
○建築指導課長 資料を持ち合わせていないが、以前、調査を行い、約15%弱の是正率であったと記憶している。
○髙坂 進委員 85%が残っていて危険だとのことであるが、これに対してどのような対策を取るのかをちゃんとやらないと、通学路だと危ないし、それを何とかしてほしいとの声も聞くので、何か考える必要があるのではないか。今のままで行っていてもなかなか進まないのではないか。ぜひ考えていただきたい。終わる。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
次に移る。
○大久保たかし委員長 次に、歳出第9款土木費第3項河川費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
なお、継続費については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔河川・下水道管理課長、河川・下水道建設課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 次に移る。
○大久保たかし委員長 次に、歳出第9款土木費第4項都市計画費のうち本委員会に付託された事項について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
なお、継続費及び債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔街づくり計画課長、街づくり整備課長、道路建設課長、下水道経営課長、公園緑地課長、開発指導課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明が終わった。これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
質疑はないか。
○細田伸一委員 1問伺いたい。
概要説明資料③54ページ、公園費の工事請負費、菅野駅前にさわやかハウスを整備、施工場所、平田2丁目が図面でも出ている。「12㎡ 男子・多目的」とあるが、施設の内容はトイレなのか。
○公園緑地課長 施設は公衆トイレになる。
○細田伸一委員 12㎡に対して3,000万円とのことであるが、公園の多目的のトイレなどで20平米当たりで1,250万円ぐらいではなかったかと思うが、この予算の妥当性はどうか。
○公園緑地課長 さわやかハウス新築工事は多目的トイレと男子用トイレになっている。予算は見積りを取って計上しているので、妥当性があると認識している。
○細田伸一委員 間違いないと思うが、12㎡で3,000万円は高いような気がする。何者かのあいみつを取ったり、入札をしたのか分からないが、納得できないが。どうか。
○公園緑地課長 予算は見積りを取ったものである。トイレのほかにもフェンス等の外構工事も合わせた金額となる。
○細田伸一委員 外の工事も全部入れて12㎡か。
○公園緑地課長 12㎡はトイレの建物の建築面積である。外周をフェンス等で囲う工事が別途入っている。
○細田伸一委員 この「男子・多目的」はさわやかハウス以外に外周の工事も含めてのものとの解釈でよいか。
○公園緑地課長 御質疑のとおりである。
○西村 敦委員 一問一答で3項目伺いたい。
いずれも公園である。詳細が予算書では分からないので、概要説明資料の55ページ、公園費、工事請負費の塩焼中央公園テニスコート、ぴあぱーく妙典防球ネット、遊具等改修の行徳南部公園外について伺いたい。
塩焼中央公園のテニスコート整備工事に1,500万円ついているが、若干の工事内容とスケジュールを伺いたい。
○公園緑地課長 工事内容は、表層の剝がれてしまったウレタン舗装を剝がす工事と、再度整備する舗装工事となっている。
スケジュールは、予定ではなるべく早くと考えている。5月中ぐらいに契約を行い、10月ぐらいに完了したいと考えている。
○西村 敦委員 ウレタン舗装のところだけか。ほかにも門がおかしいなど言っていたが、併せてそのようなチェックもお願いしたい。
○公園緑地課長 ウレタン舗装と門の壊れているところを直す補修工事も入っている。
○西村 敦委員 ぴあぱーく妙典の少年野球場は、今はバットもよくなってボールが飛ぶ。子どもたちはファールでもとんでもない方向に打つので、防球ネットは非常にありがたい。これの高さとスケジュールが分かれば伺いたい。
○公園緑地課長 昨年度設置した防球ネットは高さ10mで設置している。委員のご質疑のとおり、ネットを越えてしまうケースが発見されたことから、再度、今あるところから2mないし3mの防球ネットを追加する工事を1塁側、3塁側の両翼に行う工事である。
スケジュールは、塩焼公園と同様、なるべく早く発注して秋頃の10月ないし11月頃完了したいと考えている。
○西村 敦委員 分かった。よろしくお願いしたい。
最後に、公園緑地施設改修工事費(支所管内分)の遊具等改修は、具体的に行徳南部公園外となっているが、行徳南部公園の何を行うのか。
○公園緑地課長 遊具等については、毎年行っている遊具の点検においてD判定で使うのに支障が出ている遊具に対して工事を行うものである。なお、行徳南部公園は複合遊具にD判定が出ていたので、それを更新するものである。
○西村 敦委員 何遊具か。
○公園緑地課長 滑り台などの複合遊具である。
○西村 敦委員 了解した。
○石原よしのり委員 公園費の中で2か所伺いたい。
予算書346、347ページの公園費、委託料の公園緑地維持管理等委託料、先ほど課長の説明で、予算が前年度に比べて減っている中で、この委託料だけは1億7,500万円の増額とかなり大幅な予算増があったが、これで今年度は前年度、あるいは例年に比べてどのような管理が増になったのか。
同じく斜面緑地崩壊対策事業費本年度支出額は真間山緑地の整備で、概要説明資料の55ページの2億800万円、図は3ページ、この7,400㎡は今年度分が2億800万円で、7,400㎡を何年かけて、全部で総額幾らぐらいの事業をやって、今年が2億800万円。この2億800万円はどのようなことを行うのか。
○公園緑地課長 公園緑地維持管理等委託については、昨年度行ったタウンミーティング等で草刈りや樹木に関わる剪定に非常に多く要望が出ていた。これらを適切に対応することを市長から見込まれ、今年度は緊急的に行う草刈りや剪定作業について、約2億円の増額をいただいた。
続いて、真間山の斜面緑地については、7,400㎡の斜面緑地に対してノンフレーム工法で、斜面にアンカーとして鉄筋のワイヤーにコンクリートのセメントミルクを注入したものを何本も打ち込み、そこに表面上、ワイヤーロープをつなぐ工事で表面の崩落を防ぐもので、予算書11ページにあるように総額5億2,000万円の工事で、令和5年度が事業費の4割で2億800万円、令和6年度が2割で1億400万円、最終年度の7年度が4割で2億800万円と継続費を設定している。
○石原よしのり委員 11ページの5億2,000万円は東中山の5億2,000万円だと思ったが、違うのか。
○公園緑地課長 東中山の斜面整備は概要書の54ページで、斜面整備が300㎡、予算の見積りが5,200万円を計上している。
○石原よしのり委員 間違っていたので訂正する。
真間山のほうはよく分かった。公園緑地維持管理等委託料2億円は、樹木を植え替えるのではなくて緊急的な草刈りと樹木剪定と説明があったが、樹木剪定も草刈りも定期的に行う作業だから、もしこのようなやり方をすることになると、毎年この金額をかけていかなければいけないことにならないか。一時的ではなく、今後このような金額を草刈り、樹木剪定にかけていく考え方の予算だと考えてよいか。
○公園緑地課長 草刈りについては、例年、年4回行っている。例年の実績では、2億4,000万円程度となっている。来年度は4回で2億4,000万円のものを、もう
1回分増やして年5回で考えていて、3億円を計上している。
なお、樹木剪定は、例年、要望をいただいて対応することが多い。毎年、予算が少ないので計画的な剪定作業が行えていなかった。そのため、市民から要望等をいただくことが多くなっている。それに対応するため、例年だと中木を6,000本程度の見積りになっているが、来年度は高木も含めた9,300本程度の予算の計上をしている。我々としては、この金額が毎年つけられれば、計画的な維持管理ができるのではないかと考えている。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で質疑を終結する。
〔所管部長入室〕
○大久保たかし委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 お諮りする。以降の議題については、明日審査することといたしたい。これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって以降の議題については明日審査することに決した。
本日はこれをもって散会する。
午後4時54分散会
令和5年3月1日(水)午前10時1分
場所
第4委員会室
出席委員
- 委員長
- 大久保たかし
- 副委員長
- 浅野さち
- 委員
- さとうゆきの
中町けい
細田伸一
青山ひろかず
髙坂 進
西村 敦
石原よしのり
松井 努
欠席委員
なし
説明のために出席した者の職氏名
- 経済部長
- 小塚眞康
- 経済政策課統括課長
- 湯本明男
- 商工業振興課長
- 宮内 徹
- 農業振興課長
- 石井啓友
- 観光部長
- 関 武彦
- 観光政策課統括課長
- 加科 学
- 観光事業推進課長
- 生澤 治
- 街づくり部次長
- 鎌形秀昭
- 街づくり計画課長
- 中原 基
- 街づくり整備課長
- 大川満司
- 開発指導課長
- 小宮正裕
- 建築指導課長
- 野田晃正
- 道路交通部次長
- 岩井忠良
- 交通計画課長
- 西倉和弘
- 道路建設課長
- 戸枝秀行
- 道路安全課長
- 白鳥洋一
- 水と緑の部次長
- 八田一生
- 下水道経営課長
- 松井利樹
- 河川・下水道管理課長
- 松丸 宏
- 河川・下水道建設課長
- 岩佐伸幸
- 河川・下水道建設課副参事
- 玉置鎌一
- 公園緑地課長
- 小林英樹
- 行徳支所次長
- 小川広行
- 臨海整備課長
- 磯部高志
- 農業委員会事務局次長
- 舘野裕之
会議に付した事件
- (1)議案第68号 令和5年度市川市下水道事業会計予算
- (2)議案第69号 市川市総合計画第三次基本計画の策定についてのうち本委員会に付託された事項
- (3)議案第72号 財産の減額貸付について
- (4)議案第73号 財産の減額貸付について
- (5)議案第74号 市川市道及び松戸市道が重複する部分の道路の管理の方法に関する協議について
- (6)請願4-6号 七中歩道橋の修繕に関する請願
- (7)請願4-7号 「最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願
- (8)請願4-5号 市川市宅地開発事業に係る手続及び基準等に関する条例に関する請願
会議概要
午前10時1分開議
○大久保たかし委員長 ただいまから建設経済委員会を開く。
○大久保たかし委員長 議案第68号令和5年度市川市下水道事業会計予算を議題とし、昨日の議事を継続する。
提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○大久保たかし委員長 説明は終わった。
質疑はないか。
○石原よしのり委員 初回総括以降一問一答で4点ほど伺いたい。
今、最後にも説明した614ページ、615ページの一般会計補助金4,420万円。これは今まで下水道会計のほうから出していたが、不適当なものは変えたとのことで、何が不適当であったか簡単に答弁してほしい。
635ページ、同じような項目が647ページ、資本的支出の予備費。昨年まで予備費については営業的支出のほうも資本的支出のほうも当初予算では50万円計上していた。それを今回から1,000万円の計上に変えるのは、特別なことが起こったときにスムーズに使えるのは当たり前の話であって、今までなぜ50万円でよかったのか、それを何で今回から1,000万円にしなければいけないのか。変えるのには何か理由があると思うので、そこを答弁してほしい。
637ページ、資本的収入の一般会計補助金がある。これも同じような説明で、今までの処理が適切ではなかったのを新たにするためにの話である。これもさっきの615ページと同じであるので、一緒にお答え願いたい。
638ページ、一般会計出資金が皆減になっている。これも今までの処理が不適切だったのか。今年になって、いろいろとやり方を変えているところが幾つかあるので、そこを答弁していただきたい。
○下水道経営課長 まず、一般会計補助金と支出金は理由が1つであるので併せてお答えする。今まで一般会計からの繰入金は、総務省の副大臣通知で認められている、いわゆる基準内繰入金と、それだけでは下水道事業会計の資金収支はなかなか賄い切れないとのことで、その不足を補塡するための基準外繰入金で特別会計自体から行ってきたが、公営企業会計移行後も、ほぼその考え方を踏襲しており、いわゆる資金収支不足に当たるところは基準外繰入れの公営企業会計移行後は出資金との形で受け入れていて、充当先としては、企業債の償還元金がどうしても不足するので、そこに充てようと4年度まで行ってきている。別に間違いであったわけではないが、ただ、なぜ資金収支が不足するのかとの理由を、今回、使用料の改定もあったので細かく分析して、やはり使用料で賄わないといけないところは賄い切れていなくて資金収支不足になっているものと、本来、基準内繰入れには含まれていないが、やはり雨水公費や汚水私費の負担区分の原則で考えたときに、下水道使用料で賄うのが適切でない経費。その中の一つとしては、先ほど申し上げたように、生活保護受給者の減免分を、ほかの下水道使用料を払ってもらっている方に肩代わりしてもらうなど、下水道事業会計はどうしても毎年多額の投資をし、内部留保が十分でないので、雨水事業を行うときに、後々、減価償却費相当分は公費負担とのことで基準内繰入れをもらえるが、最初にやっぱり大きなお金が出ていくときに内部留保がないので、どうしても資金収支不足に陥りがちである。そこを使用料の値上げで賄うのはおかしいと我々としてもだんだん気づいてきて、そこは雨水のために使う資金であるので、基準外繰入れであるが、一般会計から負担してほしいと。そのような資金収支不足の原因を要因別にきちっと整理して、使用料で賄うもの、これは基準外繰入れだけの一般会計が負担するのが適切なものと区分けした。
その中で出てきたのが、最初の御質疑で収益的収支の一般会計補助金である。これは今申し上げたように、生活保護の減免をしている方の減免分である。今までこのようなものもよく分からなくて、基準外繰入れでお金足りないからともらっていて企業債の償還金に充てていたが、公営企業会計へ移行したことによって、より分かりやすく、議会や市民の皆様に資金収支の不足の原因もお示しする必要があるとのことで、今回は財政とも協議して、きちんと分かるような形で予算を計上しようと、補助金で独立して計上している。
637ページは投資なんかに関わる資本的収支になるが、こちらの補助金については、今申し上げたように、雨水事業の初期に多額の資金が必要となるので、雨水事業に関わる資金の不足については、これは市民全般に便益が及ぶことであるので一般会計から補助してほしいことと、あと最初の整備のときに、それぞれ土地の面積に受益者負担金を応じていただくが、例えば公有地、国や県や市の学校の用地もあるが、そのようなところは受益者負担金を減免しており、そこの減免分も、ほかの下水道を使用される方に肩代わりしてもらうのは適切ではないのではないかとのことで、ここについても公費から負担してもらうことで一般会計補助金に計上している。
そのようなことで区分けしたので、よく分からないが、お金が足りなかった分を出資金でもらって企業債の償還に充てることは原則考えを廃止したので、出資金は今回皆減としているところである。
もう一つの予備費については、従来、このような言い方をしては何であるが、予備費はあまり使うことはないだろう、財政との予算の調製などでもかなり削られてきて、当初、100万円ほど計上していたが、50万円まで減ってきたところであった。しかし予測できない災害の雨でポンプ場が急遽修繕が必要になったり、改修が必要になったりした場合に、資金を円滑にすぐに用意することができなかったので、令和4年度においても、相之川第1ポンプ場の修繕が急遽発生し、そのときは1,516万3,000円流用で何とかしのげたが、今後も予期せぬ、いろいろ雨など降った場合に、万が一お金が足りなくて対応が遅れることがあってはいけないとのことで、今回1,000万円ずつ増額させていただいた。
○石原よしのり委員 よく分かった。一般会計補助金、特に法定内繰入れと法定外繰入れと今まで2つに分けていたが、法定外の中にも、本来であったら施策的な経費であるので、準法定内繰入れみたいな扱いが本当は欲しいというのを整理したら、その分が出てきた。確かに生活保護受給者の減免分は、本来、今回の改定では解消しようと思っていたとの話も知っているので、それはそのとおりだなとよく分かった。それで結構である。
予備費のほうもポンプ場の修繕が急に起こって、実際1,500万円かかった事例があったのが1つの理由とよく分かった。
○西村 敦委員 614ページの収益的収入のところで1点である。
第1款第1項第1目下水道使用料のところで、先ほどの説明では、範囲が拡大した部分と値上げによるものでプラスになって2億9,000万円。一緒ではなくて別々に数字を教えていただきたいが、料金改定の部分が幾ら、エリア拡大の分が幾らか。
○下水道経営課長 整備面積拡大によるものが1億1,253万4,000円、料金改定の効果によるところが1億7,783万1,000円、合計で2億9,036万5,000円と積算している。
○西村 敦委員 下水道料金の収入の分、前年と比較してどれぐらいアップしているのか。今の金額がアップした金額なのか。
○下水道経営課長 もし改定がなければ、今回の2億9,036万5,000円よりも1億7,783万1,000円少ない金額を計上していたところである。
○西村 敦委員 1億7,000万円上がって、営業外収益で一般会計負担金で、さらに4,400万円上がっている。一般会計の繰入金がさらにまた増えてしまったところで、吸収できずに増えてしまった原因があるのであれば伺いたい。
○下水道経営課長 現状、改定させていただくおかげで、収支はぎりぎり間に合っている。一般会計補助金の4,420万円は、先ほどお答えしたように、今まで出資金の中に全て入っており、今回出資金をやめて分けたので、特に増えたわけではない。
○西村 敦委員 我々としては、ぎりぎりまで値上げのいろんな食品、ガソリン、燃料も含めて消費者に負担がかかっている中で、ぎりぎりまで待って、できれば少し延期をと訴えてきたつもりではいるが、市長の御答弁では、年末から年始にかけて最終的に決断をするとのことで今回値上げに至ったのだと思う。市長からなのか何なのか、最終決定したプロセスがもしあれば伺いたい。
○下水道経営課長 物価高騰はかなり厳しかったが、最終的に下水道使用料だけは最低限に抑えたとはいえ、市民の方に御負担をお願いするわけである。市全体としては、様々な生活者支援の施策を打っていく中で、トータルとしては、市民の方にプラスになるような施策を今後も打っていく。
○西村 敦委員 苦しいのは分かる。
最後に1点だけ。市長から指示や話があったのか、なかったのか。そこだけ伺いたい。
○下水道経営課長 今申し上げたように、トータルとしては市民の皆様に満足いただけるような施策を打っていく、下水道事業は独立採算で行うのが原則になっているので、下水道事業については独立採算が成り立つように、何とか市民の皆様に御理解いただきたいとのことである。
○西村 敦委員 そうではなくて、最終的に値上げすることでよいとの確認を市長としたのか。していないなら、していないでいい。
○下水道経営課長 もちろん最終的に市長の御判断があった。
○髙坂 進委員 596ページの市川南ポンプ場建設事業の継続費、もう一つ、616ページの消費税及び地方消費税還付金の2つを伺いたい。
まず、市川南のポンプ場建設事業の継続費が、一番最後の7年度が17億円と大変大きくなっているが、これは7年度で本当に完成すると考えていいのか。
○大久保たかし委員長 一問一答でよろしいか。
○髙坂 進委員 はい。
○河川・下水道建設課長 工事の進捗状況であるが、現在、土木工事を中心に工事を進めており、おおむね土留め、要は土を抑えるような工事が完了している。今後、そこの土留めの中の土を取って土木建築工事を進めていく。
令和7年度であるが、現時点で7年度の7月頃完成予定で工事を進めさせていただく。
○髙坂 進委員 今年の分が4億4,000万円とのことで、これは工事の進め方の事情があって、今年だけ少ないのとか。
○河川・下水道建設課長 前回、工期の事業期間を約16か月延ばさせていただいたが、5年度については前年度の工事が残っている。その工事の部分を今年度に行うとのことで、5年度は4億4,000万円であるが、現年度の分が残っているので、その分も合わせた工事の事業量になる。
○髙坂 進委員 要するに今年度も4億4,000万円ではなく、もっとたくさんの工事があると。ただ、金額としては4億4,000万円で出てくるとの話だと分かった。
次、消費税及び地方消費税還付金であるが、これは還付金であるので返ってくる税金である。これは経費もあるが、設備がたくさんあるので返ってくると考えていい。これは毎年こうなのか。ずっと還付が出てくるのか。それとも、逆に人が払うほうが出てくることはないのか。
○下水道経営課長 もちろん年によって、金額の多寡など、還付ではなくても納付になる場合もあるが、ここ数年は雨水、汚水とも投資のほうがかなり増えてきているので、今どうしても使用料収入でもらう消費税よりも払う消費税のほうが逆転している状況になっており、還付とのことで今戻ってきている。ただ、今後整備が落ち着いてくると、やはり使用料収入が伸びてきて、もらうほうの消費税が多くなってくるので、還付はだんだん解消されていくのではないかと考えている。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 以上で討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 議案第69号市川市総合計画第三次基本計画の策定についてのうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○街づくり計画課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 この際、委員の皆様に申し上げる。
まず、市川市総合計画第三次基本計画案の目次及び議案第69号の委員会付託表を御覧願いたい。
本案のうち、本委員会に付託された事項は、目次にあるⅢの施策別計画のうち、議案第69号の委員会付託表、委員会付託参考資料において、本委員会に分類されている項目となっているので御了承願いたい。
これより質疑に入るが、質疑に当たっては、第三次基本計画案のページ数及び対象となる部分をできる限り具体的に明示されるようお願いしたい。
質疑はないか。
○石原よしのり委員 我々はふだん常任委員会で毎年行っているものでは全然ない。さらに言うと、このような総合計画を過去10年や5年前は勝手につくって、我々は承認する事項ではなかった。そのような意味では、ある意味初めてみたいな格好で、どのような形で審議していっていいか非常に迷うところであるので、私なりにこのようなところはどうなっているのかという聞き方で行う。
まず、80ページの中分類の15番、観光。92ページから97ページ、20番の交通安全、21番の道路・交通に係る無電柱化、22の下水道。
観光については、村越さんがこれを力入れたいと行ってきた。それはそれでいいと思うし、経済観光部になったところで市川市の観光はシティープロモーションか何かになればいい。この中にアイ・リンクタウン展望施設を非常に大きな項目として入れている。本市の観光の拠点や、観光資源のところで例示するときに最初に上がるのがアイ・リンクタウンである。これはどのような位置づけで一番だと思っているのか。
さらに言うと、僕は一般質問で10年近く前から時々行っているが、今、観光展望施設の東側の窓、ガラスは全て目隠しが貼ってある。これは当初開店したときはガラスだったのに、途中でいろいろクレーマーのクレームがあって貼ったが、これは当時の観光部だったり、経済部と何度も話をして、そのときの部長、次長、課長はみんなこれおかしい、取り除かなければいけない、何でこんなのをつけたのかという話をずっとしてきている。それに向けて取り組むとの答弁もずっとしている。
何を言いたいかというと、ここは市川市の最も大事な観光拠点と言っているのに、4分の1、東側の景色を見えなくしている。おかしくないかと。51億円もかけて取得して、毎年何千万円も払って維持しているところでこんな無駄をやってていいのかと。これは結局プライバシーの侵害など防犯上の問題と言うなら、違う方法、防犯カメラや警備員だってできるのを、こんな施策はあり得ないと僕もずっと言ってきている。この辺について中長期に考えるなら、しっかり考えて、アイ・リンクタウン展望施設をもっと活用しなければいけない。ここについて、もっとしっかりと位置づけて打ち出していく必要があると思うが、この辺どのようになっているのか。中長期のここに書けないなら、どうやっていくかはしっかり市役所の中で考えていってほしいが、ここはどのような話になるか。
○観光政策課統括課長 今の御質疑であるが、昨年度作成した市川市の観光振興ビジョンの中でリーディングプログラムとして選んだ中のランドマークとしてアイ・リンクタウン展望施設を位置づけている。昨年、ビジョンが作成できたので、今年度から実現に向けていろんな施策、手法を取って、市川市でPRすることを進めているところである。
今、御質疑があった東側の目隠しである。現在も下が見えなくなるような位置まで目隠しされた状態になっている。その件についても継続で検討しているが、撤去しようなど、別の方法を考えることは、今の時点でまだ計画していないので、当然のことながら、この施設をランドマークとして位置づけしていく中で、それも一つ検討しなければならないことだと考えている。
○石原よしのり委員 検討は分かっている。これが去年の観光ビジョンの中でも大変重要だとなり、これをちゃんと生かしていくと決めた。そしたら、このようなことも、今すぐ回答できない、すぐ取り除くと約束できないで構わないが、それはしっかり取り組んで、ここの拠点になる観光ビジョンの中心的なスポット、第一である。この機能を高めるのを、それは取り組むと言わなければ駄目だと思うが、そこら辺はどうか。
○観光政策課統括課長 今、委員の御質疑のとおり、しっかり取り組んでいきたい。
○石原よしのり委員 2つ目、無電柱化の話、これは94ページから97ページに書かれている。僕は重要政策だと思う。田中市長も選挙公約からずっと言っているし、広報紙に上がっている。ところが、なかなか遅々として進まない。市長に就任してすぐに3・6・32の、何で新しい電柱をつけるんだと。拡幅して元の電柱を撤去するのに、また新しいのを建てるのかと言われて検討させられた。それで結局間に合わない、水路の改良がなかなかできないとの理由で市長も折れたみたいであるが、やっぱりここは大方針として行うのであったら、きっちりとやりますと書くだけではなくて、これは優先事項。例えば新しい道路をつくる、あるいは拡幅するときは必ず入れるなど、どうやって進めるかのところまで入っていないと進まない。ここら辺はどのように盛り込むのか。これは案であるので、書けるなら、そのようなところまで書いたほうが僕はいいと思うが、いかがか。
○道路建設課長 今回の第三次基本計画については大きな方針として掲げているもので、具体的に委員の御質疑のところまでの記載が不足している点については今後関係の企画部門と確認していく。市の方針としては、市川市無電柱化推進計画を令和4年7月に策定し、その中においては、基本的に優先整備路線5路線を選定してはいるが、それ以外に新たに拡幅整備もしくは都市計画道路整備をしていくものについては、原則として無電柱化していくことは掲げているので、方針としてはそのように進めていくつもりである。
○石原よしのり委員 もちろん、これは方針であるので、それでいい。ここを今もし書けるなら、新しい道路や拡幅した道路、機会があるときは無電柱化だと言ってしまったらどうかと僕は思ったが、その辺はどうか。
○道路建設課長 その辺については、取り組んでまとめている企画部門と調整させていただく。
○石原よしのり委員 次、下水道。当然、今、一生懸命進めなければいけないところであるし、市長は一生懸命行うであろうし、これから市川市の陣容も福祉や人事を含めて下水道対策を進めていくことになっていると思う。それはいい。
さっき委員会の中でもいろいろと行っているのでよく分かっているが、最後のところに下水道使用料の適正な徴収の話がある。これは、どのようなことまでここの中で方針として示しているとの理解なのか。抽象的な表現はそのとおりだと思うので、ここら辺をお願いしたい。どのようなことを言っているのか。
○下水道経営課長 こちらについては、やはり下水道使用料を皆さん公平にお支払いいただくことで、収納率をアップすることを意図している。令和3年1月からは下水道使用料の徴収については、県の上水道と徴収一元化をしており、そのおかげもあり、収納率は99%前後と上昇はしてきているが、一元化前の令和2年12月までの下水道使用料の滞納分の管理については、引き続き市川市が責任を持って行っていかないといけないので、現在、そちらのほうを力を入れて滞納整理を行っているところであり、そのようなことを意図して、こちらのほうは記入させていただいている。
○石原よしのり委員 確かに収入未済になっている分、これをちゃんと管理していこうとのことであった。さっきあなたが言ったとおり、上水道と一緒になったら、これを払わなかったら上水道も止まってしまうので、勝手にこんな話をしなくてもなると思ったので言ったが、僕としては、それで分かった。
○髙坂 進委員 まず98ページ、住宅・住環境であるが、既に人が居住しない住宅が3万戸あると書かれている。もう一つ、市で把握する管理不全な空き家が400戸ある。それで増加傾向にあるとなっている。3万戸と400戸は、それに対する対策として、空き家の適正管理や有効活用の促進と書いてあるが、ちょっと性格が違うものなのではないかなと思う。これはどう考えているのか。
○建築指導課長 居住しない住宅が3万戸存在しているところについては、平成30年に行った住宅・土地統計調査のデータを基に記載させていただいており、この3万戸の中には、例えば倉庫として使っているもの、2次的な空き家で、市川市ではそんなに多くないと思うが、いわゆる別荘みたいな使い方をしているもの。それからあと、調査を行ったときに、販売のために使っていない、まだ売れていない状態が含まれていることで数が多くなっている現状がある。
もう一つ記載している、市で把握している管理不全な空き家400戸に関しては、主に市では管理が不全な空き家の対策に力を入れており、市民から、ここの空き家はちょっと危険であるなど、管理が適正にされていないと通報されたところを400戸と記載をさせていただいている。
○髙坂 進委員 多分そうなのだろうなと思う。3万戸は、例えばアパートなんかで空き家になっている、入っていないということも含めている気もする。そうじゃないと、そんなにいかない気もする。そのような点で言うと、要するに400戸は管理する人がいなくて、私たちが考えている本当の空き家だと思う。そうすると、対策がやっぱり違ってくるのではないかなと思うが、適正管理と有効活用の促進だけで対策になるのかなと思う。
○建築指導課長 市では、平成29年の12月に空家等対策計画を策定し、その後に具体的な施策を定めた実施計画を定めている。現在は第二次の実施計画とのことで、これは令和4年の4月に策定したものであるが、まず3本の柱で対策を考えている。1つが空き家化の予防、2つ目が空き家等の適切な管理と活用促進、3つ目が管理不全な状態の解消である。
1つ目の空き家化の予防に関しては、問題となるのは管理が適正にされていない空き家であるが、管理が適正にされていない空き家にならないように、空き家になった最初の段階から気をつけていただくことで、例えば固定資産税の納税通知書の中に、このようなことに気をつけてくださいと啓発したり、あとは自治会の回覧板を活用して管理不全な空き家にならないように、このようなことに気をつけてくださいと、やはり同じような啓発活動を行ったりしている。
2つ目の空き家等の適切な管理、活用促進に関しては、これも同じように管理不全になってからのことではあるが、やはり同じような啓発活動は行っていることと、空き家を活用するためのリフォームを行う場合の補助金も設けている。
この前、座談会とのことで第1回目を開催したばかりであるが、今後、自治会との連携を図っていって、自治会と情報共有しながら適正な管理と活用促進を考えていく。
また、今年の1月末に不動産団体と相談業務の協定を締結して、市のほうでは、こういったことに活用してくださいとの提案がなかなか難しいところがあるので、専門的な知識をお持ちの不動産団体のほうから、売買を含めた活用の協力を図っていきたいと考えている。
3つ目の管理不全な状態の解消については、空家等対策特別措置法に基づいて、これは法律に基づいた対応になるが、市のほうで助言を行ったり、指導を行ったり、場合によっては命令、そのような措置の対応を行っているところである。
○髙坂 進委員 分かった。要するに400戸は今言ったような対策で、多分そのようなことなんだろうなと私も思う。3万戸は、これは全然違う対策が必要なんだろうと思う。
次に、104ページの地域経済を活性化させるために消費の循環構造が有効であることから、新たな仕組みの構築に注力していくと書かれてあって、要するに今回、地域通貨が出されてきているのだろうと思う。地域経済の活性化の点から言うと……。
○大久保たかし委員長 髙坂委員に申し上げる。所管外で、デジタル地域通貨は企画部の所管になるので総務委員会になる。
○西村 敦委員 1点だけ。87ページ、17の防災。河川、水、緑がいるので、中分類3のところがうちの所管だとのことで、時間50ミリ対応に向けて行っていくとのことである。小分類の具体的な施策になると、河川改修、雨水排除、雨水排水施設の整備、保水・遊水・貯留浸透機能の向上とのことで、大変ごもっともなことであるが、具体的に河川改修、どのように行っていくのか、他の小分類を見ても、かなりテーマを絞ってやってポイントを当てているが、河川改修だけ書かれてしまうと、何なんだろうなみたいな。雨水排除、雨水排水施設の整備、当然、今、市川南ポンプ場を行っている。これをきっちり仕上げることや、その後にどこに新たにポンプ場を検討しているなど、そのようなところが具体的に入ってこないと計画になっていかないのではないかと思う。
貯留浸透機能の向上といっても、新たに貯留層をつくるのか。公園の下に全部貯留するような、50cm幅の違う砂を埋めるのかなど、いろんな方法があると思うが、具体的な手法が全くない。河川改修って、市で行うと言っても、できる話ではないので、国と県の調整をどうするかや、それに対してパイプづくりをすることや、情報を見える化するなど、そのようなことによって具体的に市民に分かりやすくするなど、何かあればいいが、ここのテーマがあまりにも漠然とし過ぎているので、これについて何か裏に隠されたものや、表に上げるものがあるのであれば表に上げたほうがいいし、その辺どう考えているかを伺いたい。
○河川・下水道建設課長 議員の御質疑のとおり、河川については、昨年度、大柏川の改修事業を市で進めていたが、完了した。河川改修については、残るところは千葉県のほうで現在進めているところであり、あと調節池の整備も県土のほうで進めている。今後、河川の改修については、今のところ市で事業化する予定はないので、その辺の表現の仕方について企画課と調整したい。
○西村 敦委員 分かっていないが、分かったと言うしかない。こっちが具体的に持っている思いがなかなか企画に伝わっていないような気もするので、その辺、せめて4文字ではなくて10文字や15文字ぐらいで、いろいろ川の名前を入れながら行ってほしいと思ったりして、貯留浸透機能についても多分何か考えがあって書いてあるのであろうから、その辺も文言を加えてほしいと思った。
○石原よしのり委員 4点をもう1回言うと、空き家対策、102ページ、の土地利用・景観、104、105ページ、26の経済・商工業、最後は106、107ページ、27の都市農業である。
98、99、空き家のところに戻る。結局、さっきからみんなも言っているが、これは基本計画である。ある程度方針でこのようなものを示さなければいけないものをつくろうとしている。我々もそれに対して助言するつもりで言っている。
ここで住宅関係のところでは、髙坂さんが言った特定空家と活用できる空き家の話が入っているが、僕は今、活用できる空き家を言う。最初の現状と課題のところに、子育て世帯について市外転出が目立っていてとの話があって、右側の取り組みの真ん中に「高齢者や子育て世帯等が住みやすい住宅ストック形成の支援」とある。
僕、この話をずっと過去にも取り上げてきているし、去年の12月に一般質問でも行っている。まさにここの子育て世帯の話が課題として上がっていて、これは何やるかのところに住宅ストックの形成と書いてある。明らかに皆さん、行ってきていることがある。割安な中古住宅を豊富な情報や物件の中から選べて、安心して取引できるようにあって、子育て世代が住宅取得できるようにとずっと言ってきている。何でそのようなことが書けないのか。何をやるか、これからの市川市はどのような方針で支援していくんだという話。このようなことが具体的に書けなくても、このような取組なんだとの話を基本計画の中には示す必要があると思う。ここをまず考えてもらいたい。
もう一つ、ここのところであるのは、もう一方の良質な住宅ストックに変えなければいけないので、あんしん住宅リフォームなど、いろんな制度が市川はあって、そのことをこの中分類2のところで言っている。ここには、今、市長も言い始めてカーボンニュートラル元年と言って、それから環境施策推進参与の平田さんも言っている断熱改修、断熱リフォームって、今一番だと言っているわけである。何で断熱のことが載らないのか。良質な住環境のところに、即、ここで方針が出てきているので断熱化を入れるべきだと思う。空き家の住宅ストックの話と今の施設質の改善の断熱化を入れる話と、ここについて2つ伺いたい。
○建築指導課長 空き家の利活用に関しては、確かに地方の都市では例えば子育て世代を誘致するなど対策を進めている自治体もあるが、市川市の場合、比較的都心に近いことで流通性が高いことがあり、子育て世代に特化した対策は今のところは進めていない現状ではあるが、確かに委員の御質疑のとおり、今後検討していく必要性は感じている。
○街づくり整備課長 カーボンニュートラルについても、議員の御質疑のとおり、断熱化に特化した文言を入れるべきだと思った。
○石原よしのり委員 さっきから何回も言っているが、このような方針で計画を行っていこうと示すものなので、今言ったようなことはやっぱりどこかに記載しているべきである。建築指導課長のところも、これからまだ最終的になるときには考えてほしい。
次に行く。25、景観の話。景観を中分類2のところで入れているが、景観に寺社や、文化施設などの、歴史的な何かの話、それから若干緑のと言うが、やっぱり市川の市の木、クロマツがある。これが今失われつつあって、みんな危機感を持っている。市川だって、何かのところではクロマツの保全だと言う。ところが、この重要な基本計画にクロマツのクもない。どうなっているのか。そのぐらいは入れるべきではないか。市の木である。そこら辺が何も入っていないのは改訂して直していくべきではないのか。
○街づくり計画課長 今回の委員の御指摘、市のクロマツは我々も重々認識しているところである。記載については、繰り返しになるが、関係の企画部と調整させていただきたい。
○石原よしのり委員 この項目は結構である。いい計画をつくるために頑張ってほしい。
次、3つ目が経済・商工業。僕はいい。我々は考えなければいけないのは、地域経済はどうなるんだと。今、市川は個人商店がどんどんなくなっていきつつあって、商店街も歯抜けになってという、これは経済部も危機感を持っている。ここはどうするんだとの話であるが、見ると、105ページの真ん中あたり、中分類3のところに商店街づくり、関係経済団体への支援の話しか載っていない。そんなことよりも、やっぱり小売店、個人で営んでいる飲食店、個人商店、このようなところが市川できちんとあってほしい。確かに一般的な小売店が大型店に負けてしまうのは経営のことを考えれば、それはしようがない。ところが、特徴のある小売店や、特徴のある飲食店、人気店はいっぱいあるし、こんなの起こしたい人はいっぱいいる。このようなのがあるので町は活性化する。そのような個人商店をしっかり応援するのは、僕、市川の経済部の仕事だと思う。何で個人商店を大事にする話が出てこないのか。
さらに言うと、商工会議所や商店会連合会など、各商店街単位でどうこうではなくて、商店街に入っていない小売店、飲食店もたくさんあるし、住宅街の中にぽつんとあるレストランでも非常に人気があっていいところだって出る。そのようなまちづくりが必要だし、個人商店を支えるのが市の経済部の仕事だと思うが、これが非常に薄い。どうなっているのかと思う。そのような基本計画を立てるのなら、そこら辺をもっと重点的に明示する必要もあると思うが、いかがか。
○商工業振興課長 今、御質疑をいただいた小さな店舗等については、現在、市のほうでも補助金、あとは経営相談等の支援を行っているところである。記載については、そのようなところがちょっと薄いので、ここら辺の記載については企画課、関係課と調整して対応していきたいと考えている。
○石原よしのり委員 結局、ここは計画である。このようなことを行っていくんだと示さなければいけないと、今、課長が言ったとおりである。しっかり行ってもらいたい。個別の政策で起業塾や、経営相談など、それはいい。こんなところには要らない。このようなところは大事なんだ、市川市の経済部の方針なんだとぜひ示していただきたい。
次は4つ目の27、都市農業。今、どんどんなくなりつつあって残念である。これは経営基盤をしっかりさせなければいけないところなのに、制度的な話の生産緑地を活用しましょうなど、今行っているのは道の駅で支援したり、防鳥ネットや、多目的ネットなど、そんな話をやって、具体的な細かいのはもちろんあるが、今市川は地球温暖化対策、環境のことを行おうとしている。そうなったときには、今、太陽光発電やソーラーシェアリングなどは農業であるではないか。このような新しい、市川が行おうとしているのがまさにこっちの方向なのであったら――ところが、まだ市川はソーラーシェアリングをやっていないし――これは経営基盤の安定には一番である。電力売却収入が入った上で、農地だって遊休農地もあれば何もある。農業をしている方は、周りに自分の土地もある。このようなものを一緒に行っていかないと、経営基盤なんて、ならないのではないか。
そのような意味では、ほぼ定額的な電力売却収入みたいなもので支えるなんて非常にいいとなるので、まさにカーボンニュートラル元年、それから平田さんの起用の中で提言もあったはずだし、市長が進めようとしている方針がそっちだと思う。これは何もそれだけと言わないが、このようなのが全く抜け落ちてしまったらまずいのではないか。これは今の市長就任前から行っているなんていったら、それはなかったかもしれないが、市長が1年もたって方針が出ているのだったら、このようなこともやっぱりちゃんと方針の中に入れていってほしいなと僕は思うが、いかがか。
○農業振興課長 経営基盤を強固にすること、それから土地も農地もだんだん減ってきてしまっている。そもそも市川市が市域が狭いので、それほど広い農地があるわけではない。ここは有効に活用していかなければいけないとは思っている。
今、御提案のあったソーラーシェアリング等については、この中では具体的には記載がないが、これと並行して、今、市川都市農業振興プランを策定しており、その中でソーラーシェアリングの取組も記載させていただく予定でいるので、実際の農業振興の中ではそのようなことも含めて有効活用を図っていきたい。
○石原よしのり委員 要するに別の政策の中で考えている、このようなことも忘れていないと言いたいのであろうが、そしたら、これから3年間の基本計画なので、ここは具体的に何々すると書く必要はない。そのような取組を市川市は進めている、あるいは、進めたいと思っていると示せと言っているわけである。
これを案の段階から改訂するときには、そのような文言を、それこそ担当部署のほうは、企画はどうこう、他にまとめると言ったが、担当部署は自分のノウハウも蓄積もあるので、今分かっているのであったら、このような政策も行っているので、私はここにきちんと示したいと言って、これを改訂していっていただきたい。今回議員が親身になっているので、ぜひそうしてほしい。
○中町けい委員 一問一答で2つ伺いたい。
80ページ、15番、観光のアイ・リンクタウンについて、先ほどもちょっと話が上がっていたが、私、以前にアイ・リンクタウンに、これは案であるが、恋人の聖地をつくったらどうかと提案させていただいたことがあった。アイ・リンクタウン展望施設があることは大体皆さん御存じの方が多いと思うが、もうちょっと具体的な切り口というか、呼び水というか、生かし方を何か考えているのかを伺いたい。
○観光政策課統括課長 今、委員の御質疑のように、恋人の聖地など、そのような位置づけは特に今日現在はしていないが、大分コロナ感染も収まってきたので、集客のイベントも定期的に自主主催で行っているところである。さらに、ランドマーク的に皆さんが来場いただけるようなものも今後検討していきたいと考えている。
○中町けい委員 それはあくまで1つの案で、別にそれだけに固執しているわけではないが、せっかく、あのような展望施設が無料で見られることはなかなかないと思う。千葉市にしても有料だし、結構有料なところが多くて、せっかく無料で見られるので、いかに市外からもより多くの方に来てもらうか、そのためにどのような呼び水があって、どのような具体的な生かし方――呼び込むものをもうちょっと絞ってもいいと思うし、市外から来ていただければ市川北、南でも例えば食事をして帰ってもらうなど、その後の経済活動にもつながっていくと思う。せっかくあのようなすばらしい施設があるので、もうちょっと生かし方を踏み込んで考えていただいたほうがいいのではないかと少し要望も兼ねての意見である。
15番観光か26番経済か、どっちか分からなかったが、今、ふるさと納税の流出額は市川市は年々すごいと思う。市川市のふるさと納税の流出額が毎年毎年拡大していく中で、特にこのようなふるさと納税に対する連携として、そこを生かした市川市のPRなど経済の部分に関して何も触れられていなかったが、そこの連携は何か考えていることがあるのか。
○観光事業推進課長 ふるさと納税の部分については、本会議の中でもいろいろ御意見、御議論いただいているところであるが、やはり返礼品競争が今過熱しており、市川市の立場としては、流出してしまう額が大きいところもあり、かなり大きな影響は受けていると考えている。
その中で、ふるさと納税を活用して市川市を知ってもらうとのところで、市川市独自の様々な特産品、例えば時期であれば梨など、そのような部分を広くPRして、市川市にはこんなすばらしい梨が返礼品であるんだとのところから波及していって、ふるさと納税を絡めたPR。梨に限らず、様々な特産品等もこれからどんどん発掘していきたいと思っているので、そのようなところを絡めて市川市のPRにつなげたいと考えている。
○中町けい委員 ぜひそこも踏まえて、そこも一つ大きな問題点だと思うので、そこをカバーするに当たっても、観光ないし経済で主に連携していただきたい。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 議案第72号及び議案第73号財産の減額貸付についてを一括議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○農業振興課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
採決する。
まず、議案第72号について、本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に、議案第73号について、本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 議案第74号市川市道及び松戸市道が重複する部分の道路の管理の方法に関する協議についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議場以上の説明があれば説明願いたい。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○大久保たかし委員長 質疑はないか。
○石原よしのり委員 簡単に言うと、市境の区画道路がある。片方が市川で、片方が松戸なり船橋。それで道路の真ん中からこっちだけ市川が整備して、こっちが松戸だというわけにいかないので、幾つかに分けて、ここは市川が管理する、ここは松戸がすると区分けをしたとのことで、こうしたので御承認願いたいとのことが今回の議案だと思う。そんなに問題ないと思うが、我々としては、公平なバウンダーになったのかなと。例えばうちだけ手入れが大変なところや難しいところが当たっているのもちょっと困るし、その辺、どのように区分けする基準があって、どんなふうにできて、これは私たちの考えの中ではすばらしい分担取決めと言うのかを答弁してほしい。そしたら、特段問題ないと思う。
○道路管理課長 管理する路線の決め方は、基本的には公図上で重複する路線、松戸市の公図、市川市の公図を比べて、道路用地をより多く所有している市が管理する協議をした。面積の所有割合がほぼ同じぐらいの場合は、前後のお互いの路線のつながり具合を勘案して、どちらのほうが効率的に管理できるかを協議して決めたものである。
○石原よしのり委員 それで市川にとって、決しておかしくない適切な分担ができたとの理解でよいか。
○道路管理課長 そういうことである。
○大久保たかし委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 これより請願の審査に入るが、任期最後の委員会となるので、先例により、結論を得る見込みのない事件は審査未了となるので御了承願いたい。
まず、請願第4-6号七中歩道橋の修繕に関する請願を議題とする。
既にお読みいただいてると思うので、この請願について御意見を求める。
○西村 敦委員 提出者になっているので一言意見を述べる。
非常に築年数がたって、風、雨で老朽化している。写真を見ていただいても分かると思うが、これは請願の代表の介護施設行徳翔裕園の皆さんの要望が多くて、周りの自治会の方を中心にそうだと署名が集まっている。
歩道橋を渡って高齢者施設に来る方がおり、危ないので手すりにつかまりながら登って下りてくるが、結果的に降りると手が真っ赤になってさびだらけになっている状況であるので、早く何とかしてあげたいとの思いがある。ぜひ県のほうに市から強く要望していただくことをお願いしたいと思うので、採択していただくよう、よろしくお願いしたい。
○大久保たかし委員長 ほかに御意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 採決する。
本請願を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○大久保たかし委員長 挙手全員。よって本請願は採択すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員長 請願第4-7号最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める請願を議題とする。
この際、お諮りする。本請願について、増田好秀議員から紹介議員の取消しの申出がある。これを承認することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 御異議なしと認める。よって紹介議員の取消しの申出を承認することに決した。
本請願についても皆さんお読みだと思うので、御意見を求めたい。
○髙坂 進委員 今、日本の賃金は20年、30年、全然上がっていないことが世界的にも大変大きな問題になっていると思う。企業に賃金を上げてくれというだけではなくて、やっぱり最低賃金が低い、そこのところに手がつけられていないことと、それが各地域によって違うことがやっぱり一番大きな問題になっていると思う。そこのところに手をつけないと、給料上げろ上げろと言ったって、企業がもうからないので駄目と言えばそれだけのことで、やっぱりそれは法律で規制していくことが一番大切なことだと私は思っている。
そのような点で、最低賃金を上げていくことと、そうした場合に一番問題になってくるのが中小零細企業の問題である。そこのとこがちゃんと対応できるかが非常に大きな問題になってくるので、そのような点で、この請願をぜひ採択していただきたい。発言を終わる。
○西村 敦委員 この請願、態度としては反対の立場で意見を陳述させていただく。
求められているもの、最低賃金の引上げはそのとおりごもっともであるし、毎年引き上がってきているのも事実だと思うし、全然問題ない。また、首都圏と地方の格差是正も当然必要なことであるので、求めていることは合致していると認識している。
ただ、方法論として、最低賃金を全国一律にするのはやっぱり無理があるのではないかというのと、市レベルというよりは、国のほうで協議していただければとまず感じた。また、最低賃金1,500円とのことであるが、これをしてしまうと中小企業にもろに打撃になってしまう。経済全体の回復が大事であるので、賃金のみの上昇はいろいろな弊害、無理が出てきてしまうかなと感じている。
これは同じ手法を韓国で行ったが、見事失敗している。昨今、新聞報道で春闘も始まっているが、企業側はベースアップをすると。満額回答という記事が新聞報道されているし、これを中小企業にも拡大、展開していくことが非常に大事な課題であって、項目の中にも中小企業への支援策を抜本的に拡充強化との話も載っている。しかし、新聞であるが、国や自治体が公共工事の予定価格を算出する際の基準賃金、公共工事設計労務単価について、全職種平均で5.2%の引上げが既に3月から適用されている。また、民間工事においても、下請との適切な契約を促進していくとのことで、原材料高によるコスト増加について、取引価格に転嫁できるよう取引調査員、下請Gメンの増強なども政府は考えているとのことである。
さらにちょっと言わせていただくと、中小企業の支援で、賃上げについてはもろに今支援をしており、最低賃金を一定以上引き上げる場合に業務改善助成金との制度が既にあり、このようなものも施策のツールとしては、政府はいろいろ考えてつくっている。ものづくり補助金、事業再生構築補助金、IT導入補助金、様々な形で行っているので、今、中小企業の方から喜びの声が上がっているのも事実である。そのようなところをしっかりと政府がやっていることを訴えさせていただきたい。
最後に、賃上げに積極的な企業には法人税から一定割合を控除する賃上げ促進税制が昨年4月から適用されている。様々な施策を打っているので、そのような中で最終的に最低賃金を引き上げる、そして首都圏、地方の格差を是正するやり方が好ましいのではないかと考えるので、この請願については不採択とすべきと思う。
○大久保たかし委員長 ほかに御意見はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 採決する。
本請願を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○大久保たかし委員長 挙手少数。よって本請願は不採択すべきものと決した。
次に移る。
○大久保たかし委員 請願第4-5号市川市宅地開発事業に係る手続及び基準等に関する条例に関する請願を議題とする。
御意見を求める。
○西村 敦委員 この請願は前回もやらせていただいたが、建築業者の非常に不誠実な対応で近隣の方々は非常に苦労されているとのことで、このことは理解しているつもりである。ただ、条例の改正となると簡単にできないかなとも考え、調査していただき、過去7年間で確認できる限り、駐車台数の緩和協議を行った件数が7件あったとのことであるが、これについても、さらに調べないと、どのようなケースだったのかも影響してくるので、そこも調査がまだ不十分かと感じている。そのような意味で拙速な結論、判断は難しいかなと思うので、引き続き継続にしていただきたいのが意見である。
○石原よしのり委員 本件の請願については、現実に八幡5丁目のところでトラブルになってしまった。そして、風致地区の住環境、景観を損ねるような事態とのことで市長も取り組んでいらっしゃるところだと思う。
前回のときにも言ったように、実態を調べてとのことで調べていただいたのがこの結果だと思う。過去7年間で社宅用件についての御相談というか、打合せが7件あったことになる。僕は少ないとも多いともここでは申し上げないが、もともと社宅にするので緩和して建築面積を増やしたケースは認識できていないことから言うと、この緩和要綱で助かって大きなものがつくれたらよかったとの話があったとは認識していない。
そのような意味で社宅については、やっぱり世の中が社宅自体を廃止して、市川にも今まで社員寮、社宅があったのがどんどんなくなっていく趨勢である。こんな中で、この要件だけが残って、いつまでも住環境を厳しくしていくのはどうかなと思うし、さらに言うと、これは何をといったら、確かに駐車スペースの確保を若干緩和しているとのことである。車社会がどんどん進んでいく、そして皆さんの議論の中にも出たような、デリバリーが非常に発達してきて、このような中で駐車スペースなどか、車のところを十分に確保した大規模な集合住宅をつくっていかないと、やはりこれはまずいと今の社会情勢からなってきていることを考えた上、さらに今、改選期が来て、私たちの任期はあと2か月しかないので、私たちのところに投げかけられ、この請願については前回の定例会から提出されて検討していることであるので、やはり結論を出すべきだと思うし、このような事情から考えたら、この請願、市川市の規則を時代に合わせて、実際の市川市の、今回問題になった事例を考え合わせた上で早急に改訂していくべきだと思うので、私は採択すべきだと思う。
○大久保たかし委員長 ほかに御意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大久保たかし委員長 採決する。
まず、本請願を審査未了とすることに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○大久保たかし委員長 挙手多数。よって本請願は審査未了することに決した。
傍聴者は退席していただいて結構である。
○大久保たかし委員長 以上をもって本委員会に付託された議案の審査は全て終了した。
委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
○大久保たかし委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午前11時45分散会
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