更新日: 2020年5月11日

いちかわ市議会だより令和2年5月9日号

代表質問(2月定例会)

自由民主党

細田伸一(総括質問者)、つかこしたかのり、中山幸紀、かいづ勉

新庁舎整備

 令和元年8月下旬、市は新第1庁舎1・2階中央部への階段の追加設置を決め、建物の構造を変更した。そして、この階段は、火災等の不測の事態による避難時にも有効に機能するものと考えているとのことである。有事の際にも、庁舎内で市民の生命と安全が守られる状態であることは極めて重要だが、追加される階段は、具体的には避難時にどのように機能するのか。
 新第1庁舎の当初設計においては、建築基準法等の関係法令で避難に必要な階段を建物両端の2カ所とした。そこへ更に、追加階段により中央部に動線を設けることで避難経路が増え、火災等が発生した際には、市民や職員の更なる安全確保に寄与すると共に、避難と救助の錯綜が少なくなることで、消防隊等のスムーズな救助活動にも繋がるものと考えている。なお、法的な検証については、避難安全検証法に基づくく国土交通大臣の認定を取得する。


市長からのメッセージ

 新第1庁舎1・2階中央部への階段設置については、多くの市民が関心を寄せているが、市長から階段の設置について十分な説明がなされたとは言えない状況と考える。市は、庁舎移転に合わせて、広報紙で新庁舎の特集号を発行する予定であるとのことだが、もっと早い時期に、階段を設置することにより得られる効果等について、市長の言葉でメッセージを発信すべきである。市の認識を問う。
 市民に対しては、今後予定している新庁舎の特集号とは別に、広報紙のコラム記事等を用いて、市長自身の言葉で階段設置等の考え方について示していきたいと考えている。


戦没者追悼式

 戦争の悲惨さと平和の大切さを後世に伝え、戦没者の霊を慰めるためにも、戦没者追悼式を継続し、次の世代へと継承していくことは極めて重要である。現在、追悼式は平日に開催されているが、より多くの若い世代が参加できるよう、休日に開催する等の工夫はできないか。また、教育委員会として、小中学校の児童生徒に追悼式の意義を伝え、保護者と一緒に参加するよう促すことは可能か。
 戦没者追悼式は遺族の希望で平日に開催しているが、次世代への継承を考慮すると、若い世代が参加しやすい休日の開催は効果的と考えられ、今後、遺族会を含む関係団体との協議・調整を踏まえ検討していく。併せて、ボランティアとして運営を手伝ってもらう等、若い世代が参加できる方策も検討していきたい。また、追悼式は平和の大切さを認識できる行事である一方、教育の中立性確保の観点から、特定の平和事業等への児童生徒の参加は、学習活動の結果として、個人の意思で行うものと考えている。


 

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