更新日: 2019年9月19日

令和元年6月市川市議会総務委員会

開会

午前11時30分開議
○細田伸一委員長 ただいまから総務委員会を開会する。
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○細田伸一委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、[1]総括、[2]初回総括2回目以降一問一答、[3]質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。

議案第3号 市川市税条例等の一部改正について

○細田伸一委員長 議案第3号市川市税条例等の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○納税・債権管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○細田伸一委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第4号 市川市使用料条例の一部改正について

○細田伸一委員長 議案第4号市川市使用料条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○動植物園長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○細田伸一委員長 質疑はないか。
○鈴木雅斗委員 初回総括2回目以降一問一答にて2点質疑する。
 まず、大町公園動物園のコインロッカーの利用云々と議案に書いてあるが、有料の際の利用率はどれだけあったのか。
 また、現在、ほかに有料のコインロッカーは存在するのか。
 2点を答弁お願いしたい。
○動植物園長 まず、利用率について御答弁申し上げる。過去3年について、平成28年度は年間の入園者数23万1,383人に対して使用回数は148回、利用率0.064%、29年度は24万8,643人に対して182回で漸増しており、0.073%、昨年度、30年度は25万5,220人に対して268回、0.105%である。
 有料のコインロッカーは、他の施設にはない。
○鈴木雅斗委員 少なくて驚いた。ぜひ利用率の促進に努めてほしい。この件はこれで結構である。
 コインロッカーの使用料を無料とすることに関しても、利用を促進するものと考えているのでよしとする。
 私の質疑は以上である。
○細田伸一委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第5号 市川市手数料条例の一部改正について

○細田伸一委員長 議案第5号市川市手数料条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○予防課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○細田伸一委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第11号 市川市火災予防条例の一部改正について

○細田伸一委員長 議案第11号市川市火災予防条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○予防課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○細田伸一委員長 質疑はないか。
○鈴木雅斗委員 初回総括2回目以降一問一答で質疑する。
 市川市議会定例会議案2分冊の1で、「特定小規模施設に特定小規模施設用自動火災報知設備を設置したときは、住宅用防災警報器等の設置を免除する」となっている。今まで小規模施設用、あるいは住宅用、どちらも似たような機能かと感じるが、これを分類されていた経緯は把握しているのか。
○予防課長 住宅に設置されるのが住宅用防災警報器、政令別表で定める対象物に設置するのが特定小規模施設用自動火災報知設備である。
○細田伸一委員長 もう一度、わかりやすいように御答弁お願いしたい。
○予防課長 戸建て住宅に設置するのが防災警報器、特定小規模施設等につけるのが特定小規模施設用自動火災報知設備になる。
○鈴木雅斗委員 今の答弁だとわかりにくい。私の質疑は、小規模施設用自動火災報知器を設置したら住宅用防災警報器等を設置することを免除すると書いてあるが、なぜ小規模施設に対して住宅用防災警報器を設置しなければいけない状況になったのか。あるいは、その事情、原因や法令の改正に至った経緯を答弁いただきたい。機械の説明ではない。もう一度御答弁お願いしたい。
○予防課長 平成30年6月1日の省令改正により条例の改正が必要となったが、総務省消防庁が質疑応答による運用通知を6月15日に発出しており、運用としては、今回の火災予防条例の改正を行った場合と同様の取り扱いとして行うこととなり、また、通知文中において、今後の条例制定基準となる省令及び条例(例)の改正をしていたことから当該省令及び条例(例)の改正を待つこととなった。
○鈴木雅斗委員 今まで小規模施設用と住宅用がダブルでブッキングされていたものがなぜ変わってしまったのかを伺いたかった。簡明な答弁がいただけなかったのを残念に思うが、今回はこれにて了とする。
○細田伸一委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第12号 令和元年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会に付託された事項

○細田伸一委員長 暫時休憩する。
午前11時44分休憩
午前11時45分開議
○細田伸一委員長 再開する。
 議案第12号令和元年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔情報政策課長、国際政策課長、市民課長、消防総務課長、財政課長 説明〕
○細田伸一委員長 説明が終わった。
 暫時休憩する。
正午休憩
午後1時1分開議
○細田伸一委員長 再開する。
 議案第12号の議事を継続する。
 質疑はないか。
○鈴木雅斗委員 初回総括2回目以降一問一答にて質疑する。
 まず初めに、補正予算書の11ページをごらん願いたい。第2款第1項第12目情報システム費、委託料の中の基幹系システム再構築支援委託料について3点。
 今までの技術面と違うところは何か、詳細を伺いたい。
 税システムを変えるための準備段階と言われているが、どれだけ日数をかけるのか。
 1億5,000万円の積算根拠は、主に何に使われるのか。代表質問でお答えになった点に関しては、御答弁は結構である。
 次に、その下の区分、第8節報償費、第9節旅費、第12節役務費は、市長のエストニアへの視察にかかった経費とのことである。今回、エストニアと重要な協定を結ばれたが、本件の視察に関してどのような成果があったのか。
 以上、4点である。
○情報政策課長 まず初めに、今までの技術と違うところであるが、今までは旧式のコンピューター技術基盤で独自に構築したシステムになる。これは、COBOL言語と言われるプログラムで構築された古いシステムである。今回の再構築では、市販されているパッケージシステムを導入する予定となっている。
 日数であるが、近隣市の状況であると構築に二、三年かかっているので、本市においても二、三年を予定している。
 1億5,000万円の根拠であるが、再構築に向けて、現状の事務分析とシステムの分析、パッケージの選定、現状事務とパッケージの乖離の分析、パッケージの改修が不可避であれば、その範囲の洗い出し、新所管事務のフローの提案、システム構築費の算出の委託を予定している。
○国際政策課長 第22目国際政策費の中の報償費、旅費、役務費について御答弁する。今回、予算計上しているところについては、今後、締結に向けて訪問する際の経費で計上しているが、鈴木委員のほうから、訪問のとき、どのような成果があったのかとの御質疑だと思うので、そちらのほうでお答えさせていただく。
 5月に村越市長以下、関係職員がエストニアを訪問した。御承知のとおり、エストニア共和国は情報技術と革新的な取り組みが大変進んでおり、世界から注目されている都市である。本市の経営方針にも挙げさせていただいているが、オープンイノベーションにより社会問題を解決して、市民の暮らしをより豊かに、より便利にしていこうというところである。そこでエストニアを訪問して、その中でエストニアの電子行政の仕組みであるとかパルヌ市長との面談を行って、今後、市川市に取り入れていくところが多々あるだろうと協議を行った。今回、予算計上させていただいているのは、こちらを整理して予算を御承認いただいた以降、本格的に協議を進め、今年度中にパルヌ市を訪問して協定締結を考えているためである。
○鈴木雅斗委員 再質疑させていただく。まず初めに、COBOL言語が使われているとのことであるが、昭和50年から利用されていたコンピューター言語であって、非常にわかりやすいソースコードでは書かれているが、大きなシステムでないと動けない欠点があるとお伺いした。今回、市販のパッケージシステムに合わせるための事務の見直しとのことで、恐らくCOBOL言語に関しても改修されると思うが、どのようなソースコードに組みかえて汎用性を高めるのか。
○情報システム管理課長 委員御質疑のとおり、税系システムについては、昭和49年当時からCOBOL言語で一括大量処理を行うところから始まって、現在、窓口用のオンラインシステムとして動いている。COBOL言語については、最近ではコンピューター系の学校でも余り教えていない旧式の言語になってしまって、技術者の枯渇等も発生してきているので新しいパッケージの導入を考えている。新しいパッケージについては、言語はJavaやCなど、新しいものがさまざまあるかと思うが、特に言語にこだわることはなく決めていきたい。特に汎用的な言語であれば、継続的に使用することに問題はないと考えている。
○鈴木雅斗委員 1億5,000万円で、今までの税システムの膨大な量を見直していく。恐らく膨大な時間がかかると思うが、とりあえず1億5,000万円の予算に関しては二、三年の納期で達成できるだけの効力があるのか。
○情報政策課長 まず初めに、委託内容は先ほど申したとおり、幾つかの分野に分かれて現状の聞き取りやパッケージの選定を行っていただく。税目に関しては、例えば市県民税、固定資産税、軽自動車税と分かれているので、各グループに分かれてコンサルティング業者を入れて分析を行っていただく。今年度中に何とか費用を算出して、来年度からの構築を目指している。
○鈴木雅斗委員 準備段階において1億5,000万円で達成できそうかである。将来に関してかなり長く述べていたが、本件の1億5,000万円であらかた目標を達成した後の構築に関して、人員などが足りる予算額なのか、所感を伺いたい。
○情報政策課長 今回の補正の1億5,000万円であるが、これは構築に向けての事前分析の調査委託の費用となる。構築に関しては、来年度また、当初予算で計上する予定となっている。
○鈴木雅斗委員 要望として、この1億5,000万円でまず当初のことをやり、その後、来年の当初予算に税システムの予算を回すとのことであるが、極めて重要なシステムである。人員に関してこれが必要になりそう、あるいは想定しない税の改正で予算が必要になりそうなときには、また予算案を提出していただければ、善処の上、議論させていただくので、どうか精いっぱい頑張っていただきたい。この項目は以上で結構である。
 次に、11ページ、第8節報償費、第9節旅費、第12節役務費に関しては、新聞でも取り上げられているプラネットウェイジャパンとの締結もある。今回のこの視察に関してはあくまでもエストニアの訪問だけで、プラネットウェイジャパンとは関係ない認識で間違いないか。
○国際政策課長 今回の補正予算で計上させていただいている分については、プラネットウェイジャパンとの提携は関係ない。あくまでもエストニアのパルヌ市への訪問に関して計上しているものである。
○鈴木雅斗委員 パルヌ市との協定でIT関連の向上が見込めるような成果はどれだけ期待できるのか伺いたい。
○国際政策課長 システム導入を持ち帰って、どのような形で反映していくのかは今研究しているところであるが、今後、市川市が目指しているデジタル行政については十分成果を出せると考えている。
○鈴木雅斗委員 総括させていただく。松永鉄兵議員の代表質問でも、そのような人材や技術をと答弁していたが、まさにパルヌ市で話してみて、日本でも汎用性がよさそうな人材との交流をつくった上で市川市のシステムを見直すこと。そして、コンサル業務を委員さんはやられているようで今回活発な意見が期待できると思うので、そのような他の委員の意見も参考にした上で、海外視察については成果が上げられるよう取り組んでいただきたい。
 私からの質疑は以上である。
○浅野さち委員 一問一答で1項目お願いしたい。
 11ページの第13節委託料、虐待対策システム構築委託料である。先ほど子どもに関するデータを一元管理する共通データベースの構築とのことであったが、具体的な部署と、これによる効果を伺いたい。
○情報政策課長 今回の仕様であるが、子育て総合窓口システム、健康相談支援システム、ひとり親相談支援システム、DV相談支援システムを集約して1つのシステムにしようと考えている。
 効果であるが、まず、通告を受けた後の調査について、より迅速にできること。それから、関係機関が共通のリスクアセスメントをすることができること。3つ目として、虐待発生を未然に防ぐためにリスクの高い家庭への支援を早期に開始できることが見込まれる。
○浅野さち委員 児相とは、どのような形の関係になっていくのか。
○情報政策課長 児相とのつながりであるが、児相と今回のシステムをつなぐことは現時点では少々難しいと考えている。ただし、将来的につながればお互い連係ができると思うので、その辺は調査して検討を進めていきたい。
○西村 敦委員 一問一答で1点だけ、16ページ、17ページの消防費のところを伺いたい。
 先ほどは事業用機械器具費とのことで、携帯用の無線機を200台ぐらい購入すると御説明があったかと思う。これを見ると、歳入のほうでも補助金が約3分の1入っていると思うが、携帯用無線機はどのような目的があって、どのような経緯で導入したのか。また、今までこのような無線機を使用していなかったのかもあるが、今回を含めて導入に至った経緯である。このような使用方法で効果が期待できるなど、詳細に答弁いただきたい。
○警防課長 御質疑にお答えする。
 まず、今回の導入に至った経緯であるが、平成30年12月に「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」が閣議決定され、それを受けて総務省消防庁が補助金を設定した。これに基づいて、平成30年の第2次補正予算で補助金の額が決まって、その補助対象となった消防団の救助活動等に必要な資機材の一環として配備するものである。
 また、御質疑にあった、今までこのようなものは配備していなかったのかについてお答えする。この携帯無線機については、平成25年から順次配備を進めている。昨年度までに54台の配備が完了しているところで、当初予算では4台要望しており、今回の補正で48台要望するものある。今年度では合計52台を購入し、昨年度までのものと合わせて106台の配備になる。
 効果については、今までの消防団の無線機は受令機といって、本部のほうから送ってくる無線を受信して、消防団の方がその情報を受け取るだけであったが、この携帯無線機の配備により相互通話が可能になるので、消防団相互の通話、あるいは消防本部との情報の一体化が早期に望める点にある。
○西村 敦委員 詳しく答弁いただいたので理解した。
○髙坂(こうさか) 進委員 初回総括2回目以降一問一答で2点伺いたい。
 1つは、戸籍住民基本台帳費。これは全体の問題であるが、非常勤職員等雇上料729万円や普及促進会場設営撤収等委託料。撤収が載っているならば、今、既にあるのだろうと思うが、これは一体、何を撤収するのか。2,043万2,000円で、国からそのまま前のほうで入ってきているのはわかっているが、全体をどのように行うために組まれたのか。
 もう1つは、なぜ補正予算に載ってないのかを伺いたい。電気自動車を購入することが出ているが、1つは入札が終わっている、もう1つは終わってない。(発言する者あり)それが載ってないのは、なぜなのか。(発言する者あり)当初予算に載っている。そうすると、2台目を買うのも当初予算に載っているのか。(発言する者あり)議題外だとのことで、充電器もやると。それも当初予算に載っているのか。(発言する者あり)
○細田伸一委員長 髙坂(こうさか)委員、2つ目の質疑は議題外となってしまうので、補正予算に該当する部分、今、必要なことだけを質疑するようにお願いしたい。
○市民課長 ただいまの住民基本台帳費について説明させていただく。内訳については大きく3つある。1つ目は、総務省のウエブサイトであるマイキープラットフォームにログインするためのIDの設定支援の手伝いをする費用で、非常勤職員の賃金で4名分を計上させていただいた。2つ目は、そちらに関してのパソコンの賃借料など、イベント等に屋外ブースを設置して支援するために300万円を計上させていただいて、費用が約1,100万円である。また、こちらを使っていただく利用店舗の募集に関する経費で、お店の親企業に対する説明会の会場使用料、消耗品費で約830万円である。3つ目は、自治体ポイント制度を実際に市民の方に知っていただくための広報の経費で、印刷物の製作委託や郵送料で110万円、合計2,043万2,000円を計上させていただいた。
○髙坂(こうさか) 進委員 聞き逃したが、設営撤収委託料は何を撤収すると言ったのか。
○市民課長 実際にイベント等で、テントや机等の備品類を使い、委託でブースを設営するための費用である。
○越川雅史委員 一問一答で、第12目情報システム費は第13節、第22目国際政策費は第8節、第9節、第13節を伺いたい。
 先ほど伺っていて、第12目第13節は情報システム費で、内部の委員に対する外部の支援を委託するとのことであるので、推進本部のメンバー構成と、具体的にどこに委託するのか。また、支援の具体的な内容をいま一度伺いたい。
○情報政策課長 まず、推進本部の組織であるが、市長を本部長、CIOである副市長を副本部長として、その下に各部長が入って、テーマごとに分かれた担当班を設置する組織体制となる。
 委託先の会社はこれから選定していくので、現時点では決まっていない。
 支援の内容であるが、みずから有するシステムや先進技術を、本市をフィールドとして実証実験を行ってもらい、有効と認められるもののシステム化の検討や、IT法規制行政事務などに精通した有識者数名で構成される会議体の設置、運営、それから、本市の目指すDXをつくり出す将来像を明文化するDX憲章を委託していく予定である。
○越川雅史委員 推進本部のことは、本会議でそのような説明をしていたが、部長の下にどのような班が何個ぐらいできるのかがまず1点。
 ことしじゅうに実証実験実施までに至るのか。あるいは、計画ができるだけなのか。今年度どこまで進むのか。
 その2点を伺いたい。
○情報政策課長 各担当班であるが、今回補正でお願いしている再構築は窓口改革、子育て支援、虐待システムの3つは決まっているが、そのほかに関しては、今後、本部会でどのようなものを目指していくのかによって担当班ができていく。
 今年度どこまで進むのかであるが、市川市として、今、どうしてもやりたいことは、市民を来庁させない仕組みづくりの基本となる個人認証に関するシステム認証の実証実験を行いたいと考えている。
○越川雅史委員 このようなものを4,500万円の補正で行ったら、今年度、これ以上の補正はないのか。また、9月になったら補正が出てくる、12月になったら補正が出てくる、2月になったら補正が出てくるとなると、我々はトータルがわからない中で補正、補正となってしまう。そうすると費用対効果などが判断しにくくなってしまうが、これ以上の補正は現状で見込んでいないのか。これはあくまでフェーズ1で、フェーズ2、フェーズ3、フェーズ4まで今年度の中にあるような話になっているのか。そのあたりはどうか。
○情報政策課長 今後、本部会、あるいは各担当班で検討していって、システム化が可能であれば、そのシステムにかかる構築費の補正は上げていくことになる。
○越川雅史委員 確認である。聞き方が悪かったかもしれないが、再構築と虐待の窓口はつくると。それは、この年度で今回それぞれ補正が出ていれば、一応、これでいく話なのか。フェーズはあって、ただ、あくまで提案で、またつくっていく段階になったら、別のコンサルティングフィーのような感じで、委託と言っているものが、作業の完了が8月までだったら、その後また、新しい契約を結んでいかないといけないとなるし、契約が3月31日まででこの値段だったら、今年度、不測の事態がなければ、このままいくと説明できると思う。契約期限との兼ね合いではないが、今見込んでいるもので、今年度はこれなのか。ただのフェーズ1みたいな話で、8月末や9月末までであるので、その後、継続して何か支援するのだったら当然補正になる話なのか。そのあたりを伺いたい。
○情報政策課長 今回、補正で上げさせていただいている委託に関しては、年度末、3月31日までの契約になる。
○越川雅史委員 わかった。次に進む。
 第22目の第8節報償費9万9,000円の内訳を伺いたい。
○国際政策課長 第8節報償費については、海外都市を訪問した際の先方に対する記念品の費用になる。内訳としては、市長等の要人用として、予算としては1万円を見込んでいるものを3個、一般用で2,000円のものを30個。以上、消費税を含めて9万9,000円を予算計上している。
○越川雅史委員 市川市の地場のものなのか。具体的に購入されるものは何なのか伺いたい。
○国際政策課長 持っていくものについては、その都度、カタログ等で選定している。今まで購入しているものであると、日本文化がわかるような浮世絵や風呂敷、そのようなものを贈っているが、市川にゆかりのある記念品があれば取り入れていきたいと考えている。
○越川雅史委員 経済部によると、名産品が100個ぐらいあるそうで、いいものを探していたはずであるので、ぜひ市川の地元のいいものを見つけていっていただければと思う。
 第9節旅費はビジネス1名、エコノミー三、四名みたいな感じなのかと思うが、内訳を伺いたい。
○国際政策課長 今回、予算計上させていただいている旅費については、市長を含めた5名の職員の渡航にかかる経費で積算している。市長はビジネスクラスで、そのほか職員4名については、最終的に協定項目が決まった段階でどなたを派遣するかが決まってくるが、現段階では職位だけ仮に算定しており、部長職1名、課長職2名、主幹職1名、以上、市長を含めて5名で計上している。(越川雅史委員「内訳」と呼ぶ)金額の内訳としては、日当等を含めて全ての諸費用は、市長が105万5,430円、9級職35万5,510円、課長職34万2,115円掛ける2、主幹職、6級職は34万95円となる。
○越川雅史委員 限られた職員4名で9級、7級、6級とのことであるが、本当にこのような限られた人材を派遣するときに役職で選ぶようなやり方――これだけのお金をかけて行って持ち帰って行うことを考えたときに、現場に携わる職員、主力となって行う人が行くのも1つの考えだと思うが、このあたりはどのように検討されたのか。
○国際政策課長 今回、補正予算に上げた職員については、あくまでも見込みで上げているが、実際派遣となると実務担当者が行くのが一番いいのか、それとも管理する立場にいる者がいいのかを判断していく。現在、この職位で積算の金額を上げているが、実際に行くとなると、もう一度、メンバーの選定は見直していきたいと考えている。
○越川雅史委員 このようなものは行った効果を最大限どこまで発揮できるかで、なるべく若い職員で、かつ、これに長い期間従事するであろう人が行くべきであると思うので、その点を十分踏まえていただきたい。
 第13節委託料の100万円の概要と内訳を伺いたい。
○国際政策課長 第13節委託料については、今回、パルヌ市を訪問するための通訳に関する費用となる。今回計上している100万円については、日本から通訳を同行させた場合の経費を積算している。
○越川雅史委員 日本から同行させるとコストも高くなると思う。並みの市長であれば、そのようなことになるのであろうが、村越市長は外務省に精通していて大使館にも人脈が豊富にあるとのことで、駐日エストニア大使館も協力してくれると思うので、なるべくこのようなところもお金をかけない工夫をしていただきたい。
○細田伸一委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 質疑を終結する。
 予算の総額については、他の常任委員会の審査結果を確認の上、修正等がなければ承認することで御了承願いたい。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に請願に移る。

請願第1-3号 陸上自衛隊木更津駐屯地へのオスプレイ「暫定配備」撤回の意見書を求める請願

○細田伸一委員長 請願第1-3号陸上自衛隊木更津駐屯地へのオスプレイ「暫定配備」撤回の意見書を求める請願を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○細田伸一委員長 御意見を求める。
○鈴木雅斗委員 まず初めに、会議規則第141条に基づいて紹介議員の説明を求める。初回総括2回目以降一問一答にて髙坂(こうさか)委員に説明をお願いしたい。
 まず、本文の1行目……。
〔「いやいや待ってよ。委員長が……」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 それは委員から言うべきことか。
○鈴木雅斗委員 説明を求めることができると書いてあるので求める。
○細田伸一委員長 それでは、紹介議員の説明を求める。
〔「質疑をしたいって言ってる」「そう、質疑をしたいって」「質疑を認めるかどうかだけど、それは……」「質疑を求めることができるのか、説明を求めることができるのか」「説明を求めることができる」「じゃあ説明だけだよそれ」「高坂さん説明して」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 提出した方の説明を聞いているわけか。
○鈴木雅斗委員 これは、私が髙坂(こうさか)さんに対して説明を求めることができるとの条文ではないのか。だから、委員長。説明を求める。いいか悪いか。
〔「説明してやれよ」「手挙げて。手挙げて」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 要は鈴木委員から髙坂(こうさか)委員に説明を求めているわけか。
○鈴木雅斗委員 はい。なので、請願の内容に関して具体的な説明を求めたい。
○細田伸一委員長 もし髙坂(こうさか)委員が、説明はこれ以上ないのであれば、それでいい。
〔「質疑させていただきます」「まず説明」と呼ぶ者あり〕
○髙坂(こうさか) 進委員 この内容について説明を求めるのであれば、きょう、出した方たちがいらっしゃるので、その人たちにちゃんとその趣旨を話してもらうほうが普通であるし、それもできると思うが……。(「それは参考人になっちゃうから」「それは公聴人になっちゃうから」と発言する者あり)
○細田伸一委員長 傍聴者の説明は基本的に行っていない。
〔「違う違う。公聴人の手続が必要になっちゃう。だから、とりあえずは公聴人の手続は別で」「高坂さんの立場で言えばいいんだよ。紹介議員になってるんだから」「紹介議員としての説明をしてくれればいいんだよ」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 それでは、髙坂(こうさか)委員の紹介議員としての立場で説明をお願いしたい。
○髙坂(こうさか) 進委員 基本的にはここに書いてあるとおりである。それ以上はない。
○鈴木雅斗委員 この中に書いてあることで、さらに説明を求める。
 まず、「オスプレイ」と書いてあるが、オスプレイが今までの航空機とどのように違うかを御存じか。一問一答で。
〔「質疑を認めるかどうか」「質疑になっちゃってるよそれは」「質疑を認めるかって書いてないですよ」「説明を求めることができるってことですよ」「説明を求めるんだったら、徹底的に……。説明がどういうふうな条件になってるのかっていうことをちゃんと明確にしてくれないと」「ちょっと休憩して」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 暫時休憩する。
午後1時48分休憩
午後1時52分開議
○細田伸一委員長 再開する。
 本委員会では、あくまでも請願の審査であるので、一つ一つの説明を求めることではないと考える。
○鈴木雅斗委員 私は不採択の立場で申し上げる。
 まず初めに、「陸上自衛隊木更津駐屯地へのオスプレイ『暫定配備』」が項目として挙げられているが、陸上自衛隊木更津駐屯地には第1ヘリコプター団が所属されている。この第1ヘリコプター団にはCH-47、チヌークと呼ばれる2発型の巨大なヘリコプターがある。時々ふと空を見てみると、ぼぼぼぼっと低いエンジン音で大きな音を出して飛んでいるように、騒音はオスプレイよりもあるヘリコプターではあるが、今、陸上自衛隊で最も巨大な輸送力を持っているヘリコプターである。
 その次の文言を見てみると、「墜落事故を起こしているオスプレイが安全という根拠はなく」と書いてあるが、私はアメリカ軍のマリーン、海兵隊の資料を見たところ、チヌークとオスプレイの事故の頻度は、チヌークよりも多いかなと感じるが、10万飛行時間に対して著しく危険性を感じることは、そこまで確認はされなかった。確かに死亡事故が起こっているとの指摘についてはごもっともだと思う。それに関しては、オスプレイという航空機は非常に特殊で、垂直離陸をして、その後、飛行機のように水平に飛べる。いわゆる飛行機みたいにエンジンが回転して飛んで着陸することができる。回転部分がどうやらまだ未成熟だとのことがわかっている。
 このような部分に関する御指摘は、審査についてはごもっともだとは思うが、騒音に関して言うのであるならば、チヌークヘリには、チヌークヘリよりも高い高度で飛べる、倍の高度……。
○細田伸一委員長 鈴木委員、もう少し簡潔に意見をお願いしたい。
○鈴木雅斗委員 わかった。国民の命を守る責任は果たせるのかと言われたら、倍以上の航続距離とスピード、そして移動ができるところを見ると、今のチヌークヘリでは小笠原を往復できない。オスプレイであったら往復ができる。しかも、小笠原は滑走路がないのに着陸ができる。もしも万が一、サンゴ礁を荒らす不逞なやからがいた場合、オスプレイで対処することも十分可能かと思う。
 「住民無視」と書いてあるが、木更津駐屯地自体、さっき言っていた、オスプレイよりも騒音を出すと言われているチヌークヘリを何年も受け入れて常に配備されている。その中で危険性について、コンビナート周りの航空領域を確認したのかも疑問が及ぶし、本請願文だけでは審査に値するほどの情報量が書いていないし、オスプレイの否定的な部分しか書いていない。よって、不採択の立場での意見とする。
○髙坂(こうさか) 進委員 採択に賛成の立場である。今、鈴木委員は問題があることは1つ認めているので、そのようなものを配備すること自体がまずおかしい。もともと日本は憲法第9条があって、戦争しない、武器も持たないのが基本的な考え方である。それなのに、オスプレイは、例えば基本的には海兵隊なんかが使うようなものであるので、日本を守る点では大変不適切なものだと私は思う。
 もう1つは、今まで防衛省は、木更津に来るのではないかとうわさが前からずっとあったが、それについては、そのような事実はないとのことで一切説明をしてこなかった。それが突然来て、こうであるということで入れるなどというのは、市民への説明が十分されてない。まず、そのことだけでも、今の時点で木更津に配備することはとんでもないことだと私は思う。
○細田伸一委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 採決する。
 本請願を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○細田伸一委員長 挙手少数。よって本請願は不採択とすべきものと決した。

所管事務調査

○細田伸一委員長 お諮りする。所管事務の調査についてはお手元に配付の文書のとおり行いたいと思うが、これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よってお手元に配付の文書のとおり決した。
 続いてお諮りする。所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○細田伸一委員長 以上で総務委員会を散会する。
午後2時散会

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