更新日: 2023年12月27日

2018年9月11日

発言の訂正

午前10時開議
○竹内清海議長 ただいまから本日の会議を開きます。


○竹内清海議長 この際、市長より発言の申し出がありますので、これを許可いたします。
 市長。
○村越祐民市長 昨日、リハビリテーション病院の費用分につきまして、約50億円の負担を要求された旨、御答弁申し上げましたが、正確には、民営化に当たって、施設の維持管理業務委託料として1億円、経営基盤安定交付金として1.5億円、また100床の増設費用として14.4億円をお願いされたこと。また、大規模と小規模改修についてもお願いをされておりましたけれども、こちらにつきましては、総務省から示されております計算ソフトに基づきまして、本市において35億円と試算したものであります。これらを合わせますと51.9億円の費用負担がかかる見込みとなった。
 以上のように訂正をお願いいたします。
○竹内清海議長 ただいまの申し出のとおり発言の訂正を許可いたします。


○竹内清海議長 日程第1議案第15号市川市議会議員及び市川市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正についてから日程第27報告第16号専決処分の報告についてまでを一括議題といたします。

代表質問 清風会(片岡きょうこ議員、松井努議員)

 これより代表質問を行います。
 順次発言を許可いたします。
 清風会、片岡きょうこ議員。
〔片岡きょうこ議員登壇〕
○片岡きょうこ議員 皆さん、おはようございます。通告に従い、清風会の代表質問を行います。なお、補足質問は松井努議員が行います。
 今定例会は、村越市長が御就任されてから2回目となりました。6月定例会、そして今定例会においても、市長御みずから率先して御答弁、また御見解をお示しくださるお姿に私はやや驚きつつも、市政の迅速な御理解、また柔軟な対応に導かれたリーダーシップ、そして誠実なお人柄を感じることができ、心強く思っております。(発言する者あり)今、率直な思いでございますので、御了承いただければと思います。
 さて、今定例会の代表質問において、清風会では、1、未来を担う子どもたちの安心、安全な環境づくり、2として、女性のエンパワーメント、3、後世によりよい状態で継承したい自然環境。以上、大きく3点について通告をさせていただきましたので、市の現状、今後のあり方について伺ってまいりたいと思います。
 まず最初に、学校教育について。
 (1)校則の制定、変更及び運用についてお伺いいたします。
 文部科学省によると、校則とは、児童生徒が健全な学校生活を営み、よりよく成長、発達していくため、各学校の責任と判断のもとにそれぞれ定められる一定の決まりであるとされています。私自身も、校則は集団生活における最低限の規律を保つ基準という意味で大変意義のあるものだと認識をいたしております。
 しかし、その一方で、時代にそぐわなくなった校則については積極的に見直しを行っていくことも必要であると考えております。校則の内容、そして運用は、まずは児童生徒の実態、保護者の考え方、地域の実情、こういったことを踏まえたものとなるように運用されていくべきだと考えますが、現在、本市における校則の制定や変更はどのように行われているのかお伺いをいたします。
 (2)外国籍の児童・生徒及び帰国子女へのサポートについて。
 2018年6月13日、文部科学省より、日本語指導が必要な児童生徒の受入状況に関する調査、平成28年度最新版の結果が公表されました。これは公立小中高等学校、特別支援学校等に在籍する子どもを対象として行われた調査なんですけれども、前回、平成26年度のデータでは約3万7,000人、最新版では約4万4,000人が対象となるということで、今回初めて4万人を突破いたしました。このように日本語指導を必要とする児童生徒が急増する中、本市の学校現場では外国籍、そして国際結婚家庭、また帰国子女など、日本語指導が必要な児童生徒にどのように対応しているのでしょうか。日本語がわからないまま無支援状態、孤独な状況に置かれていないかどうか。また、文化的な背景の異なる方々にどのような受け入れ対応、そしてサポートを行っているのか、具体的にお伺いをいたします。
 (3)補助教員の給与体系についてお伺いいたします。
 市川市の公立学校では、県費で採用される教員のほかに少人数学習等担当補助教員、特別支援学級等補助教員を独自に市費で採用しているとのことですが、この補助教員の方々の給与体系、勤務条件、勤務者の属性、そして状況についてお伺いいたします。
 (4)男女共同参画の意識を醸成するための取り組みについて。
 世界経済フォーラムが発表したジェンダー・ギャップ指数2017によると、日本の順位は144カ国中114位で過去最低をマークしました。内容を見てみると、教育と保健の分野では得点が高いものの、政治・経済分野では平均以下のスコアとなっております。私はこれに対し、社会に出る前の早い時期、義務教育期間中に女性が社会で力をつけていくための意識づけをされる機会が必要であると考えておりますが、教育現場においてどのような取り組みを実施しているのかお伺いをいたします。
 次に、公立・私立保育園及び幼稚園の運営管理についてお伺いいたします。
 (1)食育の取り組みについて。
 先日、子どもの約30%に味覚障害が出ているというニュースを拝見いたしました。正常な味覚閾値は健康な食生活に必要なものであります。同時に、味覚は非常に複雑な感覚情報であり、健康状態やストレスの負荷度、微量元素不足、薬剤投与等でこれらの感受能力が低下するということが言われております。40年以上にわたって味覚教育を行っているフランスにおいて、食べることは喜びであり、楽しみであり、味覚を育むことは、子どもたちの脳の発達や感性を磨くことと深くつながっているということが言われております。特に原始的な脳と言われる小脳が完成する3歳から8歳までの食習慣や食歴が、その後の食生活を形成する上で重要であると考えられております。
 そこで、乳幼児を預かる施設において、子どもたちへの食育の取り組みがどのような認識のもとに行われているのかお伺いいたします。
 (2)衛生管理について。
 公立・私立保育園及び幼稚園における衛生管理は、施設の規模でしたり、提供しているプログラムや環境、預かっている子どもの人数や年齢層、看護師の有無、保育士、幼稚園教諭のスキルの習熟度、さまざまな要因から衛生管理のスキルというか、レベル、習熟度、こういったものが形成されるものだと私は考えております。そのことによって、新設の施設では対応のスキル、習熟度が少し足りないところがあるのではないかと私は考えております。と申しますのも、私のもとにあるお母さんから、園によって下痢、嘔吐などの感染症が拡大しやすい園があるですとか、シラミが兄弟を通じて上の階にも下の階にも拡大してしまって、園中で広がったというようなお話ですとかをお伺いいたしました。
 そこで、本市では子どもを預かる各施設に対し、どのような基準を持って衛生管理の指導を行い、子どもたちの健康を守っているのでしょうか、お伺いいたします。
 次に、(3)公立保育園のおむつごみの取り扱いについて。
 この議場にいらっしゃる皆さんのうち、ここ最近、1週間でおむつに名前を書いた方というのはいらっしゃいますか。――さすがいらっしゃる。すばらしいと思います。やはり園に子どもを預けるというのは準備に非常に手間がかかるものでして、月曜日のバスタオル2枚というフル装備の状態できのうはかってみましたら3.4kgありました。お母さんは毎日子どもたちを送迎するときにこのバッグを持って、自分の通勤バッグも持って、10kg以上の子どもを引くか乗せて毎日送迎をしているわけですが、そのような中で、さらに荷物をふやしているのが公立保育園の使用済みおむつの持ち帰りです。この件について市の御認識を伺います。
 (4)アレルギー対応の取り組みについて。
 アレルギー反応には、ぜんそく、結膜炎、花粉症などによる鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物性由来のものなどありますが、今回は特定の食品に対し、アレルギー反応を持つ乳幼児の食事の対応についてお伺いをいたします。
 食物アレルギーとは、原因食物を摂取した後に皮膚、粘膜、消化器、呼吸器における生体にとって不利益な症状が発症することをいいます。皆さんも御存じのとおり、アナフィラキシーショックを起こした場合には死に至ることもあり、厚生労働省のデータによると、食物アレルギーによるショック死は毎年、大体ゼロ人から6人で推移しているということでございます。大変注意が必要であると認識しておりますが、現在、市では、子どもを預かる施設においてアレルギー対応食を提供する際、どのような安全対策をとっているのか、取り組みをお伺いいたします。
 (5)保育士のメンタルケア及びICT化の推進について。
 私は昨年の議会において、保育士の確保と同時に継続就労をサポートするためのメンタルケアの質問を行いました。昨年はメンタルケアということでクレーム対応の講習をしているというお話でしたけれども、私はそこで、そういう対応の継続をお願いしたわけですが、本年度、市ではどのような取り組みを行う予定なのか。あるいは、既に行っているのかお伺いいたします。
 また、保育園のICT化についても積極的な導入支援の要望をお願いしておりましたが、こちらも本年度の取り組み、進捗についてお伺いをいたします。
 次に、新第1庁舎の整備についてお伺いいたします。
 (1)就学前児童の居場所確保について。
 八幡1―1にありました旧本庁舎においては、たまたま市民会館の建てかえと旧本庁舎機能の移転が重なり、短い期間でしたが、親子つどいの広場が移設されました。私は、市庁舎に子どもが集える場所があるというのはとてもよいことだと思っています。母子手帳の交付、出生届、児童手当、母子相談、市民相談、本当にいろんな手続、相談事等、子連れでいらっしゃる方をよくお見受けいたします。
 そこでお伺いいたしますが、新第1庁舎の整備の中で就学前児童の居場所確保の計画があるのかお伺いいたします。
 次に、(2)議会フロアへの授乳室等の整備について。
 私は今期中に出産した議員ですけれども、旧庁舎ではフロアに授乳室がなく、同じ会派の議員に気を使わせてしまいました。授乳やおむつがえ、乳幼児がいるということは、当事者だけではなく、周りの方にも気を使わせてしまうことだと実感いたしました。
 一方でまた、来年改選がございますけれども、ちょうど庁舎の建てかえも同時に進んでおります。何を申し上げたいかと申しますと、より広く、より開かれた議会に向けて我々は日々考え、行動して活動を進めていく中で、新しい世代の女性議員、あるいは傍聴にいらしたお母さん、そしてお父さん、そういった方がみんなお互いに気を使わずに、つまり特別なことではなく当たり前のこととして、全ての市民のために開かれたこの議場の近くに授乳室や、それに準ずるところがあってもよいのではないかという趣旨でこの質問をさせていただきました。市の御認識をお伺いいたします。
 (3)乳幼児を伴う来庁者への配慮について。
 旧庁舎は人がすれ違うことも大変でしたし、車がついているバギーや車椅子もそうですね。タイヤがついているものの移動が困難と思われる箇所が非常に多かったです。新第1庁舎では、来庁者にどのような配慮をして内装の設計を考えているのかお伺いいたします。
 次に、本市の環境保全の考え方についてお伺いいたします。
 私は登山が趣味でして、家の屋根があるところでいるのは余り好きじゃないんですけれども、とにかく自然の中におりますと、人間界の喧騒やルールから解放されて大自然に包まれたときの静寂さですとか、また大きな動物に出会ったときには、そういったものが持つ神秘的なパワー。また、海に潜ったりもするんですけれども、海の怖さとかすばらしさなどにいつも大変深く感動し、同時に活動のエネルギーをいただいている1人として、無意識に自然環境について強い関心と申しますか、大変に心を寄せているというふうに自分で認識をしております。人間の意識を正常な方向に導く不思議な力が何か宿っているのではないかと感じているところでございます。
 今は私の心理的なところですけれども、一方で、自然豊かな大地は周辺環境の安定性を保っています。例えば保水力でしたり、気温の上昇を防いだり、大気を清浄化させたり、CO2を吸収、あるいは固定化したり、多くの生物を支えています。細かく分類された現代の課題は、自然資本を経済資本に変えた結果であると認識をしております。もちろんお金を得て生計を立てていくということは重要なのですが、私としては、バランスをとっていく社会に何とか向かっていきたいと、日々祈りに近いものを抱いているわけです。
 そこで(1)ですが、緑地保全の現状認識と課題。特に後世、次の世代にどのようによい状況で継承していくのかについて、本市の認識をお聞かせください。
 (2)生物多様性を保持していくためにどのような取り組みを行っているのか。課題はどんなところにあるのか。
 (3)動植物園を環境教育に利用する考えについて。
 (4)低炭素化社会に向けた取り組みについて。
 (5)環境保全の観点から、ごみの資源化についてどのような認識のもとに取り組んでいるのか。
 以上、本項目においては5点お伺いいたします。
 次に、道路交通行政についてお伺いいたします。
 市内の事故件数の推移について。
 3・4・18号が開通して外環も開通し、先順位者の質問においても、交通状況が改善したとの御答弁がありました。大きな道路が開通して、市内を通り抜ける車とのすみ分け、まさに交通整理がなされ始めたところですが、市内の事故件数は減ってきているのでしょうか、お伺いいたします。
 また、事故が多発する場所にはどのような対応をとっているのかお伺いいたします。
 次に、審議会、協議会の運営についてお伺いいたします。
 2017年2月の定例会でも、この審議会、協議会の女性委員の構成比率についてお伺いいたしましたが、現状はどのように推移をしているでしょうか。
 また(2)として、審議会、協議会のメンバーの学識経験者の先生方で、例えば千葉大から往復2時間ちょっと、筑波大から往復3時間超えですとか、渋谷にある東大の先端研究所から往復3時間以上。このように、知的生産を必要とされる方々が審議会に出席されるためにロスしている移動時間。もちろん移動時間中にもタブレット等を使ってお仕事されていらっしゃるとは思いますけれども、こういった移動時間がもしなければ、前後に会議を挟んだり、いろいろな可能性がふえるわけです。また、子どもは病気だけれども、母親は元気という委員をICTのサポートによる出席も可能にして、より多くの方から御意見をいただける審議会、協議会にしていってはいかがでしょうかという御提案も含めて、今回、このような質問をさせていただきました。
 次に、福栄4丁目地先の野鳥観察舎について、現状と今後の見通しについてお伺いいたします。
 また、塩浜の市有地について、こちらのにぎわいあるまちづくりへの市の取り組みの現状についてお伺いいたします。
 以上、大きく8項目について清風会の代表質問をさせていただきます。
 なお、必要があれば順次再質問をさせていただきます。
○竹内清海議長 答弁を求めます。
 学校教育部長。
○井上 栄学校教育部長 私からは学校教育に関する4点の御質問にお答えいたします。
 初めに、(1)の校則の制定、変更及び運用についてです。各学校の校則またはそれに準ずる規則は、児童生徒個々の生活のリズムを整える、あるいは集団生活における最低限の規律を保つことを目的に、児童生徒の思いや願いを勘案しながら、各学校の実情に応じ制定されております。また、各校の運用につきましても、それぞれの校則の趣旨を踏まえ、必要に応じ柔軟さを加えながら行われているところでございます。児童生徒の意向については、例えば学級会で出された意見や学校評価アンケートで明らかになったことなど、児童生徒の実態、保護者の要望、時代の変化などを踏まえ、職員会議の中で検討するなどの形で反映されております。特に中学校では、生徒会活動において学校生活の充実と向上を図るために、生徒総会で生徒が校則等の制定、変更、廃止にも主体的にかかわる機会を意図的に設けております。
 続いて、(2)の外国籍の児童生徒及び帰国子女へのサポートについてです。外国籍の児童生徒や帰国子女の転入に際しましては、各学校において、本人、保護者に対し、学校生活について入学前に丁寧な説明を実施しております。特に日本語による説明、理解が難しい場合については通訳講師を派遣し、心配されることなどの質問にも適切に対応するなど、学校生活が円滑にスタートできるよう努めております。また、その後の学校生活においても、学校全体として、個に応じた支援や情報共有を行っております。さらに、外国籍の児童生徒や帰国子女が日々の教育活動の中においても、それまでの海外での経験を他の児童生徒の前で生かす機会をつくり、違った環境の中でも自己肯定感や自己有用感を育み、充実した学校生活を送ることができるよう努めているところでございます。
 一方、特に御心配いただいております、異国の学校の決まりやルールへの適用につきましては、転入時に必ず管理職だけでなく、学年主任や担任など数名の関係職員と本人、保護者の面談を実施し、学校の決まりやルール、校則についての理解と協力を求めております。また、文化の違いにより支障が生じる場合は、本人、保護者の意向と学校での集団生活で求められる事項を双方で勘案し、合意を図っているところでございます。
 続いて、(3)の補助教員の給与体系についてです。
 初めに、少人数学習等担当補助教員は、確かな学力の向上に向けて各校に1名ずつ配置されており、1日7時間、年間215日の勤務で、時給は1,450円となっております。なお、近隣他市における同職種の時給は本市とほぼ同額となっております。
 次に、特別支援学級等補助教員は個に応じたきめ細かな指導のため、特別支援学級と要請のあった通常学級に配置されており、1日7時間、年間220日の勤務となっております。時給は、市の定数外職員の基準単価に合わせ初年度1,230円ですが、経験と勤務状況による昇給制度を導入しております。なお、近隣他市における同職種の時給はおよそ1,210円から1,450円であり、昇給等を勘案しますと、こちらもほぼ平均的と考えております。
 次に、両職種における勤務条件や勤務者の状況についてです。契約は原則、年度初めの4月から翌年3月までの1年間となりますが、雇用の際、社会保険、雇用保険に加入し、有給休暇は6カ月勤務後、10日間付与されます。なお、期末手当などの賞与はございません。これらの職に従事している方は大学卒業後、正規教員を目指している方や、地域の方で教員免許所有の方、そして教職を退職された方たちが主となっております。一方、雇用の継続性につきましては、家庭の事情や正規教員となった方以外、大半の方は継続して勤務いただいており、学校としても、経験のある方を望むことからも安定化が図られているところでございます。
 最後に、(4)の男女共同参画の意識醸成についてです。学校教育においては、教育活動全般を通じて男女共同参画にかかわる学習や取り組みを行っております。具体的な例といたしましては、中学校社会科公民分野において、男性も女性も対等に参画し、活動できる男女共同参画社会の実現に向けた取り組みやその課題について、男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法などを通して学習しております。また、道徳科においては、小中学校それぞれにおいて、異性理解と人間関係の構築を主題とした授業を通し、単なる性差別にとどまらず、異性を尊重し合う大切さも学習しております。また、特別活動では、あらゆる活動場面が男女混合の班やグループで行われており、不必要な男女の区別をなくすだけでなく、協働、協調の機会を多く設けております。しかしながら、経済、政治参画等の分野における男女格差の度合いを示すジェンダー・ギャップ指数調査では、先ほどの御質問の中にもございましたように、世界で114位との報告もございます。また、本市の子どもの現状といたしましても、本年度の調査では、将来の夢や目標を持っているかとの質問に対し、肯定的回答は、小学校で約86%、中学校では約69%となっており、年齢が上がるにつれ、その割合が減少していることが課題として挙げられます。このことは、女性の職業への積極参加にも多少の影響を与えていることと考え、各学校では、キャリア教育や総合的な学習の時間等を中心として、児童生徒が夢や希望を育みながら職業観や勤労観を身につけていける学習活動や体験活動をさらに充実させていくことが大切と考えます。そのため、現在も働く人々の話を聞く機会として、職種や男女バランスを考慮して、さまざまな職業の方々を招聘する機会をどの学校も設けておりますが、誰もが将来への希望を持ち、一層男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを推進させていきたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 こども政策部長。
○市來(いちき) 均こども政策部長 公立・私立保育園及び幼稚園の運営管理について5点の御質問にお答えいたします。
 初めに、食育の取り組みについてでございます。乳幼児の食事は体の成長だけでなく、心の発達にも大きな影響を与え、生涯にわたって健康で質の高い生活を送る基本として、食を営む力の育成に向け、その基礎を培うことが保育園の目標であると考え、平成20年より市川市食育目標を作成し、各年齢で子どもの状況に合わせて食育年間指導計画を立てて食育活動を行っております。具体的な活動としまして、野菜の栽培及び収穫やクッキング保育を通し、野菜嫌いの子どもがみずから食するようになったり、食事をつくってくれた人への感謝の気持ちが育ったりと、効果的な取り組みとなっております。また、行事食や伝統食を取り入れ、多様な食文化に触れる機会も取り入れております。保護者に対する支援といたしましては、献立表や給食だよりの配布による情報提供や、試食会等を通して、食に対する関心が高まるような取り組みもございます。公立幼稚園におきましても保育園と同様に取り組んでおり、生活習慣化の成果について、年2回の保護者アンケートを通じてフィードバックしております。その他、就学前には小学校栄養士による箸の持ち方の指導や、保護者に対する試食会において講演会等の企画も行っております。
 次に、衛生管理についてでございます。公立保育園の衛生管理につきましては、厚生労働省による感染症ガイドラインに基づき、感染症の集団発生防止も含めて、保健業務の統一的な水準を保つ目的で保健マニュアルを作成し、実施しております。一方、私立保育施設においては、嘔吐物の処理及び消毒方法や安全な取り扱い等について毎年研修を行い、必要に応じて資料提供を行いながら、スキルを高められるよう支援を行っております。そのほか危機管理として、感染症サーベイランスの導入により、平常時、感染症発症時、感染症発生後の動向をリアルタイムで情報を共有することで異常事態に早期に気づき、各施設と行政が一体となって取り組む体制づくりを構築しております。
 次に、公立保育園のおむつごみの取り扱いについてでございます。現在、公立保育園での使用済み紙おむつの取り扱いについては、乳幼児の健康管理において、排せつ物を保護者に確認してもらう必要があると認識していたことから家庭への持ち帰りをお願いしておりました。しかしながら、以前より保護者から保育園での廃棄に対する要望がございましたので、近隣市の情報収集や私立保育施設でのアンケートを実施した結果、回答施設の約7割が自園での廃棄を実施していることが把握できました。この結果を踏まえ研究した結果、使用済み紙おむつを持ち帰ることで感染症等を広げるおそれがあり、衛生管理上問題があること、また保護者の負担軽減につながることから、今後、公立保育園においても、保育園での廃棄の方向で進めてまいります。
 次に、アレルギー対応の取り組みについてでございます。平成25年に市川市立保育園アレルギー対応マニュアルを作成し、市の診断による生活管理指導表をもとに個別の状況に応じて対応しております。基本はアレルギーの除去となりますが、そのほか代替弁当持参など、保護者との面接をもとに適切な対応を行っております。アレルギー食の安全な実施については、月1回、保護者、栄養士、担任等で面接を行った上で、園全体で情報を共有し、チェック体制の強化や確認を行い、個別トレイでの提供など、誤飲、誤食が起きないよう十分配慮しております。近年、市川市のアレルギー児の割合は減少傾向にありますが、原因食材は卵、乳製品に次いで果物、甲殻類が多く、アレルギー発症時期がさまざまであるため、保育園で初めて食べて発症することのないよう、アレルギーの出やすい食材については保護者に事前にお知らせし、家庭で食したことを確認してから提供する流れづくりをしております。また、災害時での誤食を防ぐため、保護者了解のもと、アレルギーを記したビブスを準備し着用する等、さまざまな状況を想定した上で安全対策を講じております。
 次に、保育士のメンタルケアについてでございます。昨年度はメンタルケアの一環として、私立保育園の施設長等を対象に、苦情対応についてをテーマにマネジメント力向上のための研修を実施しましたが、今年度もニーズに即した内容を精査し、引き続き研修を実施していく予定でございます。同時に新規開設園におきましては、軌道に乗るまでの期間は精神的にも保育現場の職員の負担が大きいことから、必要に応じて相談できる市の支援体制を継続してまいります。
 次に、保育施設等におけるICT化の推進についてでございます。本市では、平成28年度において、国の補助事業であります保育所等における業務効率化推進事業を活用して、市内にあります私立保育施設等における保育士の業務負担軽減を図るための保育システムなど、ICTを導入する私立保育施設に対して、導入に必要となる費用の一部を補助してまいりました。また、このたびの補正予算にも計上させていただきました保育士確保対策事業におきまして、新たに国の補助事業である保育所等におけるICT化推進事業や保育所等事故防止推進事業を活用して私立保育施設等へ補助を拡充してまいります。公立保育園につきましては、国の補助事業の対象となっていないことから費用対効果を勘案しつつ、ICT化を含めた事務の軽減や効率化について引き続き研究してまいります。今後ともこれらの取り組みを進め、保育施設の事務軽減や効率化を図り、保育人材の確保に必要な措置を総合的に推進していきたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 街づくり部長。
○菊田滋也街づくり部長 私からは新第1庁舎及び塩浜の市有地にお答えします。
 新第1庁舎の整備におきましては、庁舎整備基本構想に掲げている6つの基本方針に基づき設計をし、現在工事を行っております。この基本方針の1つとして、人にやさしい庁舎を挙げており、ユニバーサルデザインなどを導入し、高齢の方や小さなお子さん連れの方など、さまざまな方が利用しやすい施設の実現を目指しております。新第1庁舎には子ども関連部門や各窓口が集約されることから、就学前の児童を連れた方も多く来庁されるものと考えております。来庁者が手続をしている間の児童の居場所としては、関連窓口の近くにキッズスペースを配置する予定であります。ここは保護者や職員から見えること、また、保護者がすぐに児童のもとに行ける工夫をしたオープンなスペースを想定しております。
 次に、授乳室の整備です。授乳室は多くの方が利用しやすい場所という観点から、窓口や市民活動支援スペースの近く、2階の西側に計画しており、現時点では議会フロアである6階には予定をしておりません。ほかの階に来庁された方にも容易に場所がわかるよう、適切に案内をしたいと考えております。
 次に、乳幼児をお連れの来庁者については、授乳室のほか、フロア内の段差をなくすことや、通路幅や手続スペースを広くとることにより、ベビーカーなどが利用しやすいよう計画しております。また、各階の多機能トイレにはおむつ交換台やベビーチェアを、各階の男女トイレのブースの一部にはベビーチェアを設置し、安心して利用できるよう配慮しております。
 次に、塩浜の市有地についてです。塩浜の市有地は、以前、ヤード用地として市川塩浜駅前にありました。平成13年に市川二期埋立事業の中止が決定されたことをきっかけに、臨海部のまちづくりの実現を示した行徳臨海部基本構想や、塩浜地区の土地利用や基盤整備の方針が示された塩浜まちづくり基本計画が策定されました。平成19年にはまちづくりに対する合意形成のなされた地権者が集まり、市川塩浜地区第1期まちづくり推進協議会が設立され、塩浜のまちづくりの実現を目指し、協議を進めてまいりました。長年検討を重ね、換地計画や事業手法がまとまり、平成29年3月に土地区画整理事業が認可され、市有地は三番瀬の自然をじかに感じることができる海側に換地されました。本事業の地区は塩浜まちづくり基本計画において賑わいエリアに位置づけられており、中でも市有地は町の活気を生み出し、かつ人々が自然と触れ合う土地利用ができる貴重なエリアであります。昨年実施した市場調査アンケートにおいても、さまざまな提案をいただき、貴重なエリアであることが確認できました。市有地が当地区の全体の良好なまちづくりに寄与するよう、今後、具体的な検討を進めてまいります。
 以上でございます。
○竹内清海議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 私からは本市の環境保全の考え方についての(1)と(3)についてお答えします。
 初めに、緑地保全の現状認識についてでございますが、本市の緑地は、都市に安らぎや潤いの効果をもたらしておりますが、宅地開発等により年々減少していると認識しているところでございます。この主な要因といたしましては、民有地の緑地が相続税に伴う売却が考えられます。具体的に申し上げますと、市と山林所有者との間で緑地保全に関する協定を締結している面積は、約30年前は約80haでございましたが、現状では約38haと約42ha減少しております。
 次に、緑地を保全していく上での課題といたしましては、適切に管理していくための費用が所有者の負担となっていること、また、市が緑地を買収する際に、市街化区域内であっても評価が宅地並みとなり、価格も高額となることから、買い取りの是非については慎重な判断が必要となること。さらに、緑地に隣接する住宅の方々からは、樹木の成長に伴う剪定や伐採、落ち葉などの維持管理に関する要望が多く、適切に対応していくことが求められていることなどでございます。
 今後の取り組みについてでございますが、昨年改正されました生産緑地法や都市緑地法による特定生産緑地に対する税の優遇措置の活用や民間による緑地広場の創出制度を促すなど、引き続き緑地保全に取り組むとともに、良好な維持管理に努めてまいりたいと考えております。
 続きまして、動植物園についてお答えします。
 初めに動物園の現状でございますが、本市に本来生息していない動物を実際に展示し、見学してもらうということに努めているところでございます。また、身近な家畜やペット類などの動物と直接触れ合っていただき、多くの子どもたちに命の大切さを理解してもらうことを目的としております。具体的な取り組みとしましては、レッサーパンダやオランウータンなど、世界的に希少な種の飼育繁殖に努めることや、餌やり時間に動物の生態やふだんの生活を解説し、紹介しております。さらに、一般の親子を対象とした動物教室や中学生の職場体験などでは、ふだん見られない動物園の裏側の見学や作業体験などにより動物と触れ合うこと、また、動物園ウエブサイトやツイッターなど情報メディアの活用や、テレビ、新聞などの広報媒体の積極的な資材の受け入れによって広く情報発信も行い、環境教育の一環として取り組んでいるところでございます。
 次に施設の展示環境ですが、小動物がいる小獣舎や猿舎などのように、動物群をまとめた配置にすることで展示動物への理解が進むよう工夫しております。また、流しカワウソや消防ホースを利用したオランウータンの飼育展示など、当園独自の展示方法により、動物園本来の生態を生かした空間を人工的に再現することで、動物の生活の質や展示の魅力の向上を図ってきたところでございます。さらに、レッサーパンダは暑さに弱いため、必要な冷暖房機器を設置するなどの対応をしてきております。また、このほかの動物についても生息している地域の環境に近づけ、動物福祉に配慮した飼育展示を行い、今後も引き続き飼育環境の充実に努めてまいります。
 以上でございます。
○竹内清海議長 環境部長。
○大野英也環境部長 私からは本市の環境保全の考え方のうち、(2)及び(4)並びに行徳野鳥観察舎についてお答えをいたします。
 初めに、(2)の生物多様性でございます。生物は地球上のあらゆる場所に見られ、その色、形、大きさ、行動、生活史など、極めて変化に富んでおります。このような自然界における生物のありようを生物多様性と申します。生物多様性は、その場所の環境や生物間のつながりのもとで進化の結果としてつくられてきたものでございます。本市では、平成26年3月に生物多様性いちかわ戦略を策定し、大切な自然環境を将来の世代に伝えるとともに、地域の自然に根差した文化や人々の共同意識など、自然を軸としたさまざまなつながりの形成を進めております。
 そこで、本市における生物多様性の現況でございますが、生物多様性の保全、再生のための施策として、民有樹林地の保全や市街地の緑地の保全などを行っており、いずれも2020年度目標の達成に向け順調に推移をしております。また、様々な人や組織との協働のための施策では、市民ボランティアとの協働による緑地や山林の保全を行い、既に2020年度目標を達成しております。一方、豊かな文化と景観の保全・創出のための施策では、市民との連携による巨樹、巨木の保全を行っておりますが、2020年度の目標達成が厳しい状況でございます。
 次に、主な事業でございますが、市民や環境団体などの協力により生物多様性モニタリング調査を実施しております。また、自然環境専門員による鳥類調査や市民を対象とした自然環境講座、さらに企業や環境団体を対象とした生物多様性セミナーなども行っております。今後につきましても、こうした施策事業を実施し、貴重な自然環境の保全、再生に努めるとともに、市民の皆様が生物多様性の保全、再生に関心を持ち、みずから積極的に行動していただけるよう、引き続き意識啓発を図ってまいります。
 次に、(4)の低炭素化社会についてでございます。低炭素社会とは、いわゆる化石燃料への依存を下げ、エネルギー利用の効率化や再生可能エネルギーの導入などを図ることにより、経済活動や生活水準を維持したまま二酸化炭素排出量を削減する社会を申します。本市では、平成21年3月に市川市地球温暖化対策推進プランを策定し、市全域の温暖化対策を本格化するとともに、平成28年3月には市川市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定し、市の特性を踏まえた温暖化対策に長期にわたり継続的に取り組んでいくこととしております。本市の特性として、一般家庭や商業施設などからの二酸化炭素の排出量が増加傾向にありましたことから、公共施設を初め事業者等の省エネルギーの推進、住宅の省エネルギーの推進、さらに再生可能エネルギーの利用促進などに取り組んでおります。また、公共交通機関の利用促進や都市緑化の推進、ごみの減量化などにも取り組んでおります。さらに、低炭素型のライフスタイルや事業活動を推進するため、市川市地球温暖化対策推進協議会におきまして各種事業等を実施するほか、環境活動推進員制度によるエコライフの普及促進を図っております。今後につきましても、こうした施策、事業を着実に実行し、地域からの二酸化炭素排出量の抑制を図ってまいります。
 最後に野鳥観察舎の現状でございますが、現在、千葉県において、解体のための手続が行われております。具体的には、当該施設周辺の家屋に対し解体工事前の調査を実施するとともに、解体工事に係る発注手続をしているところと伺っております。今後の見通しといたしましては、県からは、10月末までに家屋事前調査を終え、来年3月末までに施設の撤去を完了する予定と伺っております。このことから、平成31年4月からは当該跡地は更地となるものと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 清掃部長。
○大平敏之清掃部長 私からは本市の環境保全の考え方のうち、ごみの資源化、特に小型家電リサイクルについてお答えいたします。
 本市では、小型家電に含まれる貴金属や希少金属とも言われております、レアメタルのような貴重な資源をリサイクルするため、使用済み小型家電の回収を行っております。回収方法につきましては3つの方法がございます。1つ目は、公民館を初め市内22カ所の公共施設にボックスを常設して回収を行うボックス回収、2つ目は、燃やさないごみや大型ごみとして排出されたごみの中から対象品目を選別して抜き取るピックアップ回収、3つ目は、市民まつりや環境フェアなど、イベント開催時において小型家電リサイクルの広報や周知を兼ね、小型家電の回収ボックスを設置して行っているイベント回収になります。なお、昨年度からは、小型家電に含まれる金属等を使って東京2020オリンピック・パラリンピックの入賞メダルを作成する、都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクトに本市が参加し、プロジェクトの一環としてイベント回収を行っております。
 次に、各回収方法の主な回収品目と回収量につきましては、ボックス回収では携帯電話、デジタルカメラ、小型ゲーム機などがあり、縦15cm、横30cmの投入口に入るものが対象で、昨年度の回収量は約1,600kgとなっております。また、ピックアップ回収での主な品目といたしましては、燃やさないごみに含まれている小型家電として掃除機、ビデオデッキ、電気ストーブなどがあり、大型ごみでは電子レンジ、プリンターなどがございます。これらの昨年度の回収量は約100tとなっております。イベント回収につきましては、ボックス回収と同様の品目が対象で、昨年度の回収量は13kgとなっております。
 次に、回収した小型家電の資源化までの流れにつきましては、ボックス回収分は各公共施設から市の職員が収集を行い、市内の障がい者就労施設などと協力して、小型家電の運搬、分解、選別、その他、再資源化に必要な事業を実施することを条件に市川市清掃業協同組合に無償で引き渡しております。組合は障がい者就労施設で分解された基板、金属等を再資源化施設に売却し、その収益金は組合から障がい者就労施設に工賃として支払われております。ピックアップ回収分につきましては、燃やさないごみ、大型ごみとして回収した小型家電を小型家電リサイクル法に基づく認定事業者に有償で引き渡しております。昨年度の小型家電の引き渡しに伴う歳入額は約90万円でございます。なお、認定事業者に引き渡した小型家電は基板、金属、プラスチックなどに分解され、再資源化施設で資源化されております。イベント回収分につきましては、メダルプロジェクトへの参加を表明しております認定事業者に引き渡し、金や銀などの貴金属が回収されております。本市では、今後も小型家電をごみとして処理するのではなく、貴重な資源をリサイクルし、天然資源の消費や掘削に伴う二酸化炭素の排出を抑制することで環境への負荷を低減し、本市の目指すべき将来像である資源循環型都市いちかわの実現を目指してまいります。
 以上でございます。
○竹内清海議長 道路交通部長。
○横地眞美惠(まみえ)道路交通部長 私からは道路交通行政の2点についてお答えします。
 初めに、市内の交通事故の推移でございますが、平成29年の交通事故の件数は910件で、5年前の平成25年と比べますと約160件減少しております。また、負傷者数は1,064人で、同様に約180人減少しており、死者数は4人で、こちらも2人減少しており、全体的に減少傾向でございます。
 次に、本市の交通事故の特徴でございます。本市の自転車が関係する事故の割合は事故全体の約30%であり、千葉県の平均である約20%に比べますと高い状況でございます。さらに、高齢者が関係する交通事故の割合も事故全体の約30%でありますが、こちらは千葉県の平均である約33%と比べますと若干低い状況でございます。こちらの高齢者が関係する事故の割合につきましては、県、市ともに年々増加する傾向でございます。
 次に、事故が多発する場所での対応についてでございます。市の管理する道路の事故多発箇所や危険性のある交差点におきましては、交通管理者である警察と各道路管理者である市や県、国などの関係機関が参加して共同現地診断を実施しております。この共同現地診断では、警察の担当者より交通事故の状況について説明を受けた後に現地での調査や検証を行い、道路管理者や交通管理者など、それぞれの立場から事故防止の対策等を行っております。なお、市の管理する道路で死亡事故が発生した場合には、各警察署より緊急の現地診断の立ち会い依頼がございます。こちらも同様に、それぞれの立場から事故防止の対策等を行っております。今後につきましても、市民の方々の交通事故が一つでもなくなるよう関係機関と協力しながら、市川市内の事故防止に引き続き努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 総務部長。
○大津政雄総務部長 審議会、協議会の運営についての2つの質問にお答えいたします。
 審議会や協議会は、各種の施策を実施しようとする際にあらかじめ学識や関係機関、あるいは市民等から意見を聞くために設置する附属機関であり、諮問に応じての答申や建議することを任務としております。女性が人口の半分、労働人口の4割を占め、政治、経済、社会など、あらゆる分野での活動を担っていることから、審議会等の委員として活躍していただく機会を広げる女性委員の登用促進は進めるべき施策と認識されております。そのため、国は平成27年度策定の第4次男女共同参画基本計画において、審議会等に占める女性委員の割合を32年に40%以上60%以下とする目標を設定しています。一方、本市では平成25年度策定の男女共同参画基本計画第5次実施計画で、その割合を32%から段階的に引き上げ、29年度には36%とする目標を設定いたしました。また、続く28年度策定の第6次の計画では、第5次の実績を踏まえ、32年度までに34%から順次38%に引き上げる目標としています。この目標の実現に向けて、これまで定期的な実態調査の実施、目標に達していない審議会等への改善計画書の提出、女性の人材台帳の活用の促進などの取り組みを進めてまいりました。しかしながら、実際の本市の審議会等に占める女性委員の割合は平成29年4月31.5%、平成30年4月30.3%となっており、近年は30%台前半で推移し、実際には目標を達成できていない状況にあります。条例等で委員の選出区分が充て職としていることから、比較的女性の進出が進んでいない、例えば消防防災に関連する分野では目標未達成となる傾向が見られます。また、関係団体からの推薦により人選していることから、女性委員を選任しにくいという声が担当部署から寄せられています。そこで、今後はこれまでの取り組みに加え、例えば関係団体に対する委員の推薦依頼文書に女性委員の推薦要請を明記することを全庁に周知徹底するなどして、女性委員の構成比率を高めることにつなげてまいりたいと考えております。
 次に、審議会等のICT化についてお答えいたします。国では働き方改革を実行するため、民間企業などに対しテレワークの導入促進を図っております。テレワークを導入することで勤務場所以外の場所で働くことが可能となり、柔軟な働き方ができるため、ワーク・ライフ・バランスの推進や業務効率化、生産性向上に効果があると言われております。そこで、市としても積極的に検討を進めたいというふうに考えております。この一環として、例えば審議会等の会議運営にICTを活用し、遠隔地とインターネットを通じて映像、音声のやりとりができる仕組みを取り入れることも考えられます。これが実現すれば、審議会等に出席するための移動の必要がなくなり、会議へ出席しやすくなることから、より活発な議論が期待できるものと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 答弁終わりました。
 片岡きょうこ議員。
○片岡きょうこ議員 大変御丁寧な御答弁をいただき、ありがとうございます。それでは、順番に従いまして再質問をさせていただきたいと思います。
 最初に、(1)の校則の制定、変更及び運用について、大変柔軟に生徒会から議案を出してもらってみんなで審議するですとか、そういった状態で、時代に沿うような形で運用されているというお話をお伺いいたしまして大変安心いたしました。実際に、なぜ私がこの質問をしたかと申しますと、私はよく自宅に若い子とか、いろんな属性の方を何人か招いて、たまにランチ会とかお食事をするんですけれども、そこで帰国子女の男の子2人が、自分は海外では差別を受けなかったけれども、日本に帰ってきてから日本の学校で大変いじめられたというふうに言われました。私の親族も帰国子女の人間が何人かいますけれども、もちろん、いじめられなくてうまく日本社会に適応する人もいるんですが、ただ、そういうことが起こってしまう原因の中に、やはり排他的ですとか、異文化を背景に持ったとか、英語の発音がよ過ぎるから、それがいじめの対象になったとか、いろんなお話が出てきまして、その子は中学校から登校拒否になりましたけれども、インターに転校したら、そこで非常に伸び伸びと楽しく、仲間もたくさんできてやれたと。そのインターでは、皆さん、周辺の学校でいじめられた子がたくさん集まってきていたよというリアルなお話をお伺いいたしまして、実際に今後、世の中がダイバーシティー化していかなければいけないという中で、学校生活の中で異文化を背景に持った、あるいは経験した小さな子どもたちが孤独な状態に置かれているということを危惧して、まず事実の御報告というか、皆さんとシェアさせていただきたいという趣旨と、今後どのような受け入れ体制、より身に沿った、身近にというか、親和性のある対応ができるのかということを1つは問題提起させていただきたいと思います。
 そして(2)ですが、外国籍の児童生徒及び帰国子女へのサポートについて、通訳講師等に来ていただいて十分な対応ができているとは思うんですけれども、孤独な状態でいることが長引かないように、具体的に教科の支援、どういうふうに行っているのか教えてください。
○竹内清海議長 学校教育部長。
○井上 栄学校教育部長 現在、市内小学校で6校、そして中学校2校、義務教育学校1校において、ワールドクラスが設置されております。そこでは国語科や社会科等、教科により在籍学級以外の教室に移動しまして、担当教員が個別に指導を行うなどをしております。また、そのワールドクラスが設置されていない学校でも通訳講師の協力を得るなどしながら、必要に応じた個別指導を行っております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 片岡議員。
○片岡きょうこ議員 ありがとうございました。十分な対応というのは、人材不足もあり、また、そういった背景を持った子どもの急増というのもありますので、なかなか追いつかないところもあるかと思いますが、引き続き最大限の御尽力をお願いいたしたいと存じます。
 次に、補助教員の給与体系についていろいろとお伺いいたしましたけれども、ここで再質問させていただきたいと思います。民間や市の職員の方でも、契約採用の場合、勤続年数が上がれば、例えば民間でしたら、5年以上勤続したら本採用になるよとか、そういう勤続年数が上がるほど、職に従事している時間が長ければ長くなるほどメリットが受けられるというような、社会的にどんどんそういう方向になっていっているわけでございますけれども、非正規職員の採用の場合は継続雇用が保証されるですとか、あるいはボーナスが出るですとか、正規採用化されるとか、そういったことがあるのかどうかお伺いさせていただきたいと思います。
○竹内清海議長 学校教育部長。
○井上 栄学校教育部長 まず、補助教員の方が正規教員としての採用を希望する場合についてですけれども、正規教員は県での採用となりますので、市として採用することはできない現状がございます。正規教員としての採用を希望している補助教員の方は別途、県の採用選考を受けていただくこととなりますが、補助教員の経験が県の選考でも生かせることが多く、毎年たくさんの方が県で正規採用されている現状がございます。一方、正規教員の希望でない方で次年度も継続勤務を希望された場合については、補助教員は1年ごとの契約となりますので、継続の保証はなく改めての契約となりますが、これまでの勤務実績を尊重して、ほとんどの方が継続して勤務いただいている現状がございます。
 以上でございます。
○竹内清海議長 片岡議員。
○片岡きょうこ議員 ありがとうございます。わかりました。途中で継続が途切れることが余りないということは確認ができましたけれども、やはり継続して就業するのであれば少しずつでも時給が上がるですとか、少しでも有給がふえていくとか、そういった配慮というのは今後必要になってくるのではないかなというふうに感じております。
 また、今、この質問の御答弁の中には出てきませんでしたけれども、時短勤務の講師ということで、1,000円で募集している市の教育のチラシを拝見いたしました。それは市の定数外職員と言うんですか、1,000円で補助教員ということで、市費でクラスの半分ぐらいの少人数を担任の先生の補助で見ているということでございましたけれども、やはりこれも生徒に対して責任のある、また精神的に安定した状態で接していくためには、もうちょっと時給単価を上げてもいいんじゃないかと。補助教員を時短で希望するという方は多分お子さんがいらっしゃるんじゃないかと私は思います。
 先ほどの御答弁でもジェンダー・ギャップ指数114位とありましたけれども、その主な原因は女性の低賃金にあります。やはり人材不足というのもあって、手ごろな単価で採用できる主婦の方というのがこれまでの定説であったと思いますし、経済合理性にかなったものでもあるとは思うんですけれども、この部分、学校の先生のところから処遇の改善を要望させていただきたいと思います。
 次、(4)番の男女共同参画の意識を醸成するための取り組みについてお伺いをいたしました。私も具体的にエクセルのリストで何校に対してどのくらいの実績がありましたというのを拝見させていただいて、予想よりも多かったなという印象を持つことができました。いろんな女性が今後の社会でどうやってポジションを持っていくかというか、一言で言うと、活躍ということなのかもしれませんけれども、いろんな本を読んでいくと、今現在のお母さんというのは次の時代のロールモデルになりにくいというふうに指摘をされています。やはりライフスタイルごとに変化する社会ステージ、こういったものを前提にライフプランに組み込んだり、キャリア形成を早いうちから意識づけしていくことが必要だというふうに、これはいろんなところで言われておりますので、ぜひ学校でも、なかなか難しいけれども、一度考えてみるということが私は大事だと思いますので、課外授業、外部から先生を招く、女性でキャリアを持っている人が皆さんの前でお話しする。それ以外にお花屋さんですとか、保育士さんの方の話もある。いろんな職種がもちろんあっていいと思うんですけれども、社会が多様化していく中でいろんな経験をさせてあげていただきたいというふうに思っておりますので、お願いをいたします。
 それと、ちょっと挿入のお話になりますけれども、きのうセリーナ・ウィリアムズさん、大坂なおみさんとテニスで戦われて負けました。彼女はちょっと精神的に乱れてしまって、それも産後だということで、多分、筋肉とか体の感覚、私も経験ありますけれども、産後ってすごく筋肉が低下するんです。精神を安定に保っているホルモンも急降下、乱高下している状態で、まず試合に出られたことがすごいなと思うんですけれども、その中で、彼女に対してペナルティーがあったのは女性差別じゃないかというふうに彼女は言っています。日本のメディアではそのことがばんと出ないで、大坂なおみさん優勝とか、彼女は日本の謙虚な姿勢を示してすごかったと、そういうニュースに一方的に偏っているように私はけさ検索して思ったんですけれども、やっぱりペナルティーを科す、女性だから不利な目に遭っているというのは、私も実社会で経験をしております。もちろんマタハラみたいなこともありますし、本当にいろんなハラスメントがまだまだある。私はこのことについて、男女共同参画とあわせてすぐに改善してくださいとはあえて申しません。ただ、あるということは1つ申し上げたいということ。
 それと、学校教育においてリアルなことを伝えていただきたいんです。なかなか難しいんですけれども、まず低賃金であるとか、女性が就労継続したら生涯年収2.3億円になるところ、専業主婦になったら5,000万円で終わりだよとか、そういうリアルな数字がたくさん出てきておりますので、ぜひ社会的なデータをもとにしたいろんな事実を共有してあげていただきたいと思います。
 以上で(1)の学校教育についての質問は終わりとさせていただきます。
 次に、大項目の2番目の公立・私立保育園及び幼稚園の運営管理についてお伺いいたします。
 先ほど食育の取り組みについて、大変御丁寧な御答弁いただきましてありがとうございました。公立の保育園についてはお伺いしたんですけれども、民間の保育については、実際にどのように運営をされているのかお伺いさせてください。
○竹内清海議長 こども政策部長。
○市來(いちき) 均こども政策部長 民間保育施設におきましては、第3次市川市食育推進計画や保育所保育指針に基づきまして、それぞれの保育施設の特性を生かした食育の取り組みを進めております。また、公私さまざまな施設の栄養士が参加する市川市保健所管内栄養士会の会議や勉強会においても、幼児期の箸の使用開始時期についての情報交換会を行ったり、食育事例発表では、野菜を素材とし、五感で感じる取り組みとして、フキみそづくりやゴマすり体験の事例を共有したという報告も受けております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 片岡議員。
○片岡きょうこ議員 ありがとうございます。民間の保育園がやっていることですから、細かく指導するというのはなかなか難しいと思いますけれども、いろいろなことをやられている園も本当にありますし、これは積極的に取り組んでいただきたいなという食育の取り組みでございます。
 次に、(2)衛生管理について再質問させていただきたいと思います。保育園でのシラミが発生しているということを聞いてちょっとびっくりいたしました。どういうふうに発見していくのかとか、どういうふうに駆除していくのか、ちょっとお伺いさせていただきたいと思います。
○竹内清海議長 こども政策部長。
○市來(いちき) 均こども政策部長 シラミの発生状況及び具体的な対応についてお答えいたします。
 シラミは体や頭を寄せ合うことで感染しますので、集団で生活する保育施設やスイミング等で感染が広がったという報告も上がってくることもあり、十分注意を払うことが必要です。感染が確認された場合は子どもの頭を接触させないように対応し、スミスリンシャンプー等を使用し治療します。特に集団生活での午睡時においては、プライバシーに配慮しながら個別対応しております。また、公立保育園での発生事例は年間一、二件の報告がありますが、早期に駆除できるよう、家庭との協力のもと進めております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 市長。
○村越祐民市長 シラミに関しては、私、多少の所見がありますのでちょっとお答えしますと、今、各家庭って気密性が高いですし、子ども同士の接触で都内でも小学校で頭ジラミが非常に多いというふうに聞いています。うちの次男坊も散髪に行ったところ、床屋さんで、おたくのせがれさんはシラミがいるぞと言われて非常に往生した記憶があります。今、部長から答弁ありましたとおり、シャンプーを使う。あるいは、きめの細かい鉄のくしがありまして、それでこそぎ取るんです。よく見ると本当に卵がついていて、丸刈りにしてしまうのが一番いいんですが、なかなか丸刈りというわけにもいかないのでシャンプーを使い、それから、鉄のくしで丁寧にこそぎ取るということをやって、家族でタオルを共有しないことを徹底していくということでありまして、子ども同士ですぐ感染してしまいますので、シラミがいるとわかったら適切な処置をすぐしなきゃいかんということでありまして、非常にふえているということですので、保育園だけではなくて、やっぱり小学校でもしっかり指導を徹底しなければいけないというふうに思っています。
 以上です。
○竹内清海議長 片岡議員。
○片岡きょうこ議員 市長、部長、御答弁いただきありがとうございました。シラミというと、私は戦後とか、そういうイメージがございましたのでちょっとびっくりしたんですけれども、ふえているということで、これは注意が必要です。かゆいとか、かきむしった後にちょっと血が出て違う感染症になったりとか、いろんな可能性がありますので、注意をしていただきたいと思います。
 次に、感染症サーベイランス上特異な状況が発生した場合、これはどういうふうに対応するんでしょうか。
○竹内清海議長 こども政策部長。
○市來(いちき) 均こども政策部長 各保育園において感染症の状況を入力することで保健所等がデータをキャッチし、同じ感染症が同園で10名以上になった場合はアラートが表示されます。その後、保健所より保育施設の感染症の状況に応じて状況確認等の連絡が入ります。例えばノロウイルス等集団食中毒が疑われ、対応に緊急性を要する場合には直接保健所が保育施設に出向き、状況の把握及び指導を行うことで感染症の増加を最小限に防ぐことができるよう対応策を講じます。このことにより、保育施設は自園の感染症予防対策の見直しを図りながら感染症予防に対するスキルを高めているところでございます。
 以上でございます。
○竹内清海議長 片岡議員。
○片岡きょうこ議員 ありがとうございました。保健所ですとか、行政はいろんな保育施設と感染症の状況を共有しているということ。10名以上になった場合にはアラートが出て早期対応が求められるということで、早期対応、感染症の拡大予防について、こういう取り組みがあるというのを今回初めて知りました。引き続き重大な状態にならないように御尽力をお願いしたいと思います。
 次に、(3)公立保育園のおむつごみの取り扱いについては、来年度より前向きな回収というか、処分ができるように前向きな検討を進めていただけるということで了解をいたしました。ぜひこれは実現をお願いいたします。
 4番のアレルギー対応の取り組みについても、保育士の先生、栄養士の先生、そして保護者の方、皆さんとメニュー読み合わせを月に1回して、重大な事態にならないように対策をしているということでお伺いをいたしました。実際に保護者の現場にいるアレルギーを囲む大人たちというのは大変なストレスの状態でやっていたり、忙しい中でやっていますので、ミスが発生しないように十分注意をしていただきたいと思います。
 次、5番の保育士のメンタルケア及びICT化の推進についても要望させていただいたとおり、今期もメンタルケアを引き続き実施されること。また、国の補助金を使ったICT化、積極的に行っていただくという御答弁をいただき、安心いたしております。全額市費の公立保育園の実現というのはなかなか難しいと思いますが、やはり公立保育園のお母さんも同じ働くお母さんですので、ICT化をしていただいて、保育園の内部の業務も、そしてまた、お母さんと連絡する連絡帳がわりのアプリなどもぜひ導入していただければと思います。これは要望させていただきたいと思います。
 次に、新第1庁舎の整備についてお伺いをいたしました。就学前児童の居場所確保、キッズスペースということで計画されているというお話をいただき、安心しているところでございます。
 また、議場フロアへの授乳室の整備は難しいと。2階におりて使ってくださいというお話がありまして、しようがないかなというところもあるんですけれども、多分、次の新第1庁舎、30年、40年使っていくものだと思います。災害時にもしそういうスペースがあれば、キッズスペース、安心、あそこだったら大丈夫だよというような、もしかしたら避難所としても有効に使えるのではないかというふうに私は考えておりますので、もし可能であれば御検討いただきたい。こちらも要望とさせていただきたいと思います。
 あと、乳幼児を伴う来庁者への配慮についても、通路でかなり広くとっていただいたり、カウンターの脇にバギーを置くことができるというお話をいただきまして、スペース確保と、すれ違いも十分できそうな予感がしております。ありがとうございます。
 それで1つだけ、もしかしたら街づくり部ではないかもしれなくて、管財の内容、財政部さんの内容になるかもしれませんが、1つ要望させていただきたいのがございまして、実は東戸塚区で、去年から自販機でおむつも販売というふうに民間のNPOがスタートしているものがございます。おむつを忘れちゃったとか、使い切っちゃって外で購入したら、こんな大きなパックを買わないといけないというのが今の日本の社会で現状でございまして、ですが、海外に行けば、普通に女性のトイレにこういうおむつは売っておりますので、市川市も2番目に配備した庁舎として、ぜひおむつの自動販売機、検討していただきたいと思います。同時にリキッドミルクも許可されましたし、あとは給湯の設備ですか。ミルクを、もし哺乳瓶で来たら、魔法瓶を持って行かなくても、そこに行ったらお湯をもらえるわというふうになったら、お母さんの行動範囲もかなり広がりますし、負担も減ると思いますので、この給湯器、おむつの自販機、リキッドミルクとか、ちょっと御検討いただければ私は大変ありがたく、また、ほかのお母さんもありがたく思うと思います。
 次、4、本市の環境保全の考え方についてお伺いをいたしました。民有地ですので、緑地の保全というのは非常に難しいのは私も存じ上げております。何とか保全、保護、あるいは逆に育てるという方向に社会が向かっていっていただきたいというふうに願っておりますけれども、(3)番の動植物園は市の所有ですので、ここに関しては質問をさせていただきたいと思います。
 動植物園を環境教育に利用するお考えについてお伺いをしたんですけれども、今の展示ですと、柵があって、ちょっと距離が離れて見るという感じなんですけれども、進んでいる動物園を見ると、アクリルの板で見ていて結構近くまで近づくことができたり、アクリル板の前に木のフーリングというか、餌をやる台があって、餌をあげる時間に動物がやってくるので近くで見ることができるし、安全でにおいもないというようなことがあったりします。また、動物園の環境も、例えばレッサーパンダだったら、竹が生い茂っている中で見ると。もう少し生態に近い、アニマルライツを尊重したような空間づくりというのができないかどうかをちょっと質問させていただきたいと思います。
○竹内清海議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 お答えいたします。
 動物園では、動物が生息している地域の環境の紹介を職員の手づくりパネルなどで獣舎前に掲示しており、今後も来園者が興味を持っていただけるよう創意工夫を図ってまいります。さらに、今後の取り組みとして、施設の長寿命化とあわせて生息地の環境を再現する飼育展示を研究してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 片岡議員。
○片岡きょうこ議員 こちらも前向きな御答弁を賜りました。ありがとうございます。なかなか予算の制限というのがありますけれども、海外の動物園と日本の動物園を比較した、研究されたようなものがネットで検索したら出てきたんですけれども、やはり生物多様性の教育ですとか環境教育、そして地域貢献、いろんな要素を含んだ動物園として、今、たくさんの資本が動物園に入っている。それで海外と日本がちょっと差がついてしまっているというような研究内容でした。たくさんの資本はどこから来るかというと、ほとんど寄附金で賄われているということで、何も税金だけで運営しているわけではないというのが世界のトレンドのようでございました。日本も2011年の震災以降、税額の寄附控除というのが一般化しているというか、かなり浸透してきておりますので、この辺も選択のバーに追加していただけたらどうかなというふうに思います。市川の大事な宝物ですので、ぜひ魅力的なものに進化していっていただきたいと願いを込めて質問させていただきました。
 次に、(4)低炭素化社会に向けた取り組みについて再質問させていただきたいと思います。本市では、一般家庭及び商業施設からの二酸化炭素排出量が増加傾向にあったということですけれども、これは何が原因になりますでしょうか。また、現況はどのようになっていますでしょうか、お伺いいたします。
○竹内清海議長 環境部長。
○大野英也環境部長 市川市地球温暖化対策実行計画の区域施策編の策定に際しまして、部門ごとの二酸化炭素排出量を平成2年度と平成25年度で比較いたしましたところ、一般家庭、これは民生家庭部門からは約7割の増加となっておりました。その理由といたしましては、世帯数の増加、家電製品等の普及率の上昇、さらにライフスタイルの多様化による消費エネルギーの増加などが考えられます。
 次に、商業施設やオフィスビル等、これは民生業務部門でございますが――からの二酸化炭素排出量につきましても、7割近い増加となっておりました。理由といたしましては、第1に延べ床面積の増加が考えられております。なお、現況といたしましては、一般家庭及び商業施設等のいずれからの二酸化炭素排出量につきましても減少傾向に転じております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 片岡議員。
○片岡きょうこ議員 ありがとうございました。人口増もありますし、世帯数の増加もありますし、これは電気機器の増加もあったり、なかなか難しいことだと思います。であっても、やはり低炭素化社会に我々は向かっていかないといけないと思いますので、市でつくる新しい施設、二酸化炭素を固定化する力のあるCO2ですとか、国産材の木材を積極的に使うですとか、貝殻も炭素を固定化しますが、そういうものを道路に少しまぜてやっていくとか、いろんな新しい技術を実験的にできるところは積極的に取り入れていただきたいというふうに考えております。
 以上で環境保全の考え方についての再質問は終わりとさせていただきます。
 次に、道路交通行政について。市内の事故件数が減っているという御報告を拝聴いたしまして、大変ほっといたしました。実際に私も議員になりたてのころに質問させていただきましたときに、私が独自に警察にお電話して調べたら、市内で1日に事故が16件起こっていたんですけれども、これも徐々に解消していくだろうというふうに思っております。
 そこで再質問させていただきたいんですけれども、事故件数が減っていった原因はどのようなものであると分析していらっしゃるのかお知らせください。
○竹内清海議長 道路交通部長。
○横地眞美惠(まみえ)道路交通部長 お答えします。
 交通事故の減少した要因としては、車両の性能の向上、警察の指導や取り締まり強化など、そのほかに市で行っている安全教室や講習会、啓発などによって安全意識が高まったものと思われます。また、市民の方々からの区画線やカーブミラーの維持補修など、交通安全対策に関する御要望につきましては、年間約400件ございますが、その約8割につきまして改善対策を行っております。これらの啓発活動や交通安全対策が交通事故の減少に寄与しているものと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 片岡議員。
○片岡きょうこ議員 御答弁伺いました。ありがとうございます。本当にいろんな要因があって減少というふうになっていると思います。特に私は交通安全対策に関する要望、年間約400件というのを、地道に現場を巡回して現場検証に一緒におつき合いくださっている交通安全課の皆さん、また関係者の皆さんのおかげだというふうに強く認識をしております。私もたびたび助けていただきまして本当にありがとうございました。
 以上で5番目の道路交通行政については終わりとさせていただきます。
 次に審議会、協議会の運営についてですが、(1)は、国の目標40%から60%以下に向けて、いろんな周知活動に御尽力くださるという御答弁をいただきました。
 (2)のICT化を使った出席によって、出席が難しかったいろんな方からも意見をいただくというふうに御検討いただけるということで大変心強く思っております。私も審議会に出ておりまして、大変有用な鋭い御意見をおっしゃる方は学識の先生方でいらっしゃるというふうに経験上感じております。ぜひ毎回欠席されている方がこのことによって少しでも出席につながれば大変うれしいなというふうに思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。
 以上をもちまして、私からの代表質問と再質問を終わりとさせていただきまして、こちらで松井努議員と交代をさせていただきます。ありがとうございました。
○竹内清海議長 次に、補足質問者、松井努議員。
○松井 努議員 清風会の松井努でございます。再質問をさせていただきます。
 まず、第1点目が福栄4丁目の野鳥観察舎についてであります。
 答弁いただきまして、ありがとうございました。現在、解体工事前の調査をされており、また、解体工事に係る発注をしているというふうに伺いました。そして、なおかつ10月末までに事前調査を終えて、来年の3月までには撤去する予定だというふうに伺っております。来年の4月には更地になるということは、幸か不幸か、間一髪のところで市長がかわられまして方向が変換されまして、私自身は行徳に住んでおりますので、野鳥観察舎は大変思い出もありまして、自分も子どもを連れたりして行ったところでございます。なおかつ行徳地区は、御存じのように現在はコンクリートジャングルでございまして、緑が本当にないわけでございまして、あの地域は唯一残された緑の空間かなという気がいたしております。そういった意味では、いい意味で方向変換をしていただいて、また新たにこの地に野鳥観察舎ができるのかなというふうに思っております。そういうことを含めまして、先順位者への答弁で話がなかった分もたくさんございますので、重複は避けて質問していきたいと思います。
 まず1点でございますが、市が最終的に建設をするということは、費用も、応分の負担は市がしますよということでありますので、恐らく県のほうも話に乗ってくれたのかなという気がいたします。そこで県との協議の状況については、改めてその辺の確認をしたいと思いますので、お答えをいただきたいと思います。
○竹内清海議長 環境部長。
○大野英也環境部長 千葉県との協議状況でございますが、市側から、市が観察舎を設置する案を県に提案するとともに、施設整備に関する基本的考え方として、規模、機能、デザイン等に関する素案を提示し、費用負担や運営方法等について協議を重ねております。現在も旧行徳野鳥観察舎跡地を建設候補地として、2020年度当初の開設を目指して鋭意協議を進めておるところでございます。
 以上でございます。
○竹内清海議長 市長。
○村越祐民市長 御質問ありがとうございます。今、部長から答弁がありましたとおり、頑張って県との協議をしているところでありますけれども、この間、野鳥観察舎自体をどういうふうにするかというところに皆さんの関心が集まっていたように思います。あるいは、隣に野鳥病院という非常に希有な施設がありまして、これらの施設をどういうふうに存続させるかというところに非常に関心が集まっていたように思うんですけれども、市でこれから主体的にこの施設を整備していくということに際して、単にその建物だけではなくて、ぜひ公園の全体の管理を市のほうに預けていただけないかと。きのうも中村議員から御質問ありましたけれども、そのことで公園を一体的に、よそからももっと人が集まって楽しんでいただけるような場所にできないかということで、今、鋭意協議をさせていただいております。
 非常に広い公園ですから、単に福栄4丁目のほうから入っていくということではなくて、全体を例えばランニングができるようにするとか、例えば自転車で回れるようにするとか、もちろん自然を大事に守りながら公園全体を楽しんでいただけるようなぐあいにできないものかということで、そういう方向性で今県と協議をしていまして、きのうも答弁申し上げたように、11月以降に解体をされるということでありますから、しっかり協議を加速して、市民の皆さんに喜んでいただけるような格好に何とか持っていきたいなというふうに思っております。ありがとうございます。
○竹内清海議長 松井議員。
○松井 努議員 市長、ありがとうございます。今、私も提案をさせていただこうと思っていたようなお話でございます。あの地域には、あの中の環境美化、清掃、あるいは高校生も一緒に参画をして、あの地域をよくしようという会もあるようでございますし、皆さんが一致団結をして、この地域をよくしようというふうに頑張っている方もたくさんいらっしゃいます。そういう意味では、今、市長が言われたことは的を得ておりまして、ぜひ全体像ですね。1つの野鳥観察舎を核として、市、あるいは県もそこに常駐をしていただいて、一緒に市民と協働していただくという意味では非常によかったのかなというふうに私も感じております。そういった協議を進める中で県からの提案とか、そういうものについては何かあるんでしょうか。
○竹内清海議長 環境部長。
○大野英也環境部長 市が示しました施設の案では、行徳湿地の維持管理などの事業を行うために必要な機能を盛り込み、市の事業と一体的に実施する案としたところでございますが、県からは特に反対の意見はございませんので、市としてはこの方向で進めてまいりたい、このように考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 松井議員。
○松井 努議員 よくわかりました。それでは、今、市長もおっしゃいましたけれども、市としては、市民がいろいろな野鳥を観察するだけではなくて、この施設の中に多目的な機能を持たせるというようなお考えはあるんでしょうか。
○竹内清海議長 環境部長。
○大野英也環境部長 市といたしましては、新野鳥観察舎に盛り込むべき機能といたしまして、観察スペースを初め来館者が気軽に憩える休憩スペース、会議やミニイベントに活用できる多目的スペース、さらに緑地全体を管理するための管理棟機能などを考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 松井議員。
○松井 努議員 大変いい案ではないかと思います。ここを利用した方たち、あるいはサークルを含めて、ここが拠点としてさまざまなイベントをすることにおきましても、そういうものを持たせていただくと大変いい施設になるのかなというふうに思いますので、ぜひ進めていただきたいと思います。
 次に、今後の見通しについて改めて伺いますが、2020年度当初の再開を目指しているということでございますけれども、再開後の施設運営はどのように考えていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。
○竹内清海議長 環境部長。
○大野英也環境部長 今回整備をいたします野鳥観察施設は、現時点では市の施設となりますことから直接運営すべきものと考えております。なお、同施設には、現在、県において行っております緑地管理を行うために必要な機能も付加する予定でありますことから、その管理者も利用することを想定しております。そのため施設運営上の役割分担等につきましても、現在、県と協議を重ねております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 松井議員。
○松井 努議員 よくわかりました。
 最後に、きのう中村議員もおっしゃっておりましたけれども、やはりこれだけのことをやっていくわけでございますから、最終的にはきちんと県と合意をしていただいて、書面等についてもいろいろ考えていただいて、なるべく確固たるものにしていただきたいと思いますけれども、最後に県との合意について、今後の見通しについてはどのように考えていらっしゃいますか。
○竹内清海議長 環境部長。
○大野英也環境部長 市といたしましては、できる限り早期に費用負担を含む詳細につきまして県と合意ができるよう、引き続き協議を進めてまいります。
 以上でございます。
○竹内清海議長 松井議員。
○松井 努議員 ありがとうございました。私もこの質問につきましては初めてするわけでございますが、やはり広報や、あるいは市長がかわられてからこの地域が変わるということを、市民の皆様から多くの質問等がございました。私自身も詳しくわからない部分もございまして、ぜひ聞いていただきたいということでございまして、少し勉強させていただきまして調整をさせていただきました。その中で、きょうはいろいろ概要が見えてまいりましたので、地域の皆様にはきちんとお伝えをしたいというふうに思います。ありがとうございました。
 次に、塩浜の市有地についてお伺いいたします。これは前にも一度質問したことがございます。にぎわいのあるまちづくりへの市の取り組みについてであります。やっと区画整理が進捗をして許認可がおりまして、今、いろいろな形で造成が進んでいるわけでございます。答弁で大体わかりましたけれども、その中で、昨年、市場調査アンケートを行われたと。大分時間もたってまいりましたけれども、市場アンケートの中につきまして、市は具体的にどのような形の中で取り組みをしてこられたのか。俗に言うアンケート調査についてお伺いをしたいと思います。
○竹内清海議長 街づくり部長。
○菊田滋也街づくり部長 昨年3月と10月に不動産開発、スポーツ、商業など、さまざまな業種の企業45社に対しアンケート調査を行いました。内容は、具体的に考えられる施設の種類とか、どのような事業がここで成り立つのか、また事業が成り立つ理由などです。調査の結果、18社より回答がありまして、事業が成立する施設として、具体的には飲食街やホームセンター、コンサートホール、スポーツ施設、アウトドア施設、こうした具体的な施設の種類が挙がりました。また、市有地だけではなくて、塩浜地区全体の計画や事業性を踏まえた提案をしたいと、こういう意見もございました。
 以上でございます。
○竹内清海議長 松井議員。
○松井 努議員 わかりました。ただ、大分時間も経過をした割には、どのような形になったのか。あるいは、当然、市長もかわられるということでございますので、それを市のほうも待っておられて、市長の考えもあるのかもしれませんけれども、区画整理が進捗すると同時に市の考え方、あるいは、どういうふうにするかにつきましては考えていく必要があろうかと存じます。特に公園用地の横に広大な、最後の市有地が海に面してあるわけでございまして、残された大変大事な市川市の市有地かなと。あるいは、市川市は海がないということで行徳と合併したという経緯もございまして、ぜひ行徳の海、東京湾の海を市川市のいろいろな形の中で残していただきたいなという1人でございます。
 そういった意味で、結局、お金だけもうかればいいとか、もうかる事業に貸せばいいとか、そういうことではないと思いますし、いろいろな形の中で、市川市にとって大変貴重な施設、あるいは、そういうもの、考え方、あろうかと存じます。今後、ありとあらゆる形の中で考えが出てまいるのかなという気がいたしております。そうかといいまして、市が第三セクターをつくって、もしかしたら失敗をするかもしれないというようなことはやはり避けなきゃならないでしょうし、かといって、全て民間に任せればいいのかということでもありませんし、そういった意味で、調査に対して、市のほうはどのような捉え方をして、今後はその評価をどういうふうに考えていらっしゃるかについてお伺いしたいと思います。
○竹内清海議長 街づくり部長。
○菊田滋也街づくり部長 アンケート回答の中で事業が成立する理由として挙げられましたのは、首都圏へのアクセスがよい、駅から近いなどの交通利便性の高さです。また、運営の立地が生かせるや、都心部で人口も多く、広域から集約が可能である、こういうことや、東京ディズニーリゾートが近くにあり、その相乗効果も期待できるという意見もありました。これらアンケート結果からも、交通条件のよさと恵まれた自然環境の立地、ポテンシャルを生かせる場所であると評価をしております。今後も検討を重ね、魅力あるまちづくりを行ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 市長。
○村越祐民市長 先生御指摘のとおり、この塩浜2丁目の市有地というのは市川市にとって最大の財産の1つだろうというふうに思っています。ようやく区画整理の事業が終わって、民間の事業者の皆様も、それぞれいろんな考えをお持ちで、今後に向けていいプランを練っておられるというふうに聞いておりますので、その方々との事業の親和性というものも考えなければいけませんし、そうかといって、御指摘のとおり、市の大きな財産でありますので、市としてしっかり方向性を決めて、また、議会の皆様からの御意見もいただいて、いい方向性を打ち出したいと。それもなるべく早く行いたいと思っておりますので、引き続き鋭意検討してまいりたいというふうに思っています。
 以上です。
○竹内清海議長 松井議員。
○松井 努議員 市長、大変心強いお答え、ありがとうございました。まさにそのとおりでございまして、市民の声、そして議会の皆さんの意見、全てさまざまなことがあろうかと存じます。拙速にならず、しかしながら、なるべく早く進捗をしていただいて、シティセールスができるような市川市にしていただきたい。森田知事があの元気な声でよくテレビでPRになられて、千葉県は森田さんという知名度はすごくて、一般県民、市民も、やっぱり森田県知事というのは有名な人なんだなというような感じがしております。市長も大変若くして市長になられまして、さまざまな形で国会議員も務めたわけでございますけれども、市議会は初めてのことだと思います。ぜひ努力をされまして、なるべく円滑に多くの皆さんの意見を聞いていただきまして、市川市政、特に地域の発展のために御尽力いただきますことをお願い申し上げまして、清風会の質問を終わります。ありがとうございました。
○竹内清海議長 この際、暫時休憩いたします。
午前11時49分休憩

代表質問 新しい流れ(かつまた竜大議員)

午後1時開議
○竹内清海議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1議案第15号から日程第27報告第16号までの議事を継続いたします。
 新しい流れ、かつまた竜大議員。
〔かつまた竜大議員登壇〕
○かつまた竜大議員 会派新しい流れのかつまた竜大です。通告に従いまして、代表質問を行わせていただきたいと思います。今回、私は初回総括2回目以降一問一答ということで行いたいので、よろしくお願いいたします。今回、4つの大きな質問を上げております。順番に質問させていただきたいと思います。
 まずは、外環道路に対する市の考えについてということです。
 この外環道路の問題に関しましては、今定例会も多くの先順位の方が質問されております。また、6月定例会においても、代表質問で詳しく質問されている方がいらっしゃいますが、6月の開業から約3カ月経過をしまして、より詳しくわかることもあるんじゃないかということでまずお聞きしたいと思います。
 まず第1に、私が一番、非常に関心を持っているところでございますが、菅野ふたかけ部です。ちょうど京成菅野駅のところでございますが、ここの整備内容及び工事の進捗状況について伺いたいと思います。
 こちらは御存じのように、あそこにふたをかけて北側と南側を整備するという内容でございますが、以前、私は東京外郭環状道路特別委員会の委員を8年ほどしておりまして、その間もふたかけの状況というのは、他市等、たしか2回ほど視察にお邪魔していると思うんですが、非常に興味を持っております。ここに関してお伺いをしたいと思います。
 続きまして(2)といたしまして、環境施設帯の工事の進捗状況について、これも先順位の方が聞かれたりしておりますが、私としましても、この問題に関してお伺いをしたいと思います。
 そして、(3)開通後の市内事業者の声及び商業への影響についてということであります。
 3カ月経過した中で、実は外環道路のお近くで御商売をされている方からいろいろと御意見、声等をお聞きしております。いい面ばかりというか、報告をされておりますが、一方でいろいろお困りの方などもいるようでありますが、そういった点、どのような声があるのか、市はきちんと把握をしているのか。また、やはり商業への影響ということですね。特に外環道路が開通したことによって、本当におかげさまでというか、特に市内の中の交通量が一挙に減ったということで、交通量が減ることによって、逆に御商売をされている方などは当然悪影響を受けたりしているのではないかと、その辺が気がかりでございますので質問をさせていただきます。
 続きまして大きな項目、ごみ問題についてということです。このごみ問題に関しましても先順位の方もされておりますが、我が会派なりの質問をしていきたいと思います。
 まず(1)としまして、減量化の取り組み及び市民への働きかけについてということであります。
 実はこの減量化の問題に関しまして、以前、私が環境文教委員会の委員だったとき、視察がございまして、仙台市を視察したことがございます。仙台市は政令市でございますけれども、ごみの減量化ということに非常に力を入れて取り組んでおりました。ワケルくんというキャラクターを前面に使いまして、ごみの減量化ということを市民に働きかけていました。実際、仙台市のスローガンといいますか、こんなことを言っているんですけれども、「今こそ3R!」、3つのRですね。この3つのRというのは、1つ目がリデュース、減量、2つ目がリユース、再使用、3番目がリサイクル、再資源化ということで、特に減量という部分、リデュースに力を入れているように私は思いました。市川市では、ごみの減量化について市民にどのように働きかけているのか、その内容や方法について伺いたいと思います。
 また、私自身がそうなんですが、マンションに住んでおります。マンションの住民でございます。管理組合にもかかわっておりますけれども、マンションの管理組合等は減量の一環ということで、集団資源回収を行うことにより、かなりのごみが資源化され、処分されるごみの量が削減されると私は考えております。現在、集団資源回収が実施されている団体数や回収品目についてお伺いしたいと思います。
 続きまして、ごみの(2)ごみの堆肥化及びコンポストの導入についてでございます。
 本市では、生ごみの発生抑制を目的としまして、生ごみを堆肥化するコンポスト容器等の購入費補助制度がございます。この補助の内容と実績について伺いたいと思います。
 また、生ごみの資源化を市民にアピールするために、生ごみの回収ステーションなどを設けることができないか伺いたいと思います。この生ごみの問題に関しましては、既に議会の中でもいろいろと議論されております。この問題に関しても伺いたいということです。
 続きまして、大きな質問の3番目でございます。これは子どもの遊び場確保について、(1)、(2)ということで質問させていただきたいと思います。
 まず、(1)公園及び青空こども広場の現状及び今後の計画についてということです。
 今、いろんな報道がございますけれども、子どもたちの体力が低下しているというような報道がよく見受けられます。そういった中、子どもたちが本当に伸び伸びと遊べる遊び場を確保できないかということで、公園の中で遊べる広場。公園もいろいろございますけれども、公園の中で子どもたちが遊べる広場及び青空こども広場の箇所数及び広場はどれぐらいつくる計画か。今後の計画に関してお伺いしたいと思います。
 次に、屋内の遊び場の今後の計画についてということであります。
 先月でございますが、8月11日に千葉日報で報道されておりました「屋内遊び場子連れ急増」ということで、こういった新聞なんですけれども、これを多分お読みになられた方もいらっしゃるかと思いますが、ことしの夏は猛暑でした。熱中症で、ひどい方はお亡くなりになられた方がいらっしゃいまして、こういった中、子どもたちも外遊びをさせることをあえて保護者の方がちょっとやめさせようとか、御心配された方はたくさんいらっしゃるかと思います。実際、この記事の中でも「猛暑続き外で遊べず」と見出しがございまして、また、屋内の遊び場というものがあって、子連れのお客さんが急増している。県内も都市部中心に人気ということで、実はこの中には、市川市の商業施設ニッケコルトンプラザにも、そういった屋内遊び場があるということが記事として書かれているわけであります。
 これを見まして、多分、地球温暖化の影響もあるかと思いますので、今後もこういった猛暑が続いていくのではないかということで、やはり屋内の遊び場が必要ではないかなという思いを持ちまして、いろいろ調べさせていただきました。そうしたところ、栃木県の足利市に、市としまして、屋内の遊び場にいろんな形で補助しているところがあるというので、これは名前はキッズピアあしかがというところなんですけれども、視察に行ってまいりました。ここは、こういったパンフレットもあるんですけれども、このパンフレットに書かれているのは、足利市はキッズピアの遊具や運営費を補助していますということで、視察をしてわかったことは、一番大もとになる基本方針としては、屋内子ども遊び場は単なる遊び場としてではなく、子どもの運動機能向上や子育て世代の交流の場となるような機能を備える施設を目的に、屋内子ども遊び場を通して子どもたちの運動機能の向上及び子育て世代の交流促進に努めますという基本方針を持って、広さは約1,551㎡。そして特徴的なものは、80分で入れかえ制になっておりまして、全部で5クールあると。1回のワンクールの中で約200名ほど入場できる。特に、これはまさに足利市が補助しているからという部分があるんですが、利用料金が子ども、保護者とも、ワンクールにつき1人100円というお値段であります。こういった施設がございまして、屋内の遊び場、さらには市の補助、こういったものを考えること、検討することはできないのかということをお伺いしたいと思います。
 続きまして、最後の大きな質問です。市川市の医療にかかわる問題についてということで、(1)としまして、市川市における医療の課題をどのように捉えているのか。そして(2)は、市川市リハビリテーション病院の民営化についてということ。この2点について聞きたいと思います。
 まず(1)に関しましては、リハビリテーション病院がある。市川市といいましても、市域は非常に広いわけでありまして、地域によって、医療の課題というのはいろいろあるかと思います。特に交通の便利なところ、電車等の利用が便利なところは余り大きな問題はないのかなと思いますが、まさにこの市川市リハビリテーション病院がある北東部地域に関しては、いろいろな医療の課題があるのではないかと私は捉えております。そういったことが市川市リハビリテーション病院のさまざまな問題に関して影響を及ぼしているんじゃないかと考えておりますので、特に北東部地域における医療の課題、どのように捉えているのかお伺いしたいと思います。
 そして最後、(2)市川市リハビリテーション病院の民営化についてということであります。
 これに関しましては、既に先順位の方、いろんな御質問をされております。さまざまな意見があるかと思いますが、ここで1つ、皆さんに確認をしておきたいと思うことは、これは1年前の2017年の2月定例会のときに当時の保健部長が答弁されていたことでありますけれども、私がまとめた文章なんですが、ちょっと読ませていただきますけれども、市川市リハビリテーション病院は1998年、平成10年に、来るべき高齢社会に向けて市川市に寝たきりの人をつくらないという基本理念のもと、県内2番目のリハビリテーション病院として開設されました。しかしながら――しかしながらといいますか、開設当初の8年間は東葛南部で唯一のリハビリテーション病院でありましたが、その後、周辺の八千代市、習志野市、船橋市にリハビリテーション病院が開設され、競合が起きている状況ですということで、20年前にオープンしたんですけれども、それから8年経過して、12年前ぐらいから周辺に同じようなリハビリテーション病院ができたことによって競合が起き、そして、そういった中で運営といいますか、いろいろと厳しい状況が生じてしまったのではないかと、このように私は捉えております。いずれにせよ、この民営化に関しまして、改めてもう一度、市としての考え方をお伺いしたいと思います。
 以上、新しい流れの代表質問です。御答弁によりまして再質問させていただきたいと思います。
○竹内清海議長 答弁を求めます。
 道路交通部長。
○横地眞美惠(まみえ)道路交通部長 私からは外環道路に対する市の考えの(1)についてお答えします。
 菅野ふたかけ部につきましては、菅野駅北側及び南側の駅前整備と、菅野駅北側に仮称菅野駅北口公園の整備を予定しております。
 初めに駅前整備でございますが、道路事業者、交通管理者、またタクシーやバスなどの交通事業者、そして地元自治会と協議を行っているところでございます。道路事業者におきましては、駅の北側にバスなどの大型車両の通行できる道路を整備し、バスやタクシー、福祉車両の乗降場を設け、駅の南側につきましても、将来バスが通行可能となるような道路整備を行い、北側と同様にタクシーや福祉車両の乗降場を設ける計画としております。本市におきましては、駅の南北両側にタクシープールや、それぞれ100台程度収容できる駐輪場を整備する予定で協議しております。また、駅の南側にはクロマツを植栽し、平田緑地と連続性を持たせる整備を行います。
 次に工事の進捗状況でございますが、今年度、京成電鉄株式会社が菅野駅のバリアフリー化工事に着手し、平成32年度までの予定で工事を実施いたします。このバリアフリー化工事とあわせまして、道路事業者が菅野駅を南北に横断する歩道橋の工事を予定しておりますので、本市の駅前整備の時期につきましては、バリアフリー化工事の後に実施する工程で道路事業者と調整をしているところでございます。今後は、この工事実施時期に向けて引き続き関係機関と協議し、計画を取りまとめるとともに、国道の道路占用の手続等を進めてまいりたいと考えております。
 続きまして、仮称菅野駅北口公園の整備につきまして御説明します。駅寄りの遊具ゾーンと称した公園には複合遊具や健康遊具を配置し、道路を隔てた北側の自由広場ゾーンと称した公園には、築山を初めパーゴラやベンチ等の休憩施設を配置する計画としております。工事のスケジュールとしましては、事業者が外環の発生土を利用した築山や整地の工事とあわせて実施するクロマツ植栽の後、平成31年1月から3月までの工程を予定しております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 街づくり部長。
○菊田滋也街づくり部長 私からは外環道路の(2)にお答えします。
 環境施設帯には歩道、自転車道、副道、植樹帯、遮音壁が設置されます。これらの工事の進捗としては、既存の電気、ガスなどのライフラインを調査しながら施工しており、今年度末までの予定となっております。
 なお、菅野通り周辺から国道14号周辺までの菅野ふたかけ部、京葉ジャンクションのランプ工事につきましては、次年度以降も継続して施工するとのことであり、また、植樹は植えかえ時期に適した冬に行う予定となっています。遮音壁脇や歩道部には高木が植樹され、遮音壁脇にはシダ、カシ、ソヨゴ、ヤマモモ、また歩道部にはモチノキ、クロガネモチやタブノキなど、地域の環境や景観性、適正を配慮して剪定しており、主要交差点には道路景観のアクセントとなるシンボルツリーを植えることとしております。また、遮音壁は吸音効果の高い金属製吸音パネルとしておりますが、交差点付近には視認性、安全性をより確保するため、投光パネルを組み合わせたものとなっております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 経済部長。
○関 武彦経済部長 (3)の開通後の市内事業者の声についてお答えをいたします。
 外環道路が開通して以降、市内事業者からどのような声が出ているか、市内経済団体に確認しましたところ、まず工業分野ですが、湾岸地域の企業からは、物流における利便性が高まった、外環開通により、湾岸から首都高、常磐道、東北道へのアクセスがよくなり、移動時間が短縮されたとのことでした。特に最近では、外環の開通に伴い、湾岸地域に大規模な物流倉庫が相次いで建築されており、増加傾向が見られます。次に商業関係者からは、移動が便利になり商品の発送がスムーズになった、市外からのお客さんを呼び込む機会がふえたなど前向きに捉える声がある一方で、郊外のショッピングセンターに消費者が流れるのが心配だなどの声も聞かれております。このように、事業者の声から本市商業への影響につきましては、まだまだ見えないところはありますが、千葉県が行う消費者購買動向調査の結果を踏まえ、さまざまな角度から情報収集してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○竹内清海議長 清掃部長。
○大平敏之清掃部長 私からはごみ問題についての御質問にお答えいたします。
 初めに、減量化の取り組み及び市民への働きかけについてお答えいたします。
 本市では、ごみの減量化についてさまざまな取り組みを行っております。具体的な例といたしましては、本市の清掃キャラクターであるキラリン、ピカリンを活用し、保育園、幼稚園に通う幼児向けに、環境の意識を高める目的で、ごみと資源物をわかりやすく説明するごみ分別教室を実施しております。また、小学校4年生を対象といたしまして、環境学習用副教材「ごみ探偵団が行く!」の冊子の配布や、クリーンセンターの見学の際にごみになるものを減らすリデュース、物を再使用するリユース、再び資源として利用するリサイクルの3Rについて出前授業を行っております。そのほかには、ごみの減量と資源化に関するさまざまな情報を掲載した「じゅんかんニュース」を年4回発行し、自治会での回覧をお願いしております。さらに、分別についての検索やごみ収集日を通知するごみ分別アプリの配信、市公式ウエブサイトや「広報いちかわ」などにより、ごみ減量に向けた周知啓発に取り組んでおります。
 次に、集団資源回収につきましては、現在、資源の再利用とごみの減量の促進を図る目的で市民の集団資源回収活動を奨励しております。集団資源回収を行っている団体は自治会、子ども会、マンション管理組合などがあり、実施団体数は現在307団体となっております。そのうち、マンションで集団資源回収を実施している団体は193団体あります。マンションで集団資源回収を実施している193団体のうち122団体につきましては、全ての回収品目である瓶、缶、布類、古紙類の回収を行っております。そのほかの団体は、缶や古紙類のみなど単品で集めているか、もしくは幾つかの品目を組み合わせまして回収を行っております。
 続きまして、ごみの堆肥化及びコンポストの導入についてお答えいたします。
 現在、補助対象となるコンポスト等は電気を利用せず、微生物の働きで生ごみを発酵分解し、堆肥化を行う生ごみ堆肥化容器、いわゆるコンポスト、または容量を減少させる生ごみ減容化容器であるミニ・キエーロの2種類が対象になります。補助額は容器1基につき、購入価格の2分の1に相当する額で3,000円を上限とし、1年度につき、1世帯2基まで補助しております。補助実績につきましては、生ごみ堆肥化容器は平成27年度76基、28年度67基、29年度43基、平成30年度につきましては、7月末現在で8基となっております。また、平成29年8月よりミニ・キエーロを補助対象に加え、平成29年度が2基、30年度は7月現在で1基の補助を交付しております。
 次に、生ごみの回収ステーションの設置についてでございます。生ごみの減量につきましては、燃やすごみの減量を進める上で重要な課題と考えております。また、生ごみの回収ステーションの設置につきましては、例えば公共施設に大型のコンポストを設置するなど拠点をつくり、生ごみを資源化することが考えられますが、その公共施設の設置目的や施設利用者への配慮、コンポスト容器の管理、でき上がった堆肥の活用先の確保など課題も多く、調査研究が必要と考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 こども政策部長。
○市來(いちき) 均こども政策部長 子どもの遊び場確保についての2点の御質問にお答えいたします。
 初めに、公園及び青空こども広場の現状及び今後の計画についてでございます。公園と青空こども広場の現状を申し上げますと、公園は412カ所のうち、主に児童を対象とした公園が341カ所、青空こども広場は4カ所ございます。今後の広場の計画でございますが、子ども・子育て支援事業計画では、平成31年度には青空こども広場は10カ所としております。今後の整備につきましては、外環環境施設帯の整備状況に応じて見直しを図ってまいります。
 次に、屋内の遊び場の今後の計画についてでございます。本市の子どもの遊び場としてこども館がございます。こども館は赤ちゃんから18歳未満の子どもたちの遊び場で、遊びを通して子どもたちの健やかな成長を育み、情操を豊かにするための施設でございます。中央こども館では、小学生以上を対象にミニバスケットや卓球などの軽スポーツが楽しめます。また、1階から2階へつながるアスレチック型遊具があり、2階には冒険気分が味わえる光のトンネルがございます。そのほか、2階の部屋では粘土や簡単な工作が楽しめ、乳幼児専用コーナーには絵本や乳幼児玩具などがございます。そのほかのこども館でも年齢ごとに部屋を使い分け、卓球など体を動かし、遊ぶことのできる交流スペースや乳幼児コーナーがございます。屋内の遊び場の今後の計画につきましては、御提案のありました足利市の屋内の子どもの遊び場も参考にさせていただき、市川市の子どもにどのような場の提供が必要なのか検討してまいりたいと考えております。現段階では、こども館などの屋内の施設の利用をさらに活用していただけるような取り組みをしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 保健部長。
○鹿倉信一保健部長 私からは市川市の医療にかかわる問題についてお答えをいたします。
 初めに、市川市北東部地域の医療に関する課題についてであります。この地域は、65歳以上の高齢者の占める割合が市内の平均値よりも高く、高齢化が進んでいると言えます。そのため、今後は在宅医療などの高齢者向けの医療ニーズが増加することが予測されます。しかしながら、この北東部地域には病床数が20床以上である病院が市川市リハビリテーション病院と大野中央病院の2カ所。このほか、病床数が20床未満である診療所を含めても、医療施設が決して多いとは言えない地域となっています。これらの事情を踏まえますと、北東部地域の医療課題といたしましては、今後増加が見込まれる高齢者への医療ニーズに対してどのように安定した医療を提供していくかであると思われます。
 次に、リハビリテーション病院の民営化についてであります。団塊の世代が全て後期高齢者となる2025年を見据えますと、現在提供しております脳血管疾患や骨折に対する回復期リハビリテーション医療の充実はさらに増加することが見込まれます。そのため、民営化後も現在の機能を維持しつつ、長期的かつ安定的に医療を提供していくことが重要であると考えております。このことから後継法人に対しましては、現在の医療提供体制である回復期リハビリテーション病床の100床と外来診療を継続することを求めてまいります。その上で高齢者が増加していくことで、これまでの回復期リハビリテーション医療の提供だけではなく、急性期の治療が完了した方への在宅復帰に向けた医療の提供を初め訪問リハビリテーションの充実強化による在宅療養者への支援、また、このような在宅療養者の症状が悪化した場合に受け入れが可能となる地域包括ケア病棟の設置などが必要であると思われます。このような病院機能と北東部地域の医療課題も踏まえ、地域に開かれた医療機関としての役割もあわせて求めてまいりたいと考えております。このようにリハビリテーション病院を民営化することで、これまでの医療提供体制の継続だけでなく、さらなる病院機能の充実強化を図っていくことは、北東部地域の皆様のみならず、市民の皆様にとっても大きなメリットであります。そのためにも、後継法人には地域医療の充実にも積極的に取り組んでいただくよう強く求めてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○竹内清海議長 答弁が終わりました。
 かつまた竜大議員。
○かつまた竜大議員 それぞれ答弁をお伺いしました。どうもありがとうございます。早速、一問一答ということでございますので、大項目ごとに再質問をさせていただきたいと思います。
 まず、外環道路に対する市の考えについてということです。
 最初に、菅野ふたかけ部の整備内容及び工事の進捗状況について答弁いただきました。内容はよくわかりました。一番大きな課題としましては、京成電鉄さんのほうは菅野駅のバリアフリー化の工事があるということで、これは前に過去の議会でも答弁されていたかと思いますけれども、どうしても平成32年ぐらいまで時間を要すると。まずは京成菅野駅のバリアフリー化をやってからと。その工事の関係で、北も南もふたかけの整備のほうに入れないと、このような御答弁であったのかなと思います。いずれにせよ、図面のほうもこんな感じで考えていますということで、上部利用計画案というものを頂戴しましていろいろと御説明をいただきました。時間がかかるということは、これは京成電鉄の都合もあるので仕方がないかと思いますが、非常に期待をしております。
 特に今まで京成菅野駅は、外環が通る前は、北側のほうはたしか市川学園の幼稚園があって、そして南側のほうは民家が建ち並んでいるような状態。その向こう側に平田緑地が見えるというような、そういう状況だったかと思うんですけれども、ふたかけのところがきちんと完成をしますと、菅野駅の北側も南側も大きく景観が変わると思います。そういった意味では、ふたかけの部分が完成することによって、また、先ほど御答弁の中にはクロマツの植栽ということもおっしゃっていましたけれども、平田緑地のクロマツとふたかけ部分のクロマツの植栽ということで、市川がクロマツの町であるということ。そういったことを市外の方にもアピールするのに非常にいい場所になるということで期待をしております。まだまだ定まらないところ、バスはどうなるのかとか、いろんなことがあるようでありますけれども、今後、この菅野駅のふたかけのところが非常にいい形で、そして、市民の皆さんの利便性がよくなるような形を願っておりまして、今後もこの進捗状況のほう、見守っていきたいと思います。
 続きまして、環境施設帯の工事の進捗状況についてということもお伺いをしました。6月2日、開通をしたとき、国交省もNEXCOも、おくれている状況だったので、まずは専用部と国道298を何とか先に開通させなければならないという中で、環境施設帯の工事もおくれているという状況かと思います。それによって、今定例会でも国分5丁目、6丁目の皆様からのさまざまな声があったようでありますけれども、本当は全部一緒に完成するのがよかったのかなと思いますけれども、さまざまな問題が生じておるようであります。
 そこで、(2)に関しましては再質問をさせていただきたいんですけれども、いざ外環道路ができ上がりますと、特に298の部分なんですが、環境を守るためには遮音壁が絶対必要なんですが、遮音壁がまるでパイプのようにずっと通るという形の中で、私もそうなんですけれども、いざ国道298を通っていると、今、自分がどの場所にいるか非常にわかりにくいというか、ようやく最近、私も何回も通る中でこの辺の位置にいるということがわかってまいりましたが、多くは透明な遮音壁ではなくて、遮音効果の高い金属製の遮音壁で覆われている状況なので、どこを走っているかわからないという、そんな問題があります。そういった中で、例えば側道の部分など、どこを曲がったらいいかわからない、左に曲がったらいいか、右に曲がったらいいかわからないということで、ゆっくり走っている車なんかもお見かけをしますので、この国道298号に案内板等を設置することはできないものか。それに関してお伺いをしたいと思います。
○竹内清海議長 街づくり部長。
○菊田滋也街づくり部長 おっしゃるとおり、国道298号を利用した方から、遮音壁の設置により同じような景色が連続することで現在地がわかりづらい、こういう声をいただいております。利用される方が快適に国道を利用できるよう案内板を設置するなど、道路事業者である国に対して働きかけてまいります。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かつまた議員。
○かつまた竜大議員 お伺いしました。そういった要望等がありますので、ぜひよく聞いていただいて、実現可能なところはよろしくお願いをしたいと思います。
 (3)市内事業者の声及び商業への影響についてということでお伺いしました。実際、まだ開通して3カ月という状況ですので、これからかなと思います。まだ把握もしっかりできてないところもあるかと思いますが、市民、事業者の方からは、いろいろ声も聞いているところがございますので、小さな声であっても、しっかりと聞いていただいて、可能な部分は対応していただければありがたいと思います。ぜひ経済部長には、その辺よろしくお願いしたいと思います。
 大きな質問は、外環道のほうはこれをもって終わりたいと思います。
 続きまして、ごみ問題です。減量化の取り組み及び市民への働きかけについてということで答弁をお聞きしました。市川市としましても、さまざまな取り組みをされているということ、よくわかりました。市川市の清掃キャラクターはキラリン、ピカリンということで、仮本庁舎の1階にもちゃんとのぼりがあって、何の回収だったか忘れちゃったんですけれども、回収箱も設置してあって、いろんな形で努力をされていると。私、ここで非常にいいなと思うのは、この1階ではプリンターのインクを回収してくださっている。最近、量販店とかであの回収のボックスを置いてないところが多いので、あれは非常にありがたいなと思っております。あれはリユースのほうになるんでしょうかね。再資源化でやってもらうということで大事なことかと思います。
 ただ、先ほど私は仙台市の取り組みを御紹介させていただいたんですけれども、減量化のことで、例えば生ごみなどは非常にまたおもしろいというか、いわゆる宣伝といいますか、市民の皆さんに対しての周知というところなんですけれども、非常に努力をされているなと思います。そういった部分、ちょっと御紹介をさせていただきますと、例えば生ごみに関しましては、仙台市のほうですと、これは3つの「きる」で生ごみ減量、家庭ごみの8割は減量可能ですということで、食材は使い切る、料理は食べ切る、ごみに出すときは水けを切るということで、この3つの「きる」ということを宣伝してうたっておりまして、仙台市に視察に行ったときに、ちょうどあそこは市営地下鉄だから可能かなと思うんですけれども、市営地下鉄の皆さんが改札をおりて歩いて行く通路にこういった文言が書かれた。さらに、そこに仙台市のキャラクターであるワケルくんがぼーんと載っかっていて、裏に照明が仕掛けてあって、光るカラーの看板がついておりました。やっぱりこういった仕掛けがあると、市民の皆さんに対する周知というのは徹底していくと思うので、こういった取り組みも、今後、市川市ももう少し工夫をされていくべきではないかなと思うんですけれども、視覚的な工夫、さらには公共施設のチラシやポスターの掲示など、そういう積極的な周知を行ってはどうかと思いますが、そこをお伺いしたいと思います。
○竹内清海議長 清掃部長。
○大平敏之清掃部長 お答えします。
 ごみ減量の周知といたしましては、今年度から行徳支所や大柏出張所などに住民票交付の待ち時間などに見ていただけるよう、ごみの分別や指定袋に関する周知用ポスターを掲示しております。そのほか、3R推進月間をお知らせする懸垂幕を仮本庁舎と行徳支所にかける予定でございます。今後につきましては、他市の事例等を参考に、市民に認知しやすく効果的な周知啓発に努めてまいります。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かつまた議員。
○かつまた竜大議員 部長、お伺いしました。ぜひ積極的にお願いをしたいと思います。
 あともう1点でございますけれども、(2)のほうです。生ごみの回収ステーションの設置に関しては課題が多いということで御答弁お聞きしました。でも、生ごみの資源化というものは、やはりごみの減量施策をやっていく上で非常に役に立つと私は考えております。ほかにコンポストの利用を推進する施策を考えていないのか、そこに関してお伺いをしたいと思います。
○竹内清海議長 清掃部長。
○大平敏之清掃部長 お答えします。
 現在、コンポスト容器等を活用した生ごみの減量につきましては、市内各小学校に協力をお願いいたしまして、においが出にくいミニ・キエーロを希望する学校に配布し、環境学習に役立ててもらうことを検討しております。児童の皆さんに生ごみが減ることを体験してもらうことで、保護者の皆様にもコンポスト容器等の有効性を広めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 市長。
○村越祐民市長 議員御指摘のとおり、コンポストというのは非常に有用なものだというふうに思っています。ただ、部長から答弁ありましたとおり、ちょっと課題、調査研究が必要だというふうに思っています。私も市長になりまして、ごみの問題、6月定例会でもいろんな議論をさせていただいて、今までよりも関心を持って勉強させていただいているところです。
 せんだって北米に行ったときに、これまで余り気にしていなかったんですけれども、ごみ行政がどうなっているのかというのをちょっとつぶさに見てきたんですが、皆様には御案内かもしれませんけれども、そもそもごみ箱というのは、コンポストというごみ箱があります。それから、ごみ、リサイクル。この3つのごみ箱が置いてあって、生ごみ、あるいは、それに準ずるものを、堆肥をつくるために行政が隅々で集めているわけです。それは、恐らく3Rというものからゼロ・ウェイストという考え方で、そもそもごみをなくしていくんだ、ごみを出さないんだという考え方に移行しているわけです。
 一番の問題は、北米はごみを埋めているんです。我々は基本的にごみを燃すという習慣があります。聞くところによると、世界中の焼却炉の8割、9割方は日本に集中しているという話も聞いたことがあります。基本的に我々はごみを集めて燃す。だからこそ、焼却炉の性能も非常に上がっていて、基本的にそんなに環境を害するような煙は出ないところまで焼却の技術は上がっているということであります。ですから、我々はごみを燃す前提にごみ行政というか、ロジができ上がっていて、そこをどう考えるのかということが今後の1つのポイントなんじゃないかなというふうに思っています。
 そこに来て、我々はクリーンセンターの寿命が来てしまうということで、建てかえをしなければいけない。そのときになるべく費用負担が高くならずに済むように、今、仕組みを一生懸命考えているところでありますけれども、やはり中間処理したごみをよそに持っていっている状況で、最終的に埋めなければいけないものを減らさなければいけないときに、議員御指摘のとおり、生ごみをそもそも減らして、それを堆肥にして有効活用するというのはとてもいいアイデアだというふうに思います。ただ、課題というのは、例えば堆肥をつくって、我が市川が世界に誇る梨畑で堆肥を使っていただくということができれば一番いいと思うんですけれども、それぞれ農家の皆さんが工夫を凝らして栽培されていますから、果たして生ごみからつくった堆肥が農家の皆さんのおめがねにかなうようなものであるかどうかというのはなかなか難しいという話も聞いています。他方で、御自宅でコンポストをやって、その堆肥を畑にまいている方もおられるとも聞いています。どうやって品質を安定化させるか。あるいは、北米ではコンポストというごみ箱を、1週間に1回集めたものを道に出すと、ロボットアームがついた近未来的な大きい車が回ってきて、手ががっと出てきて自動的にごみを回収していましたけれども、日本の道路事情から言って、そういうごみの集め方はそもそもできません。ですので、ごみ回収ステーションを狭い市川の町の中でどうやるかというのがやっぱり1つの課題になろうかと思います。
 ただ、子どもたちに例えば生ごみを週に1回学校に持ってきていただいて、そこでコンポストをやって学校の校庭にまくとか、いろんなふうに使って啓蒙していって、市民と一緒になって、ごみをそもそも出さない、あるいは出たものは有効に活用するというような流れをつくっていけば、この間、燃やすごみを3回集めるのか2回集めるのかということでさんざん議論をさせていただいていますけれども、そういう心配ももしかしたらなくなるかもしれないということであります。まずはごみを出さない工夫を市民の皆さんと一緒になってやっていかなければいけませんので、キャラクターを通じた啓蒙を含めて一生懸命やっていきたいなというふうに思っています。ありがとうございます。
○竹内清海議長 かつまた議員。
○かつまた竜大議員 市長、どうもありがとうございます。ゼロ・ウェイストって、私、言葉を知らなかったんですけれども、市長のいろんなお考えを今聞かせていただきまして非常に期待を持っております。
 実際、市内のある私立幼稚園なんですけれども、園児の御家庭から生ごみを集めてきて、それをいわゆる堆肥化されていると。まさに飼料となるためには、菌ちゃんと言って、言葉で言うと、ちょっと難しい言葉かもしませんが、有用微生物群ということで、そういった菌の働きによって生ごみを堆肥化させる。そういったことを園児の皆さんが学び、実際、園庭で菜園をつくって、お野菜とかを育てている幼稚園等もございまして、子どもたちって非常に素直なので、おもしろがって取り組んでくれるんじゃないかなと思いますので、コンポストの問題、さらには学校等における課題ということで、ぜひ前向きに取り組んでいただければありがたいと思います。よろしくお願いします。
 続きまして、子どもの遊び場、(2)……。
○竹内清海議長 かつまた議員に申し上げます。よろしいですか。
○かつまた竜大議員 はい。
○竹内清海議長 先ほど外環道路に対する市の考えの御質問の中で市川学園幼稚園と発言されました。日出学園幼稚園かと思いますけれども。
○かつまた竜大議員 失礼しました。訂正をお願いします。
○竹内清海議長 そうですね。
○かつまた竜大議員 はい、日出さんでございました。失礼しました。訂正をお願いいたします。
○竹内清海議長 ただいまの申し出のとおり発言の訂正を許可いたします。
 どうぞ、次に移ってください。
○かつまた竜大議員 進みます。子どもの遊び場、(2)についてということでお伺いしました。(1)のほうですね。特に青空こども広場に関しましては、今年度も新しくオープンされたかと思うんですけれども、非常に前向きに取り組んでいただいておりますので、ぜひぜひこれからも計画に沿ってやっていっていただきたいと思います。(1)のほうは、それで結構でございます。
 (2)の屋内の遊び場の今後の計画についてということで、こちらでございますが、再質問をさせていただきたいと思います。部長の答弁がございまして、私も中央こども館に改めてお邪魔させていただきました。実は私は恥ずかしながら、あそこは1階しか行ったことなくて、2階のほうを見たことがなかったんですけれども、2階のほうも先日よくよく見てまいりまして、すばらしい施設だなと。生涯学習センターということで、図書館とか文学ミュージアムは私もいろいろ紹介したりしているんですけれども、こども館をもっと宣伝すべきではないかなと思っておりますけれども、すばらしい施設だなと思っています。
 ただ、中央こども館を御利用されている保護者の方の御意見なんかを聞くと、あそこは18歳までということで、幼児、小さな子どもさんから結構年齢が上の方まで一緒に遊ぶというか、それはないようにされているようでございますけれども、もう少し小さな子ども――小さな子どもをどれぐらいの年齢と捉えるかという問題もありますが、幼児といいますか、そういった子どもさんたちが室内、屋内で遊べるような場所をもう少しどうにかならないのかなということで、そこを質問したいと思います。お願いします。
○竹内清海議長 こども政策部長。
○市來(いちき) 均こども政策部長 お答えいたします。
 小さな子どもが遊べる屋内施設としまして、こども館のほかに、保育園等に併設している子育て支援センターや親子つどいの広場がございます。子育て親子の交流等を促進する子育て支援の拠点として、子育て支援センターは北部に4カ所、中部に3カ所、南部に4カ所の11カ所、また、親子つどいの広場は中部に1カ所、南部に2カ所の3カ所あり、市内全域を網羅しております。子育て支援センター親子つどいの広場は、就学前の親子等を対象に本の読み聞かせ、簡単な工作、リズム遊びや遊具の提供など、広場的な事業や親同士の情報交換や相談など、子育てに関する支援を行っている施設でございます。こうした施設が小さな子どもたちの遊び場として活用されているところでございます。
 以上でございます。
○竹内清海議長 かつまた議員。
○かつまた竜大議員 部長、お伺いしました。いろんな形で市も対応されているということ、わかりましたので、今後ともそこはよろしくお願いをしたいと思います。どうもありがとうございます。
 続きまして、最後の質問のほうに行きたいと思います。今回、リハビリテーション病院の問題に関しましてはいろいろとわかり、ほかの先順位の方も質問されておりますが、まず、今回は保健部長に対しまして、リハビリテーション病院がある北東部地域の医療課題ということで御質問させていただきました。市としての捉え方は、あの地域は高齢化が非常に進展をしているということで、私もまさにそうだなと思います。
 私も市のホームページ等を調べさせていただいて、また確認等を行ったんですけれども、市のホームページの中でも、以前、治療――治療といいますか、医院が平成29年の段階で閉院になっているというところなどもあそこにあって、その話を地域の方から、あそこが診療をやめてしまったので非常に不便になってしまったと。南大野2丁目だったかと思いますけれども、そんな話も聞いております。
 一方で、あの地域は、今まさに北市川駅のお話等もありますけれども、新たなる医院とかクリニックがあそこに開業するということを考えると、当然、そういった場合は市場調査をした上でどうかということを考えるわけで、高齢化が進んでいる町となりますと、新たなるクリニックなり医院が開業するということは非常に難しいのではないかなと思います。
 そういった意味で(2)のほうに行きますけれども、この市川市リハビリテーション病院は今後民営化をしていく中で北東部地域の皆様に愛されるというか、いろんな形でリハビリテーション科以外でも、内科であったりとか、さまざまな診療科目があるわけでありますが、そういったところにも地域の方が通院するという、地域の皆さんのニーズを満たすような医療機関になってもらえれば、民営化によって変わってもらえればという思いを持っております。
 それこそ本日朝、市長が51.9億円の費用負担ということをお話されておりましたけれども、発言の訂正だったというわけでございますが、今回、村越市長の判断によって、これだけの金額の負担を市川市がこうむることなく、公募という形に進んだわけでありますが、私どもの会派は非常に評価しております。医療機関というのは、今まさに医療は介護とも境目がだんだんなくなってきている状況かと思います。
 これは3年ほど前に出た本なんですけれども、「介護で会社を辞める前に読む本」ということで、介護はリハビリで9割変わるというんですね。リハビリが介護の負担を軽くするということで、これは山下哲司さんという、リハコンテンツという会社の社長さんなんですけれども、私、この方のお話も聞いたことあるんですが、簡単に言うと、この方の主張は、医療から介護という話に飛んでいますけれども、介護保険サービスにはさまざまな種類があること、さらに、その中のデイサービスにも幾つか型があることを話してきました。その中でも私がお勧めしたいのがリハビリ介護。介護をお世話として捉えるのではなく、リハビリテーション――以下、リハビリ――によって機能を回復、あるいは維持して自立した生活を目指すという考え方です。要はリハビリにしっかり取り組むことができるリハビリ型デイサービスへ通うことなのですということで、リハビリテーション的なデイサービスを受けることによって介護度を上げるのではなく、介護度を下げるという時代になってきているかと思います。
 先ほど部長が答弁されたことは、まさに医療においても、急性期の方だけでなく、現在、家でお住まいで、御自宅で寝たきりになっているような状態、または本当にリハビリが必要な方を地域包括ということで、そういった方もケアをしていくような医療機関、病院にリハビリテーションが大きく変化を遂げれば、今回、民営化という形の中でも公募してくる団体はたくさんいるかと思いますし、そういった中で市川市としましても、働いている方々の問題はある程度クリアされたようでございますので、ぜひ頑張っていただきたいなという思いでございます。ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
 以上をもちまして、会派新しい流れの代表質問を終了いたします。ありがとうございました。

代表質問 創生市川第2(松永修巳議員)

○竹内清海議長 次に、創生市川第2、松永修巳議員。
〔松永修巳議員登壇〕
○松永修巳議員 会派創生市川第2の松永修巳であります。初回総括、答弁の後、一問一答で代表質問させていただきます。この9月定例会最後の代表質問者でありますので、いましばらくの間、おつき合いのほどお願いしたいと思います。
 まず最初は、新しく市長に就任されました村越市長が、今後、市政運営を指揮、つかさどる立場から、その代表的な懸案事項に係る考え方についてお尋ねをいたします。
 まず1点目は、市長が今後手がけようとしている行政課題に対する現状改革、変更に係る計画案件についてであります。
 去る8月26日日曜日ですが、行徳のI&Iで開かれたタウンミーティングで主題として取り上げられたごみ処理についてを初め、待機児童ゼロを目指す子育て支援について、さらには今回の議会に提案されている公民館等の使用料の引き下げは、その代表的な重要な行政課題であると認識している1人であります。そのほか、県との協議を求められる県血清研究所跡地の活用問題、行徳近郊緑地の野鳥観察舎の問題等々、この件については、今回の補正予算で設計等委託料1,400万円が補正として提出されております。このように問題は山積しておりますので、この辺の御理解をお願いしたいと思いますし、また説明を願います。
 そこで伺いますが、ただいま申し上げた案件は、前市長の在任時にそれぞれ必要な審議を経て問題解決に取り組み、結論を導き出した経過がありますが、このたびの市長の交代により、市民の声、さらには議会の意思により進めてきた課題について、市長は今後、これらの案件をどう取り上げ、どう処理、対応していこうとされておりますか。この際、この項目だけでも結構です。腹案を披瀝願いたいのであります。
 次に、2点目の決算審査特別委員会の審査に対する市長の考えについてであります。
 御案内のとおり、この議会に平成29年度決算認定案件が上程されております。そして審査に当たっては、9月14日から5日間の日程で11人の委員により決算審査特別委員会が開かれ、その結果で認定の可否が決まるわけであります。ところが、今回は例年と異なり代表監査委員の辞職による交代があったため、実質29年度の決算業務を所掌された前代表監査委員の氏名はなく、民間委員の白土委員と議会選出の委員2名の3名の名でそれぞれ認定案件の審査意見書が提出されております。あわせて市長も交代していますので、ここで新市長の決算審査における状況、さらには結論についてどう対応される考えか、伺いたいのであります。
 決算内容について若干触れますが、財政力指数が1.05とさらに上昇して、地方交付税は当然のことながら、引き続き不交付団体であります。ちなみに交付を受けている隣の船橋市は約38億4,000万円、松戸市は66億1,700万円、柏市は35億2,800万円となっており、浦安市は震災復興特別で4億2,400万円を受けております。そして、29年度における本市の歳入歳出差引額の形式収支は全会計で71億円余、実質収支は64億8,500万円の黒字を示しております。前年度との比較でも24.9%増の12億9,100万円余となっており、これらの数値から見た財政状況を市長はどう捉えておられるのか。また、29年度決算は前市長が手がけた事務事業の総括数値でありますので、この点の見解をお尋ねしたいのであります。
 市長の姿勢として、特別委員会から出された意見を尊重して、新年度予算に積極的に反映する意向が表明されるならば、委員会の審査にも熱が入り、士気も高まることと思います。ぜひ市長の忌憚のない考えを披瀝願います。
 次の項目に移ります。道路行政に係る市の認識について伺います。
 最初に、1点目の東京外郭環状道路の利用状況と市内交通に与える影響をどう把握されておられるのかであります。
 去る6月2日、半世紀にも及ぶ長期の歳月を費やし、紆余曲折を経て、三郷南インターチェンジから高谷ジャンクション間15.5kmの外環道路と側道の国道298号線、国道6号から国道357号間の延長11.4kmがようやくにして開通を見たところであります。開通に向け、本市の慢性的な交通渋滞がどれだけ解消でき、どこまで本市の交通ネットワークの構築に寄与されるのかといった期待感と、果たして市街地を分断して本市のまちづくりに、そして地域住民のコミュニティーまで悪影響を及ぼすことへの不安、不満を抱えていた外環道路です。市民それぞれの立場からのかかわり合いははかり知れない反響もありました。本市が受け入れ条件とした9分類22項目の対応不備、いまだ関連道路の工事が至るところで行われている現状を見るにつけ、国家事業の進行に対して不平、不満を持たれてもいたし方ないのかと思いますが、一日も早い関連道路の完成を目指し、市民の不安を一掃してもらいたいと思うのは私1人だけではないと思います。
 そこで伺いますが、計画した道路全体が全て完了するのはいつごろになるのか。また、開通後3カ月程度ではありますが、交通量調査はされておりますか。その状況と市内交通に与えている影響をどう把握されておりますか、御答弁ください。
 あわせて新たに渋滞が発生している地域と、従来の渋滞が解消された地域についてもお示しをいただきたいのであります。
 次に、2点目の仮称妙典橋の架橋工事の進捗状況について伺います。
 妙典橋架橋は外環道建設受け入れの条件の重要な項目で、本来であれば、外環道の開通と同時に完成予定でありました妙典と高谷を結ぶ延長622.5mの橋。御案内のとおり、橋本体はほぼ完成したものの、高谷側の用地買収が不調に終わり、工事に着手できずに完成がおくれ、開通が約1年先送りとなっている状況です。早期完成、供用を期待していた地元の皆さんを初め県立南高校の生徒たち、あるいは通勤に利用する多くの市民、経済活動で往来する事業展開をされている方々に大きく貢献する貴重かつ重要な橋であります。その後、県当局の努力で用地の取得が実現し、現在は工事が急ピッチで進み、来春の完成開通にこぎつけたとの情報が地域にもたらされております。そして、今までに内覧会を2回実施されました。屋外施設の内覧会というのは非常に珍しいです。そういうことで、橋の上を多くの関係者が歩いて橋の状況を見ておりました。
 そこで伺いますが、市がつかんでいる工事の進捗状況をお示しいただきたいと思います。
 次に3点目は、県の都市計画道路3・4・13号の延伸工事の着工の見通しについてであります。
 本件については、これまで何回となく本会議で早期着工を県に要請、働きかけてほしいとお願いしてまいりました。しかしながら、地元の声、市の要請にもかかわらず、一部暫定供用してから既に4年も経過していますが、いまだ延長工事の着工のめどが立っていないのであります。外環道から京葉道路原木インターチェンジへつながる二俣高谷線の築造は300mほど完成し、残りの1,300mが未整備の状況で、地元からは一体いつになったら着工されるのかと一種諦めの声も聞こえてきます。行政の継続性から考えても解せない状況が続いており、どう考えてもほかの路線と違い、既に一部ではありますけれども、供用されており、行き詰まりの状態で自転車と歩行者のみ通行できる状態でありますので、これらの早い解消を期待しております。このような状況下の道路形態は異状であります。私は、ほかにこのような例は見たことありません。市と県の話し合いはどうなっているのでしょうか。私は、市長の県との人脈に期待をしている1人であります。引き続き県に対して強く要請をしていただき、速やかに延伸工事に着手され、地域の道路ネットワークの構築に努めてくださるようお願いをいたします。御見解と今後の見通しについて御説明を願います。
 次に、道の駅いちかわの営業状況についてであります。先順位者から何人かが質問されていますけれども、角度を変えて伺います。
 道の駅いちかわは、去る4月7日午後1時11分にオープンしてから、早いもので5カ月ほど過ぎました。都心に一番近い道の駅というキャッチフレーズのもと開業され、市民の方々を初め近隣からも多くの人が訪れていると思います。
 そこで伺いますが、開業後の来場者数の推移、特に開業から外環道が開通するまでの期間と外環道路が開通した6月2日以降、現在までの来場者の推移をお示しください。
 そして、これまでお客様からの声としてどのような意見、苦情、要望が寄せられていますか。これに対して改善した点、対応したことなどを御説明ください。また、今後、お客さんへのサービス向上に向けた営業方針なども掌握されていると思いますので、御答弁を願います。
 次に、新年度予算編成に向けて以下伺ってまいります。
 まず、1点目の幼児教育の振興充実策についてでありますが、私は、ここでは私立幼稚園の振興策について特に伺い、新年度以降、保育園を含めて待機児童の解消策の一助に資すればと願い、質問いたします。
 さて、先般、私立幼稚園協会の緑谷会長とPTAの西川会長の連名で、私立幼稚園関係の29年度予算について市長に要望書が提出されたと聞いております。その中身を見せてもらいましたけれども、大きく5項目にわたっておりますが、それぞれの項目はいささかなりとも揺るがせにできない課題であると私は思っております。今までにも前市長、前々市長とも定期的に協会の代表者と話し合い、交渉を続けてきたところでありますが、協会、そして保護者を含めた多くの関係者の声は行政予算上に十分反映したとは申せません。
 そこで、今回も私立幼稚園協会加盟園27園ありますけれども、そこの保護者の総意として要望提出に当たり、幼稚園に通う園児約5,000名及びその周囲にいて子どもの健やかな成長、私立幼稚園教育の充実発展を強く願う市民の思いを実現していただきたいとの願いであります。
 さて、先日9月2日、市主催で第2回幼保就職ナビinいちかわが全日警ホールで開催されました。その案内チラシによりますと、保育士の給与水準全国トップクラスと大きく取り上げ、1点目に最大10万円程度の月額手当、2番目に最大8万2,000円の月額家賃補助、3つ目に最大10万円の新生活準備資金補助と、大々的にこの3点の魅力をうたい上げておりました。しかしながら、私立幼稚園、保育施設合同就職説明会と銘打っても、その中身は保育園が主体で、私立幼稚園27園の存在価値は薄れており、広い意味での幼児教育、すなわち次代を担う子どもへの処遇、対応は必ずしも万全とは言いがたいのであります。
 1点のみ話をさせていただきたいと思いますが、現在、国において幼児教育・保育の無償化が検討されておりますが、ここでは私立幼稚園就園奨励費補助金についてであります。この議場でも機会あるごとに訴えてきたところであります。本市は1人、年額3万5,000円の助成ですが、船橋市は4万円、浦安市は6万円、川を挟んだ江戸川は何と月額2万6,000円ですから、年額にしますと31万2,000円となります。各市それぞれ事情、経緯は異なると思いますが、公立と私立が存在する本市として、要望に沿った政策として文教都市市川が幼児教育にも力を入れているのだというあかしとしての導入を制度化できないのでしょうか、伺います。
 市内の私立幼稚園においては、このたびの待機児童解消対策に預かり保育、小規模保育を初め未就園児教室、園庭開放を市の方針に賛同し、積極的に協力していると聞いております。人生の中で幼児期は特に短く、一度しかありません。時期を逃さず予算をふやしてほしいとの要望ですが、人を育てる必要な投資と位置づけ、少しでも前進させてほしいと思います。新市長のお考えを披瀝願いたいのでございます。
 続いて、保育士、介護士の確保策について伺います。
 ただいま申し上げました幼児教育の充実策においても、市当局の懸命な対応努力によっても計画どおりに進まないのが現実ではないでしょうか。幼保就職ナビにおいては、保育士の確保に特に力を注いでいると見受けられますが、今後とも引き続き関係者のみならず、広く社会一般に訴えていく必要があるのではと考えます。
 一方、介護士についてはどうでしょうか。介護士不足も深刻です。人材不足が深刻度を増しております。国、県は、補助金をもって施設の建設に力を入れているところと理解をしておりますが、施設建設の建物は、予算でお金をつければ容易に実現いたしますが、建物が完成し、いざ開設して希望者を受け入れる準備が進んでも、そこで働く介護士、職員が集まらなければオープンすることができません。潜在する保育士、介護士にも限りがあります。その上、個々の事情でなかなか再就職、職場復帰への道を切り開けないのではないでしょうか。市当局でも人材確保に力を入れていることは認めますが、ただいま申し上げたように、厳しい環境下での対応にもおのずと限界があるのではと危惧するところであります。
 そこで、今考えられる方策、対応をお伺いをして、保育、幼稚園、そして高齢者といった社会的弱者対策としての福祉行政充実についての御見解を伺います。
 続いて、最後の設問であります。公共下水道未整備地域の解消についてであります。特に信篤・二俣地域の整備に関して伺います。
 公共下水道は普及率72.6%まで整備が進みました。そして外環道の整備に伴い、3・4・18号もそうですけれども、さらに整備地域が広がり、普及率が上がり、未整備地域の場所は縮小されてきます。そこで、都市化が進む信篤・二俣地域について伺いたいのであります。
 さて、去る5月11日に下水道の都市計画区域の拡大についての説明会が午後と夜間の2回にわたり信篤公民館で開催されました。そして、区域の拡大を行うための説明会でありましたが、なお書きで、チラシには下水道工事の具体的な説明会ではないので御承知おきくださいとの注釈がつけられておりました。当日は信篤公民館に未整備地域の町会の役員や住民が詰めかけましたが、それぞれ下水道の早期完成を期待する声ばかりでありました。生活のバロメーターと言われる公共下水道がいつになったら導入されるのか、説明会でもはっきりしない面がありましたので、この際、全体的なこの信篤・二俣地域の整備についての考え方といいますか、今後の見通しをお示し願いたいのでございます。
 以上で最初の質問といたしまして、その後、一問一答でお尋ねをしてまいります。よろしく御答弁をお願いいたします。
○竹内清海議長 答弁を求めます。
 市長。
〔村越祐民市長登壇〕
○村越祐民市長 私から2点の御質問にお答えします。
 初めに、市政運営についてお答えいたします。
 市長に就任してから4カ月がたちました。日々の職務を通じ、地域の皆様から貴重な御意見をいただくたびに、一人一人が自分らしく暮らせる町をつくらなければならないというふうに感じています。そのために市の全域に目を配りながら、これまでのやり方を不断に見直し、地域の特色や実情を考慮してスピード感を持って取り組んでまいりたいと思います。これまで重要な行政課題はさまざまにありましたが、解決にはパブリックコメントや市民説明会など、市民の皆様の声を聞く機会を設け、議会におかれましては、十分な審議を経て決定されてこられたと認識をしています。今後もタウンミーティングを開催するなど、市民の皆様の声を聞く機会をこれまで以上にふやすとともに、議会を通じた議員各位との活発な議論を通しまして、一つ一つの課題を丁寧に解決していけるように取り組んでいきたいと考えております。
 次に、決算審査特別委員会の審査に対する考え方についてでありますが、29年度決算を踏まえた本市の財政状況の認識について申し上げます。29年度決算は全会計で多くの実質収支額が生じ、財政にかかわる各指標もおおむね良好なものであったと捉えております。これは、ここ数年来の経済状況に後押しされた面もあるとは思いますが、行政が健全な行財政運営を行ってきたことによって良好な結果を生み出したものというふうに受けとめております。
 次に、29年度決算の総括でありますが、29年度の決算は前市長の2期8年間の市政運営の集大成であるわけでありまして、歳入、歳出予算ともに過去最高の決算額となったことは、市民生活のために、また、市政の発展のために前市長が尽力された結果であると認識しております。今後はこの健全性を維持しつつも、待機児童対策などの課題に対して思い切った施策を打ち出せるよう、力を尽くしていきたいと考えております。議員各位の御協力方、何とぞよろしくお願いいたします。
 次に、議会における決算審査は、予算が議決した目的に従って執行されているかどうかについて、さらには予算執行により行政効果が十分に発揮されたかどうかに主眼を置いて審査がなされる重要な場であるというふうに認識をしております。したがいまして、決算審査特別委員会における御意見や御指摘につきましては、これからの行財政運営に十分に生かしてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 街づくり部長。
○菊田滋也街づくり部長 道路行政の(1)にお答えします。
 外環道路全体の工事完了時期につきましては、本年度末に約9割の工事が完了すると道路事業者より聞いております。残る約1割の工事の主なものは、京成菅野駅周辺のふたかけ上部の整備と京葉ジャンクションのランプ工事となり、次年度以降も継続して整備が進められます。開通後の交通量調査は、道路事業者が開通から1週間調査を行い、首都圏の交通状況を速報値として6月14日に記者発表をしております。これによりますと、開通後、市内の主要な南北交通である県道市川松戸線及び県道松戸原木線の交通量が減少していることなどから、市内の交通状況が改善したとしております。
 次に、市内交通に与える影響です。新たな渋滞箇所として、県道高塚新田市川線の国分小学校付近や、日出学園から市川総合病院付近の市道などで朝夕の時間帯、国道298号に進入する車両により渋滞している状況が見受けられます。一方で県道市川松戸線、産業道路、八幡中央通りなどで渋滞が解消され、バスの定時性が向上しているなど、駅までの利便性が高まったものと認識しております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 道路交通部長。
○横地眞美惠(まみえ)道路交通部長 私からは道路行政に係る市の認識の(2)、(3)についてお答えします。
 初めに、仮称妙典橋の架橋工事の進捗状況でございます。この橋は、千葉県が整備を進める江戸川放水路を挟んだ高谷地区と妙典地区を結ぶ延長約620m、幅員12mの橋梁でございます。進捗状況を県に確認しましたところ、江戸川にかかる橋梁本体工事は完了し、現在は高谷にかかる橋梁下部工の工事及び上部工の作成を行っているところで、妙典側の取りつけ部につきましては、交差点の改良工事を進めていると伺っております。これら全体区間の完成時期及び供用の見通しにつきましては、高谷側の橋梁架橋後に橋面工事、取りつけ道路の舗装工事などを行い、今年度末までの全線供用に向けて整備を進めていくと伺っております。
 次に、都市計画道路3・4・13号二俣高谷線についてでございます。この都市計画道路は、外環道路の受け入れに際し千葉県へ整備を要望した道路であり、原木インターチェンジから外環道路や仮称妙典橋につながることから、本市の交通ネットワークの形成にとって重要な道路であると認識しており、県へ未整備区間の早期事業化に向けた働きかけを積極的に行っているところでございます。県への働きかけにつきましては、平成23年度から船橋市、浦安市と3市で構成する京葉広域行政連絡協議会を通じた要望に加え、県との意見交換会の場などにおきまして、本路線の早期整備を要望しております。また、27年度からは本市と県による調整会議を立ち上げ、協議を行ってきたところでございます。本市といたしましては、当該道路を軸とした原木・高谷地区まちづくり基本構想の検討を進めておりましたが、この構想がまとまりましたことから、今後、県に資料の提供を行い、事業化に向けた調整を進めてまいりたいと考えております。工事の見通しにつきましては、事業主体である県から明確に示されておりませんが、今後も道路整備に係る課題の調整等を図るとともに、早期の事業化を強く働きかけてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 経済部長。
○関 武彦経済部長 道の駅いちかわに関する御質問にお答えをいたします。
 道の駅の来場者数ですが、開業した4月7日から外環道路が開通した直前の5月末日までの来場者数は約22万人でした。6月から7月の来場者数は約22万6,000人となっており、4月から7月までの1カ月平均の来場者は約10万人でございました。
 次に、利用者からの意見と対応でございます。施設内のトイレの位置がわかりにくいといった意見を受け誘導案内表示をふやし、レストランにおきましては、メニューに料理名だけではなく写真もあったほうがよいということで、視覚的にもわかりやすいものに改善したところでございます。
 道の駅の営業を行うに当たっての考え方になりますが、ニーズへの対応、そしてリピーターの確保を意識しているところでございます。利用者からの意見の対応に加え、指定管理者は訪れる方々のさまざまなニーズに応えるべく、レストラン以外にも空揚げ、焼きそば、ポップコーン、かき氷など、天候に応じて屋台でも提供をしております。リピーターの確保に向けてはスタンプカードを発行するほか、季節の野菜を使ったピザやパスタを新たに提供するなど、商品開発や季節限定メニューの考案も取り組んでいるところでございます。
 こうした取り組みもあり、道の駅いちかわの売り上げはおおむね良好でございます。平成29年12月に指定管理者と市が締結いたしました基本協定書第7条では、本市に対して毎月160万円を納付金として納めることが定められております。こちらも滞りなく行われているところでございます。道の駅いちかわが現在の指定管理者の契約期間である10年間、その役割を果たし、市民サービスの提供を続けていくためには、安定した売り上げと継続的な業務改善が不可欠であることから、今後も営業状況については注視してまいります。
 以上であります。
○竹内清海議長 こども政策部長。
○市來(いちき) 均こども政策部長 私からは新年度予算編成に向けて、(1)幼児教育の振興充実策について、(2)保育士、介護士の確保策についてのうち、保育士の部分についてお答えいたします。
 初めに、幼児教育の振興充実策についてでございます。私立幼稚園協会並びに私立幼稚園PTA連絡協議会からは、7月末に新年度に向けた私立幼稚園関係予算について要望書の提出がございました。要望書の内容は、預かり保育事業や私立幼稚園就園奨励費補助金のうち、市単独補助の充実、人材の確保や育成、教育環境の向上のための私立幼稚園に対する運営費補助金の充実となっております。預かり保育事業につきましては、就労支援に特化した制度を設け、加算額の増額や保育時間を延長する園に対して補助を実施するなど、制度の充実を図ってまいりました。実施園は、平成27年度の9園から平成30年度16園と年々増加している状況でございます。引き続き保育時間の延長や実施園の拡大に向け、私立幼稚園の方々と協議してまいりたいと考えております。
 次に、私立幼稚園就園奨励費補助金のうち市単独補助の充実でございますが、保護者の経済的負担の軽減、幼児教育振興のため、世帯の所得に応じて市単独補助3万5,000円と国の補助額30万8,000円を合わせた年額34万3,000円を上限に私立幼稚園就園奨励費補助金を交付しております。2019年10月より実施が予定されている幼児教育無償化制度の詳細について、国で検討が進められております。この無償化制度は、所得に関係なく補助がされる内容となっております。今後示される制度内容及び子ども・子育て支援制度に移行した私立幼稚園に在園する園児の保護者との負担の公平性に配慮し、市単独補助を含めた私立幼稚園就園奨励費補助金制度について慎重に対応してまいりたいと考えております。
 最後に、私立幼稚園に対する運営費補助金として、事務改善のためのICT化導入に要する経費や、幼稚園教諭向け処遇改善のための経費の補助につきましては、千葉県や国において補助制度が整備されておりますことから情報提供を行っていくとともに、引き続き私立幼稚園の方々と協議しながら、本市の幼児教育の振興に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、保育士の確保策についてお答えいたします。これまで本市では、私立保育施設で働く保育士が安定的に確保できるよう複数の施策に取り組んでまいりました。これらの施策を大きく分類いたしますと、保育施設における労働環境の改善、保育施設で働く職員の給与等処遇の改善、市内にある私立保育施設への雇用につなげるアプローチの3つの施策を総合的に進めているところでございます。また、今回の補正予算に計上させていただきました保育士確保対策事業におきましては、新たな国の補助事業である保育所等におけるICT化推進事業や保育所等事故防止推進事業を活用して、保育施設での業務の軽減と効率化を図り、保育施設における人材確保が図れるよう取り組むものでございます。来年度につきましても、既存の複数の施策を進めるとともに、このたびの補正予算に計上させていただきました国の補助事業などを活用して多角的に施策を進め、保育士の確保が持続的なものとなるよう取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 福祉部長。
○永田 治福祉部長 私からは(2)の介護士の確保策についてお答えをいたします。
 厚生労働省の推計によりますと、介護サービスに必要な人材は2025年時点で約34万人不足するとのことでございます。また、本市の第7期市川市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の策定過程において、市内の介護事業者213社を対象にアンケート調査を行ったところ、市に望むこととして、介護人材確保にかかわる支援が必要との回答が56%と最も多く寄せられたところでございます。これらのことを踏まえまして、本市におきましては、介護人材確保のため、介護の入門的知識を習得する介護職員初任者研修の受講料を助成する事業を平成28年度より実施しております。さらに、今年度は初任者からのステップアップにつながる介護福祉士実務者研修の受講料を助成する事業も開始したところでございますが、一人でも多くの方に研修を受けていただけるよう、これら2つの事業については、助成条件の緩和等について検討しているところでございます。また、このほかにも人材確保に向けた取り組みにつきましては、事業者の意見を伺うなどしながら、今後の施策について検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 水と緑の部長。
○中野政夫水と緑の部長 私からは新年度予算編成に向けての(3)公共下水道未整備地域の解消策についてお答えいたします。
 本市では、平成28年4月に市川市汚水適正処理構想を策定し、平成41年度までに臨海部の工業系用途を除く市街化区域につきまして、下水道整備の完了を目指し事業を進めていく計画としております。これを踏まえ、下水道事業を進めるための最初の手続として下水道の都市計画決定が必要となり、決定後に事業認可を取得する手順となっております。御質問の信篤・二俣地域は、下水道の都市計画決定がされていない市街化区域が現時点で約58haございます。そこで、残る全ての地域の都市計画決定の手続を進め、本年12月の告示を目指すとともに、今年度中の事業認可の取得に向けて千葉県と協議を進めております。
 なお、本年5月には地元住民を対象とした都市計画原案の内容と事業の進め方などについて説明会を開催したところ、多くの出席者から早期の下水道整備に関する要望をいただいたところでございます。
 次に、当該地域における下水道整備の考え方についてでございます。この地域の公共下水道は、都市計画道路3・4・13号事業に合わせ下水道整備を進めることが望ましいと考えており、下水道管渠を都市計画道路内に埋設し、流域下水道江戸川幹線に流入する計画となっております。本市としましては、早期の下水道未支給地域解消の必要性を強く認識しているところであり、今後は都市計画道路事業の状況も見据えつつ、先行して下水道整備を進められる手法も検討してまいりたいと考えております。このようなことから、信篤・二俣地域における一部未整備地域の解消に向けて、来年度予算に設計委託料などを要望し、早期の下水道整備促進に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○竹内清海議長 答弁終わりました。
 松永修巳議員。
○松永修巳議員 それぞれ答弁をいただきましてありがとうございます。いずれにしても、項目も多いものですから、どれをどうということではありませんけれども、市長からも答弁いただきましたが、今後の行政課題に対する対応については具体的な項目が出ませんでしたけれども、これから早く市政を掌握されて一つ一つクリアしていただきたいなと、このように考えます。
 その中で、一昨日、私の地元の信篤・二俣地域の連合自治会の定期総会がありまして、ごみについて一言お願いをしたいことがあります。と申しますのは、地元のスーパー、ホームセンターコーナンですけれども、市川市と船橋市の市境でありますので、両方のごみ袋が販売されています。同じ場所に並べられていますから、一般の人は、これが船橋か、これが市川かというのは、判断しないで買っていっちゃうようですけれども、船橋のごみ袋では収集をしてもらえません。これはいたし方ないことなんですが、その上、料金が、ごみ袋の材料が違うんですけれども、船橋のほうが50?用50枚で100円違うんです。ですから、御家庭の主婦などはつい安いほうを買っていっちゃいますから、自然と過ちが出てしまいます。これらも行政のほうでごみ袋を作成している業者に対して早く指導していただいて、できることなら市境の問題、うちだけじゃないでしょう。松戸のほうもあるんでしょう、鎌ケ谷もあるんでしょう。ぜひひとつ同じような料金で対応できるような施策を指導していただきたいことを、これは答弁いいですから、ぜひひとつ御指導いただければというふうに考えますので、清掃部長、よろしくお願いいたします。
 そして、これから市長が手をつけようとしている私が申し上げた内容のごみ処理もそうですけれども、子育ての問題も含めて、なかなか一朝一夕にはできない問題がいっぱいあります。具体的な項目は別といたしましても、どうぞひとつ市長、拙速な判断は極力避けていただきまして、議会との連携、そして市民の意見も十分聞いて慎重な対応を進めていただきたいことを求めていきたいと考えますので、よろしくお願いいたします。
 次に、決算委員会については了解いたしましたけれども、特別委員会の意見を十分活用され、行財政改革に意を配していただいて、5日間予定で開かれる決算特別委員会の意見、附帯決議は出るかどうかわかりません。そしてまた、監査委員の対応もどうなるかわかりませんけれども、ぜひひとつ円滑な決算特別委員会の進行に市長も配慮していただき、そこで出た意見を来年度予算に十分反映させていただきまして、市川市の来年の予算を組んでいただきたい、このことを強くお願いしておきます。
 次に道路行政でございますけれども、外環道路がおかげさまでようやくにして開通いたしました。極端に言いますと、きのうも市長の答弁で、この外環道路ができた関係で光化学スモッグの発生がなくなった。少なくなった、なくなったんでしょう。確かに町内のマイクを通じても、スピーカーを通じても、そのような通報はほとんど聞きませんね。確かにそうかと思います。それだけ円滑な交通事情が発生したと思っておりますけれども、私たちの信篤・二俣地域も貨物車の通過交通がほとんど見られなくなりました。原木インターの出入り口の渋滞も大分改善されました。非常に喜んでおります。
 その反面、私は高塚新田のほうへ行ったときに市民から言われたんですが、新たに交通渋滞が発生してしまったということですから、この辺の掌握を早目にしていただいて、利便性の向上のためにも公表できるものは公表して注意をしていただきたいなと、このように考えます。私も、いつもすいている道路ですから簡単に見ていったんですが、ずっとつながって思わぬところで時間を浪費してしまった関係もありますから、ぜひひとつその点も含めて外環の対応をしっかりと対応していただきたいことを強くお願いしておきます。道路交通部長、よろしくお願いいたします。
 次に妙典橋の関係でありますけれども、今、急ピッチで工事がされております。私たちの地元で、皆さんが一日も早い開通を心待ちにしておりますけれども、何とか来春の3月いっぱいには完成して開通できる見込みだということが既に情報で流されております。わずか622mですけれども、江戸川放水路を挟んで利便性の高い妙典橋です。これも県の事業でありますけれども、なかなか思うように進まないのが現実でありましたけれども、どうぞひとつ市長は県との人脈をフルに利用して、この完成を手助けしていただきたいことを強く求めておきたいと思います。
 次に、都市計画道路3・4・13号です。これが今、信篤・二俣地域の一番のがんであります。いつになったら延長工事が施されるのか。既に一部というより、全体的な測量は入っておりまして、測量ぐいも打たれています。そして、わずか1,300mですけれども、ほとんどが農地です、畑です。地主さんのほうも、用地買収の話はありませんけれども、既にくいが入っていますから、ここまでが3・4・13号の予定地ですよということで出ています。地元にとっては期待が大きいので、これをしないと原木インターチェンジの全面改修にも着工ができません。今の状況で用地買収も比較的容易と考えております。9割近くが畑ですから、ぜひひとつ精力的に働きかけていただいて、いっときでも早い着工と完成を目指していただきたいと思います。真間川をまたぐことになりますから、工事にも時間がかかります。今すぐ着工されても5年、10年かかると思いますけれども、以前、3・4・18号が完成した暁には、次は3・4・13号ですということを議場でも言われたことがあります。皆さん、そういうことで期待をしていますので、ぜひひとつ3・4・13号、何とか県に働きかけをしていただいて早急に着工できるようにお願いしたいんですけれども、この点、もし市長、お考えがありましたら、ひとつ心強いバックアップをお願いしたいんですが。
○竹内清海議長 市長。
○村越祐民市長 お申し越しの3・4・13号でありますが、今、県と鋭意お話を申し上げているところであります。御指摘のとおり、仮称妙典橋が今年度内に供用開始となった場合、この3・4・13号がなるべく早く通らないと新しい橋の魅力も半減してしまうんじゃないかというふうに私も考えております。近々知事にお会いする機会もありますので、市から県への一番の優先事項として、早期の着工、用地買収等々、事業が始まるように一層強く働きかけをしていきたいなというふうに思っています。
 以上です。
○竹内清海議長 松永議員。
○松永修巳議員 ありがとうございました。そうこうしているうちに、今は北千葉道路がいろいろと話題になって、知事のほう、県のほうもそちらを重点的に取り組んでいくような気がしないでもありません。今、市長が答弁したとおり、この3・4・13号、これは交通渋滞が発生してからでは遅いので、ぜひぜひ最優先でお願いしたいと思います。
 続いて、次の道の駅のことについて伺います。この点についても多くの先順位者から質問があり、おおむね了解していますが、外環道路が完成したら、もっともっと来場者がふえるのかなとは思っていましたけれども、ほぼ同じような状況が続いているようであります。今、部長から答弁ありましたけれども、リピーターの確保等々で商売繁盛を願っているわけでありますが、協定書の7条によって、今までわずかな期間でありますけれども、毎月160万円の納付金が市に入っているということで私も驚いています。それだけ商売が順調にいっているものと判断いたします。大変なことでありますけれども、これらの配慮に感謝を申し上げますが、道の駅についてはいろいろ批判はあります。私たちの居住地からも離れていますけれども、国道298号を使うと10分足らずで行ってしまいます。今までは三、四十分かかっていたんですが、外環道のおかげで大変便利になりましたので、今後ともこの道の駅を大いに利用できるような対策を講じていただいて商売繁盛、そしてまた、市にも多額の納付金が入るように努力をしていただきたいことを強く望んでおきますので、部長、よろしくお願いいたします。
 次に、新年度予算に関連いたしまして幼児教育の関係でございます。これも以前より難しい課題として取り上げております。それぞれの立場で今まで取り組んできましたけれども、市川市の私立幼稚園就園奨励費補助金については、もう何年据え置きですかね。そういうことで、据え置きがいいとか悪いじゃなくて、それこそ多額の黒字が出ておりますので、少しは次代を担う子どもたちのために投資をしていただきたいことを強く望んでいるものであります。幼稚園も必死になって頑張っております。市の事業方針に沿って、待機児童解消に向けて全面的に協力をしているわけでございますけれども、国の無償化を待っているのではちょっと時間がかかってしまうのかなと思いますので、どうぞひとつ幼児教育にもう少し力を入れていただいてお願いをできないものかというふうに考えています。
 次の保育士と介護士の確保策についてまとめて伺いますけれども、私も今話しましたけれども、ここに就職ナビinいちかわの関係がありますが、保育士に対してはきめ細かく多額の補助をうたっています。裏を見たら同じことが書いてあるんです。私、介護士のことでも書いてあるのかなと思ったけれども、表も裏も同じ内容なんですね。ちょっと脳がないんじゃないかと考えます。できれば、やっぱり幼保、幼稚園と保育園ですから、両方同じように取り扱うのが行政の立場じゃないかというふうに考えますが、保育園は一生懸命、こうやって10万だ、8万だ、家賃補助まで出していますけれども、幼稚園のほうは何もうたっていません。これではちょっと片手落ちのような形もいたしますので、ぜひひとつこの辺を含めて、市長さんでも副市長でも結構ですが、見解を伺いたいのであります。幼保就職ナビの関係を含めて御答弁いただければと思います。
○竹内清海議長 市長。
○村越祐民市長 議員御指摘のとおり、今、待機児童の問題が専らクローズアップされていまして、どうしても保育園にばかり目がいってしまう状況があります。先般の報道でも、千葉県下でまだ市川市が待機児童が一番多いという状況ですので、もちろん待機児童の解消、質の高い保育の実現に向けて我々は一層汗をかかなければいけませんし、そのためには保育士の確保に努めなければいけないというふうに思っています。その熱が入りすぎて当該告知というか、ビラは保育のことばっかりになってしまったのかもしれませんけれども、他方で、もちろん幼児教育というのが、人間の人格、陶冶というものを考える上でとても大事なものだというふうに認識をしています。これからも保護者の皆さんや議員各位、あるいは、もちろん私立幼稚園の皆様ともっと議論を深めて、どうやって市内の幼児教育、とりわけ頑張っていただいている私立幼稚園の皆様に、子どもたちに一層いい教育環境を提供していただけるかということに関してもっと議論を深めて、おっしゃるとおり、今のところ私どもは財政が豊かでありますので、子どもたちに対して、将来に向けて一層の投資ができるように努めてまいりたいというふうに思います。
 以上です。
○竹内清海議長 松永修巳議員。
○松永修巳議員 ありがとうございました。大変前向きな御答弁で期待をしておりますし、また、幼稚園協会とも手を携えて待機児童の解消にも一層協力していければというふうに考えています。
 次に介護士の件でありますけれども、これまた大変難しい問題です。今、信篤地域に100床の特養が建設中で来春オープンされます。ところが、そのすぐ近隣で、介護士がいないために一部廃止というより、この4月に休園しました。介護士が集まらない。施設はあるんです、入居者もいたんですけれども、話し合いでよその施設へ移ってもらいました。そういう状況の中で、すぐ隣に100床の特養ができるんです。果たして介護士が確保できるのかどうか、非常に疑問であります。
 部長も頭の痛い問題でしょうけれども、私が前段で話しましたように、何としても、処遇改善をしただけでは済まない問題がございます。一時休園という厳しい情報であります。これは廃止したのは別館の50床です。しかしながら、それをしませんと本館のほうの営業にも影響が出てしまうということで、苦渋の選択をしたと理事長はおっしゃっておりましたけれども、これらもまた、介護士の不足、補充は至難のわざでございます。これらも一朝一夕に解決する問題ではありませんけれども、ぜひひとつ行政のほうの知恵も絞っていただき、そしてまた、関係者の意見等も受けながら処遇改善を含め、やっていただきたいことを強く申し上げますが、先ほど部長の答弁でも、市の計画等、213社にアンケートをとったが、56%が人材不足で悩んでいる。これを解消するまでには何としても難しい問題がまかり通っておりますので、この辺も含めて、答弁は厳しいでしょうから結構ですから、ぜひひとつ介護士も保育士も含めて、この市川市が先陣を切って他の市の模範になるような施策を考え出していただきたいなと、この点を強く要望しておきます。
 そして、最後に公共下水道の関係、部長の答弁はそのとおりでしょう。しかし、都市化が進む信篤・原木地域で何としても下水道ができないことには日常生活も安心してできない、送れない。というのは、地域内にありますばらき苑自治会は約100戸で、浄化槽を自治会で運営しています。年間300万円の維持費がかかっているそうです。また、キャピタル、マンションにおいても90戸で約110万円の負担を強いられております。ばらき苑の関係では、3.11の地震のときにもし壊れてしまったら、あそこの100世帯の人たちは生活ができなくなってしまいます。非常に怖かったということですけれども、これまた、いつそのような状況に追い込まれるか保証はありません。ぜひひとつこの辺も県との協議を含め、早く原木地区、信篤の未整備地域に下水道が敷設できるように御尽力いただきたいと思います。
 1つ余談でありますけれども、原木インターチェンジの隣に東横インホテル461室の工事が着々と進んでおりますが、資材不足で完成は約3カ月おくれて、ことしいっぱいか来年正月になるというような話も聞いております。高さ46.5mで、外構の幕が外されてベールが脱がされました。非常に色彩もいいホテルというふうな面目がありますけれども、当初、私が怒られたんですけれども、何で市川市はこんな場所に下水道が来てないのか。参りました。情けないということで、ホテルの幹部から指摘されました。それでは、浄化槽はどのぐらいのものをつくるんですかと聞いたら、600人槽。我々、想像もつきません。大きさはどのぐらいですかといったら、学校のプールぐらいの浄化槽だそうです。そういうこともありますので、早く浄化槽を公共下水道に切りかえられるように特段の配慮をし、早く100%普及率にこぎつけていただきたいことを市の幹部の方に強くお願いをしておきたいと思います。地域内では、ちょっとした水でも浄化槽に入り、あふれてしまうような状況でございますので、ぜひひとつ市当局の尽力によって下水道が早く開通できるようにお願いし、以上をもちまして、私の代表質問といたします。よろしくお願いします。ありがとうございました。
○竹内清海議長 これをもって代表質問を終結いたします。
 以上で報告第13号から第16号を終わります。

委員会付託、採決(議案第35号、諮問第3号)

○竹内清海議長 この際、議案第15号市川市議会議員及び市川市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正についてから議案第34号市川市立塩浜学園新築電気設備工事請負契約についてまでは、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。


○竹内清海議長 お諮りいたします。議案第35号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○竹内清海議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第35号監査委員の選任についてを採決いたします。
 本案について同意することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は同意することに決定いたしました。


○竹内清海議長 お諮りいたします。認定第1号平成29年度市川市一般会計、特別会計及び公営企業会計決算の認定については決算審査特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○竹内清海議長 御異議なしと認めます。よって認定第1号については決算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。


○竹内清海議長 続いてお諮りいたします。諮問第3号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○竹内清海議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより諮問第3号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
 本件について異議ない旨答申することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本件は異議ない旨答申することに決定いたしました。


○竹内清海議長 今期定例会において8月30日までに受理した請願はお手元に配付の請願文書表のとおり、所管の委員会に付託しましたから、報告いたします。


○竹内清海議長 お諮りいたします。常任委員会審査のため、明9月12日から9月13日まで2日間休会することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○竹内清海議長 御異議なしと認めます。よって明9月12日から9月13日まで2日間休会することに決定いたしました。


○竹内清海議長 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
午後3時5分散会

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