更新日: 2018年11月15日

平成26年12月市川市議会環境文教委員会

開会

午前10時24分開議
○田中幸太郎委員長 ただいまから環境文教委員会を開会する。

議案第38号 市川市心身障害児就学指導委員会条例の全部改正について

○田中幸太郎委員長 まず、審査に当たっては一問一答制の導入が決定されている。委員の皆様におかれては冒頭、私に対し発言方法、1番目、全て総括、2番目、初回総括2回目以降一問一答、3番目、質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は職名を名乗った上で発言をお願いしたい。
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○田中幸太郎委員長 議案第38号市川市心身障害児就学指導委員会条例の全部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○教育センター所長 本会議以上の説明はない。審査のほどよろしくお願いしたい。
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○湯浅止子委員 本会議の答弁で十分であるが、新旧対照表で見ると、16ページ、第2条第2項がふえているが、これを追記した理由と、第3条の、委員が13人ということで旧条例と変わらないが、旧には第4条で専門医師6名、学識経験者3名、特別支援教育関係者4名と人数の内訳が書いてあったが、わざわざという言葉は悪いが、人数を「13人以内」とした理由を伺いたい。この2点である。
○教育センター所長 今の第2条も含めて今回の条例改正について補足の答弁をさせていただく。
 まず1点目として、条例及び委員会の名称を改正した。具体的には、「心身障害児就学指導委員会」という名称を「教育支援委員会」に変更した。
 2点目として、今、委員から質疑があった第2条の任務内容が拡大されている。具体的には、この中で「心身障害児」という文言を「特別の支援を必要とする」に変更した。現在、就学指導委員会の中では心身障害児という障害のあるかないかという従来の審議条件に加え、家庭環境が原因となる学力の低下、集団の中での不適応、また、不登校といった審議対象となる直接の理由が障害ではなく、子供を取り巻く環境となる場合が大変ふえてきている。そのために、まず審議の条件の範囲の拡大を条例の中に示唆する必要があるため、「心身障害児」という文言を「特別の支援を必要とする」という文言に変更した。
 もう1点、この第2条の第2項で項目をふやした中では、「事後指導」という文言を「一貫した支援が継続的に行われるよう配慮する」とした点である。この点については、現在の委員会の中での審議が、単に就学先を決定するということだけではなく、それに伴い調査された資料をもとに、対象となる子供のその後の学校生活が充実したものとなるように具体的にどんな支援が必要なのかについて十分考えて審議を加える、これ自体が一貫した支援の配慮と考え、第2項として加えた。
 そしてもう1点、大きく変更となった点については、今回の改正に当たって市川市のほかの条例と比較し、所要の改正を行った。その中で幾つか加えられた内容等がある。特に加えられた内容としては次の4点である。まず1点が、委員は職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない、2点目、委員は3親等以内の親族に関する事項の議事に加わることはできない、3点目、専門部会及び専門部会で行った調査研究結果などの支援委員会に対する報告について、4点目、支援委員会は必要があると認めるときに関係者の出席を求め、意見または説明を聞き、必要な資料の提出を求めることができるということである。
 第3条の「委員会は、委員13人以内」ということについても、ほかの条例と比べて、全ての条例について、メンバーの場合に何人以内という書き方をしているということが、まず1点。それから、実際に委員会が開催される場合に、委員の事情により途中で欠けた場合、年度の途中で新たに委員を見つけて、また委員会を開くのが非常に難しいということもあったので、今回の条例改正の中で「以内」をつけ加えた。
○湯浅止子委員 特別支援学校、特別支援学級ということで、いろいろ障害を持つ子供がふえてきたわけであるが、昔の意識で言うと就学指導委員会は非常に強い力というか、保護者にとっても就学指導委員会で言われたからということがあったが、今度は支援委員会ということで範囲を広げるという意味も含めてのことだと理解した。
 特別支援に関しては、市川市としてもいろいろな手だてをしていただき、支援学級もふえているということであるが、逆に健常児の中にいる特別支援が必要な子供たちへの支援も、これからもいろいろなところで配慮いただきたい。
 医師、学識経験者、特別支援教育関係者とあるが、それぞれに任は重たいと思うので、それぞれ良識ある方々にお願いしていただきたいと要望して終わる。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第50号 平成26年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会に付託された事項

○田中幸太郎委員長 議案第50号平成26年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔清掃事業課長、クリーンセンター所長、教育政策課長、就学支援課長、保健体育課長、教育施設課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○増田好秀委員 全て総括で質疑する。
 26ページ、27ページの清掃費の塵芥処理費で印刷製本費が103万円計上されているが、大型ごみ処理券の現在の在庫は何枚あって、今回の補正で何枚発注するのか伺いたい。
 学校給食費の備品購入費の学校用備品費の業務用でコンテナと食缶を買うと聞いたが、不勉強で「食缶」というのがわからないので、答弁をお願いしたい。
○清掃事業課長 26ページ、塵芥処理費の大型ごみ処理券の在庫と発注、その枚数ということである。この補正予算を計上したときは、ことし7月末現在の集計で在庫は5万5,000枚あった。今回発注させていただくのは6万枚である。これは来年3月末時点でも当然足りなくなるが、発注から納品までは3カ月かかる。それと、一時期に量を多く発注すると単価がかなり抑えられるので、来年度の中盤までの分を今回確保するということで補正を計上したものである。
○保健体育課長 32ページ、33ページ、学校給食費備品購入費の学校用備品費のコンテナ、食缶等についてお答えする。
 給食用のコンテナについては、塩浜小中一貫校化に伴い、塩浜小学校の5年生、6年生が中学校校舎に移動するために、給食の食器等をコンテナに載せてトラックに積み込み、運ぶ必要がある。「食缶」については御飯やおかずを入れるものである。
○湯浅止子委員 31ページの市川版中高一貫教育連絡協議会委員報償金について伺いたい。
 先ほどの説明だと市川版ということなので、中高一貫というのはどこかの中学校と高校ということではなく、市内の中学校とどこかの高校が連携しながらやるという意味の中高一貫と理解したが、国から、中高一貫に関しては大分進めるような流れは私も読めているが、それを受けるための準備として、平成27年度以降のスケジュールということでこういうものを用意しているのか、その辺の意図を教えていただきたい。
 この連絡協議会の委員に、市川市教育委員会と県教育委員会の方をという説明があったが、それ以外の委員の内容について教えていただきたい。
 それから、この連絡協議会は、どんなときに、どのように開催されるのか、そのスケジュールもわかる範囲で教えていただきたい。
 それからもう1点、塩浜小中のことであるが、私の手元にあるもので見ると、小中一貫校の整備事業に関してトータル300万円という予定になっているので、その内訳を今それぞれに聞いた。1点、5・6年生が校舎を移るということだったが、机と椅子は子供たちが自分で運ぶことになると思う。5・6年生が中学校に拠点を移すことによって、主たる生活は中学校の校舎で行って、小学校に行ったり来たりということはあるのか。この2点である。
○田中幸太郎委員長 今の2点目は、わかる範囲でお願いしたい。
○教育政策課長 まず、1点目の市川版中高一貫教育についての将来的なことであるが、委員が指摘のとおり、国では学校間での連携を進めている状況はあるが、現段階では将来的なところまではない。よく御存じだと思うが、本会議でも説明させていただいている、いわゆる教育課程の中等教育学校とか併設型、連携型という、今、法律で想定されているものは市川の環境としてなかなかなじまないといったところで、今回の方法として市立中学校と県立高校ということで、今行っている連携を深めていこうというパターンを採用した。もう1つの理由としては、通常の方法と違う、市川になじむ方法でやることによって、方法論として、できるだけ広くいろいろな中学校にそれがフィードバックできればいいと考えている。将来的なところで、国が示す中高一貫まで進めるということは現段階では考えていない。
 あと、メンバーということであるが、大変申しわけないが、現在、県の教育委員会とも最終的な調整をしているところで、このほかに私どもが、今、ある程度考えているのは、1つは、中高一貫教育に造詣の深い学識の先生、各モデル校として連携校になる高校及び中学校の校長先生方に参加いただければと考えている。
 また、どんなときに、どのようにという質疑であるが、今回は年度内におおむね4回開催して、来年度、実際に取り組むプランニング等々について意見等をまとめていただきたいと考えている。
 2点目の塩浜小中一貫校の5・6年生の話である。通常の拠点は中学校校舎へ行く。今回、小中一貫については4・3・2制ということで、真ん中の3が5年生、6年生、中学校1年生という固まりになるので一緒に生活していただく。小中一貫については異年齢の子供が交流することも大きな目的の1つにしているので、そういう中で小学校のほうへ行って、小さいお子さんと今までどおりに授業や遊びの中で触れ合う機会はあると考えている。
○湯浅止子委員 中高一貫のことに関しては、また情勢が変わったりすることもあると思うので注視していきたい。
 それから、塩浜小中については、6年生というのは、言葉は悪いが割と特殊で、1年生から上がってきて6年生でやっと学校の中で一番最高年齢になって、リーダー性とか、いろいろな意味で大変すばらしい学年のときに、頭にいる中1が一緒にということが今回あるわけなので、どうなるのかということをある意味危惧していた。小学校に行って僕たちは6年生だよというリーダー性、また、お兄さん、お姉さんになった気分をきちんと味わわせてあげたいという老婆心で聞いた。
○守屋貴子委員 33ページ、学校給食費の賄材料費は、第3子の無料化に伴う増額分という話だったが、まず確認であるが、第3子目と数えるのは上の子が何歳になったところまでか。例えば高校生になったら下の子が3人いてもだめなのか等、その辺の確認をまずとらせていただきたい。できればその理由を確認させていただいて、設定の理由と設定段階は今どうなっているのかを踏まえた上で、当初は何人見込んでいて、当初予算を幾ら組んで、今回23人ふえたのかを伺いたい。
○保健体育課長 学校給食費の賄材料費についてお答えする。
 まず、第3子以降の給食費の無料化は、小中学校に3人以上いる場合、例えば4人いれば3番目の子供と4番目の子供が無料になる。4人のうちの例えば1人が高校に上がった場合は、小中学校に在籍する子供が3人になるので、義務教育課程内での3番目の子供が無料になるということである。
 次に、当初見込みが何名で23人ふえたのかであるが、当初見込みは小学校897人で、第3子の無料化は4,300万9,000円を当初予算で組んでいたが、920人にふえたため23人ふえたということである。また、標準給食回数が182回であったが、全体の平均が185回と年間の給食回数が3回ふえたことにより、その分の増加もある。合計で180万6,000円の増額補正を計上した。
○守屋貴子委員 細かい話であるが、例えば3人いて、下の子が幼稚園の場合は対象にならないという考え方でよいか。―――わかった。
 23人増加ということだったが、今の答弁を聞いていると、23人を見込めなかったのは引っ越しをしてきた方がいたなど、そういう理由なのか。多分計算できると思うが、その要因をお願いしたい。
○保健体育課長 あらかじめ年度当初に予算編成で見込んだ人数がいるが、中には私学に抜けていく子供、また、転入してくる子供もいて、当初の人数から増減はある程度見込まなければならないと考えている。結果的に、第3子以降の対象者が小学校で23人ふえたということである。
○守屋貴子委員 このシステムについてはよくわかった。要望として、保護者からこのことについてはたくさん要望が出ていて、小中だけで3人というところに疑問を感じている保護者も大変多くいる。高校に行った段階から、もう3人目ではないという話もあるので、予算がない中で難しいとは思うが、もし3人目のカウントを少し柔軟な対応ができるのであれば考えてほしい。
○戸村節子委員 6ページの北方小学校屋内運動場建替事業で、本会議でも質疑がなされたので、予想以上に傷んでいることで補強よりも建てかえるほうがメリットがあると認識した。予想以上に傷んでいるということであれば、なぜもっと早く建てかえができなかったのか。平成27年度に文科省の基準のIs値0.7以上で、全ての学校が整うと認識していたので、その判断をもっと早くすべきではなかったかと思うが、それについて何かあればお聞かせいただきたい。
 それからまた、建てかえて新しくなるということは大変ありがたいことであるが、修繕をして補強することと、新築することで費用の比較はどのようになるのか教えていただきたい。
 また、実際にこの屋内運動場のIs値はどうであったか。新しく建てかえをする運動場については今あるものと同等なのか、もう少し高機能なものを何か考えているのか、以上の点について聞かせてほしい。
○教育施設課長 まず、修繕の件についてお答えする。
 昭和49年に建設され、今まで各種の修繕を行っている。昭和61年には内部改修等、62年には床改修、平成5年には外壁と行ってきているが、今回、耐震に絡み調査を入れたところ、外壁のひび、屋根の老朽化、外構部分で地盤沈下しているものが発見でき、学校の管理者と私ども設置者ともども、点検はしていたが、なかなか気がつかなかったところもあった。今回、耐震の設計に際して詳細な調査を行ったところ、そういった状況になった。
 耐震化と建てかえの比較であるが、まず、建てかえからお答えする。建てかえでは、鉄骨づくりで新築すると、文部科学省の財産処分の手続では耐用年数が約34年となっている。かかる経費をこの34年で割った金額に対して、耐震補強と大規模改修を行った場合、改修後20年間を見込み、かかる経費をこの20年で割った金額で比較すると、建てかえのほうが年間約20万円ほどの差で有利であるという結果が出ている。
 もう1点、Is値は、既存のほうは平成16年度に調査し、0.64である。今回建てかえると新耐震基準で建てるので、0.7を超える数値になると考えている。
○戸村節子委員 費用の効果もあるので新しくなるということでよくわかった。常日ごろから小破修繕などの要望も各学校から出ていると思うが、そういったところをよく注視しながらやっていただくということで、おくれのないように今後お願いしたい。
○田中幸太郎委員長 ほかにないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

請願第26-11-2号 「子ども・子育て支援新制度」における保育・学童保育の充実を求める請願

○田中幸太郎委員長 請願第26-11-2号「子ども・子育て支援新制度」における保育・学童保育の充実を求める請願を議題とする。
 暫時休憩する。
午前11時6分休憩
午前11時7分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 意見を求める。
○戸村節子委員 大事な点に関する請願ではあると思っている。ただし、この請願の大半の6項目中5項目を審査した健康福祉委員会では既に不採択になったと聞いた。6番目の本委員会に係る文言についても、委員の中に幾分疑義もあるということで、今、委員長から説明いただいたが、この際、一旦これを不採択として、改めて中身を精査して、気持ちがあれば提出いただくということで、私は不採択と思っている。
○桜井雅人委員 文言の点はあるが、今回、請願に当たって1,182名の方が署名されているということで、この趣旨に対して、ぜひその願いを酌んでいただきたいので採択でお願いしたい。
○田中幸太郎委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 採決する。
 本請願を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○田中幸太郎委員長 挙手少数。よって本請願は不採択とすべきものと決した。

所管事務調査

○田中幸太郎委員長 お諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査をすることに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、ご了承願いたい。
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○田中幸太郎委員長 以上で環境文教委員会を散会する。
午前11時10分散会

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