更新日: 2018年11月15日

平成22年2月市川市議会建設委員会

開会

午後1時3分開会
○増田三郎委員長 ただいまから建設委員会を開く。
――――――――――――――――――――
○増田三郎委員長 審査に入る前に、現地視察についてはいかがか。
〔「委員長一任」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 それでは、先般配付の表のとおり、現地視察を行う。
 暫時休憩する。
午後1時4分休憩

議案第51号市川市公衆トイレの設置及び管理に関する条例の一部改正について

午後1時4分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 現地視察は明日10時からとする。その時間に市民課前にお集まりいただきたい。
 本日は、当初予算以外の審議を行う。
 議案第51号市川市公衆トイレの設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とする。なお、理事者におかれては、説明、答弁の際には職氏名を名乗って発言願う。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明はあるか。
○公園課長 議案第51号については、本会議以上の説明はない。ご審議のほどよろしく願う。
○増田三郎委員長 質疑はないか。
○松葉雅浩委員 議案第51号市川市公衆トイレの設置及び管理に関する条例の一部改正について、今回さわやかハウス中山の改築を行ったとのことであるが、どういう改築をしたのか改築の内容について伺う。
 トイレの位置が変更になっている。番地がずれた理由は、トイレが移動したわけではないであろう。どうしてこうなったのか伺いたい。
 市内のさわやかハウスはどのくらいあるのか。トイレであり、必要があるからそこに建てているのであろうから、市内全域にあるわけでもないであろう。そこに必要であるからという理由について伺う。
○公園課長 さわやかハウス中山の改築工事の経緯は、今年度の中山参道地区街なみ環境整備事業の一環として、中山法華経寺境内にあるトイレが老朽化していたために、今回改築をした。
 トイレの位置は、向きが変わった関係で若干ずれが生じている。筆については、従来の筆よりも隣の筆により多く入ったので、今回整理のために中山2丁目242番地に直した。
 さわやかハウスは市内に8カ所ある。そのうち4カ所は、法華経寺に2カ所、弘法寺、葛飾八幡宮と、不特定多数の方が利用する神社の敷地内につくらせていただいている。それ以外に、さわやかハウス国府台は江戸川堤沿い、さわやかハウス相之川と塩浜は市有地につくらせていただいている。理由は、観光地であるということでトイレを設置させていただいている。
○松葉雅浩委員 中山についての変更はわかったが、残り2つのさわやかハウス真間と八幡の番地が変更になった理由は何か。
○公園課長 さわやかハウス真間は弘法寺の境内にあるが、さわやかハウス中山と同じように2つの筆にまたがっている。今回確認したところ、そのほとんどが312番にかかっているので、さわやかハウス真間も直させていただいた。
 さわやかハウス八幡は葛飾八幡宮入り口にあるが、平成元年につくった当時には1784番地であったが、平成17年に神社のほうで1789番地の1と分筆行為がされているので、今回一緒に訂正した。
○二瓶忠良委員 借地と市有地の内訳を教えてほしい。
 借地の場合の契約方法は、どのぐらいの契約で、これは維持できるのか。
○公園課長 さわやかハウス8カ所のうち、市有地は3カ所ある。さわやかハウス相之川、塩浜、行徳駅前については市有地であるが、それ以外は法華経寺、弘法寺、葛飾八幡宮、あと1つ京成電鉄の高架下に1つあるので、そこも借りている。
 契約方法は、無償で貸借させていただいている。契約期間は5年間継続である。
○宮田かつみ委員 公衆トイレは、でき上がるまでの計画も大切であるが、でき上がった後の清掃や使い勝手も大切で、どうしても汚される嫌いがある。我々にもいろいろな要望が出てくる。例えば、公園の中とか公衆トイレの中の排水、要するに、清掃時にホースで便器や床を洗う水が周りに垂れ流されている。要望とすると、何で排水をその中でとらないのかとのことである。そうすれば周りがべたべたにならないし、せっかく洗っていただいても、べたべたになったところを歩いてトイレに入ると、きれいになった床が汚れてしまう。汚れると、人間の心理として後で使う人がきれいに使わなくなったり、脱いだ洋服が下について濡れてしまう等、いろいろある。その辺はどういうふうに考えられているのか。また、そういう声はご存じか。
○公園課長 さわやかハウスに限らず、公園のトイレについては業務委託の中で委託しており、清掃は、さわやかハウスについては朝のうちに入る。先ほどの排水の問題であるが、確かに私どもも八幡神社のところのトイレで毎日見ているが、床をホースで洗う関係で、トイレの中にある排水口だけで処理できない水がどうしても歩道に出てきているのは確認している。その後、モップを使って水を吸い取る方法で今は行わせている。確かに、そういう水が流れ出してきたことにより、特に雨の翌日などは相当汚れているのは確認している。その都度、気がつけば私ども現場のパトロールの者が掃除をしたりしている。そういう苦情もよくお受けしている。特に、冬は出た水が凍ってしまって滑るという苦情もよく受けている。そういう苦情を受けるたびに、委託業者と協議しながらよりよい方法をとっていくようにしている。
○宮田かつみ委員 パトロールしていただいて、きちんとされていない部分をフォローしていただくということもあるかもしれないが、基本的には委託業者にその辺の方法をきちんと指示をして、管理委託契約の中に入れていただくことが必要ではないか。北国分の保育園ができた南側に公園があるが、あそこのトイレがそういう状態であると、子供たちが水が出ているからとおもしろがって遊ぶようである。親からすると、トイレから出た余りきれいではない水をということであるが、子供からするとこれ以上おもしろい遊びがないような感じで遊ぶこともある。水で洗っていただくのは当然必要であるが、モップで基本的にはふき取っていただくような清掃の方法をきちんと網羅された契約にしていただけると、今後はないかと思う。
 もう1つは、便器の機具にクモの巣が結構張っている。最初のうちはきれいだからいいが、古くなってきて塗料の面につやがなくなるとクモの巣が張りやすくなってくる。そういうのもすごく目立って嫌だという人が、特にご婦人はいらっしゃるようである。我々は余り気にしないが、その辺もよろしくお願いしたい。
○増田三郎委員長 本案を可決するべきものと決するにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 異議なしと認め、本案は可決すべきものと決する。

議案第55号平成21年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会に付託された事項

○増田三郎委員長 議案第55号平成21年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔建築指導課長、道路管理課長、道路安全課長、道路建設課長、
河川・下水道整備課長、河川・下水道管理課長、都市計画課長、
地域街づくり推進課長、都市計画道路課長、公園課長、
市川駅南口再開発事務所長、交通計画課長説明〕
○増田三郎委員長 説明は終わった。
 質疑はあるか。
○小林妙子委員 補正予算の38ページ、土木費の建築指導費19節、補助金、耐震診断費補助金、改修費補助金、危険コンクリートブロック塀等対策補助金がすべて減額になっている理由について伺う。
○建築指導課長 耐震診断、改修については、グランドステージ下総中山の移転と仮住まいの家賃補助を予算では22世帯分とっていたが、1世帯にとどまったため、工事費に対する補助はふえたが、全体として約566万円減額となっている。
 一般住宅の耐震診断改修、それからブロック塀については、当初見込んでいた申請数に至らなかったということで減額補正するものである。
○小林妙子委員 耐震診断費の補助金については理解した。耐震改修費の補助金と危険コンクリートブロック塀等対策補助金について、当初予算よりも非常に見込みがなくて減額になったとは思うが、この時期、耐震について市民の皆さんも大変関心はお持ちだと思う。減額になったのは実態であるが、当初予算を計上して、この間市民の方に周知をしていかなければならないし、使い勝手が悪いということではないと思うが、この補助金が市民にとって一応限度額がある。この補助金が使いづらいのは、こういうことが原因なのかなということもあるし、また、こういう不景気なので改修はしたいけれども厳しいなど、どのように認識しているのか。
○建築指導課長 申請が当初見込みよりも少なかった理由であるが、年間20回の無料相談会、あるいは市民まつり等での啓発、あるいは市川工業高校やNPOとの連携を図った啓発も行っているが、やはりまだまだ一般の市民まで啓発が及ばない部分もあると思うので、それは今後やり方を工夫して継続していきたい。
○小林妙子委員 今、市民相談20回、また市民まつりでということであるが、なかなか効果が上がらないのが現状かと思う。先日も、この補助金について問い合わせがあったが、もう少し補助金を上げてもらえないかなどの声を聞いている。この補助金の妥当性、上げることは考えていないか。
○建築指導課長 補助金の率、金額については、限られた予算の中で持ち家以外の賃貸住宅に住んでいる方等との公平性の問題もあるので、金額については十分検討して設定していると考えている。近隣市と比べても、市川市独自のリフォーム、耐震に伴うリフォーム助成もしており、合わせて限度額63万円というのは近隣市では高い金額になっている。ただ、今後ほかの自治体の事例等も検討し、必要があれば見直していきたい。
○小林妙子委員 大体理解したが、もっともっと普及啓発が必要だと指摘し、終わる。
○松葉雅浩委員 関連して、先ほどグランドステージ下総中山の国の補助金が3分の1から2分の1に上がったが、それは改修費補助金の減額になるのか。それが幾らか。グランドステージの部分はこの中のどれぐらいか、きちんと明確に言ってほしい。
 耐震診断費補助金も減額であるが、今年度は3月いっぱいある。今の段階で減額しているが、これから見込みの分は残してあるのか。これから大量に来る場合はないのか。なぜ今回補正で計上しているのか。民間の建物に対する改修費補助金もある。当初予算の部分はこれからやるが、大幅に来年度も減額している。それはいいとして、使いづらい部分があると思う。実績について聞きたいが、全体ある物件について、これぐらいの改修費があって、補助金がこれぐらいだとか、例を挙げて説明してほしい。
 危険コンクリートブロック塀等対策補助金は、コンクリートブロックを樹木に取りかえる場合の補助金であろう。これも何年も前からやっていると思うが、今までの実績、今年度特に下がっているのか、その辺の状況について伺う。
○建築指導課長 まず、グランドステージ下総中山について、耐震改修補助の中で566万円減額している。
 年度の話であるが、国の補助金が1月に締め切られる関係で、市では12月22日をもって21年度は受け付けを終了した。その時点での見込みの補正をしている。
 実績であるが、改修費については、耐震改修工事については150万円から200万円が通常かかっているが、その23%ということで、すべて限度額の40万円いっぱいが補助金として交付されている。
 今年度の件数は、耐震診断が31件、耐震改修の工事は、木造住宅が5件、マンションがグランドステージ1件と、それ以外に一般のマンションがもう1件改修工事を行っているので2件申請が出ている。コンクリートブロックの補助金については、今年度初年度で7件の実績がある。生け垣助成については水と緑の部の所管であり、最新の数字は把握していない。
○松葉雅浩委員 ということは、耐震改修費補助金の1,406万3,000円のうちの560万円の減額はグランドステージの分で、そのほかの部分が民間の耐震改修費補助金の減額で、見込みでやっている、もう今年度はないということでやっているのか。
 先ほど小林委員の質問の中で、仮住まいするときの予算22世帯分を計上していたが、1世帯にとどまった。これは、初めに22世帯が引っ越すと言っていたのではないか。言っていたから当初予算に計上したが、それが1世帯にとどまった理由は何か。要するに、危険であるから耐震補強する。危ないから、そこは1日でも早くそのマンションから出て仮住まいして、工事を行ってまたもとに戻るということではないのか。そこのマンションは全部で何世帯あるのか。
○建築指導課長 今年度の耐震改修の申請については21年12月22日に締め切っているので、今後相談があった物件については4月以降にやっていただく。
 グランドステージ下総中山は、全部で22世帯が現在居住している。当初は、全世帯が一たん仮住まいをして工事をする計画になっていたが、施工方法を住民と施工者の間で検討した結果、いながら工事で、1世帯だけは昼間も中にいるので、騒音等があるので一たん仮住まいしたが、他の21世帯は昼間仕事に出ている等で、工事している間は中に居住しないということで、いながら工事できるという判断で移転しなかった。
○松葉雅浩委員 グランドステージに絞る。ということは、当初予算を組むときには22世帯すべての世帯の方に仮住まいをするという確認をとって、当初予算で仮住まいの予算を組んでいたけれども、施工方法等を検討して、それならそこへ住んでいても大丈夫だということで変更になったということでいいのか。
○建築指導課長 直接市で全世帯に聞いたわけではないが、管理組合が取りまとめており、当初予算をとる時点では全世帯が移転する前提で計画をしていたと聞いている。予算も考え、各世帯の負担が多少とも少なくなるということで、住民も検討して、いながら工事を選択したと聞いている。
○宮田かつみ委員 39ページの危険コンクリートブロック塀等対策補助金は、当初、大きな地震が来たときに地震等で倒れて大きな被害につながるのではないかということで予算化されている。今の説明を聞いていると、利用者からすれば、費用対効果があって面倒だからしないということもあると思うが、市内の危険コンクリートブロック塀の把握をどのようにして、それをどのように安全なものにしていこうという基本的な考え方が市川市にあるのか。
 委員会資料の6ページ、「平田公園の外環道路に抵触する部分の売却に伴い」という部分の土地購入費は、平田公園が外環にかかるため売却して、それに見返りの公園をつくろうということでの購入になると思う。これは売ったときと買ったときの差額があると思うが、どのぐらいの差が当該公園について出るのか。
○建築指導課長 危険コンクリートブロック塀については通学路等調査を行っているが、数的なものについては、私道のほうが距離が多くて正確には把握していない。通常は、建築確認申請が出た都度違反のパトロールをして、個々に把握している。
○公園課長 国に売った分と、今回隣接地を買った分の鑑定額の違いは、1平方メートル当たり約4,000円下がっている。
○宮田かつみ委員 指導課長の話からすると、私道が比較的危険な場所が多く、公道に面する塀もある。把握は、公道はしていて、私道はしていない。いろいろチェックする機会はパトロールだということか。例えば、市で公の金を使ってまで丈夫にする必要があるという判断で、議会も承認して予算化している。我々も例えば地震などで災害地に視察に行くが、よく都市の建築指導課に当たるポジションの方々が建物や塀を見回って、本人あるいは地域に喚起する指導方法として、これは危険だとか、3段階ぐらいで評価していたと思う。ああいうことは地震や災害が起きないとやれないのか。今回のようなことではあんなに公表してやる必要はないと思うが、例えば、本人に危ないから直したほうがいい、直す際には市のこういう制度を知っているかという形で、指導をする必要があるものと、もうちょっと大丈夫かなというレベルの差はいろいろあると思うが、相手は素人なので、よっぽどぐらぐら動くという形でないとわからない。しかし、皆さんはプロなので、ぐらぐら動かなくても調査でこれはちょっと危ないとなれば所有者にお知らせをしたり、補助の対象になっている要綱を、例えば手紙や補助要綱を書いたものをやったほうがいいのではないか。よく我々も地方視察へ行ったときに、大災害になったときに皆さんが大騒ぎする。確かに余り不安を募らせるのもどうかと思うが、しかし注意をすることは大事であるし、そのための補助金であると思う。その辺をどう考えているか。また、公道の把握をどうしているのか、答弁願う。
 先ほどの公園は1平方メートル当たり4,000円ほど下がったということで、年6%ほど下がっているのだから、そういうお金があるということだけはわかった。それは結構である。
○増田三郎委員長 宮城沖地震のときにブロック塀がたくさん倒壊して、そこで子供やお年寄りが亡くなった。それを全部調べたら、ブロック塀に本当は鉄筋を入れなくてはいけないのを、全部手抜き工事で新聞紙を入れて、上からコンクリートでやっていたから、そういう事故がたくさん起きた。そこで、市川市も生け垣条例をつくって、ブロック塀にかえて生け垣にしようということが発端で、こういう補助金になった。私のうちも50mぐらい生け垣条例で、1m当たり幾らで補助金をもらってやったことがある。そういう経緯を、今そういう問題になっているのに、あなたたちはもとを知らなくては宮田委員に対する答えもできない。しっかり答えてほしい。
○建築指導課長 ご指摘の調査については、市道、私道を含めて、通学路について全県の調査を行っている。今、数字的には手元にない。そのときに、調査をしながら危険と思われるものについては個々にパンフレット等を渡して改修を呼びかける調査を行っている。現在も違反指導等でパトロールを月、水、金に定期的に行っているので、その際に鉄筋探知機も使用して、鉄筋が入っていないものや傾いているものについてはその都度チラシを渡して啓発を行っている。
 一部、自治会にご協力いただき、役員に1軒1軒回っていただいて、私どものパンフレットを配っていただくような活動もしている。
○宮田かつみ委員 そうすると、今課長のほうで対象物件について指導をされている効果として、直したいという相談あるいは是正されたところはどのぐらいあるのか。
○建築指導課長 申請は今年度7件である。ブロック塀の相談自体は約30件あり、すべてを追跡調査していないが、10件程度は改修しているのではないか。
○宮田かつみ委員 大事なのは、市川市だけではなくどこでもそのようであるが、予算をとって広報等で知らしめ、それに対してすごく反響のあったものはまた次年度、その実績に基づいて予算をとるとか、予算をふやす。この間の本会議のときに市民経済部長が、前年度の予算がなかったから、要するに使わないものだという判断で減らしてきたという答弁があったが、行政自体がそういう考え方が多い。
 そうすると、今課長が言う予算で、今回補正で下げていくことになる中で我々が一番心配するのは、先ほど塀の悪いところをある程度指導をされているが、それに対して結果がどうであったかという追跡調査をやられている様子はなく、漠然と何件あったということで、悪い塀はどのように丈夫になったかということを確認しようとはされていない。そういう悪いところもそうたくさんはないと思うが、ある程度把握される中でやっていかれないと、危険箇所を補助金まで出して改善していこうという重大性のある事業がクリアできないと思うが、その点1点だけ、今後の考え方も含めてご答弁願う。
○建築指導課長 おっしゃるとおり、今後フォローというか、実際に相談があった物件がその後どうなったかという調査は、時期を見てまたやっていかなければならないと考えている。いろいろな事情で補助金を使わずに改修される方もいるので、その辺の方に対してもまめに啓発していきたい。
○増田三郎委員長 ブロック塀に対する補助金というか、生け垣条例でブロックを壊して生け垣にするときに、1m当たり幾らで補助金を決めているのだろう。それとはまた違って、ブロック塀でもそのようにやる。だとしたら、市役所が一々地震が来ても安全なのか工事の検査をしなかったら、補助金は出せないのではないか。基準は決まっていても、昔のように新聞を入れてコンクリートを入れたとかがあったからそうなったので、鉄筋を何本とか、あるいは何ミリのものだとかの検査を市役所はするのか。
○建築指導課長 ブロックについては、危険かどうかは最初に職員が行って調査をしている。補助金の内容としては、ブロック塀を除却して、その後つくるとすれば金属の軽いフェンスとか生け垣に限っており、同じブロック塀を再建するものについては助成していない。
○金子 正委員 繰越明許費の人にやさしい道づくりの1億4,709万5,000円の3事業の繰り越しについて、市川南のゆうゆうロードの事業が入っているようである。このうちの幾らがゆうゆうロードの繰り越しか。地元の人は、2度も不調になったのは安過ぎるからだと言っていたが、繰り越しになった金額と、どんな工事をやる予定だったのか確認したい。
 逆に、一番堀のほうの公有財産購入費は、39ページの一番下、土地購入費4億5,664万7,000円、面積はこの資料によると328平方メートルである。それで4億5,664万7,000円は随分高いが、これは土地だけか。具体的な内訳を聞きたい。
○道路建設課長 人にやさしい道づくりについては、市川南1丁目2番から2丁目1番地先の工事であるが、2度不成立で、設計金額が3,339万5,000円であった。工事内容は、段差の解消とか黄色い点字ブロックの張りかえ、ボックスカルバートの上にれんがを敷き詰められている、今この場所がゆうゆうロードという場所で、そこはタイルが張りつけられている。それをはがして新たにタイルを張りかえる工事。それから、段差の解消、入り口部分の段差の解消、そういったものを行う工事を予定していた。
 公有財産購入費の内訳は、用地費が2億2,178万3,370円、補償費が2億3,486万2,883円である。合計で15件の物件である。
○金子正委員 ゆうゆうロードは3,000万円ぐらいで張りかえるといっても、やる人がいないかもしれない。それはあなたたちが積算した結果なのだろうけれども、新年度はまたちょっとしたことをやるときに調査して、予算の見積もりをやり直すということを言っていたのでそれはそれでいいが、やはりあれだけの通りを再整備するのに金額がなるほどなという感じもしないわけではないので、そこは新年度に向けて何とか実現してほしい。
 同時に、逆に一番堀の約100坪の用地、今聞いて驚いたが、さっきのまま計算すれば坪460万円などというえらい金額になるので、変だとは思った。そうすると、補償費のほうが高い。それから、土地も単位当たり幾らなのか。また、保障の内訳はすごい金額である。その辺を聞きたい。
○道路建設課長 1平方メートル当たり約70万円である。家屋に対しての補償、主に切り取りといった家屋の補償がほとんどである。切り取ってそこを補修するといった補償であるので、かなり額が張る補償の仕方である。そういった補償と、あとは工作物関係、郊外への再構築とか、切り取りの改造補償、そういったものを挙げている。
○金子正委員 土地が坪当たり約210万円であるが、路線価はどのくらいか。それなりの用地を補償したということであろうから、その辺が基準になっていると思う。
 もう1つは、地元の皆さんの協力であるし、補償費が高いからだめだと言っているのではなく、1度壊して新たに店をつくり直してあげるという意味では、大きなお店であったのでそれなりに補償額もある気もするが、それにしても高い印象を受ける。あと、壊した後、角の駐車場になったのも全部壊してしまうのも、みんなそうなのであろう。電気屋の角のクリーニング屋があったところはビルをそっくり壊してしまって、今駐車場になっている。そういう意味では相当かかるな、わずか100坪の道路を確保するためにえらい補償がかかったなという印象である。
○道路建設課長 公社より買い戻しのときに不動産鑑定を行って買い戻ししており、2者鑑定を受けて、その安いほうを採用した。路線価は、不動産鑑定の際に鑑定士のほうで参考にされて出されているということで、路線価としては把握していない。
○二瓶忠良委員 39ページの建築指導費の補助金、危険コンクリートブロックも耐震改修もそうであるが、費用負担をし切れない人が何人かいると思う。相談が三十数件あったということである。実際はブロックにしても改修するようなうちにしても、相当年数がたっているから入っている人も高齢化している。その辺は何かいい方法を考える必要があるのではないかと思うが、その辺は考えがあれば教えてほしい。
 同じく39ページの県事業負担金、春木川橋りょう改築工事費は、これまでの負担金額と、いつまでに完了する予定なのか。
 41ページ、3項3目排水対策費、県事業負担金は本会議でもあったが、暫定的な措置だということで、高谷川に本来は流す予定のところが大変被害が大きいために行うということであるが、これはいつごろ切りかわるのか。市全体は50㎜対応でいろいろとやられていると思うが、この改修により、これも50㎜対応ということで理解していいか。
 43ページの街路事業費、県事業負担金も本会議であったが、これは両方同じ聞き方をするが、毎年負担率が違っている。これはどのようにして違ってくるのか、総額に対しての負担割合だと思うが、そうではなさそうである。その内容について教えてほしい。
○建築指導課長 危険コンクリートブロック塀の補助金であるが、撤去については1m当たり1万円、生け垣助成を合わせて使うと1m当たり2万5,000円となっており、見積もりをとって設定したときには、この金額でほとんど自己負担なく除却等はできるということで設定している。相談があった方で、当初はそういう制度があればすぐにやりたいというお話で来てはいたが、その中で結局見合わせている理由としては、塀が狭隘道路、建築基準法の42条2項道路等に面していて、セットバックが必要である、違反是正と合わせてやってほしいという話をすると難色を示す方が多いのが実情である。
○道路管理課長 春木川橋りょう改築工事の負担金について、これまでに幾らお支払いしたかであるが、この事業は平成20年、今年度21年、22年と3カ年の事業である。22年は、お支払いしていないので22年と21年と合わせて今回3,000万円を負担金として県に支払うものである。
○河川・下水道整備課長 41ページ、3目排水対策費第19節の負担金、地域排水路整備事業負担金については、流域が57.5haに毎秒1.13?のポンプであるから、普通の雨でいけば20㎜、30㎜程度になってしまう。こちらについては歩道を冠水しないようにということを目的として、暫定的に真間川に流している工事である。
 いつごろ高谷川流域の整備かということである。これについては、高谷川は一番南側であり、ここで外環道路の整備に伴い、今千葉県が一番下流で高谷川の排水機場を築造している。それに合わせて、市川市、国で外環道路の東側に幹線水路を入れていこうということで、早ければ23年から27年の間に東側に下水道の雨水幹線を整備する。それが終わったら、前の法務局から幹線を延ばして、上がってきて京葉道路を横断した一番上流部がこの鬼高地区である。であるから、数百メートルあるので、整備には長い期間、数十年かかるのが実情である。
○都市計画道路課長 街路事業の県事業負担金について、毎年負担率が違う件である。この事業に充てる財源は4つある。まず、通常の補助金として公共街路整備事業費は通常10分の5の国費の充当がある。この事業費については、市の負担率は10分の1である。ことしの場合、市の負担金は3,500万円である。もう1つの財源としては、地域活力基盤創造交付金である。これは通常の補助金がつかなくて交付金がついた場合で、市の負担率は10分の1.35である。ことしの場合は、県の事業費4億7,917万8,000円に対して、市は6,468万9,000円の負担である。この2つ以外の、例えば地方特定道路整備事業と、県単街路整備事業については国の補助金がつかない。これについては市の負担率が10分の3となっており、ことしの場合は3,923万4,000円の3割ということで1,177万1,000円、これのそれぞれの県の事業費が、ことしの場合8億6,841万2,000円に対して市の負担額が1億1,146万円ということで、毎年財源の割合の状況が違うので率が変動しているということである。
○二瓶忠良委員 最初に聞いた建築指導費のことは、今までの答弁でいろいろわかった。仙台市に視察に行ったが、宮城沖地震があったということで、宮城県では1回災害に遭っているのでその辺ではすごく小まめにやっている。今まで通学路や公道に面したところを優先的にやることはすごく大事だと思うが、やりたくてもやれないところを手当てしていかないとそのままになってしまうので、何とか方法を考えていただきたい。
 県事業負担金について、これは23年まで完了するというが、次の県事業負担金もそうであるが、これは県と協定を結んでやっていると思うが、県事業負担金については全国の知事会でも国に対して負担金はやめるべきだということで、その不明朗さも指摘されて、新潟では新幹線の負担金についても一時凍結する事態もあった。この辺の県事業負担金について、本会議でもいろいろ指摘されているので余り詳しいことは聞かないが、その県事業負担金をなくす方向で県と協議されているのか。
○道路交通部次長 前回当委員会において県事業負担金について私から説明申し上げたのが、市長会を通じて透明性を担保するため、負担金に係る経費のより詳細な内訳を提示すること、また、十分な事前協議のもと、地元市町村の意向を反映させること、また、市町村の負担を求める場合、受益の限度を明確に説明すること、この3点を市長会を通して説明、要望していっていただくということを説明した。県市長会では、10月21日に開催された定例会において、県事業に関する都市負担金の抜本的な見直しについての要望事項を特別要望としてそこで可決した。この要望書の中で、都道府県と市町村との関係においても県事業負担金について市町村負担金の内訳明細が示されていない、事業の採択実施等に市町村の意見が反映されていない等の問題があることを指摘している。この要望を受け、県においては平成22年度の予算要求にかかわる市町村負担金については、今までは事業ごとに取り扱いが異なっていたが、平成22年度の負担金から事前に書面にて事業費を明示して事前協議を行うようになった。
 そこで、ご質問にあったそれをなくしていくことができるかであるが、私どもとすると、県事業負担金イコール即廃止ということではなくて、今ご説明申し上げたように、透明性の確保を図ることや県との事前協議を十分行うことにより、地元市町村の意向をくんでいただけるような働きかけをしていく、そのように考えている。
○二瓶忠良委員 透明性はすごく大事だと思うが、透明性を確保されなかった場合、例えば拒否するという場合になれば工事はとまるのか。
○道路交通部次長 こちらが拒否するということか。その点については、例えば本会議でも清水議員から質問いただいたが、茨城県においては、例えば事務費においてはそれを除くということが茨城県においてはやられたようである。その辺のことも十分、今までは口頭だけだったものを、今後協議をしっかりとしていくということになったので、そのようなことがないように、工事が中止になると地元の市民の方々が一番迷惑をこうむることになるので、そういうことがないようにしっかりと協議していきたい。
○桜井雅人委員 7ページの繰越明許費、成田高速鉄道アクセス株式会社の事業、新高速鉄道建設工事と、今までトータルで幾ら市川市が負担しているのか。
○交通計画課長 今までの負担額は、出資金と補助金に分けられている。出資金については5,300万円が出資済みである。補助金は、支出実額は2億8,572万2,000円である。ただ、このうち半分が国からの補助があるので、市の実質の負担額としては1億4,285万6,000円である。
○桜井雅人委員 お金をかなり市川市が出している割にはこの鉄道がちょっと市川市をかするだけの通過路線だと聞いている。去年の2月議会の委員会の議事録を見たら、そのときの答弁で武蔵野線と北総鉄道が交わる東松戸駅に京成の一般特急をとめてもらうようにお願いしているという答弁があったが、この東松戸駅にとめるという話はその後進んでいるのか。
○交通計画課長 一般特急は、東松戸駅にとまっていただくということで話が進んでいる。
○桜井雅人委員 話が進んでいるということは、手ごたえありということでいいのか。
○交通計画課長 とまっていただくということでダイヤが組まれる予定である。
○守屋貴子副委員長 金子委員のところで、私も市川南のところで伺う。今、これはこのままになっていて、工事が来年度になるということである。現状の状態はそのままになるのか。
○道路建設課長 現在、水道局が現地を掘って供給管の敷設がえの工事を行っている。そこで、工事の状況を私ども把握している。私どもの積算上の問題点等を把握しているので、それを今回次年度に反映させた上でもう1度積算し直して発注するということで考えている。
○守屋貴子副委員長 次年度以降にやってくださるということであるが、現状でも点字ブロックがはがれているところ等が結構あり、あそこで自転車が転んでしまったりする事故が結構ある。そこのところだけでも、とりあえずというか応急処置が必要であると思っているが、いかがか。
○道路建設課長 暫定の工事発注までの期間については、そういった補修工事をやっていく。現在、あそこの部分で水道工事をやっているので、そことの調整が必要かと思うが、それを調整して行うようにする。
○守屋貴子副委員長 ぜひ早急に願いたい。
○増田三郎委員長 討論はあるか。
〔二瓶忠良委員 反対討論〕
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決するに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○増田三郎委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決する。
 暫時休憩する。
午後2時49分休憩

議案第57号平成21年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)

平成22年3月8日(月)
午後3時21分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 議案第57号平成21年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明はあるか。
○河川・下水道管理課長 平成21年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、本会議で説明した以上の説明はない。
○増田三郎委員長 質疑はあるか。
○松葉雅浩委員 歳出で81ページ、一般管理費の給料、職員の異動等に伴う給与費は、何名分の給与費が増額されているのか。今回、特に理由があって増額しているのか。
 負担金補助及び交付金で、負担金、江戸川左岸流域等下水道事業維持管理費負担金が減額されている理由は何か。
○河川・下水道管理課長 一般管理費の人数について、当初、補正前は41名で計上させていただいた。補正後は、43名で2名増である。これは、当初予算計上時には41名であったが、実際4月以降配属された者が業務の量等で2名増になった。
 江戸川左岸流域等下水道事業維持管理負担金は、市内、江戸川流域に接続され、県の処理場で汚水を処理していただくための負担金であり、当初の負担金については県もおおむね5年ごとに見直していたが、16年から20年度までが54円30銭という予算であり、21年からの費用については当初54円という話を聞いており、54円で計上したところ、21年度見直しがあり、負担金が1?当たり53円80銭に減額されたため、総量的に2,288万2,000円を減額するものである。
○松葉雅浩委員 職員41名が43名ということで2名ふえたということである。これは、その2名分の何月から何月までの給与に当たるのか。業務量がふえたということであるが、具体的にどういった業務か。忙しくて人をふやさなければいけないほど過酷な労働というか、そういうものがあったのであろう。その辺について伺いたい。
 負担金について、見直しがあって減額ということであるが、これは5年ごとの見直しで、先ほどそういう話で、ちょうどその時期に当たったということなのか、毎年見直ししているのか。
○河川・下水道管理課長 何月から何月までかであるが、1,200万円については、給料と共済費すべて入れて4月から3月までの1年間である。
 業務の内容は、通常行革等の内示等があった中で、その後下水道の設計や水洗普及の接続関係や、もろもろ下水道の量がふえていたので、それに対応するためにふやしたものである。
 負担金について、おおむね5年ごとに見直ししており、最近は21年から25年までが現在補正させていただく53円80銭に変わったものである。
○松葉雅浩委員 もう1度確認するが、2名分増額の1,200万円、1人600万円で2名分ということか。4月から3月ということは、21年4月から22年3月分ということか。それをなぜ補正でやるのか、4月分から給与を払っているということであれば、普通は当初予算できちんと組んでおかなければいけないと思うが、その辺について伺う。
 負担金についてはわかった。
○河川・下水道管理課長 なぜ当初からということである。私どもも当初より必要な人数をお願いしている。定数の見直し作業が例年行われているが、その後、今言ったような理由で2名多く配属したことにより、こういうことが生じたものである。
○松葉雅浩委員 こういうことが生じたというのがよくわからないが、これは4月分からの給与である。要するに、なぜこれは当初で予算を組まず、最後に2月議会の補正に持ってきているのか。4月から給与が入っているなら、普通6月の補正やその後の9月補正もできた。その辺、もう少しわかりやすく説明してほしい。
○増田三郎委員長 ほかのことと違い、そういう支出ならもっと早いと松葉委員が言っているが、それにきちんと答えてほしい。理由があるのであろう、それとも間違えたのか。人件費である。
○河川・下水道管理課長 説明が悪くて申しわけない。先ほどから説明している当初予算を組んだ後に、実際職員が2名多く配置されていた。
○松葉雅浩委員 当初予算を議会で議決したのは、41名ということでの金額を議会で認めている。それで2名分多く配置されてしまったから後で補正を組むというのも、おかしいであろう。議会は41名しか認めていない。それで、4月から2名ふやして43名分を払っていたというのは、おかしいのではないか。議会で認めていないところでずっと計上していて、補正予算を組むということは、これからのことである。そのために今議会に補正予算を議会で議決するかどうかを今審議している。議会で議決することによって、これが初めてこの人件費、一般管理費について予算を執行できる。認めていないところで、もう昨年の4月から2名分払い続けてきた、これはどう考えてもずさんではないか。担当課でわかるのか、次長か部長か、はっきり答えられるところが答えてほしい。
○増田三郎委員長 部長から答弁を求める。
○水と緑の部長 現実的に、当初41名ということで、前年並みということで予算措置した。その後、実質的に給与は750万円、職員手当等が2,700万円、共済費が720万円ということで、現実的に職員だけでなく各手当も増減があったので、トータル的に1,200万円である。我々も事業を行っている中で、当初は今までの職員そのままであるという話は毎年されている。減の場合には減と聞かれるが、このときに話がなかったので、昨年並みということでとったという話を聞いている。詳細はまだ私どももはっきり言えないので、今はこれぐらいしか答弁できる状況でない。前の状況として、状況があったということだけ説明した。
○松葉雅浩委員 これはまだ私も納得できない。今調べているのか。
○増田三郎委員長 暫時休憩する。
午後3時37分休憩
午後3時38分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 他に質疑はあるか。
○二瓶忠良委員 1点だけ、公債費の利子の項で、市債利子が1,179万余減額されているが、理由、内容は何か。
○河川・下水道整備課長 今回の減額については、20年度に事業を行った下水道事業債を借りるということで、当初予算では3%の利率で見込んでいた。実際に借りたところ、利率が1.9から2.1%ということで、その分余ってしまった。
○増田三郎委員長 暫時休憩する。
午後3時39分休憩
午後3時40分開議
○増田三郎委員長 再開する。
○水と緑の部次長 この1,200万円の補正については、当初予算を組んだときは41名であった。しかし、実際に4月以降張りついた人数は2名増で43名であった。当初組むときは41名で、去年の今ごろの話である。それで、実際に4月以降辞令が出たのが43名であった。それで、6月、7月の補正を考えたが、人件費の減や人事院の勧告等があるので、今日まで何とかやり繰りしてきて、今回足りなくなったので補正させていただいた。
○松葉雅浩委員 4月から当然、同じである。当初予算を審議するときは41名の金額で議会も議決しておる。その後なぜ43名辞令を出すのか、そこがもともとおかしい。辞令は市長が出しているのだろう。そこが納得いかない。今まで議会で出す機会もあったのに、ずっとそのままにしておいて、一番最後で出してきて、実は4月の初めからいたなんて、余りにも議会軽視と言わざるを得ない。反論はあるか。
○水と緑の部次長 確かにご質問者のおっしゃるとおりと認識している。ただ、当初予算から実際4月以降の辞令発令までの間の所管事務事業の見直し等、行革なり人事当局と交渉していた関係もあり、そういう事務事業について認めていただいたということになるか、そういうことで4月の辞令に2人増に至った。
○宮田かつみ委員 関連で、次長、確かに当初予算は2月の議会でやっている。先ほど榊原課長が答弁されているように、4月までの間にいろいろな事情が変わって2名分ふえたというのは百歩譲ってわかった。それでは、2月議会から通算すると6月、9月、12月はなくて1月と3回議会があった。それで、なおかつ4月に増員されている。費用的には執行されている。それがなぜ1年後の2月議会に補正を上程されなければいけないのかという理由を松葉委員は聞いていると思うが、それが、ただいたのだということでは答弁にならない。多分、これは水と緑の部だけではなく、ほかもそうなのであろう。
 私は前にもこのことについては質問したことがある。しかし、きちんとした答弁をいただいていない。そこは、多分そちらの問題もあるが、財政部の問題もある。ただ、提案はそちらからしなければできない。そこをきちんとしてもらわないと、これからもそういうことが出てくるし、年度をまたぐことはないと思う。それはきちんとしないと委員長、まずいのではないか。
○増田三郎委員長 これは議会軽視である。このままでは、ここでは採決せずほかに移る。これはもっとしっかりしないといけない。
○水と緑の部次長 先ほどお話しさせていただいたが、人件費等の改正というもろもろのことがあったため、今日まで延びてしまったということでご理解いただきたい。当該年度における職員の人件費の改正である。
○宮田かつみ委員 要するに、6月、9月、1月、通常であれば12月にある。人件費等の改定等があったといっても、その間にできるであろう。それをなぜしなかったのか、そうしないで過ぎてしまったのかを聞いている。これは水と緑の部だけではない、ほかの部署もある。それは、我々が質疑できないからここで聞いている。それを答弁していただかないとわからない。また、今後の改善にもならない。
○増田三郎委員長 それは、このまま建設委員会で通したら、私は委員長で笑われてしまう。この件は保留とし、次に移る。調べてほしい。あなた方ばかりの責任ではなく、管理者に責任がある。
 暫時休憩する。
午後3時47分休憩

平成22年3月10日(水)
午前10時1分開会
○増田三郎委員長 ただいまから建設委員会を開く。
――――――――――――――――――――
○増田三郎委員長 議案第57号平成21年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 議事を保留していた職員の異動に伴う給与費の補正について説明願う。
○水と緑の部長 先日は説明が不十分であり大変申しわけなかった。改めて給与費等の補正についてご説明する。
 各職場の職員体制については、前年の10月から11月にかけて企画部が各所管部のヒアリングを実施し、職員等の体制が最終的に確定するのは例年2月から3月上旬となる。また、当初予算の編成については、毎年1月中旬ごろまでに完了しないと2月定例会への上程が難しくなるため、この段階では各所管の職員数の定数人員での予算計上が難しい状況となっている。このため、12月段階での定数管理の職員数で給与費などの計上をせざるを得ない状況であるため、この点で予算計上の職員数に差が生じるものである。
 本来であれば、増員、減員の確定後速やかに直近の議会で補正することが望ましいことは十分理解している。しかしながら、年度内の人事異動、配置職員の職位の変動、退職や毎年8月に行われる人事院勧告に基づく給与の改定案の提示など不確定な要素も多く、直近の議会に提案することができず、このたび確定したため補正として計上した。
 今後、職位の変動に伴う人件費の増減や職員定数の変更に伴う人件費の増減等、補正の時期について、ご指摘の点を踏まえ総務部と協議してまいるので、ご理解いただきたい。
○増田三郎委員長 質疑はあるか。
○松葉雅浩委員 説明で、要するに職員の異動が議決後に決まってくることは理解した。ただ、議決するときに、これは特別会計である。独立採算で特別会計は予算を組んで、一般会計とは別にやっている。市川市の特別会計条例第2条の中で、「前条に規定する特別会計においては、地方自治法第218条第4項の規定により弾力条項を適用することができる」とうたわれている。地方自治法第218条第4項は、「普通地方公共団体の長は、特別会計のうちその事業の経費を主として当該事業の経営に伴う収入をもつて充てるもので条例で定めるものについて、業務量の増加により業務のため直接必要な経費に不足を生じたときは、当該業務量の増加により増加する収入に相当する金額を当該経費に使用することができる」とある。これは、課長答弁の中でもあったが、今回業務量が非常に多くなるということで、職員2名を一般管理費として4月から2人ふやしている。これは、議決後特別会計の中で、この地方自治法第218条4項の規定により、弾力条項ということで、議会の議決なしにも支出することができるという法律だと思う。ただし、その後に、「この場合においては、普通地方公共団体の長は、次の会議においてその旨を議会に報告しなければならない」と地方自治法の中に定義づけている。
 これはどういうことかというと、昨年の4月から給与を支払っているとは、弾力条項の中で支払うことができると思う。この場合においては、次の会議において議会に報告しなければならない。4月から既に支払われているとなると、6月議会が次の会議ということになる。その6月議会に、本来であれば補正予算を計上しなければならなかったのではないか。そういうことがこの地方自治法の中で言えると思う。この辺についてはどのようにお考えなのか伺いたい。
○水と緑の部長 現実的に、地方自治法第218条に関して法務に確認した。その中で、やはりこの条文に関しては年度途中の増加に関して弾力的に適用できると。よく言われるのは、薬が足りなくなったからとかということで事例としては出ているが、現実的に、本当に不足のあった部分をやるという専決処分的な条項である。その中で、弾力条項の適用できない経費ということで、施行令第149条に職員の給料はだめだということが書いてある。であるから、218条については給料はもうだめであると言っているので、本件には適用できない。
 実質的に、当初より既定予算内で処理しているので、その中で不足分については繰り出し分を充てるということで今回提案させていただくので、その辺でご理解いただきたい。
○松葉雅浩委員 弾力条項で適用できるということであれば私も納得したが、適用できないとなっていると余計に4月から支払われたことが、今までこの2月議会まで引っ張ってきたことがなおさら理解できなくなった。要するに、本議案に反対するということではなく、今回2名も4月からふやして、給料も現実的には支払われている状況の中で、わざわざ最後の議会に持ってくること事態がおかしいことであり、これを変えてもらわない限り納得いかない。やはり6月議会なり直近の議会でこのように変更になったということが、またその後変更になる場合もあるだろうが、それはその都度出していただければいい。2回も3回も変更になっておかしいということはないので、これはやはり4月からそういうふうになっているのであるから、そのようにやるべきであろう。
 なぜかというと、今回は2人だからいいが、これが業務の増加により実は4月から100人増加していたということが2月になってわかったら、大変なことになる。それは人数や金額の問題ではなく、姿勢として議会にきちんと報告していってほしい。私は6月議会が望ましいと思うが、これについてそういう方向でよいか。
○水と緑の部長 ご指摘も踏まえ、私どもだけでは判断できないので、総務部と相談しながらご指摘の点についてきちんと検討していきたい。
○増田三郎委員長 討論はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決するにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 異議なしと認め、本案は可決すべきものと決する。
 暫時休憩する。
午前10時13分休憩

議案第61号平成21年度市川市市川駅南口地区市街地再開発事業特別会計補正予算(第3号)

午後3時48分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 議案第61号平成21年度市川市市川駅南口地区市街地再開発事業特別会計補正予算(第3号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。本会議以上の説明はあるか。
○市川駅南口再開発事務所長 本会議以外の説明はない。
○増田三郎委員長 質疑はあるか。
○二瓶忠良委員 129ページの積立金で、市川駅南口の市街地再開発事業財政調整基金積立金がこのぐらい積み立てに回っているが、今、積立金、基金はどのぐらいあるのか。
○市川駅南口再開発事務所長 21年度末で基金の残高は1億1,000万円である。
○二瓶忠良委員 基金の使い方、清算の仕方の手順について教えてほしい。
○市川駅南口再開発事務所長 今回積み立てさせていただき、この基金については来年度までいき、来年度については支出で、例えば公債費の支払い等があるので、そういった支払いに充てて、今の予定では年度末でほぼ使い切る形で考えている。
○二瓶忠良委員 そうすると、特別会計はまだ少し続くと思うが、その状況について教えてほしい。
○市川駅南口再開発事務所長 工事自体は今年度でほぼ終わるが、まだ市のほうで施行者床として持っている床がある。そちらの関係があるので、22年度もあるが、それ以降については当然整理していかなければならないが、財政当局と相談して、今後については検討させていただきたい。
○金子 正委員 光熱費、いわゆる雑入は2,700万円とか400万円の減額補正で、仮設でみんなもらう予定だったものが、予定より入らなかったという中身だと思うが、基本的には仮設で予定した人がどのぐらい予定より早く抜けたとか、その辺の内訳を教えてほしい。
○市川駅南口再開発事務所長 この光熱水費の収入は、市が再開発ビルとして大家として持っているテナントから入ってくる部分であるが、当初の見込みではA街区、東京寄りで4区画、千葉寄りのB区画で3区画の計7区画の賃貸借区画を当初予定していたが、その後いろいろ事情があり、現在賃貸借されているのがA街区で1区画、B街区の2区画の計3区画になっている。残りのあいている区画については、今賃貸借するかどうか非常に迷われている方もいらっしゃるし、ここには入らないというご意思をいただいているものについては順次公募させていただいている。
○金子 正委員 要は、市の所有する店舗の入ってくるべき光熱費、これはまた新年度も続くということか。その辺が見通しとしてはどうなのか。
○市川駅南口再開発事務所長 現在3区画あり、それ以外にも今迷われている方がおられるので、その方については引き続き来年度も賃借される形になるので、その分については引き続き光熱水費という形で使用料を納めていただく。
○宮田かつみ委員 122ページの保留床売払収入で、市川市が床を持っているところの収入であるが、これの現在の状況を簡単にご説明願いたい。
○市川駅南口再開発事務所長 市が持っている床が、賃貸借を含めて10区画あった。そのうち、去年の12月から1月にかけて6区画公募し、6区画のうち3区画が売れた。残った3区画が今後公募の対象として引き続き売っていく床になる。その部分について、今後売払収入として入ってくる予定になってくる。
○宮田かつみ委員 そうすると、建設当初の計画で保留床を受け取って、それを売却して事業費に充てていこうということだと思う。現下の経済状況等が変わってきているので、相当マイナスになってくると思う。その辺についてどのようにご認識か。
○市川駅南口再開発事務所長 保留床の中に過去に売った分もあるが、一番大きいのがスーパーの床、いわゆるキーテナントである。それについては、当初の見込みで12億円のところが18億円で売れたので、6億円見込みよりも入ってきた部分があるので、その辺を入れるとかなり収入はあったと思う。
○宮田かつみ委員 そうすると、当初計画時での売却面積に対する売却額予定、確かに今オオゼキというスーパーに売ったのが6億円プラスになった。しかし、全体的にはどうなのか、お尋ねする。
○市川駅南口再開発事務所長 保留床の処分ということで、事業計画をやっていたときが18億円ということで計画していた。保留床部分ということで、今現在で21億8,900万円となっているので、今はまだ売れていない部分が当初の見込みどおり売れたと仮定すると、約3億円計画よりも上回っている形になる。
○宮田かつみ委員 計画どおりに売れればそのぐらいでということであるが、非常に難しいのが、そのときに床当たり幾らだったのか単価的にわからないが、多分今下がっていると思う。今、これはどこでも自治体が抱えている問題だと思うが、時価と過去に売却した価格との差が、上がっている場合はいいが下がっている場合、安く売れば高く売った人から苦情が来るとかいろいろな問題がある。そうすると、これからのところが、現在の保留床を売却する際には非常に難しい価格帯で売却PRをしなくてはいけない。多分それがなかなか売れないということがあるが、その辺については今後どういうふうに対応していくのか。
○市川駅南口再開発事務所長 先ほどの計画で、21億円が整備原価ということで、時価で積算している金額ではない。本当にかかった金額の積み上げは21億円となっている。大分下がってはいるが、今の時価自体はもっと上にあると思うので、あくまで整備した費用で売れたという積算でいって21億8,900万円という計算になっている。
○宮田かつみ委員 抽象的な話でよくわからないが、そうすると床当たり幾らで当初売ろうとしていて、今幾らという認識があるのか。
○市川駅南口再開発事務所長 個々のまだ売れていない床は幾らということでは出ていないが、トータルとして今、例えば先ほど言ったように6区画売りに出した分がある。あの金額は、不動産鑑定士によって不動産鑑定をとった金額を最低入札価格でやった。その金額は、6区画を個々に順次述べる。まず、タワーズイースト、千葉寄りの1区画、2階部分が税込み1億3,300万円である。1平方メートル当たり40万円である。ウエストの2階が最低売却価格8,838万円で、こちらが186平方メートルなので、1平方メートル当たり約47万5,000円である。今、市川市で持っているのが2階であるので、大体今言った単価とほかの区画についてもそんなに違いがないと思う。
○宮田かつみ委員 これは店舗だからスケルトンで、買った人がこれから内装や設備を整える。その価格だと、今マンションで売っている1平方メートル当たりの単価からするとえらく高いものになるし、ロットが大きいから初期投下費用が大きくなる。そうすると、よっぽどのところでないと買えないのではないか。その間の売れなかった金利等が重荷になってくるのではないかと思うがどうか。
○市川駅南口再開発事務所長 売るに当たって不動産鑑定をとったが、去年行ったときに比べると約20%から30%近くは下がっている。売るに当たっては、どうしても市であるため2者の不動産鑑定をとった価格を最低売却価格としてやる形になるので、現状で上がっている金額がこの金額になるので、今のところはこの金額でやるという形にはなる。
○宮田かつみ委員 そうすると、何人かの方が一般質問もしているが、ここの店舗部分のにぎわいとか、今度はデッキができて大分通行人口が多くにぎやかになってくると思うが、人が入っていないからいまいち暗い。その辺はテナントあるいは購入者がいて、店舗ができ、そこが活性化することが、あの地域の本来のビル自体の目的達成にも影響する。そういう点ではある程度値下げをしたり、あるいは違った方法であそこを利用する方法を考えていかざるを得ないと思う。その辺どのように考えているのか。いずれにしても、あそこが空き店舗でいてもらっては困るので、一日も早く利用してもらいたい。かといって、キャバレーや風俗などならすぐ入ると思うが、そういうわけにもいかない。そうなると非常に難しいし、活用的に非常に難しい場所かと思う。
○市川駅南口再開発事務所長 まず、風営法の店舗については、管理契約上入れない。要は従前やっていたもの以外入れないのでその辺の心配はないが、やはりにぎわいという点で店が入ってこないとどうしてもにぎわいが出ない。価格面については、公共団体なので下げるのはなかなか難しいが、例えば3月28日に街開きを行うが、これについては管理組合、テナント会と協力していろいろな催しをやることを考えている。そういった形でいろいろな催しでご協力できることがないかということで今やっているので、その辺からも盛り上げていきたい。
○増田三郎委員長 討論はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 本案を可決すべきものと決するに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 異議なしと認め、本案は可決すべきものと決する。
――――――――――――――――――――
○増田三郎委員長 本日はこれまでとし、あすは視察を行い、明後日は本日保留とした件から行う。
 本日はこれにて散会する。
午後4時9分散会

現地視察について

午前10時11分開議
○増田三郎委員長 ただいまから建設委員会を開会する。
――――――――――――――――――――
○増田三郎委員長 これから現地視察を行う。
 暫時休憩する。
午前10時12分休憩
〔休憩中に現地視察〕
午後3時02分開議
○増田三郎委員長 建設委員会を再開する。
―――――――――――――――――――――
○増田三郎委員長 本日はこれにて散会する。
午後3時03分散会

議案第64号平成22年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項

午前10時17分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 議案第64号平成22年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 まず、お手元に配付の審査順序に進めたいと思うので、ご了承願う。また、理事者におかれては、委員の皆さんの質疑に対する答弁の際は職名を名乗って発言していただきたい。
 まず、歳出第8款土木費第1項土木管理費、第2項道路橋りょう費を一括して説明を求めるが、説明に当たっては特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願う。なお、債務負担行為については関連のある目のところであわせて説明願う。
〔建築指導課長、道路管理課長、道路安全課長、道路建設課長、
自転車対策課長説明〕
○増田三郎委員長 説明は終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たってはページ数、項目を明示してから質疑されるよう願う。
 質疑はあるか。
○小林妙子委員 予算書の333ページ、土木総務費の職員手当等に児童手当と子ども手当が計上されているが、この積算根拠を教えてほしい。
 347ページの工事請負費、取りこわし工事費の自転車等駐車場撤去工事費は、暫定駐輪場であった。ここの場所は、私は当初自転車の駐輪場ということで認識していたが、今ここに来て取り壊されるのはどういう理由か。
 12ページの債務負担行為、3の自転車等駐車場用地取得事業費の内容をお聞かせ願いたい。
○道路管理課長 332ページの土木総務費の第3節職員手当等の中の児童手当と子ども手当の算定根拠について説明する。
 児童手当については27人が対象で330万円、子ども手当が42人で492万円となっている。
○自転車対策課長 347ページの取りこわし工事費であるが、どういう理由で取り壊しかということである。経緯から説明する。平成17年からの5年間という形で土地の賃借をした。翌年18年度に駐輪場が完成したが、5年間であるので平成22年11月末までの期間で借りている。この間、駐輪場ができるまで時間がかかったが、これに関しては近隣住民からの強い反対意見等もあったということである。次の機会においては、近隣住民と間近になったら協議を行い、住民の意見を尊重するということでできているわけであり、私どもとしては来年度にそういうことが発生する関係上、地元にも入っていろいろと協議した。その結果、八幡3丁目暫定駐輪場の住民からは反対の意見書の提出がされた。そんなこともあり、市の内部でも検討した結果、廃止することとなった。そういう理由で今回は廃止するものである。
 12ページの大野駅関係の駐輪場の内容については、参考資料5ページの下段、7ページに地図を記載している。大野駅周辺については、駐輪場が現在5施設あるが、大野駅第2駐輪場の隣接地を用地買収することにより一体利用が図られる。それから、民間の施設についても非常に借りるのが難しい状況になっている。1年更新で借りている非常に危うい状態にあるので、安定して市の用地の確保を期待していたところであるが、今回道路用地を拡幅、通すという話があり、この地主さんも一体でなければその用地を譲らないということもあり、道路と駐輪場が一体となってこの用地拡幅していこうとするものである。そうすることにより、管理員がそれぞれの駐輪場にいる費用がかなり削減されることと、民間駐輪場にお支払いしている賃借料が、長い目で見れば得策であると判断し、駐輪場をこちらに設けるものである。
○小林妙子委員 児童手当、子ども手当の違いについて伺う。
 347ページの取りこわし工事費について、住民の反対が大きな理由のようであるので、撤去工事費は理解したが、この箇所は何台分の駐輪場だったのか。それによってかわる駐輪場が確保されているのか。あと、取り壊しをした後の場所は、今後は駐輪場としてふさわしくないということで断念したのか。
 先ほど債務負担行為で課長から答弁があった。いろいろな地主さんとの関係もあったようであるが、大野地域も非常に人口もふえているので、利用者がふえてくるのかなということで了解した。
○道路管理課長 333ページの職員手当等で、児童手当と子ども手当の違いについて、児童手当は27人で330万円、1人当たり12万2,222円になる。子ども手当は42人で492万円、1人当たり11万7,142円と、1人当たりの支給金額が違う。
○自転車対策課長 八幡3丁目暫定駐輪場の台数は、120台である。実際には1日平均53台利用されている。これは朝7時から夜9時までで、平日のみオープンである。駐輪場管理員を設け交通監視員を設けているが、この人数である。利用が朝早くから夜遅くまでという生活になっている関係で、どうしても利用が伸びていない。この時間帯になったのも、近隣との話し合いでこの時間帯が決まったということであるので、ご理解いただきたい。
 それにかわる駐輪場という話があったが、私どもとしてはこの駐輪場がなくなった場合、代替の場所は必要ではないかと思っている。私ども用地を探しているが、第1種低層住居地域ということもあり、閑静な住宅地の中で駐輪場は非常に難しいとは感じている。
 あと、この人たちの利用としては、八幡には約1万1,000台の駐輪スペースがあるので、その中におさまるものと考えている。また、民間でも三井住友、パティオビル、シャポーでも駐輪場を確保したので、そういう利用がかなり進むことを期待している。また、無料の第3駐輪場の利用で53台の方々については利用が図られると考えている。
○小林妙子委員 347ページについて、状況的にはわかった。ある程度ほかのところで利用が可能であるとのことであるので、この件については了解した。
 最初の児童手当と子ども手当について、この児童手当と子ども手当の人数も聞いたが、児童手当がなくなったため子ども手当になったのかと思うが、整合性を伺う。児童手当を受ける人もいるし、子ども手当を受ける人もいるということで、予算計上の仕方がわかりにくい。今回は、まだ成立していないが子ども手当がおおよそ実施されるのではないかということで予算計上されているかと思うが、そうなると児童手当は解消するのではないか。ここで児童手当と子ども手当は同じ性質であるにもかかわらず、人数をこのように分けて計上されているのはどういう意味なのか。
○職員課長 予算書の中の児童手当と子ども手当と分けて書いてある件である。実は、職員手当として予算積算している児童手当は、職員が主たる子供の養育者である場合に、公務員の場合に主たる手当、養育している者について今まで支払っていた。これは、一般的に公務員でなければ自治体を通じて払われていたが、公務員の場合は役所の手当として払っていた。今までの児童手当は、小学校までのお子さんで、子供の人数によって所得制限があり、それを超えた人については出せなかった。今回、子ども手当という新たな制度ができたが、今年度は財源を上乗せする形と聞いている。対象を中学校まで拡大するが、所得制限もない。中学校までのお子さんがいる職員については、無条件でことしは1人1万3,000円ずつ出す。今回、従来の制度に上乗せする形で子ども手当が制度化されたため、子ども手当1本でもよかったが、わかりやすさを重点にし、2段書きした。
○小林妙子委員 逆にわかりにくいという感想を持っている。今回、これは職員の方の給与の中で子ども手当、児童手当を区別して毎月支払われるということか。それとも、一般の公務員以外の方と同じようなシステムでお支払いされるのか。
○職員課長 手当の支給については、6月、10月、2月の年3回支払われる。あくまで市川市で払う場合にも、22年度は子ども手当として出す。ただ、国からいただくのに、子ども手当の財源と従来の児童手当の財源は別であり、認定作業は今までどおりしなければならず、事務作業は残ってしまった。そのため、明確に分けたほうが事務処理上もよいということで、内部でいろいろ議論はあったが2段書きした。わかりにくいのは申しわけないが、事情はそのようなことである。
○桜井雅人委員 331ページ、建築指導費第8節報償費、耐震促進啓発関連報償金が153万5,000円、前年度の241万5,000円から減額となっているが、減額理由について教えてほしい。
 333ページ、19節負担金補助及び交付金の補助金で、耐震診断、耐震改修、危険コンクリートブロック塀、それぞれの補助件数、申請数を何件見込んでいるのか。
 341ページ、道路新設改良費第15節工事請負費の私道整備工事費400万円は、前年度の1,942万円からかなり減額となっているが、要望件数は今どのくらい出ているのか。また、これで要望にこたえられるのか。
 345ページ、交通対策費第14節使用料及び賃借料、自転車駐車場用地賃借料について、借りているところはJR、私鉄、国、個人とあると思うが、それぞれの内訳を伺う。1平方メートル当たり幾らかも教えてほしい。
 同じ節の自転車等駐車場防犯カメラ等賃借料1,248万8,000円の効果について、この防犯カメラに映された映像が防犯にどういったことで役に立ったのか、また、件数も伺う。
○建築指導課長 啓発の報償金の減額理由であるが、年間20回行っている無料耐震相談会では建築士会と建築士事務所協会の専門家に依頼して2人1組で相談を行っているが、その報償金を従来の1人3万円から1万9,000円に減額したため、全体が減額になっている。
 補助金の見込み数は、木造住宅の耐震診断については30戸、耐震設計と改修工事費については10戸を見込んでいる。それからマンションの補強設計については1棟分を見込んでいる。
○道路安全課長 私道整備補助金は400万円で事業が賄えるのかであるが、本年度は1,900万円余の予算をいただいて執行率は34%であった。22年度の要望が、今10件ご相談いただいている。来年度の400万円はちょうど2件分の予算である。昨年度、かなり予算の執行率が落ちていることもあり、来年度はこの金額とした。その原因としては、このところ水道管の交換等があるので、そのような場合ではそういう工事の1年前から補助金の制度を使えなくなり、工事が終わってから復旧のときにまた道路の整備をされるので、そのようなことが一因と推測している。そのため、この金額としている。今後要望件数がふえた場合は補正で対応させていただく。
○自転車対策課長 345ページの使用料及び賃借料の土地の賃借料の内訳は、JRは子会社のJR東日本都市開発を含めて12件、東京地下鉄株式会社が11件、京成電鉄が1件、京成バスが1件、個人が20件、国が市川駅のほうで1件借りており、全体で46件借りている。
 平米当たりの金額は、JR関係は1,705円、東京地下鉄株式会社は2,234円、京成電鉄は2,359円、京成バスは2,009円、個人は1万5,236円、国は7,417円で、平均5,950円になる。
 防犯カメラの効果については、カメラが設置されているということで、犯罪を犯そうとする者もちゅうちょするであろう。また、管理員の監視においても役立っている。また、警察の犯罪捜査における資料としても利用がある。その場合には、職員が立ち会い確認させている。毎回私が確認しているが、年に10件程度利用されている。
○建築指導課長 危険コンクリートブロック塀の対策補助金の見込み数は、危険ブロック塀を除却するものが3件、補強を行うものが1件、除却後に軽い金属フェンス等につくりかえるものが8件、合計12件である。
○桜井雅人委員 331ページ、報償金の減額という説明であったが、相談会の回数は来年度も20回開くのか。予定回数を教えてほしい。
 333ページの補助金も、診断は一戸建て30戸、マンションが1棟、改修が一戸建て10戸、マンション1棟、3カ年計画の数値目標では、一戸建ての診断が200戸、改修が100戸であり、補正のときと同様伸び悩んでいる。例えば、改修以外にも、木造でかなり古いので建てかえるという選択もあるかと思うが、そうした選択も含めると、耐震化率はどのくらい進んでいるのか。たしか8年間で85%から90%であるが、現在の耐震化率を数字で出せるようであれば教えてほしい。
 341ページの私道整備工事費は、先ほど10件の要望があって予算は2件分との答弁であったと思うが、そうしたらほかの8件はどうなるのか。
○建築指導課長 無料耐震相談会の回数は、本年度と同じ20回を予定している。
 民間住宅の耐震化率の推移は、平成20年度の検証結果では86.15%である。
○道路安全課長 私道で10件の要望があるにもかかわらず、2件分しか予算をとらなくていいのかとの質問である。平成21年度に予算として1,942万円いただいているが、実際工事費にかかったものは669万6,000円である。執行率は約34%である。来年度の場合は10件あるので、確実にできそうなものとして予算上2件分乗せていただいた。今後、準備ができて確実に実施できることがわかった時点で補正を要求して対応したい。
○桜井雅人委員 耐震の関係で、先ほど平成20年度で86.15%、改修の補助の件数が少ない割には、耐震化率は8年間で5%上げようというのに対し、1年間で1.15%と、これだけ見れば逆に進んでいるのかと受け取った。そういうことでいいか。
○建築指導課長 個数の推移を見ると、助成金を受けて改修を行った方は少なかったが、建てかえで耐震化された方が当初の見込みより多かったという結果が出ている。
○桜井雅人委員 耐震改修促進計画では、最初の3年間が重点啓発期間ということで位置づけていたが、補正のときにはその啓発がまだ市民に及んでいないという答弁もあった。そうした中で、相談会は前年度並みの20回ということで、ほかにこの啓発で力を入れるところとか、そういうものは考えているのか。
○建築指導課長 無料相談会以外の取り組みとしては、各自治会に声をかけ、自治会での防災の勉強会等へ職員が出向いて耐震改修の啓発をする取り組みを現在行っている。今年度、南大野1丁目自治会と東菅野3丁目自治会の勉強会に参加させていただいた。新しい試みとして、市川工業高校が以前から町内丸ごと耐震診断という試みをしており、生徒さんが簡易な耐震改修をして、悪い結果が出たものについては市の補助金を使った改修に結びつけていくという連携をとっている。今年度は平田町会の協力を得て、自治会と市と工業高校で連携して啓発を図っていくという試みを予定している。
 その他一般的な啓発としては、耐震改修促進講演会として、従来は専門家をお招きしていたが、21年度からは阪神・淡路大震災の被災をされた震災の語り部の女性をお招きして、生の声を市民に聞いていただく試みとか、防災広場、市民まつりでの啓発も続けていく。
○二瓶忠良委員 333ページの19節、負担金、補助金で、今耐震診断と耐震改修で、目標に向けて余り進んでいないということで、新築の場合はこれに当てはまらないということでいろいろ言われた。これは危険ブロックもそうであるが、かなり年数がたった建物かブロックである。そうすると、相当高齢化していることもある。危険性があって改修したくてもできないとか、ブロックが少し傾いているのはわかっていてもできない状況もある。その辺はどのように考えているか。
 337ページの19節負担金補助及び交付金で、路盤改良負担金として前年は500万円計上されていたが、今回なくなっている理由は何か。
 道路橋りょう費総務費13節委託料、区域線測量等委託料、これは毎年行っているが、昨年は4,500万円、ことしは2,500万円と少なくなっている。残りはどの程度あるのか。
 339ページ、道路橋りょう維持費13節委託料、放置車両撤去業務委託料は、昨年は23台を見込んで計上されている。ことしは説明書では15台である。わざと放置したものであり持ち主が判明することは少ないと思うが、持ち主がわかって撤去したものはどのくらいあるか。場所はどのようなところが多いのか。
 341ページ、私道整備工事費は去年の予算1,900万円から400万円になっているが、要望が少なくなっているということも言われた。近所の人は、申請しようとしたら約3年待たなければならないと言われたそうである。申請から実施までどのぐらいかかるのか。
 347ページ、コミュニティバスは、昨年は補助金という形で7,700万円組まれていて、ことしは負担金になって7,000万円である。その違いについて聞かせてほしい。
○建築指導課長 耐震改修が進んでいない理由は、ブロック塀と、高齢化している住宅で進まないということである。改修が進まない要因としては、地震に対する危機意識が不足している、あるいは耐震化に関する、特に専門性のある事柄であるので、情報が不足している、どこへ頼んだらいいかわからない、そういうことが特に高齢者の方には問題になっていると思っている。費用の負担がかかるということもあると思われる。
 そこで、市の耐震無料相談会では、1組当たり1時間とって専門家に懇切丁寧に改修の仕方やどこへ頼んだらいいかも説明していただくようお願いしている。費用については、市川市の補助金額、診断からリフォーム助成まですべて含めると最大で約100万円の補助となり、これは他自治体に比べても決して安い金額ではない。現在の限られた予算の中で、持ち家でない方との公平性等も考えて設定したものであり、今後他市の動向を見て必要があれば検討していきたい。
○道路管理課長 337ページ、道路橋りょう総務費第19節負担金補助及び交付金の中で、路盤改良事業は昨年あったがことしはなぜないのかについてである。路盤改良事業というのは、ガス、水道工事をした場合、舗装の下の砕石等が本来あるべき厚さがないことが確認された場合に、それをやっていただくという事業である。前年度にそういった事実が判明したので、ことしはそのテストケースとして乗せていただいた。そういった専門事業者、水道、ガス等のそういったところに頼んで検証している最中であるので、来年そういった箇所が判明した場合には補正で対応してまいりたいということで、今回は乗せていない。
 337ページの道路橋りょう総務費第13節委託料、区域線測量等委託料はいつごろ終わるのかとの質問である。この区域線、道路区域の確定をする測量であるが、これは一般的に民間の権利者から境界査定などで出てくる確定の仕方と、道路や下水道といった市の行う工事によって路線的に確定する測量とあるが、本来市道が約730キロメートルある。現在確定している割合は、雑駁に言うとまだ3割の状況であるので、そういった確定作業は道路法で区域を定めなければいけないという規定があるので、今後も当分は続けていくものと見込んでいる。
○道路安全課長 放置車両の持ち主がわかっていて市川市が撤去した台数について、放置車両にはナンバーを取ってわからないようにして放置されている車や、ナンバーがついているままの車もある。ナンバーのついている車等については警察に問い合わせて所有者を確定している。そのようなことをしても、市川市から登録者から連絡しても連絡がつかないケースが全部である。放置車両はすぐ撤去するわけではなく、住民には迷惑であろうが数カ月から1年ほど置かれた状態になっている車がある。それに関しては、一応撤去するという公告を車に張って周知を図る。そのような形で対処している。
 21年度は22台市川市で撤去している。行徳エリアで13台、本町エリアで9台撤去されている。どのような場所に放置されているかは、通行量が少なく、車を放置していても交通に支障のない場所である。道路が一部膨らんでいるような場所によく置かれている。ちなみに、今残っているのが21台市内にあり、本町管内で4台、行徳管内で17台放置車両がある。
 私道の件は、通常ご相談いただき、その次の年に予算をとって執行する。3年待っていただくケースは、通常はない。申請される方で一番ネックになっているのは、代表になられた方が私道の利用者、所有者に工事をすることの同意をいただく、側溝の工事の場合には一部負担していただいているので、それを集める作業が大変だということで、時間がかかることはある。ただ、当該年度に予算の余裕がある場合には、申し込んだその年度で実施できるケースもある。
○交通計画課長 347ページ、コミュニティバス運行負担金について、21年度と22年度の違いは、大きく2点ある。1点目は、補助金から負担金への変更である。これについては、21年度にコミュニティバス運行指針を作成し、この運行指針の運用によって、これまでバス運行事業者への補助金という形で行っていたが、21年度から実行委員会方式ということで、運行から地域の方々とか、運行事業者とか、市の共同による実行委員会方式で運営することとしている。このため、実行委員会には市も構成員となることから、補助金の場合では市が市に補助することになってしまうので、補助金ではなくて、事業を行うための負担金に予算の科目を変更している。
 2点目の予算として21年度の7,724万円から22年度は7,000万円ということで、700万円削減している。これについては、運行経費に関するところが大きいが、運行経費については、これまでの運行実績により積算している。これまでの運賃収入の伸びとか、もう1点、先ほどの実行委員会方式ということであるので、地域の方の乗車運動みたいなPRを期待して、運賃収入の増を見込んで、結果的に負担金としては減額している。
○二瓶忠良委員 333ページの19節の補助金、耐震と危険ブロックについて、これはいろいろと他市の状況を見ながら検討していきたいとのことであるが、かなりかかる。体力があるとか、預貯金があればいいが、高齢者で入退院を繰り返している人は、相当お金も使ってしまってないという人もいる。そういう人たちに対しての考えを明確にしていったほうがいいのではないか。特に、路面に面したブロック塀が傾いていても直せないのであれば、それこそ通学路に当たるところは早急にやらなくてはいけないし、所得の低い人に対しての手当てが必要ではないか。非課税世帯を援助する方法や、分割にするとか、いろいろ工夫すればあると思うが、その辺の考えについて、もう少しあればお聞きしたい。
 337ページの区画線の測量で、私の家の近所でも、市道にはみ出して家を建てたということで、そこに測量で家の中、ブロックの辺まで印がつけられたということで不満を持っていたようである。その当時の建てる方法もいろいろと明確にされないまま建てたということもあると思うが、そういう苦情に対してどのように対応するのか。これは建てかえを待つしかないとか、そういうことになるのか。その辺についての苦情、紛争に至ったことはなかったか。
 341ページ、私道整備工事費の件であるが、申請後、余裕があれば補修できるが、申請してから翌年に予算を組まないと補修できないということで、これでは予算を組んでもなかなかできないのでは、市民の気持ちとしては早くしてほしいということで申請するのであるから、もう少し予算を組んで要望にこたえられるようにしていただきたい。
 もう1つは、手続の問題である。これは複雑というか、それが普通なのかわからないが、道路の謄本を1人1人とって申請しなければいけないが、近所の了解、事務所本人の、持ち主の了解を得れば印鑑とそれだけでも十分ではないかと思うが、その辺はもっと簡略化する方法は考えられないか。
○建築指導課長 高齢者への対応についてであるが、例えば危険ブロック塀の補助については、パトロールもしているが、相談があればすぐに職員が現場へ行き、一緒に立ち会ってそのブロック塀の危険度合いと改修方法について相談に乗る体制をとっている。それから、耐震診断についても、高齢者であれば情報が不足している、あるいはホームページや広報に載せてもほとんどそういうものを見ていない方もおられるので、詳しく親切に説明を行うよう心がけている。耐震改修については、リフォーム詐欺が典型例であるが、診断をせずに不必要な施工をして金額がかさむことがある。そこで、診断と工事が始まってからの工事管理をきちんと行い、極力無駄な出費がない形で進めるよう説明している。
○道路管理課長 337ページの区域線測量等における苦情、トラブルはどういった対応をしているかである。この区域線測量は、公図等の資料をもとに、両側の方の同意を得て確定しているものである。中には、私どもが考えている線から出ている事例も何件かある。そういったところは、印鑑、同意がいただけない状況が発生するので、それは少し経緯を見守り説得するし、時間を置くという状況になる。それがいつ解消するかというと、多くは建てかえ時に民間権利者から査定願が出てきたときに、多くの場合は解決している。市から強制的にどうこうすることはない。それを除いた区間では、境界が確定した、線がびしっとできる状態になるということである。
○道路安全課長 私道についてお答えする。予算をもっと組んでほしいという要望であったが、ここしばらくの間は予算よりも実際に工事にかかる要望の数が少なくて、お待ちいただくケースは少ないと思う。ただ、年末までにそのような書類を整えていただかないと、市川市で調査設計するもので入札もかけるので、工事期間がとれないことがあり、次年度にお願いするケースはあるかと思う。
 あと、登記謄本をとったり手続が大変で複雑だというお話であるが、市川市のほうで工事をさせていただくので、側溝等を入れた後で所有者から私はそんなことを承諾していないという話になると、その側溝を撤去せざるを得なくなるので、それの確認をさせていただくということで、こういう手続をさせていただいている。しかし、ご指摘もあったので、今後手続については検討させていただきたい。
○二瓶忠良委員 333ページの耐震補助について、職員でパトロールするのは大変だと思う。自動販売機もあるし、ブロック塀については危険なところがあればすぐ対応すべきだと思う。自動販売機を含めてパトロールする等の方法も必要だと思うが、その辺はいかがか。
○建築指導課長 危険ブロック塀ということで私どもはパトロールを行っており、自動販売機に特化してパトロールを行う予定はないが、パトロールの中で明らかに危険なものがもしあれば、それもあわせてお話しさせていただくという対応はとれると考えている。
○金子正委員 341ページの13節委託料、電線共同溝電力・通信連系管及び引込管整備委託料、工事請負費の道路新設工事費、343ページの道路拡幅整備用地購入費は、同じ菅野3丁目の住友鋼管跡地の整備についてである。一括して伺う。日出学園があそこへできて、住友鋼管が外環で移転したことによって新しいまちづくりが非常に進んでいて、すばらしいと思っている。同時に、今あそこは無電柱化するため東京電力に委託をして工事をする。今年度、どの辺まで事業内容が進んで、完成時期はどのくらいを見込んでいるのか。
 住友鋼管の真ん中のところの用地を買って市道にする予算も入っている。その辺はいい形になったが、国府台女子学園と日出学園の間の土地が、あれによって随分町が変わると都市計画審議会でも随分論議した。あそこを市が買ったということは、それなりの用地の見通しがついて、あの辺のまちづくりの構想が固まったかと思うが、あの辺のまちづくりについて答えてもらいたい。
 委託料の家屋等調査委託料で、3・5・33号の南側、高いとか安いとか言っていた道路の反対側、市川南のサンハイツの下をとりあえず1m買って、左右を拡張して市川南再開発と整合される道路にしようということで、今サンハイツの協力をお願いしている。今回、調査で800万円とあるが、あれだけの権利者がいるのでそれなりの負担がかかるのだろうけれども、同時に、一般質問で答えてもらったとおり、とにかく権利移転がまとまるまで、それぞれの権利者が判こを押してもらうまでは時間がかかるから、とりあえず無償で借りて工事を始めるとのことである。この調査の内容と、同時に無償で貸してもらって工事をするが、予算上どこに整備費が出ているのか。まとまってからではなくて、借りて行うということは新年度に行うのであろう。この予算の説明書の中には1億数千万円と書いてある。南側の3・5・33号の整備のために1億幾らと最初の予算説明のところにある。その辺の整備費はどこに入って、どのぐらいを予定しているのか。それが市川南のサンハイツの下の道路整備について。
 先ほど八幡の駐輪場が取り壊されるということで小林委員からも話があった。建設委員を長くやっていたらこのことをよく覚えているのであろうが、みんなであそこへ行って住民の反対を説得して、それほど危険ではない、市民要望が高いということで強力にお願いをして、まず借りてしまって、毎月毎月用地のお金は出ていく。しかし、反対で始まらないから、えらくお金が無駄になってしまう。しかし、意外に早い終わりという印象である。したがって、これは決算のレベルの話なのであろうけれども、あれだけの総額をかけて最終的には取り壊してしまった。であるから、市民に供用開始をして、今回までどのぐらい期間があって、どのぐらいあそこにお金がかかったのかが気になる。結果的には無駄になってしまったかな、無理にやり過ぎたのかなという印象があるが、その辺を聞きたい。
○道路建設課長 日出学園付近のまちづくりについては、都市計画審議会でも文教厚生都市と位置づけられてきたが、私ども道路部隊としては、電線共同溝工事、前面道路に関しては電線共同溝を23年度まで実施する予定で今進めている。日出学園と公民館を予定されている間の道路については、ここに予算化されているとおり来年度工事を実施する予定で今進めている。これも、公民館の排水等を取る工事とあわせて、私どもの工事と競合する部分があるが、一緒にやっていくということで進めていく。
 一部国府台女子学園、平田学園のところの交差点部から拡幅部分までの区間は24年度に平田学園が移転するという計画で今いるので、拡幅もそれに合わせて取り壊しと同時に拡幅整備をやっていく計画で進めている。大体25年度には、今の見込みとしてあの辺一帯の整備が完了するだろうということで、道路と学園と一体となった整備が進められているところである。
 市川南サンハイツの件は、今歩道の1m部分をお借りして整備を行うということで、マンションに約300人近い権利者がいらっしゃるが、その方達が買収に応じていただけるように今検討するようにしている。今回委託費として800万円のうち200万円、これは家屋等調査委託料の中で資料16ページ、2の市川南1丁目の196名の分譲マンションの方たちの権利をどうやって変換していくかということで、その委託をかけて、委託業者より私どもが分譲マンションの買収をどのように進めていったらいいのかコンサルタントをしながら進めていきたいということで、今回委託料を上げた。私どもも初めての経験であるので、そういったコンサルタント業務の中でノウハウを教わりながらやっていこうということで考えており、今回200万円をお願いした。
 その1m分の買い取りを行った後に、あそこの全体を整備完了させるということで、それを待っていたのではいつになるかわからないので、それを待たずして今回賃借契約という形で、マンションの管理組合へお願いし、私どもは無償でお借りして1m分を先行的に工事する了解を得られた。工事については、今後進めていった中で権利変換業務の進捗と合わせて、5月ごろから地権者に私が説明に当たっていこうということで考えているところである。
○自転車対策課長 347ページの工事請負費の中の取りこわし工事費は、八幡3丁目暫定駐輪場ということで、建設委員会の中でもいろいろ議論されたと聞いている。期間は、平成17年12月1日から5年間で、平成22年の11月30日までである。駐輪場が平成19年1月に完成したので、そこから22年11月までの短い期間である。そういう意味から、駐輪場の設置管理条例に位置づけのない駐輪場として暫定ということで整備された。駐輪場の存続については、平成19年11月に覚書を取り交わしたが、近隣住民との協議の中で意見を尊重するというのがあった関係上、私どもとしては昨年来地元と何度も協議し、結論を導き出した。地元の人たちでも集会を開いて、どうすべきかという議論もあった。その中で、このような形になった。13世帯の方々から、全員一致で反対ということであった。
 費用の関係で、1台当たりの経費は1年間で16万8,000円かかっている。普通の駐輪場ではあり得ない金額になっている。
 維持管理の費用関係は、交通監視員の委託が約183万円、駐輪場の管理員として介助、交通整理の関係が約275万円、それから土地の賃借料については434万3,000円という金額がかかっており、年間で約893万9,000円になる。非常に額がかかっているが、今年度は11月までということであるので、約576万円となる。それに加えて取り壊し費用が210万円となる。
○金子 正委員 菅野3丁目の住友鋼管の件は、2年で無電柱化がうまく達成することを期待しているし、同時に菅野公民館用地のほかにかなり広く、これは街づくり部がわかるのか、住友鋼管跡地の菅野公民館以外の用地活用はどうなったのか。学園の町としての形が随分よくなっていくのか。その辺をもう少し詳しく教えてほしい。
 市川サンハイツの下の話で、権利者の判こを待っていたのでは始まらないから工事が始まるとのことであるが、新年度、私のイメージでは判こを待たないで借りて始めることになれば、基本的には工事そのものはスタートすると思う。だから、どういう工事内容で、新年度は、そこが進まなければやらないとは言っておらずやると言っているのだから、その辺がどういう予算になって出てきているのか。借りてやるということは決めているのだから、その工事費が出てきてもいいと思うが、その辺はどこに計上されているのか。
 今の約120世帯で、皆さんが同意されるというもくろみで、初めてだから委託をして専門家にやってもらうということであるが、我々はそこまで踏み込んで、もらえないうちに借りてというのは幹部だけいいと言っているような気がする。いろいろな人がいるから、その辺の工事は難しいと思っているが、その辺どういうことにするのか。
 駐輪場は、結局人もお金もかけて1台16万円という計算をしていたが、あそこまでやったのだから、もっと説得して協力してもらい、結果としてやってみたらそう危険でも物騒でもないので心配ないと我々も言っていた。高さが地所の前にもあるし、明るくなって安全である、人を置いて、時間も短くしてと、かなり意見も入れて始まった。であるから、できればさらに継続してやってほしいと思ったが、断念した最大の理由は反対なのか、土地が借りられなくなったのか、いろいろあると思う。最初は17年から5年間、2年間は無駄にしてしまった。19年から3年間で、あれだけのお金をかけてやめてしまうと、いかにももったいない気もする。その辺の廃止する最大の理由はどこにあるのか。反対があってしようがないのか。しかし、実際やってみたらそうでもないという印象はなかったのか。我々が説得した材料が違ってしまったのかという気もするが、つくってみて住民の反応はどうだったか。結果としては廃止の理由がそれなのかと、その後あの土地は結局地主に返して終わりなのか、確認したい。
○森谷政司街づくり部次長 菅野3丁目の平田学園の件については、ご存じのとおりあの地区は外環道路の影響によって住友鋼管の代替ということで取得した。そこで、まちづくりの観点から文教都市という位置づけをし、平田学園、日出学園という位置づけをしている。今回、地区計画も定め、地域のまちづくりに合った建物規制をしている。平田学園のほうに譲渡された理由は、都計道3・6・30号の拡幅整備と県道高塚新田市川線の拡幅があるので、こういった代替ということもあり、3者契約でこの土地を平田学園に売却したという経緯である。
○江原孝好街づくり部次長 サンハイツ前の工事については、この後第4項都市計画費第6目再開発費に計上してあり、そこでご審査いただくことになる。内容は、電線共同溝と歩車道の道路整備として計上している。
○自転車対策課長 八幡3丁目暫定駐輪場の件で、説得できるのではないかということである。私どもも、少なくとも各家に四、五回は調整が図れないかと思って行ってきた。ところが、事故があるとか、入り口から入ってきて接触を見ているとか、自分の車を出すときに自転車と当たったということを非常に根強く思っておられ、生活道路であるし、ないほうがいいという意見が非常に多かった。それから、私どもが回っていたときに一番気になっているのは、住民の方々のほうが費用対効果を意識されていた。幾らで借りているか、駐輪場が幾らでつくられているか、維持管理にどのくらいかかっているのかもご承知であったので、やはり費用対効果の面から言ってふさわしくないではないかという意見も中にはあった。そういうことを考え、私どもとしては、やめる時期ではないかと想定した。
 土地の返還後について、一応私どもは更地で返還をするので利用については聞いていない。宅地を建てたり駐輪場やバイク置き場にする等のいろいろな理由が考えられるが、それは地主の考えと思っている。
○金子 正委員 菅野3丁目については、公民館以外のあいているところはほとんど平田学園に買ってもらい代替地等を購入してもらって、反対側の正門のほうの道路拡張になったり、あそこの五差路の改良が行われると理解していいか。そうするととてもいい。それはぜひ、無電柱化とともにあの辺のまちづくりとしては大変いい形になると思うので期待している。
 サンハイツについては、しっかりお願いする。
 駐輪場の廃止は、住民の反対に市が折れたという結論である。そうすると、我々も委員会で随分やったが、結果としては我々も責任を感じる。ああいう静かな住宅街に相当人が集まってくる、あるいは自転車といえども危険が伴う、そういうものについてかなり慎重に今後動なければいけない。結局説得できないのだから、やむを得なかったのかなと、理解しながらも反省をしなければいけない。
○増田三郎委員長 暫時休憩する。
午前11時59分休憩
午後1時1分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 質疑はあるか。
○松葉雅浩委員 去年6月に建設委員会がかわったので、当初予算は今回初めてである。私も建設委員会は2回目なので忘れていることが多く、初めて聞くこともあるかもしれないので、よろしくお願いしたい。
 337ページの土木総務費、支障電柱移設補償金は9本分とのことであるが、概要説明の中には北方町が載っているが、あとはどのようなところを予定しているのか。
 343ページ、土地購入費は、資料の説明にもあるが、東菅野2丁目9平方メートルは昭和学院の前か。どういう経緯で購入することになったのか。
 その下の稲越町45に5平方メートル、ここは私の家の近くであるが、なぜここを購入することになったのか。
 宮久保1丁目は、交差点の部分か。ここについても経緯、目的を伺う。
 345ページ、委託料の自転車安全利用啓発業務委託料は、今回初めてか。自転車の安全利用条例を整備していくというのが施政方針にもあった。今回、特にどういうことに力を入れていこうとしているのか。
 337ページ、道路用地賃借料が229万円あるが、これは道路用地として民間の土地を借りているということで毎年計上していると思うが、この目的というか、道路が狭いから私有地部分を借りているのか、市内で何カ所、どういうところを借りているのか。
 道路補修工事費は前年度より下がっているか。市民からの道路の補修、側溝改修等の要望は我々のところにも来ているが、なかなか担当課に言っても予算がないからことしは無理である、また次になる等の話もいただく。これが前年度より下がっているということは、要望が少ないから下がっているのか。そんなことはないと思うが、理由を聞きたい。
 委託料の橋梁補修事業で、前年度はJR武蔵野線の市道のところの耐震補強工事を委託事業でやっていたと思うが、これがなくなったから減額になったという説明もあった。武蔵野線にかかっている市道についての耐震補強は何年かずっとやられてきたと思うが、これはすべて完了したととらえていいのか。
○道路管理課長 337ページの土木総務費の第22節、補償金の支障電柱移設補償金の内容について、概要説明書11ページをごらんいただきたい。この中に土木総務費、補償金、支障電柱移設補償金として、場所が北方町4丁目で9本と書いてある。これは、以前より市民等から要望があった。場所は市民プール裏から旧市松有料道路へ抜けるくねくねした道路で、市道0224号であるが、ここの9本の電柱移設を予定している。これとは別に、議会で狭隘道路の要望があった国府台のサンウッドという県道松戸線を松戸方面に向かい、坂を上る手前に歩道橋があるので、そこから右手に上るマメヅタがあると議会でも出たが、そこの狭隘道路について議会で質問を受けたので、そこの3本についても補償金で対応したいと考えている。
○道路建設課長 343ページ、公有財産購入費、土地購入費のうちの東菅野9平方メートル分の買い取りの経緯である。ここは歩道部に凸部分として、今まで民地が飛び出していた。今回更地となり、そこが昨年度9月ごろ売買される用地となったところから、私どもはそこを譲ってくれといったところ、いただけるという了解を得られたことから予算化した。
 稲越45番地については、隅切り部を既に更地として提供されているところを買ってくれということである。そこを今回買わせていただく。
 宮久保1丁目については、債務負担行為により21平方メートル分を組ませていただいた。587万9,000円は土地の償還元金として買い戻す。
○交通計画課長 345ページ、委託料の自転車安全利用啓発業務委託料は今回初めて計上する。
 どういうことに力を入れるかであるが、指導員2名を2組で、年度後半から町の中で直接自転車の利用者で危険・迷惑行為をしている自転車利用者に対して注意、助言、指導することを考えている。
○道路管理課長 道路用地賃借料について、場所は3カ所ある。1カ所目は、京葉線高架下道路用地賃借料として、塩浜駅周辺の高架下用地をJRから借りている。2カ所目は、車両待機所用地賃借料として、大町で国道から大町の団地に入るところで狭いところがあるので、車の待避所として1箇所借りている。3カ所目は、富浜バス回転用地賃借料として、東西線の下をバスの回転場として借りている。
○道路安全課長 341ページ、工事請負費の道路補修工事について、昨年度と予算金額は一緒である。本年度は10カ所予定している。件数としても昨年度とほぼ同じ件数を乗せている。
 委託料の橋梁補修補強工事で、武蔵野線の橋梁については、平成19年度から耐震補強工事を実施している。現在6橋終わり、補正で繰り越しした1橋、あと残りの4橋がある。今後も耐震補強に努めていきたい。
○松葉雅浩委員 電柱についてはわかった。9本移転のうち、北方町と真間山に上がっていく坂道を広げるために移設ということで、よろしくお願いしたい。
 用地の関係では、稲越の用地5平方メートル、既に隅切り部分は道路として利用されている。かなり前から、それは用地の所有者が好意で道路として使ってほしいということでやられたということでいいか。そこを改めて今回購入することになったということで了解した。
 345ページの自転車の安全利用に関する新規の事業は、2名2組の4人で、市内の自転車利用者に注意や助言をするということである。この方たちは、今後条例化も検討されているということなので、具体的にこういう方が条例の中で今度過料をとる等の方向にしていくのか。ただ注意するだけでは、警官でもないので罰金をとるわけではないので、言われても大したことないと思うが、そういう方向に今後されようとしているのか。
 道路用地賃借料については3カ所ということで理解した。
 道路補修については減っておらず、同じ予算であったが、要望しても今年度はできない等の話があるので、基本的に少ないということか。要望を満たすような予算になっていないと判断していいか。
 武蔵野線については、あと4橋がまだ終わっていないということなので、その辺もまたこれから設計とか工事委託が入ってくると、22年度はないにしても、今後はその辺が予想されてくるということでよろしいか。
○交通計画課長 過料については、道路交通法との絡みもあって過料を取ることができるかどうかも課題として考えており、検討中である。
○道路安全課長 道路補修工事の金額が足りているのかについて、道路補修に関しては直営の現業で応急的な処置、簡単な修理はしている。そのほかに施設修繕費ということで1億2,600万円予算をいただいている。それより大きな工事に関しては、年間何本やりたいということで予算折衝した中で金額を出していただいている。
 武蔵野線の橋梁に関しては、今後も引き続き4橋行う。今年度は、繰り越しの1橋を行う予定である。
○宮田かつみ委員 329ページの建築指導費、賃金のところに非常勤職員の雇い上げがある。これは、土木総務費等、ほかの科目もある。この方々の仕事の内容を伺う。
 333ページ、負担金補助及び交付金の危険コンクリートブロック塀等対策補助金、一昨日補正予算の中でも出たが、そのときの答弁で、予算の消化率の中での答弁であるが、なかなか進捗されないという答弁の中で、特に42条2項道路、狭隘道路で、補助対象者は補助金を使う中でセットバックを余儀なくされる。そうすると、自分の敷地が狭いからセットバックするのが嫌であるから補助金を使わない。あるいは、使わないだけで自分が直してくれればいいが、直さない。そうすると、危険度合いは変わらない。そこだけに限らないが、そういう要件のあるところについての対応を伺う。
 345ページの松葉委員が質問された部分で、自転車の安全対策の啓発であるが、指導員が2名を2組構成して指導するとのことであるが、市の認識として漠然と市内全域を2名2組で行うのか、それとも特に要望が出ているところがあると思う。私のところにも1年に3回ほど来るが、今私のところに来ているのは大門通りがかなり通勤通学の人で道路が狭い。自転車が結構スピードを出してくる。相当危険な思いをしてくるということと、あそこに市川公民館があるので、あそこを利用する比較的お年を召した方の要望であるが、何とかしてくれという形で結構多い。そういうところを今の2名2組でやり通せるのか。
 347ページの償還金利子及び割引料の還付金で、自転車駐車場使用料の還付金については、前回シルバー人材センターの管理者が着服したことの関係か。そうでなければ結構である。
○建築審査課長 329ページ、7節賃金の非常勤職員等借上料は、建築審査課では民間確認検査機関からの確認、中間検査等のデータ入力で2名、指定道路台帳整備補助員として2名、窓口に来る概要書確認証明、閲覧等で1名今年度から入る。あと、建築指導課でリサイクルや定期報告等のデータ入力で1名、計6名予定している。
○建築指導課長 コンクリートブロック塀の件数が伸びない理由として、42条2項道路の問題はあるが、建築基準法第42条2項の道路は、消防車等火災の際に活動ができる最低限の道路幅員として4mが定められており、そこへ4m未満の道路で従来から家が建ち並んでいる場合に、本来は4mなければ建たないところで、救済措置として建物を建てかえのときに中心から2m下がるという条件で建てられるような扱いの道路である。地震については、ブロック塀の倒壊が危険であるが、道路が狭いことについては、建築基準法上は火災の危険があるということで、行政の立場としてはどちらも重要であって、火災はいいから地震だけともいかないので、相談があった場合はその辺の説明を十分にして、時間はかかっても極力両方解消できる形で塀を下げてつくり直していただくよう、指導を粘り強くやっていきたい。
○交通計画課長 345ページ、自転車の委託関係で、2名2組でどんなところでやるのかである。自転車利用者に対する指導員を置いている市が4市ほどあり、その実例を調べたところ、4市ともその点が少ない人数でどのように効率的に行うかが大きな課題となっている。今のところ、始めてから余りたっていないので効果という点で聞いたが、まだはっきりした答えは返ってきていない。市川市でも、年度後半からの実施を考えているので、例えば事故が起こったところとか、どのようなところでこの2組2名を回していったらいいかを始まるまでにはじっくり研究したい。
○宮田かつみ委員 非常勤のところはわかった。基本的には一般職員が32名で、それでは足りないということか。今の答弁からすると、比較的非常勤職員は臨時的に補う職員と認識しているが、今の答弁からするとどうしてもここに定期的に必要な方々かと思う。これを非常勤で賄うのは、どういうお考えか。
 333ページのコンクリートブロック塀の件で、42条2項道路、この予算はコンクリートブロック塀の危ないところを補助金を出して補強してもらう、つくり直してもらうということだと思うが、今の大きな課題として、2項道路については建築する際中心から2m下がれば建築できる。しかし、敷地が狭いことが要因であろうが、建築してしまうと下がらないでそこに塀をつくってしまうのであろう。しかし、行政からすると、緊急車両が入れない。今回、代表質疑をさせていただいたが、例えば川崎市を初め幾つかの自治体では、そこを買い取りしていく方向で条例制定して進めている。2項道路を広げる目的でやられている。しかし、多くの自治体はそこを下がりなさい、舗装をしなさい、帰属する場合は測量をきちんとして、担保がついている場合は担保を抜いて市へ帰属しろと、非常に難しいことを言うので、進まないと思う。狭隘道路を何とか広げて安全な道路整備をしていこうと市長の公約にある。それからすると、前年度並みの補強工事も含めた市の対応では、安全な道路整備という点ではなかなか市民にとって補強されないのではないかと思うが、どのように対応されるのか。
 345ページの自転車の監視について、これから計画されるということである。狭隘道路で事故が起こってからと先ほど言われたが、起こる前に危ないところは要望がある。先ほどの前建設委員会でごり押しして駐輪場をつくってしまったようなことは私は申し上げないが、やはり市民の生命にかかわることであるし、大門通りに限らず市に要望は来ていると思う。危険を感じて私にも複数要望は来ているので、市にはもっと来ていると思う。その辺が2人で2組ということの見解が、これは予算的に精いっぱい見たのだということはあるかもしれないが、多分駅近くの細い道は、本会議で私は3つ事例を挙げたが、3つ以外に今の大門通りもあり、そのほかにもたくさんある。そうすると、2人2組では当然補えないと思う。結構自転車の整理員として駅付近に結構制服を着た方がいらっしゃる。あれは外注して委託しているのであろうから、その人をこちらにやってほしいというのは簡単にいかないかと思うが、あの人たちをもっと活用していけば、予算の範囲内で安全な道路整備まではいかないが、道路交通はできるのではないかと思うが、いかがか。
○建築審査課長 データ入力について、建築確認が今民間に90%行っているが、平成16年から民間へ行く建築確認が多過ぎて、それまでは市の職員がデータ入力していたが、事務の効率化と人件費の削減ということで、非常勤職員を使うようになっている。
○建築指導課長 コンクリートブロック塀の補助金については、主たる目的は地震対策と、42条2項道路に面している場合についてはセットバックもあわせて指導をしやすいように使っていくということで運用している。予算に関しては前年度並みの実績で計上しているが、これから啓発等によって予算が不足してくれば、また補正等の対応で、これで打ち切りということは考えていない。
 セットバックの指導についてのその他の方策であるが、新築についてはほとんどパトロールによって下がっているので、既存についてどうするかは道路部門と今後も協議していきたい。
○交通計画課長 自転車の安全利用の関係で、先ほど私は事故が起こったところでと申し上げたが、これはこれから起こったらということではなく、過去のデータで起こったところをある程度把握しているので、そういうところも考えなくてはいけないかと思っている。
 自転車の不法駐輪の整理員の件は、まず、2人1組というのは、市民に対して注意するので1人では危ない面があると感じ、2人1組と考えている。整理員は角ごとに1人で立っているので、直接その方たちをすぐに注意、指導するのは難しいと思っている。しかし、将来的には整理員も含めて、まずはことし2組で始めてみて、どのような指導・注意方法がいいのか、どのような場所で行えばいいかを考えながら、将来的には整理員の協力についても考えていきたい。
○宮田かつみ委員 329ページの非常勤職員の件については、基本的には、一般職員、課内の正職員で間に合うということか。入力作業はアルバイトを頼んでも間に合うことであるということでいいのか。私は、課長が大変であるからもっと人を入れてもらったほうがいいかと思って言っているが、間に合っているということか。それは結構である。
 333ページのコンクリートブロックの件については、建築指導課での検討はそれ以上難しいと思う。全体として、基本的には市長の公約のような形で、狭隘道路をいかに地権者の理解を得て広げるかである。それは幾ら言ってもしようがない部分なので、了解した。
 345ページの自転車の指導については、角ごとも大切であるが、走っているときも大切である。例えば、大門通りの入り口から14号の出口までの途中で、通勤電車に乗るために慌ただしく自転車で行く人たちがいる。車もそうであるが、歩行者にどれだけ注意を払えるかについては、若い人とお年寄りの感覚も違う。若い人は人の間をすり抜けてスムーズに行っているが、すり抜けられたほうは怖い思いをするということが苦情につながっている。たまにお年寄りが怖くてよろめいたり動いたりすると、動いた先でぶつかってしまう。その辺はよく状況を把握して、事故をなくしていただくことが大切なので、よろしくお願いしたい。
○守屋貴子副委員長 345ページの委託料、京成立体化関連業務委託料300万円は、具体的に何を検討するためのお金なのか。
 347ページ、自転車駐車場撤去工事費、八幡の件で、11月に引き渡すということであるが、学校側には説明をしたのか。
○京成沿線整備担当室長 345ページの委託料、京成立体化関連業務委託料の内容は、今議会でも答弁しているが、これまでの立体化の検討の中でさまざまな課題、問題があるということで関係機関、市民との中でいろいろと問題が生じている。その中で、平成22年度については、立体化の検討はこれまで行ってきて、それ以外の部分で特に問題、課題の多い京成八幡駅周辺地区と市川真間駅と国府台駅の中間に位置する変則五差路に限定し、周辺地区の道路交通面やまちづくりから見た安全対策の中で検討を行っていきたい。
 例えば、八幡中央通りでは交通渋滞や安全対策の問題、変則五差路で言うと立体化以外でどのような検討ができるか。例えば、道路の単独立体化等も含めながら検討していきたい。
○自転車対策課長 347ページの工事請負費、取りこわし工事費の中の駐輪場の撤去工事費は、11月末までで引き渡すことになるが学校に説明したかとの質問である。学校長には、地元に説明に行った帰り等何度か伺って、その辺の話をしている。学校長の話では、市がそういう判断をするならば従うとのことであった。
 今まで道路上に整理員がいることにより、子供たちが非常に安全で安心して登下校ができるので非常によかったと話していた。しかし、市がそのような判断をされたならば、学校としては言うことはないとのことであり、今回の決断に至った。
○守屋貴子副委員長 京成について、今の2カ所についてはわかった。京成八幡の検討は、あそこには退避所をつくるという話があったと思う。今、駐車場になっているところのことも検討するのか。その検討も入っての予算なのか。
 代表質疑の中で、正式な協議ではないという話があった。さまざまな検討をなさっていくのは結構であるが、まとめていくような方向での検討をしていかないと、いつまでたってもこれについてはずっとこういう状態が続いてしまう。例えば、BバイCの効果を1に上げていくような検討はこの中でしていくべきではないかと考えているが、その点についても伺う。
 駐輪場の件について、学校長にお話ししたことはわかった。しかし、ここは登校する生徒の通学路にもなっており、警備員がいることで確かに安全に通学できていた状況を私も見ている。今後、11月に完了するまでの工事期間があると思うが、どれぐらいで行う予定か、この場でもしわかれば教えてほしい。
○京成沿線整備担当室長 八幡の退避所については、バスや車の件か。バスに限らず、交通渋滞の緩和の面では、当然道路の中での検討ということで、そういうものも含めて行っていくべきだと思っている。
 正式な協議でないとまとまらないのではないかということであるが、平成22年度についてはこのような検討を進めていく。こういった結果も加味しながら、引き続き関係機関、千葉県あるいは京成電鉄とも協議を続けていくべきだろうと思っているので、それに関しては引き続き検討してまいりたい。
 例えば、BバイCを1に上げることを検討していくべきではないかということである。昨年の国の費用便益比を出すためのマニュアル等も改正があり、平成21年度でそういった見直しも行ってきている。非常に厳しい結果にはなってきている。費用便益比を上げるには、例えばできるだけコストを下げるということが考えられるので、そういった点については、直ちにどういった方法があるかは今この場で申し上げられないが、今後はそういったことも当然ながら検討していく必要があろうかと考えている。
○自転車対策課長 工事期間は、11月30日に返却なので、天候の関係もあるが、10日から15日ぐらいと考えている。話し合いによっては、11月30日まで利用できて、その後の撤去ということも可能性はある。利用者の皆様には、11月中旬までと連絡している。
○守屋貴子副委員長 自転車については了解した。しかし、なるべくなら、通学している生徒がいるので、もし長く借りられるならば冬休みや夏休みにやってもらうとか、なるべく子供の登下校の妨げにならない時間帯や時期の配慮をしていただきたい。今までせっかくいい状態で来ており、ここで事故があってはいけないので、配慮をぜひお願いする。
 京成についてはわかったとは言えない。今聞いた退避所は、京成のところの今境界がなくて、自転車と歩行者を退避させる場所をつくるという中期的な計画があったはずであるが、これについてなかなか決まらないのであれば、八幡小前の通りの細いところ、京成八幡のロータリーの退避所もこの検討の中に入っているのか聞きたい。
 正式な協議ではなく協議が整っていないと説明を受けた。まだまだ検討できる状況であると思っているので、拙速なことをせず、今まで検討してきた検討委員会や有識者委員会があったので、その辺のことも今後ずっと生かしていっていただきたい。そして、いい方向に決めていっていただきたい。
○京成沿線整備担当室長 退避所の件については、所管課でも現在検討しているので、そちらとも協議しながらあわせて検討していきたい。基本的には所管課になる。
○増田三郎委員長 今、守屋委員は行徳街道から真っすぐ来て、現在のロータリーも含んでこうかという質問で、それは所管課とあわせてということであったので、そのとおりか。
○森谷政司街づくり部次長 今の質問は、通称北京通りの昔不動産屋やたばこ屋のあったところの用地と伺っている。ここについては、土地の境界線が確定していないところから、まだ用地交渉には至っていないと聞いているので、この辺は引き続き用地交渉は進めていくと考えているので、ご理解いただきたい。
○増田三郎委員長 暫時休憩する。
午後1時57分休憩
午後1時58分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 第3項河川費の説明を求める。
 説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願う。なお、継続費については関連のある目のところであわせて説明願う。
〔河川・下水道管理課長、河川・下水道整備課長説明〕
○増田三郎委員長 説明は終わった
 質疑に入るが、質疑はページ数、項目を明示しながら質問願う。
 質疑はないか。
○二瓶忠良委員 353ページの排水施設管理費13節委託料、側溝清掃等委託料、排水路等清掃委託料について、排水路は特に夏になるとにおいがするという苦情がよくある。これは、どのような基準で清掃を実施しているのか。
 側溝のほうは、要望があってから行うのか。要望があってから行うとすれば、どの程度の要望があって、実施状況はどうなっているか。
○道路安全課長 側溝清掃については、ご指摘のとおり要望があってから清掃している。平成21年度は、2月末時点で要望が506件、前年度の積み残しもあり、544件処理している。
○河川・下水道管理課長 排水路清掃のサイクルは、断面積が20%以上泥等によってふさがれたところについて清掃を行っている。
○二瓶忠良委員 側溝清掃について、積み残しというのは、一たん締め切った後に申し込んだから次の年になったということか。506件から544件になったのはそういうことか。
 排水路については、断面が20%以上の排水路であるが、一番堀や二番堀はどういうサイクルでやっているのか。
○道路安全課長 今、側溝清掃は業者に委託しているので、皆さんから要望をいただいてから実施までに多少時間がかかる。年度末の事業に関しては、どうしても年度を越えてしまうため、統計上このような数字になる。
○河川・下水道管理課長 先ほど断面積が20%と説明したが、簡単に言うと、深さが1mのものがあれば20センチ以上泥土等がたまっているところを清掃している。これについては、順次パトロール等によって現地を把握している。
○二瓶忠良委員 排水路のふたについては、今余り統一されておらず、鉄の格子のふたやコンクリートのきちんとしたふたがある。鉄の格子ぶたのところは、中にごみが入らないよう網をかぶせてあったりするが、これをコンクリートのふたに統一することはできないのか。これは、においの原因にもなるのではないか。
○道路安全課長 金属製のものをコンクリートのふたにということであるが、側溝の機能として道路排水機能を持っているので、雨水が入るグレーチング部分がどうしても必要であるので、全面コンクリートは不可能である。
○二瓶忠良委員 質問の仕方が悪かった。排水路のほうである。いろいろまちまちなようであるが、その辺はどうか。
○増田三郎委員長 二瓶委員、道路とは違い、例えば一番堀のスラブがかぶっているところで、四角いメッシュのふたのことを言っているのか。
○河川・下水道管理課長 私どもの管理している水路について説明すると、現地等を見て、余り大きな穴があって、グレーチング等で道路排水に支障がない箇所、また周囲から蚊が出るか等については、現地を見ながら支障のない範囲で穴を埋めている例もある。
○松葉雅浩委員 351ページ、負担金補助及び交付金、江戸川水フェスタ負担金が70万円から50万円にことしは下がっているが、理由を伺う。
 その下の補助金で、雨水浸透施設設置助成金、雨水貯留施設設置助成金の件数が減っているとのことであるが、ことしの実績や、その理由について伺う。
 353ページの側溝清掃等委託料は、今委託しているということで、要望があってから現地も見に行って、清掃するまで二、三カ月かかる状況のようである。昔はすぐやってくれたということで大変喜ばれていたが、最近は言っても3カ月ぐらい後でないとできないということで、早くできる方法はないか。
○水と緑の計画課長 351ページ、負担金補助及び交付金のうちの江戸川水フェスタ負担金の減額については、フェスタは昨年度までに第10回を数え、イベントにかかわるライフジャケットやターフ等も充実してきた。それに加え、決算の状況を見ると約24万円の剰余金が出ている。それを考えると、50万円の負担金でもフェスタの実施は可能と考えている。
○河川・下水道管理課長 雨水浸透施設助成金の実績は、浸透施設については平成19年度が22基、20年度が3基、21年度、10月14日時点で27件である。
 貯留施設の実績は、19年度が雨どいと浄化槽転用型を合わせて35基、20年度が30基、21年度が24基となっている。
 浸透施設の助成が伸びていない理由は、この助成対象となるのは浸透適地であり、浸透適地は市域の40%、約2,256haである。その中の既存住宅に対して補助しており、敷地の狭小さ等からなかなか設置する場所がないという話を聞いている。
○道路安全課長 側溝清掃を早くできないかについて、昔は直営班でやっていたので、機材を持ってすぐ現場に行っていた。今は、ご要望を受けると職員が調査に行き、状況を見て業者に発注するというステップがどうしても必要なので、その分時間がかかる。また、夏場にご要望が集まった場合には、どうしても3カ月ほどかかってしまうケースもご指摘のとおりある。それに関しては、21年度は業者を2社入れて、北と南に分けて対応が早くできる形で、総額の事業費はそれほど変わらないが、そういう形で工夫している。しかし、どうしても夏場には多少お時間をいただかないとできない状況になっている。
○松葉雅浩委員 江戸川水フェスタは理解した。
 雨水浸透施設、貯留施設については、既存住宅の事業とのことであるが、新築の場合は条例の中で義務づけられているのか。新築について助成はなく、あくまで建築者が設置するということでよいか。
 側溝については、21年は北と南で2社に分けて、これは年間の要望があって見に行って発注すると言われたが、年間の業者を北と南の1社ずつ決めてやっているのか。そういうことであれば、北であればそこの業者がやると決まっていて、そこの業者に言えばすぐにやってくれるのではないかと思うが、今、現実的に要望してから清掃を行うまでどのぐらい時間がかかっているのか。
○河川・下水道管理課長 新築の住宅については、市民あま水条例の中で設置していただいている。
○道路安全課長 業者を2社入れたというのは、それぞれ業者の年間事業日数が決まっており、一期間に動ける日数は大体決まっている。両者を入れることによってその期間が短くできるということで、北と南の半分に地域を分け、それぞれ対応させて待ち時間を縮めようとしている。冬場であると二、三週間でできるが、今は平均1カ月ほどお待ちいただいている。
○河川・下水道管理課長 雨水貯留施設設置補助について追加する。貯留タンクについては、新築のお宅に対しても補助を行っている。
○桜井雅人委員 351ページ、河川総務費19節負担金補助及び交付金の補助金で、今も雨水の浸透施設と貯留施設の実績は聞いたが、この予算では、来年の申請見込み件数は何件か。
 現在、市内ではどのくらいこの施設が設置されているのか、普及状況をお尋ねする。
○河川・下水道管理課長 浸透施設の設置助成の見込み数は、浸透施設については浸透升の大きさにより助成金額が変わるので、私どもの予定しているのはおおむね20基程度である。
 雨水貯留施設については、雨どい取りつけ型のタンクが35基程度、既存の浄化槽が不要になったところを転用するものについては5基程度を見込んでいる。
 今までの実績は、従前から補助制度は変わっているが、今までの補助の実績は、雨水浸透施設は233基、雨水貯留施設は、雨どい取りつけ型が177基、浄化槽転用型が158基となっている。
○増田三郎委員長 暫時休憩する。
午後2時20分休憩
午後2時22分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 次に、第4項都市計画費の説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願う。なお、継続費及び債務負担行為については、関連のある目のところであわせて説明願う。
〔都市計画課長、地域街づくり推進課長、都市計画道路課長、
河川・下水道管理課長、水と緑の計画課長、動植物園長、
開発指導課長説明〕
○増田三郎委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たってはページ数、項目を明示してから質問するよう願う。
 質疑はないか。
○小林妙子委員 松葉委員と一緒で、私は初めて建設委員になったので教えていただくことがたくさんあると思う。
 361ページの19節、補助金の中山参道地区街なみ環境整備事業補助金について、当初予算案の概要の49ページの中で、中山地区は歴史的資産が多いということで、国の補助金を活用して進められていると認識しているが、それでいいか。今回、この費用の一部を補助するということで、今回22年度は参道に面する建物の修景工事に一部を補助するということであるが、その辺の内容について伺う。
○地域街づくり推進課長 中山参道地区街なみ環境整備事業補助金については、国の補助金を受けて行っている。22年度の予算については、参道沿いの民間住宅、店舗4件について、修景に係る費用の3分の2の補助をする予定である。3分の2補助のうち半分が国から補助金で入ってくるというシステムになっている。
○小林妙子委員 今回の表の一部の補助金は、3分の1を市川市が負担するということでいいか。
○地域街づくり推進課長 3分の1を市川市が負担することになっている。
○小林妙子委員 中山参道の環境整備事業は、19年から10年間整備事業を行っていくということであるが、国の補助金も市川市の補助金も合わせて、総額どのぐらいかかり、進捗状況は今現状では何%なのか。これは重点であるので、毎月予算を市川市も捻出して進めていくことを確認したい。
○地域街づくり推進課長 事業については、平成19年度から平成28年度までの10年間を予定している。民間修景については、平成28年度までで8,100万円の補助を行う予定である。このうち、20年度、21年度で修景補助を1,442万円行っている。
○小林妙子委員 進捗率は何%か。
○地域街づくり推進課長 約18%の進捗率となっている。
○小林妙子委員 中山参道地区は、昔下総中山駅前に鳥居があったところからなのか。それとも、鳥居がなくなったので京成中山駅の鳥居からが中山参道と理解していいか。
○地域街づくり推進課長 現在、市川市で行っている中山参道修景事業については、京成中山駅をおり、参道に向かって黒門がある。この黒門から赤門を通り、法華経寺の境内を通り、竜王池がある延長約550mの部分を事業区域としている。そのほかの船橋側が参道といえば、14号線からは100mほど距離がある。
○宮田かつみ委員 355ページの報酬で、ホテル等審議会の報酬が35万5,000円計上されている。このホテル等審議会は大分長くなるが、将来において必要性がどの程度あるのかお尋ねする。
 371ページの負担金補助及び交付金で、緑の基金補助金の補助内容は何か。
 372ページの大町動植物公園費について、昨日現地視察をさせていただいた。昨日はあの天気であったので入館者が我々ぐらいであったが、年間の入場者、入場料と、かかる経費の収支についてお尋ねする。
○都市計画課長 市川市ホテル等審議会においては、ホテル等の建築の届け出に対して、市長の諮問に応じて当該建築物がラブホテルかどうか、該当するか否かについて調査、審議、建議するものであり、昨年度も1件あった。そのような機関として、今後もまだあるかと思う。
○緑地課長 371ページの負担金補助及び交付金の緑の基金補助金の補助内容は、緑化助成事業として生け垣緑化助成、屋上緑化等の助成、緑化普及啓発事業として緑と花の市民大学への拡充分として、バラの管理講座、生け垣の管理講座等に負担をしている。また、緑化事業として、江戸川堤防の桜並木の消毒、草刈り等の実施に対する補助金として1,295万円を補助している。
○動植物園長 入園者数は、植物園は年間約6万人、動物園は年間約22万8,000人である。収支については、収入が6,544万7,000円、支出が2億9,941万9,000円である。
○宮田かつみ委員 課長の答弁からすると、要するにラブホテルの制限をしていくということだと思うが、おおむね二十二、二十三年前にあちこちにできて、法律では旅館業法のはざまを縫ってラブホテルがあちこちにできてしまうということで、この審議会が急遽できたと思う。しかし、今はある程度そういうホテルについても社会的に認知されているとは言わないが、それほど騒ぎがない気もする。むしろこれを厳しく規制するよりも、使いやすくしたほうがいい気がするが、審議会の審議内容についてはそういうことは出ているのか。どういう審議内容なのか、お尋ねする。
 371ページの緑化推進については、説明はわかる。では、緑化対策で緑と花の中にバラを特別に入れているのは、市川市民の花がバラだということでしていると思う。しかし、里見公園のああいう雰囲気の中にバラはなじまないという近隣の人たちの批判も出ている。須和田公園の雰囲気にはバラは合うと思うが、何でもかんでもバラだと言ってバラばかり植えるのはどうかと思う。バラに固執する原因は何か。
 372ページの動植物園については、昨日見させていただいて、かなり大変だなということはわかる。市川市の地理的条件を見ると、あそこに動物園が必要なのか。今さらそんな話をしてもしようがないかもしれないが、この収支を考えても、もう少し違った方向に園長として考えはないのか。来年度も100万円で動物を買おうとしている。植物園に来たついでに動物園に行こうという人はいるかもしれないが、あそこの動物をどうしても見ようとして来るのは、一時はレッサーパンダが立ったと言われて見に行く人は若干いるかもしれないが、千葉とか上野にも立派な動物園をつくっていただいて、そこの交通費を負担したほうが負担としては楽かとも思う。その辺はいかがか。
○都市計画課長 ホテル審議会は、市川市ラブホテル等の建築規制に関する条例の第8条で基本的に審議会の設置が規定されている。審議の内容は、ホテル等旅館業法に基づく施設としての内容、またラブホテルとして玄関を有しないとか、受け付けがない等を特に審議していただいている。また、建ててはいけないということではなくて、基本的に規制区域があり、そこでは建てられないということである。
○緑地課長 371ページのバラについては、里見公園では西洋洋式の庭園をつくったため、バラを中心にしたと思われる。また、バラの歴史としては、市川駅前に噴水とバラは縁があったということで、バラをガーデニング的に整備したと思われる。また、市民の花がバラということで、バラを中心に里見公園に植えたと思われる。
○動植物園長 地理的なもので、動物園が必要かということであるが、昨日も見ていただいたが、動物園の前では今道路を整備している。整備されれば交通の便も若干よくなることもあり、今後京成バス等の乗り入れも交渉してまいりたい。
 人気度についてであるが、私どもの動物園については、過去ずっと統計をとっており、若干ながら、年間約2,000人程度毎年ふえている。それは、リピーターがふえている。約70%がリピーターなので、これからも私どもの努力次第ではふえる予定である。
○宮田かつみ委員 355ページのホテル審議会については、課長もわかっていると思うが、今はラブホテルを規制する時代ではなくなってきているし、当時とは社会状況が大分変わってきている。むしろそういう形ではない方向に今あるのであるから、今あるものをここで言ってもしようがないが、今後検討してほしい。
 371ページについてはわかった。よろしくお願いしたい。
 372ページの動物園については、北海道の旭山動物園も、一昨年視察に行ったときはかなりいい状況でやっていたが、先日のニュースでは大分陰りが出てきたとのことである。ニュースでは、上野動物園のパンダの話から、動物園には、最低この動物とこの動物がいなくてはいけないという動物園の動物の定義みたいなものがあって、その話からすると、市川の動物園にはそれがいない気がする。地理的なものや内容的なものもあって、ただ、植物園があって、行ったついでにそういうものもあったほうがいいかなということであるが、結構収支の負担がある。今、税収が減っている中で、市民の福祉へ向ける費用が欲しいときにいかがなものかと思っている。だからといって、今できているものをむやみにつぶせと言っても、では今いる動物をどうするのかということもある。もう少し効率をよくしていただきたいと思う。
○桜井雅人委員 375ページ、大町動植物公園費13節委託料、実施設計委託料について、資料ではなかよし広場と老朽化した家畜舎を新たに一体化整備とあるが、老朽化ということでは、動物園ができてもう20年以上たつ。全体的にかなり施設の老朽化が進んでいるのではないかと思うが、そうした全体的な改修工事なり計画は今立てているのか。
 377ページ、18節備品購入費、動物購入費は、何の動物を購入するのか。また、購入に至る経緯について教えてほしい。
○動植物園長 全体的な計画について、動物園はできてから22年たっており、ほとんどのところが確かに老朽化している。動物園については一度に改修ができないということで、今回はなかよし広場を中心としたものをやっていく。全体的には、現在計画している。今後、全体計画を見直してどのような方向に持っていくか検討中である。
 動物購入費については、アカテタマリという猿の仲間を購入する予定である。
○桜井雅人委員 購入に至る経緯について教えてほしい。
○動植物園副参事 アカテタマリは、体重が400g前後の小型の猿である。開園時に雄雌2頭ずつ、2つがいから、これまで60頭余りの子供が繁殖している。うちの動物園では、ある意味ドル箱の動物であり、繁殖をした動物は他の動物園に出したり、動物交換で新しい動物を購入するのに使っている。現在、当初一番多いときで十二、三頭いたが、5頭の飼育になっており、すべて血縁のある個体で兄弟になっている。昨年から血液更新のためによその動物園を当たり交換できる個体を探していたが、該当する個体がどうしても見つからないため、新たに繁殖をさせる意味で若い雄と雌のペアを購入しようという計画である。
○桜井雅人委員 今、改修などについて全体の計画を検討しているということであるが、動物がいるので一遍にそれができないとすると、全部改修するのに何年ぐらいかかるのか。
○動植物園長 ただいまの計画については、今後どのくらい年数がかかるかをこれから検討するので、詳細をもう少し詰めてから年数は出ると思う。
○桜井雅人委員 今の時点で22年であるが、一度にできないということで、急いで計画をつくって実施してほしい。
○増田三郎委員長 暫時休憩する。
午後3時3分休憩
午後3時31分開議
○増田三郎委員長 再開する。
○松葉雅浩委員 361ページの北総鉄道支援補助金は、北総鉄道に対する支援補助金として337万5,000円、北総鉄道の運賃は日本一ぐらい高い運賃で、私もよく利用するが、1駅行くのに200円かかる。そういう状況の中にあって、今回支援補助金を市川市はこの金額である。千葉県はどのくらいの補助金を出しているのか。あと、北総鉄道に係る近隣市の補助金の状況はどのくらいになっていたのか。その負担割合というか、その辺も含めて伺いたい。
 京成も負担していると思う。北総鉄道支援補助金ということであるが、22年度に成田新高速が開通するのに伴ってということもあって、京成側としても負担していると思う。国の負担もあるのかどうか伺う。
 これで運賃が下がってくると思うが、どのくらい下がってくるのか。
 367ページ、負担金補助及び交付金の補助金の中で、高度処理型合併処理浄化槽設置整備時補助金5,664万円であるが、高度処理の浄化槽で、新築で設置する場合であるとか、既存の単独浄化槽から転換する場合の補助金であると思うが、今後、外環道路とか3・4・18号の下に下水道管が整備される。浄化槽を設置する補助金を出すに当たっての条件は、たしか5年下水道が普及しないようなところは補助金が交付されるが、それ未満だと補助金が交付されなくなるのではないか。そうすると、新築で家を建てたり、建てかえようとしたときに、外環道路や3・4・18号の近くにある家などは、下水道も通っていないから下水道にするわけにもいかない、また、合併処理浄化槽を設置するに当たって補助金ももらえないという状況になってこないか。その辺の条件について今後どのように考えているのか伺いたい。
 371ページの土地購入費、公園用地購入費ということで土地開発公社から出ているが、これも含めて現在公園を、その上にも賃借料で公園緑地用地賃借料ということであるが、緑の基本計画の中で市川の緑をふやしていこうという計画があると思うが、今回の予算の中で市川市民1人当たりの公園面積がどのくらいになってくるのか。目標としている平成何年度にこのぐらいに公園緑地面積をふやしていこうという計画があると思うが、その計画に対して達成の見込み、達成できるのか、やっていけるのかという素朴な疑問について伺う。
○交通計画課長 361ページ、北総鉄道支援補助金について、千葉県あるいは近隣市の補助金の額と割合は、千葉県と沿線の6市2村で毎年5年間3億円ずつ補助することになっている。このうち割合は、千葉県が3億円の50%で1億5,000万円、残りの1億5,000万円を6市2村で補助することになっている。6市2村のうちの額は、基本的には市川市の場合は3億円のうちの1.5%を補助する。近隣市は、松戸市が5%、鎌ヶ谷市が3%、船橋市が2%である。一番多いのが印西市で22.5%を負担する。額は、市川市は1.5%で基本的には年間450万円を5年間負担する。ただし、初年度の22年度だけは開業から参入することになっているので、4月、5月、6月分はなしで、7月からの9カ月間を補助することになっているので、450万円掛ける12分の9ということで、予算書に記載の337万5,000円を補助する。京成電鉄の負担は、京成からは線路使用料として2億5,000万円程度負担することになっている。国の負担はない。
 運賃がどのくらい下がるのかについては、普通運賃については5%弱、初乗りで190円になる。通学定期が一番大きくて25%下げる。通勤定期は1%強値下げになる。
○河川・下水道管理課長 367ページ、高度処理合併処理浄化槽設置補助金についてお答えする。補助の基準対象は、下水道の整備が当分の間見込めない地域ということで、この補助金については国が3分の1、県が3分の1、市が3分の1で補助しており、国の基準の中に下水道事業と合併処理浄化槽の二重投資を避けるということから、7年という期間が定められている。今後、外環道路や3・4・18号などとの整合の関係は、下水道整備に当たってはこれらの計画を参酌しながら下水道整備計画を立案して行っているので、補助対象区域を決める場合には、整備する計画とよく調整を図って今区域を決めている。
○水と緑の計画課長 371ページの土地購入費、緑の基本計画に関連したご質問にお答えする。緑の基本計画の中では、基準年次の平成15年における市民1人当たりの都市公園面積2.7平方メートルを基準として、中間年次の平成27年においては1人当たり3.85平方メートルという目標を持っている。それに対して、来年度の購入費において中間基準年次においてどの辺に位置づけられるかについては、平成21年度末での1人あたりの公園面積は2.99平方メートルまで来ている。来年度の平成22年度においての予定数値は、広尾防災公園、稲荷木2丁目の公園、小宮山2丁目公園等を合わせると約3.9haの増加になる。これを人口で割ると1人当たりの面積が出る。計算をすると、人口が現在の47万4,313人で計算すると、1人当たりの公園面積は3.08㎡になる。ただ、これが中間年次の平成27年において確保できる数値なのかということになると、率直に言ってまだ予測の範囲を出ていないが、1人当たり3.85㎡、平成27年度における中間年次の目標値に持っていきたいという希望は持っているが、その数値に合わせる形でふやしていきたいと思っている。
○松葉雅浩委員 北総鉄道について、これは県と6市2村、また京成と合意してこういう形になった。10円しか下がらないと言う人もいるが、まずは10円下げたということで、具体的に運賃が下がるのか伺いたい。
 成田新高速鉄道を通して、そこに京成スカイライナーを通して都心から成田空港まで30分強で行くという国策でやっているのだから、国の負担がなぜないのか。ここで文句を言っても仕方ないが、これはしっかり負担をしていくべきだと思っている。
 合併処理浄化槽について、下水道整備と調整を図っていくということなので、当面は、しばらくは来年度予算の中では今までより補助する対象地域が狭まってくるところはないのか、あるのか。
 371ページの緑の基本計画について、22年度は広尾防災公園や国府台緑地も入ってくるためかなりふえ、3.08平方メートルまで持っていけるということである。その後の大きい緑地を確保するという計画がなかなか見当たらない。あれば教えてほしい。
 公園面積を確保するというその確保の仕方は、開発に伴う3%の公園を一定規模の開発事業地において確保するという条例になっているが、開発逃れで公園を整備しないような、わざと公園をつくらないで済むぎりぎりの開発にしている。開発規模をその規模にしているのだから、これは違法だとは言えない。ただ、わざとそのようにして、残ったところは何年か後にまた宅地にする、結局公園が整備されなかったということにもなりかねない。こういうことをしているようでは、ふえていかない。もっと政策としてふやす政策が必要だと思うが、緑の基本計画のほうになるのか、街づくりのほうになるのか、どこかわかる担当でお答え願う。
○交通計画課長 北総鉄道への支援の関係で、いつから値下げになるかであるが、京成の新型スカイライナーの開業に合わせた7月17日から値下げの予定と聞いている。
○河川・下水道管理課長 合併処理浄化槽の区域について、補助区域については整備担当とよく調整した区域面積、それと補助の実績を加味して件数を見込んでいるので、市民に迷惑をかけることはないと考えている。
○水と緑の計画課長 22年度までの公園の拡大の計画についてはご理解いただいたが、その後の計画については、現在予定しているのは外環道路の代替公園である新平田公園、行徳に計画している地域コミュニティゾーンに整備する下妙典公園、市北西部の小塚山公園の拡充もある。それから、その近隣の国府台緑地の拡充、国分川調節池は県事業で実施しているが、国分川調節池の丈夫利用についても公園化を図ってまいりたいと考えている。国分川については、東国分中学校を除いても18haに及ぶ広大な空間があるので、今申し上げた計画について実現できれば、かなりの数値が上がってくるものと考えている。
 開発に伴うものについては、開発に伴う提供公園あるいは緑化エリアも重要なところである。これも、私どもではいわゆる公園とは違うが、提供公園の部分と提供緑地部分もある。いずれもこれは公園あるいは緑地としてカウントしている。ただ、後段に言われた開発逃れについてどう考えているかについては、いわゆる開発条例を所管している開発指導課の開発条例にまず適用になるか否かが基本になるので、その開発指導課と私どものほうでまた指導の仕方について協議してまいりたい。
○松葉雅浩委員 北総鉄道については7月17日ということで理解した。190円ということでよろしくお願いしたい。浄化槽も理解した。
 公園の面積については、街づくり部とよく協議して、できるだけふやす方向で政策としてできるものをよく考えていただきたいと要望する。
○二瓶忠良委員 都市計画総務費から聞いていく。本会議でも質問の中に外環関連予算が144億円かかるということであったが、今年度においてはどのぐらい予定されているのか。
 355ページの1節報酬であるが、建築紛争調定委員会委員報酬は去年の予算よりもかなり減っているが、紛争調定が少なくなってこのようになったのか教えてほしい。
 359ページ、19節の負担金、第二東京湾岸道路建設促進協議会負担金は去年が10万円だったのがことしは1万円になっているが、その理由を聞かせてほしい。
 363ページ、15節工事請負費で3・4・18号がずっと並んでいるが、これまで予算総額は幾らで、事業の進捗率と、今回の予算を含めて支出総額はどのくらいになるのか。
 367ページ、下水道費11節需用費は、昨年は燃料と自動車修理で11万3,000円計上されたものがなくなっているが、その理由を聞かせてほしい。
 公園費1節報酬、水と緑の専門員報酬2人ということで197万6,000円組まれていたが、ことしはそれが入っていない。方向を変えてきたのか。
 371ページの工事請負費の増改築工事費、公園緑地施設増改築工事費の内容は、平田、柏井、じゅん菜池ということであったと思う。平田公園について、外環の代替地ということで新たな公園になるということである。形状は変わっているが、面積は広くなるのか狭くなるのか。
 373ページの負担金補助及び交付金の中の本八幡A地区市街地再開発事業補助金で、今回は20億円の予算が組まれているが、今後の見通しについて聞かせてほしい。
○森谷政司街づくり部次長 外環関連の22年度関連事業費について、公園の取得ということで約4,700万円を予定している。
○都市計画課長 建築紛争調定委員会について、過去2年間で開催実績がなかったので、今回調整して減額した。
○交通計画課長 359ページ、19節の第二東京湾岸道路建設促進協議会減額の理由は、21年度に関係6市で組織している協議会において、道路特定財源の一般財源化とか、財政的な社会状況の変化もあり、第二湾岸道路を取り巻く状況が変化している。このような諸問題が整理され、実現性が見えてくるまでは要望活動を縮小しようという意見が出たので、負担金の減額をするものである。
○都市計画道路課長 都市計画道路3・4・18号整備事業費の投資見込額としては、平成21年度末でおおむね190億円を見込む予定である。今、それに対する全体事業費は、今認可変更延伸中であるが、現時点の全体事業費274億円に対する進捗率となると約69%である。22年度も同額を計上しているので、約200億円に対する進捗率としては約73%という進捗状況である。
○河川・下水道管理課長 367ページの需用費のうちの燃料費については、平成22年度より車両が管財課へ移管になるため、燃料費が減った。
○水と緑の計画課長 367ページ、公園費の報酬のところで、来年度における予算の中に、昨年あった水と緑の専門員についての項目がなくなっているけれども、それについてはいかがかということである。水と緑の専門員については、平成17年から樹林地の現場踏査、書類のまとめ、調査票のまとめ等を含めて民有樹林地の調査をやっていただいてきた。平成17年から始めて平成19年度までに実施している。さらに、公有地における樹林地についても、平成20年から21年に実施をして完了した。樹林地調査の完了に伴って、専門員については来年度は予算計上していない。
○公園課長 平田公園の面積の増減について説明する。平田公園は、従前974.28平方メートルあった。今回、外環の抵触部分を除いた残地と、新たに代替として取得した用地を合わせると1226.86平方メートルとなるので、合計252.58平方メートルふえる。
○地域街づくり推進課長 373ページ、19節負担金補助及び交付金の中の本八幡A地区市街地再開発事業補助金の今後の見通しであるが、補助金ということでは平成23年度に26億300万円、24年に28億6,500万円、平成25年に14億3,100万円を現在予定している。工事のスケジュールは、本年7月から住宅棟の本体工事に着工し、住宅等については平成25年度の7月完成、業務棟は23年度に着工して同じく平成25年度に完成、商業棟については住宅棟、業務棟が終了した25年度に着工して、27年度に工事完成の予定である。
○二瓶忠良委員 355ページ、これはもう結構である。最初の質問の外環関連予算ということで、公園関係で4,700万円ということであったが、ユニディの前の日出学園は外環とは関係なしに市独自でやっているという理解でよろしいか。それは了解した。
 363ページ、もう1度確認するが、22年で進捗率が73%というのは工事の進捗率か。予算の関係では何%ぐらい行っていて、工事の進捗率ではどのくらい行っているのか。もう1回確認のため教えてほしい。
 373ページ、本八幡A地区市街地再開発で、一応今国、県の補助額が示されたが、これは国と県との関係ではしっかりした確認はされているのか。
○都市計画道路課長 先ほどの説明は全体事業費ベースでの進捗率で、22年度を見込むと約200億円は、全体事業費は274億円現時点であるので、約73%である。
 工事の進捗としては、22年度を見込むと、工事の全体事業費が約97億円に対して36億円という進捗になるので、進捗率は約37%となる。ただ、今京成線の横断工事がまだこれには織り込んでいないので、今後全体事業費を見直している中で、工事費やほかの事業費がふえてくるので、この進捗率は少し変更になるということでお含みおき願いたい。
○地域街づくり推進課長 国、県の補助金の関係で、本年7月から本格工事に着工するということで、国の補助金制度の中で建物の建築については複数年にわたることから、全体設計の承認制度がある。これを7月の着工前までに、国と現在協議中である。各年度割の補助金を国が承認する形になる。この全体設計が承認されれば、この形に従って各年度の補助金が国から交付されるものと考えている。また、千葉県においても同様に考えている。
○森谷政司街づくり部次長 ユニディ前の道路拡幅については、外環と都計道3・6・30号が平面交差することにより、都市計画変更が一部取りつけ道路でされている。それで、歩道が3.5mほど整備される。それが全線ではなくて途中までの区間になっているので、今回の日出学園の移転、平田学園の移転も含めて新たに事業費が出てきたので、外環関連事業としては当初考えていなかった。
○二瓶忠良委員 八幡A地区の再開発は、一応そういうめどが立っているということであるが、今の国と県の財政状況からしてそのまま行けば一番いいが、例えば縮小、減額されるとなれば一番困るのは体力のない権利者であるので、その辺は慎重にやっていただきたい。
○守屋貴子副委員長 369ページ、13節委託料で緑被率調査業務委託料が850万5,000円入っている。これは具体的にどのような調査を行うのか。
○水と緑の計画課長 この調査については、緑被率を調査するに当たって、現在市川市で保有している航空写真データに基づき、市川市の緑量調査を行うものである。具体的には、市内の緑被箇所を航空写真から抽出する。そして、緑被率とその内訳別、内訳というのは緑の性格というものがあり、公園や道路の植樹帯、街路樹、住宅、事業所の緑地、公共施設にも緑がある。加えて農地、樹林地、草地といったいろいろな種類の内訳別のデータをつくり出す。さらに、地区別、北西部、北東部、中部、南部という分け方もする。さらに、都市計画において定められている用途地域別、それから町丁別のデータを分類して集計する。それにおいて、今後の緑行政の推進に資することにしたいというものである。
○守屋貴子副委員長 前回質問したときに調査ができていないということで、今回入ってきたと思うが、航空写真は撮れていて、それを今のような分類するのに850万円かかるということか。
○水と緑の計画課長 現在の状況は、航空写真は既に今年度撮影を終わっている。これは私どもの予算ではなくGIS担当で航空写真を撮影しており、その撮影に当たっては将来のデータのもととすべく、緑量調査にも使えるように調査していただいている。その航空写真のデータをもとに、これから分析、解析をしてまいる。先ほどは町丁別、用途地域別、地区別といった方法を説明したが、さらに内訳として抽出結果のデータ処理や、あるいはどうしても写真だけでは判定できないところについては、現地の踏査もあわせて行う。そういうデータ処理に当たっては、できるだけ正確を期すために人工の係る部分もあるので、850万円の予算ということで計上している。
○守屋貴子副委員長 850万円という額が、航空写真が入っていないにしては高いと思ったので聞きたかった。ということは、今これからいろいろな場所ごとに緑の調査が入っていくということであるが、その結果によっては、緑の基本計画の量がかなり変わってくる可能性もあるが、その辺についての見直し等はどうお考えか。
○水と緑の計画課長 緑の基本計画の見直しについて、現行の緑の基本計画第1章のところに、必要に応じて計画の見直しを行うと明記している。さらに、5年ごとに緑量調査を行いと記しており、この計画の進行管理を行うと位置づけている。今後は、基本計画が平成16年3月に策定しているので、それからもう6年以上の年月を経過しているので、恐らく緑量データもかなり変わってきていると思う。であるから、その緑量調査の結果において、見直すべきところは見直す、また、中間年次や目標年次の数値も見直していかざるを得なくなる場合も考えられる。そういうものに役立てるための調査であるということでご理解いただきたい。
○守屋貴子副委員長 今、質疑の中で、緑の基本計画の数字をもとに皆さんこういうやりとりがあると思う。正確なものが必要になってくるので、この結果いかんによっては見直しを早急にということでよろしくお願いしたい。
○地域街づくり推進課長 本八幡A地区の補助金の説明で言葉の足りない部分があったので、つけ加えさせていただきたい。今後の補助金の予定は、先ほど申し上げた数字は市川市から組合に補助する金額で申し上げているが、組合はこのほかに直接国から補助金を受けるものがある。これが平成22年度に1,800万円、23年度には2億1,400万円、24年度には2億9,800万円、25年度は4,800万円ということで、場合によってはこの数字が組合から補助金として出る可能性もあるので、先ほど申し上げた数字と多少異なることがある。
○増田三郎委員長 討論はあるか。
〔二瓶忠良委員 反対討論〕
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○増田三郎委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決する。
 暫時休憩する。
午後4時20分休憩

議案第66号平成22年度市川市下水道事業特別会計予算

午後4時21分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 議案第66号平成22年度市川市下水道事業特別会計予算を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、説明に当たっては特に新規事業のもの、前年度と対比して大幅に変わった点について説明願う。
〔河川・下水道管理課長説明〕
○増田三郎委員長 説明は終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たってはページ数、項目を明示してから質問されるよう願う。
 質疑はあるか。
○二瓶忠良委員 下水道使用料について、近隣市の料金を教えてほしい。
 562ページ、下水道事業債で、金利の今の状況、高い金利から低い金利までどのぐらいの金利があるか。
 567ページ、14節の賃借料で、県水道料金データ賃借料と、下水道使用料徴収等事務委託料と、賃借料、委託料があるが、県水道料金データは前からこれをもっと事務的にも簡素化して安くできないかということであったが、この辺の話し合いは進んでいるのか。
 573ページ、下水道築造費13節委託料の市川南排水区実施設計委託料、実施設計等委託料、事業計画策定委託料の内容について聞かせてほしい。
○河川・下水道管理課長 下水道使用料の近隣市の状況は、料金については一般家庭が平均的に使う水量と言われている20?を基準にお答えする。市川市では20?使うと毎月の使用料が2,446円、船橋市が1,884円、松戸市が2,356円、柏市が2,079円、鎌ヶ谷市が2,415円、浦安市が1,462円になっている。
○河川・下水道整備課長 市債の金利は、安いのは0.6%、高いのは7.5%と幅がある。参考に申すと、7%以上はまだ10億円ほど残っている。
○河川・下水道管理課長 県水道料金データ賃借料について、今私どもでは下水道と上水道については県水が引いている市町村10市1村で構成している下水道使用料等事務連絡協議会において協議を重ねていて、昨年の10月、ようやく県も一括徴収についての検討のテーブルにつくという話をいただき、現在一括徴収についての検討を進めている。
○河川・下水道整備課長 575ページ、第13節委託料についておのおの説明する。
 市川南排水区実施設計は、外環道路に絡む事業の委託料である。こちらは市川南排水区の外環道路の東側地域、南八幡と外環道路で分断される東側地域の排水を外環道路のサービス道路、東側に入れる幹線管渠の実施設計である。断面でいくと、ボックスカルバートで2,900、2,900から1,600、1,600ということで延長1,667mの実施設計を行うものである。こちらは、今後平成23年以降NEXCOで事業を行うということで、22年、新年度に実施設計を行うものである。
 実施設計等委託料は、来年度以降汚水管渠をやる実施設計、地質調査、地下埋設物調査、測量委託等が入っている。
 事業計画策定委託料は、3つの処理区に分かれて進めている事業の認可が平成22年度までということで、この事業を延伸するに当たり最新の人口データ、汚水量、エコで汚水量も減ってきているので、その辺の見直しを行うものである。
○二瓶忠良委員 下水道料金も近隣市でも既に鎌ヶ谷市より前は低かった。これは、いつの基準の料金か。鎌ヶ谷市は、前に聞いたときは平成15年度だと思うが2,575円であったが、鎌ヶ谷市は下げていると思う。鎌ヶ谷市の料金がわかっていたら教えてほしい。いずれにしろ、市川市が一番高くなっているということではないか。
 県水道料金のデータ賃借料については検討中ということで、昨年もそうではなかったかと思うが、これはいつごろからとか、具体的なめどは立っていないのか。これがあればもっと違ってくると思う。
 575ページの委託料で、市川南排水区実施設計委託料は雨水排水の関係であろう。これがなぜ下水道の予算に入ってくるのか。
○河川・下水道管理課長 鎌ヶ谷市は平成20年4月1日に料金改定をした。
 県水の一括徴収はいつからかということであるが、昨年10月から県水が初めてテーブルに乗っていただいたような状況であり、これから各市町村によってそれぞれ料金体系が違うので、それらを電子システム化等いろいろな問題を精査していかなくてはならないので、具体にはいつからという段階にはなっていない。
○河川・下水道整備課長 なぜ雨水が下水道かということである。下水道の定義を読むと、下水道とは主に都市部の雨水、汚水を地下水路などで集めた後、公共用水域へ排出するための施設整備の集合体であり、多くは浄化などの水処理を伴うものと定義されておりまして、目的が3つある。まず、汚水の排除、し尿や生活雑排水を衛生的に集めて公衆衛生を改善する。2つ目が浄化、汚水中の有機物を分解し、公共用水域の水質汚濁を防止する。3つ目が浸水の防除、降った雨水を速やかに流し、水害を防止するという目的で、雨水も下水に入っている。
 市川南地区については、菅野処理区は合流式ということで、1つの管で雨水と汚水を集める。西浦処理区も合流式で、雨水と汚水を1つの管で集めている。市川南地区については江戸川左岸処理区であり、分流式を使っている。であるから、汚水先行で汚水整備が終わり、雨水はこの下水道事業で行う。
 下水道事業で行うメリットは、下水道施設であるから国庫補助が2分の1いただける。本来であれば全地域市川市は下水道区域であるから、雨水も全部下水でできるが、真間川以北については市川幹線、松戸幹線ができていないということで認可がいただけない。ということは、雨水事業もできないということで、あちらについては真間川流域の河川改修に合わせて市の単独費で雨水池をつくってきた。見ていただいたのが国分第1排水区の水路である。あちらは30億円かかったが、単独費でやったということで、下水には雨水も含まれる。
○二瓶忠良委員 下水道事業で行えば、国から2分の1の補助が出るということであるが、外環道路との関係でNEXCOからも出るのか。
○河川・下水道整備課長 この場合はまずNEXCO、外環道路事業者は、もともと今水路がある。その水路を分断するので、機能補償という考えで、今流れている分についてはすべて外環道路の持ち分でお金は出る。それで、今度うちのほうが新しくポンプ場をつくっていくので排水量もふえるということで、断面積を大きくしなければいけない。そのグレードアップ分には市の単独費で持ち出しが必要となり、これからその協議に入っていく段階である。今まで流れた流量分は国の補償となっている。
○桜井雅人委員 567ページの県水道料金データ賃借料で、たしか課長が昨年10月から県と話し合いに入ったという答弁であったが、昨年の委員会の議事録を見ると、去年の委員会でも昨年10月から一緒に話し合いに入ったと答弁している。つまり、昨年の10月からなのか、おととしの10月からなのか整理してほしい。
○河川・下水道管理課長 この話については、再三県のほうに従前より話し合いに乗っていただきたいということをお話していた。その中で、県の水道局ではこういう会の中でお話をすることができないという回答で、今までその会議の中に入ってきていただけなかった。それが、昨年初めて協議の場に参画していただけるようになった。20年の10月に初めてこういうお話が県水とできるようになり、昨年に初めて県が会議の場に入ってきていただいた。
○増田三郎委員長 討論はあるか。
〔二瓶忠良委員 反対討論〕
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○増田三郎委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決する。
 暫時休憩する。
午後4時51分休憩

議案第71号平成22年度市川市市川駅南口地区市街地再開発事業特別会計予算

午後4時52分開議
○増田三郎委員長 再開する。
 議案第71号平成22年度市川市市川駅南口地区市街地再開発事業特別会計予算を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、説明に当たっては特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明を願う。
〔市川駅南口再開発事務所長説明〕
○増田三郎委員長 説明は終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たってはページ数、項目を明示してから質問されるよう願う。
 質疑はないか。
○二瓶忠良委員 あと残すのは駅前広場ぐらいで、よくここまで来たなと思う。予算もかなり少なくなっている。これまで国、県からの補助金は予定どおり入ったのか。
 事業費の総額は、大体幾らか。
○市川駅南口再開発事務所長 国、県からの補助金の絡みについては、申請したほぼ予定とおりと考えていいかと思う。
 事業費については、清算時で総額584億円である。
○二瓶忠良委員 市の負担は幾らか。
○市川駅南口再開発事務所長 市費の負担は、約167億円である。
○金子正委員 新年度でこの特別会計は清算されるのか。この特別会計はいつまで続くのか。
○市川駅南口再開発事務所長 工事はほぼこれで終わりである。ただ、市が持っている床がまだあり、市が大家として今後運用していくものがある。その辺の運用をどこでやるか所属の問題もあるので、所属が決まればそこの所管となって特別会計の解散となるので、その辺については今後関係部署と相談してから時期を決めたい。
○金子正委員 おおむね役割は終わったと見て、この新年度で最終と考えていいか。
○市川駅南口再開発事務所長 今後残っているのは、残っている床の処分と管理が主な仕事になっているので、全体の事業といえばほぼ終わったという感じでいいと思う。
○増田三郎委員長 討論はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決するに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 異議なしと認め、本案は可決すべきものと決する。

議案第81号土地の取得について

○増田三郎委員長 議案第81号土地の取得についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明はあるか。
○動植物園長 本会議以上の説明はない。
○増田三郎委員長 質疑はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 討論はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決するに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 異議なしと認め、本案は可決すべきものと決する。

議案第84号市道路線の廃止について

○増田三郎委員長 議案第84号市道路線の廃止についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明はあるか。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。
○増田三郎委員長 質疑はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 討論はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決するに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 異議なしと認め、本案は可決すべきものと決する。

所管事項調査

○増田三郎委員長 所管事務の調査については、手元配付の文書のとおり行いたいと思うが、異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 異議なしと認め、手元配付の文書のとおり決する。
 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○増田三郎委員長 異議なしと認め、所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたい。ご了承願う。
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○増田三郎委員長 以上で建設委員会を散会する。
午後5時4分散会

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