更新日: 2019年12月20日

令和元年9月市川市議会健康福祉委員会

開会

会  議  概  要
午前10時開議
○増田好秀委員長 ただいまから健康福祉委員会を開会する。
―――――――――――――――――――――――――――
○増田好秀委員長 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、[1]総括、[2]初回総括2回目以降一問一答、[3]質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるよう願いたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言されるよう願いたい。

議案第22号 市川市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について

○増田好秀委員長 議案第22号市川市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○生活支援課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○増田好秀委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第23号 市川市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について

○増田好秀委員長 議案第23号市川市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○こども施設計画課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○増田好秀委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第24号 市川市立保育園の設置及び管理に関する条例及び市川市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部改正について

○増田好秀委員長 議案第24号市川市立保育園の設置及び管理に関する条例及び市川市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○こども施設入園課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○増田好秀委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 全て総括で行う。
 本会議でも大分議論が出ているが、私立保育園の場合はどのような扱いになるのか。それから、市の持ち出しが2億円ぐらい減るとの話もあったが、これをどう活用していくのか伺う。
○こども施設入園課長 1点目の私立保育園については、保育料部分は無料になるが、その部分については国で2分の1、県と市で4分の1ずつ負担する。
 2点目の公立保育園については、2億円の歳入減となる。来年度以降は、全額市の持ち出しで、今年度は国の交付金で全額手当てされる予定となっている。
○金子貞作委員 公立と私立の違いは、公立の場合は1,500円上乗せして負担がないようにするとのことだが、私立の場合は4,500円しか出ないということか。
 それから、2億円の収入が減ということは、今年度は全額国の負担で、来年度以降の負担割合は、公立の場合はどうなるのか。
○こども施設入園課長 1点目の私立保育園の副食費4,500円については、全額実費負担となるので、施設と保護者のやりとりとなる。また、4,500円を超えた部分は1,500円を上限に補助することになる。その経費は市が全額負担する。
 2点目の公立保育園の保育料の2億円については、来年度以降は全額市の負担となる。
○金子貞作委員 来年度以降は、私立は国も負担するが、公立の場合は全額市の負担となるのか。
○こども施設入園課長 そのとおりである。
○稲葉健二委員 1点総括で伺う。
 この無償化については、本会議でもいろいろ言われているように、公立も私立も、無償化という言葉だけが世の中に広まってしまっている。無償化にあわせて、副食費は実費負担となることも含めてちゃんと広報して無償化を説明する必要があると思うが、どのように考えるか。
○こども施設入園課長 給食費については、7月に保育園、幼稚園の利用者に制度の説明はさせていただいたが、無償化というイメージが大きく、全額無料になるのではないかという意識を持った保護者がおり、市にも幾つか相談等来ている。そのようなこともあるので、秋から新入園の募集が開始される際に、申し込みの案内の冊子を配っているので、そこへしっかり明記をし、申し込みをされた方には無償化でも副食費がかかることを周知して、事業者、保護者が理解を持って対応できるように進めていきたいと考えている。
○稲葉健二委員 そのとおりである。逆に言うと、今までこういう払い方をしていたが、10月からは全部ただになるという単純なイメージを持っている方がかなりいらっしゃる。給食費の中でも階層によって云々という部分もあるので、受け付けの段階や在園児の保護者に対してもよく理解をさせていかないと、勝手な風評みたいなものがどんどん回ってしまい、実態と違って問題になったり、家の中でも問題になったり、それが広まる可能性もあるので、その辺はしっかり行っていただきたい。
○加藤武央委員 この問題は私も代表質問で取り上げた。私は給食費と大まかにしたが、主食費と副食費と分かれているとのことで、主食費は市が払う、副食のおかずやおやつ代は保護者が払うということも、今、稲葉委員の言われたとおり、これから入る人たちに対してPRをしていただきたい。給食費がただになってよかったですねとみんなが声をかけるので、保護者は悔しい。保護者は払っているし、月に4,500円を超えないと1,500円は出ないという理解をするべきであると、もう一度PRをしていただきたい。主食費は市が払うが、副食費は保護者が払う、手数料については議場で言っているので、そういうことを強く説明してくださるよう要望する。
○やなぎ美智子委員 1点伺いたい。
 新聞報道によると、給食費を滞納した場合には児童手当から相殺していいかという同意書を全保護者に渡したが、その返事がなくても再通知はしないとあり、何人かから問い合わせがある。それについて正確に伺いたい。
○こども施設入園課長 給食費の滞納の場合、国から保育料と同様に、児童手当を充ててよいと示されている。公立保育園において、こういう制度があるので、使いたい方は申し出をしてくださいと案内はしている。ただ、申し出については強制ではないので、出ていなくてもよい。ただ、そういう制度があるとチラシの中で紹介させていただいた。
○増田好秀委員長 やなぎ委員に申し上げる。議題外なので、ほかは一般質問で調整していただきたい。
 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第25号 令和元年度市川市一般会計補正予算(第2号)のうち本委員会に付託された事項

○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午前10時13分休憩
午前10時15分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第25号令和元年度市川市一般会計補正予算(第2号)のうち本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔福祉政策課長、市営住宅課長、子育て支援課長、こども福祉課長、発達支援課長、生活支援課長、保健医療課長、疾病予防課長、斎場霊園管理課長 説明〕
○増田好秀委員長 質疑はないか。
○つかこしたかのり委員 総括で行う。
 19ページ、生活保護総務費について伺う。生活保護システム改修委託料について、本市においては、今回、補正予算でDXなども計上されていると思うが、このシステムはこれだけで独立していて、そういったシステムとのひもづけなど、互換性はないのか。
○生活支援課長 このシステムは単独で動いている。現時点ではDXとのリンクは考えていない。
○やなぎ美智子委員 19ページ、生活保護システム改修委託料について、勉強不足で申しわけないが、生活保護システムの全部なのか、一部の改修となるのか、何のシステムなのか具体的に教えていただきたい。
○生活支援課長 このシステムは、生活保護受給者の世帯情報や支給内容、文書を送るシステムなど生活保護全体のシステムである。今回の改修内容は、昨年、大学生になる方に進学準備給付金を支給する制度ができたため、マイナンバーとリンクさせるための改修、資産状況を調べるために、全国の自治体が生命保険会社に照会文書を送るが、その様式が各市ばらばらで、保険会社から国に対し、様式を統一してほしいとの要望があり、全国統一の様式にするための改修及び国のシステムが改修されるため、例えば保護の廃止の理由、死亡や収入増など入力できる項目を新たに加えるための改修、この3点は国からの通知に基づく改修内容である。そのほか、債権回収として返還金の回収を、今まで2台のパソコンを駆使してワードやエクセルに移して行っていたが、非常に効率が悪いので、このシステムを導入し、1台のパソコンで完結できるように改修する。以上4点が改修内容となる。
○加藤武央委員 初回総括2回目以降一問一答で伺う。
 17ページ、19節負担金補助及び交付金、老人福祉施設整備費補助金1億5,000万円は、高谷地区の桐和会の建物が対象になると思うが、繰越明許費に入っていて、3月には完成せず令和2年度の完成とのことであるが、この施設の進捗状況を確認する。
 同じページの13節委託料、市営住宅の160万円について、奉免町の崖のところを直していただくのは大変よいと思っている。その崖を修理した周辺の家屋調査と理解したが、どの辺までの軒数を調査するのか。160万円で足りているのか。費用対効果はいかがか。
○福祉政策課長 1億5,000万円の補助金は、高谷3丁目に建設が予定されている社会福祉法人桐和会が建てるものが対象になる。開設予定日は令和3年3月で、これから予算を認めていただいて工事に着手するという流れで、もともとこの日程である。工事期間が長いので、繰越明許費の補正予算を認めていただいて工事に着手する。
○市営住宅課長 17ページの委託料の対象となるのは、崖地の上の部分の4戸と考えている。費用対効果は、現時点で難しいが、費用については、1軒40万円を見込んでおり、概算で4軒160万円の補正予算を計上している。
○加藤武央委員 1億5,000万円に関して、プレゼンをして桐和会さんに決まったのはことしの8月、9月だったか確認する。
○福祉政策課長 これは昨年に決定されたもので、いろいろな協議が調って工事に着手するタイミングで補正予算を計上している。ちなみに、昨年補正予算をいただいたものは、現在大町で建設が進んでいるものになる。
○加藤武央委員 この特養に関しては、8月のプレゼンで9月か10月にトップの点数をとった方が受けるとのことで、今、大町の細川さんのことを言っていると思うが、この高谷は前の年に決定したということだと、指導を受けて、県の許可を得てゴーサインが出て約6億円近くの補助事業になるが、この1億5,000万円は3月ではなくて、最初からできるまでにはこんなに期間があったという解釈か。本来、開園まで3年の予定だったのか。令和3年に開所される施設を建設しているということか。原木が終わって次は高谷地区で、南にはないので、できるだけ早く開所していただきたい。令和3年に開所を目指すのではなく、令和2年度にはある程度補助金を出せるとのことなので、この件に関しては、市も全力で支援して開所を目指していただきたい。
 160万円に関しては、崖の上の4軒に対して1軒当たり40万円の委託料とのことだが、そんなにかかる調査をするのか。
○市営住宅課長 金額については、市営住宅課単独で積算しているわけではなく、設計監理課にも照会して提示された内容になっている。そこで現時点では約40万円かかる想定で、補正予算として40万円が4軒で160万円を計上させていただいている。
○加藤武央委員 委託先が家屋調査士なのか、土地調査士かわからないが、4軒で160万円かかると請求されていたら、どこの会社か答えられれば伺いたい。
○市営住宅課長 契約等については、今後、一般競争入札を行う予定で、入札や契約関係の事務手続も考慮して9月の補正予算で計上した。
○加藤武央委員 決めていくのはこれからと理解した。私もこの世界にいたので、価格が高いと思っていたが、入札で、皆さんが納得して払っていただけるところにしてもらえればよい。大変急なところなので、まず安全を面倒見ていただきたい。
○石原みさ子委員 総括で2点伺う。
 19ページ、児童福祉費、19節負担金補助及び交付金、未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時・特別給付金525万円について伺いたい。今年度限りで1人1万7,500円、300人が対象とのことであったが、対象年齢はゼロ歳から中学3年生までとの理解でよいのか。何月何日時点での計算になるのか。実際に支給されるのはいつなのか。この525万円、1人1万7,500円のこの臨時・特別給付金に係る金額は全額市の持ち出しで行うものなのか。
 同じく19ページ、18節備品購入費、発達センターのバスの836万円について、このバス1台の定員と、このバスを購入したことで何年ぐらいもつと考えているのか。実際の利用者とのバランスとしては、このバス1台で十分なのか。
○こども福祉課長 19ページ、未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時・特別給付金に関して、1点目の対象者であるが、児童扶養手当自体はひとり親に対する手当であり、例えば離婚した者、死別した者、未婚で産んだ者で、その子に対しては出生から18歳で迎えた最初の3月末までが対象となる。今回対象となるのは、児童扶養手当受給者のうち、これまで1回も法律上の結婚をしていない者だけが対象で、来年3月末までで18歳以下の子どもがいる児童扶養手当の受給者が対象となる。
 2点目の支給がいつなのかについては、児童扶養手当が、現在、4月、8月、12月支給であるが、法改正があり、今後は奇数の月に支給となるため、1月の児童扶養手当の支給と合わせてこの臨時・特別給付金を支給する予定で、1月10日ごろとなる。
 3点目の全て市の持ち出しなのかについて、補正予算で計上した経費は、交付金の525万円と事務経費の全てが国庫補助となるため、市の持ち出し分はない。
○発達支援課長 18節の備品購入費について、定員は25名を想定している。
 何年利用されるかについては、現在のバスが20年ほど稼働しているので、それぐらいは大丈夫であろうと思っているが、法律が変わり排ガスが規制がされたり、あるいは大きな故障があった場合は、その都度考えていきたい。
 利用者のバランスについては、今、送迎は4台のマイクロバスで行っていて、そのうち、今回対象のバスの利用者は、園児が11名、保護者が8名の合計19名であるため、基本的にはこの25名で賄えると考えている。
○石原みさ子委員 理解した。発達センターのバスについて再質疑する。今回購入するバスは、車椅子の子どもがそのまま乗れるなどの対応ができるバスとなっているのか。
○発達支援課長 車椅子がそのまま乗れるバスではない。通常のバスである。乗りおりについては、基本的には子どもなので、だっこしてチャイルドシートに乗せるのが通常の対応になっている。
○石原みさ子委員 送迎用で4台のマイクロバスがあるとのことであるが、4台のバス全てが普通のバスか。
○発達支援課長 残り3台についても、通常の仕様のバスとなっている。
○こども福祉課長 先ほどの答弁の追加で答える。臨時・特別給付金の対象については、基準日があり、令和元年11月分の児童扶養手当を受ける父または母で、法律婚をしたことがない方となるということを追加する。
○金子貞作委員 一問一答で2点伺う。
 17ページ、高齢者支援費、補助金、介護施設等整備事業補助金と、21ページ、自動体外式除細動器賃借料について伺う。
 まず、17ページ、介護施設等整備事業補助金について、先ほど地域密着型の話があったが、内容と金額の根拠を伺う。
○福祉政策課長 介護施設等整備事業補助金の中で、整備に関するものが1件ある。株式会社ニッケ・ケアサービスが開設を予定している北方1丁目の認知症高齢者グループホームで、6月にも補正予算を認めていただいたが、消費税増税に伴い補助金も増額されたので、その差額分160万円である。あとは、開設準備として5件ある。小規模多機能型居宅介護としてヒューマンライフケア株式会社が真間5丁目に開設を予定しているもので755万1,000円、同株式会社が併設で認知症高齢者グループホームの開設を予定しているもので1,510万2,000円である。ニッケ・ケアサービスの認知症高齢者グループホームについては、開設準備として1,510万2,000円、行徳中央病院の介護医療型医療施設の介護医療院への転換に伴い2,628万円、大町に社会福祉法人幸志会が建設を進めている特別養護老人ホーム(仮称)なごみに施設内保育施設の併設で420万円である。改修として行徳中央病院の介護医療院への転換として1億3,380万円、合わせて2億363万5,000円で、全て千葉県の補助を活用しているので、財源は確保されている。
○金子貞作委員 いろいろなことがわかったが、後でペーパーで出してもらいたい。
○福祉政策課長 たくさんあるので一覧にしてお配りしたい。
○金子貞作委員 ぜひお願いする。市の持ち出し分はどのぐらいあるのか。
○福祉政策課長 介護施設等整備事業補助金については市の持ち出しはない。
○金子貞作委員 国・県支出金で全額と理解した。地域密着型がなかなかうまくいかなくて倒産するともるる言われているが、この運営は大丈夫なのか。チェックはどのようにしているのか。
○福祉政策課長 地域密着型の事業所によっては厳しいとの声を聞くこともあるが、特にそこに対して市がチェックを行ってはいない。
○金子貞作委員 これは全部県任せで、市は県から来たお金を補正予算で出すだけか。
○福祉政策課長 この補助金については、各法人から申し出のあったものを精査して基準に合致するものを支出している。
○金子貞作委員 わかった。いずれにしても、今、介護施設も運営していけないところも出ているので、県ともよく相談しながら、適切な支出となるよう要望したい。
○増田好秀委員長 先ほどの一覧資料は、採決後、委員会後の提出になるが、それでよいか。
○金子貞作委員 結構である。
 次に、21ページのAEDについて、入札差金とのことだが、今何台これを設置しているのか、何者が応札したのか、入札は一括で行ったのか分けたのか、内容を伺いたい。
○保健医療課長 設置の台数は181カ所、193台を設置している。入札には3者が参加した。保健医療課とほかにも施設を管理している課があるので、一括して保健医療課でAEDの入札を行っている。
○金子貞作委員 3者の入札、181カ所の設置と理解した。リース期間は何年で、3者の中でどの会社が落札したのか。一括して落札したとのことであるが、落札率を伺いたい。
○保健医療課長 リース期間は5年間としている。芙蓉総合リース株式会社が落札をして、落札率は29.8%である。
○金子貞作委員 29.8%の落札率で利益があるとのことであるが、普通は余り考えられない。一番上はどのぐらいの金額だったのか。上と下の開きはどのぐらいあったのか。
○保健医療課長 落札について、第3位者の落札率が81.8%である。
○金子貞作委員 これは5年間リースで、5年間後に新しいものをつけかえるのか。この活用状況はどうなっているのか。
○保健医療課長 1度導入したAEDは、新たに入札をする際には、新しい機器に入れかえることになる。
○金子貞作委員 理解した。5年間使われた実績はまだないのか。
○増田好秀委員長 保健医療課長、活用状況も先ほど質疑があったので、どのように活用されているかも含めて答弁を願いたい。
○保健医療課長 前年度は、実際に利用された実績はないが、AEDは適宜貸し出しを行っている。
○金子貞作委員 昨年度は貸し出しがなかったとのことだが、5年間もなかったのか。それと、5年間リースで借りていて、活用方法について、例えばイベントでどんどん活用を促していくなどしないと、リース料だけ払って活用が1件もないのではもったいない。活用してもリース料に変更はないのであれば、活用の方法を検討すべきだと考えるがいかがか。
○保健医療課長 説明が悪くて申しわけない。心肺停止となってAEDが実際に使用された実績が、前年度はゼロ件であったということである。貸し出しやAEDの使用については、訓練などの際には使用しているので、活用している。
○稲葉健二委員 2点総括で伺う。
 19ページ、19節負担金補助及び交付金のアクス本八幡の老朽化に伴う45万3,000円の詳細を伺う。総会でどう決まって、このお金がどう活用されるのか。アクス本八幡に入っている部署全部で45万3,000円なのか。
 その下のバスについて、議場での説明だと、今までのバスが子ども用の座席であったのが、今度は大人用の座席にしてチャイルドシートを使うと答弁していたと思うが、その場合に、チャイルドシートは備えつけられて、この購入費の中にチャイルドシート代が入っているのか。チャイルドシートも子どもの大きさに合わせたものが必要になるが、どういう装備をしているのか。
 この補正予算が認められたら、いつ納品されて、いつからこのバスが使えるようになるのか。
○子育て支援課長 アクス本八幡については、1997年2月から供用開始をされていて、既に20年以上経過している建物である。この間、平成27年6月に開催された通常総会において長期の修繕計画の改定が審議され、承認された。それに基づき、今後、長期修繕計画を実施していくことになるが、将来において特別修繕費が残高不足となることが見込まれるため、今回、その改定が行われたものである。該当になるのは、こども政策部が活用している2階のフロア約500㎡の面積の部屋になる。金額は、これまで一月当たりの修繕費として5万300円であったところが、10月以降、12万5,750円となることから、半年分として、今回、45万円増額の補正をお願いするものである。
○発達支援課長 チャイルドシートはオプションで入れているので、この金額に含んでいる。
 大きさや仕様については、利用者が3歳から6歳の子どもなので、それに合わせた大きさの一般的なチャイルドシートを想定している。
 納品は、入札をして業者が決まってから受注生産となるので、早くても2月か3月を見込んでいる。
○稲葉健二委員 アクス本八幡の負担金をもう一度確認する。これは補正予算で計上されているが、月々の負担金が12万円に増額すると、当初予算では12カ月分を計上していかなければならない。これは、2倍以上の負担金になるということか。総会で決まったことなのでしようがないが、かなりの金額増だと思う。
 バスについては、せっかく9月定例会で補正予算を計上して、議決して2月、3月の納品では、子どもたちがかわいそうな気がする。これから入札をかけて、納品のことも十分に伝えた上で、できるなら年内納品にするなど、いろいろ説明をして、一日も早く納品されるようにできないか伺いたい。
○子育て支援課長 稲葉委員のおっしゃるとおり、来年度以降は12万5,750円の12カ月分を負担することになる。
○発達支援課長 早目に入れたい思いはあるので、メーカーサイドに、納期などをなるべく早める何か手はないのかも再度確認しながら、仕様書を作成していきたいと考えている。事務手続についても迅速かつ早急に行っていきたい。
○稲葉健二委員 アクス本八幡については、払わざるを得ないものではあるが、金額がかなり開いている。当然、市川市だけが多く払えというのではなく、アクスを使っている人が全部そういう負担金になるとのことであるから、しようがないと思う。
 バスについては、今答弁されたように、仕様書の中で納品も含めて、金額は決まっているにしても、早期に納品できるという条件をつけたりいろいろな形で要望して、応えられる業者を応援してあげたいので、一日も早く納品されるように努力していただきたい。
○小山田直人副委員長 一問一答で1点伺う。
 先ほどAEDの話があったが、もともとあった機械のメーカーが変わることはあるのか。
○保健医療課長 入札となるので、メーカーが変わることはある。今年度導入した機器についても、前年度のメーカーとは違うものが導入されている。
○小山田直人副委員長 メーカーが変わると使い方が若干変わる部分があるかと思うので、その辺の周知を行っていただきたい。金額に大分不安な面もあるので、しっかり見ていただきたいと考える。よろしくお願いしたい。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第26号 令和元年度市川市介護保険特別会計補正予算(第2号)

○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午前11時5分休憩
午前11時7分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第26号令和元年度市川市介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔介護福祉課長 説明〕
○増田好秀委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第27号 令和元年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)

○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午前11時9分休憩
午前11時10分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 議案第27号令和元年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔国民健康保険課長 説明〕
○増田好秀委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 45ページ、負担金、保険料負担金の金額の根拠を伺う。
○国民健康保険課長 後期高齢者の加入者で低所得者には保険料が軽減される制度がある。75歳になると社会保険が後期高齢者医療に変わり、被扶養者はもともと会社の保険では保険料がかからないが、後期高齢者に入るといきなり保険料がかかってしまって負担が重くなるので5割軽減する制度で、そのシステム改修に係る経費が680万円かかると積算していたが、実際にかかったのが553万7,000円であった。その差額分を返還することになっている。根拠としては、システム改修に係る費用がそれだけかかったということになる。
○金子貞作委員 負担金の根拠はわかったが、この対象者は何人ぐらいいるのか。
○国民健康保険課長 そこまでの人数は把握していない。申しわけない。
○金子貞作委員 わかった。いずれにしても、後期高齢者の保険料は、県で会議をしているので、我々のほうには情報が余り入ってこないが、保険料の今後の推移はどんな議論をされているのか。
○国民健康保険課長 後期高齢者医療広域連合が2年に1回、保険料の改定を行っている。今年度と昨年度の2年が1つのスパンになっている。来年度以降の2年間、令和2年度、3年度については、今、広域連合で保険料の算定をしている最中である。国からの算定方法等が示され、それに基づいて何回か計算をして、各市町村に報告することになっている。それに基づいて計算すると、市川市の後期高齢者の加入の割合が年々ふえているので、恐らく今よりも高くなっていくのではないかと考えている。
○増田好秀委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に、請願に移る。

請願第1-5号 市営住宅大町第一団地A棟にエレベーターの設置を求める請願

○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午前11時18分休憩
午前11時19分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 請願第1-5号市営住宅大町第一団地A棟にエレベーターの設置を求める請願を議題とする。
 本請願を書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○増田好秀委員長 意見を求める。
○つちや正順委員 紹介議員に伺いたい。ここの入居者の数とエレベーターを設置した際の費用を伺う。
○金子貞作委員 第一団地A棟は5階建ての建物で、当初から、B棟、C棟はエレベーターがあるが、A棟だけエレベーターが設置されなかった。第二団地4号棟もフラットな5階建てで、そこに数年前、エレベーターが設置されて、住民の方々も高齢化してきていることもあり、A棟にも早く設置してほしいとのことである。4号棟のときに、私も議員をしていたが、国の補助金もあったと思うが、金額は調べたい。いずれにしても、ここにあるように、つえをついて歩いている人もいるので、簡易なエレベーターでもいいとの住民の声があった。
○つちや正順委員 聞いたものの、私もこれは人数の問題や金額の問題ではないと思うが、請願する以上は、そのあたりは疑問に思う方もいると思う。ただ、私は気持ちの上では、小さな声ほどしっかり進めていかなければいけないと思っている。
○堀越 優委員 設置しなければいけないのはよくわかるが、第二団地の4号棟は設置済みで、そのほかの設置済みでない棟の要望は要らないのか。大町第一団地のA棟だけでなく、ほかに第二団地の中でも、1号棟、2号棟、3号棟、6号棟はないと思う。その中からも声が若干出ていると聞いているので、もし請願を出すのであれば、ここもいいが、同じ大町第一団地の中のことなので、ほかのところも設置の要望を出されたほうがいいと考える。
○金子貞作委員 この問題は、前に加藤市議が議会でも質問されて、第一団地のA棟、B棟、C棟の住民がほぼ皆さん署名して、市長に設置を要望した経緯がある。この代表者は自治会長だと思う。人数は少ないが、前回みんな署名しているので、第一団地の住民の総意だと思っている。
 第二団地で1号棟、2号棟にはエレベーターがないが、ここは階段式でフラットではない。設置しているところもあるが、とりあえずこのA棟はフラットになっているので、ぜひここからまず設置して、そして第二団地についても、住民の要望があれば設置していくべきではないかと考える。
○加藤武央委員 金子委員から名前が出たが、平成20年に4階、5階の足の不自由な方たちが、ごみを出せない、上からおりてきてごみを出して、また上がっていくことができないと言われて、意見をまとめて現場も見た。今はもう3階以上はエレベーターを設置しなければいけないが、あのころは建築基準法でエレベーターがなくても建てられた時代であったから、この建物はエレベーターなしで建った。現場を見ると、あの建物の真ん中に階段があるので、そこにエレベーターを設置するならば改修できると言ったが、建蔽率、容積率でできないと。結局その2つの大きな壁で、できないまま10年たった。当時の部長の答弁は、4階、5階の人たちは1階のあいている部屋に移ってもらう。その引っ越し費用はどうするのかなどいろいろ話し合ったが、結局、住んでいる方は、そこがいいので、1階部分に引っ越してくださいと言っても、なかなか動かなかったのが現状で、今回、金子委員のところに10年ぶりにこの話が出たと思う。
 あの時代から10年たっているので、相当な高齢者たちがあそこに住んでいるのは確かである。ただ、これを出されても、役所は建蔽率、容積率の都市計画を見直さない限り、また却下される。理由は確かである。10年たっても建蔽率、容積率が直らなければおかしい。たまたま北千葉道路が生きて、あそこが大きく変わる町なので、建蔽率、容積率も全部変えて、ここのエレベーターを設置してくださいという要望であれば万々歳であったが、エレベーターの費用が幾らかということの前の段階である。1億円、2億円をあげたとしても、あの土地で、建蔽率と容積率で却下されてしまえば終わりなので、都市計画を見直していただきたい。苦しんでいるからと、それを安易に受けてしまうと、また議員は力がないとなるのが僕にとっては心配なので、これは通したい。私は賛成の立場であるが、これに関してはもっと大きい問題である。これを出しても市は通らない。まず、地元の都市計画を見直しましょうと言わないといけない。実際に大町第二団地の人たちも、前はポストがあったのに、はがきが少ないからと郵便局が撤去した。市営住宅の人たちは、梨街道まで行かないとはがきが出せない。それぐらい不自由になっている。ですから、出すのは結構であるが、もう一度皆さんに理解してもらって、議員が一生懸命動こうというのであれば、私は大賛成である。
○石原みさ子委員 紹介議員に伺う。今、加藤委員からも説明があったが、この10年間で建蔽率、容積率が変わっているのか。現在の認識はどう考えているのか。加藤委員の説明だと、現在も建蔽率、容積率は変わっていなくて、出してもすぐには無理であるとの話だったが、紹介議員はできると思って紹介議員になっていると思うが、建蔽率、容積率でひっかからないという認識なのか確認したい。
○金子貞作委員 確かに加藤委員の言う問題もあるが、今、住民が困っていることは間違いない。行政側に言っても建蔽率の問題があるという話があるかもしれないが、今、住民が困っているのだから、何とかしなさいと、建てられるような見直しも含めて行政に考えていただくしかないと思っている。
○石原みさ子委員 この請願の中には、そのような表現は入っていないと思われる。であれば、表現と一致しないのではないか。今このままでは、できないことがわかっていて、紹介議員になって通そうということなのか。
○金子貞作委員 我々は住民が困っている問題について、行政に対し何とかしてくださいと、そのためにどうしたらいいのかと、加藤委員の言うように、建蔽率も含めた見直しを迫っていく。議会で通していただければ、そういう見直しを行政がせざるを得なくなるのではないか。ここに入れていないというのは、住民にとってはそれは関係ないことである。住民は今困っているのだから、何とかしてください、行政に何度言っても動いてくれないから、議会に請願して、議会の力でぜひ行政を動かしてほしいという請願の趣旨である。
○やなぎ美智子委員 紹介議員の1人になった。建蔽率、容積率のことについては、紹介議員になった段階で私の範疇になかったことは確かである。住宅を見に行った。3室ほど空き室にはなっていたが、上のほうが空き室ではなかった。私も上がりおりしたが、確かに荷物を持ってお年を召した方の足腰が大変だろうなというのと、あわせて心肺機能、循環器など、さまざまな呼吸器の疾患があったり、高齢者にとっては一番負荷がかかる階段だと思った。ぐるっと外も回ってみた。過去に私は、病院などの施設関係でのさまざまな運動があったときに、エレベーター問題に幾つかかかわっていて、そのときは錦糸町の墨東病院に勤務していたが、駅前に丸井があって、外出しで丸井式と言っているが、簡易なエレベーターを外出しならできるだろうという運動を幾つかのところで行ったことがあるので、後ろのほうのスペースだったら、ちょうど水平動線なのでできるのではないか。法的なものや工法等いろいろあるとは思う。
 また、B棟の方が代表であるが、たまたま行ったときに集会室から出てきた方はB棟に住んでいて、A棟が大変なのよ、何とかしてあげてくださいと言われたので、これは皆さんの総意で、実際にA棟に住んでいない方も含め、団地の総意であることを確認したので、幾つかの不十分さは克服しながら、住民の思いに応えていく道を探っていくことを市にお願いしていくところでは、ぜひこの請願を受けとめていただきたい。
○増田好秀委員長 ほかに意見はないか。
 暫時休憩する。
午前11時36分休憩
午前11時46分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 採決する。
 本請願を閉会中継続審査事件とすることに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本請願は閉会中継続審査事件とすることに決した。
 次に移る。
―――――――――――――――――――――――――――
○増田好秀委員長 暫時休憩する。
午前11時47分休憩
午前11時48分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 国民健康保険課長より発言を求められているので、これを許可する。
○国民健康保険課長 先ほど金子委員より質疑のあった後期高齢者医療の補正の件で、45ページの第19節負担金補助及び交付金の欄について質疑を受けたが、間違えて、その下の23節償還金利子及び割引料について答弁した。この場をかりて訂正したい。よろしくお願いしたい。
 負担金の積算根拠は、冒頭で説明したとおり、ことしの4月と5月に支払われた保険料をそのまま返すので、積算根拠としては実際支払われた金額になる。人数は出ないが、件数で1,420件を広域連合に負担金として納付することになる。
○増田好秀委員長 ただいまの発言のとおり訂正を許可する。
 暫時休憩する。
午後0時3分休憩

請願第1-6号 子ども達が受けるインフルエンザ予防接種の補助制度確立を求める請願

午後0時4分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 請願第1-6号子ども達が受けるインフルエンザ予防接種の補助制度確立を求める請願を議題とする。
 本請願を書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○増田好秀委員長 意見を求める。
○稲葉健二委員 賛成はするが、現実的に対象となる子どもたちがどのぐらいいて、どのぐらいの予算がかかるのか。他市ではどのぐらいの補助金を充てているのか、具体的な目安があって僕らはそれを採択するかしないかも含めて考えなければいけないと思う。補助を出してあげること自体を否定することは全くないが、浦安は幾ら出していて、市川はその10分の1しか出さないなど、こういう議論にもなったりする。例えば対象の人数も、浦安と市川では人口が3倍いて、子どもの数も3倍のときに、どれぐらいの金額が目安であるということで、いたずらに出すことに賛同していいのか、他市並みに出すことを賛同するのかは、どう説明をもらったらいいのか。
○小山田直人副委員長 正確な数字を今示すことは難しいが、予算に関しては9,000万円、1億円弱ぐらいは必要ではないかと言っていた。ただ、これは市川市の18歳未満の子どもが全員接種を受けた場合に限る。金額は、10歳以下が2回接種であるが、1回当たり1,000円補助で9,000万円ほどかかると言われている。一方で、金額の算定に関しては、全員受ければそうだが、今、企業や企業健保でも補助をしているので、そちらを優先して使っていただいて、そこから漏れる方たちに補助をできないかという形で話を進めている。他市については、浦安が2,000円出していると思う。全額負担しているところはまだなかったと思う。
○稲葉健二委員 通常幾らかかるのか。
○小山田直人副委員長 平均価格で1回当たり3,000円ぐらいである。これも医療機関によって差がある。4,000円かかるところもあれば、2,000円ぐらいのところもある。医師会は3,000円で出しているが、医師会に加入していない医療機関もあって、安くしているところもある。
○稲葉健二委員 参考になった。もう1点気になるのは、例えば予防接種に市川市が補助金を出すことによって、予防接種で何か問題が起きたときは、その責任の所在の一端を市川市は担うものなのか。
○小山田直人副委員長 インフルエンザのワクチンに関しては、PMDAで承認を受けているものになるので、そこで被害を受けた場合の対応をする仕組みはしっかりできている。そういった意味において、市川市がそれを推奨することで市川市の責任になるのかといったときに、そういう事件が起こったかは調べていないのでわからないが、もともとワクチンを承認している国側に責任が行く仕組みになっている。
○稲葉健二委員 その意味はわかった。そうすると、今まで市川市はインフルエンザ予防接種について、子どもに対しては効果がないと、これに対して補助金をずっと出さないでいた。それが今回、補助金を出すことは、市川市としては方向転換で、認めていないものに出すことになる。この辺の整合性はどうなるか。
○小山田直人副委員長 国がはっきりと指針を示していないので、本市としては受けられないと今まで言っていたが、国が本当に認めていないのかというと、だんだん中身が変わってきて、厚生労働省のホームページにおいても、効果がないというのが数年前の書き方であったが、今の書き方では、一定程度効果があるとも言っている。また、日本小児科学会でも、インフルエンザに対して、子どもたちに対しての一番の治療方針はワクチン接種と推奨している。医者が認めている、小児科学会が認めているので、そもそも国の方針自体が変わりつつあることを、今、市に訴えている。
○稲葉健二委員 よくわかるし、そのとおりだと思うが、ホームページでこう言っているからこうだというものではなくて、国が正式な通達でおろしてきて、例えば医師会もちゃんとしたルートから、こういう形で効果が認められるというものならいいが、例えば私たちが請願をしたから、今度それが通ったということなのか。本来の道筋としては、議員が請願したから補助金がついたというのが正しいのか疑問を持った。
○やなぎ美智子委員 小山田副委員長から、18歳未満の子全員に1,000円補助と考えていると伺ったが、幾つか補助金が出されている他市を調べてみたらばらばらである。小学校6年生までや、高校3年生までなど、全額補助や、1,000円や2,000円など、クーポンや窓口での差額分だけなどもあるので、予算措置上もそうだし、対象がどうなのかを、私は賛成する立場で、基本は高校3年生までで、負担なしの全額補助が一番優等生的な私たちの請願ではないかと思うが、その辺はどうなのか。
 看護師なので言ってしまうが、厚労省については国の責任が問われるので、今までややこしかった。WHOの規定が厳し過ぎると緩めたり、自分たちが厳しいからいいと言っていたのを、WHOが緩めると緩めるなどばらばらである。ここまでの接種量でいいと言っていたところを下回って接種量が少なかったので、いまいちの効果であっても重症化は免れるので、基本的に小児科学会は、インフルエンザに限らず、今開発されている予防接種は受けないよりは受けたほうがいいという立場である。先ほど言った、補助制度をつけても何かがあったときの被害についてまで問われるわけではなく、それはそれとしてのルールができ上がっているものなので、私は、対象をどうするのか、補助の形をどうするのか、近隣市との均衡もあるので、積極的に賛成する立場で、その辺の明確化をお願いしたい。
○つちや正順委員 私も賛成したいと思う。ただ、制度の内容をどうするのかというところまで検討していただきたい。これは任意のもので、希望者が自分で受ける際に補助とのことなので、責任の所在よりも、補助の内容を詰めて、ぜひ進めるべきだと思う。
○増田好秀委員長 ほかに意見はないか。
 暫時休憩する。
午後0時13分休憩
午後0時13分開議
○増田好秀委員長 再開する。
 採決する。
 本請願を採択すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって本請願は採択すべきものと決した。
 次に移る。

所管事務調査

○増田好秀委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田好秀委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、了承願いたい。
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○増田好秀委員長 以上で健康福祉委員会を散会する。
午後0時14分散会

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