更新日: 2018年11月15日

平成25年2月市川市議会建設経済委員会

開会

平成25年3月4日(月)
午前10時5分開議
○並木まき委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。

現地視察

○並木まき委員長 審査に入る前に、現地視察について、委員長としては、お配りした資料のように、視察を考えているが、いかがか。皆様の意見を伺いたい。
 現地視察を行うことに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって現地視察を行うことに決した。
 暫時休憩する。
午前10時7分休憩
〔休憩中 現地視察〕

議案第79号平成24年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会に付託された事項

午後2時40分開議
○並木まき委員長 建設経済委員会を再開する。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の皆さんの質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言願いたい。よろしくお願いする。
○並木まき委員長 議案第79号平成24年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔臨海整備課長、商工振興課長、建築指導課長、建築審査課長、道路管理課長、道路安全課長、道路建設課長、河川・下水道整備課長、都市計画課長、都市計画道路課長、河川・下水道管理課長、福田水と緑の部次長 説明〕
○並木まき委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるよう願いたい。
 質疑はないか。
○西村 敦委員 47ページ、道路橋りょう維持費の委託料、舗装現状調査委託料1,600万円と49ページ、道路新設改良費の13節委託料、道路改良等設計委託料550万円、電線共同溝電力・通信連係管及び引込管整備工事委託料2,500万円の3点は、今回、国の補正予算、緊急経済対策がついて、もともと次年度等も含めて予定していたものが今年度に急遽繰り上げて補正予算が計上された。この中で、地域の元気臨時交付金も新たについている。1月、2月と非常に緊急な中での作業だったと思う。短期間にこれだけの前倒しの補正予算を計上するということで、事前の準備等があったと思うが、その辺はどういうふうに対応して来られたのか。結果、この交付金がつくことによって、財源の内訳で何%補助がいただけたのか。
○道路安全課長 47ページ、第13節委託料、舗装現状調査委託料1,600万円については、今後この補正予算の議決後に市内各所の一級、二級の幹線道路の舗装のひび割れ、わだち掘れに調査をかける。これは調査委託に関係するので、事前の準備は、この補正予算の議決後に現場の状況を把握するための委託料である。
○西村 敦委員 これからの準備というよりも、国の補助予算がついて、急遽補正予算を計上するに当たって、もしついた場合に素早く対応することが大事だと思うが、その素早さに対して周到な準備があったのではないかと思う。千葉県の中でも調べたが、この補助金を使って実施する工事は市川市だけである。ほかの市町村では全然できていない。そういう中で、市川市ができたことに対して、関係の皆さんが相当準備したのではないかということで、その辺の苦労というか思いを聞きたいということで質疑した。
○道路安全課長 確かに私ども、これまで経験値で舗装が悪い、あるいはそこを補修するという、言葉は悪いが行き当たり的な予算の計上をしていたが、橋と同じように、せめて一級、二級路線については第三者的な見方をして、優先順位を決める中で、予算の平準化を含めた道路ストックの延命というか、舗装も同じようにということで、かねがねこの調査について必要は感じていたが、これを機会に実施するということである。
 また、これをもらうこと、あるいはこの成果を出して、さらに次に補助金制度があれば、道路舗装の補修工事も補助対象にしていきたいという思いがあって手を挙げた。
 財源の内訳については、国庫補助金として社会資本整備総合交付金が55%つく。さらに、残りの分の45%のうち約8割の36%が、先ほど申し上げた地域の元気臨時交付金の対象となり、残りの約9%が一般財源で執行する予定である。
○道路建設課長 49ページ、道路改良等設計委託料は、苦労したというよりも、25年度当初に計上する予定でいたので、前倒してできるものはないかということで手を挙げさせていただいたのが道路改良等設計委託料と電線共同溝で、25年度に計上するのを前倒しということで準備はできていた。
 補助率は、道路改良等設計委託料も電線共同溝のほうも55%が補助金となっている。
○西村 敦委員 わかった。補助率も非常に高くて市川市にとっては非常に得をした感じがある。大変な中、準備をしていただいたことに感謝申し上げる。今後ともそういう機会が予算の中で新しくまたふえると思うので、ぜひ引き続きやっていただければと思う。よろしく願いたい。
○金子貞作委員 46ページ、建築指導費、19節の補助金、狭あい道路対策補助金が減額補正で、説明では30件を予定したが5件の申請しかなかった。この原因をどういうふうに分析しているのか。
 当初予算のときにも質疑をさせていただいたが、個人の資産を市に寄附するのがなかなか進まないのではないかということで、市が借りる方法も検討するような答弁があったが、この辺の問題点と、今度これを進めていくに当たって、どのような改善を考えているのか伺いたい。
 土木総務費の19節負担金補助及び交付金、県事業負担金に春木川の件で3つ出ている。本会議でも質疑があったが、橋の工事のレベルアップを図ることとかいろいろあるが、負担の割合が大体3分の1で、県事業については過去にもいろいろ質疑をさせていただいて、事務費の負担をなくすとか、そういう改善が図られてきたが、市長会でも県に要望している。この点で、どのような負担軽減の話し合いがされてきたのか、この3つの春木川に限って教えていただきたい。
 48ページの交通対策費の13節委託料、道路照明灯等点検委託料も国の補助制度を使ってやるということである。これは、道路標示の安全点検は前に予算化したが、そういうふうな感じで照明灯が腐食していないかどうかということだろうが、この委託料の根拠と、相当な数があるが、今後の危険度に応じた改修が図られていく必要があると思うが、これは補助率がかなり高いので、今後、修繕していくときに国からの補助金は見込めるのか。金額の根拠と点検した後の改修についてはどういうふうに考えているのか伺いたい。
 河川費の負担金、紙敷川改修事業負担金だが、これはいつまでに終わるのか。それから、これによって今後、市川市にどういうふうなメリットが出てくるのか伺いたい。
 50ページの都市整備費の19節、負担金、市川塩浜第1期土地区画整理事業準備会負担金は本会議でも質疑させていただいた。液状化の問題で、よく聞き取れなかったが、塩浜はかなりの地盤沈下があったところで、県内でも地盤沈下の多かった地域だが、この辺の対策が当然必要になると思うが、市の土地もあるから、市川市としてはどういうふうに考えているのか。それぞれの地権者でやるような話も出ていたが、そういうことでこの事業がうまく進んでいくのかどうか。この点の市の考えと全体の合意について、どういうふうになるのか伺いたい。
 繰越明許費補正で河川費、排水路整備事業が入札不調になったという説明があった。業者が落札して辞退してきたということで、何かペナルティーをかけることが必要ではないかと思うが、その辺の話し合いと、辞退した原因は何か、今回、上乗せして予算化している内容について伺いたい。
○建築審査課長 47ページ、第2目建築指導費の狭あい道路対策事業について、3点の質疑に答える。
 まず、原因はどういうことかということだが、昨年度も件数が伸びず、そのときに改正して最高の補助金額を80万円から100万円にするとか整備単価を上げた。これに基づいて周知PRについても建築士会の支部とか事務所協会の支部、また、住宅展示場にも行ってパンフレット等を配った。そういうふうにしたが、寄附するのに分筆整備を自分で行うこと、また、行った場合に一部持ち出しがあることについて市民からかなりの不満があった。
 2番目の今年度初めに市が借りるという話があったということと、今後の改善をまとめて説明する。今後については、先ほどのやる方に整備してもらうということを変えて、市が整備することにした。これは道路部門で整理してもらうことになっている。また、分筆についても、市でできるものは市でする。分筆の中で個々の境界を決めるものがある場合は個人にやってもらわないとならないので、その場合は、今までどおり補助も設けて、どちらを選んでもらっても結構だが、市民の方に選択肢を広げるという形に改善した。
○道路管理課長 47ページ、19節負担金補助及び交付金の中の県事業負担金、春木川橋りょう改築工事負担金と春木川左岸道路負担金、春木川が幾つかある中で、私からは春木川橋りょう改築工事負担金について答える。
 県との割合という質疑であったが、県と平成16年に協定を締結していて、その協定のもとに負担割合をしているが、県でつくる橋も現状の橋であれば負担金はほとんどないが、かけかえ工事をして歩道の幅員を確保したり、車道の整備を市川市でも要望していくと、市民の利便性とか安全性を考えた上で、今までの橋よりもグレードアップせざるを得ない。そういうバージョンアップをした分で3割の負担金が生じた。
○道路建設課長 県事業負担金の春木川左岸道路負担金は、一般的な負担金というより協定に基づいて行っているもので、県としては河川管理用通路として3mを必要ということで、県で買収してつくっている。ただ、3mでは、今後生活道路として使うのに不便だろうということで、市川市で1m買い増して4m道路を築造している。千葉県に工事を施行してもらうので、4分の3の3mの工事費については千葉県、4分の1の1mについては市川市が負担することで協定して、請負工事費の4分の1、4分の3ということで春木川左岸の4m道路を築造している。
 春木川調節池越流堤周辺道路負担金も、同じく右岸側の道路になる。きょう午前中、現場視察をして東国分中学校のところに行ったと思うが、越流堤のところが11m道路になっていて、3.5mの歩道ができていた。これも、以前の市道の状態だと8mから9mで歩道がなかったところである。アロケーションというが、グレードアップ分については市で負担するということで、車道部分については県、U字溝がなかったのでU字溝は市、歩道拡幅の面積案分の費用については市で払うというように、グレードアップした部分の協定書を結んで、県が工事を行って、その費用負担分を市が支払っているという状況である。
○道路安全課長 3点目の49ページの13節委託料、道路照明灯等点検委託料の根拠として、照明灯のほかにカーブミラー、あるいは道路警戒標識等の標識類、本市で管理しているのが合わせて約1万2,500基ある。高いものでは8mを超える地点の点検、あるいは根元の点検等々あるので、1基当たり約4,000円前後の試算をしていて、これの総点検をしたいと考えている。
 なお、今後の改修については、これによって改修等々が発生する場合も考えられる。これについても補助金の枠は現時点ではないが、今後の国の動向を注視して特定財源の確保に努めたいと考えている。
○河川・下水道整備課長 2点の質疑について説明する。
 まず、紙敷川の事業がいつごろ終わるのかについては、紙敷川の基本協定は平成20年4月に松戸、市川、鎌ヶ谷の3市で、20年から平成29年度までの10カ年で延長1,333mの未改修区間を整備しようということで締結した。いつごろまでに終わるのかについては、協定上では29年ということで締結したが、紙敷川の拡幅をするには用地取得をしなければいけないところがあり、用地交渉で難儀して工事の着手がおくれて、ことしは繰り越しも生じてきているので、29年に終わるのは厳しくなってきた。この事業が完成するとどうなるのかということだが、図面で、ここの水色の部分が国分川である。ここが市境で、この青いところが松戸市、赤いところが市川市、黄緑のところが鎌ヶ谷市である。この区間の下流の国分川合流点から紙敷川までのオレンジの区域で紙敷の区画整理とか松飛台の区画整理のところは改修が終わっているが、ほかが終わっていないので、下流部と中流部の整備を今進めているところである。これがここまで整備できると、国道464号近辺と464号から北側の区域の浸水対策事業に本格的に着手できる。
 2点目の北方排水区の契約辞退の理由は、12月3日に業者から、担当技術者の配置が困難であるということであった。詳細を申し上げると、社長を技術者として予定していたが、体調不良で工事に張りつけないということで、この工事が120日かかる工期で算定していたので、12月からまた入札手続等をやると工期がとれないということで繰り越しをお願いしたものである。
 増額になっているかということだが、下流部分で既設人孔に水路を取りつけようという設計で当初組んでいたが、水路改良費の中で執行残が出てきて、合流する人孔を水理特性的にロスのない人孔の改修と、取りつけ管も一部断面を検討して、その分が増額となっている。
 ペナルティーは2点ある。平成24年12月12日から25年3月11日まで3カ月間、入札参加資格停止期間ということと、この業者がこの期間をあけてから入札を行って契約するときに、契約保証金を10分の1払うことが2年間義務づけされる。
○臨海整備課長 51ページ、19節負担金補助及び交付金の中で市川塩浜第1期土地区画整理事業準備会負担金について、1点目が地盤沈下等があった地域の対策について、2点目が全体の今後の進め方について答える。
 まず1点目について、当該地域にかかわらず東日本大震災以降、地盤沈下は浦安を初め本市でも若干見られた。当該土地区画整理事業予定地の地権者間においても、液状化の問題については話し合いを行った。本市では、近くの塩浜1丁目側で道路側溝等の隆起が見られた箇所もあった。しかしながら、この12haの土地区画整理事業予定地域は液状化はほとんど見られなかった。このような状況の中で、地権者間では、昨年度、震災当時の塩浜地域の液状化の状況等を踏まえた中で検討した。土地区画整理事業の中では液状化対策については工事は行わず、整備後の各地権者がそれぞれに実施する個別の事業の中で液状化の対策を検討し、実施の有無を含めて決定することで意見が整った。市有地もある。市有地についても、例えばその1つの手法としては地盤改良等があるが、どのような対策が必要かについては、今後の土地利用計画が具体化した中で、手法を検討したい。
 また、今後の進め方は、土地区画整理の事業化、あるいは事業認可が必要になる。事業費の確定と、それに伴う減歩率とか土地の増進等の事業の採算性の検討、あるいは保留地処分の見通しなど、事業の成立性が重要であり、これらの課題があると考えているので、今後これらの課題を十分クリアできるように検討を進めた中で、平成25年度内で事業認可に向けて進めていきたいと考えている。
○建築審査課長 47ページの狭あい道路対策補助金について、1点、市が借りることについて答弁漏れがあったので説明する。
 市が借りることについては、使用貸借契約を今後設けようと思っているが、原則的には、例えば民民の境界が定まっていないとか、あとは寄附する部分に抵当権が入っているとか、意思はあるが今はできない人に対して使用貸借契約を結ぶ。使用貸借契約を結ぶ場合は、寄附できない条件が解消したら寄附するという条件で考えている。
○金子貞作委員 47ページ、狭あい道路対策補助金は、この改善を図ってきた。しかし、30件の予定が5件しかなかった。改善はいつごろやったのか。
 PRがまだまだ足りないということだと思う。これは市長の公約の1つでもあるし、これが進むことが火災防止とか避難路の整備にもつながっていくし、非常に重要な事業だと思っている。地権者の境界が確定していないとなかなか難しい問題があると思うが、安全上からももっとPRに力を入れていただきたいし、対象はいっぱいあると思う。そういう関係地に対してもチラシを入れるとか、その辺も含めた対策が必要だと思うが、今後のPRのことも含めた対策をもう1度伺いたい。
 春木川の負担金は、橋のレベルアップは住民のために考えれば、市としてはこういうふうにしたいということだろうが、県の通常の整備では時代に合わないという考えなのか。こういうふうにやるべきだと市が判断するのであれば、それを県の通常の負担に持っていくのがやり方だと思う。県の試算が時代に合わないという判断なのか。財政難でこれから行革をやろうというときに、レベルアップをどんどん図っていくという方向でやっていくとお金が相当かかる。その辺は、県が決めている範囲内でやらないという根拠は何なのか。
 49ページ、13節委託料、道路照明は1基当たり4,000円という単価だが、これは国の基準の単価なのか、それとも市が決めた単価なのか。大きな照明灯とカーブミラーとは単価が違うと思う。その辺の違いは、平均4,000円ということなのかどうかわからないが、国の補助金との関係、点検するものによって単価がどうなのか伺いたい。
 それから、今後、補助金の交付が見込まれるかどうかわからないが、危ないというものは最優先の課題になると思う。道路安全課長も地域をよく見ているから、大体どのぐらい危険個所があると思っているのか。現時点で早急な改善が必要だと思うのは何割ぐらいあるのか、参考までにわかれば教えていただきたい。
 紙敷川改修事業負担金はわかった。これが整備されれば大町地域の浸水とか排水路整備が進んでいくということである。その辺、前倒しをして川の改修とあわせてやっていくことはできないのか。川の改修が終わったらすぐ流せるような整備をやってほしいという声もあるが、その辺はどうか伺いたい。
 51ページの市川塩浜第1期土地区画整理事業は、液状化の被害は見られなかったということだが、これはそれぞれ地権者がやるということで、地盤改良をやったら全体でどのぐらいお金がかかると見込んでいるのか。それが事業採算性にどう影響すると考えているのか、参考までに教えていただきたい。
 排水路整備事業はわかった。担当技術者を配置できない。社長が技術者で、病気になったとか体調不良で、ペナルティーもあるわけだから普通は考えられない。参考までに業者はどこなのか教えていただきたい。
○建築審査課長 47ページの狭あい道路対策補助金について説明する。改善はいつからやったのかということだが、セットバックするところを個人でやっていただいて、それに対して補助金を出すという制度が今の制度である。改善は、25年度から、これを市が全部舗装するというふうに改善する。
 このPRについては、今までどおり建築士会とか建築事務所協会、または、今までは言っていなかったが、土地家屋士の協会とか関係団体への説明と、確認申請が出てきてセットバックがあったら、そこにこういう制度あるということで周知しようと考えている。
○道路管理課長 47ページの19節、春木川負担金の春木川橋りょう改築工事負担金の再度の質疑で、県の事業なので県で負担をすべきという内容だと思う。県の事業とはいえ、もともとあった橋を同じようにするものであれば、全く負担はないと思うが、何十年も前にかかっていた橋と同じようなことというのは、市民の方々の要望もあるので、難しいと思う。しかし、市川市としても負担金を即廃止ということではなく、これから負担金を支払う妥当性も検討しながら、県に要望していくことは大事だと思う。
○道路建設課長 47ページ、春木川左岸道路負担金について、根拠となると非常に難しいが、春木川はあの幅だと川の左側に3mの管理用通路があれば河川法上はいいとなっているので、千葉県は3mの管理用通路を用意している。ただ、昔の状況を皆さん覚えているかもしれないが、昔の川は左岸側には管理用通路はなかった。それで、左岸側に接している住宅の方は、河川の上に占用橋をかけて建築確認をとったという現状で、昔はほとんど川が見えないで、個人の占用橋だらけだった。それを今回改修して、そういう状態では河川法的にも悪いので、左側に3mの通路ができる。ただ、建築確認をとるとなると、4mないとできないので、買収されて、また1mセットバックすることになるので、市は県と協議して、協力していただく所有者から、市川市道を4mとして将来管理していくことで1m分を買って県に整備していただく。設計とか委託の事務費も県で持ってもらっているので、私どもはあくまで請け負った工事の4分の1を支払って負担金とさせていただいている。何で行うのかという根拠は、申しわけないが、そういう話しかお答えできない。
 春木川調節池越流堤も同じである。もう少し詳細に言うと、昔の川より河川は2mほど左側に行っている。そうすると、今の道路幅は8mか9mでいいのかということになるので、できれば河川の左側に2m寄っていただいた分をプラスして歩道3.5mを確保して、市民が安心、安全に通れる道路を確保したいということで11m道路にした。先ほどから何回も言って申しわけないが、それのグレードアップの費用については県ではなくて市が負担するということで、協定で行っている。
○道路安全課長 道路照明灯等の点検の関係だが、値段の根拠は、おおむね見積もりをしているので、実際に設計するときには国の積算基準があれば、それを使うし、それを引用しながら行いたい。現在のところ、脚立で点検が終わるようなカーブミラーの点検から、高所作業車でガードマンによる交通規制をしながら点検しなければいけない大きな構造物など、さまざまな構造体が延べ1万2,500基で、平均的な数字である。4,000円以下でおさまるところもあれば、1カ所何万円のところもあるということで理解いただきたい。
 それから、点検によってどれくらい不良個所があるかは非常に心配しているが、経験的には1割ぐらいは不良なところがあるのではないかと考える。前回、カーブミラーの点検、道路照明灯の点検も全部はできなかったが、それにしても危険な箇所を発見しているので、そこは速やかに補修していきたいと思っている。
○河川・下水道整備課長 紙敷川が前倒しで整備できないかということだが、先ほど説明した国分川の合流点から下流が武蔵野線までの区間が29年までかかる。24年度からは上流部も並行して整備してもらうようになったが、下流部ができないとそれに接続する水路改修は厳しいところがあるが、その辺は今後、松戸市と協議していきたい。
 2点目の、具体的に辞退した業者は、宮久保5丁目にある株式会社佐藤組である。社長が高齢なのもあり、体調不良で、責任を持って工事施工を監督できないという律儀なことから申し出たのではないかと考えている。
○臨海整備課長 地盤改良に関する質疑である。先ほども申し上げたように、地権者間で今後、協議により実施していきたいということであるので、現状では地盤改良等の積算は実施していない。
○並木まき委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第81号平成24年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第2号)

○並木まき委員長 議案第81号平成24年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道管理課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第82号平成24年度市川市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)

○並木まき委員長 議案第82号平成24年度市川市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○農政課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第87号平成25年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項

○並木まき委員長 議案第87号平成25年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 お手元に配付の審査順序のとおり進めさせていただくので、御了承願いたい。
 まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費及び第7款商工費を一括して説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔雇用労政課長、農業委員会事務局次長、農政課長、臨海整備課長、商工振興課長 説明〕
○並木まき委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数、項目を明示されてから質疑されるようお願いする。
 質疑はないか。
○金子貞作委員 286ページの労働諸費、8節報償費、労働なんでも相談室相談員報償金は減額になっているが、理由は何か。今どういう相談が多くて、解決に向けてどういう流れになっているのか。相談件数、解決状況、相談内容も教えていただきたい。
 289ページ、19節の補助金、雇用促進奨励金、障害者職場実習奨励金が24年度と比べて減っている。今、雇用対策は非常に大事だと思うが、減額の理由と雇用をさらに促進する対策はどういうふうに考えているのか。
 292ページ、農業委員会。全体的に聞くが、農地転用が24年度はどのぐらいあって、どういう理由が多かったのか。今回、農振地域の見直しの請願が出ている。農業従事者のメリットがないという請願で、農振地域を解除してほしいという内容だが、こういう請願が出てきた背景をどういうふうに考えているのか。農業従事者がメリットを感じるような農政になっていくためにはどうしたらいいと考えているのか。
 298ページの農業振興費、13節委託料の市民農園は、賃借料でもあるが、市民農園はふやす方向で考えていると思う。遊休農地の有効活用、また、農家が経営する市民農園の支援についてどういうふうに考えているのか。
 301ページのちばの園芸産地整備支援事業補助金815万3,000円は、市内の園芸農家への支援が盛り込まれた点は非常に評価したいと思う。この金額と、どういう方が補助を受けられるのかという条件について、県の事業とリンクして市川もこういう事業に踏み切ったということだが、県の条件と市川の条件は同じなのか、違うのか。また、対象を何件ぐらい見込んでいるのか。
 300ページの水産業振興費、303ページの東京湾漁業総合対策事業補助金がかなり大幅な減額になった。前年度は2,691万円で、今年度は126万2,000円になっているが、補助金のこれまでの効果と減額の理由は何か。
 307ページの13節委託料でアイ・リンクタウン展望施設管理運営委託料、アイ・リンク情報コーナー管理運営委託料が補正でも減額となっていたが、入場者数の24年度の見込みはどのぐらいなのか。管理費については見直しをすると過去にも答弁されているが、委託料の内容でどういう点が改善されてきているのか。この委託料はどういう効果が出ているのか。
 309ページの19節負担金補助及び交付金は、商店街共同事業補助金が2,584万3,000円で、どういう効果が出ているのか。商店街のいろいろなイベントに使われていると思うが、どういうものが商店街の活性化につながっているのか。25年度の補助金はどういうものに使われていくような申請がされると考えているのか。
 今、コンビニの数が非常にふえているが、私の大野地域でも駅前がコンビニだらけになって、商店街が悲鳴を上げている。コンビニは売り上げにかなり特色を出しているが、コンビニの数は市川でどのぐらいあるのか。その推移がわかれば教えていただきたい。また、商店会には加盟しているのか。
○雇用労政課長 287ページ、第8節報償費の報償金の減額の理由は、労働問題に対する相談で、最終的には国の出先機関の労働基準監督署に相談いただくことになる。その前段の相談を行っている。その前段の窓口として開設しているのは県の労働センターと、市町村では市川市と浦安市が行っているが、労働基準監督署がある船橋や柏ではこの窓口は開設していない。今回見直しに当たって、週2回でも対応できる件数の月10件程度の相談件数で、電話で相談いただく際に、最終的には労働基準監督署であること、窓口としては県の窓口、市川市でも行っているが、毎週水曜日であること。県の場合は毎日、窓口と電話で9時から5時まで、電話だけだと引き続き8時まで行っているという説明をすると、皆さんお急ぎの場合は県のほうに電話をされる。そういう関係もあり、市川市の窓口は夜間2時間、週1回なので、現状の件数を見ると、隔週にしても大きな影響は出ないという判断をして、このような減額に踏み切った。
 相談内容で多いのは、賃金と解雇に対する問題で、その解決の方向は、アドバイスで済んで本人が納得される場合もあるし、最終的には労働基準監督署に持っていかれる話もあると思う。最終的に解決した、しないのところまでは、申しわけないが追っていないのでわからない。
 289ページ、第19節負担金補助及び交付金の減額について、主に雇用促進奨励金の減額の質疑であるが、24年度に比べて減っている理由は、リーマンショック後に国の緊急雇用対策で雇用開拓と私どもの課の所管している補助金のPRを行ってきて、それ以前から並行して、市内の事業所にはこのような奨励金なり補助金制度のPRのパンフレットを法人には送っていた。過去にも雇用環境が落ちた平成16年度には補助金の支出が上がった時期があるが、同様に、ここ3年、申請はふえていたが、数値的には雇用環境が、まだ本格的な改善と言える状況ではないが、少しずつ快方に向かっている。新規求人の率は1倍に達しているので、そういうのも多少影響しているかと思うが、PRは行っているが、申請率が落ちついてきている状況である。
 雇用対策はどのように考えているかということであるが、御存じのとおり、市川市の場合は新卒者の雇用対策に力を入れているが、外部で大規模に行う面接会の予算は2回分確保しているので、引き続きそのような形で雇用対策を考えていきたい。
○農業委員会事務局次長 農地転用について、24年度はどんなものが多いかという質疑であるが、24年度は現在進行中なので、23年度で説明させていただく。23年度の転用状況は、市街化調整区域の場合で申し上げる。合計で48件、4万4,163㎡である。そのうち多いものは駐車場が21件、1万2,948㎡、次に住宅10件、6,613㎡、次に資材置き場2件で2,152㎡という状況である。
○農政課長 農業振興地域指定解除に関する請願の背景を1点目に答えたい。
 農業振興地域は、市川市の場合、大町と大野町の一部約386haを千葉県が農業振興地域と昭和48年に指定している。それを受けて市川市が昭和49年に農業振興地の中で優良な農地約150haを農業区域と指定している。この区域に指定されると、農地以外に利用する場合は農用地区域の指定の解除をしなければならないということで、農転の前にこの手続をやらなければいけない。こういうことにおいて農地を守ってきたという部分はあるが、農家の方から見れば、そういう足かせがあるというデメリットを感じている。そして、農業振興地域であっても、最近の営農環境がかなり厳しくなり、農地作業をする上でも新住民の方が農業振興地域を理解していないという部分もあって、農業がしづらい部分を抱えているのではないかと思っている。私どもにおいても、農業振興地域において農家の方へのメリットを十分にやってこなかった部分があり、今後は市川市で新規補助金を制定するときには、優先順位とか補助率の部分で差をつけていきたい。また、農業振興地域に関して、この地域が農業振興地域であるということを、看板とか自治会を通じてチラシを配布して、新住民の方にも農業振興地域を理解してもらって、営農環境を改善していきたいと考えている。
 続いて、市民農園の考え方について、現在、市民農園は市が管理している部分が市内で10カ所、999区画、3.2haある。地域的に南部が少ないという部分はあるが、市川市としては大体これぐらいの数で当座はいきたいと考えている。今、市川市では補助金を出して、遊休農地対策も含めて、農家の方にも市民農園を経営していただきたいという施策も実施しており、現在、農家が行っている市民農園が3カ所、約200区画あるので、今後はそちらをふやして、市のほうは少し軽減していきたい。地域性もあるが、そう考えている。
 最後に、301ページ、ちばの園芸産地整備支援事業補助金815万3,000円の内容は、園芸施設リフォーム支援事業として、野菜や花卉を栽培しているビニールハウスの改修や張りかえに伴う被覆材及び装備品の導入に関して補助するものである。事業費に関しても757万円で、補助率は、県が4分の1、市が4分の1の2分の1で378万5,000円である。対象農家は、25年度は野菜農家が4軒、花卉農家が1軒で5軒を考えている。これに関しては、県の補助金を使って一緒にやっていくということで、県の補助の要綱等を踏まえて、改修にかかる費用が100万円以上で、大きな改修でないとこの対象にならない。
 また、ちばの園芸産地整備支援事業補助金は、市川市には梨の選果場が殿台と迎米の2カ所にある。この選果場は10年以上経過していることもあり、選果システムや段ボールで箱を組み立てる梨の製函機が老朽化していて、部品等も入らない。その機械の入れかえにかかる費用を支援するということで、殿台の梨選果場の選果システムの導入支援に関しては、事業費が395万円で補助率は県が3分の1、市が3分の1の3分の2で補助金が263万4,000円、迎米の梨組合の選果場の製函機の導入支援が、事業費260万円で、県が3分の1、市が3分の1の補助率で、合計3分の2で173万4,000円の補助金である。
○臨海整備課長 303ページの東京湾漁業総合対策事業補助金について、平成23年度、24年度において、漁場環境を改善する目的で土砂の供給による干潟の底質改善事業を実施した。平成24年度当初予算は2,691万円を計上している。平成25年度はノリ漁場油濁監視事業を実施する予定で、予算は126万2,000円である。これらの23年度、24年度の効果については、平成24年9月に発生した青潮において、貝類がその中でも生き残ったという報告も受けている。この状況については、現在、千葉県で追跡調査中である。
○観光交流推進課長 307ページ、アイ・リンクタウン展望施設の委託料及びアイ・リンクタウン情報コーナーの委託料について、3点の質疑に答える。
 まず、入場者数の推移は、アイ・リンクタウン展望施設においては、平成21年10月からオープンして、2月1日現在でオープンから3年3カ月たっている施設である。1日の平均が、土曜日、日曜日は非常に多く1,000名を超えるが、平日は600名ぐらいで、大体平均で703名の方がいらしている。年度別に実績を見てみると、初年度の21年度は1日平均993名、オープンということで非常に多くの方がいらしたが、22年度は減って1日平均748名、23年度は御承知のように大震災等の影響があり、1日平均583名まで落ち込んだ。そういったことから、アイ・リンクタウン展望施設も来場者数をふやそうということで、情報コーナー等で施設のPRをしている。今のところ平成24年度実績としては、1日平均で652名と回復傾向にあり、県でもそうだが、観光そのものも1回大変落ち込んだが、24年度は徐々に回復している傾向にある。
 情報コーナーは11時から6時まであけているが、本年度の10月28日からオープンして4カ月近く経過している。オープンしてから1月31日までの3カ月間の来場者数の実績は、4万572名であり、1日平均大体466名の方が来場している。ここではドリンク等も販売していて、1日平均で60杯弱のドリンクの売り上げとか、市川のお菓子の「いちかわバラ物語」などの紹介もしており、1日平均大体30個ぐらい売れている。
 続いて、委託料の見直しで、どういうふうに改善したのかである。アイ・リンクタウン展望施設の委託料は、特に総合管理業務委託で長期継続契約をしているが、減額補正により、ことしも大幅に委託料が減額している。こちらは、以前は3名で警備委託をしていたが、2名にして、その分、非常勤の人と勤務体制の見直し等を行い減額して、効果的に施設を管理運営していこうと考えている。
 アイ・リンクタウン情報コーナーの効果は、まだ始まったばかりで検証途中で難しいが、アイ・リンクタウン展望施設の総来場者数は情報コーナーがオープンして、対前年比で約10%上がっているという効果が出ている。したがって、情報コーナーでもいろいろな催し物をして、アイ・リンクタウン展望施設そのものの来場者数も上がっているという効果が出ている。また、こちらの施設は市川市の観光資源とか物産の紹介などを行っていて、地域経済の活性化に資する目的でコーナーを開いているが、特に「いちかわバラ物語」においては、パン菓子商工組合の方に話を伺っても、この「いちかわバラ物語」を始めてから、どちらの店舗でも売り上げが上がっていると聞いていて、少しでも貢献できていると考えている。
○商工振興課長 308ページ、商店街の共同事業のこととコンビニのことである。まず、共同事業については、イベント売り出しと商店街の街路灯に補助をしている。中身と実績は、イベントとか共同事業については25商店会、複数の商店街に対しても市川まつりとかふるさとまつりに出しているのが5商店会、電気料が59商店会、基数は2,231基、駐車場の補助で5商店会に出している。このように町の安心、安全ということで電気料は大事なことだと思っているし、個店ではPRできないので、商店会によって連合になることによってイベントとか共同事業とかの販促活動ができるというメリットもあるのだろうと思っている。また、連合のお祭り等も考えると、ふるさと意識の高揚や地域コミュニティーの創造など、にぎわいづくり等々でも大事なものではないかと思っている。新規にやるという話だが、今回、南八幡商店会、南八幡5丁目商店会、サンロード商店会の3つの商店会でマップをつくる動きがある。サンロード商店会では、駅前のコインパーキングを借りて、駐車場の補助として1時間のチケットの補助をする。また、ひなまつりを今、中山でやっているが、中山参道商店会と奥の若栄会で、複数で地域一体で改善するという形になっている。この辺が新しい補助である。こういう部分を見ると、販促活動で個店を知らせること、個店で買ってもらうことに対するマップ事業とか、大型店は駐車場の補助をしているが、駅前に対しての駐車場の補助が非常に効果があるので、そういう流れに変わってきている。
 コンビニについては、電話帳で見ると191店舗ある。加盟率は、中山参道商店会はローソンも加盟している。行徳駅前とか宮久保のコンビニも入っている。また、もともとオーナーが酒屋からコンビニに変わった方については、もともと商店会員だったので入っていただいている。ただ、今何店というのは把握していない。
○金子貞作委員 農政から聞く。301ページのビニールハウスの支援で100万円以上が対象ということであるが、これは千葉も市川も同じで、ビニールハウスを取りかえるとなると、どのぐらいかかるのか。
 それと、野菜が4軒、花卉が1軒というのは、市のほうでこのぐらいという見込みなのか、それとも事前の予測調査をしているのかどうか。
 農家の話を聞くと、千葉の補助はなかなか使いづらいという話を聞くが、園芸の組合に入っていないと使えないという制約があるのか。この間、農協に相談に行っても、千葉の補助は使えないという話を聞くが、市川もそうなったら本当に使える人がいるのかどうか。千葉と市川で条件をもう少し緩くできないと、使えないとせっかくの補助金も効果が出ないから、その辺がどうなのか。
 商店街でイベントをしたりマップをつくったりいろいろ努力はされているが、空き店舗も減らないし、商店を閉める人がふえているように感じる。商店街のイベントも大事だが、1つ1つの商店が特徴を出して、大型店にも負けないいいものをしっかりつくっていけば買いに来るお客さんもいる。肉屋に聞くと、今までは給食とか老人ホームから注文があったのに、みんな安いものばかりが注文されて、いいものをそろえても最近は注文が来ないという声もあるが、学校給食とか市の福祉施設とか保育園でもっと商店街を利用してもらうような対策も必要だと思うが、その点はどうなのか。商店街全体というよりも、個々の商店が元気を出せば、商店街の活性化になっていくし、後継者もふえてくると思うが、その辺の当局の考えをもう1度聞かせていただきたい。
○農政課長 301ページのちばの園芸産地整備支援事業補助金の再質疑に答える。
 まず、今回、JAを通じて農家の方が、市のほうでこういう事業を考えているということを聞いた中で、実際に上がってきた件数が19人の農家から出ていた。事業費を概算で出してもらって、1件当たりの改修工事費が140万円ぐらいであった。そういう中で、私どもは県の条件と照らし合わせて市でもやっていくという形で、先ほど言った1件当たり100万円の改修工事費を、今回、市も県と同じ条件を使った。あとは、先ほど委員が言われた部分で、県の条件で、もう1つ共販率があって、花卉はいいが、野菜の共販率が2分の1という条件があって、その関係で、19人の農家と相談した結果、要望を上げて、市でもう1回確認をとったとき、中には、まだビニールハウスの資材がもちそうなので、もう少し使いたいという方もいたので減った部分もあるし、先ほど言った改修の費用の関係もあって、現在、要望が出ているのは5軒となっている。
○商工振興課長 商店会を元気にさせる見解というお話である。御指摘のとおり、買い物動向調査とか商店街診断の流れの中でも後継者が決まっていないのが6割程度という結果が出ているのは事実である。そういう流れの中で、魅力ある個店は必要だと考えていて、今回、新規事業でIchikawa商人塾を受けながら、元気のある個店をよく勉強してもらって、より売り出しをちゃんとやってもらう1つのきっかけづくりになればということで立ち上げた。個店が元気になることによってお客さんに来てもらう。また、地域ブランドという形でパン菓子商工組合と和菓子屋、パン屋等に働きかけをしているが、それも各商店会にあるので、その商店街に足を運んでもらう形ができればと考えている。また、回遊性ということだと思うが、歴史などの資源を活用して歴史散策をしてもらった後に、その地域の商店街でお昼を食べてもらったり、和菓子を買って帰ってもらうような仕掛けづくりもしながら、今年度については、何とか足を運んでもらうような施策を打っていきたいと考えている。
 肉屋のお話で、米穀小売商組合などは、お米を学校給食に入れている。野菜、肉は一部だという話を聞いているので、そこら辺についても働きかけができればと思って、前向きに検討したいと思う。
○金子貞作委員 商店街についてはわかった。
 ビニールハウスだが、県の条件はもう1つあるという、その辺の内容をよく聞き取れなかったので、どういう条件が県にあって受けられないということなのか。1件当たり140万円というと、100万円以上であるから、そのほかの条件はクリアできる。そうすると、19人の中で、県の条件でだめだというのは何件ぐらいあるのか。その辺の条件については、市川は都市部で房総のほうとかの大規模なものではないと思う。後継者もいるので、市川らしい使い方を要望していく必要があると思うが、その辺を教えていただきたい。
○農政課長 県の条件は、改修に係る費用が100万円以上と先ほど言ったが、まずこれが1点ある。それから、共選の割合が2分の1以上で、野菜農家の場合、この部分が厳しく、共同で選果して出すという部分が余りない。花をやっている方は全然問題ないが、野菜農家に関しては、この部分がかなりひっかかって難しいとJAから聞いている。その関係で、今回、こういう形で、野菜に関して4軒となってしまった。
○金子貞作委員 県は共同出荷しないとだめである、個人の野菜のビニールハウスは対象にならないということである。市川の場合、そうではない。個人でそれぞれやっている。そうすると、県の補助金は無理だとしても、市川の部分では対象になるのか。市川らしい補助金を検討しないと使いにくいということになる。その点はどう考えているのか、もう1回教えていただきたい。
○農政課長 確かに、県の要綱に準じて市もやっていこうという形で、今回こういう形の件数になってしまった。確かに委員の言われたとおり、市川の農業の場合、共選にこだわると件数が少ないという部分はあるので、今後、そういう部分も検討して、市独自の対応も考えていきたい。
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○並木まき委員長 本日はこれをもって散会する。
午後4時58分散会


平成25年3月5日(火)
午前10時1分開議
○並木まき委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
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○並木まき委員長 議案第87号平成25年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とし、昨日の議事を継続する。
 歳出第5款労働費、第6款農林水産業費及び第7款商工費の質疑を継続するが、質疑答弁に当たっては、ページ数、項目を明示されるようお願いする。
 質疑はないか。
○大場 諭委員 都市農業振興支援事業ということで、298ページ、第6款第1項第3目農業振興費についてである。報償費と需用費、それから委託料とか負担金補助及び交付金の農業振興についてであるが、1点だけ。
 1つは、きのうもあったが、今回請願が出ているが、農振地の指定解除を希望するということで、市川市は典型的な都市近郊農家であるので、特に今後継者がいなくて、あと相続税で土地の維持がなかなかできないというような農家を取り巻く環境は非常に厳しい。私も過去に一般質問をしており、こういった状況を農政課としても認識されていると思うが、こういった声を農業振興に今年度、どういうふうに反映をしていくのか。予算の中でもそれが具体的に入っていれば説明いただきたいと思う。その点だけお願いしたい。
○農政課長 今委員が言われた市川市において都市化の進展とか農業の問題ということで、生産環境の悪化とか、担い手不足という大きな問題を抱えていると思う。本市において、農業を担うべき者の支援という形の中で、299ページ、農業青少年グループ活動育成事業補助金で、農業後継者の方が若手のグループで農業活動をこれからやっていくために講習や学習指導、研修等の活動をしていて、そういう活動グループに対して支援を行っている。こういう事業は以前から行っているが、今後も継続して行っていきたいと考えている。
 それから、やっぱり農家の方も高齢ということで、農作業がなかなか厳しい部分があって、繁忙期にスポット的に農作業を支援する援農隊を2月に発足し、これから実習を兼ねて農家の方に作業できる体制をつくっていくので、援農隊の活動の中で農作業を支援していきたいと考えている。そういう中で、少しでも農業がやりやすい環境をつくっていきたいと考えている。
○大場 諭委員 農振地の問題については、1つ、昨年私も県と話をしたが、これを残すかどうかというのは、やっぱり市川市の意向をかなり重視するという話でもあった。それともう1つは、今話に出たように1つは補助金もあるが、相続税の問題といったことでなかなか維持できないのが現実である。これを放置したことによって、これまで乱開発があって、大町にはかなり大きな墓園ができてしまった。こういう現実を市としては、この農振地の解除という請願についても、相続税で大変苦しんでいて維持ができない、後継者もなかなか育たない中で乱開発を放置しておけば続く。このままではいけないと思うが、具体的にこういったものを防ぐような施策を何か考えておられるのかどうか。その点だけ伺いたい。
○農政課長 農業振興地域があり、これは国の指針に基づき農業振興を図っているエリアということで県が定めており、それを受けて、市川市で優良農地ということで農用地区という部分で、調整区域の上にさらに規制をかけさせていただき、乱開発の1つの抑止力という部分になっていると思う。市川市としては、基本的にそういう部分は今後も継続していきたいと考えている。ただ、今回、請願があり、農業地区の見直しという部分に関しては、ある程度農家の方の意向も踏まえながら対応していきたいと考えている。乱開発に関しては、農用地区の制度の中で対応しているのかと思っている。
 また、相続税等に関しては、市川市というわけにはなかなかいかないので、今後、国にその部分に関してはお願いしていきたいと考えている。
○大場 諭委員 わかった。相続税については確かに国の問題である。
 今首都圏で、特に東京都の農地を持つ練馬区とか、都下では国に働きかけて、相続税の問題は、都市近郊農家として何か大きな法改正をしてほしいということがあるので、ぜひ市川市としても声を上げていただきたいと思う。それだけ指摘をして終わる。
○鈴木啓一委員 まず、金子貞作委員が言っていた農地転用はちゃんとやっているのか。前は柏井の調整区域を駐車場にして、その後墓地にしているでしょう、覚えているか。柏井は墓地の山だと言われたんだよね。宮久保の上の右側にある所願寺が絡んで、私が見に行こうと言ったら、大変だよ。先生お茶飲んでいってくださいよ。私が、おいしいものがないとあれだよなと言ったら、おいしいものも用意してある。みんな役所の人と通じているのか。私が行くというのがわかっている。だから農地転用というのは、いろんなそういうのがある面では絡んでいる。
 それから、今の市川学園が建つときに見に行ったら、もう調整区域にコンクリートを張ってしまっている。工作機械も置いてあるし、ダンプが入ってくるカーブの道路までアスファルトを敷いてしまっている。そのとき京成建設、市川学園のみんな等、お歴々が来て、何とか認めてくださいと。認められない。事後承諾では困る。そのときも農業委員会に申請していない。農業委員会もなめられている。そのときどうしたか知っているか、校舎の前の建設機械を置いておいた調整区域にアスファルトを張った。原状回復だ。何百万円かかってもこっちには関係ない。きちっとした対応をしてくれないのでは困る。こういうのはいっぱいある。農業委員はその地域から選ばれているから、例えばその地域の親玉が管理していて、その親玉の中に入っている人に、認めてくださいよと言われると何も言えない。農業委員会が2人ずつ現地視察しているときにきちっとやらない限りはうまくいかない。何でそれを言うかというと、見に行くと生産緑地に税金を安くしていて、それで草ぼうぼうだ。隣の家はきちっと耕作している。害虫に入られて、みんなやられてしまう。
 なぜ言うかというと、金子貞作委員のときに、平成23年度に農地転用をやったのが48件あって、そのうち半分近くの21件が駐車場で、悪いやつはみんなこれをやる。墓地をつくる前に駐車場にしてしまう。それでほとぼりが冷めたら墓地にする。それで大もうけする。この点、今農業委員を誰がやっているかは知らないけれども、農業委員会に強いのが出ていかないと全然だめなんだよ。だってその後、事後承諾は認めないというんで、事前に農業委員会に行かないと許可が出ないで余計お金がかかると知れ渡って、正常に戻った。今農業委員会、この点についてどういうことがあるか。こういうのはいっぱいあるんだよ。まず、その農地転用のことについて伺いたい。
 それから、229ページ、市民農園。
 これも市民農園はドイツのは広いし、そこに泊まれるきちっとした耕作機も置ける立派な小屋だ。私もその当時、寒川さんは行ったかな、岩井さん、金子正さん、みんな行った。すごいんだよ。自分の敷地の中にそれを建てろなんて私は言わないが、そういうみんながお茶を飲めるような小屋を建てる方向で、もうちょっと市川の市民農園をいい方向でやってもらえないかな。露天だから何か1つ工夫を凝らしてやってもらいたいと思うが、方向性を聞かせていただきたい。
 それから、301ページ、梨もそうなんだけれども、いい梨はみんな築地の料亭に持っていかれる。俺が1期生や2期生のときはそうだった。補助金は市川市からもらっていながら、いい梨はみんな築地の料亭に持っていかれてどうなってんだと言って、その後、議員にいい梨が配られた。今何もない。本当に助成金ばっかり出したって、我々こうやっていろいろやったって今何をやっているのかなと思う。それで、梨のときには路地でもこうやって、それから梨農家が自分のところの前、道路際で売っている。あれは市川市民にもっと安く分けていいのではないか。補助金や梨の選果場の助成金までもらっていて、もっと市川市民に還元するような方策を何か考えてもらわないとおかしいと思う。その点、聞かせていただきたい。だって、自分の梨を農家の前でさばいているだけだったら通りすがりの人と同じ。やっぱり市川市のブランドとして助成金も出ているんだから、その何分の幾つかは市民にきちっと還元できる方向で農政も行っていただきたい。
 それから、同じページの市川市魚食文化フォーラム実行委員会負担金60万円。せめて、ここの常任委員会の委員には魚食文化フォーラムの招待があってもいいのではないか。何でそれを言うかというと、我々審議していても、魚食文化フォーラムはどういう人で、どういう方向でやっているか知らない人が多い。私は何回も、先生ちょっと見に来てくださいよ、せっかく我々しっかりやっているんだからといって昔声をかけられた。私はそういうことも言ったのに、並木委員長も、越川副委員長も行ったことがないと思う。魚のさばき方とかいろいろやっている。だから、せめてこの建設経済委員会にはと前にも言ったことがあると思うが、全然こっちからこっちで知らんぷり。知らんぷりしているともっと怒る。経済部長もいる。経済部長が担当だったんだよ。前は、経済部長が常任委員会の人たちにみんな声をかけて、健康福祉委員会は新年会に老人連合会のもみんな招待する。昔は県会と国会議員しか招待しないんだ。県会議員、国会議員なんて関係ないだろうと、俺らが予算をきちっと審議しているのに、我々を呼んであいつら外すべきではないのと怒って外した。今、市会議員だけ。だめだよ本当に。これはもう経済部長に聞きたい。
 ノリもそうだ。水産業だって、もう腹がねじれちゃう。水産業は予算ばかり取って、我々に何もない。何があるのか。こんな長く議員やっているが、水産施設も私は見たことがない。私からすると金食い虫だよ。漁協の整備とか、何とか機械を入れて整備とか、古くなったとか、その機械が入った後も全然知らない。これは水産は誰がやっているの、行徳支所。これは所管を今度変えなければだめだ。
 それから、309ページ、花火大会。花火大会はいつも経済部に大変な思いでやっていただいて、市民が喜んでいる。3,500万円、負担金は江戸川が3分の2だから3分の1で、この課題をちょっと聞きたい。
 それから、同じページの補助金で商店街共同事業補助金、これはちょっと固有名詞を挙げるが、何で固有名詞を挙げるかというと行徳かもねぎ商店会で共同でそういうイベントを弁天公園でやっている。あれはもう本当にすごい繁栄で、年々市民にも浸透して、8月にやる。そこの確認の意味で、補助金はどうなっているか。
○農業委員会事務局次長 農地転用の関係であるが、御案内のとおり市街化区域の農地転用については、農業委員会に届け出をすればそれで済むが、市街化調整区域については、許可申請は農業委員会で行うが、転用許可については知事のほうで県で行っている。農業委員会としては、出された申請書について許可すべきかどうかなど意見書を付して、知事に送付するような業務を行っているところである。
 そこで、委員御指摘の農地転用の申請をしたときに、農業委員の調査班が現地調査に行ったところ、工事用のトラックが通行できるように舗装がされていた。平成11年ころのお話だと思うが、こういうことがあったということは聞いている。農業委員会としては、許可自体は県であるが、例えば他法令違反、都市計画法違反の場合については関係各課とも協議しながら、原状回復等々を含めて、もちろん県とも相談の上で指導をしているところである。
 今回の案件については、搬入路の部分を事前に舗装していた。農地法について理解が足らなくて、こういうような案件が何件かある。他法令違反については原状回復ということは指導していかなければならないと思うが、それ以外のものについては、ある程度許容範囲のものもあると考えているので、始末書をとって、今後こういうことがないよう制約を出していただいて、許可していることで事務を進めているところである。
○農政課長 まず市民農園についてお答えする。市民農園については、農家の方から農地を借りているということで、どうしてもいつ返還という部分もあるので、これまで施設はつくってこなかった。今後、共有区間に花壇などを設置して、きれいな市民農園を目指していきたいと考えている。
 次に、梨の市民への還元についてであるが、これまでも学校給食で市内の小中学校の生徒に、年2回ほど安く梨を納めさせてもらっている。また、学校の社会見学の中で選果場に来たり、そういう部分の協力はこれまでもやってきていた。今後、また市民への還元について、JAと相談して検討していきたいと考えている。
○臨海整備課長 ただいまの市川市魚食文化フォーラムの件について、私からお答えさせていただく。名称は市川市魚食文化フォーラム実行委員会が進行をしている。これの内容については、まず参加団体であるが、関係者としては生産者、そして小売業者、消費者、行政等で構成している。この魚食文化フォーラム実行委員会をこれらのメンバーで組織しており、市川市内の水産業への理解及び水産物の消費拡大を図るものである。
 具体的な事業の内容としては、魚のさばき方教室、それから地場産の水産物を使った料理教室、学校給食への生ノリの提供、あるいはその他イベントの地場産水産物の販売などである。特にイベントとしては、市民まつりでのノリや貝類の販売も実施している。本事業の周知、PRについては市の「広報いちかわ」とか、ホームページで周知している状況である。
○観光交流推進課長 309ページの花火大会のことについての課題はどういうことかという質疑についてお答えする。
 この花火大会は、今年度は第28回で、一昨年は中止になってしまったが昨年開催させていただいた。非常に市民の方にも好評で、ことしもすばらしい花火が上がったといろいろなところから意見をいただいている。観客動員数も市川市で49万人、江戸川で90万人と合わせて139万人ということで、非常に多くの市民とか周辺の方がいらっしゃるイベントになっている。課題とすると、こちらは市からの負担金もあるが、企業等からの協賛金を非常に必要としており、例年、ことしの決算であると1,600万円ほどの協賛をいただいているが、景気の変動により協賛の額が上がったり下がったりするということで、その歳入が非常に不安定な部分がある。そういったことで、警備等、いろいろな設営等にも非常にお金がかかるので、それを何とか捻出していくことが今後の課題であると考えている。
 それからもう1つ、周辺の環境整備であるが、やはり江戸川の河川敷でやるので、駅からそちらまで向かう間に幾つもの動線を分けてやっているということから、また周辺の地域の商店会の方とか、自治会の方にもいろいろと御迷惑をおかけしているが、ごみの対策といったことにも今後配慮していきたいと考えている。
○商工振興課長 同じく309ページ、共同事業について説明する。先ほど委員から質疑があったかもねぎ祭りについては、行徳駅前商店会と行徳かもねぎ商店会の複数でやっている。この共同事業であるが、単独と複数という形で補助金を出していて、連合したほうが大きいお祭りができたりとか、売り出しができるというメリットで補助金の目的として構成をしている。金額については、これは総事業費の30%、あとは1商店会当たり1万円という計算をして、金額は56万円を今年度も予算計上しているところである。
○鈴木啓一委員 行徳駅前商店会と行徳かもねぎ商店会、その金額は変わっていないということで了解した。商工振興課長にも来てもらっている。よろしくお願いしたいと思う。
 それから、魚食フォーラム、質疑をはぐらかしてはだめだ。内容とかは聞いてない。魚食フォーラムの案内状が建設経済委員に対してあっていいのではないかとみんな言っている。9人しかいないんだから、そのぐらいの配慮があっていいのではないか。自分たちの責任で、行政のやっているのを、魚食フォーラムはよくやっていると議員に知らしめて、我々みんな市民から選ばれて来ているんだから、仲間内でやっていてそれで終わりではだめだ。そこのところをもう1回。
 それから、梨が給食、何を言っているのか。そんなこと言うと怒る。タケノコはどうするのか。タケノコは、学校給食に納めている中小の小売店が栄養士に、農協にタケノコをとりに行ってくださいと言われて、とりに行ったら、小中学校に納めてくださいということで、これは誰がもうけるのか。中小の小売店は店を閉めて配達に行く。農協にタケノコをとりに行って、そのタケノコを栄養士に言われて学校に納める。小売店は何ももうけがない。ただ運搬するだけ。そんなことをやらせていいのかと私は怒った。誰が見たってそんなのおかしい。栄養士がもうけているのか、農協がもうけているのか。それが問題になった。京都のタケノコは毛皮をかぶって、みずみずしくてすごいんだよ。市川のタケノコは裸で毛皮をかぶっていない。だから1日か2日すると水が抜けてしまって食べられなくなってしまう。なぜかというと農地改良をやっていないから。京都はもう長年やっている。
 市場に卸せない。なぜかというと不ぞろいだから。全部そろっているのを箱に入れないと売れない。だから地産地消で学校給食に持っていくしかない。だから私は、それだったら運搬は栄養士を使って農協でやれと言ったんだ。栄養士を雇っているのは教育委員会の保健体育課だから、私は保健体育課がやっていたと思っていたんだよ。そうしたら保健体育課長は冗談じゃない、そんなの先生やれない、農水産課がやっているのではないかと言う。農水産課に電話した。課長のところでやっているのと言ったら、うちでやらせてもらっている。おかしい。経済部長が市場の活性化のために市場を通してやってくださいと言うのに相反する。それで頭抱えた。だから梨のことを学校給食とか言わないで、市民にうまく還元できるように、こういうお金を選果場の設備改善とかいろいろするんだから、少し大なたを振るっていただきたい。そこのところの決意だけ聞く。
 花火はよろしくお願いする。
 それから、商店街はもう言った。確認だけする。里見公園がある。ほかのところはどこでも、何々観光協会桜まつりと六角看板か何かでやるんだよ。あそこに市川市民が相当訪れたり、近郊からも訪れるのだから、観光協会のあり方として看板の設置を前にもお願いしたことがある。
○臨海整備課長 魚食文化フォーラムについてである。本常任委員会への周知、御招待というお話であるが、この案内等については今後検討してまいりたいと考えている。
○農政課長 市川の梨についてであるが、地域ブランドである市川の梨をより多くの市民の方に親しんでいただけるよう、イベントなどで市内で配付することなども考えていきたいと思っている。
○観光交流推進課長 花火大会もそうであるが、やはり市内で行われるお祭り等をPRしていきたいと思っているので、看板等もPRの手段として検討して、今後進めていきたいと思っている。
○鈴木啓一委員 魚食フォーラム、課長がそんなこと言っていると怒る。前に案内があって、今ないのはおかしいと言っている。検討ではない。私はこの常任委員会はこれで終わりだから、次回はない。でも私は、議員の立場で、次期の建設経済委員会の委員にも関係があるから言っているだけの話で、何を検討するのか。話にならない。主任に聞いているのではない。魚食フォーラムの担当のトップが何言っているのか。
 それから次に梨。通り一遍だったら私がそっちに座るよ。学校給食とかではなくて、市民に還元する方法を少し考えなさいと言っている。梨は市のを使っているので、船橋のを使っていたらこんなことは言わない。もう1回。
 それから、看板は設置するのではないのか、検討だか何だか、もう1回。
○臨海整備課長 以前にそのような御招待をこの常任委員会に案内していたという話であるので、私は存じていないので大変申しわけなく思うが、その辺についても確認をさせていただき招待について再度考えさせていただきたい。よろしくお願いしたい。
○行徳支所長 ただいまの御指摘であが、この魚食フォーラムは実行委員会を中心に行っているので、私どものほうからこうした意見があったということも含めてお話し申し上げて、招待状を贈り御招待申し上げるような形で進めてまいりたいと思うので、よろしくお願いしたい。
○農政課長 市川の梨についてであるが、市民の皆様に市内の直売所で安く購入できる方法などもJAと一緒に考えていきたいと考えている。
○観光交流推進課長 看板の件であるが、もう既に発注はしており、ことしのお祭り等ではなるべく早く出したいと考えている。
○鈴木啓一委員 委員長、何回もこうやらないとだめではなく、検討ではなくて発注していると言えばいい。いい答弁である。それから農政課長もそれをお願いする。
 それから魚食フォーラムで、さすがトップの行徳支所長で、臨海部でも何でもそうだけれども、自分たちがやっているものを議員の皆さんに理解してもらって、我々はこれだけきちっとやっているというところを見せるのが一番である。それが皆さんの理解に通ずる。よろしくお願いする。
○寒川一郎委員 1点、307ページの委託料の中での地域ブランドの活性化のことである。いろいろと梨とか、今度はまたバラの和菓子とか洋菓子とか、そういうブランドのをやっておられるようであるが、私、先日ある会で梨シャンパンというシャンパンをいただいた。これは市川かなと思ったら、実はそのときに鎌ヶ谷の農水産課の方が来ていて、これは鎌ヶ谷の梨の豊水を山梨のメルシャンに持って行って、つくってもらっているんだという話をされた。それで、ある人にきょうはお祝いの会だから飲んでくださいと、1本持ってきたという話をされていて、先ほど鈴木委員も言っていたように、市川の梨は高いというのがあるから、鎌ヶ谷だと安いし、商売であるからいろんなことを考えながら使っているのかなという感じがしたわけである。白井では梨のワインをつくっているとかということもあるが、市川市でも今までワインだとかシャンパンとかの活性化の委託をされているところでそういう話が出たのか。そしてまた、それに対して私たちもこれからいろんなところへ視察に行くわけであるが、そういうときには市川のバラのお菓子を持って行って宣伝するとか、職員の方もそうであるが、こういうものはみんな一緒になってやっていかないと、ただできましたというだけでは1つもPRにならないと思うが、そういうことに関してちょっとお尋ねする。これからのこのブランドの活性化についてどう考えているか。
○商工振興課長 307ページの地域ブランド活性化事業についてお答えする。これまで委託料でやっているのはちょうど3年であるが、当初は国体にあわせて梨のPRということで1年目はやった。2年目は、市川の魚ということで、買い物動向調査で市川の魚屋さんを8割の方が知らなくて、大体スーパーに買い物に行くので、市川の魚屋さんを知ってもらおうということで、市川で漁協を持っているので、市川漁港から魚を持って行ってPRしたという経緯がある。3年目は、今度はバラ物語ということで市川の市民の花のバラをテーマに、パン菓子商工組合とか商工会議所の協力を得て行っている。
 梨の場合、ちょっと単価が高いので、逆に和菓子だと単価が安い、通年を通して使えるということで、どちらかというと梨は季節を限定されるけれども、もなかは1年間使えるので、お土産とかそういう形でやっていけるのではないかということで協議をしながら、お土産づくりということでチャレンジしたものである。今年度、新年度事業についても同様であるが、市川の梨も含め、またバラも含めて、ちょうど1年間PR活動ということでやっていきたいと考えている。逆に言うと、それを議員の皆様にも持って行っていただければと思うし、45階でバラのもなかを紹介しているので、いろんな場所を使いながらPRをして、市川の地域ブランドを発信できればと考えているところである。
○寒川一郎委員 わかった。先ほど申し上げたように、鎌ヶ谷の農水産課の方がそういう会場に来てPRしているということを聞いて、それぐらい市川市も職員の方もどこに行ってもPRするような形で、私たちも先ほど言ったように、視察でいろんなところに行ったときには市川のこういうものができたというPRをして、皆さん方も1人1人市川市の者だという認識を持ってやっていただきたい。これはお願いしておく。
○越川雅史副委員長 自分も2点ほど、梨と花火大会である。ページをひもづけるのであれば300ページ、301ページの農業振興費の補助金のところと、306、307ページ、寒川委員と同じで商工業振興費の委託料になると思うが、ちょうど1年前の一般質問で、東日本大震災で被災して避難されている方がいるんだから、市川の梨を全国に発信するとふだんから言うのだったら、そういう人たちに食べてもらって、それぞれの地域に戻って、市川で食べた梨はおいしかったと宣伝してもらえばいいのではないかという話を去年したのに、聞いたら食べさせていないということで、企画部に頼んでもやってくれなかった。結局地域ブランドを活性化するとか梨を全国に発信するというんだったら、何でそれが去年できなかったのか。できなかったことはいいので、ことしはやってくれるのか。どっちだということではなくて、農政課にも商工振興課にも答弁いただきたいと思う。
 あと花火大会、308、309ページの負担金補助及び交付金のところで、ごみが課題みたいな通り一辺倒な答弁があったが、ちゃんと説明したほうがいいと思う。花火大会の効果についても、去年で言うと、例えばバルと連動してやったとか、ローゼンハイムの人たちを迎えてやったとか、被災者の人たちを招待したとか、そういうのをやっているわけだから、ことしの花火大会でそういう何かと連動させるとかあれば言っていただきたいと思うし、ごみのことも、去年僕は一般質問で言って、全員に袋を持たせようと立っている職員全員に袋を持たせて回収したから、従前よりもごみの回収については格段によくなったみたいな話があったが、さっきの答弁だとそんなこと確認できなくて、そこら辺をちゃんと説明してほしいと思う。以上、大きく2点である。
○農政課長 先ほどの被災者の方の梨の部分であるが、今年度被災している方に私どもとしては、ふれあい農園でサツマイモの苗を市民の方に植えていただいて収穫という案内をさせていただき、3組の方に参加をしていただいた。あとは、体験農園で野菜の畝を提供して、そこに野菜をつくってもらう作業を被災者の方に案内させていただいて、収穫という部分で、梨ではなかったが、市川のサツマイモと野菜に関して、参加をしていただいた。梨についても、きょうお話があったので、今後検討していきたいと考えている。
○商工振興課長 被災者支援ということで説明申し上げるが、平成23年は笑顔まつりに招待している。24年については屋台村に招待して案内しているところである。今後のPRということであるが、観光交流推進課と協議しながら、対外的にも積極的にPRするようにしていきたいと思う。
○観光交流推進課長 花火大会の質疑についてお答えする。効果ということで、ただいま委員から指摘があったが、昨年はごみの問題で職員にごみの袋を持って回収するようにしたりとか、また花火大会についても、その前に復活祭ということで大々的にやり、非常に多くの市民の方から喜びの声をいただいている。ただ、このごみの問題もそうであるが、1回こっきりということでは、また同じような問題が出てしまうので、このことについては続けて地域の環境の整備に配慮しながら、花火大会を進めていきたいと考えている。また、アイ・リンクで花火大会の特別観覧等もしているが、その辺の事業についても、やはり地域に還元するということとか、地域経済の活性化に資することも観点に置きながら、効果を持った大会になるよう花火大会を今後も続けていきたいと考えている。
○並木まき委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 次に移る。
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○並木まき委員長 次に、歳出第8款土木費第1項土木管理費及び第2項道路橋りょう費を一括して説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明を願いたい。
〔建築指導課長、建築審査課長、道路管理課長、道路安全課長、道路建設課長、自転車対策課長 説明〕
○並木まき委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数と項目を明示されてから質疑されるようお願いする。
 質疑はないか。
○稲葉健二委員 321ページ、先ほど説明いただいた本八幡駅北口A地区市街地の道路の件だが、内容はわかったが、もう少し具体的に教えてもらいたい。どういう道路の部分に、どういうお金をかけて、どういうふうにつくるか詳細に聞かせていただきたい。
 続いて、323ページの道路橋りょう維持費の中の13節の委託料、道路清掃等委託料だが、この清掃は道路の清掃を民間委託していると思うが、その委託先は指名競争入札等で市内業者を当然育成することと、プラスいろいろ話を聞いていると、この間放射能の際には、放射能の出た部分の汚泥とかそういうものの処分とかいろいろ困ったり、いざというときに応援とか無理を聞いてもらえるようなことも含めて考えて市内業者を育成したり、日ごろからコミュニケーションがとれるようなことについての考え方も聞かせてほしい。
 続いて、工事請負費の補修工事費であるが、本庁管内分1億6,000万円と支所管内で5,000万円。これは補修工事費であろうが、この金額で足りているのか。いろいろ要望とかが多く出たりしてなかなかお金がつきづらかったり、残りが足りなかったりしやすいので、この予算計上で終息できるのか。考え方を1度お聞かせいただきたい。
 続いて329ページ、交通対策費の中の委託料の自転車対策関係業務委託料は、自転車の駐輪指導員のお金と、プラスその下に使用料で自転車等駐車場等の賃借料がある。トータルで自転車対策にかかる費用を教えてほしいのと、プラス受益者からいただいている駐輪場の使用料の収入等を含めて、その差額は税金で負担している金額になると思うが、その金額を含めてお知らせいただきたい。あと、その下の鉄道駅エレベーター等整備事業補助金の京成八幡駅のエレベーター補助金をもう少し詳しく教えていただきたい。
○道路管理課長 それでは、ただいま質疑いただいた321ページの19節負担金補助及び交付金で、本八幡駅北口A地区市街地再開発事業の8,500万8,000円のもう少し細かい内訳である。地区の中にできる新しい市道2439号という道路があり、幅が6m、長さが114mの新設道路になっている。道路の構造としては車道と歩道、その下に排水溝、道路照明灯が主な設備になっているが、車道舗装も通常の車道舗装と違って、簡単に言うと少しおしゃれ感を持ったもので多少金額が高くなっている。また、歩道舗装にしても従来の歩道と形態が違っており、インターロッキング型のかなりおしゃれな歩道を考えている。また、排水溝においては、よく道路の両側にある道路側溝とは違い、これも表面に溝が余り出ないような、非常におしゃれな形の側溝を設備するようになっている。残りは道路照明灯であるが10基。変圧器が設置された単独型の照明灯で、これも通常の照明灯と違い、かなりグレードが上がったおしゃれな照明灯を設置する形になっている。トータルで市川市道路交通部で負担する金額が、今回当初として計上する8,500万円近くになる。
○道路安全課長 道路安全課では2点のご質疑にお答えする。まず2番目の道路清掃等の民間委託業者についてである。これまでも市内業者を優先に考えた指名を行っている。特に東日本大震災においても、液状化の土砂の撤去、あるいはその後の側溝の清掃を要望する方々の対応ということでは、他県、あるいは他市からの応援といってもなかなかできない。また、市内の業者の育成を基本に置いて、今後も対応してまいりたいと考えている。
 3点目の舗装補修工事である。これは本庁管内、そして行徳支所管内、市内全域727㎞の舗装を維持管理するものであるが、要望は確かにたくさんある。そして、これで終息するのかというお話であったが、十分とは言えないが、最低限まず市民の皆様に安全に利用していただくという緊急性を踏まえた中での優先順位を決めて対応している。今後も特定財源を含めた形の中で、もしそういうものがあれば大いに活用し、舗装補修に努めてまいりたいと考えている。
○自転車対策課長 329ページの委託料、賃借料に関する質疑である。まず、自転車対策に要する歳出の総額が7億1,565万7,000円、それと相対する歳入の総額が5億1,652万8,000円、差額が1億9,912万9,000円である。
○交通計画課長 329ページ、19節負担金補助及び交付金の中の鉄道駅エレベーター等整備事業補助金について、もう少し詳細を教えてほしいということである。京成八幡駅については、今回、耐震補修工事とバリアフリーに関する工事を行うことになっている。工事の内容については、まず改札の改修に伴い入ったところが広くなるが、入ったところにエレベーターを1基設置する。それと車椅子、あるいは乳母車にも対応できるような多機能トイレを設置することになっている。
 次に、事業費の観点からお話しすると、総事業費が8,098万5,000円である。そのうち市が3分の1、国が3分の1、事業者が3分の1の負担で事業を行う。
○稲葉健二委員 まず最初から、市道2439号の新設であるが、おしゃれなのができそうであるが、これは京成の本社前に改めてできる真ん中のところを抜けていく道路のことでいいのか。要するに中央通り、市川柏線のところからA地区へ入っていって、向こうの行徳街道の真っすぐ行ったジェイホテルへ抜けられるところという前提でいく。問題は、きれいな道路ができるのは非常にいいことだと思うが、京成八幡駅に人をおろすために駐車したり、駅からおりる人を待つために駐車する車がふえたり、あそこを抜けていって八幡小の前の通りに出る車が発生したり、こういうことが今度は可能になるというのが地元の懸念していることである。そこに対してもちろん全ての車をオミットできるわけではないし、6mのいい道路ができる分だけ逆に車を呼び込んでしまったり、今でもA地区のところに電車から帰ってくる人が待っていたりとか、不法駐車があったりする状況が結構出る。今後、そこら辺の対策も含めて新設道路に対して考えていかないといけないと思っているので、その部分の考え方だけ聞かせていただきたい。
 続いて、道路の清掃のほうはわかった。いざというときのためにも、別につるむとかそういうことではなくて、ぜひそういう業者とお互いの信頼関係と相互補助ができるような形をとらないと、安いけれども、遠い業者が来て、いざというときは来てくれなかったら困ることだし、ただ市内業者には高いということではなくて、ちゃんと調整ができれば全く問題ないと思うので、その辺はよろしくお願いする。
 道路の舗装補修工事費、今、課長がお話しされたように、絶対に完全に足りるとは思わないが、ただ問題は優先順位の考え方が、例えば命に別状があるのか、ここの穴をふさがないときっと危ないだろうという判断は主観の判断だろうと思う。そこら辺が今後どうしていく順番というか、その考え方だけ1点聞かせていただきたい。
 あともう1つ、駐輪場のこと。歳出でトータルで2億円近い税金を使っていることになるわけで、別にそれを否定することではないが、ただ今後、例えば税収が少なくなったり総合的に市川市の歳入が少ない中で利用者の使用料を上げていく、そういうことを例えば経営会議もそうだし、事業仕分けで考えていって、応分の負担をちゃんともらうという案分比率ではないが、2億円という金額が必ずいいものなのか、これでも少ないものなのか、もう少し利用者から負担金をもらったほうがいいのではないかということを考えていくスタンスを、その1点だけ聞かせていただきたい。
 あと京成のエレベーターの件は、今までエスカレーターしかないところに、エレベーターがホームにできるという考えでいいのか。それは、今の京成のホームを入ったところから真っすぐ下におりられる。初めてエレベーターができるということでいいのか。ただ依然として、駅の向こう側のクリーニング屋さんのほうから上がるしか今現在エレベーターはないわけで、そこから行ってホームにおりるしか方法はない。そうした場合に、今度京成の本社が来たときに、本社のエレベーターと改札に行くために連動はするのか。京成本社側のエレベーターでホームに行くにはどういうスタンスをとればいいか教えていただきたい。
○道路管理課長 先ほどの新設道路の質疑である。本八幡の交差点から左に入っていくところから、最終的には京成の今ある八幡小に行くクランクに入っていくが、基本的にここは一方通行となり、もちろん歩車道の分離も舗装の色分け、またブロック等で分ける。それと、京成八幡駅からおりた人が一旦入れるような駅だまりというスペースも確保している。そしてまた、タクシー乗り場とかもポケット帯として確保してある。また、曲がり曲がりにはハンプというゆったりと上がってゆったりと下がるような形状の構造をつくり、車両もスピードが出せない状態で、常に徐行で通行する形を考えている。また、舗装に関してはさっきも申したが、歩車道と分離でカラー舗装をふんだんに使い、安全に留意するような路面標示をしていく。
○道路安全課長 それでは、323ページの補修工事費の限られた財源の中での優先順番の考え方ということで、私どもとしては本庁管内、支所管内全て、市川市全域、危険性のあるものの回避は優先すべきであると考えている。次には早期に補修することによって長持ちさせることができる箇所は当然要望も多いが、そういったところから要望が来ているので、早期に補修することによって長持ちさせると考えている。
○自転車対策課長 駐輪場の使用料の件である。駐輪場の使用料は以前の話をさせていただくが、平成4年まで全ての駐輪場が無料であったものを平成5年に一律1,050円の使用料体系にして、その後平成15年に現在の1種から5種という種別ごとの料金体系にさせていただいた。その後平成24年に本八幡駅近辺に6種の新しい形態の駐輪場をオープンさせていただいた。こういった形で、順次使用料は見直しはさせていただいているが、行財政改革の一連の流れもあるので、使用料に関してはこの1から6種類の料金体系も含める形で見直しを進めさせていただきたいと思っている。
○交通計画課長 京成八幡駅と京成本社が連絡橋で結ばれることになるが、改札階と同じ高さで本社に向けたところにエレベーターがつくと聞いているので、段差がない形で連絡できるものと考えている。
○稲葉健二委員 それではまとめさせていただく。
 最初の道路の件は、要望ということよりも地元に危険のないように、例えば指導員がどうつくのか、その辺はまだわからないが、道路ができることでの便利さと、逆に今度はプラスアルファの何かを生んでは困るので、その辺を含めてよく考えていただければありがたいと思う。
 続いて、道路の補修費、今言われたように危険とか早期対応とか、もちろん判断をされてなるべく限りある財源だが、一番要望の多い道路の部分であろうから、その辺も含めて今後考えていただければありがたいと思う。
 自転車対策であるが、今言われたように現在の1種から5種を決めたのが一番最後に検討された15年であるから、もう9年はたっているということだろうし、プラス一般の人からの意見は、自転車に使うお金をどうというよりも使っていない人の税金も使っているという意見になってしまう。それには応分の負担がそこにあったりすることとか、見直したりするという市民の方の納得できるような検討はいろいろ必要なのかなと思うので、そこだけはお願いする。
 それと最後に、エレベーターであるが、これでやっとホームにもエレベーターで行けると思うが、ただ、さっき言ったように結局踏切の手前側、本八幡駅寄りのほうは、今の状況からは、すっと行って、すっと上がって、すっとホームにベビーカーの人が行かれるかとか、そこだけができ上がってしまう部分もそうだが、トータルでバリアフリーになかなかならなかったり、そこはできても今のエレベーターのスタイルだと、結局、都営地下鉄には多分入れない。今の感覚で言うと、1個1個が別々にでき上がって、トータルで動いていないような雰囲気のエレベーターである。だから、そこら辺も今後使いやすかったりするので、あとは宣伝というか、よくベビーカーの人がどう行っていいかわからなかったり、周りでいろいろ告知したり、そういうところも京成と打ち合わせて進めていただければ、周りの人がわかりやすく使えるようにしてもらいたいと思う。
○鈴木啓一委員 4点ほど。319ページ、13節委託料の中で法定外公共物等維持管理委託料の内容について。それから321ページ、A地区。いよいよA地区の住宅棟、京成本社完成である。そのあと4階建ての商業棟が行徳街道から線路に向かって、行徳のほうから行くと右側になるんだけれども、ただ市川のインターロッキングの色は悪い。もうちょっときらびやかに、おしゃれな町なんだから、特に都営10号線の始発駅で、京成線も1分で地下で結ばれるし、JRも二、三分だから、周りは本当におしゃれな町になる。4階建てがみんな入れば、A地区はすごくよくなると思う。その点、市川の昔の商工会議所のところを現地視察をしたが、あの色は余りよくないので、車道と特に歩道。
 それから、あそこのところは当初予算だからあれだけれども、A地区の4階建ての商業棟のビルはそのままか、ちょっと下げるのか、歩道を広くとるのか、そこのところだけ教えていただきたい。
 それから325ページ、電気工作物等移設補償金、さっきちょっと聞き逃したが、電柱を10本と言ったか、確認の意味で、どの辺の電柱を10本なのか教えていただきたい。
 最後、329ページ、交通安全母の会補助金9万円。これは交通安全母の会は道路交通部のか。何か道路交通部で10万円ぶった切って、市民から300円ずつ取ってというのと違うのか。実は、交通安全母の会は10万円予算とっていたんだけれども、全部ぶった切られた。花だか何だか市長のあれでぶった切るのがこんな少額の10万円をぶった切って、市民の安心、安全のために啓発用品を配ったり、汗かいたりボランティアでやっている。それが今度は自分たちで300円ずつ拠出して、それで市は1銭も出さない。あっかんべえで、こんなのはあるのか。これは常任委員会だから意見も言えるけれども、まちづくりのほうでもきのう、市管協には24万円しか出していないのが12万円ぶった切られたって、怒ってすごかった。市長のは4,000万円近くも使って無駄遣いだ。こういう大切なところにみんなぶった切りをやる。考えられない。12万円とか10万円とか、交通安全母の会で教えていただきたい。その絡みか9万円が入っていたので、そこのところお願いする。
○道路管理課長 ただいま道路管理課の部門としては4つほどの質問をいただいた。319ページの13節の中にある法定外公共物等維持管理委託料の内訳である。これは認定道路から外れた法定外公共物の管理者であるが、年間約80カ所ほど毎年草刈りの依頼がされている。それの80カ所の草刈りと、また新たに草刈り、木の枝が伸びているというような要望で依頼される箇所の委託料である。
 それと2番目のA地区のインターロッキングの件で質疑があった。おしゃれなものということで、私どもも全く同感なのを考えている。今、再開発のほうと調整して、余り派手過ぎても問題だが市川市らしいカラーリング、また施行を考えている。
 それと、同じく4階のビルが2mほど壁面後退する予定となっている。また、電柱に関しては道路管理課で移設を予定している電柱は全て東京電力の電柱を予定している。
○道路建設課長 325ページ、電気工作物等移設補償金である。これは先ほど言った10本であり、道路改良工事分が8本、道路拡幅工事整備分が2本である。具体的な場所となると道路拡幅整備分の2本は、新しくできた菅野公民館の裏側の国府台女学院との間に道路があるが、そこの拡幅工事をする2本分である。あと、道路改良工事分は現地視察も行ったが、香取通りのほうで予定している。
○交通計画課長 329ページ、交通安全母の会の補助金のことである。この補助金については、今回の予算を計上するに当たり整理をして、少し削減というお話もあったが、やはり母の会の交通安全に対する活動内容が必要であるので、結論としては昨年と同様の9万円を計上している。
○鈴木啓一委員 まず325ページ、拡幅のもわかった。菅野公民館、それから改良もわかった。325ページは電気工作物等移設補償金もわかった。
 それから交通安全母の会。では不満が出て復活したのか。そうすると、これは1万円減という意味か。うなずいてくれればそれで終わりなんだが、違うのか。さっき10万円が9万円になったということは後で。稲葉委員は30分だったから、時間的に11時半に引き継いだから15分で終わらそうと思っているから、それをお願いする。
 それからA地区は、田園調布に行ったことあるか。カラーは物すごく落ちついて、おしゃれだし、たまには皆さんで遊びがてらに、散歩がてらに行きなさい。それはしっかりやっていただきたいと思う。
 法定外はよくわかった。じゃあ交通安全母の会だけ。
○交通計画課長 交通安全母の会の補助金について、今年度も9万円で予算計上し、来年度も同様の9万円で計上している。ちなみに20年度からはずっと9万円で計上している。
○鈴木啓一委員 母の会の人たちの認識不足だな。10万円と大台に乗っていた。20年度前から9万円か。
○交通計画課長 20年度以前から9万円で補助している。
○鈴木啓一委員 わかった。母の会の人たちにも言うが、これで結構である。ちょうど15分で終わった。
○西村 敦委員 まず325ページのところから、道路の修繕、改良については、いつも細かいところまで対応していただいているので、改めて感謝する。それで、ここの3目道路新設改良費、15節工事請負費の中の改良工事費、道路改良等工事費で1億5,190万円が、こちらの概要説明にも載っている道路改良工事3カ所、それと人にやさしい道づくり工事4カ所、市川大野駅も1カ所含まれているが、これを見させていただいて真間のところと本八幡ということで、ただほかにもついていると思う。考え方は先順位者の方と若干かぶるかもしれないが、改良、また、人にやさしいということで、あらゆる場所が考えられる中で、今年度あえてここに絞り込んだ基準というか、理由を簡単に聞かせていただければと思う。
 あと2点目、329ページ、交通対策費、13節委託料の一番最後の自転車対策関係だが、これは先順位者もかなり聞いていただいたのでわかったが、決算をやると入札の差金が非常に大きいということが昨年わかったが、今回この予算の中にその入札の経験値を踏まえ考慮して予算を組んでいるのか、それとも前年度のまま組まれているのかが気になったので、この辺をお聞かせいただければと思う。
 最後、3点目、同じページの19節負担金補助及び交付金ということで、負担金の中のコミュニティバス運行負担金6,700万円。きょうはコミュニティバスの専門の方が委員にいないので、あえて聞かせていただくが、最近市内を京成グループのバスが走っていて、市民のサービスがなかなか得られない。利益重視ということなのであろうが、これだけの補助金を出してコミュニティバスをやっているので、もうちょっと京成に対しても意見を言えるのかなと思っている。今、コミュニティバスではバスの小型化とか、もう少し細い道に入るルートも考えられないかとか、いろんな市民の要望もあると思う。その辺も踏まえて全体的で構わないが、今後、市がもうちょっと強く物を話してもいいのかなと思っているが、今後のコミュニティバスのあり方について、市民のニーズを用いていくというような考え方があるのかどうか、対京成ということで大変であろうが、その辺の考え方をお聞かせいただければと思う。
 以上三点、よろしくお願いする。
○道路建設課長 325ページ、道路改良等工事費である。優先順位とか決め方であるが、過年度より継続的に進めている事業もある。今回視察していただいた真間銀座通りもことし行い来年度も要望している。それと、市内各所の要望箇所に私どもが現場に行き、損傷の状況を確認し、損傷の著しい箇所について整備を行っている。今回また視察していただいた香取通りもそうであるが、要望があり、またもう1つ行徳駅前になるが、行徳にはかもねぎ商店街も歩道が狭いとか、商店に行くにしても歩道が1mぐらいしかないので狭いからどうにか改良してくださいという要望があったので、それは新規事業として行っている。このような要望に応えて現場調査してから決めている。
○自転車対策課長 329ページ、自転車対策関係業務委託料に関連した質疑である。今回の本予算を積算するに当たって、私どもとしては市の積算基準で積算している。
○交通計画課長 329ページのコミュニティバス運行負担金に関する質疑である。コミュニティバスに対して市がもう少し強く意見を言ったほうがいいのではないかといったことであるが、コミュニティバスは検討委員会があり、その内訳は自治会長である市民の代表とバス事業者、それと市の担当も入っている。そういったところで運行の方針を決めているわけであるが、その場で市からもいろんな意見は実行委員会のたびに言っている。コミュニティバスの今の状況であるが、昨年50万人を超えたところで、ことしは51万人を超える見込みである。どういったことを話しているかというと、利便性をもっと上げようといったことで、例えば北東部地区においては大町団地までの延伸、それと南部地区においては駅に寄っているが、1カ所南行徳駅に寄っていない状況があるので、そういったところにも寄ろうとか、利便性を上げようということでお話ししている状況である。それが、ひいては利用者の増加につながっていくのではないか。そういったことは市民からも出ることもあるが、市からもそういった意見を出している状況にあるので、決して市から特に意見を言っていないということはないので、了解いただきたいと思う。
○西村 敦委員 大体わかった。まず、道路改良の件は非常に細かく、いつも市民の声に反応して調査に行っていただいているのはわかっているので、あえて今回ここを選んでいただいたということで、改めてその考え方というか行動に理解を示した。今後もよろしくお願いしたいと思う。
 次に自転車だが、今年度も入札になるのであろうけれども、入札の差金が大きく出る可能性があると考えていいのかどうか。自転車もいろいろ市民のニーズに対応していただいているので、余り責めたくはないが、その辺だけ確認させていただければと思う。
 あと、コミュニティバスであるが、京成の会社の方針というかそっちにもかかってくる話なので、このコミュニティバスの件に関しては、引き続き委員会にさらに強く要望していただければありがたいなと思うので、よろしくお願いする。
 自転車だけもう1回お願いする。
○自転車対策課長 委託料に関する質疑である。入札は本年度、もちろん昨年と同じような形で実施させていただく。ここの中で最低制限価格を設定した上で一般競争入札ということで、入札を実施している。ここの中で事業者の一般的な企業努力の部分で本来私どもが予定していた価格以下の札を入れるということは当然あり得る話であるので、こういった形で本年度も入札した上で差金が発生した場合は、同じような形で補正で減額をさせていただく形になると思う。また、私どもとしては、今回積算した金額自体は妥当なものであると考えている。
○西村 敦委員 わかった。昨年も自転車に関してはいろいろ対応をしていただいたので、そこに人がいるだけですごく効果があるので、そういった意味では大事かなと思う。その辺も見きわめながら、入札に関しても今後しっかりと確認しながらやっていただければと思うので、よろしくお願いする。
○並木まき委員長 休憩する。
午前11時57分休憩
午後1時31分開議
○並木まき委員長 再開する。
 ほかに質疑はないか。
○大場 諭委員 それでは1点だけ、324ページ、道路新設改良費で委員会の資料の4ページ、地図では5番の市川大野駅周辺道路整備工事について。25年度の工事の予定と、これについては一方通行で、通学路であるということで一般質問でも過去に質問しているし、PTAとか学校からもここの安全対策ということで要望も上がっている。また、国の予算でここの安全対策もしていただいているが、25年度の予定と安全対策について伺う。
○道路建設課長 配付資料の5ページの案内図の大野駅周辺道路整備工事である。これは継続的に行っている事業であり、25年度は延長100m、歩道整備工事、車道舗装、附帯工事を予定している。基本的に今一方通行に入っていく道が鋭角になっているので、警察との協議の中で、基本的には十字交差にしなさいということで、今現在交番があると思うが、この八幡側に道路をつくり、つくる道路は一方通行につながるもので一方通行にさせていただいて、大柏小学校のほうに抜けるような道路になると思う。それと、歩道も整備する。今まで鋭角に入って来たところは車どめをして、一部分であるが、歩行者と自転車が通れるだけの道路になる。安全対策については、道路安全課長のほうからお答えすると思うが、十字にして安全を図っていくということで、8月ぐらいからの工事になると今予定している。それとあと、十字交差点になるということで、皆さんに周知していただかないと困るということを自治会長からもお聞きしているので、大柏自治会とあともう1つの自治会の両自治会長とも相談し、まず現地にお知らせ看板を張ってくださいという御要望があったので、議会が終わったら交番の近くに看板を張り、今度はこういうふうになるというお知らせをする予定である。また、自治会長のほうで配付してくれと言えばまた配付するし、そこら辺は自治会長とお話しして進めていきたいと考えている。
○道路安全課長 今の答弁の続きで、交番の裏側の一方通行、万葉植物園の下の道路のカラー舗装の契約が既に済んでおり、目標として今年度末までの完成を目途に路肩のカラー舗装を対応する。
○大場 諭委員 1つだけ。PTAというか学校のほうから通学の時間帯の安全対策ということで、1つはどういうことが上がっているかがわかればその内容と、特に一方通行であるが、その時間帯での進入禁止とか、そういう対策がとれるのかどうか。非常に難しいのはわかるが、どういう要望が上がっているかということと、その要望に対してどこまでできるのかを答弁いただければと思う。
○道路安全課長 確かに、この一方通行の道路では、大野駅に人を送って行って、帰りにそこを通って南大野方向に帰る方といったところで不安があるのではなかろうかと思っている。そういう要望もあるので、これに時間規制をかけられるのかという話になると、その中に住んでいる、あるいはそこに駐車場や車庫を持っている方々にも規制をかけることになるので、問題を解決するには非常に大変な状況ではないかなと思っている。かわりになる道があるのかというとないもので、あればそういった規制もかけやすいとは思うが、これについては警察のほうへ既に要望はしているが、いずれにしても地元のここの沿道に住む方々にも規制がかかるということを承知していただいた上で、もっと議論が必要ではないのか、地元での検討も必要ではないのかなと思っている。
 そういった意味でも子供たちの通学路と車の共存ということで、今回カラー舗装をして、今以上に安全対策をと考えているが、さらに何ができるかは一緒に考えていきたいと思っている。
○大場 諭委員 工事は8月以降ということであるが、どのぐらい交通量がふえるかをぜひ工事後調査して、それに応じた対応をお願いしたいと思う。
○金子貞作委員 326ページ、交通対策費、11節需用費の光熱水費であるが、1億4,000万円ということで支出予定であるが、値上げの影響はどのぐらいあったのか。それから、この光熱水費の内訳を教えてもらえるか。自転車対策だから駐輪場の関係かなと思っているが、先ほどの説明だと街灯電気代とかもあるであろうから、どういうものに幾ら、それから値上げの影響、それに対する対策をどういうふうに考えているのか、この点を1点。
 それから、予算概要の55ページ、自転車安全利用啓発事業で伺う。自転車の安全利用の問題であるが、これは12月定例会で稲葉委員も質問したが、今自転車のマナーが非常に悪いということで、参考までに市川で自転車事故は何件発生しているのか、重大事故は何件ぐらいあったのか、23年、24年度の状況をまず教えていただきたい。
 それから、いろいろ小学校・中学校・高校講習、スケアードストレイト方式の講習2校、自治会・高齢者クラブ講習、啓発活動、その他ということで事業の予定が書かれているが、これは25年度の回数は書いてあるが、24年度は何人ぐらい参加しているのか。それから、スケアードストレイトは24年度から始めて、これは非常に効果があったのではないかと思うが、ことしも2校ということであるが、どこの学校をやるのかと、この効果についてどうなのか。高齢者クラブとかも含めてどんな講習内容をやっているのか教えていただきたい。
 それから、329ページの13節委託料で自転車対策関係業務委託料は、先ほど使用料の見直しという話が出たが、この辺は市政戦略会議でも使用料、手数料の見直しの答申が出されているが、それを踏まえて考えていくのか。いろいろ無料の施設と地下駐輪場は2,100円ということで、非常に差が大きいが、逆に地下駐輪場はちょっと高過ぎるのではないかという声もある。どういうような見直しを考えていくのか。それと、先ほど2億円近い差があるということだが、この負担の割合をどういう考えで検討していくのか、その辺の考え方もお聞かせいただきたい。
 それから19節の負担金、コミュニティバス運行負担金は、先ほどの説明でも利便性を上げるということで、今回は前年度と比べて負担が減っている。51万人の利用を見込んでいるということであるが、この利便性も、大町地域まで延長するという話が検討されていると思うが、その辺の検討状況といつごろ実施する見通しなのか。あと、私も言われたが、北東部のコミュニティバスという名称もよくない。何か地域に合った名称を考える。デザインも一新すれば、またこの地域の利用者もふえるし、そういう名称も検討する時期に来ているのではないかと思うが、その辺は議論されているのかどうか伺いたい。
○自転車対策課長 初めに327ページ、需用費の光熱水費である。光熱水費の1億4,092万2,000円の内訳として、まず自転車対策課分が2,926万4,000円、道路安全課分が1億1,150万円、交通計画課分が15万8,000円の3課分の光熱水費が入っている。まず、私から自転車対策の関係でお答えさせていただきたい。光熱水費の先ほど申し上げた2,926万4,000円の内訳として、電気が2,902万3,000円、水道が24万1,000円、電気料の値上げということで業務用の電力が昨年4月に上がった。あと、昨年の9月に一般家庭用としておおむね平均で8.46%上がった。こういったことを踏まえ、本年度の決算見込みを出して、決算見込みから若干上乗せする形で、電気料に関しては2,900万円という数字をお願いする形になる。
 続いて、329ページの委託料に関して使用料の見直しである。使用料の見直しに関しては、先ほど稲葉委員からも質疑があったが、行政改革大綱に基づく見直しに着手していこうと考えている。この内容としては、まず使用料を考える場合、原価計算的なものがまず必要になるので、原価計算の内訳としては、人件費、物件費などの管理運営費プラス資本費として建設に幾らぐらいのコストを要したのか、そういったもろもろの数字を算定して、実際の使用の人数で割り返して1台当たり幾らという形で原価計算をもとにまずやる。今現在の市川の2,100円が高いのか安いのか、あるいは通常の1,050円の駐輪場の使用料が安いのか高いのか、そういったことも含める形でトータル的に検討させていただいて、現状の1種から6種という分け方が本当に妥当なのかも踏まえるような形で検討を進めさせていただければと思っている。
○交通計画課長 まず、1点目の自転車安全利用啓発事業についてお答えする。まず、自転車の事故の状況であるが、昨年度、全交通事故件数が1,159件あるが、その中で自転車の事故数が452件となっている。重大事故、死亡事故は昨年度はない。ことしは10月末現在で自転車の事故が341件となっている。
 2点目であるが、24年度の自転車の安全教室等の参加人数、保育園、幼稚園等で99園で9,910人が参加している。小学校は1年生を対象として行っているが、41校で3,817人、自転車の安全教室は小学校3年、4年を対象としているが39校で3,839人、中学校が4校で2,000人、高校も2校で1,206人となっている。
 3点目のスケアードについてであるが、ことしは初年度ということで2校で行った。行徳地区では七中、北のほうでは東国分中学校の2校で行っている。効果というと保護者の方も当日は参加している状況もあり、校長先生から、またぜひともやっていただきたいということをお聞ききしているので、校内で効果があったものと私どもは考えている。来年度も2校分の予算計上をしているが、4月に校長会があるので、その場で募集して協力を考えていきたいと思っている。
 4点目の高齢者クラブの講習の内容であるが、主にDVDを作成しているので、そのDVDで安全5原則を映像化したものを題材として講習している。
 続いて、329ページのコミュニティバスに関する質疑である。1点目、大町への延伸の検討状況であるが、ことしに入り1月に実行委員会で大町の延伸ルートを、どこまで伸ばせるのか、また狭くないのかといった観点で視察した。その状況としては、松飛台駅までは乗り入れが可能といった現在の検討状況である。
 2点目のいつごろかということであるが、事務局としては平成25年度、来年度1年の間には、何とか認可にこぎつけたいと思っている。
 3点目のバスの名称であるが、これは実行委員会の中ではまだ議論は出ていない。もちろん南部地区でわくわくバスといった検討を行っているということは北東部のほうでもお話ししているが、こちらのでも変えようといった議論はなされていない状況にある。
○金子貞作委員 327ページ、光熱水費、これは道路のほうが非常に大きい。これは街灯ということか。この値上げが8.46%ということで、ここだけではなくて全体的に非常に大きな影響が出ているが、対策としてどんなことが考えられるのか。例えば駐輪場で防犯用の色を変えるとか、そういうのでかなり盗難が減ったというのもあるし、街灯もパネルを設置してやるとか、そんなことも今社会の中で考えられている。これからずっと続くわけで、その辺の対策が必要になっていくのではないかと思うが、何かその辺で考えていることがあれば聞かせていただきたい。
 それから、329ページの自転車対策関係業務委託料、駐輪場の使用料であるが、財政部が10数年前に原価コストにする分、そういう表をつくった。それを生かして今までずっとやってきたのだろうが、かなり大幅に変えるという、今までの出し方が妥当かどうかということであるが、これは検討を交通対策審議会で今後どういうふうにやっていくのか教えていただきたい。
 それから、概要の55ページ、自転車安全利用啓発事業は、保育園もそうであるが小中学校では先生がちゃんと講習を受けなさいと言うからみんな受けるわけで、そういう点ではこの講習の内容を含めて、子供たちがちゃんと安全な自転車マナーを守っているかが効果としてあらわれる。そういう点で、今子供の自転車走行のマナーが非常に悪いというのが共通している。この辺で、もっと内容がスケアードみたいな実演を見せれば、けがをしたらかなり大変だなと、こういう実演に迫るような講習内容は今までと変わっていないのか、こういうスケアードもやるようになったわけだから、その辺の効果を今後どう考えていくのか、この点教えていただきたい。
 それから、通勤通学の場合でも講習を受けさせているのか。小中学生だけではなくて、一般の講習はやっているのか。この辺はどうなのか。
 高齢者クラブでも、今、電動自転車に高齢者が結構乗っている。私がおりなければいけないような坂をすいすい上っていくわけで、かなりスピードが出てしまって、こういう高齢者の電動自転車の扱いもきちんと教えていかないと、かえって大きな事故につながっていってしまうのではないか。この辺はどうなのか。
 武蔵野市が自転車の安全講習を受けた人には、自分がどこを利用したいかという駐輪場の優先権を与えるというようなことも行っているし、かなり危険な走行に対しては罰金を取るというようなところも出てきている。その辺は、自転車を抑制するわけではないが、安全に守って利用してもらう、そういう点での一歩踏み込んだ対策が考えられないかということである。
 あとコミュニティバスについては、25年度事業認可に向けてということであるが、これは大町の松飛台駅までしか行かないということか。視察して第二団地まで回らないということなのか、このコースの考え方を教えていただきたい。名称については、南部だけいろいろ検討して北東部はいいのか。コミュニティバスという名前はほかではほとんどない。まめバスとか、いろんな地域の名称に合ったわくわくするような名称をつける。これが次の利用拡大にもつながっていくと思うが、検討委員会で議題にできないか。再度伺いたい。
○道路安全課長 まず1点目の光熱水費の電気料の値上げに伴う何らかの対策という話であるが、主なものはここで言うと交通安全に係る道路照明灯で電気代が非常にかさんできている。また、自転車対策の駐輪場にも、確かに照明器具等はあるが、まずこういった8,000を超える道路照明灯の電気代は、今ほかの自治体でも検討しつつあるLED化をそろそろ考えなければいけないのかなと思っている。これについては、一気に平成25年度予算で全部入れかえるとか、そういった思い切った行動に出ることはできない。今後、各メーカーが競って研究しているというところもある。また、防犯灯レベルの照度であれば結構出回っていることはわかっているが、200Wクラスの大きな交差点を照らすような、あるいはカーブを照らすような照明灯はまだ発展途上というふうにも聞いているので、そういったものを研究しながら、また計画的にどうしていくかを今後検討していきたいと思っている。最終的にはLED化という方向で検討したいと考えている。
○自転車対策課長 委託料の関係で使用料の見直しである。使用料の見直しに関しては先ほども申し上げたが、行財政改革の流れの中で市全体として使用料、手数料の見直しをうたっているので、そういった流れの中で、もちろん財政当局と連携しながら進めていくという視点はある。あと、私どもの流れとしては、もう1つ、交通対策審議会もあるので、こういったところに諮っていきながら考えていければと思っている。
○交通計画課長 自転車安全利用啓発事業に関する質疑である。まず、スケアードの効果であるが、私も現地で見たが、実際にスタントマンが自転車に乗って自動車にぶつかるわけである。私も冷やっとしたが、そういった冷やっとした体験を間近で見ることによってその効果がある。校長先生もそういったことをおっしゃっていたので、絶大な効果があるものと考えている。
 2点目の一般の講習であるが、小中高校と行っているが、今年度は民間会社2社からも話があったので、そういったところにも講習会を出向いて行っている。
 3点目の高齢者の電動自転車の乗り方の講習は、高齢者向けのDVDの中に自転車の乗り方についての映像も入っているので、そういったもので対応できているのかなと考えている。
 それと4点目、三鷹市の話が出たが、講習を受けた方には優先して駐輪場をお貸しするインセンティブも今後は検討していかなくてはならないかなということで内部では話しているが、まだ検討段階である。
 それと5点目、コミュニティバスのルートであるが、委員がおっしゃった松飛台駅から大町第二団地のほうに行くルートになると、見た結果、非常に道路が狭いところがある。バスが通ったときに交互に通れるような少し余裕がある道路でないとそういったルートにはなじまないので、現地ではここはちょっと通れないなといったことで、現在のところは松飛台駅になっている。
 それと最後の名称については委員会でお話もあったので、改めて4月に実行委員会があるのでお話をさせていただきたいと思っている。
○金子貞作委員 光熱水費についてはわかった。LED化を今後検討していくということであるので、そういう方向も含めた節約の検討をぜひ進めていただきたいと思う。
 あと、自転車の使用料については、これがかえって自転車の利用減というか、自転車は私はもっと利用してもらう、そうすればエコ社会にもなるし、これは抑制するということではなくて、自転車が安全で利用しやすい。道路整備だとか駐輪場整備だとか、そういう中で負担の公平な問題はやっぱり住民の意見もよく聞いて、その辺の妥当性をしっかり議論していただきたいと思う。
 それから、自転車の啓発であるが、確かにいろいろやっているし、それなりの効果は出ていると思うが、やはり自分にとってメリットが感じられれば、どんどん講習を受けようと一般の人もなっていくと思うので、メリットを感じるような講習の仕方もぜひ検討していただきたい。
 高齢者の安全利用も、今、障害を持っていても歩くのはちょっと困難だけれども、自転車だったらどこまでも行けるという人が結構多い。だけれども、何かあった場合にとっさの機転がきかないということもあって、重大事故も発生するので、これからは高齢化社会であるから、安全利用をぜひ重視していただきたいと思う。
 コミバスについては、第二団地まで回らないとあっちの団地の人たちがどれだけ乗れるのかなと。狭いところがあるのは一部分で、あそこを何とかすれば、第二団地をぐるっと回れば第三団地の人も来れるわけ。松飛台まで来いといったら、あっちの国道まで歩くのと同じぐらいになるので、ここは非常に大変であろうが、団地の中を回る、これが利用拡大になっていくと思うので、この辺はぜひ検討してほしいと思う。そうだよね、大場さんもね。大柏議員連盟もそういう意向で、ずっと過去に市長に要望を出しているから、その点を利用者との関係でどういうふうに考えるのか、この1点だけもう1回聞かせていただきたい。
○交通計画課長 大町延伸のルートであるが、道幅が狭いというのは物理的に厳しい状況がある。ただ、今、委員からお聞きしたことを、次回の検討委員会でまたお話をさせていただきたいと思う。
○並木まき委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 次に移る。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○並木まき委員長 次に、歳出第8款土木費第3項河川費の説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔河川・下水道管理課長、河川・下水道整備課長 説明〕
○並木まき委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数と項目を明示されてから質疑されるようお願いする。
 質疑はないか。
○稲葉健二委員 それでは1点だけ、335ページ、第4目の排水施設管理費の中の13節委託料、委託料の中の側溝清掃等委託料7,200万円と排水路等清掃委託料5,300万円であるが、これも同じように市内業者への考え方、日ごろの交流とか、市内業者を育成しながら、プラス災害時も含めて、今後市川市とどういう連携をとっていくかについての考えを聞かせていただきたい。
○道路安全課長 質疑にお答えする。まず、ここでは側溝清掃、あるいは排水施設の清掃で委託をかけているが、東日本大震災で経験した地元で即対応していただくということは当時非常に助かった。それから、一方で、契約的には工事も含めて、市内業者育成ということを念頭に置いた中で、今後も指名等あるいは一般競争等を実施していきたいと考えている。
○河川・下水道管理課長 私のほうの排水施設管理委託料、大きい水路の管理については、市内業者優先でやらせていただいている。災害の際の復旧においても、今年度一部復旧していただいた経緯もある。市内業者と密接ないい関係を持ちながら、やっていくということで進めさせていただいている。
○稲葉健二委員 今答弁いただいた中で、管理委託料が市内優先、清掃委託料は市内優先ではない。今、僕が聞いたのは清掃委託料のほうだったが、課長が答えたのは施設管理委託料のほうで、どっちも全部含めてこの項目は全部市内優先と、なおかつ災害時も含めて連携していくという考えは、どの項目でも同じと理解していいなら結構である。
○大場 諭委員 1点だけ、332ページ、水路改良費である。資料の16ページ、地図の18、19、そして20ページ。今回大柏の河川改修について幾つか予算が組まれていて、これは大野町4丁目と柏井町4丁目付近の改良がされるようであるが、これはどういう工事内容なのかということと、これによって治水対策がどういうふうに改善されるのか。また、これの上流部分で鎌ヶ谷市に当たるところで調節池を予定していると思うが、その用地買収の進捗状況。あと、こざと公園の今年度のしゅんせつ予定等の金額が予算の中に入っているかどうか。以上、これについて答弁願いたい。
○河川・下水道整備課長 まず、都市基盤河川改修事業から説明させていただく。都市基盤河川改修事業としては、護岸の改修があと約125mと、それに含めて樋管1カ所と、南山下橋のかけかえ工事が残事業として残っている。25年度については護岸の約80mの詳細設計をまだ実施していないので、まずこの18ページの箇所をやりたい。19ページについては、今供用している橋を撤去するに当たって、仮設橋を上流側に架設しないといけないので、今年度に橋梁の詳細設計を進めている。そこに、今度水道管の天端といって、橋梁に水道管が今現在ついているので、それも仮設橋につけたりというような検討を行いたいと考えている。もう1つの20ページについては、仮設橋は民有地であるので借地しないとかけかえられないので、借地するための測量を行って、今後南山下橋の架けかえと護岸改修ができるように委託費を執行するということである。水路改良費については以上である。
○河川・下水道管理課長 私のほうからは、こざと公園の清掃についてお答えさせていただく。この予算については335ページの排水路等清掃委託料の5,309万7,000円の中に入っている。こざと公園の25年度の予定であるが、抜根延長約70m、除草が10m掛ける10mの鳥の巣の部分を残して、あとは除草する予定である。これで南北公園全て除草と抜根が終了する状況になると思う。
○河川・下水道計画課長 大柏川第二調節池の買収状況であるが、これは事業としては千葉県の真間川改修事務所が進めており、現在の買収率は71.3%と聞いている。
○大場 諭委員 2点確認であるが、南山下橋の橋のかけかえの理由は老朽化か。それと、鎌ヶ谷市の第二調節池は71%であるが、100%の見通しはいつごろになるか、県の事業であるが、どのぐらい先になるのかも知りたいので、その2点だけお願いする。
○河川・下水道整備課長 かけかえの理由であるが、大柏川は河川拡幅事業ということで、川幅を大きく広げる工事であるので、現在の橋梁では桁が足りないので、桁を川幅に合わせて大きくかけかえる。また、現在合致していないので、現在の道路構造令に基づいた幅員に拡幅する橋の拡幅も行いたいということである。
○河川・下水道計画課長 大柏川第二調節池の買収予定であるが、現在買いやすいところは既に買ってきたというお話だったが、割と難航している地権者の方が残っている状況であるので、これから買っていくのがどのぐらいかかるかが見えない状況だとは思う。ただ、事業年度としては、平成26年度の事業予定で現在は進めているということであるが、その買収の進捗状況によっては、今後延ばさざるを得ないのではないかというようなお話を聞いている。
○金子貞作委員 事業の概要説明の20ページ、水路改良費の水路改良工事費は視察に行って見てきたが、ここの現場をいろいろ見てふぐあいがわかった。この事業に至った経緯を説明していただきたい。
 それと、現地でも何でここまでなんだという話が出たが、この水路は延長をどこまでやらなければいけないのかという説明が住民に対して必要だと思う。この経緯とそれからどこまでやるのかということ、それから施行内容についてどの程度の効果があるのか。
 それから参考までに、ボックスカルバートにした場合、かなり安定すると思うが、そういった場合でやる方法はどのぐらい費用がかかるのか、今回の鉄板を入れるところをボックスカルバートでは、費用にどのぐらい差があるのか教えていただきたい。
 それから排水対策費、大野排水区における既設マンホールポンプの改修を行うという、大野町2丁目のマンホールポンプの改修は、1,400万円の予算化がされているが、この内容と効果を教えていただきたい。
○河川・下水道整備課長 まず経緯であるが、老朽化しているというのはふたかけ歩道であるので、ふたががたつくという苦情のときに、通常はくさびを打つわけであるが、たまたまあそこの水路については前に緊急補修点検による補修を行ったということで、職員があけてみたところもあった。決定的なのは、23年3月11日の震災のときに、歩車道境界防護柵が傾いたということで、それを直すのに水路のほうも危ないのではないかということで、区間を広げてカバープレートを外したところ、平成12年度に松ぐい補修したものが脱落しているということがあったので、今年度補強検討を行ったところである。
 2点目の範囲についてであるが、そのとき把握した下流側が湊排水機場まで行く経路であるので、あそこのちょうど南側の堤防があってマイクロバスでUターンしたところ、あそこから信号の交差点まで行き、左折して湊排水機場へ行く計画経路であるので、駅前通りのバス通りのところまで委託で検討した。その一番老朽度の激しいところをとりあえず予算化したということである。範囲については、実際は詳しくは下水道管理課のほうであるが、25年度から3カ年で行徳地域全般を優先順位をつけて、調査点検を行っていくということであるので、その中でまた整理するなり、優先順位をつけていく方向性であることは、本会議で部長が答弁したとおりである。
 施行内容についてである。これについては、この間コンクリートの横の板と、縦のくいと支保工で支えている簡易な構造のものだったが、それが脱落したり、ないということなので、鉄筋を入れて約10㎝か15㎝ぐらいの内側にコンクリートを打設して、道路側と底盤部と宅地側のU字型の大きい現場打ちのコンクリートを打つことによって強度を確保したい。ただ、これは、指摘のとおりボックスカルバートよりも強固ではない。
 4点目のボックスカルバートの施行費であるが、今回大体110mぐらいを3,000万円の予算でやっていて、大体メーター30万円である。これをボックスカルバートでやると工事費だけの話でメーター75万円ぐらい、約倍以上かかってしまうので、そこには特定財源を入れて計画年次を立てて、例えばボックスカルバートであると下水道施設であるので、下水道の交付金を入れて整備していきたいと考えているところである。
 2点目の排水施設の工事概要である。あそこの万葉植物園の武蔵野線をまたいだ北側のところについては、道路安全課でも対応していただいたり、あるいは金子議員からも、実際に浸水状況がひどくなっているという御指摘をいただきながら予算化に努めてきたところであるが、現在のポンプは平成15年に設置した口径65㎜のポンプである。このポンプの吐出能力は毎分0.38?を、今回口径80㎜のポンプにかえて、それぞれ2台を毎分1.40?の能力に上げて、ポンプの能力だけでいくと3.7倍であるが、実際側溝で流れている分もあるので、倍いくかどうかわからないが、現状よりもかなり改善するのではないかと考えているところである。
○金子貞作委員 水路改良工事を伺った。経過についてはわかったが、今後3年間かけて調査して、この先については優先順位を決めていくということであるが、3,000万円の範囲がボックスカルバートだと倍かかるので6,000万円ということか。ここはふたかけ歩道で、歩道として使っている。道路構造令でいくとこれは本来の歩道ではない。いわば、住民がここを使いたいという利便性のもとで暫定的にやったものである。土の上にコンクリートが敷かれたところを通るのが本来の歩道なので、修繕に当たっては本来の歩道に戻していく。そういうことで対応していかないと、またこれは鉄筋入れて上のふたががたがたきたと。それでまた、ハイヒールが突っかかってけがをしたとか、そんなようなことが繰り返されてしまう。だから本来の歩道に戻していく、そういう点ではボックスカルバートに順次変えていくという方向性をしっかり持って対応していかないと、これは継ぎはぎだけではもうもたないと思う。この辺の考えと、それからボックスカルバートにした場合、国の補助金も同じように得られるわけで、この補助割合はどうなのか、この点を聞かせていただきたい。
○河川・下水道整備課長 1点目の歩道として安全なボックスカルバート化である。確かに、今現在重点を入れて今後整備していこうと考えているのが市民ニーズなり議会側の要望等も兼ねて、北部地域の汚水の整備が優先順位として上がっている。その次に雨水整備が出てくるとは思うが、今27年までの社会資本総合整備計画を県、国へ提出しているが、その中には申しわけないが今入っていない。今後、中長期的な整備計画については、25年度予算で河川・下水道計画課のほうで中期ビジョン等の中で事業の優先順位や効果等、費用等も含めて整理していくようになると思うので、長期的にはやっていかなければいけないという認識はある。
 2点目の交付金の交付率であるが、下水道施設であるので、半分が交付金対象となり、残りの半分が全額100%起債対象となる。ただ、工事費はなるが、そのほかの水道の移設費とか、ならない部分もあるので、その工事費用もかなりかかってくるが、実際路線によって変わってくるということである。
○金子貞作委員 本来の歩道に戻していくということで聞いたが、長期的にはボックスカルバートで対応していくということでいいのかどうか、もう1度その確認。それから公費負担50%は、市の負担が50%か、起債が50%ということで、その辺の公費負担の割合、起債の限度額をもう1回説明していただきたい。
○河川・下水道整備課長 下水道を整備する上では、まず都市計画法に基づいて都市計画決定して、汚水と雨水の計画を定めて、そのうち5年から7年で事業化できる区域を事業認可取得するという法手続である。今、汚水のほうが先行しているという説明はさせていただいたとおりであるので、長期的にはボックスカルバートで都市計画決定をしているので、あとは認可をとっていく。認可はなぜとるのかというと、交付金と起債をきくようにするために認可をとるわけである。
 ちょっと説明がわかりづらかったので、もう1度わかりやすく説明させていただくと、工事費のうちの2分の1ずつが交付金と起債対象になる。起債は全額市負担になるので、工事費の2分の1の起債分の100%が起債が充当できるということである。ただ、それ以外にも工事を実施するためには、ガスとか水道の仮配管とか、あるいは工事が終わった後にそれを戻したりとか、そういったものについては交付金等は入れられないものもあるので、その路線によって、あるいは移設するものによって、内容によって変わってくるということである。
○金子貞作委員 ここの場合で公費負担はどうなっているか。一般的なのではなくて教えていただきたい。
○河川・下水道整備課長 例えば、この日之出の水路改良事業であると、これは下水道施設認可どおりのものではないので、交付金はつかない。市の単独事業として行うことになる。その場合、起債は90%充当されるということである。
○並木まき委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 次に移る。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○並木まき委員長 次に、歳出第8款土木費第4項都市計画費の説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
 なお、継続費及び債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔都市計画課長、街づくり推進課長、都市計画道路課長、河川・下水道管理課長、福田水と緑の部次長、動植物園長、開発指導課長 説明〕
○並木まき委員長 説明が終わった。
 これより質疑に入るが、質疑に当たっては、ページ数と項目を明示されてから質疑されるようお願いする。
 質疑はないか。
○寒川一郎委員 351ページの15節工事請負費、公園緑地施設整備工事費で昨日南沖公園の交通公園施設の信号機の設置のことで現地視察に行ってきたが、そのときのバスの説明の中で信号機が24機のうち、ことしは8機と聞いたが、信号機が幾つで、今年度はどうだという詳しい説明をお願いしたい。
○地域整備課長 351ページの工事請負費の南沖公園の交通施設の質疑であるが、信号灯器としては16機、歩行者灯器が8機、合わせて24機ある。昨日の現場視察の中で予算を500万円と申し上げたが、その中でこの予算でできる台数としては約半分の12機程度を考えている。
○寒川一郎委員 わかったが、信号機というのはつながっている。私もちょっと機械に弱いのでよくわからないが、本来なら全部やっていただければすぐわかるが、半分でちゃんと信号ができるものなのか。そこら辺を詳しく説明していただきたい。
○地域整備課長 信号機についてはケーブルで接続されているので、メーカー等に確認して、信号灯器だけでも問題ないと言われている。信号灯器については1基約24万円ほど、歩行者灯器が約14万円ほどかかる。これを全部かえると材料費だけで500万円程度かかってしまうので、この予算の中でとなると工事諸経費等も含めると半分程度しかできないと考えている。今そういうふうに考えているが、信号等は電気であるので、実際に行ってみた中でどういう影響が出るかわからないので、そのときはその対応を図ってまいりたいと考えている。
○寒川一郎委員 子供たちが使うところだから、危なくないようにやっていただきたいと思う。もし事故でも起こると非常に心配なものであるから、そういうことで1つ要望しておく。
○西村 敦委員 何点かお願いする。まず、343ページの13節委託料の道の駅整備業務委託料400万円は、新年度の新規事業ということで代表質疑等でも皆さんお聞きになっているところかと思う。これは整備業務を委託して400万円で、その後本整備に次年度以降入っていくと思うが、道の駅が国道沿いということで国の補助等々、県の補助も含めてあると思うが、その辺をどのぐらいの比率と市の負担を最終的に考えて、今回の道の駅構想の業務委託をしているのかを参考も含めてお聞きできればと思う。将来の負担ということで聞きたいと思う。
 もう1点が、351ページ、第15節工事請負費で、まず新設工事の行徳地域整備工事費で2,900万円。これはコミュニティゾーンの安全管理柵の側溝の部分が入っていると思う。コミュニティゾーンはなかなか進んでいないのは理解しているが、今回、この予算の中に柵だけ入れてきた背景、経緯などを詳しく教えていただければと思うので、よろしくお願いする。
 もう1点、同じく改修工事費、公園緑地施設改修工事費、本庁分5,600万円、支所分1,800万円ということで、概要説明の33ページにも載っている。また、当初予算案の概要の61ページにも本庁と支所で箇所数とかも載っているが、具体的にどの辺の公園を指しているのか。また、概要説明の35ページ、公園内に整備を予定している健康遊具ということで、いろんなものが写真入りで図解入りで書いてある。具体的にどこの公園にどういうスケジュールで配置するのかが、これだけだとわかりにくいので、その辺の細かいところだけ教えていただければと思う。
○都市計画課長 343ページ、第13節委託料の道の駅整備業務委託料についてお答えする。国の補助割合という話である。御案内のとおり道の駅は、休憩施設、情報発信、地域連携機能の大きく3機能である。そのうち休憩機能については、これは道路利用者という形になっているので、外環の脇に市道を介してできるので、この休憩施設分については原則道路管理者すなわち国道管理者のほうが負担する形になっている。どのぐらいの割合かということであるが、まだ具体的にその辺の協議はしていないが、ほかの参考事例からいくとおおむね7割前後というものは示されているところである。
○地域コミュニティゾーン整備担当室長 351ページ、15節工事請負費の行徳地域整備工事費のうちのコミュニティゾーン内安全管理柵の背景、経緯についてお答えする。この工事は地域コミュニティゾーン内にある水路が現在通っているが、そこの周囲を高さ1.5mの管理柵で囲うものである。この水路については、平成23年度に子供の事故が起きたので、本来はここの水路を埋め戻して整備していく予定であるが、コミュニティゾーン自体の整備の進行がなかなか進まない中で、安全対策として水路に入れないような管理柵を設置する工事である。
○みどり整備課長 公園改修工事の場所について説明させていただく。遊具改修工事としては市川駅南公園ほか、公園遊具改修工事として大野町緑地ほか、園灯改修工事として北方3丁目の美濃輪公園、管理柵改修工事として市川南2丁目すずかけ公園がある。あと、公園バリアフリー化の工事として梨風公園、これは大野町1丁目である。支所管内の遊具改修工事として欠真間公園ほか、管理柵改修工事として塩浜公園ほかとなっている。それと、健康遊具整備工事については、今予定されているところが里見公園と行徳駅前公園、本庁管内1カ所、支所管内1カ所と計画している。
○西村 敦委員 道の駅、休憩の部分で70%ということで、これは工事全体に対しての認識でよいのか。それだけちょっと確認したいと思う。
 それとコミュニティゾーンの部分に関してはわかった。ある程度話は見えていたが、ただ次善の策として、あそこは草がすごいので、そういう清掃の作業をきっちりしていくことも大事だと思うので、その点だけもう1回聞かせていただきたい。
 遊具に関して、公園に関しては場所が大体出たのでわかった。これは楽しみにしておく。その2点だけ再度お願いする。
○都市計画課長 343ページ、委託料、道の駅の業務委託料についての再質疑にお答えする。国の割合は全体の事業費に対して7割盛り込めればいいかなと考えているところである。
○地域コミュニティゾーン整備担当室長 コミュニティゾーン内の水路の草等の整備であるが、現在かなり草が生い茂っており、その草は刈った上で水路の周囲に管理柵を設置するという工事を行う予定である。
○大場 諭委員 1点だけ、356ページ、住環境整備費、これは代表質疑でもしたが、いま1つ確認で何点か質疑させていただく。今回先ほどの説明では、土木費内の組みかえで、同じ部内で今まで空き家対策、それから住宅利子補給だとか、マンションの管理だとか、それぞれ課がまたがっていたものを1つに、ポリシーを持ってやっていくということであるが、1つは新年度の求められている目標、成果に対して、予定額、予算の中で予定されている人員について伺いたい。
 それから、今回の特にあんしん住宅補助金について3,900万円、約4,000万円の新たな予算が組まれたわけであるが、簡単にで結構なので、どういう目的で、どういうものを補助金とするか、お願いしたい。
○街づくり推進課長 357ページ、第19節負担金補助及び交付金、あんしん住宅補助金についてお答えする。まず、人員については8人を要望している。それから、予算の内訳かと思う。基本的に、まず本会議でも説明したが、バリアフリー、防災性、省エネに資する工事として対象工事の3分の1、10万円を限度に助成するもので、この予算については3,000万円をお願いしている。それから、従来の防災リフォーム工事を継続するということで、30万円を30件、900万円を予算計上している。合わせて3,900万円を予算計上してお願いしているところである。
○大場 諭委員 今伺った中でお伺いするが、8人ということで、これは街づくり部の中での8人の異動なのか。まだ人事がこれからであるから、これはいい。
 今回のあんしん住宅補助金の目的ということで、さっき求められる成果がなかったのでその点と、特にその中でバリアフリーとあったが、バリアフリーというと街づくり部のホームページで「住宅リフォーム相談」の中では、住まいのリフォームを考えているときには「介護保険を使ってトイレをバリアフリー化したい」それから、「子供が大きくなったので、部屋を増やしたい」とか、「大きな地震があったとき、我が家は大丈夫?」こういった内容について相談を受けるとなっているが、今回新しくなった体制の中で、福祉部が所管する介護保険を使った形での住宅改修のバリアフリー、家具転倒防止とか火災警報装置、住宅関係であるとこの3つ。今度新しくなる課の中で、同じ案内なり対応なりがどういうふうになるのかについて伺いたい。
○街づくり推進課長 あんしん住宅に関する再質疑である。まず、求められる成果というと、本会議でも市長のほうで答弁申し上げたと思うが、今後の住宅の良質化を促進するという、住み続けられるまちづくりをしたいということで新設課をつくらせていただいたが、具体的な目標は住生活基本計画の改定もあるので、その中ではっきりした指標は定めていきたいと考えている。
 それから、2点目の福祉部との連携ということであるが、多分委員がおっしゃられているのは窓口の一元化に関することであると思うが、組織上の話なので私ども答弁しにくいが、少なくとも本制度の案内も含め、福祉部とは情報を常に共有し、市民には丁寧に対応したいと考えている。もちろん福祉部の制度を私どもで案内することも考えているし、福祉部のほうで市民が来られたときは、私どものことも答えられるように常に連携したいと考えている。
○大場 諭委員 わかった。特に太陽光発電のシステムであると環境清掃部の所管である。その辺の連携も出てくると思う。再質疑として、まずは今回できなかった理由。この前、部長の答弁の中では法律があるからと言っていたが、市民からすると福祉部の中で住環境、特にこれから在宅介護が必要になってくる中で、住環境の整備が物すごく重要であるというのが今国土交通省が言ってきているところである。昨年、その辺の新しい事業も生まれた。だから、住環境という言葉は福祉の中でも使われるようになってきた。そういうことで市民からすると、同じ工事、リフォームをするのに、トイレのバリアフリーだったり、お風呂のバリアフリーだったり、同じお金を使うのに、同じ工事を一気にやってしまったほうが非常に効果的というか無駄がない。市民からすると窓口が一本になっていないとおかしいのではないか。その点と、各部法律が違うと言うけれども、法律が違うことで窓口が一本化できないのかどうか伺いたい。
○街づくり推進課長 再質疑にお答えする。福祉部のほうは介護保険制度という制度の中でバリアフリーに対して補助しているものであり、私どもが設けたバリアフリーの補助に対しては、将来のために、自分が高齢者になっても家の中をバリアフリーにしたいという方を対象にした工事であるので、申しわけないが基本的に福祉部の介護保険制度を使った方は、こちらのバリアフリー工事を使うことができないことになっている。
 そのかわり、防災性を利用したいとか省エネを利用したいということであれば利用は可能であるが、工事種がかぶるものであるから対象外とさせてもらっている。
 それから、先ほど環境清掃部の話も出たが、繰り返しになってしまうが、福祉部、街づくり部、環境清掃部と連携を図って、常に情報を共有化して、市民には丁寧に対応したいと考えている。
○大場 諭委員 ただ、この街づくり部のホームページの中で、「リフォームをお考えの方へ」と介護保険を案内している。窓口では相談は受けることになるのかということと、先ほど新しく課ができたから市長が求める成果がどこまでなのかわからないが、目標のない課は組織としてあり得ない。いつまでに目標を設定されるのか、その2点だけ伺いたい。
○街づくり推進課長 再質疑にお答えする。目標については、先ほどの繰り返しになってしまうが、住生活基本計画の中で具体的な目標を定めて、その指標も定めていきたいと考えている。
 それから、ホームページに載せているというお話で、私どもが載せているのは、住宅関係でいろんな質問を受けるだろうということで案内をして載せていることであり、少なくともこういう制度があるという案内だけはしている。詳しくは、そちらのほうに出向いてくださいという形で載せている。申しわけないが、御案内できるのはそこまでである。
○金子貞作委員 339ページの13節委託料、JR武蔵野線周辺調査業務委託料400万円、これは24年度からの継続事業であるが、本会議でも質疑があって、25年度は業者との懇談を行って、その後JRとの協議を重ねていく、こういうような答弁があったかと思うが、ここに駅を設置していくに当たって、どういう手法を市としては考えているのか。駅の設置の手法を教えていただきたい。それから、この周辺をスマートシティにしていく。横浜とか、ああいう立派なまちづくりをしてくれるのかなと思うが、どこの範囲までこういうシティ構想を考えているのか教えていただきたい。
 それから、340ページ、都市整備費の341ページ、8節報償費、道の駅管理運営検討準備会報償金5万5,000円が予算化されているが、この報償金の内容と、いつごろどういう人たちでこの準備会を立ち上げ、どういう活動をやっていくのか教えていただきたい。
 その前に、341ページの19節の補助金であるが、景観形成事業補助金の内容、効果、それから北総鉄道支援補助金450万円、北総鉄道は非常に運賃が高いということで、住民がもっと下げてほしいと京成側に要望しても上がっている。この辺の補助金の根拠について、今後市としてどういうふうな声を上げていくのか、この点の考え方をお聞かせいただきたい。
 それから、342ページ街路事業費、345ページの委託料、15節工事請負費、参考までにこの3・4・18号関係は、27年度完成に向けてかなりめどがついてきたということであろうが、あと2件立ち退きができないでいるということである。この辺の工事が今どんどん進められているが、地元業者にどれだけこの仕事が回っているのか。24年度でもいいが、25年度の考え方も含めて、例えば京成がやったとしても、下請として市内業者が実際に入って、市内業者が潤っているのかどうか。外環もそうであるが、この関係で、これは市の事業であるから、この点はしっかり市内業者の仕事確保、雇用の拡大にどうやってつながっているのか教えていただきたい。
 それから次に、346ページ公園費、きのう視察に行って、南行徳水辺の周回路整備を見させていただいたが、花を植える、それから樹木の関係で人が出入りできるような整備ということである。これは全体の予算はどのぐらいかかるのかということと、それから樹木を伐採する予定であるが、今何本あって、何本切らないとだめなのか。樹木を切って花を植えるというのは何か変な感じを受ける。この辺は本当に整備のあり方として疑問に感じるが、何本ぐらい木を切るのか、その点も教えていただきたい。
 あと、352ページの大町動植物公園費、これは市政戦略会議で入園料の値上げとか、廃止すべきではないかという意見が出ているが、レクリエーションゾーン協議会では今どのような協議をしているのか、今後どのような協議を予定しているのか。それから、入園者数を伸ばす努力はどうされているのか、参考までに教えていただきたい。
 それからあとは356ページ、住環境整備費、13節委託料、緊急安全代行措置委託料200万円、これは10件を市がやって、後から回収するということであるが、これは空き家対策である。この10件を代行しなければいけない、こういうふうに至った経緯と市の対応はどうだったのか、これに対して改修が本当にできるのかどうか、この点を教えていただきたい。
○並木まき委員長 休憩する。
午後2時55分休憩
午後3時27分開議
○並木まき委員長 再開する。
 答弁からお願いする。
 答弁を求める。
○都市計画課長 私からは339ページ、第13節委託料、武蔵野線にかかわるものと341ページ、報償費、道の駅管理運営検討準備会の質疑にお答えする。
 初めに、339ページ、武蔵野線の周辺調査の関係である。事業手法については現在のところ組合施行による土地区画整理事業を考えているところである。
 2点目の質疑である。スマートシティの範囲である。スマートシティは日本でもいろいろやられているが、大きく6つの分野で展開されているところである。安心安全、エネルギー、交通、医療、行政サービス、教育の6つの分野であるが、私どもとすると現段階においてはエネルギー、特にエリアエネルギー管理システムまで構築していきたいと考えているところである。
 続いて、道の駅である。この検討準備会はどういうものか、いつごろどういう形で行うかについてお答えする。私どもは現在、基本方針、基本計画を協議会の中で検討させていただいているが、来年度道の駅の事業の成立性を高めるために、事業提案者を新年度になったら早々に提案していきたいと思っている。事業提案者が決まり次第、私ども市と道の駅の委託料をとっている業者と、先ほど言った事業提案者で準備会をつくり、準備会の管理運営について、交通の面とか、防災の面とか、マーケティングの専門家、そういう方を入れて、いろいろアドバイスをいただいて議論を行っていきたいと思っている。具体的には夏以降、段階的にやっていきたいところである。
○景観担当室長 私のほうから341ページ、補助金、景観形成事業補助金12万円について御説明する。12万円の内訳としては、行徳てらまち会、芝桜の会、まちづくり家づくりCafe ichikawa、ぼっけ生きもの倶楽部といった4つの団体に各3万円ずつを活動費として、補助金要綱に基づいて交付するものである。効果として、24年度にも1団体登録がふえ、25年度にももう1団体登録する予定となっている。少しずつではあるが、景観まちづくりの参加人数がふえており、市民満足度の向上につながるものと考えている。
○交通計画課長 341ページ、補助金の北総鉄道支援補助金の第1点目、補助金の根拠についてお答えする。北総鉄道支援補助金については、北総鉄道沿線地域の活性化を図るため、千葉県並びに松戸、船橋、市川等々沿線6市の支援により、まずは通学定期を25%下げる、普通運賃を5%下げるなどの運賃値下げを実現するために行っている。期間としては平成22年度から5年間。これは平成21年11月30日に千葉県知事と市長の中で合意書を結んでいる。それで、平成22年度から平成26年度まで5カ年でやっている。今回ここに載せている予算については、その4年目となる予算である。
 2点目の質疑であるが、今後どうするのかということであるが、来年度が4年目、再来年度、26年度が最終年度となるが、昨年、千葉県沿線市並びに北総鉄道と検討会を持ち、2年後を見据えて協議を進めたところである。今後はそこで、やるのかやらないのかを見きわめていきたいと考えている。
○都市計画道路課長 345ページ、委託料において京成電鉄への下部横断部工事委託について、地元の業者がその中に入れないかということについてお答えする。京成の工事の場合は鉄道事業であるので、一定の資格ないし系列の業者さんで現実工事を進めている。鉄道の安全運行という視点が重要視されるので、工事において市内業者が入ってくるのはなかなか難しいと考えている。なお、地元に仕事が回っていないのかということについては、例えばお弁当とか紙とか備品類関係は市内で購入しているので、もとの金額から比べれば少ないが、一定のお金は回っているのではないかと考えている。また、昨年の場合、委託工事以外、3・4・18号において約3億4,000万円の工事を発注している。それについては市内業者のみで行っているので、仕事内容によって分けるということは必要でないかと考えている。
○地域整備課長 351ページの工事請負費、行徳地域整備工事費のうちの水辺の周回路整備事業に関連する質疑にお答えする。予算としては、平成25年度は1,300万円を予定している。それと伐採ということであるが、今現在ここにヤマモモが53本あるが、26本を撤去して、これについては市内の公園、そのほかに移植を考えている。
○動植物園長 353ページ、報酬の大町レクリエーションゾーン協議会に関する質疑についてお答えする。まず、レクリエーションゾーン協議会での審議内容ということであるが、毎年年2回開催しており、ことしの審議内容については、動植物園の入園料の減免規定の運用について諮っている。また、一昨年等については、大町自然観察園の自然の保全についての意見等が出ている。今後の考え方であるが、大町レクリエーションゾーン内の市の施設、いわゆる動植物園と自然博物館と少年自然の家の連携とともに、地元の人たちとの連携を図り、この地区の活性化に努めていきたいと考えている。
 もう1点、来園者増の取り組みについてである。この内容については、基本的に展示内容の充実とPRの二本柱と考えている。まず、展示内容等については、今年度動物の餌やりタイムの設定ということで、パクパクタイムという日曜日のみ動物に餌をやる時間を公示し、来園者に餌をやる状況を見てもらうようなことをやったりしている。あとPRについては、ツイッターやフェイスブック等を開始したり、アイ・リンクタウンの売店での物販も開始している。
○建築指導課長 356ページ、住環境整備費、第13節委託料のうち緊急安全代行措置に関する質疑である。この緊急安全代行措置については、危険性のある空き家等において、危険を回避するために緊急の必要性があるものに対して市が代行するもので、後日所有者から支払いを受けるものであるが、1件当たり20万円の10件を見込んでおり、200万円を計上している。昨年の12月補正において、この代行措置の議決をいただき、25年の1月1日、条例施行に伴い既に3件の空き家に対してこの代行措置を進めているところである。1つとしては、2階にある鉄骨のベランダであるが、こういうような危険なベランダに対して撤去を求めているものが第1点である。2件目については、木造が腐食した危険なひさしの撤去、それから道路及び隣地に樹木が越境しているもの、これも危険性があるもので撤去を3件について対応しているところである。
○金子貞作委員 339ページのJR武蔵野線周辺調査業務委託料、手法については組合を設立して区画整理で、対象は何人ぐらい考えられるのか。それと、駅を設置していくことになると、住民が相当張りつかないとJRは採算がとれないと協議にはなかなか応じないと思うが、どのぐらいの人口増を見込んでいるのか。4万5,000だったか、その辺をもう1度確認する。エリアはどのぐらいのエリアか。
 スマートシティについてはわかった。これは今後また、注視をしていきたいと思う。
 それから次に、341ページ、道の駅は事業提案者を決めて準備会を設立ということであるが、これは地元の直売所をつくらないで、市長は道の駅にしていくんだということであったが、地元業者はどのぐらい入るのか。事業提案者を決めてというのは、予想としてどのぐらい事業者が手を挙げてくるのか。それと地元の農家の直売所の確保、それから採算性の問題、この点については、今後どのような調査や検討を進めていくのか、もう少し流れを教えていただきたい。
 それから、341ページ、景観についてはわかった。まちづくりの景観ということで、これについては了解した。北総鉄道についても、これは今住民の皆さんが京成はもっと負担すべきだと。そうしないと北総は、大町の松飛台駅から乗らないで、みんな自転車で大野駅まで来ている。やはり運賃を下げる。これはもっと京成側がしっかり負担していく。そういうことでないと本当の運賃値下げではないと思うので、今後はぜひ京成側に対して強く働きかけていただきたい。これは結構である。
 それから3・4・18号は、これまで相当な事業費を費やしてきた。市の税金でやっているわけだから、これが市内業者の仕事とか、経済波及効果にどうだったかということはしっかり検証する必要があると思う。そこのところはどういう指導をしてきたのか、その辺を教えていただきたい。それから、一般的な弁当を食ったとかそんな話ではない。どういう指導をして、それで市内業者にできるものはどんどん分割してやらせるとか、そういう入札改善などもやってきたのか、この点を教えていただきたい。
 それから、351ページ、水辺の周回路1,300万円の予算の内訳を教えていただきたい。それから木は53本あって26本移植はどこに移植するのか。行徳に移植するのか。それからこの移植の理由は何なのか。木を移植しなければいけないのは行き来できるようにという説明があったが、そういうことが本当に必要なのかどうかよくわからないが、半分に減らす理由についてもう1度伺いたい。
 それから352ページ、動物園についてはわかった。答弁あったかどうか、入場料の引き上げとか、この辺については市政戦略会議で指摘もあったが、今後そういう話をしていく予定とかはあるのか、あれば教えていただきたい。
 それから、356ページ、緊急代行は、危ないものを部分的に撤去するということで1軒全部丸ごと壊すというのは今のところないでしょうけれども、10件で、3件は既にやったが回収は本当に可能なのかどうか。本人の了解を得てやるのであろうが、今までの3件でお金は回収できていたのかどうか。それと本人がやれない理由とは、どういう理由があるのか。壊すだけではなくて空き家の有効活用という面も検討していくという話も出ていたが、良好な空き家の活用の計画は、例えばデイサービスとか、お年寄りのお茶会で使えるようにするとか、人が入ったほうが建物のもちも違うから、そういう点では優良な空き家はどのぐらいあって、その辺の話し合いは進んでいるのかどうか、今後進める計画はあるのかどうか、その点を教えていただきたい。
○都市計画課長 339ページ、武蔵野線に関するものと、341ページ報償費、道の駅に関する再質疑にお答えする。
 初めに武蔵野線である。人数、いわゆる権利者という質疑である。私どもまちづくりモデル案を検討したエリアでお答えすると、約150人ぐらい推計しているところである。もう1つ、人口増については、今後検討してまいるが、まちづくりモデル案を住宅系とか業務系をいろいろ考えているところであるが、その辺については今後の検討ということでお願いしたいと思う。ただ、新駅設置については過去の事例等から参考にすると、新たにこの部分で1日当たりの乗降客数として2万人から3万人必要になるという事例もある。
 続いて、道の駅に関する質疑である。先ほどの答弁の中で、新年度になったら事業提案者を公募したいというお話をさせていただいた。直売所の契約農家の確保とか市内のそういうお店を開いている方の参画という質疑だと思うが、事業提案をするときにこういう直売所とか、売店とか、レストランの品ぞろえ、取扱量、メニューとかについても提案書として提出していただいて、今のところ道の駅に何社ぐらい手を挙げるのかというのは複数社考えているが、その複数社決まった中で提案いただいた内容を踏まえてこの辺を詰めていきたいと考えているところである。
○都市計画道路課長 予算書345ページ委託料のうち、京成電鉄への委託について、どういう指導をやってきたかについてお答えする。まず、施工している業者は市川市とは直接契約等は一切ない。本市は京成電鉄と協定を結び、京成電鉄が工事に責任を持って全てやるという契約形態になっている。京成電鉄は競争性を持たせた入札で工事業者を選定し発注している。また、工事については電気系統と土木工事に分けた発注となっており、本市と選定された業者が直接接していないということで、現実的に市内業者を下請に入れるのはなかなか難しいと考えている。
○地域整備課長 351ページの南行徳周回路の工事費の内訳であるが、植栽工として約400万円ほど、舗装工として300万円ほど、直接工事費として700万円、諸経費600万円を合わせて1,300万円を考えている。それとどこに植えるのかということであるが、北国分に苗圃という樹木銀行があるので、26本のうち10本をそこに予定している。その他の16本については市内の公園に移植をしていきたいと考えている。それと理由ということであるが、この場所については植樹帯が真ん中にあり、両側に歩道がある形態になっており、近郊緑地側が約1.5m、道路側が0.9mという狭い状況になっているので、この植樹帯の山も撤去し、すれ違いができるように、今危険な状態になっているので危険を回避するために高木を移植し、歩行者等の安全確保を図るために行うものである。
○動植物園長 353ページ、報酬に関する再質疑についてお答えする。入園料の見直しに関する動きということであるが、今現在ないが、動物園は毎年20万を超える来園者、あと観賞植物園は年間5万人を超える来園者がある。この近隣の類似施設とのバランスとか、またこの観賞植物園は今無料ということもあるが、その辺も含めて検証し検討していきたいと思っている。
○建築指導課長 356ページの住環境整備費、委託料の緊急安全代行措置についてである。まず費用の回収についてであるが、これは原則連帯保証人をつけることを条件にしているので、回収については多分大丈夫ではないかと考えている。
 次に、本人ができない理由は何かということであるが、近隣に住んでいない、ちょっと離れた所に住んでいるということと、あと業者との折衝をしたくないという意見もあった。
 それから、3点目の有効活用についてであるが、これは本会議で街づくり部長が述べたように、マイホームの借り上げ制度であるとか寄附制度の検討をしている。25年度に入ったらアピールをして、募集をしたいと考えている。
○越川雅史副委員長 351ページ、公園費の補助金、緑の基金補助金で2,099万円ということで、たしか施政方針で緑の基金を用いて駐車場の緑化をやる話があって、それがここに含まれているのかどうか、含まれているとしたら金額が幾らなのかということと、公園費でいいのかどうかについて御説明いただきたいと思う。
○みどり整備課長 緑の基金補助金の中に駐車場緑化の補助金が入っているかという質疑である。この中に含まれている。200万円が駐車場緑化の補助金として組み込まれている。
○並木まき委員長 公園費の中にそれが含まれていて適切なのかという質疑であるので、適切なら適切であると答弁をお願いしたい。
○みどり整備課長 緑の基金に緑化推進事業で駐車場緑化ということで、緑化の推進にかかわる事業として負担金を支払うものになっているので、公園費の中に含まれている。
○鈴木啓一委員 357ページ、これは午前中、私が言った8節の報償費の報償金、マンション管理士報償金12万円は市管協との絡みなのか教えていただきたい。
○街づくり推進課長 357ページ、8節報償費、マンション管理士派遣事業の質疑にお答えする。この事業は、マンション管理組合の求めに応じてマンション管理士を派遣する事業である。市管協とは、この案内ということで連携を保っている。
○鈴木啓一委員 マンション市管協は、正式な名称は市川市マンション管理組合協議会だと思う。そこから派遣要請があれば、それが優先してしかるべきだと思う。行徳もそうだし、北部もそうだし、マンションはいっぱいでしょう。そういう中で、いろんな困り事や何かそういう面でこういう報償制度があるのだから、そっちを優先にして、そこで集めてみんないろんな協議をしているわけだから、行政としてきちっとぜひお願いしたいと思う。その点どうか。
○街づくり推進課長 委員のおっしゃるとおり、連携を保ってマンション行政を行いたいと思う。
○並木まき委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔金子貞作委員 反対討論〕
○並木まき委員長 ほかに討論はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○並木まき委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第89号平成25年度市川市下水道事業特別会計予算

○並木まき委員長 議案第89号平成25年度市川市下水道事業特別会計予算を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔河川・下水道管理課長 説明〕
○並木まき委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 545ページ、15節工事請負費、ここで新設工事費として10億2,800万円予算化されている。この社会資本整備総合交付金対象工事と単独工事があるが、この辺の違いは何なのかということと、今回南大野も視察に行ったが、これで普及率が69.8%になるということであるが、大柏の北部のほう、南大野1丁目は5年以内に供用ができるということであったが、さらに大野まで行くにはあと何年ぐらいかかるのか、その辺の見通しを教えていただきたい。
 それと、539ページ、19節の負担金補助及び交付金の江戸川左岸流域等下水道事業維持管理費負担金が減になったということであるが、15億8,829万円ということでかなりの負担をしているが、減になった理由は何なのか。この辺の負担金の妥当性について教えていただきたい。
 それから、歳入で受益者負担の滞納というのはどれぐらいあるのか、使用料、手数料の収納率と滞納金額、それから今後の対策をどう考えているのか教えていただきたい。今回相当な予算規模になっているが、建設費も含めてどういう節約の努力がされているのか、節約してきたものがあれば教えていただきたい。それから、今後普及率が高まっていけば受益者負担がどうなっていくのか、この辺の関係についても教えていただきたい。
○河川・下水道整備課長 まず1点目の工事請負費の交付金対象と単独工事費の違いである。交付金対象となるのは、当該年に管渠を敷設して各家庭のますづけ工事までをやる仮復旧までが交付金対象となる。それ以外の工事が終わった後の例えば道路復旧とかの工事は単独事業ということで起債対象として100%充当になるということである。交付金対象は、下水道事業であるので、先ほども説明したように2分の1ずつが交付金と起債の対象にそれぞれなる。起債の対象の分は100%起債対象になるということである。
 2点目の南大野方面の整備であるが、25年度から先行整備に着手する。実際その工事に下水を流すことができるようになるのは、市川幹線が供用してからになるので、27年度末以降、要は28年の4月以降にその効果があらわれるということになる。
 3点目と4点目は管理課からの説明になるので、5点目の予算拡大するときの工事なり、委託なりの対策ということである。これは、これまでもコスト縮減については取り組んできており、一般競争入札をやったり、あるいは執行差金、入札差金の執行停止みたいなことも行っている。下水道を早期整備するには、委員のお尋ねになっている経費節減がさらに必要だと考えているので、従来どおり行っているもの以外は、今後、早期整備検討委員会を部内で立ち上げているので、その中でさらに検討していきたいと考えている。
○河川・下水道管理課長 まず1点目の江戸川左岸流域等下水道事業維持管理費負担金については、調定の水量が昨年度から極端に落ち込んでおり、それにより維持管理費の負担金が落ちている状況である。これは、1?当たりの単価53.8円ということで流域関連市で決めた単価であり、それを各市の水量で掛けて維持管理負担しているものである。基本的には水量が減ってしまったということである。なぜ減ったかというと、震災以降、かなり節水意識が高まって、それで水量が減っているといったことである。
 それから2点目の滞納については、収納については、これまで使用料についても受益者負担金についてもかなり力を入れてやってきた。今年度の収納においては、収納率は向上させておるところではあるが、先ほど申し上げた水量が減ってきているということ。それと滞納の整理についても、収納対策としても文書での催告とか、現在委託の業者に全面委託しているわけであるが、職員も毎月1回訪問徴収を行うということで、市職員による訪問徴収、それから口座振替をしてもらうということに力を入れている。それで滞納を防いでいるところである。それからアパートなどの無断退去者の追跡調査も強化して図っており、追跡を行っているところである。それから、滞納整理ということで差し押さえ予告とか、そういったものも文書公告でやっている。実際に受益者負担金については、これまで3件ほど差し押さえをさせていただいているところである。それから、滞納金については5億932万9,756円である。収納率は14.38%である。
 今後の受益者負担金については、下水道事業を開始した当初から一律1平米当たり250円で始めているので、それに基づいて今後も続けていくということである。不平等さを生じないため、それを維持していきたいと考えている。
○金子貞作委員 545ページの工事請負費、交付金対象工事と単独工事の違いについてはわかった。ますからますまでの部分が交付金ということで、外環の関係で本会議でも質疑があったと思うが、外環が開通しないと枝管の工事も始まらないということであるが、今までずっと我慢してきて、外環が開通してからではないと枝管や対象工事が進められないという理由がよくわからない。やっぱり、今までみんな我慢してきたわけだから、先行投資をやりながら開通と同時にどんどん供用開始できるということをみんな望んでいるわけである。この点を国にもっと言って、先行投資できるように交付金を出してと、何かいい方法はないのか。この辺の理由を教えていただきたい。
 それから、管理費で負担が減っている。ちょっと心配になるけれども、節水で負担が減る、下水の使用料も減るが、築造費はこれからどんどん膨大な支出がかかっていく中で、今後その事業の採算性はどういうふうに見ているのか教えていただきたい。それと、普及率が高まっていけば受益者負担が減っていく方向でないと、市民は今下水道料金が高いという不満を持っているわけであるから、この点の今後の考え方を教えていただきたい。
○河川・下水道整備課長 先行整備が交付金対象にならないのではないかというお尋ねである。先行整備については、供用目標年、下水道が使える目標が定まっていないと未供用施設になってしまうということで交付金対象にならない経緯があって、その辺を外環道路も3・4・18号も27年供用目標というものを道路事業者が宣言している。また、それを受けて千葉県の流域下水道も宣言しているので、その協議を22年度に行った。ついては、23年度から市川幹線区域の本北方地域から先行整備を始めている。外環道路に関しては25年度から26、27と交付金対象で先行整備ということで、国と県の了解をとり、交付金を充当して整備していくものである。
○河川・下水道計画課長 受益者負担金の今後の考え方ということであるが、先ほども管理課長から話があったとおり、受益者負担金の考え方として、最初に今後整備していくべき面積全体の整備費用を出して、そこから国が負担すべき費用を差し引いて、残った金額のおおむね3分の1程度の建設費を負担してもらおうということで金額を出して、その金額を整備面積で割って平米当たりの金額の出し方をして、おおむね250円という金額を出している関係もあり、初めに全体の整備エリアを考えて出した金額であるということで、途中で金額を変えることは平等に反するという考えもあり、今は変える予定はない。
○河川・下水道管理課長 昨年度、我々の下水道事業審議会へ、この使用料の検討ということでお願いし、検討していただいた。結論としては、今立米当たり150円を維持するということで答申はいただいているところであるが、この150円が国の指標の数字でもある。これは、今回24年から26年までの下水道使用料については改定は行わず、現況の使用料体系を維持することが妥当ということで答申をいただいている。今後整備料が伸びてくるというお話が先ほどあったが、そういった整備料についてはほとんどが起債ということで、起債の償還が5年後とか、今後緩やかに先に負担が行くというところになってまいるので、そこら辺の中で整備について吸収されていくだろう。これから延びていく分については当然起債事業で行っていくので、そこの償還金の中で緩やかに延びていくだろうという予想はするところであるが、国費が基本的に半分入ってくる事業であるので、良好な事業が進められると考えている。
○鈴木啓一委員 541ページ、19節負担金補助及び交付金、負担金の西浦下水処理場建設費負担金7,548万6000円と、545ページ、西浦処理区公共下水道建設費負担金1億2,546万9,000円。この西浦処理区は船橋である。それで高石神か中山のほうがおくれているというので負担金を出して、西浦処理区のほうでやるというんだけれども、いまだにやっているのか。もう平成25年で、どうなっているのか、現況が全然わからない。
 それからもう1つ、537ページ、合流式下水道改善簡易水処理施設建設工事委託料本年度支出額4億円、これは何かわからない。内容を教えていただきたい。
 それからもう1つ、539ページ、21節貸付金、水洗便所改造資金貸付金300万円は、下水道はもうできている。それをアパートや何かは接続しない。何でこういうのを許しておくのか。大家さんは金かかるから、下水道ができ上がっていてもつながない。怠慢だ。せっかく下水道という巨額の資金をかけていながら、この点はどうなっているのか。
○河川・下水道整備課長 西浦処理区の負担金の2種類であるが、541ページのものは西浦下水処理場の負担金である。もう1点のほうの負担金は、船橋市が西浦処理区へ下水管を整備した管渠の負担金である。それをそれぞれ協定を締結し、お互いの負担割合を定めてそれを支払っているということである。下水道事業は補助金は1年で来るが、補助金以外の市の負担を両市で負担し合おうことであるので、交付金、補助金以外のものは起債対象で、先ほども説明したように市が負担しているので、その起債が30年間の償還になるので、30年間償還についての負担金が長引くということである。
 これが市川市の下水道計画図であるが、西浦処理区は、この黄緑色の地域の中山と若宮、高石神、鬼越と、あと二俣、京葉道路と二俣川から船橋境の約9ha、全体でその126haについて整備をしているが、委員も御存じのようにこの若宮、中山、高石神、鬼越は非常に道路付近が狭くて、本会議で部長が答弁させていただいたように工事施工上の課題ということで、通行どめとか、交通規制をかけて一遍に工事することができないので、地域の住民の皆さんの生活に支障を与えない範囲で路線選定をして、ガス、水道の仮配管の切り回しを行って、それが終わったら今度は下水道本設工事を行って、下水道の本設工事が終わったら今度は仮配管したガス、水道を戻す工事をして、それが終わると先ほどの交付金対象とならない市の単独の起債で道路復旧工事を行うことになる。
○河川・下水道管理課長 下水道の未接続ということで質疑にお答えする。今、下水道が前面の道路に入り1年目の接続が40%の接続、2年目の接続が30%、3年目の接続が20%という状況である。これの主な原因としては、新築に伴って高価な合併浄化槽を設置したばかりだからというような理由、それから新築をこれから計画しているから、そのときに接続するといった方がいらっしゃること、それから委員からの指摘であるが、借家の所有者の接続意識が非常に薄いといったところである。それに対しては、市のほうもシルバー人材センターを活用して普及に努めて、講習に当たったり、お願いに行ったりしているところである。私道に面している家屋で、私道助成を受けるため全員の承諾が必要ということで全所有者と今協議しているところで、この4点が主な未接続の理由である。
 それから、貸付金についてはくみ取り便槽で1件当たり40万円以内の貸し付けを行っている。無利子で貸し付けており、50カ月以内で返済ということである。1カ月当たりの返済については8,000円で、貸付制度を利用して接続もお願いしているところである。
○河川・下水道整備課長 1点答弁が漏れていた。合流式改善事業の高速ろ過処理施設の役割である。合流式下水道は御存じのように、雨水と汚水を一遍に流して処理場で処理するものであるが、晴天時は全量処理できるが、雨天時は雨の量が多くなると未処理下水が、市川市の場合、どうしても真間川に出てしまう。汚濁が出てしまうので、それを分流式下水道と同程度まで削減しようという処理施設を建設するものである。
○鈴木啓一委員 40万円でわかった。下水道事業は大変だから、本当にしっかりやっていただきたい。進捗率が69.6%で大分上がってきたから、あとは市川幹線、それから松戸幹線ができればまたぐんと上がると思うので、ひとつ頑張っていただきたい。
○並木まき委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第90号平成25年度市川市地方卸売市場事業特別会計予算

○並木まき委員長 議案第90号平成25年度市川市地方卸売市場事業特別会計予算を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔農政課長 説明〕
○並木まき委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 全体的なことで伺うが、市川の市場は頑張って、ほかは売り上げ減なのに売り上げを上げているという中で、民間委託という話であるが、民間委託すると何がどう変わるのか。いろんな自主事業をもっと提案できるというようなことだと思うが、その辺で、市の負担がどのぐらい減るのかということと、民間委託になって業者のメリットは、どういうものが裁量拡大になっていくのか、まず1点お聞かせいただきたい。
○農政課長 市のメリットとしては、行政コストの削減が考えられると思う。平成25年度予算ベースで人件費が4,100万円ぐらいあるので、それが今度民営化になれば、その分が要らなくなると考えられると思う。また、事業者においては、事務手続の簡素化、スピードアップが考えられる。そしてまた、事業者による主体的な市場経営ということで意識改革とか市場の活性化ができるのではないかと考えている。また、施設管理への対応が迅速になったりとか、事業者の努力により使用料の軽減も考えられると思う。
○金子貞作委員 人件費はわかる。これは皆さんがいなくなるんだから、その分の負担が減る。皆さんが直営でやってきて、これを民間委託したら事業者の利益がさらに上がるということで、皆さんがこれまでやってきたことがどうだったのかということになってしまう。直営でももっと売り上げを上げて、事業者もお互いメリットがある。普通直営の場合、そういう関係があるからやるわけで、直営だといろんな事務が遅くなったりとか、直営ではだめだという理由を聞かせていただきたい。
○農政課長 まず、事務手続の部分に関しては、どうしても行政が間に入るので、何か事業を行うときにそういう部分でスピードが違ってくる部分はあると思う。それからまた、市場の活性化に関して、現在、市場まつりとかも行っているが、さらに事業者によってもうちょっと対市民に向けても活性化をして、事業も拡大していけるのではないかと考えている。
○並木まき委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第95号について

○並木まき委員長 議案第95号市川都市計画道路3・4・18号浦安鎌ケ谷線と京成本線(京成八幡~鬼越駅間)の立体交差事業 京成本線直下横断部築造工事に関する変更施行協定についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○都市計画道路課長 本会議以上の説明はない。よろしく審査くださるようお願い申し上げる。
○並木まき委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

請願第24-1号農道拡幅及び通学路整備に関する請願

○並木まき委員長 請願に入る。
 請願第24-1号農道拡幅及び通学路整備に関する請願を議題とする。
 意見を求める。
○金子貞作委員 私も1人、まだ了承していないという人を知っているが、いろいろまだ時間がかかりそうなので、継続でお願いしたい。
○並木まき委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 本請願を閉会中継続審査事件とすることに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○並木まき委員長 挙手全員。よって本請願は閉会中継続審査事件とすることに決した。

請願第24-10号農業振興地域指定除外に関する請願

○並木まき委員長 次に、請願第24-10号農業振興地域指定除外に関する請願を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○並木まき委員長 この件に関しては、委員長としては状況を確認するために、請願にかかる状況を経済部より休憩に入り説明を受けたいと考えているが、いかがか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 休憩する。
午後5時6分休憩
〔休憩中 農政課長説明〕
午後5時24分開議
○並木まき委員長 再開する。
 意見を求める。
○金子貞作委員 私はこれを採択でお願いしたいと思う。この農業振興地域で大町小学校のあたりに50戸連檐で家が建っている。それから、市川大野駅周辺は、まさに50戸連檐で家がどんどん建って、農業振興地域とはとても言えない、住宅街という感じの状況である。だから、この実態はもう既に農業振興地域という地域になっていないということと、農家がこの間ずっと農業振興地域にふさわしい支援を求めてきたが、一向にメリットを感じていない。このままでは後継者も育たないということと、個々に除外を行うことはできるんだけれども、できる人とできない人がいる。それで、やはり農家同士の不平等とか対立が出て、かえって農家同士の関係がぎくしゃくしてしまうということで、市街化調整区域とその上に農業振興地域という二重の網をかけている。農業振興地域は県の管轄なので、やはり私はこの趣旨を尊重して、これを機会に都市農業のあり方にぜひ一石投じるという意味で、私は採択すべきだと思う。
○並木まき委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 本請願を採択すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって本請願は採択すべきものと決した。
 次に移る。

所管事務の調査について

○並木まき委員長 所管事務の調査についてはお手元に配付の文書のとおり行いたいと思うが、これに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よってお手元に配付の文書のとおりに決した。
 続いてお諮りする。所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○並木まき委員長 異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については、正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○並木まき委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後5時28分散会

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