更新日: 2018年10月10日

2018年6月27日 一般質問(鈴木雅斗議員)

一般質問(鈴木雅斗議員)

○竹内清海議長 鈴木雅斗議員。
〔鈴木雅斗議員登壇〕
○鈴木雅斗議員 通告に従いまして創生市川第2、鈴木雅斗が初回総括、後に一問一答にて質問させていただきます。
 まず最初に、きょうは暑いですね。職員の皆様、外で働いている職員の皆様、無理せず水を飲んで熱中症にお気をつけください。
 最初の大項目の質問は、発達障がい児支援に関してです。
 代表質問などで発達障がい児について触れられてきたと思います。発達障がいは、知的障がいを伴うもの、精神障がいを伴うものなどがあり、今回の私の質問は、主に精神障がいとボーダーと言われる障がいに該当するかどうかわからない児童も含めての質問です。
 一概に発達障がいといってもさまざまな種類があり、本件では、それを私自身が学術的、医学的な範疇から詳細に説明するよりも、私の実体験を通じて、一体何が本当に学校に通う発達障がいを持つ子どもたちに必要なことなのかを考えてみました。
 私は、順天堂大学医学部附属浦安病院のメンタルクリニックで、平成30年5月に受診し、その結果、ADHDとLDの傾向が強く、発達障がいであると診断されました。この結果に、やはりかと思いましたが、今までの人生の中で、(発言する者あり)おもしろいことありましたか。今までの人生の中で、何が私の強みで、何が私の弱みなのかを知るよい機会になりました。
 私は、幼いころから空気が読めず、集団になじめない特徴を持っていました。そして、文字を書くこと、正確に書くことが人より遅いことからばかにされることも多く、それをコンプレックスに思うこともありました。それを解決するために、学校にあった日本史の漫画や世界史の漫画を熟読することによって読書の趣味を覚え、小学校時代はリンカーンや吉田茂首相に憧れた記憶があります。中学校に入っても集団になじめないことは変わらず、部活を転々とし、自分の居場所を求めていた記憶があります。高校になってピザーラのデリバリーを始めたときも、単純なピザカットや道を覚えるのに苦悶し、周りの先輩や店長に助けられつつ、1年間続けることができました。高校を卒業した後の自衛隊、これは私が幾ら軍事が好きであっても、理想と現実に直面し、楽しかったけれども、苦労した記憶が多かったです。まず、整理整頓や物を管理することもそうですが、小さな物をなくしてしまうと、自衛隊では多大な迷惑を同期にかけることがあり、特に銃の分解結合では、他の同期生が覚える中で、最終的に私がそれを覚えるのに、課程が終わる末期になって自衛隊が求める能力にやっと到達するありさまでした。しかし、ここでは体力を養い、同期に迷惑をかけつつも、洗練された空挺上がりの班長や区隊長に助けられつつ、2年半、自衛隊を勤め上げることができました。その後、夜間大学に行き、働きながら勉強しましたが、今日に至るまで長く働けた職場は、この自衛隊2年半を除いて心当たりがありません。
 最初、発達障がいの特徴を聞いたとき、ふだん人がやっていることができなかったり、いわゆる空気が読めない、コミュニケーションに対してかっとなったり、自分の意見を譲らない、頑固なところがあったり、思い当たることが多く、本当に驚きました。そして33年間、葛藤や苦悶することも多かったですが、今私は発達障がいを持つ1人として、この議場に立ち、私が得意とする知識や闊達な言葉によって、同じ悩みを共有する子どもや保護者の皆様に意見を披瀝できることを本当にうれしく、誇りに思います。この質問は、私が苦悶していたことを将来の後輩や、今悩んでいられる保護者の方々の悩みを少しでも和らげ、普通の人たちが持っていない彼らの長所、それを伸ばせる市川市にしたい、そういう思いでいます。
 また、発達障がいを持つ方の中には、エジソンやアインシュタインもそこに含まれ、長所を伸ばせば常識的な視点を持つ大多数の人が思いつかない独創的な発想を持つ子どもを育むことも可能です。そんな中で我が市は何ができるのかと考えたときに、学校での発達障がい児支援に関してと、今後の発達障がい児支援に関して伺う必要があります。よって、答弁をお願いします。
 エジソンを例にとるならば、彼が1年生で中退した小学校は彼の独創的な発想についていけなかったという見方もできます。例えば彼は、1足す1はどうして2になるのか、泥団子をくっつけたら、それは1じゃないかと先生と議論をしたり、授業中に突然、どうして鳥は飛ぶんですかという問いをぶつけたり、結局、先生はエジソンをこれ以上、小学校では教えることができないとギブアップし、その後は同じく小学校の先生であったエジソンの母が、彼自身が好奇心を満足できるような教育を施しました。その中で、彼が最も興味を持ったのが科学で、彼が幼少のときに勉強した科学的知識は、やがて我々が恩恵を享受する電灯を筆頭とする電気技術全般に及びます。
 もちろん彼にも多くの失敗のエピソードがあり、幼少期では、空を飛べるよと言って、彼の友人に沸騰散を飲ませ、友人を昏倒させ、あわば大惨事になるような事件を起こしたり、電車の中で科学実験をやって車両を燃やしたり、また、ゴシップ誌を自分で刷って販売するも、ゴシップの対象になった人から怒りを買ってぶん殴られたり、夜勤をさぼるために定期電信を自動的に打つ機械を発明するも、ばれて首になり、そういったエピソードにいとまがありません。ただ、彼が多くの失敗をしてもくじけなかった、その礎にあるのは、母がエジソンの個性を受けとめ、それを健全に育んだことにあるでしょう。99%の努力と1%のひらめきというのは、こういったところから来ていると私は思います。
 現在、市川市ではスマイルプランの活用によって、発達障がいの疑いがある子どもも含めて、先生の面談や保護者の面談等によって、何をどうすれば子どもとつき合う上において最善のことができるのかと伝える制度があり、できる限り発達障がいの子どもたちの特徴や傾向を把握することによって、学校生活に順応できるようにすばらしい制度だと思っています。しかし、一部親御さんから、このスマイルプランが活用されているのかという疑問をいただき、今回、スマイルプランの活用の現状と、今後の取り組みに関して伺うことにしました。よろしくお願いします。
 スマイルプランが100%活用されれば、エジソンとエジソンの母のように、発達障がいを持つ子どもだけでなく多くの子どもたちが教育に親近感を持ち、天才が生まれるかもしれないと信じています。しかし、もしスマイルプランが機能不全を起こしている可能性があるならば、それは子どもが学校に適応できず、孤独で苦しんでいるおそれがあります。そういった点から、スマイルプランに関して詳細な答弁を求めます。
 最後に、発達障がい児に対するICT活用の効果と課題についてです。村越市長の答弁から、校内無線LAN整備をすることによって、それは有効な施策であると評価できます。これがあることによって、先生が自由にインターネットにアクセスすることができ、ツールをうまく利用することによって業務効率の向上が期待できます。現在スマイルプランは紙媒体で運用され、引き継ぎもそのファイルも紙媒体を見なければならず、管理も把握も難儀な部分があるのではないかと思っています。仮にスマイルプランだけでなく、ファイルが紙媒体ではなく電子化されれば、福祉の範疇でもスマイルプランの活用をしている子どもや保護者と先生だけでなく、市が管轄する福祉サービスとの連携ができ、就学前から中学校まで一貫した支援体制を構築することも不可能ではないと思っています。個人情報の問題などもあると思いますが、権限を明確にし、そのデータをわかりやすく保存しておけば、子どもが次のステップを踏むときに苦労を少なくすることができると思います。
 そこで、ICT活用の効果と課題について答弁をお願いします。
 電子母子手帳に関してお伺いします。
 母子健康手帳は日本発祥の制度で、母子健康手帳があることによって乳幼児の育成記録、それに伴う予防接種や健康診断などの記録をつけ、健全な乳幼児の育成に寄与しています。1942年に国による妊産婦手帳制度が始まって、国策による人口増加政策の一端として、妊産婦の定期検診や配給の優先などを定めたことを初めとし、それが母子健康手帳と名前を変えるまで、実に76年以上の歴史を持っています。現在では、この母子手帳が海外にも広がりを見せ、インドネシアでは、この制度を先進事例として導入し、文字が読めない妊産婦でも内容が理解できるようにイラストを駆使した母子健康手帳を導入しています。一方、我が国では子育てに対するニーズの増加から、自治体によってページ数は違うものの、母子健康手帳も100ページ近くに及ぶ場合があり、管理が煩雑になるケースが想定できます。
 そんな中で、母子健康手帳も時代に乗り、電子母子手帳というアプリが提供されております。できることは、妊産婦健診の記録、妊娠中の体重をグラフ化、妊産婦用の安産ピラティス、動画の管理、おなかの中の赤ちゃんの発達グラフ、お子さんの成長記録、予防接種の管理、沐浴や離乳食などの動画コンテンツの配信などの機能を持っており、中でも特筆すべきなのは、スマホを持っているお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが情報を共有し、必要に応じてお母さんじゃなくても情報を更新することが可能です。これは男性の育児参加が叫ばれている中で、もし子どもが熱を出して予防接種日を変更したとしても、お父さんがお母さんに、予防接種3日後だよね、俺入れとくよと言えることができ、男女共同参画の観点から見ても、すばらしいアプリだと評価しています。現在、市川市では予防接種ナビ、専門のホームページの2種類のサービスを提供していますが、電子母子手帳のサービスはこれらのサービスをカバーしており、月額5万4,000円ベースで、我が市に合わせた予防接種スケジュールや地域情報などを配信することが可能になります。よって、今現在の併用されているサービス並びに電子母子手帳導入についても含めて御答弁をお願いします。
 統計では、2005年から2014年の東京23区の産後鬱による自殺は63人、出産時の出血などによる妊産婦死亡率の倍になります。紙媒体による母子健康手帳とあわせて電子母子手帳を使い、これからの我が国の将来を担う大切な子どもを育む妊産婦の皆様方の苦労を少しでも軽減できればと思います。
 次に、市ホームページ改善とシステム互換性についてです。
 日々日進月歩するIT、コンピューター技術、それは我々の生活を飛躍させました。例えばファミコンを御存じでいらっしゃいますでしょうか。ファミコンは任天堂より私が生まれた前後に発売された家庭用ゲーム機のブランド名で、当時の価格で1万円台という安い値段で発売されました。このファミコンの驚くべき点は、人類で初めて月面着陸を実現したアポロ計画のコンピューター全てよりも性能がよく、また、ファミコンの広がりとともに多くのファミコンソフトと呼ばれるソフトウエアがリリースされました。その後、ゲーム機だけではなく、約10年後にウィンドウズ95が発売されてから家庭用パソコンが広まり、現在ではスマートフォンのようなパソコンと同程度の作業が可能な携帯端末が世に普及し、その利便性を日本国民の大多数が享受するようになっています。
 そんな中で、ネット世界で閲覧するホームページも、技術が進歩する過程の中でより多くの方に情報を提供することが可能になりました。当然、我が市にも比較的古くからホームページがあるわけなのですが、技術が進捗するにつれ、そのホームページに対して改善できないかという思いがあります。例えば、市が提供している書類などを手に入れようと思った場合、何をしなければならないか思いつく言葉を入力してグーグルで検索しても見つからない、カテゴリー別にリンクをクリックしても見つからない。検索する時間が果たして効率的なのかと思うようになりました。
 そこで、もし市川市がチャットシステムを導入して、有人でカスタマーサービス検索に時間をかける市民の皆様にとって大きな情報を提供できれば、検索に時間をかける市民の皆様にとって大きな効率化につながると思うし、また、市のホームページや業者などが情報収集や提出書類を用意するために利用していることなどから、検索にかかる時間削減ができれば、市民満足度だけでなく市経済に大きく寄与できると信じています。
 そこで、有人であったり新しい技術である機械応答システムであるチャットボットシステムの導入が可能かどうかお伺いします。
 今の話はスマートフォンやパソコンを日々利用している方なら質問の意図はわかると思うかもしれませんが、高齢者を中心とした市民の皆様方には難解に聞こえるかもしれません。そんな中で、IT技術は広がりを見せているけれども、その汎用性が多くの世代に享受できそうなすばらしいアイデアが商品化されました。スマートスピーカーはその典型と言えます。この水ぐらいのサイズのスピーカーに、音楽を流してほしい、きょうの天気を教えてほしい、タイマーやアラームをかけてほしい、市川市役所の連絡先を教えてほしい、エアコンや電気をつけてほしいなどの命令を話しかけると、その命令に音声で応えてくれる製品です。きょうの欠真間の天気は、最高気温は29度云々。そして、これを利用して思ったことは、先ほども触れたスマートスピーカーを利用したソフトウエアがもし開発されれば、介護の分野に、子育ての分野に応用することも可能であり、例えば、電動ベッドを上げてほしい、きょうの朝食はカレーを食べたいからオーダーをしてほしい、寒い、暑い、ちょっと○○で困っているからヘルパーさんを呼んでほしい、水を今すぐ飲みたいといった命令に対応することも将来的には可能であると思っていますし、実は私が知らないだけで、既に開発に着手している企業もあるかもしれません。
 そんな中で、IT先進都市市川を目指す現在にとって、このスマートスピーカーの技術を研究し、導入に向けて課題を見つける、または求める仕様を考えてIT企業ニーズを提供することができれば、我が市のIT先進化だけでなく、IT分野に対して大きな前進を招くと思います。
 そこで、スマートスピーカーのアプリケーション開発を今後どのような形で考えているのか、御答弁をお願いします。
 この項目最後が、市ホームページやアプリなどの互換性総合なのですが、今市川市ではホームページやアプリなどが多く散見されるようになり、その結果、どの情報を見ればどの情報が得られるのかということがわかりにくくなっています。現況こういったことに対してどのような問題意識を持っているのか、また対策はどのようにやっていくのか伺います。
 最後の質問が、皆様も使用された思い出があると思います。リコーダーや鍵盤ハーモニカを筆頭に音楽の授業を今の子どもたちも受けていると思いますが、鍵盤ハーモニカやリコーダーのプロというものはなかなか媒体に出てこないんですよ。なので、義務教育課程で使われる楽器をプロの演奏機会があれば、とてもすばらしいのではないのか。
 リコーダーは1000年以上の歴史を持っています。そして、鍵盤ハーモニカは安価で音階を出すことができるすばらしい楽器なんですよ。これを使いこなすプロがいれば、驚くべき音を出す。それを実際、私は聞いております。こういった演奏機会を、子どもたちに鑑賞機会を設けることができれば、さらに、市川市の子どもたちが身近な楽器の可能性に目覚め、さらなる文教都市市川のシンボルになると信じています。
そこで、義務教育課程で使用する楽器のプロ演奏家誘致等について伺います。
 以上を初回質問とさせていただきます。
○竹内清海議長 学校教育部長。
〔井上 栄学校教育部長登壇〕
○井上 栄学校教育部長 私からは発達障がい児支援及び器楽指導におけるプロ演奏家による指導の2項目についてお答えいたします。
 初めに、発達障がい児支援についての学校における現状についてです。文部科学省の調査では、学習面または行動面で著しく困難を示している子どもは全体の約6.5%程度の割合で通常学級に在籍している可能性があると示されており、全国及び市川市においても特別な支援を要する子どもは増加傾向にあります。教育委員会では、これまでも各学校に向けて特別支援教育の取り組みを通して、全ての子どもたちにとってわかる授業を目指すユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくりや学びやすい環境整備について指導、助言を進めてまいりました。学校現場においては、特別な支援を要する子どもたちには個別の指導計画や支援計画を作成し、情報共有や引き継ぎに役立てており、状況によりスクール・サポート・スタッフや補助教員、巡回指導職員等の人的活用を行っております。
 次に、今後の支援についてです。学校現場においては教職員の資質向上を目的に、今までも校内研修会など実施しておりますが、より専門性を向上させるため、外部講師を招くなど研修形態のさらなる工夫が求められています。そのため、教育委員会でも人材紹介を含めまして、その支援に努めてまいります。また、保護者に対しましては、市川市特別支援教育振興大会への参加推進や、市川市特別支援教育推進計画などのリーフレット配布を通し、特別支援教育に対する理解、啓発を進めていく予定でございます。さらに、特別支援連携協議会において、保護者や医療、福祉等の関係機関との連携を深め、情報交換を行うとともに、ユニバーサルデザインや市川スマイルプランについての研修会資料づくりの作業部会を設置し、各校への活用を促進してまいります。
 次に、市川スマイルプランの活用についてです。市川スマイルプランとは、保護者、学校、関係機関とが連携協力して発達に課題のある幼児、児童生徒に必要な支援を行うための市川版個別の教育支援計画のことでございます。市川スマイルプランは、特別支援学校及び特別支援学級において、全ての子どもたちが対象となり作成されております。そして、通常学級においても保護者要望に基づき作成されており、現在、通常学級で作成している小中学校の子どもたちは約1,000名で、全体の約3%に当たります。教育委員会では、よりよい市川スマイルプランの活用を図るため、今年度に入り、改めて市内全校にアンケート調査を実施いたしました。その調査結果における成果といたしましては、市川スマイルプランの活用をしている並びに情報を関係職員で共有している、または、ほぼしていると肯定的な回答をした学校が全体の9割を超えておりました。一方、少数の学校でありますが、活用は余りしていないとの回答もあり、活用の学校差の解消が今後の課題として挙げられます。活用不足の要因に、初めて作成する教職員への周知が足りない、引き継ぎが徹底されていない、記入の仕方が難しいなどが挙げられていることから、これらの要因解消を中心とした研修会の実施や学校訪問時の指導に今後力を入れていきたいと考えております。
 最後に、発達障がい児支援に対するICT活用についてです。さまざまな資料等のデータベース化については、現在多くの分野において進められており、とても意義深いことであると考えます。データベース化した際の効果としては、権限を決めた人だけが開けるようにすることでデータの共有ができる、また、ソートすることで統計処理をして全市的なデータがすぐにわかるなどの利点がございます。しかし、課題といたしましては、極めて高度な個人情報となるため、セキュリティー面の強化や保護者承諾等の準備において慎重な議論が必要であると考えております。
 続いて、器楽指導におけるプロ演奏家による演奏指導の導入についてお答えいたします。
 初めに、器楽指導の現状についてです。本市における音楽科の器楽学習では、各学校の児童生徒の実態に応じてさまざまな旋律楽器や打楽器等を扱い、演奏や合奏に取り組んでおります。旋律楽器に関しましては、市内では主に鍵盤ハーモニカやリコーダーを取り上げ、指導しております。また、最近では日本の伝統音楽及び和楽器の指導の充実が求められており、琴を初めとする和楽器の指導も多く取り入れるようになりました。
 次に、プロ演奏家の導入に対する考えについてです。器楽指導にプロ演奏家を招聘し、演奏を鑑賞したり実技指導を受けたりすることは、児童生徒が楽器演奏への憧れを持つきっかけとなるものでもあり、ひいては学習意欲の向上にもつながるものと考えております。そのような意味で、プロ演奏家による指導は大変効果的なものであると考えます。本市の小中学校におきましては、充実した器楽指導のため、プロの演奏家や地域の専門的な指導をできる方などの協力を得て、演奏の鑑賞会や楽器の体験、実技指導を行っている学校もございます。
 以上でございます。
○竹内清海議長 保健部長。
〔大津政雄保健部長登壇〕
○大津政雄保健部長 私からは電子母子健康手帳についてお答えいたします。
 初めに、現在、電子母子健康手帳に類似した市にあるサービスについてであります。電子母子健康手帳は紙の母子健康手帳を補完するもので、スマートフォンなどの電子端末にダウンロードしたアプリを利用し、例えば健診や予防接種などの日程を手軽にスケジューリングができ、予定日が近づくと通知してくれ、さらに、結果を管理できるものとして活用している自治体も見られているところであります。現在、本市におきましては、スマートフォンなどを使った類似のサービスとしては、「予防接種スケジュールナビ」というウエブアプリケーションがあります。このサービスは、子育て中の保護者の負担を軽減させることを目的に、パソコンやスマートフォン、携帯電話を利用し、簡単な登録を行うだけで予防接種のスケジュールを自動で作成し、接種日が近づくとメールでお知らせするものであります。仮に予防接種が受けられなかった場合には、変更後のスケジュールも自動で作成し、改めて通知する機能も備えております。また、母子健康手帳にある情報を提供するサイトとして「いちかわっこWEB」があります。このサービスは市の子育て情報に加えて民間団体のイベント情報も発信するだけでなく、保育士、栄養士によるワンポイントアドバイスも掲載しております。
 次に、今後の市の取り組みについてであります。紙の母子健康手帳は母子保健法において厚生省令で定められた様式であり、妊産婦が健診や保健指導を受けた際は母子健康手帳に必要な事項を記載する規定があるため、引き続き必要とされているものであります。一方で、電子母子健康手帳につきましては、先ほど申し上げたサービスに加えて、写真や動画にした子どもの成長記録を遠くに住む祖父母にも共有できる機能を備えたものであります。さらに、コストの削減や重複するサービスの整理ができる可能性があるものと認識しております。
 しかしながら、一方で現在市が行っている各種サービスとの調整や、アプリに登録しない方々への情報発信方法など、解決しなければならない課題も幾つかあります。本市の情報発信を充実させるため、その検討を行う推進チームが今後設置される予定となっております。この推進チームとともに、まずは導入事例を調査を行いながら、効果的な情報発信の手法について検討を進めていきたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 企画部長。
〔菊田滋也企画部長登壇〕
○菊田滋也企画部長 私からはウエブサイトの改善等にお答えします。
 現在、市にいただく問い合わせの主なチャンネルは、窓口、電話に加えウエブページからの問い合わせフォームがあります。昨今、スマートフォンアプリによるチャットでのコミュニケーションが普及しているため、今後チャットによる問い合わせの需要が多くなると予想されます。しかしながら、チャットの特性から、コミュニケーションに即応性が求められるため、常にリアルタイムで対応していくには、業務知識を有した職員が相当数必要となります。
 一方、AIによる自動応答のチャットボットについて、24時間対応が可能などの利点があることから、ことし2月から3月にかけて実証実験を行いました。実験は35の自治体が同時に参加し、主に職員を対象とし、総合的な問い合わせ対応のAIチャットボットについて、その実用性などの検証を目的としたものです。実施後のアンケートでは、電話、窓口より気軽である、また、24時間使えるという点でメリットが大きいという感想が多かったものの、導入に当たっては、応答の精度など、さらなる改善を要するという結果になりました。
 次に、スマートスピーカーについては音声のみで取り扱えることから、高齢の方や障がいのある方などの利便性の向上に寄与できる可能性がありますが、AIチャットボットと同様、発展途上の技術であり、音声認識や応答の精度については、さらなる技術の向上が求められるものと考えております。情報技術の発展は日進月歩であり、急速な技術向上も期待できることから、今後もチャットボットやスマートスピーカーの活用について調査研究を進めてまいります。
 次に、システムの互換性についてですが、現在、システムの導入に当たっては、パッケージとして提供されているものを購入するという形が主流となっており、細部にわたるカスタマイズは行っておりませんが、更新や他のシステムやアプリとの連携を踏まえ、互換性を含めた特徴を把握した上で導入するよう努めております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 答弁は終わりました。
 鈴木議員。
○鈴木雅斗議員 まず、スマイルプラン及び発達障がい児指導の支援についてなんですが、課題として、スマイルプランを活用し切れていないこと、特に記入方法が難しいなどの課題がアンケートによって浮き彫りになった点は残念に思います。しかしながら、アンケートを実施し、その中で何が問題かを的確に答弁されたことは、とても実直だと評価いたします。私も発達障がいを持つ子どもの親御さんから、スマイルプランの活用をしっかりとやっていただきたい要望を承っております。なので、今後もしっかりとした調査を実施し、できる限りスマイルプランを先生も保護者の方もしっかりと意思疎通がとれるような整備を整えていただければと思います。要望とさせていただきます。
 また、先ほど話しました校内無線LANの整備を検討されているとのことですが、もしICT技術の基盤が整備できるのならば、スマイルプランを電子化し、ノウハウなどを蓄積できれば、それは市川市だけでなく全国の発達障がい児対策に寄与できるのではないかと期待しています。難しい部分でもあることは承知です。個人情報を扱うのは、我々が公益のために寄与するという大義名分があれば、リスクを恐れてはならない部分もあると思います。ICT化の促進に向けて必要だと思えることは勇気を持って導入する大胆さも時には必要だと思います。これは要望とさせていただきます。
 先ほどの答弁で、わかりやすい授業を目指すことはとてもよいことだと思います。また、他の自治体は、授業もそうですが、誰でもわかりやすく理解できるユニバーサルデザインに特化した人材を配置している事例があります。そこで、市川市もこういった人材を配置できないか質問させていただきます。
○竹内清海議長 学校教育部長。
○井上 栄学校教育部長 現在、教育委員会ではユニバーサルデザイン推進のための学校支援者として、市川市巡回指導職員や県教育委員会の特別支援アドバイザーの派遣を通して教室環境整備や授業の資料提示等の指導助言、さらには教職員の個別相談に対応しております。この学校支援者は特別支援教育の専門的知識を有する者であるため、教職員からの信頼も厚いと認識しておりますが、今後、学校要望に、より早く的確に支援できるよう努めてまいりたいと考えております。また、ユニバーサルデザインに特化した外部講師を招いた校内研修会を行っている学校もありますので、そのような好事例を今後周知していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 鈴木議員。
○鈴木雅斗議員 ユニバーサルデザインに特化した人材を常駐させることを要望とさせていただきますが、例えばさっき私、質問席に行かずに自席に戻ってしまったではないですか。ここら辺に質問席と書くアドバイスをされる方もいらっしゃるかもしれないし、もしくは自分自身がこうやって質問席というふうに書いておけば、そういった子どもが、ここは質問席なんだなということがわかったり、ここは自分の席で、今は立っちゃいけないんだなとかということがわかったりするかもしれない。そういったユニバーサルデザインの専門人材がいらっしゃれば、ちょっとした努力で、どうすればいいんだろうとわからない子どもに対して、こういう特徴がありますよ、ちょっと教えてくださいよというときに、ああ、それはここに質問席とつけるといいですよというふうなアドバイスをもらったときに、先生の負担も軽減できるし、子どもも学校に適応できてうれしいなと思うと思うんですよ。だから、ユニバーサルデザインに特化した人材、ぜひとも配置を強く要望させていただきます。
 電子母子手帳に関して、ちょっと語弊があると申しわけないのですが、私は電子母子手帳のみを推進しろというわけではなくて、紙媒体と電子母子手帳の併記の上で電子母子手帳というすぐれたIT技術を使おうということで実施してほしいと思っているんですよ。今現在、予防接種アプリとホームページが2つある状態で、それぞれに事業があってお金がかかっている状況。これって何かちょっと、もう少し何とかならないのかなと思うところがあるんですよ。しかも、この予防接種アプリに登録されている7,000人が、本当に予防接種を受けたかというところまで管理されているのか、あるいはホームページでメール配信をされていますが、果たしてそのメールをちゃんと見ていただけているのか。もうメールといったらいっぱい入るじゃないですか。その中で、ああ、またここからメールが来た。もう削除みたいに感じられてしまうことも多いと思うんですよ。なおかつアクセスもちょっと調べてみたんですが、私のブログよりちょっと多いぐらいです。ちょっとこれは残念に思いました。
 既存のサービスを利用して民間のデータに移行することは難しいと思いますよ。だって、同業他社のデータを移すというふうなことになったら、それはお客さんをとられるということですから。ですが、この電子母子手帳、たった月5万4,000円なんですよ。このコストが削減できるならば十分検討できる余地があると思いますので、今後も積極的に要望させていただきます。仮に5,400人の妊産婦の方々がこのサービスを使ってくれた場合、月々たった10円、1年当たり120円、コーヒー1杯よりも安いんですよ。こんないいシステム、安価なシステム、ぜひとも検討をよろしくお願いします。
 次に、有人チャット。コストの問題があるというふうにお伺いしますが、現在では働き方改革の流れで、家にいながら働くということもできるんですよね。そういった方に単発でお願いするとか、あるいは子どもがいるから、ちょっと様子を見たいから、子どもを抱きかかえながらチャットぐらいだったらできるかもしれないという方がいらっしゃるというケースも想定できるし、有人チャットに関してはいろんな企業を当たっていろんな方法を探ってみれば、そういった地方自治に詳しい隠れた人材がいらっしゃるかもしれない。せっかく安倍内閣が働き方改革を進めて、労働の多様性を求めようというのですから、これはコスト面にとらわれずに幅広く見ていただきたい。これは要望させていただきます。
 チャットボットに関しては、横浜市の清掃部がイーオ君というキャラクターを採用して試験的にやったんですが、非常にユニークなんですよ。試しに旦那を捨てたいというふうに書いてみたら、離婚するのは忍耐力の不足、再婚するのは記憶力が悪いと偉い人が言っていたよというふうな冗談まで言ってくれるすてきなチャットシステムで、本当はこれはプラスチック、あるいはハンガーとかカメラとかを捨てたい場合どうするのといったときに、こういうふうに答えるよとか、仮に何かわからないものだったら、ちょっとわからないから、ここに聞いてといって横浜市の清掃部の電話番号や連絡先がぽんと出てくるんですよ。便利ですよね。そういったチャットボットが、やはり部署ごとだったら可能かもしれないので、さまざまな面で検討していただければと思います。
 スマートスピーカーの先進性については御理解をいただいてありがとうございます。これに関しては、市が積極的に関与していったらおもしろいんですよ。例えば、これから今、開発途上なんだけど、どうしようかといったら、例えば福祉部にある、こういったことがあって、ああいったことがあってといったノウハウの蓄積を企業に提供する。あるいはこういった需要があるよということを教えてあげれば、企業面もすごくうれしいと思うし、より精度の高いスマートスピーカーのアプリができるのではないかというふうに思っているんですよ。なおかつ、もっと言ってしまえば、夢ではありますが、市川市が仕様をつくって発注してオーダーできるようであるならば、市川市オリジナルのスマートスピーカーをつくったら、これは日本初ですよ。こんなものは見たことがない。ゼロ戦とか九九艦爆も仕様を求めてできた最高の戦闘機、最高の艦上爆撃機なんですよ。市川市が積極的に求める仕様をつくって、勇気を出してこういったスマートスピーカーに関してかかわってみる。私はおもしろいと思います。なので、積極的にいろんな観点からスマートスピーカーの可能性を探ってください。
 村越市長、質問させていただきます。今聞いたように、答弁にあったように、現在、市ではアプリをパッケージで買っているため、そのパッケージ、パッケージであるものが本当に多いです。電子母子手帳で例にとったとおり、2つのサービスを併用してあったり、あるいは清掃部のアプリがあったり、子育てのホームページがあったりというものを整理しなければならない。あるいは、業務システムを、やっぱり福祉と市民課である程度情報の接点ができるようなシステムがつくれれば、もっと業務効率につながるのではないかと思うんですよ。今回、市長はICT化について所信表明でもおっしゃられていたので、システムの互換性も含めて御答弁いただけないでしょうか。
○竹内清海議長 市長。
○村越祐民市長 まず、議員の先ほどの演説は大変胸に迫るものがありました。同じような症状で悩んでいる方々や御家族を勇気づけるようなお話だったというふうに思います。発達に課題のある方々に対して、積極的に、まさにこの名誉ある市川市議会の議員のお1人として、ぜひ引き続き行動していただきたいなというふうに思います。大変感動しました。
 ICTのお話でありますけれども、御指摘のとおり、市のホームページであったりアプリであったり、非常に古くなっていたり使い勝手がよくない、あるいは連携がとれていないものが多いというふうに私も思います。非常に象徴的な場面に出くわしたのが、私が当選させていただいて数日後に、システム部門、情報部門のところに視察というか挨拶に伺いましたら、A4の紙4枚に村越祐民と壁に張ってありました。それは何のために私の名前が張ってあったかというと、職員の皆さんが私の当選を受けてさまざまなシステムの市長の名前を、職務代行者から市長に徹夜して、夜を徹して名前を打ち変えてくだすったということでありました。これもやはりシステムが古くなっているので、職員の皆さんが手作業で全て作業をしてくだすったということであります。御指摘のように職員の皆様の労働環境、あるいは事務効率の面でも、システムが古くなってしまっているために障がい、弊害が生じているというのが現状であります。アプリを幾つか開発しているということでありますけれども、利用者の観点からすると、スマートフォンの5ページ目とか6ページ目とかにダウンロードして入っているものというのは使い勝手が悪いですし、そもそも利用しなくなった後、その記録を残していくという点でも、いろんな問題があるんじゃないかなというふうに思っています。御指摘のように紙媒体を残すことももちろん大事ですし、SNSなんかを使う、あるいはクラウドを使って利用しなくなった後もデータを残して、さまざまな記録として市民の皆様が使えるような形にしていかなければいけないというふうに思っていますので、このシステムの互換性であるとか市民の皆様の利用しやすい形というのを引き続き研究をして進めていきたいなというふうに思っています。
 以上です。
○竹内清海議長 鈴木議員。
○鈴木雅斗議員 村越市長、御答弁ありがとうございます。私も率直に最前線に出てきて、こうやって答弁をしてくれる市長がいらっしゃってうれしいと思います。その中で、村越祐民市長の名前を変えなきゃいけないということで徹夜作業という話がありましたが、これから年号が変わるじゃないですか。年号に関しても、やっぱりシステムで大変なことになってしまう。年号が変わることはわかっているし、2文字だというふうな話もわかっているというふうになったら準備ができるのではないか。あとは市長が、情報システム部みたいなチームを立ち上げるというふうな話もありましたが、そこに専門的な人材を入れるということも考えていると思うんですが、専門的人材を雇うのは高いと思うんですよ。松戸とかでは、部長職で優遇して入れた方がいらっしゃるというふうに聞いたことがあるのですが、部長職は年俸大体800万ぐらいあると思うんですよ。もしかしたら、三、四十代ぐらいでやる気があって野心がある方が登用されて、市川市を変えようというプロフェッショナルを持った方が三、四年の任期でやってくれるかもしれない。そういうときに、エンワールドとか転職会社のサービスを使って市の部長職募集しますというふうになったら非常にユニークではないですか。大阪なんかでは女性の副市長を人材紹介会社に年俸1,200万、退職金何千万みたいな感じの条件で出して採用された副市長さんもいらっしゃるというふうに聞くので、もしこういった統合するチームをつくるとするならば、もしかしたら現在のITに関しても、既に人材自身が確保している可能性があります。なので、人材に関して、こういったシステム互換性の技術を持った煩雑性をできる限り整理する方も含めて、クリエイティブな人材をぜひよろしくお願いします。その際には、この方がいいというエビデンスをしっかりいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 再質問させていただきます。義務教育課程の楽器の話になりますが、リコーダー、鍵盤ハーモニカのプロの演奏機会、鑑賞機会を設けることができれば、それはもうピンポイントで児童の方が使っているので、それに特化してやったほうがいいんじゃないのかなと思う節もあります。井上部長、再質問させていただきます。
○竹内清海議長 学校教育部長。
○井上 栄学校教育部長 御提案のございました特に鍵盤ハーモニカやリコーダーにつきましては、小中学生にとってはほかの楽器よりも非常に使用頻度が高いという楽器で、手軽に旋律の演奏も楽しめるというふうに考えます。そのため、児童生徒はこれらの楽器に大変親しみを持っているために、その分野のプロ演奏家の活用というのは、間近でよい演奏機会に触れるということで非常に効果的であるというふうに認識しております。
 また、専門的な指導を受けることもできますので、学習意欲や技術面の向上にとっても有効な手だてであるというふうに考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 鈴木議員。
○鈴木雅斗議員 井上部長、ありがとうございます。有効だというふうにおっしゃっていただいてうれしいです。鍵盤ハーモニカの楽器会社はお抱えのプロの方がいらっしゃって、市川市は恐らく鍵盤ハーモニカを大量に受注しているお得意様だと私は思っています。もしそういった楽器会社とかに所属しているプロの方にちょっと演奏機会をお願いしますと言ったら、もしかしたら交渉はしやすいかもしれない。それ以外にも、楽器会社とか、そういったプロダクションとかにお願いをしたら、鍵盤ハーモニカのプロでおもしろい演奏をできるよという方はかなりいらっしゃると思うし、芸術家を目指す方のそういった演奏もすばらしい方もいらっしゃるので、幅広い分野でちょっと演奏機会を策定できないかということを御要望させていただきます。
 さらに、最近鍵盤ハーモニカは、子どもが使っている32鍵の鍵盤ハーモニカだけじゃなくて37鍵の鍵盤ハーモニカ、42鍵の鍵盤ハーモニカもあって、これは長いんですよね。ピアノは88鍵で、42鍵の鍵盤ハーモニカだから、本当に吹ける曲も多くなるし、中にはエレキの鍵盤ハーモニカもあって、これでジャズセッションをやっているプロの方もいらっしゃるんですよね。本当に鍵盤ハーモニカっておもしろいですよ。鍵盤ハーモニカは普通使っているのがアルト鍵盤ハーモニカなんですよ。これにもしテナー、ソプラノを合わせて親子でセッションできたら、市がこういった機会を設けて家族団らんができる、しかも、楽器会社にとってみたら、子どものために売っていた鍵盤ハーモニカが大人にも売れるようになったぞというふうな話になるし、そして、簡単にセッションができるとなったら、業者もお金がもうかるし、市川市の子どもたちも芸術に対して関心が高まるし、お父さん、お母さんもセッションして幸せになれる。ウイン・ウイン・ウインじゃないですか。すてきですよね。こういったところに、身近にあるところに身近な幸せを感じていただける市川市になったら、私は幸せだと思うんですよ。だから、大人の鍵盤ハーモニカということで、子どもだけではなく、子どもだけでも当然考えてほしいのですが、親御さんとも一緒にセッションができる、そういった鍵盤ハーモニカ教室を開けたら、とてもすてきなんじゃないかなと思います。要望とさせていただきます。
 最後に、村越市長、もう1問質問させていただきますが、学習指導要領の中では弦楽器、管楽器、打楽器、鍵盤楽器、電子楽器、世界の諸民族の楽器が用いられるというふうに聞いているとなると、村越市長にも子どもに何を聞かせたいかという音楽が絶対あると思うんですよ。ちょっと御答弁いただけませんか。
○竹内清海議長 市長。
○村越祐民市長 御質問にお答えします。
 私自身、育った時代のはやり歌、ヒットチャートの音楽、洋楽であったり、ロックであったりが好きでありまして、子どもたちに私が親しんだ音楽を聞かせております。また、クラシックももちろんすてきですし、ジャズもすてきですので、音楽が教育に非常にいい効果があるというのは御指摘のとおりだというふうに思いますので、ぜひ、先ほど質疑の中に出てきました子どもたちにプロの演奏を聞かせてあげる機会、あるいは、若い音楽家の支援策というものを考えて、例えば音大を出てもプロとして食べていく能力のある方々というのは一握りだと思います。夢を捨て切れずに、就職しながら音楽の活動をしているような方々も本市にもたくさんおられるというふうに思いますので、そういう方々に、例えば市役所に来ていただいて演奏の機会を提供して差し上げる、あるいは学校を訪問してもらって演奏していただいて、子どもたちに指導をしていただく、そういうことも考えられるというふうに思いますので、知恵を絞って市民の皆様、子どもたちが音楽に触れる機会をたくさんつくっていきたいなというふうに思います。
 以上です。
○竹内清海議長 鈴木議員。
○鈴木雅斗議員 本当にうれしい答弁ですね。若い音楽家が苦労しているということは、私の友達もバイオリンで必死にやっているんですが、ピアノなんかは音大を出て1億円かけても年収300万で生活できたら御の字、ピアノで働けたら御の字という世界なんですよね。そういった若い方が夢を諦めないように市が見てあげたいというのは、これは市が若い音楽家のためにパトロンになるということなんですよ。有名な人を1つ挙げるだったら、ロレンツォ・デ・メディチ、フィレンツェを大いに盛り上げた商人、この方がミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチや多くの芸術家を集めて、それであのフィレンツェからルネサンスが始まった。これは村越市長がおっしゃっていたいちかわ超改革につながるのではないですか。そう、音楽は何にでも応用できるんですよ。聞いて幸せになることもできれば政治利用することもできる。そんな幅広い音楽を幅広く捉えていただいて、そして身近な(「終わりだよ」と呼ぶ者あり)静かにしてください。身近な幸せを多くの市民に享受してもらいたい。リコーダー、鍵盤ハーモニカ、そして今挙げられた弦楽器、管楽器、云々というものの中にそういった楽しい世界というのが詰まっていると思います。ぜひ職員の皆様だけでなく、市民の皆様、楽しいことって身近に転がっておりますので、ぜひとも身近な楽しい幸せを見つけてください。
 以上、鈴木マサの一般質問とします。ありがとうございました。
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○竹内清海議長 この際、暫時休憩いたします。
午前11時27分休憩

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