更新日: 2023年8月21日

2021年12月13日

村越祐民市長に対し、市川市議会の秩序と品格を保持するよう求める決議に関する動議

午前10時10分開議
○金子 正議長 ただいまから本日の会議を開きます。


〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 動議を提出させていただきます。
 令和3年12月2日、市川市議会12月定例会における会派緑風会第2の代表質問に対する答弁に際して、村越市長は市民の実名を挙げて婚姻関係や配偶者の氏名に言及されました。村越市長のこの行為は、普通地方公共団体の議会の会議または委員会においては、「議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。」と規定した地方自治法第132条の精神を踏みにじるものであり、本市議会としては到底容認することはできないことから、12月10日、金子議長が村越市長に対し、この点、注意された事実が認められます。しかしながら、村越市長は金子議長から注意を受けても、かかる発言を取り消すこともなければ、市民の方に謝罪もしていないことから、議員と理事者が真摯に向き合い、礼節を重んじる本市のよき伝統が音を立てて崩壊しつつあるのではないかとの危惧も指摘されているところです。
 言うまでもないことでありますが、議会は公の問題を議論する場であって、根拠不明な発言や事実に基づかない発言は慎むべきであり、個人のプライバシーを暴露する場でもないことや、答弁を使って個人攻撃をする場ではないことは肝に銘じる必要があるのかと思います。また、村越市長が議会において自由奔放に語り、失言があれば取り消せばよいと簡単に考えているのであれば、それは市政運営全般をおとしめる結果を招くものになると強く警鐘を鳴らすところであり、議場における発言については、慎重の上にも慎重を期すことを改めて要請させていただきたいと思います。
 よって、本市議会は村越祐民市長に対し、地方自治法や市川市議会会議規則を正しく理解するとともに、市川市議会の秩序と品格を保持されるよう強く要請する観点から、村越祐民市長に対し、市川市議会の秩序と品格を保持するよう求める決議のための動議を提出させていただきます。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 ただいまの越川議員の動議に対して一定の賛成者がありますので、後ほど文書によって提出いただきたいと思います。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 鈴木雅斗議員。
○鈴木雅斗議員 賛成者が誰か不明瞭でありますので、きちんと数えてください。今、何人かの声が聞こえましたが、私には2人か1人の声しか聞こえませんでした。
○金子 正議長 よく確認してください。
○鈴木雅斗議員 今、確認してください。
○金子 正議長 議長としては確認いたしました。
○鈴木雅斗議員 何人を確認しましたか。
○金子 正議長 6人です。
○鈴木雅斗議員 6人ですか。分かりました。
○金子 正議長 では、文書で提出してください。


一般質問 かいづ勉議員

○金子 正議長 日程第1一般質問を行います。
 順次発言を許可いたします。
 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 会派自由民主党のかいづ勉でございます。ただいまより一問一答にて一般質問をさせていただきます。
 最初に、村越市長の任期は残すところ約5か月となりましたが、任期中の政策実現と次期市長選への出馬についてお伺いしたいと思いますが、この次期市長選の出馬につきましては、前任者に対する答弁がこのようにありました。適切な時期に出馬するかどうかを判断すると思いますと、そういうことをおっしゃったので、それ以上の質問は申し上げません。これを答弁したのは広報室長さんでした。
 でも、市長の公約に対しては、前任者に対する答弁の中でまだ全てとは思いませんので、その公約の残している実現、そういう分野に対して御説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○金子 正議長 小沢企画部長。
○小沢俊也企画部長 お答えいたします。
 なお、分野別に御答弁いたしますので、少し長くなります。お時間を頂戴いただくことを御了承くださいますようお願いいたします。
 では、まず初めに、子育て、教育に関する分野についてです。国の人口が減少を続けている中、本市の人口は微増を続けております。一方、18歳から30歳までの若い世代の転入は多いものの、31歳から45歳のいわゆる子育てをしている世代の転出が多いことが本市の人口動態の特徴となっております。そこで、本市の最重要課題の一つである待機児童対策につきましては、主要駅周辺への保育施設等の整備などを行ったことで、今年4月に国基準で待機児童ゼロを達成いたしました。また、市立小中学校、義務教育学校では、放課後や長期休業の期間を活用して算数や数学、英語などの基礎的、基本的な学力を養う場となる校内塾・まなびくらぶを設けることで、児童生徒の能力を引き出すことや学力の定着に取り組んでおります。この取組は今年度から放課後子ども教室でも一部行っており、ここでは工作や外遊び、体験学習などに基礎的な学力を養う場を加えたことで、子どもたちにとって、多くの知識を学びながら放課後を過ごすことができる居場所づくりの一つにもなっていると考えております。そのほか、ゼロ歳児から中学生までの入院、通院などの医療費の一部を助成する子ども医療費助成制度については、保護者の所得制限を撤廃したことで、子どもが病気やけがをしたときも安心して受診できる環境を整えてきました。
 次に、保健、福祉に関する分野についてです。誰もが自分らしく暮らすためには健康な生活を送ることが大切です。そのためには、介助を必要とする方などへの支援は重要であると考えております。安心してデイサービスを受けられるよう、介護サービス事業者などが提供するサービスの質の維持と向上を目的として、施設の設備や運営状況などを市の職員が確認する実地指導を行っております。加えて介護サービス事業者などを集め、講習会形式で集団指導を実施するなど、デイサービスをはじめとした高齢者福祉の充実を図っております。また、幼児期から歯を守るため、かかりつけ歯科医を持つことを推奨し、さらに予防歯科の推進を図るため、今年6月からは市内の歯科医院で2歳6か月の幼児を対象に、虫歯予防に効果があるフッ化物の塗布を開始いたしました。そのほか、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減る中、国民健康保険の加入者のうち、18歳以下の子どもの均等割額を50%減免することで保険税の負担を軽減しております。
 次に、文化、スポーツに関する分野についてです。本市は都内に近接していながら、緑や水辺などの自然に囲まれ、多くの教育機関が集まる文教都市であるとともに、著名な文化人にも愛された歴史と文化に彩られた町であります。特に行徳はみこしや祭り、塩づくり、江戸川の舟運により栄えた歴史ある地域です。この歴史や文化などに触れることのできる施設として行徳ふれあい伝承館を開設いたしました。また、市川真間地区の大門通りなどで、日常の生活の中でもアートを楽しめるよう、アーティストがデザインしたのれんが町を彩るKUGURU展を開催するなど、それぞれの地域の魅力を高める取組を行っております。
 スポーツ施設につきましては、老朽化した野球場の改修をはじめとした国府台公園の再整備を進めております。本市のスポーツの中心地とも言える国府台公園は、既に始まっている野球場の大規模改修が終わった後には公園内の広場や園路、陸上競技場、体育館の改修を順次行い、市民が誇れるスポーツ施設として整備していく予定でございます。
 次に、まちづくりに関する分野についてです。東京外郭環状道路や妙典橋が開通して市内の道路交通網が充実し、渋滞が緩和されたことなどにより、町の生活環境にも大きな影響があったものと考えております。この東京外郭環状道路の上部を利用した新たな都市公園の整備では、令和元年11月に菅野駅北口公園が開園いたしました。ここにはシンボルツリーとしてクロマツが植えられ、園内には大きな滑り台がある複合遊具や健康器具などもあり、子どもが楽しむだけでなく、大人も憩える公園となっております。今年10月には小塚山公園と堀之内貝塚公園に挟まれたどうめき谷津を市川市の原風景として再現するため、近隣の方々からの御意見も踏まえ特色のある公園として整備し、小塚山公園はこの新しいエリアを加え、全面開園いたしました。また、災害に強いまちづくりを進めるため、市川南ポンプ場を整備することで市川南地区の排水能力の向上を図り、内水氾濫への対策を強化しています。今後、いつ起こるか分からない大規模災害に備え、備蓄品の充実や避難所の環境整備にも取り組んでおります。
 次に、経済に関する分野についてです。新型コロナウイルス感染症による地域の事業者の時短営業や営業の自粛などは地域の経済に大きな影響を与えております。コロナ禍で影響を受けた市内事業者には、事業者緊急支援事業臨時給付金及び中小企業資金繰り支援などを行い、令和3年度からは中小法人等事業継続支援金による支援も行っております。また、商店街を活性化するための取組として、商店街の利用者を増やし、各店舗における販売を促進するためのイベントの開催に加え、訪れた方が安心して買物などができるように、街灯など商店街に必要な設備の新設、修繕、改修工事についても支援を行っております。
 次に、環境に関する分野についてです。市長就任以来、「環境に責任を持つまち」を掲げ、地球環境を守る気概を持って脱炭素社会の実現やごみの減量など、環境問題に取り組んできました。2050年までのカーボンニュートラルの達成に向け、令和3年度より、市内において、事業者を対象とした省エネ・創エネ設備設置費等補助金交付事業及び電気自動車等導入費補助金交付事業を開始し、太陽光発電設備や電気自動車の普及を促進する取組を行っております。ごみの減量については、市内に焼却した後の灰などの最終処分場がないため、市の最重要課題の一つであることを市民の皆様に繰り返しお伝えしてきました。残念ながら、コロナ禍により家庭で過ごす時間が長くなり、令和2年度は家庭ごみの排出量は増加しております。一方で、外出自粛などにより生活様式が変化し、飲食店からのテイクアウトやネット通販の利用が増えたことに加えて、市民の皆様にごみをごみでなくすための取組や分別についての周知啓発を継続的に進めたことで、令和2年度の家庭から排出される段ボールやペットボトルなどの資源物の収集量は増加しております。また、燃やすごみとしていた庭木の剪定枝を令和元年7月から分別収集し、チップ化して畜産業の資機材に活用するなど、ごみの資源化に努めております。
 最後に、市民参加や協働に関する分野についてです。自分の住む町に愛着と誇りを感じてもらうには、市政への関心や地域におけるコミュニティーが重要であると考えております。現在はコロナ禍により開催できておりませんが、市長と市民の皆様が意見交換するタウンミーティングを行徳地域のまちづくり、市川の魅力、防災、未来の市役所などをテーマに開催しております。また、平成31年4月からは、公民館や市民体育館などの公共施設の使用料を引き下げ、市民の活動を支援しております。そのほか、地域の自治会等への新規加入の促進や地域でのお祭りなど、自治会等の事業に対して支援を行い、コロナ禍においても地域のコミュニティーがさらに発展していくような取組を進めております。
 以上でございます。
○金子 正議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございました。私、市長さんが選挙に出たときの、こういうチラシを久しぶりに見たんですが、先ほど私が言いましたように、公約の中で保育園施設を整備し、待機児童をゼロにすると。これは大変ありがたいことで、よく議員の皆様方も、保育施設、何とかならないかと、市民の方からお願いされることが多いんじゃないかと思います。それが待機児童がゼロになってきたということは、これは市長さんの大変な行動力だと思いますし、それから燃やすごみの収集、3回行われた。一時、燃やすごみも収集が少なくなったと思うんですが、これを3回やっているということは家庭にとって大変ありがたいと思います。
 それから、公民館の使用料を引下げということもこれには出ているんですが、一時、私も国府台のスポーツセンター、ママさんバレーボール、ほがらかバレーボールというのを主催していたんですが、使用料が、あそこを借りると3万円になっちゃうと。それで役員の方は、何でこんな高くなっちゃうんだということで運営上大変困っていたんですが、今度は3分の1、約1万円になるということで、市川市の市民がスポーツに精を出す、スポーツに喜んで参加できるということは本当に大変ありがたいことで、私としては評価したいと思います。
 それから、この選挙公約のうち、先順位者にも答弁があったんですが、妙典地域の地域コミュニティーや市川駅前の市本。私は、この市川駅前の市本というのは、細かいことは分かりませんが、どういうことなのかなと。場所がどこでやるかというのはお伺いしたので分かったんですが、市川駅の北口、それからダイエー、大きな百貨店があって、警察の隣にそういう市本という施設を設けると。
 それで私も見てきたんですが、場所は市川市で一等地ですが、外の周りね。昔は観光案内みたいなもので使用していたんですが、観光案内で使用しているのかどうかも分からないぐらい薄暗い、人が入っていないような状態がずっと続いていたように私は思うんです。ですから、市本というのも1つのアイデアで、市川市の芸術家がそこに1週間や2週間展示してやるということも大変興味があるんですが、しかし、そこへ入ろうという雰囲気がないと、なかなか入りにくい。行政の悪いところは、つくったら、いかにそこへお客を入れるか、市民を入れるか。民間では、お店をつくったらお客が入らなきゃ倒産しちゃいますから、そういうところはちょっと行政側に欠けているところじゃないかなと思いまして、この市本ももう少し外見、外回りをよくすることを考えていただきたいなと思います。そういう点は今後どういうふうに考えているのか、改めて御所見をお伺いします。
○金子 正議長 小沢企画部長。
○小沢俊也企画部長 お答えいたします。
 市本につきましては、先月にオープンしたばかりの施設でございます。本を介した学びと交流を促進して、働きながらでも学び続けていける環境を醸成すること、また、新たな交流の機会を創出することを目的として設置された施設でございます。今後、議員の御意見または利用者の意見も踏まえながら検討していきたいと考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 ありがとうございます。最初に申しましたように、物をつくっても、そこに人が集まらなきゃ、私はそういうものをつくった意味がないと思うので、行政側というのは、先ほども申しましたように、入ろうが入るまいが、こういう企画なので、気に入らなきゃ入らなくていいよというような高圧的なやり方はまずいと思うんですよね。民間みたく、何とかお客さんに入ってもらって喜んでもらおうということの苦労、そういうことに対しての考え方をもっと積極的に取り組んでもらいたいと。これ以上は答弁はいいですけれども、そういう考えでやっていけばうまくいくんじゃないかなと思います。
 次に移ります。次は第1庁舎、PCルーバーの件ですが、これも6月定例会、9月定例会と、今回で3回目の質問であります。このコンクリート製ルーバー、亀裂、それから破損によって、交差するところが剝がれてしまったと。これは施工者が竹中工務店で、設計者が山下設計ということで、こういう危険な状態を早く直していただきたいと。これも、市民の通報からもう9か月ぐらいたっているんですが、それなのに、私に言わせると、ただ養生ネットを張っただけ。そんなままでずっとやっていて、一応、建築研究振興協会へ依頼して、そのPCルーバーの状況を調べてもらったということですが、その結果は、PCルーバーが交差するところが、夏はもちろん長く伸びちゃいますし、冬は縮まる。それが原因で今回の事故が起きたということですが、こういうことが、そんな大げさに一般社団法人建築研究振興協会へ依頼しなきゃ分からないのかと。我々が小学校のときに、電車のレール、夏は伸びるから、このくらい間を置くんですよと。それで冬は寒いから、そういうことはないと。そういうことを計算してレールは敷かれているというのを我々は小学校のときに聞いたんですよ。それとこれと同じじゃないかと。やっぱり夏は伸びて、冬は縮むと、そんな簡単なことがどうして分からなかったのかなと。聞いていますと、この山下設計はPCルーバーをやったのは初めてだそうです。そういうことを頼んだ市川市もどうかなと思うんですが、そういうことに対して行政側はどういう反省をしているのかお伺いします。
○金子 正議長 川島街づくり部長。
○川島俊介街づくり部長 お答えいたします。
 御質問のとおり、長さ5.4mのPCルーバーを幾つもつなぎ合わせて、全体で100m弱、一体となったために、このつなぎ合わせた箇所にひび割れ、破損が生じたところでございます。今の対策としては、原因は今おっしゃられたとおり、熱によることで、PCルーバーのつなぎ合わせた箇所が、原因は地震とかではなく、温度変化による伸縮、乾燥による収縮という見解が示されております。今後の対応策としては、これについては、温度伸縮に対して一体化しているPCルーバーを切り離してスリットを設けるとか、乾燥、収縮に対しては誘発目地を設けるとかで進めております。
 なぜこのような設計になってしまったのかというところですけれども、確かに山下設計ではPCルーバーの設置は初めてでございますけれども、設計構造上の計算上では、一体でこういうひずみが生じるということは想定外でございました。そのことから、今、現在、第三者機関である建築研究振興協会のほうで恒久対策の最終的な議論をしているところでございます。今後50年間にわたり、市民が安心して御利用いただけるよう、適切な修復方法を検討する必要がございます。また、原因の見通しが立ち、恒久対策について議論を進めている中、第1庁舎利用者に配慮した改修工事を進めてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございました。
 それで、このPCルーバーですね。あと、どういうことが起きるかということで、これは地震によってPCルーバーが落下することはないということを確実におっしゃっていましたよね。それなら防御するネット、それだけ自信があるのなら、早急にそのネットを外すべきじゃないかと。新築して、そうやって、そういうところを保護するというのはどうも見た目も悪いし、感心しません。落ちることがないという確信を持っているなら、早急にそのネットを外すべきじゃないかと思いますが、その辺はどう考えているんですか。
○金子 正議長 川島街づくり部長。
○川島俊介街づくり部長 お答えいたします。
 地震によるPCルーバーの落下はないというふうなのは技術的評価をいただいているところですが、養生ネット、黒いネットは、PCルーバーそのものの落下を防ぐためのネットではございませんで、継ぎ目のところから細かいひびだとか破損が落下して、下の通行者に危険性を及ぼさないような、万が一のためにネットをしているところでございます。今現在はPCルーバーは週に1回、毎週安全点検を行いまして、ひびの状況を確認しておりまして、びびの亀裂の大きさだとか、ひびの深さだとかを進行していないかをずっと確認しております。また、ひびは工業用テープでさらに補修していますので、ネットを外しても確かに構わないのではという議員の御質問、御指摘はごもっともでもございますけれども、春先をめどに改修工事を目指しておりますので、あと数か月先ではございますが、リスクは低いものの、万が一を含め、このままネットを張った状態でさせていただければと思っております。御容赦願います。
 以上でございます。
○金子 正議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 この補強ネット、離れた原因は地震じゃないと。だから、落ちて市民に迷惑かからないと、そういうことを前定例会では答弁したんですよね。それならネットを外すべきだと。それだけ自信があるならね。見た目がどう見たって、誰が考えたって格好悪いというのに、落ちないと建築、設計屋が言っているんだから、いつまで外すということの努力をするべきだと私は思いますよ。そこいら辺は再度お伺いします。
○金子 正議長 川島街づくり部長。
○川島俊介街づくり部長 繰り返しになりますが、地震によるための補強ネットではございませんで、継ぎ目の中で細かいひびが万が一落ちないかのための補修ネットでございます。もう改修工事が間近に迫っていますので、それまでの間は一応落ちることはないとは思いますが、リスクを考えますと、一応このまま、もう少しつけさせていただければというふうに考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 これ、1か所、2か所なら分かるけれども、240か所もあるんですよ。どう見たって、外から見て格好悪いなと思いますよ。そして、施工業者や建築業者が、一流の人たちが落ちることはない、安全だということをちゃんと確約しているんですから、早急にネットを私は取るべきだと思いますよ。しつこいようですが、もう一度答弁してください。
○金子 正議長 川島街づくり部長。
○川島俊介街づくり部長 再度設計者と確認をしながら、外すかどうかについても検討させていただきます。
 以上でございます。
○金子 正議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 これ以上は言いませんけれども、今、設計者と相談してって御答弁いたしました。設計者は初めてこのPCルーバーを設計したそうです。だから、この設計者にすごい責任があると思います。ぜひこんなみっともない、新築の建物がこういう状態で7か月も8か月も、つなぎ合わせのところが安全ネットで守られているというのはどう考えてもよくないと思いますので、ひとつ早急にこのネットを取っていただきたいと思います。
 次に移ります。次は、コロナ禍における学校教育の在り方、それから給食についての考え方でありますが、私の家の、西隣が市川市立第二中学校。それで、ちょっと斜め前、二中と向かい合っているんですが、市立養護学校、そういうところに私の家がありますので、どうしてもコロナなんて出ると、学校の給食、学校の遊び、部活、教室内での授業、どういうふうにやっていくのかなということがすごく気になったので、それに対して現状をお聞きしたいと、それで質問を出したんですが、現在のコロナ対策に対する授業とか給食に対して、どのように気をつけてコロナがうつらないようにやっているのか、御所見をお伺いします。
○金子 正議長 小倉学校教育部長。
○小倉貴志学校教育部長 市内の小中学校等につきましては、コロナ禍においても、教育委員会と校長会連絡協議会とで作成しましたガイドラインの下、感染対策を徹底してまいりました。これまで運動会や体育祭などの学校行事では、感染者の多い時期には中止とし、減少してきた時期を見計らい、参加人数の制限や競技種目を限定的にした上で実施をしてきました。また、部活動は時間制限や対外試合等の活動範囲を限定するなどを行い、継続に努めてまいりました。市内学校の児童生徒や教職員に感染者は出たものの、子どもから子どもへ感染した例は確認されず、現在まで学校閉鎖などにも至っていないことから、取り組んできた感染対策は有効であったと考えております。今後のコロナ禍での学校教育の在り方につきましては、学校教育現場は将来を担う子どもたちの学びの場であることからも、感染状況を見定めた上で的確な対策を行い、できる限り学校を閉じることがないよう、また学校行事なども工夫しながら実施できるよう、引き続き取り組んでまいります。
 次に、コロナ禍における学校給食の考え方です。栄養士が学校の実態や地域の特色を加味しながらバランスの取れた献立を作成し、出来たてで温かい状態で提供ができる学校給食は、発達過程にある子どもたちの食育の観点からも非常に重要な教育的な取組と言えます。コロナ禍におきましても、市のガイドラインに沿った様々な感染対策や工夫によって、安全、安心な給食の提供が継続できるよう、これからも取り組んでまいります。
 以上でございます。
○金子 正議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 学校教育部長、どうも答弁ありがとうございます。子どものために、このコロナ対策を一生懸命やっていらっしゃるということは分かりました。でも、子どもの立場として考えた場合、黙食というのは大変面白くないんじゃないかなと。普通、学校給食というのはみんなしゃべりながら食事をして、いろんなこと、お互いに交流して話し合うことが1つの楽しみだと思うんですが、しかし、コロナがこういう状態になってしまった。それよりも命のほうが大切ですから、黙食もやむを得ないと思うんですが、そういうことに対して、最近、ちょっとコロナ対策も弱くなってきたんですが、そういうことに対する学校の方針というか、やり方というか、そういうものは考えていらっしゃるのかどうかお伺いします。
○金子 正議長 小倉学校教育部長。
○小倉貴志学校教育部長 お答えいたします。
 本市では、コロナ禍の中で提供する給食を安心して食事ができるといった趣旨の下、子どもにも分かりやすい本市独自の通称、ほっと給食として様々な感染対策に取り組んできたところであります。主な感染対策につきましては、消毒や換気、手洗いはもちろんのこと、献立メニューを工夫して、食器の枚数を3枚から2枚に減らすように制限することで食材への接触を削減し、給食配膳の短時間化や少人数化を図ってきました。また、食事中は向かい合わせにならずに全員前向きで会話を制限する黙食を徹底し、素手で直接食品を触らないよう、果物やパンなどは個包装するなどの対策を行ってまいりました。最近では感染拡大が収まってきましたので、食器の2枚制限と、果物やパンを手づかみで食べないようにするという制限は今月よりは緩和しております。
 以上でございます。
○金子 正議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 ありがとうございました。学校の先生たちが子どもに対して、コロナにかからないように一生懸命御努力をなさっているということは大変ありがたいと思いますが、ぜひコロナが収まったら、もちろん栄養、そういうのも大切ですが、喜んで給食を食べられる、笑顔で給食を食べられるような方向にまた戻していただきたいと。答弁は結構です。ありがとうございました。
 終わります。


一般質問 越川雅史議員

○金子 正議長 越川雅史議員。
○越川雅史議員 無所属の会の越川雅史でございます。通告に基づきまして一般質問を行いますが、その前に、私にまつわる幾つかの疑惑が取り沙汰されておりますので、一言申し述べさせていただきます。
 まず私は、生まれ育った環境のため、質の高い幼児教育を受けたことはございません。しかしながら、独立自尊を旨とし、時の権力者におもねることも迎合することもなく、自立心を持って無所属の立場にて政治活動を展開しております。
 次に、私については、目下パワーハラスメントと不正受給という2つの疑惑がこの議場において議論されておりますが、私はいつ、どこで、どのようにそれら2つの疑惑に関わる行為をしたのか、いまだに具体的な事実を把握しておりませんし、それらに関する客観的な証拠の存在も承知しておりません。私がいつ、どこで、誰に対して、どういう状況でどのような行為をしたことがパワーハラスメント、あるいは不正受給に該当するのか、客観的な証拠もなければ御説明のしようもなく困惑するばかりですが、もし確固たる証拠がおそろいであるのならば、ぜひともはばかることなく、私をかくまうことなく刑事告訴をしていただきたくお願いを申し上げます。
 ただ、その一方で、これら2つの疑惑について、既にテレビ、新聞など、マスコミ各機関からの取材がこの間相次いでおりましたが、これまでのところ取材には全て対応しており、私が逃げ回っているなどという事実はないことはお伝えしたいと思います。
 その証拠の一つとして、私は9月も12月も、ほとぼりが冷めるまで仮病を使って議会を休む、定例会を欠席したなどということは1日たりともございません。
 また、私はパワハラ疑惑について、一身上に関わる問題で多くの方々の貴重なお時間を割き、御迷惑をおかけしたことについては、我が会派の増田代表に御同行いただき、全会派の控室を訪問し、議員各位と議会関係者におわびを申し上げたことは事実ですが、特別調査委員会が設置されないよう奔走したなどといった事実はございませんし、助けてくれてありがとうございましたなどといった発言は絶対にしておりません。ましてや多くの議員の自宅を訪問し、助けを請うたなどという事実もありません。
 さらに言うのであれば、私は過去にいわゆる百条委員会の副委員長をしたことはありますが、証人に対して、副委員長としての立場がまずくなるような裏取引を持ちかけたこともありません。確かに百条委員会の際にはある人物から、おまえだって、たたけばほこりが出るだろう。例えば議事録に残るようなことを書かれたら、政治家としていいと思うやつは誰もいねえだろうなどと脅迫されたことはありました。ただ、私はそのような脅し、嫌がらせには屈しませんでした。むしろ当該人物に対し、俺はあんたみたいなやからのひきょうな脅しに屈するために人生かけて政治家になったんじゃない、やるなら、どうぞ御勝手に、お好きなようにと言い返して、この先は口に出さずに我慢しましたが、調子に乗ってんじゃねえという思いで、部屋を出ていくその人物の傲慢な背中を見詰めていたことが思い出されます。
 ちなみにその後、私は選挙などに際して、支持者の方々などから幾度となく背中をたたかれたことがあり、その都度、私の体からどの程度ほこりが出ていたものなのか、気にはなりましたが、いずれにいたしましても、私は自ら優越的地位に立ち、立場の弱い者に対して繰り返し執拗に攻撃を加える、そして病気を患わせ、薬の服用を余儀なくさせたあげく休職や退職に追い込む、そのようなパワーハラスメントは絶対にしておりません。また、相手から書類を奪い取る、長時間にわたって一方的に叱責をする、相手の意に反して時間外、土日、祝日を問わず何度も呼び出す。私は48年間の人生において、誰に対しても、そのようなことをした覚えはありません。
 ただ、私がこの10年間、常に非の打ちどころがない品行方正な人物であったかと問われれば、自分にも至らない点、反省すべき点があったことは自覚をしております。したがいまして、確たる証拠があってパワハラだと被害を訴える方がいらっしゃるのであれば、民事でも刑事でも訴訟を起こしていただいて構いませんが、仮に訴訟などされなくても、仮に証拠が乏しかったとしても、医師の診断書や医療機関の領収書を御提示された上で、私の行為との因果関係につき合理的な御説明をいただければ、損害賠償を含めて、私は話合いに応じる用意があることはこの場をお借りしてお伝えいたしたいと思います。
 加えて松井議員におかれましては、不正受給につき確固たる証拠がある、疑惑が強まったなどと、この議場において、御自身の責任の下、正義感あふれる御発言をなさったわけですから、証拠の一切を持って今すぐにでも警察に駆け込んでいただき、不正受給犯逮捕に全力を上げていただきたいとお願いいたします。
 それでは、最初の質問に入ります。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
 村越市長は、去る12月8日、年収200万円以下の住民税課税世帯を対象に、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金を盛り込んだ議案第54号補正予算(第11号)を提出されました。まさに私が通告文に記載したとおりなのでしょうか。市長選挙目前に40億円規模の大型予算が突如として登場したわけであります。この点、18歳以下への10万円相当の給付などを柱とする政府の経済対策が先月策定された際、村越市長は御自身のツイッターにて、政府経済対策のスピード感は評価するが、住民税課税世帯で年収約300万円以下の方々への支援策がないのは拙い。一番困っているのはこの世帯といった旨のツイートを発信されていらっしゃいました。ただ、不思議なことに、村越市長が御提出された補正予算(第11号)では、年収200万円以下の住民税課税世帯のみが対象になっているようで、200万円から約300万円の間の、村越市長のお言葉をお借りするならば、一番困っている世帯への支援策がない拙い予算案が提出されたという話になってしまいます。
 そこで村越市長に伺いますが、なぜ年収200万円から約300万円の間の世帯が一番困っている世帯であることを認識しながら、平気で切り捨てるような、御自身でも拙いとおっしゃったような予算案を提出されたのか、御説明ください。(「議長、議事進行。議長、議事進行。あまりにもひどい発言があります。私に対する体のことです。どうか発言の許可を」と呼ぶ者あり)
○金子 正議長 麻生広報室長。
○麻生文喜広報室長 お答えいたします。
 初めに、通告がいろいろと長く出ておりますので、この内容についてちょっと説明させていただきたいと思います。昨年の4月に無所属の会を含めまして、有志議員の皆様から申入れいただいていることについては確認しております。また、この時期に支給することが決まっておりました、国が実施します特別定額給付金事業において、市民1人につき一律10万円の給付を予定したことから、申入れにあります市民に10万円ずつの給付は検討しておりませんでした。しかしながら、この申入れとは別に、市独自の支援策として、児童扶養手当を受給するひとり親世帯に対し、生活支援を目的とした児童扶養手当緊急支援給付金を支給しております。また、収入が減少した方へ支援策として、減収対策緊急支援給付金を支給したところでございます。さらに、コロナ禍で厳しい状況に置かれた市内経済を回復させることを目的にしまして、市内の店舗においてキャッシュレス決済を利用することでポイント還元を受けられる仕組みを用いたところでございます。こうすることで市内店舗の利用促進にもつながり、市内事業者の支援につながったものと考えております。御質問者が危惧されております、ばらまきと書いてありますけれども、こういうものではなく、引き続きコロナ禍で生活に苦しんでいる方々に寄り添った支援を行っていきたいと考えております。
 こちらの先ほどの200万円以下につきましては、この後、追加議案等々で審議されるものでございますが、基本的にはコロナ禍で困っている方々の支援として、実際にどこが本当に困っているかということを所管部のほうでお聞きしまして、ボトムアップでそういう政策に反映させたものであると。
 以上でございます。
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 私が誰かに話しかけられて無視をした場合、パワハラだとおっしゃる村越市長が、私が答弁を求めると、ほとんどの場合、答弁をしないというのは抗議をしたいと思います。
 また、聞いてないことを長々と広報室長が答弁されました。村越市長が200万円から300万円の世帯が一番苦しい世帯であることを認識しながら、これを切り捨てると。御自身でも拙いと、政府に対してはおっしゃった発言について、何でそのような予算を提出されたのか、村越市長に聞いているので、御自身の言葉で逃げることなく御説明ください。
○金子 正議長 村越市長。
○村越祐民市長 御答弁申し上げます前に、鈴木議員から手が挙がっております。何か大きな……。
○金子 正議長 一般質問の発言中でありますので……。
〔「稲葉議員の発言、認めたじゃないですか。ひどいですよ、議長」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 越川議員の一般質問が終わってからにしてください。議長からの指示です。
〔「ひどいです、ダブルスタンダードです」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 村越市長。
○村越祐民市長 では議長、お取り計らいのほどよろしくお願いいたします。
 これから議案の審議をされる際に、私のツイッターの発言を参考にしていただけるというのは大変ありがたいことだと思います。私は、あくまで住民税非課税世帯の方々だけが救済されて、課税世帯の同様の年収のある方々が救済されないということの問題を指摘したまでで、まげて解釈をされて質問をされるというのは適切なことなのかなと、非常にいささか疑問に思います。
 また、ばらまきだと、いわゆる選挙対策なんだとおっしゃって指弾されたいんでしょうけれども、そうした趣旨の施策を御提案していることではないというのは、ほとんどの市民の方も御理解いただけるんじゃないでしょうか。
 つまりは、いわゆる選挙対策として指弾されるべきことだというのは、例えば何とかがでかいとかって書かれた緑色のTシャツを着て町なかを徘回して、下校する中学生とか高校生にのべつ幕なく、さよなら、さよなら、さよならと声をかけて不審者と間違えられて通報されるとか、この人たちが将来の主権者だというふうに言いたいのかもしれませんけれども、例えばそういうことをするとか、あるいは、かつてこういう議論があったと聞いています。
 相之川のマサマサ、地元のマサマサ、法律のことならマサマサへと、例えば鈴木マサ法律研究所などという法人があったとして、バスの車内音声有料広告の中でそういう放送をして、まさに選管も警察も要らなくなるような事実上の選挙運動を堂々と行った場合、そういうことがいわゆる選挙対策として指弾されるべきことなのであって、今の社会構造からいって、困っている方々に対して我々理事者が真剣に考えて、今、コロナ禍で、どうやったらその方々に救いの手を差し伸べられるか、真面目に議論して提案している議案です。それをばらまきだとか、選挙対策だとか、あまりに有権者、国民をばかにする話じゃないですか。私は非常に残念な発言だと思います。
 以上です。
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 1つ言っておきます。私、今、ばらまきって言いましたか。一言も言っていません。ここの通告に出したのは、そういうばらまきが出てきたら困るということで、議案を全然見る前の話で、ばらまきが出てきたら困るなということを書いただけで、私は今、ここでばらまきと言った覚えは全くありません。
 全然議題外の答弁をされてしまいますと、私は市政の監視をするのが仕事ですので、そういう答弁されてしまうと、私の業務遂行に著しい支障が生じることを指摘して、まあ、いいでしょう。もう次に進みます。
 続いての質問は、村越市長の過去の数々の御発言についてです。
 村越市長は令和元年、御自身のツイッターにおいて、酔って暴行したり、便所の落書き程度の記事を書く記者は問題、千葉日報社のレベルの低さにあきれるなどと、千葉日報社に逆ギレしたばかりか、同社の記者さんに圧力をかけるような、また個人のプライバシーをさらすかのようなツイートを発信されました。
 そこで村越市長に伺いますが、千葉日報社には酔って暴行する記者という方は存在するのでしょうか。いつ、どこで、どの記者が酔って暴行されたのでしょうか。確たる証拠を持って、このようなツイートを拡散されたのであれば御説明ください。
 また、もし仮に確たる証拠もなく、他人のプライバシーについて、このようなツイートをされたのであれば市長の言動にふさわしくないですし、相手の方にも御迷惑なので、やめたほうがよいと思うのですが、御説明ください。村越市長に聞いています。逃げずにお答えください。無視せずにお答えください。
○金子 正議長 麻生広報室長。
○麻生文喜広報室長 お答えいたします。
 まず、通告に全部のことが一応書いてありますので、発言のことにつきまして、誤解されている部分もございますので、説明させていただきます。
 まず、通告にございます、肉とか魚をもらうために、さもしい根性でふるさと納税という制度があったもんじゃないにつきましては、令和元年6月市議会定例会の代表質問で、タウンミーティングの実績と評価についての中で塩浜地区の将来を語り合うタウンミーティングができないかとの質問に対する答弁で発言したものでございます。ふるさと納税は、もともと返礼をもらうための制度でなく、生まれ故郷やお世話になった自治体、応援したい自治体を納税者が意識を持って選択して貢献する仕組みで創設されたという趣旨を説明するために発言したものでございます。
 また、通告にございます第1庁舎の階段設置、反対している人はいないにつきましては、令和2年1月の定例記者会見で、新庁舎について変更している部分があるかとの記者からの質問に対して発言したものでございます。機能を向上させるその一環として階段をつけることに根っこの部分で反対されている方々は基本的にいないと私は受け止めているを、反対している人はいないと報道されたものでございます。庁舎の機能の向上という基本的な部分に反対されている方々はいないと受け止めているという趣旨でございまして、全ての人が階段に反対していないとは言っておりません。
 次に、私が使った後、女性職員に使ってもらうにつきましては、令和3年6月の記者会見で市長はシャワー室を使わないのかとの記者からの質問に対して発言したものでございます。災害時に使うことはあり得る、私が使った後に女性の皆さんに専ら使ってもらう。基本的に市長室を女性の皆さんに安心して休んでいただけるよう運用したいと考えており、市長と女性の利用についてはきちんと分けると。女性専用として使うが、市長も使うこともあり得るという趣旨の発言のうち、私が使った後、女性職員に使ってもらうの部分だけが切り取られて報じられたものでございます。
 また、義務教育程度の読解力がある方が新聞をお読みになればの発言につきましては、令和元年12月定例会の一般質問の答弁で発言したものです。謝罪、発言の取消しを求めました発議第38号が否決されておりますことから、この議決には従いたいと思います。
 そして、御質問の酔って暴行したり、便所の落書き程度を書く記者は問題などについては、令和元年の10月に市長が自身のツイッターで発信したものでございます。記者会見の中止の理由は台風の接近ということでございました。この理由を市長に確かめず理由なく中止したと新聞が報じたことに、所有者に断りなく落書きすることを例えたもので、記事の内容が落書きだと発言したものではございません。
 また、この時期に出馬表明するのは泡沫候補のすることにつきましては、令和2年8月の記者会見での質問に対して発言したものです。まだ2年余り任期がある中で、市長自身が出馬するのは時期尚早であると言ったもので、この発言の候補とは市長自身というふうに認識しております。
 いずれの発言につきましても事実でございますけれども、伝えられ方の問題もあったかと思いますので、今後もしっかり説明したいと思います。また、暴行の事実については私は確認しておりません。
 以上でございます。
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 私が誰かに謝罪に来られて無視したことがパワハラ事案として書かれています。私は通告を出して、村越市長に職務遂行のために御答弁を求めていますが、平穏公然と無視を繰り返す。これこそ、私の業務遂行に著しい支障を来す行為であると抗議をしたいと思います。
 いずれにしましても、仮に酔って暴行するというような記者の方がいるのが事実だったとしても、あなたがツイッターで一般人の必ずしも拡散されたくないプライバシーに関わる情報を、市長のツイッターという発信力を用いて一方的に発信するやり方。しかも、台風という本市の危機対応に注目が集まっている場面を利用して、無関係な個人攻撃のツイートを発信することは果たして正当なのでしょうか。他人の名誉を傷つけるようなツイートを市長の立場で発信することにならないのでしょうか。この点指摘して、次に進みます。
 あなたは令和元年6月18日、日本共産党の機関紙であるしんぶん赤旗の「ここがいいネ!共産党」というコーナーに登場されました。信念ある人の集まりという興味深いタイトルのこの記事、御自身でリツイートされ、宣伝されていらっしゃいましたので、せっかくですので、飛ばし読みしながら皆さんと共有したいと思います。
 共産党の皆さんのすばらしいところ、信念ある人たちの集まりだということです。やり直し選挙で私は当選しました。共産党の皆さんとの共闘で勝利しました。出馬を考えたとき、尊敬する亀井静香先生に相談しました。亀井先生はまず一言目に、共産党はどうするのかと聞いた。私は、協力してくださると思うと答えました。そうしたら、共産党が協力してくれるなら勝てる、やれ、そこから始まった。共産党の協力なくしてスタートできなかったし、共産党の地区の皆さんと人間的な信頼関係をつくれたからこそ勝利できたと断言できます。利権でつながる自民党とは対極の信念に基づく一致点での共闘に取り組む共産党の力がありました。共産党の市議さんと並んで演説すると、誰もが自分らしく生きられる町をつくろうと話された。言葉の重み、切れ、分かりやすさに感嘆し、私はその言葉をパクッて演説しました。当選後も、私が所信表明やいろんなところでその言葉を使う。今では役所の文章に、誰もが自分らしく生きられる町という言葉があります。共闘を成功させたことで、共産党市議の言葉が市のスローガンになったのです。これはすごいことですねということなんですが、確かにこの記事だけを読むと、村越市長イコール共産党、村越市政イコール共産党市政とも受け取られかねないようなすごい記事だと私も認めます。
 ただ、私は利権でつながる自民党という表現に引っかかりました。会派自由民主党を指しているのか、あるいは自由民主党市川支部を指しているのか、はたまた自由民主党千葉県支部連合会を念頭に置いているのか、知るよしもありませんが、利権でつながる自民党と、市長として責任ある御発言をされたことは間違いないでしょう。
 そこで村越市長に伺いますが、自民党はいつ、どこで、どのような利権とつながっているとおっしゃったのでしょうか、御説明ください。
○金子 正議長 村越市長。
○村越祐民市長 今の御質問ですが、どこにどういうふうに通告されているんでしょうかね。ただ、せっかくの機会ですので、先ほどのことを含めて全部答弁申し上げようと思います。
 まず、今の御指摘の記事でありますけれども、適切な取材をしていただいて適切な報道をしていただいたと思っています。経緯はおおむねそのとおりでありますし、私の選挙に際して共産党の皆さんに一生懸命やっていただいて当選を勝ち得たというのも全て事実であります。
 ただし、現状の市政に鑑みますと、まさに共産党市議団の皆さんは、あくまで教条主義に基づいて反対のための反対を貫いておられる。大変残念、遺憾に思っています。ぜひ市政の重要課題、それから、困っている方々を助けようという私どもの議案に関しては、信念にのっとって賛否、態度をお示しいただきたいなと。また、議場における円滑な運営にはぜひ御協力をいただいて、審議をきっちり誠意をもって尽くしていただきたいなというふうに思っております。
 この記事における利権云々かんぬんということは、共産党の赤旗の記者さんがどういうふうに捉えられてその言葉を使ったかということに関して、私はそこははっきりとしたことは分かりませんけれども、必ずしも利権という言葉を全て100%、私はマイナスの意味で用いたわけではありません。政治というのは、政策を実現することが究極の目的であります。主張を繰り返すために、私は少なくとも政治家として選挙に出ているわけではありません。あくまで政策を実現するための政治家であるというふうに思っています。
 その際に、様々な支持者、あるいは応援をしていただいている団体の皆さんの要望、陳情、要求、そういったものをきっちり実現する立場であるのが与党の皆さん、あるいは自民党の皆さんだというふうに私は理解しています。そういう意味で、要望、あるいは陳情をきっちり実現する関係性において、そこにプラスの意味でもマイナスの意味でも利権というものがあるんだろうというふうに、私はこの言葉を捉えていまして、報道の在り方、それから私が使っている意味での利権という言葉に若干ギャップを感じております。
 少し長くなりますが、先ほど逃げ回っているなど等と御指摘がありましたので、私のツイッターの発言に関しても少し答弁をさせていただきたいと思います。
 まず、プライバシーの侵害があったという御指摘でありますけれども、何をもって、私が私のツイッターで他人のプライバシーを侵害したかということが御質問の演説の中からは全く理解ができません。酔って暴行をした記者がいたというのは事実であります。ただ、これは千葉日報の記者とは別の記者さんと懇親会をする中で、本当に何百mも付きまとわれたり、あるいは、宴会場から出て行くときに階段の場で頭をたたかれたりと、そういう事実がありました。これは暴行と呼ばずして何と呼ぶんだというふうに、この場で申し上げたいと思います。
 それから、便所の落書き程度というお話でありますけれども、私はこの間の拙い経験からすると、社会の木鐸たる報道の記者の皆さんというのは、普通は取材の当事者に直接取材をして、丁寧に調査をして記事を書くものだというふうに思っておりました。逆に言うと、そういう記者さんとしか、ほぼほぼお付き合いしたことがありませんでした。ところが、この間、市政に関する報道に関してだけ言わせていただくと、まず、私に直接取材に来られる方が少ない。市政に関する施策でありますから、基本的には市長が最終的な責任を持って決裁をして執行されるわけですから、市長に、彼らの言葉で言う、当たらずしてどうやって記事が書けるのかなというのが私の率直な疑問であります。この間、私に全く取材をせずに書かれた報道が多々ありました。そのことに関しては、非常に丁寧でない価値の低い報道だと言わざるを得ないと。それを分かりやすく、こうした表現で述べたまでであります。
 現代民主主義の最大の問題の一つは、きちんとした、まさに社会の木鐸たる矜持を持った報道機関の方が丁寧に、本当に丹念に時間をかけて取材をして書かれた記事と、取材対象に当たりもせずに書いた記事がインターネットの空間において同列に扱われて、なおかつ主権者たる国民が価値のある情報か、そうでない情報かを判断する能力を欠いている場合が多いんじゃないかと思われることであります。ですので、我々はきちんと価値のある報道、情報を書いていただくために真摯に情報提供をしなければいけないし、取材に来てくださったとしたら、それはきちんと応対しなきゃいかんし、そういう姿勢でやっています。ですので、取材に来ない、当事者に当てないで記事が出ていくというのは、丁寧でない不十分な記事だと言わずして何と呼ぶのかということを改めて申し上げたいと思います。
 以上です。
○金子 正議長 越川議員に申し上げますが、質問の内容に通告外の部分が見られますので、注意して発言してください。
 越川議員。
○越川雅史議員 通告外ということなんですけれども、村越市長の発言、書き込みについてという意味で通告を出していますので、その範囲内で御質問させていただきます。あなたが、村越市長が高級公用車テスラや市長室に秘密裏に設置されたガラス張りシャワー事件など、厳しく追及されてきた共産党の皆さんを、すばらしい、信念のある人たちの集まりなどと絶賛するのは構いませんが、だからといって、利権でつながる自民党などと言われてしまうと、この説明を聞いた人は納得するかもしれないですけれども、それだけ読んだ人は誤解をする表現、自民党の方々にとって、迷惑な発言になるかもしれない。はっきりしたことが分からないというのは、私は無責任だと思います。これ、もう3年以上出回っていて、あなたが御自身でリツイートして宣伝していたわけですから、誤解を生むような発言は厳に慎んでいただくようお願いをして、次の過去の発言に移ります。
 去る12月2日の答弁において、村越市長は与党の皆様という御発言をされました。少なくとも無所属の会はあなたの与党ではありませんが、あなたがおっしゃる与党の皆様というのは本当にいるのでしょうか。42名の議員のうち、どこの会派の何名の方が与党の皆様に当たるのか、もし事実いらっしゃるなら御説明ください。
○金子 正議長 村越市長。
○村越祐民市長 まず越川議員に申し上げたいのは、他人の権利を援用していろいろな主張や発言をされるのはお控えになったほうがいいと思います。つまり自民党の皆さんから私が利権団体呼ばわりされるなとお叱りを受けるんだったら、それは何か謝罪なり何なり、弁明なり検討してお話をすべきことと思います。あるいは、共産党の皆さんから、失礼だと、よくそういう発言をいただいていますけれども、共産党の皆さんのことに関して共産党の皆さんからお叱りをいただく、御指摘をいただくと、これなら分かります。これもきちんとお答えしなきゃいかん。過去にも、共産党のどこそこ支部の方々が賛成しているから、あなたたちも賛成しなさいみたいなことを発言されたことがありますが、そういうやり方はひきょうなんじゃないですかね。(発言する者あり)いや、しましたよ。記憶にあります、私。後で議事録精査してください。
 ですから、自分の権利とか、そういうものに基づいて発言をされるなら分かるけれども、人の立場を、何かあたかも自分の利益かのようにひっくるめて発言するというのは、私は普通のやり方じゃないと思います。ですので、ぜひそこはわきまえていただきたいですし、あくまで通告に基づいて規則を重視される越川議員ですから、通告も何を通告されているのか全く分からない、何を答弁したらいいのか全く分からないような通告のされ方を、半ばこれ、嫌がらせですよ。分かりやすくきちんと通告をしていただかないと我々も答弁の準備ができませんから、そこもきちんと、ふだん行儀よくされているでしょうから、ぜひ通告も行儀よくしていただきたいなというふうに思います。
 以上です。
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 他人の権利を援用する、私、個々人が民事訴訟で訴えればいい内容を、何か公的なもので取りまとめようとか、そんなことしていません。自由民主党というのは公党であります。日本共産党というのは公党で、政党助成金という税金が、日本共産党は受け取ってないかもしれないですけども、そういう公器の話をしています。しんぶん赤旗という、誰でも読める題材について話しています。一個人が民事訴訟で訴えるようなことについて、何か口を差し挟んでいるわけではないというのを御指摘させていただきたいと思います。
 あと通告ですが、あなたに答弁していただけないので、どうしたら答弁していただけるんだろうと、手を替え品を替え一生懸命工夫しています。あなたが必ず答弁してくれるのであれば、さらっとした通告文に改めますので、2月はさらっとした通告文で出します。あなた、間違いなく答弁してください。
 あと、新聞の記者さんですね。何か新聞読むと、村越市長が取材を受けたんじゃなくて、秘書課を通じてコメントを出したとか、総務部がコメントを出したというようなことがこの間多かったと思いますが、テレビの単独インタビューだろうが、新聞記者の取材だろうが受けていただけるというのであれば、多分マスコミの各局、各紙の皆さんは喜ぶと思いますので、ぜひそうしていただければと思います。
 質問に戻りますが、私はあなたの発言について質問通告を出しています。去る12月2日の緑風会第2の代表質問に対する御答弁の中で、あなたは生活保護費の不正受給に関連して、様々なケースに関して調査をする必要は当然あろうかというふうに思いますし、その中で、仮に議員の立場を利用して義務を免れているということがあったとすれば、著しい不合理、不正義というふうに思いますと御発言されました。
 そこで大津副市長に伺います。この村越市長の御発言ですが、あなたは完全に同意されますか。それとも、村越市長の御発言の中に訂正すべき点はございますか。
○金子 正議長 大津副市長。
○大津政雄副市長 これまでのやり取りの中で、法律にのっとった措置を私ども求めていると。その趣旨にのっとって発言をされたというふうに受け止めています。
 以上です。
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 村越市長は、仮に議員の立場を利用して義務を免れているということがあったとすれば著しい不合理、不正義であり、調査をする必要がある旨、御答弁、御発言されてから、もう10日以上、松井議員が不正受給に関与している議員として私の実名を挙げてから5日が経過しております。だとすれば、私に関する疑義につき、議員の立場を利用して義務を免れているということがあったのかどうか。この議場において緊張感を持って答弁を聞いていた9級職の職員であれば、すぐに調査を開始しなければならないはずです。私に関する疑義について調査されたのかどうか、福祉部長、お答えください。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 現在では、まだ調査は開始しておりません。
 以上です。
○金子 正議長 越川議員、通告にしっかりと基づいて。
○越川雅史議員 はい。過去の発言のことですので。
 じゃ、一言申し上げます。まず、不正受給というのは詐欺罪の問われる刑事事件であり、本市は被害者です。刑事訴訟法第239条第2項は公務員の告発義務を定めておりますので、公務員は犯人をかくまうことなく告発しなければならないわけです。確固たる証拠に基づき刑事告訴、告発し、それを記者会見で発表したとしても、事実なら罪に問われることはないんじゃないでしょうか。
 パワハラ問題もそうですけれども、本当に対応が遅いと思います。パワハラを認識しておきながら4年も5年も放置する。その間に被害者が増え、精神を病み、薬の服用を余儀なくされ退職や休職に追い込まれる。そして、引き止めもせずにそのまま退職させる。これでは職員を全然守っていないと思いますし、生活保護についても、資料は全て生活支援課にあるはずです。仮に議員の立場を利用して義務を免れているということがあったとすれば調査する必要がある。そして、私の実名まで挙がっているわけですから、この間、とっくに調査できたと思います。なぜすぐに調査しないのでしょうか、なぜ犯人に時間的猶予を与えているのでしょうか。
 繰り返しですが、不正受給は詐欺事案であり、詐欺かどうかの証拠は全て生活支援課にあるわけで、公務員には告発義務を定めた刑事訴訟法第239条第2項が適用されるわけですから、あなたたちが本当に不正受給の犯人を刑事告発するのかどうか、今後見守りたいと思います。
 また、しばらくたっても、あなたたちが不正受給の犯人を告発せずにかくまうのであれば、あなたたちが刑事訴訟法第239条第2項違反で刑事告発されるリスクがあることを指摘するとともに、もし客観的な証拠に基づかない、いたずらに憶測と誤解を生じさせる個人攻撃のためだけの御答弁であったのならば、村越市長が金子議長に対して申入れされた文書、令和3年9月13日付、市川市議会の秩序と品格の保持についてに基づき、議長に対して厳しくお取り計らいいただくよう要望することを検討して、次に進みます。
 逮捕事案についてです。市政とは関係ないという御発言を繰り返されていらっしゃいますが、市政とは関係ないのに、副市長をはじめ、少なくとも延べ数十名に及ぶ本市職員が千葉県警より事情聴取を受けている。市政に関する資料も数多く押収されてしまっていて、業務にも著しい悪影響が生じていると伺っておりますが、それであれば、市長は千葉県警に抗議されなければなりません。もう7か月近くが経過していますが、この間、警察当局に抗議されたことはあるのでしょうか。村越市長、御説明ください。
○金子 正議長 村越市長。
○村越祐民市長 まず、今の御質問の前に、先ほど最後の越川議員の発言に関して一言申し添えておきますが、私どもは一切不正受給という言葉を発言しておりません。あくまで一般論として、議員の御身内の中に生活保護を受給されている方がいたとした場合、どうかという質問に対して、あくまで政治的、道義的な責任が生じ得るだろうということを申し上げただけで、日本国憲法上どうだとか、あるいは議員が御指摘されたような告訴をしなきゃいかんとか、そういうことを想定して発言しているわけではないということは、議場の皆さん、それから市民の皆さんにもあえてお伝えをしておかなければなりません。この間、議員はじめ、それから共産党会派の皆さんは、何かというと、すぐ警察に相談しろと。パワハラを受けたら警察に相談しろと。生活保護の不正受給を見つけたら警察に告訴しろとおっしゃって、物事の本質から議論すべきポイントをずらしているように私は思います。大変残念なことだと思います。
 通常、議員から職員がパワハラを受けたと。暴行とか傷害事件であれば、それは当然、警察に駆け込まなきゃいかん話になると思います。ですけれども、普通、弱い立場の職員が議員からパワハラを受けて、すぐ警察に話を持って行きますかね。そんなこと、あり得ないわけです。通常、議会に対して、議員を指導する議長に、こういうひどい事案があったから、きちんと当該議員を指導していただきたいと。そして、事実的に議会の問題として、こうしたことが今後なくなるようにきちんとお取り計らいいただきたいと、それが自然な流れじゃないでしょうかね。警察に告発しろ、告訴しろと。それは場合によっては、そういうこともあるでしょう。ですけれども、まず、やるべきことがあるんじゃないでしょうか。まずは、自分たちできちんとどういうことがあったか調べる。
 それもやらないとおっしゃるのであれば、まさにこの後の議題になるでしょうけれども、適正な法律家、専門家にお願いをして客観的、公平に問題の事案をまずその方々に、被害をこうむった方々のプライバシーをきちんと配慮した上で事案をきちんと調べていただくと。まずはそれが第一なのであって、それをやらない理由がどこにあるんでしょうかね。それをやらせないために、警察にすぐ駆け込めと言っているようにしか私には聞こえません。非常に不可解な妙な議論を議員は展開されているというふうに私どもは考えております。
 警察の事案でありますけれども、警察に対しては、しっかりと我々は抗議をしております。
 以上です。
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 全然関係ない御答弁もいっぱいあったんですけれども、御答弁について申し上げますと、これはちょっと通告外になりますが、通告外のことを言われたので弁明ということで、自分の時間の中でもう少しお話しさせていただきますと、あなたのつくられた資料の中で、書類を奪い取るというような暴行があったですとか、密室で長時間にわたって身体的拘束をして脅迫を繰り返した、執拗に監禁とも取れるような発言があったから、資料に書いてあったわけです。無視されたことについて警察へ行ってくださいって言っているんじゃないんです。脅迫、暴行、監禁に当たるような行為をあなたたちがパワハラと書くわけですから、パワハラって一緒くたじゃないんですよ。無視されたとかということは無視されたということで事実関係に対応すればいいわけですけれども、刑事事案まで含んであなたたちは書いてきたわけですから、少なくとも刑事事案の分については警察へ行ったらどうですかという意味であって、無視されたことについて警察に行ってくださいという話をしているわけではありません。まあ、いいです。警察当局に抗議されているということが確認されました。
 本題に戻りますね。村越市長は12月2日の御答弁において、贈収賄があったとか、入札に不正があったとか、そういうことは一切ないなどと断言されましたが、本件事案の捜査は完全に終結したと警察から通知があった上での御発言なのでしょうか。もうこれ以上、本市職員が任意の事情聴取を受けることはない、押収された資料は全て返却されたと市民の方々が理解して間違いないのでしょうか。村越市長、御説明ください。
○金子 正議長 村越市長。
○村越祐民市長 越川議員におかれましては大変申し訳ないんですが、今の御質問にお答えする前に、もう一つ、ちょっと重ねて、議員に反省を促すために幾つかのことを御紹介したいと思います。
 まず、2018年の12月13日の一般質問、これ、あなたの一般質問です。ハラスメントの防止についてと題して様々なありがたいことをおっしゃっています。まず、パワーハラスメントというのは、本当に計り知れない苦痛を感じる方がいないために何ができるかが大事だと。ハラスメントの撲滅をうたったポスターも、ちゃんと市長の顔写真入りでハラスメントを撲滅するんだといった新しいものを貼り替えて職場に掲示すると。そしたら目につくかと思います。そこまでやれっておっしゃっているんですね。
 いずれにしましても、ハラスメントの完全な撲滅というのは難しいと思いますので、今後も発生することがあるでしょうと。何も1件起きたからといって、揚げ足を取ったように、鬼の首を取ったように、目くじらを立てようなどと思っているわけじゃないんですが、取組が不十分だから起きるというのは、被害者にとっては非常に不幸なことだと思います。できる限りの取組をまずはするということができるのかどうかと。盛んに私どもを、こうやってあなた、あおったわけですよね。
 これも非常に重要な、2019年9月10日、無所属の会の代表質問の越川議員の発言でありますけれども、厚生労働省はパワハラの6類型として過大な要求というものを示しておりますが、こうした無理やり仕事を下に押しつけるということも過大な要求であり、パワハラに該当するものと私は考えます。同じような状況があった場合に、部下がパワハラだと訴えると調査が行われるのに、自分の力量が足りなかった、自分は気持ちが弱い人間だと自分を責めて病んでしまえば調査が行われない、これはおかしいのではないでしょうか、こうおっしゃっている。あるいは、市川市というのは、上司が嫌な仕事から逃げずに対応してくれる。市川市の上司は部下を守ってくれると力強くおっしゃっていただきたいのですが、いかがでしょうかというようにあおっているわけですよね。
 最後にもう一つ。18年の9月27日の議員の一般質問の中で、私が申し上げております見えないパワハラ、定義に該当しないパワハラの典型的な事例と言えるのかもしれません。ということで、本市が本当にパワハラを撲滅するのであれば、ちょっと市長も似たようなことをおっしゃったかなと思いますが、権力を持つ者こそが襟を正す。上司のほうこそ、利益を甘受しないといった、自らを厳しく律する姿勢が求められるのだと私は思いますが、いかがでしょうか、こうおっしゃっているわけです。
 そうだとすれば、警察に訴えろと言うんじゃなしに、まずは自ら資格審査委員会を立ち上げろと盛んにアドバイスをされたというふうに私は伺っていますけれども、自ら様々な場面で謝罪をして済ますと。自分の発言が行き過ぎた点があったかもしれないとかと言って論点をすり替えて物事を済ますんじゃなしに、しかるべき場所でしかるべき弁明をきちんとしていただくべきでしょうし、私どもとしては、あくまで被害を受けたという職員がきちんと専門家に御相談をして、まずは実態を明らかにするということから始めないと、議員がおっしゃるようなパワハラの撲滅ということには到底おぼつかないんじゃないかというふうに思っています。よろしいですか。
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 逮捕事案について質問するとパワハラの答弁が返ってくると。別にそういうことをおっしゃりたいんだったら、今までパワハラの質問いっぱいあったときにおっしゃればいいのに、私が逮捕事案について追及しようとするとパワハラの答弁が返ってきて、私が聞いていることについては論点をそらしている。私は、あなたが御自身で贈収賄だったとか、入札に不正があったとか、そういうことは一切ないって断言されたと。なので、本件事案の捜査は完全に終結したと、警察から間違いのない通知があったんですかと聞いています。もう本市職員が任意の事情聴取を受けることはない、押収された資料は全て戻ってきて業務は正常化したと、ここにいらっしゃる方々が理解をして間違いないのかどうか聞いています。論点をずらさずにお答えください。
○金子 正議長 村越市長。
○村越祐民市長 私は別に答弁しないなどとは申し上げておりません。発言されたことに関して、私の意見なり、私どもの意見に関して申し述べているだけで、御指摘のような事実は全くないということをまず申し上げたいというふうに思います。
 警察云々かんぬんに関しては、先日の緑風会の代表質問でもお答えしたとおり、既に決着がついたというふうに理解をしています。
 以上です。
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 では、市の職員が事情聴取を受けることないというのは間違いない、押収された資料は全て返却されたということで我々全員、安心してよろしいんですね。
○金子 正議長 村越市長。
○村越祐民市長 よく分かりませんが、それは越川議員も随分お親しくされているようですので、警察のほうに聞いていただければ適切な回答があろうかと思います。
 以上です。
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 先ほどパワハラのこと、私はお話しする準備ありますよと言っていたことだけ、もう1回繰り返して言いたいと思います。村越市長、市政とは関係ないと。特段親しくもない後援会関係者だというニュアンスを強調されていらっしゃいますが、村越市長が当該人物に最後にお会いになられたのはいつ頃のことなのでしょうか。今は一切連絡を絶っていて、事務所に出入りすることもテスラを運転させることも絶対にないと理解してよろしいのでしょうか。御説明ください。
○金子 正議長 村越市長。
○村越祐民市長 質問の御趣旨がよく分かりませんが、もう1回申し上げておきますけれども、当該人物が私的に立ち上げた法人の登記に関して問題があったという事案であります。ですので、あくまで市政とは関係がないんだという客観的な事実を申し上げているわけです。その人物と私がいつ、どこで会ったということが、なぜこの場で越川議員の御関心に及ぶのか、あるいは市民に一々それを、例えば昨日私が何をしていたかということをこの場でお話ししなきゃいかんのか、ちょっとよく分かりません。今も皆さんは市民の生活、あるいは個人の生活に関して、質疑しちゃいかんとか何とかと言って、またいろんな発言をされようとしている中でなぜそのような質問をされるのか、理解に苦しむところです。
 以上です。
○金子 正議長 越川議員、通告した部分について全部質問。
○越川雅史議員 はい。逮捕事案について伺っております。
 なぜそのような質問をするかというと、あなたがそういう、逮捕されて、起訴内容を認めて有罪、懲役2年執行猶予4年という判決を受けた人物とどのような距離感でお付き合いされているのかというのは、それによって、あなたのコンプライアンスの姿勢が評価されるわけで、私たちは不信任を出すかもしれないし、不信任を出さないかもしれない。例えば私が反社会的勢力とゴルフなどをしていたとなると、そんな議員は好ましくないということで、私の支持者は離れてしまうかもしれません。私は落選するかもしれない。あるいは、私は反社会的勢力とは距離を置いて付き合っていますとなると、越川さんは反社会的勢力と距離を置いているんだということを評価してくれるかもしれない。だから、そういう身近なところに有罪判決を受けた起訴内容の事実を認めてといった場合に、あなたはどう対処するのかというのは、多くの市民がこの人に市政を託してよいのかどうか、判断する貴重な材料になるから伺っております。
 6月にもこれは申し上げたんですけれども、あなたはテスラを管理するための法人を設立されましたが、その代表取締役にこの方を据えております。ワルデンクリフ社の代表取締役に当時一旦据えたとしても、有罪判決確定後はこの方を解任され、もう完全に関わりを絶たれたのでしょうか。私がそこに興味を持って、12月1日に株式会社ワルデンクリフの登記簿謄本を閲覧しましたところ、いまだこの人物が代表取締役のままで驚きました。逮捕されてから既に7か月、判決が下されてからもう2か月以上経過しているのかと理解します。コンプライアンスへの理解があれば、起訴内容を認めて懲役2年執行猶予4年の判決を受けた人物を市長御自身が設立した法人の社長にそのまま据えておくという感覚は理解できません。となると、村越市長はこの人物と切っても切れない関係にあるのではないかと思ってしまうのですが、この点、御説明ください。
○金子 正議長 村越市長。
○村越祐民市長 まず、反社会的勢力の例え話というのは極めて不適切なんじゃないでしょうかね。会社の登記に関して不正があったと。言ってみれば、社会通念上、形式犯と呼ばれる犯罪類型なんだと思います。確かにこのことに関しては極めてけしからんことで、きっちり断罪されたんだというふうに思っていますので、本人にも猛省を促さなければならないですし、私が関係のある人物だったということで、これに関しても、先日申し上げたとおり、おわびを申し上げなければいけないというふうに思っています。ただ、あたかもこの人物が反社会的勢力であるかのようなお話というのは、この人物の名誉を著しく毀損する行為なんじゃないでしょうか。
 また、コンプライアンスということをしきりにおっしゃいますけれども、御自身のコンプライアンスというのがどうなっているのかというのをぜひ一度よく考えていただいて御発言いただきたいと思います。当該事案でこのテスラ電気自動車を市から買い上げる会社の登記に関して、事件が起きたとか問題があったという話では全くないわけです。本来、今さら蒸し返す話ではありませんけれども、我々は正しいビジョンを持って、市の将来のエネルギー計画、あるいはクリーンセンターの建て替え、様々な事業の一部分として、このテスラの導入をかつて決めたわけです。ですから、願わくば、このテスラを市政に活用することを考えていたわけです。
 ですけれども、それが越川議員の頑張りのせいかどうかは分かりませんけれども、市に置いておくこと、リース契約を続けることはまかりならんということになったわけで、それを大変な苦肉の策で、市に経済的な損害を与えることなく、市から外すためのまさに苦肉の策として、この自動車を引き取るということをこの法人でやったわけです。あたかも、この法人に関して不正があったとか、刑事事件があったかのような印象操作、そういう発言、極めて遺憾なことだというふうに思います。ぜひそうした発言は厳に慎んでいただくとともに、コンプライアンスという話をされるのであれば、ぜひ御自身のコンプライアンスの遵守ということを胸にきちんと抱いて言動していただきたいなと強くお願いしたいと思います。
 以上です。
○金子 正議長 越川議員。
○越川雅史議員 村越市長のパワハラに関する通告外の長い御答弁がありましたので、シャワーについての質問と市長選の立候補の質問については先順位者との質問の重複ということで割愛して、最後、時間の許す限り、この逮捕事案を聞いて質問を終わりにしたいと思います。
 反社会的勢力の事案というのは、あなたが持ちかけているんですね。私が説明したことに何で説明するか分からないと言ったから、私が反社会的勢力と親しくお付き合いをしていたら市民の信頼を失うでしょうと。ゴルフを一緒に頻繁にやっているとか、一緒にビジネスをやっているとなったら、私は追及されてしまいますよねという文脈でお話をしました。私は、この方が反社会的勢力だなどということは一言も言っておりません。
 村越市長の長い御答弁によって、残る追及ができなくなってしまったのは残念ですが、時間ですので、私の一般質問を終わります。
○金子 正議長 越川議員に申し上げます。通告した部分については、全項目を質疑するというのが議運の申合せでありますので、今後、御注意していただきたい。
 越川議員。
○越川雅史議員 はい。すみません。先ほど申し上げましたとおり、質問の準備をしておりましたが、パワーハラスメントに関する長い答弁がありまして……。
○金子 正議長 それはありますけれども、そのようなことのないように……。
○越川雅史議員 2つとも先順位者への答弁、質問がありましたので、先順位者の質問でもうやむを得ないということです。
○金子 正議長 注意しておきます。
○越川雅史議員 ルールは重々承知しております。失礼します。


〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 鈴木雅斗議員。
○鈴木雅斗議員 貴重なお時間をお借りして議事進行の発言をさせていただきます。
 まず第1に、議長の議事整理に関してのことなのですが、これに関しては、後ほど昼休みにゆっくりお話ししたいと思うので、よろしくお願いします。今は具体的に議長の議事整理の件に関しては申し上げませんが、思い当たる節があるということを申し上げさせていただきます。
 先ほどの越川議員の質疑の中で、ほとぼりが冷めるまで仮病を使って議会を休みというのは、ツイッターの発言等で、これは完全に私の発言だということが分かります。このことに関しては一連の出来事ということで、石垣島にまん延防止等重点措置がかかっている中で行ってしまったことに関しては、金子議長の指示のとおり、謝罪をさせていただきました。確かにまん延防止等重点措置ががかかっている中で我慢している中で、僕は金を使って応援すればいいじゃないかという気持ちでやったことは、本当に皆様の感情を理解できなかったんですが、その後、僕は心不全になってしまったんですよ。医者に言われたのは、5年生きられるかどうかだからということで投薬の指導、そして生活の指導を受けている状況なんですよ。
 コンプライアンスって言いますよね。コンプライアンスというのは法令遵守ですよ。こういう、僕が持っている、仮病って言いましたよね。発達障がい、身体表現性障がい、越川議員はこの病気のことを分かっているんですか。今、ここに縫い針と同じ程度の7.5cmの針がありますよ。どうしても困ったときに、僕は整骨院にも行けない、病院にも行けないときは、原因不明の痛みに対して、自分で勉強して針を刺しているんですよ。あなたはその痛みを分かっているんですか、発達障がいや身体表現性障がいを持って生きられない人間の気持ちを。議長……。
○金子 正議長 着席してください。
○鈴木雅斗議員 はい。まとめますと、越川議員の発言は全部残してください。
○金子 正議長 はい。
○鈴木雅斗議員 この発言に関しては、英訳をしてウィリアム・ダニエルジョンソン、ハーバード大学、コロンビア大学を出た弁護士です。この方に書面でイリノイ州のCPAに対して申入れをさせていただきます。なぜならば、越川議員はイリノイ州のCPAだというふうに名乗っていますし、議場で会計士だって名乗っているんですよ。それであるならば、コンプライアンスを遵守されているのかということを……。
○金子 正議長 着席してください。
○鈴木雅斗議員 はい。端的に言うと、調査します。その結果について申し伝えますので。越川議員の発言は差別発言です、これ。レイシスト、エイブリストですということを指摘させていただきます。
 次に、生活保護の発言に関してです。生活保護の発言に関して、市は調査したのかというふうに言ったら、してませんというふうにおっしゃいましたよね。これは、越川議員の質問に対して怠慢だと思いますよ。だって、議長、代表者会議で我々緑風会7名の連名で、手紙2通と、僕宛てに相談に送られた手紙と、あと昨年、証拠になるような携帯画面、実際にその方から、越川議員に関わる方から相談を受けたものを提出しているではないですか。そういったものを理事者は見てないんですか。その上で調査してないんですか。これは調査するべき案件じゃないですか。刑事刑事って言っていますが、民法の扶養義務、民法に関しては全く触れていない。それに対して不法行為というふうに言っているにもかかわらず、民法のことは言わないで刑事、刑事、刑事でって。だったら、民法で正しいかどうか、年収1,000万もらっているCPAや公認会計士の方が、そのまま生活保護を受けている兄を援助しないで2,000万もらっていいのかという話ですよ。公認会計士は年収平均が990何万ですから。2,000万って言っていますからね、ちゃんと根拠に基づいていますからね。そういう意味で、越川議員に関しては生活保護の問題、調査すべきだと指摘させていただきます。
 以上です。
○金子 正議長 鈴木雅斗議員にお答えします。
 1番目はもう……。2番目についてはあなたと特定した発言とは思えませんので、私は整理いたしません。
 続いて、3番目については小泉福祉部長の答弁のとおりであります。
 以上です。
 暫時休憩いたします。
正午休憩


一般質問 大久保たかし議員

午後1時開議
○大場 諭副議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1一般質問を継続いたします。
 大久保たかし議員。
○大久保たかし議員 会派創生市川から未来になりました大久保たかしです。一般質問を行います。
 まずは、幼稚園、保育園、小中学校の防犯体制の強化についてお伺いをいたします。
 本年11月9日に宮城県登米市の認定こども園に刃物を持った男が侵入し、職員4人が素手で取り押さえるといった事件がありました。幸い子どもにけがはありませんでしたけれども、犯人は子どもを殺す目的で侵入をした、2人以上殺して死刑になるつもりだったと供述をしております。
 そこで、不審者を敷地内及び建物内に侵入させない対策について、本市の現状をお伺いいたします。
○大場 諭副議長 小倉学校教育部長。
○小倉貴志学校教育部長 私からは学校の現状についてお答えいたします。
 登下校時の門扉は日中必ず閉め、多くの学校では出入口を正門1か所に限定しております。また、全ての小学校、特別支援学校の通用門には、登下校見守りシステムの導入に伴い防犯カメラが設置されております。来校者用の校舎への出入口は職員玄関に限定しており、受付での名簿記入、所定の名札着用を依頼し、来校者と不審者を識別できるようにしております。課題としましては、昇降口は日中、多くの学校で閉めておりますが、授業や休み時間の出入りがあること、遅刻や早退の児童生徒が使用すること、避難経路であることなどから、常に施錠するのは困難なことが挙げられます。また、コロナ対策もあり、教室の窓や出入口は換気のために開けているなど、使い勝手や衛生面などと防犯面との両立を図ることが大きな課題となっております。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 私からは公立幼稚園、保育園における不審者を侵入させない対策についてお答えいたします。
 公立幼稚園6園及び公立保育園21園では、門扉やベランダ、昇降口などを映すカメラを全園に設置しております。また、門扉は保護者の出入りが多い登降園の時間帯を除き、門扉の鍵やダイヤル式ワイヤーロック、電子錠などで施錠をしております。
 なお、登降園の時間帯は出入口を1か所程度に限定しております。
 次に来園者の対応ですが、物品等の納品などで業者等が来園した場合、カメラつきインターホンで事務室から用件を確認してから解錠するようにしております。また、園に関係のない方の立入りを防ぐため、出入口付近などの人目につきやすい場所に関係者以外立入禁止などの看板を設置しております。そのほか、園の近くに現れた不審者をいち早く把握するため、近隣住民の方々と連絡を取り合えるよう、協力体制の構築に努めております。
 なお、登降園の時間帯に一部の出入口を解錠していることや、園舎内を換気するために窓を開放することなど、施錠が難しい場合の対応が課題と考えられますが、日常の保育と非常時における防犯対策を両立できるよう検討していく必要があると考えております。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 お伺いしました。今回の質問で、敷地内と建物内に侵入させない対策というものを初め分けて質問しようかと思ったんですけれども、この御時世で、どうしてもやっぱり窓を開けなきゃいけないというような状況にあるというふうに感じておりますので、これは一緒に質問させていただきました。日常の保育と非常時における防犯対策を両立していくということで、こども政策部のほうから御答弁がありました。そういった日常の学校であれば、授業と非常時における対策が両立できるようにしていただきたいというふうに思います。ですので、なおさら、この犯罪者を敷地内に入れないということの重要性が増しているというふうに考えております。
 そこで再質問させていただきます。不審者を敷地内、建物内に入れない対策について、他市の現状はどうなのか。また、本市の柵の高度化や校門等への電子錠の設置はできないのか、コストを含めてお伺いをいたします。
○大場 諭副議長 小倉学校教育部長。
○小倉貴志学校教育部長 他市の対策状況につきましては、浦安市では警備員を全小学校17校に1名ずつ、週5日、日中に配置しており、年間予算は約5,000万円程度となっております。防犯カメラにつきましては、船橋市の全小中学校に設置しており、習志野市では通用門が職員室や事務室から死角になるなどの場合に設置しております。
 柵の高度化につきましては、既存の柵を撤去し、高さ3mの一般的なフェンスを新設した場合、敷地の外周が約500mの中規模校では約3,000万円程度の費用が見込まれます。電子錠の実情につきましては、正門が極めて人通りが多く、防犯上課題のある学校、高低差があり、校舎から正門が全く見えないという学校の2校がございます。電子錠を既存のものに設置する場合の費用は1か所100万円、電子錠つきのものに全て取り替える場合は1か所400万円程度となっております。柵や電子錠の設置に当たりましては、大変費用がかかるものでありますことから、必要性を見極めた上で対応してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 公立幼稚園、保育園についてお答えいたします。
 まず、警備員につきましては、近隣市の状況を確認しましたところ、本市と同様に船橋市、松戸市などの近隣市におきましても警備員を配置していない状況となっております。
 次に、柵を高くすることについてです。小中学校と同様の仕様で柵を設置することとし、中規模の施設である百合台幼稚園と本北方保育園を例に費用を算出いたしますと、百合台幼稚園は外周約220mで設置費用は約1,200万円となります。また、本北方保育園では外周約130mで費用は約700万円となります。
 電子錠につきましては、現在、待機児童対策の一つとして、幼稚園内にいちかわ保育ルームを開設している3園に設置しており、設置費用につきましては、1か所当たり約50万円となります。
 今後の柵や電子錠の設置でありますが、柵につきましては、民家と隣接している園が多いことや、また電子錠の設置につきましては、現在、来園者がある場合は、保育士が保育から離れ、門扉まで解錠しに行っており、門扉まで遠い園では大きな負担となっていることなど、各園によって様々な状況であることから、必要性を十分に見きわめた上で対応を検討してまいります。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 御答弁伺いました。警備員については、幼稚園、保育園は近隣市も配置をしていないということで、学校は浦安市のみということでした。17校で週5日勤務で年間5,000万円ということで、それなりの金額はするのではないかというふうに思っていますけれども、これは多額のランニングコストがかかっているわけですが、例えば登校時間帯だけ人員を配置するとかというような考え方はあると思います。
 ということで、コストを考えると、人を配置して延々その費用を払い続けるということよりは、柵の高度化と電子錠の設置が長期的に見れば費用対効果が一番安くなるのではないかというふうに考えております。確かにこの電子錠と柵の高度化についても費用がかかりますけれども、できない金額ではないかなというふうに考えております。
 ここで再質問です。学校のみですけれども、門は保護者や業者さんが閉め忘れることも多いですけれども、校門が遠いとか、死角となっている学校は、防犯対策として電子錠を優先的に設置するべきと考えておりますけれども、お考えをお伺いいたします。
○大場 諭副議長 小倉学校教育部長。
○小倉貴志学校教育部長 校門が死角となっているような課題のある学校や防犯に対する要望のある学校への電子錠などの対策につきましては、学校への聞き取りや現場の状況を確認し、必要性を見定めた上で優先度合いについても検討してまいります。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 私が実際、近所の学校で、学校に行くわけじゃないんですけれども、その前を車でよく通るんですけれども、過去、門が開いているもので、度々下りて門を閉めて、そのまま車で出かけるといったようなことがありました。なので、現実的に、さっき閉めていますというふうに言われたんですけれども、どうしてもやっぱり開いてしまうこともあるので、そういうことを考えると、事務室から操作ができるというのが一番いいのではないかというふうに思っております。優先度合い等を考えていただいて、現場の声も踏まえて御対応をお願いしたいというふうに思っております。
 では、再質問ですけれども、公共施設個別の建て替え計画に入っております、予定されている宮田小学校や大洲幼稚園などの建て替えに際し、防犯対策をどのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。
○大場 諭副議長 小倉学校教育部長。
○小倉貴志学校教育部長 宮田小学校についてお答えいたします。
 宮田小学校につきましては、校舎等の建て替えに向け、現在、建て替えに関する基本構想、基本計画の策定を進めております。その中で新しい宮田小学校の学校像の一つとして、町なかの学校ならではの防犯計画が整った安全、安心な校舎とすることや、学校開放とセキュリティーの両立を実現し、地域とのつながりがある学校を目指すことを掲げる予定であります。また、この学校像を実現するための具体的な施設整備計画では、登下校管理システムや防犯カメラ、自動警報システムなどの適切な安全管理設備、防犯設備の設置を検討することとしており、電子錠の設置につきましても、安全、安心な校舎を具現化するために有効な方策の一つと考えております。
 一方で、高い塀を設置した場合、一定の防犯性の向上は見込めるものの、学校の閉鎖性や地域への圧迫感が高くなるとも言われており、地域とのつながりがある学校を具現化するため、その設置に当たっては、学校の意向や地域の意見を聞きながら検討する必要があると考えております。今後、外構のデザインや仕様等を検討する設計段階において、学校運営協議会等で協議、調整を行ってまいります。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 大洲幼稚園の建て替えについてお答えいたします。
 公共施設個別計画では、令和9年度から令和12年度の間に大洲幼稚園の建て替えを行うこととなっております。その際には防犯対策の強化について検討すべき事項と考えております。
 また、柵を高くするなどの外構の整備につきましては、幼稚園は在園児や保護者だけではなく、地域の方々に対して園庭や園舎の開放、子育て相談などを行っており、地域に開かれた交流の場でもあります。これらのことから、大洲幼稚園の建て替えに当たりましては、保護者や近隣自治会、関係機関などから意見を聞くなど、協議、調整をしていきたいと考えております。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 基本的には、建て替え計画の際に建物と外構を一緒に整備をすることというふうに聞いているんですけれども、そういうことであれば、ゾーン分けなんかもしっかりできるというふうに思っております。外構は、特に柵の高さについては先ほど来の答弁と同じだと思うんですけれども、近隣の方とか関係箇所に相談して意見を聞いて決めるということで、そういった際に何が優先するのかということをしっかりとお考えいただいて、子どもの命が最優先であるということをお考えいただいて、次の侵入してしまった場合の対策に移ります。
 不審者が建物内に侵入してしまった場合の対策についてお伺いをいたします。
○大場 諭副議長 小倉学校教育部長。
○小倉貴志学校教育部長 小中学校についてお答えいたします。
 不審者が建物内に侵入してしまった場合の対策としましては、多くの学校で学校防犯に関する職員研修や児童生徒の危険回避能力の向上を目指した不審者対応訓練などを実施しております。この訓練では、不審者発見者は防犯ブザーによって緊急事態の発生を迅速に周囲に知らせ、教職員はさすまた等を使用し、不審者を児童生徒に近づけないようにしながら応援を求めるなどのシミュレーションを行っております。これまで配備してきましたさすまた等の防犯用具につきましては、学校や学校運営協議会からの要望も受けていますことから、来年度からの追加配備を検討しております。また、整備済みの学校安全計画及び危機管理マニュアルが実効性のあるものとなるように定期的な検証、見直しを行ってまいります。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 不審者が建物内に侵入してしまった場合の対策についてお答えします。
 公立幼稚園、保育園では、防犯不審者対応マニュアルに基づき避難訓練や通報訓練などを実施しております。これらの訓練は日中の保育時間や朝夕の延長保育時間など、あらゆる時間帯や侵入場所を想定し、計画的に実施しております。加えまして、職員などに日時を知らせない抜き打ち訓練も実施しております。避難訓練では、あらかじめ決められた合言葉で不審者の発見を知らせるとともに、迅速に児童を安全な場所に避難させるほか、保育室に児童が取り残された場合を想定して、児童が見えないようカーテンを閉め、不審者が侵入しないよう出入口を施錠する訓練を行っております。また、給食室では出入口を施錠し、侵入者の手に渡らないよう包丁などの刃物を隠すなど、状況や場所に応じた対応ができるよう実施しております。また、通報訓練では、不審者が侵入してきた際に全ての職員が確実かつ冷静に対応できるようにするため、警察と連携し、事務室の固定電話や保育室等にある携帯電話から警察に通報する訓練を実施しております。公立幼稚園、保育園においては、このような訓練を行い、不審者が侵入してしまった際の対策に取り組んでいるところでございます。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 かなり訓練もされているようで安心をいたしました。犠牲者を出すということはやっぱり考えられませんので、完璧に対応していますといったような状態をつくったとしても、それでも必ずどこかにやっぱり穴はあると思いますので、今後も実効性ある対策を講じていただきますようにお願い申し上げまして、次の質問に移ります。
 水インフラについてです。江戸川放水路に架かる水管橋の老朽化及び災害時の水の確保について。
 江戸川放水路の水管橋は2か所整備をされている中、いずれもこれは県の所有ですけれども、水管橋は耐用年数を超過しているというふうに伺いました。千葉県によれば、耐用年数を超えても使用できるといったような回答があったようですけれども、今後の布設替えの計画についてお伺いをいたします。
○大場 諭副議長 水野危機管理監。
○水野雅雄危機管理監 管理者である千葉県に伺ったところ、水管橋の法定耐用年数は48年で、上流の水管橋は55年、下流の水管橋は48年が経過しているとのことです。水道施設全般に至っては、国の基準やガイドラインに基づいて定期点検の中で安全確認やメンテナンスを行っているとのことで、今後、県全体の計画の中で布設替え等の検討も行っていくと伺っています。
 以上です。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 法定の耐用年数が48年で、下流のほうはちょうど48年たっていると。上流のほうは55年が経過しているということで、耐用年数を過ぎていることと布設替えの検討をしているということで理解いたしました。
 再質問させていただきます。災害時も含めて、何らかの事故等で水管橋が破損や崩落した際に行徳・南行徳地区、浦安市にまで水を供給する対応策はあるのかお伺いします。
○大場 諭副議長 水野危機管理監。
○水野雅雄危機管理監 千葉県からは行徳地区、南行徳地区、浦安市に安全に水道水を供給するため、江戸川放水路に2橋、3本の水管を整備し、そして互いにバックアップする仕組みを取っていると伺っています。また、江戸川を水源とするルートと利根川を水源とするルートの2系統で運用し、ルートの切り替えも行えるとのことです。仮に水管橋2橋が使用できなくなった際は、他の水道事業体に水道水の供給応援を要請する計画と伺っています。
 以上です。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 江戸川のルートと利根川のルートが存在しているということで、いずれかでバックアップをしていくということで理解いたしました。
 そもそも、これ、数年前に私が所属している団体で行徳で事業を行った際に、初めて水管橋というものの存在を知ったわけですけれども、その事業が散歩の事業だったもので、いろんなことを調べ始めまして、そのときにちょうど県の担当部署にも電話していろいろ確認をさせていただきました。そうしていたら、本年に入って、10月に和歌山の水管橋の崩落事故がありました。和歌山の水管橋自体は月1回、目視での点検をしていたようです。そして、内部に水がたまって腐食が進み、崩落をしたと。同じく10月の市原市での水管橋の破損、こちらは接続部のボルトの腐食と前日の地震の影響により破損したということです。この江戸川放水路の水管橋というのは年間4回点検をしているようです。和歌山は月1回点検をしていたということで、ちょっと少ないのかなということで気になっております。
 この水管橋に何かがあった場合に一定期間、水道水の供給が止まったりするわけですけれども、そういった場合に飲料水の確保をどうするのか、現状と考え方についてお伺いいたします。
○大場 諭副議長 水野危機管理監。
○水野雅雄危機管理監 災害時の飲料水は、まず、小中学校の受水槽の水を使用する計画です。この受水槽の水量は約170万リットルで、1日1人3リットルを目安とすると市民全員が飲用できる水量を優に確保していることになります。また、大洲防災公園には10万リットル、広尾防災公園には12万リットルの水道管に直結した耐震性貯水槽を備えているところです。このほかにも、災害時の応援協定を締結している市町村の応援や災害時支援協定の事業所の協力を得て災害状況に応じた給水活動を行います。また、東日本大震災で液状化の被害を受けた浦安市では、海上自衛隊の水船から飲料水を供給したと伺っています。本市でもあらゆる手段を駆使し、飲料水を確保していきます。
 以上です。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 再質問です。学校の受水槽について、水の供給は各蛇口からされるのか。受水槽に蛇口がついているようですけれども、その蛇口は何か所あるのか。誰が災害時に管理をするのか。そこに長蛇の列ができることはないのかお伺いいたします。
○大場 諭副議長 水野危機管理監。
○水野雅雄危機管理監 災害時は学校に備えつけの蛇口からではなく、受水槽本体に取り付けた蛇口から供給します。受水槽には2から3個の蛇口がついています。この受水槽は、平時は各学校で管理していますが、災害時は避難所を担当する職員も加わり、管理運営する計画です。水道水の供給時には多くの方が集まり、順番を待つ光景がメディアでも取り上げられています。東日本大震災の際に水の供給がストップしたハイタウン塩浜では、長蛇の列を回避するため自治会の皆さんが中心となり、整理券が配布されました。このような工夫が必要だと、そのように考えています。
 以上です。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 学校の受水槽からの水の供給については認識をしておりましたけれども、防災公園の耐震性飲料用貯水槽については、この質問の際に初めて認識をいたしました。なかなかすばらしい仕組みになっているというふうに思っております。そのほか、ほかの水道事業体や自衛隊についても協力していただくということで理解をいたしましたけれども、災害時というのは何が起こるか分かりませんので、さらなる多様な供給網の構築に努めていただきたいというふうに思います。
 今回、この水管橋と災害時の水の供給ということで質問させていただきましたけれども、市原の水管橋の破損を受けて、県議会のほうでももろもろ質問が出ているようですので、なかなか回答もしづらいかと思います。まずは布設替えの検討というふうにおっしゃっておりましたけれども、その前に、まず点検だというふうに思いますので、腐食が進んでいないのか、市原と同じようなことにならないのか、早期に点検をしていただくようにお願いを申し上げまして、次に移ります。
 次は、下水道の整備についてです。下水道の未整備地域の下水道管渠の整備状況については、先順位者への質問により、令和2年度の整備率が0.6%増の75.9%、そして千葉県の下水道公社への業務の委託や複数年度で設計・施工一括発注のデザインビルド方式の採用で、今後は伸び率が期待できるということは理解いたしました。これまで整備をしてきた下水道管渠はかなりの延長になるかと思います。東日本大震災の際に浦安市では、液状化により下水道管渠の損傷があったというふうに認識をしております。地震に対する本市の整備済みの下水道管渠の耐震化の状況についてお伺いをいたします。
○大場 諭副議長 髙久(たかく)水と緑の部長。
○髙久(たかく)利明水と緑の部長 大地震時において、下水道管渠は地震の揺れにより、マンホールと管渠の接続部に破断やずれが生じ、汚水を流下させる機能が失われることになります。また、液状化が発生してしまいますと、マンホールが地上に浮上してしまうことになり、マンホールと管渠の接続部が破断し、同じく汚水を流下させる機能が失われるだけではなく、道路交通に支障を来すことにもなります。東日本大震災においても、下水道管渠に多大な被害が発生したことから、平成26年度には、国土交通省より、整備済みの下水道管渠についても耐震対策を実施する旨の通達がありました。この対策の内容としましては、大規模震災時に緊急物資の輸送や救助活動に必要な緊急輸送路下の管渠と、避難者が一時的に生活することになる避難所や市役所などの防災拠点から下水道の流末までの管渠、また、処理場に直接つながる幹線管渠について耐震化を図ることを求めるものでありました。このことから、本市においても、既設下水道管渠に対して大地震時における影響の調査を実施したところ、何らかの対策が必要な管渠が約100km確認されました。
 また、液状化が発生した場合には、下水道管渠だけではなく、道路にも甚大な被害が発生することとなりますことから、この約100kmの管渠に対して、液状化発生の可能性について併せて調査を実施しております。その結果、約40kmの管渠に液状化発生の可能性があることが判明いたしました。これを受け、この約40 kmの管渠のうち、液状化発生リスクが特に高い約20kmの管渠について、早期に対応するため短期総合地震対策計画を策定し、平成28年度から令和2年度までの5か年で対策を実施し、既に整備が完了しております。現在は引き続き残り約20kmの管渠について中期総合地震対策計画を策定し、令和3年度から令和7年度までの5か年間での対策を実施することとし、整備を進めているところであります。
 具体的な耐震対策としましては、地震時の液状化によって発生する浮力により、マンホールが地上へ浮上し、緊急車両等への通行を阻害しないためのマンホールへの浮力を防止する対策や、マンホールと管渠がずれたり外れたりして、流下能力が失われないようにするための可とう性継ぎ手の設置などの対策を実施しています。また、これらの管渠の耐震対策に加え、マンホールトイレの整備も行っております。大規模震災時における避難所生活においても、快適で衛生的なトイレ環境の確保は重要であります。このことから短期・中期計画の中で、避難所である小学校のうち、今後の建て替え計画も考慮し、公共下水道区域内のまず10校について、マンホールトイレを設置することとしました。具体的には、新井小、新浜小、南新浜小、福栄小、幸小、塩焼小、妙典小、大洲小、富美浜小、大和田小であります。このうち、現在は5校の整備が完了しており、具体的には新浜小、南新浜小、福栄小、富美浜小、大洲小となります。本市としましては、今後も計画に基づき下水道管渠の耐震化を早期に進め、地震に強い下水道施設を目指してまいります。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 御答弁お伺いしました。液状化リスクが高い40kmのうち、特にリスクの高い20kmの耐震化を済ませたということで、残り20kmは令和7年度までに耐震化するということで理解いたしました。
 そして、何らかの対策が必要な100kmのうちの残りの60km、こちらについてはいつごろ耐震化するのか、お伺いをいたします。
○大場 諭副議長 髙久(たかく)水と緑の部長。
○髙久(たかく)利明水と緑の部長 残りの約60kmの管渠につきましては、令和7年度に中期総合地震対策計画が完了しますので、令和8年度より引き続き耐震対策を進めてまいります。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 残り60kmについても、遅れることなく整備をお願いしたいと思います。
 行徳地区に行くと、下水道は工業地帯以外は100%整備されていると。やっぱり北部に行くと、いろいろ話した後に、それはいいけれども、下水道、まだと言われることが多々ありますので、そういった市民の皆さんもまだ多いということで、下水道管渠のほうの整備はしっかりとお願いしたいと思います。
 あと県の施設であります江戸川第一終末処理場、こちら9系列のうち1系列のみ、本年3月に供用を開始しておりますけれども、こちらも管渠整備とともに第2、第3系列の早期整備を県に対して要望していただきますようお願い申し上げまして、この項目は終わらせていただきます。
 次に、村越市長の私設秘書と言われていた人物の逮捕についての捜査協力の状況について、どのような捜査協力をされているのか、広報室長にお伺いをいたします。
○大場 諭副議長 麻生広報室長。
○麻生文喜広報室長 私からお答えいたします。
 御質問は、市長の後援会の事務所関係者の方についての件だと思いますので、本件の事案の概要について説明させていただきます。本年5月24日に千葉県警察が市役所第1庁舎に来庁され、この方を逮捕した旨を初めて伝えられたところでございます。この件につきまして、副市長2人をはじめとして、私を含めました職員が事情聴取を受けたところでございます。
 なお、逮捕容疑については、電磁的公正証書原本不実記録・同供用とのことでした。
 その後、報道機関によりますと、6月15日に千葉地検が起訴したとのことで、これを受け、市長より報道は承知している。当人の私的な法人に関することなので詳細は把握できていない。まずは捜査に全面協力をしているところですとのコメントを発したところでございます。その後、本年10月1日に千葉地方裁判所において有罪判決がなされたところでございます。市長のコメントにもあるように、捜査に協力しているということでございます。また、後援会事務所の関係者であるものの、私的な法人に関する事案であり、市政とは関係ないことでございますので、御理解いただければと思います。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 この件に関して大津副市長が千葉県警との窓口になっている、その理解でよろしいでしょうか、大津副市長。
○大場 諭副議長 大津副市長。
○大津政雄副市長 今、広報室長が申し上げたとおり、千葉県警の捜査に全面的に市川市として協力しております。協力するに当たっては、その窓口となる者として、私が当たっているというところでございます。
 以上です。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 大津副市長にお伺いしますが、先ほど広報室長が、捜査は終了したと思われるといったような答弁がありましたけれども、いつ頃まで警察による職員の聴取は行われていたのか、お伺いします。
○大場 諭副議長 大津副市長。
○大津政雄副市長 捜査については、本市として協力を求められましたので、全面的に協力をしてまいりました。協力する中で千葉県警からは、捜査に関する情報について、内容については、これは漏らしてはならないということで要請を受けておりますので、今の御質問にはお答えできないということで答弁をさせていただきます。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 はい、分かりました。
 では、村越市長にお伺いします。村越市長は、9月16日に開催された部長会議でこのように発言をされております。あれだけ警察が嫌がらせのような捜査を繰り返していましたけれども、結果としてほこり一つ、ちり一つ出ないというのが結論であります。私はこの間の県警による不当で不法な捜査に関して、実は厳重に抗議しているところですとあります。不当で不法な捜査というのはどのような捜査が行われたのか、村越市長にお伺いします。
○大場 諭副議長 村越市長。
○村越祐民市長 今お読みになられた資料がどこでどういうふうに議員にもたらされたのか、よく分かりませんけれども、おおむねそういうような発言をしたとおりであります。
 また、先ほども越川議員の質疑の中だったと思いますけれども、抗議をしたというのはそのとおりであります。つまり私人の会社の登記に関する事案でありますので、市としては関係のないことですので、それに関して抗議をしたということです。
 以上です。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 市に関係のないことで県警が捜査に来て、そこで不当で不法な捜査があったから抗議をしたという理解でよろしいですか。
○大場 諭副議長 村越市長。
○村越祐民市長 まさしくそのとおりです。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 では、不当で不法な捜査とありましたけれども、不法な捜査というのは違法行為ということですけれども、これは違法行為が行われたということですか。
○大場 諭副議長 村越市長。
○村越祐民市長 そのように認識しているからこそ抗議をしています。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 笠原副市長にお伺いします。笠原副市長は不法行為を確認しているんでしょうか。
○大場 諭副議長 笠原副市長。
○笠原 智副市長 捜査に関することですので、これ以上の答弁は差し控えたほうがよろしいかと思います。
 以上です。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 それでは、この9月16日の部長会議で先ほどの市長の発言、これ以外に、大変不遜な物言いですが、千葉県警に私どもの組織が揺らぐことは絶対にありませんとか、千葉県警に御指導いただくような筋合いのものではありませんとか、私の方針どおりに仕事をされた職員の皆さんが嫌がらせのような捜査にさらされてきたとはとんでもないことだと思っていますとか、そういったような発言がありました。捜査に全面的に協力するというふうにおっしゃったはずなんですけれども、なぜこのように対峙をされるような発言をされるのか。全面的に協力をしていたんだけれども、不法行為があったから、だから、こういった対峙をするような発言をされているのかお伺いします。
○大場 諭副議長 村越市長。
○村越祐民市長 捜査に協力するということと警察が適切な対応をしてきたかどうかということは全く別のことであります。不適切なことがあれば、私は職員を守る立場から抗議をするし、必要なことはきちんと協力をしますが、必要のないことは協力する必要がないと、そのように考えています。
 以上です。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 一番初めに広報室長が答弁されました。捜査は終了したと思われる。そして村越市長の発言で、ほこり一つ、ちり一つ出ないというのが結論とか、この事態はもう終息しておりますというような発言がありましたけれども、こういったことも踏まえて捜査が終わったという理解でよろしいのでしょうか、お伺いします。
○大場 諭副議長 村越市長。
○村越祐民市長 先ほどの質疑の中でも答弁しましたけれども、ぜひ議員も警察の方と親しいのであれば、警察にそれ聞いてください。
 以上です。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 大して親しくはございません。
 では、大津副市長にお伺いします。答弁できなければできないで結構です。千葉県警が持っていった市川市役所内部の資料は任意提出なのか、押収なのか、お伺いいたします。
○大場 諭副議長 大津副市長。
○大津政雄副市長 まず、その情報をどう得られたのかというのは、ちょっと確認をさせていただきたいところですが、反問権ありませんので質問はしませんけれども、これまでの大久保議員の御質問を聞きますと、職員からいろいろ聞き取っている、その前提で御質問されているようでございます。私ども冒頭申し上げましたように、県警から捜査の協力、これはあくまでも任意です。任意の捜査の協力があって、それに対して全面的に協力していると。協力してくださいという要請があったので協力をしているものです。
 ただ、その際に捜査に関する情報については、これは漏らさないようにお願いしますということを要請を受けています。これは私だけではなくて、職員も同様だと考えております。その中で大久保議員がいろいろ情報を得ているとするならば、罰則規定はないものの、県警から要請を受けた内容が職員から漏れているとするならば、これは少し懸念をする事項であります。結論から申し上げれば、捜査に関する情報は県警から漏らさないようにということで要請を受けておりますので、お答えはできないということでございます。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 大久保議員。
○大久保たかし議員 では、もうこれで終わります。
 最後に、本日の質問内容にございました県警の捜査については適正に行われたものというふうに私自身は単純に信じておりますけれども、それをお伝えすることと、今回、質問訂正をいたしました塩浜学園の解体工事に係る入札資格審査につきましては、また次の機会に質問したいと思います。
 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。


○大場 諭副議長 申し上げます。次に鈴木雅斗議員の質問でございますが、その前に、現在、議会中継システムに不具合が発生しております。
 復旧までの間、暫時休憩いたします。
午後1時48分休憩


一般質問 鈴木雅斗議員

午後2時20分開議
○大場 諭副議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 簡単に中継のシステムの状況を申し上げますと、結論は原因が不明、初期化して復旧、システムが稼働したということで再開をさせていただくことになりました。再現性がありませんので、今後また、可能性はあるということだけ御承知おきください。
 それでは、会議を継続いたします。
 一般質問、鈴木雅斗議員。
〔鈴木雅斗議員登壇〕
○鈴木雅斗議員 緑風会第1、鈴木雅斗が通告に従いまして質問させていただきます。
 まず、質問の前に議長に申し上げたいのですが、アフターコロナに向けた質問の(1)と(2)の項目を交換させていただきたいのですが、よろしいでしょうか。
○大場 諭副議長 承知しました。
○鈴木雅斗議員 ありがとうございます。すみません、苦しいのでフェースガードにさせていただきます。
 人生って、いろいろ偶然があると思うんですよ。それを奇遇って言いますよね。僕があるとき、パソコンでかたかたとやったら1通のメールが届いたんです。あなたが第1回レヱル・ロマネスクミーティングに選ばれましたと。そんなの申し込んだかなと思ったけれども、よくよく調べてみたら、何か鉄道のアニメのイベントっぽいなって思ったから、じゃ、福島、ちょっと行ってみようかなと思って準備をしていました。そしたら、その次の日に運営会社から謝罪のメールが来ました。何と公開されているメール、議員に対していたずらで申込みがなされてしまって何人か当せんしてしまったと。それで深く陳謝させていただきたいという内容でしたので、僕はこう返しました。だったら、この当せん有効ですか、ぜひとも僕行ってみたいですと言ったら、本当ですか、これは僥幸ですよとまで言われてしまって、えって。そこまで、僥幸とまでおっしゃっていただける。しかも、イベントの中で、何と私、演説する機会を与えられて、いろいろ投票に行きましょうとか、アニメで町を盛り上げることができるというふうに言ってきた思い出が、それがすごく心に残って今回の通告にしたんです。
 「レヱル・ロマネスク」や「鉄道むすめ」と言われても、ぴんとこないと思いますが、きれいな女性がいわゆる鉄道を模したカラーとか、そういったものを模して、新京成線がたしかなっていましたかね。いろんな女性になっていたりするんですよね。そういった売れているアニメというものはプレミアムがつくんです。例えば100円のボールペンもあれば、立派なモンブランのボールペンだってある。100円だけれども、こっちは10万円だって。何でかといったら、モンブランにブランドがあるから。じゃ、市川市にモンブランの製造工場をつくったらモンブランのふるさと納税ができるのかというのは、ちょっと飛躍し過ぎているんですが、こういった、例えば人気があるアニメグッズの版権をくださいと言うんですよ。版権をちょっと分けてください。例えば描かれている「鉄道むすめ」さんだったり、「レヱル・ロマネスク」さんだったり、できるんだったら、売れっ子、「ドラゴンボール」とか取れたら最高ですよね。例えばそれの限定のぬいぐるみの服とか、限定の丸々なんか作れたら、障がい者の方々の待遇や状況がよくなると思うんです。お答えいただきたいです。
 このイベントというものは、福島のある私鉄を借り切ったんですよ。電車の貸し切り、2両です。だから、「レヱル・ロマネスク」の参加者しか乗ってなくて、そこで言えるんですが、何とそれが東横線だったんです。僕が生まれたときの東横線だったから、あっ、ママが渋谷経由で連れていってくれた自由が丘の列車に貸切りで乗れたんだという温かさと、あとは操車場に連れていってくれたんですよね。そのときに、初めて僕はタラップで降りたんです。駅から降りたら、普通、こういうふうになりますよね。階段で降りるんですよ。見てみたら車両の大きいこと。えって、それで思いました、うそって。もしホームに落ちて、こんなものに万が一があったら大変じゃないかって。ホームで危ないぞという教育を何か実践的にやるというものはあんまり聞いたことがなかったんです。東京メトロさん、今、妙典に操車場があるじゃないですか、あんな10両編成で大きなもの。それ、ぜひとも子どもたちに安全教育の一環として見てもらいたい。そして、いわゆる鉄道オタクと言われる、鉄道が本当に大好きな子どもたちだったら喜んでいただきたい。
 さらに言うと、その周りの妙典の広場で課外学習で、できるんだったら火の使い方ということで、バーベキューをしながら、何かそういった課外活動ができれば幸せじゃないですか。そう、我々の仕事は市民の皆様を幸せにする義務があるんですよ。いかがですかね。
 次が本宮ひろ志先生の著作「サラリーマン金太郎」に関してです。本宮ひろ志先生は何と市川市出身なんです。僕、「サラリーマン金太郎」、大好きなんですよ。偶然助けたおっちゃんに言うんですよ。俺、一度やってみたかったんだよ、サラリーマンというやつをよって言って、元族上がりの心が熱い金太郎は妻を亡くしてしまった。子どもを背負って会社に来ました。子どもが暴れるって。金太郎、仕事はいい、ただ、子どもをどうにかしてくれって言われるシーンなど、とても印象的ですよね。シングルマザー、シングルファザー、そして家族の多様性と言われている中で、いわゆるシングルファザーの金太郎が保育園もない状況で、腕一本とハートだけでのし上がっていく姿というものは痛快そのものであります。その漫画版権に関しては交渉しているというふうなことなので、いかがでしょうか。僕としては、やっぱり住民票、結婚おめでとうというところにサラリーマン金太郎だったり、死んでしまった奥様もしくは新しい奥様がいらっしゃったか分かりませんが、様々なキャラクターを利用してというふうなことでやっていくのはとても楽しいんじゃないですかね。従うんじゃなくて主でいけって。従うだけがサラリーマンじゃない、楽しいことを突っ込んでいくんだというサラリーマンの思い、果たして理事者の皆様はどのように捉えていらっしゃいますでしょうか。
 次、これは議運、そして議長も確認しているとおりの内容で、そのまま読ませていただきます。フェミニスト議連の圧力によって御当地ブイチューバーが活躍する警察の動画が抹消され、運営会社の女性が怒りの声を上げ、抗議の署名が4万筆以上集まった。このことについて、いわゆる非実在青少年という定義で始まった二次元の女性や男性の書き方について、シティセールス的に市長の見解を求めるです。
 次、僕が猫好きなのは皆様御存じでいらっしゃいますよね。同僚の久保川議員とよく会うときには、久保川さん、猫、元気と言うと、うん、元気だよという挨拶が何か定番になっています。僕も家に帰ってきたときに、猫のとむじろうが待っている。迎えに来てくれるんですよね。かわいいって。それで、ただいま、とむじろう、チュッチュッて。えーっと言って、マサ様と言った嫁がいた、そんな幸せなときもありました。
 動物が嫌いな人がいたら申し訳ないけれども、触れるって、とても幸せになりますよね。僕も会派緑風会にドラえもんのぬいぐるみを置いていますが、あれを触ると、とても幸せな気分になるんですよ。それで犬、猫を触ったり、モルモットの大行進、あとカピバラやアルパカ、馬さんとかとわーっと触れたりとか、もしも乗れたりとかしたら、とてもいいんじゃないかなって、僕、思うんですよ。見解を伺います。
 動植物園に関しては、モルモットの大行進に関してはバズっていますよ、めちゃくちゃ。あれ、流しカワウソなんかは、アメリカの友達がリツイートしているのを見て、これはイチカワシティ・イン・ズーと言っているんですよね。これはもう大ヒットですよ。動植物園は花形と言って過言じゃない。もう最高に褒めさせていただきます。
 そんな動物好きの皆様が集まる動植物園、そこで譲渡会をやればいいじゃないかって。とむじろうも拾ったんですよ。ただ、生まれたときから心臓が悪かった。だから、2年半後に原因不明の心臓発作を起こして命を失ってしまった。もっと早くとむじろうを入れてやればという思いが僕には今でも残っているんですよ。小さい命を救うということは大きな命を救うことに絶対つながるんです。
 分かりやすい例で言うなら、例えば動物の殺傷事件が起きたら、その地域というものは治安がすごく悪い、何かすさんでいる地域なんだろうなというふうな印象を持たれかねない。けれども、市川市は日本一、動物に優しい町だと僕は思っています。何でかというと、小動物の火葬場は骨まで返してくれる。これは日本で初めて。保健所もないのに譲渡会もやっている。何でこんなに優しいのかと思うのに、シティセールスに関してつくってないというのは本当に疑問ですよね。だから、この犬猫譲渡会に関しても前向きに考えてほしい。
 次、学校の制服の自由化についてです。「長沙里9.15」という映画を見ました。これは非常に衝撃的でした。なぜかというと、時は朝鮮戦争。仁川上陸作戦の陽動のために上陸するのに使われたのが高校生です。学ランを着て銃を持って突撃していくんですよ。これは映画の表現だから、ちょっと日本共産党さん、申し訳ない。共産党の軍隊が戦うんだって言って、どんどん死んでいくんですよ。それを見ていて、僕は心が痛くなった。制服は軍服なんですよ。この軍服を僕は着続けさせるということは子どもたちを、確かに統制という社会面で教え込むことはいいと思う。だけれども、統制を教えるその前に感性の自由というものを尊重したらいいじゃないか。少年犯罪はどんどん減っているんですよ。大学の学生服を自由化したとしても問題なかったじゃないですか。だったら、今、体操服と制服が両立している中で、さらに何かスラックスを選べるようにできないかというふうに思っております。体操服、学ランを選べるということに関しては、スラックスに関して選べるところから少しずつ変えていったらいいのではないかなというふうに思っておりますが、見解をお伺いいたします。
 次に、モノポリーを利用した研修についてです。
 私、あるとき、ある機械に関して、どうしてもどうしても市民を救うために必要だから、これだけは導入したいということで徹底的に調べたことがありました。その機械の見積りは、当初、僕は300万程度だと聞いていたものが、いつの間にか500万、プラス排水設備と聞いたので、えっと思いました。えっと思ったので、直接その会社に電話しました。どういうことですかって聞いたら、念には念を入れたいろいろな設備を入れると、こういうふうになりますが、厚生労働省に合わせた基準だったら250万程度で済みますって。そこをもう一つ、何かおまけをつけてくれれば、うちも納得しやすいんですよね。分かりました、でしたら消耗品をセットいたしますのでというふうな話で、5分で250万に下がったんですよね。そうなると、ここで所管部署を何でなのかって弾劾するよりも、何でそれができなかったのかということを考えるほうがいいんですよ。モノポリーは無所属の会の増田議員さんもやられております。またやりたいですね。
 その中で、権利証を金で買って交渉して、最終的に相手からレンタル料を取って破産させるというゲームです。ただ、破産させるのはゲーム上だから、どんどんみんな熱中していく。アメリカでモノポリーが強いと言ったら、何でモノポリーが強いのと聞かれるぐらいに、僕の大学の学歴よりも聞かれる、そのモノポリーというものをぜひとも管理職もしくは新規採用の際に使われてはいかがかなと思います。例えば集団面接の際とか。
 次に、障がい者の労働支援に関して、これは僕、他人事じゃないんですよ。何でかといったら、僕は今、議員をやっていますよね。年収1,000万もらっています。ただ、もし議員じゃなかったらどうなっているかといったら、僕の人生、かなり悲惨だったです。だって、一番長く続いた仕事が自衛隊で2年半、その次が消費者金融で9か月、あとは大体半年以内で辞めているんですよ、僕、仕事が。こういう性格だから、どこに行ったって人と合わないんですよ。これって、どんどん自分が否定されている気分になってくるんですよね。最終的に、もしも運命線が違っていたら、奇遇があったら、僕はフォルテ行徳でずっと紙を折っていたかもしれない。その時給は200円。たまったもんじゃないって。だったら、もっと待遇をよくしなきゃという思いでやりました。
 その中で障害者優先調達推進法というものがあるんですが、これは簡単に言うと、障がい者の団体で売っているものがあるんだったら、それを忖度して買いなさいという法律です。なぜならば、障がい者の方々は何かしら弱いところがあって、もしかしたら余命も短いかもしれない。そんな方々の待遇をよくするためにこういったものがあったんですが、その物販が何と1万円いってない、数千円というレベルだったから質問していたんですが、今、どれぐらい随意契約で買われているのか。アンケートのほうはどうなっているのかということをお答えください。
 次、障がい者支援の冊子見直しについて。
 僕は財政部さん、すごいと思います。今出ているのがスポーツ環境設備の向上というやつなんですが、これ、写真つきで書いてあるから分かりやすいんですよ。これ、前までは文字と罫線だけだったから分かりにくいって言ったら直してくれましたよね。本当にすばらしいです。次は予算書を見やすくしてくれるとうれしいなというふうに心の中で思っているんですが……。見てください、これが、もしも皆様が何かしら障がいを負ったときに渡される市川市の障がい福祉ハンドブックというやつです。僕、改めて見たら、これ、何が言いたいの、表紙からして。障がい福祉ハンドブック、法律でも書いてあるんですかって。支援するためのものですというものが全然分からない。だから、障がいお助け帳にすればいいんじゃないかとか思って、しかも、この3人いる人たちは全員健常者ですよ。下のほうに何か数字が書いてあるのは、これ、暗号書かなと思ったら電話番号だったんですよ。1、2、3、4、5、そのうちファクスが1つ、電話番号4つ。中身、丸に身、知、何とかというふうに書いてあったり、ワードで何かつくったような感じで、こういうふうなものが書いてあるんですが、全く分かりにくい。時々拾ってきたようなイラストがあるんですが、だから、僕、ずっと見て、どういうふうにこれをよくすればいいかといって比較したんです。福祉部と財政部でどうしてこんなに差がつくのかって。言いましたよね。我々は市民の皆様を幸せにする義務があるんですよ。その義務を達成するのに、こんな分かりにくいものを配っていたら、本当に介護が必要な人や助けが必要な人に届かない。いつやられるのかということを聞きたいです。
 次の質問です。熱くなってしまって申し訳ありません。ナンバーのないノーヘル電動キックボードや電動チャリ。例えば僕が全力疾走で皆様に突進してきたら、どのように思いますかということを想像していただけると分かりやすいです。アマゾンとかで見てみると、こういう電動キックボード、簡単に買えます。時速が大体16km、それが歩道でびゅーって走っているんですよ。車道でびゅーって走っているんですよ。保険も入ってない、メットもない、車検も受けてないものがある。当たられた場合、ただじゃすみませんよね。下手したら、体が細い方だったら命の危険にもさらされる。
 東京に行ったら、それが何と無法地帯のようにあって、残念ながら市川駅でびゅーって、ナンバーのない電動バイクを見て警察に通報したことがあります。そしたら、駐輪場にそれっぽいものがあったというふうな話を聞くから、何でこんなものを止めさせているんだって。これは自転車じゃない、バイクだ、しかも違法なというふうな感じで思っているんですよね。電動キックボードや電動チャリというものは取り締まらなきゃいけない。今後の通報や摘発についての動向を伺います。
 災害対策について。蓄電池に関しては、本当に危機管理監、導入ありがとうございます。これに関しては、きっと携帯の充電のために多くの命が救われることでしょう。今見てみたら、大型蓄電池というものがあるんですよね。大体これぐらいの大きさで16kg。何ができるか。電子レンズが使えるんですよ。すごいですよね。高出力の電化製品が使えるということはいろいろできるんですよ。もしかしたら、何か医療器具をつなげられるかもしれないし、携帯も充電するのにもすごい長い時間充電ができるという、とてつもなく、いいものなんですよね。この大型蓄電池を実際に消防に持っていって皆様に見てもらったら、とても楽しそうにいろいろ電化製品つないで、無線がおーっみたいな感じでやっていただいたのが本当にうれしかったです。やっぱり何か話していて楽しくなるって、いいですよね、こういう新しいものに対して。配備、どうですかねということを伺います。
 次は、無線設備の充実、IP無線です。僕は陸上自衛隊でモールスをやっていました。無線というものは、モールス信号だったら、短波放送で送ったら簡単に日本全国に送れるんですよね。トゥトゥートゥートゥトゥトゥトゥートゥートゥトゥって。だけれども、我々はモールスを勉強するのは大変だから音声になるんですが、音声というふうになったら、やっぱりさらに出力が大きいものじゃないといけない。遠くに飛ばしたかったら、なおさら。
 我々は携帯を使えていますよ。基地局がぶっ壊れたらどうなりますか。地震で基地局がばんとなっちゃって基地局が壊れてしまったら、当然携帯もつながらなくなる。携帯が混線することもある。そんな中で、やっぱり独自に電波を発せられる無線というものは非常に貴重なんですよ。それの充実とIP無線というものはインターネットプロトコル、インターネットを使っているんです。インターネットの使われている電波の周波数帯に無線のものを乗っけて、それを送受信するというシステム。僕もちょっと理解するのに時間かかったんですが、これは電話がたとえ混線していても優先枠があるからつながりやすい。しかも、画像を送ることができるんですよ。被災地は今こんな状態です、ぱしゃって。災害本部どうですか、ぱしゃって。たとえ基地局が壊れていても、もしかしたらできるかもしれないという、すばらしいんですよね。このIP無線の配備についてもお伺いします。
 最後に、生活保護行政について、これも議会運営委員会と議長の確認の下で通告を出して認められておりますので、このまま読ませていただきます。平成27年9月10日の市議会定例会の鈴木雅斗の一般質問において、扶養義務者の中に、例えば地方公務員特別職に当たる扶養義務者はいるのかお伺いしますという質問に対し、守秘義務の関係がございますので、お答えは控えさせていただきますとの答弁だった。引用部分はそのまま議事録より抜粋し、削除部分は一切なし。これについて、徹底的に調査すると鈴木雅斗は発言し質問を終えたが、この件について市長の見解をお伺いしますという質問です。
 以上、初回総括の内容とさせていただきます。よろしくお願いします。
○大場 諭副議長 答弁を求めます。
 村越市長。
〔村越祐民市長登壇〕
○村越祐民市長 私からは御質問の4番目と最後の19番目に関して御答弁申し上げます。
 まず、最初のフェミニスト議連の圧力によって、松戸の事例に関してシティセールス的に市長の見解を求めるというところに関してですが、フェミニスト議連、あるいはブイチューバー、非実在青少年、あるいは二次元等に関して詳細な知識を、私、大変恥ずかしながら持ち合わせておりませんので、なかなかコメントを申し上げづらいんですが、ただ一般論として、アニメとか漫画、多様な表現手段に関して他人の名誉を傷つける、そういったことがない限りにおいて、様々な表現、手段は尊重されるべきじゃないかというふうに考えております。
 2つ目の最後の19番目、生活保護行政についての御質問でありますけれども、徹底的に調査するという趣旨の御発言をされたということでありまして、当該発言の議事録を私は拝読いたしましたが、特段の問題はなかったというふうに考えております。
 また、2015年当時の理事者の答弁と現在の私たちの考え方に関して何ら変わっていないということも申し上げておきたいなというふうに思っております。つまり生活保護受給者を十分に扶養することができると思われる方に対して扶養義務を果たしていただきたいものの、一方で、行政が家庭の問題に立ち入ることには細心の注意が必要な側面がありますということと、真に保護が必要な方に確実に保護を行い、この制度が市民の皆様の信頼に応えられるよう努めてまいりたいと考えておりますという趣旨の当時の福祉部長の発言があります。これは、まさしく今でもそのとおりだというふうに思います。
 また、加えて申し上げるならば、この定例会の質疑の中で幾つかやり取りをさせていただきましたが、民法上の扶養義務者による扶養というものは保護に優先して行われるという法律の解釈であったりということは法律事項ですので、そのとおりでありますし、また、プライバシーに十分配慮した上で調査がなされるべきだというふうに私も考えております。
 以上です。
○大場 諭副議長 小沢企画部長。
〔小沢俊也企画部長登壇〕
○小沢俊也企画部長 私からは大項目、アフターコロナに向けての施策についてのうち、(2)と(3)についてお答えいたします。
 まず、(2)についてです。鉄道やアニメ作品には一定数のファンがいることから、作品を使って市独自のグッズを作ることは、市のPRやあらゆる方の雇用にもつながる可能性があると考えております。例として挙げていただいた「鉄道むすめ」と「レヱル・ロマネスク」につきましては、2つの作品、ともに鉄道をモチーフとした作品で、キーホルダーやクリアファイル、缶バッジなどが販売されております。御質問の障がい者作業所等でのキーホルダーなどの作成につきましては、それぞれの障がいの程度や施設における日常の生活の状況により作成が難しい品目がございますので、品目ごとに作成が可能かどうかを判断する必要がございます。
 なお、独自のグッズを作成する場合は、手続として、作品の権利を持つ事業者に商品化するグッズの種類や使用するイラストなどを伝え、承認を得ることが必要になります。その後、使用料などの条件面の調整を行った上で契約して作成することになります。市独自のグッズ作成につきましては、様々な手法を検討し、まずは作品の版権や目的に沿った使用料を考慮した上で交渉に当たることが必要だと考えております。
 続きまして、(3)についてです。本市にゆかりのある方の応援や成功されている方の功績を市民にお知らせすることは、市への愛着や誇りの醸成につながると考えております。御質問いただいた本市にゆかりのある作者の作品につきましては、事業をPRする目的で、使用するまでの手順や費用について、出版社とは数回打合せを行っております。作品の使用を依頼する際の費用につきましては、既存の作品のイラストの一部をそのまま利用する場合は、公的機関には使用料を請求しないと出版社から伺っております。
 なお、この場合でも、利用する先のデータを作者側が用意するため、その実費が必要になります。既存の作品を複数組み合わせて使いたい部分の背景やセリフを変更する場合や新たなレイアウトで使用する場合についても、作者側が加工を行う取決めとなっており、データを用意するため、その実費が必要になります。今後は実費を考慮した上で、使用する用途に合わせて様々な角度から出版社を通じて作者に問合せを行い、実現の可能性を探ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 小倉学校教育部長。
〔小倉貴志学校教育部長登壇〕
○小倉貴志学校教育部長 私からはアフターコロナに向けた施策のうち、東京メトロ車両基地の見学と学校の制服に関する御質問にお答えいたします。
 初めに、車両基地の見学についてです。妙典の車両基地は、電車の車両を間近で見て、そのつくりや仕組みなどを学ぶことができる貴重な場所だと考えます。小中学生の中には、電車好きの児童生徒が一定数おりますので、特にそのような児童生徒にとっては、大変興味を持って学習に取り組むことが期待できます。地域の教育的効果が見込まれる財産や施設を活用することは、児童生徒の学習意欲を高める意味からも有効であります。車両基地の見学につきましては、高校生、大学生への周知も含めまして、東京メトロの意向を確認しながらできる対応を行ってまいります。
 続きまして、制服についてです。前回の定例会後、校長会において、教育委員会より、LGBTQ等の多様性への対応として、男児同型のポロシャツや女子用スラックスの導入を図るなど、さらに柔軟な対応を進めるよう周知を図りました。現在、市内中学校では、男女同型のポロシャツを導入した学校が6校、女子用のスラックスを導入したり、スカート、スラックスを選択したりできる学校が7校と、従来の形を見直す学校が徐々に増えてきております。中には、単にスラックスが好きという理由で複数の女子がスラックスを着用している学校もあり、自然とよりよい方向に広がりを見せています。現在導入していない学校においても、生徒や保護者からLGBTQ等の相談があった場合は柔軟に対応しており、趣旨については全ての中学校が理解をしております。
 また、ポロシャツやスラックスの導入校が増えたことに伴い、保護者の経済的負担軽減の観点から、指定なものだけでなく、色や形状の似た既製品の使用についても弾力的に導入ができるよう、教育委員会から生徒指導主任会等で強く推奨するなど、その旨を各学校へ通知しておりますので、徐々に浸透していくものと思われます。今後も学校による生徒の多様性に応じた対応が進むよう、学校や保護者、地域の方々の意識の醸成を図りながら、引き続き各学校に発信してまいります。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 髙久(たかく)水と緑の部長。
〔髙久(たかく)利明水と緑の部長登壇〕
○髙久(たかく)利明水と緑の部長 私からは(5)動植物園の活用についてのアとイについてお答えいたします。
 初めに、アの動物と自由にモフれるようにしてほしいについてでございます。御質問にありますモフれるとは、市川市動植物園において動物と触れ合えることであると認識しておりますが、本園において動物との触れ合いは人々に癒しをもたらす重要なテーマであると位置づけ、運営をしております。
 そこで、本園での触れ合いの状況について御説明いたします。
 初めに、動物との触れ合いのメインゾーンであるなかよし広場においては、モルモット、ウサギ、ヤギ、ミニブタの触れ合いを行っております。触れ合いの方法としましては、モルモットは椅子に座って膝に乗せることができ、ウサギは体を触ることができます。また、ヤギやミニブタは広場内で放し飼いとなっており、自由に触れ合うことができます。
 続きまして、なかよし広場以外の場所では、アルパカやポニー、また、体長が70cmほどあるケヅメリクガメが飼育員に付き添われて園内散歩を行っており、その際には飼育員指導の下、自由に触れ合うことができます。また、牛については柵越しに触れ合うことができます。ただし、カピバラにつきましては、歯が大きく、かまれるとけがをするおそれがあることから、触れ合いにつきましては行っておらず、今後の課題と認識しております。次に、犬、猫についてですが、犬、猫の中には、ノミなどの外部寄生虫や皮膚炎など、感染性のある病気を持っているものもおります。園内で飼育しているレッサーパンダやタヌキなどは感染症に感受性が高く、繊細な動物であることから、犬、猫の本園での飼育は難しいと考えております。また、本園では、来園者に対してアンケート調査を実施しております。その中で動物との触れ合いにつきましては、癒された、肌触りが気持ちよかったなどの高い評価を多くいただいており、本園には欠かせないものであると認識しております。このことから、今後も触れ合える新しい動物を増やしていくなど、動物との触れ合いを大切にし、多くの市民に楽しんで足を運んでいただけるよう、魅力ある動植物園づくりに取り組んでまいります。
 次に、イの動植物園での譲渡会についてですが、動物園の中においては、感染症の問題があるため難しいと考えますが、園の近くですと、まず駐車場が考えられます。動植物園の駐車場を活用した譲渡会の開催につきましては、本園の正面にあるメインの駐車場は満車になることが多く、開催場所としては難しいと考えておりますが、動植物園から少し離れたところにある臨時駐車場を活用することは可能であると考えております。ほかにも、動植物園より大町自然観察園を通り、10分ほど歩いたところに観賞植物園があり、そこには合わせて約700㎡ほどの前庭と中庭があります。近くにはトイレなどもありますことから、この場所を活用することもできると考えております。また、観賞植物園で譲渡会を開催することは、動物園の来園者が観賞植物園にも足を運んでもらえるきっかけになるなどの効果が期待できるものと思われます。このようなことから、今後、これらの場所を利用した譲渡会の実施について、関係部署や民間団体と協議を進めてまいります。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 植草総務部長。
〔植草耕一総務部長登壇〕
○植草耕一総務部長 私からはモノポリーを利用した研修に係る2点の御質問にお答えいたします。
 初めに、モノポリーを利用した管理職研修についてであります。ゲームを企業研修や社員研修に取り入れ、様々なビジネススキルを高める試みは広く行われているところであり、特にビジネスシミュレーションに特化したビジネスゲームは、必要な知識を能動的に得ることができるものと言われております。本市におきましては、若手職員がチームワークを学ぶ際にペーパータワーを取り入れるなど、疑似体験を通して効果的に学習できるものを研修に取り入れているところであります。御提案のモノポリーにつきましては、20世紀初頭にアメリカで生まれたボードゲームの一つであり、テーブルスポーツとも呼ばれていると聞いております。プレイヤーはダイスを使いながらボード上を周回し、交渉力などを駆使してビジネス戦略をめぐらし、資産を増やしていくというもので、ゲームの中で交渉術を磨き、同時に経済の仕組みを学べる点に特徴があると言われております。
 そこで管理職研修にモノポリーを取り入れることについてでありますが、まずは集合研修として実施をするとした場合に参加人数を何人とするか、時間をどの程度とするか、また実施回数を何回とするかなどを検討し、カリキュラムを作成した上で試行をしてまいりたいと考えております。
 次に、新規採用職員の採用試験にモノポリーを導入することについてであります。本市の採用試験では、面接官との質疑を通じて能力や意欲の高さを評価する個別面接と、グループで1つのテーマについて論じ、積極性、協調性、関係構築力などの社会的側面を評価する集団討論を行うことによりまして、本市の求める人材の見極めを行っているところであります。御質問者より、モノポリーの採用試験への導入が交渉力や粘り強さを有する職員の採用につながるとの御意見をいただきましたことを踏まえ、採用試験への導入について、よく研究をしてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○大場 諭副議長 小泉福祉部長。
〔小泉貞之福祉部長〕
○小泉貞之福祉部長 私からは大項目の3つ目、障がい者労働支援についてと大項目の4つ目、障がい者支援の冊子の見直しについてお答えします。
 初めに、障がい者労働支援についての(1)についてです。フォルテ行徳は、障がいが重くとも、作業を通じて社会参加をしたいと願う障がい者を積極的に受け入れております。このため工賃についても、月1万3,000円、時給換算で約200円と、全国的な平均を下回っております。今後は作業の受注先の多様化を図るとともに、受注単価の向上に引き続き努めてまいりたいと考えております。
 次に、(2)アンケートの結果についてです。令和3年11月に実施した障害者優先調達推進法に基づく調達――以下、優先調達といいます――の意識調査の結果ですが、優先調達の認知度は全体の3割から4割程度で、そのうち調達できない主な理由としては、調達できそうな仕事が見当たらないが最も多く、周知及び理解が足りていないことが分かりました。
 そこで今後については、まず、優先調達の意義や物品のカタログなどの情報を定期的に発信してまいります。また、各施設に対し受注できる仕事の情報提供をお願いするとともに、庁内からもニーズやアイデアを施設側に提供するなど、両者のマッチングを積極的に図ってまいります。こうした取組により、令和4年度は物品の調達実績が少なくとも50万以上となるよう努力してまいります。
 次に、(3)随意契約についてです。御質問の契約は、地方自治法施行令第167条の2第1項第3号の随意契約となり、通常、随意契約が認められる予定価格の限度を超えた契約も可能であります。
 最後に、障がい者支援の冊子の見直しについてでございます。
 他市では、障がいの種別ごとに分冊としているものや、情報量を調整して文字を大きくしたり、イラストや図を使って視覚的に手続などを分かりやすく紹介しております。こうした冊子などの例も参考に、既に改訂作業に入っておりますので、令和4年度版からはお渡しできるものと考えております。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 藤田道路交通部長。
〔藤田泰博道路交通部長登壇〕
○藤田泰博道路交通部長 私からは電動キックボードなどの現状と対策等についてお答えします。
 ここ数年、ナンバーのない電動キックボードでの衝突事故や迷惑行為などに関する報道を耳にいたします。本市においては、今のところ市民の方々からの電動キックボード等に関する苦情や要望は寄せられておりません。そこで交通管理者である市川警察署に問合せをしたところ、これまで通報は数件で、そのうち2件は、乗っている人を見かけたや駐輪場に止まっていたとの内容で、摘発はないとのことです。また、行徳警察署においては、通報、摘発ともないとのことであります。
 本市としましては、まずは電動キックボード等による交通事故が起こらないことが第一と考えます。電動キックボード等の利用に際しては、交通ルールやマナーについて正しく理解し、認識してもらうことが必要と考えますので、市の公式ウェブサイトを活用して利用者への周知を図ってまいります。また、今後の利用状況を注視しつつ、例えば駐輪場などにおいては、多くの人の目に留まりやすい方法として、看板や幕など、大きさで言えば幅25cm、長さ1.5mほどでしょうか。これらを利用した交通ルールやマナーの周知について検討するとともに、職員が業務で現場に赴く際には電動キックボードの利用者に注視してまいります。また、市川、行徳の両警察署にも、必要に応じ取締りや利用者への安全講習などの対応も求めてまいります。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 水野危機管理監。
〔水野雅雄危機管理監登壇〕
○水野雅雄危機管理監 私からは災害対策備品についてです。
 まず、(1)の大型蓄電池です。蓄電池については、平成31年2月定例会で質問を受けた後、令和2年度にソーラーパネルとセットで携帯電話充電用として蓄電池を整備したところです。数量は、携帯電話150台を充電できる大型の蓄電池を12台、それを含めて現在73台です。この蓄電池は常時フル充電しており、災害発生直後から使用できる状態にしています。
 次に、(2)の無線設備です。市では、災害時に防災関係機関などと連絡が取れるようにMCAデジタル無線機を整備しています。現在、市で整備しているMCA無線機は、メーカーの修理保証期間が令和7年度までとされています。このことから、今後、様々な機器の機能を検証した上で入れ替え時期だとか機種などについて判断していきます。
 私からは以上です。
○大場 諭副議長 答弁は終わりました。
 鈴木議員。
○鈴木雅斗議員 市長、理事者の皆様、答弁ありがとうございます。
 車両関係に関して、本当にいろいろ御答弁ありがとうございます。「レヱル・ロマネスク」に関しては、原作者と運営会社のほうを知っておりますし、人吉市というのが何かモデルになっているらしいので、また2回目に御招待されたので行ってまいります。その際に、このようなよい答弁があったということを鉄オタの皆様に伝えて市川市のシティアピールに貢献しようと思います。なお、政務活動費ではなく私費で行きます。
 次に車両基地の見学なんですが、コロナが落ち着いたらぜひとも連れていって実物を見せてあげてください。私の祖父、ハラブジ、キムボウヒは、ロサンゼルスには雪が降らないから、雪を見せてあげたいということで、車を用意して北のほうに連れていって雪合戦とかをさせてあげたらしいんですよ。それで、ああ、雪ってあるんだねという教育もあるんだなということをハラブジから教わりました。今はロサンゼルスの墓で僕のことをどういうふうに見てくれているんですかね。
 本宮ひろ志先生の著作、シングルファーザーでもあるサラリーマン金太郎に関しては、これは広報に載っていたんですよね。従うんじゃなくて正しく行けというふうな、格好いいキャッチフレーズですよ。
 さらに見てみると、何かサラリーマン金太郎の市役所版みたいな漫画があるんです。これ、本宮ひろ志先生は高齢だから、ぜひとも続きの漫画書いてみないかとか、市川市がバックアップしないかとか、方法は無限大にあるはずなんですよ。だから、そういった、バックに結婚のおめでとうみたいなものをするのもいいんですが、多角的に見て、このサラリーマン金太郎を、そして市川市の漫画という文人を盛り上げていきましょう。
 次に、フェミニスト議連のというふうな質問なんですが、私、これをシティセールスと結びつけた理由は、いわゆる非実在青少年というものは何かというと、実在しない、いわゆる男の子や女の子のことなんです。例えば鉄腕アトムだったり、のび太くんだったり、しずかちゃんだったりするのも非実在青少年です。市川市にいる非実在青少年で最も大切なのは真間手児奈ですよね。その真間手児奈の出てくるのが市川讃歌なんです。市川讃歌って余り知られてないんですが、僕、見たとき、ずかっときましたよ、これはすごいって。だけれども、一部に、その真間手児奈の性的な表現があることで苦情があるということを聞いたんですよ。市長、これ、シティセールス的にどう思いますか、非実在青少年の。
○大場 諭副議長 村越市長。
○村越祐民市長 ブイチューバーとか非実在青少年というのは、私にはよく分からないんですが、あくまで市川讃歌に関しては、名誉市民でいらっしゃる宗左近先生が、市川讃歌制作市民委員会というものを市民の皆さんが立てられて選択されたという経緯があろうかと思います。ですので、市川讃歌の中身が非実在青少年かどうか分かりませんけれども、芸術の態様というのはいろいろありますし、芸術か、そうでないかということも、我々にはなかなか判断がつきませんので、ぜひ様々な格好でシティプロモーションをしていくべきだということには変わりがないというふうに思っています。
 以上です。
○大場 諭副議長 鈴木議員。
○鈴木雅斗議員 分かりました。
 次に行きます。動植物園に関してなんですが、もうちょっと楽しくやりましょうよ。動物好きですか、嫌いですか。嫌いだったら、ごめんなさい。でも、嫌いだったら何で水と緑なのかなって、ぶつぶつ考えてしまうんですよね。そういうふうにぶつぶつ言ってもしようがないので、モフるということはとても癒されるので、ぜひとも広げる施策がいいと思いますので、お願いします。
 犬猫譲渡会もすごくいい答弁ですね。何か植物園でできるかもしれないって。僕も、そういった動物に愛される方がもっともっと身近に犬、猫を引き取ってあげて、名前を差し上げて、最後の最後まで市川讃歌のような愛を育んでもらいたい。僕は日本一、動物に優しい市川市を目指したいと思います。要望とさせていただきます。
 学校の制服自由化についても、小倉部長がとても努力されているということが分かりますし、スラックスに関しても理解が進んでいるのがあり、例えば僕が上着を脱いでネクタイを外したらポロシャツの状態になって、スラックスの状態になって、靴も運動靴になったら、子どもたちは走り回れます。わーっ、鬼ごっこしよう、よっしゃ、キャッチボールしようぜとかって。汚れてもいい、破れてもいいって。何でかって、ユニクロで買えばいい、GUで買えばいい、シマムラで買えばいい。もしくは自由に選べるんだったら、市川の陶洋服店で仕立ててもらうというのもありかもしれませんね。そんな自由な服装で自由に遊べる、そうなったらゲームだけじゃなくて、もっと外に出てみようという動きが広がるんじゃないんですかね。これからも御努力のほうをお願いいたします。
 モノポリーに関して再質問をさせていただきます。これ、市川市にもベイサイドモノポリークラブというものがありまして、亀戸で場所が取れない場合、八幡市民会館で時々やっています。僕はその中で遊んでおります。日本モノポリー協会も、とても初心者に優しいイベントをつくっておりますが、果たしてこういったイベントに参加していただくというカリキュラムはいかがでしょうか、お答えください。
○大場 諭副議長 植草総務部長。
○植草耕一総務部長 お答えいたします。
 管理職研修へのモノポリー導入の試行に向けまして、まずは総務部の複数の職員が初心者向けのイベントに参加して、実際に体験をするというところから始めてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○大場 諭副議長 鈴木議員。
○鈴木雅斗議員 とても前向きな答弁でありがとうございます。それはぜひ公務で行っていただきたい。そして、モノポリーとは一体何なのか。そして、好きだった人に関しては、ぜひとも感想文を書いていただきたい。
 なぜかというと、論理的な思考によって、交渉事によって物事を捉えるという能力が今これから求められると思うんですよ。昔は何で東大生が重視されたかといったら、物を暗記できて、それを処理できるから、それが東大生がすごい、官僚がすごいって言われたゆえんだったんです。ただ、今、それに変わってきたのがコンピューターなんです。コンピューターの論理的演算にはかなわない。だったら、どうするかっていったら、やはり人間ならではの論理力と、そういった交渉力というものを持っていかないと、これからはいけないと思いますので、ぜひとも御参考にさせていただきたいと思います。
 50万円という目標は、数千円から比べたらいいと思うんですよ。ただ、ふるさと納税品にしちゃえばいいじゃないですか、全部。その考えはどう思いますか。お答えください、市長。
○大場 諭副議長 村越市長。
○村越祐民市長 ふるさと納税の返礼品に関しては、この間も我々はいろいろ工夫をしてきましたので、今後も様々な魅力のあるものを考えていきたいなというふうに思っています。
 以上です。
○大場 諭副議長 鈴木議員。
○鈴木雅斗議員 要望とさせていただきますが、78万円にしてください。
 以上です。
 次に行きます。冊子なんですが、ひどいということは申し上げさせていただきます。早急に財政部の例を手本にして、福祉部は本当に福を与える部署として責任感と自覚を持っていただいて、これからも職務に当たっていただきたいと強く要望させていただきます。
 ナンバーのないノーヘル電動キックボードに関しては、バナー等の貼り付けをして周知啓発のほうをお願いします。本当に危ないです。
 大型蓄電池を配備することについての質問なんですが、これは消防団に導入したらいいんじゃないんですかね。どう思われますか。
○大場 諭副議長 本住消防局長。
○本住 敏消防局長 お答えします。
 現在、消防団詰所においては非常用電源の確保はされておりません。有事の際、最も重要なことは消防団活動を継続することですが、大規模災害発生時には、ライフラインの寸断により停電の影響が広範囲にわたることとなり、消防団詰所においても例外ではありません。災害対応を行う上で無線機など電力の供給を必要とする資機材もあることから、現在、各分団詰所には発動発電機を配備し、有事の際に対応しているところです。しかしながら、ガソリンやエンジンを使用する発動発電機には騒音や排気ガスといった問題もあることから、昼夜を問わず、屋内でも使用が可能な蓄電池は、災害時の情報通信手段を確保する上で大変有効に活用できることから、防災対策の機材として整備を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○大場 諭副議長 鈴木議員。
○鈴木雅斗議員 非常に前向きな答弁だと思います。これって、配備して物すごくいいことは、消防団に行ったら携帯が充電できるぞということが万が一のことになったら、とても心強いんですよ。何でかといったら、例えば通信ができなくてもゲームができたり、計算機ができたり、明かりがある。それだけで人間って安心するものなんですよ。災害時に一番大事なもの、一番の序列、一番って何だと思いますかと言ったら、食べ物でも衛生でもないんですよ。1番が情報です。間違いないです。
 情報伝達に不備が起こったことで何が起こったか。関東大震災における朝鮮人の大虐殺ですよ。2,000人ですか、3,000人ですか。その情報を正しく伝えるために、じゃ、井戸の水を持ってこいって言って、その井戸の水の一升瓶を全部飲んでやった警察署の職員が朝鮮人を守ったという話を聞いて、情報って大切なんだなって。井戸には毒水がないということを体で証明した情報をって、だから、そんなものはでまだ、嘘だというものをはっきりと迅速に伝えないといけない。そのために、やっぱりエネルギーというものは大切なんですよ、蓄電池というのは。だから、こういったことを考えると、やっぱり携帯における、詰所に置いておくということは、消防団の無線機の活躍だけじゃなくて、正しい情報伝達手段を伝えることができるというふうに考えております。
 無線設備に関して、これも重要ですよ。例えば中継局をつくって、アマチュア無線の人たちが市川市を通じて通信をすることができれば、アマチュア無線の人たちの無線を聞いているだけで災害の情報とかが流れてくるらしいですね。ここはやばいとか、あそこがやばいとかって。もし万が一、何もなくなったときに、市川市にその中継局があって、それを聞いて動いた場合、物すごく正確な情報が伝わるって聞いたことがあるんですよ。とにかく情報です、とにかく情報です、情報です。伝達手段がなかったら、物も何も運べない、何がどうなっているか分からない。分かることがあれだって。
 まず、聖書からはロゴスから始まるというふうに書いてありますね、ヨハネの黙示録は。文字を伝えなければ何も起こらない。それがヨハネの黙示録の第1章。聖書にも書いてある。そして、第一番は情報である。これを強く認識していただきたいです。市長以下、理事者の皆様、よろしくお願いします。
 最後に、生活保護行政について。確かにいろいろな議員の方の質疑や質問を聞いておりまして、何と言えばいいかというふうな話ですが、調査するということですね。その調査に関しては、私からも言わせていただきます。それは、やっぱりプライバシーや判例、法令、コンプライアンスを徹底的に遵守してやるべき項目であると、私もこれは同感だと思います。なので、民集第20巻5号118ページを参考にぜひなさってください。
 以上、鈴木雅斗の一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。


〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○大場 諭副議長 廣田議員。
○廣田德子(ひろたのりこ)議員 議事進行です。貴重なお時間をいただき、申し訳ございません。教育の質に基づく差別的な発言をした石原みさ子議員に対する不信任を発議します。
 会派緑風会第2に所属する石原みさ子議員、以下、石原議員と申し上げます。令和3年12月10日の一般質問における幼児教育に関する質問に際して、幼児教育の質によって、育ったときに、大人になったときに生活保護に頼らなくても自立していけるなどと発言をされました。確かに人生100年時代構想会議中間報告参考資料、平成29年12月において、幼児教育を受けたことにより、将来の所得の向上や生活保護受給率の低下等、結果が著しいとする有名な研究結果であることは紹介されているが、これは幼児教育と生活保護の一定の相関関係を示したにすぎず、幼児教育の質だけが人の将来を左右するということではないことは言うまでもない。事実、当該資料においても、石原議員が披瀝したように、幼児教育の質によって、育ったときに、大人になったときに生活保護に頼らなくても自立していけるなどという記述は存在しません。
 個人が生活保護の申請、受給に至る経過は様々であります。たとえ質の高い幼児教育を受けた方であっても、例えば病気やけが、家族の事情などにより生活保護の申請、受給に至ることもあれば、生活保護に頼らず、経済的に自立したい気持ちを持っていても、様々な事情により、それがかなえられない方も数多く存在します。したがって、石原議員のかかる発言は、やむにやまれず、生活保護の申請、受給に至った方々の心を無用に傷つけるばかりか、最後のセーフティーネットとして、これから生活保護の申請をしようとする方々を萎縮させるものであり、幼少期における教育の質のみで人を判断する差別的な発言と受け取れます。石原議員は一市会議員だけでなく、健康福祉委員会の委員長でもあります。私たちは公平公正を常とする常任委員会委員長、ましてや福祉行政を所轄する健康福祉常任委員会において委員長職にある方が、幼児教育の質のみで人の将来が決定づけられるかのような差別的な発言をすることは到底看過できません。
 よって、私たちは石原議員に対して不信任を発議するものです。
 以上。
○大場 諭副議長 廣田議員に申し上げます。
 ただいまの議事進行に関する発言に対し、お答えいたします。
 後刻、記録を調査の上、御報告いたします。
 これをもって一般質問を終結いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
午後3時23分休憩


午後4時55分開議
○金子 正議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、お諮りいたします。本日の会議時間は議事の都合により延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 御異議なしと認めます。よって本日の会議時間は延長することに決定いたしました。


○金子 正議長 お諮りいたします。この際、松井努議員に対する懲罰の件を日程に追加し、直ちに議題とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 御異議なしと認めます。よってこの際、松井努議員に対する懲罰の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。


松井 努議員に対する懲罰の件

○金子 正議長 松井努議員に対する懲罰の件を議題といたします。
 本件は、12月10日、清水みな子議員ほか9名から、地方自治法第135条第2項及び会議規則第159条の規定により提出されたものであります。
 地方自治法第117条の規定により、松井努議員の退席を求めます。
〔松井 努議員退席〕
○金子 正議長 この際、提出者から説明を求めます。
 増田好秀議員。
〔増田好秀議員登壇〕
○増田好秀議員 無所属の会、増田好秀です。地方自治法第132条に違反し、他人の私生活における秘密を暴露した松井努議員に対する懲罰動議について、提案者を代表して提案理由の説明を行います。
 会派緑風会第2に所属する松井努議員は、令和3年12月8日に開催された市川市議会本会議において、他人の私生活にわたる言論を展開したばかりか、市議会議員に当然に課せられている守秘義務に反する形で、市議会議員としての職務を通じて入手した一市民の機微情報までをも暴露しました。松井努議員のかかる言動は、地方自治法第132条が規定する品位の保持に明らかに抵触するばかりか、市民の市政及び市議会、市議会議員に対する信頼を失墜させる許されざる行為であり、本市議会として、これを不問に付すことはできません。よって、我々は松井努議員に対して、地方自治法第135条第2項及び市川市議会規則第159条の規定に基づき懲罰動議を発議します。
 以上、提案理由です。
○金子 正議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。―質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 松井努議員から、本件について一身上の弁明をいたしたい旨の申出があります。
 お諮りいたします。この際、これを許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 御異議なしと認めます。よって松井努議員の一身上の弁明を許可することに決定いたしました。
 松井努議員の入場を許可いたします。
〔松井 努議員入場〕
○金子 正議長 松井努議員に一身上の弁明を許可いたします。
 松井努議員。
〔松井 努議員登壇〕
○松井 努議員 大変お疲れのところ、議長にお許しをいただき、弁明の機会をいただきましてありがとうございます。このたび私の不徳の致すところで懲罰動議に付されまして、6期やっている長い間、最後晩節を汚したかなというふうに思っております。
 それでは、弁明をさせていただきたいと思います。
 まず第1点が、私は、共産党さん、それから無所属の会のほうから一身上の弁明が出まして、それで聞いて流せばよかったのかも分かりませんが、お二人とも最後は私に、確固たる証拠があるならば、それを示しなさい。あるいは、もっと言えば、証拠があるなら警察に訴えなさいというような形になりまして、年寄りがちょっと血気盛んになりまして、それはないだろうと。というのは、議長にお許しをいただいて、我が会派のほうで議長宛てに代表者の会議に諮っていただくように、ある書類を提出させていただきました。つきましては、某議員の関係することにつきまして、議長はその事実を確認していただきたいということで、11月5日に出させていただきました。そして、11月17日に議長のほうから、某議員からの返事は、あなたたちが聞いていることが不明瞭なので答えようがないというようなことでございました。そうしまして、それではちょっとおかしいということにまたなりまして、うちの会派で同日、同じように、今度は具体的に――また言うと、どうなんでしょうかね。いけませんので、細かく書いて質問をお渡ししました。そうしまして、12月に入ってからですかね。紙切れもらいまして、議長のほうから、最終的に要約しますと、もし疑義があるんだったら警察に告訴しろということでした。それで終わりました。
 ついては、その内容は、生活保護に関する民間人からの投書でございましたので、私たちも、それは少数の意見かもしれませんが、やはり議会としては、そのように言われた以上は調査をする必要がある、あるいは質問をする必要があるというふうに感じた次第であります。ですから、その中で、2つの会派のほうから私のほうにしきりに、誰のことを言っているのか、自分の会派のことを言っているか分からないと。であるので、自分たちの会派の事情聴取を行ったというような話がありました。そりゃ、ないだろうと。議長のほうに、代表者宛てに全ての書類、私たちが証拠と言われる書類は全部提出をしているわけですから、発言をした人たちはそれを見ているわけです。そうすると私に言わせると、誘導質問に私が乗ってしまった形で、私は今思いますと、要するに答えなきゃいけないような言い回しをされてしまったと。
 そこで――内容はまた言うと、またダブルで132条に抵触するといけませんので言いませんが、そのようないきさつがある中で、私はそこでも我慢をして聞き流せばよかったのかもしれないし、そこで何も言わなければ、恐らくその後、お二方のほうは、私が問題発言をした後に、お二人とも一身上の弁明という物すごい大きな、言葉からいっても意味があるのに、取り下げされたわけですよ。そんなばかなことありますか。そのままにしておけばいいじゃないですか。ですから、お二方のほうが取下げをされましたから、私も取下げいたしますというふうにお話をしたわけです。しかしながら、私も長いことやっておりますが、勉強不足もありまして、取下げをしても、聞いたこととか、そういう記録のことについては残ってしまうということらしいんですね。ですから、私の発言も、2つの会派の皆さんのも残っている形になるわけですから、情報提供する場合には両方とも出さなきゃならないと。よく読んでいただければ分かると思いますが、何しろ、そういうようないきさつでございました。
 ですから、あまり言い訳がましいのはいけないかもしれませんが、そういう中で私からしますと、皆さんのことなんか全然疑ってもいないし、最初から皆さんも、自分たちがそうだなんて誰も思っていないでしょうということが前提で出した今までの調査の依頼でございました。そういった流れの中で、何か誘導されるようなことをこの議場で果たしてやっていいのかどうかね。その辺を懲罰委員会のほうでぜひ御検討をいただきたいと思います。
 次に、私はそれを、今申し上げましたように、議長から議事進行に関する件の調整がございました。その中で私も潔く、守秘義務はありませんと言った言葉を認めますというふうに言ったんですが、これも国会においては、安倍総理夫妻のことも、国会でもどこでもかしこでもあのように論じられて、政治家というのは結構大変だなと。週刊誌も書きますしですね。そこに私の錯覚がありまして、地方自治法では駄目なんですね、やはり。ですから、私、この地方自治法というのは本当に合っているのかどうかですね。
 何度も言いますが、市長はじめ行政の皆さんは、今出されている皆さんからは毎回毎回くそみそに言われて、けちょんけちょんに言われて、疑いがあるだけで犯人扱いみたいだと言われているわけですよ。ところが、こちらサイドの皆さんは地方自治法には関係ないので、それは除外されると。これじゃ、あまりにも片手落ちで、今回の騒動も、パワハラの件についても、議会のことは議会で決めるんだからということで、多数決でよければ議員は不問だと。これは都合いいですよね。そしたら、議員やり放題。パワハラだってやったって、みんなで数集めて否決しちゃえば、何か言われたって、そんなもの開かなくていいとなっちゃうし、事務所に住んでいるか住んでないかで300万も弁護士の費用かかって、全会一致でみんなで金出していいですよと言っていて、だって78万ですよ。そのお金を出すのに、また越川議員にどうしてそんな忖度して、私に言わせれば、越川さんの言うとおりにしなければいけない理由があるのかどうか、不思議ですよ。
 だって、何回も言うように、皆さん方は市長に対しても誰に対しても、本当のこと答えろってやっているわけでしょう。それが、自分たちのことを調べてくださいと言ったら駄目だと言って、じゃ、第三者の弁護士さんに聞いていただくような機関をつくりましょうと言って、それを何で反対なんですか。そういう流れの中で、今回も私に言わせれば、生活保護費の問題については大変微妙なところがありますから、何も犯人扱いして、その某氏が違反をしているとは言ってませんよ。その御家族がもらっているんですか、扶養はどうやってされているんですかということを聞いて、もしもらっていたとしても、それが正当な理由があって、普通の手続上にもらっているんだったら、それはそれでいいですよ。そういうことを伝えているのであって、徹底的に自分は絶対に調べがつかないということが流れているんじゃないかなというような気がいたします。
 それで今言いましたように、議事進行の取下げを行って、それで私も自分の非は認めて、議長に言われたとおりに取下げをして、取消しもして、注意も受けて、分かりましたというふうに下がった後に、通常は議事進行対議事進行はここでおしまいですよ。議長がそこで裁定をしてくれたわけですから。それに上乗せするように、同じような理由でまた懲罰動議をかけるということは、明日の新聞に載るでしょうけども、松井努失言、松井努不穏当な言動を処断されて、それが多分やりたいんでしょう。それはそれで甘んじて受けざるを得ないかなと思います。
 でありますから、私は、これは関係ないかも分かりませんが、やはり議会、あるいは議会対行政というのは、もっとフェアじゃなきゃいけないんじゃないかなと。ですから、もし市のほうの細則ができるものであれば、行政のほうにも反問権を与えるとか、そういうことをしない限り、今回のパワハラ問題も議会対行政の関係というのはずっと変わらないですよ。これで、パワハラをここでまた不問にするんですから、議員のほうが多少のことをやったって、これは誰もやれませんし、誰も言えませんよ。そういうことの流れが今回のこの問題にも流れているのかなというふうに、それは仕方ありません。それは私の考えですね。
 次に、この内容ですね。まず1点、他人の私生活における秘密を暴露した。この他人というのは誰のことを指しているんですか。某議員なのですか、某議員の家族なんですか。分かりませんね。
 次に、3行目、市議会議員としての職務を通じて入手した一市民の機微情報までを暴露した。何ですか、これ。ここに書いてあるのは、132条は「議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。」と書いてあるんですよ。これを見ると、場合によると、この懲罰動議をかけて委員会の中で、場合によったら、今後、議員は議員同士の私生活のプライベートなことについては一切外にも言っちゃいけないとか、そういう言論を弾圧するような、そういうことが書いてあるというふうに私は理解します。
 それは、天下の共産党さんがやることですから。今まで正義の味方で、どんなことでも糾弾して、私も入ってきて、共産党さんの言っていることは一理あるな、厳しいなという見方していましたけど、こういうふうに議員のほうに立って有利になるようなことに加担するんじゃないかなと僕は思うんですよ。また、そうだって断定すると怒られますけども、そういう点からしますと、やはりここまで載せるというのは、大変私は何か作為を感じますね。でありますので、これはぜひ委員会のほうにおいて十分に審議をしていただきたいというふうに思う次第であります。非常にまとまりませんけれども、そのように私は捉えております。
 一応、今回は百条特別委員会の設置を求める決議案を出しましたので、もう何日間の違いで名前は出てきてしまっているんですよね。それでも、この時点ではまだ出ておりませんので、それはそれで仕方がないのかなと思いますけれども、私も、今回も市長との関係において癒着があって、松井は、あるいは自分の会社が情報もらって大もうけしていると書かれてチラシもばらまかれております。そして、その人たちに対して私がそうじゃないだろうと言ったら、公人は何言われたって、しようがねえんだと。だから、もし文句あるなら、それこそまた、訴訟起こせばいいじゃないかって言われました。でありますから、やはり議員というのは、公人というのは、何を言われても、やはり致し方ないというようなことが多いのかなと。ですから週刊誌も出るし、あるいはテレビも、不祥事は載せますが、いいことはほとんど言いませんよね。ですから、私の記憶に免じてというか、私も悪いことした記憶ありませんし、うちの会社が市長から情報をもらってもうかる仕事なんか、一つもありませんよ。私は、ただ市長と云々と言えば、市議会の中がうまく回るように、市議会と行政がいつもけんかしていたら、予算一つも今回と同じように通らないわけですよ。ですから、議会の権限というのはかなり強いなと思う反面、何とか市議会の、市民のことを考えたら、やはり話合いをして譲歩しながら、あまり大きな衝突があるような雰囲気を市民に与えることはよくないのかなと思っている1人でございます。そういった意味で、これが弁明になるかどうか分かりませんけれども、私の心情をお酌み取りいただきまして会議を開いていただきたいと思います。
 以上、ありがとうございました。
○金子 正議長 松井努議員の退席を求めます。
〔松井 努議員退席〕
○金子 正議長 この際、お諮りいたします。懲罰の動議については、その提出に伴い、委員会条例第7条第1項の規定により懲罰特別委員会が設置されております。また、懲罰の議決については、会議規則第160条の規定により、委員会の付託を省略して議決することができないこととされております。よって本件を懲罰特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 御異議なしと認めます。よって本件につきましては、懲罰特別委員会に付託することに決定いたしました。
 懲罰特別委員会の定数は、委員会条例第7条第2項の規定により15人になっております。懲罰特別委員に長友正徳議員、小山田直人議員、鈴木雅斗議員、国松ひろき議員、石原たかゆき議員、清水みな子議員、中町けい議員、浅野さち議員、細田伸一議員、髙坂(こうさか)進議員、石原よしのり議員、西村敦議員、松永鉄兵議員、荒木詩郎議員及び岩井清郎議員を委員会条例第8条第1項の規定により指名いたします。
 松井努議員の除斥を解除いたします。
〔松井 努議員入場〕


提案理由の説明

○金子 正議長 日程第2議案第54号令和3年度市川市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 市長。
〔村越祐民市長登壇〕
○村越祐民市長 議案第54号令和3年度市川市一般会計補正予算(第11号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
 補正予算の総額は、歳入歳出それぞれ121億207万5,000円の増額を行い、予算総額を1,811億2,796万3,000円とするものです。今回追加で提案する補正予算は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、国が閣議決定した子育て世帯への臨時特別給付金や住民税非課税世帯等臨時特別給付金に加えて、本市独自の施策であるいちかわ生活よりそい臨時特別給付金の支給に必要となる経費について新たに計上するものです。
 歳出予算の主な内容について申し上げますと、第2款総務費では、住民税非課税世帯等臨時特別給付金やいちかわ生活よりそい臨時特別給付金の支給に伴うデータ作成等委託や情報機器の賃借に係る経費の追加について、第3款民生費では、国が経済対策として実施するゼロ歳から高校3年生までの子どもたちを対象として、児童を養育する者の年収が960万円以上の世帯を除く子育て世帯に支給する子育て世帯への臨時特別給付金や、様々な困難に直面している方々の生活、暮らしを支援するための住民税非課税世帯等臨時特別給付金に加えて、国の非課税世帯等への支援制度の対象を拡大した本市独自のいちかわ生活よりそい臨時特別給付金の支給に係る経費について、それぞれ計上するものです。
 歳入予算につきましては、市税や国庫支出金、繰越金のほか、繰入金を充て、収支の均衡を図ったものです。
 以上、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

質疑(中村よしお議員、石原よしのり議員、髙坂(こうさか) 進議員、中町けい議員)

○金子 正議長 これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
 公明党、中村よしお議員。
○中村よしお議員 公明党の中村よしおでございます。通告に沿って質疑を行ってまいります。
 (1)住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金について。
 去る11月19日、閣議決定されたコロナ克服・新時代開拓のための経済対策では、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付の実施が盛り込まれ、令和3年度補正予算案に計上されています。この国の給付金が追加議案として提出されたものと承知をしています。質疑時間が限られていますので、早速伺ってまいります。
 当該給付金の内容、給付対象世帯、給付までの流れについてお答えください。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 国が給付する住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金は、新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中で、様々な困難に直面した方々が速やかに生活、暮らしの支援を受けられるように1世帯当たり10万円の現金を給付するもので、給付の対象は、世帯全員が令和3年度住民税非課税の世帯等となっております。給付までの流れについては、現在、臨時国会で審議されている補正予算案が可決成立後に、国から各自治体へ給付に関する実施要綱などが示されるものと考えております。その後、本市においても実施要綱などを作成し、対象となる世帯データを抽出の上、給付に係る通知を行い、現金を給付するという流れになっております。現状では、給付に係る国の実施要綱等を示されておりませんので、具体的な通知日や振込日などは申し上げられませんが、国からの情報発出があり次第、給付事務の手続を迅速に進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 中村議員。
○中村よしお議員 1世帯当たり10万円の現金給付。給付対象は、世帯全員が令和3年度住民税非課税世帯。臨時国会で審議されている補正予算が成立後に示される実施要綱等を受け、本市の実施要綱等を作成。対象世帯データを抽出、作成、対象世帯へ通知をして現金振込みに至るということでありました。国の実施要綱等が示されていないので、具体的な通知発送日や振込日は未定だが、速やかな事務処理に努めていきたいというような答弁でありました。これはこれで理解をいたしましたので、結構です。
 再質問になりますが、給付対象について、どのような世帯になるのか、具体的にお示しください。
 また、手続方法についてプッシュ型ということから、申請の手続は必要ないということでいいのか伺います。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 対象者は非課税世帯等でありますことから、世帯構成員全員が非課税となっている世帯だと考えております。
 なお、今日現在、国の通知等はございませんので正確には分かりませんが、昨年度給付した特別定額給付金を例といたしますと、DV等の避難者や虐待等による児童福祉法などの措置入所者で住民票を移していない場合には独立した世帯とみなされ、対象となる可能性があるものと考えられます。
 次に、受給者からの申請についてですが、現在国によると、給付対象者からの申請を待たずに、できるだけ簡素な手続で給付を実施するプッシュ型の給付の方向で準備が進められております。このため、昨年の特別定額給付金の申請の際に使用した金融機関の口座番号を本市が実施する他の支給の際に利用することに同意をいただいている世帯に対しては、確認を行った上で当該指定の口座に振り込むことになるものと思われます。また、同意を得られていない世帯につきましては、新たな申請が必要となってまいります。
 以上でございます。
○金子 正議長 中村議員。
○中村よしお議員 プッシュ型ということで、昨年の特別定額給付金の申請の際に使用した金融機関の口座番号を本市が他の支給の際に利用することに同意している世帯に対しては、確認を行った上で当該金融機関の口座に振り込む。また、同意を得られていない世帯については新たな申請が必要になるということでありました。この当該給付金については、これはこれで結構であります。
 続きまして、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金について伺います。当該給付金は市川市独自の給付金ですが、創設の背景、内容、期待する効果、給付までの流れについて伺います。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 まず、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金を支給する背景でありますが、今回、国が経済対策として、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金の支給を閣議決定したことを受けまして、本市の対象となる世帯数を調べましたところ、約4万7,500世帯が対象となり、このうちの約99.8%が、おおむね年間所得が200万円以下の世帯であることが分かりました。一方で、この非課税世帯と同じ所得階層にありながら、所得控除の多寡や扶養者数の違いなどから、生活が苦しいにもかかわらず、働いて納税をされている世帯が支給対象から外れてしまうケースも少なからず存在していることも判明いたしました。こうした世帯についても、困窮世帯に変わりはないとの考えから、その世帯の経済的負担を軽減するため、国の給付から除外された年間所得200万円以下、給与収入の場合で申し上げますと、具体的には単身者を例にとって申し上げますと、年収297万円以下の方が該当いたします。この200万円以下の課税世帯約4万世帯を支援することとしたものであります。この給付金の効果ですが、国の給付と同様に、コロナ禍で様々な困難に直面した方の生活に寄り添い、速やかに暮らしを支援することにより、少しでも経済的な負担の軽減につながることを期待しているものであります。
 なお、給付までの流れにつきましては、今後、国の通知が届き次第、先ほど申し上げた国の給付の流れと合わせて実施し、事務作業の効率化を図ってまいりたいと考えております。
 以上です。
○金子 正議長 中村議員。
○中村よしお議員 今、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金の創設の背景、内容、期待する効果、給付までの流れについて伺いましたが、この当該給付金については、前に質疑をしました国の臨時特別給付金をいわば補完するような給付金であるというふうに私は理解をしております。非課税世帯と同じ所得階層でありながら、国からの住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金を受け取ることができない年間所得200万円以下の課税世帯約4万世帯を支援するものであるということであります。
 再質問になりますが、年間所得200万円以下の住民税課税世帯は非課税世帯とはどのような違いがあるのか。モデルケース等を具体的にお示しください。
 また、先ほどの答弁で、2つの臨時給付金については、国の通知や実施要綱等に沿った形で速やかに、そして同時期に給付ができるように準備を進めるということでありましたが、そもそもこの給付金、プッシュ型であるのか。そして、この2つの給付金の手続を共有化することはできないのか、伺います。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 いちかわ生活よりそい臨時特別給付金の対象世帯は、世帯構成員全ての所得金額を合算した所得が200万円以下の課税世帯を対象としています。例えば先ほども申し上げましたが、単身者で申し上げれば、給与収入で年収297万以下の場合には年間所得は上限の200万ということになり、市の給付の対象ということになってまいります。また、この単身者以外の例で申し上げますと、課税者の夫が扶養する非課税の妻と子ども1人の3人世帯で、例えば夫の年収230万円、妻の年収が100万円だといたしますと、夫婦の合計年収330万円となります。この場合には、夫が課税されているため、国の給付対象ということにはなりませんが、夫婦の年間所得が198万となることから、市の給付の対象とはなってまいります。このように、世帯構成や世帯構成員の収入の状況によって対象となるかどうか、一概にお示しすることはなかなか難しいと考えております。一方、世帯の範囲という面では、国と同様に、現段階ではDVなどの避難者なども含めて考えております。
 次に給付方法についてですが、国の給付と同じように、給付の際に口座使用の同意を得られている世帯に対しましてはプッシュ型で給付を行いまして、同意を得られていない世帯の方には、振込先となる口座番号を記載していただいて申請していただいた上で当該口座に振り込むことを考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 中村議員。
○中村よしお議員 分かりました。具体的にどのような世帯がこの給付の対象になるかということで、単身者の場合は年収が297万円の場合、年間所得は上限の200万円で、市の給付の対象になると。
 あと、一例としてお示しいただきましたが、課税者の夫が扶養する非課税者の妻と子ども1人の3人世帯、夫の年収が230万円、妻の年収が100万円、夫婦の合計年収が330万円の場合には、夫は課税をされているので国の給付金の対象とはならないけれども、夫婦の年間所得は198万円となることから、市の給付の対象となると。これは、そのケースケースで、収入の段階によって、この計算が違ってくるというふうに私は理解しておりますので、御答弁にあるとおり、世帯構成とか世帯構成員の収入状況によって対象となるのかは一概に示すことはできないということですけれども、ただ、今のこのモデルケースを見ても、国の給付金の対象ではないけれども、生活としては、言ってみれば困窮をされておられるというような方も市の給付金の対象になるということで理解をした次第であります。
 また、給付方法については、このプッシュ型について、先ほどの給付金と同様のやり方でできるということでありますので、できれば、やはりこれはなるべく効率的に、2つの給付金で共有化できるところはしていただきたいなということを申し添えておきたいというふうに思います。これはこれで結構であります。
 続きまして、イの財政に与える影響ということで伺ってまいりますが、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金事業は市の単独事業であるため、この事業費の財源は一般財源で賄うこととなると思いますが、そのことにより、本市の財政に与える影響について伺います。
○金子 正議長 金子財政部長。
○金子 明財政部長 お答えいたします。
 このたび提案しておりますいちかわ生活よりそい臨時特別給付金の財源につきましては、今年度増収となることが見込まれている市税収入を27億7,000万円増額補正するとともに、前年度からの繰越金の残高を2億8,000万円計上するほか、なお不足する10億2,000万円につきまして、財政調整基金からの繰入金を充て、収支の均衡を図っております。
 そこで御質問の財政に与える影響でございますが、まず財政調整基金の残高を見てみますと、令和2年度末の残高は238億円でありますが、財政調整基金繰入金として、今年度当初予算に5億円、これまでの補正予算において6億円の計上を行っておりますが、令和2年度決算で生じた繰越金の実質収支額から23億円を積み立てたことにより、現在では約250億円の残高となっております。今回、11号補正予算におきまして計上している財政調整基金繰入金10億2,000万円を差し引いたとしても、なお前年度末の残高を維持できると見込んでおります。
 また、年度の最終予算である2月補正予算におきまして、年度ごとにばらつきはあるものの、例年、おおむね10億円から20億円程度の執行差金等に基づく減額補正要因が見込まれることから、現時点におきまして、今回提案しておりますいちかわ生活よりそい臨時特別給付金の執行における本市の財政に与える影響につきましては、今回、財政調整基金を活用しておりますので、その視点から申し上げますと、前年度の残高を維持できたという点においては特段大きな影響はないものと考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 中村議員。
○中村よしお議員 分かりました。本市の財政に与える影響ということでありますけれども、1つは、今年度増収となることが見込まれていた市税収入の増額補正の分、あと財政調整基金についてでありますけれども、今回の補正で10億2,000万円の繰入れを行っても残高が240億円以上あるということで、令和2年度末の残高が238億円ということでありますので、前年度末の残高を維持しているということでありました。
 もう一つは、例年の執行差金に基づく減額補正ということを見込むと、現時点において、今回提案するいちかわ生活よりそい臨時特別給付金の執行における本市の財政に与える影響については大きくないものと捉えているというような御答弁だったと思います。
 さらに伺ってまいりますけれども、この費用対効果と金額の妥当性の考えについて、庁内でどのような検討をしてきたのか、その過程について伺います。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 いちかわ生活よりそい臨時特別給付金は、非課税世帯の大半を占める所得階層にありながら、給付を受けられない世帯へ非課税世帯と同額の給付を行うことで、経済的に困窮する世帯への支援につながるものと考えております。また、金額の妥当性につきましては、国の支給の2分の1とする案や、所得制限をより低くして対象となる世帯を絞る案などについても検討いたしましたが、国において経済対策が必要と考える非課税世帯とほぼ同じ所得階層でありながら、控除などの関係から課税世帯となっているため、国の給付から外れてしまう世帯に対して、国と同額の給付を行い、支援することが必要と判断いたしましたことから、金額については妥当なものではないかと考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 中村議員。
○中村よしお議員 費用対効果と金額の妥当性の考え方について理解をいたしました。このことについては最後のまとめのところで触れてまいります。
 再質問になりますが、私や会派の同僚議員に、この市川市独自の給付金についてお褒めの声や問合せをいただいております。テレビで紹介もされていましたけれども、市民等からの反応はどのようなものがあったのか伺います。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 12月8日にNHKによる報道の後、各報道機関や他の自治体、多数の市民の皆様から問合せをいただいております。特に市民からは1日に20件程度の問合せがあり、その大半が給付の対象要件に関する御質問となっております。
 以上でございます。
○金子 正議長 中村議員。
○中村よしお議員 まとめます。いちかわ生活よりそい臨時特別給付金について質疑を行ってまいりましたけれども、制度内容の妥当性については、非課税世帯と同じ所得階層にありながら、国からの住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金を受け取ることができない、年間所得200万円以下の課税世帯約4万世帯を支援するものであるということであり、妥当であると判断いたします。また、市民から1日に20件程度の問合せがあり、その大半が給付の対象要件に関する質問であるとのことで、市民の関心の高さについても分かりました。
 次に、費用対効果や給付額の妥当性についても確認ができました。つまり5万円の場合、10万円の国の給付と同額の場合とその2分の1の5万円の場合と、それを比較した結果、10万円給付に決定したこと、そのプロセスについても答弁で確認することができました。また、財政に与える影響についても、約40億円の財政支出をしても持続可能性は維持されることも理解をいたしました。そして追加議案提出のタイミングの妥当性についても、国の給付金と同時期に行うことに意味があるということで、その効果を最大限に発揮させるためには、国の給付金と同じタイミングに給付することが重要だと考えます。
 また、現在、国会で審議されている補正予算案の審議状況を見ながらの追加議案作成、提案であり、本追加議案が来年に出てくるのでは効果は大幅に薄れます。むしろ今定例会によく間に合ったというふうに評価をいたします。
 加えて給付額など、他市に例がないことについては本市の財政力が優れているからであり、このことについても、改めて市川市を誇らしく思うのであります。このテーマはこれで結構であります。
 次に移ります。子育て世帯への臨時特別給付金について伺います。
 この給付金も、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策に盛り込まれており、新型コロナウイルス感染症が長期化し、その影響が様々な人々に及ぶ中、我が国の子どもたちを力強く支援し、その未来を開く観点から、子育て世帯に対する臨時特別給付を実施する国の給付金と承知をしております。
 それでは、当該給付金の内容、対象世帯、給付までの流れについてお示しください。
○金子 正議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 お答えいたします。
 子育て世帯への臨時特別給付金は、国の方針によりますと、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、その影響が様々な人々に及ぶ中、子育て世帯については、我が国の子どもたちを力強く支援し、その未来を開く観点から、子育て世帯への臨時特別給付、先行給付金として、子育て世帯に対して児童1人当たり5万円を支給するものでございます。本給付金の対象者につきましては、児童を養育する者の年収が一定額以上の世帯を除き、平成15年4月2日から令和4年3月31日までに生まれたゼロ歳から18歳までの児童を養育する保護者となります。本市において対象となる児童といたしましては約6万4,000人を見込んでおります。
 支給までの流れでございますが、中学生以下の児童約5万人に対しましては、令和3年9月分の児童手当を受給している保護者に対して、申請を必要としない、いわゆるプッシュ型として児童手当の登録口座へ送金いたします。時期につきましては、補正予算案の議決が条件となりますが、今月27日に振込みを予定しております。また、高校生等や勤務先で児童手当を受給している公務員のほか、令和4年3月31日までに出生した新生児の約1万4,000人に対しましては、来年1月中旬以降に給付金の申請に関する案内を送付し、受付を開始する予定でございます。
 なお、初回の支給時期につきましては、書類審査等を必要とすることから2月中旬以降を予定しております。
 以上でございます。
○金子 正議長 中村よしお議員。
○中村よしお議員 当該給付金の内容、対象世帯給付までの流れについて理解をいたしました。給付の時期について、登録口座への送金の時期については補正予算案の議決が条件となるが、今月27日に振込みを予定しているということでありました。おおむね理解をいたしました。
 掘り下げて伺ってまいりますが、申請の必要な平成15年4月2日から平成18年4月1日生まれの高校生や所属庁から児童手当を受給している公務員、令和4年3月31日までに出生した新生児について、来年1月中旬以降に本給付金の申請を必要とする子育て世帯に対して案内を送る方針ということですが、対象世帯にあまねく行き届くことになるのか。その後の申請から給付までの流れを具体的にお示しください。
○金子 正議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 お答えいたします。
 高校生等の児童や公務員、新生児につきましては、それぞれ申請をしていただく必要があります。そのため、高校生等を養育する子育て世帯につきましては、住民基本台帳より、対象となる児童がいる世帯を抽出した上で給付金の申請に関する案内を1月中旬以降に送付し、申請手続を行っていただきます。公務員につきましては、国が各自治体等へ給付金の制度と申請方法について周知を呼びかけているところであり、所属庁からの案内を受け、住民登録されている自治体への申請が必要になります。新生児につきましては、出生手続の際に児童手当及び子ども医療費助成の申請手続と合わせて給付金の制度説明と申請手続を行っていただきます。
 最後に、支給についてです。支給は、申請受付をした日の翌月末日までに指定された口座への送金を予定しております。
 以上でございます。
○金子 正議長 中村議員。
○中村よしお議員 分かりました。ちょっと時間も限られておりますので、これについてはよく理解をいたしましたが、やはり作業としては煩雑なところもあると思いますので、漏れのないようにお願いしたいというふうに思います。
 さらに伺いますが、当該給付金は先行、後行、合わせて10万円となります。後行については、国の補正予算の成立と給付に係る実施要綱等が国から示されてからとなりますが、いずれにせよ、当該給付金をでき得る限り速やかに支給することが重要であります。公明党は、給付金が速やかに対象者の手元に届かせることに主眼を置き、提案をしてまいりました。後行分についても、クーポンにこだわることなく現金で速やかに対象者に届けてほしいと考えますが、見解を伺います。
○金子 正議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 お答えいたします。
 5万円相当のクーポンにつきましては、各自治体からも現金での給付が行えるよう、国へ要望が出されているようですが、国からはいまだ正式な通知が届いておりません。今後も国や県の動向を注視しながら対応してまいります。
 以上でございます。
○金子 正議長 中村議員。
○中村よしお議員 分かりました。テレビとかの報道でもかなり取り上げられておりますし、また、この補正予算についても、今月の20日ぐらいでしょうか、可決するのではないかとも言われていますので、その状況を待つしかないというふうに思いますが、国や県の動向を注視しての対応をお願いしたいと思います。
 最後の質問になりますが、支給対象について、令和4年3月31日までに出生した新生児とのことですが、3月31日までにしてしまうと、年度で見ると、将来同学年となる4月1日に出生した新生児が対象外となってしまい、不公平感が生じると思います。国の制度ではありますが、令和4年4月1日に出生した新生児について、本市として対象に加えてほしいのですが、見解を伺います。
○金子 正議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 お答えいたします。
 本給付金の支給対象につきましては、平成15年4月2日から令和4年3月31日までに生まれた児童とされており、令和4年4月1日生まれの新生児は給付金の対象にはなっておりません。しかし、この4月1日生まれの児童は、令和3年4月2日から令和4年3月31日生まれの児童と同学年となるため、同じ学年の児童を持つ子育て世帯の間で不公平感が生じることも考えられることから、今後、国の動向を見ながら、この不公平感の解消に向けて前向きに検討を進めてまいります。
 以上でございます。
○金子 正議長 中村議員。
○中村よしお議員 令和4年4月1日に出生した新生児について、本市として対象に加えることについて、同じ学年の児童を持つ子育て世帯の間で不公平感が生じることも考えられることから、今後国の動向を見ながら、この不公平感の解消に向けて検討を進めていくと、大変に前向きな答弁をいただきました。どうか実現に向けての検討をお願いいたしまして、以上で公明党の質疑を終わります。ありがとうございました。
○金子 正議長 次に、石原よしのり議員。
○石原よしのり議員 無所属の会の石原よしのりです。
 それでは、議案第54号に対する質疑を通告に従い質疑してまいります。1つの議案に対して多くの会派から質疑されますので、ダブるところもあると思いますので、そこは簡素にお答えいただければと思っています。
 今、先順位者の議員のほうに……。この議案につきましては、実は3つの給付金を1つにまとめた補正予算になっています。1つが子育て世帯への臨時特別給付金、給付額にして31億円、2つ目が住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金、給付額で47億円、3つ目がいちかわ生活よりそい臨時特別給付金、給付額40億円。事務費も含めて121億円の補正予算になります。先順位者へのお答えの中で、それぞれの3つの特別給付金の内容や給付の対象世帯、給付までの流れについて、おおむね理解させていただきました。
 ただ、これはごっちゃになっている議案ということもありまして、本議案に含まれる3つの給付金給付事業それぞれの目的と対象について、今、ここで3つ並べて、対象部署は違うにしても、簡素に目的と対象をお答えいただけますでしょうか。
○金子 正議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 私からは子育て世帯への臨時特別給付金についてお答えいたします。
 11月19日に閣議決定されたコロナ克服・新時代開拓のための経済対策として、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、その影響が様々な人々に及ぶ中、子育て世帯については、我が国の子どもたちを力強く支援し、その未来を開く観点から、子育て世帯への臨時特別給付、先行給付金として実施するものでございます。対象となる世帯につきましては、児童を養育している者の年収が一定額以上の世帯を除き、ゼロ歳から高校3年生までの児童1人当たり5万円を子育て世帯に支給するものでございます。
 なお、本市における本給付金の対象となる児童は約6万4,000人を見込んでおります。
 以上でございます。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 私からは住民税非課税世帯等臨時特別給付金及びいちかわ生活よりそい臨時特別給付金の御質問にお答えいたします。
 2つの給付金につきましては、コロナ禍において、様々な困難に直面した方々に対する生活支援として、1世帯当たり10万円の現金を給付することを目的としております。住民税非課税世帯等臨時特別給付金の対象者については、令和3年度住民税の非課税世帯約4万7,500世帯を、また、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金の対象者は、令和2年分の所得が200万円以下の課税世帯約4万世帯を見込んでおります。
 以上です。
○金子 正議長 石原よしのり議員。
○石原よしのり議員 ありがとうございました。子育て世帯への臨時特別給付金につきましては、これは国のほうで十分議論がされています。コロナ禍の中で、子育て世帯については、我が国の子どもたちを強く支援し、その未来を開く観点からという未来の資金だと思っています。もちろん所得制限がついているというのはありますけれども、これについては私たちは特に問題を持っているわけではありません。
 ところが、あとの2つの住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金並びにいちかわ生活よりそい臨時特別給付金につきましては、コロナ禍の中で困窮している世帯に生活支援として行うというものです。国のほうで住民税非課税世帯というものに支給するという政策を出した中で、市川では、それを拡充して対象者を広げていく、そういうことだと思います。
 さて、私たちとしては、市川単独でやるいちかわ生活よりそい臨時特別給付金について、後ほど詳しく伺っていこうと思っているところです。
 その前に、2つの生活支援のための給付金、これには事務費がかなり多くかかってまいります。住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金等給付事業の事務委託費というのが1億2,000万円上がっています。かなり高額な事務委託だと思います。どのような業務をどういった業者にどのように委託していくのか、ここをお聞かせ願います。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 給付金の支給事務の委託につきましては、迅速かつ正確に対象者のデータを抽出して作成を行うなど、的確な事務処理のノウハウを有する事業者を選定する必要があることから、平成26年度から28年度に実施いたしました臨時福祉給付金の支給業務などの請負実績も参考に事業者の選定をしてまいりたいと考えております。
 なお、どのような業務ということなので委託の範囲ということですが、申請書や返信用封筒の作成から振込データの作成までの業務を考えております。
 また、契約方法については、国からの情報発出を待ちまして決定してまいります。
 以上でございます。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 どういう業務を頼むかというのは今お答えいただきました。この1億2,000万円についての金額の妥当性についてお答えいただけますでしょうか。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 給付金の支給に係る一連の業務といたしましては、まず、市民税の課税データ及び住民基本台帳などから対象世帯のデータを作成いたします。次に、その対象世帯に対して申請書等を送付、申請書の受領及び審査を経て振込データを作成して口座への振込みになります。先ほど申し上げましたとおり、この一連の流れのうち、申請書や返信用封筒の作成から振込データの作成までを業務委託の範囲だと考えております。これらの事務委託料の積算につきましては、平成28年度の臨時福祉給付金を参考に積算を行い、この給付金の支給に当たって、決算ベースで約1億円の委託費用を要しておりましたことから、このときの費用に対象者が1割ほど多いことなどを加味いたしまして1億2,000万円の経費を計上させていただいたものでございます。
 以上でございます。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 選定方法についてちょっと伺おうと思うんですけれども、1億2,000万円、結構大きな金額になりますけども、これはできるだけ事務経費を節約していく、あるいは、そういった感覚が必要だと思います。ちゃんと仕様を決めた後の一般競争入札ということで、できるだけ合理的な金額で業者の選定ができるのか、そこについてのお答えをいただきます。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 先ほどもお答えいたしましたとおり、国からの情報発出の中で、まだ契約方法等は示されておりません。併せて事務的な効率性、そういったものも考え合わせていかなければならないと考えておりますので、国の通知が発出され、市に届いた段階で、再度、その契約方法については勘案させていただいた上で決定させていただきたいと考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 了解いたしました。できるだけきちんとした手続を踏んで合理的な選定方法、金額設定をしていただきたいと思います。何より、これは市川市の単独事業の分、生活よりそい臨時特別給付金に係る事務経費は市川市の負担になります。国からの補助金はありませんので、念頭に置いて選定手続をやっていただければと思います。
 次の質問に移ります。(3)いちかわ生活よりそい臨時特別給付金について。
 まず、この必要性についてというのが私たちはなかなか分からないというか、妥当性についてと言うのか、そこについてが、先ほどの先順位者への答弁でも、私はまだまだ十分な理解をできないと思います。
 そこで、必要性と効果というものについて絞ってお答えいただけますでしょうか。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 国が行う非課税世帯等に対する特別臨時給付金と同様に、コロナ禍による暮らしへの影響が長引く中で様々な困難に直面する多くの市民の方々を支える必要があり、この給付金によって市民の生活と暮らしを支援する、こういった効果を期待するものであります。
 以上です。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 先ほど先順位者への答弁のほうで、この目的について、コロナ禍において、様々な困難に直面した方々に対する生活支援として、1世帯当たり10万円を支給するものということが言われています。もちろん、この中に国がやる非課税世帯の特別臨時給付金も同じ目的なんだろうと思いますけれども、対象を拡大するというところに、その意義をどう示すのかというところが問題なんだと思っています。コロナが流行してからもう2年近くになり、業種で言えば、観光業、飲食業、その他様々な業種が大きな影響を受け、また雇用者にしては非正規雇用者など、職を失ったり、収入が大きく減ったりと、困難に直面している方々は多方面にわたっています。そして、その原因も多方面です。それぞれ、今まで休業協力金だったり、減収補償の給付金だったり、その影響、目的に応じた支援給付を国も市川市も行ってきました。その中には子育て世帯への支援の給付金もございました。そう考えると、今回の生活の実情に応じてではなく、所得だけを基準にして、所得が低い世帯に一律に10万円の給付を配るんだと言われても、ああ、そうですかと、簡単に納得するのは難しいんじゃないかと思います。
 住民税非課税世帯というのは、年収があって、そこにそれぞれの家族形態だったり、雇用形態によっての控除があって、所得というのが計算されます。その所得から、さらに扶養控除とかいろいろな控除、年金控除とかいうのがあって、そして課税所得というのが決まってきますよね。そこのところで課税所得が低ければ非課税になるという仕組みだと思います。
 ところで、真ん中の所得というところで一律200万円をというのをやったわけですね。ここが200万円以下の方は生活困窮世帯だという認識を示されているように思います。世帯所得200万円以下を支給基準としているわけですけれども、その公平性と妥当性についてはどのようにお考えでしょうか。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 対象となる世帯の公平性と妥当性ということでありますが、おおむね200万円以下の世帯である非課税世帯と同じ所得階層にありながら、わずかな世帯状況の違いだけで課税世帯となり、非課税世帯と同様、生活に困窮する度合いは変わらないという状況の中で、国からの給付金の支給対象から除外される世帯も同程度の困窮度合いと考えられますことから、これらの世帯を積極的に支援することは公平性の観点からは妥当だと考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 同じ所得階層だと、同じように苦しいはずだと。ところが、それが世帯構成とか何かのわずかな違いで、今回の非課税世帯臨時特別給付金が当たらない人がいると。それでは不公平じゃないかというような話をしているわけですけれども、それでは、200万円所得で今始める。じゃ、250万円、300万円、所得の上がどんどんあるわけです。250万円の方、あるいは300万円の方は生活が苦しくない、そういう御理解でしょうか。それとも、その方々も苦しいとお考えでしょうか。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 300万、400万というラインというのは、国が今回、非課税世帯を国の給付の対象にした。その中で、僅かな扶養の控除数ですとか、そういったものによって、やはり同じぐらいの所得金額の方で、片や課税の世帯が対象から漏れるということは、その辺を救ってやる必要があるのではないかということで今回は対象としたものでございます。
 以上です。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 所得が200万円ぐらいだけれども、非課税になっている方、あるいは、同じぐらいの200万円弱なんだけれども、課税になっている方。この違いはお分かりのとおり、家族構成だったり、収入の種類だったり、いろんなものがあるわけですよね。何でそこで国のほうが住民税非課税にするかどうか。これは今言ったような、家族構成とか何とかを考慮して控除を大きくするから非課税になるという意味では、ある意味、生活が困窮、あるいは生活が厳しい分、その分が勘案されて非課税になっていると考えれば、同じ200万円という所得のところでばんと切るというのが、それ以降の家族構成とか何とかで同じ200万円の方々、あるいは、もっと言えば、年収が300万円程度の話を単身者で297万円、子ども1人の夫婦で320万円とか、おっしゃっています。そういう方々のところでいろいろあるわけですよね。それが国の制度で非課税になっているというのは、きちんと家族構成を見て非課税にしているというふうにすると、そこがある意味、国が決めている困窮のボーダーラインの一つ、ある程度公平に決めているボーダーラインだというふうに考えられているのではないかと思っているわけです。これ自体が、それでも飛び出る方、実際には苦しい方、いろんな方がいらっしゃるわけですよね。
 その中で、我々がどこに助けを出していかなきゃいけないかといったときに、この所得で一律というのが、本当にこれが正しいと言ったら問題があるかもしれません。適切なのかというところに、私たちがなかなかゴーと言えないということなので、そこがもう少し部長のお考えを言っていただけるならばお答えいただけませんか。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 扶養の有無ですとか人数などは、世帯構成によって非課税となる所得額が異なります。例えば御夫婦とお子さんが1人いる3人世帯で、夫が課税者で妻と子どもが非課税の場合には課税世帯となってしまって、このうち家族全員の合計所得が200万円以下の場合には、このいちかわ生活よりそい給付金の給付対象になるというようなことになってまいります。200万以下の課税所得の世帯構成というものを調べてみますと、年金の受給者世帯と単身世帯が大半を占めていることから、やはり非課税世帯と同じぐらい生活が厳しいというふうに私どもは考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 そこなんだけど、単身世帯と年金受給者の世帯はどうも200万円以下が苦しいとおっしゃいました。単身世帯というのは、要するに独り身なわけですよね。所得200万、年収で言って、さっき297万円ぐらいって言いました。この方が本当に苦しいかどうか。子どもがいる世帯や扶養家族がいる世帯と比べてどうかというのはなかなか難しいし、年金をもらっている方は、じゃ、みんな苦しいのかというと、中には生活に特段に困られていないし、悠々自適の年金生活を送られている方もいると思うんですね。そういう中、いろんな検討をしっかりした上で、この生活よりそい給付金をつくっていかなきゃいけないんじゃないかと私たちは思っていました。
 そこで先ほどの福祉部の検討の中で、では、この階層を5万円の給付金にしたらどうだとか、あるいは200万円以下じゃなくて、課税所得の150万以下だとか、そういったのも検討したというような答えを先順位者にされているようですけど、その検討した結果、なぜそれじゃいけなかったのか。そこについてもお答えいただけますか。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 先ほども申し上げましたが、国の給付金の対象から漏れてしまう所得区分として200万円以下というふうに申し上げましたけれども、大体、そのあたりの方が99.8%を占めておりますので、漏れてしまう方に対して、やはり差をつけるのは公平性という観点からいかがなものかということで議論いたしまして、10万円というふうに決まっております。
 以上でございます。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 非課税世帯で当たる方が、99.8%が200万円以下だった。私もデータをもらったので見ました。そうすると、その方々が非課税になっている理由というのが、扶養が多いだとか、いろんなことでなっているわけですね。課税になっている方の200万円とはちょっと違うような気がするのが私の理解です。
 そうすると、課税になっている方だったら、それより下げた250万というのもあっただろうしというところなんかが、十分な検討、あるいは比較検討した上で効果を見るというのがなかなかできてないのじゃないかと。急に出てきた案ということから考えると、どうもその辺がなかなか疑問なんだということだけ申し上げて、次に移ります。
 次の3つ目が、なぜこの給付金を今支給しなければならなかったのか。今というのは、今、私が言ったようないろんな検討をしっかりとした上で、本当に困っている方への給付金が、この形がいいのか、違う形がいいのか。あるいは、この形では上限額幾らがいいのか、金額は幾らがいいのかという検討をして、それから出てきてもいいような気がします。それを今、この時点で1つの補正予算が出てきて決めましょうという、今と考える理由を伺います。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 この給付金については、給付金の必要性や対象者の公平性といったものを考えた中で、国の給付金と同じ目的を持って実施することから、国が行う給付の時期に合わせて行うことが何よりも肝要だと考えております。さらに、今回の国の支給と合わせて実施することで、事務にかかるトータルコストの削減や従事する職員の負担軽減が図られるものと考えております。
 以上です。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 何より今、まだ国会で給付金についての審議が行われているわけですね。閣議決定は11月19日か何かにしていますけれども、議案として、ちょうど予算委員会にかかっているというようなところで決まっていない。
 それから、さらに言えば、今が本当にコロナ禍で困っているタイミングなのかというのが、やっぱりまたもう一つ出てくるんだと思うんですね。パンデミック第5波のとき、非常に困っている人がいたんじゃないかと思うんですけども、そのときに本当に十分にこういった支援金が出ていたのか。そして、今度、第6波がいつ来ないとも限らないという今の状況の中、第6波のときに、こういう支援をしようというような検討を時間をかけてやるというのも手なのではないかと思っています。そういう意味で、国のほうで決める非課税世帯への特別臨時給付金に合わせてというのが、本当にそれが今のというタイミングなんでしょうか。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 第6波が来る前だからこそ、今のタイミングで国の給付と合わせて実施していこうというのが本市の判断でございます。
 以上でございます。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 結構です。今、御意見を伺いました。
 次の点です。この40億円全部、市川市の負担ですね。これの妥当性、もう一度お答えください。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 本市独自の給付金は、国の給付金の支給対象から外れた所得金額200万円以下の課税世帯についても、これまでにコロナ禍による様々な影響を受け、経済的な苦境は非課税世帯と何ら変わらないと考えております。こうした世帯の生活と暮らしを市として早急に守る必要があることから、本市の負担をもって支給するものであり、納税者の理解は得られるものと考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 40億円が市民を支援する目的だから、これはいいんだということだと思います。先ほど先順位者に財政部長がお答えになった、40億円が市税収入の増と、それから財政調整基金の残高が、今年度、これを使っても昨年度末と変わらないという見方があるので大丈夫ですよというお話をされました。しかし、それは全く議論が違う話だと私は思います。お金があるから何でも使っていいというような話にはならないし、本当に目的がしっかり合わなきゃいけないし、そして今回の歳入の中にいろんなものが入っていますけども、市税の増収分というのは、次回の2月に出てくるであろう補正予算の歳入の補正に入ってきてもいいものだと思っています。その辺は私の意見ですけども、よく考えていただければと思います。
 この給付金、他の都市では、同様なものの支給という動きはあるんでしょうか。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 他市の事例でございますが、宮城県仙台市が原油の高騰対策として、国の給付金対象者へ市独自の給付金5,000円を上乗せした給付をする予定であることの報道は承知しておりますが、本市の給付金と同様の趣旨で他の自治体が給付する動きについては、現状では確認できておりません。
 以上でございます。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 もしかすると、他市は今後のために非常に慎重に考えているのかもしれません。そこはよくお考えいただければと思います。
 最後の質問は、この議案が我々に示された手法、手続についての面でちょっと気になることがあるので話をさせていただきます。
 本議案の内容というのは、私たちが知る前にNHKの12月8日の正午のニュースで報道されています。議会の説明が同日の夕方に予定されていたのに、その前に報道機関に内容を公表、説明していることになりますけども、その適切性についてお伺いしたいと思います。
○金子 正議長 麻生広報室長。
○麻生文喜広報室長 お答えいたします。
 報道機関への情報提供を行う際は、議員の皆様へ情報提供した後に行うようにしております。今回の追加議案につきましては、7日の夕方の議会運営委員会で追加議案の提案説明を行い、同日中に追加議案を議員の皆様や報道機関へ送付し、その翌日、8日の正午のニュースから流れたものでございます。
 以上でございます。
○金子 正議長 石原議員。
○石原よしのり議員 7日の夜に私たちのところへ来たと言うけど、実は8日の朝ですけど、それには200万円の上限とか、そういうことは全く書いてありません。我々は初めて知ったのは議案説明会です。これ、私、2020年5月15日の市川市議会臨時会で、代表質問で特別給付金の話をしたときにも同様な話をして、広報室長は、それについては今後改めてまいりますというお答えをいただいています。これからそういったことは我々に対して説明、報道機関へ説明等の順番をしっかり考えていただきたいと思います。
 以上、私の質疑を終わります。ありがとうございました。
○金子 正議長 次に、髙坂(こうさか)進議員。
○髙坂(こうさか) 進議員 日本共産党の髙坂(こうさか)進です。質問をいたします。
 まず最初は、住民税非課税世帯に対する臨時給付金事業、それから子育て世帯等臨時特別支援事業とも、政府が決定したのは11月19日だということのようですけれども、なぜ12月の当初の予算ではなく、この追加予算になったのかというのを教えてください。
○金子 正議長 金子財政部長。
○金子 明財政部長 お答えいたします。
 今回、追加議案で提案しております子育て世帯への臨時特別給付の先行給付金及び住民税非課税世帯臨時特別給付金の2つの給付金につきましては、11月19日の臨時閣議において経済対策が決定し、翌週の11月26日に国の令和3年度補正予算(第1号)案が閣議決定されたことから、本市の12月定例会の告示日である11月16日に間に合わず、追加議案での提案となったものでございます。
 また、今回併せて提案しておりますいちかわ生活よりそい臨時特別給付金につきましては、国の経済対策における生活、暮らしへの支援策を踏まえ、支援の対象とはならない方々に対し、本市の独自支援策を実施することとしたことから、同様に追加議案として提案させていただいたものでございます。
 以上でございます。
○金子 正議長 髙坂(こうさか)議員。
○髙坂(こうさか) 進議員 では、次に行きます。最近の報道では、子育て世帯等臨時特別支援事業についても、当初5万円の現金、その後5万円のクーポン券ということではなくて、全て10万円の現金給付でもいいとなっているというふうに思いますけれども、なぜ5万円の現金給付にしたのかということです。多くの自治体の首長さんたちが、10万円の給付にしたほうがいいという声を日本全国で上げています。今からなら10万円の現金給付ということでできるのではないでしょうか。それをなぜ5万円でやるんですか。
○金子 正議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 お答えいたします。
 国の方針に基づきまして、本市は子育て世帯に対して児童1人当たり5万円を支給するものでございます。
 以上でございます。
○金子 正議長 髙坂(こうさか)議員。
○髙坂(こうさか) 進議員 今回5万円の現金給付をすると、次は5万円のクーポン券になるのかということですけども、その場合の経費はどうなるのかということが1つ。
 それからもう一つ、今回、1億2,000万円の委託費、これが住民税非課税世帯等の特別給付金、それから、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金の2つの事業で1億2,000万円という委託料となっているというふうに思いますけれども、これはそれぞれの委託料が幾らになるのか。
 それからもう一つは、これは1億2,000万、2つに分けても相当の金額になるので、普通は一般競争入札ということになるはずですけれども、去年の10万円の給付のときに、時間がないからということで随意契約とやってもいいよというのが国から出されたということで随意契約にされましたけれども、今回はどうなるのか。随意契約とすれば、どこにやろうとしているのか。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 現状では、国から契約方法なども含めた事務の詳細に関する通知や実施要綱は示されておりませんが、昨年実施されました特別定額給付金の事務では、給付金事業の実施に当たり、地方自治法施行令第167条の2第1項第5号の「緊急の必要により競争入札に付することができないとき」に該当するものとして、随意契約を締結することができる旨の文書が国から発出されておりましたことから、恐らくは今回も同じ措置が取られるのではないかと思われます。
 なお、事業者につきましては、先順位者に御答弁申し上げましたが、これまでの請負実績等も考慮しながら、迅速な給付にノウハウを有する事業者を選定してまいります。
 以上でございます。
○金子 正議長 髙坂(こうさか)議員。
○髙坂(こうさか) 進議員 次、歳入でちょっと聞きます。民生費の国庫補助金は、これは住民税の非課税世帯、それから子育て世帯の事業分として48億4,700万ぐらい、それから31億8,100万円ぐらいが出ているのは分かります。そのほかに10億1,600幾らと、それから個人の市民税の現年度分として23億7,300万、それから、たばこ税として4億というふうになっていて、これがいわゆるいちかわ生活よりそいの給付金ですよね。でも、これ普通なら、市民税の現年度分についても、たばこ税の現年度分についても、これは12月の当初の補正に出てくるべき金額だと思いますけれども、何で今、ここでこれが出てくるのか。何で当初のほうに乗ってなかったのかということです。
○金子 正議長 金子財政部長。
○金子 明財政部長 お答えいたします。
 このたびの追加議案として提案しております個人市民税及び市たばこ税の増収分につきましては、令和4年度の当初予算編成に向けて作成いたしました中期財政見通しにおいて、今年度の決算見込みを推計しておりましたので、当初予算に計上した税収を上回るものと見込んでおりました。また、議案第43号の一般会計補正予算(第10号)における歳入予算と歳出予算の収支の均衡につきましては、前年度からの繰越金をもって充てたことから、市税収入の増を見送ったところでございます。
 しかしながら、国が令和3年度補正予算(第1号)案として閣議決定いたしました経済対策の子育て世帯への臨時特別給付、先行給付金や住民税非課税世帯等臨時特別給付金が示されたことから、本市独自のいちかわ生活よりそい臨時特別給付金を支給することとしたため、その財源を確保する必要が生じたことから、収支の均衡を図るため、個人市民税及び市たばこ税の増収見込み額について増額補正することとしたものでございます。
 以上でございます。
○金子 正議長 髙坂(こうさか)議員。
○髙坂(こうさか) 進議員 要するに、この40億のよりそいのほうをやるということが決まっていたので、それのために金を取っておいたというふうに私には聞こえる。そうでなければ、当初の予算に入れておくべきだったというふうに思います。
 もう一つ、住民税非課税世帯等に対する特別給付金と子育て給付金、これを市川市が予算措置をしなかったら、どうなりますか。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 国が全額負担する自治事務として、全国の自治体が一律に支給する給付金であり、喫緊の経済対策を円滑に実施するという趣旨に鑑みますと、予算措置をしないという選択は考えておりませんが、仮にしないとした場合には市民への迅速な給付が難しくなる、あるいは、他の市町村の対象世帯よりも給付が大幅に遅れ、時宜を得た経済対策としての意味合いが薄くなるものと考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 髙坂(こうさか)議員。
○髙坂(こうさか) 進議員 もう一つ聞きます。子育て世帯等の臨時特別給付事業ですけれども、これは年内に必ず予算措置をしなければいけないということになっていますか。
○金子 正議長 大平こども政策部長。
○大平敏之こども政策部長 現状、国のほうからの説明会等の通知を見ますと、年内に支給するというふうな国の方針ですので、本市としましても、できる限り承認を得たいと思っています。
○金子 正議長 髙坂(こうさか)議員。
○髙坂(こうさか) 進議員 私が聞いているのは、義務かどうかということです。年内に給付するための予算措置をしなければいけないのが義務なのかどうなのかということを聞きました。何かいろいろ言っていました。
 それはそれとして、次に、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金についてのことを、さっき中村さんへの答弁で、夫婦で働いている場合ということが出ていました。収入で言うと、三百三、四十万まで対象になりますよということが出ていましたけども、年金所得で言うと、例えば夫が250万、それから奥さんが180万、年金もらっているとしますよ。年金控除が最低でそれぞれ120万あります。そうすると、430万の年金の収入で、所得で言うと200万以内に収まるんですよね。そういう計算になると思いますよ。
 私は、だからといって、年金もらっている人に10万あげるのが駄目だというふうなことを言っているわけではないんだけども、そういうつもりで言っているのではないんだけども、制度設計があまりにもずさんではないですか。例えば中小業者、働いている人たちは、売上げから経費を引いた残りが所得です。これが200万いったら、もう駄目ですよ。年金の人は、そうすると430万もらっていても、この人は基本的に経費ありませんから。でも、なりますとか、ちょっとあまりにも制度設計がひど過ぎるのではないかなと私は思っています。
 国は住民税非課税の給付金についても、それぞれの野党などから様々な意見が出されています。来年の通常国会でもっと別な仕組みが出てくるのかもしれません。分かりません。だから、それらをちゃんと見て、今言ったような制度設計ももう一度ちゃんとやったほうがいいのではないかと。そうでないと、今言ったような問題、出てきますよ。そういうことを、ぜひもう一度ちゃんと議論をしていただきたい。国のほうの動向もきちっと見る。それから、自分たちがつくった制度設計、もう一度ちゃんと見たほうがいいのではないかというふうに私は思います。
 以上で私の質疑を終わります。
○金子 正議長 次に、中町けい議員。
○中町けい議員 会派立憲民主・社民の中町けいでございます。通告に従って、これより追加議案について質疑をさせていただきます。
 なお、先順位者と重複する部分につきましては、端的に御答弁いただいて結構です。
 大項目、議案第54号、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金について。
 ア、議案提出までの経緯と提出時期についてお伺いします。
 去る12月8日に追加議案が提出されましたが、今回、なぜ代表質問及び一般質問の通告後で、既に一般質問を開始していたこのタイミングでの追加議案だったのか、疑問に感じました。約40億規模で市独自の給付金ですので、しっかり制度設計や給付のシミュレーションを組み立てて2月定例会で提出してもよかったのではないかという側面も感じますが、追加議案の提出までの経緯と時期についてお伺いします。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 岸田内閣総理大臣は11月に入り、記者会見で、大型の経済対策を11月中旬に策定する。経済対策には、非正規・子育て世代などで生活に困っている方へプッシュ型の給付金を盛り込み、国民の生活を支えていく旨の発言をされております。この発言を受けまして、国の動向を踏まえた本市独自の新型コロナウイルス感染症対策について検討を進めるよう、市長から指示があり、庁内各部で検討を始めたところ、11月19日には国の経済対策が正式に閣議決定され、その後、補正予算案として取りまとめられ、現在開会中の国会にて審議が行われております。この間、本市においても、庁内で検討を進めてきた対策案を取りまとめ、これを行政経営会議に諮り、所得200万円以下の住民税課税世帯を対象とする給付を実施することとし、市として意思決定を行った後に、国の給付金とともに迅速な給付が行えるよう、本定例会に追加議案として提案させていただいたものであります。
 以上でございます。
○金子 正議長 中町議員。
○中町けい議員 非課税世帯への生活給付金から漏れてしまう世帯に対して、市独自の給付金でカバーするという趣旨は分かりましたし、スピード感も大切ということも理解をしております。そのために、このタイミングの追加議案だったという事情は分かりますが、決定のスピードも大切ですが、しっかり代表質問なり一般質問で制度の中身を精査するための時間も大切ですので、このことはお伝えさせていただきまして次に進みます。
 次に、イ、給付額及び所得制限設定の根拠について伺います。
 先順位者とも重複しておりますが、例えば支給金額を半額にし、さらに幅広い世帯に支給できる選択肢もある中で、なぜ10万円の給付金額で所得金額200万円以下の課税世帯なのか。その設定根拠についてお伺いします。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 先順位者にも御答弁したとおり、国の給付金については、新型コロナウイルス感染症による影響が長引く中、経済対策として対象となる世帯に10万円を給付することが趣旨であり、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金につきましても、国と同様の趣旨であることから、世帯当たり10万円の現金を給付することとしております。
 また、所得制限の設定につきましても、先順位者に申し上げたとおり、非課税世帯と同様に支援が必要と判断したことから設定したものでございます。
 以上でございます。
○金子 正議長 中町議員。
○中町けい議員 10万円については国の基準に合わせたということは分かりますが、給付金について、僅かな支給要件の差で支給対象外になる方も必ずおりますので、なぜこのような基準になったのかの根拠についてを御答弁いただきました。市民の税金を原資にしているわけですので、対象外の市民の方にも納得できるような丁寧な説明をお願いしまして、次に進みます。
 次に、ウ、給付対象世帯に関する他の給付金との重複について。
 平等性という観点から確認しますが、今回のいちかわ生活よりそい臨時特別給付金、子育て世帯への臨時特別給付金、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金の3つの給付金に関しては、対象世帯によっては重複しているのかについて質問させていただきます。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 重複の取扱いにつきましては、国の正式な通知を待って判断する必要がありますが、過去の取扱いなどから類推しますと、要件を満たしていれば、恐らくは複数の給付金を重複して受給できるのではないかと思われます。
 以上です。
○金子 正議長 中町議員。
○中町けい議員 御答弁ありがとうございます。
 1点再質問しますが、そうしますと、今回の3つの給付金でどのくらいの世帯が重複をしているのか、把握をされていますでしょうか。その点についてお尋ねします。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 再質問にお答えします。
 住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金といちかわ生活よりそい臨時特別給付金での重複はございませんが、これらの給付金の対象者で子育て世代への臨時特別給付金の要件を満たす場合には受給ができるのではないかと考えております。
 なお、こうした重複世帯がどの程度あるのかにつきましては、それぞれの対象者の突合が現状できておりませんので、現段階で把握することは困難であります。
 以上でございます。
○金子 正議長 中町議員。
○中町けい議員 御答弁ありがとうございます。くれぐれも重複がいけないというわけではなくて、要件を満たし、支援が必要な方々に支給することは重要だと認識しております。
 繰り返しになりますが、スピード感も大切ですが、市民の税金が原資になるわけですので、今回重複される方が全体の何%に当たるのか、偏りがないかなどの観点での精査や、これまでの支給金を時系列ごとにまとめて重複率を常に把握していないと、平等性という観点からもかけ離れてしまいますので、その点を指摘させていただくと同時に、今後は常に把握していただくことを要望させていただきまして、次に進みます。
 次に、エ、給付対象世帯の年代構成について。
 今回の支給対象世帯については年収ベースではなく所得ベースということで、年収から様々な控除がされた上で所得金額200万円以下の課税世帯等が対象になるとのことですので、実際にどのような世帯にこの給付が届くのか、その年代構成についてをお尋ねします。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 給付対象世帯の世帯主の年代構成につきましては、65歳以下が全体の約63%を占め、特に一番多い年代層を申し上げますと、20歳代の約1万世帯となっており、全体の約25%を占めております。
 以上でございます。
○金子 正議長 中町議員。
○中町けい議員 ありがとうございます。65歳以下が63%で、一番多い世帯が20代の約1万世帯ということで理解をしました。一人暮らしでコロナの影響でお給料が減ってしまった方、ボーナスがなくなってしまった方、仕事を転職された方など、コロナの影響でがらっと生活が変わってしまった方がおります。また、非正規で不安な思いを抱えてお仕事に励んでいる方もおりますので、少しでも生活を支えるような給付金となるよう期待しまして、次に進みます。
 最後に、オ、申請方法及び給付時期についてお尋ねします。
 先順位者の中でもおおむね答弁を聞きましたが、確認のためにお尋ねします。子育て世帯への臨時給付金はプッシュ型で申請は不要となっていますが、いちかわ生活よりそい臨時特別給付金の申請方法と支給時期の見通しについてをお尋ねをします。
○金子 正議長 小泉福祉部長。
○小泉貞之福祉部長 お答えします。
 いちかわ生活よりそい臨時特別給付金については、国の給付金と同時に申請及び給付を予定しておりますが、現在、国からは給付金に関しての実施要綱など示されていない状況であり、どのような申請方法でいつから確実に支給できるとは申し上げにくいところでございますが、臨時国会において補正予算案が可決成立の後に、国から通知や実施要綱等が示され次第、速やかに給付ができるように準備を進めていきたいと考えております。
 以上でございます。
○金子 正議長 中町議員。
○中町けい議員 昨年度に行いました10万円の特別定額給付金では、申請から支給まで時間を要した経緯があったのと、一般市民の感覚からして、自分の年収は分かっていても、そこから様々な控除があり、正確に自分や世帯の総所得金額を把握している方は少ないと思いますので、申請型ではなく、プッシュ型で申請は不要なやり方を採用していただき、給付対象の方の申請漏れがないよう支給方法を要望しまして、会派立憲民主・社民の質疑は終了したいと思います。
○金子 正議長 以上をもって質疑は終結いたします。


委員会付託

○金子 正議長 この際、議案第54号令和3年度市川市一般会計補正予算(第11号)は総務委員会及び健康福祉委員会に付託いたします。
 この際、委員会開催のため、暫時休憩いたします。
午後6時43分休憩


午後8時59分開議
○金子 正議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。


○金子 正議長 この際、懲罰特別委員会における正副委員長の互選の結果について御報告申し上げます。
 委員長に細田伸一議員、副委員長に石原よしのり議員が選任されましたので、御報告申し上げます。


○金子 正議長 お諮りいたします。この際、会期延長の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 御異議なしと認めます。よってこの際、会期延長の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。


会期延長の件

○金子 正議長 会期延長の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は本日までと議決されておりますが、議事の都合により、12月14日まで1日間延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 御異議なしと認めます。よって会期は1日間延長することに決定いたしました。


○金子 正議長 お諮りいたします。本日はこれをもって延会することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○金子 正議長 御異議なしと認めます。よって本日はこれをもって延会することに決定いたしました。
 本日はこれをもって延会いたします。
午後9時延会

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