更新日: 2025年1月14日

令和6年8月 市川市議会 議会改革特別委員会

令和6年8月28日(水曜) 午前11時21分

場所

議会会議室

出席委員等

委員長
岩井清郎
副委員長
細田伸一
委員
冨家 薫
中町けい
つかこし たかのり
浅野さち
中村 よしお
大久保 たかし
廣田德子
石原 みさ子
宮本 均
議長
稲葉健二
副議長
つちや 正順

欠席委員

なし

会議に付した事件

  • 議会改革の推進その他議員活動に必要な事項に関する調査・検討について
    1. 本特別委員会の運営方法について
    2. 中・長期の審査事項の優先順位1「会派制度に係る発言時間の見直し」について
    3. 中・長期の審査事項の優先順位2「ICT化の推進」について

会議概要

午前11時21分開議
○岩井清郎委員長 ただいまから議会改革特別委員会を開く。


○岩井清郎委員長 本日、一般傍聴希望者及び報道機関より傍聴の申出があった。本特別委員会の運営要領では、「会議は、原則として公開する。ただし、会議において取り扱う事項の性質上会議を公開することが適当でない場合には、会議に諮り、傍聴を許可しないこととする」としているので、このことの許否について意見を伺う。いかがか。
○中村よしお委員 運営についてお話があったが、会議において取り扱う事項の性質上、会議を公開することが適当でないということには当たらないと思うので、傍聴を許可することで結構であると思う。
○大久保たかし委員 公開するということで異論はない。
○岩井清郎委員長 それでは、よろしいか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 それでは、傍聴を許可することに決した。
 なお、撮影については、先ほど開会前に申し上げたとおりにするので御了承願う。
 傍聴の方に申し上げる。これから会議の始まる前のみ撮影を許可する。
〔傍聴人入室〕


○岩井清郎委員長 議会改革の推進その他議員活動に必要な事項に関する調査・検討についてを議題とする。
 まず、本特別委員会の運営方法についてである。
 前回の本特別委員会における決定の内容を反映させた運営方法をお手元に配付したので御了解願う。


○岩井清郎委員長 次に、中・長期の審査事項の優先順位1、会派制度に係る発言時間の見直しについてである。
 本件については、まず、本市議会における会派制の在り方について委員間で共通の認識を持つために協議を行ってきた。前回の本特別委員会の後、中町委員より、市民クラブとしては、会派を結成するには3人以上の議員を要することとし、会派を結成していない議員は一律に無所属とすべきとすることとなった旨の報告があった。その結果、本特別委員会としては、同様の方針で意見がまとまったところである。
 また、前回の本特別委員会における決定に基づき、本件について、非交渉会派に対して文書により意見の提出を求めたところ、期限までに1件回答があったのでお手元に配付させていただいた。
 委員長としては、本日皆さんにお配りした意見を各会派に持ち帰っていただき、各会派において御協議いただいた上で、次回改めて意見を伺いたいと思うので、御承知おき願う。


○岩井清郎委員長 次に、中・長期の審査事項の優先順位2、ICT化の推進についてである。
 前回の本特別委員会において、タブレット端末については導入する方向で議論を進めることでまとまったところである。
 まず、事前に配付した委員長案等の資料について、事務局から説明させる。
○議事課長 事前配付した資料について御説明する。
 初めに、タブレット端末導入の工程表を御覧いただきたい。こちらは本件経費を令和7年度当初予算に計上するための工程表となる。12月、2月の補正予算の計上も検討したが、それぞれ期間、手続の面で難しい点があることから、現時点で最も無理のない案として当初予算の工程で御提案するものである。
 当初予算への計上の場合、10月中旬に予算要求の締切りがあるので、本日と9月定例会中の本特別委員会において、機種、台数、モデル、Wi-Fiモデルを導入する場合にはWi-Fi設備を工事する場所、調達方法、タブレットに導入するシステムについて御協議いただき、必要に応じて各派代表者会議及び議会運営委員会にも諮った上で、財政当局に予算要求することとなる。予算が可決されたら、令和7年4月以降入札を行い、端末の納入、Wi-Fiモデルを導入する場合には議場等の工事、使い方の研修等を経て、現時点では令和7年9月定例会からの使用開始を見込んでいる。
 続いて、市川市議会におけるタブレット端末の導入目的案を御覧いただきたい。A4横の資料である。こちらについては米印に記載したとおり、前回の本特別委員会において確定したものを配付した。
 続いて、同じくA4横資料のタブレット端末導入案を御覧いただきたい。こちらは、導入に係る各項目について、先行する他市での実績が多い例を中心に構成して御提案するものである。
 まず、機種については、直感的に操作ができ、不慣れな方にも使いやすく設計されていること、アプリケーションはアップルによる厳しい審査を通過したものに限られている点でセキュリティーレベルの信頼性が高いことなどから、アップル社製のiPad Airで提案している。
 モデルについては、他市へのヒアリングによると、端末がそれなりの大きさになることから多くの議員の方が庁外へ持ち出さずに控室に置いたままであるという話があったこと、また、後ほど説明するが、数年使用した場合の総費用を比較した場合にセルラーモデルよりもWi-Fiのほうが低額となることから、ここではWi-Fiモデルを提案している。ただし、Wi-Fiモデルを導入するには、議会フロアへのWi-Fi環境の整備のための工事や、Wi-Fi自体の使用料などの費用が別途必要となる。
 次に調達方法である。購入する場合と比較してリースのほうが予算の平準化を見込むことができること。また、他市の導入事例及び庁内における類似の契約においてリース契約が主流であることから、リース契約で御提案している。
 ペーパーレス会議システムについては、インターネット上に仮想の共有の本棚を設置するようなイメージで考えていただきたい。サイドブックスというアプリケーションが、複数の資料に対して複数のキーワードで横断的に検索ができるという独自機能を搭載しており、全国の導入実績が突出しているとのことであるので、こちらを御提案している。
 なお、選定のための協議に当たっては、現在取扱業者を招きデモンストレーションを実施することを考えている。後ほどお諮りいただくが、9月定例会中に実際に端末に触れていただき、協議の参考にしていただければと考えている。
 次の資料に移る。別紙1、「タブレット端末の導入に要する費用(概算)」を御覧いただきたい。こちらは、本件に係る費用について、横軸の端末モデルごとに、縦軸に初年度、次年度以降、5年間の総費用の概算を整理したものである。表の左側の太字で囲った部分が委員長案で示した組合せの費用である。なお、これらの数字の中には業者からまだ実際の見積もりが取れておらず概算のものもあるので、大まかな目安として御理解いただきたい。
 別紙2、「ペーパーレス会議システムについて」を説明する。先ほども触れたが、ペーパーレス会議システムとは、インターネット上のデータフォルダ、本棚かキャビネットのようなものに資料を保存して、必要に応じて出し入れするシステムである。これまで皆様に資料等を配付する際は、事務局より紙やメールに添付してデータでお送りしていたが、このシステムを導入した場合は、タブレット端末からデータフォルダにアクセスしていただくことで、そこに保存された資料を閲覧していただく仕組みに置き換えることができる。メリットとしては、情報共有の迅速化や紙資料の削減に伴う省資源化などを見込むことができる。
 2、性能比較、3、料金比較については、他市で導入事例の多い2つのシステム、サイドブックスとモアノートについて、その性能及び料金の概算を比較したものとなっている。
 最後に、同じくA4横の「対応OS比較表」という資料について説明する。OS(オペレーションシステム)とは、端末を動かす際の基本ソフトのことである。こちらの資料は、参考として主な3つのOSについて、そのOSを搭載した機種、価格、特徴を記載したものとなっている。
 説明は以上である。
○岩井清郎委員長 説明が多岐にわたっているが、まず、今後の工程についてである。
 お手元に配付した「タブレット端末導入の工程表」のとおり、本件に要する費用を令和7年度当初予算に計上するには、遅くとも9月定例会中にはタブレット端末の機種、台数、Wi-Fiモデルまたはセルラーモデルのいずれかの別、Wi-Fiを整備する場所、調達方法、導入するペーパーレス会議システムの各項目を確定しなければならない状況である。
 委員長としては、本日のお手元の資料を踏まえ、タブレット端末の導入目的を決定した上で、その他の事項についても可能な限り協議を進めたいと考えているが、これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 御異議なしと認める。それでは、そのように進めさせていただく。
 それでは、導入目的についてである。前回の本特別委員会において、お手元に配付した導入目的の委員長案のうち、資料のペーパーレス化による省資源化、資料の配付等議会運営の効率化、情報共有の迅速化を図る。また、議会及び議員活動の強化(必要とする資料へのアクセスを容易にすることや、資料の視認性を高める)については、既に合意が取れている。委員長としては、本委員長案に沿って本日の協議を進めてまいりたいと考えているので、御了承願う。
 次に、導入するタブレット端末についてである。先ほど申し上げたとおり、遅くとも9月定例会中にはタブレット端末の機種等について確定しなければならない状況である。そこで、効率的に協議を進めるため、本件に関する先行自治体で多く見られる導入例を参考に、タブレット端末導入に係る委員長案を作成し、事前に配付した。本案について意見を伺う。
 いずれにしても、後日デモンストレーションを実施する。そういうものも含めてまた検討を進めることにしたいと考えている。今日のところは、皆さんにお示しした資料をベースとしてお考えを残していただきたい。
○廣田德子委員 基本的にはこの案でいいと思う。全国的に多く使われているということである。費用はまだ概算とのことであるが、デモンストレーションをする頃までにはもう少し具体的に数字が決まるのか伺う。
○議事課長 随時業者とやり取りをしており、その時点で一番正確な数字が出せるよう努めていく。
○中村よしお委員 今回は委員長案を示していただき、それを聞きおいたという理解である。しかし、先ほどの説明の中では、他市の全国的に見て多いものを委員長案として出したということであるが、例えば、今まで聞いたところでは、他市ではiPad AirよりもiPad Proのほうが多いかと思うので、その辺の正確性について疑問がある感じがした。
 これまで近隣市のものを見るとセルラーのほうが多いのではないかというところもあるし、前回、委員長が選んでいただいた自治体を全員で視察させていただき、そこはみんなの目で見て、触って、感じてきたところであるので、それは大切に生かしていく必要があるのではないかと思うので、視察のこともしっかり踏まえた上で議論を進めていってほしい。所感である。
○つかこしたかのり委員 委員長案をいただき会派で協議した上で、会派として意見を申し上げたい。この案では、初期費用は一番安いもので500万円、高いものになると1,000万円近くのお金がかかってくる。その中で一案であるが、全員に同じタブレットを支給するのではなく、例えば、それぞれ個人で既にお持ちのタブレットや政務活動費等を活用したタブレット等があると思うので、そういったものを流用して、あくまでも議会としてタブレットを使える、しかも皆さん共通のペーパーレス会議システムを使ってやると、リース料やそれぞれの機種代を節約できる。委員長案をいただいた上で、そういったものも候補としてこの会で検討させていただけないかということを、あくまでも意見として申し上げたい。
○岩井清郎委員長 いろいろな意見をいただいたが、今日初めてこういう会議を行ったのであり、今日ここで結論が出るわけではない。デモンストレーションは9月24日である。ただ、決算委員会等のいろいろな流れがあるので、一応予定として頭に入れておいてほしい。業者との日程調整もあり、その辺を含めて改めて御連絡する。これは委員会ではなく勉強会であり、勉強会として機種を見るということである。それから、後日どういうタイミングになるか分からないが、また委員会を開催する。
 デモンストレーションは勉強会であるので、本特別委員会委員だけではなく、議員全員にこういう勉強会をするということを御案内する。次回の勉強会の日程は一応その辺で考えているが、決算委員会との絡みがあるので調整させてほしい。
 休憩する。
午前11時44分休憩
午前11時48分開議
○岩井清郎委員長 再開する。
 現在、議会においてタブレット端末を導入する方向で協議を進めているが、他市においては理事者もタブレット端末を導入している事例も見られることから、本件に係る協議の経過については執行機関に伝えたいと考えているので、御了承願う。


○岩井清郎委員長 以上で議会改革特別委員会を散会する。
午前11時49分散会

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