更新日: 2019年12月20日

令和元年9月市川市議会総務委員会

開会

会  議  概  要
午前10時00分開議
○細田伸一委員長 ただいまから総務委員会を開会する。
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○細田伸一委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、1、全て総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。
 

議案第16号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について

○細田伸一委員長 議案第16号成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○職員課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○細田伸一委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第18号 市川市会計年度任用職員の給与及び報酬並びに旅費及び費用弁償に関する条例の制定について及び議案第19号 会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について

○細田伸一委員長 議案第18号市川市会計年度任用職員の給与及び報酬並びに旅費及び費用弁償に関する条例の制定について及び議案第19号会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを一括議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○人事課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○細田伸一委員長 質疑はないか。
○髙坂(こうさか) 進委員 まず、代表質問で審議されていた再度の任用をどのようにするのかの問題で、2年間はとのことで、その後は公平を保つためにと答弁されていたが、このあたりのことをもう少し詳しく伺いたい。2年以上たった場合、ほかの人がどんどん入ってくる。事業、行政の継続性、技術・知識の継承をどのように考えているのか。
 一時金については支給することになっていると思うが、間違いないのか。
○人事課長 まず、再度の任用については本会議でも御答弁させていただいたとおりであるが、基本的には属人化を防ぐことと組織の活性化を考慮して、公募によらない再度の任用は原則2回までとさせていただく予定である。通常、1年目から2年目については成績主義もあるので、勤務成績、実績に基づく任用をしていく。それが2回までであるので、3年目を迎える場合、成績主義だけで任用するのではなくて、いま一度、改めて広く公募して、その上で任用していこうとするものである。つまり4年目、5年目の任用がないわけではない。もちろん、しっかりと実績を残していただいて、改めて広く公募した中で選考されてくれば、再度、4年目、5年目の任用がされることはある。今現在、非常勤をされてない方でも、これから非常勤職員として働きたい方も当然いらっしゃる。そのような方にも、その機会、チャンスを設けないといけない。そのような趣旨から、原則公募によらない任用は2回までとする予定である。
 知識の継承とのことであるが、基本的に会計年度任用職員に行っていただく業務は、これまでの非常勤と同様、例えば事務職であれば、事務補助の形で定型的な業務や補助的な業務を考えている。そのような意味では、引き継ぎについても基本的には正規職員がいるわけで、それを次の方に指導、教えることもあるので、そのようなところで業務が停滞することがないようにしていきたいと考えている。
○職員課長 一時金とは期末手当のことだと思うが、原則としてフルタイムについてもパートタイムについても支給する予定である。ただし、任期の定めが6カ月以上の職員に対して支払うこととされている。
○髙坂(こうさか) 進委員 公募によらない再度の任用は2回までで、その後は公募によるとのことで、技術の継承なども問題ないとのことであるが、例えばどのような職種まで行うのかの問題がある。市民の受付窓口の場合には知識だけではなくて、どのように扱っていくか、市民とのコミュニケーションをどのようにとっていくかも含めるし、技術職員になると、技術をどのように継承していくのかの問題も出てくる。そのような点で、これをどのようなところまで広げていく考えがあるのか伺いたいのが1つである。
 期末手当は、任期の定めが6カ月以上の場合には支給する。これはもともと来年の4月からのことであるので、当初予算のときには、ちゃんと予算的な措置がされる。原則としてと答弁したが、6カ月以上は支給する、それ未満はないとの意味の原則か。それとも、原則は6カ月以上であるが、原則外もあるかもしれないのか。
○人事課長 まず、どのような職まで広げるのかであるが、これについては、基本的にはこれまでの非常勤職員と同様になる。会計年度任用職員が導入されたからといって、急にその幅を広げることは考えていない。これまで同様、業務の内容や勤務時間を1件1件精査しながら進めていくので、基本的には現在運用されている非常勤職員と同様と考えていただいて結構である。
○職員課長 任期の定めが6カ月以上の者とのことで、基本的にはフルタイムもパートタイムもそのような形で支給することになっているが、パートタイムについては、今のところは勤務時間が15時間30分未満の者に関しては支給しないものと考えている。
○髙坂(こうさか) 進委員 どこまで広げるのかは今と変わらないとのことである。しかし、今で言うと、例えば技術職もいらっしゃるとして、さっき言ったように、2年間は後を継いでいくので、それが継承されると考えてもいいかもしれない。その後は全く新しいところから入ってくる人たちがいることになるが、その点でどのようにするのかと伺っている。
 それからもう1つ、基本的な問題であるが、これから会計年度任用職員をもっとふやしていく考えなのか。最終的には民営化につながってくる可能性があると思うが、これからどのような方向を目指しているのか答弁をお願いしたい。
○人事課長 技術職の職場においてとのことであるが、基本的には補助的な業務を行っていただいており、あくまでもその範囲となるので、これまで同様、特に問題はないと考えている。
 また、これからもふやしていくのかについては、今回、制度改正の趣旨は、あくまでも任用の厳格化、任用根拠の明確化、また処遇改善となっているので、当然、そのようなことも鑑みて、会計年度任用職員が導入されたからといって、それをきっかけにふやしていく考えは持っていない。
○髙坂(こうさか) 進委員 ふやしていく方向ではないとのことであるのでいいが、どちらにしろ、労働組合ときちんと話し合いをして、その了解のもとに進めることが第一だと思う。市の職員とは、例えば普通の会社の人たちに対して、ちゃんと給料を払いなさいと指導していく立場にある。そして、ひどい扱いをしたら、そのようなことはいけないとのことがある。そのような点で、やはり市が先頭に立って、正規の職員できちんとした処遇もするし、仕事の継承もきちんとできる方向を目指すことをはっきりとさせていかないといけないと思う。そのことを言って終わる。
○鈴木雅斗委員 一問一答にて質疑させていただく。
 本件条例案に関しては、恐らくワーク・ライフ・バランスや同一労働同一賃金の観点から改正されたと見ている。非常に有意義な条例案だと思うが、いま一度、この条例案を提出した根拠について、例えば人事院、国から何かあったのか。あるいは、他市の動向に関して答弁をお願いしたい。
○人事課長 地方公務員法と地方自治法の改正を受けて導入するものである。
○金子 正委員 一問一答で1点質疑する。
 まず、非常勤や臨時の人たちの名称がフルタイム、パートタイマーと変わった中で、先ほど人事課長から処遇改善との表現があった。この条例の人件費によって、例えば非常勤職員、会計年度内の職員の総額などについて、どのぐらい市の負担がふえるのか。
○人事課長 人件費の増については、制度導入が開始される令和2年度、初年度は8億円増、令和3年度は約11億円増を見込んでいる。3億円の増については、まず、制度が導入された最初の6月期の期末手当は、会計年度任用職員になってから期末手当が支給される6月までの雇用期間が短いので、満額ではなくて一部支給になる。令和3年度については、前年度から継続している職員は満額支給となることから、その差が生じてくる。
 もう1点、フルタイムの職員については、2年目以降は共済組合に加入するので、その公費負担分も若干ふえる。
○西村 敦委員 少々気になる点だけ総括で伺いたい。
 議案の23ページに別表第1で一般給料表、26ページに別表第2で技能労務職給料表がある。会計年度任用職員とのことで、一般職で93階級、技能職に至っては121階級と非常に細かく分けているが、この給料月額の算出はどのような基準でつくったのか。例えばフルタイムの職員に適用するとのことで、一般職14万円、技能職13万円で、フルタイムで働いたら最低賃金を下回ってしまうような気がするが、その辺との整合性はどのような根拠で図っているのか。
 また、これだけ号給があるので昇給があると思うが、そのような昇給の目安を見込んで、これだけの号給にしているのか。
 その辺、気になる点が二、三あるので、わかる範囲で答弁をお願いしたい。
○職員課長 まず、給料表についての御質疑であるが、別表第1が一般事務、別表第2が技能労務職に関しての表である。我々に適用されている一般職の給与の条例があり、別表第1の1号給、1級の給料、別表第2についても技能労務職の正規職員の1級の給料表を抜き出して表として定めているところであり、我々と同じような給料の設定になっている。
○人事課長 号給については、まず基本的には、前歴、職歴、経験等によって職務内容を考慮して、前歴が加算されるべき職については前歴加算がされ、経験が生かされてくる。フルタイムについては、正規職員も1級、93号給が上限であるが、そこまでは昇給することができることになる。
○職員課長 最低賃金のお話であるが、フルタイムに関しては時給ではなくなり、月額の給与となるが、これについても正規職員と同じような扱いになるので最低賃金は下回らないものである。
○西村 敦委員 大体わかったが、1日8時間、二十二、三日働いて13万円では最低賃金にひっかかると思う。その13万円の人はフルタイムではない。その辺だけトータルで教えてほしい。
○人事課長 時給で言うと、今現在、例えば週30時間で働いている非常勤職員は時給930円になる。これが会計年度任用職員に移行すると地域手当も加算されてくるので、時給で言うと991円になる。さらに、経験を積むことで経験加算があるので、最低賃金を下回ることはない。
○細田伸一委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 討論を終結する。
 まず、議案第18号について採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に、議案第19号について採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第20号 市川市税条例の一部改正について

○細田伸一委員長 議案第20号市川市税条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○市民課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○細田伸一委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第21号 市川市印鑑条例の一部改正について

○細田伸一委員長 議案第21号市川市印鑑条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○市民課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○細田伸一委員長 質疑はないか。
○鈴木雅斗委員 一問一答にて1点だけ伺いたい。
 旧氏を記載することができるようになることで市民の方はどのような利益を得られるのか。
○市民課長 印鑑条例の改正については、旧氏を記載することができるようになるもので、基本的には御結婚される前の旧姓が印鑑登録証明書のほうにも表示される。結婚して名前が変わったが、会社等で結婚前の名前を使いたいときに、住民票や印鑑登録証明書に旧氏を表示できれば、御自身の名前が変わっても、もともとの名前はこうであったと証明できるものである。
○鈴木雅斗委員 今まで旧氏が記載できなかったのは住民基本台帳のシステム上の問題だったのか、あるいは法律の問題だったのかを伺いたい。
○市民課長 今までは住民基本台帳法で現在の氏しか表示できなかったので旧氏を表示できなかった。
○細田伸一委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第25号 令和元年度市川市一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会に付託された事項

○細田伸一委員長 議案第25号令和元年度市川市一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔契約課長、行徳支所総務課長、情報政策課長、地域振興課長、文化振興課長、市民安全課長、スポーツ課長、市民課長、消防総務課長、財政課長 説明〕
○細田伸一委員長 説明が終わった。
 質疑はないか。
○浅野さち委員 一問一答で1項目質疑する。
 15ページ、安全対策費、第19節負担金補助及び交付金、補助金、振り込め詐欺対策電話機購入費補助金500万円は、どのような方が購入するのか。機種やどのくらいの補助金があるのか、もう少し具体的に伺いたい。
○市民安全課長 まず、対象の方としては単身世帯に限らず、同居されている方も含めて65歳以上の世帯となっている。補助の内容であるが、電話機を購入した場合、金額の4分の3、7,000円を上限で考えている。機種としては、迷惑電話防止対策機能のついている電話、もしくは、お持ちの電話に外づけでつけていただく迷惑電話防止対策機能のある機器である。そのような機種を購入した場合に対象とさせていただいている。
○浅野さち委員 500万円で上限7,000円とは何台分かが1点である。
 また、今後の手続はどのように行っていくのか。
○市民安全課長 まず手続であるが、市民の方が対象機種を購入した場合、品番等々を記載したものを提出していただいた後、領収書を添えて申請していただく際に実際に電話をかけさせていただいて、電話の機能がきちんと活用されているかを確認し、少しでもその効果を上げようと考えているところである。
 今回、7,000円を上限に500万円の補正であるので、それで割り返して714台を考えている。実を言うと、この事業は2年間限定で考えている。昨年の12月に電話de詐欺、振り込め詐欺が多発していたので、警察と市川市で非常事態宣言をさせていただいた。その対策の事業として、これを少しでも多くの方に短期間で活用していただければとのことで実施させていただきたい。
○浅野さち委員 どのように周知していくのか。
○市民安全課長 周知については、市公式ウエブサイトや広報はもちろん、自治会の掲示板でも行わせていただく。周知の一番の特徴としては、補助金制度だけではなく、市川警察署にはモデル地区を中心に戸別訪問をしていただく。民生委員には、ひとり暮らし高齢者の登録者を中心に回っていただくが、その際にまず、電話de詐欺防止のために留守番電話にしてほしいと周知していただいて、留守番電話機能をきちんと使ってもらうようにする。もし機能がないなど、新たに電話機を購入したいとの話になったときに、あわせてこの事業を周知していただく。そのような形で、顔と顔を突き合わせたような形の周知もしていけたらと考えているところである。また、電話機を売っているような量販店などにも働きかけをしてチラシ等々を置いていただこうと考えている。
○金子 正委員 15ページの振り込め詐欺対策電話機購入費補助金、17ページの国府台公園野球場取りこわし工事費の2点を一問一答で質疑する。
 この事業は過去継続的にあったのか。先ほど2年前に多発したと。したがって、警察等を含めて――ここで補正することがよくわからないが、これは当初予算には計上していなかったのか。ここで新たに補正予算として計上した理由は何なのか。
 今、機種については、留守番電話機能がついていないものを持っている人がそのようなものを買うときなど、そのほかにどんな機能を想定しているのか。
 それから、市川市内のここ3年ぐらいの振り込め詐欺の被害額を把握していたら伺いたい。
○市民安全課長 まず1点目の、なぜこの時期かとのことであるが、実は昨年、平成30年中に振り込め詐欺、いわゆる電話de詐欺がふえて、先ほども少々申し上げたが、12月18日に非常事態宣言を受けたところである。もちろん、それまでにさまざまな電話de詐欺対策はしていた。今回計上させていただいた補助事業だけであれば、すぐにプランを立てることはできたと思うが、補助金を何百世帯とただ交付しただけでは実効性、効果が高くない。ほかの市町村も実際に行っているところがあるが、効果が目に見えてあらわれていないとのことから、先ほど少々申し上げた、民生委員や警察官が戸別訪問をする中でPRと、留守番電話機能のある電話についてはきちんと使ってもらう。もしそのような機能がないなど、買いかえを考えている場合、この補助金を利用してもらえるように、少しでも実際の効果が高くなるようにと――本当であれば当初予算ですぐに対応できればよかったが、そのようなところの調整を図っていたところから、この時期になってしまったのである。
 また、留守番電話の機種について、今回上げている対策機能には、今までの一般的な留守番電話機能だけではなくて、相手から電話があったとき、実際に呼び鈴が鳴る前に、この電話は録音されていると伝える機能がある。固定電話で悪いことをしようと思っている人は、それを聞くと声が録音されるのでやめてしまうことが非常に多い。そのため今、店頭でも留守番電話機能のほかに振り込め詐欺対策機器との書き方がしてある。皆、同様の機能がついているので、そのようなものを想定させていただいている。同様に、先ほど申し上げた既存の電話機に外づけでつけるような機器についても対象と考えている。
 最後に振り込め詐欺の約3年間の推移であるが、実は30年1月から12月は151件である。(金子 正委員「金額」と呼ぶ)金額は約2億1,840万円である。平成29年が107件、約1億6,973万円、28年が63件、約1億4,531万円で、そのようなところから30年の非常事態宣言に至った。
○金子 正委員 これだけ毎日NHKでも対策を放送しているのに、市川市内で1億円や2億円と、本当に簡単にひっかかってしまう。驚くべき数字だと思う。大変である。
補助の上限である7,000円、また4分の3、この辺の数字の根拠を伺いたい。
○市民安全課長 7,000円とさせていただいたのは、実は今申し上げた機能のついている電話は、市場価格で6,000円から売っている。今の新しい電話は大体ついているので、そのような点から、ほかの近隣市町村は1万円を出しているところがあるが、目的の機能が最低限ついているものを選ぶことによって、一人でも多くの方に利用していただければと考えた。4分の3の負担割合についても、通常であると補助は半分となっているが、2年間限定で考えているので少しでも多くの方の利用とのことで、今回は4分の3の割合でお願いができればと考えている。
○金子 正委員 今、家庭電話の機能としては留守番電話の録音機能が大体ついているが、今年度で年間700件ぐらい。何もない電話を使っている65歳以上の家庭はどのぐらい見込んだのか。大抵の方は、機能としてついている電話機を持っていても案外使ってないような気もするが、その辺はどのようになっているのか。
○市民安全課長 今、議員御質疑のとおり、ほとんどの家庭は留守番電話機能が大体ついているかと思う。実際に犯罪に遭われている方は70代、80代のお年寄りの方であるが、電話がかかってきて、すぐ出てはだめと言いながらも律儀に出て、そこでひっかかってしまうところであるが、今回、この見込みの中では各メーカーに調査をかけた。その結果、主要三大メーカーの中で電話機を60機種出しているが、そのうち大体3台ぐらいは留守番電話機能がない機種となっていた。そのぐらいの状況であったので、今回、5%ぐらいは留守番電話機能がないと見込んでいる。
○金子 正委員 いずれにしても、これだけの被害が出ているので、ぜひこれを活用できるように、いろんな方法を使って、市川市でそのような補助があると周知を徹底していただくようにお願いしたい。
 次に、17ページの工事請負費の取りこわし工事費、国府台公園野球場取りこわし工事費1億8,000万円は国府台スポーツセンターの再整備計画の中での取り壊しであるが、基本的に国府台スポーツセンター全体のリフォームである。野球場を全部取り壊してしまって新規に建てるイメージではないように理解していた。大体、設計的なものは今進めているところであろうが、国府台スポーツセンターの業務の主たる内容と、今回取り壊しする内容について、完成する姿を想定すると、このようなところを取りかえなければならないので取り壊しをするとのイメージを教えてほしい。
○スポーツ課長 野球場の取り壊しの内容であるが、基本的に解体範囲としては、バックスタンドから観客席、外野、防球ネット等を全て撤去して、そこにスタンド、防球ネット、照明、人工芝を整備していくので、基本的には新築に近い形になる。
○金子 正委員 私が今まで思っていたのは、スタンドもいろいろいじってきれいにして、特に評判の悪いベンチも、そのままいろんな形でリフォームするのかとイメージを持っていたが、今伺うと、全く更地にしてしまって、新たに球場をつくるイメージである。市民の皆さんは長く使った国府台球場で――昔、毎日オリオンズが来て、あそこで練習していた。そのぐらい当時は立派な球場だったが、さすがに老朽化したので、全く新たな形で球場、照明ができる意味では大変結構だと思う。よろしくお願いしたい。
○鈴木雅斗委員 初回総括2回目以降一問一答で伺いたい。15ページ、総務費、総務管理費の第12目情報システム費に関して、第13節、第14節の中で質疑させていただく。
 まず、委託料、健康都市関連データ収集システム構築委託料及び第14節使用料は、なぜ使用料と委託料があわせて入っているのか。
 高齢者支援マッチングシステム構築委託料、健康増進施設利用アプリ構築委託料は質疑がかぶるが、項目だけ書かれても、どのようなものかわからない。例えばシステムやアプリはLINEやツイッターのように既存のものを使うのか。わかりやすくスーツで例えるのだったら、オーダースーツみたいに一からつくるのか。あるいは、コーディネートできるソフトウエアがあって、それに準じて行っていくのか。さまざまな種類があると思うが、現段階でこれだけ文字を羅列されても具体性がわからない。難しいと思うが、システム構築、アプリ構築をすることによって、どのように扱われるのか、もっと具体的に伺いたい。
○情報政策課長 初めに、健康都市関連データ収集システム構築委託料と使用料である。
 まず構築委託料であるが、2つある。1つが、基盤となるシステムに承認機能などのワークフローを追加する委託料となる。もう1つが、送られてきた写真のデータを地図に連携させる仕組みの構築委託料になる。使用料であるが、ワークフローを使うシステムの使用料を支払うような形になっている。
 高齢者支援マッチングシステムであるが、主に介護を必要としない前期高齢者を対象としている。内容は、生活用品の買い物や病院への通院、日ごろのごみ出しなど、高齢者の日常生活にかかわるさまざまなニーズに対してサービスを提供できる団体や事業者などをマッチングする仕組みを構築するものである。
○情報システム管理課長 健康増進施設利用アプリ構築委託についてお答えする。
 本業務については、アプリを使用することによって、国府台スポーツセンター、塩浜体育館、信篤体育館の各トレーニング室の入退室を簡単にできるようにするための仕組みを構築するものである。
 システムの方式等についてであるが、現在想定しているのは、まず、市民がスマートフォンにダウンロードできるようなアプリを構築し、それを使って入退室に使用することを考えている。構築か、既存の仕組みを使うかであるが、本市独自の取り組みであるので、現在は新規アプリの構築を検討しているが、費用対効果も鑑みながら、既存のパッケージでいいものがあれば、それを改修することも検討していきたい。
 また、通信を使用するような仕組みになるので、既存のインターネットサービスや行政専用のサービスを組み合わせて仕組みを構築していきたいと考えている。
○鈴木雅斗委員 使用料に関して、正直に言うと、何を言っているか、よくわからなかった。アプリといったら説明がすごく難しいが、例えばゲームがしたい、「ドラゴンクエスト」が欲しいといったら――「ドラゴンクエスト」はどのようなゲームかといったら、ボスを倒すゲームだといった感じで説明ができる。違う用途で、健康都市関連データ収集システムは、内部でこのように使って、情報を収集することによって何々ができるとの答弁だったらわかるが、ワークフローの基盤云々で写真と地図を連携だと、これでは何を言っているのかわからない。自分の勉強不足で申しわけない。
 次に、前期高齢者の日常介護のマッチングは市で行うのか、それともサービス側に対して提供するのか。口で言うと全容がわからない。プロトタイプで似たものがあり、タブレットを持ち込んで答弁できるのだったら簡単に説明できるが、今、議会だとタブレットの持ち込みが制限されている。今後、アプリ情報の提供があるのなら行えるが、いま一度、そのような点も踏まえて、この2点に関しては一体どのような目的で何をするのか、もう少し平易な言葉で答弁をお願いしたい。
○情報政策課長 まず、健康都市関連データ収集システムであるが、テーマごとに位置情報や写真画像を簡単な操作で投稿できる市民の意見収集システムである。現在、e-モニター制度や市民の意見箱などの、市民から投稿していただくシステムはあるが、画像をつけて送っていただくシステムがなかった。今回は、それを送れるような形のシステムを構築して――例えば道路に穴があると、市民から電話でいただいても場所の特定や状態がわからない場合があったので、今回、すぐに状況が把握できるシステムの構築を予定している。
 高齢者支援マッチングシステムであるが、今、官民協働で行っていくことを予定している。マッチングシステムのような形は多分民間でもかなり出ていると思うが、市が協働で行うことで市民にも安全に使っていただき、高齢者を対象としているので、趣味や健康増進のための集いなどにも参加を促すことで、孤立しがちな高齢者と地域や社会をマッチングさせることを行っていきたいと考えている。
○鈴木雅斗委員 健康都市関連データ収集システム構築委託料に関して、意見箱などに投書することによって画像が添付できることについてはすばらしい改築だと思うが、なぜ健康都市関連データ収集と名前がつくのかがちょっとわからなかった。意見投稿や関連項目に書いてほしいが、これだけで何がどのように使われるのかを一発で判断できたら、サイキックである。このデータ収集システム構築の委託料に関しては存分に理解したが、そのようなプロトタイプなど、実際にこのようなものであると見られるようになることは要望にさせていただく。
 高齢者支援マッチングシステムに関しては、説明がまだわかりにくかった。申しわけない。高齢者がアプリを使って行うのか、あるいは市が使って行うのか。官民協働で行うことはわかったが、ユーザーがどのように使うのかの観点から再質疑させていただく。
○情報政策課長 まず、高齢者支援マッチングシステムであるが、高齢者が選択した支援してほしい項目、日時、場所、費用、支援してほしい人の性別などの支援条件と、サービス提供者、支援者側が事前に登録したサービス内容、時間、費用、人員などをマッチングさせて、支援者に被支援者を紹介する仕組みになっている。支援者は広く情報をその場で発信できて、支援を受けたい高齢者は手軽にサービスを検索することを可能にする仕組みになる。
○鈴木雅斗委員 これは高齢者の方がマッチングシステムを使って、本人に合った事業所を紹介するシステムなのか。それとも電話で、このような困ったことがあるのでどうにかしてほしいとなったら、市の職員がマッチングシステムを使って事業所を紹介するシステムなのかを答弁お願いしいたい。
○情報政策課長 今考えているのは、被支援者が頼みたい支援項目があったら、そこをクリックすることで、その支援者の画面に飛んでいく形である。
○鈴木雅斗委員 正直に申すと、ウエブ上で一番困難なことは何かといったら情報を探すことである。市川市の高齢者の介護を必要としない方で、それを見つけてクリックして得られる需給に関して、果たして想定しているのか。あるいは、逆に市の職員が要望を受けたとき、マッチングアプリを代行して使ってあげることをしないと、今、自分はシステム関連の質疑をしているが、果たしてどれだけITリテラシーを持っている方がいらっしゃるかは未知の範疇である。高齢者に対してウエブを使うこと、あるいは電話で受け答えることに関しては、受け答えた職員の方が使うことを想定しているのか。
○情報政策課長 これからどのように運用していくかを各担当部会で決めていく形になる。ただ、現時点では、市の職員が介することは想定していない。
○鈴木雅斗委員 担当部会で話し合うと答弁していたが、私が見た感じであると、65歳以上の方は基本的にスマートフォンを持たれていない方が多い。今の主流はスマートフォンになっていて、これから介護が必要か、必要ではないか、前期高齢者に向けてとなると、一体誰が使うのか。市の職員も、介護が必要ではないが、マッチングしてほしいと言われたときに代行して使えるようなシステム構築にすれば利用率は必然的に上がると思うので、まず、高齢者がアプリを使用することを前提に考えるのではなくて、要望があった際に市の職員も使えるマッチングシステムにすることで検討していただきたい。これは担当部会に上げていただきたい。要望とさせていただく。
 次に、健康増進施設利用アプリ構築委託料について確認するが、国府台市民体育館のトレーニング室利用者に対して入退館を管理するシステムのために1,000万円かけるのか。
○情報システム管理課長 国府台市民体育館のジムだけではなくて、国府台市民体育館、塩浜市民体育館、信篤市民体育館の3カ所のトレーニング室の利用者に対して提供することを想定している。
○鈴木雅斗委員 3つのトレーニング室の入退館管理の構築委託でアプリとなると物すごくニッチである。市民でも一部の方だと思うが――入退館をこれで管理できるのだったら、例えば、この時間帯があいているので、ここを押して予約ができるなど、公民館や体育館の予約をアプリでして、お金はPayPayや市長が提案したLINE Payを使ってみたいな感じで行ったらできるようになるが、そのような拡大は可能なシステム構築なのか。あるいは、3つの体育館だけのアプリを構築してしまうのか。
○情報システム管理課長 今回構築を予定しているアプリについては、委員御質疑のとおり、公民館のようにグループで部屋を貸し切るような施設で使用することは想定していない。例えば市民プールや東山魁夷記念館、あるいは動植物園のように、入園料を払った方が同時に使用できる仕組みの施設であれば、このアプリを展開していくことは可能と考えている。
○鈴木雅斗委員 今、市にアプリは何個あるかといったら、いろいろあると思う。ごみアプリもあれば、市役所のアプリもあれば、次に公民館のアプリが出てきて、母子手帳関連だったら改善はされるが、予防接種スケジュールナビがあって、市川市のホームページがあって、必要な情報を調べたいとき、ネットをあけた途端、いきなり情報地獄になる。なおかつスポーツセンターだけに限定したアプリではなくて、アプリをつくるのは、さらに情報地獄に迷い込ませることになりかねない。1,000万円かけるのだったら、体育館、スポーツシステムを目的にするのではなくて、市の公共施設を利用するためだったら、例えば時間帯、日時などホテルを予約するみたいにぽちぽちと押してオンライン決済ができる。そこまで汎用性を持たせるシステムをつくらないとだめなのではないかと私は思う。これは要望とさせていただく。くれぐれも少ないターゲットに対して大きな金額をかけて汎用性を失わせてしまうシステムの構築は厳に慎んでほしい。
 最後に、健康都市関連データ収集システム使用料に関しては、市の意見箱に対して云々との答弁であったが、市のホームページの使用料とシステム使用料のダブルで払っていることと私は捉えた。その辺に関して、理解の認識について伺いたい。
○情報政策課長 これはホームページを使う使用料ではなくて、データを収集して管理するサイボウズのキントーンというデータ管理システムの使用料になる。
○鈴木雅斗委員 サイボウズのキントーンを使う使用料で160万円とのことであるが、複数台使って市が包括的に契約するので、この金額なのか。あるいは、健康都市関連データ収集システムを構築するのもサイボウズで――ちょっとこんがらがってきた。要は健康都市関連データを収集するのをサイボウズが利用して、それはホームページ上にある。申しわけないが理解できないので答弁をお願いしたい。
○情報政策課長 まず、健康都市関連データ収集システムはLINEとウエブ、両方から投稿できるような仕組みで考えている。LINEやウエブから投稿されたデータがサイボウズのキントーンに集約され、それが各担当課にメールで飛ぶような仕組みになる。地図のほうに、公開するか公開しないかは担当課で判断して、公開する選択をすると市民の方にも見られるような形、状況によって公開しない場合は担当課で収集して、データが重なって将来的に課題が見えてくるような仕組みを検討している。
○鈴木雅斗委員 このようなアプリは、次回からは、誰がどう見てもこうなると一目瞭然に示せると思う。皆様はLINEを使っているではないか。LINEはどうして使うか。コミュニケーションに必要なのでLINEをダウンロードしており、画像も送れる。それにアレンジしたかったら課金もあるかもしれないが、そのようなものは紙や資料があったら一発で説明できると思う。今回、使用料と委託料がダブルで計上されていることに関しては結局理解できなかったので、次回からこのような提案をする際においては、しっかりと使用用途、料金と、なぜそれが発生するのかを要望するとともに、委員長、1点要望であるが、これから先、このような情報システムの課題が来ると、タブレットやパソコンを持ち込んで実際にプロトタイプを見て、どのようなものを行わければいけないのかとの機会が絶対来ると思うので、それに関しては議長と協議した上で総務委員会で改革してほしいとの要望があったことをお伝え願いたい。
○細田伸一委員長 わかった。
○情報政策部次長 今の答弁を補足させていただきたい。まず、健康都市関連データ収集システムから1つずつお話しさせていただきたい。御質疑にあった、そもそもなぜこれが健康都市関連データなのか、画像を送れることがなぜ健康都市なのかに関しては、市川市健康都市を強力に進めるに当たって、健康の概念が体だけではなくて、「まちの健康」の観点からも健康都市を進める必要がある。このような状況の中で、先ほど課長が申し上げたとおり、道路の陥没状況であるなど、今後、話が発展していくに従って、例えばごみや騒音のいろいろな問題があるかと思うが、このような状況になっているとき、位置情報のついた画像を簡単な操作で送れるようにすることで「まちの健康」を整えていこうとの観点から健康都市と関連データのくくりにさせていただいている。
 委託料と使用料の関係であるが、これも先ほど課長から申し上げたとおり、このシステムそのものはウエブだけではなくてLINEも使おうと思っている。LINEを使うに当たっては、LINEのデータを保存する場所がデータ管理システムであるキントーンになることから、どうしてもキントーンの使用料を支払わなければいけない関係でシステムの構築料、プラス使用料と両方を計上させていただいた次第である。
 次に、高齢者支援マッチングシステムについて、例えば配食や配達などのウエブマッチングそのものは、いろんなものが市場に顕在化しているかと思う。そもそもこれも介護に至る前の65歳までの方を対象として、健康寿命の延伸を目的に、日常生活の困り事はないかとの観点で、それを平易に探し出せることによって健康寿命を延ばしていく目的を持っているものである。そのような状況の中で、現在はまだそこまで議論は及んでいないが、例えば今、社会的に問題になっている免許返納の問題も含めて移動支援まで発展できないか――移動支援までできるようになれば、例えば私はここに行きたいという人とタクシー会社が、そのマッチングシステムを使うことによって、需要と供給が一発でわかるものを目指す。また、そのようなマッチングをするだけではなくて、例えば孤立しがちなひとり暮らしの方も情報発信することによって、ここでこのようなイベントを行っていると探し出せるような仕組みも想定しているところである。
 最後に健康増進施設利用アプリについては、委員のほうから体育館、トレーニング室だけでは非常にニッチなので、そのようなところにお金をかける御指摘があった。これは1つには、その前の段階として、マイナンバーカードの普及促進を兼ねた自治体ポイントとの連携も少々考えていた。実は先日の報道であったとおり、政府のほうから自治体ポイントがなかなか見えてこない状況もあったので、そこをペンディングにはしているものの、そのようなことを動機づけとして使っていってもらおうと考えていた。しかも、それは自治体ポイントが最初話のもとにあったので、先ほど情報システム管理課長からあったように、団体で使うとなると、それの振り分けなど、違う問題が出てきてしまったことから、当面の間、個人で施設を利用する場所についてのみ、このシステムで入退管理をしていこうと考えているものである。
○鈴木雅斗委員 何となくは理解できたが、どのようなものをつくるのか、後で説明をお願いしたい。一目瞭然でわかるようにしていただきたい。
○細田伸一委員長 所管部署のほうで、客観的にわかるような資料などがあったらお持ちいだだきたい。
○西村 敦委員 一問一答で3点である。1点目が15ページ、総務費、第1項総務管理費、一般管理費の庁用器具費200万円、2点目が17ページ、スポーツ費の国府台公園野球場取りこわし工事費、3点目が27ページ、消防費のうち常備消防費、大野訓練場訓練施設設置委託料1,900万円について伺いたい。
 1点目、15ページに戻って庁用器具費200万円である。説明では、組織変更により什器が必要になったとのことであったが、組織変更も含めて、常にある話の中で少々見えてこないので、あえて補正予算で200万円を使って具体的に何を何個買うのか、まず伺いたい。
○契約課長 今回お願いしている200万円の内容であるが、片袖机が40脚、職員用肘つき回転椅子が40脚、衣類ロッカーが10台で、合わせて200万円の増額補正である。
○西村 敦委員 机40脚、椅子40脚、ロッカー10台とのことであるが、具体的に40人の部署が新たにできるのか。それとも、各部署で何個ずつ分けるなど、何のために40脚必要なのか教えてほしい。
○契約課長 今回、行徳支所の相談業務用に机や椅子を払い出して在庫がなくなっている状況である。今回の椅子、机の40脚等であるが、これから壊れたりすることも想定して増額補正で計上している。
○西村 敦委員 具体的に使うのではなくて、在庫40脚を急場のためにストックするのだと思うが、それは具体的に常にどこに置いておくのか。
○契約課長 ストック場所として、市川市斎場塩浜式場の中に納めている。
○西村 敦委員 わかった。
 次、国府台野球場の取り壊し工事費であるが、先ほど金子委員からもあった内容についてはわかっているので結構である。具体的なスケジュールであるが、1億8,000万円の予算で、これはこれから入札を行って取り壊し工事を行う業者を決めていくのか。そのような場合、スケジュール的にはいつまでに取り壊しをするのか。その後、改築するので、解体と新築とセットでもよかった――解体を取り外して別発注した経緯を教えてほしい。
○スポーツ課長 取り壊し工事を行う業者の選定については入札を行っていく。予算が承認され次第、手続に入り――国府台野球場は毎年1月から3月は閉鎖期間になっているので、少しでも早く、また利用者に迷惑をかけないように、閉鎖期間となったと同時に解体に入るような手続をとっている。解体工事期間は9カ月間を予定しており、解体工事が終わった後の工事の費用については当初予算で計上させていただいて、解体工事が9月で終わるので、10月から着手できるようなスケジュールを予定している。
○西村 敦委員 わかった。
3点目は大野訓練場の訓練施設の件で、老朽化したため新たに訓練場を建てるとのことである。1,900万円とのことで、イメージとしては高額な投資かと思うが、具体的に今までの訓練施設と何が違うのか。操法大会で優勝を目指しているために特別な訓練場をつくるのか。あえて補正を行う目玉のような目的観があれば伺いたい。
○警防課長 御質疑にお答えする。
 まず、大野訓練場の訓練施設であるが、現在まで使用してきた建築用の足場を組み上げて訓練棟を設置していた。今回の補正は、これが老朽化したために一旦解体して、全く同じものを再度組み上げるためのものである。したがって、今まで使っていたものと大きな違いはない。
 補正の目玉であるが、この訓練棟では消防隊とレスキュー隊、救助隊が自分たちのスキルの向上を目指してほぼ毎日訓練をしているが、近年、火災件数が減少している。救助件数も、複雑な救助現場は減ってきている。我々消防行政としては非常に喜ばしいことであるが、その反面、隊員の経験値が下がっている部分もあるので、いろいろな救助方法、消火方法を錬成していく点からも必要な施設である。
○西村 敦委員 足場だけで1,900万円かかるのか。1,900万円の金額の根拠だけ再質疑する。
○警防課長 まず、訓練棟の大きさであるが、間口が約6m、奥行きが5m、高さが7mの訓練棟が5棟、加えて間口が同じく6m、奥行きが7mほどの少し大がかりな大きさの訓練棟が2棟、計7棟を現在までの状況と同じように組み上げていくものである。おおむねの内訳としては、足場を使うので、この資材の搬入組立費でおおむね1,500万円、そのほかに防水工事や上に張るコンパネの設置、狭いところでの訓練を行う延長26mほどの煙道を2つ、そのほかに転落防止としての安全ネット等もあわせて設置する。
○西村 敦委員 わかった。訓練を行い、すばらしい成果を上げていただきたい。
○髙坂(こうさか) 進委員 一問一答で、11ページの道徳教育推進研究事業委託金、先ほどから出ている17ページの国府台公園野球場取りこわし工事費の2つについてである。
 まず、道徳教育推進研究事業委託金に関しては下貝塚中学校が指定されたとのことであるが、どのような教育で指定されたのか。具体的に、これは何に使うお金として委託されているのか。この辺を伺いたい。
○財政課長 今回の委託金については、千葉県から道徳教育とのことで指定を受けている。経費の内容については、研究に使うための消耗品費が主なものになっており、紙代やコピー用のトナー、書籍やプリンターに係る費用で合計10万円となっている。
○髙坂(こうさか) 進委員 よくわからないが、結構である。
 次、国府台公園野球場の取り壊しについて。先ほどの話から、取り壊しは1月から9月までで、10月から建設が始まるとの解釈でいいのかが1つ。
 もう1つは、ここは国府の遺跡のあったところである。先ほどの答弁のように、9月に終わって10月からつくっていくとなると、その調査などはどのように考えているのか。私は調査をする必要があるのではないかと思うが、そこら辺について伺いたい。
○スポーツ課長 スケジュールは議員御質疑のとおりで、1月から9月までが解体工事、10月から本体工事に入る予定としている。
 埋蔵文化財については、これまでも野球場を使用していないときに確認調査を行っている。本格的には、野球場は12月で閉鎖を予定しているので、閉鎖次第、1月に入ったら、埋蔵文化財の調査もあわせて行っていく予定にしている。基本的にはグラウンド内等を行うが、どうしてもバックスタンドなどを解体した後、その下も調査を行わなければならなくなっている。そのため、2段階の調査として、解体して底が出た段階で1回調査を行い、その確認調査が終わった後に全ての解体をする形と、グラウンド内については資材置き場もあるが、1月から9月の9カ月間で調査できる範囲について調査を行っていく予定で教育委員会と調整している。また、国と県とも連携をとって行っている。グラウンド整備に入った後、調査が仮に終わらなかった場合については、例えばバックスタンドや周りの工事をしている際に掘れるところは連携して、工事業者と教育委員会と調整しながら調査を進めていきたいと考えている。
○髙坂(こうさか) 進委員 壊しながら、調査しながらとのことだとわかった。今まであの地域でどのような遺跡が幾つぐらいあったのかはわかるか。
 先ほど言ったように、そのようなものがあり、相当大がかかりなことになったらどのように対応するのか。
○スポーツ課長 遺跡の数がどのぐらいかは、教育委員会のほうでないと、私のほうではそこまで把握していないが、国府台野球場の付近に国衙、国庁が存在するような話は聞いており、その国衙、国庁につながる道が国府台の県営住宅の建てかえのときに見つかったと把握している。仮にそのようなものが野球場から出ることになった場合、基本的には国、県、教育委員会と調整しており、どのようなものが存在するのかを確認させていただいて、地中できれいに保存して、その上で野球場を整備する。
○髙坂(こうさか) 進委員 わかった。ぜひしっかりと調査していただきたい。
○細田伸一委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 質疑を終結する。
 予算の総額については、他の常任委員会の審査結果を確認の上、修正等がなければ承認することで御了承願いたい。
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○細田伸一委員長 暫時休憩する。
正午休憩
午後0時1分開議
○細田伸一委員長 再開する。
 討論の発言はないか。
〔越川雅史委員 賛成討論〕
○細田伸一委員長 ほかに討論はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

所管事務調査

○細田伸一委員長 所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細田伸一委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○細田伸一委員長 以上で総務委員会を散会する。
午後0時7分散会

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