更新日: 2018年11月15日

平成25年12月市川市議会建設経済委員会

開会

午前10時3分開議
○かつまた竜大委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。

議案第36号 平成25年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会に付託された事項

○かつまた竜大委員長 まず、12月5日の議会運営委員会において、今12月定例会より常任委員会における一問一答制の導入が決定されている。委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し、発言方法を申し出た上で質疑されるようお願いする。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の皆さんの質疑に対する答弁の際は、職名を名乗った上で発言をしていただきたい。よろしくお願いする。
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○かつまた竜大委員長 議案第36号平成25年度市川市一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔道路安全課長、河川・下水道管理課長、臨海整備課長、みどり管理課長、動植物園長、都市計画道路課長、みどり整備課長 説明〕
○かつまた竜大委員長 質疑はないか。
○堀越 優委員 1点だけお聞かせ願いたい。4項2目の都市計画費、都市整備費の中の13節委託料で、減額補正で201万3,000円の減額になっている。三番瀬塩浜案内所管理運営委託料であるが、これは当初で予算計上をしながら、4月1カ月分と8月、9月のイベントをやっただけでやらなくなってしまったということであれば、最初から予算計上する必要はなかったのではないかと思うが、その辺のところを聞かせてほしい。
○臨海整備課長 委託事業については、当初予算時点において、委託予定先であるNPOと新年度の委託運営について協議した結果、継続して実施することで承諾を得ていたが、予算執行直前にNPOより自分たちの活動に重点を置いて活動していきたいという申し入れがあり、当該委託業務においては執行することが難しい旨の相談があった。その後も市とNPOとの間で協議をしたが、意思がかたく、新年度目前であったことからも、市民への周知期間を考慮して4月の運営を行うことで了解が得られ実施したものである。なお、この案内所の本来の目的においては、市川二期埋立を前提とした暫定的な構造で長年経過していた。こういった老朽化した護岸の問題も県の事業によって解決が進み、また、都市基盤整備の面においては、三番瀬の再生の面からも一定の成果が見られたという経過がある。一方で、三番瀬塩浜案内所は、これまで1万4,000人余りの来場者もあり、三番瀬の再生や行徳臨海部のまちづくりについて情報を発信し、理解をいただいたものと考えており、設置当初の目的をおおむね達したことから、開所50年の節目で4月をもって閉所したという経緯である。
○堀越 優委員 今、おおむねいい成果が得られたということであるが、今後、その場所はどういうふうにしていく予定なのか。
○臨海整備課長 現在、この再整備地区については、地権者5者による土地区画整理事業の事業認可に向けて事業の検討を進めている地域の一部に含まれている。今年度、あるいは来年度早々の事業認可に向けて現在検討を進めているので、認可後は、この区域も土地区画整理事業として再整備していく地域になる。
○竹内清海委員 23ページ、13節委託料、公園緑地維持管理等委託料の件である。労務費単価が15%上がったということだが、当然、先に労務契約されてきたと思うが、なぜ途中で労務単価が15%上がるのか、最初の契約でそういう条項になっていたのか。普通、途中で労務単価がいきなり15%上がるのは額も大きいので、説明してほしい。
○みどり管理課長 委託料15%アップの件であるが、これは国から今年度の4月の頭に通知があり、それを受けて、千葉県から5月1日に労務単価アップの通知が市町村宛てに来ている。4月1日以降の契約案件に関して契約変更ができるということになったので、既に執行していたので労務単価アップ自体に設計時点では間に合わなかったのが現状である。
○竹内清海委員 例の労務単価は4月1日以降の分で上げられたと今感じたが、最初の契約ではもう既に決まっていて、管理委託料の中も労務単価と捉えて上げられるのか。
○みどり管理課長 業務委託料の中で樹木の剪定とか草刈りとかいろいろあるが、その中の労務単価を上げたということになる。
○竹内清海委員 これは難しい。上げなければいけないのかという意味で確認をとっているが、契約だから、当然最初に契約してあるものである。
○田村水と緑の部次長 労務単価については、4月1日からどうしても管理していかなくてはいけないもので、公園の維持管理については365日維持管理が必要ということもあり、4月1日から旧の単価を使って積算し、契約している。それを5月1日の日付で千葉県からの文書により、さかのぼりでこれを変更するということで通達が来ており、変更したものである。
○竹内清海委員 上げるというのは県のほうからか。この契約相手先からの要望ではなかったのか、最後に確認をする。
○田村水と緑の部次長 この単価の引き上げについては、業者からの申し出意向を調査して、それに基づいてやっている。まず先方からの希望があるのかないのかを聞いて、それで今回の単価を上げるという契約に至っている。
○金子 正委員 一問一答で、今のをもう少し詰めたいと思うが、要は委託契約を入札でやる。そうすると、それは基本的に業者がそれぞれ自分の積算で入札をして、落ちたところでこれが委託される。そのときの根拠として、労務費は県や国が決めた労務費単価を持ってきて、それはどの業者も同じで、入札の差は、そのほかの部分で競争して委託をすることになっているみたいに聞こえた。4月1日から国の労務単価が変わるから自動的に変わるが、上げなくていいか、一応確かめてみた。しかし、やっぱり上げてくれという変な話かなと聞こえるが、そういうときの労務単価は、どの業者も全部その指針のもとに同じように出してくるんだという認識でいいのか。余り聞いた話ではないから確認する。
○田村水と緑の部次長 業者のほうの確認ということであるが、今回の値上げが基本的には、年金とか未加入者を減らすということで後追いの通達が来ており、それに基づいて、元請へ今回の社会保障の分としてお支払いした。通常、向こうの意向は、こういった場合聞くことはほとんどないが、今回、国からの政策でもあるので聞いた。規定の請負金の中でできるかどうか、まず確認したところである。
○金子 正委員 そうすると、最初に言った部分の、積算のときにどんな業者も全部そういった基準の単価を使ってくるということに対する答弁がなかったが、それが1つ。それから、今、社会保障費の部分が15%上がったと聞こえたが、入札の段階で皆さんが積算してくるのは、それぞれ自分でできる積算をして、ばらばらで一番いいところで落とす。社会保障費というのは制度的で、それが上がったからという部分だけが15%だったから、そこだけもう1回確認しておく。
○田村水と緑の部次長 社会保障、社会保険料相当額は事業主負担と本人負担分を計上するということである。今回、労働者に対して社会保険料を見込んで支払いなさいということで通達が来ている。そういったことで上げさせていただいた。
○金子 正委員 要は、人件費はそれぞれのやれる範囲で入札である。社会保険料の料率が変わったことで今回の補正になったということか、もう1度確認する。
○地域整備課長 私ども、行徳支所もこのような委託を行って公園を管理するので、私のほうから答えさせていただく。
 国交省から、平成25年度の公共工事設計労務単価の基準が上がったという通知があった。これを受けて、千葉県が各市町村に、上がったので適正に変更してくださいという基本がある。これは、技能労働者への適切な賃金水準の確保ということが基本理念である。単価が上がったので、各市町村は現在執行されている委託業務を設計して委託しているから、その基本的な単価が上がったから見直してくださいという流れである。詳細は、先ほど次長が言われたような内容も含まれている。
○金子 正委員 そうすると、人件費全体にわたっての考え方か。もう1回、その辺が違う。人件費全体なのか、社会保険の料率だけなのか。入札のときには、それぞれ自分の力でできる人件費で持ってくるのではないかと思う。最初に戻ってしまうが、それも、国の労務費単価が決まっていて、A社もB社もC社も同じように、その単価を組み込んできてということであれば今の話でもわかる。
○田村水と緑の部次長 今回の通達においては、技能労働者への適切な賃金水準の確保及び賃金の支払い、それから社会保険等への加入の徹底、この2点の観点から特例措置を定めて通達が出されているので、それに基づいて、先ほどから賃金水準の確保も含めた中で行っているところである。
○かつまた竜大委員長 設計の中に労務単価分が入っているわけだから、人工が何人で、時間が何時間で、そもそもの設計の価格の中に労務単価分がもう計上されている。それを15%アップしたと捉えれば、見積もりの前に行政側として設計をしている。それを上げて、これが600万円、500万円で計上したという考えでよいのか。
○髙坂 進委員 労働者の給料を上げなさいというのと、社会保険をきちんとやりなさいということ。これはちゃんと労働者のところにお金が渡るような仕組みというか、そういう検証はどういうふうにやるのか。
○みどり管理課長 この件については、本会議でも部長から答弁させていただいていると思うが、業務委託の場合は、通常建設事業に準じないので、施工体制台帳とか、下請の契約書とかは必要ないが、本業務委託においても施工体制台帳、下請の契約をとって下請労働者は把握しているので、そこで下請とのトラブル等が生じたら必要な調査を行っていきたいと考えている。
○佐藤義一委員 私は昭和62年に議員になって、当時小塚山に行ったときは物すごく自然が残っていて、すごくいいところがあるなと、当時大町の公園と並び称して、私はすごく感銘を受けた。その後、どんどん外環の計画とかがあって植生は随分変わってしまって、最近は物すごく自然性が失われて非常に残念だなと私は思っている。このたび、1,576.84平方メートルを買収した。そうすると、残りは約1,900何ぼになる。それで、残された1,900平方メートルの見通しはどうなのか、一問一答で行う。
○みどり整備課長 今お尋ねのあった1,905.32平方メートルは、民有地が4筆で、そのうちの1筆を今回買収するので、残り3筆が1,905.32平方メートルである。残りは国有地が580平方メートルである。こちらは国の外環道路事業に伴い取得した土地の残地があり、その残地の取り扱いについて国の方針が定まったら、それに伴い協議を進めていく。畑の3筆については、昨年度から交渉等も続けているが、皆様それぞれに意向があり、相続の発生等に備えて土地を財産として確保しておきたいというような意向等もあるが、今外環道路の事業が進んでいって、小塚山のもとの公園も盛り土造成と樹木の復元工事が進んでいるので、そういう進捗状況を確認しながら、今後地権者の方にスケジュール等を説明して、理解と協力を得られるように努力していきたい。
○佐藤義一委員 畑とかはまだ時間がかかるかもわからない。結局、小塚山公園は、全部買収が当初計画は約1.5ヘクタールで、粗計算すると、このたび1.6ヘクタール買収が可能になった。小塚山が1.5ヘクタールというのは、大洲防災公園が2.8ヘクタールだから、大洲防災公園の約2分の1である。小塚山公園はもっと広いのかと思ったら、大洲防災公園の半分程度である。私が今言ったように、あそこはどんどん人工化されているので、自然的な雰囲気が失われている。だから非常に残念であるが、自然を守ろうとする人たちの団体等が頑張ってくれているが、だんだん関心が薄くなっているようだから、ぜひ市は、これはひとつ、外環で相当痛めつけられているわけだから、きちんと自然的な管理をお願いする。放っておくとどんどん自然になって竹やぶみたいになってしまう。
○かつまた竜大委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第37号 平成25年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第2号)

○かつまた竜大委員長 議案第37号平成25年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明を願いたい。
〔河川・下水道整備課長 説明〕
○かつまた竜大委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第39号 都市計画道路3・4・18号道路築造工事第5-1工区請負契約について

○かつまた竜大委員長 議案第39号都市計画道路3・4・18号道路築造工事第5-1工区請負契約についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
〔都市計画道路課長 説明〕
○かつまた竜大委員長 質疑はないか。
○宮田かつみ委員 特にはないが、1点だけ、一問一答でお願いする。
 当初の説明では、京成本線にかかわる工事なので、一般的にはJRもそうであるが、その関係者がやっているケースが多いということから、京成建設株式会社が受注をしてやっているわけだが、我々が考えるには、その理屈は大体ほとんどの方はわかっているので、例えば随意契約でも同じではないかと思う。ただ、一部京成が受注をして、鉄建が工事をするところはあるようだが、基本的には、そのほうが後々の補償面とか、いろいろな瑕疵担保の点も含めていいと理解はしているが、その1点だけお答えいただけるか。
○都市計画道路課長 今の御質疑であるが、京成直下横断部については京成電鉄に委託して、その請負業者が京成建設と鉄建建設のJVの契約である。今回は、市内業者を排除することなく市内業者も含めて、今回の総合評価一般競争入札を行ったものである。委員から、最初から経費調整して随意契約ということは考えられなかったのかというお尋ねであるが、そこら辺は市内業者も含めて入札したほうがいいだろうという中でやっている。
○かつまた竜大委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第40号 土地の取得について

○かつまた竜大委員長 議案第40号土地の取得についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審議のほどお願いする。
○かつまた竜大委員長 質疑はないか。
○金子 正委員 一問一答で、別紙2を見ると、この土地の取得が25年度、26年度、27年度と分けてあるが、土地開発公社から一括で8億9,500万円全部を一緒に買う。分けて買うわけではなくて一括で締結しているのに第1回、第2回、第3回と分けてある理由は何か。
○河川・下水道整備課長 3カ年で今回買い戻しを行うが、今回の基本契約で、まず全体額1本で公社と契約を結び、今年度を初め3カ年の年度契約をそれぞれ結んで買い戻しをする。この買い戻しに当たっては、国の補助金の社会資本整備総合交付金を充てて買い戻すため、交付金を最大限活用し、市の負担も最小限にして適切に購入するため、3カ年に分けているものである。
○金子 正委員 一遍に契約はするが、国の交付金を活用するために年度を3回に分けたということで、別に他意はないということである。25年度、26年度、27年度と分けてあって、これは基本的には途中で変更することはないと理解していいか。
○河川・下水道整備課長 そのとおりである。
○並木まき副委員長 1点、一問一答で伺う。今、大和田ポンプ場建設を進めている中で、昨今、今までになかったような大型の台風がよく来ている。これから地球の環境が変わってきていると言われている中で、予想を上回るような大雨だったり、大荒れの天気は来るかと思うが、本市のこれから建設する大和田ポンプ場は、そういった今までにない規模への対策は現時点でどう考えているのか聞かせてほしい。
○河川・下水道整備課長 大和田ポンプ場については、現在下水道計画として定めている5年に1度の大雨、1時間最大50ミリの雨に対応する計画降雨で整備している。したがって、昨今50ミリを超える大雨が全国でも発生しているが、それに直接対応したものにはなっていない。ただ、効果としては大和田ポンプ場が整備されることによって、現状、市川南地区で毎秒23トンを江戸川に県の排水機場で吐いているが、それに、今回19トンの大和田ポンプ場を整備することにより、約2倍の江戸川への排水能力になる。これにより、短時間で浸水がなくなるとか、約2倍になる排水能力に相応した効果が見込めることとなっている。
○かつまた竜大委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
 暫時休憩する。
午前10時51分休憩
午前10時53分再開
○かつまた竜大委員長 再開する。

所管事務調査

○かつまた竜大委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに異議はないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○かつまた竜大委員長 以上で、建設経済委員会を散会する。
午前10時55分散会

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