更新日: 2020年7月7日
令和2年5月市川市議会臨時会建設経済委員会
開会
午後4時40分開議
○青山ひろかず委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
―――――――――――――――――――――――――――
○青山ひろかず委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、[1]総括、[2]初回総括2回目以降一問一答、[3]質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願いたい。
また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるよう願いたい。
○青山ひろかず委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
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○青山ひろかず委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、[1]総括、[2]初回総括2回目以降一問一答、[3]質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願いたい。
また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるよう願いたい。
議案第1号 新第1庁舎什器の購入について
○青山ひろかず委員長 議案第1号新第1庁舎什器の購入についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願う。
○新庁舎建設課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願申し上げる。
○青山ひろかず委員長 質疑はないか。
○清水みな子委員 総括で行う。
先ほどの本会議の質疑答弁で、入札の参加基準は分かったが、落札率99%をどのように見るのか。
今回の5月臨時会で議決しないと8月開庁に間に合わないとのことであったが、8月開庁については、今のコロナウイルスの関係で1月でもいいのではないか、そうすると、この5月の臨時会で什器の議案を審議しなくてもよいのではないかと私たちは考えるが、いかがか。
○新庁舎建設課長 まず、落札率がほぼ99%であったことについては、我々は落札した額について評価は行っていない。相手方の入札した額の根拠については把握していないので、分からない。
次に、8月開庁に合わせず1月開庁でもいいのではないかとの質疑については、我々は、コロナウイルスがもうしばらくすると落ち着くことを想定している。工事も予定どおり進めており、現在8月開庁を延期するとの指示、また議論は出ていないことから、当初の予定どおり進めている。
○清水みな子委員 落札率については言及しないとのことであるが、この間の入札は90%台のものが多く、本当にこれでよいのかと思うが、そのようなことについての話は一切ないのか。また、コロナウイルスが落ち着くとのことであるが、状況的にはまだ2波、3波があるような感じで分からないのではないか。今、新第1庁舎の工事をしているが、高熱の作業員がいるとか、密になっているのではないかとのメールがある。落ち着くのかとは思うが、分かった。
○石原よしのり委員 質疑項目を全て述べてから一問一答で4点伺う。
1点目は、この調達する家具の仕様について、2点目は、市長用の机、椅子の選定について、3点目は、入札について、4点目は、落札した業者についてである。
1点目、今回レイアウト図が配られており、調達の表を見ると、複数人が着席して執務する大きいサイズの長机や扇型の机、円弧型、ムーン型、円形などの変わった形の机を選定しているが、どのような理由か。
○新庁舎建設課長 今回の新第1庁舎のレイアウトと什器の選定に関しては、プロポーザルを用いて選定した委託業者である石本建築事務所に依頼しているが、そこが全体のイメージの取りまとめや什器の選定、提案を行っている。我々はこれが機能的かつ有用であると判断したことから、そのまま購入することとした。
○石原よしのり委員 モダンな、格好いいというか、ちょっと変わったものであるが、これが業務上使いやすく、汎用性があって、将来いろいろなレイアウトの変更がある中で使用する上でよいものを選んだというコンサルタントの案について、市役所がこれがよいと選定をしたとのことでよいのか。
○新庁舎建設課長 今回の選定に際して、まず初めに市内部の若手のプロジェクトから、コンセプトのヒントなり提案をもらった。それを事業者に伝えた上で内容を整理させたので、ある程度市の意見が反映されたものと判断している。
○石原よしのり委員 この件については分かった。確かに今の情勢を考えると、皆さんで使う机はパーテーションも付けにくいし、どうかなという気はするが、これについては結構である。
2つ目、市長用の机、椅子について、これは仕様書の中で桜製作所のコノイドデスクを選んだり、チェアについても桜製作所と、そこまで指定してある。どうして桜製作所のコノイドデスクにしているのか。桜製作所は香川県の工芸家具製作所で、コノイドデスクは非常にモダンな、ちょっと変わった、執務室のデスクとは言いにくいようなデスクを造っている。価格もホームページに出ているが、机が150万円ぐらい、椅子も数十万円で、これはどのようなコンセプトで提案してきて、市役所はこれがよいと判断したのか。桜製作所のこれがよいということについての理解も含めて教えていただきたい。
○新庁舎建設課長 今御覧いただいている資料の中で、実際には、脇のキャビネットがない条件で求めているので、平机のようなテーブル型の机になる。こちらについては、石本建築事務所の提案の後に内部で調整をして決めたもので、市長の机の手前に打合せのテーブル等を置いて執務をするとのことで、平机を用意したいと考えている。このメーカーを選定した理由は、国内のメーカーで、国産木で製作しており、なおかつ、カタログで物が特定できるもので探し、その中で、木の種類までは指定していないが、国産木を使えるとのことで選んだ。椅子についても、机とのバランスから同じメーカーのもので指定した。金額については、先ほど委員がおっしゃった程度で、グレードとしては通常の役員の席と大きく変わるものではないと判断し盛り込んだものである。
○石原よしのり委員 石本建築事務所が、これがいいのではないかと提案したと理解したが、違うのか。
○新庁舎建設課長 全体のレイアウト等は石本建築事務所が作ったものからスタートしている。大きい机に執務したいとのことで、正面の長テーブルの端で市長が執務を行う想定でレイアウトを作っていたが、長い年月でどういう執務スタイルになるか分からないので、机は独立させたほうがよいだろうとなり、テーブルの端につけられるように、独立した机で探し始めた。平テーブルで国産の天然木を使えるものでと、委託が終わった後に相談をして内々で意見をもらい、選定に至った。結果的に、石本建築事務所に協力してもらい決めたと理解いただきたい。
○石原よしのり委員 先ほども言ったように、このメーカーは木工技術の粋を求める最高級ラインのものなので、それを選んだ経緯を聞いた。
3つ目に、入札が1者入札で、いつもの入札の手続では、どのような業者が応札するか下調査をして、打診があったり、入札公募を始めるときに聞いてくることで、どこが応札するか大体分かると思う。議場でも答弁していたように、4つ条件を出し、その中に千葉県内に本社があることを条件に入れた。この規模だと実績があることが必要だと考えるが、このような大きな規模で入札を行うのであれば、千葉県内というのは不適切だったのではないか。全国という形で行えば、もっといろいろな者が出たし、多くの委員や皆さんの経験でも、このような什器調達で99%は不自然で、8割が一般的だと思う。そのようになったときに、この入札条件は本当にこれでよかったのか。少なくとも千葉県内で行ったことで、これしか出てこなかったような気がするが、そこについてはどう考えるのか。
○新庁舎建設課長 我々が当初想定していた事業者数について、名簿に登録している事業者は、市内で約20者、準市内が6者、県内も合わせると約100者というのが答弁した内容である。
なぜ県内かについては、当然、地元還元から考え、まず市内業者の中から進めていく。次に、必要な参加者数を確保するために、準市内、県内、全国と枠を広げていく考え方で、県内事業者までを含めれば100者おり、十分な参加者が確保できるだろうと考え県内に決めた。これが仮に不調であれば、次は全国で行わざるを得ないと考えていた。
○石原よしのり委員 今言った4つの条件は、1つ目が有資格者、2つ目が県内などの地域、3つ目が実績で、入札有資格者は100者あるが、この中で今言った実績も含めて計算していくと100者はない。そう考えると、初めから100者ある中からではない。そのような意味で、選定に工夫の余地があったと考えるが、いかがか。
○新庁舎建設課長 工事においてはコリンズがあるので、会社の実績情報は比較的容易に入手できるが、物品に関しては会社の実績などを追いかける全国区のデータベースがない。そのため、まず対象となる業者数を絞った中で、先ほども答弁したように、条件を付加しても複数者が手を挙げるであろうと判断し決めた数字である。1者になったことについては、結果的なものなので、こちらでは分からない。
○石原よしのり委員 100者と数字を挙げたが、実績のデータはないとのことで、それを含めると、もともとの有資格者は100者ではなく、数十者しかなかった中でたまたま1者しか応募してくれなかったのだと考える。見込みが少し甘かったと思う。そこについて、予定価格内で落札しているので、今さらこれをいけないとまでは言えないかもしれないが、考え直さなければいけない点だと指摘する。
4つ目、落札した会社について、イワダテの市川支店は去年の7月に支店を開いている。それまでは成田の本店でショールームを行っている家具屋である。市川支店といっても、国道14号線の市川小学校の斜め前に開いたが、この業者は市川支店では何を行っているのか。市川支店の業務を把握しているのか。
○新庁舎建設課長 あくまで本社と同じ機能の営業窓口を持っていて、屋内装飾や什器等物品の購入等の窓口を行っている認識である。参加登録も物品に登録しているので、物品の窓口を持っているものと認識している。
○石原よしのり委員 資格からいったら成田の本社と契約してもよかったと思う。私は通勤でも通るが、あのオフィスは、外から見ても営業しているようにはとても見えない。空いた事務所に机を置いている。今おっしゃっているのが不思議で、去年から市川市の新庁舎の什器8億円の準備ぐらいしかできていないのではないか。営業しているようには見えないが、そういう理解をしているのか。
○新庁舎建設課長 我々は1者ごとの会社の状況や、事務所の大小については調べていないので、これについては把握していないし、小さいオフィスだから参加させないという基準は設けていないので、問題になることではないと判断している。
○石原よしのり委員 市川支店が去年開かれて、この事業を受けたことが不自然な感じであったので、その辺をどこまで把握しているのか聞かせていただいた。
以上、私が持った疑問点について聞かせていただいた。
○岩井清郎委員 3点を総括で伺う。
1点目は、入札の有資格者が100者と言われたが、100者とは市川市の出した4つの条件を全てクリアしているのが100者はあるだろうとの見解だと私は理解をしていたが、今の答弁だと違う。先ほどの答弁と全然違う。かつ、その中には市川の業者も、入札するしないは別として、資格は十分持っていたとの理解でいいのか。
2点目は、先ほど財政部長が答弁していたが、税金について、支店につけると均等割で来る5万円は分かった。支店で売り上げると、8億円の割合で市川市に税金が入るとの答弁をしていたように記憶をしているが、間違いないか。
3点目は、契約の経歴が1つしかないのは寂しい。この会社がしっかりしており、これだけの経験があるというものが普通はあるのではないかと考えるが、ここに書いていないので、もう一つぐらい紹介できるようであればしていただきたい。
○新庁舎建設課長 1番目の、100者が全部条件を満たしているのではないのかについては、まず、名簿に載っている業者が100者あり、その中で我々が求めている実績等も満たす業者は複数いるのではないかと判断をして公告の条件にしたと、本会議での答弁でお話しした。
先に3番目を答弁させていただく。資料に示しているのは1件の実績であるが、本社の実績はそれ以外にも複数件ある。代表的なものと案件の大きいもので、一番分かりやすいものを出した。それ以外にも、手元にあるのは成田市の公津の杜コミュニティセンターで1,200万円、それ以外にも1,000万円台のものは把握している。
○契約課長 税金については、先ほど財政部長が答弁したとおりである。分かりにくい説明であったとは思うが、収入により、均等割によって入ってくるお金の額も違うと説明をした。詳しい説明は、後日させていただきたい。
○新庁舎建設課長 物品の家具・什器に登録している市内事業者は20者把握している。その中で実績要件については、先ほど答弁したが、各者それぞれの実績については調べていない。市内については契約の履歴があるので契約案件は把握しているが、市外での契約や実績については調査していない。
○岩井清郎委員 市外はよいとして、市内については情報を持っているとのことであれば、市内業者の中でも4つの条件を満たして応募できる資格があるかないかぐらいは分かるであろう。1者以外ないのか、あったが応募しなかったのかを伺いたい。
○新庁舎建設課長 説明が悪かったが、業績関係については、市内業者だから知っているというわけではない。あくまで市川市と契約した履歴は把握しているが、実績については、市内、市外を含めて把握していない。
○かつまた竜大委員 質疑項目を全て述べてから一問一答で3点伺う。
今聞いている中で、もう一度確認したい。この石本建築事務所が図面上にある家具等全て、配置や寸法、あとは特注の家具の寸法や形まで、ここに当てはめるものを設計したのかがまず1つ。
あとはデザインに関してとメンテナンスに関して伺う。
○新庁舎建設課長 1つ目のレイアウトや什器の選定については、石本建築事務所が中心に行っている。ただ、建物の小部屋や一部は除いているので、100%ではない。今回、入札に出したものの9割方は石本建築事務所が提案したもので、それを我々が吟味して了解したものを採用した。
○かつまた竜大委員 そのデザインについて、今年、水戸市の新庁舎に行ってきたが、市役所の中に喫茶店のような雰囲気のスペースがあり、今はそういう流行なのかなと思ったが、ここを見ていると、例えばテーブル等はメラミン化粧板と書いてある。メラミン化粧板は、表面の感じや色合いを選択できるが、それも全部、石本建築事務所で選択したのか。
○新庁舎建設課長 メラミン化粧板の色合いやデザイン、椅子等とのバランスについては、提案を受けたもので我々が判断をした。特注のものはほとんどないので、カタログ品の中から、組合せや標準品について、こういうものがよいと事務所が薦めてきたものに対して、我々が良い悪いと判断をして進めた。
○かつまた竜大委員 最後に1点、いろいろ気になるのは、長い間使うとメンテナンスの問題がある。例えば過去、議長応接室のソファーを本革で張り替えたことがあったが、そういう張り替えのことであったり、既製品のメンテナンスについて、扉のちょうつがいが壊れた場合のメンテナンスが気になる。ここを見ていると、シートが布地であるが、清掃のためにアルコールや次亜塩素酸に対応できる素材と書かれている。そのような先々のメンテナンスなど、いつまでもきれいに使えるようにという部分に関しては、基本的には問題ないとの捉え方でよいのか。
○新庁舎建設課長 選定に当たっては管理部門とも相談し、清掃しやすい、傷みにくい、汚れがつきにくい等のリクエストを受けて選定しているので、問題ないと考える。
○青山ひろかず委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 御異議があるので、改めて挙手により採決する。
本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○青山ひろかず委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
なお、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、了承願いたい。
―――――――――――――――――――――――――――
○青山ひろかず委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後5時14分散会
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願う。
○新庁舎建設課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願申し上げる。
○青山ひろかず委員長 質疑はないか。
○清水みな子委員 総括で行う。
先ほどの本会議の質疑答弁で、入札の参加基準は分かったが、落札率99%をどのように見るのか。
今回の5月臨時会で議決しないと8月開庁に間に合わないとのことであったが、8月開庁については、今のコロナウイルスの関係で1月でもいいのではないか、そうすると、この5月の臨時会で什器の議案を審議しなくてもよいのではないかと私たちは考えるが、いかがか。
○新庁舎建設課長 まず、落札率がほぼ99%であったことについては、我々は落札した額について評価は行っていない。相手方の入札した額の根拠については把握していないので、分からない。
次に、8月開庁に合わせず1月開庁でもいいのではないかとの質疑については、我々は、コロナウイルスがもうしばらくすると落ち着くことを想定している。工事も予定どおり進めており、現在8月開庁を延期するとの指示、また議論は出ていないことから、当初の予定どおり進めている。
○清水みな子委員 落札率については言及しないとのことであるが、この間の入札は90%台のものが多く、本当にこれでよいのかと思うが、そのようなことについての話は一切ないのか。また、コロナウイルスが落ち着くとのことであるが、状況的にはまだ2波、3波があるような感じで分からないのではないか。今、新第1庁舎の工事をしているが、高熱の作業員がいるとか、密になっているのではないかとのメールがある。落ち着くのかとは思うが、分かった。
○石原よしのり委員 質疑項目を全て述べてから一問一答で4点伺う。
1点目は、この調達する家具の仕様について、2点目は、市長用の机、椅子の選定について、3点目は、入札について、4点目は、落札した業者についてである。
1点目、今回レイアウト図が配られており、調達の表を見ると、複数人が着席して執務する大きいサイズの長机や扇型の机、円弧型、ムーン型、円形などの変わった形の机を選定しているが、どのような理由か。
○新庁舎建設課長 今回の新第1庁舎のレイアウトと什器の選定に関しては、プロポーザルを用いて選定した委託業者である石本建築事務所に依頼しているが、そこが全体のイメージの取りまとめや什器の選定、提案を行っている。我々はこれが機能的かつ有用であると判断したことから、そのまま購入することとした。
○石原よしのり委員 モダンな、格好いいというか、ちょっと変わったものであるが、これが業務上使いやすく、汎用性があって、将来いろいろなレイアウトの変更がある中で使用する上でよいものを選んだというコンサルタントの案について、市役所がこれがよいと選定をしたとのことでよいのか。
○新庁舎建設課長 今回の選定に際して、まず初めに市内部の若手のプロジェクトから、コンセプトのヒントなり提案をもらった。それを事業者に伝えた上で内容を整理させたので、ある程度市の意見が反映されたものと判断している。
○石原よしのり委員 この件については分かった。確かに今の情勢を考えると、皆さんで使う机はパーテーションも付けにくいし、どうかなという気はするが、これについては結構である。
2つ目、市長用の机、椅子について、これは仕様書の中で桜製作所のコノイドデスクを選んだり、チェアについても桜製作所と、そこまで指定してある。どうして桜製作所のコノイドデスクにしているのか。桜製作所は香川県の工芸家具製作所で、コノイドデスクは非常にモダンな、ちょっと変わった、執務室のデスクとは言いにくいようなデスクを造っている。価格もホームページに出ているが、机が150万円ぐらい、椅子も数十万円で、これはどのようなコンセプトで提案してきて、市役所はこれがよいと判断したのか。桜製作所のこれがよいということについての理解も含めて教えていただきたい。
○新庁舎建設課長 今御覧いただいている資料の中で、実際には、脇のキャビネットがない条件で求めているので、平机のようなテーブル型の机になる。こちらについては、石本建築事務所の提案の後に内部で調整をして決めたもので、市長の机の手前に打合せのテーブル等を置いて執務をするとのことで、平机を用意したいと考えている。このメーカーを選定した理由は、国内のメーカーで、国産木で製作しており、なおかつ、カタログで物が特定できるもので探し、その中で、木の種類までは指定していないが、国産木を使えるとのことで選んだ。椅子についても、机とのバランスから同じメーカーのもので指定した。金額については、先ほど委員がおっしゃった程度で、グレードとしては通常の役員の席と大きく変わるものではないと判断し盛り込んだものである。
○石原よしのり委員 石本建築事務所が、これがいいのではないかと提案したと理解したが、違うのか。
○新庁舎建設課長 全体のレイアウト等は石本建築事務所が作ったものからスタートしている。大きい机に執務したいとのことで、正面の長テーブルの端で市長が執務を行う想定でレイアウトを作っていたが、長い年月でどういう執務スタイルになるか分からないので、机は独立させたほうがよいだろうとなり、テーブルの端につけられるように、独立した机で探し始めた。平テーブルで国産の天然木を使えるものでと、委託が終わった後に相談をして内々で意見をもらい、選定に至った。結果的に、石本建築事務所に協力してもらい決めたと理解いただきたい。
○石原よしのり委員 先ほども言ったように、このメーカーは木工技術の粋を求める最高級ラインのものなので、それを選んだ経緯を聞いた。
3つ目に、入札が1者入札で、いつもの入札の手続では、どのような業者が応札するか下調査をして、打診があったり、入札公募を始めるときに聞いてくることで、どこが応札するか大体分かると思う。議場でも答弁していたように、4つ条件を出し、その中に千葉県内に本社があることを条件に入れた。この規模だと実績があることが必要だと考えるが、このような大きな規模で入札を行うのであれば、千葉県内というのは不適切だったのではないか。全国という形で行えば、もっといろいろな者が出たし、多くの委員や皆さんの経験でも、このような什器調達で99%は不自然で、8割が一般的だと思う。そのようになったときに、この入札条件は本当にこれでよかったのか。少なくとも千葉県内で行ったことで、これしか出てこなかったような気がするが、そこについてはどう考えるのか。
○新庁舎建設課長 我々が当初想定していた事業者数について、名簿に登録している事業者は、市内で約20者、準市内が6者、県内も合わせると約100者というのが答弁した内容である。
なぜ県内かについては、当然、地元還元から考え、まず市内業者の中から進めていく。次に、必要な参加者数を確保するために、準市内、県内、全国と枠を広げていく考え方で、県内事業者までを含めれば100者おり、十分な参加者が確保できるだろうと考え県内に決めた。これが仮に不調であれば、次は全国で行わざるを得ないと考えていた。
○石原よしのり委員 今言った4つの条件は、1つ目が有資格者、2つ目が県内などの地域、3つ目が実績で、入札有資格者は100者あるが、この中で今言った実績も含めて計算していくと100者はない。そう考えると、初めから100者ある中からではない。そのような意味で、選定に工夫の余地があったと考えるが、いかがか。
○新庁舎建設課長 工事においてはコリンズがあるので、会社の実績情報は比較的容易に入手できるが、物品に関しては会社の実績などを追いかける全国区のデータベースがない。そのため、まず対象となる業者数を絞った中で、先ほども答弁したように、条件を付加しても複数者が手を挙げるであろうと判断し決めた数字である。1者になったことについては、結果的なものなので、こちらでは分からない。
○石原よしのり委員 100者と数字を挙げたが、実績のデータはないとのことで、それを含めると、もともとの有資格者は100者ではなく、数十者しかなかった中でたまたま1者しか応募してくれなかったのだと考える。見込みが少し甘かったと思う。そこについて、予定価格内で落札しているので、今さらこれをいけないとまでは言えないかもしれないが、考え直さなければいけない点だと指摘する。
4つ目、落札した会社について、イワダテの市川支店は去年の7月に支店を開いている。それまでは成田の本店でショールームを行っている家具屋である。市川支店といっても、国道14号線の市川小学校の斜め前に開いたが、この業者は市川支店では何を行っているのか。市川支店の業務を把握しているのか。
○新庁舎建設課長 あくまで本社と同じ機能の営業窓口を持っていて、屋内装飾や什器等物品の購入等の窓口を行っている認識である。参加登録も物品に登録しているので、物品の窓口を持っているものと認識している。
○石原よしのり委員 資格からいったら成田の本社と契約してもよかったと思う。私は通勤でも通るが、あのオフィスは、外から見ても営業しているようにはとても見えない。空いた事務所に机を置いている。今おっしゃっているのが不思議で、去年から市川市の新庁舎の什器8億円の準備ぐらいしかできていないのではないか。営業しているようには見えないが、そういう理解をしているのか。
○新庁舎建設課長 我々は1者ごとの会社の状況や、事務所の大小については調べていないので、これについては把握していないし、小さいオフィスだから参加させないという基準は設けていないので、問題になることではないと判断している。
○石原よしのり委員 市川支店が去年開かれて、この事業を受けたことが不自然な感じであったので、その辺をどこまで把握しているのか聞かせていただいた。
以上、私が持った疑問点について聞かせていただいた。
○岩井清郎委員 3点を総括で伺う。
1点目は、入札の有資格者が100者と言われたが、100者とは市川市の出した4つの条件を全てクリアしているのが100者はあるだろうとの見解だと私は理解をしていたが、今の答弁だと違う。先ほどの答弁と全然違う。かつ、その中には市川の業者も、入札するしないは別として、資格は十分持っていたとの理解でいいのか。
2点目は、先ほど財政部長が答弁していたが、税金について、支店につけると均等割で来る5万円は分かった。支店で売り上げると、8億円の割合で市川市に税金が入るとの答弁をしていたように記憶をしているが、間違いないか。
3点目は、契約の経歴が1つしかないのは寂しい。この会社がしっかりしており、これだけの経験があるというものが普通はあるのではないかと考えるが、ここに書いていないので、もう一つぐらい紹介できるようであればしていただきたい。
○新庁舎建設課長 1番目の、100者が全部条件を満たしているのではないのかについては、まず、名簿に載っている業者が100者あり、その中で我々が求めている実績等も満たす業者は複数いるのではないかと判断をして公告の条件にしたと、本会議での答弁でお話しした。
先に3番目を答弁させていただく。資料に示しているのは1件の実績であるが、本社の実績はそれ以外にも複数件ある。代表的なものと案件の大きいもので、一番分かりやすいものを出した。それ以外にも、手元にあるのは成田市の公津の杜コミュニティセンターで1,200万円、それ以外にも1,000万円台のものは把握している。
○契約課長 税金については、先ほど財政部長が答弁したとおりである。分かりにくい説明であったとは思うが、収入により、均等割によって入ってくるお金の額も違うと説明をした。詳しい説明は、後日させていただきたい。
○新庁舎建設課長 物品の家具・什器に登録している市内事業者は20者把握している。その中で実績要件については、先ほど答弁したが、各者それぞれの実績については調べていない。市内については契約の履歴があるので契約案件は把握しているが、市外での契約や実績については調査していない。
○岩井清郎委員 市外はよいとして、市内については情報を持っているとのことであれば、市内業者の中でも4つの条件を満たして応募できる資格があるかないかぐらいは分かるであろう。1者以外ないのか、あったが応募しなかったのかを伺いたい。
○新庁舎建設課長 説明が悪かったが、業績関係については、市内業者だから知っているというわけではない。あくまで市川市と契約した履歴は把握しているが、実績については、市内、市外を含めて把握していない。
○かつまた竜大委員 質疑項目を全て述べてから一問一答で3点伺う。
今聞いている中で、もう一度確認したい。この石本建築事務所が図面上にある家具等全て、配置や寸法、あとは特注の家具の寸法や形まで、ここに当てはめるものを設計したのかがまず1つ。
あとはデザインに関してとメンテナンスに関して伺う。
○新庁舎建設課長 1つ目のレイアウトや什器の選定については、石本建築事務所が中心に行っている。ただ、建物の小部屋や一部は除いているので、100%ではない。今回、入札に出したものの9割方は石本建築事務所が提案したもので、それを我々が吟味して了解したものを採用した。
○かつまた竜大委員 そのデザインについて、今年、水戸市の新庁舎に行ってきたが、市役所の中に喫茶店のような雰囲気のスペースがあり、今はそういう流行なのかなと思ったが、ここを見ていると、例えばテーブル等はメラミン化粧板と書いてある。メラミン化粧板は、表面の感じや色合いを選択できるが、それも全部、石本建築事務所で選択したのか。
○新庁舎建設課長 メラミン化粧板の色合いやデザイン、椅子等とのバランスについては、提案を受けたもので我々が判断をした。特注のものはほとんどないので、カタログ品の中から、組合せや標準品について、こういうものがよいと事務所が薦めてきたものに対して、我々が良い悪いと判断をして進めた。
○かつまた竜大委員 最後に1点、いろいろ気になるのは、長い間使うとメンテナンスの問題がある。例えば過去、議長応接室のソファーを本革で張り替えたことがあったが、そういう張り替えのことであったり、既製品のメンテナンスについて、扉のちょうつがいが壊れた場合のメンテナンスが気になる。ここを見ていると、シートが布地であるが、清掃のためにアルコールや次亜塩素酸に対応できる素材と書かれている。そのような先々のメンテナンスなど、いつまでもきれいに使えるようにという部分に関しては、基本的には問題ないとの捉え方でよいのか。
○新庁舎建設課長 選定に当たっては管理部門とも相談し、清掃しやすい、傷みにくい、汚れがつきにくい等のリクエストを受けて選定しているので、問題ないと考える。
○青山ひろかず委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 質疑を終結する。
討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 討論を終結する。
採決する。
本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○青山ひろかず委員長 御異議があるので、改めて挙手により採決する。
本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○青山ひろかず委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
なお、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、了承願いたい。
―――――――――――――――――――――――――――
○青山ひろかず委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後5時14分散会
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〒272-8501
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- 議事グループ
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- 調査グループ
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