更新日: 2018年11月15日

平成22年9月市川市議会総務委員会

開会

午後1時5分開会
○松永鉄兵委員長 ただいまから総務委員会を開会する。

議案第14号市川市使用料条例の一部改正について

○松永鉄兵委員長 議案第14号市川市使用料条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○スポーツ課長 本会議以上の説明はない。よろしくご審査願いたい。
○松永鉄兵委員長 質疑はないか。
○プリティ長嶋委員 全体的な考え方で、不用額の件が結構議論に上がっていたが、不用額の余ったものをどう使うかという考え方が学者によっていろいろある。
○松永鉄兵委員長 使用料条例である。
○プリティ長嶋委員 失礼した。質疑はない。
○松永鉄兵委員長 討論はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第17号市川市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について

○松永鉄兵委員長 議案第17号市川市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてを議題とする。
 提案理由の説明を求めるが、本会議以上の説明があれば説明願いたい。
○警防課長 本会議以上の説明はない。よろしくご審査願いたい。
○松永鉄兵委員長 質疑はないか。
○荒木詩郎委員 1点お尋ねする。施行期日が公布の日となっているが、いつからか。
 また、これは法改正、政令改正を受けてのことだと思うが、それらはいつ行われたのか。
○市民防災担当室長 8月1日に公布された。施行は、この条例が成立してからの施行となる。
○荒木詩郎委員 施行期日が公布の日となっている条例案である。8月1日からなのか。8月1日というのは何か。ここで施行期日は公布の日となっているから、それはいつかと聞いた。公布の日となっている条例が通ったら公布するのであろう。いつから実施されるのか。
○消防局長 児童扶養手当法については、改正が8月1日であり、当方の条例も直ちに改正する必要があるため、条例の施行日としては……
○松永鉄兵委員長 公布の日が、何月何日かということである。
○警防課長 基準政令の改正と同じく、平成22年の8月1日に公布という予定である。
○松永鉄兵委員長 8月1日はもう過ぎている。
○法制担当マネージャー 政令については22年8月1日から施行されている。今度の条例は、引用条文の整理をするだけであるので、いつから施行させるかということになるが、特にさかのぼることはせず、承認をいただいた後公布の手続に入るが、その公布の手続をするのが多分9月の中旬から下旬ぐらいで、公布をしたその日から条例を施行する。そのため、今の時点ではっきり何日とは言えないが、掲示板に条例の公布文を張る日をもって施行する。
○荒木詩郎委員 9月下旬ということで理解した。
○松永鉄兵委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 討論はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

議案第18号平成22年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会に付託された事項

○松永鉄兵委員長 議案第18号平成22年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会に付託された事項を議題とする。
 提案理由の説明を求める。
 〔庶務課長、財政課長、行政改革推進担当マネージャー、地域整備課長、
債権管理課長、農業委員会事務局次長、農政課長、消防局総務課長 説明〕
○松永鉄兵委員長 質疑はないか。
○荒木詩郎委員 まず、総務費の支所及び出張所費、工事請負費の新設工事費の防護柵設置工事費は、ハイタウン塩浜の駐車対策ということで予算を組んでいただいたと思うが、具体的に工事を行うに当たっては、地域の方々が納得できるような工事の仕方をしてほしい。ついては、どのようにこれを進めていくのかお尋ねする。
○松永鉄兵委員長 ページ数を言ってほしい。
○荒木詩郎委員 15ページ、上の23目還付金、これは業績が悪化して企業の収入が減って税収が減ったということと、社会保険料なども払えなくなってという話であったが、項目ごとの内訳を、どれぐらいの額がどんなことで還付金が生じたのか教えてほしい。
 19ページ、農業振興地域整備計画基礎調査等業務委託料は、どういう機関に調査をお願いし、どのように手続を進めていくのか。
○地域整備課長 13ページの防護柵設置工事費は、私どもとしてはハイタウン塩浜の団地自治会の皆様とこれまで何度か説明会等を開催して、ハイタウン塩浜周辺地域のいろいろな景観整備や安全対策について協議してきたが、この補正予算がついたら、私どもとしてはまた自治会の方々とお話をさせていただき、どのような整備がいいのか、また、どういう防護柵の種類を考えているのか等、地域の皆様と協議して工事を進めてまいりたいと考えている。
○債権管理課長 項目ごとの内訳ということで、まず法人市民税である。法人も個人も市民税は還付の予想は困難である。そういった中で、過去3年間の平均のデータをもとに当初予算を積算しているところである。そこで、法人市民税の場合は、昨年の5億円近い還付を抜きにして、平均すると大体1年で1億円の還付があるので、その還付を今回の当初予算に見込んだ。そこが7月末現在で9,000万円の還付が生じているので、8月以降還付金に不足が生じることになる。また、個人市民税に関しても、同じく3年間平均で年間約4,500万円を今年度の当初予算に積算したが、やはり7月末現在で4,000万円の還付が生じているので、今後発生するであろう不足額を今回計上させていただいた。
○農政課長 農業振興地域整備計画基礎調査等業務委託料について、どういう機関で、また今後どのように手続を進めていくかである。
 まず、今定例会で委託料が認められれば、10月上旬には契約手続を終えて、この調査業務自体は今年度中に事業を完了する予定である。その後、来年度以降に農業振興地域整備計画の見直しに着手し、手続としては農業関係機関からの意見聴取、県との事前協議、計画案を作成し、縦覧、その後、県の認可を得て来年度末にはその計画変更を目指しているところである。
○荒木詩郎委員 1点お尋ねする。19ページの農業振興地域の委託料であるが、どんなところに委託するのか。シンクタンクみたいなものに委託するのか、研究機関のようなところに委託するのか、教えてほしい。
○農政課長 どういったところに委託するかであるが、今回の業務内容の中には、農業振興地域の中の内容としては、農家の方の意向調査を初め、そういった調査票、図面などの作成、照合、集計などと、もう1つ業務の中にGISデータの作成や、市が現在運用している全庁型の地理情報システム、都市計画業務支援システムなどに対応できるデータなどの作成といった特殊性、性質上から、何社かそういったことができるところにお願いしたいと考えている。
○笹浪 保委員 2点伺う。
 13ページ、総務費の市政戦略会議委員報酬は、本会議でいつメンバーを公表するんだという議事進行発言もあったが、大体いつごろを予定しているのか、わかれば教えてほしい。
 23ページの消防費、委託料で弁護士委託料の内容については本会議の局長の説明で理解したが、これは多分3社訴えられていたとあったと思う。市川市は450万円の弁護士委託料を払ったが、ほかの訴えられた会社も当然弁護士費用を払っていると思うが、費用がわかれば教えてほしい。
○行政改革推進担当マネージャー 13ページの委員報酬、市政戦略会議のメンバーについてである。本日をもってすべてのメンバーが内定し、お名前が出た。今、承諾書を集めている最中であり、何とか今週いっぱい、10日にはメンバーを公表できると考えている。
○消防局総務課長 他の会社の弁護士費用については把握していない。
○岩井清郎委員 13ページの土地購入費で、繰上償還ということであるが、これのメリットはどのぐらい考えているか。
 それと、同じく繰上償還ということで27ページ、市債の元金も繰り上げということであるが、どういうメリットが出てくるのか。
 消防のところで弁護士費用が出てきたが、市川市が依頼した弁護士は顧問弁護士か。
○消防局総務課長 依頼した弁護士は、顧問弁護士である。
○臨海整備課長 繰上償還の件である。23年度以降、債務、経費負担分をここで支払うことにより、新たな施策にその分が活用できると考えている。
○地域コミュニティゾーン整備担当室長 地域コミュニティゾーンについては、平成27年までの債務償還計画で考えていた。これを本年度補正で残りの分を全額返すということになると、総額で121万3,440円が利子分としてメリットと言えると考えている。
○財政課長 27ページ、市債元金の繰上償還である。メリットは、ただいまお話にあったように、この市債については23年度以降、向こう3カ年の償還が終わるもので、利率の高いものを償還するといったもので、これにかかわる利子の軽減額として1,137万2,000円が将来金利負担の軽減となるというメリットがある。
○プリティ長嶋委員 今話題になった不用額、全般的な取り扱いの中の1点であるが、13ページの総務費、財政調整基金積立金と、同じく13ページのハイタウン塩浜周辺道路防護柵設置新設工事費、19ページの農地等基本台帳システムソフト改修手数料、この大きく分けて3点をお聞きする。
 不用額に対する考え方は、ある議員は不用額を出すのだったら行政サービスに使ったほうがいいのではないかという考え方を言ったが、私はどちらかというと財調のほうに組み入れたり、あるいは今話題になった繰上償還をして、少しでも赤字体質を減らしていく。一般の家で言えばローンを早く返してしまって、次の行政サービスの大きな事業をするという方向性が私は支持するのかなと思っている。
 そこで、市川市の行政規模を考えるときに、この財調のあるべき積立金の額はどのくらいがベストと考えるのか。例えば、今一般会計で1,300億円と大体見積もった中で言うと、100億円というのは結構大きな額なのかと思うが、その辺の基本的な考え方。だから、不用額が出た場合は行政サービスに回したほうがいいかという議論の1つの考え方と、あともう1つ私が言ったような考え方、どういうふうにこの積立金、財調を考えているのか、大きな枠組で1点お願いする。
 ハイタウン塩浜の件は、ここに何度か足を運ぶと、ずっとこの問題が進展していない、ずっとあそこに駐車されている車が列をなしているというのを現実に見てきていた。やっとここで予算ができてこういうことをするということであるが、あそこにはとめようというニーズがある。とめれば便利だというニーズがある。今度、こういう工事をやった場合、またどこかに逃げてしまって、イタチごっこになって、またどこかにしわ寄せがある。よく駐輪場問題ではドーナツ現象という言葉が使われるが、同じようなことがあったらもっと危険が増してしまう可能性がある。その辺をどのように考えて工事、対策を打つのか、お聞かせいただきたい。
 19ページの農地の基本台帳システムソフトの改修手数料は、行政サービスアップの利便性、例えばこういうことが1点挙げられるというのがあれば、お願いする。
 以上、大きく分けて3点お願いする。
○財政課長 財政調整基金の基本的な考え方ということでお尋ねをいただいた。私ども、この財政調整基金については、1つの役割として条例にも記載されているが、経済事情によって市税の大きな減収が伴ったときには財源不足の補てんという役割が1つある。また、災害時の不測の事態によって市税収入等が減収になった、そういった災害時の対応なども大きな役割の1つである。
 そういった財政調整基金の役割をかんがみると、今お話をいただいた100億円に目標額を設定している。これは、1つとして一般会計の予算規模のおおむね10%程度という形で今100億円と設定しており、この額は最低ラインと考えている。なるべく早い段階でこの100億円を今目標にして積み立てているところであり、この財政調整基金は、私どもの安定的な自主財源の一翼を担う大きな財源として、今後、先ほど申しあげた災害時であるとか、市税収入の減収の面であるとか、そういったことに活用できるものであり、基本的には自主財源の確保という考え方の中から財政調整基金に今回不用額が、実質収支が大きく出たことから、まず10億円を積み立てさせていただいたところである。
○地域整備課長 ハイタウン塩浜の防護柵の対策で、そこにとめるニーズがあるということであるが、私どもとしては平成21年6月10日に周辺の環境整備ということで自治会と話をさせていただくことがあったが、その中で、猫実川側の道路については駐車禁止区域にできないかと市に相談を受けている。それと、その後、平成21年12月17日に行徳警察署長あてに駐車禁止に関する要望書があり、そういうものを受けて市としては対策を講じるということ。それと、今現在あそこにとめている車については、団地にお住まいの方の車としては充足していると思うが、会社の車を通勤的なものに使ってそこに置いているという状況が多くあるので、そういうものの対策のために今回は防護柵を設置して、地域住民の安全対策を図っていきたいと考えている。
○農業委員会事務局次長 システムの利便性について何かあったら1つという質疑であるが、今回の農地法の改正に伴い、農業委員会に新たに義務づけられた追加事務を執行するために変更を行うものである。例えば、提案理由でも説明したが、農業委員会は年に1回管内の農地の利用状況を調査する。調査すると、その内容について利用状況調査の記録を管理、調査日とか、結果とか、また、これについては新たに農業委員会の事務として明確になったが、このことによって農業委員会として遊休農地の所在の明確化と有効利用の徹底を図っていこうということである。
 あともう1つ、農地の権利移転については許可制をとっているが、相続等の場合についてはそういうことはない。ただ、今回農地法の改正に伴い、相続等で農地の権利を取得した方も農業委員会に届け出するということで、例えばサラリーマンの方が農地を相続で取得しても、なかなか適正利用が図られない。その辺の情報が今までは農業委員会として把握できなかったが、今度は届け出が義務づけられるので、その届け出受理後、農業委員会として適正利用が図られるよう、あっせん等一緒になってやっていきたいと考えている。
○プリティ長嶋委員 反対から行くと、システムソフト改修手数料の件はわかった。
 ハイタウン塩浜の駐車場の件は、いまだに駐車しているのを見受けられる。その先の塩浜の少年野球グラウンドのところに駐車場がある。あそこを見ていると、ハイタウン塩浜のだれかのところに遊びに来たり、訪問してきた人たちの駐車場がないので、今は猫実川の護岸のところ、堤防のところにとめる例があると思う。あそこが禁止になればとめるところがないから、さっき言ったようにドーナツ現象が起こる可能性がある。例えば、あの公園の駐車場を臨時的に使えれば防げるのかなと思ったので、そういう考えはできないのか。
 財調のことで100億円、10%でいけば130億円から150億円が私は理想なのかと思う。特に、今市川では東京湾北部の地震だとか、万が一のときのための財源としてあるのであれば、そのぐらいは必要になるのではないかと私は思う。
 あと、財源不足というのは今後この世界の同時不況が続く上で、また使わなければいけないことは十分考えられる。急に来年、再来年に世界が好況になるということは余り考えられない。そうすると、これはやはりあればあるほど利用する価値があるのかと思うので、ぜひ不用額が出たのだったら、どこか行政サービスに使うという考えではなくて、今の考えをやっていただきたいと思う。
 ハイタウン塩浜の駐車場の件を1点お願いする。
○地域整備課長 ハイタウン塩浜の駐車対策については、地元の方々からも警察への110番通報が多くあり、警察としても物理的なものをやって対策を講じてほしいという、地元の要望を踏まえての今回の市としての対策となるので、これについては、そこから出されたものが、例えば公園の駐車場を利用できないかということであるが、やはり公園については公園利用者の方々の駐車スペースとなるので、それは難しいと思う。やはり通勤のための車が多くあるので、そういう方については、例えばバスや電車を使って塩浜団地まで来ていただき、そういう利用の交通手段の変更をしていただきながら、駐車がなくなるように努めていただければと考えている。
○プリティ長嶋委員 最後に、今のお答えだと、多分またどこかにイタチごっこになってドーナツ現象が起こって、絶対どこかに駐車してしまうはずである。現実にそういうふうになっているのであるから、あの区間だけを取り締まっても、あのハイタウン塩浜の周りのどこかにとめるようになってしまうのではないか。ということは、やはりどこかに確保しなければ対策として不備が起こるのではないかと私は思うので、ぜひその辺をお考えになったほうがいいのではないかと言わせていただいて、終わる。
○宮本 均副委員長 13ページの積立金で、今説明があったが、これからの将来の危機に備えてということだと思うが、財政的危機は、ある日突然やって来るということもあるかとは思うが、基本的に金融的な商品を販売しているところではないから、財政危機は段階的にやってくる。やはり本来はそういった部分に備えて危機を招かないようにするのが行政のお仕事かと思う。反面、積立金をどんどんふやすということは、皆さんが今やられている行政の部分に若干問題があるということをみずから一部認めているのかなという、ちょっと深読みかもしれないが、今回この金額を設定した背景とか、そのあたりで何か説明するところがあればお願いしたい。本来使えるお金をみずから使えなくしているのだから、これは議会でも話が出た部分かと思うが、この金額の根拠を説明できる部分で説明していただきたい。
 工事請負費は全部市の持ち出しとなっているが、本来県の負担する部分はないのか。
○財政課長 10億円の根拠は、通常の歳出の予算と違い、積み上げて10億円となったものではなく、私ども今回の実質収支の45億円、総額の54億円が実質収支として出た中で、予算に5億円計上しているので実質49億円が活用できる。この49億円の活用の部分で、今回30億円を財源対策として活用させていただいたところである。この30億円の部分の活用の中で、歳入と歳出と両面から手当てをしていこうといった考え方の中で、1つは、先ほど申し上げた第一義的には安定的な自主財源の確保ということで、まず10億円を財政調整基金に積み立てをさせていただいた。第2点としては、歳出面である将来債務、金利負担の軽減ということで、公債費と債務負担行為のそれぞれ5億円ずつ、合わせて10億円を計上させていただいたということと、また、赤字公債である臨時財政対策債についても、これは抑制をするべきだという考え方の中から、これも10億円をさせていただいた。
 トータルとして、将来の財政運営を見る中で長期的な視点に立って財政運営をしなければいけない。今回、例年にも増して54億円という実質収支が出たが、来年以降、こういった額が出る可能性は全く不透明であるし、現在の経済状況を考えると、市税収入の大きな増収は期待ができない。
 そういった環境を考えると、こういった自主財源の確保と将来の負担の軽減といった、あわせて歳入歳出両面から手当したといったところである。
○地域整備課長 工事請負費の県の負担はないのかということであるが、この新設工事費、補修工事費については、一般的な維持補修的な工事になっているので、県の負担、補助金はない。
○宮本 均副委員長 了解した。積立金のほうで、総額の目標は先ほど聞いたが、長期的な視点ということであるが、年数の目標は設定しにくいと思うが、こちらのほうはないのか。
○財政課長 期間については、ことしの決算がどうなるかまだ明らかになっていないし、今後の実質収支の額にも影響が出ると思うので、はっきりした期間は定めにくい。しかしながら、なるべく早い段階で目標に達成していければと思っている。
○宮本 均副委員長 目標は100億円ということであるが、そこまではこの積立金はずっと維持していくということか。
○財政課長 目標額100億円を維持していくというか、100億円を目標に、今60億円程度あり、その中で100億円を今の段階ではいつ積めるかまだわからないので、今年度のような積み立てができるときに積み立てていく中で、100億円を最低ラインとして今考えているところである。
○松永鉄兵委員長 ほかに質疑はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 予算の総額については、他の常任委員会の審査結果を確認の上、修正等がなければ承認することでご了承願いたい。
 討論はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 本案を可決すべきものと決することに異議ないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本案は可決すべきものと決した。

陳情第22-12号住民の安心・安全を支える行政サービスの拡充に関する陳情

○松永鉄兵委員長 陳情の審査に移る。
 陳情第22-12号住民の安心・安全を支える行政サービスの拡充に関する陳情を議題とする。
 陳情文に関しては、朗読させたほうがいいか。
○岩井清郎委員 読んだほうがいい。
○松永鉄兵委員長 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○松永鉄兵委員長 意見を求める。
○荒木詩郎委員 これは、国家公務員の労働組合から出されている陳情のようであり、当然といえば当然の要求かもしれないが、やはり行政改革という立場からすれば、こういう陳情に乗るのはいかがなものかというのが私の意見である。一律的な公務員の定員削減を行うべきではなくと言うが、不必要な公務員について削っていくことは必要であるし、支分部局もいわゆる国の地方出先機関であるが、仕事がなくなれば、それは置いておく必要はなくなるわけであり、国の仕事を地方に回していって、地方が自主的にできるようにするという行政改革の流れに反するものだと思う。
 それから、ひもつき補助金の一括交付化でナショナルミニマムの責任放棄だと言っているが、これもちょっと内容的に話がかみ合う話ではなく、ひもつき補助金を一括交付することによって、地方が自由に使える財源ができるのであるから、地方にとってはありがたい話になると思う。
 それから、例えば社会保障の補助金にしても、人件費が大部分であったから、交付金化されても同じように使われる。そういうことであるので、ナショナルミニマムの水準を国が示して、それを地方がやっていくこともできる。それから、独立行政法人にしても、やはり不必要なものは廃止すべきであるし、必要なものは民営化をしていくことが必要だと思う。そうしたことを考えても、この陳情は私は不採択としていただきたいと思う。
○プリティ長嶋委員 このタイトルだけを見ると、「住民の安心・安全を支える行政サービスの拡充に関する陳情」と、すばらしいタイトルである。ところが内容を見ると、陳情項目の中でこのタイトルと同じようなコンセプトが書かれたものが3番目である。最後には、必要な人員を確保すると。要するに、タイトルはすばらしいのだけれども、内容が、やはり自分たちの職場の確保が主眼である。タイトルは、いかにも行政サービスのアップで、住民の生活の向上を目指してのタイトルであるが、内容は大きく違っていると私は理解した。
 その中で幾つか挙げると、国が直接責任を持って行う行政サービスを放棄する、国はこれを放棄するなんて言っているのかというと、私は大変疑問があるし、今、地方分権の中で私たちの地方議会でも問題になっているが、行政サービスは受益者側に一番近い役所がやるべきことだと私は思う。それがニーズに合った行政サービスができると思う。ギリシャの財政破綻を見ても、国家公務員がすごく多くなったというのが原因であるし、これは地方分権の時代に合った行政サービスが求められている時代に、やはり逆行するものだと思う。そして、独立行政法人を残そうということであるが、これは事業仕分けの中で天下りをなくそうという中で、これもまた時代に逆行するものがあると私は思う。
 そして、陳情項目の1の中にある「行政サービスの低下を招く」、これは全くこのようなことはないと思う。やはり受益者側の一番近いところのきめ細かな行政サービスが行われるには、やはり地方分権がこれから求められると思うので、私はこの陳情には反対する。
○松永鉄兵委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 本陳情を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○松永鉄兵委員長 挙手なし。よって本陳情は不採択とすべきものと決した。

陳情第22-13号普天間飛行場の夜間飛行差し止めの意見書の提出を求める陳情

○松永鉄兵委員長 陳情第22-13号普天間飛行場の夜間飛行差し止めの意見書の提出を求める陳情を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○松永鉄兵委員長 意見を求める。
○荒木詩郎委員 普天間の問題は大変難しい問題だと承知している。国のほうでもいろいろ苦労している中でこういう意見書が出たが、私は、まず第1点として、市川市に普天間飛行場があるわけではない。したがって、市川市の議会の議決にはなじまないのではないかという意見である。
 それからもう1つ、普天間の問題は国の政策である。国の安全に、この陳情を採択してこれをやったときにどういう影響が出るのかを、私ども議会のほうで把握するすべもないし、国の責任で対応すべき話だと思う。したがって、やはり市川市議会の議決になじまないのではないかと思う。
 この点から、私は不採択とすべきと考える。
○プリティ長嶋委員 私は採択すべきものという考えで意見を述べる。
 数日前、都内の私鉄の騒音問題の判決が出た。昼も夜も60デシベル台が妥当だということで、改善すべきという判決が出たはずである。これを見ると、本来ならば22時から6時の間は飛行活動を制限するということであるのに、午後11時まであの爆音が鳴り響くということ自体はよろしくないと私は思う。ぜひこれは国レベルの話かもしれないが、同じ国民として採択していただきたいと私は思う。
○笹浪 保委員 原告は午後7時から午前7時までの夜間飛行差し止めを求めているわけで、高裁で争ったが、高裁はこれを棄却している。当然、これは最高裁に上告して争うと思うが、それに対して我々が国と原告との、最終的には最高裁が判決を下すと思う。そういったことで1度棄却されているのであるから賛成するわけにはいかないし、荒木委員の言ったことにも同調できる。ただ、今プリティ長嶋委員が言ったように、22時から6時、11時が常態化していることについてはちょっとということで、高裁も運用上のことについては言っているが、これは向こうが決めることであり、7時から7時のことについては難しいのかなということで、私は不採択とすべきだと思う。
○松永鉄兵委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 本陳情を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○松永鉄兵委員長 挙手少数。よって本陳情は不採択とすべきものと決した。

陳情第22-16号映像文化センターに関わる陳情

○松永鉄兵委員長 陳情第22-16号映像文化センターに関わる陳情を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○松永鉄兵委員長 意見を求める。
○荒木詩郎委員 私も行徳に住んでいるので、この方のお気持ちはよくわかるが、行政に実態を調べる必要があると思う。これはこういうふうになったときに、どういうことが問題になってくることがあるのかどうか、そういった点について、ちょっと私も実態を調べなければいけないと思っているので、これは継続にしていただきたい。
○プリティ長嶋委員 私は、これを午前中にいただいて見させていただいて、行徳地区の人たちにこういうことがあるけれどもいかがかと聞いたところ、それを感じないという人もいれば、感じているのか、それは聞いたことがないということである。実際に、入場できないほどのニーズがメディアパーク市川にあって、あふれる人がいるので行徳地区にも必要だというのだったらば、これはすぐにやるべきだと思うが、その辺のニーズというものをきちんと行徳地区の人たちを含めて調査する必要がある。その結果から結論を出すべきだと私は先ほど行徳の人から同じような言葉を聞いた。それからでも遅くないと私は思う。
○松永鉄兵委員長 意見としては継続か。
○プリティ長嶋委員 そうである。
○笹浪 保委員 私も総論的には賛成であるが、あそこのメディアパークができたのは、中に映像文化センターがあると、メディアの基地にしていこうということでやっているので、あそこを中心にいろいろこういった行事が行われるということについては、非常に文化都市市川としての活動が活発に行われているということである。ただ、今回行徳で行われたので、行徳でもということで、これについても別に異論はないし、担当者も問題ないということを言っているようであるが、ただ、映像文化センターと同じように行徳でもやるということにはならないと思う。
 あくまでも映像文化センターが中心になって、それでここに出ているような、例えばなかなか交通の便が悪いから来られないということであれば、I&Iでそういったものをやる。極端なことを言えば、大柏の人だってこっちまで来るのが大変だと言えば、大柏のほうでもそういう場所があればそういったこともやるということで、あくまでも、例えば巨人軍が野球をやるのは、ホームはあくまでも東京ドームだけれども、北海道は大変だから北海道でやりましょう、九州でやりましょう、北陸でやりましょう、四国でやりましょうと、ホームゲームをそういうところへ行ってやっているということもあるのだから、そういうことで補足的にやるということについては、私は異論がない。
 陳情者は、何回も応募したけれども外れたということであれば、これは担当にもちょっとまた話をして、回数をふやしてもらうとか、そういうことも可能かと思うので、この辺についてちょっと検討すべきだと思うので、私もこれは次回まで継続にしていただければと思う。
○松永鉄兵委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 本陳情を閉会中継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。
 委員会としてこの陳情に対して所管に何か調査をするか。
〔笹浪保委員「必要である」と呼ぶ〕
○松永鉄兵委員長 では、この点に関しては、所管に問い合わせて、次の定例会までに回答を得るようにしたい。

陳情第22-18号「日米共同声明」(5/28)「日米報告書」(8/31)の再考を求める意見書提出の陳情

○松永鉄兵委員長 陳情第22-18号「日米共同声明」(5/28)「日米報告書」(8/31)の再考を求める意見書提出の陳情を議題とする。
 書記に朗読させる。
〔書記朗読〕
○松永鉄兵委員長 意見を求める。
○荒木詩郎委員 先ほど不採択となった陳情第22-13号と同様の理由により、不採択とすべきである。
○松永鉄兵委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 本陳情を採択すべきものと決することに賛成の方の挙手を求める。
〔賛成者挙手〕
○松永鉄兵委員長 挙手なし。よって本陳情は不採択とすべきものと決した。

陳情第21-4号及び陳情第22-3号

○松永鉄兵委員長 陳情第21-4号人権擁護法案を国会提出しないよう日本政府に求める意見書を採択することを求める陳情及び陳情第22-3号人権侵害救済法の成立に反対する意見書の提出に関する陳情を一括議題とする。
 意見を求める。
○岩井清郎委員 この問題はいろいろな問題を含んでおり、さらに継続にしていただきたい。私は継続を提案する。
○松永鉄兵委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 まず、陳情第21-4号について採決する。
 本陳情を閉会中継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。
 続いて、陳情第22-3号を採決する。
 本陳情を閉会中継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。

陳情第21-15号及び陳情第21-18号

○松永鉄兵委員長 陳情第21-15号公契約条例の制定を求める陳情及び陳情第21-18号「市川市公契約条例」の早期制定を求める陳情を一括議題とする。
 意見を求める。
○荒木詩郎委員 これは、公契約条例の制定を求めるという陳情である。これを仮に採択した場合は、市に議会が条例を制定することを求めることになる。しかし、議会にも立法権があるわけで、議会の中で検討して条例をつくっていくというのであるならば、議会につくってくれということであるならば私もいいのではないかと思うが、やはり議会自身で検討していくのが筋だと思うので、これは引き続き継続にしていただきたい。
○笹浪 保委員 これは野田市が全国に先駆けて条例をつくって、私も注目をして議会でも発言した記憶がある。そういう中で、今回野田市がこの公契約条例に基づいた契約を結んで、具体的にこれがどういう形で成果があらわれるか今後検証していくというようなマスコミ報道がされていたので、私もそれをまず検証した上で判断したいと思っているので、今回は継続にしていただきたい。
 また、今荒木委員が言われたように、議会としてもこういった問題について取り組んでいかなければいけないのかとも思っているので、継続でお願いする。
○松永鉄兵委員長 ほかに意見はあるか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 まず、陳情第21-15号について採決する。
 本陳情を閉会中継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。
 次に、陳情第21-18号について採決する。
 本陳情を閉会中継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。

陳情21-16号及び陳情第22-4号

○松永鉄兵委員長 陳情21-16号外国人地方参政権付与法制化に反対する意見書を国に提出することを求める陳情及び陳情第22-4号永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の提出に関する陳情を一括議題とする。
 なお、陳情21-16号については、6月定例会での総務委員会における決定のとおり、事務局より陳情者に字句の訂正や削除について申し入れをしたが、訂正する意思はないとの回答を得ていることを報告する。
 意見を求める。
○井上義勝委員 今、訂正がないということであるならば、継続でお願いしたい。
○プリティ長嶋委員 私も同じく、ここで前回この議論の的になったのが明確に憲法違反であるかないかということが話されたはずである。この委員会で明確な憲法違反かどうかわからないという意見が出たにもかかわらず、明確に憲法違反であると決めつけて再び出してきた。これは私は問題があるのかなと思うので、ぜひ井上委員が言われたように継続でお願いしたい。
○松永鉄兵委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 まず、陳情第21-16号について採決する。
 本陳情を閉会中継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。
 次に、陳情第22-4号について採決する。
 本陳情を閉会中継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。

陳情第21-20号「障害者」に関わる陳情

○松永鉄兵委員長 陳情第21-20号「障害者」に関わる陳情を議題とする。
 意見を求める。
 条例の字句等の制定に関しては市長の専権事項なので、そこにコメントするのはいかがなものかということで閉会中継続審査事件としている。
 暫時休憩する。
午後2時45分休憩
――――――――――――――――――――
午後2時52分開議
○松永鉄兵委員長 再開する。
 意見を求める。
○岩井清郎委員 継続でお願いしながら、このことについては市長の専権事項でもあるということも踏まえ、ただ、「害」という字が、平仮名がいいのかとか、国の法律改正のもとで変えるべきだとか、また、「害」という字も平仮名以外にもきちんとした字があるとか、いろいろな字がある、そういう字もあるということで、その辺は十分行政のほうでもいろいろな研究をしてもらいたいという意見が皆さんあるということをひとつ委員長から行政のほうに、理事者のほうにお伝えをいただきたい。こういうことで、委員会としては継続ということでお諮りいただきたい。
○松永鉄兵委員長 では、この件に関しては委員長から部局のほうにこういう意見が上がっているということでお伝えするということに、委員会の総意とさせていただければと思う。よろしいか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 本陳情を閉会中の継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。

陳情第21-22号「ふるさと納税」に関わる陳情

○松永鉄兵委員長 陳情第21-22号「ふるさと納税」に関わる陳情を議題とする。
 意見を求める。
○岩井清郎委員 これが継続になった理由は幾つかあるが、この文面の中にある企業の方の名前が入っていて、これは困ると。採択する以上こういうものが残るので、これは確かなことか、こういうことについてはいかがかということ。それから、ふるさと納税というのはあくまでも、確かにしていただきたいことはわかるが、強制的なものが余りにも強く出てくるということは、これまた善意を基本にすべきことである。そういういろいろな視点の中から、かといってこれをこのまま採択するということもいかがなものかといういろいろなご意見の中で継続になっており、今ここで結論が出ないようであれば継続の中でまた研究していただくということでいかがか。
○松永鉄兵委員長 ほかに意見はないか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 本陳情を閉会中継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。

陳情第22-8号「市有地における宗教施設の設置状況」に関わる陳情

○松永鉄兵委員長 陳情第22-8号「市有地における宗教施設の設置状況」に関わる陳情を議題とする。
 意見を求める。
 なお、この陳情に関しては、さきの定例会中に調査結果を皆さんにお配りさせていただいた。それを踏まえた上でご審査いただきたい。
○プリティ長嶋委員 この陳情の大もとになったのが、北海道の砂川市の最高裁判例ということである。それと比べて市川市の管財課が私たちに関係資料を配ってくれたが、それを見ると随分大きな差がある。その使用の内容を見ると、そんなに目くじらを立ててどうこうするような問題は見受けられない。要するに、市川市とこの砂川市の判例では大きな差があるので、私はこれは不採択でいいと思う。
○荒木詩郎委員 東海面公園が私のところの近くにあるが、確かに言われてみると、一之浜竜王宮というのはある。ただ、そこにそれがあるからといって、特に違和感を感じているわけではないし、かといってそれをことさら宗教に関連しているから取るべきだということが地域で言われているわけでもないし、これはもう実態を見た上で不採択にしてもいいのではないかというのが私の意見である。
○笹浪 保委員 この陳情内容の最初のほうに、今プリティ長嶋委員が言われたように、砂川市が違憲だというのが出たことに関連して、本市が所有する土地について無償で使用している宗教施設の有無を把握、利用状況について調査を行うことを求めるということで、調査したわけである。その調査結果についても速やかに公開されることを求めるということで、こういう文書が出たわけであるから、これに基づいて違憲ではないということが理解していただければ、これを取り下げていただいてもいいのかと思う。今回は継続にしていただき、この資料を陳情者にお渡しいただき、いや、これでも違憲状態で問題があるということであれば、再度審査しなければいけないのかなと思う。私は継続を求める。
○松永鉄兵委員長 暫時休憩する。
午後3時1分休憩
――――――――――――――――――――
午後3時2分開議
○松永鉄兵委員長 再開する。
 採決する。
 本陳情を閉会中継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。
 なお、本陳情に関しては、陳情者に資料を提供し、次の定例会までに取り下げるかどうかに関してご判断をいただくということで、委員会の総意とさせていただく。

陳情第22-9号「市歳入増」に関わる陳情

○松永鉄兵委員長 陳情第22-9号「市歳入増」に関わる陳情を議題とする。
 意見を求める。
 暫時休憩する。
午後3時3分休憩
――――――――――――――――――――
午後3時8分開議
○松永鉄兵委員長 再開する。
 意見を求める。
○岩井清郎委員 時代の中で、確かに市の税収を上げるためにはたばこは市内で買ってもらいたいという思いはあるが、市の税金を使って、また片や禁煙運動を進めている市川市、健康都市とか、こういうところを踏まえて、こういうキャンペーンを張っていくということについては、これはいかがなものか。そうなると、不採択という方向もあるが、委員会の雰囲気も陳情者にお伝えいただきながら、今回は継続という中で、次回には何らかの結論を出すという方向でいかがか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 採決する。
 本陳情を閉会中継続審査事件とすることに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって本陳情は閉会中継続審査事件とすることに決した。
 なお、この陳情に関しても、提出者に委員会のご意見をお伝えして、取り下げ等のご判断をいただく形にする。

所管事務調査

○松永鉄兵委員長 所管事務の調査については、閉会中も引き続き調査することに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永鉄兵委員長 異議なしと認める。よって所管事務の調査については閉会中も引き続き調査することに決した。
 また、委員長報告の作成については正副委員長に一任されたいと思うので、ご了承願いたい。
――――――――――――――――――――
○松永鉄兵委員長 以上で総務常任委員会を散会する。
午後3時10分散会

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