定例会
令和6年2月 市川市議会 建設経済委員会
令和6年2月28日(水曜) 午前10時
場所
第4委員会室
出席委員
- 委員長
- 小山田なおと
- 副委員長
- 青山ひろかず
- 委員
- 冨家 薫
やなぎ美智子
中町けい
加藤圭一
久保川隆志
大久保たかし
堀内しんご
稲葉健二
欠席委員
なし
説明のために出席した者の職氏名
- 経済観光部長
- 根本泰雄
- 経済観光部次長
- 湯本明男
- 経済産業課長
- 宮内 徹
- デジタル地域通貨担当室長
- 吉沢克己
- 観光振興課長
- 生澤 治
- 商工業振興課長
- 今井高太郎
- 農業振興課長
- 森田かおり
- 動植物園長
- 水品繁和
- 街づくり部長
- 小塚眞康
- 街づくり部次長
- 米崎勝則
- 街づくり部次長
- 佐原達雄
- 街づくり計画課長
- 小林英樹
- 街づくり整備課長
- 長島武志
- 公園緑地課長
- 岩佐伸幸
- 公園緑地課副参事
- 中原基貴
- 開発指導課長
- 達 彰
- 建築指導課長
- 野田晃正
- 空家対策課長
- 馬塲岳士
- 道路交通部長
- 岩井忠良
- 道路交通部次長
- 加科 学
- 交通計画課長
- 大川満司
- 交通計画課副参事
- 武田良平
- 道路管理課長
- 髙石(たかいし)直之
- 道路建設課長
- 戸枝秀行
- 道路安全課長
- 白鳥洋一
- 下水道部長
- 藤田泰博
- 下水道部次長
- 八田一生
- 下水道経営課長
- 高橋 誠
- 下水道建設課長
- 星野貴之
- 下水道建設課副参事
- 野村博之
- 河川・下水道管理課長
- 松丸 宏
- 行徳支所長
- 秋本賢一
- 行徳支所次長
- 荒井義光
- 臨海整備課長
- 磯部高志
- 農業委員会事務局長
- 藤城久保
- 農業委員会事務局次長
- 舘野裕之
会議に付した事件
- (1)議案第69号 市川市漁港管理条例の一部改正について
- (2)議案第70号 市川市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
- (3)議案第73号 令和5年度市川市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会に付託された事項
第1条|第2項|歳出|第5款|労働費
第1条|第2項|歳出|第6款|農林水産業費
第1条|第2項|歳出|第7款|商工費
第1条|第2項|歳出|第8款|観光費
第1条|第2項|歳出|第9款|土木費
第3条 繰越明許費の補正の追加のうち農林水産業費、商工費、観光費及び土木費
第4条 債務負担行為の補正の廃止のうち第1段及び第2段 - (4)議案第76号 令和5年度市川市下水道事業会計補正予算(第3号)
- (5)議案第77号 令和6年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項
第1条|第2項|歳出|第5款|労働費
第1条|第2項|歳出|第6款|農林水産業費
第1条|第2項|歳出|第7款|商工費
第1条|第2項|歳出|第8款|観光費
第1条|第2項|歳出|第9款|土木費
第2条 継続費のうち土木費
第3条 債務負担行為のうち第1段、第2段、第31段及び第32段 - (6)議案第81号 令和6年度市川市下水道事業会計予算
- (7)議案第83号 財産の減額貸付について
- (8)議案第84号 財産の減額貸付について
- (9)所管事務調査
※議案の内容については総務課のページをご参照ください。
会議概要
午前10時開議
○小山田なおと委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
○小山田なおと委員長 まず、審査に当たっては、一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、1、総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願いたい。
また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名のった上で発言されるよう願いたい。
○小山田なおと委員長 議案第69号市川市漁港管理条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○臨海整備課長 本会議以上の説明はない。審査のほど願いたい。
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第70号市川市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○下水道経営課長 本会議以上の説明はない。審査のほど願いたい。
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第73号令和5年度市川市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
審査に当たっては、お手元に配付の補正予算審査順序のとおり進めるので、了承願う。
まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款観光費及び第9款土木費第1項土木管理費について説明を求める。
なお、繰越明許費については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔商工業振興課長、農業振興課長、経済産業課長、観光振興課長、動植物園長、建築指導課長、道路管理課長 説明〕
○小山田なおと委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるよう願う。
質疑はないか。
○加藤圭一委員 一問一答で、1点、補正予算(第9号)の56ページ、57ページ、第9款第1項土木管理費第3目土木総務費において、本市と船橋市との境目にある小栗原架道橋改修事業負担金を請け負っている業者は把握されているか。また、負担金は船橋市に支払う認識でよいか。
○道路管理課長 今、安全対策検討委託を請け負っている業者は、船橋市しか確認できていない。負担金は船橋市に支払う。
○加藤圭一委員 私は、小栗原架道橋を何度か通って、工事現場も把握しているが、当該工場を請負っているのは■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■の親族企業であると承知しているが、2親等以内の親族が経営している企業について、本市は事業主体ではないが、負担金という形で船橋市を経由して最終的にはその業者にお金が行ってしまうということであり、つまるところ、議員という立場を利用しているわけではないだろうが、結果的に、議員の親族企業に本市の税金が流れてしまうのは、市民から疑義が生じると思う。本市に政治倫理条例はないが、そのような観点から事業主体である船橋市と請負業者については精査してほしい。
○小山田なおと委員長 今、予算に関する審議をしているので、それは意見でよいか。
○加藤圭一委員 意見である。
○やなぎ美智子委員 1点、最初に項目を言って、一問一答でお願いしたい。土木管理費の負担金、今の小栗原架道橋に関わることについて、資料は1ページ、補正予算書は57ページである。
小栗原架道橋改修事業負担金について、負担金については分かったが、本当にみんなが待ち望んで、船橋市民との話合いもでき、いつになるのかと言っていたときに、必要な対策を講じなければいけなくなり負担金が生じた。負担金はいいが、それにより工事がどれくらい先延ばしになるのかを聞きたい。
○道路管理課長 小栗原架道橋の工事期間であるが、今、船橋市との事業に関する協定においては令和6年度までとなっているが、実は今年度発注予定であった上部工の工事が、船橋市で2回入札不調となり今発注できていない。それが来年度以降に持ち越された関係で、事業がいつ完了するかは今船橋市が精査しているところで、市川市としてもきちんと把握できていない状況である。
○やなぎ美智子委員 入札不調ということは、もともと様々な困難性があり、計画がなかなか立たず、ようやく着手したらこのような状況で、工期が遅れるだけでなく、新たな追加予算の発生、それも少額ではないと予想されるが、今回については承知したが、今後の予測も含め、今日の段階で答えられることがあればお願いしたい。
○道路管理課長 費用的には、上部工工事が不調で延びたことにより新たな積算が必要で、物価高騰、人件費の高騰を含め事業費がその分上がること、あと、船橋市のほうで設計内容の見直し等を行う必要があれば、その辺の修正設計等の費用もかかってくると思われる。その辺に関して船橋市と確認が取れていないが、予測できるものとしてはそのような形である。
○やなぎ美智子委員 承知した。先行きも厳しいと思われる。
○大久保たかし委員 1問だけ、55ページ、東浜1丁目地先人工海浜であるが、この施設管理を船橋市に委託しているのは聞いているが、管理内容について伺いたいのと、当初予算には載っていたか確認したい。
○商工業振興課長 東浜一丁目地先人工海浜施設等管理事業負担金についてであるが、委託内容は、日常の清掃、巡回、海浜の見回りを船橋市が船橋市のアンデルセン公園等を行っている公園協会に委託している。その分の負担金で、3分の1を市川市が負担している。この予算は、緊急事態や台風等でごみが出たといったこともあり、毎年予算が変わることから、当初予算には計上していない。
○久保川隆志委員 55ページで、1点、一問一答である。デジタル地域通貨流通原資負担金が少し分からなかった。利用額の80%という言葉が出てきたと思うが、詳しい内容を教えほしい。
○デジタル地域通貨担当室長 発行額が80%になった理由は2点ある。1点目、実証実験では、事前に参加者から申込みされた際に、一人一人に希望する金額を申し出てもらった。ほとんどの方が上限の3万円で申込んだが、12%の方は3万円を下回る金額で申し込んだため、この時点で一定の予算額を下回る要因となったものである。2点目として、参加者の中には申込み金額の満額までチャージして、利用しなかった方が一定数いたためである。
○久保川隆志委員 想定していた3万円チャージしての見積額の不用額が、1億円少しの中の一部分だと思うが、逆に使い切れなかった額もその中に存在すると思うが、どのような割合か。
○デジタル地域通貨担当室長 使い切れなかった額であるが、まず、今回の実証実験においては30%のプレミアムポイントを参加者に付与しているが、昨年9月30日が利用期限となっており、既に一部の金額が失効している。ほぼ使われてはいるが、失効金額は1億円以上発行している中で25万円である。そのほか、自分でチャージした金額や行政ポイントの金額は3月31日まで利用できる状況で、あくまで見込みであるが、この点はほぼ使われることを勘案し、今回減額補正を計上したものである。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 次に移る。
○小山田なおと委員長 次に、歳出第9款土木費第2項道路橋りょう費、第3項河川費及び第4項都市計画費について説明を求める。
なお、繰越明許費及び債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道管理課長、下水道建設課長、街づくり計画課長、街づくり整備課長、下水道経営課長、公園緑地課長、道路安全課長、開発指導課長 説明〕
○小山田なおと委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるよう願う。
質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 1点、予算書7ページ、資料2ページの都市計画費の急傾斜地崩壊対策事業である。今説明を受けたが、概要説明資料の中で大変気になったのは、草刈りや地元調整に想定外の時間を要し、現地調査が長引いていることから年度内の完成が見込めないということで繰越明許費になっている。五中にも近く、地震や大規模災害など、本当にこの傾斜地の工事は急がれると思うが、想定外の時間を要したということで、これからも大丈夫なのか不安になった。その辺を聞かせてほしい。
○開発指導課長 崖地は個人所有である。整備から40年が経過し、所有者の代替わりもしているため、安全対策施設の維持管理を含めた事業の説明を権利者等に行った関係で時間を要したのが理由となっている。
○やなぎ美智子委員 地元調整ということであるが、今の話を聞くと個人所有者ということで、広く地域からのクレームや要望があり調整が困難であったのかと思ったが、そのような心配はないと捉えてよいか。
○開発指導課長 地元の皆様からクレームや何か不都合等があって時間を要したわけではない。
○やなぎ美智子委員 承知した。
○中町けい委員 1点伺いたい。土木費の14節、補正予算書57ページ、概要資料9ページ、改良工事費である。概要説明書9ページ、①自転車走行環境整備工事と、②自転車走行空間整備工事との違いは何か。
○道路建設課長 まず、①の自転車走行環境整備は、駅周辺や通学路等の自転車通行で事故が起きそうな危ないところに、自転車は本来車道の左側を走るという路面標示をし、主に安全対策を目的として行うものである。②の自転車走行空間整備工事については、自転車走行空間ネットワーク整備計画に基づき、快適な自転車走行空間を整備するために進めている工事であり、路線的にネットワークをつなげる計画で整備しているものである。
○中町けい委員 もう1点、同じ場所で、概要資料の①環境整備工事で、八幡1丁目、延長約720mで予算が330万円、下へ行くと新井1丁目(市道0110号)、延長距離630m。八幡1丁目に比べて距離は短いが、800万円が計上されて随分高い予算になっている。この違いは何か。
○道路建設課長 八幡の工事については、国道14号から踏切まで、いわゆる第1庁舎の脇の部分はピクトグラム、白の自転車のマークの路面標示と、矢羽根と言われる青いカラー舗装的な矢印を設置しており、踏切より北の猿松までは道路幅員が狭いことから、矢羽根はつけずにピクトグラムのみである。
もう一方の工事である新井については、センターラインのある比較的幅員のある道路のため、全ての箇所において矢羽根とピクトグラムを設置するので、青いカラー舗装の矢羽根がある分、単価が高くなっている。
○中町けい委員 道路標示の違いがあるということで理解した。
○久保川隆志委員 2点、質疑項目を述べて、一問一答で伺う。1つ目が、59ページの自転車乗車用ヘルメット購入費補助金について、2つ目が、窓・ドア断熱リフォーム臨時補助金についてである。
まず、自転車乗車用ヘルメット購入費補助金から伺う。自転車の努力義務化でヘルメット着用となったが、事故また被害等を最小限に抑えることで命を守る大事な取組の気がするが、申請見込みが減少したということで、何件想定していた中で、現状どのくらいを最終見込みとするのか。
また、最終的に、申請方法がデジタルと併用していたと思うが、1か所でしかできないのを、間際になり行徳支所と大柏出張所の2か所、週ごとに広報で周知してもらったと思うが、ここで相当数の申請もあったと思うが、その件数はどのようになっていたのか。現状を先に教えてほしい。
○交通計画課長 まず、ヘルメットの予算規模は、当初2万5,000件を想定していた。現状は、2月25日現在で約6,300件である。それを8,000件まで減額補正をお願いする。
もう1点、窓口を行徳支所と大柏出張所に開設したが、行徳支所で1日40件程度、大柏出張所は25件程度で、隔週水曜日午前中だけ窓口として設けて、これまで今日も含めて2回ずつ行い、約200件の申請があった。
○久保川隆志委員 もう少し早めにこの2か所も含めて申請の窓口を増やすべきだったと思うが、遅かったと思う。来年度これは設けないのか。命を守る捉え方からも非常に大事な取組であるが、特に市川市は自転車率が高いが、この辺はどのように考えているのか確認したい。
○交通計画課長 令和5年4月の道路交通法改正に伴い、市民にいち早くヘルメットをかぶってもらうために補助を始め、この1年間で、ヘルメット装着の普及を目的に、皆さんになじんでもらうために始めたものである。3月までに8,000件を見込んでいるので、そこで大分浸透するのではないかということ、かぶることのきっかけになったということで、来年度はしないと理解している。
○久保川隆志委員 その答えが本当に正しいのかは疑問で、2万5,000件を想定していたにもかかわらず、この申請方法にも問題があり、1年の間際で申請方法を2か所に増やした。このやり方の不手際というか、足りない部分をもう1か年さらに更新し、命を守る対策は非常に大事だと思うが、1か年で終わらせて十分だと答えていたが、本当に十分なのか。
○交通計画課長 まず、自転車に乗る方がヘルメットをかぶっている姿を見かけることが増えることによる、きっかけづくりのために始めたものである。申請件数は伸びなかったが、ある程度これからかぶっていく方が増えてきていると思うので、効果はあったと思っている。
○久保川隆志委員 61ページ、窓・ドア断熱リフォーム臨時補助金、先ほど概要の説明でも、あんしん住宅の一つである窓・ドア断熱に特化して補助金という意味合いだと思う。あんしん住宅の4つある中の省エネ対策の部分だけを補助金として入れていく、これは本当に大事だと思うし、私も再三お願いも質問もしてきたが、あんしん住宅の中でもこの部分の申請件数が非常に多かったと思う。市川市もカーボンニュートラルを含めて省エネに切り替えていると思うが、去年の7月ぐらいに受付が終了して、申請したくてもできなかった方は優先されるのか、新たにもう1回申請するのか。実際は工事は終わっている方たちにも遡及して適用できるものなのか。この400万円の見込みの内訳、件数も含めて教えてほしい。
○街づくり整備課長 本事業の対象は、令和5年度に工事が済んだものの、あんしん住宅助成制度を利用できなかった方も対象である。件数は、今回40件を想定している。実際に窓・ドア断熱化の申請は、あんしん住宅では50件である。業者のヒアリング、実績、問合せを考え、その実績の8割に当たる40件で想定している。
○久保川隆志委員 40件を見込んでいて、申請できなかった方の件数は押さえているのか。
○街づくり整備課長 申請できなかった方の件数は把握していない。
○久保川隆志委員 そうすると、既に施工されている方への補助金申請も含めて再度の周知が必要になるが、どのように周知していくのか。
○街づくり整備課長 周知方法は、市の公式ウェブサイトへの掲載、3月15日の「広報いちかわ」に掲載予定である。また、あんしん住宅助成制度で申請に来ている業者へのヒアリングも考えている。
○久保川隆志委員 承知した。
○大久保たかし委員 1問だけ、61ページの不動産鑑定手数料135万6,000円であるが、詳しい場所と平米数、あと、公社からの買取と言っていたと思うが、公社は一般の方から購入したのかと、購入する際に鑑定を行っているのかという確認、4点を伺う。
○道路建設課長 詳細な場所は、都市計画道路3・6・32号の南八幡保健センターの向かいにある労金である。面積は少々お待ちいただきたい。
○大久保たかし委員 平米数は後でいいので、分かったときに教えてほしい。
○道路建設課長 不動産鑑定は、公社が労金から買う際も実施している。また、市が買い戻す際も不動産鑑定を行うものである。
○大久保たかし委員 よく分からない。公社から買う際にまた不動産鑑定を行うというのは、過去そのようにしてきたのだろうが、何か根拠やルールがあってしているのか。
○道路建設課長 基本的に市が相手方から土地を買う際には、その時点の不動産鑑定を行うことが決まっているため、不動産鑑定を実施している。
○大久保たかし委員 一般の方から買うのであれば分かるが、公社が1回鑑定して購入しているものを、また不動産鑑定を行って市が買うのがあまり理解できない。そもそも公社自体が予算書にも予算が載っている関係性で、そこから購入するときにわざわざまた鑑定をするのは無駄だと思う。今回は減額なので結構であるが、やり方として、例えば公社が2年前、1年前に買ったなら、そのときの路線価などが出ていると思うので、その路線価が例えば上がっているのであれば、上がった割合を基にして公社から買うなどすれば、この135万6,000円は浮くわけである。なので、そのようなことがもし可能であれば今後お願いしたい。
○道路建設課長 指摘いただいた件については、関係部署と協議していく。
○加藤圭一委員 1点、一問一答で、補正予算の60、61ページの第4項の都市計画費第1目都市計画総務費の報酬であるが、増額補正については何名か。
○街づくり計画課長 50万円の増額は、会計年度職員の合計8名の総額で、時間外等の手当を支給したことによる増額である。
○加藤圭一委員 8名で50万円の増額補正ということで、分かった。
○道路建設課長 先ほどの労金は、事業用地として必要なのは約40㎡である。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 以上で質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第76号令和5年度市川市下水道事業会計補正予算(第3号)を議題とする。
提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 1点、予算書145ページ、北方の下水道について、説明資料は1ページである。この説明資料の中で、「想定していない埋設物の発見により、設計の再検討と、それに係る」云々となっているが、北部地域、北方地域の水道の普及が遅れていて、ようやくという思いでいたら、想定しない埋設物とは一体何か。あとは、もともと市川の下水道普及率は76%ぐらい、今年度末でどれくらいになるのか。あと、このような工事延期に伴う目標設定、その辺の変更がどのようなのかを聞きたい。
○下水道建設課長 まず、1点目の埋設物であるが、水道管とガス管が想定外の場所に出てきたということである。
続いて、今年度末の普及率は78.5%を見込んでいる。今後の計画について、現在、汚水適正処理構想で令和11年と目標を掲げているが、都計道路などに引っ張られたこともあるが遅れている。来年度、スケジュールの見直しをするので計画に反映させていきたい。
○やなぎ美智子委員 その水道管とガス管は使われているものか。道路だと、私たちは様々なことを、無電柱化やいろいろな要望を受けたときに、ここは水道管が通っている、ガス管があれだからそこにはできないと説明を受ける。なぜこのようなことが起きるのか。
○下水道建設課長 工事する前に試掘調査等は行うが、どうしても深い位置に入っているものは探れない。そうすると、工事着手してから、実際に工事業者が掘ったら不測のところに出てきてしまうのは多々あることで、ここもそのような原因で不測の位置に管が出てしまったということである。
○やなぎ美智子委員 私は専門家ではないので高くつくのか専門業者なのか分からないが、センサー機能のある機械があって、大きな工事をするときに、このように工期が遅れたり慌てるよりは、どれくらいのところに何があるか、しっかりと事前調査することは考えられないか。
○下水道建設課長 やなぎ委員の言う調査方法はある。あとは、費用等も見据えて行うが、試掘で位置が分かっているところがあると、結構お金もかかるので、レーザー探査ではなく、ある程度想定で行ってしまうが、水道やガス管は結構自由自在に曲げて入れたりできるので、今回は本当に不測のところで出てしまった。費用対効果も見据えながら対応していきたい。
○やなぎ美智子委員 分かった。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 以上で討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第77号令和6年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
審査に当たっては、お手元に配付の審査順序のとおり進めさせていただくので、了承願いたい。
まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費及び第8款観光費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔商工業振興課長、農業委員会事務局次長、農業振興課長、臨海整備課長、経済産業課長、観光振興課長、動植物園長 説明〕
○小山田なおと委員長 暫時休憩する。
午前11時51分休憩
午後0時51分開議
○小山田なおと委員長 再開する。
質疑から再開する。質疑はないか。
○久保川隆志委員 1点だけ質疑する。315ページ、動植物園トイレ改修等の工事請負費に関しての詳しい内容と、トイレはかなり古い状態であり、改修してもらえるのは大変ありがたいが、多目的トイレ等も含めて、バリアフリー対策も含めてどのようなトイレ形態になるのか、全容を詳しく教えてほしい。
○動植物園長 今回のトイレ改修工事については、レストハウスの1階と2階のトイレを改修する。1階にある多目的トイレに、オストメイト等バリアフリー、あるいは障がい者用の全ての機能を完全装備する予定で今動いている。
○久保川隆志委員 大町公園階段改修はどのような。
○動植物園長 大町公園階段改修工事費に関しては、大町門、大町駅側の入り口の階段が傾斜してしまい、このまま放置しておくと崩壊するおそれがあるため、まず傾斜したところを是正する。そして、手すりの設置を今検討している。
○久保川隆志委員 トイレの1階は、多目的トイレが非常にパワーアップされるのが分かった。2階はどのような感じか。
○動植物園長 スペースが必ずしも近代的に広いわけではないが、同様のトイレの個数を維持した上で、現在、湿式という床が水洗いできる形になっているが、これを乾式にする。壁の見た目が古い印象なので、そこを一新したいと計画している。
○久保川隆志委員 分かった。湿式から乾式になることで、掃除業者も喜ぶ。
○加藤圭一委員 2点、予算書313ページ、観光費の市民まつり負担金と市民まつり参加費負担金の2点であるが、市民まつりはそもそも市川市が主催していると思うが、主催者でも参加費を払わなければいけないのか。あと、市民まつり負担金と参加費負担金の違いについて、詳しく教えてほしい。
○観光振興課長 市民まつり負担金の部分について、負担金と参加費負担金、実施主体はどこかという御質疑と思うが、まず、市民まつりの実施主体は、自治会の方や地域の関係の方々で構成されるいちかわ市民まつり実行委員会である。市民まつり負担金390万円は、市から実行委員会に負担金を拠出し、その負担金で直接運営する経費となっている。さらに、市民まつり参加費負担金については、庁内の各課が市民まつりに参加する際に、一般市民と同様に参加費を支払うが、各課ばらばらではなく、観光費の中で庁内分をまとめて予算要求しており、参加する各団体を募り、それに係る経費をこの30万円の中から実行委員会に支払っている。
○中町けい委員 花火大会負担金について伺う。5,300万円の内訳であるが、当初予算説明の中に花火大会400万円という予算も入っているが、どのような内訳か伺う。
○観光振興課長 予算書の花火大会負担金5,300万円の内訳であるが、こちらも実行委員会形式のため、市から負担金という形で実行委員会に支払っている分が4,900万円である。さらに、今年は市制施行90周年ということで、90周年を記念して増額分の400万円の負担金を拠出する予定である。
○中町けい委員 花火大会の中で、90周年に特化した打ち上げ花火など何かをするために分かれているという認識でいいか。
○観光振興課長 90周年の400万円は実行委員会に拠出し、実行委員会の中で90周年を記念する花火をどのようなものを行っていくかを今検討している。仕掛け花火や特別な演出が想定されるが、同時開催している江戸川区、また花火大会の実行委員会を経て詳細は決めていきたいと考える。
○中町けい委員 分かった。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 次に移る。
○小山田なおと委員長 次に、歳出第9款土木費第1項土木管理費及び第2項道路橋梁費について説明を求める。説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願う。
なお、債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから願いたい。
〔建築指導課長、道路管理課長、道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長〕
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 1点だけ、予算書323ページ、特定空家除却費等補助金645万円、補助金なので行政代執行で取りあえず市が持つというものではないと思うが、どれぐらいの対象を見込んでいるのか。ここまで具体的な額を出すということは、それなりに対応している特定空家があるのか、あれば戸数も含めて伺いたい。
○空家対策課長 645万円の内訳であるが、名称が特定空家除却費等補助金と、等ということで、除却費用に加えて利活用の補助も含めている数字になる。特定空家の除却は予算の範囲内でやりくりする考えである。
○やなぎ美智子委員 分かった。
○加藤圭一委員 1問、予算書329ページ、第2目道路橋りょう維持費の需用費で、消耗品費500万円について、大まかな内訳を教えてほしい。
○道路安全課長 消耗品の内訳としては、U字溝、側溝の蓋、反射テープ、土のう袋、カラーコーン、立入禁止の防止テープといったものになる。
○加藤圭一委員 分かった。
○小山田なおと委員長 予算書329ページ、需要費の中の施設修繕料、先ほどの説明で、実績に基づき支所管内の予算が減ったとの説明だったと思うが、修繕箇所が減ってきているという認識か。
○道路建設課長 先ほど道路安全課長からの説明は、支所管内ではなく狭隘道路の整備分が減ったということである。狭隘道路については、建築等を行う際、セットバックをした部分を市に寄附する場合に市で整備するものであり、その市設計数が減少傾向にあることで予算が違う。
○小山田なおと委員長 狭隘道路のまごころ整備とは話が違うのか。
○道路建設課長 まごころ道路整備事業と狭隘道路整備事業は別の事業になる。
○稲葉健二委員 335ページ、交通安全指導(スケアード・ストレイト)委託料、自転車対策関係委託料、337ページ、自転車等駐車場等用地賃借料等に関わる内容で伺う。一問一答である。
まず、交通安全指導はスケアード・ストレイトの委託料であるが、先ほど久保川委員からあったように、今後、命を守るために安全指導を行う考えと、パフォーマンス的に指導する考え方を含めて、要するに、市がどのような方向に持っていくか、どこにお金をかけていくかを考えることが1点。
自転車対策に関して、先ほど矢羽根や路面のペイントに関して補正予算が出ていたが、今後、当初予算に関してはどのようなものを考えていくのか。
駐輪場に関しては、現況でいいのか、増やしていく方向なのか。地域によって必要な場所に増やすのか、整理するのか、民間に委託するかも含めて考えないと、例えば本八幡駅前を再開発したときに、そこにある駐輪場分は今後どこで確保できるのかなど、次のステップまで考えて駐輪事業を進めていかないと、ここは当初予算ではあるが、市の方向性をどこに持っていくのか伺う。
○交通計画課長 最初の質疑のスケアード・ストレイトであるが、実際に交通事故の現場を再現し、自転車と自動車の事故が特に危険であることを――少し危険なデモンストレーションになるので、年齢的に堪え得る中学生の段階で、本当に危険な状態を周知させることを目的に実施している。
続いて、自転車対策関係委託料は、今、市営で42か所の管理をしているが、管理委託料はほぼ人件費である。
今後、駐輪場をどのようにするのかは、現状、経営状況は毎年赤字が増えている状況である。今年度、大野第5駐輪場を民営化するために準備し、来年度4月から民営化を予定している。今後、一部市有地の駐輪場に関しては民間へ委託していき、市は土地代金を受け取り、経営は民間に任せることで経営状況の改善を図っていく予定である。
なお、再開発等で駐輪場がなくなる場合、当然同じ規模の代替地を再開発地内もしくは近隣で整備していく方向になる。
○稲葉健二委員 スケアード・ストレイトを学校で行うのはすごくいいと思う。それを見た子はすごく意識しても、今の八幡地区の自転車の暴走、マナーを守らないことを大変懸念する。抜本的な解決は難しいが、その地域の対策を考えていかないと、その子たちに危ないものを見せたから直るわけではなく、今、自転車の法改正もあり、時代的に動いている中で、子どもたちや市民の安全を守るにしても、ここら辺にかなり力をかけて自転車の安全対策を進めなければならないときに、スケアード・ストレイトの165万円だけで終わるのではなく、それに関連するような事業を新たに考えていかないと、自転車対策は、駐輪場があって、これをしておけばなど、たまに指導すればいいでは、当然ながら無理だと思っている。新たに進めていく市の考え方を伺う。
○交通計画課長 スケアード・ストレイトは、今、中学生を対象にしているが、このほかに一般の方向けに、交通公園を活用して交通指導員による指導や、警察が今ミニスケアードを実施しているので、警察などにも協力を願い、一般の方向けの交通安全指導教室も実施していきたいと考えている。
○稲葉健二委員 ぜひ拡大して、中学生対象のもの、小学生にはこのようなもの、一番悪いのは大人だと思っているが、大人にどのような指導ができるかを含めた、関連した広がりを持つような交通安全対策をしないと、子どもたちはよけたとしても、暴走行為をする大人をどのように止めるかのほうが重要である。
また、駐輪場については、本八幡駅前だから来ている駐輪があるが、代替する場所を駅前に求めても、空き場所がない。そうすると離れたところに置かなければならないときに、それを確保しなければ、また町にあふれるものが出てくる。受皿がなくなったときに、町が困ってしまう状態を今から想定されているだろうから、当初では出せないとしても、今後の計画の中にきちんとそれを組んでいかないと、今、民間の時間貸しも含めて駐輪場が増えているので、そのようなところに補助金を出して受皿になってもらうなど、新たな考え方を進めないと、代替地を下さいといっても、どこにも存在しなければ、今後起き得ることが今から想定されている。それについてはどのように考えるか。
○交通計画課長 その辺はしっかり考えて今後検討していきたい。
○稲葉健二委員 先ほどの久保川委員のヘルメットに関しても、残ったから補正で減額すればいいではなく、どのようにしてかぶってもらえないのか。補助金が少ないのか、受付方法が悪かったのか、来年度どのようにしようかと考えていかないと、残ったから返せばいい、来年は啓蒙しませんとしてしまうと、命を守ることや、自転車に安全に乗ってもらうということは、来年要らないことはないので、それを進めていくには、残ったから返すという議論よりも、残ったときの原因を考え、今後どのようにしていくかを、先ほど久保川委員は言いたかった。
そこを含めて、前年踏襲を否定はしないが、起き得ないことへ進めていかないと、抜本的な安全対策を解決できない方向になる。特に自転車に関しては、駅に近い私たちはすごく影響を受けている。駐輪場もそうだし、乗って降りるエリアに住んでいる者としては非常に大変な思いを日々している。近くの小学校にしても何しても、そこに置くために通過されることにより迷惑を受けている。だから、八幡小の周りにしても、冨貴島小にしても、物すごくそのような人たちに影響を受けている。でも、そこに抜本的な解決がいつも来ない。だから、矢羽根もありがたいが、それで終わりではなく、その次のステップまで考えてくれないと、いつまでたっても脱皮できない。これは意見として、今後しっかりしてほしい。
○青山ひろかず副委員長 コミュニティバスの件で、予算書337ページ、負担金1億2,784万5,000円は、南と北ではどのような比率か。
○交通計画課長 負担金の内訳は、北東部ルートが約4,500万円、南部ルートが約5,700万円。今、検証実験運行をしている南部ルートで約2,500万円である。
○青山ひろかず副委員長 負担金のほかに運賃をもらっているが、利益が出た分はどのように活用するのか聞かせてほしい。
○交通計画課長 基本的には運行に必要な経費から運賃を差し引いて、それでは足りない分を負担している。運賃収入に関しては、自動車の修繕費や運転手の給料等に広く薄く入っていくイメージである。
○青山ひろかず副委員長 よく分からないが、負担金のほかに利益があると思う。利益が出た分は、増便等に活用してほしい。ひとつ検討を願う。
○小山田なおと委員長 ほかはいかがか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 次に移る。
○小山田なおと委員長 暫時休憩する。
午後1時30分休憩
午後1時36分開議
○小山田なおと委員長 再開する。
次に、歳出第9款土木費第3項河川費について説明を求める。説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔河川・下水道管理課長、下水道建設課長〕
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
○久保川隆志委員 1点だけ伺う。予算書343ページ、水位監視カメラシステム使用料で、現在、本市の水位監視カメラは何台設置されているのか。あわせて、国で設置している水位監視カメラ、国交省で水位が見られるサイトもあるが、何台あるのか、県もあればその辺の内訳を教えてほしい。
○河川・下水道管理課長 水位監視カメラシステム使用料について、カメラの設置箇所、市川市が設置しているものは合計で21か所である。内訳としては河川・水路が8か所、海岸が1か所、道路が12か所である。そのほか、国は江戸川を管理している関係で、江戸川に数か所監視カメラと水位計がついている。県についても、県が管理する真間川水系の河川に数か所、水位計と一部監視カメラがついていたと思う。細かい箇所数は手元に資料がない。
○久保川隆志委員 21か所の使用料ということであるが、ゲリラ豪雨等を含めて地球温暖化で水量が非常に増加し、突発的な大雨も多いが、今後これを増やす予定はあるのか。
○河川・下水道管理課長 カメラの設置箇所を増やす予定は現時点ではない。御指摘のとおり、雨の降り方が激しくなっているので、今後の雨の降り方の状況等を見極めながら、増やすかについては考えていく必要があると考える。
○久保川隆志委員 カメラを新設する場合、国の補助はあるのか。
○河川・下水道管理課長 今、市川市が設置しているカメラについては国の補助は入っていない。
○稲葉健二委員 343ページ、需用費の施設修繕料9,200万円、大分老朽化したと説明を受けたが、具体的にどのような場所がどのような状況になっていて、その修繕はこのぐらいかかるという当初予算の説明と、それでも足りない部分、今後考えなければならない部分があれば教えてほしい。
○河川・下水道管理課長 市内にある排水機場の老朽化が進んでいるのは承知のとおりである。新年度予定している水位計の修繕は本北方排水機場、蓄電池設備等の修繕は須和田排水機場や本郷排水機場、ポンプの修繕を北方ポンプ場などで予定している。突発的な不具合が出た場合の施設修繕料も併せて計上している。全体的に老朽化の程度が進んでいるため、本市としては、設置からの経過年数、毎年の保守点検、日常的な点検結果を基に不具合の状況を調査し、今後も計画的な修繕を進めていきたい。あわせて、個々の設備の修繕だけではなく、排水機場全体の長寿命化も計画的に進めていく考えである。
○稲葉健二委員 そのとおりだと思う。クリーンセンターもしかりであるが、壊れてから直して対応できる施設と、壊れては困る施設が重要な部分であり、そのときに経過年数を見たり、日頃の保守点検で、この辺は改善したほうがいいと思えばどんどん金を使っていくべき部署で、今年度ここが多くなったから約9%上がるという議論ではなく、必要であれば前倒しして直すことで対応力を強めていかないと、来年はこれをするとの計画で対応するより、今直したほうがいいものや、新しい機種が出たら替えるという具体的な計画をしていかないと、市民の生命財産に関わる部分が非常に強いところである。それが起きてからよりも、起きない設定と、対応力強化へとより強めていくのも責務だと思うが、これについての市の考えを伺う。
○河川・下水道管理課長 指摘されたとおり、ポンプが壊れた後に修繕、事後対応型の修繕を行うよりも予防保全型、大きな不具合が生じないように前倒しで計画的に修繕等を進めていくことが重要と考えるので、その辺をしっかり踏まえながら、また雨の降り方が変わってきているところも踏まえながら、しっかり取り組んでいきたいと考える。
○稲葉健二委員 ぜひそのようにしてほしい。それと、大型ポンプの交換や点検は非常に金額がかかるが、それ以外にも小さな水揚げポンプ等もいろいろな場所に各種あると思うので、メンテナンスしたり、いざというときに動かないものではなく、その整備点検も含めた年間の保守をしてもらわないと、しばらくしていなかったり、水を吸い込むところに土がたまっていたり、本来のポンプの稼働能力が十分に満たされないのも困るので、そこら辺も含めた年間の計上をしてもらって、そのような理由で増加する分には私たちは誰も反対しない。
変に削って起きてしまったときのほうがお金もかかるし、被害も多くなるので、小さなポンプももう一度見直してもらい、補正でもかかるものであれば、当初審査していきなり補正もないだろうが、今後のことを前倒ししたりすることを期待して要望する。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 次に移る。
○小山田なおと委員長 次に、歳出第9款土木費第4項都市計画費について説明を求める。説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
なお、継続費及び債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔街づくり計画課長、街づくり整備課長、道路建設課長、下水道経営課長、公園緑地課長、開発指導課長 説明〕
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 1点、予算書355ページ、資料57ページである。公園費の中の新設工事費に関わるところを聞きたい。東菅野3丁目に公園を新たに整備するということで大変うれしい話であるが、この土地はどこが所有しているのか。公園整備に当たりどのようなプロセスがあるのか。所有が市であれば、市有地はどれくらいになるか。私有地を借りているところは今日時点で幾つになるのか、分かれば教えてほしい。
○公園緑地課長 東菅野3丁目の公園の整備工事であるが、この土地は日本の児童のために公園として残したいと隣の方から寄附を頂いた。整備については、児童が使用できる遊具を設置して整備する計画である。用地は既に市有地となっているので、来年度から着手する計画である。
市有地と私有地の公園の数については、申し訳ない。
○やなぎ美智子委員 数については、前に私有地の返還を求められ土管公園がなくなった経緯もあるので、寄附を頂いたのは本当にうれしいが、それで今現在はどのような感じかを聞ければと思った。今日でなくて結構である。
○小山田なおと委員長 答弁できる部分があれば。例えば今そのような話が出てきているところがあるのか。
○公園緑地課長 今のところ寄附やそのような話はもらっていない。
○小山田なおと委員長 借地で返還請求が来ているところもないと認識でいいか。
○公園緑地課長 昨年度の公園のほかに、もう1か所、返還希望が原木の方面である。
○堀内しんご委員 一問一答でお願いする。予算書355ページ、資料58ページ、14節工事負債費、公園緑地施設整備工事費(本庁管内分)施行理由6「市政施行90周年を記念して、サクラを植栽するもの」があるが、予算金額が約45本を想定して約1,150万円となっている。場所は管内であるが、45本と本数を出しているので決まっている気もするが、地図もないので、進捗状況を教えてほしい。
○公園緑地課長 さくらオーナーの制度の桜45本は、支所と本庁を合わせてそれぞれ45本で90本程度を予定している。場所は、支所管内では河川敷や妙典公園辺りを考えているが、詳細はこれから決めていく。
○堀内しんご委員 今、本数が90本と聞こえたが、90本なのか。
○公園緑地課長 本庁と支所でそれぞれ45本ずつ、合わせて90本になる。
○堀内しんご委員 分かった。
○小山田なおと委員長 これは、90周年の札はつくのか。
○公園緑地課長 そのとおりである。
○堀内しんご委員 90周年ということで、いろいろな施策を市で行っていると思うが、桜の木を植えるとなると、またずっとになるので、景観や場所をいろいろ選択してもらい、妙典公園、これからのところなので、あの頃植えたのがと思える形でしてほしい。
○中町けい委員 355ページの14節公園緑地整備工事費5,730万円、予算概要書58ページ、工事請負費の公園が幾つか載っているが、小塚山公園遊具等更新工事2,000万円の部分で、一問一答で尋ねたい。私もこの公園はよく行くが、69ページに写真が載っており、これが新しい遊具に替わると思うが、その具体的な理由の詳細を聞きたい。
○公園緑地課長 小塚山の遊具については老朽化しているため、5基の遊具を新しいものに更新する。
○中町けい委員 その間、公園の利用は一部そこだけが使えないようにするのか、期間中、全面的に使えなくなるのか、どのように想定しているのか。
○公園緑地課長 遊具の工事場所は、工事ヤードとして囲うので入れないが、その他の使えるところは通常の公園として開放する。
○中町けい委員 もう1点、伺う。この公園はアスレチック公園ということで珍しいので、土日だと家族連れが結構いる。私も車で40分ぐらいかけて行くが、ここは駐車場がなく、近隣駐車場も少ないので、ぜひ駐車場をつくってほしいという要望であるが、今後つくる予定はあるか。
○公園緑地課長 つくる予定は今のところない。
○中町けい委員 いろんなところから来ている方が多いと思うので、よろしくお願いしたい。
○久保川隆志委員 1点だけ、補正と似た質問で恐縮であるが、349ページ、あんしん住宅補助金と住宅断熱改修促進事業それぞれについて、今年度はあんしん住宅推進事業は断熱も含めて4項目あったと思うが、新年度は拡充されて、住宅断熱改修促進事業という形になるのか、それともあんしん住宅の事業は残った上で、この断熱は新しい別の事業に変わってくるのか、その辺のすみ分けが分からなかったので、内容を整理して教えてほしい。
○街づくり整備課長 これまで実施していたあんしん住宅推進事業のうち、省エネかつ断熱に特化するものに関しては、市が推進するカーボンニュートラルに近づくため特出しし、住宅断熱改修促進事業という新たな事業で設定する。また、あんしん住宅助成制度で今まで実施していたバリアフリーや防災についてはこのまま残り、あんしん住宅助成制度として引き続き実施するため、2つの事業が実施される。
○久保川隆志委員 あんしん住宅推進事業は、バリアフリー、防災性、カーボンニュートラル・省エネ、子育て配慮の4つの柱であったものが、3つの柱に要項か要領も変えて新年度は行う捉え方と、あわせて、別の事業として、住宅断熱改修促進事業を、あんしん住宅の省エネから切り離して行うイメージでいいか。
○街づくり整備課長 そのとおりで、あんしん住宅の中から省エネ・断熱に関して新規に実施、そして、これまでの4つのメニュー、バリアフリー、防災、そして子育てがあったが、子育てに関してはおおむね浸透したとの考えから削除し、バリアフリーと防災の2項目で、あんしん住宅助成制度を実施する。
○久保川隆志委員 そうすると、あんしん住宅補助金は、前年度幾らだったものが新年度480万円になるのか。
○街づくり整備課長 あんしん住宅推進事業、4つの柱で令和5年度は2,700万円、今年度は2つのメニューになり、480万円で計上している。
○久保川隆志委員 この住宅断熱改修促進事業は、あんしん住宅促進事業のような複雑な手続になるのか、手続の簡素化も含め、使いやすい制度になるのかを教えてほしい。
○街づくり整備課長 住宅断熱改修促進事業についても工事着手前の申請が必要である。申請し、内容の精査、補助の決定をして工事着手となる。工事終了後にその旨を知らせてもらい、内容を精査し、補助金を交付する予定である。今のあんしん住宅と同じ流れである。
○久保川隆志委員 見込みは何件ぐらいを想定しているのか。
○街づくり整備課長 これまで同様の窓・ドアの断熱化が110件、拡大事業の高断熱については、窓・ドアの断熱化で55件、壁・床・天井の断熱化で10件、合計で175件を見込んでいる。
○加藤圭一委員 一問一答で、予算書353ページ、18節負担金補助及び交付金、下水道事業会計の負担金と補助金があるが、それぞれ目的、性格が違うから分かれていると思うが、その点を教えてほしい。
○下水道経営課長 一般会計からの負担金となる下水道事業会計負担金は、総務省から繰入れ基準が定められており、主に雨水に係る維持管理費、資本費と言われる借金の返済や利息に充てる費用、そのようなものに充てる雨水処理負担金と、汚水に係る維持管理費、また企業債返済に係る繰入金等を認める汚水処理等負担金、主にその2つから成っている。
補助金については、基準として示されていないが、そもそも下水道事業会計が負担するべきではないと庁内で整理した。主なものとして、雨水建設改良費に係る財源がないもの、通常は雨水工事を行う場合、国庫補助金や企業債の財源がつくが、それがない場合は、一旦、下水道事業会計で負担することになる。それが多額になると下水道事業会計の資金が減少するので、そのようなことがないように一般会計から補助金という形で繰入れを行うものとして、一般会計補助金と定めている。
○加藤圭一委員 今の話だと、下水道事業会計補助金については、一般財源から下水道会計に一旦繰入れ、仮の処置と認識していいか。
○下水道経営課長 複雑にはなるが、そもそも一般会計負担金の雨水処理負担金で、減価償却といって、固定資産が、雨水施設ができた後、おおむね50年間で繰入れを行うのが一般の流れではあるが、結局50年かけて繰り入れるにはかなり時間がかかるので、そのようなことがないように建設に合わせて繰入れをするとしたのが補助金の仕組みである。補助金で入れたものについては、返すわけではなく、順次、下水道事業会計の中で収益化といって、本来もらうべきタイミングのところで、長期前受金戻入という会計処理をして収益化していくことになるので、返すわけではない。
○加藤圭一委員 勉強させてもらう。
○稲葉健二委員 2点、1点目は353ページ、公園費の施設修繕料、もう1点は、357ページの再開発費で伺う。
まず、施設修繕料で充当できるのか分からないが、公園の例えば改修、一般的な改修、トイレの改修、遊具の増や改修は、この修繕費からか。
○公園緑地課長 6年度予算では、第10節需用費にも施設修繕料があり、例えばトイレの改修や便器の洋式化は需用費で行う予定である。
○小山田なおと委員長 遊具は。
○公園緑地課長 遊具については、355ページの新設工事費で、先ほどの小塚山アスレチックの更新、健康遊具の設置、新規工事がこちらに入る。
○稲葉健二委員 分けて聞くが、まず施設修繕で、今の現状のトイレは、当然新しく、きれいに、使いやすく、明るくと、求められる声がすごく多い。堀内委員がトイレを掃除して欲しいなどいろいろ質問しているのもそうであるが、使う側から、安全できれいでとの要望が非常に多い場所である。豪華につくるわけにもいかないが、既設されているものをどのように改善するか。洋式にしたり、ライト一つにしても明るいものに替えるだけで安心感が出る、そのような場所である。当然お金もかかるだろうが、どのような見回りをして、どのようなことを基準に改善していくのか。要望があればするものなのか、掃除は当たり前だと思うが、そのようなところも含めた考え方。
もう一つ、予算は違うが、遊具もぼろぼろのものもあるし、新しい遊具を欲しいと要望も当然ある。新しくていいものがあると、みんなが遊びに行きたくなる場所につながるし、もちろん公園が増えることもうれしいが、やっぱり改善を考えるときりがない。そうすると、どのような基準で改修をしなければいけないなど、例えば遊具はこのような状態であれば替える、新設する、そのような基準みたいなものはあるか。
○公園緑地課長 遊具については、毎年、定期的に点検を行い、点検の中で不具合等を発見した場合には、補修や、今後の長寿命化計画で計画的に行っている。トイレについても、利用頻度等を調査し、トイレの計画的な整備、ある程度の優先順位をつけて計画的に進めている。
○稲葉健二委員 遊具が壊れたら困るが、新しいものに替えたり、今のものにしたり、希望者はすごくいる。しかし、金額もすごく高いので、1個取り替えて5万円、10万円と簡単に済む話ではないので大変だと思うが、要望としては、今どきではないが、この遊具よりはという希望者がいる。そのような要望が来たときに、どのような基準で皆さんが判断していくのか。年数がたっているから替えるだけか、雰囲気に合わせて替えてもいいと融通が利くのかが1点。
トイレに関しては、何年使ったから替えるではなく、60wを100wに替えたい、LEDの明るいのにしてほしいなど、入りやすさや利用者の安心につながることが声としてある。明かりがついているから替えなくていいでは議論の入り口が変わってしまうので、要望でどんどん使いやすくきれいにする考え方としてはあるのか。
○公園緑地課長 遊具等については、長寿命化計画を平成30年度に策定し、令和2年度から10年計画で、規模の大きい2ha以上の公園を中心に、交付金を入れながら老朽化施設の更新を行っている。例えば修繕の要望については需用費で対応できるので、不具合があった場合の応急修理や、簡単な改修等であればそちらで対応できるので、市民の要望があったところは、状況を見ながら対応している。
○稲葉健二委員 人口密度の高い地域は空き地がない、要するに行き場所もない。そうなると公園がほしい、公園にいる時間がほしい。さっきのように隣からの寄附もあるが、1坪がこのような値段の地域に新しい公園はなかなかできない。そうしたら、せめて小さくても遊具がかわいいなど、そこに長くいられる風情を保てるように――密集地域は公園をつくると、声がうるさい等苦情も多くなることにもつながるので、一概に進めろ、つくれと言いづらい。
ただ、やっぱりぼろぼろでも動くからまだ改善できないというのもかわいそうである。特に八幡地域は園庭を持っていない保育園が多いので、児童公園に来たり、そのようなところで園庭の代替をする。その子どもたちが来る中で寂しい遊具が置いてあるのもかわいそうだと思うので、できるなら改善計画のようなものをつくってみて、優先順位を中でつけてもらう、そのようなことをぜひお願いしたい。公園は以上である。
再開発費4億160万円の内訳と、今後予定している市の持ち出しが分かっていれば教えてほしい。
○街づくり整備課長 令和6年度の内訳は、準備組合が実施する調査設計計画のうち、国の補助対象事業が6億240万円である。この6億240万円を準備組合、国及び県市で3分の1ずつ負担する。国と県市が払う分が3分の2で4億160万円である。これを1度市が組合に補助し、その後、歳入で国及び県からの補助金が市に歳入として入る。市としては1億40万円、準備組合に補助することになる。
また、次の質問で、補償費及び工事費、解体費等が補助対象となり、事業全体で、市の補助額は約110億円を予定している。
○稲葉健二委員 110億円、本当にすごい金額であるが、いつか固定資産税で戻ってくるとは思うが、これは再開発計画に言っているが、その地域はその金額を投資して戻るにしても、2項地域はそこだけではなく、そこから先も2項地域が残っている。ここで完成されるわけではなく、ここまで110億円が投資され回収に入れるが、そこから先の一歩は動かないまま再開発というのもやはりおかしい。
再開発を計画する上でその先も計画に入れながら、例えば動線を改革するために費用を出すなどという指導をしながら、補助金を使ってこのようなことをするのであれば補助金をもう少し足せるなど、市の立ち位置をはっきりとさせてものの進め方をするべきではないかと思う。そうしないと、この線よりこちら側だけで、はい、終わりと終わって、110億円は払うということでは町はよくならない。これについての考え方を聞きたい。
○街づくり整備課長 当初予算説明書64ページの左側の平面図、紫や赤で囲った約9.5haは、再開発促進地区ということで、県及び市が再開発を進めていこうと位置づけている区域である。紫色が実際に完了したところで、今回の本八幡駅北口駅前地区以外にも、未実施のところや、準備組合が設立されたところがある。この9.5haの再開発促進地区は再開発を進めていこうとする地区のため、勉強会や検討会が実施されれば市も足を運び補助金の仕組み等を説明している。促進地区としては未実施の箇所もあるので、引き続き再開発がきれいに実施されるように進めていく。
○稲葉健二委員 今のは総論で、そのとおりである。問題点になっているのは、今回の駅前再開発が進み、今、図に描いてあるそこの部分が終わる。その先、具体的に名前出すと問題かもしれないが、停車場さんや、あの前の道で1回切れる。そこから先も2項地域になる。
その中で、市は、市役所への動線や葛飾八幡宮への動線を確保してどうこうと言いつつ、そこで止まっている再開発である。今の質疑は、そこから先も含めて、例えば動線をきれいにするためなど、歩道部を広げるための予算を組みながらこの再開発を進める考えはないのか。
○街づくり整備課長 市は平成28年度に基本構想を策定し、ホームページでも公表している。今、準備組合ができているところだけではなく、市の動線も含めて、ゾーニングや連続性を保つような指針を示しているものである。実際に先行整備はとても有効だと思う。そこに、今、実際に補助金を出すとの答えは出ないが、先行することで再開発が促進されるのであれば、道路部門や関係部署と協議して進めていきたい。
○稲葉健二委員 そのような考えで進まないと、自分たちのところが出来上がったら終わりでは困ってしまう。今、北口の駅前再開発が進むが、反対側のみずほ銀行のところも優良再開発で進めようとしている。これは法定再開発ではないが、そこに対しても、市がまちづくりとして考えるならばきちんと関与し、応援できるところはしなければいけない。法定再開発だけが再開発ではない。これが出来上がったから終わりではない。残っているところの底上げも、これと一緒に行わないと駄目ということである。
ここに110億円を投資することのいい悪いを議論しているのではなく、町をつくるための再開発なので、同時に計画の中に盛り込んだり、事業者に対してその先の動線を指導したり、そのようなことを進めていくならば大賛成であるが、ここを完成させるために市が応援するのであれば、それは少し違うと考えるがいかがか。
○街づくり整備課長 再開発は、単に高層ビルを建てて終わりではなく、都市計画決定事業として市で決定している。周辺のまちづくりとして検討して進めていきたい。
○稲葉健二委員 ビルができて、ペデストリアンデッキでずっと入ってきた、通過してビルの中で楽しんだ。下りた途端、この先は今までどおりの町である。これではまちづくりが違う。第2次計画にできているというなら、またすごくあれだろうし、道路も一緒に広がるのであれば町は非常にうれしいが、そこだけにターゲットが当たり、完成されてしまうと、風害や道が通りづらい等の苦情が後に残ってしまう。もう少し大きく2項地域、再開発促進区域をしっかり見据えた計画を応援するようにお願いする。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 以上で質疑を終結する。
暫時休憩する。
午後2時43分休憩
午後2時46分開議
○小山田なおと委員長 再開する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第81号令和6年度市川市下水道事業会計予算を議題とする。
提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長〕
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 2点伺う。予算書589ページ、下水道施設長寿命化対策事業について、予算書647ページ、西浦処理区公共下水道工事費負担金について、この2点伺う。
1点目の長寿命化計画であるが、先般の能登半島地震でも上下水道の耐震化率が本当に低かった。地震の規模も大きかったがケアが足りていなかったことがあり、下水道施設で耐用年数が約50年、それをさらに延長をするのが長寿命化だと思うが、どのくらいの延伸を見ているのか。あとはメンテナンス、耐震、地震にも備えるところで、どのように考えているのか聞きたい。
○下水道建設課副参事 今、市川市で長寿命化対策を行っているのは、古い下水道管を対象として、家庭からの下水本管への取付管が古いところでは50年以上たっているので、割れたりしているところを交換する工事をしている。そのため新しいものに付け替えるので、耐用年数が延びるというよりは、新しく耐用年数ゼロ年からのものを入れるので、取替えが終われば今後50年もつという思想で工事をしている。
あと、地震で下水道施設が被害を受けるのは、報道等でマンホールの浮き上がりがよくあると思うが、その対策と、それにつながる管が折れないように柔らかい素材のものに取り替える工事を現在している。事業の計画内容については以上である。
○やなぎ美智子委員 今の説明では、家庭から本管へのところが古くなっているので取り替えるということで、そもそもの幹線の管の長寿命化ではないと理解していいか。
○下水道建設課副参事 今行っている工事は交換の工事である。まだ、本格的には行っていないが、本管も同じように老朽化が進むので対策をしなくてはいけない。この対策方法としては、下水道管の中に樹脂、ライニングといって新たに塗り物をして、それで新しい管と同じ耐用年数になる素材や厚さにするので、それを施すと、新しい管を敷設したのと同じような効果があるので、また50年延びる設計、思想で行っている。ただし、新技術のため実際50年たっていないので、設計の思想としては50年もたせるような本管の内面からの補修を今後進めていく。
○やなぎ美智子委員 分かりやすい説明をしてもらい感謝する。
では、西浦処理区について。
○下水道建設課長 負担金についてどのようなことを答えればよいか。
○やなぎ美智子委員 西浦処理区は船橋市との共有であるが、西浦処理区に流さなければいけない市川の北部の下水についても、木下街道の土地の地権者との関係で、あの下に下水の本管をなかなか通せないことがあり、北部の下水普及工事が遅れていると勉強したが、それとの関係で、船橋市と市川との負担金割合や、西浦処理区の機能が、今遅れているが、市川の北部で下水道工事が進んでいるが、その辺はどのようになっているのかを聞きたい。
○下水道建設課長 西浦処理区は船橋市の処理場に流すエリアになるが、そこのエリアの中で、京成電鉄の下をくぐる本管をつくる必要があるが、県の都市計画道路事業に合わせてしないと、管を入れる場所等が確定できないので、その協議に相当時間がかかっている。その管に流すエリアについては、少し遅れぎみである。
それと、国分地区や大野地区のほうの北部は、流域下水道という県の下水道管、都市計画道路3・4・18号の下に入っている大きな流域の下水道管に接続するが、そちらも都市計画道路の遅れもあり整備が全体的に遅れていた。西浦処理区とは別に、北部は整備を促進している状況である。
○やなぎ美智子委員 北部地域は西浦処理区に接続すると思ったが、北方、本北方の辺は西浦処理区への流れになるのか。いつになったらどのようにするのかと本当に市民から聞かれるので、私も説明できる範囲で説明しなければいけないので、その辺がどのようになっているのかを聞きたかった。
○下水道建設課長 中山地区、若宮地区等の限定されたエリアが船橋市の西浦に流れる地区になる。
○やなぎ美智子委員 では、私の基本的な説明は間違っていなかったということでいいか。
○小山田なおと委員長 負担金の根拠を聞いていたわけではないのか。
○やなぎ美智子委員 負担割合が生じるのではないかということを聞きたかった。
○下水道建設課長 当然、木下街道だけではなく、ほかの路線は整備がどんどん進められるので、整備を進めたところに対して負担割合というのは、面積割合、流量割合で協定を結んで決めているので、整備の進捗に負担割合を掛けて負担金を払っている。
○青山ひろかず副委員長 一問一答で、予算書655ページ、委託料、相之川第1ポンプ場改修実施設計委託と、改修工事、押切ポンプ場長寿命化改修事業費の内容と、どのように進めていくのか伺いたい。
○下水道建設課副参事 相之川第1ポンプ場の委託料は、これから相之川第1ポンプ場を丸ごとを改修するための実施設計の委託料として計上している。押切ポンプ場についても改修工事で、古いものを新しくするので、ポンプ自体の改修である。3か年の継続事業で、来年度の年度割額を計上している。
○青山ひろかず副委員長 相之川は雨が降るたびにいつも浸水するということで、この間、香取のマンホールポンプに替えたところは排水がよく、浸水しなくなったと聞くが、相之川もマンホールポンプを入れるのか。
○下水道建設課副参事 相之川第1については、マンホールポンプではなく、もっと大きなポンプ場になる。市川南や大和田ポンプ場の規模ではないが、地下に、マンホールの中に入れるポンプではなく、建物の中に入れるポンプ場になる。
○青山ひろかず副委員長 ポンプ出力を大きくするということか。
○下水道建設課副参事 改修工事のため、古くなって壊れて動かなくなる前に新しいものに交換するものである。
○青山ひろかず副委員長 ここのところ浸水が毎年雨が降るたびに起きるので、しっかりと対策を願う。押切もポンプを替えることで分かった。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 暫時休憩する。
午後3時16分休憩
午後3時18分開議
○小山田なおと委員長 再開する。
議案第83号及び議案第84号財産の減額貸付についてを一括議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○農業振興課長 本会議以上の説明はない。審査を願いたい。
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
まず、議案第83号について、本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
続いて、議案第84号について、本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
暫時休憩する。
午後3時20分休憩
午後3時21分開議
○小山田なおと委員長 再開する。
○加藤圭一委員 発言の申出である。
本日午前中の私の質疑の中で、特定の企業名または議員名を挙げて発言してしまったところから、当該箇所の取消しを願いたい。委員長におかれてはお取計らい願う。
○小山田なおと委員長 承知した。皆さんにお諮りする。今、申出があったとおり、特定の企業、また、特定の議員名があった場所について、発言の取消しを許可することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって加藤圭一委員の発言の取消しを許可することに決定した。
加藤委員、発言には十分に注意をして、今後お願いする。
○小山田なおと委員長 お諮りする。所管事務の調査については、お手元に配付の文書のとおり行いたいが、御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よってお手元に配付の文書のとおり決した。
続いてお諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。
委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
○小山田なおと委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後3時23分散会
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