更新日: 2018年11月15日
平成24年12月市川市議会建設経済委員会
開会
○並木まき委員長 ただいまから建設経済委員会を開く。
議案第32号市川市風致地区条例の一部改正について
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○みどり整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第33号市川市都市公園条例の一部改正について
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○みどり整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第34号市川市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の制定について
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○みどり整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 政令と異なる基準が4つ挙げられているが、市川市ではどういう問題があって独自の基準をつくるようになったのか。独自の部分を具体的にわかりやすく説明していただきたい。
○みどり整備課長 県の条例を勘案して千葉県福祉のまちづくり条例施行規則に定められていた5つの基準を追加した。追加した理由は、排水溝について、車いすのキャスター、つえ、ハイヒール等が排水溝に落ち転倒するなどがあるため、車いす使用者、松葉づえ使用者等が通過する際に支障のない構造とする。階段の色について、視覚障害者は階段の色が一様の場合、段差を認識することが難しいため、踏み面の端部とその周囲の部分の色を変えることにより容易に識別できるものとする。傾斜路の色について、視覚障害者は傾斜路の色が一様の場合、勾配部分を認識することが難しいため、勾配部分と接続する通路等の部分との色の照度比を大きくすることにより容易に識別できるものとする。車いす使用者の駐車施設の設置位置について、車いす使用者の移動に要する負担を軽減する必要があることから、駐車場に設ける車いす使用者駐車施設について、園路及び広場との距離をできるだけ短くする。男子用の小便器の手すりについて、身体障害者や松葉づえ使用者、けがを負っている方など身体の部分がさまざまであるため、男子用小便器の両側に手すりを設ける基準については、条文に「両側に」を追加した。その5つになる。
○金子貞作委員 県のまちづくり条例に合わせたということであるが、今の排水溝は雨が入りやすい構造である。現状が今どうなっていて、条例制定後改善すべき点は何カ所ぐらいあるのか。
○みどり整備課長 現状で適合する公園の数は82、一部適合する公園の数は120、適合しない公園の数は180、市川市全体で382の公園がある。その中で施設別に見ると、トイレが一番この基準に適合していない。今回の条例については、新築、増築、または改修する際に適用されるもので、今、不適合となっているものが即法的に合っていないという違反行為ということではない。今後、改修等、新設する際にはバリアフリー化を図っていくことになっている。
○金子貞作委員 適合していない180の公園があって、トイレが多い。これから新設、増築というが、障害者が今困っている現実がある。市として計画的に今後改修していく考えは全然ないのか。
○みどり整備課長 来年度は4公園の工事を予定している。トイレの改修はないが、水飲み場を改修する公園があおぎり公園、くろまつ公園、白幡天神公園、スロープを改修するところが梨風公園で、490万円の改修工事費を予定している。順次改修していく。
○並木まき委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第35号市川市下水道条例の一部改正について
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第36号及び議案第37号について
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。
○並木まき委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 まず、議案第36号を採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
次に、議案第37号を採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第38号市川市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の制定について
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○交通計画課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 75ページ、第2章歩道等について、市川は歩道が非常に狭くて歩道の改善要望は非常に多いが、5条「歩道等の舗装は、雨水を地下に円滑に浸透させることができる構造とするものとする。ただし、」「やむを得ない場合においては、この限りではない」これはふたかけ歩道のことを指していると思うが、地べたに舗装が乗っていなければ、本来歩道とは言えない。そういう認識はあるか。歩道は土の上に舗装が乗っているのが歩道である。だから、水路にふたをしたのは本来の歩道ではないということになるが、市川の現状はどうなっているか。これを本来の歩道に戻していく計画をどういうふうに考えているのかが1点。
今、歩道を広げるのはなかなか難しいと思うが、歩道は本来は両側にないとだめだが、せめて片側だけでも2mに広げるとか、家が建っていると難しいが、例えば畑とか買収できるところについてはきちんと本来の歩道をつくっていく計画も市としてどう考えているのか。
9条の「段差は2センチメートルを標準とする」とあるが、2cmでもお年寄りはつまずく。勾配をつけるだけでつまずきがなくなる。これは簡単な工事でつまずかないようにできると思う。段差はあるが、傾斜をつけてつまずかないようにしてほしいという要望も非常に多いが、現状と対策はどういうふうに考えているのか。3点伺う。
○交通計画課長 1点目の歩道内のU字溝のことだが、ここに書いている透水性の舗装は、歩道内を車いす等で通過する場合、U字溝がある場合は支障となるので、バリアフリーの観点からいうと、歩道にはU字溝とかふたを設ける構造にはしないで、舗装を一体に敷いて、雨が降った場合は浸透する構造とするという趣旨である。
○道路建設課長 歩道を片側でもという話があったが、今回の条例は新規に適用するので、本来、歩道は両側にあったほうがいいと思うが、費用対効果とか現状に合わせて片側だけでも歩道というのは大町レクリエーションゾーンでもやっているところである。順次現地にあわせて片側歩道でも施行していきたいと思っている。
次に、段差が2cmということについては、つまずく方が多いという話もあるが、目の不自由な方が歩道が切れたところがわかるには、2cmぐらいないと白杖でわからないので、2cmが基準になっている。国も2cmになっているので、市川市もそれに合わせて2cmとしている。ただ、議員もおっしゃったとおり、スロープをもう少し斜めにするということもあるので、2%でやっている。最近では、極端に2cmで上がるのではなくて、スロープで2cmに上がっていくという歩車道境界ブロックもあるので、そちらも使っていきたいと思っている。
○並木まき委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第44号平成24年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員会に付託された事項
提案理由の説明を求める。
〔観光交流推進課長、建築指導課長、道路建設課長、道路安全課長、河川・下水道整備課長、河川・下水道管理課長、街づくり推進課長、都市計画道路課長、みどり管理課長、都市計画課長、臨海整備課長 説明〕
○並木まき委員長 質疑はないか。
○稲葉健二委員 補正予算の28ページ、商工費、アイ・リンクタウン展望施設管理費等負担金の減額補正について、内容的には理解している。実質、開室して減額補正しても内容的には問題なかったかどうか。
今後同じ団体との契約をしても、この金額で今後もやっていけるのかについては、どのように考えているのか。
○観光交流推進課長 アイ・リンクタウン展望施設管理費等負担金の減額補正は、平成19年11月にタワーズウエストの施工時に発覚した工事中のふぐあい等の対応として、当時の建設業者3社から管理組合に建物のバリューアップに役立ててほしいということで拠出された仮受金の処理方法について検討した結果、平成24年6月の管理組合の通常総会で一部を施設修繕積立基金に充当することで、平成24年10月から平成26年1月までの16カ月分の積立基金を終了することが管理組合の総会で議決されたために負担金を減額したものである。アイ・リンクタウンは月44万5,370円の6カ月分の減額補正をするもので、このようになった。
○稲葉健二委員 私たちがいろいろ聞いている部分で、月々の44万円余が高い安いと議論されている。それについて、現実的に一般から見て高いのか安いのかがよく話題になるが、そういう面に関してはどうか。
○観光交流推進課長 一般から見てどうかはわからないが、こちらは面積に案分されていて、面積の比重によって積立基金に充当する額が決まっている。アイ・リンクタウンも住宅管理組合には81.41%、施設管理組合には18.59%、それぞれ積立基金に充当しているので、妥当な線だと考えている。
○金子貞作委員 6ページの継続費補正の3・4・18号について、概要説明を見て内容はわかる。1年工期が短縮できるということだが、3億7,725万円増額される。工期の短縮はいいが、非常に大きな金額がかかるので、減額補正するぐらいに市がきっちりやってもらわないとならないが、金額が増額になる理由を説明していただきたい。
市川大野駅周辺整備事業も概要の3ページを見ると、総合評価入札の結果、不調となった。これは年度内にやらないと交付金をもらえないということか。どういう入札をすれば不調にならないで済むのか、どういう問題があって不調になったのか内容を教えていただきたい。
○都市計画道路課長 3・4・18号の継続費の変更について、金額の妥当性ということだが、工事の内容は、概要説明書の2ページで、中央の線が上から下まで延びているのが京成線の線路である。斜線部が現在の工事で、向かって左側が南側の国道側、向かって右側が霊園方面で、四角で囲ってある2カ所が立て坑で深さ約10mで掘って京成線の下を工事をしている。すぐ北側の黒で書いてあるところにポンプ室と道路本体の?体をつくることを京成電鉄に委託する。工事自体は、26m四方を10mから13m、川のわきを掘り下げる。基本的には昼間かなり大きな工事で、平成21年からここの工事をお願いしていた。金額は、当然市でも積算している。京成電鉄も国土交通省の積算基準に基づいて、市川市と同様のもので積算しているので、金額自体は同じような金額が出ているので妥当な金額だと考えている。鉄道の安全運行が第一なので、京成電鉄にお願いして、なるべく速やかに供用開始を目指していきたい。
○道路建設課長 入札をどのように行うかについては、当初は総合評価一般競争入札で計画していたが、今後は通常の一般競争入札で行おうと思っている。
入札の問題は、本設計で市道0128号の縦断方向及び横断勾配が現状の道路は急勾配になっていたので、縦断勾配の見直しにより、計画歩道並びに現況車道で今後の計画で歩道部分が20cm高くなるので、拡幅部分を含めた段階的な車線変更を行いながら、路床改良をやろうと思っていた。再度、設計コンサルと協議して、駅前でありバス停もあるので20cmの高さを上げないと安全に支障があると考えており、現在、道路をかさ上げする工事を設計に加えることを検討している。
○金子貞作委員 3・4・18号は市の積算と合致していて妥当だということだが、大きな金額である。3億7,000万円の補正は、本来であれば議会で資料も出していただいて、妥当性を我々にしっかり説明してもらわないとまずいということは申し上げておく。
市川大野駅のほうは、早くしっかりやっていただくようお願いする。
○西村 敦委員 1点伺う。30ページ、3項河川費4目排水施設管理費で施設修繕料500万円の補正予算が計上されている。昨日も笹子トンネルの崩壊があった。今説明の中では排水路の陥没という話があって、大和田ほか3カ所ということだったが、実際どういう状況になっているのか。3カ所は具体的にどこを指しているのか。
○河川・下水道管理課長 修繕費について、現在の状況は、当初予算5,200万円計上して、ポンプ場の修繕費が3,100万円、管渠の修繕費が2,100万円あるうち1,900万円を10月1日までに執行済みである。日々修繕箇所がふえている状況で、54カ所の修繕を終了したところである。今回は大和田1丁目、若宮3丁目、鬼高3丁目、大野町4丁目の4カ所を予定して、現在500万円を要望している。
○西村 敦委員 陥没という表現が先ほどあったが、今現在、陥没している状況になっているということか。
○河川・下水道管理課長 今現在は現業職員で応急的な対応を図るという点と、建設業協同組合へ業務委託しているので直接修繕を行っていただくという状況で、緊急に仮の修繕を行っていただいているところである。今のところ応急的な修繕は行っている。
○西村 敦委員 わかった。
○並木まき委員長 休憩する。
午前11時59分休憩
午後1時1分開議
○並木まき委員長 再開する。
議案第44号平成24年度市川市一般会計補正予算(第3号)の審査を継続する。
○鈴木啓一委員 3目土木総務費15節工事請負費、補修工事費、塩浜護岸施設災害復旧工事費2,520万円は、繰越明許費にもまたがっている。私は塩浜に住んでいるが、塩浜護岸がよくわからない。漁港のところとかいろいろあるが、どこをどうするのか。2,520万円ということだが、災害で視察に行ったときには、国が2分の1、市が2分の1とか説明があったが、この塩浜護岸についてはどうなのか。
3・4・18号はわかった。
5目の公園費11節需用費、施設修繕料600万円は、市川市で公園は現在幾つあるのか。
○臨海整備課長 塩浜護岸施設災害復旧工事費2,520万円についての2点の質疑に答える。
今回の復旧工事の場所は、お手元の配付資料の6ページの塩浜1丁目護岸災害復旧案内図の塩浜1丁目の埋立地域内の表示にあるように、市川航路から市川泊地に隣接している箇所である。案内図にあるように「市川市護岸L=19m」とある。写真も右下にあるが、今回、市川市が管理している19mの区域と図面にある縦長の箇所の千葉県護岸と連続して、今回災害による被害があった。そのうちの角の19mの部分に位置するところが対象地域となる。
2点目の補正予算2,520万円は補助対象事業としてならなかったのかという質疑については、この箇所は市の管理区域となっている。今回、補正の内容は、地下障害物の撤去等に要する新たな費用が発生した。支障物の切除の設計変更、追加工事が発生し補正予算として計上させていただくものである。港湾施設と位置づけられているのが直線の長いほうの千葉県の区間で、市川市が管理している区域は港湾施設に位置づけていない。国の補助金は、港湾施設に位置づけられているものが対象になるという見解をいただいていて、市の部分は港湾区域になっていないことから、国庫補助は対象外で施行することになっている。
○みどり管理課長 公園数について、24年4月1日現在で、公園、緑地を合わせて本庁管内で275カ所、支所管内で108カ所、計383カ所が市内にある。
○鈴木啓一委員 私は公園は総計で480カ所と押さえていた。この間、本会議で467とあった。今383カ所で正しいのか。本会議のほうが間違っているのか。
それから、塩浜護岸は県の護岸と市川市の護岸は大して違わない。海に面しているから港湾に接続しているけど、市川市護岸でも接続していて同じではないか。以前、塩浜護岸の現地視察を行ったときには3,000万円と記憶している。あれは国が1,500万円で半分出る。その点、どういう折衝の仕方をしているのか伺いたい。
○みどり管理課長 先ほどの383カ所は都市公園法に基づく都市公園であり、このほかに児童遊園地として82カ所あるので、合計465カ所になる。
○臨海整備課長 復旧工事に当たっては、国の災害復旧交付金の対象になるかどうかであるが、この工事とするためには、千葉県管理の護岸と合わせて復旧交付金の窓口となる千葉県とも協議してきた。その際に、市では護岸に関する設計、積算等にノウハウがないことから、県と一体的に実施していくことになった。しかし、先ほど申し上げたように、この護岸施設そのものが港湾施設として位置づけられていないことから、国の災害復旧の交付金の対象にはならない施設であることが判明した。このような事例は隣の船橋市の沿岸部でも同様な施設があり、本市と同じく船橋市所有の護岸関係施設の被害に対して、港湾施設として位置づけがなされていなかったことから、災害復旧交付金による工事に該当しなかったということも伺っている。
○鈴木啓一委員 まず公園について。公園というと児童公園は最初から除外しているのか。放射能のことで市民から何カ所あるかとよく聞かれる。若いお母さんたちの信篤公民館での会合で案内が来た。若いお母さんたちは、子供が危ないから公園を全部除染してくださいと言う。私は、市川市には公園は約480カ所ぐらいある、それを全部除染してくださいと言うのか、おかしい、ホットスポットを探してくれて、ここは危ないから全部入れかえてくださいということは市はいつでもやるけど、460や470、480はできないと言った。そのときに確認したら約480カ所と言った。私の頭にすぐ数字が入ったから、そんな多いところはできない、財政の厳しい中、税金の無駄遣いになる。あっと若いお母さんたちは言った。公園というと最初から児童公園は外しているのか。外さないのだったら465カ所でいいと思うが、とらえ方を聞く。
塩浜護岸は災害復旧である。どう見てもおかしい。港湾に当たるか当たらないかと、この写真を見ると何を言っているのかわからない。こういうときには県会議員、国会議員もいる。市の単独でやらせるのか。2,520万円は大きい。どう考えるのか再度伺う。
○みどり管理課長 通常、都市公園法に基づく383カ所と表現するが、そのほかの借地等による児童遊園地82カ所、計465カ所が私どもで管理をしている公園になる。
先ほどの除染の問題だが、この465カ所は、すべてを1度測定している。そのうち0.23マイクロシーベルト以上の数値が出たものについては除染の対象とした。
○臨海整備課長 委員のおっしゃるとおり、当該護岸が県所管の護岸と隣接しているとともに、県の港湾施設と同様であり、同等の構造、護岸であることは認識している。したがって、港湾施設に位置づけることができないかについては、千葉県に対しても再三申し入れをして、県においても災害復旧交付金の対象工事となるように国への働きかけ、協議も進めていただいたが、最終的には災害復旧交付金の対象とならなかったのが現状である。
○鈴木啓一委員 この写真を見る前は、しようがないのかなと思ったが、今の答弁のそのものずばりで、災害復旧であるから、隣接していて県ができて市のほうの護岸ができないのはおかしい。県会議員もいるので活用してもらいたい。県と一体となったものなので、お願いする。
それから、一般に公園は総体的に市川市は何カ所かと言ったら465でいいのか、383でいいのか、そのことを聞いている。放射能のことを聞いてはいない。
○みどり管理課長 一般に公園と言われるのは465カ所になる。
○鈴木啓一委員 最初からそれでやればいいのに、383と言うからおかしくなる。465でもう頭に入った。そうすると、本庁分と行徳の部分はどこをやるのか、最後に聞く。
○みどり管理課長 施設修繕料なので、公園内で破損とかトイレの詰まり、電球の球切れ、破損が発生した時点で、その都度行っていくので、どの公園で幾ら使うとはなっていない。
○鈴木啓一委員 どんぶり勘定である。それが補正で出てきておかしいと思う。補正というのは、緊急を要するから補正予算を計上する。あとは今の言った答弁でいいが、何カ所でどこと言わなければ、何も言わないで出てくるのか。それはおかしい。本庁分300万円、支所分300万円とちゃんと出ている。今までやっていたのが足りないから、このぐらいまた出そう、だから計上したというのはわかるが、どこかわからないというのは、だれが聞いても抽象的でおかしくないか。
○みどり管理課長 本庁分の300万円は、夏前に里見公園の噴水と大洲防災公園の水流れという、子供たちが夏場に集まる箇所が急に壊れた。この両方の修繕料が280万円かかっているので、これが不測の出費になったので、今回足りなくなるであろう300万円を補正させていただいた。
○地域整備課長 支所分の300万円の根拠は、24年度の11月20日現在の執行状況として66件、約1,615万円を支出している。これを1件当たりにすると約24万5,000円かかる。平成17年度から23年度までの修繕料の件数として、平均年約110件になるので、例えば24万5,000円を25万円とした場合、110件とすれば2,750万円となるので、当初予算の2,400万円と300万円で2,700万円ということで予算を執行していきたい。要望の中には、まだやっていない、例えば公園で風が吹いたときに砂が飛ぶという状況で広場の整備をしてほしいとか、でこぼこを整地するとか、地域の方々がボランティアで草花に水やりをしていただいているが、散水栓が遠いのでふやしてほしいという要望があるので、これらについても、今後優先順位の中で対応したい。
○鈴木啓一委員 ちょっとお粗末である。こういうのが補正で出てくる場合は、根拠があっての補正だから、今のことを最初に言うべきではないのか。うるさく言うと細切れに出してくるのでは困る。これ以上言わないで、終わる。
○越川雅史副委員長 30ページ、31ページ、概要説明の8ページ、第8款土木費第3項河川費第2目水路改良費第17節公有財産購入費の減額で、概要説明資料の理由は、残地も含めて土地を購入する予定であったが、残地を地権者がそのまま所有することとなったため減額補正するということだが、そもそも買わなくていい土地が購入予定に含まれていたのか、あるいは購入しなければならない部分が購入できなくなって、これに影響が出てくるのかどうか、必ずしもそういうことではないということなのか、この説明だけではわからないので、いま1度その点がわかるように説明いただきたい。
○河川・下水道整備課長 残地の予算計上を当初からしたのかについては、当初、残地取得には財源的に厳しいところがあるので、河川用地だけを譲っていただけないかと長年交渉してきた。南山下橋の左岸側、市道0215号の区域の土地で、上の斜線のところの面積が河川用地である。そこを譲ってもらいたいということでお願いしたが、土地所有者は移転先が定まっていなくて、また、移転先の建築費用もまだめどが立たないので、できる限り資金が欲しいということで、全部買い取ってもらうというのが譲渡条件であった。それで当初予算を財政にお願いした。その後、地権者が南側の隣接地の交渉を地主として、隣接地に移転する話が年末から年明けにかけて具体的に決まった。であれば、移転後もできるだけ広い土地で同じ自動車修理工場を営みたいという話になり、残地は買わなくていいということになったので、今回減額補正するものである。
○越川雅史副委員長 確かに実務上いろいろな苦労があるとは思うが、そういうときに相手方によっては、権利の濫用ではないが、つけ込んで余分なものまで買わせる場合もあるかもしれない。市もそれを売ってもらえないとどうにもならないということで、金で解決するということではないが、いろいろなものを買う。それが現実的な解決方法と言えばそうかもしれないが、無駄なものを買っているように見える部分もある。これは実態がどうなのか判断できないが、そう見えるので、適切にやっていただきたいとだけ一言指摘をして終わる。
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第45号平成24年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第50号市川第5-1処理分区汚水管渠布設工事(第2401工区)請負契約について
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第51号市川市公共下水道菅野下水処理場雨水滞水池・高速ろ過施設建設工事委託に関する基本協定の変更について
○並木まき委員長 議案第51号市川市公共下水道菅野下水処理場雨水滞水池・高速ろ過施設建設工事委託に関する基本協定の変更についてを議題とする。
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 本案については、宮田議員より2点の委員会送り事項がある。
まず、処理能力を縮小して約1億1,300万円を減額するという協定の変更の妥当性について。次に、本来であれば約5億5,800万円の減額になると思うが、協定金額の減額の妥当性について。以上2点について先に答弁を求める。
○河川・下水道整備課長 まず、当該基本協定の変更の説明については、その内容が下水道の技術的な説明が多くなることから、説明時間が多少長くなることについて了解いただきたい。
まず、1点目の処理能力を縮小して約1億1,300万円を減額するという協定変更の妥当性について、今回の基本協定の変更では、高速ろ過施設の1日当たりの処理能力を12万?から6万?に縮小することについては、原協定の雨水滞水池の下水貯留量の1,420?を既設の管渠内での下水貯留として5,650?に変更する内容である。ことしの8月に県を通して国の変更承認をいただいた本市の合流式下水道緊急改善計画の変更では、2つの同改善目標が達成できるのか確認をしている。
1点目の改善目標は、汚濁負荷量の削減である。合流式の菅野処理区においては、現在、真間川に年間放流負荷量として15万6,000㎏を放流している。そこで、本計画の削減目標値は分流式下水道と同等の年間汚濁負荷量の削減目標値が12万2,000㎏であるが、本変更基本協定では、その削減量は10万4,000㎏となり、改善目標値以下となることを確認している。
2点目の改善目標は、公衆衛生上の安全の確保として水質基準を超過する未処理下水の年間放流回数を2分の1以下に削減する改善目標が真間地区で18回、菅野地区27回に対して、原基本協定と同じく、当該変更協定についても真間地区18回、菅野地区25回となり、いずれも改善目標を達成できる効果がある。
以上のとおり2つの改善目標を達成しており、施設全体としての処理能力は低下していないことから、処理能力という点において、本協定変更は妥当なものと考える。
次に、2点目の本来であれば5億5,800万円の減額になると思うが、協定金額の減額の妥当性については、本会議の質疑で宮田議員から今の指摘をいただいたが、5億5,800万円減額に相当する内訳は大きく2項目ある。
1項目としては、原基本協定金額の14億8,364万円と今回の変更基本協定金額の13億7,000万円の差額が約1億1,300万円である。この減額は、今回の変更基本協定に基づくそのものの減額である。
第2項目めに、原基本協定については、昨年、協定締結の議決をいただいたが、本会議で水と緑の部長から説明させていただいたとおり、協定締結と同時期に並行して、当該工事委託に係る実施設計を日本下水道事業団より進めていた。その実施設計の中では、当該建設工事のためのボーリングによる地質調査を行い、その資料などを反映して設計作業を進めたところ、原協定金額のもととなっている概略設計による概算工事費に考慮されていなかった附帯工事が必要であることを確認して、その附帯工事費の額を4億4,500万とした。その内訳は、高速ろ過施設の土木・建築工事と機械・電気工事の大きく2つになる。
1点目の高速ろ過施設の土木・建築工事は仮設工で、地面を掘削する際の土どめ工で1億円、長さ16.5mの鋼矢板を延長116.4m打設する。2つ目として、建設現場の地下水位を低下させて掘削工事を経済的に行うための井戸を掘る工法であるスーパーウェルポイント工で4,000万円、深さが約17.5mのところに2本打ちたいと考えている。3点目として、建設する構造物を支えるために地下に直径900㎜のコンクリートぐい、長さ7mから9mを83本埋設する基礎工で6,000万円である。4点目として、下水処理場内の高速ろ過施設に雨天時の下水を流すための導水管渠布設工、口径250㎜から1,200㎜、全体で263mが、場内整備も一部含んで1億3,500万円である。この小計が3億3,500万円。また、高速ろ過施設の機械・電気工事においては、水槽施設で4,000万円、中央監視制御設備、当初は高速ろ過のところで現地で操作をしようと考えていたが、省力化を考えると、既存の処理場の管理棟の中で操作を行うほうが合理的であるので7,000万円、この小計で1億1,000万円、合計で4億4,500万円である。
以上の総額で5億5,800万円の減額になると考えている。
今回の基本協定の変更の中で、これら土木・建築工事と機械・電気工事で別途追加する工事は平成21年度の市が独自で行った概略設計の概算工事費では考慮されておらず、22年と23年に日本下水道事業団にお願いして進めている、より設計精度の高い実施設計により本市公共下水道菅野下水処理場高速ろ過施設建設工事に不可欠な建設工事として積算された建設工事費を今回別途追加するものであることから、基本協定を変更する協定金額としては妥当なものと考えている。
○並木まき委員長 質疑はないか。
○鈴木啓一委員 市川3丁目地域の道路冠水被害対策のため、菅野処理場で雨水処理能力が足りないので施設をつくってもらったとのことだが、市川3丁目の道路冠水はどうなっているのかをまず聞く。
○河川・下水道整備課長 市川3丁目地先の主に国府台駅の北側の区域で、降雨の強度の強いときに道路冠水するので、その対策として、平成13年に口径250㎜のマンホールポンプを2基設置して、冠水する下水を真間川に排水する施設をつくった。今回建設するものは浸水対策事業ではなくて、先ほども説明したように真間川に汚濁物の負荷が行ってしまうことで、その負荷を削減するという水質対策事業で、浸水対策には影響がないと考えている。
○鈴木啓一委員 浸水対策には影響がないと言うが、冠水被害対策で、豪雨時にはポンプ車でそちらに流していた。ポンプ車を配備した記憶があると本人は言っている。今はどうなっているのか。
○河川・下水道整備課長 説明が少し漏れていた。マンホールポンプを設置するとともに、その後、平成17年度に排水ポンプ車を2台購入して、それでも足りないときは国府台3丁目に配置してマンホールポンプへ下水を積極的に送って、そこから真間川に排水するような作業をすべく設置している。確かに過去にそれを運転させている実績もあるが、ここ二、三年は待機させていたが、まだ出動はしていない。
○鈴木啓一委員 水と緑の部長が、今回、高速ろ過施設の能力を6万?とし、滞水池部分は流下型貯留施設とすることで対応できるということから、そのように変更したとなっている。合流式下水道の水質改善のための計画では、年間放流負荷量を分流式下水道並みの水準とすること、2、未処理下水の放水回数を半分以下に削減すること、3、ポンプ場からのごみの流出を極力抑制するといった3つの目標があるが、今回の協定変更内容と細目スクリーン設置等もあわせて、これからの改善目標は達成できる。雨水滞水池についても流下型貯留施設に置きかえても十分である。水位変動等のシミュレーションも行っており、協定変更しても浸水等の影響は起こらないと考えていると言っている。それから、降雨開始から総雨量10㎜程度、5㎜程度の弱い雨のときに貯留する。それ以上強い雨のときは貯留は行わないとあるが、どういうことか。
○河川・下水道整備課長 実際、流下型貯留施設を稼働させるのは、今、委員がおっしゃったように降雨開始から総雨量で10㎜程度、あるいは、いろいろな降雨パターンがあって一概には言えないが、時間雨量で5㎜程度までのときに運用するので、雨量がそれ以上に強くなるときは貯留しないことになる。また、過去の降雨実績等を確認したところ、総雨量10㎜に達しない降雨が全体の約6割以上ある。そのことによって降雨初期の道路を路面洗浄した汚い濃い水とか下水管の中に堆積しやすい批准の高いものが降雨初期に処理場に流れてくるので、それを効率よく流下型貯留施設で高速ろ過の能力を超える分については貯留しておいて、6割の大部分が高速ろ過で汚濁物を除去できるということで、今回計画変更等をしている。
○鈴木啓一委員 雨水滞水池を流下型貯留施設に直し、高速ろ過施設の処理能力を12万?から半分にした。実施設計を進める中で効率的、経済的な工法、事業団からの提案を受けて内容変更するものである。既協定については市独自の概略設計に基づいて行ったもので、事業団とはこれに基づいて協定を締結した。事業団は多くの実績を持ち、実施設計を進める中での提案を踏まえ、内容の変更となったもので、相手としても十分であると考えていると部長が答弁した。流下型貯留施設で過去の降雨データを使ってシミュレーションを実施して、いずれの地域でもあふれないことを確認していると答弁している。今言ったように総雨量10㎜程度、5㎜程度の弱い雨のときに貯留するということで、大雨のときには既存のポンプ施設等もあることから、さらに水があふれることはないと考えているという、これは本当か。なぜかというと、鬼高のショップスのところもひどい。あふれている。ポンプ車も間に合わない。そっちはどうか。
○河川・下水道整備課長 流下型貯留施設で貯留することが浸水対策に影響がないのかという1点目の質疑については、例えば市川3丁目地先の国府台駅周辺は真間排水区の一番上流部に位置する。実際、真間2丁目の手児奈橋わきにある真間ポンプ場の内径が2,400㎜掛ける1,440㎜の管渠内に下水を貯留することになる。そこの貯留水位としては、計画では26cmの水深で貯留すれば真間地区の貯留量はカバーできる。そこの貯留する下水の水面高さはT.P.0.07mである。一方、市川3丁目国府台駅周辺の真間排水区の上流部の地盤の高さは、マンホールポンプを設置してある低いところでも地盤高はT.P.2.16から2.41m程度あるので、貯留水位のT.P.プラス0.07m以上高いところなので、その貯留水深以上の降雨がある場合には貯留は行わないで、従来どおり雨水ポンプで排水することになるので、浸水対策に対する影響はないことを部長が本会議で説明したとおりである。
2点目の鬼高3丁目は、まだ下水道整備が終わっていなくて、ここを整備するためには、昨年の議会でも鈴木議員から本会議でお尋ねがあった。高谷・田尻排水区で高谷川流域の最上流部に位置することになるので、整備するにはかなり時間がかかる。外環道路とあわせて下流から整備しているが、その間の暫定対策として、葛南土木事務所に排水ポンプの増強を行ってもらったり、水路の改良を行ったり、あるいは排水ポンプ車を天気予報の厳しいときには待機させるというふうに対応している。
○鈴木啓一委員 地盤改良等の工事、水槽設備、制御設備を落としていた、これは専門家の仕事ではないのではないか。この点はどうか。
○河川・下水道整備課長 本来だと昨年の9月に議案を提案させていただいた。これは平成15年度の下水道法施行令の改正により、平成25年度末までにこの事業を完了させなければいけないということで、25年度までの工期を考えると、設計が終了次第速やかに工事を発注して事業を進めたいということから、その時点では実施設計が終わっていなかったもので、概算工事費による協定を上程して議決をいただいた。本来は、鈴木委員のおっしゃるように実施設計の設計精度を高めた変更のない協定金額を積算して上程すべきところであったが、市川市が25年度までにやることをかんがみると、工期を最大限確保したいということから、設計精度の低い概略設計でお願いしたので、そういったものが落ちたということである。これは理由にはならない理由であるとは重々承知しているが、結果的に今回お願いする工事費がぜひとも必要であるということで、再度お願いしたいと考えている。
○鈴木啓一委員 概略設計で金額を出しておいて、緊急改善計画の業務委託の最中に概略設計の中では、おおむねこのぐらいということで費用関数をもとにしたもので、その後、事業団に工事委託したり、実施設計を事業団に委託して細かな内容を積算しているということである。その段階でどうしても必要な工事が判明して工事委託のほうの内容を変更するという経過であると言っているが、宮田議員が、例えば答弁を含めて考えると5億5,864万円、市川市に返ってきて、そのうちの45%を市へ入れてもらわねばならないことになる、その点を含めてと言っているが、この点についてはどうか。建設経済委員会で審査をしていただきたいと言っている。
○河川・下水道整備課長 平成23年9月に協定をお願いして、継続費を設定し工事を発注しようとするものであるが、設計が終わっていなかったので、ことし工事を発注することができた。昨年分の年割額は、支払っているということではなくて繰り越していて、支払いは出来高より事業団から請求があったものについてのみ支払う、あるいはそこに国の交付金を充てて支払うことになるので、現時点で全額を払っているわけではない。今回の14億8,300万円に対する工事費は、請求がないので、まだ支払っていない。今回、変更基本協定金額を承認いただければ、その枠内で出来高、あるいは工事の進捗に応じて事業団から請求が来るので、そこに交付金を充てて支払っていく。当然、入札差金等による差金も出れば、請求は来ないことになる。
○鈴木啓一委員 これを総体的に見て、これで完璧にうまくいくのか。
○安田水と緑の部次長 今回いろいろと経緯があり、こういう変更になったわけだが、詳細設計まで終わらないと本当に詳細なところまではわからないところがある。それが完了し、それに基づいてしっかり関係する協議なども済ませて、あとは着手するのみという段階になっているので、このままやっていくことで予定どおり完了すると考えている。
○鈴木啓一委員 了解した。
○西村 敦委員 1点だけ確認する。今の変更計画の前に夾雑物の削除ということでスクリーンの目幅を50㎜から25㎜にという話があって、そうすることによってその後の維持費が相当かかるのではないかという推測がされていたが、今回の変更によってその維持費がどのように変わるのか。
○河川・下水道整備課長 先行してこの事業においては菅野ポンプ場で平成21年度、真間ポンプ場においては23年度から繰り越しをさせていただき、現在、細目のスクリーンを目幅5㎜を2.5㎜に変えて、流れてくるごみとか汚濁物とか固形物をできるだけスクリーンで除去して、衛生的な下水を河川へ放流するようにしようということである。これについては木の枝とか葉っぱが以前よりも多くスクリーンにかかるとは思うが、それほど大きく事業費がふえることはないと前回も説明させていただいた記憶があるが、それについて変更はないので、変更計画のものでも影響はないと考えている。
○西村 敦委員 わかった。
○佐藤幸則委員 まず1点伺いたい。旧計画の中では高速ろ過施設1万2,000?、原計画では6万?で約半分の能力になっているが、高速ろ過施設の能力を半分にしたことによる価格の低減は幾らか。
○河川・下水道整備課長 12万?における高速ろ過と雨水滞水池の工事費を積算したものは、申しわけないが概略設計での資料しかなくて、それをつくると幾らになるかは実施設計をさらに進めないとできないので、手元にない。ただ、6万?と雨水滞水池をつくらないで流下型貯留施設ということで既存の管渠を菅野ポンプ場のゲート操作によって運転管理することによってコスト縮減を図り、維持管理費も軽減できるという検討結果には間違いないので、ご理解いただきたい。
○佐藤幸則委員 宮田議員が言うには、能力を下げて、旧計画も流下型貯留施設1,430?で、今回は新しく約4倍の5,650?にしているということで、旧計画と原計画の仕様で能力が概算の価格においてはかなり安くなるのが普通ではないかという指摘である。今までの仕様の変更と能力について説明を聞いてもなかなかよくわからないが、我々素人の考えとして、ろ過施設の能力を半分に下げて、その辺が費用的には一番かかる部分ではないかと思う。能力を下げた上で価格が余り変わらないというのが1点、宮田議員が指摘しているところである
もう1点は、土木工事とか電気機械設備のジェネレーター、水槽施設も、旧の計画でも積算されていて当たり前のことを今回の変更の後に初めて気づいたような形で費用が積算されて出てきている矛盾を非常に感じているので、その辺の説明をきちんとしてくれということだが、それについて理解しやすい説明をお願いする。
○河川・下水道整備課長 今回の緊急改善計画の見直しは3回目のものとなる。当初は菅野下水処理場に高速ろ過施設ではなく約1万4,000?の雨水滞水池をつくることによって降雨時の濃い下水を全量ためておいて、晴天時に既設の処理施設で処理しようということであった。それについては、事業費がかなりかかるということで、平成20年3月の国の新技術を導入したコスト縮減に対する対策案が公表されたので21年に見直しを行い、今、佐藤委員がお尋ねの12万?の高速ろ過施設と、菅野処理場は用地があったので地上に雨水滞水池をつくる。真間については原計画と今回の変更において流下型処理施設で変更はない。そういったところで計画変更の経緯がある。実施設計は工事を発注、設計積算するものに特化した設計精度の高いものを進めるという目的があるので、今回、実施設計を進める中で12万?の雨水滞水池をつくると、昨年計上した額では足らないことがわかり、それのコスト縮減も並行して昨年の基本協定締結のときと同時進行する形でイレギュラーな形であることは承知しているが、全国の合流改善事業のノウハウのある日本下水道事業団に委託して作業を進めてきてもらった経緯がある。工事を発注しない設計精度の高い実施設計を概略設計の12万?のものと雨水滞水池の作業を進めると、そのお金も支払わなければならないので、その作業は概略設計における概算事業費しかないので、理解いただきたい。
○佐藤幸則委員 わかりづらい説明で、私の頭では理解できないが、土木工事の積算は従来型の仕様でやるとかなりの予算オーバーになってしまうことがわかったという話だが、概略どれぐらいの予算オーバーになるのか、それをどのような形で確認できたのか。
○河川・下水道整備課長 概略設計における土木・建築工事費の積算根拠は、標準的な建設工事費における建設単価の費用関数で、市川市の場合6万?は高速ろ過施設を通すろ過面積が60㎡である。それに1㎡当たりの単価を掛けて積算したものである。その中には標準的な工事であるので、例えば菅野の下水処理場内の土質などは反映されていないので、そういったものも考慮しなくてはいけないというのが実施設計の中で出てきたものである。先ほどの説明と繰り返しになるが、例えば地下水位を下げるウェルポイント工で4,000万円、矢板工として仮設で掘削する周りを矢板で仕切る工事が約1億円、基礎ぐい工としてコンクリートぐいが打設で83本、導水渠と場内の外構の整備工事費で1億3,500万円の合計が3億3,500万円である。
○佐藤幸則委員 くどくなるが、標準工事であればそういった土木工事は必要ないという見込みだったのか。
○河川・下水道整備課長 概略設計のときにおいては、標準的な建設工事における建設単価なので、私どもの認識も結果的に非常に低かったということは反省しなければいけない点であるが、結果的にそういったものの中に含まれていなかった。例えば導水渠では菅野ポンプ場から放流する塩素混和池までの距離が標準的なものよりも長かったものが積算上反映できていなかったと考えている。また、地盤も詳細な仮設構造物や基礎ぐい、あるいは地下水を低下させる配慮も私どもの認識が非常に低かったというのも、こういった最新技術を導入してつくるものとか、あるいは最近は大規模な施設建設を行っていないという実務経験者の不足や、監督者も精査ができなかったということでは反省しなければいけないと考えている。
○佐藤幸則委員 わかった。先ほど入札差金という話が出てきたが、この土木工事の会社は日本下水道事業団が競争入札で業者を決めて行う場合に、市川市で入札をするのか。
○河川・下水道整備課長 こういった建設工事委託を締結するということは、市川市の下水道行政業務を代行してもらうことになる。そのお金を支払えば、積算から発注、入札契約、施工監理、引き渡しまですべてやっていただけるというメリットがあるので、昨年の基本協定をお願いした経緯がある。
○佐藤幸則委員 最後に1点だけ、先ほど入札差金が見込まれるような話があったが、それは差金が出る形での協定になっているのか。差金が出るのかどうかはわからないのか。
○河川・下水道整備課長 当然、基本協定額の中で入札なりをやってもらっていて、日本下水道事業団においても一般競争入札を行うわけである。発注する設計金額以下になるのは当然のことで、出来高とかある程度工事が進捗した時点で請求が来ることになるので、その請求額が協定金額以下になるということである。
○大場 諭委員 今質疑のあった中で、変更前と変更後の新しいもので維持管理費はどのぐらい違うのか。
○河川・下水道整備課長 維持管理費は年間の補修費用、電気代、処理施設は施設の損耗があるので、更新期間を設定して1年当たりの費用を求めている。前計画では年間4,830万円の維持管理費がかかる試算を、今回の変更協定では約2,100万円に縮減できることも確認しているので、維持管理面においても本市にとって非常に有利な施設計画、運転であると考えている。
○大場 諭委員 施設の耐久年数は変更前と変更後でどういうふうに違うのか。
○河川・下水道整備課長 つくる目的物自体によって減価償却の年数は定められている。鉄筋コンクリート製のものだと50年前後ある。今回は処理施設のプラント関係になるので、基本的には15年程度が寿命となっている。
○並木まき委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
議案第54号市道路線の認定について
提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○道路管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
請願第24-1号農道拡幅及び通学路整備に関する請願について
○並木まき委員長 請願第24-1号農道拡幅及び通学路整備に関する請願を議題とする。
本請願は、前回の委員会において、実現の可能性が低いのであれば1度取り下げていただこうというところで継続になっていた。その後の状況について調査した結果を報告させていただきたい。
請願第24-1号の農道に係る土地所有者の状況としては、昭和45年に80名の土地所有者がいたところ、市との話し合いの結果、多くの方に寄附をしていただき、現在のところ3名の土地所有者が残っている。この3名のうち1名は既に寄附に同意をしていただき、登記の手続に入っている方、1名は交渉の結果、寄附の同意が得られる方向となっている方、残り1名とは現在も交渉を継続している状況である。
以上を踏まえて、この請願第24-1号について、皆様の意見を求める。
○金子貞作委員 私は前からここは非常に難しい場所だと聞いていたので、そういう進展が出てきているということであれば、これを一気に整備するのはかなりの予算がかかるので、財政との関係で慎重にやっていただきたいと申し上げ、話し合いが解決するのであれば、採択でいいのではないかと思う。
○鈴木啓一委員 委員長が調べてくれて、あとの1名の人が同意してくれればいいので、継続である。
○寒川一郎委員 今、鈴木委員も言ったように、採択ではなくて、あと1名がちゃんとできた時点でということで、これは継続でお願いする。
○越川雅史副委員長 私も同じように、この状況で私たちが何か意思を表明してしまうと、残り1名の方にプレシャーを与えてしまうことを懸念するので、継続がよいかと思う。
○並木まき委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本請願を閉会中継続審査事件とすることに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○並木まき委員長 挙手多数。よって本請願は閉会中継続審査事件とすることに決した。
を議題とする。
本請願は、前回の委員会において、実現の可能性が低いのであれば1度取り下げていただこうというところで継続になっていた。その後の状況について調査した結果を報告させていただきたい。
請願第24-1号の農道に係る土地所有者の状況としては、昭和45年に80名の土地所有者がいたところ、市との話し合いの結果、多くの方に寄附をしていただき、現在のところ3名の土地所有者が残っている。この3名のうち1名は既に寄附に同意をしていただき、登記の手続に入っている方、1名は交渉の結果、寄附の同意が得られる方向となっている方、残り1名とは現在も交渉を継続している状況である。
以上を踏まえて、この請願第24-1号について、皆様の意見を求める。
○金子貞作委員 私は前からここは非常に難しい場所だと聞いていたので、そういう進展が出てきているということであれば、これを一気に整備するのはかなりの予算がかかるので、財政との関係で慎重にやっていただきたいと申し上げ、話し合いが解決するのであれば、採択でいいのではないかと思う。
○鈴木啓一委員 委員長が調べてくれて、あとの1名の人が同意してくれればいいので、継続である。
○寒川一郎委員 今、鈴木委員も言ったように、採択ではなくて、あと1名がちゃんとできた時点でということで、これは継続でお願いする。
○越川雅史副委員長 私も同じように、この状況で私たちが何か意思を表明してしまうと、残り1名の方にプレシャーを与えてしまうことを懸念するので、継続がよいかと思う。
○並木まき委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
本請願を閉会中継続審査事件とすることに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○並木まき委員長 挙手多数。よって本請願は閉会中継続審査事件とすることに決した。
所管事務調査
○並木まき委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、ご了承願いたい。
――――――――――――――――――――――――
○並木まき委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後2時21分散会
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