更新日: 2023年8月22日

2021年3月11日

村越祐民市長に対し、市長室にシャワーを設置したことにつき、市民に謝罪するとともに記者会見を開くよう求める決議に関する動議

午前10時16分開議
○松永修巳議長 ただいまから本日の会議を開きます。


〔「議長、動議」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 清水議員。
○清水みな子議員 この間、村越市長はシャワー室の問題について、市議会にも、市民にも説明していません。市民に謝罪し、併せて記者会見を速やかに開き、説明責任を果たされるよう要請する決議を提出します。
〔「賛成、反対」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 賛成の方がおりますね。所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
 この際、清水議員に申し上げますが、ただいまの動議につきましては、疑義を生じさせないためにも、後ほど文書にて御提出いただきたいと思います。お願いします。
〔清水みな子議員「はい。了解しました」と呼ぶ〕


○松永修巳議長 この際、さる3月1日の髙坂(こうさか)進議員の議事進行に関する発言に対し、議長において調査いたしましたので、その結果を御報告いたします。
 議長において調査いたしましたところ、2月26日に行われました無所属の会の代表質問の際、越川議員の質問に対する村越市長の答弁において、「議員が申込みをされているような、何か物見遊山的なことに対して対応するつもりは、一切ございません」との発言がありました。
 議長には、地方自治法第129条第1項の規定により、議場の秩序を維持するため、議員の発言を取り消すよう命じる権限がございますが、市長をはじめとする理事者の発言の取消しを命じる権限までは委ねられておりません。したがいまして、議長といたしましては、市長の発言を取消し、または訂正するか否かにつきましては、市長自身の判断に委ねざるを得ないものと思料いたします。
 この際、村越市長に伺います。本件の発言を取消し、または訂正する意思がありますか、お答えください。
 村越市長。
○村越祐民市長 ございません。
○松永修巳議長 お聞きのとおりであります。髙坂(こうさか)議員におかれましては、御了承いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 この際、議員及び理事者各位に申し上げます。議場は、市政発展のため、ひいては市民生活向上のため、議論を交わす神聖な場であります。各位におかれましては、互いの立場を尊重し、礼を尽くし、品位を重んじて発言されるよう切にお願い申し上げます。

つかこしたかのり議員の資格決定の件

○松永修巳議長 日程第1つかこしたかのり議員の資格決定の件を議題といたします。
 地方自治法第117条の規定により、つかこしたかのり議員の退場を求めます。
〔つかこしたかのり議員退場〕
○松永修巳議長 つかこしたかのり議員から、自己の被選挙権の有無に係る資格決定要求書が証拠書類とともに提出されました。要求書の写しをお手元に配付してありますので、御了承願います。
 本件に関する説明につきましては、要求議員であるつかこしたかのり議員が除斥のため議場におりませんので、説明を省略いたします。
 これより質疑に入りますが、要求議員であるつかこしたかのり議員が除斥のため議場におりませんので、質疑を行うことはできません。
 これをもって質疑を終結いたします。
 この際、つかこしたかのり議員から、自己の資格に関し弁明したいとの申出がありますので、これを許可いたします。
 つかこしたかのり議員の除斥を解除いたします。
〔つかこしたかのり議員入場〕
○松永修巳議長 つかこしたかのり議員に資格に関し弁明することを許可いたします。
 つかこしたかのり議員。自席でお願いします。
○つかこしたかのり議員 市川市を良くする会のつかこしたかのりです。私の居住実態につきまして、市川市にないのではないかという疑義が生じておりますことで、市民の皆様方に対して御不安や御懸念が生じておりますことに対し、また、議員の皆様方におかれましては、貴重なお時間をいただきますことに、まずは謝罪を申し上げます。誠に申し訳ありません。また、このように弁明をさせていただく機会を賜り、ありがとうございます。
 このように弁明させていただくいきさつといたしましては、松永議長をはじめ、各会派の代表者の方々宛てに、市民の方より、私の居住実態の確認を求める御意見があり、この御要望に基づいて各派代表者会議が開かれ、その場で真相を究明することで合意されたと伺いました。この合意に対し、自らの身の潔白を証明させていただきたく、資格決定要求書を議会事務局に提出し、本日弁明させていただく機会を賜りました。
 市川市に居住実態がないと疑義が生じております大きな要因といたしまして、まず1つ目に、私が所有しております家屋が市外にあること、2つ目に、家族は私と同居しておらず、この市外に所有しております家屋で生活していること、この2点から、私も家族が生活しております市外に生活の実態があるのではないかと御指摘をいただいたものであります。
 市外に家屋と家族がありますことは、これは事実です。確かにこの部分だけ見ますと、私の生活実態は市川市外にあるのではないかと疑義が生じましても、これは仕方のないことだと私も思います。しかし、私は市川市で生活しております。このことを、まずは明確にお伝えした上で、このようないきさつになりました経緯を御説明させていただきたいと思います。
 私は、結婚を機に、妻から強い要望があり、これまで住んでおりました市川市を離れ、妻の実家、埼玉県三郷市に移住いたしました。しばらくは妻の実家で共同生活を送っていたのですが、義理の母から、私たち家族だけで生活したほうがよいのではないかという提案や、次男の誕生、また、私の両親も健在だったこともあり、平成29年3月、市民の方が御指摘いただきますように、平成29年3月に妻の実家近くである同じく埼玉県三郷市に家屋を購入いたしました。
 私が立候補いたしました市川市議会選挙は平成31年4月ですので、選挙の約2年前のことです。この頃は、私は市川市で市会議員になりたいとか、なれるとか、そういったことは一切考えておりませんでしたので、子育てをするのに妻の実家から支援を受けやすい、こちらの住所で購入をした次第です。
 しかし、購入後、平成29年末頃から私の父が体調を崩し始め、市川市内の病院で入院、通院を繰り返すようになりましたことから、私も父に寄り添う形で市川市に戻る頻度が徐々に多くなってきました。病床の父から、将来的には市川市の家屋を引き継いでほしいこと、また、この家屋は私の祖父が残していただいた家屋ですので、祖父、父、私と3代で、市川市内のゆかりあるこの家を守ってほしいという、そういった父からの強い要望、願いに基づきまして、私を含め、妻、家族と父と、父のこの意向に合う形で協議を行っていきましたが、結果としては、一緒に生活するには至りませんでした。
 その理由の一つとして、次男の持病があります。平成28年に生まれた次男には、厚生労働省が指定難病としている持病があり、生まれてすぐ埼玉県小児医療センターへ搬送されました。幸い一命は取り留めましたが、定期的な健診は今も欠かせない状態です。この次男を受け入れてもらえる病院を市川市内で探したのですが、当時は、当然、通常の診察、外来であれば受け付けていただけるというお話だったんですが、やはりこの持病のある次男が重篤化したときに、市川市内の病院で診るのは、やはり厳しいという、そういった回答でしたので、埼玉県三郷市のほうから離れられないような状況も生じました。
 平成30年1月頃、父の体調不良と次男の持病、また、この当時は妻が3人目を妊娠してくれていたと、こういった状況を踏まえて、再度、家族で話し合い、結果として、私は市川市で両親と同居し、父の介護の手伝いをすること、家族は埼玉県三郷市で妻の実家の支援を受けながら生活することに決まりました。
 私より御苦労されている方は大勢いると思いますが、仕事をしながら父の介護をすること、次男に持病があることで市川市で家族と生活できない、こういった経験などもあり、政治ならばこのような状況を少しでも変えることができるのではないかと考え、この頃から、漠然としてではありますが、政治家としての道を志すことになりました。
 このようないきさつから、私の住民票と生活実態につきましては、市川市議会選挙が行われる1年ほど前、平成30年2月頃より段階的に市川市に移しております。立候補の資格要件となります平成31年1月から現在までの居住実態につきましては、先ほど申し上げましたように、次男の通院などもあり、明確に申し上げることは難しいのですが、大体週1程度は家族が住んでいる市外に、埼玉県三郷市に行っておりました。ですが、それ以外は市川市に生活の主軸を置いておりました。しかしながら、去年ですと、コロナ禍で第4子の出産、生まれてきてくれたこと、また、次男の手術などもあり、コロナ禍ということもありまして、出産に立ち会えるのは私のみであり、私の父や嫁のほうの親族では、病院にまず入ることができないこと、また、次男の手術についても同様で、両親しか病院に通院することができない、入れないような、そういった限定された状況の中で、どうしても私自身が妻、また子どもの通院等の手伝いをする頻度が増えましたので、こういった特段の状況につきましては、週1以上市川市を離れざるを得ない状況がありましたことは、この場で正直に申し上げたいと思います。
 なお、現在は次男も成長して免疫力が向上しましたこと、医師からの理解も得られましたので、市川市内で家族で暮らしており、4月から長男は、私が卒業した宮久保小学校、また、次男は宮久保幼稚園に通園する手続を済ませていることは、この場で御報告させていただきたいと思います。
 御指摘いただいております居住の実態につきましては、資格審査特別委員会にて、どのような御要望にも応じ、身の潔白を証明していく所存です。また、複数の報道機関の方々より取材の依頼を受けておりますので、こういったマスメディアの方々の協力もいただきながら、資格審査特別委員会を主軸に、議員の皆様、市民の皆様に御理解いただけるよう、誠心誠意、説明責任を果たしてまいります。
 このたびは貴重なお時間をいただきましたことを重ねておわび申し上げるとともに、弁明させていただく機会を賜りありがとうございます。
○松永修巳議長 以上で弁明は終わりました。
 ここで、つかこしたかのり議員の退場を求めます。
〔つかこしたかのり議員退場〕
○松永修巳議長 本件の議員の資格決定につきましては、資格決定要求書の提出とともに委員会条例第7条第1項の規定により、資格審査特別委員会が設置されました。
 また、議員の資格決定については、会議規則第148条の規定により、委員会の付託を省略して議決することができませんので、よって本件を資格審査特別委員会に付託の上、審査いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって本件については、資格審査特別委員会に付託の上、審査することに決定いたしました。
 資格審査特別委員会の定数は、委員会条例第7条第2項の規定により、15人になっております。資格審査特別委員に、清水みな子議員、廣田德子議員、久保川隆志議員、細田伸一議員、青山ひろかず議員、大久保たかし議員、石原よしのり議員、秋本のり子議員、かつまた竜大議員、西村敦議員、松永鉄兵議員、荒木詩郎議員、稲葉健二議員、加藤武央議員及び堀越優議員を委員会条例第8条第1項の規定により指名いたします。
 つかこし議員の除斥を解除いたします。
〔つかこしたかのり議員入場〕
○松永修巳議長 この際、資格審査特別委員会開催のため、暫時休憩いたします。
午前10時35分休憩


午後1時開議
○松永修巳議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、御報告いたします。
 資格審査特別委員会における正副委員長の互選の結果、委員長に加藤武央議員、副委員長に堀越優議員がそれぞれ選任されましたので、御報告申し上げます。

議案第63~89号 各委員長報告

○松永修巳議長 日程第2議案第63号市川市役所駐車場等の設置及び管理に関する条例の一部改正についてから日程第28議案第89号財産の減額貸付についてまでを一括議題といたします。
 本案に関し委員長の報告を求めます。その報告の順序は、健康福祉、環境文教、建設経済、総務の各委員会の順でお願いいたします。
 まず、健康福祉委員長、増田好秀議員。
〔増田好秀健康福祉委員長登壇〕
○増田好秀健康福祉委員長 ただいま議題となりました議案第68号市川市介護保険条例の一部改正について、議案第69号市川市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第70号市川市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第71号市川市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第72号市川市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第73号市川市国民健康保険条例の一部改正について、議案第74号市川市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第79号令和2年度市川市一般会計補正予算(第11号)のうち健康福祉委員会に付託された事項、議案第80号令和2年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第81号令和2年度市川市介護保険特別会計補正予算(第3号)、議案第83号令和3年度市川市一般会計予算のうち健康福祉委員会に付託された事項、議案第84号令和3年度市川市国民健康保険特別会計予算、議案第85号令和3年度市川市介護保険特別会計予算及び議案第86号令和3年度市川市後期高齢者医療特別会計予算について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第68号について。
 本案は、介護保険法に基づき令和3年度から令和5年度までの各年度の保険料率を定めるとともに、介護保険法施行令の改正を踏まえ保険料率の算定に係る合計所得金額の算定方法を見直すためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「今回の改正で介護保険料の額が引上げになるとのことであるが、市民への影響額はどのくらいになるのか。また、保険料を引き下げるための努力として、これまでどのようなことに取り組んできたのか」との質疑に対し、「影響額は、1年間で3億8,000万円となる見込みである。また、保険料を引き下げるためのこれまでの取組として、介護予防事業、介護報酬の適正化等を行ってきた。今後は、介護予防・日常生活支援総合事業及び認知症対策の取組を重点的に行っていくことを考えている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 次に、議案第69号から第72号について。
 議案第69号は、国の指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準の改正を踏まえ、感染症または災害の発生時における安定的かつ継続的なサービスの提供体制を構築すること及び感染症の予防等のために必要な措置を講ずることを義務づけるとともに、指定居宅介護支援事業所における管理者に係る特例期間を延長するほか、所要の改正を行うため、議案第70号は、国の指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準の改正を踏まえ、感染症または災害の発生時における安定的かつ継続的なサービスの提供体制を構築すること及び感染症の予防等のために必要な措置を講ずることを義務づけるほか、所要の改正を行うため、議案第71号は、国の指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準の改正を踏まえ、感染症または災害の発生時における安定的かつ継続的なサービスの提供体制を構築すること及び感染症の予防等のために必要な措置を講ずることを義務づけるほか、所要の改正を行うため、議案第72号は、国の指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準の改正を踏まえ、感染症または災害の発生時における安定的かつ継続的なサービスの提供体制を構築すること及び感染症の予防等のために必要な措置を講ずることを義務づけるほか、所要の改正を行うためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「いずれの条例においても、事業者に対する義務づけの基準が多く見受けられるが、市は事業者に対してどのように対応するつもりか」との質疑に対し、「事業者に対しては、基準の必要性を理解してもらえるよう、その内容についてしっかりと説明をしていきたい」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、4案とも可決すべきものと決しました。
 次に、議案第73号について。
 本案は、児童福祉法の規定により児童福祉施設に入所している児童等であって、民法の規定による扶養義務者のないものを国民健康保険の被保険者としないこととするほか、所要の改正を行うためのものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第74号について。
 本案は、特例被保険者の属する世帯に係る国民健康保険税の課税の特例について定めるとともに、地方税法施行令の改正を踏まえ国民健康保険税の基礎課税額及び介護納付金課税額の課税限度額を引き上げるためのものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第79号について。
 今回の補正は、第3款民生費において、障害児通所給付費、生活保護扶助費国庫負担金償還金等の増額及び私立保育園等一時預かり事業委託料、子ども医療扶助費等の減額を、第4款衛生費において、国民健康保険特別会計繰出金、インフルエンザ予防接種委託料等の増額及び風しん予防接種委託料、風しん抗体検査委託料等の減額を計上したものであります。また、繰越明許費の補正においては、地域コミュニティゾーン整備事業及び斎場施設整備事業について、年度内の支出が困難であるため、翌年度へ繰り越す措置を行うものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第3款民生費第1項社会福祉費第3目高齢者支援費、行徳ケアハウス等施設管理委託料について、「本委託の内容は、どのようなものか」との質疑に対し、「行徳ケアハウスは市川市立第七中学校の複合施設内に入っているが、委託内容としては施設の維持管理となり、例えば、電気工作物、防災設備の保守点検、防火対象物の点検、貯湯槽の点検等、多岐にわたっている」との答弁がなされました。
 次に、第2項児童福祉費第2目児童措置費、子ども医療扶助費について、「本減額補正は通院控えによるものとのことであるが、この原因をどのように考えているのか」との質疑に対し、「軽度の体調不良の場合は、病院内で新型コロナウイルスに感染することを避けようとしたことが主な原因と考えている」との答弁がなされました。
 次に、第4款衛生費第1項保健衛生費第3目予防費、インフルエンザ予防接種委託料について、「本増額補正は、委託料に不足が見込まれるためとのことであるが、当初予算計上時、何件の予防接種を見込んでおり、今回の補正で新たに何件の予防接種が実施できるようになるのか。また、自己負担額は幾らになるのか」との質疑に対し、「予防接種については、当初5万7,240件を見込んでおり、今回の補正で新たに3万1,260件の実施ができるようになる予定である。また、自己負担額は1人1,500円となっている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第80号について。
 今回の補正は、歳出において、国民健康保険事業財政調整基金積立金等の増額及び資格給付業務委託料、報償金、郵便料の減額を、歳入において、国民健康保険事業財政調整基金繰入金、前年度繰越金等の増額及び一般被保険者国民健康保険税基礎課税額滞納繰越分、一般被保険者国民健康保険税延滞金等の減額を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、歳入第3款国庫支出金第1項国庫補助金第1目災害臨時特例補助金について、「本補助金は、新型コロナウイルス感染症の影響で、減収見込みとなった世帯への保険税の減免に充てるものとのことだが、当初、何世帯への減免を見込んでおり、現在までに何世帯への減免を行ったのか」との質疑に対し、「当初は100世帯程度の減免を見込んでいたが、令和3年2月1日時点で222世帯に対して減免を行っている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第81号について。
 今回の補正は、歳出において、介護保険事業財政調整基金積立金、償還金等の増額及び主治医意見書作成等手数料等の減額を、歳入において、保険者機能強化推進交付金、前年度繰越金等の増額及び職員給与費等繰入金、介護保険事業財政調整基金繰入金等の減額を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、歳出第3款地域支援事業費第1項介護予防・生活支援サービス事業費について、「本事業費については減額補正されているが、この原因をどのように考えているのか」との質疑に対し、「主な原因としては、新型コロナウイルス感染症による影響により、要支援者の中でも比較的軽度の者がサービスの受給を控えたことにあると考えている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第83号について。
 予算の主な内容について申し上げますと、まず、第3款民生費において、生活困窮者自立支援事業、病児・病後児保育事業及び保育園整備計画事業等に係る経費を、第4款衛生費第1項保健衛生費において、不妊治療費助成事業等に係る経費を計上したものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを、第3款民生費から申し上げてまいります。
 まず、第3款民生費第1項社会福祉費第2目障がい者支援費第19節扶助費について、「本扶助費の対象となる障がい者の種別ごとの人数は、どのくらいか。また、どのサービスの利用について増え幅が大きくなっているのか」との質疑に対し、「対象者は障害者手帳の所持者となるが、令和2年3月31日現在で、身体障害者手帳の所持者は1万408人、療育手帳は2,637人、精神障害者保健福祉手帳は4,193人である。また、増え幅が大きいサービスは、重度障がい者の介護に関するものや就労継続支援などである」との答弁がなされました。
 次に、第8目住宅管理費第12節市営住宅等事業計画策定委託料について、「本委託の具体的な内容は、どのようなものか」との質疑に対し、「現在、市営住宅に関する事業計画的なものがないため、公共施設等総合管理計画等の他の計画との整合性を図りながら、市営住宅に係る今後の方向性についての事業計画を作成するための委託であり、令和3年度においては、基礎調査的なものが中心となる予定である」との答弁がなされました。
 次に、第2項児童福祉費第1目児童福祉総務費第12節病児・病後児保育事業委託料について、「本委託については、市内各地域の需要に対応できるような仕組みとなっているのか」との質疑に対し、「今回の病児保育の委託については、タクシー送迎という方式を採用することを予定している。具体的には、市内の各保育施設において子どもが発熱等を発症し、当該保育施設で保育を実施することが困難になった場合には、病児保育を実施する施設の看護師がタクシーを利用して、当該保育施設まで子どもを迎えに行くとともに関係医療機関に連れていき、医師による診察を経た後に子どもを預かるという仕組みになる予定である」との答弁がなされました。
 次に、第2目児童措置費第12節子育て短期支援事業委託料について、「本委託事業に係る施設の場所や委託料の積算根拠は、どのようになっているか」との質疑に対し、「施設の場所は国府台母子ホーム内にあり、ショートステイ用の部屋として2部屋が確保されている。委託料については、事業実施に係る人件費等を令和元年賃金構造基本統計調査の保育士単価を基に積算し、給食費等を加算の上、算出している」との答弁がなされました。
 次に、第3項生活保護費第2目扶助費について、「ここ数年、生活保護の相談件数に対して申請件数が少ないように思われるが、その原因の一つとして、扶養照会があるため保護の申請をためらってしまうことにあると考えられる。そこで、扶養照会は、どのくらい実施されているのか」との質疑に対し、「令和2年4月から同年12月までの実績としては、新規申請者の親族に対する扶養照会の発送数が969件で、そのうち返信があったのは415件、約43%であり、金銭的な支援にまで至ったケースは3件、年間にすると合計67万2,000円となる。なお、今後においては、厚生労働省からの通知を踏まえて、柔軟に対応していきたい」との答弁がなされました。
 次に、第4款衛生費第1項保健衛生費第1目保健衛生総務費第18節公衆浴場組合補助金について、「公衆浴場施設は、市内に何か所あるのか。また、本補助金は、どのような内容となっているのか」との質疑に対し、「市内には7か所の施設がある。また、補助金の内容としては、公衆浴場組合に対し、薬剤、入浴剤等の購入費及び広報活動費については2分の1の額を、入浴料金の無料や減額については全額を補助するものである」との答弁がなされました。
 次に、第2目保健センター費第12節フッ化物塗布委託料について、「本委託事業は2歳6か月児が対象とのことだが、その理由はどのようなものか」との質疑に対し、「乳歯の奥歯が萌出する2歳6か月頃は、虫歯になりやすい時期と言われている。そこで、この時期にフッ化物を塗布することで虫歯を予防するとともに、専門家から歯磨き等の指導を受けることにより、虫歯のない健康な歯と口で過ごすことができるようにすることが主な理由となる」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 次に、議案第84号について。
 本予算は、歳出において、保険給付費、国民健康保険事業費納付金等を、歳入において、国民健康保険税、県支出金等を計上し、収支の均衡を図るものであります。また、歳出予算の流用は、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合、款内の各項の経費の金額を流用できるよう定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、歳出第1款総務費第2項徴税費第1目賦課徴収費、第12節国民健康保険税催告等業務委託料について、「本委託料は、半年分を計上していた令和2年度に比べ、3年度では1年分を計上しているため増額になっているとのことであるが、金額は倍以上になっているようである。そこで、積算はどのように行ったのか」との質疑に対し、「未納者に対して電話催告を行うコールセンターの人数を新たに7名へ増員したことから、その分が増額となっているものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第85号について。
 本予算は、歳出において、保険給付費、地域支援事業費等を、歳入において、保険料、支払基金交付金等を計上し、収支の均衡を図るものであります。また、歳出予算の流用は、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合、款内の各項の経費の金額を流用できるよう定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、歳入第1款保険料第1項介護保険料について、「令和3年度における普通徴収の人数は、どのくらいを見込んでいるのか。また、収納率の見込みについては、どのようになっているのか」との質疑に対し、「普通徴収の人数は1万7,050人と見込んでいる。また、令和3年度の収納率の見込みについては、コロナ禍において収納率が下がると考えたため、84.7%としている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 次に、議案第86号について。
 本予算は、歳出において後期高齢者医療広域連合負担金等を、歳入において後期高齢者医療保険料等を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松永修巳議長 演壇の消毒を行いますので、少々お待ちください。
〔演壇消毒〕
○松永修巳議長 次に、環境文教委員長、久保川隆志議員。
〔久保川隆志環境文教委員長登壇〕
○久保川隆志環境文教委員長 ただいま議題となっております議案第75号市川市環境保全条例の一部改正について、議案第77号市川市いじめ問題対策連絡協議会等条例の制定について、議案第78号市川市放課後保育クラブの設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第79号及び議案第83号のうち環境文教委員会に付託された事項について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第75号について。
 本案は、大気汚染防止法の改正に伴い、引用条文の整備を行うためのものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第77号について。
 本案は、いじめ防止対策推進法の規定に基づき、市川市いじめ問題対策連絡協議会、市川市いじめ防止対策委員会及び市川市いじめ問題再調査委員会を設置するためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、「いじめ防止対策推進法が制定されたのは平成25年であるにもかかわらず、今まで本条例を制定し、いじめ問題対策連絡協議会等を設置しなかったのはなぜか」との質疑に対し、「本市ではいじめ問題対策連絡協議会等に代わる組織があったため、今まで本条例を制定してこなかった。しかし、平成28年にいじめに関する重大事案が発生し、解決に時間がかかったため、本市でも条例を制定し、本協議会等を設置することになった」との答弁がなされました。
 また、「本協議会等を設置することで、今までと何が変わるのか」との質疑に対し、「今まではいじめの事案に対応する組織の設置等に時間がかかっていたが、本条例を制定することで組織が常設され、迅速な対応が可能となる」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第78号について。
 本案は、待機児童の解消を図るため新たに八幡放課後保育クラブを設置するほか、所要の改正を行うためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「待機児童を解消するために新しく設置する八幡放課後保育クラブの定員及び支援員は何人になるのか」との質疑に対し、「本保育クラブの定員は約90人で、支援員は4人になる予定である」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第79号について。
 今回の補正は、歳出第2款総務費第1項総務管理費において、文化振興基金積立金等を新たに計上するほか、文化会館等指定管理料の増額及び文化会館大規模改修事業費本年度支出額、スポーツキャンプ誘致等負担金等の減額を、第4款衛生費第2項清掃費において、衛生処理場長期責任包括委託料の増額及び生ごみ収集運搬委託料等の減額を、第3項環境費において、森林環境譲与税基金積立金等の増額及び行徳野鳥観察舎整備工事費の減額を、第11款教育費において、小・中学校校舎等改修工事費、小・中学校トイレ改修工事費等の増額及び給食公会計システム構築等委託料、新たな学びと交流の場基本構想策定業務委託料等の減額を計上したものであります。また、継続費の補正において、文化会館大規模改修事業の総額及び年割額を変更し、繰越明許費の補正において、市史編さん事業、学校情報化研究事業及び小・中学校営繕事業等の事業費が、年度内の支出が困難であるため、翌年度に繰り越す措置を行うほか、債務負担行為の補正において、小・中学校冷暖房設備借上料を廃止するものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第4款衛生費第2項清掃費第1目清掃総務費委託料及び使用料について、「スマートごみ箱の試作機は、現在、動作不良のため、開発業者の負担で改良作業中とのことだが、いつ完了する予定か」との質疑に対し、「本試作機の改良作業は、令和3年5月に完了する予定である」との答弁がなされました。
 また、「本市の道路状況等を考えると、スマートごみ箱の設置は困難と言わざるを得ないが、今後の事業展開についてどのように考えているのか」との質疑に対し、「本ごみ箱の適切な設置場所の選定等を含めた今後の事業展開については、試作機改良後の状況を踏まえて判断していきたい」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第83号について。
 予算の主な内容について申し上げますと、まず、歳出第2款総務費第1項総務管理費において、文化施策活性化事業、スポーツ施設整備改修事業等に係る費用を、第4款衛生費第2項清掃費において、塵芥収集運搬事業、スマートダストボックス開発事業等に係る費用を、第3項環境費では、省エネ・創エネ普及促進事業、電気自動車導入促進事業等に係る費用を、第11款教育費において、学校給食費公会計化事業、新たな学びと交流の場づくり事業等に係る費用を計上したものであります。また、継続費において、中央公民館解体事業の総額及び年割額を定め、債務負担行為において、須和田の丘支援学校校舎借上料、学校保健定期健康診断委託費等の期間及び限度額を定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを第2款総務費から申し上げてまいります。
 まず、第2款総務費第1項総務管理費第25目スポーツ費、スポーツセンター陸上競技場改修工事費について、「スポーツセンター陸上競技場の人工芝を張り替えるとのことだが、前回整備したのはいつか」との質疑に対し、「本陸上競技場の人工芝の整備は平成18年に行った」との答弁がなされました。
 また、「現状どのような状態になっていることから、人工芝の張り替えが必要と考えているのか」との質疑に対し、「人工芝はおおむね10年程度で劣化が進むと言われており、芝の長さが短くなっていることから張り替えの必要性があると考えている」との答弁がなされました。
 次に、第4款衛生費第2項清掃費第2目塵芥処理費、高齢者等世帯ごみ出し支援委託料について、「本委託料で実施するごみ出し支援事業について、現在の利用登録件数は何件で、本委託料が昨年と比べ増額となっている理由は何か」との質疑に対し、「本支援事業の利用登録件数は、令和3年2月末時点で255件である。本委託料が昨年と比べ増額となっているのは、本支援事業が昨年6月から開始したため10か月分の予算計上であったのに対し、今年度は1年分の予算を計上していることに加え、本支援事業の利用登録件数が増えているためである」との答弁がなされました。
 次に、第11款教育費第1項教育総務費、学校情報化研究事業について、「本事業においては、GIGAスクール構想の実施スケジュールが見直されたとのことだが、どのように見直されたのか」との質疑に対し、「本事業においては、令和2年度内に学習用タブレット端末3万台を各学校へ配布する予定であった。しかし、ネットワーク環境の整備等について再検討が必要となったことから、配布時期は令和3年9月頃になる予定である」との答弁がなされました。
 次に、第11款教育費第4項第1目学校給食費、賄材料費及び学校給食費公会計化事業について、「公会計化に伴い、各学校がそれぞれで発注していた材料等を一括で購入するとのことだが、購入方法はどのようになるのか」との質疑に対し、「購入方法は3通りの予定であり、乾物のような腐らないものについては教育委員会で入札を行い、生鮮食料品のようなその都度価格が大きく変わるものについては今までどおり学校で、牛乳及びパンについては県の学校給食会で購入することになる」との答弁がなされました。
 次に、第11款教育費第6項社会教育費、新たな学びと交流の場づくり事業について、「市は、どのような考えに基づき、本事業を推進するのか」との質疑に対し、「本市では、教育振興基本計画において『“自分らしく輝くための学び”の環境の実現』を掲げ、人生100年時代に学び続けることができる環境の整備が重要と考えている。その中で、今まで社会教育施設の利用が少なかった社会人を主なターゲットとして、新たな施設を整備することとした」との答弁がなされました。
 また、「本事業はコロナ禍以前に計画されたものであり、利用者同士が交流を深める場の提供等を目的としているが、コロナ禍により在宅勤務の導入等が進む中で、今後どのように本事業を進めていくのか」との質疑に対し、「コロナ禍により自宅で過ごす時間が増えたことで、市民の学習意欲は高まっていると考えられることから、コロナ禍が収束した際に、すぐに行動に移すことができる場を提供するため、計画どおり事業を進めていく」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松永修巳議長 演壇の消毒を行います。少々お待ちください。
〔演壇消毒〕
○松永修巳議長 次に、建設経済委員長、青山ひろかず議員。
〔青山ひろかず建設経済委員長登壇〕
○青山ひろかず建設経済委員長 ただいま議題となっております議案第76号市川都市計画事業市川駅南口地区第一種市街地再開発事業の施行に関する条例の廃止について、議案第79号のうち建設経済委員会に付託された事項、議案第82号令和2年度市川市下水道事業会計補正予算(第3号)、議案第83号のうち建設経済委員会に付託された事項、議案第87号令和3年度市川市下水道事業会計予算、議案第88号及び議案第89号財産の減額貸付について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第76号について。
 本案は、市川都市計画事業市川駅南口地区第一種市街地再開発事業に係る事務が完了したことに伴い、本条例を廃止するためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「当該再開発事業は、平成21年に完了しているが、どのような事務が残っていて、今定例会において本条例が廃止されることとなったのか」との質疑に対し、「本事業の施行地区内の土地建物に係る権利を有していた者が、権利変換によって取得した資産の価額と、従前有していた資産の価額に差額が生じた場合に、清算金を徴収または交付することとなっていたが、令和2年3月末が期日であり、本条例を根拠とする事務が全て終了したため、条例を廃止することとした」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第79号について。
 今回の補正の主なものを申し上げますと、歳出第5款労働費において、雇用促進奨励金等の減額を、第6款農林水産業費において、市川漁港整備工事費の減額を、第7款商工費において、東浜一丁目地先人工海浜施設等管理事業負担金等の増額及びキャッシュレス決済普及促進委託料等の減額を、第8款観光費において、アイ・リンクタウン展望施設イベント開催委託料等の減額を、第9款土木費において、新港大橋改修事業負担金、道路改良等工事費等の増額及び道路用地等購入費、都市計画道路3・6・32号整備事業委託料等の減額を計上したものであります。また、継続費の補正において、二俣排水機場改修事業の総額及び年割額を変更するほか、繰越明許費の補正において、小栗原架道橋改修事業負担金、道路改良事業、都市基盤河川改修事業、都市計画道路3・6・32号整備事業ほか14事業の事業費が、年度内の支出が困難であるため、翌年度に繰り越す措置を行うものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第7款第1項商工費第2目商工業振興費、感染防止対策実施店舗等応援事業委託料について、「新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に取り組む事業者を応援するため、感染防止対策取組宣言ステッカーを配付しているが、当初は何件の配付予定で、実際は何件配付したのか。また、感染防止対策キットは余りが生じた場合、どのように対応するのか」との質疑に対し、「感染防止対策取組宣言ステッカーは、当初3,000件の配付を予定していたが、実際に配付したのは1,790件である。また、感染防止対策キットは、希望する事業者に配付しており、単価契約であることから、余りが生じることはない」との答弁がなされました。
 次に、第9款土木費第2項道路橋りょう費第2目道路橋りょう維持費、道路調査委託料について、「国の第3次補正予算に係る交付金に対応するため、市内道路の空洞調査を実施するとのことだが、本調査によって、事故の未然防止にどの程度効果があると認識しているのか」との質疑に対し、「平成23年から空洞調査を実施しており、今回で6回目となるが、これまでも調査の途中に空洞部分が発見され、急遽、修繕工事を実施したこともあることから、事故の未然防止に非常に役立っていると認識している」との答弁がなされました。
 次に、第4目交通対策費、コミュニティバス運行負担金について、「本補正は、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言発令に伴い、コミュニティバスの利用者数が著しく減少し、運賃収入が減ったことにより、市の運行負担金の増が見込まれるため増額するとのことだが、北東部ルート、北国分ルート及び南部ルートの内訳はどのようなものか」との質疑に対し、「内訳は、北東部ルートが約600万円、北国分ルートが約400万円、南部ルートが約1,000万円で、計2,000万円となっている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第82号について。
 今回の補正は、収益的収入において汚水処理等負担金の増額を、収益的支出において施設管理等委託料及び職員の異動等に伴う給与費の減額を、資本的収入において公共下水道事業債等の増額及び一般会計出資金の減額を、資本的支出において耐水化計画策定委託料等の増額及び春木川護岸改修建設費負担金等の減額を計上したものであります。また、継続費の補正において、北方地区公共下水道整備事業の総額及び年割額を変更するほか、起債の限度額及び議会の議決を経なければ流用することのできない経費を改めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「下水道施設長寿命化対策改良工事費において、約2億1,500万円の減額の補正予算が計上されているが、その理由は何か」との質疑に対し、「下水道管渠に接続する取付け管の長寿命化対策工事は、国の補助金の対象となる要件として、築造から50年を経過したものと明示されたところである。そのため、築50年が経過していない取付け管に対して、今後、補助金を活用して工事を行うこととしたことから、今年度の工事の一部を取りやめたものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第83号について。
 予算の主な内容について申し上げますと、まず、第5款労働費において、若年者等就労支援事業等に関わる経費を、第6款農林水産業費において、施設園芸等支援事業、水産関連施設整備事業等に関わる経費を、第7款商工費において、中小企業資金繰り支援事業、商店街活性化事業等に関わる経費を、第8款観光費において、市川市観光大使プロモーション事業、観光振興ビジョン策定事業等に関わる経費を、第9款土木費において、橋りょう長寿命化計画事業、都市計画道路3・6・32号整備事業等に関わる経費を計上したものであります。また、継続費において、地域コミュニティゾーン公園整備事業の総額及び年割額を定め、債務負担行為において、道路拡幅用地取得費等の期間及び限度額を定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを第6款農林水産業費から申し上げてまいります。
 まず、第6款農林水産業費第2項水産業費第1目水産業振興費、市川漁港区域等防犯カメラ設置工事費について、「市川漁港区域に新たに防犯カメラを設置するとのことだが、設置するに至った理由は何か。また、設置台数及びカメラが監視できる範囲はどの程度か」との質疑に対し、「漁港区域内では、これまで、ごみの不法投棄、漁具や燃料の盗難及び漁船の放火事件などが発生しているため、今回、新たに防犯カメラを設置することとした。また、漁港区域内を含め、塩浜1丁目沿岸部約1.6kmの範囲を8台のカメラを使用し、全体的に監視をしたいと考えている」との答弁がありました。
 次に、第7款第1項商工費第2目商工業振興費、起業支援アドバイザー報償金について、「起業支援アドバイザーとはどのような役割を担っているのか。また、どのような方法でアドバイスを行っているのか」との質疑に対し、「起業支援アドバイザーは、起業に関しての全般的なアドバイスを行うアドバイザーであり、起業を促進し、事業の成長を支援する役割を担っている。また、アドバイスは対面で行っているが、状況によってはオンラインでも対応している」との答弁がなされました。
 次に、第8款第1項観光費第2目観光政策費、観光振興ビジョン策定委託料について、「令和2年度の当初予算では2,000万円の計上であったが、令和3年度は1,000万円となっている。その理由はどのようなものか」との質疑に対し、「観光振興ビジョンは、令和2年度の策定が延期となったことから、令和3年度の予算編成に当たっては、改めて事業内容を精査し、データの収集方法や職員が主体で作成する等の見直しを行った結果、1,000万円の予算計上額となったものである」との答弁がなされました。
 次に、第9款土木費第1項土木管理費第4目庁舎整備費、南八幡仮設庁舎借上料について、「南八幡仮設庁舎は現在解体工事をしているが、なぜ借上料が発生するのか」との質疑に対し、「南八幡仮設庁舎は4月まで解体作業が行われる。リースの契約内容として、庁舎を建てる費用、期間中使用する費用、解体する費用が含まれていることから、借上料を計上したものである」との答弁がなされました
 次に、第4項都市計画費第6目大町動植物公園費、動物購入費について、「アルパカを6頭購入するとのことであるが、コロナ禍で人が集まることができず、イベントもできない現在の状況で、どのような考えで今回予算計上をしたのか」との質疑に対し、「今年度は、コロナ禍により一時期閉園を余儀なくされたが、開園した際には例年以上に多くの来園者が訪れたことから、来園者が屋外で楽しめる施設を求めていることを強く実感しており、さらなる魅力の充実が必要と判断したものである。また、今後、園内を散歩させ来園者を楽しませることなども想定している」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 次に、議案第87号について。
 本予算は、下水道事業の業務の予定量、収益的収入及び支出、議会の議決を経なければ流用することのできない経費等について定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、収益的収入において、「下水道使用料について、県上水道と徴収一元化されることに伴い、令和2年度の当初予算は13か月分で計上されていたが、令和3年度は12か月分で計上しているとのことである。13か月分を12か月分にすると、予算計上額は8%程度の減になると考えるが、3.4%の減となった理由はどのようなものか」との質疑に対し、「今後、下水道の整備が進んでいき、有収水量が増えることで、下水道使用料が増えると見込んでいることから、差引きで3.4%の減となっている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第88号及び議案第89号について。
 両案は、株式会社市川市場が公益性の高い地方卸売市場の運営を継続的に行うことができるようにするため、本市が所有する地方卸売市場の土地、建物及び建物に付属する土地を当該法人に減額して貸し付けるためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされたものを申し上げますと、「土地建物等を貸し付ける際の減額率は、株式会社市川市場の決算状況を勘案した上で決定しているのか。また、減額貸付けはいつまで継続する予定なのか」との質疑に対し、「市場を民営化した際、本市と株式会社市川市場との間で減額率を含めた協定書を取り交わしているが、今後は収支状況を見極めた上で、減額率について検討していく。また、令和3年度は1年間の契約としているが、市場敷地内における東京外郭環状道路の工事の状況により、貸付面積が変わることから、これに合わせて契約を行っていきたい」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、両案とも可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松永修巳議長 演壇の消毒を行います。少々お待ちください。
〔演壇消毒〕
○松永修巳議長 次に、総務委員長、細田伸一議員。
〔細田伸一総務委員長登壇〕
○細田伸一総務委員長 ただいま議題となっております議案第63号市川市役所駐車場等の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第64号市川市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第65号市川市会計年度任用職員の給与及び報酬並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第66号市川市手数料条例の一部改正について、議案第67号市川市客引き行為等禁止条例の制定について、議案第79号及び議案第83号のうち総務委員会に付託された事項について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第63号について。
 本案は、市役所第2庁舎駐車場における植栽帯の設置等に伴い、同駐車場の駐車台数を減ずるためのものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第64号について。
 本案は、職員の市内居住の促進を図るため、市内に居住する職員に係る住居手当の額を引き上げるためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、「全職員のうち市内居住者はどのくらいいるのか」との質疑に対し、「令和3年1月1日現在、全職員3,372人のうち、市内居住者は1,510人であり、その割合は全体の44.8%である」との答弁がなされました。
 次に、「本条例案の附則第3項に『市は、この条例の施行後3年を目途として、この条例による改正後の規定の実施状況を勘案し、当該規定について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果を踏まえ必要な措置を講ずるものとする』とあるが、どのような場合に必要な措置を講ずるのか」との質疑に対し、「市内居住者が一人でも多くなることを目指しており、将来的には5割を超えればよいと考えているが、今回の引上げによりどのくらいの効果があるのかを見て、そのまま継続していくのか、違う施策を講ずるのかを検討していきたいと考えている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第65号について。
 本案は、常勤の一般職の職員の期末手当の改定を踏まえ、会計年度任用職員の期末手当の改定を行うためのものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第66号について。
 本案は、低炭素建築物新築等計画の認定等における建築物の延べ床面積の区分の細分化に伴い手数料の額を見直すとともに、建築物エネルギー消費性能適合性判定における建築物の用途が工場等である場合の手数料の額を引き下げるほか、所要の改正を行うためのものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第67号について。
 本案は、安全で安心な住みよい地域社会の形成に寄与するため、市、市民等及び事業者等の責務を明らかにするとともに、客引き行為等禁止特定地区の指定、公共の場所における客引き行為の禁止等を定めるためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、「本案の提案に至った経緯はどのようなものか」との質疑に対し、「客引き行為については、これまで商店会等と協力した啓発活動の実施、通報等があった場合の青色防犯パトロールカーの巡回強化や警察への連絡などにより対応してきたが、今年度は客引き行為に関する通報件数が急増するなど、市民から様々な意見をいただいたところである。そこで、アンケート調査及びパブリックコメントなどを行った結果を踏まえ、庁内での協議を重ねて本案の提出に至ったものである」との答弁がなされました。
 次に、「本案の第14条第2項では、過料を科するための手続その他の行為を、あらかじめ市長が指定する職員に行わせることを規定しているが、この指定する職員とはどのような職員を考えているのか」との質疑に対し、「指定する職員については、市民マナー条例推進指導員に兼務させて巡回指導を行うことを想定している」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第79号について。
 今回の補正の主なものを申し上げますと、歳出においては、第2款総務費において、会計年度任用職員報酬等を増額するほか、減収対策緊急支援給付金等の減額を、第10款消防費において、指令業務共同化単独整備装置等一式借上料等の減額を、第13款諸支出金において、土地開発基金繰出金の増額を計上し、歳入においては、市税、市債等を増額するほか、使用料及び手数料、繰入金等の減額を計上するものであります。また、繰越明許費の補正において、個人番号カード普及事業について、年度内の支出が困難であるため、翌年度へ繰り越す措置を行うほか、債務負担行為においては、給与支払事務等業務プロセス再構築委託費を廃止し、地方債の補正においては、起債の限度額を変更するものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、歳出第2款総務費第1項総務管理費第2目人事管理費、職員ストレスチェック委託料について、「ストレスチェックの実施状況はどのようになっているのか」との質疑に対し、「ストレスチェックの対象者は3,671名であり、そのうち3,525名がストレスチェックを受けている。対象者全体に対する実施割合は約96%であり、そのうちの約14.3%である503名がストレスの高い状況にある」との答弁がなされました。
 次に、第2項徴税費第3目減収対策緊急支援給付金給付事業費、減収対策緊急支援給付金について、「本給付金については、件数、金額ともに当初の見込みを大きく下回り、約12億円の減額補正とのことだが、制度の周知は十分に行ったのか」との質疑に対し、「本給付金の周知については、市公式ウェブサイト及び『広報いちかわ』への掲載、SNSによる配信並びに庁舎窓口へのパンフレットの配置など、十分に行ったものと認識している」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、歳入歳出予算の総額については、他の常任委員会の審査の結果を確認の上、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 次に、議案第83号について。
 予算の主な内容について申し上げますと、まず、歳出では、各款において人件費を計上したほか、第2款総務費において、電子市役所基盤整備事業、八幡分庁舎等建替事業等を、第3款民生費第1項第5目国民年金費において、国民年金事業を、第10款消防費において、消防防災施設整備事業等を、第12款公債費において、令和3年度に償還する市債の元金及び利子を、第13款諸支出金において、土地開発公社業務委託料等を計上したものであります。
 次に、歳入では、各款において、前年度の実績及び令和3年度の事業計画に基づき、年度内に収入が見込まれる金額を計上したものでありますが、前年度に比べ収入増が見込まれる主なものは、市たばこ税、地方特例交付金、国庫支出金、繰入金、諸収入等であり、収入減が見込まれる主なものは、市民税、固定資産税、地方消費税交付金、使用料及び手数料、県支出金等であります。また、継続費において、八幡分庁舎建替事業の総額及び年割額を、債務負担行為において、土地鑑定評価委託費等の期間及び限度額を、地方債においては起債の限度額等を、一時借入金及び歳出予算の流用は財政運営上の措置として、それぞれ定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを歳出第2款総務費から申し上げてまいります。
 まず、歳出について、第2款総務費第1項総務管理費第7目企画費、信篤地域における公共施設再編・まちづくり等支援委託料について、「本委託料は、1,000万円を計上しているが、その内容は具体的にどのようなものか」との質疑に対し、「信篤地域においては、信篤図書館の建て替えや信篤体育館の改修、信篤小、二俣小及び高谷中の義務教育学校化、都市計画道路3・4・13号の整備などを予定しており、公共施設を一つ一つ更新していくのではなく、地域コミュニティーの再構築も踏まえて全体図をつくる必要があると考えている。そのため、令和3年度では、地域の現況や公共施設などの詳細調査、それを踏まえた課題整理をした上で、地域全体の将来像や公共施設整備の基本的な方向性などを、素案といった形で作成する必要があることから、その委託料として本委託料を計上したものである」との答弁がなされました。
 次に、第12目情報システム費全般について、「本予算においては、これまで各所管課で計上していた情報システム関連経費を情報政策部にて統括管理し、情報システム費に集約したとのことだが、その狙いは何か。また、具体的にどのようなことを行っていくのか」との質疑に対し、「情報システム関連経費の集約の狙いは大きく分けて2点ある。1点目は、予算要求から執行まで情報政策部にて一元管理をする統括管理体制の整備である。2点目は、クラウド化の推進、国の進める標準化システムへの準拠などの情報システムの構造刷新を行い、システムの最適化を目指すものである。具体的な施策の一つとして、令和3年度はクラウドの活用の推進を積極的に行っていきたいと考えており、そのためのクラウド基盤構築委託料とその使用料として、合わせて5,897万円を計上している」との答弁がなされました。
 次に、第20目安全対策費、青色防犯パトロール委託料について、「今年度の中頃から青色防犯パトロールカーを増車しているとのことだが、来年度のパトロールカーの時間帯と台数について、どのように考えているのか」との質疑に対し、「今年度については、当初パトロールカー2台で巡回を行ってきたが、その後、新型コロナウイルス感染症対策用に巡回を行うパトロールカーを新たに3台追加し、合計5台で巡回を行っていた。しかし、2つの会社に委託していたため、時間帯が重複していたことから、来年度においてはパトロールカー3台で土日を含め午前10時から午前零時までの体制とすることで、巡回を強化していこうと考えている」との答弁がなされました。
 次に、第22目国際政策費、職員旅費について、「来年度公式訪問団として、台湾への派遣を考えているとのことだが、誰を、いつ、どのくらいの期間、どのような目的で、具体的にどこへ派遣することを想定しているのか」との質疑に対し、「台湾への派遣は、市長、その他保健部門または情報部門の職員の合計4名を想定している。その期間は秋以降に2日間を計画しており、目的は台湾の公衆衛生に関する施策等について学ぶことで、本市にとって有益な知見を得ることである。具体的な訪問場所については、台湾CDC、正式名称疾病管制署及びその関連施設やIT関連施設などを現時点では想定している」との答弁がなされました。
 次に、第2項徴税費第2目賦課徴収費、地方税共同機構負担金について、「本負担金の内容及び令和2年度当初予算と比較して増額となった理由は何か」との質疑に対し、「本負担金は、地方税に関する申告などの手続における電子送付及び受信を行う通称eLTAXというシステムを地方税共同機構が管理運営しており、全国の地方公共団体がその利用や運営に係る費用として人口案分などにより負担するもので、主な理由としては、市内人口の増により増額となっている」との答弁がなされました。
 次に歳入について。
 第1款市税第2項第1目固定資産税、固定資産税現年課税分について、「令和3年度は前年度と比べ減額となっているが、その理由は何か」との質疑に対し、「令和3年度の税制改正において、評価額の上がる土地については税額を据え置き、評価額の下がる土地については、その評価額に基づき課税する措置が取られるため、土地で約700万円の減額となったものである」との答弁がなされました。
 次に、第16款財産収入第2項財産売払収入第2目不動産売払収入、土地売払収入について、「第16款財産収入は、前年度と比べ3億8,598万6,000円の増となっており、そのほとんどが土地売払収入であるが、その内訳はどのようなものか」との質疑に対し、「令和3年度に売却予定の土地は4か所あり、本行徳1471地先の江戸川第一終末処理場建設予定地内の本市所有地が4億3,319万7,600円、本行徳1352地先の法定外公共物が608万4,375円、田尻1丁目地先が3,227万7,853円、福栄4丁目3767番地の雑種地が8,381万7,000円である」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、歳入歳出予算の総額については、他の常任委員会の審査の結果を確認の上、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松永修巳議長 消毒いたします。少々お待ちください。
〔演壇消毒〕

議案第63~89号 討論(髙坂 進議員、稲葉健二議員、大場 諭議員)

○松永修巳議長 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
 最初に、髙坂(こうさか)進議員。
〔髙坂(こうさか) 進議員登壇〕
○髙坂(こうさか) 進議員 日本共産党の髙坂(こうさか)進です。会派を代表いたしまして、議案第68号、79号、83号、85号に反対する討論を行います。
 まず最初に、議案第68号です。第8期の介護保険料は、基準額で4.1%値上げ計画です。年間3億8,000万、3年間で11億4,000万円の負担増を強いるものです。高齢者が増えているとはいえ、近隣市で保険料を据え置きにしているところもあります。国は調整交付金を5%に設定していますが、本市は高齢者が少なく、2.3%しか交付されないとのことです。介護事業者に支払う介護報酬も、改定率はたったの0.7%、これでは深刻な人手不足や苛酷な労働環境、経営難、賃金水準の底上げを行うには不十分です。保険料を下げる努力と、国の調整交付金を5%にするよう強く市長会で働きかけるべきであります。
 次に、議案第79号令和2年度市川市一般会計補正予算です。本議会では、市長室のトイレにシャワー室が設置される問題で、その財源として、入札差金など余剰金を使ったということになっていますが、そんなことが許されるはずはないことは当然です。当初予算についても、厳密な査定によって予算がつくられなければならないところですが、入札差金などが委託料などで出されています。このような現象がシャワー室設置の財源問題の一因になっているとも考えられます。誰でも納得ができ、説明ができるような予算の積み上げが必要です。
 また、電気自動車貸出しが既に1月から行われているにもかかわらず、その収入が計上されていません。補正予算をつくった後で貸出しが始まったので、補正予算に反映できなかったということですけれども、1月中から貸出しが始まっており、そんなことで補正予算に反映できないということで済ませられる問題でもありません。市民にとって電気自動車の貸出しは新聞では大々的に報道され、知ってはいますけれども、市の資料である補正予算にも表れないということでは、市政についての判断材料を奪われることになります。
補正予算に反映されるには、いつから事業を始めるかということも含めて考え、市民に知られるようにすべきだという点から、反対せざるを得ません。
 次に、議案第83号についてです。令和3年度市川市一般会計ですが、来年は本市の市長選挙となり、本予算は、村越市長の市政運営の考え方を表す総決算とも言えるものと言えます。そういう点から見れば、本予算への討論は、村越市政3年間の総括を行った上でのものとしなければならないと思います。したがって、本討論は、まず村越市政の3年間を見ることから始めます。
 村越市長になってから、私たちとの約束もあり、また、自らの公約でもあった幾つかのことが実現をしております。公民館などの使用料の値下げ、行徳野鳥観察舎の建設、不妊治療の助成、子どもの医療費の充実などについては評価をするものですけれども、一方、福祉施設や障がい者施設の民営化、公立保育園の全てを民営化するという方向、地域住民や保護者などの意見を聞くこともなく、方向が一方的に示された小中一貫校など、市民から見れば全く唐突とも言え、市民の合意を全く無視した市政の方向が示されました。
 その象徴的なものとして表れたのがテスラ社製の電気自動車の導入であり、新市庁舎が完成した後の1階、2階に階段を造るという問題、そしてまた、今定例会で問題となった市長室へのシャワー室設置です。いずれも、議会でそのための予算が議論されることなく、契約差金があるからなどという理由で、勝手に市民の税金が使われたということです。このような市政の方向の一つとして、未来創造会議が行ってきたことにも表れていると言わなければなりません。賞賜金が直接経費にしか使えないということに違反している疑いが非常に濃厚にもかかわらず、何の措置も取らないまま、様々に問題が指摘されているのに、その検証もせず事業を続けるなどは同じところから出ているものと思われます。
 自分の思ったことを最重視する一方、市民や議会の意見を聞こうとしない、自分の思いだけで、予算のルールさえ乗り越えて進むということが随所に表れた、この3年間ではなかったでしょうか。
 このような点を前提として、令和3年度の予算を見ていきます。
 まず、総務委員会に付託されたものについてです。非識別加工情報作成委託料です。令和2年度に実施された非識別加工情報について、提供された事業者の利益については述べられていても、市民にどのような利益があったのかについては、検証がまだ全く行われていないということです。さらに、市民からプライバシーの問題が提起されているということが明らかになっています。このように、施策が市民にどのような利益となっているのかの検証も行わず、従前どおり予算が計上されています。
 次に、未来都市モデル事業委託料1,500万円ですけれども、3つのモデル事業を行うということです。
市民活動の活性化を目的として、買物ポイント事業に1,200万円と、その他2事業を行うということです。市民活動の活性化として、寄附をする文化の醸成ということですが、市民活動の活性化として、今まで市民税の1%を市民活動に指定する制度などがありましたけれども、これらの事業がどのような成果を上げ、どのような欠点があり、そのために今回の施策が行われるのか、今までは市民の寄附する文化はなぜ育たなかったのか、今回では、なぜ寄附する文化が醸成されるのかなどについて、納得できる説明はありませんでした。
 また、いちかわ未来創造会議負担金として100万円が計上されています。これについても、今まで13の提案が採用され、そのうち3つの提案に賞賜金が50万円ずつ支払われています。直接経費にしか使えないとしているにもかかわらず、直接経費に使われなかったという重大な疑義があるにもかかわらず、そのことについて調査もせず、返還請求もしないということで、議会でも大きな問題になっているにもかかわらず、何らのまともな検証もしないで事業をそのまま続け、新たな募集を始めるということです。これも市民の理解が得られるものとはとても思えません。
 デジタルトランスフォーメーション関係では、事業の全体像が分からないまま、その説明を議員や市民にして納得させるということを全く行っていないと言わなければなりません。毎年巨額な事業費がつぎ込まれています。まず全体像を明らかにし、その中で現在の位置を示し、いつまでにどれぐらいの事業費が必要であり、その中で、令和3年度はこれだけになるということが示されなければ、到底判断ができません。
 また、昨年、デジタルトランスフォーメーション憲章がつくられたということです。これについての説明会も行われませんでしたし、憲章そのものも私たち議員に配られていないのではないでしょうか。議員や市民に説明もなく、突然政策が発表されるということが、ここでも行われています。また、事業が事業者に発注されていますけれども、その契約が一般競争入札や随意契約など、どのようになっているのかについても、常任委員会までに明らかにされませんでした。2号随契については、理由書の提出も事前に求めましたけれども、それもありませんでした。これでは、本当に契約が合理的かどうか判断もできません。そうでなくても、今までにないような事業をするのですから、契約が合理的なものかどうかの判断は難しいものと思われます。ほとんどの情報が開示されないということでは、判断できるものではありません。
 次に、健康福祉委員会に付託されたものについて。生活保護費委託料で生活保護受給者就労支援事業、生活保護受給者健康管理支援事業、生活保護受給者訪問等自立支援事業、生活保護費返還金等債権回収強化事業が民間委託されています。とりわけ生活保護受給者訪問等自立支援事業の民間委託は、大変な問題があると言わなければなりません。生活保護受給は国民の基本的権利であることは、憲法25条を見るまでもなく明らかです。当然行政が行うべきものであり、民間委託になじむものではありません。報道では、中野区が同じように高齢者居宅介護支援事業としてNPOに委託し、生活保護そのものを委託したわけではないと言いながら、NPOの職員が生活保護費返還請求を行っていたということで問題になっています。市川でも生活保護の受給に関することは委託の範囲外としていますけれども、同じような内容でも、中野区のようなことが当然出てくる可能性があります。受給者のケースワークを行うということは、当然、受給に関係することになります。ここで民間委託することは到底容認することができません。
 それだけではなくて、市川市は生活保護の民間委託範囲を拡大するようにという趣旨で、全国の自治体に先駆けて、厚生労働省に意見書を出しています。現在行われている民間委託は、この意見書が出される前の状況で行われたものですけれども、厚生労働省が市川市の意見書に基づいて委託範囲の拡大を行えば、当然市川市も、さらにこの委託を民間に広げるということになります。到底許すことはできません。
 コロナ禍の中、雇用拡大で失業者は増大しており、公助である生活保護の役割はますます高まっています。厚生労働省は、「生活保護の申請は国民の権利です。」と記したリーフレットを作成、本市も保護のしおりを改定し、国と同じ文面を明記し、これまでより分かりやすくなりましたけれども、生活保護の申請をためらう人が多い現状で、しおりを公共施設に置いて、申請しやすい環境を整えることが必要です。
 また、ためらいの大きな要因の一つが、生活保護義務者の照会です。親や兄弟に連絡が行くことを嫌がる人がほとんどです。市川市でも、昨年4月から12月まで369件郵送し、返事があったのは半分以下、扶養できるとの回答は3件だということです。そのための人件費や郵送料が210万円ということですけれども、基本的にこの扶養義務の照会をやめるべきであり、国にもその旨を求めるべきです。
 また、全ての保育園の民営化方針についても絶対に認められません。公立保育園の果たすべき役割は大変大きなものがあります。株式会社運営の保育園が突然、廃園となり、父母、行政も大変困ったという事例が全国であります。公立保育園をなくするどころか、保育園の保育行政の基盤を支えるという点で、さらに充実させていくことが必要です。
 建設経済委員会に付託されたものについてです。観光振興ビジョンの策定ですが、昨年度2,000万円の予算でコンサルタントに委託するということで、私たちは反対しました。しかし、コロナ禍で、他の事業とともにゼロに削減されました。観光部の職員は経済部に応援に行きました。本当に観光部は必要でしょうか。
 動植物園でアルパカ6頭を購入し、飼育する予算が計上されています。コロナはいつ収束するのか分かりません。アルパカのお披露目のイベントも開催できません。収束後でもこの事業はよいのではないでしょうか。
 次に、環境文教委員会に付託されたものについてです。コロナ感染症を、今後ワクチン接種などでできるだけ抑えるとともに、医療従事者の負担を減らすことに重点を置いていかなければなりません。そういう観点から見て、文化会館のリニューアルに合わせ、美術品5,000万円、文化会館活性化事業3,620万円は不要不急だというふうに考えます。
 また、新たな学びと交流の場づくりですが、今の図書館では、入り口で借りた本を返却するだけで、本を見ながら選んだりしている状況ではありません。サラリーマンなど駅を利用する方や地域の方が対象だと言いますけれども、今の状況で利用者同士の交流を深める場所が必要なのか疑問です。
 次に、スマートごみ箱です。i―BOXができたとして、市内公民館や大きな公園6か所に置いて試運転を行い、それを踏まえて今後の導入を検討するとしていますが、このようなシステムが本当に市川市になじむものなのかどうなのか。この生ごみを発電させる工場は市内にはありません。市川市は、2012年の3月に家庭用電気式生ごみ処理補助金制度を廃止したということです。当時より性能もよくなり、少人数家族から大人数家族まで、大きさも様々あるということです。この補助金の復活を考えることもできます。市民は生ごみを遠くまで捨てには行きません。期限を決めて判断、断念することも選択肢の一つではないでしょうか。
 次に、議案第85号介護保険特別会計。介護保険第8期計画で、また保険料の引上げが行われます。低年金、そしてコロナ禍の中で働くこともできない状況が続いています。このような中で保険料の引上げは暮らし破壊につながります。低所得者に配慮しているということですけれども、これでは暮らしを守ることはできません。低所得者への減免制度を拡充すべきです。コロナ禍の中で介護事業支援として、介護度ワンランク上の利用料を求められたりもしています。介護報酬の0.75改定ではどうにもなりません。全国知事会にも要望しているように、市としても、国が拠出するよう強く求めていくべきです。
 最後に、冒頭で市政が当然守られるべきルールよりも、市長の思惑が優先されているという傾向が強い市政になっていると言いました。総務委員会の審議の中で人事問題が出されました。定年を過ぎるけれども、財政部長は来年も続けるということが提起されているということです。余人をもって代え難いということだということのようです。しかし、このようにルールから外れる場合には、誰でもが納得できる根拠を、議会にも、市民にもしっかりと提示し、納得できるようにすべきです。これも私たちの全く知らないところで進められてきているのではないかと危惧をしているところです。
 以前にも、街づくり部長が定年過ぎに部長を続けるということがありましたけれども、そのときには議員に説明があったということです。しかし、今回は議員には全く説明もありません。政策決定の透明化ということが市長の公約でありました。人事に関しても、当然ルールにのっとって透明に決めていかれるべきです。自分の都合、思いが最も重要で、議会や市民への説明がなくてもいいというシャワー問題の本質がここでも表れていると言わなければなりません。オリンピック委員会では、次期会長に川淵氏というニュースが流れると同時に、その人事は流されてしまいました。今回の市川市の人事は、多分そのまま行われるかもしれませんが、このようなやり方が、シャワー問題の教訓が全く生かされていないということにつながると思います。
 そして、議員に説明もなく進めようとしているものと思われますけれども、現実には知られてしまった。このようなことに反対する意見がたくさんあるということを知る必要があります。市民の声も議会の声も、そして職員の声もしっかりと聞くということがなければ、みんなが望む市政ということにはなりません。このことを強調して、私の反対討論といたします。
○松永修巳議長 演壇の消毒を行います。少々お待ちください。
〔演壇消毒〕
○松永修巳議長 次に、稲葉健二議員。
〔稲葉健二議員登壇〕
○稲葉健二議員 創生市川の稲葉健二です。ただいま議題となっております議案第83号令和3年度市川市一般会計予算から議案第87号令和3年度市川市下水道事業会計予算までの5議案につきまして、緑風会第1、緑風会第2、会派自由民主党、市民の風、そして私たち創生市川を代表いたしまして、原案賛成の立場から一括して討論をさせていただきます。
 10年前の今日、東日本を当然襲った大地震に伴う津波により多くの貴い命が失われました。私もそのとき、多くの同僚議員とともに旧庁舎の議場で体験しました。この東日本大震災の犠牲となられた方々に心より哀悼の意を表します。我々がこれから行わなければならないことは、地震の記憶を風化させることなく、その教訓を生かし、市民の命と財産を守るための施策に全力で取り組むことだと考えております。
 さて、村越市長におかれましては、早いもので、新年度は4年目を迎えることとなり、1期目の総仕上げである重要な年になるものと考えます。この間、市長はSNSを活用した住民サービスの展開や、ワンストップサービス窓口の開設など、新しい市役所の形をつくり上げるため、他市に先駆けた取組を実施されたことは、これからの市役所の在り方や、住民サービスの新しい形を進めているものと感じるものであります。
 また、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、先行き不透明な中で、いち早く市川市独自の緊急経済対策を含め迅速な施策を打ち出すなど、市民の暮らしに直結する形で尽力されていることについて評価をいたします。
 加えて、これからスタートするワクチン接種ですが、3月8日に新型コロナワクチン接種市川市コールセンターが開設されました。新年度も市民の方が不安や混乱がなく安心して接種ができるように、迅速な対応をお願いいたします。
 それでは、議案第83号の一般会計予算案について、これまで代表質問や各常任委員会で多くの質疑がなされております。これらを踏まえた上で、評価や要望など、私なりの視点で述べさせていただきたいと思います。
 初めに、一般会計の予算規模については1,598億円と、前年度に比べ22億円、1.4%の減となり、3年ぶりに減額となったものでございます。これは新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、景気が後退したことにより、市税収入が大幅に減少となったことが主な要因であります。このような厳しい財政状況の中にあっても、喫緊の課題である待機児童の解消に向けた保育園整備などの取組や、今回の感染症の影響から見えてきた課題であるデジタル・ガバメントの構築などに対し、時期を逸することなく、適切な予算配分が行われたものであると考えております。
 また、国の第3次補正予算などを最大限活用し、道路整備や下水道整備などの建設事業を2月補正予算に前倒しをして計上し、補正予算と当初予算を一体として編成が進められたことを評価いたします。
 それでは、一般会計に計上されている具体的な施策について、令和3年度当初予算案説明に掲載されている分野別の主要事業に沿って述べさせていただきます。
 まず、「新型コロナウイルス感染症への対応」について申し上げます。新年度予算の重要課題の一つである新型コロナウイルス感染症への対応では、庁舎や子育て支援施設などの公共施設における感染防止対策経費に加え、市内中小企業の資金繰りなど、地域経済の下支えのために的確な対応が図られております。その中でも妊娠・出産支援として、妊婦の感染リスクと経済的負担の軽減のため、移動手段の一つであるタクシー料金の補助を加えたことは、市民に寄り添った非常によい制度だと評価したいと思います。ただし、この事業に関しては、感染症が収まった後でも母体への負担軽減を考え、引き続き継続して予算計上するよう要望させていただきます。
 次に、「デジタル・ガバメントの構築」についてですが、新年度においては、市の情報システム関連経費を集約して、情報システムの最適化を目指すとのことですが、デジタルトランスフォーメーションの取組をさらに推進し、効率よいシステムを構築することにより、オンライン申請の拡大など、市民生活の利便性が高まることを期待しております。ただし、効率よいシステムを進めるだけではなく、人と人とのつながりである市民の信頼と期待を寄せられる市役所づくりのためには、職員の不祥事や事務処理上のミス、窓口応対トラブルなど、行政運営上の様々なリスクを未然に防止するとともに、その被害を最小限度にとどめるための体制づくりや対応策を事前に確立しておくことも大切なことと思います。このため、改めてリスクに関する全庁的な調査と検証を行い、行政運営上のリスクを組織的に把握し、その対応に関する指針を策定し、リスクに着目した組織マネジメントの確立と、職員一人一人の意識改革を進めることも重要であることを申し添えます。
 続いて、「防災・減災、国土強靱化の対策」についてです。2月13日に福島・宮城両県で震度6強を観測した地震がありました。その影響から、市川市でも停電した地域があったものの、幸いにして人的被害はなかったところであります。地震などの自然災害が危惧されており、感染症の影響が続く中での避難所生活の衛生面や利便性の向上を図るトイレの洋式化やプライベートテントの購入など、避難者の安心・安全に配慮した予算が計上されております。ただし、その利便性向上の物品や準備の内容も、地域性を考慮して、内容や数量なども適正に配置することを望みます。また、大規模災害発生時にも、市民の生命、財産を守るため、本市の災害拠点施設の機能充実を図る目的として、北消防署用地が拡充されます。市川市の消防力強化の一つとして、事業内容も含め、非常に期待しています。災害時に対して先を見据えた予算が計上されていることを大変心強く感じております。
 「文化・芸術・スポーツの振興」についてです。文教都市市川にふさわしく、文化・芸術を身近に感じるような事業が計上されております。一例を申し上げますと、文化施策活性化事業として、伝統芸能の一つである歌舞伎に関連したイベントの開催や、街なかアート事業として商店街や参道にアート作品の展示を行うことや、市内外からアーティストを公募し、作品の制作・居住の場を提供し、制作活動や展示を行いながら、市民との交流を行うアーティスト・イン・レジデンスが実施されることは非常に楽しみであります。
 また、文化会館大規模改修事業も順調に進んでおり、残り約1年となりますが、しっかりと進めてもらいたいと思います。また、スポーツ関係では、国府台公園再整備事業など、市民活動の場の整備についてもしっかりと対応をお願いいたします。両事業とも利用者の視点も大事にしていただき、市川市の文化スポーツの拠点となる施設であると考えますので、その活用方法は今後も注視していきたいと思います。
 続いて、「健康・福祉の増進」についてです。新年度から2歳半のお子さんを対象として、虫歯予防に有効なフッ素、フッ化物の塗布を行う新事業が開始されます。丈夫な歯をつくるために大切な役割を果たすものであり、非常に意味のあることだと私も思います。将来の健全な口腔の育成に資すると考えますが、受診率が一つ課題ではないかと思いますので、対象となる方たちへの周知をしっかりとお願いいたします。
 また、自殺者は全国的にも増加傾向にあり、2020年の全国の自殺者は、速報値ではありますが、前年より750人多い2万919人で、新型コロナウイルス感染症の影響もあると言われております。この対応として、新年度は、電話相談受付を365日に拡大し、さらにLINEを活用した相談もスタートするとのことです。この新たな取組は評価でき、少しでも多くの相談に対応し、問題解決につながることを期待しております。
 次に、「子ども・子育ての支援」についてです。病児・病後児保育事業については、働きながら子どもを育てる親御さんが安心して就労できるとともに、家族を守るための一番身近で大切な事業であると私は考えます。10月から新たに1か所追加されるとのことですが、病児・病後児保育については、今後ますます需要が伸びると考えられます。地域性を考えて拡大をして、その施設ごとの連携を強化して、安心して子育てができる環境をつくる必要があると思います。また、追加される病児・病後児施設では、病児保育の際に必要に応じて子どもの送迎をスタッフがタクシーを使って行うこともできるなど、新しい取組に期待をしています。引き続き事業の拡大に取り組んでいただきたいと要望させていただきます。
 また、不妊治療費助成については、現在の補助制度では特定不妊治療のみの対象であったものを、次年度は市の独自の予算で一般不妊治療にまで拡大が図られ、経済的負担を軽減する費用が計上されております。子どもを望む夫婦にとって非常に心強いことだと考えております。
 さらに、待機児童対策の推進ですが、待機児童ゼロとの市長の公約の実現に向け、積極的な施策の展開を行い、まだ調整段階ではあるようですが、認可保育園整備6施設、小規模保育事業所整備11施設などを中心に、待機児童目標をゼロに近づけるとのことです。2017年4月1日現在の待機児童は576人で、全国ワースト4位であったことを考えると、ここまで減らしたことは十分に評価できますが、まずは早期に待機児童ゼロを実現し、その継続に努めていただきたいと思います。
 次に、「環境施策の推進」についてです。政府においても、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略を策定し、脱炭素社会への実行計画を取りまとめ、自動車・蓄電池産業については、遅くとも2030年代半ばまでに、乗用車の新車販売で電動車100%とする。商用車についても、乗用車に準じる格好で2021年夏までに検討を進めるとのことです。電気自動車の二酸化炭素排出量は、トータルで見てもガソリン車より少ないという文献もありますが、市川市においては、今年度から電気自動車等を公用車に導入しています。新年度においても、電気自動車等を購入する予算を計上しており、二酸化炭素排出量の削減に積極的に取り組んでいると理解しておりますが、性急な進め方ではなく、ハイブリッド車なども考慮に入れながら、設備や運行コストなども考えて、今後の方向性をつくっていくことをお願いします。
 加えて、電気自動車導入促進事業において、市民の方々が電気自動車を購入する場合や、充給電設備を設置することに対して補助金を出すことになるようですが、電気自動車の導入が促進されるとともに、自然環境に対する意識づくりの一助になることを期待しております。
 また、可燃ごみの収集ですが、新型コロナウイルス感染症の影響で、可燃ごみの排出量の増加が続くおそれがあることから、引き続き収集を週3回にすることで、生活の利便性と公衆衛生の向上を図るようです。今まで本市はごみの減量を目指し、最終処分場を持たないため、焼却灰の削減やクリーンセンターを建て替え、運転経費の削減を目指していました。新型コロナウイルスの感染症にめどが立った段階で、本来の目的に向かって施策の切り替えを要望いたします。
 続いて、「産業・観光の振興」についてです。昨年11月3日に、本市出身で私立日出学園中学校を卒業された宝塚歌劇団の愛月ひかるさんが市川市観光大使に就任されました。観光振興ビジョン策定事業と併せて、市川市の魅力を余すことなくPRしていただき、市の魅力を再発見していただけるきっかけとなることを期待しております。
 続きまして、「都市基盤の整備」についてです。まず、八幡分庁舎等建替事業についてですが、八幡神社の境内にある分庁舎と中央公民館の建て替えを行い、併せて八幡児童公園やトイレも含めての計画であるとのことであります。子育てを応援できる場、コミュニケーションを考えた場などを兼ね備えた複合施設になるとのことです。この新しい施設が地域コミュニティーの中心として、子どもたちの笑顔があふれる施設となることを強く望んでおります。そのためには、地域住民の要望など地元の意見をしっかり聞き、取り入れるなど、対応をお願いしたいと思います。
 また、行徳地区においては、地域コミュニティゾーン整備事業では、保育園や児童発達センターなどに加え、公園や少年野球場が整備される予算が新年度に計上されておりますが、当該施設が地域コミュニティーの拠点となり、そして地域住民の憩いの場となることを期待しております。
 最後に、「教育環境の充実」になります。学校給食費が公会計化になりますが、近年、教員の業務負担軽減が課題となっているところです。公会計化が行われることにより、教員の負担軽減だけでなく、保護者の利便性の向上、徴収業務の効率化など様々な利点があり、事業効果が多いものと考えております。スタートは給食費でありますが、今後は教材費などの徴収金にまで範囲を拡大していただきますよう要望させていただきます。
 また、学校情報化研究事業につきましては、いわゆるGIGAスクール構想の実現に向けて、児童生徒に対する学習用端末の整備について、昨年度に引き続き対応を図るとのことですが、ぜひ最高で最適な学習環境の中で大いに学ぶことができるように、ハードの充実はもとより、指導者のスキルアップもしっかりと対応していただきたいと思います。
 以上、新年度予算に計上されている事業の一部について述べてまいりましたが、改めて一般会計の予算の総括を申し上げますと、新型コロナウイルス感染症の対応など喫緊の課題へ対応を図るとともに、様々な行政課題に対し、適切な予算が確保されているものとして評価するものであります。
 次に、議案第84号から議案第86号までのそれぞれの特別会計と議案第87号の公営企業会計につきまして、会計ごとに意見を述べさせていただきます。
 まず、国民健康保険特別会計ですが、前年度に比べて被保険者数が減少するとともに、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、保険給付費が減少することにより、会計の予算規模は前年度を下回っております。新年度において、新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険に加入する世帯所得の減が想定されていることから、加入世帯の負担を軽減するため、18歳以下の子どもに対する均等割額を2分の1減免する 市川市独自の対応が図られております。
 次に、介護保険特別会計ですが、超高齢化社会が進みつつある本市においても、今後は介護サービス利用件数が増え、さらに事業費も増加していくものと考えます。今後におきましても、できる限り住みなれた家庭や地域での生活が継続できるよう、介護サービスの質の向上に努め、介護保険制度の安定運営のための取組を進めていただきますよう要望します。
 最後に、下水道事業会計についてです。雨水対策は、近年頻発する局地的な大雨、つまりゲリラ豪雨による浸水被害を抑制する上で非常に重要であり、市川南ポンプ場の整備や雨水幹線の整備を着実に進めていただきたいと思います。また、汚水対策につきましては、市川市は近隣市に比べて普及率が低い状況にあります。下水道の整備を心待ちにしているという声を多く聞いておりますので、未整備地区の解消に向け、整備ペースを上げていただきたいと思います。
 以上、評価と要望を交えながら、賛成の立場から令和3年度の当初予算案について申し上げてまいりました。冒頭でも申し上げましたように、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和3年度予算は大幅な税収減に伴う財源不足の中でも、様々な社会的要請に応えるため、大変苦労して編成されたと受け止めているところであります。
 ここで、財政調整基金について述べさせていただきます。予算編成に当たり、財源不足が想定された中、事業の見直しに取り組まれ、最終的に財政調整基金からの繰入れを行ったことは、税収が大幅に落ち込んでいることを鑑みれば、やむを得ないことと考えます。加えて、船橋市、松戸市、柏市、浦安市に市川市を加えた近隣市の中で、財政調整基金の繰入額が最も少なく、多くの残高が確保できていることは、景気の減退により市税収入の減収が長期にわたり、財政を取り巻く環境は厳しい状況が続くものと見込まれているところであることから、安心できる材料の一つであると考えます。ただし、令和元年度に229億円あった財政調整基金残高は、令和2年度は新型コロナウイルス感染症対応施策等もあり、残高は218億円になり、令和3年度の残高は213億円と見込んでいます。
 現在、新型コロナウイルス感染症の収束も見えていない中、また、震災などの大きな災害にも十分な対応ができるように、財政調整基金の取扱いは慎重にお願いいたします。
 今後も市民と同じ目線に立ち、無駄を省き、市と市議会が協力をしながら、財政規律を守り、健全な財政運営を行っていくことが重要であります。
 また、新年度には、中核市移行に向けた予算が新たに計上されております。今後、中核市移行に関する特別委員会を中心に、議員はもとより、市民の方の意見も含めて議論を深めていくとともに、中核市に移行することのメリット、デメリットをしっかりと市民に説明し、理解を得ていくなどをして、拙速な判断を求めることなく丁寧に進めていただくことを要望いたします。
 討論の締めくくりとなりますが、一般会計1,598億円、特別会計と公営企業会計を合わせて2,544億1,800万円の新年度予算は、村越市長が施政方針でも述べられた「誰もが自分らしく暮らせる豊かなまち」の実現に向け、これらは市川市をさらに発展させるべく重要な予算であると考えております。このような認識を持ち、新年度計上されている各事業の着実な執行と市民生活のより一層の向上に力を注いでいただきますことを願いまして、賛成の討論とさせていただきます。ありがとうございました。
○松永修巳議長 演壇の消毒を行います。少々お待ちください。
〔演壇消毒〕
○松永修巳議長 次に、大場諭議員。
○大場 諭議員 公明党の大場諭でございます。ただいま議題となっております議案第83号令和3年度市川市一般会計予算について、公明党を代表して賛成討論を行います。
 今なお拡大が続く新型コロナウイルス感染症の脅威から、市民の命と生活を守り抜くことに全力を挙げる必要があり、新年度予算は、これからのコロナ対策、生活支援、地域経済などの回復を万全なものとする重要な予算となります。今回のパンデミックによる混乱が広がる中で、多くの人たちが痛切に感じたのは、自分の人生が急停止してしまった、生活の基盤が突然絶たれてしまった、全く未来が見えなくなってしまったといったやりきれない思いだったのではないでしょうか。こうしたときに、誰かがその状態に気づいて寄り添ったとき、困難を抱えた人も、周囲や社会から支援が届けられることを通じて、かけがえのない人生と尊厳を取り戻す力を得られます。肝要となるのは、どんな脅威や深刻な課題が生じようとも、その影響によって困難を抱えている人々を置き去りにしない、悲惨の2字をなくすための基盤を社会で築き上げていくことだと思います。
 新年度予算の審議に当たっては、新型コロナウイルス感染症対策の推進と、事務事業となっているのか、総合計画との関係はどうか、少子化、高齢化、教育、防災・減災、公共施設などの老朽化など、本市が持つ課題についてはどうか、そして、行財政改革、財政運営、財政規律との関係はどうか、国の補正予算と当初予算を一体として編成を行ったものであるのかの視点から審議に当たりました。
 では、以上の視点を踏まえて、主な取組について見てまいります。
 初めに、新型コロナウイルス感染症の対応としては、子ども施設において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止として、保育所、公立幼稚園、子育て支援施設などにマスク、消毒液などの購入支援や施設の消毒及び保育を継続的に実施していくための経費の助成を行う2億1,670万円を計上されています。次に、人口減少、少子・高齢化がさらに進む中、全世代型社会保障の構築は待ったなしの課題であり、安心して子どもを産み育てられる環境整備や、高齢化への継続的な施策を講じることが必要です。
 少子化への対応としては、子育て支援には、さらなる経済的負担の軽減であり、公明党が長く推進してきた不妊治療支援、妊婦へのタクシー料金の助成、病児・病後児保育、待機児童対策などが盛り込まれました。不妊治療支援は、妊娠を希望しているのに妊娠が成立しない不妊症、不妊治療費の一部を助成し経済的な負担を軽減し、安心して治療を受けられる環境が整備されます。5,450万円、前年比2倍以上の経費が計上されました。妊婦へのタクシー料金の助成は、妊娠・出産支援事業として、妊婦健康診査などを受診する際に、新型コロナウイルス感染症等の感染予防対策として、利用したタクシー料金の一部を助成することにより、妊娠期の母体への負担や経済的負担を軽減し、妊婦の生活を支援する事業です。病児・病後児保育は、病気の治療中、回復期に当たり、集団保育が困難な期間に一時的に児童の預かりを行うことにより、保護者の子育てと就労の両立の支援を目指す事業であり、価値ある事業であります。
 待機児童解消のための保育園などの整備は急務です。待機児童の多い地域を重点整備地域として指定し、保育施設の整備を促進するため、改修費の補助の上乗せ、開園後の賃借料の補助期間の延長、固定資産税の税制優遇などの施策により保育園の整備が進められました。新年度は、JR本八幡駅、市川駅、市川大野駅周辺に整備を予定されているということです。
 次に、高齢化への対応としては、高齢者への支援の充実として、2025年には高齢者の5人に1人が認知症とされており、理解と協力が進むよう認知症施策の充実が求められております。新年度に認知症地域支援推進員を配置し、認知症やそのおそれのある高齢者が社会と関わりを持ち、他者とつながりを維持することで、認知症の人やその家族が安心して暮らせる地域づくりを進められます。また、介護施設などの整備も計画的に進められる必要があります。事業者が認知症高齢者グループホームを整備するに当たり、施設整備及び開設準備費の補助として4,870万円が計上されております。
 続いて、生活支援について。コロナの影響が長期化する中、生活困窮者には新たな支援の検討や相談体制の強化を図るとともに、住まいの確保が困難な方への支援、必要な人にはためらわず生活保護受給につなげるなど、状況に応じたきめ細かい支援が必要です。
 新年度は、事業として生活困窮者自立支援事業があり、生活保護に至る前の段階における自立支援を図るため、相談業務、住居確保給付金の支給、各種支援などが行われます。専門の知識を持つ自立支援相談員を配置し、日常生活の中で困り事を抱える方が地域において自立した生活を送れるよう、支援を行うための自立相談支援機関、市川市生活サポートセンターそらが設置されます。内容としては、住居確保給付金の受付、就労準備支援、家計改善支援、一時生活支援など住居確保給付金には9,800万円、自立相談支援委託料には6,930万円、合わせて1億6,730万円が計上されております。
 中小企業支援について。次に、中小企業の経営者が安心と希望を持って果敢に事業に挑戦できるよう、支援策の抜本的な強化を進めるべきだと考えます。中小企業資金繰り支援は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者に対して、通常時の支援に加えて緊急的な支援を行い、融資に伴う負担額の軽減を図ることで、事業者の経営基盤の強化及び安定化の支援がなされます。
 次に、デジタル化について。デジタル社会の構築は、ポストコロナにおける経済成長の源泉であり、国民生活の向上や豊かさの実感につながるデジタル化を、あらゆる分野で進めていく必要があります。そのために高速通信網の整備や情報システム・データ標準化、行政改革の推進、デジタル全体の基盤整備が急務です。デジタル・ガバメントの構築は、1つとして電子市役所基盤整備事業、市が公式ウェブサイト及びSNSを活用することで、来庁者不要の電子市役所の実現の費用が計上されました。2つ目に情報システム最適化事業は、庁舎内に設置したサーバーなどをクラウド環境に移行し、情報システム全体の最適な運用を目指す行政改革が推進されます。
 続きまして、教育について。教育環境の充実について。主体的、対話的で深い学びの事業の実現が求められており、そのための施策として、デジタル教科書等導入事業では、全小中学校、義務教育学校を対象に、指導者用デジタル教科書を学年や教科を選定して導入されます。また、ハード面でのICT環境整備に伴い、デジタル教材の充実を図るのに、新年度に1,200万円が計上されております。
 さらに、子どもの居場所づくり事業の拡大があります。市立小学校の空き教室などを利用して、放課後の子どもたちの安全・安心な居場所を確保する事業として、新年度に新たに8か所追加されます。
 コロナ禍でのソーシャルディスタンスは、人と人とのつながりを制限しなければならないとの誤解から、社会的な孤立や分離を固定しかねない状況が生まれました。新たな学びと交流の場づくり事業は、本を介した学びと交流の場を整備するため、現いちかわ観光・物産案内所、JR市川駅北口の修繕をし、施設の利用者が読書をするためだけではなく、利用者同士が交流を深めることができる環境として整備する費用に6,132万円が計上されました。
 続いて、文化振興について。文化芸術は市民の心を豊かにする重要な施策であります。文化会館大規模改修事業は、昭和60年に開館した文化会館は、既に築30年以上が経過して、特定天井などの改修や老朽化による不具合の出ている各種設備の更新が必要なことから、文化会館大規模改修事業が行われます。
 続いて、防災・減災の対策として、コロナ禍においても甚大化する風水害や切迫する巨大地震への対策は待ったなしです。高齢者福祉施設の避難対策とともに、コロナ禍に対応した避難所の確保なども、次の出水期に向けた喫緊の課題です。災害拠点の機能の充実、防災カメラ設置、崖地等崩壊対策事業など、災害の発生から市民を守る事業が計上されています。その中で、避難所環境整備事業は、一昨年、令和元年の台風被害や対応を踏まえ、さらなる避難所環境の整備に必要な物品、備蓄食品、消耗品など及び感染症防止の効果的な物品、テント、衛生用品などを調達、また、快適なトイレ環境を維持するため、避難所となる小学校、公民館のトイレを改修する避難所環境整備事業として1億6,700万円が計上されています。
 以上、令和3年度一般会計予算への賛成理由として主なものを申し上げました。今後は、特に昨年末から感染急拡大による影響を大きく受ける人のニーズを的確に把握し、必要な支援を迅速かつ確実に講じていただけるよう要望いたします。よろしくお願いいたします。
 以上をもちまして公明党の賛成討論といたします。ありがとうございました。
○松永修巳議長 この際、暫時休憩いたします。
午後3時17分休憩

議案第63~89号 採決

午後4時10分開議
○松永修巳議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第2議案第63号から日程第28議案第89号までの議事を継続いたします。
 これより議案第63号市川市役所駐車場等の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第64号市川市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第65号市川市会計年度任用職員の給与及び報酬並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第66号市川市手数料条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第67号市川市客引き行為等禁止条例の制定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第68号市川市介護保険条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第69号市川市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第70号市川市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第71号市川市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第72号市川市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第73号市川市国民健康保険条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第74号市川市国民健康保険税条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第75号市川市環境保全条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第76号市川都市計画事業市川駅南口地区第一種市街地再開発事業の施行に関する条例の廃止についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第77号市川市いじめ問題対策連絡協議会等条例の制定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第78号市川市放課後保育クラブの設置及び管理に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第79号令和2年度市川市一般会計補正予算(第11号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第80号令和2年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第81号令和2年度市川市介護保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第82号令和2年度市川市下水道事業会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第83号令和3年度市川市一般会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第84号令和3年度市川市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第85号令和3年度市川市介護保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第86号令和3年度市川市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第87号令和3年度市川市下水道事業会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第88号財産の減額貸付についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第89号財産の減額貸付についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。

請願第2-8号 請願の取り下げ、請願第2-9号 委員長報告、採決

○松永修巳議長 この際、お諮りいたします。請願の取下げについて、所管の委員会において承認されておりますので、お手元に配付の文書のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よってお手元に配付の文書のとおり承認することに決定いたしました。


○松永修巳議長 日程第29請願第2-9号国に対し、「刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書」の提出を求める請願を議題といたします。
 本請願に関し委員長の報告を求めます。
 総務委員長、細田伸一議員。
〔細田伸一総務委員長登壇〕
○細田伸一総務委員長 ただいま議題となりました請願第2-9号国に対し、「刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書」の提出を求める請願について、総務委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 本請願は、再審における検察手持ち証拠の全面開示、再審開始決定に対する検察の不服申立ての禁止を内容とする刑事訴訟法の再審規定の改正を求める意見書を、国に対して提出するよう求めるものであります。
 委員会において述べられた意見を要約して申し上げますと、まず、反対の立場から、「証拠の全面開示は、制度化する必要がある。本請願の内容では、無尽蔵な証拠開示により膨大な事務量が発生し、裁判が遅延するおそれがある。また、そもそも不服申立てと上訴は全く異なる制度であるため、本請願の内容は不十分であると考える。よって、本請願は不採択とすべきである」との意見が述べられました。
 次に、賛成の立場から、「民主主義の社会では人の生命、自由を奪うことに対して慎重でなければならない。また、再審を受ける権利を救済するということに真摯に向き合わなければいけない。そのような点で、本請願の趣旨である再審における検察手持ち証拠の全面開示及び再審決定に対する検察の不服申立ての禁止の2点については改める必要があると考える。よって、本請願は採択すべきである」との意見が述べられました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、賛成者少数により不採択とすべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松永修巳議長 消毒を行います。少々お待ちください。
〔演壇消毒〕
○松永修巳議長 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより請願第2-9号国に対し、「刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書」の提出を求める請願を採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。本請願を採択することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本請願は不採択とすることに決定いたしました。

議案第90号 提案説明、採決

○松永修巳議長 日程第30議案第90号教育長の任命についてを議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 村越市長。
〔村越祐民市長登壇〕
○村越祐民市長 議案第90号につきまして提案理由を御説明申し上げます。
 教育長の任命については、現教育長の田中庸惠の任期が令和3年3月31日をもって満了となりますことに伴い、引き続き田中庸惠を教育長として任命いたしたく、議会の同意を求めるため提案するものであります。
 以上、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
○松永修巳議長 これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第90号教育長の任命についてを採決いたします。
 本案について同意することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は同意することに決定いたしました。

発議第30号 採決

○松永修巳議長 日程第31発議第30号市川市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって提案理由の説明を省略することに決定いたしました。
 これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより発議第30号市川市議会会議規則の一部改正についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。

発議第31~41号 採決

○松永修巳議長 日程第32発議第31号村越祐民市長に対し、人が過密になる市民交流スペースを廃止するなど、感染症対策に万全を期す観点からフロアレイアウトを見直すよう求める決議についてから日程第42発議第41号村越祐民市長に対し、情報通信技術を活用し生ごみだけをスマートi―BOXに収集し発電する事業を見直すことを求める決議についてまでを一括議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思います。これに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○松永修巳議長 起立者多数であります。よって提案理由の説明を省略することは可決されました。
 これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより発議第31号村越祐民市長に対し、人が過密になる市民交流スペースを廃止するなど、感染症対策に万全を期す観点からフロアレイアウトを見直すよう求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第32号村越祐民市長に対し、テスラ社製高級電気自動車の公用車導入を巡り、市政を著しく混乱させ、市政に対する市民の信頼を失墜させた責任を問う決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第33号選択的夫婦別姓の実現を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第34号保育士の全面パート化につながる短時間勤務保育士の活用促進ではなく、保育所職員の配置基準改善、処遇向上のための必要な措置を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第35号75歳以上の医療費2割負担の撤回を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第36号中学校、高等学校も含めた本格的な少人数学級の実施を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第37号「原発ゼロ基本法案」の早期審議入りと成立を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。ボタンの押し忘れはありませんね。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第38号感染防止のため実効性ある緊急事態宣言への転換を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第39号村越祐民市長に対し、事前に市議会の同意を得ることなく、余剰金を勝手に遣わないよう求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第40号新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、駅前等における個人的な街頭演説を慎むとともに、居住実態につき虚偽の申告をしていないことを誓う決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第41号村越祐民市長に対し、情報通信技術を活用し生ごみだけをスマートi-BOXに収集し発電する事業を見直すことを求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 お諮りいたします。ただいま意見書案等が議決されましたが、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。

発議第42号 採決

○松永修巳議長 お手元に配付のとおり、清水みな子議員ほか1名から発議第42号村越祐民市長に対し、市長室にシャワーを設置したことにつき、市民に謝罪するとともに記者会見を開くよう求める決議についての決議案が提出されました。
 お諮りいたします。この際、発議第42号を日程に追加し、直ちに議題とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって発議第42号を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
 発議第42号村越祐民市長に対し、市長室にシャワーを設置したことにつき、市民に謝罪するとともに記者会見を開くよう求める決議についてを議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思います。これに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○松永修巳議長 起立者多数であります。よって提案理由の説明を省略することは可決されました。
 これより質疑に入りますが、質疑ありませんか。――質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、討論はありませんか。
 討論がありませんので、討論を終結いたします。
 これより発議第42号村越祐民市長に対し、市長室にシャワーを設置したことにつき、市民に謝罪するとともに記者会見を開くよう求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 お諮りいたします。ただいま決議案が議決されましたが、その条項、字句、数字その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたします。

資格審査特別委員会への地方自治法第98条第1項及び第100条第1項の権限の委任について、令和3年度に係る調査経費について

○松永修巳議長 お手元に配付のとおり、ただいま資格審査特別委員会から、資格審査特別委員会への地方自治法第98条第1項及び第100条第1項の権限の委任の申出及び令和3年度に係る調査経費の申出が提出されました。
 お諮りいたします。資格審査特別委員会への地方自治法第98条第1項及び第100条第1項の権限の委任について及び令和3年度に係る調査経費についてを日程に追加し、一括議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よってこの際、資格審査特別委員会への地方自治法第98条第1項及び第100条第1項の権限の委任について及び令和3年度に係る調査経費についてを日程に追加し、一括議題とすることに決定いたしました。
 資格審査特別委員会への地方自治法第98条第1項及び第100条第1項の権限の委任について及び令和3年度に係る調査経費についてを一括議題といたします。
 地方自治法第117条の規定により、つかこしたかのり議員の退場を求めます。
〔つかこしたかのり議員退場〕
○松永修巳議長 お諮りいたします。資格審査特別委員会からの申出のとおり、つかこしたかのり議員の資格決定の件に関し、地方自治法第98条第1項及び第100条第1項の権限を同委員会に委任し、令和2年度の調査経費を10万円以内といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よってつかこしたかのり議員の資格決定の件に関し、地方自治法第98条第1項及び第100条第1項の権限を同委員会に委任し、令和2年度の調査経費を10万円以内とすることに決定いたしました。
 続いてお諮りいたします。令和3年度に係る調査経費については100万円以内といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって令和3年度に係る調査経費については100万円以内とすることに決定いたしました。
 つかこしたかのり議員の除斥を解除いたします。
〔つかこしたかのり議員入場〕

委員会の閉会中継続審査の件、委員会の閉会中継続調査の件

○松永修巳議長 日程第43委員会の閉会中継続審査の件を議題といたします。
 各委員会において審査中の事件につき、委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査の申出があります。
 お諮りいたします。委員長から申出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって委員長から申出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。


○松永修巳議長 日程第44委員会の閉会中継続調査の件を議題といたします。
 各委員会において調査中の事件につき、委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申出があります。
 お諮りいたします。委員長から申出のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって委員長から申出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。


○松永修巳議長 以上をもって本日の会議を閉じます。
 これをもって令和3年2月市川市議会定例会を閉会いたします。
午後4時50分閉議・閉会

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