更新日: 2018年11月15日
平成24年9月市川市議会環境文教委員会
開会
午後2時3分開議
○堀越 優委員長 ただいまから環境文教委員会を開く。
○堀越 優委員長 ただいまから環境文教委員会を開く。
議案第20号平成24年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会に付託された事項
○堀越 優委員長 議案第20号平成24年度市川市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
提案理由の説明を求める。
〔清掃事業課長、清掃施設課長、指導課長、教育センター所長、
教育施設課長 説明〕
○堀越 優委員長 質疑はないか。
○清水みな子委員 教育センター費、12節役務費、保管料の減額理由をお伺いする。
それから、小中学校、幼稚園のすべてで点検が行われたのか。主な修繕が行われた場所についても教えていただきたい。
○教育センター所長 保管料であるが、学校コンピューターネットワークシステムで使用している各種サーバー等を、NTT東日本の鬼高データセンターを借りて保管しているために発生するものである。平成19年3月から5年間の長期継続契約については、特別価格での提供を受けていたが、平成24年2月末で契約が切れたことに伴い価格の見直しが行われ、業者より月額26万2,500円の見積もりが出された。そのため、この金額に基づいて予算計上を行ったが、その後も交渉を続けた結果、これまでの契約と同額の月額税込み5万1,345円で契約することができるようになったため、1カ月当たり21万1,155円、合計232万2,705円の減額が生じたものである。
○教育施設課長 まず初めに、法定点検については、すべての小中学校、幼稚園で行っている。
修繕の主な内容であるが、小中学校、幼稚園と大体共通しており、法定点検によるふぐあい、例えば受水槽やPASという電気設備の老朽化を発見した場合に行う。また、年度途中で教室や廊下の床のはがれ、階段の破損、プールサイドのはがれが生じた場合は、安全対策として、児童生徒がけがをしないように修繕していく。また、環境衛生的な視点から、トイレの配水管の詰まりや照明器具の交換を含めて、ほぼ全校にわたり行うものである。
○清水みな子委員 保管料についてはわかった。
施設修繕は点検でわかったものということであるが、それぞれの小中学校、幼稚園から、こういうものを改善してほしいという要望などはあるのか。
○教育施設課長 学校、幼稚園等、各施設からの要望であるが、毎年、当初予算を計上する際、夏ごろに修繕要望の調査を行っている。そこで教育施設課で、工事的な修繕が必要な場合には工事請負費を予算要求し、修繕でできるものについては施設修繕で対応している。来年度予算を今の時期に編成していく関係で、点検等によるふぐあいはどうしても新年度に入って実際に点検してみないと発見できないものもあるので、今回補正で対応させていただく形になっている。
○清水みな子委員 夏ごろの要望であるが、修繕しなければいけないところはまだ残っているのか。
○教育施設課長 今の時期に要望をとって、来年度予算要求のための資料として積算している。
○金子 正委員 清掃費、プラスチック製容器包装類中間処理業務委託料のもともとの予定金額は幾らで、契約差金約1,000万円は何%に当たるのか。また、委託先の確認をしたい。
それから、その部分を一般廃棄物処理施設建設等基金にそっくり積み立てるが、整備費35億円のうち、積み立ては今どれほどになっていて、どういう施設に充てるのか。この辺を再確認の意味でお伺いする。
○清掃事業課長 プラスチック製容器包装類中間処理業務委託について、当初予算2億3,386万7,000円、契約額2億2,330万円、1,056万7,000円の差金でおおむね5%弱である。
委託先は、県の許可を持っている許可業者が市内に1つだけしかいないので、新日鐵系の日鐵物流君津株式会社との契約になっている。
○清掃施設課長 初めに、現在の積立金額は平成23年度末で13億8,149万1,146円である。
次に、市川市一般廃棄物処理施設建設等基金の設置目的であるが、クリーンセンター、衛生処理場等、一般廃棄物処理施設の建設その他の整備に要する資金を積み立てるために設置したものである。
○金子 正委員 5%ほど安く契約できたことは大変結構であると思う。今、1つしかないと。具体的には、集めたプラスチック容器を処理して再生する工場で、また原料になると。原料として提供するのではなくて、どういう契約になっているのか。随意契約でやったということであろうが、その仕組みをもう1回確認しておきたいことが1つである。
それから、積み立ての13億円は、クリーンセンターでやっている再整備を含むのか。延命化で約10年もつという話だが、積み立ての見通しはどのようになっているのか。
○清掃事業課長 プラスチック製容器包装類の中間処理の流れであるが、市川市の場合はプラスチック製容器包装類ということで、ペットボトルとその他のプラスチック製容器包装類を一緒の袋に出していただいている。それを週に1回、ごみステーションから回収して、この施設に持ち込む。そこで、まずペットボトルとプラスチック製容器包装類を分別して、ある一定の大きさに圧縮、こん包して保管するまでを中間処理施設にお願いしている。
その先の流れというお尋ねもあったので補足させていただくと、今、私どもは日本容器包装リサイクル協会を通じて品物を引き取っていただいており、ペットボトルについては無料である。その他のプラスチック製容器包装類についても日本容器包装リサイクル協会で引き取って、市川市の品物が何t来るということで入札をかけ、引き取り手を決定するということで、決定する段については市は一切かかわらないので、その辺の説明についてはご容赦いただきたい。
あとは処理にかかわる市町村負担分があり、今年度も昨年度も経費の1%ということで、引き取っていただいている実績がある。実際にマテリアルと言って、プラスチックからプラスチックになるのか、またはケミカルと言って、オイルになるのかについては私どもでは選択できないので、協会にお任せしている。ペットボトルについてはペットボトルや衣類になると伺っている。
○清掃施設課長 まず、クリーンセンターについては、平成22年度から事業を行っている延命化工事により、施設の操業期間は平成35年度まで延長されることになり、次期クリーンセンターについては平成36年度から施設を稼働する計画となる。当初予算ベースで申し上げると、平成24年度、25年度において、基金を充てる金額としては2億5,080万円を予定している。
次に、クリーンセンターや衛生処理場等については、現在、部内において、建てかえ、また延命化、広域化を含めて今後の整備の方向性について検討を進めているところである。
○金子 正委員 よくわかった。中間処理は原材料として間に合うような体制に整理整頓すると。まさにかつて資源化センターで瓶とか缶を整理していた。プラスチックも同じように、原材料になるまでの費用が年間こんなにかかる。それはどこでやっているのか。
○清掃事業課長 会社名は日鐵物流君津株式会社で、京葉線をくぐったところの先で上妙典という地域になる。
○松永修巳委員 今の件で、ほかに許可を持っている業者は市内にいないという説明であったが、間違いないか。確認である。
○清掃事業課長 県の処理施設という登録になるので、その許可を持っているのは、プラスチックに関してはこの会社1社である。
○松永修巳委員 施設を持っているのは1社ということで、その事業をできる業者は、ほかにも市内にあるのではないか。
○清掃事業課長 容器包装類の品目に関して、実際に許可を取得しているのはこの1社である。
○松永修巳委員 この許可は申請すれば取れる。私が知る限り、取れる資格のある業者は他にも市内にいるはずである。その辺理解できない。上妙典にある施設を持っているので、この業者に落とすしかないという説明を以前に受けたことがあるが、その辺のいきさつはどうか。
○清掃事業課長 県の許可施設については、要するに市内から発生するものをその施設内で全部処理することが可能であれば、ほかの施設は必要ないという県の見方になる。当然、この施設だけで、ほかに申請があったとしても、市川市のものがここに来るとすれば業として成り立たないので、許可はしないということだと思う。
○松永修巳委員 契約はあくまでも随意契約で行っていると思うが、入札の対象にはできないと判断していいのか。
○清掃事業課長 この施設に関しては、今申し上げたとおり1社しかないため対抗がないので、入札には値しないということで随意契約で行っている。
○松永修巳委員 教育であるが、今回の9月補正で出されている修繕料で学校の要望にこたえられるのか。12月か2月ごろ、もう1回ぐらい補正を出すのか。学校現場からいろいろ意見もある。その辺の現状をどう理解しているのか教えてほしい。
○教育施設課長 先ほどご説明したとおり、当初予算編成の前年に学校へ調査を行い、工事対応分と修繕対応分とを分けて計上している。その後、緊急的に修繕が必要になった施設とか、もしくは法定点検によりふぐあいが発見されたものについて今回補正で対応させていただいており、3月までの状況を見込んで補正している。小破修繕、例えばガラスの破損については学校配当予算であり、今のところ、特にふぐあいなく修繕に対応している状況である。
○松永修巳委員 しつこいようであるが、学校現場では修繕料が足りない、配当予算では全然足りないと音を上げている。小学校2,000万円、中学校3,000万円、幼稚園500万円で、幼稚園は500万円あれば何とかなるが、小学校はちょっと厳しいのではないかと考える。ぜひひとつ学校現場の意見を尊重して柔軟に対応してほしいということだけ申し述べておく。答弁は結構である。
○松永鉄兵委員 今の施設修繕料のところで、先ほどの見込めなかった修繕という話が理解できない。そもそも当初で計上していて、当初で見込まれない修繕がこんなに多額に発生するものなのかどうか。補正で計上すべきものではないのではないかと理解しているが、詳しく教えてほしい。
○教育施設課長 修繕を見込めなかった状況についてであるが、小中学校、幼稚園から要望を出していただいている部分については当初予算で計上している。しかし、実際、新年度に入って法定点検を行ったときに、前年度の調査時点では特にふぐあいがなかったものも、経時変化により、その後、ふぐあいが発生してくるケースがある。例えば配水管の詰まりについても、今現在は詰まってないが、年度を越えて、来年のその時期になったときに初めて詰まりが発生するとか、そういった面での見込めない要因は多々ある。ほかにも、30年を経過した学校施設がかなり出ているので、床のはがれも調査した時点では特に問題ないが、その後に生じたりとか、そういった部分で見込めないという状況になっている。
○中村義雄委員 私も今の関連になる。どうしても聞いていると何か歯切れが悪いというか、よくわからなくて同じようなことを聞いてしまうが、もう1回確認させてほしい。施設修繕料の調査は毎年夏に行っているものなのかどうか。その目的が1つである。
見込めなかった部分で法定点検分ということで、一番最初のときに自家用発電云々とかおっしゃっていたかと思う。法定点検といえば、例えば何年かに1回とか、あとは耐用年数によるものであると思うが、今の話から推察するに、そういったデータはお持ちでなくて、ことしの夏に点検してみたら今回変えなければいけないといったものが出て、それを積み上げたらこの数字になったのか。その積算の根拠と妥当性と、この金額から見ると、今の部分で積み上げ方式なのか、それとも各校均等配分みたいな形で組んだのか。繰り返しになるかもわからないが、その辺の考え方をもう1度お願いする。
それともう1つ、さかのぼってしまうが、教育センター費の学校LANホストコンピューター保管料の契約期間は何年間なのか。当初26万円、実際5万円と金額の差が随分大きいが、話し合いを行った経緯について詳しく教えていただければと思う。
○教育施設課長 まず、点検は年1回必ず義務づけされているもの、また、毎月点検、清掃を行う月次点検の種類があり、法定点検についてはすべての学校において対応しているところである。今回、各学校ごとに、実際点検をして初めてふぐあいが発見されるケースを出して、配当というよりは積み上げ方式で補正予算の積算をしている。例えば消防設備関係であると、非常用の蓄電池があり、非常のときにバッテリーを使って一時照明を確保するが、前年の調査時点では特に問題がなかったものが、翌年の点検でバッテリーが老化して蓄電能力が落ちて照明がつかなかったとか、そういったものを今回の主な補正として計上させていただいている。また、受水槽も清掃や点検ごとにふぐあいが発見されることがあるので、あわせて計上している。
○教育センター所長 コンピューターの保管料の関係についてお答えする。
まず、今回の保管料であるが、平成25年3月1日より新しいコンピューターシステムを導入する予定になっているため、現行のコンピューターの保管は2月末日までということで、11カ月間という契約である。
なお、金額についての経緯であるが、ホストコンピューター保管料の定価は39万4,170円である。これを5年間契約するに当たり、業者が割引率86.9%という特別な価格で提供してくださっていたもので、5年経過した時点で、引き続きこの金額ではとてもできないということで、当初申し上げた26万2,500円が提示され、こちらとしても、もともとの金額が特別な価格であったことから、どうしてもそれでなければおかしいとは言えない金額に設定されていた。ただ、期間も11カ月であり、できれば何とかしていただきたいということで継続して交渉する中で、最後に向こうから今までどおりでいいとの回答があった。簡単に言えば、そういう経緯である。
○中村義雄委員 施設修繕料については、去年やったときは問題なかったのがことしはあったというのが随分あるのかなということで、点検の仕方に問題があったという気もする。話を聞いていても疑念はすっきりしないが、これ以上言ってもと思うので結構である。
保管料についてはよくわかった。結構である。
○佐藤義一委員 25ページ、学校教育指導費、学力・学習状況調査委託料102万3,000円の減額であるが、トータル予算としては2億6,556万2,000円を組んでいる。数年前の話で、市川市は学力の調査結果が平均より上とばかり思っていたら、そうではないことが判明して驚いたが、直近の学力調査の結果をお知らせ願いたい。
○指導課長 直近のデータとしては、7月2日に実施した市川市学力・学習状況調査である。現在、細かい分析は途中であるが、概要を申し上げると、前年度に比べて、国語、算数・数学について向上している。(佐藤義一委員「他市との比較はあるのか」と呼ぶ)他市との比較は特にないが、全国との比較はある。
例えば小学校5年生の国語については、今年度は全国平均と比べてプラス5.4ポイント。観点別に申し上げると、「国語への関心・意欲・態度」はプラス8.1ポイント、「話す・聞く能力」は7.5ポイント、「書く能力」はプラス7.9ポイント、「読む能力」はプラス5.5ポイントと、いずれも全国平均より5ポイント以上高い結果が出ている。(佐藤義一委員「算数」と呼ぶ)
算数については、小学校5年生の全体でいくと、全国平均に比べプラス4ポイント。観点別でいくと、「算数への関心・意欲・態度」はプラス6.9ポイント、「数学的な考え方」はプラス7ポイント、「数量や図形についての技能」はプラス2.4ポイント、「数量や図形についての知識・理解」はプラス4.7ポイントと、いずれもプラスになっている。
○佐藤義一委員 今、時の人の大阪の橋本市長が大阪府の知事になって調べたら、大阪市が全国より相当下で、下から何番目かであった。結局、その原因は教育委員会にあり、教育委員会は機能性、指導性を全く発揮してないと考え、市長にもっと教育の権限を与えて学力指導とか何かをどんどんしないと、大阪市がびりから2番目とか3番目ではとてもではないという発想で教育界にすごく切り込んでいる。
今、私立の学校と公立の学校を比較すると、残念ながら公立は学力とか何かが大分劣って、親が経済的に恵まれていると、みんな自分の子供に優秀な成績をおさめさせるために市川学園とか、私立へ行ってしまう。そうすると、ますます公立離れになってしまって非常に問題だとこの前も言ったが、今の話を聞く限り、市川市は国語と算数では全国より上だというので、ややほっとした。文教都市と言われている市川であるので、ぜひ小中学校の公教育を充実してほしいと強く要望する。みんな、私立がすばらしいと。先生の情熱、やる気、学校がきれい、清潔感があるので、経済的に恵まれれば、早稲田、慶応とみんな私立というのが問題であると思うので、自信を持ってやってほしい。国語と算数だけかを聞く。
○指導課長 そのほかに中学校の数学と国語がある。申し上げたほうがいいか。(佐藤義一委員「傾向」と呼ぶ)中学校の国語は、唯一、全国平均よりマイナス0.7ポイント、数学はプラス3.9ポイントである。
○佐藤義一委員 私が最後にまとめようとしたら、水を差すような答弁が出てきた。やっぱり市川の公教育は問題がある。何かの分野が全国平均以下だというのは、教育委員会はもう少しまじめに取り上げるべきである。橋本市長が怒っているが、文教都市として市川を売り出して、過去からずっと先輩方が築いてきた市川のイメージが、全国から何かがへこんでいるといったら、なあなあにならず、教育委員会として、どうしてこうなったのか、原因はそこだと。やっぱり学校の先生の情熱だとか、教育の仕方だとか、今、これだけ世の中は進んでいて、こういうやり方をしているので取り残されている結果になるのではないかと思う。この前、私が質問したら、優秀な者がみんな私立に行ってしまって、言葉は悪いが、要はできの悪い者が公立に残っているのでレベルが低かったみたいな答弁がたしかあったやに記憶しているが、その辺は問題意識を厳しく持っていただきたいと思う。
○堀越 優委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 ご異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
提案理由の説明を求める。
〔清掃事業課長、清掃施設課長、指導課長、教育センター所長、
教育施設課長 説明〕
○堀越 優委員長 質疑はないか。
○清水みな子委員 教育センター費、12節役務費、保管料の減額理由をお伺いする。
それから、小中学校、幼稚園のすべてで点検が行われたのか。主な修繕が行われた場所についても教えていただきたい。
○教育センター所長 保管料であるが、学校コンピューターネットワークシステムで使用している各種サーバー等を、NTT東日本の鬼高データセンターを借りて保管しているために発生するものである。平成19年3月から5年間の長期継続契約については、特別価格での提供を受けていたが、平成24年2月末で契約が切れたことに伴い価格の見直しが行われ、業者より月額26万2,500円の見積もりが出された。そのため、この金額に基づいて予算計上を行ったが、その後も交渉を続けた結果、これまでの契約と同額の月額税込み5万1,345円で契約することができるようになったため、1カ月当たり21万1,155円、合計232万2,705円の減額が生じたものである。
○教育施設課長 まず初めに、法定点検については、すべての小中学校、幼稚園で行っている。
修繕の主な内容であるが、小中学校、幼稚園と大体共通しており、法定点検によるふぐあい、例えば受水槽やPASという電気設備の老朽化を発見した場合に行う。また、年度途中で教室や廊下の床のはがれ、階段の破損、プールサイドのはがれが生じた場合は、安全対策として、児童生徒がけがをしないように修繕していく。また、環境衛生的な視点から、トイレの配水管の詰まりや照明器具の交換を含めて、ほぼ全校にわたり行うものである。
○清水みな子委員 保管料についてはわかった。
施設修繕は点検でわかったものということであるが、それぞれの小中学校、幼稚園から、こういうものを改善してほしいという要望などはあるのか。
○教育施設課長 学校、幼稚園等、各施設からの要望であるが、毎年、当初予算を計上する際、夏ごろに修繕要望の調査を行っている。そこで教育施設課で、工事的な修繕が必要な場合には工事請負費を予算要求し、修繕でできるものについては施設修繕で対応している。来年度予算を今の時期に編成していく関係で、点検等によるふぐあいはどうしても新年度に入って実際に点検してみないと発見できないものもあるので、今回補正で対応させていただく形になっている。
○清水みな子委員 夏ごろの要望であるが、修繕しなければいけないところはまだ残っているのか。
○教育施設課長 今の時期に要望をとって、来年度予算要求のための資料として積算している。
○金子 正委員 清掃費、プラスチック製容器包装類中間処理業務委託料のもともとの予定金額は幾らで、契約差金約1,000万円は何%に当たるのか。また、委託先の確認をしたい。
それから、その部分を一般廃棄物処理施設建設等基金にそっくり積み立てるが、整備費35億円のうち、積み立ては今どれほどになっていて、どういう施設に充てるのか。この辺を再確認の意味でお伺いする。
○清掃事業課長 プラスチック製容器包装類中間処理業務委託について、当初予算2億3,386万7,000円、契約額2億2,330万円、1,056万7,000円の差金でおおむね5%弱である。
委託先は、県の許可を持っている許可業者が市内に1つだけしかいないので、新日鐵系の日鐵物流君津株式会社との契約になっている。
○清掃施設課長 初めに、現在の積立金額は平成23年度末で13億8,149万1,146円である。
次に、市川市一般廃棄物処理施設建設等基金の設置目的であるが、クリーンセンター、衛生処理場等、一般廃棄物処理施設の建設その他の整備に要する資金を積み立てるために設置したものである。
○金子 正委員 5%ほど安く契約できたことは大変結構であると思う。今、1つしかないと。具体的には、集めたプラスチック容器を処理して再生する工場で、また原料になると。原料として提供するのではなくて、どういう契約になっているのか。随意契約でやったということであろうが、その仕組みをもう1回確認しておきたいことが1つである。
それから、積み立ての13億円は、クリーンセンターでやっている再整備を含むのか。延命化で約10年もつという話だが、積み立ての見通しはどのようになっているのか。
○清掃事業課長 プラスチック製容器包装類の中間処理の流れであるが、市川市の場合はプラスチック製容器包装類ということで、ペットボトルとその他のプラスチック製容器包装類を一緒の袋に出していただいている。それを週に1回、ごみステーションから回収して、この施設に持ち込む。そこで、まずペットボトルとプラスチック製容器包装類を分別して、ある一定の大きさに圧縮、こん包して保管するまでを中間処理施設にお願いしている。
その先の流れというお尋ねもあったので補足させていただくと、今、私どもは日本容器包装リサイクル協会を通じて品物を引き取っていただいており、ペットボトルについては無料である。その他のプラスチック製容器包装類についても日本容器包装リサイクル協会で引き取って、市川市の品物が何t来るということで入札をかけ、引き取り手を決定するということで、決定する段については市は一切かかわらないので、その辺の説明についてはご容赦いただきたい。
あとは処理にかかわる市町村負担分があり、今年度も昨年度も経費の1%ということで、引き取っていただいている実績がある。実際にマテリアルと言って、プラスチックからプラスチックになるのか、またはケミカルと言って、オイルになるのかについては私どもでは選択できないので、協会にお任せしている。ペットボトルについてはペットボトルや衣類になると伺っている。
○清掃施設課長 まず、クリーンセンターについては、平成22年度から事業を行っている延命化工事により、施設の操業期間は平成35年度まで延長されることになり、次期クリーンセンターについては平成36年度から施設を稼働する計画となる。当初予算ベースで申し上げると、平成24年度、25年度において、基金を充てる金額としては2億5,080万円を予定している。
次に、クリーンセンターや衛生処理場等については、現在、部内において、建てかえ、また延命化、広域化を含めて今後の整備の方向性について検討を進めているところである。
○金子 正委員 よくわかった。中間処理は原材料として間に合うような体制に整理整頓すると。まさにかつて資源化センターで瓶とか缶を整理していた。プラスチックも同じように、原材料になるまでの費用が年間こんなにかかる。それはどこでやっているのか。
○清掃事業課長 会社名は日鐵物流君津株式会社で、京葉線をくぐったところの先で上妙典という地域になる。
○松永修巳委員 今の件で、ほかに許可を持っている業者は市内にいないという説明であったが、間違いないか。確認である。
○清掃事業課長 県の処理施設という登録になるので、その許可を持っているのは、プラスチックに関してはこの会社1社である。
○松永修巳委員 施設を持っているのは1社ということで、その事業をできる業者は、ほかにも市内にあるのではないか。
○清掃事業課長 容器包装類の品目に関して、実際に許可を取得しているのはこの1社である。
○松永修巳委員 この許可は申請すれば取れる。私が知る限り、取れる資格のある業者は他にも市内にいるはずである。その辺理解できない。上妙典にある施設を持っているので、この業者に落とすしかないという説明を以前に受けたことがあるが、その辺のいきさつはどうか。
○清掃事業課長 県の許可施設については、要するに市内から発生するものをその施設内で全部処理することが可能であれば、ほかの施設は必要ないという県の見方になる。当然、この施設だけで、ほかに申請があったとしても、市川市のものがここに来るとすれば業として成り立たないので、許可はしないということだと思う。
○松永修巳委員 契約はあくまでも随意契約で行っていると思うが、入札の対象にはできないと判断していいのか。
○清掃事業課長 この施設に関しては、今申し上げたとおり1社しかないため対抗がないので、入札には値しないということで随意契約で行っている。
○松永修巳委員 教育であるが、今回の9月補正で出されている修繕料で学校の要望にこたえられるのか。12月か2月ごろ、もう1回ぐらい補正を出すのか。学校現場からいろいろ意見もある。その辺の現状をどう理解しているのか教えてほしい。
○教育施設課長 先ほどご説明したとおり、当初予算編成の前年に学校へ調査を行い、工事対応分と修繕対応分とを分けて計上している。その後、緊急的に修繕が必要になった施設とか、もしくは法定点検によりふぐあいが発見されたものについて今回補正で対応させていただいており、3月までの状況を見込んで補正している。小破修繕、例えばガラスの破損については学校配当予算であり、今のところ、特にふぐあいなく修繕に対応している状況である。
○松永修巳委員 しつこいようであるが、学校現場では修繕料が足りない、配当予算では全然足りないと音を上げている。小学校2,000万円、中学校3,000万円、幼稚園500万円で、幼稚園は500万円あれば何とかなるが、小学校はちょっと厳しいのではないかと考える。ぜひひとつ学校現場の意見を尊重して柔軟に対応してほしいということだけ申し述べておく。答弁は結構である。
○松永鉄兵委員 今の施設修繕料のところで、先ほどの見込めなかった修繕という話が理解できない。そもそも当初で計上していて、当初で見込まれない修繕がこんなに多額に発生するものなのかどうか。補正で計上すべきものではないのではないかと理解しているが、詳しく教えてほしい。
○教育施設課長 修繕を見込めなかった状況についてであるが、小中学校、幼稚園から要望を出していただいている部分については当初予算で計上している。しかし、実際、新年度に入って法定点検を行ったときに、前年度の調査時点では特にふぐあいがなかったものも、経時変化により、その後、ふぐあいが発生してくるケースがある。例えば配水管の詰まりについても、今現在は詰まってないが、年度を越えて、来年のその時期になったときに初めて詰まりが発生するとか、そういった面での見込めない要因は多々ある。ほかにも、30年を経過した学校施設がかなり出ているので、床のはがれも調査した時点では特に問題ないが、その後に生じたりとか、そういった部分で見込めないという状況になっている。
○中村義雄委員 私も今の関連になる。どうしても聞いていると何か歯切れが悪いというか、よくわからなくて同じようなことを聞いてしまうが、もう1回確認させてほしい。施設修繕料の調査は毎年夏に行っているものなのかどうか。その目的が1つである。
見込めなかった部分で法定点検分ということで、一番最初のときに自家用発電云々とかおっしゃっていたかと思う。法定点検といえば、例えば何年かに1回とか、あとは耐用年数によるものであると思うが、今の話から推察するに、そういったデータはお持ちでなくて、ことしの夏に点検してみたら今回変えなければいけないといったものが出て、それを積み上げたらこの数字になったのか。その積算の根拠と妥当性と、この金額から見ると、今の部分で積み上げ方式なのか、それとも各校均等配分みたいな形で組んだのか。繰り返しになるかもわからないが、その辺の考え方をもう1度お願いする。
それともう1つ、さかのぼってしまうが、教育センター費の学校LANホストコンピューター保管料の契約期間は何年間なのか。当初26万円、実際5万円と金額の差が随分大きいが、話し合いを行った経緯について詳しく教えていただければと思う。
○教育施設課長 まず、点検は年1回必ず義務づけされているもの、また、毎月点検、清掃を行う月次点検の種類があり、法定点検についてはすべての学校において対応しているところである。今回、各学校ごとに、実際点検をして初めてふぐあいが発見されるケースを出して、配当というよりは積み上げ方式で補正予算の積算をしている。例えば消防設備関係であると、非常用の蓄電池があり、非常のときにバッテリーを使って一時照明を確保するが、前年の調査時点では特に問題がなかったものが、翌年の点検でバッテリーが老化して蓄電能力が落ちて照明がつかなかったとか、そういったものを今回の主な補正として計上させていただいている。また、受水槽も清掃や点検ごとにふぐあいが発見されることがあるので、あわせて計上している。
○教育センター所長 コンピューターの保管料の関係についてお答えする。
まず、今回の保管料であるが、平成25年3月1日より新しいコンピューターシステムを導入する予定になっているため、現行のコンピューターの保管は2月末日までということで、11カ月間という契約である。
なお、金額についての経緯であるが、ホストコンピューター保管料の定価は39万4,170円である。これを5年間契約するに当たり、業者が割引率86.9%という特別な価格で提供してくださっていたもので、5年経過した時点で、引き続きこの金額ではとてもできないということで、当初申し上げた26万2,500円が提示され、こちらとしても、もともとの金額が特別な価格であったことから、どうしてもそれでなければおかしいとは言えない金額に設定されていた。ただ、期間も11カ月であり、できれば何とかしていただきたいということで継続して交渉する中で、最後に向こうから今までどおりでいいとの回答があった。簡単に言えば、そういう経緯である。
○中村義雄委員 施設修繕料については、去年やったときは問題なかったのがことしはあったというのが随分あるのかなということで、点検の仕方に問題があったという気もする。話を聞いていても疑念はすっきりしないが、これ以上言ってもと思うので結構である。
保管料についてはよくわかった。結構である。
○佐藤義一委員 25ページ、学校教育指導費、学力・学習状況調査委託料102万3,000円の減額であるが、トータル予算としては2億6,556万2,000円を組んでいる。数年前の話で、市川市は学力の調査結果が平均より上とばかり思っていたら、そうではないことが判明して驚いたが、直近の学力調査の結果をお知らせ願いたい。
○指導課長 直近のデータとしては、7月2日に実施した市川市学力・学習状況調査である。現在、細かい分析は途中であるが、概要を申し上げると、前年度に比べて、国語、算数・数学について向上している。(佐藤義一委員「他市との比較はあるのか」と呼ぶ)他市との比較は特にないが、全国との比較はある。
例えば小学校5年生の国語については、今年度は全国平均と比べてプラス5.4ポイント。観点別に申し上げると、「国語への関心・意欲・態度」はプラス8.1ポイント、「話す・聞く能力」は7.5ポイント、「書く能力」はプラス7.9ポイント、「読む能力」はプラス5.5ポイントと、いずれも全国平均より5ポイント以上高い結果が出ている。(佐藤義一委員「算数」と呼ぶ)
算数については、小学校5年生の全体でいくと、全国平均に比べプラス4ポイント。観点別でいくと、「算数への関心・意欲・態度」はプラス6.9ポイント、「数学的な考え方」はプラス7ポイント、「数量や図形についての技能」はプラス2.4ポイント、「数量や図形についての知識・理解」はプラス4.7ポイントと、いずれもプラスになっている。
○佐藤義一委員 今、時の人の大阪の橋本市長が大阪府の知事になって調べたら、大阪市が全国より相当下で、下から何番目かであった。結局、その原因は教育委員会にあり、教育委員会は機能性、指導性を全く発揮してないと考え、市長にもっと教育の権限を与えて学力指導とか何かをどんどんしないと、大阪市がびりから2番目とか3番目ではとてもではないという発想で教育界にすごく切り込んでいる。
今、私立の学校と公立の学校を比較すると、残念ながら公立は学力とか何かが大分劣って、親が経済的に恵まれていると、みんな自分の子供に優秀な成績をおさめさせるために市川学園とか、私立へ行ってしまう。そうすると、ますます公立離れになってしまって非常に問題だとこの前も言ったが、今の話を聞く限り、市川市は国語と算数では全国より上だというので、ややほっとした。文教都市と言われている市川であるので、ぜひ小中学校の公教育を充実してほしいと強く要望する。みんな、私立がすばらしいと。先生の情熱、やる気、学校がきれい、清潔感があるので、経済的に恵まれれば、早稲田、慶応とみんな私立というのが問題であると思うので、自信を持ってやってほしい。国語と算数だけかを聞く。
○指導課長 そのほかに中学校の数学と国語がある。申し上げたほうがいいか。(佐藤義一委員「傾向」と呼ぶ)中学校の国語は、唯一、全国平均よりマイナス0.7ポイント、数学はプラス3.9ポイントである。
○佐藤義一委員 私が最後にまとめようとしたら、水を差すような答弁が出てきた。やっぱり市川の公教育は問題がある。何かの分野が全国平均以下だというのは、教育委員会はもう少しまじめに取り上げるべきである。橋本市長が怒っているが、文教都市として市川を売り出して、過去からずっと先輩方が築いてきた市川のイメージが、全国から何かがへこんでいるといったら、なあなあにならず、教育委員会として、どうしてこうなったのか、原因はそこだと。やっぱり学校の先生の情熱だとか、教育の仕方だとか、今、これだけ世の中は進んでいて、こういうやり方をしているので取り残されている結果になるのではないかと思う。この前、私が質問したら、優秀な者がみんな私立に行ってしまって、言葉は悪いが、要はできの悪い者が公立に残っているのでレベルが低かったみたいな答弁がたしかあったやに記憶しているが、その辺は問題意識を厳しく持っていただきたいと思う。
○堀越 優委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 ご異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第24号市川市立第四中学校屋内運動場新築工事請負契約について
○堀越 優委員長 議案第24号市川市立第四中学校屋内運動場新築工事請負契約についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○教育施設課長 本会議以上の説明はない。よろしくご審査願いたい。
○堀越 優委員長 質疑はないか。
○中村義雄委員 2点ある。
1つは、入札の3社で技術評価点が126点から103点と結構差があるが、お答えできる範囲で結構であるので、差の内容の部分について教えていただきたい。あと、落札額の妥当性についてお伺いする。
それと基本設計とか、東日本大震災を受けて変わったりしているところもあるが、第四中学校の体育館について、東日本大震災を受けた後、特に耐震性、避難場所を盛り込んだ計画内容になっているのかどうか。また、トイレが4カ所あるが、バリアフリーの状況、どのような設計をしているのかについて教えていただきたい。
○設計監理課長 技術評価点について、上條建設の126ポイントは、施工上配慮すべき事項に関する施工計画と、施工上の課題に対する事項に関する施工計画に関して、それぞれ「優」の10点ずつで20ポイントを加算されている。その他の業者については、この部分の点数が低いということで差が出ている。
続いて価格の妥当性であるが、私どもは国交省の基準に基づき国や県の単価を採用し、特殊なものについては5社以上の見積もりをとって最低のものを使わせていただいている。それを積み上げたものと私どもは考えており、それに基づいて予定価格が作成され、今回、上條建設が予定価格に対して93.7%で応札している状況である。
もう1点、耐震性については、現行の基準であればもつということで、国が示した重要度係数を基準の1.25倍で計算しているので、安全性は十分保たれていると考えている。
トイレのバリアフリーであるが、内部については今改修を行っているものと同様にフラットである。ちょっと見にくいが、議案で出させていただいた平面図の右側、四角く白抜きになっている部分に男子、女子、それぞれ多目的トイレを設置している。基本的に屋内便所に関しては身障者対応、車いす対応ができるように、校舎からずっと渡り廊下とフラットでつながる計画にしている。
○中村義雄委員 1点目は理解した。
トイレも、渡り廊下からスムーズに移動ができて中もフラットになっており、耐震性も十分に安全性が確保されていると理解した。
○松永修巳委員 端的な質疑であるが、工期が約半年ちょっとで、平成25年3月25日が完成ということで、恐らく卒業式に使用したいという現場の意見があると思う。実は高谷中学校のときも工事がおくれてしまって、卒業式どころか、4月の入学式も一時的に緊急工事で使ったという苦い経験がある。間違いなく25日にはできるのであろうが、卒業式が3月10日ごろにあると思うので、卒業生としては、できたら新築の体育館で卒業式ができればいい思い出になると考えるが、その辺、教育委員会としてどのように考えているか。
それから、電気照明はLEDが入っているかだけ確認したい。
以上、2点である。
○設計監理課長 必ず卒業式ができるというのが施工の条件であり、できないとなると業者のペナルティーということで、私どもは業者と一体となって卒業式が迎えられるように頑張っていきたいと思っている。
照明は、体育館のアリーナに関してはLEDを採用している。
○松永修巳委員 3月25日完成で、卒業式に使えなかったら業者にペナルティーと言うが、可能なのか。契約書に条件が入っているのか。できれば、それにこしたことはないが、それだけ確認する。
○設計監理課長 私どもの計画で、卒業式については、建築基準法の中に仮使用という手続があり、卒業式で使わない部屋については終わってない可能性があっても体育館を使用できることを施工条件に明記している。これは契約上守らなければいけない必須条件となっている。
○堀越 優委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 ご異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○教育施設課長 本会議以上の説明はない。よろしくご審査願いたい。
○堀越 優委員長 質疑はないか。
○中村義雄委員 2点ある。
1つは、入札の3社で技術評価点が126点から103点と結構差があるが、お答えできる範囲で結構であるので、差の内容の部分について教えていただきたい。あと、落札額の妥当性についてお伺いする。
それと基本設計とか、東日本大震災を受けて変わったりしているところもあるが、第四中学校の体育館について、東日本大震災を受けた後、特に耐震性、避難場所を盛り込んだ計画内容になっているのかどうか。また、トイレが4カ所あるが、バリアフリーの状況、どのような設計をしているのかについて教えていただきたい。
○設計監理課長 技術評価点について、上條建設の126ポイントは、施工上配慮すべき事項に関する施工計画と、施工上の課題に対する事項に関する施工計画に関して、それぞれ「優」の10点ずつで20ポイントを加算されている。その他の業者については、この部分の点数が低いということで差が出ている。
続いて価格の妥当性であるが、私どもは国交省の基準に基づき国や県の単価を採用し、特殊なものについては5社以上の見積もりをとって最低のものを使わせていただいている。それを積み上げたものと私どもは考えており、それに基づいて予定価格が作成され、今回、上條建設が予定価格に対して93.7%で応札している状況である。
もう1点、耐震性については、現行の基準であればもつということで、国が示した重要度係数を基準の1.25倍で計算しているので、安全性は十分保たれていると考えている。
トイレのバリアフリーであるが、内部については今改修を行っているものと同様にフラットである。ちょっと見にくいが、議案で出させていただいた平面図の右側、四角く白抜きになっている部分に男子、女子、それぞれ多目的トイレを設置している。基本的に屋内便所に関しては身障者対応、車いす対応ができるように、校舎からずっと渡り廊下とフラットでつながる計画にしている。
○中村義雄委員 1点目は理解した。
トイレも、渡り廊下からスムーズに移動ができて中もフラットになっており、耐震性も十分に安全性が確保されていると理解した。
○松永修巳委員 端的な質疑であるが、工期が約半年ちょっとで、平成25年3月25日が完成ということで、恐らく卒業式に使用したいという現場の意見があると思う。実は高谷中学校のときも工事がおくれてしまって、卒業式どころか、4月の入学式も一時的に緊急工事で使ったという苦い経験がある。間違いなく25日にはできるのであろうが、卒業式が3月10日ごろにあると思うので、卒業生としては、できたら新築の体育館で卒業式ができればいい思い出になると考えるが、その辺、教育委員会としてどのように考えているか。
それから、電気照明はLEDが入っているかだけ確認したい。
以上、2点である。
○設計監理課長 必ず卒業式ができるというのが施工の条件であり、できないとなると業者のペナルティーということで、私どもは業者と一体となって卒業式が迎えられるように頑張っていきたいと思っている。
照明は、体育館のアリーナに関してはLEDを採用している。
○松永修巳委員 3月25日完成で、卒業式に使えなかったら業者にペナルティーと言うが、可能なのか。契約書に条件が入っているのか。できれば、それにこしたことはないが、それだけ確認する。
○設計監理課長 私どもの計画で、卒業式については、建築基準法の中に仮使用という手続があり、卒業式で使わない部屋については終わってない可能性があっても体育館を使用できることを施工条件に明記している。これは契約上守らなければいけない必須条件となっている。
○堀越 優委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 ご異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
所管事務調査
○堀越 優委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することにご異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀越 優委員長 ご異議なしと認める。よって所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに決した。
また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、ご了承願いたい。
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○堀越 優委員長 以上で環境文教委員会を散会する。
午後2時55分散会
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