更新日: 2009年4月23日

平成20年9月市川市議会民生委員会

開会について

午前11時23分開議
○中山幸紀委員長 ただいまから民生委員会を開会する。

議案第19号 平成20年度市川市一般会計補正予算(第2号)のうち本委員会に付託された事項

○中山幸紀委員長 議案第19号 平成20年度市川市一般会計補正予算(第2号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔福祉事務所長・障害者支援課長・高齢者支援課長・保育計画推進課長・保育課長・保健医療課長・保健センター所長・説明〕
〔「委員長、議事進行」と呼ぶ者あり〕
○金子貞作委員 議案の質疑に当たってだが、今提案説明を全部受けたが、質疑のやり方である。本会議でも一問一答制も選択できるようになるから、発言権を本会議と同様に尊重すべきじゃないかなと思う。全部一括というのは聞いているほうも質疑者もわかりづらいので、例えば項別にするとか、社会福祉費とか児童福祉費ぐらいにわけて質疑を行ったらどうかなと。一つ一つ個別にやるとなるといろいろあるだろうから、補正の場合も目ぐらいでやったらどうかと思う。初めての委員会なので、その辺ちょっと議論したほうがいいのではないか。
 それから、今回から委員会も全文に近い概要記録ですよね。
〇委員長 休憩する。
 午前11時42分休憩
 午前11時45分開議
〇委員長 再開する。
 お手元の配付資料について説明を求める。
〔保育課長 説明〕
〇委員長 休憩する。
 午後0時2分休憩
 午後1時2分開議
〇委員長 再開する。
 次に、本会議からの委員会送りについて。高橋亮平議員から、保育園仮園舎建物借上料について、「6月定例会の民生委員会における議論とは違った形での9月補正となっている。補正に至るまでの庁内における議論の経過、また、議会に対する説明責任をどう果たそうと考えているのか。」との委員会送りがあるが、このことに対し答弁を求める。
〇保育課長 委員会送りの件について答弁する。保育園の耐震補強工事については、委員の皆様にご心配をおかけしているところである。耐震補強工事に当たっては、これまでの本市の改修実績や他団体の工事の事例、そして園児の影響等を検討して、プレハブや保育クラブを活用して一部の園児を移転させる補強工事を進めることがよいのではないかと判断し、6月定例会において約5,300万円の補正予算を計上させていただき、議決をいただいたものである。
 しかしながら、保護者に工事の安全性を説明させていただいたが、理解を得ることが難しく、工事中のお子様の健康に対する不安はなかなかぬぐうことができない方もいた。また、同じく6月定例会において、市の一方的な判断ではなく、保護者と協議して園児にとってよりよい方向に検討すべきであるという趣旨の保護者からの陳情が採択され、民生委員会の皆様また本会議においても、もっと保護者の意見を聞くように、協議をするようにとのご指摘もいただいた。
 そういう経過があり、全面移転という形と建て替えということも含めて、建築や環境の担当と方針を再度検討した。7月下旬から保護者との協議、あわせてアンケートを行い、市長、副市長がメンバーとなっている経営会議を4回行う中で、やはり0歳から5歳という本当に小さなお子様が当事者ということを考えると、より安全で安心な工事を考えた場合、全面移転という方針がよりよいのではないかということで、この9月定例会に補正予算を計上させていただいたものである。
 次に、説明責任ということだが、部長が本会議で説明したとおり議案を提出させていただき、その後提案説明があり、質疑に答えさせてもらい、専門的なものについては民生委員会の場で審査いただくということで対応させていただきたいと考えている。
〇委員長 次に移る。
 質疑はないか。
〇清水みな子委員 5項目について質疑する。
 まず、15ページの職員公務災害見舞金だが、平成16年11月の交通事故という説明があった。これは避けられないものだったのか。もう職場に復帰され、また後遺症などはないか。
 2点目に同じ15ページのシステム等保守手数料、中国残留邦人等支援給付費ということだが、先ほどの説明で国の法律の変更ということだったが、具体的にはどのような内容なのか。
 3点目に障害者支援費の障害者自立支援システム変更委託料について。これも抜本的見直しがあることでの変更ということだったが、具体的なことをお聞きしたい。
 4点目に17ページの指定障害者福祉サービス事業所家賃等補助金ということで、新たに事業所がふえたという説明だったが、何件、どの辺りにふえたのか、それを教えてほしい。
 それと同じ17ページの松香園地下埋設物調査委託料だが、これはいつまでに調査をするのか。そして、埋蔵物が出た場合の対応についてお聞きしたい。
〇障害者施設課長 15ページ報償費の職員公務災害見舞金についてである。この事故が避けられなかったかどうかということだが、信号待ちをして止まっていた車に後続車が追突したということであるので、これは避けられなかったものであると考えている。後遺症はないかとのことだが、障害補償の決定通知が出た段階では、一応医療的なことは終わったということで決定が出ている。ただし、今現在も同じ姿勢をとったり、重いものを持ったりすると首がまだ痛いということであるので、週に1回程度整骨院に通っているということなので、余り過重にならないような形でと考えている。
 それから17ページの松香園地下埋設物調査委託料だが、これはまちづくり交付金の関係で全体の工事を平成22年3月までに終わらせなくてはならないことがあるので、なるべく早く建設工事に移したいということで、10月から入り12月いっぱいで埋蔵物の調査を終わらせたいと思う。あと記録の事業があるが、それは別の場所でできるので、別の場所で行っていきたいということで掘るものについては12月いっぱいで終わらせるということである。それから、何か出た場合ということだが、ほぼ26%の敷地で工事を終わらせている。その段階では貴重な遺跡は出ていないということだが、仮に重要な国の遺跡になるようなものが出た場合は即座に工事が中止になるということなので、これは掘ってみなくてはわからないのでなるべく早い段階でそういうものがあるかないかを確認したいと思っている。
〇福祉事務所長 15ページのシステム等保守手数料、中国残留邦人についてのシステムの変更について答弁する。中国残留孤児については永住帰国した中国残留邦人等で一定の要件を満たす方について老齢基礎年金の満額支給に加えてその方の属する世帯の収入が一定基準を満たさない場合に支援給付を行うというのが今回の改正の内容である。従来は生活保護で対応していたが、これに代わるものとして中国残留邦人等の支援給付金という形で今回システムを見直すものである。内容は生活、住宅、医療、介護、出産、生業、葬祭の7種類の支援給付をするシステムの構築委託料である。
〇障害者支援課長 15ページ障害者自立支援システム変更委託料の答弁をする。まず、障害者自立支援法の抜本的な見直しに向けた緊急措置及び緊急措置に伴う利用者負担の見直しによってシステムを改修するものである。改修の内容は、ことしの7月1日施行ということで、まず1点目成人の障害者についてサービスの負担上限額を算定する際の所得階層区分を世帯単位から個人単位という形に変更している。今までは世帯全員の所得を合算して区分わけをしていたものが、障害者本人だけもしくは結婚している場合には配偶者2人だけということで世帯の見直しが図られたものである。もう1点は市民税非課税世帯に属する障害者の居宅通所サービスに係る月額負担上限額の軽減が行われたことである。内容としては、低所得者1の階層だと月額3,750円が1,500円に。低所得階層2の場合だと月額6,150円が3,000円に減額されたものである。
 続いて17ページ、指定障害者福祉サービス事業所家賃等補助金について。家賃補助の対象施設ということだが、今年度に入り施設で2ヵ所ふえている。1ヵ所が行徳駅前4丁目に第3レンコンの家が新規に開設した。もう1ヵ所は新田5丁目にほっとハートえふ、こちらが同じく今年度に入ってからの新設である。もう一点は駐車場の場所を変えたために一部駐車場の代金が上がったので月額5,000円、年間6万円の増額になっている。
〇清水みな子委員 1点目の15ページの職員公務災害見舞金について。信号待ちで避けられなかったということだが、この間も福祉事務所の車で事故があったが、車を運転している方の細心の注意だとかがきちんとされているのかどうかというのが一つある。
 2点目の15ページの中国残留邦人システム等保守手数料だが、市川市には対象者はいるのか。
 3点目の15ページ障害者自立支援システム変更委託料は、障害者の皆さんが世帯単位でかなり施設へ入るのが高くなって外になかなか出られなくなったという声があった。今回個人になりまた非課税の世帯で下がるということで、とても障害者にとってはいいことだと思うが、市川市の対象の人数は何人ぐらいいるのか。
 4点目の指定障害者福祉サービス事業所家賃等補助金はいいです。
 5点目の松香園地下埋設物調査委託料だが、松香園自体は国分寺にある昔からの地域なのであるんじゃないかなというふうに思う。掘ってみなくてはわからないということだったが、出たときにはそこは工事できないので新たなところを考えているとか、対応策は持っているのか。
〇障害者施設課長 15ページの職員公務災害見舞金だが、直線道路で赤信号で止まっていたところに後続車が追突したということなのでこちらがバックしたとかいうことではないので、避けようがなかったというふうに考えている。
 松香園地下埋設物調査委託料については、かなり広い範囲で確認調査をやっているので市の文化財の職員もこれだけ掘って出ないのだから、まず重要なものは出ないのではないかというような、これは内々の話だが聞いている。実際に掘っていないのでわからない部分はある。今、国分福祉作業所の庭に仮園舎を建てており、これは10年リースだが実際は20年ぐらい利用できるだろうということである。これからもし出た場合にどこを買うなどの計画は   ないが、利用者がどこにも行けないで困るということはないので、ご理解いただきたい。
〇福祉事務所長 中国残留邦人システム等保守手数料だが、市内の対象者の状況については5世帯、10人となっている。
〇障害者支援課長 障害者自立支援システム変更委託料だが、成人の在宅、児童合わせて898名のうち、減免対象者になった方が629名、約7割の方が減免対象になっている。
〇清水みな子委員 15ページの職員公務災害見舞金だが、この事故ではなくて、それ以外にも市の車で外に出て結構事故があるというのが幾つか報告としてあったと思うが、車に乗っている際にはきちんと気をつけるというのをしてほしい、ということで質疑をした。後は結構だ。
〇守屋貴子委員 3点ほど質疑したいと思う。
 1点目は、今、清水委員のほうからあった15ページの職員公務災害見舞金について。清水委員も言っていたが、全体的に見て事故が多いということは、職員の仕事の量が多過ぎるのではないかなというふうに思うが、その点について、例えばとても急いで行かなければならない状況にある、そういうところに配慮が欠けているのではないかという点について答弁をいただきたい。
 19ページ乳幼児医療費助成システム変更委託料について。システムの変更はどのような変更なのか、詳しくお答えいただきたい。
 3点目、先ほどの委員会送りとも絡むと思うが、委員会にかかっていろんな議論をした上でここで可決になって、また次の定例会になったときには、いい方向になっているが、変わっているということに対して、委員会で話していることの重み、こういうものをどういうふうにとらえているのか。ということと、その前に、保護者の方が散々言っていることに対しての、保護者の方々の意見の重みというものをどういうふうにとらえているのか。ということも含めて答弁をいただきたいのと、現時点でも協議がなされていると思うが、この協議について今のところはスムースに話が進んでいるのか。この点について、ちょっとお伺いしたいと思う。
〇福祉部次長 職員公務災害見舞金について、職員の事故についての質疑があった。確かに福祉部は6月定例会、9月定例会と事故の報告を何件かさせていただいている。大変ご迷惑をおかけしたと思っている。仕事が忙しいということではなくて、不注意であるとの部分も非常に大きなことであると思うので、今後とも事故を起こさないよう職員に徹底してまいりたい。
〇こども福祉課長 19ページ乳幼児医療費助成システム変更委託料について答弁する。この変更については、千葉県が平成20年12月1日診療分から通院及び調剤の補助対象年齢を4歳未満児までから小学校就学前までに拡大すること、また入院通院も含め0歳児から児童手当特例給付に準じた所得制限を導入すること、3点目として自己負担金をこれまで入院1日通院1回につき200円としていたが300円とするということで、12月から千葉県が制度を改正するということになったので、新たに千葉県の補助対象となる4歳児から小学校就学前までの通院分にかかる補助金の積算及び入院通院も含め0歳児から所得制限が設定されることから所得限度額の判定及び自己負担金の増額に対するシステム改修を行う予定である。
〇保育課長 3点の質疑である。委員会の重み、保護者のご意見の重みということ、保護者との話がスムースにいっているかということである。
 重みついては、先ほど話したとおり補正のご指摘、やはり保護者ときちっと話し合いなさいというご指摘があった。今回まったく違った形になってしまったが、ある程度はよりよい方向になったかと思うので、それを真摯に受けとめ対応させていただきたい。保護者の皆様についても、一つの反省として情報が少なかったというところが、協議会は欠真間も含めると全部で1ヵ月半の間に26回やってきた。その中で情報がなかなか入ってこなかったというところがあるので、キャッチボールをきちんとしていきながら対応していきたいと考えている。
 最後にスムースにいっているかということだが、今申し上げたとおり凝縮された中でやらせていただいており、8園のうち3園が代表の方が中心になってやっていただいた。やはり代表の方だと少ないということで意見交換もきちんとできたという中で、例えば富貴島保育園についてはアンケート結果が変わってしまいました、やはりこれはお互いの話し合いの中でできたことだと思うので、これから工事が入ってくるが、現在もスムースにいっているし、情報を共有しながら、これからもしていきたいと考えている。
〇守屋貴子委員 それでは職員公務災害見舞金のほうから。お話はわかった。扶助費などがふえている中で福祉部の方たちのお仕事の量が大変多いというふうに感じているので、事故のないようにというか、職員の方たちの配慮もお願いしたいということを申し上げておく。
 乳幼児医療費助成システム変更委託料についてはわかった。市ではなく県の変更ということですよね。ということは県の変更がある度にこういうことがあるけれども、市のシステム変更はないという理解でよろしいか。その1点だけ確認させていただきたい。
 保育園のほうなんですが、よく変わったというのはとても嬉しいことだし、反映されているというふうにもとれるが、その前に保護者の方たちが言っていることをもう少し一緒になって考えてくださっていれば、このようなことになる前に、最初からきちんとした形になっていたのではないかというふうに思う。意見として申し上げておく。
8園についてだが、園庭が2ヵ所ある。園庭に関しては子どもたちの遊び場がとれるといういろんな条件で、公園にしたりとか外環の用地などに移転しているのですけれども、そうでない2ヵ所については園庭に建てても大丈夫なのかという話を行っているのか。保護者の方たちとはどういう話し合いの上でこうなっているのか。その点についてお伺いしたい。
〇こども福祉課長 乳幼児医療費助成システム変更委託料について。今回補正に計上させていただいているのは県制度改正に伴うシステム改修だが、今後市の助成内容を変えた場合には別途システム改修が必要になることが考えられる。
〇保育課長 保育園の関係だが、今のご指摘は資料4の新田と欠真間ということでよろしいか。―――確かに私どもも保護者の方たちと話をしていく中で、やはりプレハブなのでこじんまりとしてしまうが、お子さんが伸び伸びとということを考えてきたが、新田保育園については、たまたま今の保育園と同じ広さの園庭があったのでこちらに建てさせていただくが、欠真間保育園も新田保育園も近くに公園がある。その公園を利用しながら、保育士たちには経験があるのでそこら辺で対応させていただきたいと今話をしているところである。
〇守屋貴子委員 乳幼児医療費助成システム変更委託料については理解をした。今回は県だけれども市の変更があった場合には変更するということで、1歳ずつ毎年上げていくことはシステム変更の委託料も毎年かかっていくことになるので、できれば一気に上げていただきたい、そうすればシステム変更委託料も1回で済むということがわかった。よろしくお願いしたい。
 それから保育園のことだが、園庭に建てるとぎりぎりになってしまうということと、遮断壁を設けると話を聞いているが、安全性を保護者は非常に心配している。その点についてきちんと話し合いがなされていないように私は受け取っているが、この点についてお伺いしたい。それからアンケートの結果を見て園庭に決まっているというふうに保護者の方からお話が来ている。しかしながら、アンケートで決まってしまったことは、数字が出てしまった以上仕方がないと言っているけれども、今後の協議についても、報告ではなくてきちんと意見を反映させてもらいたいということも耳に入ってきている。プレハブの窓の位置であるとか、保護者の変更の意見というのを反映できる余裕のある協議日程の設定にしていただけるのかどうか、していただきたいという要望もいただいているのですけれども、新田保育園についてお伺いしたい。
〇保育課長 確か新田保育園が協議会の最後、8月31日に終わり、最終的なアンケートの結果で、数というところでこの方向で進めさせていただきたいと。参加された方についてはその場でお話をして、それ以外の方々については文書で通知を差し上げているところである。その後、現在まで反応がないが、参加されていた方から今のような質問があった。遮断壁を園庭に立てて安全かということについては、十分に安全に対応させていただく。実は新田保育園についてはどちらかというと内部が多く、外の壁は2ヵ所だけなので外に対する影響は余りないというふうに私どもは説明をしているところである。なかなか心配という部分で、まだ理解が足りないということは説明が不十分かなと思うので、そこは説明をさせていただきたい。新田保育園については中心になる方が決まったので、話をさせていただきながら対応させていただきたいと思っている。プレハブについては、金銭的にはちょっと高いような気がするが、はやり規格品ということがあるので制約がある。保育のプロである保育士がいるので、そちらの話も聞いている。そういった中でできる範囲のことをやっていくことと、保護者には何かあったらということでプレハブの平面図も渡しており、今ご意見をいただいている最中である。
〇守屋貴子委員 後に続くのでまとめさせていただくが、設計図面をいただいている方もいらっしゃる。それを変更するまでの時間が余りにもないということと、どの程度まで一緒にできるのかということをとても不安に感じている。恐らく大丈夫ということで答弁されているが、自分の子どもを預けているので保護者の不安はどれほどのものがあるかと思う。そこら辺のところを話し合っていただきたい。
 また、スムースに話は進んでいるという答弁だったが、決してスムースではないという理解を私はしているので、その辺のところを配慮して話し合いをスムースに進めていっていただきたいと思う。
〇石原美佐子委員 大きく2点について質疑をする。
15ページ障害者支援費、非常勤職員等雇上料である。これは18歳以上のリハビリ訓練モデル事業に関する人件費だが、本会議における答弁でほぼわかった。人を採用することについて具体的に伺うが、募集をいつ行うのか。それからどのような形でこの募集を行うのか。正職員ではなくパート的な週2日という勤務条件なので、その辺をどのように考えているのか。また、この積算がいつからのものなのか、いつから3月いっぱいとして見込んでいるのかということ。もしもスタート予定に採用が決まらなかった場合はどうなるのか。お願いしたい。
 それからもう1点は、19ページ保育園費、保育園仮園舎建物借上料、木造8園の件である。きょうこの資料を初めていただいたが、急にここで出されて質疑をしろと言われても難しい部分もある。こちらも調査したい点などある。6月定例会の民生委員会でいろいろご意見が出て、その後どういうふうに変わったのかと夏の間ずっと気になっていたが、その結果が直前であったということは非常に残念と思っている。今後はこのようなことがないように、担当課の皆さんも何度も協議会を設けて、その度に最終の候補地が二転三転するということも起こっているようなのでご苦労かとは思うが、やはり所管の民生委員には最優先に最新情報を知らせていただきたいと思う。資料についてだが、資料4に最終候補地が出ている。確認だが、北方保育園から新田保育園までの最終候補地がこれから変わる可能性のあるところがあれば教えてほしい。
 それから先ほどの欠真間保育園の説明では、ここには園庭と書いてあるが、保護者の強い希望で居ながらの保育をすることにして、入札が不調になったら全面移転をするというが、全面移転をする場合は園庭なのか、それとも南行徳小学校で考えているのか。
〇委員長 資料に関しては、私が請求するのが遅れた。その結果きょうとなった。本会議でアンケート結果が出ていたので、委員会に提出してもらったほうがよいと考えた。
答弁を求める。
〇障害者支援課長 15ページ障害者支援費、非常勤職員等雇上料についてお答えする。障害者のモデル事業ということで計上しているが、まず理学療法士の募集状況である。理学療法士は大学系列、病院系列によりかなり治療方針が変わってくると聞いている。そこで利用者の方のギャップをなるべくなくすということで、現在こども発達センターで機能訓練を行っているが、そちらの理学療法士もしくは作業療法士の方たちのグループにも声を掛け、なるべく同じような状況で継続できるような人員の確保に努めていきたいと思っている。公募というよりは個別的な対応をしていきたいと考えている。
 積算の根拠だが、利用開始時期を11月と想定しており、今回の補正は11月から3月までの5ヵ月分で計上している。スタートは11月だが、これはモデルの対象となる方の選定、また今現在病院のリハビリを受けている方もいるので継続した支援ができるように病院から資料を取り寄せたりする準備期間を考え11月としている。11月までに決まるように努力していく。
〇保育課長 19ページの保育園費の関係で、資料4の北方から新田までの候補地が最終決定かということである。1から7までについては保護者全員にこちらで決定したという文書通知を差し上げているが、反応が今のところないのでこのままいきたいと考えている。新田保育園についても、協議会の中では報告をし、出ていなかった保護者には文書を差し上げ対応しているが、今のところ反対意見もないので、このままいきたいと考えている。
〇保育計画推進課長 欠真間保育園について答弁する。最終の28日午後6時の協議会の流れの中では、皆さんのご意見を尊重して、園庭で入札を行っていきたいと説明している。もしそれが不調になった場合には速やかに南行徳小学校のほうに園児を移転させる方向で協議を進めたいということを申し述べている。これについては、会議録を作成して配布をしているところである。指定管理者の流れもあるが、特に大きな反対がなければ1週間程度で文書を配布したいと考えている。
〇石原美佐子委員 障害者支援費については理解した。
 保育園の耐震補強工事に関してのプレハブの設置場所だが、欠真間保育園は園庭ということで話を伺ったと思うが……。新田保育園の園庭に建てると園庭いっぱいになってしまうらしいが、新田保育園には決定通知をまだ差し上げていないというのはどういう理由からそうなっているのかということ。欠真間のほうで保護者が、なぜ南行徳小学校への移転を拒んでいるのか。どういう声が上がっているかを聞かせてほしい。
〇保育計画推進課長 居ながらということで報告しているが、欠真間保育園については園庭にプレハブを建て、そことホールに子どもを動かすことによって、工事区域の両方を空けられるということで、居ながらだが園庭にプレハブを建てることによって工事を円滑に進めるということで、これを平成20年度予算として計上している。居ながらといいながら園庭と書いてある。すべての子どもが園庭に移るわけではない。あくまでも1棟建てそこでローテーションを組みながら、工事のしやすさで選んだということである。これが居ながらと言いつつも園庭と書いてある理由である。全園児移転となると最低でも3棟建てることになるので、その場合には南行徳小学校ということで考えている。
 保護者からどういう意見があったのかということだが、欠真間保育園については、4月8日に保護者説明会をして、そのときは居ながらということで、8月にはプレハブを建てて9月には工事を着工しようとの流れがあった。その後木造園の関係でアスベストの問題等々が出てきたので、一度保護者にきちんと居ながらの説明をしたほうがいいだろうと。また、その際移りたいとの希望があった場合の準備をした上で協議に臨もうということで7月中に準備をし、アスベストの調査をお願いし、その報告会を兼ねてやったということである。その中でまず言われたのは、唐突な話で出てきたもの、欠真間については平成18年、19年も居ながらということで、工事は不調になってしまったが、耐震工事の入札を行ってきた。そういう流れで、4月にそういう説明をしているので保護者は当然平成20年も居ながらでやるんだなと、そういう認識があったと。そのときに、市のほうで木造園の関係でいろいろ意見が出ました、いかがでしょうかというときに戸惑ったと。1回目のアンケートではどちらでもというのが大勢を占めてしまい、理解を進めなきゃいけないだろうということがあった。流れの中で、南行徳小学校だけではどうだろうか、オプションもという話もあったので、富美浜小とわけてやる方法、富美浜ふれあい館を朝だけ借りてバスで南行徳小学校までステーションで送る方法などレパートリーをふやし協議を8月13日、19日、28日と進めていった。保護者は500mの距離的なもの、バイパスを渡らなくてはならない、寒い時期に動かなきゃいけない、食事がお弁当になってしまうなどがるるあった。耐震やアスベストの問題はあるが、アスベストは市の環境、建築関係の職員を入れ説明をしたときに、レベル3で天井材などを外すなどで、レベル1、2は欠真間保育園はないのでちゃんとやれば問題はないと、逆に保護者から理解が示された。市の方向性どおり1回入札をして、それでもだめであれば居ながらでやるのは厳しいという結果になる、安全を図ってやりたいということで説明をした次第である。
〇保育課長 新田保育園については8月31日に参加者に賛否を問い園庭で決まったところである。議事録を作成し、きのう議事録を添えてこのような経過で決定したとの通知を差し上げている。今後の反応にまちたい。
〇石原美佐子委員 欠真間保育園については理解した。
木造園の協議会について、今の段階は最終協議が終了したとのことで、協議会の組織は今後継続されるのか。これで終わりと考えているのか。
〇保育課長 先ほど話したとおり、新田保育園については協議会の中心の方々に集まっていただき、給食等について協議をしていく。その後も問題が生じる可能性もあるので、できれば協議会をそのまま続けていきたいと考えている。
〇石原美佐子委員 保護者と非常によい話し合いができているようなので、この後も、保護者にとっては細かい点の心配も多いと思うが、協力いただける関係を築いていただくためにも、何かあったときにはいつでも相談できるような関係をつくっていくことは大事なので、その点はよろしくお願いしたい。
〇金子貞作委員 それでは、15ページ障害者支援費、報酬、賃金。この問題については本会議でも答弁がありだいたいわかったが、新しい事業を始めようということである。なぜ今の時期に補正するようになったのか。それから、これまでこども発達センターで18歳未満を対象にやってきた。リハビリは継続性が非常に重視されている。拡大したことは評価できるが、いままでどうだったのか、またこれにより効果がさらに高まるのか、その辺を教えてほしい。
 障害者自立支援システム変更委託料について。これも改善されたということで、前進と評価したいと思うが、減免分はすべて市の負担になるのか。予算上、財政支援はないと、国のほうの考え方はどういう考え方なのか。それから、保護者もいろいろ声を上げてきたと思うが、どういった声が寄せられてきたのか。参考までに教えてほしい。
 次に、17ページ社会福祉施設建設費、広尾福祉施設用地購入費で約2億2,000万円計上されているが、何平米で1㎡当たりの単価は幾らになるのか。ここは福祉施設と保育園の合築の施設の建設地になっているが、現状はどのようになっているのか。それから土壌汚染ですね。これについては大変な費用をかけてやったわけだが、その辺の心配はないと考えていいのかどうか。もう一度答えてほしい。
 次に、19ページ保育園費。これについても資料をもらい大体わかったが、こういう資料はもう少し早めにお願いしたい。賃借料だが、これは全部の園にかかっている。児童公園、外環用地など市の土地じゃないのかも知れないが、かなり安く賃借料をお願いできると思う。積算根拠はどういうふうになっているのか。
 それから保護者アンケートで建て替えを希望するという、集計結果では若宮保育園が28.6%、大洲保育園が29.2%、新田保育園が29.8%に対して富貴島保育園が0%、東大和田保育園は4.3%と。かなりアンケートにバラつきがあるが、この辺はどういう認識なのか。補強して安全面は大事だが、やはり建て替えを希望するのは施設の老朽化で保護者も子どもを預けていて、やはり建替えたほうがいいのじゃないか、使い勝手の問題とか備品の老朽化等いろいろあってそういう声が出ているのかなと思う。例えば富貴島は0ですよね。差が出るというのは単に施設の老朽化ではなくて、いろいろな面が考えられると思うが、その辺はどういうふうに認識しているのか。建て替えたほうが、長期的には経費が安く済むと。8園全部がそうとは言わないが、中にはそういうことも考えられるのではないか。そういうふうに思うが、一律の建て替えの方針などではなくて、ここの園についてはどうなのかな、そういう判断が方針を立てるまでもなく、保護者の要望が強いところは段階的にその辺の検討、そういう方向をきっちり出してよいのではないかと私は思うが、その点の見解を聞かせてほしい。
 次に、21ページの保健衛生総務費、非常勤職員報酬、176万5,000円。積算単価などの内容については本会議で聞いたのでわかった。聞くところによると、2法人が募集に応じてきて今選定作業をやっている段階だと思うが、現状はどういう段階になっているのか。そしていつごろ選定結果を公表するのか。募集要項で現在の医療規模が確保できるという見通しはあるのか、ないのか。その辺について教えてほしい。
 それから、21ページ予防費。麻しんについてはわかったが、予防接種自己負担金交付金、この内容と対象は何人ぐらいなのか。どうしてこのような補正が出てきたのか。経過も含めて教えてほしい。
〇障害者支援課長 初めに15ページ障害者支援費、報酬、賃金についてお答えする。まず、補正時期についてだが、この事業は、こども発達センターで行っているリハビリテーションが18歳で終了してしまい、その後利用者は一部病院のリハビリを継続して受けている。多くの方から継続したリハビリを求める声が出てきていた。18歳以降のニーズがどのくらいあるのか、どのような形でサービスを提供したらいいかなど、もろもろの課題がある。これを解決するために今回モデル事業としてスタートさせていただくものである。モデル事業の計画期間は11月から予定しており、21年度末、1年半あるが、この期間で課題を解決していきながら22年度本格実施ということで急遽9月定例会でモデル事業を計上したところである。効果についてだが、今答弁したとおり、18歳でせっかく機能を維持していた方がサービスが受けられなくなると維持から低下に向かってしまう。それを極力避ける、維持していた機能を18歳以降も継続できるという効果を期待しているところである。
 続いて13節委託料である。システム改修等の財政支援ということだが、これに関しては補助対象である。今回予算計上していないが障害者自立支援臨時特例基金事業の中の障害者自立支援法施行円滑化特別支援事業に該当しており、補助対象になっているが、県に照会したところ基金事業全体での割り振りを年度末になってから検討するということで、今現在どのくらいの補助率で交付されるかの詳細部分がわかっていないので今回は計上ができなかった。事業としては補助対象になっている。
 保護者の声だが、今回約70%の方が減免該当となったので、よりサービスの使いやすさ、経済的負担の軽減が図れたと聞いている。
〇高齢者支援課長 17ページ社会福祉施設建設費、広尾福祉施設用地購入費について。公園の面積は2,576.16㎡、1㎡当たり単価約21万2,000円。現状はどうなっているかということだが、整地も終わり更地となっている。土壌汚染についての質疑だが、土壌汚染対策として封じ込めの処理をきっちりやっているので、今後の土壌汚染の心配はないものと考えている。
〇保育課長 19ページ保育園費について。賃借料のうちの土地賃借料の質疑かと思うが、外環の用地と公園については無償ということで借りることになっている。かかっているものは大洲保育園の用地が民間の土地、富貴島保育園の方、当初冨貴島小学校の前の民地をお借りするとのことであったので、この2園の分について土地賃借料ということで324万円を計上している。
 2点目のアンケート結果にバラつきがあることの認識だが、一つには富貴島保育園と東大和田保育園の診断結果が相当悪かったということがある。保育園の中では一番悪い位置になっているので、とにかく早く建て替えじゃなく補強をして安全にしてほしいということの結果で、こういう形になっていると思う。
 3点目の建て替えをしたほうがいいという場所もあるのではないかという質疑だが、そういうこともありアンケート結果が出たと思う。やはり安全を考えると昨年新潟の地震、ことしの仙台の方の地震などを考えると、近い将来いつ地震が来るのかわからないということを考えると、まずは補強をさせていただいて、その中で合わせて安全を守っていきたい。これが一番の私どものコンセプトであるので、すべて同じように安全を守るという形で進めさせていただいているところである。
〇保健医療課長 21ページの保健衛生総務費、非常勤職員報酬について答弁する。初めに1点目の後継法人の選定状況だが、候補者の応募については7月7日から18日にかけて受付した。2法人の応募があった。この審査については第1次と第2次にわけて行うが、第1次審査については後継法人選定委員会における3回の審査を経て2法人とも第1次審査を通過している。また第2次審査については、9月中に3回の選定委員会の開催を予定しており、9月下旬に後継法人候補者の選定を行う予定をしている。その後、市川市長、浦安市長によって候補者を決定していく予定となっている。
 2点目の後継法人の候補者の公表についてだが、後継法人選定委員会での選定を終了し両市の市長の決定という手続を踏まえて、10月に入ってから公表できるように今審査を進めているところである。
 3点目の募集要項に基づく医療の確保についてだが、募集要項の中では新病院の医療機能については4つの医療機能を重点としている。1つは高齢化に対応した医療、2つ目は救急医療、3つ目は小児医療、4つ目は周産期医療である。これらの項目についてはこれから第2次審査に入るが、2次審査の過程の中でチェックをしていきたいというふうに考えている。
〇保健センター所長 21ページ予防費、予防接種自己負担金交付金についての内容と対象人数とのことである。内容については既に麻しん、風しんの予防接種を行った方々に対して、予防接種を行った費用を払い戻しするものである。対象者については2,000人を見込んでいる。ここで補正が出てきた理由ということだが、今回麻しん、風しんの個別予防接種を拡大して接種をするということで、これは公費で支出することになっているので、自費で麻しん、風しんの予防接種をされた方に対しては公費で接種した方とのバランスを考慮して接種費用についてこの交付金で払い戻すということである。
〇金子貞作委員 それでは再質疑をする。
15ページ障害者支援費、報酬、賃金。これについては大体わかったが、これは市の単独事業ですよね。他市に先駆けてということなのか。他市の状況がわかれば教えてほしい。市の単独事業として実施すると、ほかではどうなっているかわからないが、他の市でもリハビリの継続を希望する声は非常に強いと思う。本市が実施するに至った判断はどういうものだったのか。その辺もう少し聞かせてほしい。効果については私も専門家じゃないからわからないが、リハビリは早期に、障害が起きたとき早期にやればかなり回復すると、こういうケースがある。機能を維持していくというところに主眼があるのか。それとももっと回復をさせていくと、もう少し自立ができるようなそういう機能回復にもっていくのか。この辺、人員の配置とか、受けられる回数とかそういうものが違ってくると思うが、本市の場合、職員、受けられる日数、モデル事業なので何とも言えないが、まず、目指す方向性、この辺との関係でどういう判断をされたのかお答えいただきたい。
 それから次に障害者自立支援システム変更委託料。これについては補助対象になると。年度末にならないとわからないということで、その辺はしようがないが、その辺はわかった時点で伺うが、一般的に考えて、どのくらいの補助を市として見込んでいるのか。参考までに聞かせてほしい。
 17ページの土地購入費。2,576.16㎡とすると今回土地の取得の議案も提出されているが、これで全部なのか、お金の関係で全部は買えないよということなのか、その辺もう一度お答え願いたい。施設については答弁ができないのかな。市の広報にも出ているのでね。市川市広尾福祉施設、特別養護老人ホーム、保育所の設置、運営主体の決定について、プロポーザル方式でやったと。この辺については委員会では、やはりきちんと説明してもらいたいですよね。今そういう段階になっているのか。土地の購入だけじゃないでしょう。これはその上に建物を建てるためのステップなわけなので、やはりこういう重要案件については資料も出して現状はどうなっていると、市民要望をどう反映しているのか、このぐらいはきちんと委員会に説明しなかったら、私だって土地購入費、ああそうかと、ホームページでは出ているわけでしょう。そういうことも説明できないのか。おかしいでしょう。ちゃんと説明してほしい。
それから19ページの保育園費。土地についてはわかった。この資料ではわからなかったので質疑をした。無償なら無償と言ってもらわないと。説明がなかったから聞いた。
 建て替えのアンケートの結果だが、要するに保護者が建て替えよりも補強と非常に心配していると。余り心配していないところは建て替えをやってくれと。こういう結果か。市はどういうふうに保護者の声を判断したのか。全部一律とはいかないが、6月定例会ではプレハブを建てる場所が見つからないと、早く工事をやりたいので難しいと答弁していたと思う。必死になればプレハブを建てる場所が見つかるわけだ。外環用地、市の公園も無償で借りられる。補強工事の場合は4ヵ月だが、建て替えの場合はどのくらいの期間がかかるのか。その辺のことを伺いたい。
 21ページの保健衛生総務費、非常勤職員報酬。医療内容の担保については2次審査で担保していくということだが、内容はわかっている。医療の規模がどうなるか。私は6月定例会でも質問したが、救急の受け入れは何件か。救急医療をどれだけ受け入れてやってくれるのか。高齢者医療では療養病床はどうなるのか。こういう内容だけではなく、どれだけの規模を受け入れるか、これを非常に患者も地域の人たちも心配している。規模も担保されるということで理解してよいのかどうか。チェックの判断基準、その辺はどう考えているのか。
 21ページの予防費についてはわかった。これは結構である。
〇障害者支援課長 15ページ障害者支援費、報酬、賃金について答弁する。事業の実施だが、リハビリについては近隣市だと浦安、船橋でも実施している。モデル事業を行うに当たっての経緯だが、先ほども説明したとおり、こども発達センターでリハビリを受けている方が18歳で受けられなくなってしまう。そこで機能が低下してしまうという要望が強くあったためにモデル事業でスタートするものである。そういった趣旨から今回のモデル事業は、まず第1には機能を維持することが主眼になってくる。プラス日常生活の向上、さらにモデル事業を通して潜在的なニーズとかどういったサービスを提供するか、これらを含めて検討させていただきたいと考えている。
 続いて15ページ委託料である。補助対象になるということだが、今回金額が確定されないということで歳入の補正は行っていないが、昨年の場合だと同じようなシステム改修があり事業費798万円に対して補助金が700万円ついている。ことしも補助事業があるが臨時特例基金事業全体がかなり大きくなっており、県に照会したところ総枠が決まっている関係で、ことし何%出せるかが未定であると。補助率は県のほうで決定するようになっている。ことしは基金事業が数多く出ているので割合が下がるのではないかとの情報が入っている。
〇高齢者支援課長 17ページの土地購入費について。初めに今回ですべてかとの質疑について。今回提案している内容で認めていただけるのであれば、土地開発公社と土地の売買契約を結ぶ予定である。
 2点目の施設に関することについて、施設概要について初めに説明したい。まず、こちらに建つ建物だが、鉄骨づくり3階建て、1階部分に主に保育園、2階、3階部分に特別養護老人ホーム。特別養護老人ホームの内容だが、定員50人、ショートステイ10人。保育園部分の内容は、定員90人、保育の場合はこれ以外に保育サービスの充実のための取り組みとして、延長保育、一時保育、障害児保育、休日保育、地域子育て支援センター事業を実施する予定である。
 スケジュール関係だが、補正予算を認めていただければ土地開発公社と土地の売買契約を結ぶので、その後社会福祉法人に土地を貸し付けることになる。それ以降、社会福祉法人のほうで工事に入る形になるが、実施できる時期としては11月ぐらいから入り、平成21年10月ぐらいに竣工し12月に特別養護老人ホームのオープン、保育所は22年4月オープンということで現在考えている。
〇保育課長 19ページ保育園費について、建て替えの期間とのことだが、確かに補強工事の場合は概ね4ヵ月と考えている。建て替えの場合については、一般的に設計、工事と大きく分かれるが、保育園の場合についてはお子様が利用するということで、設計の段階で、児童福祉法と建築基準法で相当の縛りがある。それと保育をどういう形でやるかということで、レイアウト的なもので設計に時間がかかるということがある。それから工事となるので、地盤調査、設計、工事、契約手続等々も含めると一般的には2年から3年かかってしまうということで、やはりその間お子様をどうするかという心配があるので、今回すべての園について補強工事をさせていただくことになった。
〇医療政策担当副参事 21ページ非常勤職員報酬に関する質疑に答えたい。今、審査の過程で応募している2法人、こちらの規模はどのようなチェック基準をすることになっているのかについて。ただいま法人選定に関しては市民病院後継法人選定委員会で第2次審査を行っているところである。そこで規模のチェックをどのようにやるかということだが、市民病院はかつていろんな時期がある。ご存知のように患者数が減っているとの状況もあるが、何年か前のデータと比較して、救急の受け入れ件数などと比べて今回の提案内容がどのようになっているかをチェックするとか、許可病床は344床で募集をしている。344床という提案で来ているのでそれと同じような規模の近隣、応募している2法人に限らず、それ以外の300床台の病院ではどのような形になっているのか等のデータを集めてそれとの比較チェックを行うことになっている。
〇金子貞作委員 15ページ報酬についてはわかったが、浦安、船橋では実施している、こういうことである。是非効果が上がるように期待している。これは結構である。
 それから障害者自立支援システム変更委託料。これも予想より減るのではないかという、ちょっと心配な声があったが、これもわかった。
 17ページの土地購入費。これについては、土地については無償ということでよろしいか。地代は無償と書いてあるが、この1点確認したい。なぜ無償なのかもお答え願いたい。
 それから19ページ保育園費。建て替えると2年から3年の期間がかかってしまうよと、それだけプレハブで子どもたちを保育するのは一般的には難しいと思うが、保育課長が説明会の中で、建て替えも視野に入れている、建て替えが必要な園は8園ある、できれば今年度中にある程度計画案を固めていきたい、こういうふうに議事録ではなっているが、今年度中というのはいつごろかお答え願いたい。
それから、21ページの病院組合、非常勤職員報酬。今の答弁だと、規模も含めチェックしていくと。どちらのほうが提案規模が大きいかということを選定するとの理解でいいのか。市としてはどのくらいまでの規模を、10割近くであれば満足いくかと思うが、もっと拡充してほしいとの市民要望は強い。その辺のチェックの判断基準はどのようになっているのか。今後協議していかなければ決められないと、6月定例会の答弁ではそうだった。規模については今後協議し協定に盛り込むとの答弁があったが、今現在では規模についての担保はまだ不明との理解でいいのか。その点もう一度お答え願いたい。
〇高齢者支援課長 17ページの土地購入費の関係である。土地の貸借に関することで無償なのか有償なのかということの質疑である。私どもとしては無償で考えている。無償の考え方としては、委員からも話があったが、土壌汚染が確認されている用地であり、事前に社会福祉法人に対して公募を行うに当たり関東近郊の社会福祉法人にアンケートによる意向調査、あるいは現地に出向いて聞き取りを実施した。結果、やはり土壌汚染対策工事を十分に行ったとしても応募する法人があるか、かなり厳しい結果が上がってきた。そこで用地を無償貸与とすることで法人側の負担を減らし、応募しやすい環境としたことが一つの要因としてある。
〇保育課長 建て替え計画とのことだが、やはり8園あるので土地の問題とか全体的なものを保護者説明会でも話したところである。幼児人口をどうするかという大変大きな問題もあるので、ここら辺も説明した中で、できるだけ早くということ、あと土地をどこにするかと。今、プレハブを建てるところについては短い期間借りられるところであるので、それを合わせた中でそのような答えをさせていただいている。できるだけ早く取り組んでまいりたいと考えている。今年度ということも含めて対応していきたいと考えている。
〇医療政策担当副参事 非常勤職員報酬に関して、医療規模の担保についてどのようになっているのかということについて答えさせていただく。確かに提案内容の規模は数値であらわせるので、2法人の提案内容の数値はデータとしてある。選定過程なのでどのような内容になっているかは話せないことはご了承願いたい。2法人のどちらの提案が優れているのか、規模、質も含めて今審査しているところである。当然にそのようなことを総合的に勘案してどちらを後継法人にするのかとなる。これには規模も勘案するということは重ねて話したい。ほかのところがやっているものについてもデータを参考にして優れているほうを選ぶ。そこで選んだ後継法人について、その後協定を結ぶ協議の過程の中で、足りない部分があるとすれば、そこについては実施していただけるかという協議になってくると思う。今のところの状況は差し控えさせていただきたい。選定の過程なのでご理解いただきたい。
〇金子貞作委員 保育園費は、今の答弁だと今年度中も含めできるだけ早くというものである。今年度中の早い時期じゃないのですか。そういうふうに保護者は理解していると思うが今すぐに建て替えとならなくても早く方向性をきちんと示すことは当然だと思う。今年度中のできるだけ早い時期との理解でいいのか、もう一度お答え願いたい。
 後継法人については選定中だからとのことだが、医療規模が低くなっている場合もあるとも聞こえてしまう。今の時点でクリアーしているとは選定中なので言えないかも知れないが、市民の声は救急体制を強化してほしいとの声が圧倒的に多いわけなので、十分クリアーする見通しであるぐらいのことをぜひ言っていただきたかった。これは答弁できないだろうから、これでやめたい。
保育園のほうだけ。
〇保育課長 保育需要をどう考えるかということが一番の問題である。なるべく早い時期にたたき台というものを出させていただきたいと、話を差し上げているところである。
〇秋本のり子委員 2点お願いしたい。19ページ保育園費のところで、欠真間保育園については、2年間入札不調が続いているという状況でまた今回入札を行うがどのように考えているのか。2年間不調となっているので今回もどうかなと不安に思うが、金額の折り合いなどいろいろあると思うが、その辺について聞かせてほしい。
 21ページ麻しん風しん個別予防接種委託料で、本会議において市川市においては半数を超える罹患率との答弁があったが、これは対象者が小6、中2、中3等だが、麻しん、風しん対策の考えを聞きたい。
 この2点お願いしたい。
〇保育計画推進課長 平成18、19年、不調ということであったが、その時は耐震工事だけであった。園庭にプレハブを設けない、保育園内だけの居ながらの工事という形である。それでは厳しいということがあったので、今回は園庭にプレハブを1棟建て、これで工事の部屋、左右の部屋も開くことになりローテーションを組むことができるようになったので、工事のしやすさの点を配慮している。欠真間保育園については指定管理の絡みがあり改修も行うので、改修工事と耐震工事を合わせることによって金額のほうで含みを持たせた形となっている。当然、18年、19年の価格は事業者との協議の中のものも含んだ上である程度積算されているというものである。
〇保健センター所長 21ページの委託料だが、市川市、市川保健所管内で感染者が県下の半数を超えているということがあった。4月20日ぐらいまでで今は下がっている。市川保健所管内が51.2%ということで半数を超えているという状況があった。やはり麻しん風しんについては感染力が強いということで、感染すると90%以上の方が発症するというようなこともあるので、今回そういったこと、昨年全国的に流行したということもあり、2年続けてそのような状況が本市内で起きているので、市と医師会で協議して緊急にこのような対策をとらせていただいたということである。
 感染症についてはO-157などもあるので、流行る前に手を打っていくことが大事だと、そのように認識している。
〇秋本のり子委員 欠真間の工事のことはわかった。よろしくお願いしたい。
 委託料のほうだが、本会議の質疑の中で転入者に案内が出せているかということが出ていたと思う。どういうふうにしているのか、その確認をさせてもらいたい。
はしかは成人または高齢者がかかると、とても重症化すると聞いているが、このことについてもう一度、どのようになさっていくのか、予防の面でお伺いしたい。
〇保健センター所長 麻しん、風しんにかかる2点のお尋ねである。まず転入者ということだが、転入の窓口ではなかなか難しいと思うので、私ども広報、ホームページでPRさせていただき、該当する方から連絡があると思うので、そういった場合にはこちらから予診表などを個別に送付させていただく形で対応させていただきたい。
 成人の方だが、今話しにあったように重篤化することがあるが、成人高齢者の方については、今までかなり麻しん、風しんが発生していたということもあり、発生したときに感染するということで、個々に免疫ができているということを伺っている。昨年からことしにかけて多いのは、1回しか予防接種をしていなかった方が、麻しんの情報が少ないので抗体が薄れていく、ということから感染者が多くなっているというふうに理解をしている。
〇小林妙子委員 19ページ保育園仮園舎建物借上料だが、皆さんの質疑で理解ができた。今回の補正に関しては、6月定例会の委員会において保護者の皆さんの陳情を全会一致で採択し、それに対して、やはりそれを真摯に受けとめて一生懸命に今日までやってくださったということに対しては評価をする。本日午前中の本会議における質疑に対する答弁で、こども部長から議会軽視、委員会軽視ではないかということに対して答弁があった。6月定例会の本委員会で一生懸命に審査をして、保護者の皆さんの要望をしっかりと受けとめていただいたと認識していたが、先ほど来の質疑にあったとおり、やはり委員に対しては説明会の前に資料が出されていれば委員会でもいい形で論議、理解がされたのではないかというふうに思っている。これは私の意見として聞いていただきたい。
 今回、借上料が計上されたが、6月から今日まで保護者の皆さんの要望が補正予算ですべて解決したとは認識していない。今後課題があるとすればどういったものがあるのかということについて、1点だけお答えをいただきたいと思う。
 それから21ページの予防接種自己負担金交付金だが、先ほどの答弁で還付される方が2,000人ほどいらっしゃるとのこと。還付の方法だが、約2,000人にたいしてどういうアプローチをされて還付していくのかということについてお聞きしたい。
〇保育課長 19ページの保育園費のことである。皆様のお陰をもって移転先についてはほぼ決定したところだが、何が今後心配かということである。一つ給食がある。今後保護者の方と相談して詰めていきたいと思っている。もう一つ、工事中の安全は実際に工事をしてみないとわからないところがあるが、設計監理等々と一緒に対応していきたいと思う。後は冬ということもあるので、ここら辺についても十分に保護者の方の意見を聞きながら十分に対応していきたいと考えている。
〇保健センター所長 21ページの予防接種自己負担金交付金である。対象者2,000人に対してどういうような形でお知らせするのかということだが、必要な書類は申請書、予防接種をしたという医療機関の領収書、なければそれに代わる証明書のようなものが必要で、そういうものを提出していただくようになる。この連絡については、小学校6年生以上の前倒しをする年齢の方については個人通知をしているので、通知の中に説明書が入っておりまして、4月以降に個別に、自費で予防接種をした方についてはその接種費用を還付する予定であるということを入れている。
〇委員長 討論の発言はないか。―――採決する。本案を可決すべきものと決することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第20号 平成20年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

○中山幸紀委員長 議案第20号 平成20年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〇国民健康保険課長 本会議での説明以上のものはない。
〇委員長 質疑はないか。
〇金子貞作委員 40ページの前期高齢者納付金。この負担金が318万1,000円出ている。後期高齢者医療制度が4月から実施されて状況はどうなのか。この前期高齢者納付金の加入状況、加入率、負担金の内容を説明してほしい。
 私は加入率が低いと負担金がふえるという理解をしているけれども、わかるように説明してほしい。
〇国民健康保険課長 後期高齢者制度は、18年6月の医療制度改革、このときに基本的な考え方として超高齢化社会を迎えるに当たっての新しい高齢者医療を創設する、そういう形の中で後期高齢者医療制度が広域連合という形で創設されている。合わせて65歳以上74歳までの前期高齢者の方、この方たちについてはご承知のように今まで国民健康保険の中の一般と退職という区分けの中で退職の被保険者という位置づけである。
 今の質疑の中で加入率が低いということだが、この仕組み自体は今申し上げた新しい高齢者医療を考える中で医療保険者、健保、政管、国保、そういった医療保険の加入者が65歳から74歳の方がそれぞれの医療保険に入っている場合に、当然国民健康保険の場合には65歳以上の方なので通常だと現役を引退されて国保に入ってこられる。そうすると当然国保の加入率は高くなってくる。そういったアンバランスを各医療保険者の中で調整をしていく中で、医療費負担の不均衡を財政調整する、そういう仕組みとして前期高齢者医療制度ができている。各医療保険者は加入者数に応じてそれぞれの費用負担をする仕組みにはなっている。65歳から74歳の加入率の平均は、全国で12%になっている。国保では28%、政管では5%、健保では2%となってくるから財源調整をしていくと当然国保のほうが65歳から74歳の方の加入が多くなる、各医療保険者で財源調整をやっていく中で見ていったときに、国保のほうで交付金としていただく分は確かに多くなってくる。ただそうしたときに、この前各委員さんも新聞で西濃運輸の記事をごらんになっていらっしゃるのではないかと思うが、健保組合が前期、後期の高齢者の医療費を負担している。ただ、後期高齢者については各医療保険者がそれぞれに負担していく部分が50%、それ以外に公費、国県市で残り50%を負担していく。そのシステムが、加入している被保険者も10%分は負担しようというのが後期高齢者の制度である。ただ、前期高齢者については、各医療保険者の中から財政調整をやっていくという形になっている。
それをやったときに、前期と後期の高齢者の分を合わせて負担として大きくなりすぎる場合が当然出てくる。それを調整していく、再調整をしていく中で市川市も前期高齢者納付金を負担しているという形になっている。それを今回補正に計上させていただいたときに、12月28日の厚生労働省通知では1人当たりの負担調整額が21円となっている。5月になって社会保険診療報酬基金のほうからは計算をし直したところ1人当たり負担が46円になっているので、その差額分を今回補正するものである。当然、歳出で増をしたので、その分歳入においては、38ページの歳入で19年度歳入歳出の差し引きで中で約1億円繰越があるので、その分と合わせて繰越金の中で財源調整を行い歳入歳出のバランスをとっている形になっている。
〇金子貞作委員 民間はもうやっていけないと悲鳴を上げている。保険料が高くなるという状況が出ている。国保は逆に負担が少ないということで調整が出たということでいいのかどうか。今後調整というのはどういう形で、厚生労働省の通達で変わるものなのか。あるいは千葉県の広域連合の中で決めていくものなのか。調整について、今回は特例なのか、今後市の負担がふえていくことはないのかどうか。
〇国民健康保険課長 後期高齢者については県内統一であるので広域連合、いま質疑にあった前期高齢者についてはあくまで18年度ベースで計算しているので、当然、今回厚生労働省から通知のあった内容、基金の集計の終わった内容でもって補正をしている。今後20年度の決算を迎えたときに、市川市が今拠出している分、基金から交付してもらっている分、これは概算交付という形になってくるので、その分は20年度決算を迎えた後、それぞれの数値に基づいて精算する形になっている。
〇金子貞作委員 今後負担がふえる心配がないかどうかと聞いているが。
〇国民健康保険課長 元になるのは医療費である。医療費が上がればおっしゃるとおりそれぞれの負担がふえる可能性はある。医療費についてはご存知のように、本来医療制度改革の中で2点目の大きな問題としては医療費の適正化ということで国も取り組んできているし、市も特定健診保健指導の活動を開始している中でもって、努力をさせていただいているということでご理解をいただければと思う。
〇委員長 討論の発言はないか。―――採決する。本案を可決すべきものと決することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第22号 平成20年度市川市老人保健特別会計補正予算(第1号)

○中山幸紀委員長 議案第22号 平成20年度市川市老人保健特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〇国民健康保険課長 本会議での説明以上のものはない。
〇委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇委員長 討論の発言はないか。―――採決する。本案を可決すべきものと決することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第23号 平成20年度市川市介護保険特別会計補正予算(第1号)

○中山幸紀委員長 議案第23号 平成20年度市川市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔介護保険課長 説明〕
〇委員長 質疑はないか。
〇金子貞作委員 70ページ歳出だが、介護予防福祉用具購入費。当初予算と比べると補正額のほうが大きい。2倍になるが、どういう理由なのか。どういうものが主にふえたのか。その辺の内容を少し教えてほしい。
 それと第1号被保険者保険料還付金。償還金は返すのでこれはあれだが、還付金、これも額としては当初予算と比べると多いが、余りよく理解していないので内容、なぜ今の時期補正するのか、増額の要因は何なのか、その点もう少し説明してほしい。
〇介護保険課長 70ページ介護予防福祉用具購入費についてだが、これは要支援1、2と認定された方の福祉用具の購入費である。福祉用具を購入したときに20万円を限度として9割を介護保険、1割を自己負担するものである。内容の主なものは、腰掛便座、入浴補助用具である。当初計上は、腰掛便座については単価3万3,142円、年間42件を見込み、入浴補助用具については単価1万4,034円、年間135件を見込んだところ、現在の決算見込みとして、腰掛便座の単価が5万1,073円、年間48件になる見込みである。また入浴補助用具としては、平均単価2万1,011円、決算見込み216件となったことから、この時期に増額補正をお願いするものである。要支援の方たちが補助用具を使うのに単価がアップしたことと、それから件数が上がったことによる増額の補正をお願いするものである。
 それから第1号被保険者の還付金についてだが、これは主に特別徴収をしている方の還付金である。これが大きな要因である。特別徴収は年金からの天引きによる。例えば4月15日の年金をいただいたときには、介護保険は4,5月分を保険料として天引きする。4月30日に転出、死亡などがあると、介護保険はその前月までの保険料となるので3月まで徴収となると4、5月分をそっくり返さなければならないというで、特別徴収の方が多くなると還付金がふえてしまう。特別徴収の割合が以前と比べふえている。それは遺族年金、障害年金からも特別徴収が開始されたこと、いままで年1回の開始だったのが19年度からは4月、6月からも特別徴収が開始されることとなったことで、特別徴収の対象者がふえたことにより還付金もふえてしまったということである。
○金子貞作委員 介護予防福祉用具購入費については、主に腰掛便座と入浴補助用具の単価のアップ、ほかは変化がないということで理解していいか。それと介護予防用具の貸し出しは要支援ではダメである。今まで使っていた人の介護度が下がり使えなくなっちゃったということもあるかなと思う。本人が希望することであれば、またそれが介護が維持できているということであれば柔軟な対応をもっとしてもいいんじゃないかと思うが、これについては厚生労働省もそのような答弁をしていた。その辺の本市の考え方を聞かせてほしい。
 それと還付金だが、今、死亡、転出と答弁があった。不幸にしてお亡くなりになった方の人数を、わかれば教えてもらいたい。また、還付方法だが、どういう形で行うのか。対象は何人か。通知出して申請ということでやるのかと思うが、全員にきちんと返さなきゃいけない。どういう方法で還付するのか。今、社会問題になっている保険料還付の詐欺がある。私も有権者からそのような電話があったということを市内でも聞いている。この実態に対してどのような対策を講じているのか。社会保険全体がそのようなことになっているので、返すといって逆にお金を振り込んでしまうという被害は許せない。その辺の対策も合わせて伺いたい。
○介護保険課長 介護予防の物品について。ほとんどがポータブルトイレとシャワーチェアー―――これは入浴介助用品だが、これが圧倒的でほかのものは数件である。ほとんどがこの件数である。介護を必要としている人が要支援となって使えなくなってしまったのではないかとのことだが、一番問題になったのはベッド等である。それについては要介護1であっても、ケアマネジャー、医師が必要と認めたり、ケア会議の中で必要と認められたことについては市川市の場合は認めているので、不自由があったら相談してくださいと皆さんに周知しているところである。
 第1号被保険者の件数の見込みだが、当初、特別徴収の還付見込み件数を725件と見込んでいたが、決算見込みでは1,097件となったことから、今回補正をするものである。還付の方法については個人に通知を出し還付申請をしてもらい還付している。
保険料還付しますという詐欺の件だが、これについては市内のケアマネジャーの会議、事業所の集まる会議等で、事件が起きているのでくれぐれも注意するように促してくださいということでお願いをしているところである。
○金子貞作委員 介護予防用具について。今ベッドのことが出たが、これはケアマネジャーが必要と判断すれば使えるということなのか。あるいは家族、本人の申し入れについての対応はどのようにしているのか。要支援なのでケアマネジャーもいない場合があるのではないか。判断基準について説明願いたい。
還付金のほうは件数はわかった。亡くなった方がいらっしゃるが、家族同居人に行くのかなと。転居した方は転居先に行くだろうが、亡くなった場合の還付については家族の申請ということになるのか。
 詐欺事件の被害は多い。実態を把握しているのか。注意を喚起していかないと、啓発をすべきだと思う。
○介護保険課長 ベッド等の対象者についてだが、介護サービスを使う人全員にケアマネジャーはついている。使う場合は家族からの申請だけではダメで、例えば、調査票に起き上がりができない、そのような項目にチェックがあった場合あるいは医師の指示があったとき、そういうものがないと……。ただ家族が必要なのでというだけでは、ベッドは電動なので要支援あるいは要介護1の方が電動ベッドを使うのは特殊な例であるので、そういう場合には相談していただくということで、この項目をチェックして必要があれば給付をしている。
 それから亡くなった場合は相続人に対して還付をしている。19年度転出者が816人、死亡者2,094人となっている。
○委員長 ほかに。―――討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長 採決する。本案を可決すべきものと決することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

陳情第20-6号保険でよりよい歯科医療の実現を求める意見書提出に関する陳情

○中山幸紀委員長 陳情第20-6号保険でよりよい歯科医療の実現を求める意見書提出に関する陳情を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
〇委員長 意見を求める。
○清水みな子委員 この陳情文書を読むと、保険で歯周病の治療や管理ができなくなったりしているわけである。よりよく噛める入れ歯が提供できなくなるとか、保険を使い歯医者に通う人が多いので、保険でよりよい歯科医療の実現を求める意見書という形で出されていることについて、ぜひ国に対する意見書を提出すべきである。賛成の立場である。
○松永鉄兵委員 市川市は口腔検診に力を入れようとしている。その結果をもって治療ができなければまったく意味のない制度になり得るということを考えても、やはり保険でよりよい歯科医療ができることが重要だと思うので、ぜひ採択でお願いしたい。
〇委員長 採決する。本陳情を採択すべきものと決することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇委員長 異議なしと認める。よって本陳情は採択すべきものと決した。

陳情第20-4号・陳情第20-8号

○委員長 陳情第20-8号浦安市川市民病院は、小児科・産科・周産期医療・高齢者医療・救急医療など、不採算医療をこれまで以上に充実させ、必ず存続させることを求める陳情及び閉会中継続審査事件となっている陳情第20-4号浦安市川市民病院は、小児科・産科・周産期医療・高齢者医療・救急医療など、不採算医療をこれまで以上に充実させ、必ず存続させることを求める陳情を一括議題とする。
陳情第20-8号について書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○委員長 陳情第20-8号については、締切後の9月8日に8名の署名追加の申し出があった。この申し出のとおり署名の追加を承認することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長 異議なしと認める。署名の追加を承認することに決した。
意見を求める前に報告事項がある。
陳情第20-4号については、6月定例会の本委員会において、陳情項目が、既に移譲の条件に含まれていることから、取り下げの要請をしてほしいとの意見があったところである。委員長として、閉会中に陳情者に連絡したところ、陳情者は「取り下げの意思はない」とのことであった。また、6月定例会において、浦安市川市民病院の民設民営化移行に関する意見書を可決しているところでもある。
これらの状況を踏まえ、両陳情について、ご意見を伺いたい。
○加藤武央委員 今委員長から報告のあったとおり、6月の委員会の中でこの陳情に関しては募集要項の中に、陳情項目は最重要項目に入っていると、それをあえてここで抑えるものではないのではないかという経緯があった。委員長から取り下げの意思の有無を確認したら取り下げの意思はないということである。なぜ取り下げないのか、どういう理由から取り下げないのかがわからない。それと今回また同じ文書で出ている中では、6月と9月は違うということもできないだろうし、内容的にも進んでいるわけなので、今回は同じ対応をすべきだと思う。
○清水みな子委員 6月にも採択すべきだとの意見を出したが、今回2,588名の署名を集めてきた。都内の病院ではかなりのお金がかかったり、60万円以上かかったとか、個室に入ったら何万円かかるかわからないと。今までかかっていた市民病院に安く、だれでもかかれる、安心してかかれる病院にということをきちんとしてほしい。また、このままでいいとは思わないが、市川、浦安が独自にそれぞれで建ててほしい、市民のための病院に育ててほしいという意見もある。9月中に後継法人が選定される。病院のほうでは民営化についてと4点で出しているが、その中には産科は入っていない。ぜひ小児科・産科・周産期医療・高齢者医療・救急医療の充実、それから存続をさせてほしいというこの陳情について、ぜひ採択してほしいというふうに思う。
○金子貞作委員 6月も審査したが、医療内容は募集要項に入っているが、どれだけの規模を担保するかは、これから市川、浦安、後継法人で協議して決めるということである。現に浦安の6月議会では療養病床は今後廃止の方向との答弁も出ている。やはり担保がまだはっきりしていない。今後、規模については協議していくという中で9月末には法人が決まるが、やはりこのままでは規模まで含めた担保は明確になっていない。さらに住民の声も反映できるような機関を設けるということと、充実をしてほしいとの要望を多くの方にお願いしたら署名がこれだけ集まったわけである。状況が変わってきている。募集要項に入っているからいいということでは安心できない。
運営できる機関については意見を聞くにとどめるだけで、その辺まったく募集要項には入っていない。採算を優先してしまう経営にもなりかねない。ぜひご理解をお願いしたい。
○金子 正委員 前回と今回のものは基本的には同じだが、約2,500名の署名があるというのが違う。いままでどおり病院をやってくださいといって署名をとれば反対という人はいないと思う。これは署名をするのは当たり前、我々市民の感情も同じである。清水委員がおっしゃったことと同じ気持ちである。そういう思いがあるので両市で合わせて100億の金を建設費にやりましょう、あるいは用地も無償提供しましょうと。そして市当局の提案を我々も承認したわけだ。まったく同じ気持ちである。そういうことで議決しているのにさらにこれをやるというのは、我々は何もやっていないじゃないかというふうになっちゃうんだ。銚子と同じようなことを我々がやろうと思っちゃってるという誤解を市民に与えるのではないか。銚子は廃止だからね。あれと同じではない、市川はまるで違う。両市で100億円も出して続けろ、用地も無償でというようなところで公募しているので、ここまでやっていることを、この陳情を採択したらまったく無駄になってしまう。ぜひ取り下げていただきたい、我々の意思も尊重してもらいたいと思う。
○金子貞作委員 採択しても議会の意見を無視したということにはならない。銚子とは違うといっても、民営化に対する不安はあるので、ここで議会の意思をきちっと示すことは何ら問題ないと思う。
○加藤武央委員 前回6月に出たものは、取り下げないのでそのまま残る、今回の分については決して署名を無視するとかではないが、取り扱いについては継続である。
○守屋貴子委員 私も継続の立場で意見を述べたい。6月と同じような文書で出てきて、私たちが議会で意見を言ったものがある。そうじゃないこと、内容を精査してくれて、そこに入っていないことを言ってくれているとかそういうことならば話も変わってくると思うし、この署名もとても大切だと思う。私たちも葛南病院と言われていたときから知っているし、この病院が大切だということもわかっているので、まったく同じような文書ではなくて、違うような書き方を望む。
〇委員長 ほかに。―――まず、陳情第20-8号について採決する。本陳情を閉会中の継続審査事件とすることに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
〇委員長 挙手多数。よって本陳情は閉会中の継続審査事件とすることに決した。
次に陳情第20-4号について採決する。本陳情を閉会中の継続審査事件とすることに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
〇委員長 挙手多数。よって本陳情は閉会中の継続審査事件とすることに決した。

陳情第19-14号介護療養病床廃止・医療療養病床削減計画中止を求める陳情

○委員長 陳情第19-14号介護療養病床廃止・医療療養病床削減計画中止を求める陳情を議題とする。
 意見を求める。
○金子貞作委員 療養病床の廃止の中止を求める意見なのだが、廃止が次々と進められていくと介護難民が生まれてくる。確保していくことは医療政策の上で欠かせない問題である。陳情者も千葉県保険医協会の会長である。千葉県の医師会がきちんとした陳情を出しているわけなので、ぜひ採択をお願いしたい。
〔「継続」と呼ぶ者あり〕
○委員長 ほかに。―――採決する。本陳情を閉会中の継続審査事件と決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
〇委員長 挙手多数。よって本陳情は閉会中の継続審査事件とすることに決した。

陳情第19-15-2号住民の暮らしを守り、安全・安心の公共サービス拡充を求める陳情

○委員長 陳情第19-15-2号住民の暮らしを守り、安全・安心の公共サービス拡充を求める陳情を議題とする。
 意見を求める。
○清水みな子委員 採択でお願いをしたい。医師、看護師不足の解消、不採算病院を抱える自治体への財政援助というのは必要なことである。浦安市川市民病院、国府台病院も医師、看護師不足が続いている。地域医療の再生のために必要なことだと思う。また、生活保護基準の引き下げを行わないことはそのとおりだと思うので、採択でお願いしたい。
〔「継続」と呼ぶ者あり〕
○委員長 ほかに。―――採決する。本陳情を閉会中の継続審査事件と決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
〇委員長 挙手多数。よって本陳情は閉会中の継続審査事件とすることに決した。

陳情第19‐22号子どもの医療費助成の拡充を求める陳情を議題

○委員長 陳情第19‐22号子どもの医療費助成の拡充を求める陳情を議題とする。
意見を求める。
○清水みな子委員 2月、6月と継続だが、お母さんたちは通院1日200円の負担をすることをなくしてほしいという希望がたくさんある。ぜひ採択してほしい。
○委員長 ほかに。―――採決する。本陳情を閉会中の継続審査事件と決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
〇委員長 挙手多数。よって本陳情は閉会中の継続審査事件とすることに決した。

所管事務調査

○委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長 異議なしと認める。よってそのとおり決した。
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○委員長 委員長報告の作成については正副委員長に一任願いたい。ご了承願いたい。
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○委員長 以上で散会する。
午後3時53分散会

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