更新日: 2025年6月20日
令和7年2月 市川市議会 建設経済委員会
令和7年2月27日(木曜)午後1時
場所
第4委員会室
出席委員
- 委員長
- 小山田なおと
- 副委員長
- 青山ひろかず
- 委員
- 冨家 薫
やなぎ美智子
中町けい
加藤圭一
久保川隆志
大久保たかし
堀内しんご
稲葉健二
欠席委員
なし
説明のために出席した者の職氏名
- 経済観光部次長
- 宮内 徹
- 経済産業課長
- 安永 崇
- デジタル地域通貨担当室長
- 吉沢克己
- 観光振興課長
- 野村佳慎
- 商工業振興課長
- 今井高太郎
- 農業振興課長
- 森田かおり
- 動植物園長
- 水品繁和
- 街づくり部次長
- 長島武志
- 街づくり部次長
- 小林英樹
- 街づくり計画課長
- 中原基貴
- 街づくり整備課長
- 本多 穣
- 公園緑地課長
- 小宮正裕
- 公園緑地課副参事
- 三浦善信
- 建築指導課長
- 野田晃正
- 空家対策課長
- 馬塲岳士
- 道路交通部次長
- 岩佐伸幸
- 交通計画課長
- 戸枝秀行
- 交通計画課副参事
- 白川雅典
- 道路管理課長
- 髙石直之
- 道路建設課長
- 佐瀬英治
- 道路安全課長
- 野村博之
- 下水道経営課長
- 高橋 誠
- 下水道建設課長
- 星野貴之
- 下水道建設課副参事
- 外岡伸一
- 河川・下水道管理課長
- 浅田隆行
会議に付した事件
- (1)議案第50号 市川市中小企業資金融資及び利子補給条例の一部改正について
- (2)議案第51号 市川市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の一部改正について
- (3)議案第52号 市川市宅地開発事業に係る手続及び基準等に関する条例の一部改正について
- (4)議案第55号 令和6年度市川市一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会に付託された事項
- 第1条|第2項|歳出|第5款|労働費
- 第1条|第2項|歳出|第6款|農林水産業費
- 第1条|第2項|歳出|第7款|商工費
- 第1条|第2項|歳出|第8款|観光費
- 第1条|第2項|歳出|第9款|土木費
- 第3条 繰越明許費の補正の追加のうち商工費及び土木費並びに変更のうち農林水産業費
- (4)議案第59号 令和6年度市川市下水道事業会計補正予算(第3号)
- (5)議案第60号 令和7年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項
- 第1条|第2項|歳出|第5款|労働費
- 第1条|第2項|歳出|第6款|農林水産業費
- 第1条|第2項|歳出|第7款|商工費
- 第1条|第2項|歳出|第8款|観光費
- 第1条|第2項|歳出|第9款|土木費
- 第2条 継続費のうち土木費
- 第3条 債務負担行為のうち第17段及び第18段
- ※議案の内容については総務課のページをご参照ください。
会議概要
午後1時開議
○小山田なおと委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
○小山田なおと委員長 まず、審査に当たっては、一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、1、総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願いたい。
また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名のった上で発言されるよう願いたい。
○小山田なおと委員長 議案第50号市川市中小企業資金融資及び利子補給条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○商工業振興課長 本会議以上の説明はない、審査をよろしくお願いしたい。
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 1点だけ伺いたい。
このことについては、素人でも分かるISOという認証があったが、それが消えてこのカーボンニュートラルの促進に寄与する様々な施策が出ているが、目的と融資の判断基準について伺いたい。
○商工業振興課長 まず、カーボンニュートラル促進資金を導入する目的は、本市はカーボンニュートラルシティを表明し、2050年までに排出ガス実質ゼロを目指している。資金の利用対象となる市内中小企業者、個人事業主においても脱炭素、排出量削減が求められるが、規模の小さな中小企業においては取組が十分行われていない現状にあることが聞き取り等により判明した。今回、カーボンニュートラル促進資金を新設することで、CO2排出量削減に必要な設備の導入を図る資金繰り支援を行うことが可能であることから、ゼロカーボンに向けた取組を推進することを目的としている。
今回の資金は省エネルギー設備または再生可能エネルギー設備、次世代自動車及び充電設備を導入するものとしている。判断基準は、要領にて運用することとし、事前にカーボンニュートラル資金の対象設備であるかが分かるパンフレットや仕様書等を提出していただき、10日で当該設備の判断をする。対象設備があるかの判断は、国が委託している一般社団法人環境競争イニシアチブの補助対象設備と同等であれば対象とすることを想定している。
○やなぎ美智子委員 分かった。ぜひこの施策がカーボンニュートラルに期するだけではなく、中小業者の様々な事業内容の改善に当たるという間接的な意味もあるので、この施策を通して、なお一層地域の中小企業者への支援につながることを期待していきたい。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第51号市川市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○公園緑地課長 本会議以上の説明はない、よろしく審査をお願いしたい。
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第52号市川市宅地開発事業に係る手続及び基準等に関する条例の一部改正についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○開発指導課長 本会議以上の説明はない、審査をよろしくお願いしたい。
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第55号令和6年度市川市一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
審査に当たっては、お手元に配付の補正予算審査順序のとおり進めていただく、了承願いたい。
まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款観光費及び第9款土木費第1項土木管理費について説明を求める。
なお、繰越明許費は歳出予算の説明が全て終了してから説明願う。
〔商工業振興課長、農業振興課長、経済産業課長、観光振興課長、建築指導課長、道路管理課長、農業委員会事務局次長 説明〕
○小山田なおと委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
質疑はないか。
○中町けい委員 一問一答で1点伺いたい。
53ページ、商工費18節で2つの交付金を合わせて2億2,956万円の運送と事業者エネルギーについて、昨年と変更した点があるかどうかと見込み額、申請時期及び支払い時期はいつを予定しているのか伺う。
○商工業振興課長 貨物運送事業者燃料費高騰対策支援金について、昨年度と規模的にはほとんど変わりない。金額は、一般貨物が2万3,000円、軽貨物が8,000円、対象月は、令和6年4月から令和7年3月の12か月、受付期間が令和7年5月上旬から6月を見込んでいる。支払い時期は申請によって行われるので、そこから1か月か2か月後に振込となる。
○経済産業課長 事業者エネルギー価格等高騰対策支援金について、今年度、第4弾としてエネルギー価格高騰対策支援金を実施したのとほぼ同様の制度設計となっているが、申請対象月が異なる。給付額は、今年度行った支援金は10万円であったが、今回お願いしている支援金は物価上昇分を加味して給付額7万5,000円を予定している。見込額は、第4弾までの申請の累積等を踏まえ、約1,800件の申請を見込んでいる。申請予定日は、本年5月15日より8月15日までの3か月間、申請に基づいた支払い時期は、本年10月頃を予定している。
○中町けい委員 事業者エネルギーについて追加で伺いたい。今年度は10万円だったが、来年度は7万5,000円で2万5,000円減額になる。考え方としては、今年度より広い事業者を対象にするために要件を緩和したのか、どういう理由で10万円から7万5,000円に減額したのかもう少し伺いたい。
○経済産業課長 今回の支援金の対象期間は、前回までの9か月間と異なり、令和6年4月から令和7年3月までの1年間としている。その期間を前年と比較してコスト増になった部分に対応する金額を算定し、支援するものとなっている。各事業者においてコスト増を1か月当たり1万2,500円と想定し、12か月分で15万円である。国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金が財源であるので、支援金の額は他の事務事業を考慮して予算の範囲内で支給させていただきたいと考え、15万円全額の負担が困難であったため、その半分である7万5,000円を予算として計上するものである。
○中町けい委員 分かった。結果的に今年度と来年度の予測で、見込みとしては対象の件数は増えそうなのか。
○経済産業課長 第4弾と今回の第5弾では、対象となる事業者の業種や規模に変更はない。第4弾で想定を上回る件数の申請をいただいた。また、第4弾までの支援者に対して、今回、第5弾の実施に際して、また申請の案内をさせていただく予定である。そうした今までの累積の申請者に加え、今回、第5弾の周知をすることで、新たに申請される方が見込まれるので、第4弾とほぼ同様の申請件数が見込まれる。
○中町けい委員 これを今まで続けてきて、制度の内容が毎回変わると、事業者も事務負担や内容の理解が分かりづらくなる。対象者数を増やすために要件を緩和するのであれば分かるが、対象者が想定として変わらないのであれば、年度によって中身を複雑化する必要はないと思う。事業者に対する支援なので、そこをいじくる必要はないと思っている。今聞いた話だと、今年度と内容が違う気がする。今年度は3か月か4か月最大で10万円以上いったところに対して10万円というシンプルな内容だったが、それをあえてそこまで中身を変える必要があるのか疑問である。引き続き、より多くの事業者にとって支援になるように、さらに事務負担がなるべくかからないやり方を考えていくべきだと思う。今後も続けていくのであれば、制度設計はシンプルにしたほうがいいのではないかという意見である。
○小山田なおと委員長 今の議論を聞いていて、去年の第4弾と今回実施する中身は変わるということか。
○経済産業課長 今年度行った第4弾と来年度申請を受け付ける第5弾で、目的や対象経費に大きな変更はない。変わるものは、申請時期が変わるので、物価高騰があった対象月、給付金額が変わるというところで、金額以外で制度設計に大きな変更をしているものではない。なお、ただいま委員から意見のあった複雑化による事業者の負担は、第4弾で提出いただいた書類が残っている方が、今回再度申請した場合には、書類の提出を不要とする簡素化を心がけて、事業者の負担をなるべく減らしながら、業務を行いたい。
○中町けい委員 分かった。違う理解をしていたかもしれないが、チラシをまだ見ていないが、出来上がり次第、議員に共有していただきたい。
○久保川隆志委員 1点だけ伺いたい。
52、53ページの観光振興費で、先ほどふるさと納税の説明をいただいたが、理解できなかったので詳しく教えていただきたい。市川市の梨等の返礼品に対して増えたという意味か、それとも市川市の方がふるさと納税の申請をして増えたのか。仮に梨等であれば、市川市のどの項目が増えたのか詳細を伺いたい。
○観光振興課長 当初、寄附金額として約4,000万円を計上していたものが、12月31日現在、市外の個人からのインターネットを活用したふるさと納税の寄附額が約4,600万円になった。寄附額が600万円増えたことによる委託料の増である。内訳は、12月現在で1口50万円のカーフィルムサービスが約16件出た。これが大口で、増額の原因となっている。
○久保川隆志委員 市川の特産品としてカーフィルムで、市川市の梨等は増えていなくて、カーフィルムが一番主たる要因ということか。
○観光振興課長 梨等は夏場、通常どおり大口の寄附としてあるが、このたび新しくカーフィルムサービスを今年度ふるさと納税の返礼品に加えたものが、12月にどっと入ってきた。
○久保川隆志委員 増えた要因は何かつかんでいるのか。カーフィルム自体が理解できないが、今後も増えてくるのか。
○観光振興課長 これは基本的には市外の方からの寄附で、返礼品を増やしたことで市川市のカーフィルムが市外の方に響いたと理解している。
○経済観光部次長 ふるさと納税制度活用事業委託料は、寄附を申し込んだときのサイトの申込手続の委託料と返礼品の発送に係る委託料となる。先ほどの答弁のとおり、当初4,000万円の寄附の申込みを見込んでいたが、結果的に4,600万円になった。この委託料の積算は、返礼品の額に一定のパーセンテージを掛けたものとなる。全体的なふるさと納税の返礼品が増えたということで、カーフィルムがどうこうではない。答弁の訂正をさせていただく。
○加藤圭一委員 質疑項目2つを一問一答で伺いたい。
1つ目の質疑項目は確認で、先ほど久保川委員から言及された52ページ、53ページの観光費2目観光振興費の委託料は本市から業者に対して委託をしているものだが、どういった業者にどのような業務を委託しているのか。
2つ目の質疑項目は、54、55ページの土木費、土木管理費3目土木総務費、先ほど道路管理課長から説明のあった負担金、小栗原架道橋改修事業負担金は、船橋市が事業主体であるが、実際に受託している業者を伺いたい。事業負担金であるから、本市が事業主体でないと普通建設事業債に起債しているのか伺う。
○観光振興課長 委託料は、ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税、ふるなび、おでかけ納税等、ポータルサイトの受付業務委託である。もう1点が返礼品の発送業務委託で、中間委託業者に商品代や配送料を委託として支払っている。
○道路管理課長 小栗原架道橋改修事業負担金について、船橋市が実施している委託業者で、今回は上部工工事の修正設計という業務委託で、船橋市に確認したところ、受託業者は株式会社長大千葉事務所である。測量業務は、株式会社サンリツ測量と確認している。
こちらは建設事業債として、今回の補正で歳入に計上している。
○加藤圭一委員 この事業債の起債年度はいつか。
○道路管理課長 6年度の2月補正予算で計上している。
○加藤圭一委員 何年間の償還か。
○道路管理課長 償還期間は把握していない。
○稲葉健二委員 一問一答で1点伺いたい。
6ページ、繰越明許費、デジタル地域通貨推進事業の1億5,000万円の算定の根拠と、今年度の残はどのぐらいで、繰り越さなければならない詳細な説明と、最終的な決着はどのように終了するのか。
○デジタル地域通貨担当室長 繰越明許の1億5,000万円は、補正予算を計上した1月末の時点で最も多くICHICOを発行し、なおかつ、その後、ICHICOの利用が大幅にダウンしたということで、最大限未利用額が発生する金額として1億5,000万円を計上したものである。
今後の見込みは、3月31日時点では、繰越額は約3,000万円になると見込んでいる。
○稲葉健二委員 3,000万円を見越して1億5,000万円取るのと、今年度で残っている額が来年度に行くわけで、新年度が始まれば新年度のチャージが始まるときに、お金の中にすみ分けができるわけではないときに、アプリの中にあるお金としては同じお金になってしまうのか。それとも、前年の残りが記載されて、これは前年の分であると完全にすみ分けられるのか。
○デジタル地域通貨担当室長 アプリ上で利用者が6年度分と7年度分を識別できる。例えば6年度のポイントが1万円、7年度新たにチャージしたものが3万円という形で、それぞれの金額と項目が分かるようになる。
○稲葉健二委員 それならいいが、そのときに、現在は使った分がプラスになっていくときに、3月31日までに買物をした分のチャージをして、そこは前年度記載で分かれる。新年度は新年度のスタイルの中で動き出すという整理になる。その中に行政ポイントの流れも引き継がれるのか。前年度の行政ポイントの残も同じように6年分の残として考えるのか、7年分に100%スライドして年間でも使えるのか。
○デジタル地域通貨担当室長 行政ポイントは、例えば6年度の健康講演会でもらったポイントは、6年度の健康ポイント300ポイントという形で、それぞれ年度と事業名、金額がアプリ上で表示され、7年度のものと区別して利用者が分かって使える仕様となる。
○稲葉健二委員 細かくよくできていると思う。ただ、それがアプリ上に記載されて、これが何年度と分かれているだけで、利用者にとっては、自動的に前年度の残りから使われ、新年度は後に使われるように仕組みができていると捉えていいのか。そうでないと、こっちから使うとかあっちから使って残ったら、もっとつまらない。新しい方にも説明していく上で、今から始めた人の残も出てくる可能性もある。新年度から始める人ばかりではないのだから、そういう引継ぎもアプリ上でプッシュ通知して、消えてしまうのか、引継ぎもずっとではなく、ある程度の期日までということも含めて、本来は会計年度で終わる話を繰越明許しているので、いつまでも自由ではないということはちゃんと説明しなければいけないことを一言添えて、終わる。
○経済産業課長 発言の訂正を1件お願いしたい。
先ほどの中町委員の質疑の中で、事業者エネルギー価格等高騰対策支援金の給付時期の質疑に対して、本年10月頃と答弁したが、実際には、それぞれ申請者が申請をしてから約1か月後に給付しているので訂正する。委員長においては、よろしくお取り計らいを願いたい。
○小山田なおと委員長 そのように訂正を許可する。
そのほか質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 次に移る。
○小山田なおと委員長 次に、歳出第9款土木費第2項道路橋りょう費、第3項河川費及び第4項都市計画費について説明を求める。
なお、繰越明許費は歳出予算の説明が全て終了してから説明願う。
〔道路管理課長、道路建設課長、交通計画課長、下水道建設課長、河川・下水道管理課長、街づくり計画課長、下水道経営課長、公園緑地課長、街づくり整備課長 説明〕
○小山田なおと委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
質疑はないか。
○大久保たかし委員 一問一答で2問伺いたい。
概要説明資料16ページ、道路橋りょう総務費の公共下水道の区域線測量委託について、地権者から事業の理解が得られないというのを具体的に内容が分かれば伺いたい。永久に理解が得られないとどうなるのか。
○道路管理課長 公共下水道整備事業に伴う区域線測量について、沿道地権者との下水道整備事業に関する話の中で、公設ますの設置位置等の調整に時間がかかっていて、調整がついてから測量に入るということで地権者と協議をしている。それが年度内の実施が見込めず、今回、減額補正を計上した。
○大久保たかし委員 理解が得られないというよりは、調整に時間がかかっているという表現のほうが正しいということでよいか。
○道路管理課長 事業内容とますの設置位置について説明をしている状況である。
○大久保たかし委員 分かった。
もう一つが、予算書7ページ、都市計画区域マスタープラン等関連事業は、県の策定が遅れているとのことだが、現状で予定よりどれぐらい遅れる想定か。
○街づくり計画課長 区域マスタープランは、都市計画法に規定される千葉県が定める都市計画に関する方針で、今年度から来年度末の完成を目途に進めている。実際に、千葉県からどの程度遅れるか具体的な時期は示されていない。市の申出時期が今年度末を予定していたが、来年度に多少ずれ込んできている状況である。具体的な事業時期は未定となっている。
○大久保たかし委員 県が遅れているが、それを市で挽回して期限どおりつくれる可能性はあるのか。
○街づくり計画課長 市が申出を行う時期については、おおむね策定はできているが、最終的な手続は決定権者である千葉県となるので、当初予定どおりの来年度末で進めていくように申出していきたいと考えている。
○やなぎ美智子委員 1点のみ伺いたい。
概要説明書17ページ、橋りょう定期点検等委託料のうち原木・二俣歩道橋について伺う。これについては地域の方から、怖くて大変だということで安全性の確認や点検整備、架け替えの要望を聞いていて、今回は契約差金の補正であるが、外見的には腐食、劣化が激しい。それについて、どの程度の点検したのか。予定されている修繕はどの程度になるのか。令和8年度に修繕の設計に従う工事を予定しているとのことだが、それまでもつのか危惧している。
○道路安全課長 この歩道橋はコンクリートではなく鋼材でできており、さびや腐食が目立っている。点検は全て近接目視で行っている。予定している工事の内容は、橋脚橋桁階段部分の塗装の塗り替え、高欄手すりと階段の目隠し板の交換、橋面の舗装の打ち替えを予定している。令和8年度までこの歩道橋がもつのかという質疑については、点検の中で橋が落ちてしまう可能性があるような重大な損傷は見つけられなかったことから、令和8年度まではもつという認識である。
○やなぎ美智子委員 鋼材でできているので、さびが目立つと思うが、別の場所で若宮小学校の前の歩道橋も心配であったが、その後、修繕されて塗装されてきれいになったら、地域の方から、目隠しをしてきれいになったのではないか、本体は隠されているのではないかという声も聞くので、十分な点検をし、安全性も確認した上での令和8年度の修繕工事で安心すると思う。その辺は地域住民にもしっかりと説明していただければありがたいと要望する。
○冨家 薫委員 1点伺いたい。
概要説明資料18ページ、改良工事費の自転車走行環境整備工事の内容で、例えば自転車が通るところを走りやすいようにということだと思うが、自転車が通るところの標示はどうなのか。
○道路建設課長 交通ルールを守っていただくことを目的として、車道にピクトグラムという自転車のマークと、こちらに向かって進むという矢羽根の道路標示を行う工事である。
○冨家 薫委員 行徳地区は外国の方が多いので、誤って夜中に自転車のところを歩かれている方もいるという話があったので、感謝する。
○加藤圭一委員 質疑項目2つを一問一答で行う。
1つ目に、補正予算書56ページ、57ページ、第4目交通対策費の負担金補助及び交付金のうち負担金のコミュニティバス運行負担金で、特に南部ルートは実験段階であるが、想定よりもお客さんの利用率が低いが、実験を経て実際に運行するという今後の見通しを伺う。
○交通計画課長 南部ルートの実証実験運行については、もともと開始するときから1年限定で実施したものである。目的は、通常の南部ルートのバス停とは別に、どういったところにバスの需要があるかを調査するために行ったものである。今後、利用者の多かったバス停は、南部ルートの見直しを行う際に、そのようなところも取り込めないかという検討の材料に使う予定である。
○加藤圭一委員 実験と申し上げたが、実証が正確な言い方で、訂正させていただく。あくまでも、どの停留所に需要があるかというデータ集めが重要な目的だと思うが、公共交通の重要性は重々承知しているものの、当然税金を使っているので、採算性も重視していただき、京成トランジットバスをはじめ既存のバス路線もあるので、御留意いただきたい。
2つ目は、補正予算書56ページ、57ページ、第2目水路改良費18節負担金補助及び交付金のうち負担金が紙敷川と大町第2排水区と2つあるが、2番目の大町第2排水区の事業主は松戸市なのか。
○下水道建設課副参事 事業主は松戸市で、松戸市が発注、施工している。
○加藤圭一委員 聞き逃したかもしれなくて申し訳ないが、具体的な整備区域はこの資料等で図示されているのか。
○下水道建設課副参事 申し訳ない。今回、用意はない。
○加藤圭一委員 住所はどの辺りか。
○下水道建設課副参事 松戸市紙敷3丁目辺りが施工場所となっている。
○交通計画課長 発言の訂正を願いたい。先ほど加藤委員への答弁の中で、実証実験と申したが、正しくは検証実験となる。
○小山田なおと委員長 検証実験に訂正を許可する。
ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第59号令和6年度市川市下水道事業会計補正予算(第3号)を議題とする。
提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○小山田なおと委員長 質疑はないか。
○久保川隆志委員 1問伺いたい。
確認を含めて教えていただきたい。147ページ、国庫補助金の社会資本整備総合交付金の説明の中で需要額が要望額を下回ったとあったが、これは整備が進んでいないということなのか、その内容を伺いたい。
○下水道建設課長 社会資本整備総合交付金において国に要望していた額に対して、実際に交付された金額が少なくなった。それに対しての補正を計上しているということである。
○久保川隆志委員 それは分かるが、予定を出していたが、実際は整備できた額がこれだけで、国からの本来もらえる額がこれだけになったということは、整備ができていない部分があったと思うが、その内容を伺いたい。
○下水道建設課長 要望していた金額に対して整備ができなかったから減額されたわけではなく、国の交付金の予算の配分の中で、当初から少ない金額しか配分されなかったということで、足りない分は起債をかけて、予定量の工事は実施している。
○やなぎ美智子委員 2点について一問一答で伺いたい。
予算書142ページ、4目水洗化普及費について、職員の手当関係が節にあるが、普及員のことだと思うが、どんな活動をしているのか。また、下水道の普及率は高まっても水洗化率はむしろ下がっていると以前聞いたが、どうなのか。
○下水道経営課長 水洗化普及費における活動は、供用開始になった方々に投函で接続の案内をしている。接続を促してもなかなか接続されない方々に対しても、年に1回を目標に投函をしている。その案内の中で貸付金の案内をしたり、私道の助成の案内と併せて水洗化の指導をしている。
水洗化率は、現状は整備が進むと水洗化できる人が増えるので、水洗化の人口が上がっても率としては反映されていない状況である。
○やなぎ美智子委員 直近の数字は出るか。普及率が上がっても水洗化率が下がるというのがあったので、一番新しいデータがもし分かればお願いしたい。
○下水道経営課長 5年度末で水洗化率は91.5%である。
○やなぎ美智子委員 このことについてはよい。
次に、予算書149ページ、この水洗化との関係もあるが、水洗便所改造資金貸付金が1件当たりの貸付金額が下がったとあるが、前年度はどれぐらいで、どれくらい下がっているのか。北部地域の方に聞くと、庭があるので接続までの距離があり高いということもあるが、1件当たりの貸付けが下がっているというところを具体的に伺いたい。
○下水道経営課長 浄化槽からの切替えで貸付金の満額を30万円と条例で定めているのを当初予算の中で見込みに使った。実績は今年度上半期において24万円程度で、決算見込みはその数字に合わせて予算を再度積算したものである。
○やなぎ美智子委員 浄化槽から本管への接続はもっとかかると思っていた。浄化槽の容量や距離によっても違うと思うが、30万円で見込んで実績は平均ということで了承した。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
○小山田なおと委員長 暫時休憩する。
午後2時53分休憩
午後3時25分開議
○小山田なおと委員長 再開する。
議案第60号令和7年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
審査に当たっては、お手元に配付の審査順序のとおり進めさせていただくので、了承願いたい。
まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費及び第8款観光費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願う。
〔商工業振興課長、農業委員会事務局次長、農業振興課長、臨海整備課長、経済産業課長、観光振興課長、動植物園長 説明〕
○小山田なおと委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
質疑はないか。
○久保川隆志委員 3項目伺いたい。
307ページ、デジタル地域通貨流通原資負担金と省エネルギー家電導入促進事業デジタル地域通貨流通原資負担金、防犯用品等導入促進事業デジタル地域通貨流通原資負担金を合わせた内容の詳細を伺いたい。
その上の中山参道活性化事業負担金の詳細は53ページにも入っているが、もう少し教えていただきたい。
315ページ、当初予算説明54ページ、動植物園整備事業の猿の共有放飼場設置修繕の概要を伺う。委員会で視察に行ったときに、動植物園で上を通れる通路があったが、それをイメージしての改修かと思うが、それぞれの詳細を伺いたい。
○デジタル地域通貨担当室長 デジタル地域通貨流通原資負担金は、令和7年度に発行するICHICOの原資となるものである。具体的には、ICHICOを利用する方がクレジットカードやセブン銀行ATMでチャージする分の金額として14億2,000万円、年に2回行う予定のキャンペーンでは、春のキャンペーンで利用者にポイント還元する分が7,000万円、冬のキャンペーンで1億円、さらにキャンペーンの期間外通年で利用者にポイント還元する分が600万円、また健康ポイントArucoやアンケート、ボランティア活動などの行政ポイントの原資分が6,000万円、ふるさと納税の寄附の返礼品としてICHICOのポイントを差し上げる分が100万円である。
2つ目の省エネルギー家電導入促進事業デジタル地域通貨流通原資負担金1億円の詳細は、家庭における省エネルギー家電の導入を促進するための目的で、具体的には、エアコン、冷蔵庫、給湯器を市民の方が購入された際、その購入金額の30%に相当するポイントを購入された市民にポイント還元する経費である。内訳は、2,370件、1件当たりのポイント還元の平均額として4万2,000円で1億円と積算したものである。
防犯用品等導入促進事業デジタル地域通貨流通原資負担金は、昨今の強盗事件が首都圏で発生していることを受け、市民の家庭での防犯用品の購入を促進する目的である。具体的には、セコムやアルソックなどのホームセキュリティーの初期費用や、防犯カメラ、センサーアラーム等防犯用品の購入金額に対して30%のポイント還元を行うものである。申請件数1,650件掛ける1件当たりの平均ポイント額1万5,000円で2,500万円と積算したものである。
○経済産業課長 同じページ、第12節委託料の中山参道活性化事業委託料2,000万円の概要について、中山参道は、平成15年に中山まちづくり協議会が設立され、以降、市と協議会で協力して無電柱化をはじめとした様々な町並みづくりが行われた。令和2年には、市川市景観計画における景観重点地区に指定されると、独自の景観ルールを策定したが、その直後にコロナ禍となり、コロナが5類に移行した令和5年以降も町並みに活気が戻らず、いわゆるシャッター通りとなって空き店舗が増えてきている現状があった。令和6年に中山まちづくり協議会で中山寺まち活性化事業委員会を立ち上げ、市と改めて活性化に向けた協議を開始した。今般提案している活性化事業委託料は、この寺まち活性化事業委員会におけるワークショップの議論の過程で、特に地元からの要望が強かった項目について、市川市として令和7年度事業として行おうとするものである。
具体的な取組の内容は、主要事業の53ページに記載の、広報、PRイベントの実施、空き店舗を活用したチャレンジショップの開設、今後5年、10年先を見据えた中山参道活性化プランの策定の3つの取組を一括して公募型プロポーザルによる業務委託で事業者を募集したい。なお、この2,000万円は委託料の上限で、契約方法は、公募型プロポーザル方式により4月上旬頃に広く告知をし、事業者に様々な形で提案をいただきたいと考えている。
○動植物園長 猿の共有放飼場設置修繕の詳細について、今年度はヤギの空中散歩という新しい展示の工夫を行った。その流れで、毎年度1つ新しいものをつくる基本計画があり、動物と来園者が共に喜べる展示の工夫を目指して行った。今回、猿舎の共有放飼場になった理由は、当園の猿舎の展示の仕方が非常に古いタイプで、放飼場が狭く日当たりもよくないという指摘を多方面からいただき、日当たりのよい場所にみんなで使える放飼場を設置する。そこに移動する際に空中を歩くという見る楽しみがありつつ、スペースを広げて猿たちがいろいろな場所で今まで以上に遊べる場所をつくることになる。動物種は、マンドリル、リスザル、エリマキキツネザルの3種類が使えるように計画している。日替わりで行うことによって、来園をするときに、いつもと違うものが見える楽しみも加わるのではないかという考えで計画したものである。
○久保川隆志委員 デジタル地域通貨に関しては、説明書の20ページ、40ページ、52ページに分かれて、それぞれ分かりやすく表示しているので、今説明していただいた部分になると思うが、午前中の補正予算の質疑にもあったが、繰越しができるものが可決された場合、我が会派としても、繰越しが1つの課題ではないか、年度ごとでポイントが残ってしまうものが、そのまま喪失してしまうという話もしていたが、それが今回可決されることにより繰越しができることになる。現状は、3月末までに使い切ってほしいという表示はしているが、これが繰越しできることにより、仮に3月までにチャージした場合は、そのまま来年度4月以降も使えるようになると捉えていいのか。
あわせて、今回のデジタル地域通貨の省エネ家電に関しては、エアコン、冷蔵庫、給湯器の3種類に限って、5つの星表示の中の3つ星以上を買える場所のさらなる拡大が必要になるが、その方策について。さらに防犯用品は40ページに入れていただいた。代表質問でも話がされていたが、実際に買えるところが少ないという問題に関して、今後どのように進めようとしているのか。ネットで買ったものを地元の業者に取り付けてもらう場合も対象になるのか。詳細について市で考え得る目詰まりがどう解消しようとしているのか伺う。
○デジタル地域通貨担当室長 3月に利用者の方がチャージしたICHICOは、4月以降も使える。
省エネ家電のエアコンなどを購入できる店は拡大する必要がある。考えている方策は、デジタル地域通貨担当室の職員と環境部の職員、市民部の職員3人1組で市内の家電や防犯用品を扱う店に出向き事業への参加をお願いする。また、家電などの業界団体にチラシ配布の協力をお願いするということである。
ネットで買ったものを地元の業者に取付けしていただくことは、基本的に地元の工務店が防犯カメラなどを工務店側で用意して、それを市民の自宅に取り付けるのであれば対象とするが、市民が自らネットで買った防犯カメラを取り付けるとなると、市外の業者からネット販売で買うことも起こり得るので、ネット販売は対象外とする予定である。
○久保川隆志委員 分かった。このデジタル地域通貨自体は経済活性化のためには大変有益だと感じている。これまで実証が1年半されてきて、使える店が1,000店舗以上という目標値があるが、PayPayでも何でも、使える場所が増えるほど流通が増えるのは間違いない。ICHICOを使える場所が少ないがゆえに、ICHICOを使おうという市民が増えていかない1つの要因でもあるので、店舗数の拡大が一番ポイントだと思うが、どう考えているのか。八幡や市川は増えてきているが、少し離れたところや行徳も市川大野駅も含めてなかなか拡大していかない。高齢化も含めて店舗での導入ができてこない。今年度は手数料を取っていなかったが、来年度以降、手数料はどのように捉えていくのか。
○デジタル地域通貨担当室長 店舗の拡大が必要なのはそのとおりだと感じている。今現在、店舗が少ない地区、例えば若宮、中山、市の南部地区において店舗の拡大がまず必要と考える。これまで1年半行ってきた中で、最も効率よく店舗を獲得できる方法は、職員自らがそれぞれの店に足を運んでお願いすることで、これを来年度も引き続き継続する。
また、令和6年度に行徳地区で行ったICHICO deプチ・マルシェなどのPRイベントを行うと、多くの方の目にもICHICOが触れることになり、利用者の増加はもちろん、加盟店の増加にもつながると考えている。また、それぞれの自治会や商店会が開催するイベントなどにICHICOのブースを出してPRすることも、地元の方と顔の見える関係を築くことができて加盟店の増加につながることから、令和7年度も地元のイベントへの出展、参加を続けていきたい。
加盟店から徴収する手数料は、令和7年度も令和6年度と同様、大企業からはICHICO利用額の1%、中小企業及び個人事業主からは手数料は頂かないことを継続する考えである。
○久保川隆志委員 さらに確認する。省エネルギー家電は2,370件、また、防犯用品等の導入促進は1,650件を見込んでいるが、需要が増えた場合は、補正も含めて拡大の予定があるのか。上限に達した状態で機運を逃してしまうのもどうかと思うが、その方向性は何か考えがあるか。
○デジタル地域通貨担当室長 省エネ家電及び防犯用品の予算の上限に達した場合は、予算の範囲内で件数が収まるのであれば2,370件及び1,650件を超えてもポイント還元を実施したい。ただし、予算の総額がそれぞれ1億円と2,500万円と決まっていて、その原資が国からの物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用していることから、予算の上限を超える場合は慎重に判断したい。企画部や担当部署の環境部、市民部と相談して慎重に判断したい。
○久保川隆志委員 デジタル地域通貨に関しては承知した。
続いて、中山参道活性化事業は、地域が一体化して自治会、商店会が1つのまとまりとなって活性化の方向づけは一致していると思うが、この先が、公募型プロポーザルで募集をかけていくとのことだが、業者がどこまで出てくるのか。10者ぐらいはありそうだなどの見込みはあるのか。また、中山参道の活性化事業が違う地域に分派していくと代表質問の答弁でもあったが、同じエリアで言えば若宮地域の若栄会通り、税務署通りとか、周辺でも考え得るエリアはたくさんある。これが成功することが大事で、公募型プロポーザルで募集して、そういう業者がいることによってどんどん広がっていけるいい成功事例になる。空き店舗の活用について、今回の委員会視察の中でもこの事業を勉強しているが、これがうまく展開できればいいと思うが、考え得る市の方策について伺いたい。
○経済産業課長 公募型プロポーザルの想定事業者数は、委託内容が広報、PRから不動産の管理運営、プランを策定していくというように、業務内容が非常に多岐にわたる。これらを一括で引き受けてくれる事業者はそう多くはないと考えている。他市も含めて、商店会においてまちづくり会社等で頑張っている者がもしあるようであれば、2つ目の委員からの質疑にもつながるが、市川で活動していただいて、市川市における商店街活性化の1つのモデルとして中山以外の他の地域でも活用できる商店街活性化のアイデアや知見を市川市内で広めていただきたいという期待を込めて、今回一括して公募型プロポーザルに出そうとするものである。
指摘のとおり、中山以外でも観光資源として魅力的な地域が市川市内にはいっぱいあるので、今回の令和7年度に行う中山の活性化事業の内容を、ぜひ市内の他の地域でも生かせるように経済観光部を挙げて努力していきたい。
○久保川隆志委員 この2,000万円の根拠はどこにあるのか。
○経済産業課長 初回の質疑に答弁したように、この委託料2,000万円自体は、あくまで業務を委託する内容の上限額と考えていただきたい。それぞれの内訳として、この後、プロポーザルで提案をしてくる事業者毎に多少の違いはある前提であるが、市として想定している金額は、広報、PR活動の開催等としておよそ800万円、空き店舗を改修して無料で出店希望者に貸し出すチャレンジショップの運営を委託する空き店舗対策の経費としておよそ960万円、活性化プランの作成費としてワークショップの開催等、各経費として240万円の3つを合計して2,000万円と計算した。
○久保川隆志委員 最後の動植物園の整備事業に関して、2,500万円の中身も理解できた。今年ヤギの空中散歩を始めて、来年度は日替わりでお子さんが楽しんでいただけるいろいろな工夫をしようとしている。その工夫がよく伝わってきたので、マンドリルやリスザルも含めて、動物と触れ合いながらお子さんが楽しめる施設がよりよくなるように、うまく改修していただきたい。あとはしっかりアピールして、SNSでもたくさん発信しているが、より身近に感じてもらえるような動植物園になっていただきたい。工夫はよく分かった。
○堀内しんご委員 2項目伺いたい。
307ページ、18節の負担金の防犯用品等導入促進事業デジタル地域通貨流通原資負担金は防犯用品等となっている。省エネルギー家電導入促進事業デジタル地域通貨流通原資負担金はエアコン、冷蔵庫、給湯器と3つ出ているが、防犯用品等は、今ホームセキュリティーを導入したら何%という計算金額を出していたが、どういうものを想像して等にしているのか分からないので伺いたい。
○デジタル地域通貨担当室長 防犯用品等のうちの等は、ホームセキュリティーを指している。例えば防犯カメラ、防犯フィルム、センサーライトなどは用品と言えるが、ホームセキュリティーの初期費用は、用品というよりはサービスと捉えて等としたものである。
○堀内しんご委員 何となく分かるような、分からないような範囲なので、例えば自分が考えたときに、省エネの3品は分かりやすいが、これが分かりづらいので、これからそれを導入していくときに、こういうことに使えるというのをはっきり出してもらったほうがいいかもしれない。サービスも含めていいというのであれば、セコムにしろ、業者によってもかなり違いはあるが、分かりづらい。金額の算定がそれらの30%で1,650件、1万5,000円と先ほど答弁していたが、その根拠も怪しいような感じで、なぜ1万5,000円という金額が出たのか想像はつくが、何を想像したのか分からないので、はっきりしたら使いやすいので、注意して実施していただきたい。
同じく12節の中山参道活性化事業の800万、960万、240万の2,000万円は、星野リゾートなどどこかを参考にしたのか。
○経済産業課長 千葉県内や近隣市でこのようなプロポーザルで、かつ商店街活性化の総合的なまちづくりを行う事例はない。したがって、今般の事業の制度設計に当たっては、沖縄県うるま市、新潟県上越市、岩手県盛岡市、大阪市や静岡県熱海市など、市川と地域特性が大きく異なるところも多々あるが、全国の事例を参考にして予算額の積算を行った。
○堀内しんご委員 分かった。この2,000万円という金額がどこから出てきたのか、それでできる規模は、リゾート開発とはまた違う商店の開発なので、全国的にシャッター通りが多い中で、請け負ってくれる業者も聞いたことはあまりない。リゾートならたくさんあるが、今後、期待したい。この金額でいい案を持ってこられる人が出ていただきたい。
○加藤圭一委員 2点を一問一答で伺いたい。
1つ目が、予算書308、309ページ、第3目計量検定費の12節委託料の計量器は、どちらの施設にどのような目的で置かれているのか。
○商工業振興課長 今年度は小型で来年度が大型となるが、台貫と言われるトラックの荷台で、クリーンセンターの計量器が大型はかりになる。それが日本通運や西濃運輸等の事業所自体で持っているものがあるので、その事業者のはかりを個別に検査をするものである。
○加藤圭一委員 2つ目は、予算書316、317ページ、第3目大町動植物公園費の13節の土地等賃借料は、毎年9,000万円ほど地権者に支払っている。以前、市民から、大町の動植物園の土地は市川市の自前の土地ではなく地権者から土地を借りて運営していると聞いて、今回、予算書を見て、改めてこれだけかかっていることを認識した。動植物園が開園してから結構たつが、改めて市川市の自前の土地として地権者と交渉して土地を収用する段階にはならないのか。地権者も代替わりしている可能性もあって、先代は土地を保持していたかったが、今の代になったら、市川市に土地を有償で提供してもよいとかいろいろな考えがあると思うが、今後の土地の保有の仕方について、何か考えがあれば伺いたい。
○小山田なおと委員長 この金額の妥当性を答弁いただければと思う。
○動植物園長 指摘のとおり借地が非常に多いのは事実である。動物園を開設した際に、動物園のメインの部分はほぼ市の土地になっている。ミニてつ広場というオランウータンが平成4年に来たときに広げた土地が借りたままになっている。借地の大部分は大町公園の自然観察園の森のほうである。これに関しては、8,500万円程度になるが、相続のときに売却の意思を地権者が申し出ていただけたときを逃さずに、粘り強く購入のチャンスがあれば購入したいと考えている。
○加藤圭一委員 大変分かりやすく説明いただいた。動植物園の経営を考える上で、賃借料は大きな負担になっているので、引き続き善処していただきたい。
○稲葉健二委員 3か所項目を言って、一問一答で伺いたい。
293ページ、工事請負費、勤労福祉センター照明器具改修工事、307ページ、商店街活性化事業補助金と市川市商工会議所補助金の3点である。
まず、勤労福祉センター照明器具改修工事の詳細を伺う。
○商工業振興課長 体育館を除く本館部分の1階、2階、3階、4階で、既にLED化がされている2か所のほかの部屋を全てLED化にするものである。まだ設計の段階なので工事時期等は分かっていないが、各階ごとに工事をしていこうと思っている。
○稲葉健二委員 目的等は分かった。改修してLED化することは省エネにつながるとかSDGsとかいろいろな方向性はあるにしても、本館、分館もかなり老朽化している建物で、修繕が非常に必要な建物であることは間違いないので、改修費を当初予算に計上するときに、工事費、改修費、修繕費という項目の上げ方がないと、勤労福祉センター費の中では大きな形が見えていないが、今後そこの方向性はどのように考えているのか。
○商工業振興課長 予算書の291ページ一番下、需用費の施設修繕料350万円が本館、分館の基本的な施設修繕料になる。これ以外でLED工事として3,000万円を別に計上した。かなり老朽化しているのは確かで、今年もトイレの排水の水漏れや、便座を取り換えてほしい、昔ながらの和式トイレが多いなど、そういう要望もいただいているので、予算が使えるところは使って、年度末に直せるところは直しているので、来年度もそういった部分で直していきたい。
○稲葉健二委員 考え方の違いで、修繕費350万円で本館と分館の分が入っていて、LED化にしろ1階から4階だけで3,000万円かかる。市民が居心地よく便利に、いい環境で使うには逆だと思う。例えば3,000万円を環境整備に使って、LED化が優先して3,000万円取っていくものなのかという指摘である。あの古い建物2館で350万円の年間予算で思ったことはなかなかできないし、もちろん大きく修繕するときは補正予算を計上するのだろうが、当初予算の計上として、3,000万円のLED化が優先していくものなのかは、今後提案するときに考えなければいけない。指摘して終わる。
続いて307ページ、補助金で、まず商店街活性化事業補助金の詳細と商工会議所補助金の700万円の詳細を伺いたい。
○商工業振興課長 まず、商店街活性化事業補助金の2,400万円は、商店街に要望調査をして、各イベントや街路灯の修繕、電気代として2,400万円という補助金の積算をしている。
商工会議所補助金の内訳は、商工業振興・広報啓発事業として補助金が200万円、中小企業相談所の運用事業として500万円、まごころサービス事業の補助金として220万円、産業まつりに関する補助金として280万円で計700万円となる。
○稲葉健二委員 200万円と500万円の700万円で、まごころサービスは別である。商店街活性化事業補助金の中で商店街灯の補助金とか電気代を補助していて大変ありがたいが、一部の商店街では、そこに防犯灯まで自前で設置しているところがある。そういうところに補助金をつけて、例えば街路灯プラス防犯灯も設置してしまえば、市川がわざわざ防犯灯の事業を進めなくても、ここで一緒にできる。管理していただけたり、安全、安心で買物ができる商店街にという立てつけでも通るはずで、そういうところも考えていかないと、単独灯をわざわざいっぱい立てていくにも限界があるから、そういうところを応援したほうが効率的ではないかという考え方が1つ。
もう一つ、中山参道の2,000万円は、確かに面白い企画だと思うが、シャッター商店街とか空き店舗はずっといろいろ課題になっていて、ここだけではない。それには、例えば各商店会に200万円ずつあげて、いろいろな形で10か所やる形で拡大した予算展開をしないと、予算のつくり方として、ここが2,000万円で成功したとしても、その2,000万円がほかに2,000万円ずつ波及できるとは思えない。考え方を整理していかないと、確かに目新しいとか、そこが活性化したら面白い部分はあったとしても、いろいろなところで商店街が寂れているところのほうが圧倒的に私たちの耳や目に入っているところをやるときに、この商店街活性化事業補助金の使い方とか拡大をうまく使っていかなければいけない。
市川商工会議所の補助金はいろいろな形で出ていることは理解している。市川市と商工会議所がどういうふうなお手伝いを市民に対してするかをもう少しすみ分ければ、会議所が頑張ってほしい部分と、市川市はその分手を引いてほかの事業にやろうというすみ分けが必要である。これに対しての市の見解を伺う。
○商工業振興課長 まず商店街灯に防犯カメラをつけるという話であるが、私どもが把握している限りで、八幡一番街商店街が独自に防犯カメラをつけているのは認識しているが、今のところ、ほかの商店街で街路灯に防犯灯がついている実績がない。これからつけたいという要望も今のところはいただいていないので、予算のつけ方として、これから考えたい。今年度に関してはそこまでの予算は要求していないが、街路灯の改修に関して、もし防犯灯をつけるとなると、補助率は3分の2で上限16万円で、街路灯自体を直したいということであれば、補助金を出すことはできる。
商工会議所と市川市のすみ分けについては、私どもも商工会議所とお話しさせていただき、中小企業の相談事業に500万円かけている。商工会議所も会員に対して個別に経営指導等を行っていると聞いているが、私どもに起業相談とか経営相談も来るので、できれば私どもは会議所を通して相談していただきたいと思っているので、そういったすみ分けは随時商工会議所と話していきたい。
○稲葉健二委員 分かった。商店街灯の考え方が、言わないからやらないではなくて、こういう形であればプラス5万円補助金が出るとか、単体の防犯灯をつけて回るより、そうやって活性化したほうが早い。もともと人のにぎわいがあるところに抑止効果もあるという形をやっていったら、そういう形で済む。例えば本年度は防犯カメラ付きのときは5万円余分に出すが、修繕のときにいかがかという提案をするのが市川市ではないか。
しつこいが、中山参道については、今、買物難民の地域がある。そこの空き店舗に誘致して、200万円を応援するから、そこでスーパーを営業してもらう。それを10か所やったら、この中山参道が生きるより、どっちが優先して生きていくのか。生活優先の提案を期待したい。確かにその地域の活性化は2,000万円で成功したら、ずっと成功するわけではない。毎年、広告宣伝費に900万円とか860万円を出していくことはできない。当初予算を計上するときは、そういうところを提案するのが、現場とか現地のことを考えていただきたい。
商工会議所は、これからぜひそのようにお願いしたい。当初予算を計上するときに、新しいものも大事かもしれないが、現在起きていることを、どのように解決するかを頑張っていただきたいと思うので、十分考えていただきたい。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 次に移る。
○小山田なおと委員長 暫時休憩する。
午後4時30分休憩
午後4時32分開議
○小山田なおと委員長 再開する。
次に、歳出第9款土木費第1項土木管理費及び第2項道路橋りょう費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願う。
なお、債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願う。
〔建築指導課長、道路管理課長、道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長 説明〕
○小山田なおと委員長 暫時休憩する。
午後4時40分休憩
午後4時41分開議
○小山田なおと委員長 再開する。
お諮りする。以降の議題については、明日審査することとしたいと思う。これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって以降の議題については、明日審査することに決した。
○小山田なおと委員長 本日はこれをもって散会する。
午後4時42分散会
令和7年2月28日(金曜)午前10時
場所
第4委員会室
出席委員
- 委員長
- 小山田なおと
- 副委員長
- 青山ひろかず
- 委員
- 冨家 薫
やなぎ美智子
中町けい
加藤圭一
久保川隆志
大久保たかし
堀内しんご
稲葉健二
欠席委員
なし
説明のために出席した者の職氏名
- 経済観光部次長
- 宮内 徹
- 農業振興課長
- 森田 かおり
- 街づくり部次長
- 長島武志
- 街づくり部次長
- 小林英樹
- 街づくり計画課長
- 中原基貴
- 街づくり整備課長
- 本多 穣
- 公園緑地課長
- 小宮正裕
- 公園緑地課副参事
- 三浦善信
- 開発指導課長
- 達 彰
- 建築指導課長
- 野田晃正
- 空家対策課長
- 馬塲岳士
- 道路交通部次長
- 岩佐伸幸
- 交通計画課長
- 戸枝秀行
- 交通計画課副参事
- 白川雅典
- 道路管理課長
- 髙石直之
- 道路建設課長
- 佐瀬英治
- 道路安全課長
- 野村博之
- 下水道経営課長
- 高橋 誠
- 下水道建設課長
- 星野貴之
- 下水道建設課副参事
- 外岡伸一
- 河川・下水道管理課長
- 浅田隆行
- 行徳支所次長
- 磯部高志
- 臨海整備課長
- 大川満司
会議に付した事件
- (1)議案第60号 令和7年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項
- 第1条|第2項|歳出|第5款|労働費
- 第1条|第2項|歳出|第6款|農林水産業費
- 第1条|第2項|歳出|第7款|商工費
- 第1条|第2項|歳出|第8款|観光費
- 第1条|第2項|歳出|第9款|土木費
- 第2条 継続費のうち土木費
- 第3条 債務負担行為のうち第17段及び第18段
- (2)議案第64号 令和7年度市川市下水道事業会計予算
- (3)議案第66号 財産の減額貸付について
- (4)議案第67号 財産の減額貸付について
- (5)所管事務調査
- ※議案の内容については総務課のページをご参照ください。
会議概要
午前10時開議
○小山田なおと委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
○小山田なおと委員長 議案第60号令和7年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項を議題とし、昨日の議事を継続する。
昨日、説明は終わっているので、質疑から開始する。
質疑はないか。
○久保川隆志委員 1点だけ伺いたい。
339ページ、交通対策費、負担金補助及び交付金の自転車乗車用ヘルメット購入費補助金840万円について、これは今年度に千葉県から補助が入って市川市も追加で行った事業だと思うが、来年度も同じ内容で継続して実施するのか。また、今年度と来年度の違いについて詳細を伺いたい。
○交通計画課長 ヘルメット補助金は、来年度も今年度と同じ内容で実施する予定である。昨年度、今年度実施して、手続等を簡素化できることがあれば改善していきたいと考えているが、基本的には制度は同じ内容である。
○久保川隆志委員 補助額は変わらないとのことで、対象人数はどのぐらいを見込んでいるのか。また、千葉県との割合も今年度と変わらないのか。
○交通計画課長 来年度の予算の対象人数は4,200件を予定している。金額は1件当たり2,000円で、そのうち1,000円が千葉県からの補助金になる。
○久保川隆志委員 申請方法や申請場所の拡充もせず、今年度と同じという捉え方でよいか。
○交通計画課長 昨年度始めた際に、行徳支所が5回、大柏出張所が4回で少ないとの声があったので、今年度は行徳支所で16回、大柏出張所で6回、市川駅南口の行政サービスセンターで4回と拡充させていただいた。基本的には来年度も同じような日数を考えている。
○やなぎ美智子委員 3点伺いたい。
1点目が街づくり部で、予算書325ページ、次が道路交通に関わる339ページ、今の久保川委員とは重複しない科目になる。概要説明の19ページについて、この3点について順番に伺う。
1点目、325ページ、特定空家除却費等補助金について伺う。空き家については、私もこの間取り上げて注目していたが、令和5年度の決算だと211万円、今回は450万円であるが、2023年12月に空き家問題の解決を目指すために空家対策等の推進に関する特措法で、管理不全空家の固定資産税の課税をするという法改正があったが、この450万円を計上した内訳と、令和5年度の211万円の決算の内訳、この法改正で変化したことがあるのか、関連すると思うので併せて伺いたい。
○空家対策課長 今年度の予算の内訳は、除却に関する補助が3事業3件分、250万円、利活用に関する補助が3事業4件分、195万円、空き家の建物状況調査に関する補助が1事業1件分、5万円、合わせて450万円の予算を計上している。
昨年度の法改正について、固定資産税という話があったが、特に変わったものについては、これまでは、周囲に著しく悪影響を及ぼしている特定空家に対して指導、勧告が行われた。この勧告が行われると、固定資産税の住宅用地特例が解除されるが、令和5年の法改正においては、放置すると特定空家になってしまうおそれのある状況の空き家を管理不全空家として指導、勧告ができるようになった。これにより、特定空家に至る前の状況であっても、勧告することによって固定資産税の住宅用地特例が解除されることになる。
また、昨年度の211万円の内訳は、除却費用に関する補助を4件分支出した。
○やなぎ美智子委員 2点聞き直したい。1つに、今年度の市税収入の伸びた内訳の中の一つに固定資産税があって、新築云々や物流センターのことがあるが、その辺との関係で、相殺も含めて関係しているところがあるのか。
今まで市川では行政代執行の特定空家の解体処分は1件だけであるが、この除却4件は、どういう内容で、どの程度市が持ち出したのか。
○空家対策課長 税収入と住宅用地特例の因果関係は直接的にはないが、これまで約40棟に勧告を実施した。勧告したことによって住宅用地特例が解除される。税収を上げるための目的ではないが、そういった対応を行った。
昨年の211万円の除却に関しては、対象は周囲に著しく悪影響を及ぼしている特定空家を解体する際の費用について助成を行った。こういったものを解消することにより、周囲の住環境の保全に努めている。
○やなぎ美智子委員 この件については分かった。
2番目に、予算書339ページ、先ほど久保川委員はヘルメットのことで質疑したが、その上段のコミュニティバスの運行負担金、バス路線の運行負担金について伺う。コミュニティバスはニーズもあるが、利用が議会でも問題になっているが、前年度決算との比較で減額になっていることについて伺いたい。
もう一つは、このバス路線運行負担金約376万円は、前年の決算がないので新規の予算計上だと思うが、内訳を伺う。
○交通計画課長 コミュニティバス運行負担金は、前年度と比較して3,152万2,000円の減額となっている。この要因は、南部ルートにおいて1年間限定で、今年の1月末まで運行した検証実験運行が来年度はないことと、南部ルートにおいて6年度に予算を組んだときよりも利用者増が見込めるため収入が増えることにより負担金が減額となる見込みから、昨年度と比べて今年度は減となる。
バス路線運行負担金は、市川駅南口から舞浜駅に向かう新規で開通したバス路線の負担金である。こちらは、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い外出自粛などが行われていたが、令和5年5月に5類に移行したことにより外出機会の創出や、舞浜まで距離は近いが、電車で行こうとすると西船橋での乗換えがあるので、バス1本で行ければ、車椅子やベビーカーの方も行きやすくなるのではないかということで市民の利便性の向上を図ることや、日常バスをあまり使わない方でも、バスを利用する機会が増えて、ふだんもバスに乗ってくれればいいというところも含めて運行したものである。負担金の内容は、運行経費から利用者が負担する利用料を差し引いたものになる。
○やなぎ美智子委員 このコミュニティバスは、南部ルートは北部と違い利用がいいので、利用してもらえれば、その分の負担が少なくなるという点ではいいと思う。内訳は分かった。
次のバス路線運行負担金について、ディズニーランドに直行できるとか楽になるというキャンペーンを見た。バス路線の減便やルートの変更があるのに新規での運行路線を否定するわけではないが、ディズニーランド用があったのか気になるので、話せる範囲で伺う。
○交通計画課長 特にオリエンタルランドと共同でということではないが、近くにレジャー施設があるので、市民が行きやすい利便性の向上や、日常、バスを使わない方にもバスを使っていただくことにより、改めてバスが意外と便利であることを認識してもらえれば、日常の活用に広がっていくところを踏まえてである。
○やなぎ美智子委員 分かった。この点についてはこれで結構である。
最後に、概要説明の19ページ、通学路の安全対策について、通学路については地域の皆さんと点検して、危ないところや狭いところがある。通学路の安全対策の取組は大事だと思うが、「カラー舗装等」となっているが、具体的にどのような工事なのか。これまでどの程度実施してきたのか。その効果の検証も含め、今後の予定、実施時期等について伺いたい。
○道路安全課長 等については、カラー舗装のほかに通学路を示す路面標示や、電柱幕に「飛び出し注意」等の注意喚起をしている。工事は、歩道のない通学路の路肩部分に緑色のカラー舗装を新設する。毎年夏に行う通学路定期合同点検は、市内の小学校を11校の4つのグループに分けて、毎年1グループを対象に実施している。この11校に危険箇所やカラー舗装の要望箇所などを聞き、これを翌年度施工している。これは毎年続けているもので、来年度も引き続き行っていく。
○やなぎ美智子委員 グリーンのカラー舗装を見るが、経年劣化すると黒ずんだり目立たなくなったり、消えた白線の問題もある。せっかくのカラー舗装も、その後のメンテナンスも大事で、定期点検を一斉にだけではなく、パトロールもしていると思うが、とりわけ通学路は気をつけて見ていただき適時適切な補修をしていただきたい。
○中町けい委員 1項目伺いたい。
概要説明資料16ページ、道路新設改良費の2番、自転車走行空間の江戸川サイクリングロードの設計をこれから委託するが、期待する効果を伺いたい。
○道路建設課長 こちらは里見公園の西側の一部で江戸川のサイクリングロードの未整備となっている区間に、車道とは切り分けたサイクリングロードを造るものである。設計の内容は、幅員が足りないので、護岸を造って、その上にサイクリングロードを造るか、もしくは車道から張り出しで造るか、斜面側に一部擁壁を建てて道路を拡幅するかの3案について検討していくものである。
○中町けい委員 私は以前もサイクリングロードを要望していたが、今回こういう設計が出てありがたい。現在、松戸市まで来ていて、ここで止まっていて千葉県のサイクリングロードから外れている状況がある。この未整備区間が整備されることによって松戸から続けば、今後、千葉県のサイクリングロードとしても期待できるのか。
○道路管理課長 現在、未整備区間があることで県のサイクリングロードの認定の中には入っていないので、県に組み入れていただけないか協議はしているが、正式な回答がない。今回、未整備区間が整備されれば松戸ともつながり、橋を渡れば隣の江戸川区、葛飾区等にも周遊できるようになるので、整備後は取り入れていただけるように改めて要望していきたい。
○中町けい委員 江戸川の左岸側が松戸、流山と、先もずっとサイクリングロードが来ているので、そこがつながれば非常に大きいと期待している。これから設計するとのことだが、完成時期はいつ頃をおよそ予定しているのか。
○道路建設課長 令和7年度に予備設計し、令和8年度に詳細設計、9年度以降に工事と思っているが、河川区域でもあるので、国とも協議をしながら進めていきたい。したがって、令和9年度以降になると思う。
○中町けい委員 分かった。期待しているので、よろしくお願いしたい。
○道路安全課長 1点訂正をお願いする。
先ほどやなぎ委員からの質疑の中で、工事の内容で等には何が含まれているのかについて電柱幕と話したが、電柱幕はほかの予算科目に入っているので、工事としては路面標示とカラー舗装である。訂正をよろしくお願いしたい。
○小山田なおと委員長 訂正を許可する。
ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 次に移る。
○小山田なおと委員長 次に、歳出第9款土木費第3項河川費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願う。
〔河川・下水道管理課長、下水道建設課長 説明〕
○小山田なおと委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
質疑はないか。
○久保川隆志委員 1点だけ一問一答で伺いたい。
345ページ、排水施設管理費の13節、水位監視カメラシステム使用料は例年と変わりあるのか。また、近年システム改修の更新があった気がするが、詳細を伺いたい。
○河川・下水道管理課長 前年度と変わらない。
○久保川隆志委員 契約更新は何年か。
○河川・下水道管理課長 令和9年度に予定している。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 次に移る。
○小山田なおと委員長 次に、歳出第9款土木費第4項都市計画費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願う。
なお、継続費及び債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願う。
〔街づくり計画課長、街づくり整備課長、道路建設課長、下水道経営課長、公園緑地課長、開発指導課長 説明〕
○小山田なおと委員長 これより質疑に入るが、質疑、答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いしたい。
質疑はないか。
○大久保たかし委員 1点伺う。
北方児童公園の完成時期はいつか。基本的には設備関係は前の公園とほとんど変わらないという認識でいいのか。複合遊具とはどのようなものか。
○公園緑地課長 北方児童公園の完成時期は令和8年6月を予定している。
公園の施設は、複合遊具1基、鉄棒1基、ブランコ1基、砂場1基、パーゴラ1基、トイレ1基、便器4基と樹木の植栽である。
複合遊具というのは、例えば滑り台やジャングルジムが1つにつながっているものである。
○大久保たかし委員 複合遊具が明確に滑り台とジャングルジムとこれがついているということが明確になっているのかを知りたい。
○公園緑地課長 後で資料をお持ちして説明する。
○大久保たかし委員 概要資料の73ページに小宮山公園複合遊具設置工事とあるが、これと同じようなものか。
○公園緑地課長 似たようなものではあるが、内容が少し違う場合もある。
○久保川隆志委員 2点を最初に総括2回目以降一問一答で伺いたい。
1点目が351ページ、都市整備費18節、住宅断熱改修促進事業補助金は、説明では前年度比プラス300万円でカーボンニュートラルの一つの取組だと思うが、参考資料24ページに載っている。今年度に断熱改修がかなり増えて足りなくなっていたと思うが、申請件数と照らし合わせて妥当な額面なのか。新年度2,800万円の額面の妥当性について、見込み件数も含めて詳細を伺いたい。
先ほどの継続費の大久保委員も質疑した北方児童公園整備事業に関して、今この地域は下水道が完備されてきて下水道とつながるが、この公園のマンホールトイレも含めて、防災対策を強化したトイレや多目的トイレがしっかり整備されるのか。
○街づくり整備課長 住宅断熱改修促進事業、昨年度2,500万円だったものが今年度2,800万円で、プラス300万円について、高断熱の窓の取扱いが、昨年度55件で計上した金額を、今年度は2倍の110件で計上して300万円増額となっている。今年度の実績をベースに変更して、今年度はドア・窓断熱の10万円の補助が19件、20万円の高断熱の件数が121件あった。もともと予算要望していた55件よりも多かった実績のデータがあったので、7年度から増額となっている。
○公園緑地課長 北方児童公園の手洗いは多目的トイレを設置予定である。マンホールトイレは設置の予定はない。
○久保川隆志委員 住宅断熱改修促進事業補助金の断熱に関しては、今年度は19件で、高断熱は121件の申請があったという意味か。
○小山田なおと委員長 今年度の申請件数とこの積算根拠の見込みを話していただければよい。
○街づくり整備課長 今年度申請で受理した件数が121件あり、昨年度計上していた予算が55件で、2倍以上申請件数が増えた実績があったので、7年度は増額している。
○小山田なおと委員長 110件にしたということか。
○街づくり整備課長 110件に増額して計上した。
○小山田なおと委員長 121件は断熱、高断熱全部でということか。
○街づくり整備課長 121件は窓の高断熱の取付けの希望者の申請件数になる。
○小山田なおと委員長 窓の高断熱化のみで121件あったということ。
○久保川隆志委員 もう1回整理すると、断熱に関しては今年度19件の申請があり、どれだけ受理をしていたのか。来年度はどういう見込みなのか。高断熱は121件の今年度申請があったものに対して55件を対応している。それに対して来年度はその倍の110件を予算化しているという意味で、断熱に関しては増額を考えていないが、高断熱のほうに需要があったので倍にしたという意味か。
○街づくり整備課長 説明が足りなくて失礼した。先ほど申し上げた窓の断熱化19件の申請は……。
○小山田なおと委員長 当初予算説明の表のとおり言ってもらいたい。分類として断熱と高断熱があり、断熱が窓の断熱とドアの断熱とあるが、それぞれ上から件数を言ってもらいたい。
○街づくり整備課長 窓の断熱が18件、ドアの断熱が21件、断熱が合計39件、窓の高断熱化が101件、壁・床・天井の断熱化が1件、今年度の実績はトータル141件となっている。その中で窓の高断熱化が101件の申請があったので、もともと6年度は55件の見込みであったが、こちらを増額の要因として110件の申請にして、ここを膨らませて増額計上した。
○久保川隆志委員 断熱需要39件で、さっきは19件と言っていた。
○街づくり整備課長 19件は見込みの数を読み上げてしまった。
○久保川隆志委員 断熱は今年度どおりの見込額に積算をしていて、高断熱は特に窓の高断熱化に倍する300万円を上乗せして新年度は計上の見込みで、今年度の中で申請をしたが、上限に達していて受理できなかった部分が来年度は十分足りるのか。見込み数も含めて額は妥当なのか。
○街づくり整備課長 今年度見込み数に至った経緯は、4月22日に募集をかけて10月に予算上限に達したので、それ以降、年度内にまだ時間がある中で申請を受けられなかった方がいる。その方を見込んで、10月以降から年度内の工事を実施する期間も含めて300万円の増額で対応した。金額は、高断熱化の窓の取扱いの件数が多く問合せがあったので、こちらを増やした。
○久保川隆志委員 分かった。今、カーボンニュートラルに向けて市川市もかなり力を入れている部分と、市民の関心度は断熱化にかなり特化しているので、この額が去年の10月時点で達してしまったような状態にならないように、申請の中で見計らって補正をかけるなど市民需要に対してしっかり対応できる予算化をしていただきたい。
北方児童公園に関して、マンホールトイレ化は防災の観点からも考えていないとのことだが、いろいろな意味で大事な観点だと思う。トイレの多目的化について、防災の観点の見地も必要だと思う。令和8年6月完成予定で再来年なので、調査をしていただきながら、微妙な修正も含めて検討していただきたい。
○加藤圭一委員 質疑項目2つを一問一答で伺いたい。
1つ目、予算書348、349ページ、負担金補助及び交付金のうち負担金が列挙されていて、北千葉道路建設促進期成同盟負担金と一般国道464号北千葉道路建設期成同盟会負担金があるが、どういう違いがあるのか。
○交通計画課長 まず、北千葉道路建設促進期成同盟負担金は、構成員が沿線市で、沿線市において北千葉道路の促進を国等に要望していく団体である。一般国道464号北千葉道路建設期成同盟会負担金は、それにプラス商工会議所も含まれている団体で、目的は北千葉道路の促進で同じである。
○加藤圭一委員 次に2つ目、予算書352、353ページ、第4目下水道費18節負担金補助及び交付金の下水道事業会計負担金と下水道事業会計補助金について、改めてそれぞれの違いと、補助金と称しているので、全体に必要な予算のうち補助をして、足りない部分もあるという認識でよいか。
○下水道経営課長 負担金と補助金の違いについては、負担金は一般会計の雨水に係る経費と汚水に係る経費に繰入れをするもので、一般会計と下水道会計の負担の考え方として、雨水公費、汚水私費という原則がある。雨水に係る費用は市民全体に関わるので一般会計から負担する。汚水は原則として使用料で賄うものであるが、公益性の高いものについては一部公費で賄うという基準に従って繰り入れるものである。これが下水道事業会計負担金である。
下水道事業会計補助金は、下水道の使用料で賄うべきではない経費について一般会計から補助するものとなっている。内容は、生活保護受給者に対する使用料の減免や、雨水建設改良費において、建設する財源は国庫補助金や企業債があるが、それによらずに財源のつかないものに対して補助をするものである。
また、下水道が通ると1平米当たり250円の受益者負担金を負担していただくが、これについても公益性の高いものは減免している。市や県、国の用地は一般会計から補助している。何か事業をして、それが足りないから補助をするという観点ではない。
○稲葉健二委員 1点だけ伺いたい。
359ページ、本八幡駅北口駅前地区下水道管調査等委託料は、この2項地区全体の9.5haの下水道流入調査の費用であることは理解している。その上で、これは新しく北口の再開発ができることによっての流入量の対応に問題がないかどうかを調査することで間違いないか。
○街づくり整備課長 既存の汚水管の状況を確認して、負担がかからないルートの検討を行う詳細な調査になる。
○稲葉健二委員 今この2項地区の中で北口の再開発が進んでいる中以外で、ビルの新しい建築を予定しているものも当然ある。そこも流入量が増えるときに、この再開発がこれだけ取ってしまうから、こっちに影響が出るとか、総体的に9.5haの中を考えるのであれば、ほかのビルやほかの建築予定地から流入想定される部分はどのように考えているのか。
○街づくり整備課長 ほかの計画の内容の具体的なものをまだつかんでいないので、全体計画を負担がかからないようにという検討は進めるべきではあるが、今回、委託で出す内容は、そこまでは見込んでいるものではない。今後、ほかのエリアからの放流量の検討も含めて進めていく必要があるという認識ではいるが、まだ具体的に協議はさせてもらっていない。
○稲葉健二委員 具体的に進んでいないということは、逆に困ってしまう。それが出たときに、また調査をするのか、こっちの計画をよけて、こっちに流さなければいけないとか、そういうことにつながる。現実にグランドターミナルタワーをつくるときも、近い管に流せなくて、大きく遠回りして下水管に排出している現状がある。それは、関係ない地区に下水管を回して流しているという状態を生んでいる。時間差をつくって夜間に流す計画を地域で調整している。今度これのためだけに調査をしても、2項地区の9.5haをやるのであれば、ここに十何階建てのマンション建築予定地があったら、そういうところを把握して、そこを詳細に理解していないで、これだけ計上するのはいかなるものか見解を伺いたい。
○街づくり部次長 今回の委託は、9.5haで再開発をここの2項地区と定めているので、この地区全体で再開発がされた場合、汚水量が増える。全体で増えた場合の検討をしている。先ほど答弁で、駅前地区のみというニュアンスで答弁したが、9.5haを実際に再開発ができた場合の数値で見ている。どのように数値を出しているかは、再開発をしたところと、していないところで容積率が変わって、ここにビルができた場合に汚水量はどれだけ増えるということを段階的に分けている。駅前地区だけで増えたら幾つになるか、全体地区で増えたら幾つになるか。ここの地区の公共下水道は整備済みなので、今ある管にどれぐらいの負荷がかかるかを段階的にやっているので、この9.5haのほかの地区でも再開発ができた場合のことも考慮して設計する。
○稲葉健二委員 本来そうあるべきである。それと含めて、2項地区以外の周辺から流れている下水も当然ある。それは最後に合流する形になったとしても、ここの2項地区だから再開発が促進されて、そこの下水量が増えるから、周りに迷惑がかかってはいけない。そういうところも含めて下水はインフラとしては重要なもので、そこを再開発だから優先されたり全体に迷惑がかかる形であってはいけない。それをこの330万円という予算で、次長が説明したように全体的なことを計画した上で、こういうことが行われてこういう形になっても周辺にも迷惑がかからないという結果を地域の人たちに説明する必要もある。今後まだやっていない地域や、やるかもしれない地域があったら、この流入量が加算されたらできなくなっても困る。説明責任もある。動かす地域とか2項地区全体の9.5haは物すごく広い地域で、影響を受ける人間もこれだけいることは理解してほしい。今後説明をしたり、地域に伝えていく可能性はどう考えているのか。
○街づくり部次長 委員のおっしゃったとおり、この地区9.5haは再開発だからという特別な思いは持っていない。周辺や流れ先が不安になる可能性がある。汚水量が増えてあふれるのではないか、うちのほうは流せないのではないか、逆流するのではないかという声は過去にもあった。委員と一緒に苦労した過去もあるが、その際に、自治会に説明をして、こういう水路を造る、仮にこの管が壊れた場合はバイパス管で流すので、この地域は安全であるという説明をさせていただいた。今回、この後、再開発ビルはどんどん進むので、その都度、周りの方がこのビルによって迷惑がかかるという意識を払拭するように、都度、説明会はしていきたい。
○稲葉健二委員 再開発の関係者は情報が流れてくるが、一般に住んでいる方、再開発が終わっている建物の方たちは知る機会がない。自分たちはもう完成しているからインフラが大丈夫だと思っていても、新しいことによって、そのインフラに迷惑がかかるかもしれないところも当然出てくる。そうなったときに不安もあってはいけないが、周りの関係ないところに住んでいる人も心配をしている。対象区域だけが心配しなくていいわけではなく、周りも含めて、こういう形で影響はないということと、八潮みたいにインフラがアウトになるとどれだけ迷惑がかかるかという部分と、人口が多い地域だから、半端でない結論になる。そこら辺も丁寧にやらないと、ここで調査経費を出して終わりではなく、この結果から次の段階へ丁寧に進むように、これからしてほしいということを要望する。
○堀内しんご委員 1点伺いたい。
357ページ、14節工事請負費、新設工事費については、詳細を見て大体見当はついて、やっていただきたいことが書いてあるのは分かったが、気になるのは、改修工事費が本年度も来年度も同じような金額になっている。本庁管内分、支所管内分とあるが、改修工事費として前年度はどのぐらい使っていて、今年度もこのぐらいという中身はどうなっているのか。公園は様々な問題点をすぐに改修してもらいたいことがたくさんある。例えばトイレが壊れたとか、遊具が傾いたとか様々ある。その観点から、金額が2,000万円、2,500万円はどういう根拠に基づいて算出しているのか。
○公園緑地課長 毎年行っている遊具の点検業務委託において、老朽化により支障があると判断された施設や職員の日常の点検の中で使用に支障があると判断された施設の更新を行う目的である。本庁管内と行徳支所管内で大型ブランコや管理柵等、特に傷んでいる部分の改修をする目的で、この金額を計上している。
○堀内しんご委員 具体性に欠ける答えで、例えばこれが2,000万円、2,500万円で市民から要望があるものに修繕として対応できているのかは物によっても違う。例えばトイレを修繕しようという場合でも、大きな工事になったり小さな工事になる。その根拠が、この2,000万円で前年度も足りていたのか、足りていなくて、また越して待ってもらっているのもあるのか細かく考えると、修繕でいろいろ対応はしていると思うが、やり切れていないのが現状だと思う。市川市の公園はどこへ行っても汚い公園ばかりである。江戸川区から引っ越された方は、市川に来ると汚い公園だと言われるので、直せるものは直して、市長が今回やったような、ここに住んでもらいたい、子どもを生んでもらいたいというのもいろいろな施策をやっているが、一番大事なのは公園である。今は土地もいろいろあるので公園をつくれとは言わないが、修繕できれいにできるのであれば、そこにもっと費用をかけて、もっと繊細に、南行徳公園のグラウンドのこともやっていただけるし、いろいろ遊具の件もやった。これは木でできていて危険があったので最初にやったと思うが、もっとそういうところを細かく考えて、しっかり修繕していって、今住んでいる人も、来る人も、子育て何とかと市川市が言っているのだったら、まずそこに焦点を当ててやるのがいいのではないか。修繕については、ここのトイレが臭い、汚い、遊具が壊れているというのはかなり来ている。そういうのはLINEで写真を撮って送ってくださいと言っているが、いつまでたっても直らないことが多い。そういうのを細かくやっていく。そういうところが見られてしまう気がするので、修繕についても、しっかり予算を取って、子育て何とかを市川市でやっているので、住んでいる若い人たちと一緒に考えてやっていただきたい。修繕の分をもう少し細かく算定していただいて、今年はこれだが、また来年、倍増して、もっとこうしたいということをやっていただいて、よりよい市民の公園にしていただきたい。よろしくお願いする。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 以上で質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第64号令和7年度市川市下水道事業会計予算を議題とする。
提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○小山田なおと委員長 質疑に入る。質疑はないか。
○やなぎ美智子委員 2点を一問一答で伺いたい。
予算説明書47ページ、防災・消防力の向上、下水道総合地震対策事業について伺う。能登半島地震の被害での国交省の緊急の調査で、千葉県は上水道重要施設の耐震化率が5%で、先般の八潮の事故を受けての緊急点検で、市川は大丈夫だとのことだが、既設管路設備の耐震化工事3.4kmを実施して市川市の管路施設の耐震化率はどうなるのか。どこを優先して耐震化工事を進めていくのか。
○下水道建設課副参事 耐震化率について、現状、当課で行っている総合地震対策においては、エリアを設定して、今は菅野処理区を設定して、令和7年度までにある程度の計画をもって整備を進めているところで、市全体の中では用意できていない。今申し上げた7年度までの計画においては、この3.4kmをもって計画に位置づけていた約40kmの整備を完了する予定である。
今後の見通しは、現在も緊急輸送路や小学校の拠点を中心に、地震後も機能が発揮できるような優先順位としていて、今後も当面その方針で進めたい。
○やなぎ美智子委員 分かった。エリア設定ということであるが、特に不安要素があるところもあるのか、私も専門的ではないが、莫大な予算が必要で、業者関連や様々な物についても調達が厳しいと聞いているので、重要施設、緊急施設についてぜひ優先してやっていただきたい。イメージがつかないが、不安だけがよぎるので、市民の感情も含めて配慮しながらやっていっていただきたい。
もう1点、予算書653ページ、委託料、菅野終末処理場脱水設備等改修実施設計委託料の増について、先般、情報として入ったのが、この下水道事業の千葉県の広域化に伴い、市川では松戸と併せて江戸川第一、第二終末処理場へまとめていくというところで、全体の処理場施設のシステムの変更、見直しで、集中していく広域化の話が出ているという話を聞いた。いつになるのかはっきりしないようだが、市が持っている終末処理場に関して、広域化との関係で、今後の改修の計画に何か変更があるのか。どのような立ち位置で新たな広域化に臨んでいるのかを、菅野終末処理場との関連で何かあれば聞きたい。
○下水道建設課長 将来的には流域下水道への編入の計画があるが、今すぐにできるものではなく、かなり時間がかかる。具体的にどれぐらいかは、県もまだ見通しを示していないので、具体的なスケジュール感はない。時間がかかるが、菅野終末処理場はかなり老朽化が進んでいる中で、今すぐ壊れそうで、壊れると甚大な被害が出るような施設については改修をしていかなければいけないが、無駄にならないように、よく検討した上で、今現在、計上している脱水施設の改修は待ったなしの状況なので整備して延命化を図っていきたい。
○やなぎ美智子委員 市川市はどういう態度を取るのかとも聞かれたので聞いた。
○中町けい委員 一問一答で1項目伺いたい。
概要説明資料6ページ、マンホールトイレ整備が2億7,400万円になっているが、マンホールトイレ部分だけの予算が幾らなのか。これまで設置してきた学校数と、分かる範囲で今後の計画で、毎年何校ずつ整備していくのか。
○下水道建設課副参事 妙典小学校で予定しているマンホールトイレ設備の費用は、約1,000万円である。今後の整備の見通しは、下水道事業として行うマンホールトイレは、これが最後になる。以降は危機管理中心に、災害時のトイレという観点からの整備となると聞いている。
○中町けい委員 これまで設置してきた学校数は分かるか。
○小山田なおと委員長 学校での設置数でいいのか。
○中町けい委員 全体の個数ではなく学校数だけでいい。
○下水道建設課副参事 10校である。
○中町けい委員 分かった。今後、危機管理に変わってくるということだが、マンホールトイレの整備は一旦ここまでということか。意味が理解できない。
○下水道建設課副参事 下水道事業で行うマンホールトイレの設置としては、この妙典小が当面最後になる見込みである。今後は、市としても災害時のトイレの確保は重視していろいろと計画を持っていると聞いている。その中で、我々が今後どのように協力できるかは未定である。
○加藤圭一委員 1点を一問一答で伺いたい。
予算書652、653ページ、資本的支出の中で、私の関心事でもある企業債償還金について、新たに償還しなくてはいけないものが加わって、前年比で増という認識でよいと思うが、その要因について伺う。
○下水道経営課長 企業債は30年で返還するが、5年間の据置期間が設けられていて、令和元年度に整備を行って借りた分が、令和7年度から返し始めることになるので、その分の増の影響によるものである。
○加藤圭一委員 新たに償還しなければいけない額が生じたとのことで、何かしら下水道事業会計全体に与える影響はどういう見通しを持っているのか。
○下水道経営課長 全体に関しては、使用料との関係を考えなくてはいけないが、汚水の整備で企業債が発生すると、返すのは使用料であるが、使用料を取るときの対象経費としては、減価償却費を見込んでいる。減価償却費自体は50年で考えるので、企業債の返済とは時間的に時期がずれる。今年度も経営戦略を改定して、今後の見込みを立てているところであるが、事業全体で考えると使用料が足りなくなってくるおそれもあるので、収支バランスを考慮して適切な対応を取っていかなくてはいけないと考えている。
○加藤圭一委員 見通しについては理解した。これは下水道使用料の改定にも及びかねないところもあるが、あくまでも下水道事業会計の健全性をしっかりとお願いしたいと意見を付して、以上である。
○小山田なおと委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 議案第66号及び議案第67号財産の減額貸付についてを一括議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○農業振興課長 本会議以上の説明はない。審査をよろしくお願いしたい。
○小山田なおと委員長 質疑に入る。質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 討論を終結する。
採決する。
まず、議案第66号についてである。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
続いて、議案第67号についてである。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に移る。
○小山田なおと委員長 お諮りする。所管事務の調査については、お手元に配付の文書のとおり行いたいと思うが、これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よってお手元に配付の文書のとおりに決した。
続いてお諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小山田なおと委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
○小山田なおと委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午前11時59分散会
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