更新日: 2020年8月7日

いちかわ市議会だより令和2年8月8日号

代表質問(6月定例会)

自由民主党

中山幸紀、つかこしたかのり(補足質問者)、細田伸一(総括質問者)、かいづ勉(補足質問者)

コロナ感染者の詳細情報

 市は新型コロナウイルス感染症の感染者情報を日々発信しているが、市民はより詳細な感染者情報を求めていると考える。確かに保健所の所管は県だが、感染予防・防止の観点から、市として地域保健法等を根拠に感染者の詳細情報を県に求めることは可能か。
 感染者情報については、県が各保健所から情報を集め公表しているが、県から市に提供される情報は、一般に公表される情報以上のものがなく、市独自で情報を把握することは厳しい状況である。一方、地域保健法では、県が市町村に必要な技術的援助を与える旨が規定されているが、情報提供に特化したものではないため、同法を根拠に情報提供を求めることは困難である。しかし、本市が感染症対策を実施する上で、必要となる感染者情報については、県に対し、要望していきたいと考えている。


施設の消毒作業

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するためには、施設の消毒作業が重要であると認識している。そこで、公共施設における消毒作業の実施方法ついて問う。また、民間施設の消毒作業を市が実施する場合があるとのことだが、どのような場合に市が消毒作業を実施するのか。
 公共施設の消毒作業は、専門業者により、仮本庁舎等市民が利用する公共施設を中心に実施した他、本市の職員もドアノブやカウンター等、多くの人が直接触れる場所の消毒作業を実施している。民間施設の消毒作業は、各施設管理者の責任の下で行われる一方、災害時等に市が民間施設を借用した場合は、市が施設の消毒を実施した上で返却することとなる。本市としては、今後も専門家の意見を聞きながら、市公式Webサイト等を活用し、感染拡大防止の周知を図っていく。


病児保育と病後児保育

 本市には、病児保育を行える施設がない他、病後児保育を行える施設はわずか3園しかない状況である。今後、両施設を新設・拡充していく必要があると考えるが、市は両施設が十分に整備されていない理由をどのように考えているのか。
 両施設の整備が十分に進んでいない理由として、看護師及び保育士等の人材確保が困難であることや、採算性の確保といった経営的な面の課題等があると認識している。これらの課題を解決するため、近隣市の状況を参考にし、安定的な雇用につながる職員の待遇改善等について医療機関と調整をしていく。加えて、市公式Webサイト等を活用し、市民や医療機関に対し、病児・病後児保育事業の理解が得られるよう、事業の周知に努める他、施設の予約状況をスマホで確認できるようにする等、利便性の向上にも努めていく。

 
パルヌ市との連携

 問 本市は令和元年10月に、市長を団長とする市公式訪問団が、エストニア共和国パルヌ市を訪問し、同市と自治体連携協定を締結しているが、協定締結を行った理由は何か。また、エストニア共和国との交流に関して、今後の同国との交流方針について市の見解を問う。
 協定を締結した理由は、パルヌ市の電子自治体としての先進的な取り組みや多くの観光客が訪れるビーチリゾート、大規模な音楽祭の開催等、文化・芸術・観光など、本市としても学ぶ点が多いと考えたためである。また、パルヌ市との協定がきっかけとなり、エストニア共和国との交流も実現していることから、今後は、同国が持っている画期的な情報・通信技術やクリーンエネルギー施策等、専門的知識や経験について、パルヌ市を通して共有していきたいと考えている。

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