更新日: 2017年2月23日

平成28年9月市川市議会健康福祉委員会

開会

午前10時4分開議
○堀越 優委員長 ただいまから健康福祉委員会を開会する。

議案第21号 市川市地域活動支援センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について

○堀越 優委員長 まず、平成25年12月定例会から常任委員会における一問一答制が導入されている。委員におかれては、質疑冒頭に委員長に対し発言方法、[1]全て総括、[2]初回総括2回目以降一問一答、[3]質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 また、理事者におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。
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○堀越 優委員長 議案第21号市川市地域活動支援センターの設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば御説明願いたい。
○障害者支援課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○堀越 優委員長 質疑はないか。
○清水みな子委員 総括で行う。
 本案は、南八幡メンタルサポートセンターについて、障害福祉サービスのさらなる充実を図るためとのことである。デイサービスもそうだが、さらなる充実を図るためとの一言だけで民間事業者に運営を引き継ぐのはなかなか理解できないので、その点を説明願いたい。
 行徳にある身体障害者福祉センターのみを残すとのことである。南八幡メンタルサポートセンターのこれまでの利用状況を伺いたい。
○障害者支援課長 まず、さらに充実させる部分、つまりメリットになる部分を大きく4つに分けて説明する。1点目は、民間事業者が入ることで専門性が高まり、サービスの向上が期待できることであり、精神障害者に関するノウハウは、精神障害に携わっている民間事業者が大変多いので期待できることである。2点目は、今までメンタルサポートセンターで従事していた職員が本庁窓口業務に戻ることで、窓口業務の強化が図れる。3点目は、民間活力の今後の積極採用のきっかけになる面がある。既に市内では精神障害に関係する事業所が40あり非常に充実しているが、民間の事業所を育てる意味と、さらに力をつけていただくきっかけになる。4点目は、コスト削減である。これは主に職員の人件費の面でコスト削減が図れる。
 2つ目の南八幡メンタルサポートセンターの利用状況は、平成27年度で、開所日が年間293日、利用総数が4,987名である。
○清水みな子委員 1点目について、デメリットは考えていないのか。専門性が高まるとのことだが、これまで専門性がなかったわけではないと思う。その点と、コスト削減は幾らぐらいになるのか。
○障害者支援課長 1点目の専門性が高まる点については、南八幡メンタルサポートセンターに現在従事している職員の一部、特に非常勤職員は精神保健福祉士が採用されている。しかし、正規職員は全てが精神保健福祉士ではなく、一般の事務職職員がかかわっている。そういった意味で、現在も専門性がないわけではないが、民間に任せることでさらにそのノウハウを生かしていただき、専門性を高めることにつながると考えている。
 また、コスト削減についてはほとんど人件費で、約440万円である。少ない額だが、コスト削減が見込まれている。
○清水みな子委員 民間も今40カ所くらいあるとのことだが、職員がその都度異動するのか。市の窓口に戻るとは、もともと民間にするので戻ることになるのか。その点を確認したい。
○障害者支援課長 現在、南八幡メンタルサポートセンターで従事している職員は、市役所職員なので本庁に戻る。異動に関しては、メンタルサポートセンター利用者からの要望の中に、精神保健福祉士の資格を取得している職員は非常勤職員が多く、1年か2年で異動することが多いので、利用者から人間関係をつくる前に異動になってしまうことへの不安の声が寄せられている。民間事業者に任せることになれば、当然一、二年で異動することはないので、利用者の精神的なバックアップにもつながっていくと考えている。
○久保川隆志委員 質疑は2点、総括で行う。
 南八幡メンタルサポートセンターと市川市身体障害者福祉センターの2つの施設があるが、今回1つだけ運営を民間事業者に引き継ぐに至った経緯は何か。身体障害者福祉センターも今後民営化する予定があるのか。それは近年なのか、数年後なのか、また体制が整い次第なのかわからないが、そのような動きがあるのか。
 来年の4月1日に引き継ぐに当たり、スタッフがかわることで、また一から人間関係をつくらなければならないが、どのように引き継いでいくのか。ボランティアのように非常勤の方が寄り添いながら行うのか、もしくはその方が民間事業所に入り、転職のような形で行っていくのか。身体障害者個人に対してのケアはうまく引き継がれるのか。
○障害者支援課長 1点目、南八幡メンタルサポートセンターだけを民営化する件については、現在南八幡メンタルサポートセンターで行っている相談業務のことがある。
これは課の方針で、国が推奨している障害者に関する相談事業を一括し、多くの相談、幅広い相談を行う基幹相談に移管するための1つの準備作業と捉えていただきたい。
現在メンタルサポートセンターで行っている相談事業は精神障害の方のみの相談になっており、知的障害や身体障害等たくさんの障害の方や難病の方もいるので、全ての相談を受けるための準備として、まず南八幡メンタルサポートセンターから相談部分を外して民間に渡すとの考えである。
 身体障害者福祉センターの今後については障害者施設課の管轄になるので、障害者施設課と障害者支援課共同で考えていきたい。
 2点目の利用者のケアの問題である。引き継ぎに関しては大変難しい点がある。精神障害の方は、特にメンタルの部分でケアをしていかなければならない。しかし、1つ問題点があり、メンタルサポートセンターに通っている方は、通常の福祉施設と違い毎日通うものではなく、その方が、きょうは体調がいい、精神的にもリラックスしているときに通われるので、少しずつ職員が入って話をしていき、出席されたときに一つ一つお話しする積み重ねにより、これを引き継ぎの形に持っていきたいと考えている。
○久保川隆志委員 きめ細かな部分が一番大事だと思うので、今後ともよろしくお願いしたい。
○堀越 優委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔清水みな子委員 反対討論〕
○堀越 優委員長 ほかに討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○堀越 優委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第22号 市川市老人デイサービスセンターの設置及び管理に関する条例及び市川市保健医療福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について

○堀越 優委員長 議案第22号市川市老人デイサービスセンターの設置及び管理に関する条例及び市川市保健医療福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば御説明願いたい。
○福祉政策課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○堀越 優委員長 質疑はないか。
○清水みな子委員 総括で行う。
 改正前の条例では、南八幡老人いこいの家を南行徳デイサービスセンターがあわせて管理するようになっているが、今回の改正では、民間に移譲された後も老人いこいの家の管理を行うのか。
○福祉政策課長 南行徳デイサービスセンターについての質疑だが、今回の議案の中には入っていない。
○堀越 優委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔清水みな子委員 反対討論〕
○堀越 優委員長 ほかに討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○堀越 優委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第26号 平成28年度市川市一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会に付託された事項

○堀越 優委員長 議案第26号平成28年度市川市一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔福祉政策課長、障害者支援課長、地域支えあい課長、市営住宅課長、こども施設運営課長、発達支援課長、子育て支援課長、こども福祉課長 説明〕
○堀越 優委員長 質疑はないか。
○片岡きょうこ委員 総括で行う。
 15ページ、社会福祉総務費25節積立金で、高額寄附があったとのことだが、誰から、どのような経緯で寄附があったのか。
 19節負担金補助及び交付金について、スプリンクラー設備費用の一部負担とのことだが、何割が上限なのか、何台導入したのか等、一部負担のもう少し詳しい説明をお願いしたい。
 また、介護ロボットの導入に対する補助の上限が92万円余とのことだと思うが、これは1台当たりどのくらいのものを導入するのか。また、何台導入できるのか。
 15節工事請負費については屋根の老朽化とのことだが、屋根以外は大丈夫なのか。もう少し詳しく教えていただきたい。
 17ページ、児童福祉総務費15節のいちかわ保育ルームについて、場所の詳細を教えていただきたい。
 就労が短いパートタイムの方のお子さんを預かるとのことだが、開園時間は何時から何時までか。
 整備工事費にはキッチンや備品も含めてあると思うが、建物附属設備で一体どのようなものが入っているのか教えていただきたい。
 19節負担金補助及び交付金、私立保育園補助金について、もう1度詳細を教えていただきたい。
 保育園費の7節賃金、非常勤職員等雇上料で、食事をつくる方がなかなか決まらず、人材派遣会社から派遣してもらっているとのことだが、なかなか決まらない理由は何で、どのぐらいの期間決まっていないのか。また、直接常用雇用の方を雇う場合と、人材派遣の場合では、どのぐらい金額の差が発生するのか。
 19ページ、18節備品購入費でバスを購入するとのことだが、このバスはどこで使うことになっているのか教えていただきたい。
 7目子育て世帯臨時特例給付金給付事業費の23節償還金利子及び割引料で、実績が下回った理由は何か。
○福祉政策課長 15ページ、積立金の福祉基金積立金の寄附については、市川市内にお住まいの方が、終えんを迎えるに当たり、市川市の高齢者施策で大変世話になり感謝しているとの遺言をいただき、感謝の気持ちとして4,400万円の寄附をちょうだいしたものである。
 19節、小規模介護施設等スプリンクラー設備等補助金については、補助単価が1㎡につき9,260円、これが1,000㎡未満の場合は上限328万3,000円になっている。
 介護ロボットについては、15法人に対し1法人当たり1台の計算で、上限が92万7,000円である。実際購入されているロボットについては、重い物が持てるようになるパワーアシストスーツ、会話ができるコミュニケーションロボット、徘回などの際に早期発見できる見守りシステム、また電動補助カートなどがある。ロボットの場合、単価が安いものであれば2台から3台購入できるところもある。
○市営住宅課長 15ページ、15節工事請負費の市営住宅改修工事費について、平田団地の屋根を改修する以外にどこを改修するのかとのことである。2点あり、平田団地の屋上防水シートを直すことと、外壁に爆裂が生じているので外壁を直すことが主な工事内容である。
○堀越 優委員長 その2つを行う以外は大丈夫なのか。
○市営住宅課長 内装については、個々の入退去や希望により、状況を見て判断しているので大丈夫である。
○こども施設運営課長 17ページの児童福祉総務費第15節工事請負費について説明する。いちかわ保育ルームの場所は、市川こども館、大洲幼稚園、南行徳幼稚園、今回の補正予算はこの3カ所である。整備の中身であるが、幼稚園2カ所については基本的に大きく施設をいじるような改修は行わない。スタッキングベッドや靴箱、電子レンジ、冷蔵庫など、保育に必要なものを備品の中で整備する。
 市川こども館については1階のスペースの改修が少し必要であり、かつてあった厨房設備を撤去する。備品はほぼ同じものが整備の対象となる。
○こども施設運営課長 4目保育園費7節賃金について、1つ目はなぜやめるのかとのことである。調理員がやめる理由はさまざまあるが、調理業務が難しいこともある。例えば、アレルギー対応食材を調理するには、通常の家庭の中で行う調理よりもさらに細かい刻みが発生することもある。それから、転職して民間保育園に就職するなど、なりわいと考えている方はやはり給与面もある。家庭内の事情や人間関係もあり、やめる方にはそれぞれ事情がある。
 不足の状況については、7月1日時点で市川市の基準に対して9.5人不足しており、派遣の委託料は10人分でお願いしている。
 金額の差は、週35時間の調理員は1,230円の時給であるが、派遣になると2,000円ぐらいになると見込み補正予算を計上した。
 いちかわ保育ルームの開園時間は、午前9時から午後5時を想定している。
○発達支援課長 19ページの18節備品購入費のバスについては、福祉型児童発達支援センターのあおぞらキッズと医療型児童発達支援センターおひさまキッズに通園する児童の送迎に使うものである。
○こども福祉課長 19ページ、23節子育て世帯に係る償還金の実績が下回った理由であるが、こちらの国の補助金については2種類の内容となっており、事務費に係る補助金と、平成27年6月分の児童手当を受給するお子さん、一定所得を下回る方に対して、1人につき3,000円支払われる給付金本体の2種類となっている。特に、給付本体の1人当たり3,000円の給付金について、実際の見込みより所得を超過する方がふえたことから、給付金支給者が減となり不用額が生じたものである。人数は5万1,000人のお子さんを見込んだところ、結果として4万9,964人で1,036人の減となり、補助金も減額となったため、償還することとなった。
○片岡きょうこ委員 15ページの社会福祉総務費25節積立金について、市内の方が大変お世話になり感謝しているとのことで、ぜひ職員やかかわった方にこのお礼の言葉を伝えていただきたい。大変大きな金額でありがたいが、本市からお礼などその後のフォローはあったのか。
 17ページの保育園費の7節賃金について、今9.5人不足しており派遣を受けているとのことだが、支払いを今までと同じように設定するのではなく、少し値上げしてでも、安定した形で仕事が続けられる環境づくりや賃金の再設定が必要なのではないか。アレルギー等の対応は確かに大変だが、どこの幼稚園、保育園でも提供しているところは対応していると思う。長く働けばそれだけ経験も積み増しされ、よりよい形で提供できるようになると思うので、補正予算の計上もそうだが、働く環境整備をもう少しサポートしていただきたい。
 19ページの子育て世帯臨時特例給付金給付事業費23節償還金利子及び割引料について、1,036人減とのことだが、もらい損ねている人はいないのか。
○福祉政策課長 寄附をいただいたことについては、遺族である兄弟に紺綬褒章の対象になるため受賞していただくことを打診したが、それらの公表や受賞については全て辞退するとの意向をいただき、対象とすることはできなかった。
○こども施設運営課長 賃上げ、環境整備の提案をいただいた。賃金を算定する中では、調理員についても実態が県下で1番か2番の水準での賃金を維持している。改善については給食設備を、例えば食器洗浄機が公立保育園にはなかったので今年度から導入し、環境改善に取り組んでいる。先ほどの賃上げの件については課題になっているので、また内部で十分に考えていきたい。
○こども福祉課長 給付金について、もらえていない方がいるのではないかとのことだが、対象となる世帯に対しては全て発送している。6月1日から12月1日までの6カ月間で申請していただいているので、それが100%かどうか今はわからないが、対象者には全て発送している。
○廣田德子委員 総括で行う。
 17ページのいちかわ保育ルームの3カ所については、いつ工事あるいは器具が入り、いつから利用可能になるのか。来年の春まで待たなければいけなのか。
 次の補助金について、事故防止のためにビデオカメラを設置するとのことだが、1園に何台、どこに設置するのか。公立も私立も同じような話があったので、説明願いたい。
○こども施設運営課長 保育ルームの整備工程について説明する。今回、補正予算を議決していただければ、できるだけ速やかに工程を決め、幼稚園を利用している保護者、お子さんとまず充分調整し、心配がない時期に工事を行っていく。幼稚園との事前打ち合わせでは、早くとも1月の冬休み時期に工事してはどうかと提案を受けているので、調整の上で年度内に完成させて、新年度4月1日からのスタートを見込んでいる。入園のアナウンスについては、12月から新年度入園の受け付けを始めるので、それまでの間にどのような要件が必要かとの要綱を定めて、市民の皆さんに周知し、そちらを先行させていくことを想定している。
 カメラについては、各保育園に1台を想定している。園長の判断で、廊下を走って危険があればそのようなところ、あるいは交差点などの、子供が見えない位置から出てくる場所など、園長がかつての事故の経験を踏まえて、最も有効だと思うところに配置する前提である。これは公立全園、私立は国庫補助金の対象事業であり、補助金を適用して希望のある園が対象となる。
○廣田德子委員 本当は一日も早く利用させていただきたいが、準備があるとのことである。
 幼稚園については、まだそこの在園児の保護者に対して説明していないのか。
○こども施設運営課長 南行徳幼稚園、大洲幼稚園については、7月の段階で保護者説明会を1度実施している。その際いろいろ質問をいただいたが、私どもも細かい運用の中身が定まっていなかったので、定まり次第案内することにしている。
○廣田德子委員 ビデオカメラについて、小さい保育園であれば20人から30人の園児がいるが、大きいところは100人から150人いるところもあり、1台で足りるか不安もある。予算的に、今年度はこれでとのことで解釈していいか。
○こども施設運営課長 施設内に設置するカメラは金額的な開きがさまざまにあり、施設当たり10万円限度なので、実際に1台の単価がどうなるかも含めて、この補正予算議決後に入札となり、その中で決まっていくと考えている。
○清水みな子委員 総括で行う。
 15ページの老人福祉施設整備費補助金であるが、場所と、29年度中となっていたが、いつ開設する予定なのか。法人は新しい法人か、これまでの法人が受けているのか。
○福祉政策課長 老人福祉施設整備費補助金について、特別養護老人ホームの開設場所は柏井町、開設は29年度中で、平成30年2月を予定している。法人は、今まで市川市内で特別養護老人ホームを開設している法人とは重複していない。
○清水みな子委員 新しい法人なのか。
○福祉政策課長 高齢者福祉施設の関係では新しい法人である。
○金子 正委員 9ページの日本中央競馬会競馬場所在市町村環境整備事業寄附金859万円、おひさまキッズ送迎バス購入事業指定寄附金について、私が議長のときにこの金額をできるだけ下げないように陳情した覚えがある。この時期の補正で計上されてくるのは、決定時期が新年度になってからなので、その時期はいつか。この事業寄附金のここ5年ほどの推移はどうか。
 おひさまキッズ送迎バス購入事業指定寄附金について、バスの購入を指定する寄附金の割には、歳出のほうで19ページに700万円、バス2台分と計上しているが、130万円と指定した理由は何か。指定寄附金の中に送迎バス購入事業指定寄附金130万円とあり、700万円と乖離があるが、どのような事情か。
 15ページの臨時福祉給付金事業国庫補助金償還金は、概算払いで人数的には減ったとのことで、そのことについては問題にしていないが、これは景気対策ではなくばらまきだと感じている。この臨時福祉給付金は本市における低所得高齢者が対象になっているが、人数はどのくらいいて、中には給付金は要らない人もいるのか。
○財政課職員 歳入第16款寄附金第1項寄附金第1目一般寄附金の日本中央競馬会競馬場所在市町村環境整備事業寄附金については、競馬場の所在している市町村にJRAから寄附金が送られるが、主にそこの競馬場での売り上げから配分される。今はネット等での売り上げが伸びてきているものの、競馬場での売り上げが全体的には落ちてきており、寄附金額も年々落ちてきている。
 第2目指定寄附金のおひさまキッズ送迎バス購入事業指定寄附金については中山馬主協会からの寄附だが、こちらも額は年々落ちてきている。
○福祉政策課長 7万4,880人の方を対象とし、全員に申請書を送付している。そのうち5万2,147人に支給している。申請率は72.5%である。
○金子 正委員 額が減っているとのことだが、どのような割合か。今数字がわかれば教えていただきたい。
 おひさまキッズについて、バス購入のための寄附金は毎年あるのか。それを積み立てていき、バスを買うのか。130万円ではバスを買うには少ないので、毎年これが指定されているのか。
 高齢者の臨時給付金は申請が72.5%で、20数%は通知しても申請してこないとのことである。これは本人の意思だからこれでいいと捉えるのか、それとも、支給するから、できるだけ申請するよう奨励するのか。
○財政課職員 中央競馬会からの寄附金額については、今手元に数字がない。
 おひさまキッズについては、中山馬主協会の社会貢献事業の一環として、毎年社会貢献事業で寄附したい、何かそれに該当する事業はあるかとの申し出があるので、今回はバスの老朽化が進んでいることを挙げたところ、それで決定をされ、今回バスの購入に寄附金を充てさせていただくとのことである。
○福祉政策課長 対象者については、まず、恐らく対象になると思われる方全員に申請書を送付している。その中で、実際に充分な調査をしていくと、一緒に住んでいない方の扶養に入っていた場合は非該当になる場合もあるので、その関係で申請されない方もいる。その方はこの72%には入っていない。それから、国の周知や市でも独自に各自治会、民生委員に周知をするほか、医療機関や公共機関については、各場所にポスター掲示もお願いし、極力、口コミも含めて周知している。それでも申請していただけない方もいるので、その場合はもう1度申請書を送付している。
○金子 正委員 中央競馬会からの寄附金額については後ほどお願いする。
 おひさまキッズの130万円は、バス購入費の一部に充てるとのことで結構である。
 対象者には申請するよう働きかけているとのことである。政府の意向でできるだけ給付し消費に回してもらうことが目的なので、その辺もしっかりお願いしたい。
○久保川隆志委員 総括で行う。
 15ページの社会福祉費の障害者支援費、改修工事費の南八幡メンタルサポートセンター改修工事費は、非常時の避難動線とのことで、平成27年の安全衛生委員会で指摘された部分だが、今回、仮に議案が議決された場合のこの部分、非常時の避難経路以外にも改修しなければいけない部分が出てくる可能性はあるのか。基本的には指摘された部分だけで済めばいいが、その部分を把握されているか確認したい。
 高齢者支援費について、補助金の中で介護ロボットについては今回から初めて導入されてくるのか、既に導入され予算計上されていたかは不明だが、今後、この予算も徐々に拡充していく考えがあるのか。介護不足にちなんで見解を伺いたい。
 17ページ、事故防止用のビデオカメラの補助ないし設置費とのことで、社会福祉総務費の中では私立保育園への補助金として2,090万円の予算が計上されている。また、保育園費の中では事務用機械器具として210万円の予算が計上され、これは公立保育園各園に1台とのことだが、私立保育園の補助に対する2,590万円の枠づけに関しては、私立保育園への補助だと思うが、申請ベースで各園1台の積算なのか、申請ベースでマックス各園何台ぐらいとの捉え方で積算されているのか。先ほどの公立保育園では各園1台との計上だったが、その辺の違い、詳細がわかればあわせて教えていただきたい。
○障害者支援課長 南八幡メンタルサポートセンターについては、この建物は非常に古いので、これまでもエアコン改修などの修繕を重ねてきた。現時点では避難ばしごにかわる非常階段の設置に向けたものだが、現在はほかの修繕箇所はないと認識している。
○福祉政策課長 ロボットの補助金については今年度が初めてである。この事業については、補助を受けた事業について、今後3年間使用効果について毎年市を通じて国に報告することで効果を検証することになっているので、来年度も続くものと考えている。
○こども施設運営課長 カメラについて、公立は21台、民間保育園は何台かとの質疑である。民間保育園は施設に設置するかを問いかけ、19施設から設置したいと回答があったため、19施設である。
○久保川隆志委員 19施設の私立保育園は全部ではなく申請の受け付け順と理解した。
○堀越 優委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第27号 平成28年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

○堀越 優委員長 議案第27号平成28年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔国民健康保険課長 説明〕
○堀越 優委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第31号 平成28年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)

○堀越 優委員長 議案第31号平成28年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔国民健康保険課長 説明〕
○堀越 優委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第30号 平成28年度市川市介護保険特別会計補正予算(第1号)

○堀越 優委員長 議案第30号平成28年度市川市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔介護福祉課長 説明〕
○堀越 優委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第33号 補助金返還請求事件の和解について

○堀越 優委員長 議案第33号補助金返還請求事件の和解についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば御説明願いたい。
○こども施設運営課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○堀越 優委員長 質疑はないか。
○片岡きょうこ委員 総括で1問行う。
 過大請求がわかった経緯を教えていただきたい。
○こども施設運営課長 平成25年に、平成24年度分の実績報告書の審査をしていた際、担当職員が現実的にはあり得ない時間外の時間数があることに気がついたことがきっかけである。部の中で基準に照らし合わせ、基準に適合する、あるいは拡大解釈して適合できるか整理していたが、最終的に8月の段階で議会からの指摘があり、詳しく再調査を行って、現在の状態になっている。
○片岡きょうこ委員 被告は補助金制度が非常に複雑であったと述べているが、他の園はこのようなことが発生しない確信はあるのか。調査したのか教えていただきたい。
○こども施設運営課長 議会の指摘をいただき、当然他の園にも可能性があることから、当時補助金を受けていた36施設について調査した。やはり補助基準の読み間違いから勘違いをして、こちらに請求するものを別のもので請求していたことも明らかになったため、これは自発的に返還願うことにして、保育園側もそれを承知して、昨年3月31日までに全額返還された。
○佐藤義一委員 この事件は大きく報道され、議会でも大変な問題になり、市当局、市長もやむなく3,326万4,740円を基準に適合しないとのことで請求し、裁判沙汰になった。ただ、私は当時から感じたが、待機児童が慢性的に発生し、市川市も私立の保育所にずっと協力をお願いしていた。そのような中で、今回の当事者も、なるべく市川市の要請に応えようと懸命に努力していた。一方、ミスと言えばミスだが、補助金の一部が基準に適合していないことが後で発覚し、余分に出したものを戻せとなってしまった。そうなると、チェックの仕方において市川市にも責任がある。そうであれば、3,326万円請求したのが裁判所で却下されてほしいと私は思っていたが、差し引き2,480万円に減額しただけで和解に至った。福田代表が、例えば自分で不当に使用したわけではなく当時の職員に払っていたのであり、市川市は仕方なしに請求したが、これは市川市自身が反省すべき事件であり、代表の福田氏に請求したのは私は問題であったと個人的に思っている。見解を伺いたい。
○こども施設運営課長 質疑された点については、他の保育園の調査の中でも、やはり市の基準できちんと運営し、わからないところは、私たちがきちんと説明し、充分に理解していただかなければいけなかったのではないかとの指摘があった。私どもの基準での運営を見に行き、実際に話を聞く中では、これは当然のことかなとも感じる。
 先ほど質疑をしていただいた和解条項については、相手方がそのように主張していることを裁判所が勘案し、一定の額を返還するかわりに、このような文言も入れて、行政として反省しなさいとの内容が組み込まれたものと理解している。仕組みとしては、補助金制度、委託料化を行うなど、誤解のない仕組みには置きかえてきたが、この事件の経緯を考えると、行政にも一定の責任はあったかと考えている。これは過去の本会議でも答弁しているが、私どももそのように考えている。
○佐藤義一委員 これは議会で取り上げられ、当該保育園は非常にけしからんとのことが必要以上に、いかにも悪質なように問題化されたと私は認識している。これは、慢性的な待機児童解消のために本市が要請し、先方もできる限り応えようとし、結局基準を満たさない補助金が当時の従業員に支払われてしまった。特定の人にこの3,000万円が行ったわけではない。当時、議会で問題になったので市当局も泣く泣くもしくは、市民に対して市川市の姿勢を示す意味で告訴、請求に踏み切ったのだから、私は先方に同情する。
○金子 正委員 このことは議会で大騒ぎした割には、事前の本会議では、代表質問で取り上げたのは我が会派だけだった。3,326万円請求して、和解が2,480万円、この差が900万円ある。これはやはり過大請求だと認められたのが2,480万円、差額の900万円は正当であったとの認識をされたのだろう。900万円の内訳を説明していただきたい。
 9月14日に和解され、9月30日までに支払えとある。仮に議会がこれではだめだと否決した際には、14日には和解できないことになるのか。議会が可決しなかった場合にはどのようになるのか。
○こども施設運営課長 和解に至る金額の内訳を説明する。この中に事務手数料、遅延損害金がある。ただ、本体が845万5,300円減った理由は、他の園と同じ基準の取り扱いをした結果、この額はつけかえをできるだろうとのことから、全く他の園と同じ取り扱いを行いこの金額になった背景がある。そのような意味では、市川市の基準を適用し、全園が同じ基準を適用した結果、この金額をお返しいただくとの結論に至った。
 今定例会で否決された場合は、相手方もあり、14日には13回目の裁判所で会うので、その場で情報共有を行い対応を考えていくことになる。
○金子 正委員 八百数十万円が他園と比較したら妥当であったとのことで和解に応じると聞こえたが、3,300万円の根拠が理解できない。本来、そういうものを整理した結果、3,300万円になった。今のように説明されると、もともとの請求根拠が問題であるとも捉えてしまう。同時に、裁判所の和解の感覚の中で判断された、つまり、これは正当だ、これはどうだとは、裁判所の判断で和解の根拠になったのか。いや、皆さんからこの八百数十万円の差は、他園と比較して同等にすれば減額されてもいいとのことで和解に応じるように、どちらが正しいのかわからない。
 また、14日には、もしこの議案が今定例会で否決された場合には新たな対応とは、和解できないことになるのか確認したい。
○こども施設運営課長 金額についてである。当初、監査の結果を踏まえて、市としては3,300万円を返還願う整理を行った。この段階では、補助金は1度交付決定したものは、通常であればそのまま交付決定、本来請求すれば支給されたであろうものへのつけかえをしないことを原則として補助金を取り扱ったので、これについては3,300万円請求するとのことでまず提案した。この福治会の調査も、他園の調査も含めて各園からいろいろな状況を聞いていくと、やはり行政側にも一定の不手際として、基準をきちんと伝えていなかった点や、共通理解を得られていなかった背景があるので、補助金の原則にのっとるべきところではあるが、今回の場合は本当は正しく指導していればその園に被害はなかった、きちんと交付できたものとのことで、さかのぼって申請を出し直してもらい、再決定をすると決定したところ、このような金額が減額になった。
 14日、和解がここで達成できない、何か条件を変えなければいけないとの指摘が議会からあれば、それを踏まえて対応を考えなければいけないと考えている。
○金子 正委員 裁判所からの和解勧告としてこの金額が出たのか、市として妥協できる金額としてこちらから出した数字なのかそこを質疑したい。同時に、こちらの非もあるので、ある程度やむを得ないところでの市としての数字なのか。そこだけ整理したい。和解のために裁判所が出した2,400万円なのか。
○こども施設運営課長 12回の口頭弁論の中で、相手方の主張も当然あった。その中では、2,600万円ぐらいなら返還に応じてもいいとの申し出があったのは事実である。一方、私どもとしてはほかの園とのバランス、基準の適合の考え方があるので、歩み寄ってきた、数字が近くなってきたので、私どもとしては基準どおりの金額で提案し、合意に至った。
○金子 正委員 12回の口頭弁論の中からお互いに和解ができたと捉えた。つまり、裁判所の和解勧告の金額ではなく、お互いの口頭弁論の中での妥協の産物がこの2,400万円とのことでいいか。
○こども施設運営課長 裁判所のやり取りについては、私どもの主張があり、相手方は私どもが部屋から出ている間に裁判官とやり取りを行っている。この繰り返しの中で、裁判官から、相手方はこう言っているがどうかと提案があり、何度かやり取りを行い、最終的にこの数字になった。
○加藤武央委員 この議案の発端の1人であると思うが、私と県議と当時の部長で、これが相当私たちにとっては迷惑がかかり、警察にも全部相談に行っているメンバーである。その中で、ここにかかって和解は2,400万円近くで私はいいと思うが、ここにかかわった、迷惑をこうむった私たちには全く経緯の説明がない。今後、当時の部長なり、私なり、県議なりに、このようなことでこのように落ち着いたと知らせる考えはあるのか。
○こども施設運営課長 部の内部でもそのような検討は行っている。持ち帰り、部長以下検討し、報告する。
○堀越 優委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

請願第28-2号、第28-3号(閉会中継続審査事件)

○堀越 優委員長 請願の審査に入る。
 まず、請願の取り下げについてだが、請願第28-2号公立保育所の一般財源化を廃止し、直接補助制度に戻すことを求める意見書の提出を求める請願及び請願第28-3号子育て費用の家計負担軽減化をはかるために保育料の低減化を求める意見書の提出を求める請願については、両請願とも請願者から取り下げ願が提出されているので、それぞれ取り下げについてお諮りする。
 まず、請願第28-2号についてお諮りする。
 請願者からの申し出のとおり取り下げを承認することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 御異議なしと認める。よって申し出のとおり取り下げを承認することに決した。
 次に、請願第28-3号についてお諮りする。
 請願者からの申し出のとおり取り下げを承認することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 御異議なしと認める。よって申し出のとおり取り下げを承認することに決した。
 次に移る。

請願第28-10号 公立保育所の一般財源化を廃止し、直接補助制度にすることを求める意見書の提出を求める請願

○堀越 優委員長 請願第28-10号公立保育所の一般財源化を廃止し、直接補助制度にすることを求める意見書の提出を求める請願を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○堀越 優委員長 意見を求める。
○久保川隆志委員 今回の請願に反対の立場で意見を述べる。
 一般財源化を廃止して直接補助制度にすることは、市川市の今の待機児童の拡大を見ると、解消に向けては大変重要な課題と認識している。また、少子・高齢化が進んでいる中で、市川市の喫緊の課題であることも認識しているが、国の一般財源化、公立保育園に限ってとの部分も、少子化対策の部分では、公立保育園に対する直接補助、その分財源が確実に確保されるので大事な部分であるが、それ以外の、これをはじくことで一般財源がその分減ってしまい、いわゆる高齢化社会にかかわる部分の一般財源が削られる可能性もある。そのような部分からも、今までの平成16年に税と一体改革とのことで国が取り組んだ一般財源化であるが、その現状の中で均等に割り当てられることを望む形で反対を述べる。
○廣田德子委員 賛成である。
 今、市川市では公立保育園が民営化され、民間に移譲している部分が非常に多い。しかし、民間保育園は園長、理事者によってかなり保育内容も変わってきている。民間の先生に聞くと、やはり公立の園長先生にお話を聞き、基本に戻ってきちんと保育していくことを念頭に置いていつも行っているとの話であった。そういう意味では、公立保育園は市川市としても非常に大切にしていかなければいけない保育園であると思う。しかし、公立の保育園が壊れてしまったり、建て増しをしなければいけない現状にあったときには、一般財源化されてしまったことで、このお金を自由にそのために使えないことがネックになっており、やはり公立を存続することが難しくなってきている。ぜひこの請願を採択していただき、一般財源化ではなく、やはり公立保育園を充実するために使ってもらいたい、そのように国から市川市に補助金を交付していただきたいと考えているので、賛成である。
○加藤武央委員 賛成の立場から意見を述べる。
 今、日本共産党が述べられた意見は私どもと同調するものではないが、前回請願第28-2号を継続にした委員の一人として言うが、国が何も行っていないなど何かではおかしいとのことで、文章も変えていただき、取り下げていただいて、今回は、市川市役所の担当部局は、公から民へとの方針は変えないことを確認している。その中で、公立をなくすことは今はないとも言っていただいている中で、一般財源化してしまうと公立のほうに対する支援ができない。だから、役所の側は直接補助金を入れてもらえれば役所側が使えるので、待機児童解消を目指せるとのことである。つけ加えるが、私の立場としては逆にこの請願は採択していただきたい。
○堀越 優委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 採決する。
 本請願を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○堀越 優委員長 挙手多数。よって本請願は採択すべきものと決した。
 次に移る。

請願第28-11号 介護保険制度における軽度者への福祉用具等の給付を継続する旨の意見書提出に関する請願

○堀越 優委員長 請願第28-11号介護保険制度における軽度者への福祉用具等の給付を継続する旨の意見書提出に関する請願を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○堀越 優委員長 意見を求める。
○加藤武央委員 賛成の立場から述べる。
 今読み上げたとおり、私どもにとってこの補助制度の予算確保はすばらしい内容であると考える。先ほどの請願同様、是々非々で言えば必ずこの請願は採択していただきたい。
○久保川隆志委員 賛成の立場から一言述べる。
 軽度者向けの福祉用具について、手すりや歩行器などは、転倒防止や骨折の予防にもなってくる。そのような意味では、逆にそれがあることにより予防にもなるが、ないことにより要介護度が増す、悪化する可能性もある。逆に、高齢者の閉じこもりの防止にもなってくると考えられるので、外に出る機会をつくってあげる部分でも非常に役立てられる請願だと考えるので、賛成である。
○堀越 優委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 採決する。
 本請願を採択すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 御異議なしと認める。よって本請願は採択すべきものと決した。
 次に移る。

所管事務調査

○堀越 優委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○堀越 優委員長 以上で健康福祉委員会を散会する。
午後0時7分散会

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