更新日: 2018年6月28日

平成30年2月市川市議会建設経済委員会

開会

平成30年3月1日(木)
午後3時開議
○田中幸太郎委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
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○田中幸太郎委員長 審査に入る前に現地視察及び審査順序についてであるが、委員長としては、お手元に配付のとおり、予算議案に関する現地視察を行いたい。ついては、現地視察を明日に行い、本日は、予算以外の議案を順次審査したいと考えているが、いかがか。皆様の御意見を伺いたい。
○竹内清海委員 異議はないが、見に行くのは河川・下水道建設課の市川南ポンプ場の場所か。何回も見ているような気がするが皆さんはないか。
○越川雅史委員 視察は結構であるが、仮本庁舎で狭いので理事者の見送りはなしがよいと思うがいかがか。
○田中幸太郎委員長 視察が決まったら私から当該部署には伝えたいと思う。
 それでは、現地視察を行うことに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって現地視察を行うことに決した。
 明日、午前9時45分に仮本庁舎1階受付前に集まってほしい。よろしくお願いしたい。

議案第69号 市川市中小企業資金融資及び利子補給条例の一部改正について

○田中幸太郎委員長 本日は予算以外の議案を順次審査することとする。
 それでは、議案審査に入る。
 まず、審査に当たっては一問一答制が導入されているので、委員の皆様におかれては、質疑冒頭に私、委員長に対して発言方法、[1]全て総括、[2]初回総括2回目以降一問一答、[3]質疑項目を全て述べてから一問一答を申し出た上で質疑されるようお願いしたい。
 また、理事者の方々におかれては、説明または委員の質疑に対する答弁の際は職名を名乗った上で発言されるようお願いしたい。
――――――――――――――――――――――――
○田中幸太郎委員長 議案第69号市川市中小企業資金融資及び利子補給条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○商工振興課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 一問一答で2点。
 1つは、この改正に至る経緯と、これに伴う効果について伺いたい。
○商工振興課長 今回の条例改正の目的であるが、国の信用保証制度の見直しにより、市内の小規模企業者等の支援の拡充となる。また効果であるが、これまでの1,250万円が2,000万円に引き上げられるので、中小企業者の方にとってはより起業しやすい状況が想定される。
○金子貞作委員 規模の拡充だけか。借りやすくなる条件などはないのか。それから本市の今までの実績もあわせて伺いたい。
○商工振興課長 全体の融資件数を申し上げると、平成29年12月末現在で全ての融資件数で205件の申請をいただいている。委員から御質疑いただいた金額以外での見直しについては、これまでどおりである。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第70号 市川市ベンチャービジネス等支援資金融資及び利子補給条例の一部改正について

○田中幸太郎委員長 議案第70号市川市ベンチャービジネス等支援資金融資及び利子補給条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○商工振興課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 このベンチャービジネスは本会議でも質疑があったが、私も以前に相談を受けたことがあるが、実績が伴わないとなかなか借りられない。要は、黒字にするために設備投資融資を受けたいが、過去3年間の実績がこれでは、とのことがあったそうである。最初から黒字にするのは大変なことで、当然その辺の見通しは市も審査しないといけないが、その対応についてどのようにされているのか。また、見直しも必要かと思うが伺いたい。
○商工振興課長 質疑の1点目、ベンチャービジネス等支援資金融資条例であるが、まず対象者の方を改めて説明させていただく。これから創業される方、また、創業から5年未満の方を対象としているのと、今回の一部改正については、上限幅が小規模と同じように2,000万円まで拡充をさせていただく。委員から御質疑いただいた、より借りやすい状況との点で、これまで1,000万円については、自己資金を有するとの定義があったが、今回の改正においては自己資金のない形でも融資ができる。今回の条例改正とともに、より起業しやすい状況となるよう改正をさせていただいている。
○金子貞作委員 わかった。自己資金は多少持って起業しないと、なかなかこれはできないと思う。ところが2年、3年たって、何とか黒字にしていきたいと努力するが、やはり設備投資をしていかないことには、例えば冷蔵庫を新しいものに変えても1,000万円ぐらいかかってしまう。アドバイザーも含めた相談体制をもう少し丁寧に対応していただいて、黒字化していく上でどのような努力が必要なのか、ぜひきめ細かい対応をしていただきたいと要望して終わる。
○田中幸太郎委員長 ほかにないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
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○田中幸太郎委員長 暫時休憩する。
午後3時10分休憩

議案第71号 市川市下水道事業の設置等に関する条例の制定について

午後3時11分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 議案第71号市川市下水道事業の設置等に関する条例の制定についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○下水道経営課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 これは下水道事業特別会計に地方公営企業法に規定する財務規定等を適用し、公営企業会計に移行するとのことである。本会議で質問があったが、1つは、他市の状況は今どうなっているか。もう1つは、老朽化対策、それから、まだ七十数%なので今後の下水道建設が必要になってくる。そうすると下水道使用料が今後試算されていくと思うが、これがどの程度上がっていくのか、市の負担がどのように減っていくのか、この点を伺いたい。
○下水道経営課長 初めに、他市の状況であるが、近隣では、柏市が平成26年度から公営企業会計に移行している。本年の4月から松戸市と船橋市が移行の予定になっている。
 続いて、2点目の今後の下水道使用料の見込みであるが、確かに下水道普及率は73%で、今後も未普及地域への建設が必要となる。それと同時に老朽化の対応も必要になってくるが、下水道使用料の見直しについては、今後の投資等の状況を改めて試算した中で、必要があればその時点において再度検証していきたい。現段階において、どのぐらい上がるかはお答えできないので御了承いただきたい。
○金子貞作委員 近隣市は下水道普及率は何%なのか参考までに伺いたい。
 また、公営企業会計への移行によって会計が透明化するなど、いろいろメリットはあると思うが、住民、市民にとってデメリット、与える影響はどのようなものが考えられるのか伺いたい。
○下水道経営課長 大変申しわけない。今、他市の普及率の状況については手元にないので、後ほどお答えさせていただく。
 2点目の市民へのデメリットであるが、移行した市町村や国からの情報では、市民に対しては下水道経営の透明性などを今以上に説明できるとのことで、メリット的なものはあるが、デメリット的なものは特段ないと思う。
○金子貞作委員 わかった。使用料については、今後建設がどんどん進めば、また使用料にはね返ってくるのかとの感じはするが、そのように理解していいのかどうか伺いたい。
○下水道経営課長 今回、下水道事業特別会計を公営企業会計に移行することは、今後市民サービスを安定的に進めていくために必要なものだと思っている。先々を見越した中で、必要であれば下水道使用料の見直しも、その段階において検証する必要があると考えている。
 先ほど、金子委員から質疑があった普及率の件であるが、船橋市が84.3%、松戸市が84.9%、浦安市が99.7%、柏市が90.0%となっている。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
――――――――――――――――――――――――
○田中幸太郎委員長 休憩する。
午後3時19分休憩

議案第72号 市川市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について

午後3時20分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 議案第72号市川市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○都市計画課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論を終結する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
――――――――――――――――――――――――
○田中幸太郎委員長 暫時休憩する。
午後3時21分休憩

議案第85号 東京外かく環状道路事業に関連する市川市江戸川左岸流域関連公共下水道市川南排水区雨水排水施設建設事業に関する施行協定の変更について

午後3時22分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 議案第85号東京外かく環状道路事業に関連する市川市江戸川左岸流域関連公共下水道市川南排水区雨水排水施設建設事業に関する施行協定の変更についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道建設課長 本会議以上の説明はない。よろしく御審査くださるようお願い申し上げる。
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○越川雅史委員 一問一答で伺いたい。これは市川南7号幹線の続きのことと理解していいのか。
○河川・下水道建設課長 89ページに図面が載っているが、図面で言うと、外環道路の右側が市川南7号幹線で、昨年完成した大和田ポンプ場に導くものである。この左側が市川南3号幹線で、これは秣川排水機場に流れるものである。両方あわせて市川南排水区としている。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
――――――――――――――――――――――――
○田中幸太郎委員長 暫時休憩する。
午後3時24分休憩

議案第86号 土地の取得について

午後3時25分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 議案第86号土地の取得についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○河川・下水道管理課長 本会議以上の説明はない。御審査のほどよろしくお願い申し上げる。
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 これは過去の建設経済委員会でもいろいろ議論されてきたと思うが、この地域の排水問題である。現状はどうなっていて、なぜこのような大水が出るような地域になっているのか、我々もわからないので、まず現状を伺いたい。
 また、この調整池は約6億8,000万円かけて用地を買収するが、その効果について。
 それから、何ミリ対応の調整池になっているのか。
 3点伺いたい。
○河川・下水道管理課長 まずこの地域の現状であるが、過去の冠水状況から言うと、平成25年10月の台風26号、平成26年10月の台風18号、平成27年9月の台風18号で、派川大柏川からの流入、近隣の道路冠水等が発生している。排水対策としては、真間川や大柏川の整備で補ってきたところであるが、派川大柏川についても今後、県の負担となるが整備を行っていく予定としている。現状としてはそのようなところである。
 効果についてである。約7億円の費用でこちらの土地を購入することになるが、先ほども申し上げたが、過去の台風等の集中豪雨等の際には、派川大柏川からこの調整池に雨水が流れ込んでいる。また、近隣の道路等の冠水状況を見ても、この調整池があることで治水効果が発揮されていると考えている。また、この土地については、もし仮に第三者に土地が渡ったときに開発行為などで家が建ち並ぶ場合には、また冠水状況等がひどくなるのではないかと考えると、非常に効果があると考える。
 また、何ミリ対応か、との換算はしていない。調整池の滞水容量では約5,600?となっている。
○金子貞作委員 私もこの近くの人から相談を受けて、道路冠水で車2台をだめにしたとのことで、市にも何度も何度もこの対策を要望してきたが、せっかくこのようなポンプをつくったり、調整池をつくるのに、やはり住民の方々に丁寧な説明がされていない。昼間働いている人は、土曜か日曜でないと説明会に出られない。このペーパー1枚で事が済んでしまっている。せっかくこのような事業が行われるのに市民に余り周知されない。そして、効果についても一般的にはわかるが、これだけの効果があって税金の無駄にはならない、ここはこのような地形になっているから今調整池をつくらないと道路冠水で車が使えなくなるぐらいの試算が出ているなど、一般的な効果ではなくて、やはり科学的なデータをもとにした説明をもっと行わないといけない。
 それからもう1つ、ここはどんどん家が建ち並んできた。道路状況を見ると、皿状みたいな感じで、要は奥に行くほど道路冠水がひどくなる。そのような地形の中で開発行為が行われた場合、やはりそれだけの雨水を処理できるような指導が弱いのではないかと思う。行政が後からお金を使って調整池をつくって、ポンプも設置して、そのような住民の苦情で後追いになっていないか。その辺の開発行為についても、事前の審議がどうだったのかを検証してほしい。その点についてどうか。
○河川・下水道管理課長 開発行為に関しては、それぞれの地区に関して河川・下水道管理課で雨水の貯留、浸透について指導を行っている。開発行為の計画が上がってきた段階では、その土地の面積などに合わせた貯留あるいは浸透を指導している。
○水と緑の部次長 補足で答弁させていただく。この派川大柏川は未整備となっており、最終的には今よりももう少し幅の広い川に改修されていく計画を県のほうで立てて、土地の買収も一部は始められている状況である。位置づけであるが、この池は河川が整備されるまでのあくまでも暫定で、以前に地主の好意によって無償で貸していただいていた土地であり、本来の派川大柏川の改修計画には位置づけられていない施設である。計画的に位置づけられていないので、実際には幾らためなければいけないとのことはなく、借りた土地でためられるだけをためている状況である。そのような中で、2年前、地主から、今後この土地に関してどのようなことを市では考えているのか、いわばこのまま使うつもりがあるのか返すのかとのことがあり、市としても検討して、派川大柏川が県のほうで整備が進まない今の状況の中で返してしまうのは、やはり市民感情や機能としてもマイナスになり、納得していただけないところがあるだろうとのことで土地を確保し、今までどおり川の水があふれそうになったときに、川の水を池の中にためる機能を継続するとともに、今回は川があふれる前にも道路冠水が起きているような状況があったので、マンホールポンプをつけて冠水した道路の水を池の中にくみ入れられるような機能を追加し、今活用している。この池自体は実際の河川の計画の中にはない施設である。
○金子貞作委員 ここの地形はすり鉢状になっていて、家を建てる場合には水が一気に集まってくる地域である。だから毎年のように被害が出ているわけで、そのような地域について、やはり開発業者にここの地域はこのような問題が出るから大きな排水施設をつくってくれないと開発行為は認めないなど、もっと厳しい見直しをしないと、あちらこちらにポンプをつけたり、調整池をつくったら大変なお金がかかる。それと、せっかくいい事業を行うのに住民に丁寧な説明がされていない。この点は、やはり皆さんが本当に納得いく、効果のある事業であることを丁寧に説明して、まず住民の理解をいただくことと何回も説明していくことを、ぜひ行っていただきたいと要望しておく。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
――――――――――――――――――――――――
○田中幸太郎委員長 まだ審査していない案件については、明日の現地視察後、審査したいと思う。
 本日はこれで散会する。
午後3時37分散会

・現地視察

平成30年3月2日(金)
午前9時45分開議
○田中幸太郎委員長 ただいまから建設経済委員会を開会する。
――――――――――――――――――――――――
○田中幸太郎委員長 これから現地視察を行う。
暫時休憩する。
午前9時46分休憩
〔休憩中に現地視察〕

議案第74号 平成29年度市川市一般会計補正予算(第5号)のうち本委員会に付託された事項

午後1時開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 議案第74号平成29年度市川市一般会計補正予算(第5号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔商工振興課長、地域整備課長、道路管理課長、新庁舎建設課長、道路建設課長、交通計画課長、河川・下水道建設課長、河川・下水道管理課長、街づくり推進課長、都市計画道路課長、下水道経営課長、公園緑地課長、道路安全課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 3点伺いたい。1点目は、繰越明許費で入札不調が非常に多かったが、この理由と予定価格が妥当だったのかどうか。特徴的なところで教えていただきたい。
○道路安全課長 補正予算書6ページ、繰越明許費補正の事業名は支所管内側溝整備事業である。不調になった理由については、先ほど申し上げたが、11月時点で入札を予定していたが業者の参加申し込みがなかった。理由については、年度初めから徐々に発注をして、ちょうど年末ぐらいになると、施工業者も手持ちの工事がたくさんあるので、やはり市の工事が毎週のように発注されている。その中で、たまたま参加がなかったと考えている。
 また、予定価格の妥当性であるが、これについては積算の中で比率割合が既に公表されている。その算式に基づいて予定価格を設定しているので、適正であると考えている。
○金子貞作委員 不調の件で、予定価格は妥当とのことであるが、発注時期について改善の必要性があるのか。要するに、年度末になると業者は仕事がいっぱいあって、なかなか参加しづらい。もっと前倒しして発注するような改善があれば業者の参加が多くなるのか。あなた方も専門家だから、ずっと担当してきている。その辺のところはそんなに難しいことではないし、前倒しで補正予算を計上して発注すれば業者は参加が可能なのかどうか、全体的なことにもなるが伺いたい。
○道路安全課長 当課の案件に関してだけ申し上げると、数ある中でたまたまこの工事の入札のみに参加者がいなかったと考えている。発注については、財政部からも言われているので、当然市川市全体が早期発注を常日ごろ心がけているが、やはり工事、公告が集中する時期は必ずあると思うし、当課においても、先ほど言ったように11月ごろは業者の手持ち工事が多くなる時期があるので、そのようなことが理由かと考えている。
○金子貞作委員 11月に集中しないような割り振りを考えれば、もっと適正な競争で、落札額も安く上がるかもしれない。これが入札不調になれば、今度は予定価格を多少上げなければ、今までの方法ではまた不調になってしまう。やはり業者だってもうかることを考えるわけであるから、これが難工事でいろいろ難しいのであれば、これはしようがない問題であるが、側溝新設である。そんなに難しい話ではないし、ある程度前倒ししたり、あるいは予定価格を上げるなどの検討が必要ではないかと思うが、もう一度伺いたい。
○道路安全課長 また当課の話で大変申しわけないが、当然、早期発注を常に心がけている。今、委員から話があったように、我々は側溝、U字溝の工事と舗装の工事がメーンである。確かに複雑な構造物をつくるわけではないが、舗装については短期間で終わる。側溝については、日進量の関係で多少工期がかかるところもあり、応札される業者については、どちらかというと舗装は多いが側溝は少ない傾向にはある。ただ発注時期は、私どもとしては1年間均等に発注しているつもりでいるので、この件についてはたまたまこの1件だと考えている。
○金子貞作委員 2点目、43ページの第3目道路新設改良費の第17節、土地購入費は、まごころ道路の土地を購入する予定が、相手方が無償提供か、それとも借りることができたのか。それから、それが可能であれば、ほかでもその方法がとれないのか。その経緯と内容について伺いたい。
○道路建設課長 今回の無償用地提供で、まごころ道路整備事業については、道路を拡幅する箇所について、我々のほうで主に狭隘道路などを確認して、必要性が高いところについて、まごころ道路の用地提供の協力をお願いして進めている。今回の用地については、地権者のほうから、市にまごころ道路として用地を協力してもいいとの話があり、無償でまごころ道路整備のための用地提供を受けることとなった。可能であればほかのところでも無償で提供を受けることができないか、との質疑であるが、ほかにも現在まごころ道路として無償で用地提供を受けているところがある。市民の方から要望があれば、まごころ道路の用地について無償で提供を受けることは、今後とも継続していきたいと考えている。
○金子貞作委員 無償とは寄附ではなくて、借りることか。
○道路建設課長 そうである。
○金子貞作委員 狭隘道路だからまごころ道路をつくるわけである。だから、これを売ってほしいではなくて、無償で貸してほしい、その分の固定資産税は免除する方法のほうがスムーズに、今後そこが開発になれば、まごころ道路もそのまま拡幅される。そのような方向に変えていくことはできないか。
○道路建設課長 用地の無償提供については、有償においても、用地のセットバック、まごころ道路の協力についてはなかなか難しいのが現状である。例えば個別に、そこの道路のまごころ道路の協力をお願いした場合においては、整備の数としてはかなり落ちていく。また、地主の協力を得るのがなかなか難しいと考えている。
○金子貞作委員 売ってほしいだから難しい。そこを貸してほしいとの方向にすれば、例えば狭隘道路で無償でセットバックしてくれれば、狭あい道路対策事業では事務負担は全部市が行う方向になっている。だから、まごころ道路も無償で用地を貸してくれないかと、本人が例えばそこを売りたい、開発したいときには、それを返せばいいわけである。そのほうが私は地権者の同意を得られるのではないかと思う。これが悪いと言っているわけではなくて、いい事業だが、不調があるようだから、その辺は私の意見として申し上げる。
 3点目は、同じく43ページのコミュニティバス運行負担金であるが、当初の収入を下回ったとのことであるが、この収支の割合はどうなっているのか。これがもっと利用されなければ廃止になっていく。南部と北東部にあるが、それぞれ対策はどのように講じているのか。
○交通計画課長 コミュニティバスについては、大町団地の住民の方の要望があり、昨年の10月に北東部の松飛台駅発のバスの便のダイヤ改正を行った。もう1つは、朝の通勤時間帯と夕方の通勤時間帯のダイヤの改正で、大野中央病院から主に要望があったので行った。そうしたところから、1日30人程度の往復の運賃増額を当初予算に見込んでいたが、それがはかばかしくなかったので、大町団地と大野中央病院にもっと利用してもらえないかとのことで1月にダイヤ改正の説明を行った。
 次に、採算率の収支の割合であるが、今回、補正予算で計上した額でいくと、北東部が御指摘いただいた運行指針の40%を下回る39%になる見込みである。南部は約53%で、まだ若干余裕はある。これについては北東部の実行委員会でも各委員と協議して、利用促進のためのアンケートをとろうとのことで、今、公共交通調査専門委員にも相談して、どのようなアンケートをすればいいかを調整しており、新年度に入って早々に利用促進のためのアンケートを行う予定である。私どもとしては、北東部の収支採算率が40%近辺に来ているので、5月5日のこどもの日に市川市動植物園、11月3日の市民まつりで大洲防災公園、昨年は行徳まつりが中止になってしまったのでPRはできなかったが、そのようなときにイベントを開催して、ペーパークラフトをつくったり、時刻表を配布するなどしている。また、公共デジタルサイネージで10月とことしの1月、2月、3月に市川駅北口、行徳駅北口、全日警ホールで広報、周知している。そのようなことで今後対策をして、収支採算率を上げたいと考えている。
○金子貞作委員 今、松飛台駅、朝はたしか出発が6時台だったかと思う。あの時間だと乗る人はいないとの声もある。その辺、松飛台駅と大野中央病院は利用のお願いをして改善するのか。その点だけ確認させてほしい。
○交通計画課長 そのお願いを再度継続していく。あと、先ほど答弁し忘れたが、2月21日と22日に北東部ルート沿道の自治会への全戸配布について、自治会の協力がいただけたので、宮久保・下貝塚地区で5自治会、市川東部地区の自治会で20自治会、大柏地区で33自治会、計58自治会について約2万9,500世帯に、現在採算率が非常に下がっていて、このままだと存亡の危機になる、年間約7,700万円もの市の負担金を投入して運行している事業であるとの窮状を伝えたところ、協賛金の問い合わせもいただき、非常によかったと考えている。
○越川雅史委員 初回総括で3点伺いたい。
 まず、41ページ、第3目土木総務費の第19節負担金補助及び交付金、春木川橋りょう改築工事負担金で、これは聞きそびれたかもしれないが、曽谷橋になるのか、その工事の場所と内容を伺いたい。
 次が、47ページ、第5目公園費の第12節役務費の不動産鑑定手数料その他、第17節、第22節も関連していたと思うが、小塚山公園といなりざく公園の交換で、地権者の同意が得られないからとのことであるが、これは繰越明許費にも計上されていないので断念すると理解してよいのか。また、断念するとなった場合に、当初の意図、目的、交換して行いたいことがあったわけであるが、それはどうなってしまうのかを伺いたい。
 次に、6ページ繰越明許費、道路橋りょう費の道路拡幅整備事業だったと思うが、国道14号の市川拡幅整備事業負担金、これは延長100mで、その工事の概要について説明をお願いする。
 以上3点である。
○道路管理課長 1点目の春木川の件である。曽谷橋上流部分で市道2047号の部分の2つの橋で、8mともう1つの橋が9.2mの区間の工事の内容である。
○越川雅史委員 曽谷橋の上部の工事か。
○道路管理課長 上流である。
○越川雅史委員 橋の名前と、どのような工事を行うのか。辰の口橋の補強をしているのか。
○道路管理課長 位置がずれることによって補強して、護岸を新しくしている。
○越川雅史委員 辰の口橋ともう1個の橋はどこか。
○田中幸太郎委員長 1度整理をしてから改めて答弁をお願いする。
○道路管理課長 先ほどの春木川の上流に2つ橋がある。1つが辰の口橋、もう1つは無名の橋である。その2つの橋を今回の工事に伴い、1つの橋にかけかえる工事である。
○田中幸太郎委員長 次に、初回総括なので公園費の答弁をお願いしたい。
○公園緑地課長 47ページの役務費、公有財産購入費、補償補?及び賠償金について説明する。いなりざく公園の一部と小塚山公園拡充予定地の一部を交換する件であるが、このいなりざく公園の交換する予定地の中に地下埋設物があるのが判明した。この件について、地下埋設物の場所を外した形状で地権者と土地交換が可能かどうか交渉を続けてきたが、地権者からは不整形な形になるのは納得できないとのことで、代替地を探して再交渉を図ることとしている。また、代替地の場所等が決定し、地権者の内諾が得られた段階で補正予算、あるいは当該年度の翌年度の当初予算に計上したいと考えている。交渉のほうは代替地を今探しているところであるので、引き続き進めていきたいと考えている。
○道路建設課長 道路拡幅事業における繰越明許費、一般国道14号市川拡幅整備事業負担金の道路工事については、市道の右折車線を整備する。現在、千葉県が国道14号の4車線化について工事を発注しているので、その工事とあわせて市道に右折車線を1つ設け、交差点改良とあわせて工事を進めていただく。
○越川雅史委員 春木川は結構である。
 小塚山公園といなりざく公園の交換のそもそもの目的は何だったのか伺いたい。
○公園緑地課長 小塚山公園は拡充整備の計画を進めているが、この中に買収がまだ済んでいない地権者が持っている土地がある。地権者が持っている小塚山公園拡充予定地の土地と道路の反対側に市のいなりざく公園がある。その公園用地の一部を交換する目的である。現所有者が現所有地に近いいなりざく公園の土地との交換の要望があるので交渉しているところである。
○越川雅史委員 わかった。公園は結構である。
 国道14号の右折のレーン、参考資料-1の7ページの写真で見えているとおり、今右折はできる状況だと思うが、100mにわたって具体的にどのような工事をするのか伺いたい。
○道路建設課長 現在の市道0122号の東京側について50㎝拡幅して、現在も線はないが右折のみなしレーンがついているので、あと50㎝ほど拡幅すると正規の右折レーンとして区画線が引けるようになる。この工事について、L型の移設、L型に合わせて歩道の影響部分の工事、あと舗装の工事をお願いする予定である。
○越川雅史委員 この写真で言う左側の歩道が削られて、その分、中央分離線も50㎝左側にいって、2車線が広くなるから右折レーンをつくるイメージで理解すればよいか。
○道路建設課長 現在、写真の左側のほうを50㎝拡幅して、全体的に車道の幅、路肩の幅を確保した上で現在の区画線を引き直し、歩道の補修の工事等も進めていく。
○西村 敦委員 一問一答で3点伺いたい。
 39ページの第6款第2項水産業費第1目水産業振興費の委託料である。
 41ページ、第7款第1項商工費第2目商工業振興費の負担金補助及び交付金の東浜1丁目の海浜施設等の負担金の部分である。
 3点目が、6ページの繰越明許費の土木費、都市計画費、本庁管内公園緑地施設整備事業、この3点を伺いたい。
 まず、39ページ、先ほどの説明では市川漁港整備委託料の減額であるとのことだったが、モニタリングと実施設計と言っていたが、入札差金による減なのか、モニタリングの範囲が減ったのか、その辺が金額も分かれておらず、一緒に説明されていたので、どちらがどちらで幾らなのか、その詳細を伺いたい。
○地域整備課長 39ページ、第13節委託料についての質疑に答える。まず、モニタリングであるが、これは三番瀬ということもあり、千葉漁港の工事に絡んで、県の指導で地形、水質、底質、生物の春秋、年2回の調査費を計上したが、漁協と協議の結果、まだ工事が続くので、水質と底質のみの調査でいいだろうとのことで682万1,240円の減額となった。
 それからもう1点の実施設計については、平成31、32年度の漁港工事に必要な設計業務、数量、課題整理等を行う委託であるが、798万7,060円の入札差金が生じたので、合わせて1,480万8,000円の減額補正を行うものである。
○西村 敦委員 わかった。状況は理解したので結構である。
 41ページに移る。東浜一丁目地先人工海浜施設等管理事業負担金で、これは船橋市との共同で行っていると思うが、この辺は毎年何かしらニュースになってくる。ことしもカキがいっぱい盗まれたり、その前は中国人が溺れて死んでしまった話があって、そのようなことを受けて急遽行ったものなのか。それとも、もともとこれだけのものが必要で、予定どおり計上されたのか、急遽負担金がふえた理由について伺いたい。
○商工振興課長 補正予算書41ページ、第19節負担金補助及び交付金のうち、負担金、東浜一丁目地先人工海浜施設の負担金について説明する。監視カメラについては、委員のおっしゃるとおり以前から事故等はあったが、船橋市と協議を進めており、その段階の中で協議が調ったことをもってカメラの設置に至ったものである。また、もう1点の地先の保護柵の件であるが、これまでも緊急の事故等に関しては、船橋市、市川市消防でそれぞれ救助に当たっていたが、より容易に救助活動ができるように、この点についても船橋市とこれまで協議を続けており、協議が調ったことにより、今回補正予算として計上させていただいた。
○西村 敦委員 わかった。そのような防犯対策とのことで理解した。
 最後、6ページの公園緑地の施設整備事業である。参考資料-1の19ページと20ページには地図も載っており、4つの公園で白妙公園が入っているが、なぜこれが本庁管内部分なのかがまずわからない。これは公共下水道を接続するだけの工事だと思うが、この4つを一遍に入札したから入札不調になったのか。これぐらいの規模であれば、入札までしなくても普通にできるような規模ではないのかと思うが、何か業者が工事を請けてくれない、そのような特別な状況にあるのか、この内容を詳しく伺いたい。
○公園緑地課長 行徳地区にある白妙公園が本庁管内に入っているとのことであるが、今、市川市内の公園トイレで、公共下水道区域にあって下水道に接続されていない公園が何カ所かある。行徳地区は、この白妙公園1カ所のみだったので、本庁管内の同様の公園工事とあわせて、一緒に発注したものである。この工事については、それぞれ浄化槽につながっているトイレの排水を公共下水道へ切りかえる非常に細かな作業の工事になる。細かい仕事が点在しているので、今回入札不調、予定価格に達しなかった状況である。原因としては、細かな仕事が市内各所に分散していることではないかと考えている。
○西村 敦委員 わかった。引き続き、この公園は4つ一緒に入札をかけていくのか。これはどのような方法がいいのか。金額を見直すのか、何か方針があれば伺いたい。
○公園緑地課長 公園の工事については、設計の内容を見直して、改めて設計して発注したいと考えている。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 以上で討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
――――――――――――――――――――――――
○田中幸太郎委員長 暫時休憩する。
午後2時13分休憩

議案第76号 平成29年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第3号)

午後2時14分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 議案第76号平成29年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
〔下水道経営課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。
――――――――――――――――――――――――
○田中幸太郎委員長 暫時休憩する。
午後2時21分休憩

議案第79号 平成30年度市川市一般会計予算のうち本委員会に付託された事項

午後2時23分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 議案第79号平成30年度市川市一般会計予算のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 審査に当たっては、お手元に配付の審査順序のとおり進めさせていただくので、御了承願いたい。
 まず、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費及び第7款商工費を一括して説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
 なお、継続費については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔商工振興課長、農業委員会事務局次長、農政課長、地域整備課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 1点だけである。概要の40ページ、施設園芸支援事業2,300万円、平成30年度は規模の拡大1件と改修3件になっているが、先ほどの説明では省エネや、改修との話があったが、この内容と、どのようなものに補助金がつくのか。それから省エネの効果について伺いたい。
○農政課長 概要40ページの施設園芸支援事業について、平成30年度に行われる予定としては、イチゴ農家の新規のハウスについて1棟10アール当たり2,000万円を補助して、イチゴの高設栽培の施設を整備するための予算を計上するもので、既存事業の拡大を図るものである。こちらに関しては、今説明したとおり、高設栽培の施設になるので、今の土耕施設、土の上に植えているものから、腰の高さぐらいのパイプにイチゴを植える施設になる。今は畝が1本であるが、高いところにあるので左右に畝が広がるタイプである。このようなことから収量も上がり、今後のイチゴ狩りに関しても、高齢の方が車椅子で入ることもでき、小さなお子様もすぐ手を伸ばせばとれるところなので、かなりの効果は期待できる。
○金子貞作委員 他の改修の3件はどのような中身なのか。
 それから、今重油が値上がりしており、ハウス栽培もなかなか大変だと思うが、県のほうも含めてそれに対する対策はあるのか伺いたい。
○農政課長 ハウスの張りかえの関係であるが、トマトの栽培をしている方のハウスの3件を予定している。これは古くなったものから新しく張りかえるものであるが、今までのビニールフィルムを環境に影響を及ぼさないような新たなフィルムハウスに建てかえるものである。また、県の補助についてであるが、ボイラーなど燃焼費の向上に関する補助費がある。
○金子貞作委員 わかった。これから道の駅も開設されるので、今イチゴ農家の規模拡大は、大町にある農家の規模の拡大につながるかと思う。うちもイチゴをつくっていたが、昔は市川はイチゴをあちらこちらで栽培していた。そのような農家が広がるように支援をしていただきたい。以上で終わる。
○越川雅史委員 全て総括で2点伺いたい。
 266ページの労働諸費について。1人職員が減ったとのことで約850万円減になっているが、これは総務委員会ではないので職員給与のことを質疑するつもりはないが、残った人の給料と職員手当を合わせて割っても大体850万円なので、平均850万円であると思うが、どのクラスの人が1人減ったのか伺いたい。
 289ページ、負担金補助及び交付金の市民まつりの負担金である。市民まつりもマンネリ化してきているところがあって、市役所祭のような感じで市の職員も大分行っている。本来、商店街で行うお祭りでも何でも、最初はバックアップするが、徐々に手離れしていってあとは勝手に行ってくださいとのスタンスがある一方で、市民まつりだけは多額のお金をずっと出し続けている。新年度において何か変わったことを行う、このようなことを考えているなどの方向性があるのかどうか伺いたい。
 以上2点である。
○商工振興課長 267ページ、第2節給料から第3節、4節についてお答えする。今回、減になった部分であるが、職員としては、再任用職員がこれまで4名だったところが2名に減となったものである。
○観光交流推進課長 予算書289ページ、市民まつり負担金についての質疑にお答えする。市民まつりは、負担金として市川市の拠出があるが、例年、経費はいろいろかかっており、ぎりぎりでいろいろな工夫は行っている。例えばイベント的な新たな試みは今のところないが、毎年、中央広場でテーマをつくって、この2年間はガーデニングを行っていた。来年はどのような取り組みをするか、実行委員である市民の方から非常に積極的に意見をいただいている。実行委員からの意見を反映した取り組みが今後検討されると思う。
○越川雅史委員 労働諸費で、先ほど1名減と言っていた。一般職員が5人から4人に減ったと理解して、1人減って850万円減っている。残った第2節、3節、職員手当等を足した約3,400万円を4人で割って850万円だと理解したが、そうではなくて再任用の職員が2人減った分とのことである。最初の説明では1人減ったと言っていなかったか。
○商工振興課長 再任用職員は4名から2名に減ったが、減った職員はいずれも週3日の短時間の職員である。
○越川雅史委員 それは結構である。
 市民まつりのほうである。文字どおり市民まつりであるから、市の職員が目立たないぐらい市民があふれている形が望ましいとは思うが、なかなかそこまで持っていくのは難しい部分もあるのかもしれない。例えばこの間言ったように、いろいろな写真を撮ってインスタグラムに上げて、もっと魅力の発信に努めていくなど、お金をかけずともできることがあると思うので、もう少し中高生の姿が見られるように、そのような子供たちの行事をふやし、今でも行っているのはわかっているが、やはり目立つのが市の職員といつものメンバーがどうしても多いかと思うので、同じような食べ物でも、例えばグランプリを決めるでも何でもいいが、もう少し工夫をお願いして質疑を終わる。
○佐藤義一委員 市民まつりはマンネリ化しているとの感想に対して、私も何となくそのように感じるが、花火大会である。私の家の真ん前で行われる。私がいつも同情するのが、女性用トイレが非常に少ない。3時ぐらいからぞろぞろとみんな浴衣を着て、アベックなどが来る。ところが、あそこの河川敷の桜の木がある遊歩道は日陰がほとんどないので、曇りの日はともかく、晴れる日が圧倒的に多くて、みんな場所をとろうと思って3時ぐらいの早い段階で来た人たち、若いお嬢さんたちが炎天下の中でどう過ごしていいか困っている。また、戻っていって、コンビニに行ったりして時間を稼いでいる。私は気の毒になる。そこまで市はできないのかもわからないが、本当は日陰的なものをところどころ用意してあげたり、あるいは女性のトイレが不足している。花火大会もある面マンネリ化している。私は真ん前で30回も見ているが、毎年毎年新しい客が来る。やはり、生まれた子が大きくなるとみんな期待感を持って、アベックで浴衣姿で来るが、猛暑の中で、7時15分から始まるまでの時間稼ぎが大変気の毒だと同情している。女性用トイレと暑さ対策の考えは何かないか。
○観光交流推進課長 花火大会であるが、例年いろいろな工夫をして安全対策として行っている。確かに真夏の暑い日に皆さん場所とりをしていて、なれている方はタープを持ってきているが、今のところ特にそこに対しての取り組みは考えていない。トイレであるが、仮設トイレをかなりの数をレンタルしている。くみ取り量を見ながら場所によって増減を工夫しているが、仮設トイレで場所自体がとられてしまうこともあるので、数としては現状で来年度も設置する予定である。
○佐藤義一委員 確かに日陰をつくるのは難しいかもしれないが、同情してしまう。20歳前後の若いお嬢さんが浴衣で来るが炎天下で、しようがないが老人は同情するしかない。
 それから、トイレはたしか私の家の真ん前にあった。去年は撤去。きっと余り売れ行きがよくなくてほかに行ったのかと思うが、トイレは列をつくっていてすごい。みんな暑いから飲むのでおしっこしたいと、うちを知っている人は、佐藤さんと来るので貸しているが、トイレは少ないと思う。もう諦めている。
○田中幸太郎委員長 ほかにないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 次に移る。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○田中幸太郎委員長 暫時休憩する。
午後2時49分休憩
午後3時15分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 次に、歳出第8款土木費第1項土木管理費及び第2項道路橋りょう費を一括して説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔設計監理課長、建築指導課長、道路管理課長、新庁舎建設課長、道路安全課長、道路建設課長、交通計画課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○越川雅史委員 1点だけ伺いたい。308ページの第3目道路新設改良費である。参考資料-2の26ページ、27ページの国府台のところと、次の28、29ページ、稲越町である。拡幅するとのことであるが、相互通行になるのかどうかを伺いたいのが1点。変則のS字のようになっているが、坂を上がったところの角の家の人は立ち退きをするのかどうかを伺いたい。
 もう1点、稲越町もどのような工事をするのか伺いたい。
○道路建設課長 国府台の市道0233号を相互通行とするかどうかについては、現行の道路8mを約12mまで拡幅整備する予定である。したがって、12mあるので相互通行の道路とする。
 また、坂の上の角の用地は現在の計画では谷側の用地を取得する予定である。詳細については、用地測量等を行うので、その結果をもって移転するかどうかを判断させていただく。
 稲越町の市道0232号についても相互通行とする計画としている。現況の約5mの道路を約9.5mまで拡幅する計画でいる。
○越川雅史委員 国府台はわかった。県道への出口のところは、今、右に曲がるレーンと左に曲がるレーンとなっているが、双方向になったときには、ここの出口は1レーンになってしまうのか、従来どおり2レーンを確保できるのかが1点。
 稲越町のほうは、この写真の左側を5mぐらい削り、延長190mを工事していくイメージでいいのかどうか。
○道路建設課長 まず、国府台の県道に出るところの出口については、レーンを設置することなく1車線で計画している。
 稲越町の市道0232号の拡幅については、写真で言う左側、山側のほうの拡幅を予定している。
○松永鉄兵委員 1点だけ伺いたい。参考資料-2の40ページのところで、用地管理柵設置工事があるが、この内容を詳しく伺いたい。
○道路建設課長 国府台の用地管理柵設置工事については、今年度、病院側と土地開発公社の間で売買契約が締結された。その後に病院側が現在の支障物等の移転が終わったら、用地の引き渡しがされることになっている。そのため、今回取得した用地の仮の管理柵を先行して設置させていただく。安全管理のために設置するものである。
○松永鉄兵委員 それはわかるが、今ガードレールと病院側の擁壁があるが、それはどうなるのか。全部撤去して柵を設置するのかどうかを伺いたい。
○道路建設課長 現在の病院側の塀については撤去することになるので、そこの場所に管理柵を市のほうで設置させていただき、買収用地に人などが入らないようにさせていただく。
○松永鉄兵委員 もう1点確認であるが、今ある塀のところに柵を設置するのか、用地買収はそこまでか、その中まで入るのか。それによって違うと思う。
○道路建設課長 国府台病院で今後ブロック塀等を設置すると思うので、中の部分については考えていない。あくまでも前面と横の部分の管理柵の設置を考えている。
○西村 敦委員 1問だけ伺いたい。
 橋りょう長寿命化計画について、当初予算案の説明にも、予算案の概要にも載っているが、予算書では309ページの道路新設改良費の第13節委託料の下から2つ目、橋りょう定期点検等委託料2,100万円と311ページの第15節工事請負費の真ん中、橋りょう改修工事費300万円で合計2,400万円。29年度の予算では1億2,000万円で9,600万円減額になっている。先ほどどのような説明をされたか余り記憶がないが、去年は何カ所の改修工事と点検を行って、30年度は何カ所に減るのか。これは相当減っている。この理由が、重点的な工事が終わり、もうほとんどお金がかからない状況になってきて減っているのか、それともほかの部分の予算が多く計上されたので、たまたま当初予算で極端に減らしたのか、その辺の位置づけがわからない。5年ごとに点検とのことであるが、予算は毎年平準化していく考えが私の頭の中にはあって、予防保全の考え方はあるが、乱高下があるのはいかがなものかと思っているので、この辺の説明をしていただきたい。
 2カ所の橋を工事するのに本当に300万円で終わるのかと思った。どのような工事をするのかわからなかったので、その工事費300万円の内訳がわかれば伺いたい。
○道路建設課長 まず、昨年から橋梁の定期点検及び工事費が減った理由であるが、こちらについては5年に1度の定期点検で、今年度85橋の定期点検を実施している。その定期点検の中で橋りょう長寿命化修繕計画の見直し業務を行っている。この見直し業務を今現在行っているところなので、来年度については、まだその成果が出ていない時点であるから、橋梁の修繕箇所が減っている。
 橋梁の定期点検については、市川市の市内の橋としては122橋あり、29年度は85橋の点検を行っているが、30年度については16橋の定期点検を予定している。
○道路安全課長 30年度に予定している改修工事の件である。29年度に行っている工事については、橋梁の全面塗装、床版部の打ちかえという本格的な改修工事であるが、30年度に予定している中江川橋と派川大柏川にかかる無名橋については、内容的にはモルタル補修や高欄の塗装などの軽微な内容になっているので、工事費は来年度に向けて減少している状況である。
○西村 敦委員 5年度ごとの点検で29年度に85橋点検したとのことだが、工事したのが何カ所と言っていたか。
○道路建設課長 29年度は、新根本橋ほか1橋で、2橋の工事を行っている。
○西村 敦委員 29年度2橋、30年度も2橋。あくまでも5年ごとの見直しで点検した橋が減って、予算が減ったのか。
○道路安全課長 今言われたように点検を委託する橋梁数の減と工事内容の差で、先ほど御指摘があったようにマイナス9,600万円であるが、今後また新たな計画で行う予定である。
○西村 敦委員 わかった。
 中江川橋の工事であるが、橋の下や構造ではなくて、あくまでも上部の高欄の工事だけを行うとの答弁だったが、そんなに橋はもつのか、大丈夫なのかと感じるが、その確認だけさせてほしい。
○道路安全課長 中江川橋については、30年度は主桁と橋台のモルタルの補修、高欄の塗装、かさ上げ高欄の設置、ガードレールの交換を予定している。
○金子貞作委員 1点だけ伺いたい。302ページの庁舎整備費であるが、本会議でも答弁があったが、埋設物が第1庁舎のところで出てきたとのことである。それから、京成電鉄といろいろ協議が進んでいないとのことで側面の道路の課題もあるようであるが、その埋設物はどのようなもので、これによって工事が延長になり、工事費がさらに膨らむ可能性はあるのかどうか。また周りの住民から音がうるさいとの苦情、それから調査区域外でも壁が剥がれたなどの苦情も聞いているが、そのような住民からの問い合わせに対してはどのように対応をされているのか伺いたい。
○新庁舎建設課長 まず本会議の答弁であった埋設物の内容については、実際は資料等を使って説明すべきであるが、3月9日に予定している説明会の中でも説明しようと思っている。概略で説明すると、主に旧第3庁舎の周りに仮設物が残っていたり、図面と資料がない謎の水槽の基礎のようなものが発見されている。この辺は随時調査をしているので、詳細については今後説明する予定になっている。工期や工事本体の影響についても、現在工事会社と精査中の状態である。また、苦情の件については、新庁舎建設課や工事JVのほうにも苦情の連絡は来ており、その都度対応させていただいている。ただ、全く音を出さない、振動を出さないのは難しいので、時間を守る、防音シートを使う、構内のなるべく真ん中で解体作業をするなどの工夫をしていると説明はしている。なお、家屋調査の範囲外、要は家のクロスが割れたなどの問い合わせは、直接新庁舎建設課には来ていない状態である。
○金子貞作委員 第3庁舎というと京成電鉄のほうの庁舎から埋設物が出てきたのか。それから、京成電鉄と側道の協議でいろいろ課題があるとのことであるが、その辺はどのような内容なのか、もう一度伺いたい。
○新庁舎建設課長 先ほどの旧第3庁舎は昭和54年建設の議場棟になる。
 道路については道路建設課のほうから答えさせていただく。
○道路建設課長 新庁舎建設に伴う東西の市道の京成電鉄との建設協議においては、線路と道路が近接しているので、重機の使用に対して施工計画書を京成電鉄に出すとのことで、京成電鉄のほうで電車の運行に支障がないようであれば、その計画に許可をいただけるとの協議を行った。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 次に移る。
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○田中幸太郎委員長 次に、歳出第8款土木費第3項河川費の説明を求める。説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
〔河川・下水道管理課長、河川・下水道建設課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 参考資料-2の49ページ、曽谷・高塚排水区の浸水被害を軽減するための幹線排水路の整備であるが、これは長い事業になっている。地元住民が工事を余り周知されていなくて、あそこはいつになったら浸水被害がなくなるのかとの苦情が我々にも再三来るが、いつまでにこれが終わって、どのぐらいの効果が見込まれるのか、内容を伺いたい。
○河川・下水道建設課長 曽谷・高塚排水区水路改良工事について説明する。この工事は昭和62年に始まって、平成14年度までは毎年、少しずつではあるが、水路改良工事を行ってきている。まず最初は春木川が最下流になり、春木川から国分高校の道路を越え、そこから200m行ったところまでが平成14年度まで工事をしていた。その後、国分川調節池の関係で、1度工事を中止した経緯があり、平成27年度からまた再開している。春木川から目的地までの弁天池まで、総延長が約1,700mあり、今まで約1,000m終わっているので、まだ残りが700mぐらいあるような現状である。ただ、今説明したように、下流側から工事を行ってきた関係で、当初は国分高校の前の通りのほうも、台風のときになると腰ぐらいまで浸水被害があった。今は少なくとも国分高校の前あたりの道路はそのような状況はない。まだ残りはあるが、少しずつでも改良工事を行っていきたいと考えている。
○金子貞作委員 昨日も言ったが、せっかくいい排水対策事業を行っているのに、何年もかかっているから毎回同じ浸水被害、道路冠水が起きて市は何をやっているんだと我々はお叱りを受ける。この工事も予算が伴うから、一遍にはできないと思うが、いつまでには終わって、影響が出ていた世帯までの説明を、やはり行っていただきたい。影響が出ている世帯まで住民説明会を行って、今ここまで来たので、あと2年後、何年ぐらいで終われば影響のある世帯が解消できるとの丁寧な説明会を、今後工事を始める前に行っていただきたいと思うが、その点はどうか。
○河川・下水道建設課長 昨年まで、この工事を行っていたが、確かに住民の方からそのような声は私どもにも届いている。来年度、予算計上させていただいているので、来年工事を行うときには、説明会等を催すように考えている。
○金子貞作委員 わかった。平日の昼間ではなくて土曜日や、日曜日など、ぜひ皆さんが集まりやすい日にやっていただきたいと要望して終わる。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 次に移る。
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○田中幸太郎委員長 次に、歳出第8款土木費第4項都市計画費について説明を求めるが、説明に当たっては、特に新規事業のもの、前年度と比較して大幅に変わった点について説明願いたい。
 なお、債務負担行為については、歳出予算の説明が全て終了してから説明願いたい。
〔都市計画課長、街づくり推進課長、道路建設課長、下水道経営課長、公園緑地課長、動植物園長、開発指導課長、住環境整備課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○金子貞作委員 1点伺いたい。参考資料の2ページの債務負担行為であるが、1、2、3とあるが、これによりどのくらいの用地購入率になるのか伺いたい。
○都市計画道路課長 まず初めに、参考資料-2の2ページの2、都市計画道路3・6・32号用地取得費についての質疑にお答えする。この債務負担行為によって用地購入ができた場合、用地取得率は面積ベースで80%となる。
 また、3の都市計画道路3・4・12号用地取得費については、債務負担行為と一般会計の公有財産購入費も計上しているが、そちらを合わせて100%の用地取得率となる。
○道路建設課長 1の道路拡幅用地取得については、数値としてはまだ出していないので、後ほど報告させていただきたい。
○金子貞作委員 わかった。都市計画道路3・4・12号は100%とのことである。このような道路工事は、1度始まるとなかなかとまらないが、もし新しい市長がこれをやめたいと言った場合に、この影響はどうなるのか。
○都市計画道路課長 都市計画道路3・4・12号の整備事業については、地元住民の方々に対して、平成25年に事業化に向けた説明会、平成26年に都市計画変更説明会、平成27年に権利者説明会を開催させていただき、理解と協力をお願いしてきており、地元自治会からは早期の整備、完成を望まれていると認識している。なおかつ権利者の方に全て声かけはしており、正式な金額提示はまだであるが、ほとんどの方が事業に協力していただけるとの内諾までいただいているので、ここで新市長によってストップとした場合には、かなり悪影響が出てくるかと感じている。
○道路建設課長 市道0233号道路拡幅事業については、債務負担行為により用地取得した場合は100%となる予定になっている。
○金子貞作委員 わかった。80%から100%になるとのことであるが、これまでは事業の継続はできたが、これは3年間の債務負担行為であるから、その点では、ここまで来たからしようがない面もあるのかと思うが、やはり予算を削る場合に、あるいは市長の公約を実現するためには、この辺は急がなくてもいいのかなと思う。例えば土地開発公社が先行してこれを買い、それを市が早目に買い戻す形をとっている。土地開発公社に仕事を与えているような感じが私はするが、例えば、債務負担行為を計上しないでもう少し先延ばしすることも、別にこれをつくらないとのことではないが、市長の公約のことを見ながら、いずれつくるとのことであれば地権者も納得するであろう。その辺の兼ね合いをどのように見ているのか伺いたい。
○都市計画道路課長 都市計画道路についてお答えする。外環道路の受け入れの際の9分類22項目の中で、外環道路に接続する都市計画道路の路線のうち、県が整備する路線4路線、市が整備する路線4路線が協議されている。その4路線の中の2路線との位置づけである。本年、外環道路が完成する予定であるので、市川市の分担である路線については整備していくべきものであると認識している。
○越川雅史委員 1点だけ、324ページの都市整備費について、今の質疑と似たような趣旨になるが、伺いたい。ガーデニング・シティいちかわの推進とのことであるが、今、花が植わっていないところも多い。これを植えてしまった後に、また新しい市長によって元に戻されるとなるとお金の無駄になるため、予算計上はしようがないにしても執行は慎重に行う必要があると思う。花を植えていくような計画は今現在、いつごろから行うことになっているのか伺いたい。
○公園緑地課長 花植えについては、現在整備されている花壇のところの花の植えかえを毎年行っている。新たに整備するのではなく、あくまでも今あるものの維持管理を継続していく。
○越川雅史委員 今現在、コルトンの通りもバラが植えられているところと、いないところがある。それを今までのとおりといって4月からまたいろいろ植えていくと、5月に引っこ抜くことになるといけないので、例えば計画をもう少し後ずさりさせるようなことが必要なのではないか。予算の執行は慎重に行うべきなのではないかと思うが、いかがか。
○公園緑地課長 草花植栽については、駅前公園、公園の中の花壇あるいは駅前広場の花壇等に植えるものである。バラについては、今年度の工事の後、来年度以降継続するかは未定となっている。
○西村 敦委員 1点だけ伺いたい。予算書の327ページ、都市整備費のうち、第17節公有財産購入費、塩浜地区整備事業用地等購入費約7,100万円と計上されている。土地開発公社からの土地の買い戻しだと思うが、これは単年で終わるのか。第1期地区の分とのことであるが、全体からするとこれで何%ぐらいになるのか、その辺のことを詳しく伺いたい。
○街づくり推進課長 塩浜地区用地取得とのことで、今回で最後になる。平成27年度から4カ年で土地の分は買い戻しをしており、これで100%となる。
○西村 敦委員 買わなければいけない土地の全ての意味の100%なのか、1期と書いてあるが、1期のうちの100%なのか。
○街づくり推進課長 土地区画整理事業用地内に都市計画決定されている都市計画道路3・4・34号の分の用地であり、今回で終わる。
○竹内清海委員 1点だけ、確認を含めて伺いたい。公園費、335ページ、公園緑地施設改修工事費、参考資料-2の74ページの工事請負費の1、2、3とあるが、その真ん中の幹線道路の街路樹の植栽を整備するものは、市道0125号は東京歯科大学市川総合病院から木下街道の区間の道だと思うが、それは間違いないか。きょう、たまたま視察で通ったが、あそこは今はアーデル通りの名称がついているが、以前は、正式かどうかわからないがクスノキ通りの名称もよく使っていた。あそこの根上がり及び切り株抜根の対策は、多分根上がりで危ないから整備するのかと思うが、2㎞と大変長い距離で、木もたくさんあって、報告事項などを見ると足をひっかけて倒れたなど、いろいろ気になる部分であそこも危ないなと思っていた。その切り株抜根整備は、樹木を整備してから初めてなのか何回か行ってきているのか伺いたい。
○公園緑地課長 通称クスノキ通り、今はアーデル通りと言われている市道0125号については、これまで小規模修繕で何回か根上がり等の修繕は行ってきている。ただ、現状では切り株が残っている植栽ますとか、根上がりを起こしているますが多いので、平成30年度予算でここの改修工事をまとめて行うため予算化したものである。
○竹内清海委員 やはり、場所によっては何度か直していたのかと私も思っていたが、確かにひどいところは、株の根のところをくるっと巻いてあるものまで持ち上がっているような非常に危険な箇所もあったので、工事を行ってもらうのはいいが、1回直してまたすぐ元の形にならないように、多少深くしっかりと整備をしていただきたい。完全にできるのかどうなのか、当分整備しなくていいのかどうか。
○公園緑地課長 根上がりの修繕の仕方としては、一般的には盛り上がっている木の根を削って平らにする手法が考えられる。ただ、余り深くこの根を削ってしまうと、木が枯れることにもつながるので、現場を詳細に調査しながら、なるべく長い期間修繕しないで済む手法でやりたいと考えている。
○竹内清海委員 クスノキは本当に成長が早くて、多分枝おろしも相当費用がかかっていると思う。参考までに、多少根っこをいじめても成長がゆっくりでいいのかなと思う。以上で終わる。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 質疑を終結する。
 暫時休憩する。
午後4時32分休憩
午後4時35分開議
○田中幸太郎委員長 再開する。
 討論の発言はないか。
〔金子貞作委員 反対討論〕
〔越川雅史委員 賛成討論〕
○田中幸太郎委員長 これにて討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○田中幸太郎委員長 挙手多数。よって本案は可決すべきものと決した。
 次に移る。

議案第84号 平成30年度市川市下水道事業会計予算

○田中幸太郎委員長 議案第84号平成30年度市川市下水道事業会計を議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、次年度、平成30年度からは特別会計から公営企業会計に移行することから、例年どおりの対前年度何%の増減との説明ができないかと思う。このため、歳出の事項別明細書の目を説明するに当たっては、経費が増減した内容を説明していただき、そのほかの経費が特別会計時とほぼ同様な計上であれば、その旨をあわせて説明願いたい。
 また、新規事業があれば、歳入の説明が終了した後に対象の事業について説明をお願いしたい。
〔下水道経営課長 説明〕
○田中幸太郎委員長 質疑はないか。
○越川雅史委員 貸借対照表636ページと638ページで、減価償却累計額に絞って伺いたい。30年度の減価償却費が37億4,000万円とのことは理解したが、新年度が始まる時点の貸借対照表を見ても、減価償却累計額が幾らから始まるのかがよくわからない。この間の本会議の答弁では三十数%とのことなので、三百数十億の減価償却累計額があるのかと思うが、これが予算書では埋もれていて、638ページの4月1日時点だと減価償却累計額がわからない。そこから約37億円、1年間事業を行って、平成31年の3月31日にたどり着くわけである。そうすると、4月1日から1年間で約37億円が基本的にはふえて、追加は予算に反映されていて、除却も反映されているから、一応それが予算書上で見えるはずであるが、来年の3月31日の減価償却累計額を足していっても約37億円ないような感じがする。このあたり、予算書をどう読めばいいのか伺いたい。
○下水道経営課長 下水道の資産調査の結果については、今回の公営企業会計移行に当たって全て調査を行った結果、有形固定資産の取得価格の合計は1,418億4,300万円、これまでの減価償却費相当額が536億5,500万円の数字が出ている。その結果、企業会計開始時の簿価では881億8,800万円となっている。今回の公営企業会計のスタート時については、開始時の簿価は取得価格から減価償却を引いたものからスタートしていいとのことで総務省からマニュアルが通知されている。
○越川雅史委員 スタート時は理解した。そこから1年間で30年度の予算だと約37億円の減価償却費がある。1年後の減価償却累計額が約37億円分あるのかと思うが、636ページの1年後の予定貸借対照表で見ると、有形固定資産のイ、ウ、エ、オ、カまでの減価償却累計額を足していったとしても約37億円はなさそうであるが、どのように約37億円の減価償却費があって、償却累計額の着地とどう読み合わせればいいのか伺いたい。
○下水道経営課長 今回、貸借対照表に載せている金額のうち、無形固定資産にかかわる減価償却費については、約6億円程度載っていないので金額に少し差が生じている。
○越川雅史委員 どんどん落としていっているから貸借対照表には載らないが、減価償却費には含まれるとのことでわかった。
○田中幸太郎委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 以上で質疑を終結する。
 討論の発言はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 以上で討論を終結する。
 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

請願第29-4号 大野町3丁目県道(船橋・松戸線)の歩道拡幅を求める請願

○田中幸太郎委員長 請願第29-4号大野町3丁目県道(船橋・松戸線)の歩道拡幅を求める請願を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○田中幸太郎委員長 意見を求める。
○金子貞作委員 きょう、現地を視察していただき感謝する。この工事は、請願にも書いてあるように、約20年前から始まったが両方とも未完成の状態である。特に8年前からは全く工事が進まなくなり、その理由を聞くと、なかなか用地買収が進まないとのことで、今は県も予算を計上しない状態になっている。地元自治会、通学する保護者の方から、毎回のように何とか広げてほしいとの要望が強く出されていて、現地調査も行い署名を進めて、市議会からの後押しをお願いしたいとの趣旨で、今回の請願提出に至っているので、ぜひ御賛同いただくようよろしくお願いしたい。
○西村 敦委員 請願が提出されたとのことで、経緯等も私も確認させていただいた。きょうも現場に行って見てきたが、市川大野駅の北側から、歩道のところ、そして、信号を右折した部分の歩道の狭さは認識している。ただし、実はきょう歩いたその先に行っても、県道船橋松戸線は同じ状況が続いている。段差の問題、バリアフリー、歩道の狭さ、調査した結果、大野町3丁目だけではなくて2丁目、南大野3丁目も全域にそのような箇所が見受けられる。最終的には浜道橋交差点、都市計画道路3・4・18号に当たるまでの区間の歩道が非常に狭く、狭隘で危険である。今回の請願は2カ所を重点的に主張しているが余りにも範囲が狭いので、私としては、閉会中の継続審査事件にしていただき調査をし直して、再度請願を出される形がいいかと思うので、継続を希望する。
○田中幸太郎委員長 委員からも継続審査の声があるので、今後、できれば会派を超えてもんでいきたい案件にしたいと思っているが、継続審査で諮ってよいか。
○金子貞作委員 西村委員が言ったように、浜道橋まで通学路になっていて、本当に危険な状態である。ただ、大野町3丁目の部分は、県が20年前に事業化して両方2m歩道を広げる、大柏小学校に行く歩道も広げるとのことで、県がこれは広げる案件である、事業は継続中だと言っている。まずはここを広げて、その後さらに浜道橋まで延長していただきたいと今後も要望していく必要があるとは思うが、何らかの地元のアクションがほしいと言われたので、今回は、通していただければと思っている。
○田中幸太郎委員長 各委員の意見の中で採択と継続と意見があるが、皆さんいかがか。
〔「採決」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 本請願を閉会中継続審査事件とすることに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○田中幸太郎委員長 挙手少数。よって本請願を継続中審査事件とすることは否決された。
 本請願を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○田中幸太郎委員長 挙手多数。よって本請願は採択すべきものと決した。

所管事務調査

○田中幸太郎委員長 所管事務の調査については、お手元に配付の文書のとおり行いたいと思うが、これに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よってお手元に配付の文書とおりに決した。
 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに御異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中幸太郎委員長 御異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、御了承願いたい。
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○田中幸太郎委員長 以上で建設経済委員会を散会する。
午後5時16分散会

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