更新日: 2022年6月15日

2022年3月4日

議案第55~70号 各委員長報告

午前10時2分開議
○松永修巳議長 ただいまから本日の会議を開きます。


○松永修巳議長 日程第1議案第55号市川市個人情報保護条例の一部改正についてから日程第16議案第70号財産の減額貸付についてまでを一括議題といたします。
 本案に関し委員長の報告を求めます。その報告の順序は、健康福祉、環境文教、建設経済、総務の各委員会の順でお願いいたします。
 最初に、健康福祉委員長、石原みさ子議員。
〔石原みさ子健康福祉委員長登壇〕
○石原みさ子健康福祉委員長 ただいま議題となりました議案第57号市川市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第59号令和3年度市川市一般会計補正予算(第14号)のうち健康福祉委員会に付託された事項、議案第60号令和3年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第61号令和3年度市川市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第62号令和3年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、議案第64号令和4年度市川市一般会計予算のうち健康福祉委員会に付託された事項、議案第65号令和4年度市川市国民健康保険特別会計予算、議案第66号令和4年度市川市介護保険特別会計予算及び議案第67号令和4年度市川市後期高齢者医療特別会計予算について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第57号について。
 本案は、地方税法の改正に伴い、未就学児の属する世帯に係る国民健康保険税の減額について定めるほか、所要の改正を行うためのものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第59号について。
 今回の補正は、第3款民生費において、介護給付費等、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金等の増額及び私立保育園施設整備費等補助金、私立保育園保育委託料等の減額を、第4款衛生費において、国民健康保険特別会計繰出金、新型コロナウイルスワクチン接種委託料等の増額及び国民健康保険保険基盤安定繰出金、後期高齢者健康診査委託料等の減額を計上したものであります。また、繰越明許費の補正において、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業及びいちかわ生活よりそい臨時特別給付金給付事業等について、年度内の支出が困難であるため、翌年度へ繰り越す措置を行うものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第3款民生費第1項社会福祉費第4目在宅支援費、高齢者見守り支援委託料について、「今回の減額補正は、見守り通報装置の設置台数が当初の見込みよりも少なくなったためとのことだが、当初見込んだ設置台数と実際の申請台数の差はどのくらいあるのか。また、事業の周知はどのように行ったのか」との質疑に対し、「当初は260台の設置を見込んでいたところ、申請台数は決算見込みで104台となり、その差は156台となっている。また、周知については『広報いちかわ』、高齢者サポートセンターで行うもののほか、ケアマネジャー向けの研修会などで本事業の周知を行っている」との答弁がなされました。
 次に、第2項児童福祉費第1目児童福祉総務費、こども送迎ステーション整備費補助金について、「本補助金は、前回の12月定例会においても補正予算として計上されており、その後、当該補正予算案は否決された。このことによる事業への影響はどのようになっているのか」との質疑に対し、「本補助金は令和3年度内に施設の整備を完了することが交付要件となっているため、現在は事業者の負担において整備を進めている。前回、補正予算案が否決されたことによる本補助金の支払い時期への影響はないものの、予算の裏づけがない状態で整備を行っていることから、事業者が事業規模を縮小することが危惧されるところである。そのため、事業者とは保育環境の維持、向上等について協議しながら整備を進めている」との答弁がなされました。
 次に、第4目保育園費、賄材料費について、「今回の補正は、緊急事態宣言に伴う登園自粛要請により不要となった給食に係る経費を減額するためのものとのことだが、給食用食材をキャンセルする場合の対応については、事業者との間でどのような取決めがなされているのか」との質疑に対し、「新型コロナウイルス感染症対策のため給食用食材が不要となった場合は、おおむね3日前までに公立保育園から事業者に食材のキャンセルの連絡を行うこととなっている。このことについては、あらかじめ事業者に通知しており、了解を得ているところである」との答弁がなされました。
 次に、第3項生活保護費第1目生活保護総務費、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金について、「本支援金に関するアンケートでは支給要件の厳しさについての意見があり、現在の申請割合は対象者の約4分の1とのことである。市として支給要件の厳しさをどのように考えているのか」との質疑に対し、「支給要件の厳しさについては、国からの通知で予測ができていたため、市とハローワークで協議を行い、要件の一つである就労相談の回数を月2回以上から月1回以上にするなど、市独自で要件の緩和を行った。また、国も申請期間を3月末まで延長し、社会福祉協議会の貸付けに係る要件を緩和するなどしたため、引き続き申請が行われるものと考えている」との答弁がなされました。
 次に、第4款衛生費第1項保健衛生費第2目保健センター費、産後ケア委託料について、「今回の増額補正は、事業の周知が進み、利用申請者数が見込みを上回ったためとのことだが、本委託料で当初見込んだ産後ケアの日数、不足となる日数及び決算見込みの日数はどのようになっているのか。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で里帰り出産が困難になったことにより不安を抱える産婦等に対し、どのような対応を行っているのか」との質疑に対し、「本委託料では、当初、延べ444日分を見込んでいたが、今回不足となる88日分を計上し、決算見込みは532日分となる。また、里帰り出産が困難になったことによる不安への対応については、相談内容を産後ケアにつないでいくマッチングを行っている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第60号について。
 今回の補正は、歳出において、負担金、国民健康保険事業財政調整基金積立金等の増額及び資格給付業務委託料、国民健康保険税催告等業務委託料等の減額を、歳入において、普通交付金、国民健康保険事業財政調整基金繰入金等の増額及び一般被保険者国民健康保険税基礎課税額滞納繰越分、国民健康保険保険基盤安定繰入金(保険者支援分)等の減額を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第61号について。
 今回の補正は、歳出において、介護保険事業財政調整基金積立金、償還金等の増額及び介護認定審査会委員報酬、主治医意見書作成手数料等の減額を、歳入において、現年度分調整交付金、前年度繰越金等の増額及び職員給与費等繰入金、介護保険事業財政調整基金繰入金等の減額を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第62号について。
 今回の補正は、歳出において、還付金の増額を、歳入において、保険料還付金の増額を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第64号について。
 予算の主な内容について申し上げますと、まず、第3款民生費において、介護施設等整備事業、保育園整備計画事業及び生活困窮者自立支援事業等に係る経費を、第4款衛生費第1項保健衛生費において、予防接種事業及び産後ケア事業等に係る経費を計上したものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを第3款民生費から申し上げてまいります。
 まず、第3款民生費第1項社会福祉費第1目社会福祉総務費、行旅病人死亡人等処置委託料について、「本委託料に係る取扱件数の推移はどのようになっているのか。また、1人当たりの費用は幾らになるのか」との質疑に対し、「取扱件数は平成27年度が31件、28年度が32件、29年度が48件、30年度が51件、令和元年度が35件、2年度が45件となっている。また、1人当たりの費用については、遺体の検案料が昼の場合は4万4,000円、夜の場合は5万円、葬儀会社に支払う費用が8万7,120円、火葬料及び骨つぼ代が8,620円となっている」との答弁がなされました。
 次に、成年後見相談支援等委託料について、「本委託料に係る事業の内容はどのようなものか」との質疑に対し、「成年後見相談支援等事業については、社会福祉協議会に委託して事業を実施しているもので、主に相談事業、広報事業及び成年後見の利用促進事業などを行っている」との答弁がなされました。
 また、「本委託料は昨年度と比較し増額になっているが、この理由はどのようなものか。また、本事業の効果をどのように考えているのか」との質疑に対し、「増額の理由は、認知症の高齢者が増加していることに伴い、相談件数が年々増加しているためである。今後もさらに相談件数等の増加が見込まれることから、対応に当たる職員を1名増やして合計で5名とし、全ての職員を常勤職員とすることで相談体制の充実を図ることを考えている。また、本事業では市民後見人の養成を行っており、現在10名いる市民後見人のほか、令和3年度では新たに14名が養成講座を修了したため、今後の活躍を期待しているところである」との答弁がなされました。
 次に、第2項児童福祉費第1目児童福祉総務費、地域コミュニティゾーンこども施設整備事業費について、「地域コミュニティゾーン内に整備するこども施設は具体的にどのような施設となるのか」との質疑に対し、「当該施設においては、子どもが自由に遊んだり学んだりして楽しみながら過ごし、また、子どもを中心に市民が交流できることを目指している。具体的には音楽の演奏や物づくり、運動、読書等ができるスペースのほか、中高生が交流できるスペース、地域交流など多目的に使用できるスペースなどを設置する予定である」との答弁がなされました。
 次に、医療的ケア児保育支援事業費補助金について、「昨年9月には医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が施行されるなど、本補助金に係る事業の重要性がうかがえるところであるが、本補助金の内容はどのようなものか」との質疑に対し、「本補助金については、医療的ケア児の受入れを行う6つの私立保育園等への交付を見込んでいる。その内容は、看護師等の雇用のための人件費として3,174万円、保育の補助者の人件費として1,302万円、保育士が医療的ケアを行うために必要となる喀たん吸引の研修の費用として180万円を計上している。なお、1施設当たりの交付金額は最大で776万円を予定している」との答弁がなされました。
 次に、第7目幼稚園費、既存幼稚園改修工事費について、「本工事費は、南行徳幼稚園の改修工事を行うためのものとのことであるが、その内容はどのようなものか。また、当該改修工事により園児の活動に支障は出ないのか」との質疑に対し、「南行徳幼稚園は昭和50年に建築された施設であり、雨漏りなどが発生していることから外壁と屋根の改修工事を行うものである。また、当該改修工事の実施時期は未定であるが、夏休みの期間に行うなど、園児の活動に支障が出ないように配慮したいと考えている」との答弁がなされました。
 次に、第4款衛生費第1項保健衛生費第3目予防費、子宮頸がん予防接種委託料について、「本委託料により実施する子宮頸がんの予防接種については、全部で何回分の接種を見込んでおり、1回当たりの金額は幾らになるのか。また、1人当たりの接種回数はどのくらいなのか」との質疑に対し、「本委託料では4,170回分の接種を見込んでおり、1回当たりの金額は1万6,588円となっている。また、1人当たりの接種回数は、これまでと同様に3回である」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 次に、議案第65号について。
 本予算は、歳出において、保険給付費、国民健康保険事業費納付金等を、歳入において、国民健康保険税、県支出金等を計上し、収支の均衡を図るものであります。また、歳出予算の流用は、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合、款内の各項の経費の金額を流用できるよう定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、歳出第2款保険給付費について、「被保険者の高齢化等を背景に1人当たりの医療費等が増加していることから、本給付費が全体として増加しているとのことである。そこで、本給付費の増加を抑制するために、市はどのような取組を行っているのか」との質疑に対し、「主な取組としては、診療報酬が重複して請求されていないか等について書類の点検を行っている。また、これに加えて健康診査や人間ドック受診の勧奨など、健康に関する様々な施策を関係部署と連携して推進しており、今後も市民の健康を守る取組としてこれらを継続していきたいと考えている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第66号について。
 本予算は、歳出において保険給付費、地域支援事業費等を、歳入において保険料、支払基金交付金等を計上し、収支の均衡を図るものであります。また、歳出予算の流用は、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合、款内の各項の経費の金額を流用できるよう定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、歳出第3款地域支援事業費第3項包括的支援事業・任意事業費第1目包括的支援事業費、高齢者虐待防止関係会議報償金について、「本報償金は令和3年度と比較し、減額して計上されているが、その理由はどのようなものか」との質疑に対し、「本報償金は、高齢者虐待防止関係会議に弁護士等の専門家が参加した際に支払うものであり、令和3年度の実績に基づいて積算を行い、減額としている。なお、4年度における当該会議の開催回数については、3年度と同程度となる見込みである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第67号について。
 本予算は、歳出において後期高齢者医療広域連合負担金等を、歳入において後期高齢者医療保険料等を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松永修巳議長 次に、環境文教委員長、宮本均議員。
〔宮本 均環境文教委員長登壇〕
○宮本 均環境文教委員長 ただいま議題となっております議案第58号市川市廃棄物の減量、資源化及び適正処理等に関する条例の一部改正について、議案第59号及び議案第64号のうち環境文教委員会に付託された事項について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第58号について。
 本案は、し尿の収集及び運搬に関する手数料の算出に係る規定を整備するためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「手数料の積算根拠はどのようになっているのか」との質疑に対し、「し尿の総量から割り返し、他市の状況も踏まえ積算したものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第59号について。
 今回の補正は、歳出第2款総務費第1項総務管理費において、水木洋子文化基金積立金の増額及び市史編さん調査員等報償金、市川市青少年スポーツ国際交流事業補助金等の減額を、第4款衛生費第2項清掃費において、一般廃棄物処理施設建設等基金積立金の増額及び衛生害虫等駆除委託料、クリーンセンター余熱利用施設次期運営事業者選定支援委託料等の減額を、第3項環境費において、猫不妊手術費等助成金、森林環境譲与税基金積立金の増額及び狂犬病予防集合注射委託料、住宅用省エネルギー設備等設置費補助金等の減額を、第11款教育費において、小・中学校トイレ改修工事費、小学校校舎等改修工事費等の増額及び放課後子ども教室運営委託料、小・中学校学校用備品費等の減額を計上したものであります。また、繰越明許費の補正において、市史編さん事業、国府台公園再整備事業及び小・中学校営繕事業等の事業費が、年度内の支出が困難であるため翌年度に繰り越す措置を行うほか、債務負担行為においては、クリーンセンター発電設備修繕料を追加するものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第11款教育費第2項小学校費第1目学校管理費、トイレ改修工事費及び第3項中学校費第1目学校管理費、トイレ改修工事費について、「本事業を実施することにより、小中学校のトイレ改修率はそれぞれ何%になるのか」との質疑に対し、「第2次トイレ改修計画期間が終了する令和8年度時点で、トイレ改修率は小学校65.8%、中学校71.3%となる予定である」との答弁がなされました。
 次に、第11款教育費第4項学校給食費第1目学校給食費、学校給食調理等業務委託料について、「給食の提供日数が減少したことによる減額補正とのことであるが、新型コロナウイルス感染症の影響により学校が休校となったことが原因なのか」との質疑に対し、「休校となったことが直接の原因ではなく、もともと給食が最大限提供された場合を想定し予算計上しており、実際の給食提供日数がそれより少なかったため、減額補正を行ったものである」との答弁がなされました。
 次に、第11款教育費第5項学校保健費第1目学校保健費、学校室内消毒等委託料について、「業務委託していた新型コロナウイルス感染拡大防止のための消毒作業について、文部科学省のマニュアルに基づき、令和3年度は教職員が消毒作業を行ったとのことだが、それにより教職員に大きな負担がかかっていないのか」との質疑に対し、「教職員が行った消毒作業は、委託業者に比べ簡易なものであったため、教職員に大きな負担はかかっていない」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第64号について。
 予算の主な内容について申し上げますと、まず、歳出第2款総務費第1項総務管理費において、国府台公園再整備事業、スポーツ施設整備改修事業等に係る費用を、第4款衛生費第2項清掃費において、廃棄物処理・処分事業等に係る費用を、第3項環境費では、省エネ・創エネ普及促進事業、電気自動車導入促進事業等に係る費用を、第11款教育費において、子どもの居場所づくり事業、小学校営繕事業等に係る費用を計上したものであります。また、債務負担行為において、行徳公会堂天井等改修設計委託費、学校保健定期健康診断委託費の期間及び限度額を定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを第2款総務費から申し上げてまいります。
 まず、第2款総務費第1項総務管理費第18目文化振興費、行徳公会堂天井等改修設計委託料について、「どのような経緯で天井を改修しなければならないことが分かったのか」との質疑に対し、「平成26年度に建築基準法の改正があり、市有建物について特定天井に該当するものがないか調査等を行う中で改修しなければならないことが分かった。工事については、公共施設等総合管理計画で令和5年度から8年度の間に行うこととなっている」との答弁がなされました。
 次に、第4款衛生費第2項清掃費第2目塵芥処理費、事業用機械器具費について、「事業用機械費の内訳はどのようなものであるか」との質疑に対し、「犬や猫などペットが亡くなった場合、清掃事業課で収集運搬を行っているが、令和4年6月から、ペットを販売する際等にマイクロチップを埋め込むことが義務づけられることから、町なかでペットが亡くなっているような場合に飼い主を特定し連絡できるようにするため、マイクロチップリーダーの購入を予定している」との答弁がなされました。
 次に、第4款衛生費第2項清掃費第1目清掃総務費、コンポスト容器等購入費補助金について、「コンポスト容器は、指定店で購入した場合にのみ補助金が支給されているが、指定店以外で購入した場合でも補助金を支給できないのか」との質疑に対し、「指定店以外での購入について、今後、e-モニター等でニーズについてのアンケートを考えており、課題等を整理した上で、指定店以外で購入した場合の補助金についても、令和5年度の当初予算に計上できるよう検討を進めていきたいと考えている」との答弁がなされました。
 次に、第11款教育費第1項教育総務費、ICT活用支援委託料について、「本事業におけるICT支援員の各学校への配置人数、雇用状況はどのようになっているのか」との質疑に対し、「本事業において、全ての市内公立小中学校、義務教育学校等にICT支援員を6名、2週間に一度配置している。そのほか、このICT支援員6名の指導的役割の者を2名、統括者を1名の合計9名雇用となる予定である」との答弁がなされました。
 次に、第11款教育費第4項社会教育費第1目学校給食費還付金について、「本事業において11万円の還付金が計上されているが、これはどのようなものか」との質疑に対し、「本事業が令和3年度から公会計となったことで還付金が一部発生しているが、還付対象者の転出等の理由により、3年度中に還付が終わらない場合があるため、4年度の当初予算に計上しているものである」との答弁がなされました。
 次に、第11款教育費第6項社会教育費第1目社会教育総務費、コミュニティクラブ委託料について、「令和3年度はコロナ禍のため、コミュニティクラブの活動があまりできていなかったと思われるが、4年度の当初予算は3年度と比較し、どのように計上しているのか」との質疑に対し、「令和3年度はコロナ禍のためコミュニティクラブの活動があまりできていなかった部分もあると思われるが、新型コロナウイルス感染症が落ち着いていた時期などに、感染拡大に注意しながら活動しているクラブも少なくない。令和4年度も子どもたちの活動を支えていきたいと考えているため、3年度と同額を予算計上している」との答弁がなされました。
 次に、第2目文化財費、重要文化財法華経寺祖師堂保存修理事業費補助金について、「本事業費補助金の国、県、市のそれぞれの負担割合はどのようになっているのか」との質疑に対し、「令和4年度の本事業費が1億8,800万円となっており、国、県、市のそれぞれ負担割合は、国が全体の2分の1、県が750万円、市が全体の8分の1の2,350万円となっている。残りは事業主体者である法華経寺が負担することになっている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松永修巳議長 次に、建設経済委員長、大久保たかし議員。
〔大久保たかし建設経済委員長登壇〕
○大久保たかし建設経済委員長 ただいま議題となっております議案第59号のうち建設経済委員会に付託された事項、議案第63号令和3年度市川市下水道事業会計補正予算(第5号)、議案第64号のうち建設経済委員会に付託された事項、議案第68号令和4年度市川市下水道事業会計予算、議案第69号及び議案第70号財産の減額貸付について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第59号について。
 今回の補正の主なものを申し上げますと、歳出第5款労働費において、光熱水費の減額を、第6款農林水産業費において、市川漁港整備工事費等の減額及び市川漁港係留施設改修工事費の増額を、第7款商工費において、東浜一丁目地先人工海浜施設等管理事業負担金の増額を、第8款観光費において、職員の異動等に伴う給与費の増額を、第9款土木費において、新港大橋改修事業負担金、都市基盤河川改修工事費等の増額及び家屋等移転補償金、大町公園園路補修工事費等の減額を計上したものであります。また、継続費の補正において、地域コミュニティゾーン公園整備事業の総額及び年割額を変更し、繰越明許費の補正において、市川漁港整備事業、都市計画道路3・6・32号整備事業ほか19事業の事業費が、年度内の支出が困難であるため翌年度に繰り越す措置を行うほか、債務負担行為の補正において、道路拡幅用地取得費を廃止するものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第9款土木費第2項道路橋りょう費第4目交通対策費、コミュニティバス運行負担金について、「本負担金を増額する理由は、各ルートにおける運賃収入が当初の見込みよりも少なかったためとのことだが、増額する負担金の内訳はどのようなものか」との質疑に対し、「北東部ルートにおいては約600万円、南部ルートでは約740万円、あいねすと循環ルートでは約70万円が、それぞれ当初の見込みより運賃収入が少なかったが、北国分ルートが令和3年7月で実証実験運行を終了し、予算に約560万円の余剰が生じたことから、運賃収入の不足分との差引きで850万円の負担金の増額を計上するものである」との答弁がなされました。
 次に、継続費補正、地域コミュニティゾーン公園整備事業について、「本補正の要因は、地域コミュニティゾーンに整備予定の休養施設を兼ねた管理棟の仕様変更及び建設資材の高騰によるものとのことだが、それぞれ具体的にはどのような内容なのか」との質疑に対し、「管理棟の仕様変更に当たっては、コミュニティゾーン全体の景観イメージを考慮したほか、バーベキュー等の運営事業者に対しサウンディング調査を実施した結果を踏まえ、外装や設備の仕様変更を行ったものである。具体的には、各窓に鎧戸を設置するほか、建物外周ににぎわいを創出するためのウッドデッキのテラスを設置するなどの変更を加えている。また、建設資材については、鉄骨や木材の価格が当初の見込みより1.4倍から1.5倍程度に高騰している」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第63号について。
 今回の補正は、収益的収入において、汚水処理等負担金等の増額を、収益的支出において、動力費の増額 及び徴収一元化関連業務委託料等の減額を、資本的収入において、公共下水道事業債等の減額及び下水道防災事業費補助金等の増額を、資本的支出において、家屋等調査委託料等の減額及び欠真間ポンプ場排水ポンプ改良工事費等の増額を計上したものであります。また、継続費の補正において、高谷2号幹線建設事業の年割額を変更し、起債の限度額を改めるほか、他会計からの補助金として、一般会計から補助を受けるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、資本的支出について、「雨水管渠整備工事費として1億4,000万円が計上されているが、どのような理由で増額となったのか」との質疑に対し、「工事箇所において、当初想定されていなかった障害物が地中で発見され、これを撤去するために推進機先端のビットを交換する作業が必要となったことなどにより、増額となったものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第64号について。
 予算の主な内容について申し上げますと、まず、第5款労働費において、南八幡体育館照明器具改修工事費等に関わる経費を、第6款農林水産業費において、施設園芸等支援事業補助金、航路浚渫工事費等に関わる経費を、第7款商工費において、商店街活性化事業補助金、中小企業融資預託金等に関わる経費を、第8款観光費において、アイ・リンクタウン展望施設管理運営委託料、花火大会負担金等に関わる経費を、第9款土木費において、橋りょう定期点検等委託料、蓋架柵渠改修工事費、公園緑地施設整備工事費支所管内分等に関わる経費を計上したものであります。また、債務負担行為において、道路拡幅用地取得費等の期間及び限度額を定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを第6款農林水産業費から申し上げてまいります。
 まず、第6款農林水産業費第2項水産業費第1目水産業振興費、航路浚渫工事費について、「本工事は6,300万円の予算をかけて実施されるとのことだが、どのような経緯で工事を行うこととなったのか。また、今後も定期的に工事を実施する予定はあるのか」との質疑に対し、「現状では、干潮時に水深が1.2m程度となり、底引き漁船の航行が不能になることから、市川市漁業協同組合より航路しゅんせつの要望があったため、本予算を計上するものである。今後の定期的な工事の実施については未定であるが、 今回の工事後の状況を踏まえ、必要な時期などを判断していきたいと考えている」との答弁がなされました。
 次に、第9款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路新設改良費、道路拡幅工事費について、「本事業は、国府台病院の北側とじゅん菜池緑地を結ぶ区間の工事とのことだが、今後の進捗はどのようになっているのか」との質疑に対し、「現在は、国府台病院の北側からじゅん菜池緑地方面に下っていく道路の右側の擁壁工事が完了しており、令和4年度はガス管の移設工事を行った後に道路の築造工事を行い、年度末には完成する予定となっている。なお、完成後は本区間において車の相互通行が可能となる見込みである」との答弁がなされました。
 次に、第3項河川費第4目排水施設管理費、水防倉庫賃借料及び水防倉庫取りこわし工事費について、「終末処理場及び信篤公民館の老朽化した水防倉庫を取り壊し、新たな倉庫を8年間にわたり賃借するとのことだが、本賃借料は何か月分で、8年間の総額は幾らになるのか。また、市で倉庫を建てるのではなく、いわゆるリース契約とした理由は何か」との質疑に対し、「本賃借料は令和5年3月の1か月分として計上しており、8年間の総額は1,968万円を予定している。また、新たな水防倉庫をリース契約とした理由は、市で建て替えることと比較して初期費用が抑えられることに加え、8年間にわたり賃借することで費用を平準化できるためである」との答弁がなされました。
 次に、第4項都市計画費第5目公園費、緑地用地購入費について、「本予算において購入する予定の用地は、既にじゅん菜池緑地として供用されている部分であるが、どのような経緯で購入することとなったのか」との質疑に対し、「本件に係る用地については、これまで地権者との使用貸借契約により、無償で土地を借用し、都市緑地として供用してきたところであるが、このたび地権者から買取りの希望があったことから本予算を計上するものである」との答弁がなされました。
 次に、債務負担行為、都市計画道路3・6・32号用地取得費について、「本予算には土地購入費と補償金が計上されているが、それぞれどのように算出しているのか」との質疑に対し、「土地購入費の単価については、不動産鑑定士2者からの不動産鑑定結果を基に算定している。また、補償金については、家屋等補償調査委託を行い、県の基準単価にのっとり算出している」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 次に、議案第68号について。
 本予算は、下水道事業の業務の予定量、収益的収入及び支出、議会の議決を経なければ流用することのできない経費等について定めるものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第69号及び議案第70号について。
 両案は、株式会社市川市場が公益性の高い地方卸売市場の運営を継続的に行うことができるようにするため、本市が所有する地方卸売市場の土地、建物及び建物に附属する土地を当該法人に減額して貸し付けるためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされたものを申し上げますと、「株式会社市川市場に対し、市が保有する地方卸売市場の土地及び建物を減額して貸し付けることの妥当性について、市はどのように確認しているのか。また、今後もこのように減額して貸し付けることになっているのか」との質疑に対し、「土地及び建物の減額貸付けについては、株式会社市川市場の現状の収支を踏まえ引き続き行うものであるが、市では毎年度決算書等を確認している。また、今後の減額については、平成29年の民営化の際に、市と株式会社市川市場との間で締結した基本協定により、市場を取り巻く経済事情を踏まえ協議していくこととなっている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、両案とも可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松永修巳議長 次に、総務委員長、久保川隆志議員。
〔久保川隆志総務委員長登壇〕
○久保川隆志総務委員長 ただいま議題となっております議案第55号市川市個人情報保護条例の一部改正について、議案第56号市川市特別職の職員の給与及び報酬並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第59号及び議案第64号のうち総務委員会に付託された事項について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第55号について。
 本案は、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律等の廃止に伴い、条文の整備を行うためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、「今回の改正内容はどのようなものか」との質疑に対し、「市川市個人情報保護条例で引用している行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律及び独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律が令和4年4月1日に廃止されることから、これらの法律を引用している部分の条文の整備を行うものであり、従前の内容と全く変わらないように改正するものである」との答弁がなされました。
 また、「従前の内容と全く変わらないような改正を行うとのことだが、個人情報がデジタル庁に一元管理されることで個人情報漏えいの危険性が高まるのではないか」との質疑に対し、「本市はこれまでも個人情報保護条例、あるいは、法令に基づき適正に個人情報を管理してきたので、今後も適正に個人情報を管理していくことができると考える」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第56号について。
 本案は、消防団員の処遇を改善するため災害出動等に係る出動報酬を創設し、その額を定めるためのものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第59号について。
 今回の補正の主なものを申し上げますと、歳出においては、第2款総務費において、会計年度任用職員報酬、自治会等集会施設整備事業等補助金及びコンビニ交付等証明書発行委託料等を増額するほか、政策プロモーション映像制作等委託料、総合計画策定事業委託料及び個人番号カード等関連事務交付金等の減額を、第10款消防費において、消防施設用地整備工事費等を増額するほか、消防施設用地購入費等の減額を、第13款諸支出金において、土地開発基金繰出金の増額を計上し、歳入においては、市税、国庫支出金等を増額するほか、使用料及び手数料、繰入金等の減額を計上するものであります。また、繰越明許費の補正において、防災カメラ設置事業、情報システム最適化事業及び消防防災施設整備事業等について、年度内の支出が困難であるため翌年度へ繰り越す措置を行うほか、地方債の補正においては、起債の限度額を変更するものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、歳出第2款総務費第1項総務管理費第24目行政サービスセンター費消耗品費について、「パスポートの申請件数について、当初予算の積算時及び今回の補正では何件を見込んだのか」との質疑に対し、「コロナウイルス感染拡大以前は年間で2万6,000件の申請があったが、感染拡大後は申請件数が約8割の減となった。令和3年度の当初予算では、ワクチン接種が進むことは想定していたが、感染拡大前には戻らないと想定して7,000件の申請を見込んでいた。また、今回の補正予算の積算では、オミクロン株が蔓延したことにより最終的に2,200件の申請を見込んでいる」との答弁がなされました。
 次に、第2項徴税費第2目賦課徴収費、弁護士委託料について、「本委託料に係る事件の内容はどのようなものか」との質疑に対し、「滞納者に債務を有する第三債務者に対して、市に強制徴収権がなかったことから、裁判所に対して取立訴訟を提起したものであり、和解成立により弁護士に成功報酬を支払うものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、歳入歳出予算の総額については、他の常任委員会の審査の結果を確認の上、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第64号について。
 予算の主な内容について申し上げますと、まず、歳出では、各款において人件費を計上したほか、第2款総務費において、市公式ウェブサイト管理運営事業、公用車再整備計画事業及び自治会総合支援事業等を、第3款民生費第1項第4目国民年金費において、国民年金事業を、第10款消防費において、消防活動車両整備事業、消防施設整備事業及び消防団活動事業等を、第12款公債費において、令和4年度に償還する市債の元金及び利子を、第13款諸支出金において、土地開発公社業務委託料等を計上したものであります。
 次に、歳入では、各款において、前年度の実績及び令和4年度の事業計画に基づき、年度内に収入が見込まれる金額を計上したものでありますが、前年度に比べ収入増が見込まれる主なものは市民税、固定資産税、市たばこ税、都市計画税、地方消費税交付金、国庫支出金、県支出金等であり、収入減が見込まれる主なものは地方特例交付金、財産収入、繰入金、市債等であります。また、債務負担行為において、学習用タブレット再設定委託費等の期間及び限度額を、地方債においては、起債の限度額等を、一時借入金及び歳出予算の流用は財政運営上の措置として、それぞれ定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを歳出第2款総務費から申し上げてまいります。
 まず、歳出について、第2款総務費第1項総務管理費第1目一般管理費、公金管理アドバイザー報償金について、「本報償金の内容はどのようなものか」との質疑に対し、「歳入歳出に属する歳計現金等については、予算執行において余裕資金が生じた際などに一定期間、定期性預金で運用を行っている。本報償金は、その運用先である金融機関の経営健全性等について意見を伺う公金管理アドバイザーに支払われるものである」との答弁がなされました。
 また、「公金管理アドバイザーは何名おり、どのような者に委嘱しているのか」との質疑に対し、「本アドバイザーは3名おり、公認会計士2名及び銀行OB1名に委嘱している」との答弁がなされました。
 次に、第2目人事管理費について、「健康経営担当室の業務に係る予算の計上に関し、自身がパワーハラスメント被害を受けた、あるいは、目の前でパワーハラスメント行為が行われているのを確認した場合の管理職のあるべき姿とはどのようなものと考えているのか」との質疑に対し、「管理職がパワーハラスメントを目の前で見た、聞いた、あるいは相談を受けたなどの事案があった場合は、自ら率先して事案の解決に当たらなければならないと考える」との答弁がなされました。
 次に、第4目文書管理費、判例・法令検索システム等使用料について、「判例・法令検索システムとは、どのようなときにどのような使い方をするのか。また、当該システムで解決できない場合はどのような措置を講ずるのか」との質疑に対し、「当該システムは、判例や法令を調べたいときに様々な条件を選んでインターネット上で検索するものである。また、当該システムで解決できない場合は顧問弁護士に相談を行う」との答弁がなされました。
 次に、第7目企画費、企画政策アドバイザー報酬について、「企画政策アドバイザーの役割とは、どのようなものか。また、令和4年度も必要なのか」との質疑に対し、「企画政策アドバイザーの役割は、本市の行政運営について、市長及び補助職員に対して助言、その他の支援を行うことである。また、引き続きこのような体制を維持することで市のメリットも大きいと考えるので必要である」との答弁がなされました。
 次に、第11目住居表示整備費、住居表示審議会委員報酬について、「令和4年度は、住居表示審議会の開催回数を1回から4回に増やすとのことだが、どのような理由から増やすのか」との質疑に対し、「令和4年度は、大野ブロックの住居表示について、昭和58年に議決を得ている区域のまま住居表示を実施していくかどうかについて諮問をし、委員に現地調査、審議をしてもらい、答申を受けたいと考えていることから4回の開催を見込んでいる」との答弁がなされました。
 次に、第12目情報システム費、RPA運用支援委託料について、「RPAシステムを活用することで業務効率の向上を図るとのことだが、どのような事業に導入するのか」との質疑に対し、「令和3年度に行った各課のヒアリングやトライアルの結果から、適した事業を選出し、導入する予定である。具体的には職員課が行っている共済貯金の入力処理、市民税課が行っている特別徴収に係る異動届の入力処理、障がい者支援課で行っている事業者からの請求書の入力処理などのシステムへの定型的な入力処理を考えている」との答弁がなされました。
 次に、第10款消防費第1項第1目常備消防費について、まず、「本市の火災による死者の状況はどのようになっているのか」との質疑に対し、「令和4年の死者は2月24日現在で1名である。また、令和3年の死者は5名であり、このうち4名に関する事案で住宅用火災警報器の設置がなかった」との答弁がなされました。
 また、「火災の原因はどのようなものが多いのか」との質疑に対し、「令和3年は全体で70件の火災が発生しており、概数値ではあるが、テーブルコンロによる火災が7件、たばこが6件、電気機器が4件と多く、また、これ以外に放火と放火の疑いを含むものが17件あり、これらが主な出火原因となっている」との答弁がなされました。
 また、「住宅用火災警報器の設置率はどのくらいか」との質疑に対し、「本市における当該警報器の設置率は84.4%である」との答弁がなされました。
 次に、歳入について、第12款分担金及び負担金、第1項分担金第1目土木費分担金、急傾斜地崩壊対策事業分担金について、「本分担金の活用方法はどのようなものか」との質疑に対し、「本分担金は、急傾斜地の対策事業を行った後に、条例に基づき工事費の10%を受益者から徴収し、事業費の一部に充て活用している」との答弁がなされました。
 次に、第13款使用料及び手数料第1項使用料第1目総務使用料、庁舎駐車場使用料について、「本使用料の積算の内訳はどのようになっているのか」との質疑に対し、「令和3年度の実績に基づき、1か月当たり7万5,000円とし、12か月分で90万円を計上したものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、歳入歳出予算の総額については、他の常任委員会の審査の結果を確認の上、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。

議案第55~70号 討論(越川雅史議員、石原たかゆき議員、髙坂(こうさか)進議員、浅野さち議員)

○松永修巳議長 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
 初めに、越川雅史議員。
〔越川雅史議員登壇〕
○越川雅史議員 無所属の会の越川雅史でございます。ただいま議題となっております議案第64号について、反対の立場から討論をさせていただきます。
 本来、令和4年度予算は骨格予算ということで、政策に係る収支は含まれずに、人件費等義務的経費を主体として必要最小限の収支のみが計上されるものと理解しておりました。しかしながら、実際に計上されていた各予算項目を検証した結果、およそ必要最小限の予算とは言えない、村越市長独特の村越市政の特徴をよく表す政策的効果が全くもって上がっていないにもかかわらず、呼称だけは政策的と表現せざるを得ない幾つかの予算が含まれていることが判明いたしました。
 例えば第2款総務費第1項総務管理費第4目文書管理費第12節委託料に計上された非識別加工情報作成委託料や同7目企画費第1節報酬として計上された企画政策アドバイザー報酬などがその代表例と言えますが、その時々に応じて政策に係る収支は含まれず、人件費と義務的経費を主体として、必要最小限の収支のみを計上すると説明してみたり、政策的な予算であっても、行政の継続性を確保する観点から、基本的には予算計上しているなどと説明するなど、過去にも指摘されたことがあるダブルスタンダードがここにも登場することに不信感を抱かざるを得ないのは私だけではないはずです。もしかしたらこの予算が村越市長が編成する最後の予算になるのかもしれませんし、あるいは肉づけ予算は村越市長に代わって新しく御就任される市長が編成されるのかもしれませんが、いずれにしましても、議案第64号では予算編成の方針が一貫していないことに加え、過去においても、全くもって政策効果が上がらなかった、本来不必要な項目が複数計上されていることから、私たちはこの予算案に反対するものであります。
 ただ、委員会での審査の過程において、村越市長御就任以来、今に至るまで改善が図られることなく放置されていた諸問題について、現場の皆さんの責任感と使命感によるものなのでしょうか、新年度においては改善が図られる、あるいは未然防止に努められる姿勢が打ち出されたものも幾つか確認することができました。我が会派は、たとえ相手が村越市長であったとしても、幾ら市民からの評価が低い市長だったとしても、この4年間の市政運営の実績がほぼ皆無であったというのが客観的な事実であったとしても、個別の項目については予断を挟むことなく、是は是であると評価する公平公正な姿勢を常としておりますので、こうした点は率直に評価をしたいと思います。
 以下、具体的に申し上げます。
 まずは、第2款総務費第1項総務管理費第6目財産管理費に関する質問では、総務委員会において、施設管理の観点から、セキュリティーラインを越えて侵入してくる者への対処方法を確認させていただきました。2月21日の我が会派の代表質問を通じて、村越市長御就任以降の令和元年12月頃のことのようですが、セキュリティーラインを越えて執務室に入ってきた侵入者が、当時の総務部長であった大津副市長の席の5mぐらい離れた職員の席に座って、大きな声で誰にともなく発言をされたという事件があったそうですが、この際、当時総務部長であった大津副市長はその侵入者に対して、セキュリティーラインを越えていることを注意することもなければ、退室を促すこともせずに、ただその人物が立ち去るのを見届けていただけだったということが分かりました。
 ちなみにこの人物は私のことを指しているそうですが、不肖私も経営コンサルタントとして様々な会社のオフィスに立ち入ることがありますが、今どき、どのような会社であっても、情報セキュリティーには細心の注意を払うのが常識であり、ましてや人事情報、職員情報、給与に関する情報ではマイナンバーも取り扱うわけですから、総務部長といえば、その先頭に立つ人物。相手が誰であろうが、どんな状況であろうが、注意すべき状況を目の当たりにすれば、機密情報を守るため、あるいは職員を守るため、誰よりも早く自ら率先して行動できる人物でなければ、その職責を果たせるはずなどありません。ましてや副市長のような立場であれば、最高情報セキュリティー責任者といった立場とも言えるわけですから、そんな大津副市長がもう2年以上も前のこと、そして自らやるべきことをやらなかっただけ、職務を全うできなかっただけのことについて、反省するどころか、何か得意げに答弁されるお姿を見て、この市役所は本当に大丈夫なのだろうかと、私のみならず、多くの方が御心配になったのではないかと大変危惧をいたしました。
 そこで、この点について、管財課長に対し、あなたは施設管理をつかさどる管財課長として、セキュリティーラインを越えて執務室に入ってくる侵入者に対してどのように対処するのかと尋ねましたところ、許可なく侵入してくる者を見かけたら当然注意するといった旨の御答弁を確認することがきました。大津副市長がもう2年以上も前のこと、そして自らやるべきことをやらなかっただけ、職務を全うできなかっただけのことについて、反省するどころか、何か得意げに答弁する姿と比較してしまうと、これぞまさに施設管理をつかさどる管財課長にふさわしい立派な答弁であったかのように、そのときは感じてしまいましたが、少し冷静になって考えますと、ごく当たり前の御答弁ということになるわけですが、いずれにしましても、村越市長の手によって、改善されずに放置されてきた施設管理、物理的セキュリティーの問題、特に幹部職員の意識の問題について、新年度においては改善が図られるであろうことに期待を寄せまして、次に進みます。
 次に、第2款総務費第1項総務管理費第2目人事管理費に計上された予算のうち、パワーハラスメントへの対応についても質疑させていただきました。ところで、2月24日の会派自由民主党の代表質問に対する御答弁の中で、小倉学校教育部長はいじめに関連して、何もしないのはいじめを認めていることにもつながりかねないので、状況をよく見て、時には制止する勇気を持つことも大切だといった御発言をされましたが、私も全くもって、この御答弁に同意するものであります。ただ、もしかしたら村越市長率いる市長部局は教育委員会と異なる見解を持っているのかもしれません。
 なぜならば、村越市長は、私、越川雅史が職員に対してパワハラを繰り返してきた、信じられない暴言を職員に対して浴びせかけていた、市長就任前からこういう場面に立ち会ってきたなどといった御発言こそ繰り返していらっしゃいますが、ただの一度たりとも、その場で私を制する、あるいは職員を守るための行動を取るなどといったことが全くなかったからです。村越市長はこの4年間、自分の用事があって私にお願いするときには、無所属の会の控室に来たこともあれば、私の携帯電話を鳴らしたこともありますし、LINEメッセージを送ってきたこともありましたが、ただの一度たりとも、私に対してパワハラと御主張される行為をとがめたこともなかったばかりか、そんな話題に言及したことすらありませんでした。今も自分のことを言われるとやじを飛ばしていきますが、これまで大津副市長の話のときにはやじを飛ばしてこなかったことにも、村越市長のこうした特徴が表れているのかと理解をいたします。(「討論じゃないよ、これ。議長、討論じゃありませんよ」と呼ぶ者あり)何ですか。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
 ただ、村越市長も村越市長なら、大津副市長も大津副市長と言えばよいのでしょうか。大津副市長は令和3年9月7日の本会議において、「まず越川議員、パワハラは一切ないということをおっしゃられています。私、今副市長ですけれども、総務部長時代に実際に私は経験をいたしました」、「会派の部屋に呼び出されて、答弁調整ですけれども、恫喝めいた口調で詰問されて、私がむしろ興奮しないでしっかり議論しましょうというお話もさせていただいたことがございます」などと御発言をされました。そして、今定例会における2月21日の御答弁では、「なぜ総務部長当時にそういうことを発言しなかったのかと」。これはやっぱり「議案の承認をいただくとか、予算の承認をいただくということで、私ども執行機関というのはお願いする立場です。やっぱりどうしてもそういう立場にあると、議員から申し受けた内容について一定程度対等とは言えないような立場で接する部分があると思います。それを逆手に取られて威圧的な対応をされてきたのかなというふうに、それをずっと我慢してきましたけれども、我慢をしてきた中で、やっぱり発言するというのは非常に勇気の要ることです」などと御発言されました。もしかしたら村越市長や大津副市長は、総務部長たるも、自らパワハラ被害を受けたであるとか、自らの目でパワハラ被害を確認した場合、パワハラ防止のために自らが率先してその場で直ちに行動するのではなく、何年も何年も我慢をして、みんなの記憶があやふやになってから、客観的証拠の保全が難しくなってから、しかも、部下が意を決して、勇気を振り絞って名乗りを上げてから、それも間髪入れずに行動に移るのではなく、半年近くたって議場で答弁を求められて初めて、実は私も総務部長時代、パワハラ被害を受けていましたと被害を訴えるのが正しい姿だとお考えになっているかもしれません。
 そこで念のため、健康経営相談室長に対し、職員が自らパワハラ被害を受けたであるとか、自らの目でパワハラ被害を確認した場合、パワハラ防止のために自ら率先してその場で直ちに行動すべきと考えるが、どうかと尋ねましたところ、そのとおりである。特に管理職の場合は部下に対する安全配慮義務があるから、自ら率先して行動しなければならないといった御答弁をいただきました。そこで畳みかけるように、あなたは室長として、御自身自らもパワハラ被害を受けたであるとか、自らの目でパワハラ被害を確認した場合、パワハラ防止のために自ら率先して行動できますかとただしたところ、もちろん自ら率先して行動できますといった頼もしい御答弁がありました。
 また、総務部長に対しても幾つかの質問をさせていただきました。
 まず、前総務部長であった大津副市長に、越川議員はパワハラをする議員であるとか、無所属の会の議員、秋本議員、長友議員、増田議員の3名は、目の前でパワハラが繰り広げられていても、誰もとがめずに容認するとか、答弁調整に赴くため越川及び無所属の会の議員にパワハラに関する対策を講ずるよう引継ぎを受けたことはあるかと尋ねましたところ、総務部長からは、そのような引継ぎはございませんでしたと御答弁がありました。
 次に総務部長たるもの、答弁調整の過程において、自らパワハラ被害を受けたであるとか、目の前でパワハラ被害を確認した場合、答弁調整に赴く職員を守るために自らが率先して対策を講ずる、例えばその場で毅然とした対応をし相手を黙らせるだとか、答弁調整を中断し引き揚げるなどの行動を取るべきであるのか。それとも、何年も何年も我慢をして、みんなの記憶があやふやになってから、客観的証拠の保全が難しくなってから、しかも、部下が意を決して勇気を振り絞って名乗りを上げてから、それも間髪入れずに行動に移るのではなく、半年近くたって議場で答弁を求められて初めて、実は私も総務部長時代、パワハラ被害を受けていましたと被害を訴えるのが正しい姿と認識されているのかといった質問をいたしましたところ、健康経営担当室長同様に、自らが率先して対応する、毅然として対応すると、これまた力強い、部下の職員にとっても心強い御答弁を確認することができました。
 さらに答弁調整の場合、相手は議員である。たとえ総務部長であったとしても、議案の承認をもらう、予算の承認をもらう立場なのかもしれない。その場合、一定程度、対等とは言えないような立場で接することになり、それを逆手に取られてしまうこともあるのではないかと尋ねましたが、総務部長からは、たとえ相手が議員であろうが、総務部長として毅然として対応するといった御答弁の趣旨を確認することができました。
 このように、たとえ上司の姿がいかなるものであろうが、現場の職員の皆さん方お一人お一人には責任感と使命感を感じ取ることができる本市職員の行政職員としての潜在的な資質に触れ、これこそが市川市の生命線であり、だからこそ、どんなに村越市長のマネジメント能力があろうがなかろうが、先見性のなさが指摘されていようが、何とか市政運営が確保されているのではないかと納得した次第です。
 ただ、残念ながら、話はここで終わりません。村越市長は8月の記者会見において、越川議員によるパワーハラスメントと、突如私の実名を挙げてパワハラ問題に触れた際、多くは上司によるものとしていました。村越市長と大津副市長は、私が職員に対してパワハラをしていたとし、これを長年見ていながら見て見ぬふりをしていたわけですから、多くあったと指摘される上司によるパワハラについても見て見ぬふりをしていた可能性を否定できません。もしかしたら何事もなかったかのように卒業してしまう上司、9級職がいないとも限りません。
 来る市長選挙を経て、新年度において、どなたが市長になっているのか。もしかしたら新しい市長は村越市長ではない方なのかもしれませんし、あるいは村越市長は、もう二度とこの議場の市長席にお座りになることはないのかもしれませんが、新年度においては、多くあったとされる上司によるパワハラについてもしかるべき検証が行われ、市政が停滞することなく、改善されるべき点は改善が図られますよう心より御期待を申し上げまして、私の討論を締めくくります。
○松永修巳議長 次に、石原たかゆき議員。
〔石原たかゆき議員登壇〕
○石原たかゆき議員 創生市川の石原たかゆきです。ただいま議題となっております議案第64号令和4年度市川市一般会計予算から議案第68号令和4年度市川市下水道事業会計予算までの5議案につきまして、会派自由民主党、そして創生市川を代表いたしまして、賛成の立場から一括して討論させていただきます。
 新型コロナウイルス感染症が地域経済や市民の生活に大きな影響を及ぼしている中、市川市では、国が行う経済対策だけではなく、市民の命と暮らしを守るため、市独自の経済対策や生活支援対策を、補正予算の専決処分を用いて時期を逃さず、ちゅうちょなく、財政調整基金を活用して大胆に、そして効果的に実施してきたことは非常に評価できるところであります。
 新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株が昨年11月に初めて確認されて以降、全世界に急拡大している中、先般、2月4日から20日までの17日間、東京オリンピックが北京で開催され、日本選手団のすばらしい活躍からたくさんの勇気と感動をいただきました。選手の方々は、コロナ禍という特殊な状況において様々な制約がある中、満足な練習が行えなかったと思いますが、国民の期待という重圧を背負い、自分の限界に挑戦するその姿と、国を越えて、その挑戦をたたえ合う姿にとても感動いたしました。これはオリンピック精神のスポーツを通して心身を向上させ、文化、国籍など様々な違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神を持って、平和でよりよい世界の実現に貢献することそのものだと思います。そして、本日3月4日からはパラリンピックが開催されます。私たちは新たな勇気と感動を期待するところです。
 しかし、残念なことに、ヨーロッパ東部では、この平和の祭典とは真逆の事態となっています。戦争には勝者も敗者もありません。結局のところ、双方が貴い命を失い合うことになり、特に被害を被るのは子どもを含めた一般市民と考えます。一刻も早い戦争の終息を願います。
 それでは、議案第64号令和4年度市川市一般会計予算について述べさせていただきます。
 まず、令和4年度の一般会計の予算規模は1,668億円と、前年度に比べ70億円、4.4%の増となりました。令和4年度当初予算については、新年度早々に市長の任期満了を迎えることから新規事業や制度拡大を伴う事業など、政策的な判断を要する経費を除いた骨格予算で編成しているとのことですが、予算規模については前年度よりも大きくなっております。これは、主にワクチン接種などの新型コロナウイルス感染症対策費や、保育園の運営費や生活保護費をはじめとした社会保障関連経費など、実施すべき事業費に確実に対応したこと、また、骨格予算では計上しなかった政策的な経費、いわゆる肉づけ予算を補正予算で計上する際の必要な財源を一時的に財政調整基金に積み立てたことにより、予算規模が大きく増えたことを確認いたしました。
 それでは、一般会計に計上されている具体的な施策について、令和4年度当初予算案説明に掲載されている分野別の主要事業に沿って、それぞれ要望や意見を交えて述べさせていただきます。
 まず、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。新型コロナウイルス感染症は、いまだ終息の見通しが不透明であります。新年度においては、ワクチン接種費用や子育て支援施設などの公共施設における感染防止対策費が計上され、適切な対応が図られていると思います。その中でも子育て世代包括支援事業として、妊婦の感染リスクの軽減や母体及び経済的負担の軽減のため、妊婦が妊婦健診を受診する際にタクシー料金の一部を補助しております。大変よい制度だと思いますが、申請率があまり高くないと聞き及んでおります。現状をよく分析し、周知の方法や申請の手法の再検討などを行い、多くの妊産婦が利用するような仕組みづくりをぜひお願いしたいと思います。
 また、3回目ワクチン接種や5歳から11歳までの小児接種が始まっておりますが、クラスターの発生により、保育園や小学校において、学級閉鎖等が相次いでいるという話を伺っております。学びを止めないためにも、保育士や教職員の優先接種に向けた取組や児童生徒への慎重かつ適切な接種を進めていただき、市民生活に影響を及ぼすことのないよう、切にお願いいたします。
 次に電子市役所の推進についてですが、手続や届出のオンライン申請の種類が確実に増えてきており、市民の利便性が向上しているところでありますが、デジタルトランスフォーメーションの取組をさらに推進し、市民が来なくても済む市役所の実現に向けて、引き続き対応を図っていただきたいと思います。
 続いて、地域防災力、消防力の強化についてです。昨年10月7日夜、首都圏で最大震度5強の地震が発生し、震度5強を観測したのは2011年3月11日の東日本大震災以来のことで、市内では大きな被害は出なかったものの、県内他市では水道管が破裂するなどの報道があり、老朽化した設備のもろさも浮き彫りになりました。政府の地震調査委員会が、今後30年以内に発生する確率が高いとしている首都直下地震が発生した場合にどのような影響が出るのだろうと、改めて考えさせられました。
 そのような中において、地震などの自然災害の発生が危惧されており、崖地の崩壊を防ぐために安全対策工事などを行う崖地崩壊対策事業や、感染症の影響が続く中で避難者が安心、快適、健康に生活できる避難所を整備する避難所環境整備事業などの予算が計上されております。いつ起こるか分からない災害等に対して適切に予算が計上されていることを大変心強く思います。
 次に、文化芸術・スポーツの振興についてです。市川市の文化活動の中心である市川市文化会館てこなホールが大規模改修を終え、いよいよ4月にリニューアルオープンいたします。この新しい文化会館で多くの市民が集い、活動を行うことで市川市の文化活動の醸成がなされることが非常に楽しみでなりません。
 その一方で、国府台公園の野球場の再整備については、埋蔵文化財保護のため事業計画の変更が行われるとのことですが、完成を楽しみに待ち望んでいる方々がおりますので、一日でも早く完成できるようお願いいたします。
 また、同じ国府台公園内の陸上競技場について、今年度、陸上トラックの改修とグラウンドの人工芝の張り替えが行われたことは非常に感謝しております。陸上競技場のスタンド、管理棟をはじめ、市内のスポーツ施設は老朽化している施設が多くあることから、計画的に改修などの整備を行い、幅広い年代の方々がスポーツを楽しみ、スポーツを通して交流できる場所の充実を図っていただきますよう、強く要望させていただきます。
 続いて、健康福祉の増進についてです。ごみを出すことが困難な高齢者や障がいがある方などのためにごみ出しの支援を行うとともに、安否確認を行う高齢者等世帯ごみ出し支援事業が令和2年度からスタートし、利用者が毎年増えているとのことで、市民に寄り添った非常にすばらしい事業であると考えております。今後も高齢化が進む中で制度の利用者は増えていくものと考えられますが、継続的な対応が必要であると思います。
 また、昨年10月から子どものインフルエンザ予防接種の費用助成が行われました。今回は新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行を防ぐ目的で単年度の事業で行われたものですが、子どもを育てる保護者の経済的負担軽減に資することからも、事業化することにより毎年予算計上するよう要望いたします。
 次に、子ども・子育ての支援についてです。村越市長の公約でもあった保育園における待機児童ゼロが今年度実現されたことは大いに評価いたしますが、待機児童ゼロと聞き、入所希望者が増えることが想定されますので、その継続が課題となります。この4月に行徳地区の地域コミュニティゾーン内に開設される保育園及び児童発達センターには送迎バスステーションを併設し、行徳駅との間でバスでの送迎を行うとのことですが、通勤途中に駅近くで子どもを預けることができ、忙しい保護者にとっては喜ばしい取組であると考えております。今後は保育園の整備だけでなく、幼稚園での預かり保育の充実を図るなど、既存施設の活用も含め様々な工夫が必要になると思いますので、適切な対応をお願いいたします。
 また、昨年6月に医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が成立したことを受け、保育園における医療的ケア児の受入れ体制整備が適切に図られ、安心して保育園に預けられることができ、保護者にとっても非常に心強いものであると評価しております。
 次に、グリーン社会の実現に向けた取組についてです。令和2年10月に政府は2050年カーボンニュートラル宣言を行いました。カーボンニュートラルとは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量と植林、森林管理などによる吸収量を均衡させることを意味します。将来の世代も安心して暮らせる持続可能な経済社会をつくるため、国や自治体、企業などにおいて、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けたあらゆる取組が進められております。
 市川市においても、今年度より事業所等における省エネ改修費や太陽光電池設備等の創エネ設置費用の一部を補助する省エネ・創エネ普及促進事業や、市民の方々が電気自動車を購入する場合や充給電設備を設置することに対して補助金を出す電気自動車導入促進事業がスタートいたしました。お聞きしたところによりますと、事業の執行率があまり伸びてないようですが、環境問題は一人一人の意識改革と小さな活動の積み重ねが非常に大事になりますので、事業の周知をしっかりと行い、いま一度、環境問題を考えるきっかけとなるよう取組の強化をお願いいたします。
 続きまして、都市基盤の整備についてです。まず、八幡分庁舎建替事業や地域コミュニティゾーン整備事業において、事業が着々と進んでおりますが、当該施設が地域コミュニティーの拠点となり、コロナ禍で制限されていた地域活動が活発になることを期待しております。
 また、昨年3月の大雨による浸水被害については、まだ記憶に新しいところであります。浸水対策費については、今年度から補正予算等でも多くの事業が計上され、新年度予算においても、大雨のたびに浸水被害が起きる地域にマンホールポンプを設置するなどの経費が計上されておりますが、市民の方々が安心して生活を送れるように、少しでも早い完成を期待しております。
 次に、教育環境の充実についてです。GIGAスクール構想の実現に向けて、年度内に児童生徒が使用する学習用端末が小学校1年生から3年生の低学年にも配付されるとのことです。これにより全学年での使用開始となり、ICT支援のニーズが量的にも、そして支援内容の質的にも高まることとなりますが、対応する支援員の人員が増員されずに今年度と同じであると伺っております。ICT支援員が行われる支援内容をメニュー化して、支援員が学校を訪れる際に効率よく支援を受けられる体制を整えることや、学校内での研修を行うことも大事なことではありますが、まずは学習用端末を活用しながらの授業を軌道に乗せるためにもICT支援員の増員を強く要望させていただきます。
 加えて、児童生徒一人一人を大切にしたきめ細やかな指導や合理的な配慮の充実のため、また、教職員の働き方改革の推進の面からも人的な措置が大事と考えます。本市においては、各校に少人数学習担当補助教員が配置されており、これは、きめ細やかな指導の実現に向けた、他市にはあまり見られない取組と承知しております。当初予算においても、少人数学習担当補助教員を各小中学校へ適切に配置する予算が計上されており、大いに評価するところです。また、当初予算には、教職員の負担を軽減するためのスクール・サポート・スタッフの適正な配置を行う予算も含まれ、先生方が子どもたちのために少しでも時間的余裕が取れるようになることは働き方改革の面からも大変よいことと考えます。
 一方、合理的な配慮の充実のための特別支援学級等補助教員の配置はまだまだ不十分であると考えます。特に普通学級における合理的な配慮を要する児童生徒の増加に対応する人的措置が急務と考えますので、適切な対応をお願いいたします。
 さらに、小学校の教科担任制や少人数学級のための人的支援につきましては、市が単独で行うだけではなく、県にも強く働きかけ、計画的に実現を図っていただきたいと思います。そして、ICT活用の充実と一人一人の児童生徒の成長を見守る人的環境の充実により、個別最適な学びと協働的な学びの実現を期待しております。
 最後に、産業、観光振興についてです。コロナ禍において、商店街における歳末大売出しや市の一大イベントである花火大会も2年続けて中止となるなど、感染症拡大防止の観点から仕方のないことではありますが、やはり寂しいものであります。コロナ禍で在宅時間が増える中、近所付き合いが疎遠になりがちではありますが、地域を通しての人とのつながりや触れ合いも私は大切なことであると思います。そのためには、万全な感染対策を行いながらのイベントの開催や、商店街に人を呼び込む仕組みに対する補助など、市内産業、観光がコロナ前のにぎわいを取り戻すためにいろいろな工夫や仕掛けを行うことを期待しております。
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 以上、令和4年度の当初予算案について、賛成の立場から評価と要望を申し上げてまいりました。
 討論の締めくくりになりますが、執行部の皆様におかれましては、コロナ禍により感染の波が次々に訪れるという、行き先が不透明な状況においての予算編成は大変苦労されたと思います。また、新年度は骨格予算であるからこその難しさもあったのではないかと推察されますが、行政の継続性と市民の命と暮らしを守ることを主眼に置かれた予算であることを評価いたします。市長選後に編成される補正予算、いわゆる肉づけ予算は、今後の市の方向性を示す重要な予算になるものと考えておりますので、十分に政策的な議論を行っていただき、新規事業などを早期に提案していただくことを期待しております。
 執行部の皆様には、引き続き安定した行財政運営に努めていただくことを切に要望し、賛成の討論とさせていただきます。ありがとうございました。
〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 西村議員。
○西村 敦議員 貴重なお時間ありがとうございます。ただいま石原たかゆき議員の賛成討論の中で議案第65号から68号まで討論されておりましたが、通告には64号のみとなっております。今の討論に対してどういうふうに取り扱うのか、議長の見解をお聞かせください。
○松永修巳議長 ただいまの西村議員の議事進行ですけども、ちょっと音量が低くてよく聞き取れなかったものですから午後の休憩後に対応したいと、このように考えますので、御了承ください。
 議事の都合により、この際、暫時休憩いたしますので、次の発言者は午後の休憩後にお願いいたします。
 暫時休憩いたします。
午前11時52分休憩


午後1時1分開議
○松永修巳議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、午前中の西村敦議員の議事進行に関する発言に対し、石原たかゆき議員から発言の申出がありますので、これを許可いたします。
 石原たかゆき議員。
○石原たかゆき議員 貴重な時間をお借りして申し訳ございません。発言の取消しをお願いいたします。
 本日の私の討論の発言において、議案第65号から68号について発言した部分につきましては、通告外の発言でありますので、取り消したいと思います。御迷惑をおかけしましたことをおわびいたしますとともに、議長におかれましては、お取り計らいのほどよろしくお願いいたします。
○松永修巳議長 お聞きのとおりです。
 お諮りいたします。ただいまの石原たかゆき議員の申出のとおり、発言の取消しを許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって、ただいまの石原たかゆき議員の申出のとおり、発言の取消しを許可することに決定いたしました。
 以上でありますので、西村議員におかれましては御了承願います。
 次に、午前中の討論に続いて発言願います。
 次の発言者、髙坂(こうさか)進議員。
〔髙坂(こうさか) 進議員登壇〕
○髙坂(こうさか) 進議員 日本共産党を代表いたしまして、議案第64号令和4年度一般会計予算に対する反対討論を行います。
 本市の様々な財政指数は健全であるということになっています。財政力指数は0.847、公債費負担比率は7%など、類似団体平均に比べても低い値となっています。令和4年度一般会計予算は1,668億円であり、昨年度比で70億円増えています。その中で43億円ほどが新型コロナウイルス予防接種のためのものであり、歳入でも国庫負担金がそれぞれ増えています。新型コロナウイルス予防接種分を除いて27億円ほど昨年から増えているわけです。しかも、文化会館大規模改修工事費が41億円も減少しているにもかかわらず、骨格予算が増えている。増えているのは、もちろん民生費が多くて、これは毎年増えていく自然増と言ってもいいものですけれども、それでも骨格予算でありながら、財政調整基金への積立てが35億円しかないというのは、今後の本市の財政事情が大変厳しいものであるということが言えるのではないかと思います。本当に骨格予算になっているのかということも十分に吟味しなければならないということだと思います。
 また、この間、本市の税金の使い方について、高級電気自動車テスラ社製を公用車にしたことや市庁舎1階と2階の間に階段を設置した問題、さらには市長室へのシャワー室設置、そして少年自然の家の移転などについて、市民から、市民の税金を勝手気ままに使うようなことはするなという声が聞こえてきております。税金は少額なものでも財政ルールにのっとって使わなければなりません。市民はそのことをしっかりと見ているということであり、私たちはそういう点でも気を配って見ていく必要があります。
 以下、それぞれ具体的な問題について述べます。
 まず、総務費、企画費、報酬、企画政策アドバイザー報酬492万5,000円ですけれども、市長選挙で新しい市長が決まりますので、新しい市長の下で必要性を議論するべきであり、骨格予算という性格から不適当なものだと言わなければなりません。
 電子市役所の推進、情報システム最適化事業9,000万円ですが、これは国が求める基幹系システム標準化への対応を行うものです。デジタル関連法では、自治体に対して、国が決めた基準に適したシステムの利用を義務づけました。記載事項や住所、仮名の表記など、統一した標準化したデータが利用しやすいためです。業務のほとんどが自治事務で、処理方法にも義務づけを課し、枠づけをすることは地方自治法の侵害とも言えます。対面サービスの後退、自治体独自の施策の抑制、自治体リストラの懸念という3つの侵害と考えることができます。3つの問題があると考えます。行政サービスにおいて、使いたい人が使えばいいという自己責任を持ち込むことは許されません。デジタルが万全でないことはコロナ禍でもあらわになっています。対面窓口での相談業務を充実し、住民の選択肢も増やすことを求めたいと思います。
 次に、民生費、生活保護委託料、生活保護受給者訪問等自立支援事業委託料ですけれども、これは生活保護のケースワーク業務を民間委託するというものです。今までも様々な民営化を進めてきましたけれども、これはさらに一線を越えるものだというふうに言っても過言ではありません。これは地方からの提案等に関する対応方針として閣議決定されたものであり、市川市は真っ先に取り入れて民間委託を行いました。千葉県では本市だけのようです。
 2021年8月、日本弁護士連合会は、生活保護におけるケースワーク業務の外部委託に関する意見書を総理大臣、厚労大臣に出しています。また、オンラインシンポジウム「生活保護ケースワーク業務の外部委託問題を考える」を開催し、各方面からケースワーク業務の外部委託化で生存権保障が脅かされると、委託化の危険性を指摘する声が出されています。生活保護ケースワーク業務は人権への配慮が高度に求められるものであり、最も民間委託になじまないものです。そういうことで、今まで生活保護の民間委託が許されてこなかったと考えます。必要なことは、国の基準まで職員のケースワーカーを増やすことだというふうに考えます。
 次に、土木費、都市整備費、あんしん住宅補助金ですけれども、ここのところ毎年予算額が2,700万円となっています。毎年予算は年度途中で使い果たすという状況が続いており、申請しても予算がないということで受け付けられないという状況が続いています。このように、市民からの要望があるものについては必要な予算措置を取られていないということで、同じ市民なのに、申し込む時期によって差別されるという結果となっています。必要な予算はしっかりと確保すべきです。
 商工費、中小企業融資利子補給金、中小企業融資信用保証料補助金、中小企業融資代位弁済損失保証金などは昨年予算に比べて大幅に減少しています。コロナ感染がまだまだどうなるか分からないという中で、そしてウクライナ戦争がどのようになるか、それによって経済にどのような影響が出るかということが分からない状況の中で、中小零細業者の命綱をこんなに減らして大丈夫かという懸念が拭い切れません。
 一方では、菅野駅周辺駐車場施設等整備工事費に1億2,000万円が計上されていますけれども、この施設が本当に地域住民が求めているものかどうか。駅のために駐車場が本当に必要か。大型車両進入路もつくられていますけれども、なぜ今、これが必要なのかなどについても疑問が残るものだと思います。
 教育費、社会教育総務費、学習交流施設運営等委託料3,000万円は、市川駅北口に設置した市本の委託料です。本を介して交流を行う施設ということですけれども、その目的ということであれば、もっと広い場所が必要ではないでしょうか。滞在時間の調査、どんなことをテーマにしてほしいかなどの調査はどのようにしたのか。インスタグラムなどで本の紹介を発信するだけのものであれば、特に場所にこだわる必要はない。ほかの施設でもいいのではないかと思います。市川の観光案内所を本八幡に移してまで必要な施設かどうか。今後、毎年3,000万円の委託料をかける必要があるのかどうか。もっと広く市民が活用できるようなものを考えたほうがいいのではないかと思います。
 以上、今年度の骨格予算について若干の例を出して述べましたけれども、市民は最初に述べたように、市民の税金をしっかりとルールにのっとって市民のために使われているかということを厳しい目を向けています。テスラ社製の公用車もシャワー室の設置も議会に説明もせずに執行されましたけれども、そのようなことは市民の目から見ても分かるのではないでしょうか。財政のルールにのっとった使い方をしっかり守ることにより明確にしていくことが必要です。
 また、骨格予算ということであれば、次の市長の考えが生かせるように、なるべく余裕を持てるような骨格予算にすべきです。
 以上述べてきたように、今回の予算案には賛成することはできません。反対を表明いたしまして、反対討論を終わります。
○松永修巳議長 次の発言者、浅野さち議員。
〔浅野さち議員登壇〕
○浅野さち議員 公明党、浅野さちです。ただいま議題となっております議案第64号令和4年度市川市一般会計予算から議案第68号令和4年度市川市下水道事業会計予算までの5議案について、公明党を代表しまして原案賛成の立場から討論をさせていただきます。
 令和4年度当初予算として、一般会計、特別会計、公営企業会計予算総額として2,667億2,600万円、過去最高の予算となっております。予算編成において、経常的経費を中心にした骨格予算であり、肉づけ予算として財政調整基金へ一時的に約35億円を積立て編成しております。令和4年度当初予算、一般会計の予算規模として、前年度に比べ4.4%増の1,668億円となっております。
 歳入面において、コロナ禍の影響により、令和3年度当初予算で大幅な減収を見込んだ個人市民税は実際そこまで落ち込まず、市税収入は約876億円見込んでおり、過去最高額となります。内訳として、個人と法人を合わせた市民税は前年度に比べ33億円、8.3%の増、固定資産税は前年度比約11億円、3.5%の増と見込んでおります。財政指数を見ますと、経常収支比率は前年度より2.4ポイント改善の94.2%、公債費負担比率は0.1ポイント改善で7.0%の見込みであることから、いずれも類似団体と比較しても依然良好な財政運営を維持しています。財政調整基金残高は255億円で、肉づけ予算の財源として積み立てした約35億円を足し、過去最高額となる見込みですが、引き続き強固な財政基盤の構築をお願いいたします。
 次に、歳出予算においての主な事業は施政方針に沿って述べさせていただきます。
 「真の豊かさを感じるまち」として、新型コロナウイルス感染症対策として現在ワクチン接種を推進しています。特に3回目接種の間隔を6か月間に前倒しし、個別接種と集団会場を充実し取り組んでおり、3月12日からは5歳から11歳の子どもへの接種も開始いたします。新たに新型コロナウイルス対策課を新設しました。引き続き感染拡大防止対策は大変重要な施策ですので、よろしくお願いいたします。
 次に、妊産婦支援について、健康診査等の受診やコロナワクチン接種等に利用できる妊産婦タクシー料金助成事業の継続、産後ケア事業はコロナ禍の中、里帰り出産ができず、宿泊型のニーズが高まっており、予算が増額となっております。産後鬱や育児不安を予防する上で大変評価しています。引き続きお願いいたします。
 今後、助産師が訪問し、ケアするアウトリーチ型産後ケアの拡充を要望いたします。
 次に待機児童対策について、昨年に待機児童ゼロを達成したことに対し高く評価いたします。今後の保育需要の増加を見込み、保育園整備と保育士確保について推進しています。特に保育士の確保は最重要課題です。家賃補助や生活応援準備資金補助とともに、安定した保育士確保のためのさらなる施策をお願いいたします。
 また、病児・病後児保育事業の拡充、医療的ケア児保育園支援事業が開始されます。学校、保育園等において医療的ケア児の受入れ体制を整備し、地域生活支援の向上を図り、医療的ケア児等及びその家族の支援をお願いいたします。
 公明党は子育てを社会の中心軸に位置づけ、社会全体で支援するチャイルドファースト社会の構築を目指し取り組んでまいりました。この観点からも、切れ目ない包括的な子育て支援をよろしくお願いします。
 そのほかに、多様性を尊重したパートナーシップ・ファミリーシップ届出制度を開始いたしました。特にファミリーシップを一緒に取り入れていただいた点、高く評価いたします。健康増進及び寝たきり予防のためのフレイル予防の施策として、介護予防センターの整備、また認知症総合支援事業として、日常生活を過ごせる社会の実現に向け、専任の認知症地域支援推進員を増員し、安心して暮らせるよう、さらなる支援が必要です。
 介護施設等の整備事業も計画的に行っていますが、増加する介護事業に対し、住み慣れた地域で暮らすために在宅ケアの考えも大事です。しかし、一方で老老介護が増加傾向になっていることから、施設の整備は今後とも重要課題です。
 次に、「安全で快適な魅力あるまち」について、東日本大震災からもうすぐ11年となります。ひとときもあのときのことを忘れず、災害に対する日頃の準備が必要です。
 避難所環境の整備として計画的に行っているマンホールトイレの整備について、また、近年の台風の大型化や集中豪雨による浸水被害の発生率は高くなってきています。公共下水道整備事業として、幹線排水路の整備、市川南ポンプ場整備を着実に執行していただき、浸水被害の軽減に期待します。
 地域防災力、消防力の強化において、消防活動車両整備事業は市民の命と健康を守ります。通学路や幹線道路等の段差解消や拡幅を進め、安全な歩行空間の確保について計画的な整備を行っています。さらなる推進をお願いいたします。
 次に、4月から一部オープンする妙典地区の地域コミュニティゾーンの整備、4年度の施設整備として、公園、少年野球場、自然型の調整池、こども施設と、多世代交流ができる地域コミュニティー拠点を楽しみにしております。令和5年度完成予定に向けてよろしくお願いいたします。
 「人と自然が共生するまち」について、グリーン社会の実現は喫緊の課題です。ごみの焼却により発生した焼却灰によるセメント原材料や路盤材として資源化していく、また市内中小企業に対し、省エネ改修や太陽光発電整備への補助、学校の照明のLED化を進め、公共施設の省エネルギーを推進していくなど、より一層、脱炭素社会の実現に向け推進していく必要があります。
 「市民と行政がともに築くまち」について、電子市役所の実現に向けて、オンラインでの申請手続の拡充やデジタルトランスフォーメーションの拡充、また、市公式ウェブサイト管理運営費事業について、全ての方が情報をすぐに探せる使いやすさが求められています。専門家による外部委託で利便性よいサイトになるよう期待します。さらなる市民サービスの向上をお願いいたします。
 次に、教育行政運営方針についてから述べさせていただきます。
 令和4年度は本市2例目になる小中一貫校信篤三つ葉学園が開始されます。令和3年度に設置しました東国分爽風学園を検証し、さらなる一貫校教育の充実を目指していただきたいと要望します。
 また、本市は特別な支援を必要とする児童生徒の成長を促すために様々尽力している点、理解しております。特別支援学級などに補助教員を派遣し充実を図り、また、児童発達支援システムの効果的な運用で切れ目ない支援をよろしくお願いいたします。
 次に、学習用端末や指導者用デジタル教科書の効果的な活用により、より一層にICTを活用した取組を行うとのことです。さらにICT支援員を拡充し、推進を図っていただきたいと要望いたします。
 また、オンライン指導を活用し、不登校児童生徒に寄り添い、必要な支援をさらに充実していただきたいと思います。
 災害時の避難所にもなる各学校体育館のトイレ改修は、児童生徒も含め、市民にとっても大変有益なことです。また、老朽化が進んでいる学校の建て替えは計画的に行っていますが、単発的な学校の修繕や改修など、必要に応じて引き続き対応をお願いします。
 スクール・サポート・スタッフは一人一人に寄り添い、子どもが安心できるように、さらなる研修とともに拡充をお願いいたします。
 以上、歳出予算の内容をるる述べさせていただきました。
 新年度予算は骨格予算ではありますが、引き続きコロナ対策、市民生活に密着した支援、未来を担う教育、子育てや高齢者支援、防災・減災対策、市内経済など、あらゆる面において十分な予算編成であると大変評価いたします。
 結びに、いまだ新型コロナウイルス感染症が続く中ではありますが、私たちの生活も力強く前進していかなければなりません。一方では生活様式が変わり、集まって対話する機会が減少し孤独感が進む中、市民に寄り添った施策がさらに重要となります。なお一層市民のニーズを的確に把握し、必要な支援を迅速に進めていただき、さらなる市民サービスの向上のためによろしくお願いいたします。
 以上をもちまして公明党の賛成討論といたします。ありがとうございました。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 松永鉄兵議員。
○松永鉄兵議員 緑風会第2の松永鉄兵です。会議規則の規定に基づき討論を行いたいと思いますので、議案第64号から68号までについて許可されるようにお願いしたいと思います。
○松永修巳議長 確認しますけど、議案第何号で、賛成か反対の確認だけさせてください。
○松永鉄兵議員 賛成です。
○松永修巳議長 議案第何号。
○松永鉄兵議員 議案は第64号から68号までです。
○松永修巳議長 分かりました。お聞きのとおりです。
 それでは、その許否について議会運営委員会で協議願いたいと思います。
 したがいまして、議会運営委員会に付託しますので、開会のため、ここで暫時休憩をさせていただきます。
 この際、暫時休憩いたします。
午後1時25分休憩


午後2時45分開議
○松永修巳議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 議事を継続いたします。
 お諮りいたします。この際、松永鉄兵議員の申出のとおり、討論を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議がありますので、起立により採決いたします。
 松永鉄兵議員の申出のとおり、討論を許可することに賛成の方の起立を求めます。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 竹内議員。
○竹内清海議員 ただいま議長のほうから、先ほどの松永鉄兵議員の申出をお諮りするという発言をされましたけれども、私、今日、実は討論、これは忘れたというか、逃した理由はいろいろ申し上げませんけれども、何とかこの大変重要な討論をどうしても我が会派でやりたいということで議会事務局、そしてまた議長と相談した中で、救済方法があるということで議長と相談をさせていただきました。
 私は、この規則第52条の部分の中で議長に了解いただいて、できるものと信じて、先ほど松永鉄兵議員がこの場で許可されるようお願いしたかと思います。そういうことで、私は今の流れからいくと採決するのかなと思いますけども、私は、それはいかがなものか、議長に判断をいただきたいと思います。
〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 松井議員。
○松井 努議員 ただいま第1の代表、竹内さんから発言がありまして、そのように私どもの会派は聞いておりました。でありますので、議会事務局のほうと相談をした上で、救済措置を受けるべく条文を書いていただきまして、先ほど松永鉄兵議員が議長の了解を得ようとしたわけですね。そこで議長は、先ほど自分の判断はつかない、ともかく議運に諮るというようなことで休憩をされましたですね。
 でも、ここに市川市議会会議規則52条に、「発言の通告をしない者は、通告した者が全て発言を終った後でなければ発言を求めることができない」、2といたしまして、「発言の通告をしない者が発言しようとするときは、起立して『議長』と呼び、自己の氏名を告げ、議長の許可を得なければならない」、3として、「2人以上起立して発言を求めたときは、議長は、先起立者と認める者から指名する」、こういうふうに書いてあるんですね。どこに、今おっしゃったように、議場で諮るって書いてあるんですか。これは救済措置で、これはたまたま、今回のケースはそうですけど、病気になってしまって出すことが遅れてしまったとか、交通機関が止まってしまって通告を出せなかったとか、様々なことが想定されますから救済措置として書いてある情報ですね。規則ですね。
 なのに、議長は御自分で議長に許可を求めて、この条項の中にはほぼ認めましょうと書いてあるように私には読み取れるんですね。それをなぜ議場で諮るんですか。それをなぜ採決しようとするんですか。それは、やはり議長、もっと議会事務局の皆さんと相談をして、しかるべく、この規則にのっとってきちんと進めていただきたいと思いますので、その辺のところはいかがですか。
○松永修巳議長 ただいまお二方からの議事進行については、以前より当議会では、期限を切って申出をするようにということで、皆さん、それを守って今日までやってきました。今回の討論につきましても、昨日の午後5時までということで皆さんに協力をお願いしていたわけです。その中で、緑風会第2からの届出はなかったわけです。
 そこで、確かにおっしゃるとおり、議長の裁量でありますけれども、議長がその判断を下すために皆さんの意見を聞いて、これから決めようと、こういう話でありますので、御了承いただきたいと思います。確かに52条についてはそのように書いてありますけども、いいとも悪いとも断定はしてないわけです。
 以上です。
 松井議員。
○松井 努議員 じゃ、諮らないで、議長が御自分で判断をして言えばいいじゃないですか。それでいいんじゃないですか。(そうだよ、議長の採決で決めるなよ」と呼ぶ者あり)なぜこういった書いてないことまで議会に諮るんですか。あるいは、議運に諮ろうとするんですか。責任者は議長でしょう。議長は整理権あるんですよ、監督責任が。それについて、もし異議がある場合については、例えば私たちが納得できない。この規則にのっとった場合、納得できなければ、議長の不信任もあるわけですし、ですから、それだけ議長の責任は重いんです。ですから、最初に言ったときから、今おっしゃっているように、やらせられないと。これはもう通告になかったんだから。でも、それやった場合には、ここに書いてあることについて読まなかったわけですから、またそれも責任になるわけですから。あくまでも議会というのは、やはりある程度のことは自由に言わせましょうということじゃないですか。
 しかも、先ほど越川議員の反対討論、あれ、ひどかったですよ。私、議事進行、何回もかけましたよ。議長は指しもしないで、発言も認めなかったでしょう。そういう片手落ちのことをやっておいて、今、私が、議長がこうだから、こう決めたから、それでいいですかって、それでいいんですか。それはないでしょう。そんなことやったら、会議規則も地方自治法も何もないじゃないですか。それを強行突破してやるんですか。私は反対ですね。やるんだったら、私たちは不信任出しますよ。
○松永修巳議長 ただいまの意見は意見として伺いますけども、先ほども申し上げたとおり、やはりお互いに約束事ですから、期限までに通告していただかないと、いつになってもこれは締まりませんので、そういうことで御理解をいただきたいと思いますし、また、質問者の……。
〔「最初から駄目だって言ってくれれば、こっちは発言しないでしょうよ」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 お静かに願います。お静かに願います。質問者がおっしゃるとおりのことは私も重々理解しております。そしてまた、議長が判断するに当たっては皆さんの意見を参考にしていきたい、そのようなことで先ほど休憩を取らせていただいた、そのようなことでありますので、これはもう御理解をいただく以外にないと思います。御了承願います。
 いま一度お諮りいたします。異議がありますので、起立により採決いたします。
 松永鉄兵議員の申出のとおり、討論を許可することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○松永修巳議長 起立少数であります。よって松永鉄兵議員の申出による討論を許可することは否決されました。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 これをもって討論を終結いたします。
 松井議員。

議長不信任の動議

○松井 努議員 納得できませんので、即刻、議長不信任案を出したいと思いますので、暫時休憩を願います。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 先に議事を進行させます。御了承ください。
〔「何、それ」「何でだよ、不信任出ているんだよ」「それ、何ですか」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 これより議案第55号……。
〔「議長、議長、あなたおかしいんじゃないですか。不信任を出すと言って、休憩してくださいと言っているでしょう」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 休憩は後ほどにしてください。
〔「駄目だ」「発議出ているんですよ」「発議が出たんだ」「動議ですよ」「事務局長、事務局長、理事者は審議に応じられないので退席します。先に諮ってください」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 はい。
〔「動議を出したんですよ。だから、続行しちゃ駄目です」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 動議の賛成者おりますか。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 賛成者がおりますので、動議は成立しております。
 この際、暫時休憩いたします。
午後2時55分休憩

発議第49号:討論(稲葉健二議員)、採決

午後4時55分開議
○大場 諭副議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、お諮りいたします。本日の会議時間は議事の都合により延長したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大場 諭副議長 異議なしと認めます。よって本日の会議時間は議事の都合により延長することに決定いたしました。


○大場 諭副議長 お手元に配付のとおり、ただいま松井努議員ほか5名から発議第49号松永修巳議長に対する不信任決議についてが提出されました。
 お諮りいたします。この際、発議第49号松永修巳議長に対する不信任決議についてを日程に追加し、直ちに議題とすることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大場 諭副議長 御異議なしと認めます。よって発議第49号を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。


○大場 諭副議長 発議第49号松永修巳議長に対する不信任決議についてを議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第39条第3項の規定により、提案理由の説明を省略することにしたいと思います。これに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○大場 諭副議長 起立者多数であります。よって提案理由の説明を省略することは可決されました。
 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大場 諭副議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○大場 諭副議長 賛成、反対。
〔稲葉健二議員「反対です」と呼ぶ〕
○大場 諭副議長 稲葉議員。
〔稲葉健二議員登壇〕
○稲葉健二議員 創生市川の稲葉健二でございます。松永修巳議長に対する不信任案に反対の立場で討論を行わせていただきます。
 この不信任案で言われている緑風会が行おうとした当初予算の賛成討論は、本来の提出期限に通告されていないものである。議場での発言の中で、提出を失念していたものであるということが分かりました。当初予算の討論の通告期間は、告示日に通知が全議員に配られ、周知されていると考える。提出期限の失念は、この会議規則第52条第2項の規定でいう内容には該当しないと考える。議事進行発言の中で、病気などで考慮されるものにも該当しない。また、不信任案には、討論の許可に対しての判断も「規則にない採決を行い妨害した」とあるが、会則には議長の許可を得なければならないとある。そこで、議長は賛否を異議ないものということに御異議はと諮った。その議長の異議はありませんかに対して異議ありという発言があり、議長はそのため賛成討論を認めることに対しての起立採決を行った。その結果、賛成討論をすることへの賛成者は少数であった。この採決も議長の裁量の範疇であり、議事整理権の一つであると考える。よって、松永修巳議長に対する不信任案には反対である。
 以上。
○大場 諭副議長 これをもって討論を終結いたします。
 これより発議第49号松永修巳議長に対する不信任決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数となります。よって、本案は否決されました。
〔副議長降席、議長着席〕


○松永修巳議長 貴重な時間、皆さんには大変御迷惑かけまして申し訳ありません。よろしくお願いします。

議案第55~70号(採決)

 これより議案第55号市川市個人情報保護条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第56号市川市特別職の職員の給与及び報酬並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第57号市川市国民健康保険税条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第58号市川市廃棄物の減量、資源化及び適正処理等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第59号令和3年度市川市一般会計補正予算(第14号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第60号令和3年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第61号令和3年度市川市介護保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第62号令和3年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第63号令和3年度市川市下水道事業会計補正予算(第5号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第64号令和4年度市川市一般会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第65号令和4年度市川市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第66号令和4年度市川市介護保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第67号令和4年度市川市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第68号令和4年度市川市下水道事業会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第69号財産の減額貸付についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第70号財産の減額貸付についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。

議案第72号(提案理由の説明、採決)

○松永修巳議長 日程第17議案第72号固定資産評価員の選任についてを議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 村越市長。
〔村越祐民市長登壇〕
○村越祐民市長 議案第72号につきまして提案理由を御説明申し上げます。
 固定資産評価員の選任につきましては、現固定資産評価員の金子明が本年3月31日をもって退職することに伴い、後任といたしまして、現情報政策部長、稲葉清孝を選任いたしたく、市議会の同意を求めるため提案するものであります。
 以上、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○松永修巳議長 これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第72号固定資産評価員の選任についてを採決いたします。
 本案について同意することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は同意することに決定いたしました。

発議第42号(提案理由の説明、採決)

○松永修巳議長 日程第18発議第42号市川市手話言語条例の制定についてを議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 石原みさ子議員。
〔石原みさ子議員登壇〕
○石原みさ子議員 発議第42号市川市手話言語条例の制定について提案理由を申し上げます。
 手話は、音声言語とは異なる文法の体系と豊富な語彙を有し、手や指、身体の動き、表情などにより使う者の意思や感情を表現する言語であります。また、音声言語と同じく自分の思いや考えを伝える方法として、聾者やその支援者によって大切に受け継がれてきました。そして、平成19年に日本国政府が署名した障害者の権利に関する条約及び平成23年に改正された障害者基本法において、手話は言語として明確に位置づけられました。
 本市におきましては、1875年、我が国で唯一の国立の聾学校である筑波大学附属聴覚特別支援学校が国府台に設置され、全国から聾児童生徒が集い、学び、支え合い、社会的自立と自己実現を図ることができる環境が形成されるなど、聾者のアイデンティティーと誇りを醸成する歴史が刻まれてきました。しかし、地域社会において、手話が言語であることへの理解が十分に浸透しているとは言いがたく、今も聾者は不安や不便を感じながら生活しているという実態があります。聾者が手話を通してアイデンティティーと誇りを持って歩んできたこの町に暮らす私たちは、本市を、聾者を含めた全ての市民一人一人が輝きながら安心して暮らし続けられる、心の底からふるさとと呼べる町へとさらに発展させていく役割を担っています。
 このような点を踏まえ、誰もが安心して暮らすことができる共生社会の実現に寄与するため、手話に対する理解の促進に関し基本理念を定め、市の責務並びに市民及び事業者の役割を明らかにするとともに、手話に対する理解の促進に係る施策の推進について定める必要があることから、本案を提案するものであります。
 なお、条例づくりの過程において、当事者である関係者と意見交換等を行い、思いを共有し、その声を反映させてまいりましたことを申し添えます。
 以上、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○松永修巳議長 これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより発議第42号市川市手話言語条例の制定についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。

発議第43~48号(採決)

○松永修巳議長 日程第19発議第43号自身の私設秘書とされる人物が逮捕され、懲役2年、執行猶予4年の判決が言い渡されたほか、自身の後援会事務所が家宅捜索を受け、これに関連して副市長2名を含む多くの本市職員が千葉県警から事情聴取を受けたことにつき説明責任を果たさない村越祐民市長に対し、説明責任を果たすよう求める決議についてから日程第24発議第48号村越祐民市長に対し、市長職を辞するよう勧告する決議についてまでを一括議題といたします。
 お諮りいたします。会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思います。
 これに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○松永修巳議長 起立者多数であります。よって提案理由の説明を省略することは可決されました。
 これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りします。会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより発議第43号自身の私設秘書とされる人物が逮捕され、懲役2年、執行猶予4年の判決が言い渡されたほか、自身の後援会事務所が家宅捜索を受け、これに関連して副市長2名を含む多くの本市職員が千葉県警から事情聴取を受けたことにつき説明責任を果たさない村越祐民市長に対し、説明責任を果たすよう求める決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第44号介護職員の処遇改善に関する手続の簡素化と対象職種の拡大を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第45号地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第46号消費税のインボイス制度適格請求書等保存方式の廃止を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって本案は否決されました。
 これより発議第47号ロシアによるウクライナへの軍事侵略に対する決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
 これより発議第48号村越祐民市長に対し、市長職を辞するよう勧告する決議についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者少数であります。よって。本案は否決されました。
 お諮りいたします。ただいま意見書案等が議決されましたが、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。

市川市選挙管理委員の選挙、市川市選挙管理委員補充員の選挙

○松永修巳議長 日程第25、これより市川市選挙管理委員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって選挙の方法は指名推選により行うことに決定いたしました。
 お諮りいたします。議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって議長において指名することに決定いたしました。
 市川市選挙管理委員に佐々木和夫氏、西山晴雄氏、小林美砂子氏、長嶋和雄氏を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました方を市川市選挙管理委員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました佐々木和夫氏、西山晴雄氏、小林美砂子氏、長嶋和雄氏が市川市選挙管理委員に当選されました。


○松永修巳議長 日程第26、これより市川市選挙管理委員補充員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって選挙の方法は指名推選により行うことに決定いたしました。
 お諮りいたします。議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって議長において指名することに決定いたしました。
 市川市選挙管理委員補充員に阿部彰良氏、加藤善行氏、成澤真美氏、原伸一氏を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました方を市川市選挙管理委員補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました阿部彰良氏、加藤善行氏、成澤真美氏、原伸一氏が市川市選挙管理委員補充員に当選されました。
 なお、補充員の補充の順序につきましては、ただいま議長において指名しました順にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よってそのとおり決定いたしました。

委員会の閉会中継続審査の件、委員会の閉会中継続調査の件、閉会

○松永修巳議長 日程第27委員会の閉会中継続審査の件を議題といたします。
 各委員会において審査中の事件につき、委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査の申出があります。
 お諮りいたします。委員長から申出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって委員長から申出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。


○松永修巳議長 日程第28委員会の閉会中継続調査の件を議題といたします。
 各委員会において調査中の事件につき、委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申出があります。
 お諮りいたします。委員長から申出のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 異議なしと認めます。よって委員長から申出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。


〔「議長、一身上の弁明」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 秋本議員、何の話でしょう。
〔「一身上の弁明をさせていただきたいと思います」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 秋本議員。
○秋本のり子議員 貴重なお時間をいただき恐縮ですが、去る2月21日の無所属の会の代表質問に対する答弁において、大津副市長より、あたかも私がパワハラを容認した議員であるかのごとき御発言がありましたので、この点につき一身上の弁明発言をさせていただきたいと思います。
 越川議員より、無所属の会所属議員でパワハラを黙認した議員というのは一体誰なのかと問われた際の御答弁において、大津副市長は、つい立てを隔てて秋本議員、長友議員、増田議員がおられたといった発言をされました。しかしながら、これは大津副市長の曖昧な記憶に基づく真実とは異なる御発言であり、私はパワハラ行為について見て見ぬふりをする、容認することなどは絶対にないと弁明させていただきます。
 まず、私は大津副市長が総務部長になって以降、越川議員と大津副市長が会話していることを見た記憶がほとんどありません。越川議員も、あなたが総務部長のとき、答弁調整で来たのは1回だけなんですよと御発言されているとおり、私も大津副市長が総務部長に就任して以降、無所属の会の控室で見かけた記憶が全くありません。大津副市長は総務部長に就任して以降、無所属の会の控室に立ち寄ったことがほぼ皆無であることから、記憶を混同し、間違った記憶に基づいて真実と異なる御発言をされているのだと思います。
 問題となった日時は2019年6月26日の17時頃だったようですが、当日は16時半頃に本会議は終了しております。当時、家族が入院していた時期であり、私は本会議終了後、すぐに控室を出たことを記憶しております。そして、その後タクシーを使って病院に赴きましたが、このときの領収書も手元にございます。確かに他会派の控室には執務室内に入ってすぐのところに応接テーブルがあり、つい立てを隔てて、その奥に執務机を置いていたところもあったようですが、そもそも旧仮本庁舎時代の無所属の会の控室は、入り口にこそ目隠しのつい立てはありましたが、応接テーブルと執務机を隔てるつい立てなどは置かれておりませんでした。大津副市長は無所属の会の控室にほとんど立ち入ったことがないからこそ、頻繁に立ち寄っていた他会派の控室のレイアウトのイメージと記憶が混同してしまったのではないでしょうか。無所属の会の控室は、控室の中に一歩でも足を踏み入れれば、応接テーブルだけでなく、執務机まで見通すことができるレイアウトだったわけですから、大津副市長が答弁調整に訪れた際にも、控室の中に誰がいるのか、一目瞭然な状態でありました。
 つまり2月21日の大津副市長の御答弁における「つい立てを隔てて控室の、たしか旧第1庁舎ですから」、「無所属の会の会派の、たしかそのときにいた記憶ですよ、記憶で、秋本議員と長友議員と増田議員がおられたというふうに記憶しています」といった御発言は曖昧な記憶に基づく御発言であり、残念ながら、これは真実ではありません。大津副市長の御記憶が正確ではなく、あやふやであることは、当時は旧仮本庁舎であったにもかかわらず、たしか旧第1庁舎と御発言されているところにも表れているのではないでしょうか。
 さらに言えば、大津副市長は、「秋本議員から、市長不信任の12月議会の賛成討論の中でこの問題取り上げられたということで、一方的にあの場では言われて、本当は秋本議員と話合いをしたいなというふうに思ってはいました」などとも発言されていましたが、12月定例会から2か月以上経過しているにもかかわらず、大津副市長が無所属の会の控室に立ち寄ったこともなければ、私に対して面会要請をされた事実もございません。
 このことからも、私は大津副市長の言行の一致しない御発言を信じることも認めることもできず、やはり大津副市長による、あたかも私がパワハラ行為を容認した議員であるかのごとき御発言、つい立てを隔てて秋本議員と長友議員と増田議員がおられたといった御発言は、大津副市長の曖昧な記憶に基づく真実とは異なる御発言であると確信を持って指摘をし、私の弁明とさせていただきます。
〔「一身上の弁明」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 増田議員、何の件でしょう。
〔「大津副市長の件で一身上の弁明をさせていただきます」と呼ぶ〕
○増田好秀議員 無所属の会、増田好秀です。貴重な時間をいただき恐縮ですが、去る2月21日の無所属の会の代表質問に対する答弁において、大津副市長より、あたかも私がパワハラを容認した議員であるかのような発言がありましたので、この点につき一身上の弁明をさせていただきます。
 越川議員より、無所属の会所属議員でパワハラを容認した議員というのは一体誰なのかと問われた際の答弁において、大津副市長は、つい立てを隔てて秋本議員と長友議員と増田議員がおられたといった発言をされました。しかしながら、これは大津副市長の曖昧な記憶に基づく真実とは異なる発言であり、私はパワハラ行為について、見て見ぬふりをする、容認することはないと弁明させていただきます。
 まず、私は大津副市長が総務部長となって以降、越川議員と大津副市長が会話していることを見た記憶がほとんどないこと。そして、旧仮本庁舎時代の無所属の会の控室は応接テーブルと執務机を隔てるつい立てなどは置かれていなかったこと。そして、執務机まで見通すことができるレイアウトであり、控室の中に誰がいるのか一目瞭然な状態だったことは、先ほど秋本議員もおっしゃったとおりです。そして越川議員も、あなたが総務部長のとき、答弁調整で来たの、1回だけなんですよと発言されているとおり、私も大津副市長が総務部長に就任して以降、無所属の会の控室で見かけた記憶はありません。大津副市長は総務部長に就任して以降、無所属の会の控室に立ち寄ったことがほとんどなかったことから、他会派の控室のレイアウトと記憶が混同してしまったのではないかと私も思います。
 問題となった日時は2019年6月26日の17時頃だったようですが、当日は16時半頃に本会議は終了しております。当時、子どもたちが幼く、子どもたちをお風呂に入れるために、私は本会議終了後、すぐに控室を出たことを記憶しております。
 以上申し述べましたとおり、2月21日の大津副市長の答弁における「つい立てを隔てて控室の、たしか旧第1庁舎ですから」、「無所属の会の会派の、たしかそのときにいた記憶ですよ、記憶で、秋本議員と長友議員と増田議員がおられたというふうに記憶しています」といった発言は、大津副市長の曖昧な記憶に基づく真実とは異なる発言であると指摘をし、私の弁明とさせていただきます。
 以上です。
○松永修巳議長 ただいまの両名の弁明につきましては、このように公式の会場で個人名を出すことについては特に慎重の上に慎重を期して確認をして、今後とも発表されることを切に願うわけであります。どうぞひとつ、これからもその点に留意されて発言者は発言されるようお願いいたします。ただいまの弁明の機会は、弁明の内容については我々も受け止めていきたい、このように考えますので、御了承ください。


○松永修巳議長 以上をもって本日の会議を閉じます。
 これをもって令和4年2月市川市議会定例会を閉会いたします。
午後5時35分閉議・閉会

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