更新日: 2025年6月30日

令和7年5月 市川市議会 議会改革特別委員会

令和7年5月9日(金曜)午後1時

委員会概要

場所

議会会議室

出席委員等

委員長
岩井 清郎
副委員長
細田伸一
委員
冨家 薫
中町 けい
つかこし たかのり
浅野 さち
中村 よしお
大久保 たかし
廣田 德子
石原 みさ子
宮本 均
議長
稲葉 健二
副議長
つちや 正順

欠席委員

なし

会議に付した事件

  • (1)中・長期の審査事項の優先順位1「会派制度に係る発言時間の見直し」について
  • (2)審査事項の進め方について
    • (1)中・長期の審査事項の優先順位2「ICT化の推進」について
    • (2)中・長期の審査事項の優先順位3「政務活動費に係る運用の見直し」について

会議概要

午後1時開議
○岩井清郎委員長 ただいまから議会改革特別委員会を開く。


○岩井清郎委員長 まず、傍聴についてである。
 本日、報道機関より傍聴の申出があった。本特別委員会の運営要領では、「会議は、原則として公開する。ただし、会議において取り扱う事項の性質上会議を公開することが適当でない場合には、会議に諮り、傍聴を許可しないこととする」としている。
 この許否について御意見を伺う。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 それでは、傍聴を許可することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 御異議なしと認め、許可することに決した。
 傍聴人の入室を許可する。
〔傍聴人入室〕


○岩井清郎委員長 それでは、議会改革の推進その他議員活動に必要な事項に関する調査・検討についてを議題とする。
 まず、中・長期の審査事項の優先順位1、会派制度に係る発言時間の見直しについてである。
 本件については、前回、議案質疑及び討論の発言時間について、本特別委員会としての意見がまとまったことから、非交渉会派に対して文書により意見の提出を求めたところである。期限までに3件の回答があったので、事前に配付した。これらについて各会派の御意見を伺いたい。
○石原みさ子委員 非交渉会派7名のうち3名から意見が提出され、3名のうち1名は特に反対していないと理解した。今までの審査では、非交渉会派は無会派とすることは決定していて、6月定例会から実施することになる。今回、発言時間の見直しという大きなテーマについて取りかかるが、多少予想はしていたものの、非常に厳しい意見が非交渉会派から出ているので、このまま進めるよりも、一度この委員会に呼び、御本人から対面で意見を聞く機会を設けてもよいと考えるがいかがか。
○岩井清郎委員長 ただいま、御本人をこの委員会に呼び、発言を求めたらいかがかとの御意見であった。
 その前に、制度の問題を確認しておきたい。事務局に確認するが、特別委員会として非交渉会派に対し意見を求め、意見が出された後の対応を伺う。
○議事課長 本特別委員会が設置された際、議会改革特別委員会の運営についてを決定しており、こちらの5番に「会議において必要と認めたときは、あらかじめ非交渉会派から協議事項に関する意見(文書による)を募り、委員に配付する。提出した文書について、非交渉会派の議員は会議の決定により発言が認められたときに発言することができる」と規定している。また、非交渉会派の議員が委員会に出席し発言するには、「会議規則116条」に基づき、委員外議員の発言として、説明または意見を聞くことができると理解している。
○岩井清郎委員長 議事課長が説明したとおりである。皆様の御意見を伺った上で、委員会としての方向を決めたい。
○中町けい委員 石原委員が先に述べたとおり、無会派になる議員の意見を聞く機会は設けたほうがよいと考える。今後、追加議案等も無会派の議員は質疑を行えない方向性で進んでいるので、どの程度時間を設けるとか、細かい話は後ほど決めるとしても、意見を聞く機会は設けてもいいと思う。
○大久保たかし委員 そもそもは委員会に呼ばない前提であるため、紙で提出させたものだと思うが、特段呼ぶことに対して、皆さんが呼ぶのであれば、それでよいと考える。
○廣田德子委員 無会派の議員からも丁寧な文書で回答いただいたので、こちらも時間を設けて丁寧な対応をすべきと考える。皆さんが呼んで話を聞きたいのであれば、ここに書いてある以外に何か意見があれば伺ってもいいと思う。
○宮本 均委員 呼んだほうがいいとの意見は分かるが、大久保委員が言ったように書面は事前に読んでいるので、もし非交渉会派の7名全員呼ぶとなると、1人当たりどの程度話をするのか。また、そこで質疑応答を行うのか、どのような話を聞くのかが気になる。
○岩井清郎委員長 今7名との話であったが、つかこし委員は委員会に出席しているので対象外になる。委員会に出席していない非交渉会派は5名になる。
 1つの考え方として、意見がない方を呼ぶべきか。意見のある方に来ていただくのは意味があると考えるが、今回文書で求めても意見のない方、また、お一方は、特別委員会の方向性について異議がないとのことである。そうではなく、今回委員会のまとめた結論に対して出されている意見は、いろいろと問題があるのではないかとの趣旨である。委員会としては方向がまとまっているが、そのような意見を聞く機会は必要であるとの意見がまとまれば、皆さんの御意見に従って聞くこともいいと考える。
 意見を聞く場合は内容や時間をどのようにするかとの話もあった。もちろん聞くことが決まってからになるが、もし呼ぶとすれば時間などの条件は、事前に話しておく必要があると考える。時間的にはそんなに長い時間は――文書でもう出ているので、それに補足する形で。委員会でも、本会議での提案理由以上のものがある場合は発言していただくとしているので、原則はそれであると思う。もしかしたら、それ以上の発言はないかもしれない。
 もう1つとして、この文書の中で、どうしてこの考えになるのかと聞きたいことがあれば、それを直接聞くこともできる。皆さんとの御相談になるが、ただ聞くだけではなく、こちらからもこの発想、考え方になる根拠を聞くことも可能だと思う。
 暫時休憩する。
午後1時13分休憩
午後1時18分開議
○岩井清郎委員長 再開する。
 対象の議員は越川議員ととくたけ議員の2名、もう1名は私どもの決めたことに異議がないとのことであるので、その方は除くということでよいか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 まずは、いろいろ条件もあるので話していくが、委員外議員2名を呼ぶことが1点、実施する時期は、我々の日程、先方の日程もある。いろいろ考えると、議会開会中の一般質問、本会議終了後に毎回集まって特別委員会の閉会中継続審査等を決めるが、その一般質問終了後の委員会の中で時間調整を行いたいと思うが、いかがか。先方の都合もあるので、今日、日程を決めるわけにはいかない。そこは正副委員長に一任してもらい、事前に皆さんとも個々に事務局を通して協議するが、開催日は本会議の一般質問の閉会後ということまで決めさせていただく。提出された文書を事務局がまず朗読し、それに加えて発言することがあれば発言を求める。時間は10分以内でいかがか。もちろん、こちらから声をかけ、十分文書で説明してあるため出席する必要はないと御判断されるかもしれない。それはその方の御判断であるので、委員会としては、委員外議員として発言の機会を設けることを今日決めさせていただく。
 それでは、ただいま説明したとおり決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 異議なしと認める。委員外議員として2名に本委員会で発言を求めることに決した。


○岩井清郎委員長 次に、審査の進め方についてである。
 前回の本特別委員会で伝えたとおり、審査事項を協議する会議体に関する委員長案を事前に配付した。まずは、この委員長案について事務局から説明させる。
○議事課長 お手元に配付の「議会改革に係る審査事項を協議する会議体について」の資料について御説明する。
 こちらは、前回の本特別委員会において委員長より御説明のあった2点の審査事項、(1)ICT化の推進、(2)政務活動費に係る運用の見直しについて、どのような会議体で審査すべきか御協議いただく論点を3点に分けて整理したものである。
 まず、1、現在想定される審査事項としては、ICT化の推進に関しては、タブレット端末の運用に関する管理と、ペーパーレス化を実現するための課題、執行機関から求められている成果の検証の2点、また、政務活動費に係る運用の見直しにおいては、政務活動費の運用に関する管理と、交付額、手引きの見直し等の検討の2点が主なものとして考えられる。
 次に、2、会議体の位置づけとしては、こちらに示した(1)から(4)の4つの形態が考えられる。なお、それぞれ括弧書きで付記した留意点があり、(1)、(2)の各派代表者会議について補足すると、過去の例としては、(1)、(2)両方に前例がある。(1)のように、各派代表者会議に直接ひもづいた下部組織を設置する場合には、会議規則を改正して協議等の場として規定する方法が1つ、会議規則の規定に基づき、議決によって設置する方法と、過去の例に倣い、各派代表者会議の同意をもって設置する方法とがある。
 続いて、3、構成員の選出については、2においていずれの会議体を選択するかにもよるが、構成員を何人とするか、その選出を会派案分とするか等について御検討いただく必要があることを示すものである。
 説明は以上である。
○岩井清郎委員長 まずは、1、現在想定される審査事項の⑴、ICT化の推進についてである。前回も話したとおり、9月定例会からタブレットの導入になるので、これはできるだけ早い機会に設置しなければいけない。今日、一度議論して会派に持ち帰ることも可能であるので、次回にはICT化の推進に係る会議体の位置づけについて、結論を出したいと考えている。
 まず、会議体の位置づけについてであるが、前回、各派代表者会議の下部組織として会議体を設置する方法が一番好ましいのではないかと話した。まずいのは⑷である。議会改革特別委員会は4年で、任期満了に伴い消滅するが、この会議体は継続していく必要がある。3年間におけるタブレット導入の成果を検証する必要があるので、消去法からいって、⑷は難しいと考えている。また、議会運営委員会に下部組織を設置した例はないとのことで、議会運営委員会は目的が違うので、こういう会議体を下部組織に持つことは趣旨が違うと考える。
 ⑴、⑵のいずれかで御意見があれば伺いたい。代表者会議の下部組織として設置している例が過去にあるので、この辺が一番好ましいかと考える。何もなければ異議なしと受け取ってしまう。御意見はいかがか。
○大久保たかし委員 各派代表者会議の位置づけ自体が任意ではなかったか。その任意の会議体の下に、また会議体を設置するのはどうなのか。
○岩井清郎委員長 任意ではないと思うが、その辺は事務局から説明させる。
○議事課長 各派代表者会議は、平成20年10月に会議規則の中に協議または調整を行う場として規定しているので、それ以降は会議規則上で定められた組織となる。過去の各派代表者会議の下部組織の例であるが、直近で平成29年に政務活動費の運用に関する部会が設置された。これが直近で各派代表者会議が例規上に定められた後に設置された例である。
○岩井清郎委員長 任意ではない。
○細田伸一委員 今事務局から説明があった。私の記憶では平成29年――もう少し前辺りに、政務活動費の部会を設置している。たしか稲葉議長が座長で、廣田委員も入っていたか。そのときに活発に議論していた気がする。もちろんほかに先輩議員も入っていたが、あのときの位置づけは(1)だったのではないかと思うが、その意味ではそれに準じる形でもいいと考える。
○岩井清郎委員長 ⑴とのことである。とにかく、タブレットを導入するためには設置しないわけにいかない。
○中村よしお委員 このペーパーの説明があったが、もう少し深掘りして説明してもらいたい。2の(1)、「(前例あり。但し、会議規則上の位置付けは要検討)」とのことで、平成29年の政務活動費に関する部会はどのような位置づけをしていたのかを示していただきたい。
○議事課長 補足すると、政務活動費に関する部会は平成29年に設置されたものが第3次で、最初が26年、次は27年、続いて28年、29年と連続して設置されている。これらは、いずれも会議規則上は特に規則の変更や本会議での議決を経ずに、各派代表者会議の同意のみをもって設置されている。
○中村よしお委員 最初の説明で改正や同意とあったが、前例は同意で行っており、同意でも十分設置の根拠にはなるとのことで理解した。
○岩井清郎委員長 ほかに御発言がないので、ICT化の推進に関する会議体については、⑴、各派代表者会議の下部組織として部会を設置するとのことでよいか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 異議なしと認める。よってそのとおり決した。
 次に、人数であるが、各交渉会派の人数割り、案分になるかと思うが、過去の例を見ると11人か。
○議事課長 例として挙げた政務活動費の運用に関する部会は少し特殊な運用をしており、各会派代表者で構成することとし、当時は全部で10会派あり、そのうち創生が第1、第2、第3と分かれていたが、創生第1、第2、第3から1名、ほかの会派はそれぞれ1名ずつで7名との運用をしている。
 また、2の(2)、各派代表者会議の同意を得て議長の協議機関を設置した場合の会派構成を御参考に申し上げると、会派所属議員3人に1人の会派案分と非交渉会派から各1名ずつの14名で構成した例もある。
○岩井清郎委員長 3名に1名も1つの考え方ではあるが、どちらにしても、例えば11名と決めても会派の異動があった場合には、またそこで案分を行うことに変わりはない。3名に1名か、特別委員会のように11名か、いかがか。
○つかこしたかのり委員 委員長案の11名でよいかと思う。
○岩井清郎委員長 例えば3名に1名だと、そのときの代表の会派構成によって総委員の数が6人になったり8人になったりする。11人と決めることによって、それは変わらない。その代わり、各会派の構成によって案分であるので、会派の変動があればその中で交代する。ほかに御意見がなければ、11名が一番分かりやすいか。
 それでは、会議体の人数については11名として、会派に案分ということでよいか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 それでは、そのとおり決した。
 それでは、ICT化の推進についてはただいまのとおり進める。あとは、事務局から皆さんへ名前の推薦等があると思う。
 続いて、1の⑵、政務活動費に係る運用の見直しについてである。
 これも同じように、会議体の位置づけをどうするか、人数をどうするかはこれから議論するが、その前に政務活動費に係る運用の見直しとは何をするか。例えば会議体ができたとして、本当に会議体が必要なのかもあるが、何を会議体で諮るのかを詰めていきたい。
 1の(2)、政務活動費の運用に関する管理についても、政務活動費で購入できるもののルールがある。パソコンについても基準や耐用年数がある。ところが、時代が進歩していくと新しいものも出てくるし、これは政務活動費の支出の対象になるものなのかという議論をしなくてはいけないものも出てくる。皆さんも議会報告など、いろいろ印刷して配布しているケースがある。これも政務活動費を支出して配布するとなると、今までも顔写真の大きさや、記事の内容など、1つの基準はあったが、そのことについて話し合わなくてはいけない。
 暫時休憩する。
午後1時41分休憩
午後1時53分開議
○岩井清郎委員長 再開する。
 議会改革に係る審査事項を協議する会議体についてであるが、政務活動費に係る運用の見直しについては、さらに各会派においても検討していただくとともに、この場で、時代、物価高等を踏まえ、検討すべきことが出てきている。どのような形で設置していくか等について継続して審査していきたいので、御了承願いたい。
 なお、1の⑴、ICT化の推進についてはまとまったので、ここで改めてお諮りする。
 ICT化の推進については、会議体の位置づけを各派代表者会議の下部組織として設置し、構成員は11名として交渉会派から案分する方法により選出することとする。議長に提出する建議の作成については、正副委員長に一任願いたい。これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩井清郎委員長 御異議なしと認める。よってそのとおり決した。


○岩井清郎委員長 次に、次回の開催日程であるが、定例会の会期予定が固まり次第、追って御連絡するので、御了承願いたい。


○岩井清郎委員長 以上で議会改革特別委員会を散会する。
午後1時55分散会

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