更新日: 2025年1月14日
令和6年6月 市川市議会 議会改革特別委員会
令和6年6月17日(月曜) 午後2時30分
場所
議会会議室
出席委員等
- 委員長
- 岩井清郎
- 副委員長
- 細田伸一
- 委員
- 冨家 薫
中町けい
つかこし たかのり
浅野さち
中村 よしお
大久保 たかし
廣田德子
石原 みさ子
宮本 均 - 議長
- 稲葉健二
- 副議長
- つちや 正順
欠席委員
なし
会議に付した事件
- 議会改革の推進その他議員活動に必要な事項に関する調査・検討について
会議概要
午後2時30分開議
○岩井清郎委員長 ただいまから議会改革特別委員会を開く。
○岩井清郎委員長 議会改革の推進その他議員活動に必要な事項に関する調査・検討についてを議題とする。
まず、中長期の審査事項の優先順位1、会派制度に係る発言時間の見直しについてである。
前回の本特別委員会において、会派制について共通認識を持つための協議を行った。協議において、交渉会派は3名以上とすること、1人の場合は会派と表現せず、無所属との表記にしていくことについては決定された。
また、所属議員が2人の会派の在り方については、各会派において御協議いただくこととしていたが、このことについて御意見があれば伺う。さらに時間をかける必要があれば、そのようにしていく。いかがか。何かいい考え方があれば御発言願いたい。
今日すぐ云々ではないので、もしよければ、今日は3時半からの予定であり、時間を考えていなかった。このことについては少し時間をいただいて、次回の委員会の中で改めて皆さん方とお話をする機会もあろうかと思うので、また議論、意見交換をしていただきたい。
○岩井清郎委員長 次に、中長期の審査事項の優先順位2、ICT化の推進についてである。
事前に配付した資料について事務局から説明させる。
○議事課長 事前に配付させていただいたA3横の「タブレット端末導入によるメリット・デメリット」等に関する資料について御説明する。
上段の表は、タブレット端末導入によるメリット及びデメリットについて調査した際に多く聞かれた事項をまとめて記載したものである。
下段の表は近隣5市、船橋市、松戸市、浦安市、千葉市、柏市からタブレット端末の導入について、導入開始日、運用基準、導入目的、使用可能な会議等、導入したタブレットの製品、タブレットで利用できるシステムを調査し、内容を整理したものとなっている。
なお、船橋市、松戸市、柏市は既にタブレットを導入して活用されているが、浦安市はタブレット端末を調達してはいるが、その運用については現在検討中、千葉市は本年11月以降にタブレット端末を導入する予定とのことである。
説明は以上である。
○岩井清郎委員長 質問があればお願いする。
いずれにしても、今日の資料を基に、これからある程度の時間をかけながら皆さんと議論して方向性を決めていきたいと考えている。
○大久保たかし委員 松戸市が直近で入れて、千葉市がこれからという導入状況を見ると、柏と船橋は運用して年数が幾らかたっているので、この運用の仕方でどういった問題が起こっているのかを調べていただきたいと思っている。実際、理事者、議員の皆さんがどう思っているのかを聞けるのであれば、ぜひ。上のメリット、デメリットはそれを聞いてなのか。そこの確認も含めてお願いする。
○議事課長 職員が先方の事務局に連絡して、例えば私の市ではこういうデメリットがあると大っぴらに言いづらいとの御事情があり、こういうまとめ方をさせていただいている。ただ、特別委員会で審議するため、課題や問題点という聞き方でまたアプローチをしてみようと思う。
○岩井清郎委員長 今日のところは特にないようである。この資料は今後も使って参考にしていきたい。
続いて、前回、委員長から全議員に対して、ICT化の推進に関するアンケートをしたらどうかと、皆様に委員長の案をお示しした。このことについて、まずアンケートをすべきか。するとして、どういう案がいいのかも併せてこれから議論する。
まず、我々全議員に対してアンケートを行うことはいかがか。
○大久保たかし委員 意思を確認する上でも、まず行ったほうがいいと思う。
○冨家 薫委員 このアンケートに「委員会等の会議の場においてタブレット端末やPCを使用していますか」とあるが、タブレット端末とPCというのは、私はふだん携帯をメモ代わりに使っているが、タブレットというところに携帯は入ると考えていいのか。入らないのか。
○岩井清郎委員長 まず、アンケートをするか、しないかというところで、今はするべきだろうとの御意見であった。
○冨家 薫委員 もしする方向であればという質問である。失礼した。
○岩井清郎委員長 反対の御意見がないので、全議員に対してアンケートを行うと。
○中村よしお委員 これは1回手挙げというよりは、せっかく案として一度宿題で挙げているので、それぞれの会派からぜひ意見を言っていただいたほうがいいのではないかと思う。なければ、うちはうちで言わなければと思っている。
○岩井清郎委員長 前回、私からは、一応こういうものを委員長が作ってみたが、アンケートをするしないも含めてひとつ御検討願いたいと申し上げた。するということであれば、皆さん方から内容についても御意見が出てくると思うので、まずはするしないのことについてお話をさせていただいた。アンケートをするということでよいか。
○宮本 均委員 せっかく委員が集まっての委員会であるので、それも含めて委員会でやって全然問題ないと思う。今、使っているか使ってないかと全員に聞く質問は、例えば現時点でデメリットで「技能の習得に差がある」の部分に関わるとは思う。その役には立つが、導入するかどうかに関してはアンケートの意味がない。会派の代表で来ているので、それぞれ委員の方が会派に持ち帰って相談すれば済む話ではないか。むしろ全員に聞いて仮に要らないとなれば、これはもう要らないという話なのか。ということにもならない。ほかの議員皆さんに聞くというのは、アンケートの結果、使ってない、不要だというのが半分以上あったとすれば、これはもうここで終わりという話か。委員会の中で進めればいい話だと僕は思う。むしろ委員として来ているので、何でもう1回議員に聞くのかという疑問がある。
○廣田德子委員 私は、アンケートそのものはやったほうがいいと思っているが、42人全員のが上がってくるよりも、例えば会派でまとめてこんな意見が出たというのを集約したほうが全体を集約するのにもやりやすいと思う。それぞれ会派でまとめたやつをここに出して、また話し合うという形がいい。
○岩井清郎委員長 これからICT導入の問題についても、どこから切り口で入っていくかということも出てくる。ここが問題だと思う。そのためには、他市ではこういう導入の方法をしている、また、メリット、デメリットがこういうふうにあったというものをベースにしながら、まずは導入したほうがいいのか、しないほうがいいのかから話が始まっていく。導入するためにも、何のために導入するのかというところも共通の認識が必要だと思う。
そういう意味でも、どちらにしても各会派の考え方について何らかの意見を出していただくのは大きな意味があると思う。あと、我々がどこから始めるかというところである。
○中村よしお委員 今のところで言うと、既に参考資料が「私たちのICT化に関する事項」ということで、多くの会派が、これの導入そのものについては是としていると私は認識していたので、それを何か問題があるみたいな形で話がまた一に戻ってしまうところもあると思う。先ほどの意見の中にもあったが、これをするのであれば、委員会の意義そのものがなくなってきてしまっていると私は思っているので、この問題点をみんなに聞くよりは、ここまで自由民主の会、市民クラブ、公明党、チームいちかわ、清風いちかわは意見が出ている。そういったところは意見として集約されて出してきているので、そこのところからスタートしていかないと話が何かあべこべになって効率的ではなくなると思っている。アンケートの中身そのものも、結局、多数決みたいなものを取る形に私は思えるので、委員会の趣旨、設置の意義から考えると、アンケートを出すことについて疑問がある。
○岩井清郎委員長 確かに皆さんの御意見の中で、これからICT化を進めていこうという方向性については委員長としても理解している。
その方向性の中でこれからどうやって進めていくかが次の問題になるが、アンケートについて、私も別に固執するわけではないが、ある意味では進める段階において、これからどうやって進めていこうか、何から始めていったらいいかという材料になると感じて皆さんにお示しをした。
○細田伸一副委員長 ICT化するという前提のものとして今議論していると私は理解する。しないならしないで、別に議論する必要は何もない。少し飛躍したことで、ではタブレットとか、ICT化をすることに反対という御意見はあるか。もしないということであればICT化である。
確かにデメリットは委員長のこういうところにも出ていると思うが、これはあくまで既にそういうことを行っているところから出てきたものであって、実際に各自治体や使う人などによっては、この反応というか、これ、いいじゃないという声しかない場合もあれば、もしかしたらタブレット化、ICT化しなくてもよかったという声が多数を占めるような自治体もある。やってみないと分からないことであるので、デメリットに焦点を当てて何か議論するというのは後ろ向きかなと私は考えてしまうが、いかがか。
○岩井清郎委員長 今の御意見、私も、とにかくICT化に向かうという、これは全員一致だと理解している。そこは皆さん合意していただけたと思うので、その方向でこれからも進めていく。
ついては、これからどういう形で進めればいいかという1つの方法を皆さんと協議する順番とすると、今回の資料の中、左側に運用基準、導入目的、使用可能な会議等、導入品、利用システムと項目が出ている。この中でまず行なわなければいけないと思うのは、この基準はいつつくったらいいのか。導入するという方向性であるが、導入の目的はこの資料を参考にしていけばいいというところから始まる。
問題は、運用基準というところ。3市は運用基準があるので、この辺をもう少し詳しく勉強して議論していく必要が次にあると思うが、いかがか。
○石原みさ子委員 今、委員長がおっしゃったように、船橋、松戸、柏ではタブレット端末等の使用基準を設けているので、先例市を参考にしながら、そういうものを一度見て市川市のものをつくるのは非常によいことかと思う。
また、この表を見ると、ほとんどのところがリースになっているが、リースした場合、市川市としては幾らかかるかの予算の問題と、それを調達するのがいつになるのか。また、今の5階の委員会やこの部屋ではWi-Fiの環境ができているのか。それとも、工事をしなくてはいけないのかとか、そういった環境の部分を情報として欲しい。事務局のほうで分かれば、今、委員会では実際すぐ持っていって行える状態なのか、教えてほしい。
○議事課長 まず、このフロアは今Wi-Fiが整備されているが、同じようなWi-Fiは5階には通ってないので、Wi-Fiモデルを導入し、委員会室で使用する場合は別途方策を考えないといけない。セルラーモデルであれば単独で通信できるので、5階でもすぐ使用可能となる。
○稲葉健二議長 補足する。他市の議長と話をしている中、聞いている事例で少し参考になればと思う。他市のタブレットは、館内の環境だけの通信ではなくて、基本的に自分でどこでも通信ができる媒体、移動先でも使える状態で持ち歩いている。要するに携帯と同じように、どこでも使える状態で使っているという前提でほとんどのところはやっている。今、千葉市の場合、現況は政務活動費とか、各自が個人持ちで練習というか、検討中でLINE WORKSでやっていると聞いている。
先ほどのメリット、デメリットの件であるが、事務局が答えられる内容はこのぐらいしかないが、直接議員から聞くと、かなり具体的な話を聞くことが可能である。例えば私は今現在、27市の議長と同時にLINEでグループを持っているので、現実的な話を聞いて皆さんたちにお伝えするのは構わない。ただ、そのときに、誰々のどこの市がこうだと具体的に書いてしまうと、その市の悪口になる。具体的な言葉だけ挙げるのなら、例えばデメリットがいけないというのではなくて、そういうところをどうクリアすればいいとの考え方で、逆にそういう先進市の部分をやっていかないと、導入に関して根本的に反対する方は多分いらっしゃらないと思うが、それに対してどういうふうに基準を設けたり、導入の形の中でやらなければいけないことを整理したり、千葉県議会も今年からタブレットを導入してリースでやっているが、ほかのアプリは一切入れられないシステムにしていると言っていたので、必要なものしか入れることができない。そういう基準をつくったり、具体的な話である程度抑制させていかないと、全てを自由にしていくと、あまりいい結果ではない場合も多くなると話は聞いている。皆さんたちの希望があれば、具体的な議員の個人的な意見を私のほうでまとめて提案することは不可ではない。
○岩井清郎委員長 今日は議会の途中であったので、私もあまり長い委員会の時間を持てないだろうと思っていた。次の委員会には、まず導入目的を案として市川版、何らかのことを示したい。多分、ここに書いてある他市のものを参考にして同じようなものになるかもしれないが、市川でする以上は市川の導入目的もきちっとするべきだと思うので、次回はそんな資料を作って皆さんと議論させていただきたい。
続いて、他市の運用基準は手に入るとのことであるので、皆様方に事前に配付させていただいて、これも1日でまとまるものでもない。どこから入ってきたとか、これから一番難しいところになると思う。
次の委員会では、まずは2人の会派を今後どのように考えていくかという問題と、ICT化に対してのタブレットの導入目的、さらには運用基準を議論していきたい。これでよいか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 さよう決定する。
○岩井清郎委員長 次回の日程は視察のときに正式に決める。
○岩井清郎委員長 お諮りする。本件については閉会中の継続審査事件とすることに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 御異議なしと認める。よってそのとおり決した。
○岩井清郎委員長 以上で議会改革特別委員会を散会する。
午後2時57分散会
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