更新日: 2018年11月15日

平成26年6月市川市議会建設経済委員会

開会

午後3時17分開議
○かつまた竜大委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。

議案第8号 大和田排水樋管建設工事委託契約について

○かつまた竜大委員長 まず、昨年12月5日の議会運営委員会において、常任委員会における一問一答制の導入が決定されている。委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対し発言方法、1、全て総括、2、初回総括2回目以降一問一答、3、質疑項目を全て述べてから一問一答、いずれかを申し出た上で質疑されるよう願いたい。
 それでは議案審査に入る。
 理事者の方々におかれては、説明または委員の皆さんの質疑に対する答弁の際は職名を名乗った上で発言願いたい。
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○かつまた竜大委員長 議案第8号大和田排水樋管建設工事委託契約についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査願いたい。
○かつまた竜大委員長 質疑はないか。
○金子 正委員 全て総括で、それほど内容はない。
 要するに大和田ポンプ場の建設で、樋管のために行うだろうが、この工事が始まるときに排水の能力がいろいろ言われていた。今までが23?/sで、大和田ポンプ場27?/sと市川南10?/sが新たに追加されて、あの辺の排水対策に役立てるということであるが、その後、去年のすごい水害があり、10月の台風26号で想像を絶する、市川中が水浸しになってしまった。何となくこの数字を見ると相当な排水能力となり、市川南地域の雨水排水対策がこれによってほぼ終わるというような答弁があったが、この前の台風では、特に市川駅南の産業道路は膝上ぐらいまで水が上がった。この工事が完了することによって、南ポンプ場も含んでどのぐらいの排水能力となって、あのような雨が降ったときに膝上ぐらいの状況がどのぐらい改善されるのか。これは素人っぽい言い方で、皆さんはプロ的な言い方があるだろうが、あのような雨に対してどのぐらい対応ができるのか。ほとんど水がたまるようなことはない、床下浸水なんかはなくなるのか、この能力をどのように見ているのか伺いたい。
○河川・下水道整備課長 今の秣川排水機場が1秒間に23t排出する能力があり、3つのポンプ場ができると、合わせて60tという能力になるので、これが完成すれば、今に比べればもちろん相当能力は上がり、この間の雨のようなときでも被害は大分軽減されると思う。ただし、ポンプ場だけを整備したのでは50㎜の対応はまだ不完全であり、そこからつながる管渠の整備をして初めて100%完成となるので、50㎜の能力を完全に発揮するには、ポンプ場をつくった後に、そこにつながる管渠を順次整備していく必要があると思う。ただし、もう既にある程度整備が進んだ管渠もあるので、ポンプ場ができるだけでも、大分能力が上がってくるのは確かだとは思う。
○金子 正委員 そのとおりだと思う。同時に大和田そのものもあと2年ぐらいかかる。その後、南がもう3年ぐらいかかり、おおむね五、六年先に南ポンプ場の完成、その先、今の管の整備が必要だというと、最終的に完成をどのぐらいと見ているのか。
○河川・下水道整備課長 当面は大和田ポンプ場の整備を行い完了後は、市川南ポンプ場に入り、それが終わった後に順次管渠の整備と考えている。ただ、その全てが終わるのが何年かというのは、今の段階ではまだ定めていない。ただ、ここだけを整備するわけではなくて、市内としては高谷・田尻排水区といって、高谷・田尻方面から浸水常襲地になっているショップス、市川警察の前とか、あちらのほうの通りを解消する工事も行っていかなければいけない。今後は、そういうトータルで進めていき、重点的にそのエリアの管渠の整備も行っていかなければいけないと考えている。
○金子 正委員 管渠整備が最終的にここで終わるという明快な期限を切ってはいない。しかし、市川南ポンプ場は最終が決まっていた。そこからトータルでどのぐらいなのか想像できるが、市川南ポンプ場整備の終わりは何年か。
○河川・下水道整備課長 市川南ポンプ場の整備は、今の予定だと大和田ポンプ場が終わった後と考えているので、28年度以降の着手で、30年をめどに整備していこうとは考えている。その前の工事が仮におくれれば、その分1年おくれたりすることはあると思うが、そのような予定で今は考えている。
○宮田かつみ委員 一問一答でお願いしたい。
 契約案件であるから、契約案件についてのみ質疑させていただきたい。基本的には河川法があるということで、下水道事業団に発注をしておきながら、そこの部分は本会議で質疑があったような形になる。値段が高くなると部長が答弁したが、確かに私もそう思うが、河川法は法律であるから認めざるを得ないけれども、もともと河川法があるのであれば、下水道の問題は国で、河川法も法律だから国である。それだったら逆に、最初から何かややこしいことをしないで、設計は下水道事業団のほうで行うにしても、そこは国土交通省におたくの敷地の領土内だからこれで行ってくださいと、全部行ってもらったらどうか。そのほうが経費は安く済むという気がするが、その辺はできないのかできるのか、どういう検討をされたのかお尋ねする。
○河川・下水道整備課長 今回の工事はあくまでも市の事業として進めている。市の下水道施設として進めている工事であるので、初めから、国が計画を立てて自主的に施工していくということはない。市が計画して、市が施工していかなければいけないものである。
○宮田かつみ委員 要するに、河川敷の中を横断するわけで、それは河川法に係るから国がというお話だった。それであれば最初から、設計は下水道の関係で専門家に依頼して設計されて、それは市が行うのかどこが行うのかは別として、施工は最初から国にお願いするということは言えなかったのかを伺っている。
○河川・下水道整備課長 今回の場合は言えない内容である。これは市の事業なので、市が行なわなければいけない。ただし、決まりとしては、それができないわけではなくて、相手の管理している敷地内に市が計画している施設をつくる場合には、今回のように委託して行う形があるということである。
○宮田かつみ委員 できるのであれば、どちらが安いか高いかというのは検討するべきだと思う。先ほどの本会議の質疑はそういうことではなくて、事務方の経費が云々という話だった。それはそれで答弁されたから、あえてこちらが再度伺うことはないが、今言った方法でできるのであれば、誰が考えても費用的には管理者のほうで行っていただいたほうが安くなるような気がする。できないのか伺う。
○河川・下水道整備課長 結果的に、国が主体となって初めから計画することはできないが、市が計画して、それを委託することはできる。それが、今回議案として出させてもらっているものである。河川区域の中の工事は河川管理者に委託すると河川法で決められており、市が直接行いたくてもやれない仕組みになっている。今回のように堤防を大がかりに掘削しての工事は、洪水時などに浸水被害をもたらすおそれがあるので、そういう危険な工事を行う場合は河川管理者が直接行うことになっている。
○堀越 優委員 一問一答で、1問だけ質疑させていただきたい。
 関連性について、確認の意味も含めて質疑したい。大和田の排水樋管建設に伴って、堤防を大規模掘削するということである。大雨時や集中豪雨時の安全性はどのように確保されているのか、まず1点聞かせていただきたい。
○河川・下水道整備課長 確かに、築造時に堤防を1回横断的に掘るため、洪水時に危険が生じてはいけないので、掘削する前にその前面に矢板などで川側のほうへ仕切りをする。このような堤防がなくても水が溢水してこないような対策をとった上で掘削して、構造物をつくっていく。つくった後には、また堤防をもとどおりに戻して、仮設の矢板などの仕切りをとるという形で安全を確保しながら行っていく予定である。
○堀越 優委員 安全を確保して工事を進めるということであるが、堤防上にはサイクリングロードがあり、自転車や歩行者が利用しているが、堤防掘削時にこれらの利用者はどうなるのかお聞かせ願いたい。
○河川・下水道整備課長 確かに、掘削時に堤防天端のサイクリングロードは一時的になくなるので、利用者の不便にならないように、掘削前に、今の予定では堤防の裏側、民地側に1回スロープでおろして下を通させて、その先でスロープを新たにつくり上に戻すということで通行を確保していく予定である。
○かつまた竜大委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第9号について

○かつまた竜大委員長 議案第9号東京外かく環状道路事業に関連する市川市江戸川左岸流域関連公共下水道市川南排水区雨水排水施設建設事業に関する施行協定の変更についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道整備課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査願いたい。
○かつまた竜大委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

請願第26-4号 市川の住環境を守るために建築基準法の日影規制の強化を求める請願

○かつまた竜大委員長 請願第26-4号市川の住環境を守るために建築基準法の日影規制の強化を求める請願を議題とする。
 書記に朗読いたさせる。
〔書記朗読〕
○かつまた竜大委員長 意見を求める。
○竹内清海委員 今、閉鎖方式と発散方式では、発散方式のほうが基準は緩いということである。日影が近隣住民に大分影響するということであるが、例えばこれが本当にいけないのであれば、もちろん完全にだめであるが、まだ市川市では明確には決まっていない、指導の程度でどちらでもいい。地主やマンションを建てる建設会社は、利益を追求すれば、違反はしていない中での限度ぎりぎりは多分主張してくるかと思うが、規定がないままに自治会だけの一方的な意見で安易に決めるというのも、どうなのか。
○金子 正委員 実は、これを石原よしのり議員から相談された。これをよく見ると、市川市はもともと閉鎖方式で行ってくださいとずっと指導しているが、それに従う業者が全部かというとそうでもない。地域ごとに例えば真間とか、須和田とか、非常に住環境が整っているところでは特に閉鎖方式で行うことが望ましいし、市川市長も盛んに今、景観、景観と言っている。しかし、市川市がこれでなければだめだと言うと、極端なことを言うと、業者がよく言う、確認がおりているのに階数を下げろと言われたと訴えられて負けてしまうことにもなりかねないし、これは最終的に書いてあるのは、指導を強化してほしいという表現になっているので、市川市はこれでなければだめだといって指導しろではなくて、指導を強化してほしいと言うものだから、それはそれで市川市の姿勢としてはいいのではないか。
 同時にこの裁判が行われて、違法だという判決が出ている部分もある。市川市の特に京成線北部の真間の辺はどうもそうらしい。そういう点では、指導を強化してほしいという願意だから、私は紹介をした。紹介した立場として、そんな答弁である。佐藤委員もどうぞ補足していただきたい。
○佐藤義一委員 私も全くそのとおりで、もともと市川市の指導は閉鎖方式を主体的に行ってきたが、やはり業者というか地権者は、なるべく高いものを建てたいし、建物を有効に活用をしたいので、結果的に発散方式を採用している。しかし、地権者の気持ちと、周辺の環境をよくしてほしいという住民の気持ち、どちらに我々議員が立つかといったら、やっぱり市川市全体の環境を重視する立場に立つのが議員ではなかろうかと判断した。国の方向もどうもそのようであるし、埼玉の裁判結果も発散方式が否定されるということである。これを石原議員が持ってきたときは、ちょっとうさん臭く、選挙目当てと感じなくもなかったが、いろいろ話を聞いてみると、真間地区は昔から伝統的に住民の人たちが非常に景観に対して主張をすることが強いようである。
 もう1つは、これはもっと初めはきつかった。今、金子委員も言ったが、金子委員や私らが彼に働きかけて、要は「指導を強化していただく」とトーンを物すごく下げた。あくまでも市川市は今までも閉鎖方式と言っていたわけだから、それをもっと強く言えということである。何が何でも閉鎖方式から、指導強化にトーンダウンしたから、あとはそのときの市の指導と地権者との話し合いになると思う。だから、竹内委員のような地権者がいれば、閉鎖方式にはならない可能性もある。そういう面も残されているというので私どもは紹介した。でないと、金子委員に頭を下げられなかった。要は市民の気持ち、市長の公約にのっとって妥当である。竹内委員、よろしくお願いしたい。
○竹内清海委員 わかった。
 今回の計画の中で高さが例えば8階のものが5階になってしまうとか、6階、7階になってしまうとか、そこまできつくはならないということであろう。指導ということなので、私も当然理解するが、たまたま私の知り合いが地権者で、建築を知っている人なので、少しお伺いした。
○金子 正委員 5階が3階になったり、14階が10階になったりというレベルではない。例えば14階の一室が5階に変わって、14階だったら5,000万円で売れるのが、5階なら4,500万円というレベルの話だから、15階が14階あるいは13階になるとか、そんな話とは違うと思っている。
○かつまた竜大委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 採決する。
本請願を採択すべきものと決することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 異議なしと認める。よって本請願は採択すべきものと決した。

所管事務調査

○かつまた竜大委員長 所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○かつまた竜大委員長 異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○かつまた竜大委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後3時50分散会

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