更新日: 2022年12月1日

2022年9月27日

一般質問 かいづ勉議員

午前10時開議
○松永修巳議長 ただいまから本日の会議を開きます。


○松永修巳議長 日程第1一般質問を行います。
 順次発言を許可いたします。
 かいづ勉議員。
○かいづ 勉議員 ただいまより一般質問をさせていただきます。会派自由民主党、かいづ勉でございます。
 今年の4月22日に田中市長が就任してから、早くも5か月が経過しました。これまで田中市長は、市政に対する市民からの信用を取り戻すという強い気持ちで市政運営に取り組み、様々な改革を行ってきたものと思います。
 そこでお伺いいたしますが、これまでどのような改革に取り組んできたのか。また、これからどのような改革をしようとしているのか、お伺いいたします。
○松永修巳議長 麻生広報室長。
○麻生文喜広報室長 私のほうからお答えさせていただきます。
 初めに、市長が就任してから、これまでどのような改革に取り組んできたのか、主なものを御紹介させていただきたいと思います。まず、1点目に挙げられるものは、毎朝朝礼を実施しているところでございます。これは、市長が就任した直後より、副市長をはじめとする特別職の全部長職が出席し、就業前の8時25分から開始し、15分程度でございますが、土日、祝日及び本会議の開催日を除き、原則として毎日行っており、現在まで84回を数えているところでございます。この朝礼は、基本的にはこの第1庁舎内で行っておりますが、第1庁舎以外に勤務する職員は、オンラインで会議に参加するとともに、毎週金曜日には、市長自らが第2庁舎、または行徳支所に出向し、実施しているところでございます。この朝礼を行う目的につきましては、安定した市政運営を行うため、部長を中心とした職員の気持ちを1つにするためであり、朝礼を実施することにより、市長と幹部職員が直接意見交換を行うことで、これまで以上に情報共有化が図られるとともに、様々な課題に対しスピード感を持って対応することができるものと捉えているところでございます。
 また、ほかに取り組んだものといたしましては、学校給食を段階的に無償にすることでございますが、今定例会で関係する条例案を提出し、採択していただいたところでございますので、今後はこの取組が遅滞なく進むよう関係部局と連携を図り、準備を進めてまいりたいと考えております。
 次に、これからどのような改革をしようとしているのかについてでございます。予定しているものといたしましては、政策参与を登用いたしまして、デジタル地域通貨の導入や、今後、取組を加速する必要がある環境分野の取組の推進、さらには、江戸川、真間川などの水辺のまちづくりによる魅力の向上など、3分野において、それぞれ知見や実績がある外部の専門家を政策参与として登用することにより、これらの施策を実現するために具体的な検討を始めているところでございます。
 また、地域の声を受け止め、施策に反映できるよう、市長が自ら地域に足を運び、市民と直接対話するタウンミーティングを開催してまいりたいと考えております。当初の予定では、7月より開催する予定としておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により延期を余儀なくされておりましたが、感染者数も減少傾向にございますので、10月より再スタートして、年度内には市内全域を回る予定で準備を進めているところでございます。
 以上でございます。
○松永修巳議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 ただいまの御答弁、ありがとうございます。市長は就任以来、ほぼ毎日、幹部職員を集めて朝礼を行い、また、今定例会には学校給食費の無償化を行うなどの条例案を提出するなど、様々な改革を行ってきたことは分かります。これから、コロナ禍の影響で開催を延期していたタウンミーティングも、市長が自ら地域に出向いて、市民の皆さんから直接意見を聞く場を設けるとのことなので、市民の声が市政に直接反映されることを期待しております。また、先ほどの御答弁で、政策参与を登用するというお話をお伺いしましたが、それぞれ具体的に何を行おうとしているのか、詳しく政策参与について答弁していただきたいと思います。
○松永修巳議長 小沢企画部長。
○小沢俊也企画部長 政策参与につきましては、私のほうからお答えをさせていただきます。
 政策参与は、特定の分野について専門的な見地と客観的な視点から、市長や職員に対して政策的なアドバイスをする役割を担っております。市長が所信表明でも述べた持続可能な町を実現するに当たって新たな施策に取り組むため、これまでの既成概念にとらわれず、新たな発想や専門的なノウハウにより施策を具体的に進めていくために、3つの分野に関する政策参与を任用するものでございます。
 1人目はデジタル地域通貨推進参与についてです。デジタル地域通貨とは、地域を限定して使用できる通貨を発行し、スマートフォンや専用のカードを使って手軽に利用できる仕組みでございます。具体的には、ボランティアやイベント、健康への取組などをポイントとして付与し、市内の指定された店舗で買物や食事などで利用できることを想定しており、このことで市民活動や交流を促進し、地域経済の活性化を促すことなどにつながっていくものと考えております。本市におきましても、導入に向けて検討を進めるため、他市で実績のある方を政策参与として任用し、現在、庁内のプロジェクトチームとともに運用などを研究しているところでございます。
 2人目は環境施策推進参与についてです。現在、世界規模で喫緊の課題となっている地球温暖化対策ですが、本市でも、具体的かつ効果的に様々な環境施策を推進するための必要なアドバイスをいただくため、任用するものでございます。かつて、本市の地球温暖化対策推進協議会の委員でもあり、また、環境分野で世界的な評価を受けている市内在住の方に政策参与をお願いして、例えば太陽光パネルなど環境に配慮した設備の設置などを推進してまいりたいと考えております。
 3人目は、水辺のまちづくり推進参与についてです。本市の特徴の一つである江戸川や真間川ですが、必ずしも水辺に親しめる環境とはなっておりません。そこで、水辺を活用した魅力あるまちづくりを目指し、地域の方々や国や県といった河川管理者との協働により、にぎわいのある水辺の空間を創出してまいりたいと考えております。他市において水辺を生かしたまちづくりの事業に関わった実績のある大学教授に政策参与をお願いして、まずは市民の皆様に地域の川に関心を持ってもらうことから始め、水辺環境の整備につなげていきたいと考えております。
 これら3つの分野で専門的なアドバイスをいただきながら、それぞれをしっかり進めてまいります。
 以上でございます。
○松永修巳議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございます。ただいまの御答弁によりますと、政策参与ということでありますが、これは市長の政策に加わって協力するということだと思います。この政策参与の1人目はデジタル地域通貨推進、2人目は環境施策推進、3人目は水辺のまちづくりの推進ということでございますが、この3つの政策参与、もう少し具体的に御説明ができないものか、お伺いしたいと思います。
○松永修巳議長 小沢企画部長。
○小沢俊也企画部長 お答えいたします。
 3人の政策参与につきましては、1人目のデジタル地域通貨推進参与ですが、デジタル地域通貨を市内に流通させることによりまして人のつながりができる、また、地域経済の活性化につながるということを目的としております。また、環境施策の推進参与でございますが、先ほども御答弁申し上げましたように、喫緊の課題である環境施策を具体的に推進するために、専門的な見地からアドバイスをいただいて、市の施策につなげてまいりたいと考えております。また、水辺のまちづくりの推進参与でございますが、具体的には、今、真間川、江戸川と大きな川がございますけれども、そこに地域の方が川に興味を持ってもらうということを念頭に、そこににぎわいを創出して、地域の方が集まっていただくということを考えておりまして、そこで、国または県と河川管理者にしっかり水辺も整備をしていただく、そういうところにつなげてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○松永修巳議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございました。ただいまの政策参与の中身なんですが、1つはデジタル地域通貨推進、もう1人は環境施策推進、それから、3人目として水辺のまちづくり推進という御答弁がありましたけど、この水辺のまちづくりというのは、市川市は9つの大型河川があるわけで、大変なことだと思いますが、これも今後どういうふうにやっていくのか、よく見極めたいと思います。
 次は、市長の給料引下げ、また、退職手当を不支給とする条例についてでありますが、6月定例会において、市長は自らの給料を下げ、また、退職手当を不支給、いわゆる退職金をもらわないという条例を提案し、可決されました。そこでまず、6月定例会で可決された市長の給料の引下げなどをする条例について、改めてその概要と影響額をお伺いしたいと思います。
○松永修巳議長 植草総務部長。
○植草耕一総務部長 お答えいたします。
 市長の給料の減額及び退職手当を支給しないこととする特例条例は、さきの6月定例会において可決され、7月14日に公布、施行されております。そこで、改めてこの特例条例について御説明をいたしますと、まずこの条例は、市長の現任期を前提とした時限立法であります。内容といたしましては、本年7月から市長の任期末である令和8年4月までの間、給料の30%を減額するとともに、市長の就任時から特例条例が施行されるまでの間に支給された給料の30%相当額を、本年12月の期末手当から減額するものであります。また、市長の現任期における退職手当は支給しないこととするものであります。特例条例によりまして、給料月額は本来の額である101万6,000円から、その30%に相当する30万4,800円が減額され、71万1,200円となります。この減額措置により、年間で365万7,600円、現任期の4年間で合計1,462万503円の減額となります。また、退職手当は任期4年で支給されることとなる2,194万5,600円の全額が支給されないこととなります。これらの措置によりまして、市長の任期満了までに総額にして3,656万6,103円が支給されないこととなるものであります。
 以上であります。
○松永修巳議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 御答弁ありがとうございました。市長の給料の減額、退職手当を支給しない条例、市長の現任期における給料など大幅な減額がされることが分かりましたが、その合計が3,700万円にも上ると。莫大なお金であります。市長の給料や退職手当というのは、市長という職責の重さに応じて定められているものと思います。そこで、市長にお伺いしますが、市長はしっかりとモチベーションを保ち公務に当たられているのか、正直なところをお聞かせいただきたいと思います。
○松永修巳議長 田中市長。
○田中 甲市長 かいづ議員から御質問をいただきました。非常に重要な御質問をいただきました。私が昭和62年に初めて市議会議員に当選したとき、かいづ議員は2期生でありました。私の真後ろに先生が座っておられたことを今でも大変よく記憶をしております。そして視察のときに、1988年に完成した瀬戸大橋を先生と一緒に視察に参りまして、そのときの記憶も本当に鮮明に覚えております。先生は、それからさらに8期、今では10期務められていると。議会の中の重鎮でありますので、今日の質問は昨晩から緊張して、どのようにお答えしようかというふうに思い続けてまいりました。
 今日で159日目となります。カレンダーに書いて1日1日を真剣に当たっていきたい、一つ一つ間違いのないように対処していきたいというふうに思って、日々、市長職を務めさせていただいているところであります。私は当選したこの選挙の中の公約の一つとして、市長の歳費を3割削減、退職金は頂きませんというのが市民の皆さんとの約束でありましたから、6月の定例会で私が条例を出した際に、皆さん方に認めていただいて本当にありがたく思っております。私ごとですが、余分なことかもしれませんが、国会議員のときも私は無所属になった際、政党助成金は受け取っていませんでした。政党助成金なるものが果たして国民の皆さん方から理解されているのかどうかというような疑問もあったもんですから、その際は、受け取らないという宣言をしまして、これは寄附行為に当たらないということで受理されました。また、パーティーを開いてお金を集めるということも一切してまいりませんでした。それは、環境的に許されたということもありますが、必要以上のお金というものは、私は健康を害すもとだというふうに思っておりますので、今回、4年間の市長職を皆さん方からお預かりするに当たりましてしっかりと、この金額に私は一切の不満がありませんので、その内容で、まずモチベーションについてですよね。モチベーションが落ちるということは、私の中では全くありません。このような職責を務めさせていただいていること自体が大変に名誉なことであって、市民に対して信頼の持てる市川市政というものを皆さんとともにつくっていきたいという思いであります。
 押切さんという方が釈放されたということも聞いております。私は、悪い影響を与えた張本人だというふうに思っておりますので、これから、明日は朝礼がありますので、幹部の職員の皆さん方にも警戒アラートを発出して、二度とそのような人が市役所に入って我が物顔で行動するようなことがないようにということに、今、気をめぐらせて注意を払っているところであります。
 呼ばれた会合には基本的に全て出席するということを秘書課に宣言して、4か月間、日暮秘書課長が一生懸命私のそばで頑張ってくれました。私の動き方も、もう把握してくれた頃だろうというふうに思いまして、日暮秘書課長にはスケジュールの調整に専念してもらって、さらに若手とともに今行動しているところであります。
 朝礼を行ってまいりました。朝礼に関しては、土曜日、日曜日、祭日、また議会のある日以外は朝礼を行う。私の就任が159日ですが、朝礼の回数は84回ということであります。朝礼の中でどのようなことを言っているのかということもちょっと触れさせていただきますと、市長の顔色をうかがわずに市民の顔をしっかりと見て仕事をしてもらいたい、それを各部に徹底してもらえないかということを申し上げたり、また、コロナ対策においては、最悪を想定して最善を尽くしてもらいたいということを朝礼で申し上げたり、あるいは、公のお金を扱うわけですけども、額は違うけれども、無駄を行わないという点では家計と一切変わりはない、無駄をしないということを徹底していきたいということなどをお話しする機会とさせていただいています。また、危機管理監や教育長、代表監査、あるいは副市長からも気づいた点があれば発言をしていただくというのが朝礼の様子であります。
 タウンミーティングの基本は、市民目線、現場主義に基づいて、自分自身が市民の皆さん方のところに出向いてお話を伺うと。42名の市議会議員の先生方のお話というのは、大変に重要なポイントを指摘され、勉強になっている議会中でありますけれども、いろんな意見が出ると思うんですが、市民のタウンミーティングでの話というものも、やはり謙虚に耳を傾けたいというふうに思っています。
 給食の無償化を今定例会で承認をしていただきました。本当にありがとうございます。約18億円もかかるということが毎年続くわけでありますから、よほど違う面で引き締めていかないと財政がもたないということを十分に注意しながら、財政部長とともにしっかりと話合いを行いながら進めていきたいというふうに思っています。
 政策参与のお話にも触れていただきました。政策参与は、条例に基づきまして1回2万円、月2回ということで助言をいただく形になっておりまして、お金をかけ過ぎない、締めるところはしっかりと締める、そして、政策参与を受けてくださった皆さん方にもそれを御理解いただいて、しっかりと前に進めていきたいというふうに思っています。
 質問の答えが長くなりましたが、決してモチベーションを失うことはありませんので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
○松永修巳議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 市長、御答弁ありがとうございました。私が答弁を期待している以上に細かいところまで真面目に御答弁をいただいて、恐れ入ります。そして、市長のモチベーションに何ら影響がないということも、よく分かりました。ちょっとこれは質問趣旨から外れますが、市長の月額の報酬が減額されて71万1,200円。そうすると副市長の報酬月額は83万7,000円、教育長が74万4,000円と、市長より報酬が大分高いということで、こういうことに対して、副市長、教育長はどういう考えを持っているのかなと。突然の御指名なんで戸惑うかと思いますが、正直な御答弁を求めたいと思います。
○松永修巳議長 かいづ議員、通告外になりますので、いかがですか。今の質問、通告外になりますので。
○かいづ 勉議員 でも関係してるじゃん。
○松永修巳議長 そう言ったら何でもできちゃうんですよ。
○かいづ 勉議員 市長の給料が減額されたっていうことに対して全体像。
○松永修巳議長 気持ちは分かります。
○かいづ 勉議員 給料の比較をしてるんだから、全然関係ないとは言えないじゃん。関連してんじゃん。
○松永修巳議長 関係はないわけじゃない。通告にないから言っているんです。御了承ください。
○かいづ 勉議員 じゃ、関連してても駄目。
○松永修巳議長 はい。その点はどうぞ御理解ください。通告外ですから、よろしくお願いします。
 次に移ってください。
○かいづ 勉議員 市長の給料の引下げ、これが次期市長の候補者に与える影響についてでありますが、現職の市長が自ら給料の引下げなどを行ったことにより、次期市長の候補者が立候補の際、大変難しい。同じように給料の引下げを公約することを検討しないといけないんじゃないかと思いますが、先ほど申し述べましたが、市長の給料と退職手当は、その職責の重さに応じて定められたものと思います。
 そこで、市長さんにお伺いしますが、市長は自らの給与の引下げ等が次期候補者に与える影響について、どのようなお考えをお持ちなのか、お伺いしたいと思います。
○松永修巳議長 田中市長。
○田中 甲市長 長くなるといけませんので、結論を申し上げます。特例条例は、今期の私限りのものでありまして、次期候補者にも、市議会の先生方にも、議員の皆様方にも、職員の方にも影響を及ぼすものではございません。
○松永修巳議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 市長、御答弁ありがとうございました。市長の給料の減額、引下げは自分の任期期間中ということの御答弁がありましたので、それはそれとして了解します。
 そして、市長はリーダーシップを発揮して様々な改革に取り組んでいることも理解しましたし、現在、市川市政を取り巻く環境を見てみますと、まだまだ取り組むべき課題はたくさんあると思います。最後に市長から、これからの市政に対する意気込みをお聞かせ願えればと思います。
○松永修巳議長 田中市長。
○田中 甲市長 今まで行ってきたことも併せて、ちょっとこの機会にお話しさせていただければというふうに思っておりますが、簡潔に、まだ相当時間ありますから。
 他の行政とよく、例えば船橋市、松戸、浦安というふうに、行政間で比べていくことがよくあると思うんですけれども、私は、後追いでも、他の行政区が行っていていいことはどんどん追いかけていこうと。それを、やはり自分たちのほうが後になったからやらないとか、そういうことではなくて、いいことはどんどん取り入れていくということを感じています。細かいことかもしれませんけども、千葉ジェッツふなばしに対して、市川市がブーストタウンになって一緒になって応援していこうということもその一つでありますし、レンタサイクル、東京湾岸沿いの最後になってしまいましたが、やっていなかったから、どうしてやっていないんだろうというような思いで、急いで道路交通部長に依頼をしまして、短期間でレンタサイクルの実施ということにこぎつけることができたり、あるいは今、環境省のお金を使って体育館のソーラーパネル、蓄電池、それが可能な時期。令和7年まで続きますので、千葉市、船橋市に続いて体育館をソーラーパネルで、避難所になる場所でありますから、設置を急いでもらいたいということを、今話をしているところであります。
 あと、災害のときに大塚製薬との連携を図っていく、その協定も結ばせていただきました。市長室があまりにも広過ぎるということは以前から言われておりました。市長室を広報室秘書課のほうに使ってもらうと、半分に区切ったことなども早い時期に行えたかなというふうに思っています。これから第1庁舎、あるいは第2庁舎も含めて、どのように改善を進めていけばいいのか、その計画を出していただいて、それもなるべくコストのかからないように改善を進めていきたいというふうに思っています。
 政策参与の話は繰り返しになってしまいますけども、地域デジタル通貨の導入で経済効果を上げていきたいという思いは、私の強い思いでありまして、ぜひ実現をさせて、成功事例として市川市の名前を高めていきたいというふうに思っています。
 環境施策は、平田仁子さんという方が政策参与に就任してくださいましたけども、具体的にどのようにCO2の削減を行うのか、具体策を考えて市川市を進めていきたいと。前回も御質問にお答えしましたけども、SDGsのバッジをつけて旗を振っているだけではなく、そうではなくて具体的に対策をしていくということが大事なんだろうというふうに思っているからです。
 水辺のまちづくりは、水質を改善するというところに、やはり重きを私は置いているんですが、そのためには、市民が水辺に親しめる環境、もっときれいな水で市川の価値を高めていきたいという住民の意識を啓発していく、そういう動きが出てくればすばらしいなというふうに思っています。大きくは江戸川、あるいは真間川にしろ、春木川にしろ、派川大柏川にしても、あるいは東京湾の海というものも、水に囲まれた地域でありますから、水を大切にするという市川市の声が、上流部にあります松戸や鎌ケ谷にも届くようにと、そんな企画をしていきたいというふうに思っています。
 健康寿命日本一というのは、誰1人も取り残さないと、そういう思いを年を重ねた皆さん方にもしっかりと感じていただける、市川市の政策の中でもやはり大切にしていかなければいけないところだというふうに思います。先ほどのデジタル通貨に関しても、1枚のカードで年配者、お年寄りも対応できる、そういう仕組みを考えていただきたいということを、政策参与にお話ししています。
 次にやりたいことは、18歳までの医療費助成の拡充というのをぜひ実現していきたいと。金額的には1億9,000万円というふうに言われていますが、もっと細かく算出して、私はもう少し金額が下がってくるのではないかというふうに思っていますが、千葉県がなかなか動き出してくれないということで、柏市がいよいよスタートを切るようでありますけれども、市川市もそれに追従していきたいというふうに考えているところであります。
 先ほど給食の無償化についてお話ししましたが、これは私の歳費の削減と同じように時限立法になる可能性があります。なぜかといえば、私が市長である限りは、この給食の無償化は続けたいと。これはもう宣言をさせていただきたいんですが、次に市長に就任される方がどのような判断をされるか。このお金に対して違う使い道があると判断される方が出た場合には、その時点で終了してしまうこともあるんだろうというふうに思っていますが、まずはお子さんたちを抱えている家計も救済するという意味を込めて、給食費の無償化というものを、子どもたちの環境をしっかりとつくっていく市川市を目指したいと思っています。
 子どもたちの食事だけではなくて、この第1庁舎、あるいは議員の皆さん方もそうですが、食堂がないという市役所の姿は、果たしてこのままでいいのだろうかという疑問があります。7階にそういう環境を整備していきたいと。それも、健康寿命日本一を主張している市川市らしい7階の活用方法というものを考えてまいりたいというふうに思っています。
 いずれにしても、早急に解決すべき課題というのがこれから出てきた場合、スピード感を持って対応していきたいというふうに常々考えています。
 小学校の給食室へのエアコンの整備について、お話ししたとおりでありますけれども、36人が熱中症にかかって1人が緊急搬送。もっと細かくその内容というのを学校教育部のほうに調べてもらいまして、どの場所で、どういう状況でそれが発生しているのか、そういうこともしっかりと調査した上で、教育委員会とともに連携を図って、スピーディーな対応を取りたい。
 そんな様々なことを今考えつつ、一つ一つ、しかし、気がついたらすぐやるという思いを持って、これからも当たって、職責に邁進してまいりたいと思います。
○松永修巳議長 かいづ議員。
○かいづ 勉議員 市長、どうも答弁ありがとうございました。細かいところまで詳細にわたって答弁をしていただきまして、市長の給料は時限立法だということも理解しました。その市長の考え方を受け止めまして、私も微力ながら、市長とともに市政の発展に尽くしていきたいと思いますので、引き続き御尽力されることをお願いいたします。
 私の質問を終わります。
○松永修巳議長 以上をもちまして一般質問を終わります。
 本日の日程は終了いたしました。


○松永修巳議長 お諮りいたします。議事の都合により、明9月28日から9月29日まで2日間休会することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永修巳議長 御異議なしと認めます。よって、明9月28日から9月29日まで2日間休会することに決定いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
午前10時39分散会

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