更新日: 2018年10月10日

2018年6月25日 一般質問(松井努議員)

一般質問(松井努議員)

○堀越 優副議長 松井努議員。
○松井 努議員 清風会の松井努でございます。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 まず1点目が、副市長、部長、次長及び課長の交際費についてであります。
 現在、飲食を伴う会に出席した場合、市長の代理以外は各人が自費で会費を負担していると思いますが、その妥当性についてお伺いいたします。おかげさまで私も2回議長を経験させていただきまして、大変参考にもなりましたし、何というんでしょうか、大変緊張した立場にいたのかなというふうに思っております。そういう経過の中で、担当の部署によっては大変多く、もう日曜、祭日、あるいは夜間も関係なく、関係団体や市民団体のほうに出席をされて、諸事万端、受け付けから最後終わるまで、市の業者の皆さんが尽力をされている姿をずっと拝見してまいりました。また、いろんな団体におきましては、部長、次長、課長まで、恐らく団体の皆さんのほうもふだんお世話になっているということも含めて、多分御案内、招待をしたいという思いで呼ばれているのかなというふうに思う次第であります。ただ、市長、議長、教育長は少しらしいですけれども、我々は交際費が認められておりまして、全てその交際費の中で経費は一切負担をしていないと。ただ、理事者の皆さんにおかれましては、それを自費で負担をされているという姿を見てまいりまして、かといって私のほうにどなたかがこれを議会で出していただいて、補助金をつけてもらえるように言ってもらいたいと、そういうことがなかったことだけは申し添えておきたいと思いますけれども、その妥当性についてお伺いをいたします。
○堀越 優副議長 総務部長。
○菅原卓雄総務部長 交際費に関する御質問にお答えいたします。
 市の事務事業を円滑に推進していくためには、市民の方々や関係団体との意見交換や情報の収集など、さまざまな場面を通しまして市民や団体の御意見を伺い、行政への理解と協力を求めることが重要であります。そのため、各部局では日ごろからこれらの関係団体や市民の方々と協力関係を築いているところであります。そして、時には市長や副市長あるいは教育長や議長、さらには部長や次長などが招待を受け、飲食を伴う会合などに出席する場合がございます。その際、市長や教育長、議長は交際費を予算措置しておりますので、会合などの目的や内容、費用の額、出席の効果などを考慮した上で交際費より支出しております。他方、部長や次長におきましては、市長などの代理の場合は交際費より支出いたしますが、直接指名を受けまして飲食を伴う会合などに出席する場合には、自費で出席しております。
 そこで、このような場合に部次長にも公費負担ができないかという御質問でありますが、これら飲食を伴う会費等につきましては公費で負担することは好ましくないと考えております。その理由でありますが、仮に公費負担する場合には、支出可能な予算科目といたしまして交際費と食糧費がございます。まず、交際費につきましては、行政実例によりますと、市長その他の執行機関が行政執行上あるいは当該団体の利益のために、当該団体を代表して外部と交渉、交際するために要する経費であり、市長や教育長、議長が直接消費するものとされております。このことから、部長等が直接指名を受けて会合等に出席する場合の経費を交際費として予算計上することはできないものであります。次に、食糧費につきましては、原則として市が主催する会議などの際に提供するお茶やお菓子、弁当代などとして支出するための経費であり、本市では議会事務局や秘書課への来客などに提供するためのお茶代や、災害時や選挙執行時の従事者等に提供する飲食物など、その必要性が認められる場合に限って予算計上しているものであります。また、関係団体との懇談会などにおける飲食経費を食糧費で支出している自治体の中には住民訴訟を提起されている例もございまして、事案によっては違法な公金の支出とされているものもございます。また、国からはこのような支出につきまして、住民の疑惑や不信を招くことのないよう、また簡素かつ公正を旨とした対応をすることなどの指導がされているところであります。
 したがいまして、部長等が関係団体から直接指名を受けて飲食を伴う会合などに出席した場合には、自費での負担が妥当であると考えております。公費ではありませんが、部次長の負担が一定額を超えた場合には、部次長で構成しております互助組織である部長会からその一部を補助しているところであります。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 お話はよくわかりました。おっしゃるとおり、襟を正して自費負担で参加をするのが一番正しいと思います。しかし、やはり飲食を伴いますと5,000円だったり7,000円だったり、時には1万円というような会費の場合もあるわけでありまして、恐らく出席をされている皆様におかれましては、それはもうやむを得ないということで出ていると思うんですけれども、ただ、部署によっては出る機会が多い部署、ほとんどないところもたくさんあるというふうに思われます。でありますので、やはりモチベーションを考えましても、遅くまで行って、まして自分で自費で出してということがずっと続くのが果たしていいのかどうかですね。せめて額はともかく、1,000円でも2,000円でも手当として出すとか、何かそういうことを考えてもおかしくないのではないかなというふうな気がいたします。そういうことで、職員の皆様のその尽力に対して、せめてこういう話があったということは議会で一度お伝えをしたかったということが真実でございます。
 また、できれば絞っていただいて、関係団体の皆さんのほうにもいろいろな会議がございますけれども、3人のところを2人でいいとか、1人でいいとか、そういうような交渉事も今から必要になってくる時代なのかなと。恐らく私たちもそうでありますが、管理職の皆さんにおかれましても、子どもの教育費だったりローンだったり、なかなかお金がかかる年代であるのじゃないかなという気もいたしますので、家族によってはお父さんはそんな忙しくない課に行ったほうがいいですよという考えがあってもおかしくないんじゃないかなということでございますので、一助にとめていただければと思います。
 次に参ります。次は、先ほど行徳代表の西村さんが行徳のことをるる聞いていただきまして、大変いいお答えをいただきましたので、私も大変うれしく思っている一人でございます。2点につきまして、行徳の主にまちづくりにつきましてお伺いいたします。
 まず1点目は、富美浜地域ふれあい館についてであります。これは前のときに話題に出たんですけれども、公共施設の見直しの中で、富美浜地域ふれあい館が廃館の対象になって統廃合になるというような話がございました。しかし、この施設は自治会、高齢者の会、サークル等の活動の中心となる施設でありまして、多くの市民から残してもらいたいとの要望がありまして、私のほうにも大分話がございました。パブリックコメントあるいは説明会を行うというような話がありましたが、それはやらなかったんですけれども、それでも地域の皆様はこの話をよく知っておりまして、私のほうにも本当そうなんですかと。あのときの話では、香取地域ふれあい館と富美浜を統合して、富美浜がなくなって香取に統廃合されるというような話が伝わりました。私がなぜ申し上げるかといいますと、区画整理が行われました行徳地区におきましては、旧道沿いの昔のバス通りにつきましては、旧市街地でございましたので、自治会館も所有地あるいは神社の土地を借りているとかいうことで、各その地域地域に自治会館があるんです。しかしながら、区画整理をやりました地域におきましては、俗に言う新開地でありますので、どこの自治会も単独の集会施設は持たないと。ちょうど私が20年前に市議会議員に立候補するときに、その新しい地域の皆さんの希望は唯一、単独の自治会館が欲しいという願いがほとんどでございました。私も20年経過しましたけれども、その間に七中の跡のPFIによりまして公会堂、あれは大変すばらしかったなと思いますけれども、公民館も多少できましたが、地域地域の拠点に市が市有地なり、求めて何かができたということはないんですね。唯一、1カ所県有地を市が払い下げている、借りていただいて、5町会の連合の自治会館が福栄に1つできましたけれども、それも5つの自治会で皆さんで使うというような状況でございます。
 でありまして、地下鉄メトロの下のこのふれあい館というのは、非常に駅に近くて立地条件がいいわけですね。なおかつ、ちょうど旧道のほうからは大分遠くなっているほうですから、例えば富美浜で言えば相之川、欠真間、こちらから言えば南行徳、福栄というふうに、その町会、自治会の中の中心になる場所でありまして、そういうことを含めてこの富美浜地域ふれあい館のことにつきまして御質問をしたいと思います。お願いいたします。
○堀越 優副議長 企画部長。
○菊田滋也企画部長 現在、本市の公共施設は約6割が築30年を超え、そのうち約8割の施設について、屋上防水や外壁改修などの大規模改修工事がなされておりません。平成26年度に策定した市川市公共施設白書では、今後全ての公共施設の大規模改修、建てかえに見込まれる費用と、平成17年度から平成24年度の8年間に公共施設の改修等に要した費用の平均額、これを比較した結果、従来とおりの費用のかけ方では約4割の施設の更新が難しくなるとされております。さらに、将来の生産年齢人口の減少や、社会保障関係経費の増を考慮すると、施設総量の見直しを含めた長期的な対応方針を設けなくてはならないことから、市川市公共施設等総合管理計画を策定し、市全体としての基本的な方針や考え方をまとめたところです。
 御質問の富美浜地域ふれあい館を含めた各公共施設の個別の計画については、現在さまざまな見直し手法を含め、庁内で検討を進めているところですが、その策定に当たっては、施設を利用されている方のほか、幅広く市民の皆さんの意見を踏まえるとともに、丁寧に説明を行ってまいります。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 答弁ありがとうございました。そのとおりだと思うんです。
 そこで再質問ですけれども、先ほども申し上げましたとおり、地域の市民からすれば、利用は一日も長く利用させていただきたいという思いはあるわけです。でありますので、今、部長のお話では検討し、調査をするということなんですけれども、いつごろまで実際問題使用できる期間があるのかですね。また、先ほど地域の実情を踏まえて丁寧に市民にも説明をしていくというようなことでございますけれども、そういった意味で使用できる期間が果たしてどのくらいあるのかにつきまして質問したいと思います。
○堀越 優副議長 企画部長。
○菊田滋也企画部長 富美浜地域ふれあい館は、今年度で築41年を迎えますが、これまで大規模な改修を行っておりません。今後、改修などの検討を要する施設ではありますが、その実施に当たっては東京メトロの高架下を借用しているなど立地上の条件などもあり、さまざまな調整が必要となってまいります。これが相当期間かかると考えております。富美浜地域ふれあい館を含めた集会施設の再編整備については、公共施設全体の配置や各施設の利用状況を踏まえ、また説明会やパブリックコメントなど利用されている方などから幅広く意見を聞く機会を設けた上で、公共施設個別計画を策定し、その中で決定してまいります。具体的な再編整備に着手するまでの当面の間は、これまでどおり施設を御利用いただきたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 わかったようなわからないような、期間がはっきりわからないんですけれども、先ほども申し上げましたとおり、私、この地域に限らず私のほうにはいろいろお話がある中で、できれば土地を買いたいと。そして買って1,500万、あるいは市の補助金も含めてそういう中で単独の自治会館をつくりたいんだというようなお話も、相談もよくありますし、また、私も仕事柄そういう御相談も受けることがあるんですね。しかしながら、御存じのように行徳地域はやはり駅にも近いし、用途地域もかなり制限が緩いほうですから地価が高いんですね。住宅地でも大体坪100万ぐらいしているわけでありまして、それを例えば30坪、50坪買いましても果たして5,000万のお金を単独の自治会のほうで用意をしてやるということはなかなかできないんですね。よく公共施設のことにつきましては、全国でも新聞やテレビでも出ておりますけれども、中には取り壊しをする費用そのものがない自治会もたくさんあるように聞いております。というのは理想と現実の問題でありまして、では耐震補強をどの建物もどこまでやっているのか、我々議員も知らないくらいですから、恐らくこの間もお話をちょっと聞いておりましたけれども、それも果たして、先ほどの話では相当数が更新を要するというのはわかるんですが、では耐震補強しなきゃならないというものがたくさんあった場合に、予算づけをしてどんどん取り壊しをして建て直しをするのか、あるいは改修する、改築するということができるのかどうかですね。それはなかなか非常に難しい問題だと思いますね、財政の問題を含めてですね。ですから私が申し上げたいのは、一日も長く、少しずつ延ばしていただいて。
 場合によると、今ちょっと話は変わりますが、保育園でも昔は園庭があったきちんとしたもの以外は許可しないという時代でしたけれども、今は、もう駅近くだったらマンションの下でもいいですよというふうに規制を緩和して、しなければ間に合わないというような状況ですから、例えば、市街地の中でも地価が高いところは、それでは1室を借りて、そういう集会施設、公民館の一部にすると。一時市川のほうでも行徳のほうでもそういう例がありますけれども、そういう願いも地域住民は持っているわけですね。ですから、私のほうが申し上げたいのは、やはりいつも自治会の皆さんが言うのは、ちょうど自治会は役所の出先機関みたいなもので、しかも、役所のほうは何にも言わないでぽんと書類を送ってきちゃうとか、あるいは持ってこられて、さあかかってくださいと。やらざるを得ないような状況になってしまっているという割には、やはり許認可の問題も含めてなかなか難しい部分がたくさんあるし、今回のこの問題もなぜ私が取り上げたかといいますと、これはやはり地域の皆さんの話をよく聞いていただいて、策定する以上は、その策定する根拠が、この建物は、普通考えたらですよ、玉石の束石をつけたような100年もたつような木造の家でも、100年たっても建っているわけですね。では、今メトロの下のこの集会施設ですけれども、30年、鉄骨で30年の建物はまだ普通に考えたら立派な建物なんです。ですから、もし耐震補強をするような、そういう調査をする機会があれば調査していただくなりして、少しでも延命をしていただいて、あと10年でも20年でも30年でも、代替の施設ができるまでの間使わせていただきたいというのが地元の市民の願いであるということだけはお伝えしたいと思います。
 また、特によく私も教育関係のほうの学校のほうも含めて、学校のほうもできればいろいろな施設に入ってほしくないし、また貸したくないのはわかりますけれども、逆に少子化の中で学校の施設がだんだん要らなくなる、空き教室がふえるという時代に入れば、そこの一角をそういう施設にするなり、あるいはいろいろな形の中の公共施設を移動させるとか、そういう発想も必要になってくるのかなということを含めて、この問題につきましては質問させていただきましたので、ぜひ行政の皆様におかれましても、その辺を念頭に置いた上で、市民の皆様の声をよく聞いていただきたいということを要望しておきます。
 次に移ります。次は市道0207号の歩道についてであります。
 これは、相当地域の商店街の皆さんの要望がございまして、数年前に拡幅をされたわけでございますけれども、その後、電柱と照明灯は従前のままの位置でありました。当然その地域の皆さんは、ぜひ、せっかく歩道を広げていただいたわけですから、車道側のほうにその電柱や照明灯も移動してもらいたいというような要望でございまして、これも私のほうに相当前から話あったんですが、商店街のほうも要望を大分出しているということでございましたので、余り積極的にやってこなかったんですが、昨年当たりぐらいから私も皆さんに言われて、業者のほうにもどうなっているんですかというような質問をした経緯がございます。でありまして、そこを含めて、この通りの電柱と照明灯の移動をどのように考えていらっしゃるのかにつきまして質問いたします。
○堀越 優副議長 道路交通部長。
○横地眞美惠(まみえ)道路交通部長 お答えします。
 この道路の歩道拡幅整備につきましては、県道市川浦安線との交差点から南消防署前の市道0107号との交差点までの延長約500mにつきまして、平成25年度から27年度にかけて行いました。この区間は、行徳フラワー通り商店街並びに行徳かもねぎ商店会が面していることや、新浜小学校の通学路でもあることから、買い物客や児童などの歩行者が多く、安全な歩行空間の確保を目的として整備を進めました。主な整備内容としましては、車道幅員を狭め、歩道幅員を2mに拡幅するとともに、側溝ぶたのがたつきや段差の解消などのバリアフリー化を図ったものでございます。本市では、この整備に合わせて歩行者の通行に支障となる電柱19本や照明灯50基につきまして、歩道内の車道寄りに移設する計画として、東京電力などの占用企業者と協議調整を進めてきたところでございます。照明につきましては、これまでの歩道整備に合わせ36基の移設が完了しておりますが、東京電力の架空ケーブルが支障となり移設ができない14基につきましては、電柱移設後の平成28年度に実施する予定としておりました。しかしながら、東京電力の電柱移設において、停電が広範囲にわたること及び歩道下には公共下水道管を初め、水道管やガス管などのライフラインがふくそうしていることから、試掘調査や地元との調整などに不測の日数を要しており、現時点において14本の電柱の移設が完了していない状況でございます。
 現在までの進捗状況を東京電力に確認しましたところ、平成25年度から26年度にかけて整備した区間である県道市川浦安線との交差点から約150mにつきましては、ことしの10月末までに完了予定とし、電柱の移設工事を進めるとともに、残る南消防署までの約350mにつきましても、今年度末までの完了を目標に設計を進めていると伺っております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 答弁ありがとうございました。今部長の答弁のとおり、25年から27年度にかけてやっていただきまして、その当時、その付近の商店街とか近隣の皆さんは大変喜んでおられまして、本当に広がって、広くなってよくなるんですよというふうに私も随分聞いておりました。ところが、そのままですね、歩道は広がったものの電柱はそのままど真ん中にあるわけですから。要は車椅子で通ろうと思っても通りやすくなったわけではありませんし、子どもたちも電柱と照明灯のところをかいくぐるような形で歩いていたわけでございまして、せっかく一生懸命活動してこぎつけた商店街の皆さんから言わせますと、やるやると言いながらいつまでたってもやらないんですよというようなことでございました。
 そこで、今答弁されたとおり、確かに予定があって東京電力のほうも、前からのお話のときにも何かそこにいろいろライフラインが入っているので難しいんですというようなことであったようでございます。しかし、地元の人たちからすれば、せっかくここまでやっていただいたんだから早くできるんじゃないかなというふうな期待感はどうしてもあったわけでございまして、今のお話では、来年、今年度末までに電柱についてはやっていただけるということでございますので、これは私は地元の皆さんのほうにはお伝えしておきます。できるだけこれを目標に、何とか早くやっていただきたいと思います。
 ただ、この電柱は東京電力だというふうに伺っておりますが、照明灯につきましては、どうも何か市の予算で市がやらなきゃいけないというような話を伺っておりました。でありますので、この照明灯の移設については今後どういうような予定になるのかについてお尋ねをいたします。
○堀越 優副議長 道路交通部長。
○横地眞美惠(まみえ)道路交通部長 照明灯の移設予定といたしましては、東京電力が進めている電柱の移設後となりますことから、東京電力と調整を図りながら工事を実施してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 わかりました。ただ、今お話を伺っている中でもそうでございますが、予算がつかなければなかなかできないというようなお話も聞いておりましたので、どのぐらいの金額が当たるかちょっとわかりませんけれども、せっかくここまで来ましたら、東京電力のほうと一緒に、同じ時期に、ぜひこの照明灯のほうも移設をしていただければというふうにこれは要望しておきますので、ひとつよろしくお願いいたします。
 次に、最後は塩浜の区画整理事業についてであります。
 この件につきましては、市川市長選挙期間中に悪質な文書が出回りました。市川市役所がかかわったと誹謗中傷でありますので、事実を明らかにする意味で質問をさせていただきました。ただし、お断りしておきますが、選挙は終わっておりますので、犯人を探すとか、誰がやったとか、そういうことにつきまして私は特別そんな問題視はしておりません。しかし、言われているとおり今は透明化をしてもらいたいというような時代でありまして、国におきましてもさんざん毎日ニュースになっているような状況でございますので、市川市がかかわって、しかもこれにさまざまな議員がかかわって、利権が動いて、塩浜の区画整理が動いたというようなことを言われているわけでありますので、大変困った現状でございます。なぜこの文書が入ったかといいますと、4月22日の市川市長選挙の投票日の前の4月19日に、私も不動産と設計事務所をやっているんですけれども、発信人不明の怪文書が私どもの会社に入ったわけです。これはいろいろ、あらゆる会社のほうにたくさん入ったようでございます。そして、この選挙の前のときに、私の行徳地域のほうにはポスティングと言われるものでありますが、これが随分配布されまして、随分各戸のほうにも入ったということでございます。
 内容につきましては、知らない方もおりますのでちょっとこれをこのとおり読ませていただきますが、京葉線市川塩浜駅海側に広がる3万坪の広大な土地、市川塩浜土地区画整理事業により、ショッピングセンター物流拠点として開発が始まる地域だと。これらの土地取引、開発利権に絡み、国会議員、前市長、市議会議長、不動産業者、地元企業オーナーが手を組み、巨額の利益をつかもうと動いている。市川市はJR東日本から塩浜駅前の三角地を坪単価70万で既に購入していた。駅前の土地に市の施設をつくれるようにと計画したものであると、ここで少し省略しますが、これに目をつけた、私の会社も含めてですね、地元の不動産業者3社が、地元選出の衆議院議員、薗浦健太郎に依頼をして、市の所有する土地を換地計画に入れるように迫り、毎日のように市の開発部、公園緑地課に押しかけたのであると。当然、市の利益にならないことから担当者は断るのだが、毎日毎日押しかけられて、議員事務所からは圧力がかかり、自殺未遂まで追い詰められたのであると。当然、当時の大久保市長からも早く認可しろと圧力がかかったと。結局、平成28年7月、処分価格約坪53万円で処分することが決定したと。実に坪単価17万円もの値引きをして、森友学園問題と同じ構図であると。総額35億の取引手数料だけで1億円を超えたというような内容の怪文書であります。
 そしてここには薗浦代議士と、大久保前市長と、私の顔写真と、かいらい政権である坂下しげき氏の写真が出ていて、もう1人のこの方は私の友人でありますので名前は言いませんが、民間の人まで写真入りで実名で載せられちゃったわけですね。なぜ私がこれを言うかといいますと、19、20、21と、私の支援者からはがんがん電話が入りまして、おまえは口で言うのと違って悪いことばっかりしているじゃないかというふうに言われまして、薗浦さんも大久保さんもひどいものだなと、3者でそんなことをやっているのかということを言われました。何が私はしゃくにさわったかといいますと、私たちは政治家ですから、選挙をやっていましたからしようがなかったんですが、善意の第三者である個人まで、全く無関係の人までここに載せられちゃったわけですね。そこで、ここで私のほうから経緯を申し上げますと、大久保前市長とはもう8年間というか、15年以上おつき合いをさせていただきましたが、この塩浜の区画整理の土地の値段なんか一度も話したことはありません。また、薗浦代議士とも塩浜のことなんて全く関係ありませんから、これも一度も話したことはありません。ところが、この文書を見た市民は、信用しているとは言わないまでも、本当なんじゃないかというふうになっちゃうわけですね。選挙の票に響いたかどうか、そんなことはもう終わったことですからいいんですが、やられたほうにしてみますと、大変憤慨しております。
 そこで、市川市がかかわったということでございますので、この経過を含めて、市当局のほうに質問させていただきます。
 まず第1が、文章の中に書いてあります塩浜区画整理事業に関連することとありますので、その内容が、区画整理というものは私も存じておりますけれども、その内容はどういう内容なのかにつきまして、まずお尋ねをしたいと思います。
○堀越 優副議長 街づくり部長。
○江原孝好街づくり部長 土地区画整理事業の経緯についてお答えをいたします。
 塩浜地区は、昭和36年に京葉臨海工業地帯造成計画の構想の一環として、市川市行徳地先の埋め立てが位置づけられ、昭和49年に千葉県が市川一期埋立事業を開始いたしました。交通面では、昭和61年に都市計画道路新行徳駅前線3・4・34号を都市計画決定し、昭和63年に市川塩浜駅が開業するなど、工業専用地域として発展してきたところであります。しかし、平成13年に千葉県が市川二期埋立事業の中止を表明したことから、本市では、市民、地権者などと協働のもと、三番瀬の再生と行徳臨海部のまちづくりに関する市川市行徳臨海部基本構想を策定し、さらに17年には塩浜地区のまちづくりの方向性を示した塩浜地区まちづくり基本計画を作成したところであります。
 本土地区画整理事業は、この基本計画のもと、19年より駅から海側の約11.3haの地区で、本市を含む地権者会により進めているものであります。市では、本事業に先立ち、都市計画道路3・4・34号の用地を購入するため、民間の地権者と交渉を重ね、不動産鑑定評価実施後の26年に購入をしております。土地区画整理事業としましては、29年2月に地権者会で事業計画書を策定し、同年3月に千葉県から事業認可を受け、現在施工中であります。通常の土地区画整理事業では、地権者で構成される組合等が事業主となり、土地の換地計画で生み出した保留地を売却し、事業費に充てることになります。本事業におきましても、事業計画に基づき不動産鑑定評価を参考とした事業収支計画を踏まえ、地権者会が保留地を売却したものであります。なお、現在は今年度末の竣工に向け、造成工事を進めているところであります。
 以上であります。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 答弁いただきまして、私も仕事柄、わかったといえばわかりましたけれども、文章だけ聞いていると何だかよくわかりません。
 具体的にもう一度再質問いたしますが、ここに書いてある一番ポイントを、私はなぜこれを今回取り上げたかと申しますと、今から塩浜の土地区画整理の中の市川市の所有地も、土地利用をして、今から市川市にとって大変大事なものをつくっていこうというような形でありまして、これはやっていくためには市民の絶対的な信頼が必要なわけでありまして、政治家とか行政が絡んで何か疑惑があるようなものを開発していくということは、これは100%避けなきゃなりません。そういった意味の疑惑を晴らす、払拭をしたいということでありますのでちょっと細かく聞いてまいりたいと思います。
 この中に、この土地の区画整理につきましては、開発部の公園緑地課に押しかけた、自殺未遂者もいたというんですけれども、公園緑地課って聞いたことはありますが、開発部公園緑地課というのはあったんでしょうか。
○堀越 優副議長 街づくり部長。
○江原孝好街づくり部長 お答えいたします。
 これまでに開発部という部署はございません。
 以上であります。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 次に、この区画整理を現在も進行中で、完全に仮換地の状況で今始まっていると思うんですけれども、実際にそれではこの区画整理を行ってきた市の窓口はどこの課になるんでしょうか。
○堀越 優副議長 街づくり部長。
○江原孝好街づくり部長 お答えいたします。
 平成19年に塩浜地区の土地区画整理事業に向けて土地所有者が集まって協議会を設立いたしました。このときの担当部署は、行徳支所臨海整備課であります。25年度からは行徳支所地域整備課と街づくり部街づくり推進課の2課で、28年度からは街づくり推進課が所管をしております。
 以上であります。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 ということでございますので、誰が聞いても全く事実無根の話でありまして、ない課を挙げて、しかもあたかも、特に、かわいそうに息子さんがおりますが、クリーンで有名なお金持ちの大久保前市長がこんな利権に絡むわけないわけでありまして、大久保前市長に私は電話しておきまして、私は質問するんですけれどもいいですかと言ったらやってくださいと言われましたので私はやっておりますが、やはり本当に、人間というのは最後は名誉でございます。名誉があって、私も20年間この仕事をさせていただいておりますが、その前に47年間会社の経営者として、また息子が継いで一緒にやっております。でありますので、このことによって自分の会社の信用も失墜したわけですし、私の友人も大変迷惑をして、みんなに言われてしまって、一時私もうらまれまして、本当にやったのかって。冗談じゃないって言ったんですけれども、でもやはりそのように疑いたくなってしまうのが人間のさがであります。そういう意味で、今回はどうしてもこの問題をクリーンにしたい、クリーンであるということを証明したいということで質問しているわけでございます。
 それでは最後に質問いたしますが、この中でも焦点になっておりますけれども、前から私も聞いておりますが、この区画整理事業で今市川市が海側の方に仮換地されましたね。市川市は、旧国鉄からいつの段階で、幾らで土地を購入したのかにつきましてお伺いしたいと思います。
○堀越 優副議長 街づくり部長。
○江原孝好街づくり部長 お答えいたします。
 この土地は、まず面積が約6.1haございます。もともと市川市が3分の2、旧国鉄が3分の1を持ち分として所有しておりました。平成14年に市川塩浜駅周辺の整備を目的として、旧国鉄から3分の1の持ち分を平方メートル当たり約4万900円で購入し、所有権の全てが市川市になったものであります。
 以上であります。
○堀越 優副議長 市長。
○村越祐民市長 選挙というのは、各候補者がそれぞれ政策なり公約なりを訴え、また有権者が、その候補者の人格や識見、過去の経歴等を公正に御判断いただいて投票していただくという、民主主義にとって極めて重大な営みであります。その際に、まさに匿名で事実に基づかない情報が、出所不明な形で文書で飛び交うというのは、あたかもこの間話題になっているアメフトの悪質タックル問題のようなものであって、断じて許されないものだというふうに思っています。これから各種さまざま重要な選挙があるというふうに思いますけれども、ぜひ、関係各位におかれましては、公明正大に政策を戦わせて、そして有権者の皆様の信頼に足り得る選挙を候補者、我々選挙管理委員会を所管する行政としても、しっかり有権者の皆さんにがっかりしていただかないような選挙を運営しなければいけないというふうに思っていますし、当該文書が事実に基づかないということがはっきりしたわけでありますから、名前の挙がった関係各位の名誉が一刻も早く回復されるように、私も努めるとともに、汚名をそそいでいただきたいなというふうに思います。
 以上です。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 思いがけなく市長のほうからお言葉をいただきまして大変ありがとうございます。まさしくそのとおりでございまして、やはり特に晩年になりますと、最後は何がといいますと、最後はどういう生き方をしたのかというのが人間やっぱり一番気になるところでございまして、おまえのところのおじいちゃんは何か悪いことしたらしいなとか、孫に伝わってほしくないし、せがれたちにも、なんだ、おやじは何か変なことをやっていたのかと言われたくもありませんし、また、支援者にせっかく応援してきてあげたのに、何だよ、とどのつまりは何か悪いことしていたんだというふうに思われたままこの世界を去るのもちょっと寂しいかなということでやったわけでございまして。そうしますと、さっきの続きでございますが、私の今の認識でありますと、確かに26年に3・4・34号、これは70万で買ったという土地は、たしか私が聞いているのにおきましては、都市計画道路を、公園までつながっている道路を買ったというふうに聞いております。それで間違いないのかどうか。
 そして、市川市がほとんど持っていた土地は、昔から持っていた3分の2で、買い足した3分の1でさえも平米4万円で買ったという土地であったという理解でよろしいんでしょうか。
○堀越 優副議長 街づくり部長。
○江原孝好街づくり部長 お答えいたします。
 御質問者のおっしゃるとおりであります。
 以上であります。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 でありますから、森友学園みたいに値引きして売って、そのお金を、大体どこからそのお金をもらったかも何も書いてなくて、見ればわかるんですが、でも見た方たちはこれを信用した方がいたものですから、私はこの議事録を大事に、でき上がりましたら自分の支援者には説明をしたいというふうに思っております。
 最後に、この中に、先ほど言いましたように担当課のほうに圧力がかかったというようなことでございましたけれども、区画整理事業を行うに当たって、担当課のほうに不当な要求とか何かがあったような、そういうような事実とかうわさというのはあったんでしょうか。
○堀越 優副議長 街づくり部長。
○江原孝好街づくり部長 お答えいたします。
 区画整理事業に関することにつきましては、その都度事業者である地権者会で議題として諮り、全員合意のもと進めているところであります。また、事業計画は、道路、公園等の公共施設管理者、JR、警察などと協議の上策定されております。不当な要求等につきましては、これまでそのような事実はなかったことを担当課において確認をしております。
 以上であります。
○堀越 優副議長 松井議員。
○松井 努議員 はい、ありがとうございました。おかげさまで、今、議会の一般質問にはそぐわない質問をしたかもしれませんが、やはり、実は同業者と私と行徳警察に相談案件ということで行ってまいりました、大分前ですけれども。そして、どういうふうにしたいんですかというので、今後、大都市であります市川市で、選挙のたびにこんな怪文書が飛び交うようなことは避けたいと思いますし、また、これがあっていけないということでございますので。ただ、その方の名誉をどうしても私は晴らしていかなきゃいけないと。私も含めて仕事をしている人間からしますと、やはり信用が第一でございますので、そういった意味で、こういう形の中でそうさせていただきましたけれども、今後、この塩浜区画整理の中の市川市の土地利用計画が、まちづくりが公明正大なもとに遂行されますことを望みますし、また、地権者の方たちの名前も出ましたけれども、地権者の皆さんも合法的に区画整理にのっとって事業を進めているわけでございますので、皆様方の事業の発展を祈りながら質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
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○堀越 優副議長 この際、暫時休憩いたします。
午後2時38分休憩

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