更新日: 2018年2月8日

2017年12月18日 委員長報告・採決(議案第40~52号)

委員長報告・採決(議案第40~52号)

会議
午前10時3分開議
○堀越 優副議長 ただいまから本日の会議を開きます。


○堀越 優副議長 この際、去る12月13日の越川雅史議員の議事進行に関する発言に対し、議長において後刻調査いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。
 創生市川第2、松永修巳議員の次期市長に引き継ぐ重要事項に関する代表質問における市長の答弁において、市長からは、果たして引き継ぐという場面があるかどうかもわからない旨の発言がありましたが、地方自治法及び同法施行令に定める事務引き継ぎは副市長に対して行うとのことであります。なお、新市長が就任しましたら、副市長から新市長に引き継ぐことになります。松永修巳議員からの御質問は、同じ引き継ぎという言葉ではありますが、地方自治法等に定める引き継ぎのことではなく、市長の公約の事業や、思い入れの強いやりかけの事業などの重要事項の引き継ぎを質問されましたので、それに対して答弁をされたものと議長といたしましては判断いたします。
 以上、御報告申し上げますので、越川雅史議員におかれましては、御了承願います。
 議長と席を交代いたしますので、少々お待ちください。
〔副議長降席・議長着席〕


○松井 努議長 おはようございます。
 日程第1議案第40号市川市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてから日程第13議案第52号財産の無償譲渡についてまでを一括議題といたします。
 本案に関し委員長の報告を求めます。その報告の順序は、健康福祉、環境文教、建設経済、総務の各委員会の順でお願いいたします。
 健康福祉委員長、浅野さち議員。
〔浅野さち健康福祉委員長登壇〕
○浅野さち健康福祉委員長 ただいま議題となりました議案第41号市川市障害者福祉施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第44号平成29年度市川市一般会計補正予算(第4号)のうち健康福祉委員会に付託された事項、議案第45号平成29年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第47号平成29年度市川市介護保険特別会計補正予算(第2号)及び議案第48号平成29年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第41号について。
 本案は、障害福祉サービスのさらなる充実を図ることを目的として、松香園の運営を現在の指定管理者である社会福祉法人に引き継ぐことから、同園の公の施設としての供用を廃止するためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、「当該指定管理者の管理についてどのように検証を行い、どのような評価を得ているのか。また、民営化することで障害福祉サービスのさらなる充実を図ることを目的とするとのことだが、どのようなサービスの充実が図れると考えているのか」との質疑に対し、「検証については、毎年モニタリング調査を行い、おおむね高い評価を得ている。また、民営化することで、土曜日、日曜日に臨時開所することや、家族からの新しいサービスの要望がなされた場合に、民間事業者独自の判断で柔軟かつ迅速に対応することが可能になると考えている」との答弁がなされました。
 また、「民営化した場合、定員、開所時間及び使用料については、民間事業者の判断で変更できるのか」との質疑に対し、「定員及び開所時間については民間事業者の判断で変更することができる。使用料については、障害者総合支援法に定めがあるため、民間事業者の判断で変更できるものではない」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、多数をもって可決すべきものと決しました。
 次に、議案第44号について。
 今回の補正は、第3款民生費において、介護施設等整備事業補助金、子育て世帯同居・近居スタート応援補助金等を計上したものであります。また、繰越明許費の補正において、梨香園取りこわし事業及び奉免団地崖地対策整備事業の事業費が年度内の支出が困難となったことにより、翌年度に繰り越す措置を行うものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第3款民生費第1項第3目高齢者支援費、介護施設等整備事業補助金について、「本補助金の対象施設はグループホームとのことだが、当該施設の所在場所、定員数、施設の入所条件及び補助金の内容は、具体的にはどのようなものか」との質疑に対し、「本施設の所在場所は国分2丁目を、定員数は18名を予定しており、施設の入所条件は認知症の診断を受けた要介護者である。また、補助金の内容としては、施設開設時から安定的かつ質の高いサービスの提供が行えるよう、施設開設前の6カ月間における開設準備に必要な経費、例えば、広報、職員の募集等に係る経費の補助となる。なお、家賃は補助の対象外である」との答弁がなされました。
 次に、第8目住宅管理費、奉免団地崖地対策整備実施設計等委託料について、「本委託料に係る対象は、奉免団地崖地以外の箇所も含むのか」との質疑に対し、「対象は、奉免団地崖地のみである」との答弁がなされました。
 また、「本崖地対策整備実施設計には約7カ月半かかる見込みであるとされているが、以前から本崖地の安全性について不安視する意見があった。なぜこれほどの時間がかかるのか」との質疑に対し、「本対策は、現地に即したものでなければならない。そこで、まずは地質調査等をしっかりと行い、その上で現地に合った設計を行うことから、同期間を想定しているためである」との答弁がなされました。
 次に、第2項第1目児童福祉総務費、こども福祉総合システム改修委託料について、「業者との契約方法とその理由は何か。また、契約後はどのようなスケジュールを予定しているのか」との質疑に対し、「契約方法は、業者との随意契約となる。随意契約を行う理由は、平成25年度に大幅なシステムの改修を行った際に当該業者に委託していることから、現在の子ども医療費、児童扶養手当等のシステム内容を熟知しているためである。また、スケジュールについては、平成30年3月末までをめどに改修を終え、夏以降に日本年金機構等と連携ができるよう予定している」との答弁がなされました。
 次に、子育て世帯同居・近居スタート応援補助金について、「この制度を適用するに当たり、年収制限及び住宅の床面積の制限はないのか。また、制度開始に伴い、保育園への申請が減ると考えるが、効果はあったのか」との質疑に対し、「子育て世帯同居・近居スタート応援補助金について年収の制限はない。住宅の床面積の制限については、住生活基本計画における最低居住面積水準以上であることである。また、補助金を交付した世帯に行ったアンケート調査の結果を踏まえると、待機児童対策にも一定の効果があったものと認識している」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第45号について。
 今回の補正は、歳出において還付金及び償還金を、歳入において前年度繰越金を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第47号について。
 今回の補正は、歳出において介護保険システム等改修委託料を、歳入において介護保険システム改修事業等補助金及び職員給与費等繰入金を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第48号について。
 今回の補正は、歳出において職員の異動等に伴う給与費の増額及び基盤安定負担金の減額を、歳入において職員給与費等繰入金の増額及び保険基盤安定繰入金の減額を計上し、収支の均衡を図るものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松井 努議長 環境文教委員長、金子正議員。
〔金子 正環境文教委員長登壇〕
○金子 正環境文教委員長 ただいま議題となっております議案第44号のうち環境文教委員会に付託された事項について、委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 議案第44号について。
 今回の補正は、第10款教育費において、宇宙交信公開観覧イベント委託料及び施設修繕料等を計上したものであります。また、債務負担行為において、学校保健定期健康診断委託費を追加し、その期間及び限度額を定めるものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第10款教育費宇宙交信公開観覧イベント委託料について、「金井宇宙飛行士との交信イベントが東邦大学付属東邦中学校・高等学校で行われることに伴い、金井氏の出身校である稲荷木小学校においてもパブリックビューイングを開催するとのことだが、なぜ300万円もの予算が計上されているのか。また、本イベントは、本市の子供たちに宇宙への関心を持ってもらうために開催されるものであると考えるが、稲荷木小学校以外の子供たちも参加することは可能なのか」との質疑に対し、「本イベントは、東邦大学付属東邦中学校・高等学校における金井宇宙飛行士との交信イベントの様子をリアルタイムで稲荷木小学校の体育館に設置した大型画面モニターに映し出すものである。300万円の主な内訳は、音響、映像、設営等に係る費用が約98万円、看板、パイプ椅子、実際に顔を出して撮影できるレプリカ宇宙服等のレンタル費用が約98万円、その他、企画、調整費等である。また、稲荷木小学校でのイベントについては、体育館の収容人数に限りがあることから、同小学校の児童、保護者、周辺地域の住民を対象としており、稲荷木小学校以外の児童生徒に対しては、直接、金井宇宙飛行士応援プロジェクトの公式サイトから東邦大学付属東邦中学校・高等学校のイベントに申し込むよう、各学校を通じて案内のパンフレットを配布する予定である。なお、交信の様子はインターネットでも視聴できるようになっている」との答弁がなされました。
 次に、保護児童生徒援助費について、「本補正は、経済的な理由により就学が困難な児童生徒の保護者に対する就学援助の対象者数が当初の見込みを上回ったことから計上するとのことだが、新たな対象者数は何名であると見込んでいるのか」との質疑に対し、「本年度の就学援助の対象者数については、過去の実績を参考に1,635名を見込んでいたが、11月30日現在で1,603名が対象となっており、年度末にかけて、さらに増加が見込まれることから、新たに53名を加えた1,656名を見込んでいるところである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松井 努議長 建設経済委員長、田中幸太郎議員。
〔田中幸太郎建設経済委員長登壇〕
○田中幸太郎建設経済委員長 ただいま議題となっております議案第42号市川市地方卸売市場の設置及び業務に関する条例の廃止について、議案第43号市川市都市公園条例の一部改正について、議案第44号のうち建設経済委員会に付託された事項、議案第46号平成29年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第49号市川漁港外郭施設工事請負変更契約について、議案第50号及び議案第51号財産の減額貸付について及び議案第52号財産の無償譲渡について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第42号及び第50号から第52号について。
 議案第42号は、地方卸売市場の機能の充実及び経営の効率化等を図ることを目的として、本市の地方卸売市場の運営を民間事業者に引き継ぐことから、同市場の公の施設としての供用を廃止するためのものであります。
 また、議案第50号から議案第52号については、株式会社市川市場による地方卸売市場の開設に当たり、当該法人が公益性の高い地方卸売市場の運営を継続的に行うことができるようにするため、議案第50号は、市川市が所有する市川市地方卸売市場の土地を当該法人に減額して貸し付ける、議案第51号は、市川市が所有する市川市地方卸売市場の建物及び建物に附属する土地を当該法人に減額して貸し付ける、議案第52号は、市川市が所有する市川市地方卸売市場の耐用年数を経過した建物を当該法人に無償で譲渡するためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、議案第42号について、「地方卸売市場の運営を完全に民間事業者に引き継ぐのではなく、まず指定管理者制度を導入することは検討しなかったのか」との質疑に対し、「指定管理者制度は、事業者にとって自由度が低く、また、市にとっても施設の維持管理を行わなければならないなど、双方にとってメリットがない。公立保育園の民営化の場合は、指定管理者制度を導入してからであったが、今回は事業者も賛成しており、市場機能の充実及び経営の効率化を図るために最も効果が高い完全な民営化としたものである」との答弁がなされました。
 次に、議案第50号について、「地方卸売市場の土地を公租公課相当額で50%減額して貸し付けるとのことだが、公立保育園の民営化の際は減額措置をとらなかった。この違いは何か」との質疑に対し、「大きな要因としては、保育園の敷地面積は約500から1,000㎡であったのに対し、地方卸売市場の敷地面積は約3万㎡と広大であり、これを換算するとかなり高額となるため、まず2年間は減額して貸し付けるものである」との答弁がなされました。
 次に、議案第52号について、「耐用年数を経過した建物を無償で譲渡するとのことだが、まだ使用できる建物について、賃料を課して貸し付けることは考えなかったのか」との質疑に対し、「貸し付けでは事業者の建物使用に一定の制限が加わってしまい、また、市にとっても維持管理を行わなければならないことから、民営化の効果を最大限に発揮することができるよう、耐用年数が経過した建物については無償で譲渡するものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、4案とも多数をもって可決すべきものと決しました。
 次に、議案第43号について。
 本案は、都市公園法施行令の改正に伴い、運動施設の敷地面積の都市公園の敷地面積に対する割合の上限を定めるとともに、都市公園法の改正により保育所等が占用の許可の対象施設とされたことから保育所等を設置する土地等の占用料の額を定めるためのものであります。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第44号について。
 今回の補正は、歳出第8款土木費において、道路用地購入費、都市計画道路3・6・32号用地等購入費、都市計画道路3・4・12号用地等購入費等の増額及び下水道事業特別会計繰出金の減額を計上したものであります。また、繰越明許費の補正において、耐震診断・改修助成事業、道路保護事業及び駐輪場整備事業の事業費について、年度内の支出が困難であるため、翌年度に繰り越す措置を行うものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、第8款土木費、排水施設管理費、施設修繕料について、「400万円の予算を計上しているが、どのような用途に用いるものなのか」との質疑に対し、「突発的な緊急修繕に対応するものであり、水路の損傷箇所の補修や、水路の損傷に伴う道路陥没の修繕等に用いるものである」との答弁がなされました。
 次に、都市計画道路3・6・32号用地等購入費及び都市計画道路3・4・12号用地等購入費について、「都市計画道路3・6・32号及び都市計画道路3・4・12号の用地取得状況と総事業費はどうなっているか」との質疑に対し、「両路線とも面積ベースで約40%の用地を取得しており、総事業費は、都市計画道路3・6・32号は約40億円、都市計画道路3・4・12号は約19億円である」との答弁がなされました。
 次に、大町動植物公園費、施設修繕料について、「動植物園の観光案内看板を設置するものであり、行徳地区の県道にも設置する予定とのことだが、行徳地区に設置する必要はあるのか」との質疑に対し、「都市計画道路3・4・18号が全線開通したことにより動植物園へのアクセスが向上したため、行徳地区や市外からも来園者を呼び込めるようなPRと案内誘導を目的としたものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第46号について。
 今回の補正は、歳出において、江戸川左岸等流域下水道事業維持管理費負担金、西浦下水処理場維持管理費負担金等の増額及び施設管理等委託料、市債元金等の減額を、歳入において、前年度繰越金、公共下水道事業債等の増額及び一般会計繰入金の減額を計上し、収支の均衡を図るものであります。また、継続費の補正において、市川南7号幹線建設事業その1及び高谷・田尻排水区外環内回り雨水管渠建設事業の年割額を変更し、債務負担行為の補正において、ポンプ場用地取得費等を追加し、その期間及び限度額を定め、地方債の補正において、起債の限度額を変更するものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、債務負担行為補正、ポンプ場用地取得費について、「市川南ポンプ場の建設に必要な事業用地を取得するものであるが、工事に着工するめどは立っているのか」との質疑に対し、「工事の時期については、市川南ポンプ場工事の前、渇水期となる平成30年11月から、江戸川へ排水する樋管工事を国土交通省が施行する予定である」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第49号について。
 本案は、既定予算に基づく市川漁港外郭施設工事について、五洋建設株式会社千葉営業所との間に工事請負変更契約を締結するためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、「変更契約により請負代金額が約7,700万円増額となるが、この金額の内訳はどのようになっているのか」との質疑に対し、「作業船の変更に伴い、直接工事費が約5,400万円の増額、一般管理費や現場管理費といった諸経費を含めて、合計で約7,700万円の増額となるものである」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松井 努議長 総務委員長、中村よしお議員。
〔中村よしお総務委員長登壇〕
○中村よしお総務委員長 ただいま議題となっております議案第40号市川市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について及び議案第44号のうち総務委員会に付託された事項について、委員会における審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。
 まず、議案第40号について。
 本案は、地方公務員の育児休業等に関する法律及び人事院規則の改正を踏まえ、非常勤職員について、仕事と育児の両立を図るため、子が2歳に達する日まで育児休業をすることができる場合を定めるほか、所要の改正を行うためのものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、「本案は、非常勤職員が育児休業を取得できる期間について、従来は子が1歳6カ月に達する日までであったものを、2歳に達する日まで育児休業を取得することができる場合を定めるものだが、その場合とはどのようなものがあるのか」との質疑に対し、「子が2歳に達する日まで育児休業を取得することができる場合とは、保育所における保育の実施を希望し、申し込みを行っているが、当面その実施が行われない場合や、子を養育する予定であった配偶者が負傷や疾病により養育することができなくなった場合などで、具体的には規則で定めることとしている」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 次に、議案第44号について。
 今回の補正の主なものを申し上げますと、歳出においては、第2款総務費において、里見公園分園テニスコート整備事業に係る経費を減額して国府台公園再整備基本設計委託料を新たに計上し、市長選挙が再選挙となったことに伴う当該選挙の執行に係る経費等を加えるほか、第11款公債費において、市債元金の増額及び市債利子の減額を計上し、歳入においては、市税、国庫支出金、県支出金、繰越金等の増額並びに使用料及び市債の減額を計上したものであります。また、繰越明許費の補正において、旧浅子神輿店改修事業、福栄スポーツ広場改修事業及び国府台公園再整備事業について、年度内の支出が困難であるため、翌年度へ繰り越す措置を行うほか、債務負担行為において、巡回バス運行委託費等を追加し、その期間及び限度額を定め、地方債の補正においては、起債の限度額を変更するものであります。
 委員会の審査の過程で質疑応答のなされた主なものを申し上げますと、まず、歳出について。
 第2款総務費第1項第13目自動車管理費、巡回バス運行等委託料について、「本委託料の増額は、現在、おおむね1時間に1便で運行している巡回バスについて、40分に1便に増便するためのものとのことだが、1日当たりの増便数及び運行時間帯はどのようになるのか。また、使用するバスの台数に変更はないのか」との質疑に対し、「本委託料の増額により、巡回バスは1日4往復8便の増便となる予定であり、運行時間帯は水曜日を除き、JR本八幡駅発仮本庁舎行きは午前8時30分から午後4時30分まで、仮本庁舎発JR本八幡駅行きが午前9時15分から午後5時45分までである。また、現在のバスの往復にかかる所要時間は約35分程度であることから、今回の増便は現状のバス1台で運行可能な最大限の便数とするものである」との答弁がなされました。
 次に、第18目文化振興費、旧浅子神輿店改修工事費について、「今回の補正は、旧浅子神輿店の改修工事につき設計変更を行う必要が生じたためとのことだが、その内容はどのようなものか」との質疑に対し、「本改修工事は、旧浅子神輿店の母屋について行うものであり、曳き屋をした後に内部を改修することとしている。ところが、建物の既存の土台が、当初見込んでいたところよりも相当以上に劣化し、腐食が進んでいることが判明した。このため、土台の部分を交換するよう設計変更を行うこととしたものである」との答弁がなされました。
 次に、「本改修事業の繰越明許費には、旧浅子神輿店の建物とあわせて整備される広場等の整備に係る費用も含まれているのか」との質疑に対し、「本事業の繰越明許費の対象は、当該建物の母屋の改修工事のみであり、これにあわせて進めている広場等の工事については、平成30年3月19日に竣工予定である」との答弁がなされました。
 次に、第25目スポーツ費、福栄スポーツ広場改修工事費について、「本改修工事は、福栄スポーツ広場が世界女子ソフトボール選手権大会に出場するオーストラリアチームのキャンプ候補地とされることを踏まえての整備とのことだが、具体的な整備内容はどのようなものか。また、改修工事に当たり、市民の利用への影響については、どのように考えているのか」との質疑に対し、「福栄スポーツ広場の整備内容としては、まず、現在、対角でA面、B面の2面ある野球場について、土の入れかえ等により起伏をならし整地を行うほか、野球場とは逆の対角に、少年野球でも使用できるC面、D面を整備することを予定している。また、園内にある和式トイレ8基を洋式にするほか、A面の横にバリアフリーのトイレを新設することも考えている。また、工事期間は、来年2月ごろから6月を予定しているが、その間に行われる大会等は市で把握しており、開催団体等に対し、代替地の提案等も含めて、これから連絡することを考えている」との答弁がなされました。
 次に、第4項選挙費、職員手当等について、「今回の補正は、先般行われた市長選挙の再選挙に係る費用だが、職員手当等2,933万3,000円の内容はどのようなものか。また、選挙の執行事務の改善については、どのように考えているのか」との質疑に対し、「再選挙に係る職員手当等の主な内容としては、投票日当日に、投票所78カ所で午前6時30分から午後8時30分までの14時間、投票事務に従事する者約440人分として約1,612万円、開票所において午後8時30分から午前0時までの3.5時間、開票事務に従事する者247名分として約292万円を計上している。また、選挙の執行に当たっては、各担当責任者等に対する説明会を行っているほか、事務に従事する職員には事務要領を配付することにより、適正な選挙事務の執行に向け取り組んでいる。今後は、他市の状況等を調査研究し、さらなる事務改善に努めていきたいと考えている」との答弁がなされました。
 次に、歳入について。
 第1款市税、個人市民税、法人市民税、固定資産税及び都市計画税の各現年課税分について、「今回の補正で、それぞれの現年課税分につき増額とした主な理由ないし根拠はどのようなものか」との質疑に対し、「まず、市税のうち個人市民税については、人口増、あるいは景気の回復を踏まえ、当初予算では前年度に比べ増額で計上していたところだが、9月の段階で総課税額が当初の見込みを超えた額となった。これに加え、10月以降には、期限後の申告や調査により判明した所得に対する追加の課税額が、例年3億円程度見込まれることから、これらを考慮して増額補正したものである。次に、法人市民税についても、当初予算では前年度に比べ増額で計上していたが、税制改正による減少要因はあったものの、ほとんどの月で前年度に比べ増となるなど税額は順調に推移している。このような実績を勘案して今後の伸び率を算出し、増額補正とした。また、固定資産税については、当初の見込みよりも新築の家屋が140棟ほど多いことに加え、償却資産においても設備投資が進んでいることにより、約1億円の増額となっている。新築家屋の棟数の増は都市計画税にも反映することから、両税についても増額補正としたところである」との答弁がなされました。
 次に、第19款諸収入、成田新高速鉄道整備事業費補助金返還金収入について、「本収入は、成田高速鉄道アクセス株式会社の整備事業に係る当該補助金の交付決定において、営業開始後10年以内に利益が生じた場合、その利益の2分の1相当額を市に納付する旨を定めたことに基づき新たに計上したとのことだが、この利益とは単年度のものであるのか、それとも複数年度のものであるのか。また、これまでに市が交付した当該補助金の総額は幾らか」との質疑に対し、「本収入における利益は、平成28年度の単年度に生じた利益である。また、本事業に対し、市が交付した当該補助金の総額は約2億7,965万円である」との答弁がなされました。
 本委員会といたしましては、歳入歳出予算の総額については、他の常任委員会の審査の結果を確認の上、採決の結果、可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。
○松井 努議長 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。――質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第40号市川市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第41号市川市障害者福祉施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第42号市川市地方卸売市場の設置及び業務に関する条例の廃止についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第43号市川市都市公園条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第44号平成29年度市川市一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第45号平成29年度市川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第46号平成29年度市川市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第47号平成29年度市川市介護保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第48号平成29年度市川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第49号市川漁港外郭施設工事請負変更契約についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第50号財産の減額貸付についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松井 努議長 ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第51号財産の減額貸付についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 これより議案第52号財産の無償譲渡についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者多数であります。よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。

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