更新日: 2018年10月10日

2018年6月27日 一般質問(かいづ勉議員)

一般質問(かいづ勉議員)

○竹内清海議長 日程第1一般質問を継続いたします。
 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 会派自由民主党、かいづ勉でございます。ただいまより一般質問をさせていただきます。一問一答にてお願いします。
 最初に、新市長の所信表明の公約の3番目に、特に未来を担う子どもたちに、「地域全体で子どもたちの成長を支える取り組みを進めてまいります」とありますが、多くの市民や団体がそれぞれの目的で活動を行っております。こうした活動を支援することは、生きがいを支援することであり、地域の活性化にもつながっていくという考えの所信表明でありますが、このことについて、まずはお伺いいたします。
○竹内清海議長 学校教育部長。
○井上 栄学校教育部長 地域全体で子どもたちの成長を支える主な活動といたしましては、コミュニティクラブ、市川市少年補導員連絡協議会、市川市子ども会育成会連絡協議会などがございますが、それぞれの活動内容、支援策、課題について、まず初めに御説明をさせていただきたいと思います。
 初めに、コミュニティクラブについてです。本事業は平成9年度から始まり、遊びを通して子どもたちの健全育成を目的とした活動を実施し、今年度で22年目を迎えます。市内16の中学校ブロックごとに実行委員会が組織されており、主な活動としては、自由遊び、自然体験活動、文化体験活動等がございます。具体的には、囲碁・将棋教室や俳句教室など年間を通じて行われる活動や、ハイキングや天体観測、お化け屋敷など季節に応じたイベント的活動などがございます。子どもたちはそれぞれの興味、関心に応じて参加しており、継続的に参加している子どもたちが多数を占めております。子どもの参加人数は、平成29年度の実績で、年間延べ約2万4,000名、ボランティアや保護者の数を含めますと延べ約3万6,000名となり、1ブロック当たりの子どもの平均参加人数は年間1,500名です。年間活動回数は総計で約600回、1ブロック当たりですと平均で約40回でございます。具体的な支援といたしましては、教育委員会では取材活動を行い、それをウエブサイト掲載するなど広報に努めるとともに、運営資金として1ブロック当たり35万円の委託契約を結び、各ブロックの活動用具等の購入に充てていただいております。また、学校では学校施設の積極的貸し出しやイベントの周知で子どもの参加者を募るなどの協力体制が整っております。課題といたしましては、ボランティアの高齢化が進んでいるため、若い世代のボランティアを確保することとなっております。
 続いて、市川市少年補導員連絡協議会についてです。少年補導員は非行の早期発見、未然防止を目的に、昭和43年の少年センター設立の年に29名が委嘱され、活動が始まりました。現在は市内13ブロック、計160名の方が活動しております。少年補導員の主な活動といたしましては、市川、行徳両警察署の協力を得ながら、市内全域の街頭パトロールを行っております。平成29年度の街頭パトロールの状況ですが、1年間で500回実施し、延べ2,000名の少年補導員が従事いたしました。具体的支援といたしまして、まず、少年センター職員も年間50回程度ともに補導活動に従事しております。また、少年センターが事務局となり、1年間の活動のまとめ等を行っております。また、少年補導員への報償は1回につき1,800円、平成29年度は補導活動に約406万円、補導のスキルや技術の向上のための研修等に約238万円、総額約644万円を教育委員会より支援しております。課題といたしましては、従来の街頭パトロールでは対処できないネットに関するトラブル対策が挙げられます。その対応として、今年度より少年補導員の協力も得てネットパトロールを開始したところでございます。
 最後に、市川市子ども会育成会連絡協議会についてです。本協議会では、子ども会の健全な発展を図ることで青少年の健全育成を目的とした活動を実施しております。主な活動といたしましては、ハゼ釣り大会やファミリーイベント等の開催、市民まつりや水フェスタなどの市の行事への参加や歳末助け合い募金等がございます。本協議会は13地区に分かれており、平成29年度に91団体、約6,000名が会員として登録されております。各子ども会の主な活動といたしましては、運動会やたこ揚げ大会、かるた大会等さまざまな行事を実施しております。具体的支援といたしましては、教育委員会では各種講習会を行い、子どもたちの成長を支援するとともに、協議会に対して332万円の補助金を交付しております。課題といたしましては、新たな会員を確保していくことでございます。
 以上のように、市のほうとしても各団体のほうに協力していくところは協力して対応してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございました。最近、日本全国どこでもそうでしょうけど、子どもが少なくなって高齢者が多くなっている。そういう時代において、今の御答弁をなさったことが、今後どういうふうな方向づけをするのか。そのままやっていくのか、今後の方向性をお聞かせいただきたいと思います。
○竹内清海議長 学校教育部長。
○井上 栄学校教育部長 それぞれの事業には目的や歴史もあり、携わってくださる方々は強い思いを持って活動してくださっていると認識しております。時代によって子どもの状況が変わることはありますが、地域における子ども同士のつながりや地域の大人が子どもの成長にかかわっていく大切さは変わりません。子どもの健全育成や地域活性化の観点からも、現在取り組んでいる事業はこれまで以上に必要になってくるものと考えております。今後においても、それぞれの事業の成果や課題等を検証しながら、事業の継続と充実に努めてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 ありがとうございました。子どもの健全育成を考えているということでございますが、私は、その中で少年補導員のことを最初におっしゃっていましたけど、市長の言うこの施政方針、「子どもたちには無限の可能性があり、一人ひとりが夢を持ち、力を十分に発揮して希望を叶えていくことができる教育が必要」と、市長の言うのは子どもの長所を伸ばして、要するに、学校でいえばクラブ活動、自分が好きなものを選んで、スポーツ部でも文化部でもいいんですけれども、それを一生懸命やっていく、自分の欠点を直すためにクラブ活動はやるんじゃない、そういう意味での市長の「夢と未来を守る」という施政方針だと思うんですが、そこら辺がちょっと疑問に持ちます。それから、先ほど言いましたように少年補導員、これはこれでそれなりに必要なことかとは思いますが、これからの子どもに対して、そういうような長所を伸ばす方向に持っていくということがちょっと欠けているような気がするんですが、そこら辺はどうですか。
○竹内清海議長 学校教育部長。
○井上 栄学校教育部長 先ほど御紹介させていただきましたコミュニティクラブ、それから、いわゆる子ども会、そしてこの少年補導員と3つを比較いたしますと、どちらかというと確かにこの少年補導員については、非行の未然防止という観点でちょっと異質なところはあると思いますが、子どもたちの健全育成ということで、変な方向に曲がっていかないことということも、1つの地域で子どもたちを育てるという面というふうに認識しております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございます。私は先ほど申しましたように、市長の所信表明の3番目、「最後に、『夢と未来を守る』についてであります。『人と健康を守る』施策、『暮らしと環境を守る』施策は、生活していくための土台を整備する施策であり、『夢と未来を守る』施策は、市民の皆様の夢や希望を支援するための施策であります。未来を担う子どもたちには無限の可能性があり、一人ひとりが夢を持ち、力を十分に発揮して希望を叶えていくことができる教育が必要であると考えております。そのため、多様性を認め合うことや、個性伸ばし、『自分らしく』学べる環境をさらに整えてまいります。そして、子どもたちが様々な人々と協力して課題を解決する力を持ち、自らの人生を切り拓いていけるよう、地域全体で子どもたちの成長を支える取り組みを進めてまいります。本市では、多くの市民や団体がそれぞれの目的で活動を行っております。こうした活動を支援することは、生きがいを支援することであり、地域の活性化にもつながっていくものと考えております」。今、学校教育部長の考えは、それなりに学校教育部長として、すばらしいお考えだと思います。しかし、市長の施政方針は、今読み上げたように、子どもたちの生きがい、無限の可能性に対して応援するということでありますから、そこら辺がやっぱり教育部長とちょっと違っているのかなと思います。
 今回これを取り上げたのも、2月定例会に私がここで一般質問をさせていただきましたけど、少年ラグビーが菅平へ29年間ずっと行っていたのですが、市の方針で菅平を売っちゃった。だから、もう閉鎖だから、皆さん使えませんよと言われた。もう4年近くなるのか。そうしたら困っちゃうわけですよ。菅平へ子どもが毎年3泊4日で行っていた。少年ラグビーの人たちが100人以上いるんです。そして、毎年コーチや監督と一緒になって菅平で練習をする。いわゆる菅平というところはラグビーのメッカで、みんな有名な人がそこへ夏来る。そういうのを見て憧れて、またやる気が出る。そういう中で菅平に29年間行ってきたのですが、それが突然、行政の都合によって閉鎖しちゃったということで、ちょっと今回の質問にはそれますけど、あそこは昭和26年に1億9,000万円で買っているんですよ。あそこが約1,000坪あるんです。それを632万で売っちゃったんです。そんなばかな行政がありますか。いかに行政がたるんでいるか。そういうことだから、子どものことはさておき、自分たちのことしか考えない。商売をやっているところならわかりますよ。行政は商売じゃないんだから、人を育てたり、少年を守ったり、少年の将来を考えたりなんかしてやっていくのが行政なんですから、そういう怠慢なやり方でその施設を閉鎖してしまうということは、私は、大変腹立たしいことだと思います。要するに、あそこの菅平の施設があったからこそ、市の施設ですし、バスの往復も市のバスを使うから助かって、保護者としては大分助かったのですが、だから29年間もできたんですが、突然そういうことをされて、保護者としては今頭を抱えている状態なんです。そういうことに対して、やっぱり市長さんが未来を担う子どもたちには無限の可能性があるということをおっしゃっていますので、そういう面から、市長さんのそういう子どもに対する、3番目として「夢と未来を守る」ということの施政方針として、どうか合致するような心温かい方針を打ち出していただけたらと思います。お願いします。
○竹内清海議長 市長。
○村越祐民市長 かいづ議員御指摘の点は、やはり子どもたちの将来を考えるときに、まさに子どもたちのよいところを伸ばすためには、子どもたちが情熱を注いでいることを思う存分やらせてあげる環境を行政として、また、地域として整えていく必要があるんじゃなかろうかという御趣旨だというふうに思います。まさに私もそのとおりだというふうに思います。ラグビーの御後援を長年行ってこられたというふうに承知をしていますけれども、お話のとおり、やはり菅平というのはラグビーの聖地でありますし、市民の皆様がそうした施設を利用されることを楽しみにしていただいていたとすると、議員おっしゃるように、大変残念なことだというふうに思います。サッカーをやっている方々も、サッカー場がないという御要望をたくさんいただいておりますし、子どもたちがさまざまなことに打ち込む環境が、まだまだ市内に不十分だというふうに承知をしていますので、しっかりてこ入れをしていかなければいけないなというふうに思っています。
 また、教育委員会が所管している団体以外にも、市民の皆様が熱心に活動されているNPO、さまざまなクラブ等々あります。ボーイスカウトであるとか、ガールスカウトであるとか、さまざまなスポーツチームであるとか、いろんな方々が熱心に子育てに取り組んでおられますので、子どもたちが、まさに青竹のように真っすぐ伸びる環境を行政としてつくっていきたいなというふうに思いますので、できる限りのことをしてまいりたいなというふうに思います。
 以上です。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 市長さん、ありがとうございます。市長さんの選挙のキャッチフレーズ、「勝つのは市民だ」、ぜひ、負けるのは市民だとならないように、市長さん、そういう力のない少年たちに対して温かい助成を、今後お願いしたいと思います。よろしくお願いします。
 次に移ります。次は市内の公園は身体障がい者のために利用しやすい配慮、運営をしていますかということですが、市内には多くの公園がございます。70カ所ぐらいあると聞いたんですが、大小入れているでしょうけど、里見公園や大洲防災公園、ああいう大規模な公園には、そのシーズンによって大変な人が入ってきます。そして、いろいろな人との触れ合いもあるし、中では事故も起きるかもしれませんが、そういう中に障がい者が入りやすい、利用しやすい、そういう公園を整備する必要が私はあろうかと思いますが、そういうことに対しての御配慮はどのように考えているのか、水と緑の部長さんにお願いいたします。
○竹内清海議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 市内の大きな公園における障がい者の方への配慮についての御質問にお答えします。
 初めに、市が管理している大きな公園としましては、主にじゅん菜池緑地、里見公園、須和田公園、大洲防災公園、広尾防災公園などがございます。これらの公園で園の駐車場、トイレ、水飲み場等の施設がバリアフリー化されている公園としましては、国が制定した高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律、いわゆるハートビル法に基づき新設整備しました大洲防災公園、広尾防災公園の2つの公園がございます。
 次に、イベント等における障がい者への配慮についてでございますが、具体的な例として、里見公園の桜まつりやいちかわローズフェアで申し上げますと、利用者の方から事前に管理事務所へ連絡をいただきますと、公園管理者が園内まで車を誘導しております。そして障がい者の方はその場所で乗降し、運転手は約300m離れました公園下江戸川沿いの駐車場まで移動していただくことで対応しております。
 最後に、バリアフリー化を実施した公園についてでございます。平成20年1月に国土交通省で都市公園の移動等円滑化整備ガイドラインが制定され、公園のバリアフリー化は全国で対策が図られております。本市におきましても、平成21年度よりこのガイドラインに基づき公園の改修整備を行っております。バリアフリー化を実施した公園は、じゅん菜池緑地など18公園でございます。具体的には、多目的トイレへの改修や出入り口の段差解消と有効幅員の確保、車椅子利用者が水飲み場や手洗い場を利用しやすい高さや形状にするなどの対策を図っているところでございます。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございます。今の御答弁の中で、ハートビル法を制定以後に新設整備をしましたという御答弁があるんですが、新バリアフリー法というのは知っていたのですが、ハートビル法というのはどういうことですか。
 それからもう1つ、障がい者が里見公園に行くときに、江戸川のところの300m離れたところに駐車場があると。そこへ誘導しますということなんですが、じゃあ、自動車を運転するその人が障がい者のこともあるわけですよ。300mもあそこの坂を里見公園へ江戸川から上がってくるというのは、どういうことでそういう……。バリアフリー法から言ってもおかしいと思うんですが、とりあえずこのハートビル法と、それからまた障がい者に対して里見公園の駐車場、どういうお考えでそんなことを御答弁したのかお示しください。
○竹内清海議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 先ほど御答弁申し上げましたように国が制定した法律でございまして、高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築にかかわる法律となっております。具体的な内容については、国土交通省で策定されました都市公園の移動等円滑化整備ガイドラインで基準が設けられているところでございます。
 それと、2点目の里見公園についてでございますが、里見公園につきましては、昭和33年の開園以来、現在の公園施設で御利用いただいておりますが、障がい者用の駐車場設置は障がい者の方々からも要望があり、必要な施設と認識しております。里見公園の現状は道路と公園の段差が大きく、道路との境には樹木も多く植栽されておりまして、現時点では駐車スペースを確保するのに厳しい状況でございます。その中で、身体障がい者の方が御利用される場合においては事前に連絡をいただいて、公園管理者が園内まで誘導して、運転手の方が車を江戸川の駐車場まで持っていってとめていただいているというのが現状でございます。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございます。1つは、ハートビル法、私はバリアフリー法というのは最近よく聞くんですが、ハートビル法というのはバリアフリー法と違うんですか。最近、バリアフリー法としか聞いていないんですが、障がい者のそういうことに対して違いがあるのかどうか、バリアフリー法と今おっしゃったハートビル法、その違いはどこにあるんですか。
 それから、やっぱり里見公園の駐車場は300m離れているんですよ。そこへ職員も一緒に乗っていって、駐車場へ置いて障がい者を車で連れてくるんですか。どういうふうなシステムで300m先の駐車場まで障がい者が置きに行くのか。今言ったように、障がい者が運転できることもあるんですよ。運転してそこまで行って、じゃあ、その300m、あの坂を上がるんですか。そういうところが私は大変に理解しにくいですね。里見公園なんか、私も質問するんで見に行きましたけど、あそこの入り口にドアというか、編み目のオープンするドアがありますけど、あそこは金でできていて、公園に行くといったって、普通簡単に入れませんよね。わざわざ連絡して、管理人のところまで行って、あけてくださいと言うことしかできないんですよ。あそこに、右でもいい、左でもいいけど、例の障がい者用のカードというか、障がい者用の駐車場といかにもわかるようなものがそこにできていたら、こんな便利なことはありませんよ。今、部長が言ったようにわざわざ電話して、これからお伺いしますから、よろしくお願いしますなんて連絡なんかしているんじゃあ、障がい者にとっても大変なことだと思いますよ。そこら辺、もう一度答弁してください。
○竹内清海議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 2点の御質問にお答えします。
 ハートビル法といいますのは、先ほど御質問者がおっしゃられるように、大きく捉えてバリアフリー法でございます。そのバリアフリー法を国土交通省のほうでさらに具体的にガイドラインを策定したということと認識しております。
 それと、里見公園でございますが、これまで先ほど御答弁しましたように対応してきておりますが、道路と公園の段差がございますことから、現在、駐輪場がございますところは段差も少なく、駐車スペースとして可能性があるところでございますので、今後調査し、その結果をもって判断してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 もうこんなことばっかり言っておられませんけど、ハートビル法よりもバリアフリー法のほうがもっと範囲が広いと。法律が何で2つもあるのかなと、そこら辺は少し調べてくださいよ。もし間違っていたら後から訂正してください。
 それから、里見公園の件ですが、やっぱり障がい者が入れる駐車場、今もう解体しちゃっていますけど、市の前の庁舎も、あそこだって私がもう30年ぐらい前になるかな。本会議で障がい者の駐車場をぜひつくるべきだと言ったら、やっぱり入り口の一番近くに駐車場をつくってくれましたよ。それが里見公園から歩いて300mもあるようなところで、そこに置いてくださいなんていうのは、ちょっと私には理解しにくい。そして、こういうことを水と緑の部だけじゃなくて全体に、これを機会に、自分の課も部も、自分たちは身体障がい者に対して不便をかけていないかな、利用しにくくないかなということを、一度皆さん見直してみてください。そうしないと、また個々にこういう問題が出てきますので、よろしくお願いします。答弁は結構です。
 次は、今後の自治会館建設は周辺の市民の安全や使用しやすい会館にしていくために、市民部として努力が必要と思いますが、いかがですか。
○竹内清海議長 市民部長。
○伊藤 博市民部長 御質問にお答えいたします。
 これまでの補助制度の見直しの経緯や自治会館建設をどのように考えているのか、避難所機能を備えた自治会館を建設した場合、新たな補助制度を建設する考えがあるのかについてお答えいたします。
 初めに、自治会館建設に対する補助制度見直しの経緯についてであります。市では、地域住民の親睦や地域活動の拠点として自治会館を整備する自治会に対し補助を行ってきております。自治会館を整備することにより、各種会議や情報収集、発信などの活動はもとより、子どもから高齢者までが楽しめる各種活動も盛んに行われております。このような観点から、時代の変化に応じて補助制度を見直ししてまいりました。主なものは、平成4年度に会館新築に対して、これまで補助率4分の3、限度額が1,000万円だったものから、限度額を1,500万円に増額し、平成24年度には用地購入に対して新たに補助率4分の3、限度額1,000万円の補助制度を設けております。
 次に、今後の自治会館建築に関する考えについてであります。自治会館は会議やサークル等の活動のほか、お祭りなどの事前準備や防犯パトロールの出発点、防災用品や地域清掃用品など、他の場所に置けないような備品を置いたり、その自治会ごとでさまざまな使われ方をしており、公共施設が不足している地域では、公共施設と同様に重要な役割を担っていると認識しております。また、自治会館を持っていない自治会から会館建築の希望も多数寄せられております。自治会館は現在の使われ方のほか、いきいき健康教室などの市の事業や市からのPRを行ったり、地域への情報伝達、情報発信など、時代に合わせてさまざまな分野で活用可能と考えております。このようなことから、引き続き支援を続けていきたいと考えております。
 次に、避難所機能を備えた場合の補助制度創設についてでございます。大規模地震などの災害時を想定し、避難所機能を備えた自治会館建築のための補助制度の創設についてでございますが、自治会館を避難所として指定されることなど、自治会の意見も伺いながら、自治会の防災力向上のための支援策として、本市の危機管理部門とともに制度の研究をしていきたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 ありがとうございました。これからの自治会館はどういう自治会館をつくっていったらいいかということで、きのうのお昼、NHKのニュースでごらんになった方もいらっしゃると思いますが、今年度中に震度6弱以上の地震が85%来るというようなニュースをやっていましたけど、まさしく今はどこでも地震災害が多く言われています。そういう中において、これからつくる、今現在つくったのでもいいですよ。そういう避難場所として、学校が避難場所というところが多いんですが、あそこまで行くには遠い、そしてまた、お年寄り、そして道路が狭い、そういう方はそこへ行くまでが大変なわけですよ。そういうことに対して、今後新しく自治会館をつくる場合、そういう防災、災害に強い自治会館、今までそんなことを言った人もいないと思うんですが、災害に強い自治会館をつくる、そういうことの決意はどうなんですか。これはどこだ。危機管理か。
○竹内清海議長 危機管理監。
○松丸多一危機管理監 再質問にお答えいたします。
 避難所及び避難場所は、大規模な災害が発生した際、一時的に避難させること、あるいは避難者を滞在させることを目的とした施設であり、市が指定し、防災アプリ、あるいは防災の減災マップ、こういったもので広く周知をしているところでございます。このような目的から、指定に当たりましては、指定される災害による影響が比較的少ない立地条件だけではなく、円滑な避難につながるような適切な施設であることが求められております。例えば、避難所としては災害発災後、速やかに避難者を建物内に受け入れられることや、食料や毛布などの救援物資の配布といった避難者の受け入れ体制の確保も避難所とすることの重要な判断要素となっております。このようなことから、本市で指定している避難所につきましては学校や公民館、避難場所につきましては公園などの公共施設を中心に選定しております。御質問をいただきました自治会館を避難所、あるいはその敷地を利用した避難場所に位置づけることに関しましては、施設の大きさや広さといった規模だけではなく、災害発生後の速やかに施設が開放され、避難が可能となり、避難者を支援する体制が整えられるかといったようなことが課題となってまいります。
 また、本市では小学校区ごとに防災拠点協議会を設立し、自治会、PTAなどと学校を防災拠点とする体制づくりを進めているところであります。自治会館を避難場所、避難所などに位置づけることを検討するに当たりましては、現在市が地域の方々と進めております小学校を中心とする防災体制との整合を図っていく必要もございます。このような課題につきまして、自治会を含む小学校区防災拠点協議会の方々とも、ともに解決していくことが重要となります。
 そこで、施設の安全性や避難者の受け入れ体制などが確認され、地域と連携を図れる自治会館につきましては、例えば避難に時間を要する高齢者や歩行が困難な方の避難所としての位置づけであったり、また、障がいのある方、あるいは妊産婦の方など、そういった方などが優先的に利用できる地域の福祉避難所に近い、そういった位置づけができないか、自治会連合協議会や、その中の安全まちづくり部会といった会合などの場をおかりして提案をさせていただいたり、あるいは意見をお聞きしながら、地域のニーズに、あるいは地域の特性に応じた防災体制づくりに積極的に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 立派な御答弁ありがとうございます。やっぱりそういう中にも、お年寄り、足の悪い人、そういう方が避難場所が遠いところにあったら大変ですよね。安心して生活はできないと思います。近くの自治会館にそういう施設、そういう整備ができていたら、お年寄りもすごく喜ぶと思います。防災マップにも私は載せるべきだと思いますが、それは障がい者のみじゃなくて、近隣に住んでる人はそこに避難場所としてそういうところがあったらいいんじゃないかと私は考えますが、公民館を避難場所にするといったって、1つのこれは地方自治法の法律があって、その法律を変えなきゃできないと思うんですが、私が調べた中では、市川市自治会等集会施設整備事業等補助金交付規則、幾つも箇条書きにありましたけど、その中に入れないと幾ら危機管理の部長がやりたいと、やりますと言ってもなかなか一向に進まないと思いますが、まず、そこからが出発点だと思いますが、そこら辺はどういうお考えですか。
○竹内清海議長 市民部長。
○伊藤 博市民部長 集会施設等の補助制度につきましては、今後、自治会の意見を伺いながら、危機管理部門と制度の研究をしていきたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 仕事がふえて大変だろうけど、一度そういうものをつくっておけば、みんなに喜ばれますよ。私は知りませんけど、自治会館をそういう防災拠点、避難場所として指定できるようなシステムをつくれば、ほかにはないんじゃないかなと。聞いたことある。俺は聞いたことないね。だから、市川市が最初じゃないかと思いますよ。ぜひ誇りに思って早急に要綱をつくっていただきたいと思います。以上です。ありがとうございました。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○竹内清海議長 荒木詩郎議員。
○荒木詩郎議員 ただいまのかいづ議員の一般質問の中で、施政方針という言葉を何回か使っておられました。村越市長が初当選されて、就任後初の議会での所信を表明されたのであり、施政方針との発言は、所信表明という言葉に訂正するべきであると思います。議長においてお取り計らい願いたいと思います。
○竹内清海議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 私も気がつかないで、自分の質問の内容ばっかり気にしていたもんで、所信表明ということを忘れて施政方針なんて言っちゃって、改めてそういう議事進行をかけていただきまして、ありがとうございます。もちろん訂正します。
○竹内清海議長 ただいまの申し出のとおり訂正を許可いたします。
 これをもって一般質問を終結いたします。

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