更新日: 2019年8月26日

2019年6月18日

代表質問 市民の声を届ける会(かつまた竜大議員)

会議
午前10時開議
○中山幸紀議長 ただいまから本日の会議を開きます。


○中山幸紀議長 日程第1東京外郭環状道路に関連する問題に関する調査・検討についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本件については、11人の委員をもって構成する東京外郭環状道路に関連する特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって本件については11人の委員をもって構成する東京外郭環状道路に関連する特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
 ただいま設置されました東京外郭環状道路に関連する特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、つちや正順議員、長友正徳議員、小山田直人議員、清水みな子議員、石原よしのり議員、松永鉄兵議員、細田伸一議員、宮本均議員、加藤武央議員、松永修巳議員、竹内清海議員の以上11名を議長において指名いたします。


○中山幸紀議長 日程第2行徳臨海部に関連する問題に関する調査・検討についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本件については、11人の委員をもって構成する行徳臨海部に関連する特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって本件については11人の委員をもって構成する行徳臨海部に関連する特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
 ただいま設置されました行徳臨海部に関連する特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、中町けい議員、佐直友樹議員、鈴木雅斗議員、つかこしたかのり議員、廣田德子議員、増田好秀議員、西村敦議員、浅野さち議員、青山ひろかず議員、岩井清郎議員、松井努議員の以上11名を議長において指名いたします。


○中山幸紀議長 日程第3議案第3号市川市税条例等の一部改正についてから日程第25報告第23号公益財団法人市川市文化振興財団の平成30年度決算及び令和元年度事業計画に関する報告についてまでを一括議題といたします。
 これより代表質問を行います。
 発言を許可いたします。
 市民の声を届ける会、かつまた竜大議員。
〔かつまた竜大議員登壇〕
○かつまた竜大議員 皆さんおはようございます。ただいまより、会派市民の声を届ける会の代表質問を行います。
 まず最初に、我が会派は、今回初当選された1期目の中町けい議員とつちや正順議員のお2人、そして私、4期目のかつまた竜大、3人で会派を組んでおります。どうぞよろしくお願いいたします。さて、先順位の方もおっしゃっていましたが、選挙中に多くの市民の声を聞きまして、まさにその市民の声を届けるということで、改選後最初の会派代表質問を行わせていただきます。
 まず最初に、外環道路及び国道298号の諸問題についてです。
 (1)、外環道路が開通したことにより市内道路の混雑が大幅に緩和されたことは、多くの市民が認めることだと思います。一方で、開通して1年になりますが、さまざまな変化も生じてきていると思います。例えば、外環道路が接続した湾岸道路の交通量がふえて混雑する状況となり、まさに今定例会でも議論されていますが、その結果、第二湾岸道路建設の話が持ち上がってきていることです。
 そこで伺いたいのですが、国道298号から湾岸道路の国道357号に向かう高谷ジャンクションの混雑状況について、本市の認識を伺います。
 続きまして、(2)地域経済に及ぼす影響について。実は、これも選挙中にお聞きしたことでございますが、旧道で営業されている事業者からの不満の声についてです。外環道路及び国道298号の開通により、一部の地域の旧道では交通の流れが変わり交通量が減少した、または遮音壁等により店舗の存在が通行者、車両から見えづらくなった等の影響が出ている商店があると聞きました。そのような情報は市に届いているのでしょうか。ちなみに、市民からそういった声をお聞きした場所は、先順位の日本共産党、髙坂議員が代表質問で指摘された場所となります。国分の場所でございますが、あちらは旧道の先が、今までは対面通行可能であったところが一方通行になったことも大きく影響していると思います。
 (3)騒音及び振動について。外環道路、国道298号の沿道にお住まいの住民から、騒音や振動に関する苦情の声を聞きました。どのように認識していますか。
 (4)環境施設帯の諸問題について。バス、トラックと大型車両の通行に支障のある箇所について。外環道路、国道298号本線内回りを走行している大型車が、堀之内1丁目交差点を側道のほうに左折する際、左折側の信号待ち、右折車線での信号待ちをしている車両があると曲がれない場合が見受けられるそうです。ちなみに、この件をお聞きした市民は、内容を警察にも言っているそうです。その方は、この堀之内1丁目交差点においての側道で右折車線にいると、左折してくる大型車と接触しそうになって怖い、停止線を下げたほうがいいと警察に伝えたそうであります。本市の対応を伺います。
 続きまして、大項目の2番です。市川市公契約要綱について質問します。
 まず、確認及び紹介の意味で、この要綱の条文、第1条のみでございますが、読んでみたいと思います。「第1条 この要綱は、公契約の適正な履行及び品質の確保並びに業務に従事する労働者を取り巻く環境の整備の推進を図ることを目的として、本市が行う労働条件の確認について、必要な事項を定めるものとする」となっております。以下この要綱の条文が続くわけでありますが、まずは、このような要綱を作成していただいたことはまことにありがたいことです。
 そこで伺います。(1)としまして、要綱制定後の状況であります。昨年9月に制定された市川市公契約要綱について、その後の実績や状況等について伺います。
 (2)要綱の目指していることとは。公契約要綱とはどのようなことを目指して制定したのか、その趣旨を伺います。
 続きまして、大項目の3番目です。動物虐待及び殺処分問題についてであります。
 今月、6月12日に動物愛護法の改正案が参議院本会議において全会一致で可決成立しました。超党派の犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟が約2年間改正案をつくり続けた結果で、大変よかったと思います。
 さて、改正案は成立しましたが、現実に戻ると、この市川市内においては動物愛護とは真逆の動物虐待が発生しているようです。こちらはあるSNSの情報ですが、このような情報がありました。千葉県市川市で猫の虐殺事件が発生、2019年3月、市川市立二俣小学校の正門前に惨殺された猫の遺体が置かれていたとのこと。この事件は学校、警察ともに把握しているはずですが表沙汰になっておらず、再犯の可能性が考えられることもありツイートしますという情報を教えていただきました。
 そこで、(1)としまして、市内における動物虐待の問題をどのように認識しているか伺います。
 また、(2)といたしまして、殺処分問題に対する市の認識を伺います。
 続きまして、大項目の最後であります。庁内におけるハラスメント問題についてです。
 まず、少し新聞の記事を引用させていただきたいと思いますが、これは6月11日のネットの朝日新聞デジタルというものでありますが、見出しといたしまして、「職場の暴力・ハラスメント根絶へ ILO総会で議論開始」。「国際労働機関(ILO)の年次総会で、働く場での暴力やハラスメント(嫌がらせ)をなくす条約づくりの議論が始まった。21日までの会期中の採択をめざしているが、使用者が問われる責任の範囲などをめぐり、各国の意見に隔たりもある。『暴力やハラスメントをなくすための新たな国際基準を導入することで、この総会が悪習に打撃を与える歴史的な一歩となる』。ILOのライダー事務局長は創設100周年を迎えた今年の総会冒頭の10日、意義を強調した。11日にはドイツのメルケル首相が登壇し、『適切な労働環境にない人々がいまだ多くいる。政府が労使と議論できるILOでの結束が求められている』。続いてフランスのマクロン大統領も『働く人を守るため、共通した法整備が必要だ』と述べた。条約化の背景には、世界各地でセクハラを告発した『#MeToo(私も)』運動など、問題意識の国際的な高まりがある。ILOの原案は、暴力とハラスメントを『身体的、心理的、性的、経済的被害をうみ出しかねない振る舞いや慣行』と定義。従業員だけでなく、インターンやボランティアなども保護の対象になり得るとしている」。
 また、それ以外にも、これは千葉日報さんですけれども、ちょっと小さな記事でございますが、その翌日6月12日にもこういった形で、見出しで言いますと、ハラスメント全面禁止、ILO条約案採択へ、こんな記事も掲載されております。こういった新聞記事に書かれているように、職場における暴力やハラスメントを根絶する動きが世界的にも当たり前となっている。しかしながら、市川市役所庁内では、現在もハラスメント問題が存在すると私は職員の皆さんから直接聞いています。
 そこで、本市におけるハラスメント問題について伺いたいと思います。
 (1)ハラスメント問題への対処について。ハラスメントが発生したときの対応はどのようになっているのか伺います。これまでのハラスメント防止策について、本市が行ってきたことを伺います。
 (2)ハラスメント問題への今後の対応について。今後どのようにハラスメント発生防止に向けて対応していくのか伺います。
 以上、最初の総括ということで、市民の声を届ける会の代表質問を行いました。答弁よろしくお願いいたします。
○中山幸紀議長 答弁を求めます。
 道路交通部長。
○横地眞美惠道路交通部長 私からは、外環道路及び国道298号の諸問題についての(1)及び(4)についてお答えします。
 初めに、(1)接続する湾岸道路の混雑状況について、市の認識でございます。国道298号と国道357号をつなぐ高谷ジャンクションでは、国道298号を松戸方面から走行してきた車両は、高谷新町方面と国道357号方面に分岐し、多くの車両は国道357号方面に向かっているものと考えられます。これら国道357号に向かう車両は、国道298号の2車線から同ジャンクションに進入する際は1車線に絞られるため、渋滞が発生しているものと思われます。このようなことから、道路管理者であります国には、今後混雑状況の把握と対応の検討を要望してまいりたいと考えております。
 次に、国道298号の堀之内1丁目交差点でございますが、国道298号から左折する際、側道部の右折レーンに信号待ちの車両があると大型車が曲がり切れないことにつきましての市の対応でございます。市としましては、道路管理者である国に対して、現地確認の上、改善に向けて検討していただくよう要望してまいります。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 経済部長。
○川島 智経済部長 私からは、外環道路及び国道298号の諸問題のうち、(2)の地域経済に及ぼす影響についてお答えします。
 御指摘にありましたような外環道路及び国道298号の開通に伴う交通量の減少あるいは遮音壁の設置などに伴い一部の商店に影響が出ているという声は、本市としても認識しております。一方で、市内の商店や商店会の皆様から、渋滞が緩和され商品の配送などをスムーズに行えるようになった、渋滞が緩和されお客様の買い物環境が改善されたというインフラ整備のよかった点についても御意見をいただいております。外環道路等の開通から1年を経過する中で、交通量の変化のみならず、緑地帯や遮音壁など道路附帯施設の設置に伴う環境の変化によって、地域の商店に新たな影響が出ていることが考えられます。
 そこで、本市では、毎年夏に市内60の商店会に対して現状把握のためのアンケートを実施しておりますが、今後、このアンケートの調査項目に外環道路を初め都市計画道路などのインフラ整備に伴う売り上げの影響について盛り込むなど、道路の開通がどのような影響を与えているのか、きめ細かな情報の収集に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 環境部長。
○大平敏之環境部長 私からは、外環道路及び国道298号の諸問題についてのうち、(3)騒音及び振動について、次に動物虐待及び殺処分問題についてお答えいたします。
 初めに、外環道路及び国道298号の諸問題についての(3)についてお答えいたします。外環道路供用後の騒音や振動に関する苦情につきましては、これまでに11件の相談が環境部生活環境保全課に寄せられております。相談内容は、全て騒音に関するものです。外環道路周辺の住民の方々から、主に夜間における大型車などの走行による道路騒音について困っているといった声が寄せられております。
 本市の対応といたしましては、職員が現場の状況を確認するとともに、必要に応じて道路騒音測定を実施しております。これまでに11件中6件の相談において測定を行っており、その結果は、昼間の環境基準が70dBであるのに対して測定値は53から60dB、夜間の環境基準65dBに対して測定値は47から58dBであり、全て環境基準を下回っておりました。この測定結果につきましては、相談者及び事業者である国へ情報として報告しております。国における防音対策といたしましては、遮音壁の設置など事業者である国の判断に基づきまして、対応が図られているところでございます。
 今後の本市の対応といたしましては、お困りの声が寄せられた場合には、まず現場の状況を把握し、適宜道路騒音の測定などを実施するとともに、お寄せいただいたお困りの声を事業者である国へ報告し、防音対策について検討を図っていただくよう働きかけてまいります。
 次に、動物虐待及び殺処分問題についてお答えいたします。
 (1)の動物虐待の問題に対する認識でございますが、動物の愛護及び管理に関する法律、以降動物愛護法と述べさせていただきますが、この法律では、動物をむやみに殺したり傷つけたりする行為を禁じており、さらに、犬や猫を含む愛護動物をみだりに殺し、傷つけた者や、給餌や給水をやめることにより衰弱させるなどの虐待を行った者に対して刑罰が定められております。本市におきましても、過去に子ガモや猫の殺傷事件がありました。動物虐待については、法を所管する千葉県が主体となって対応しておりますが、市民から市に動物虐待の通報があった場合は、直ちに市川健康福祉センター、いわゆる市川保健所へ情報提供し、市川保健所から千葉県警察に通報する体制がとられております。また、内容によっては市の職員が現地の確認も行っております。今般、インターネットで犬、猫やハムスターなどの虐待動画の投稿が相次いでいることなどを背景に、動物虐待罪の厳罰化などを盛り込んだ動物愛護法の改正が今国会で審議され、6月12日に成立いたしました。
 これらの動向も注視しながら、今後も動物虐待防止などの普及啓発への取り組みを進めるとともに、引き続き県を初めとする関係機関との連携を進めてまいります。
 次に、殺処分問題に対する本市の認識でございます。殺処分につきましては、千葉県内では、千葉県、千葉市、船橋市及び柏市の保健所設置自治体で殺処分を行っている状況であります。平成19年以降の千葉県による殺処分数につきましては、犬は平成19年の4,747頭をピークに、平成29年では273頭とピーク時の5.8%まで減少しております。また、猫につきましては、平成20年の6,220頭をピークに、平成29年では664頭とピーク時の10.7%となっております。殺処分が減少している要因といたしましては、飼い主からの引き取りが減少していることから、ペットを安易に飼わない、終生飼養が定着してきた結果と考えております。
 本市の取り組みといたしましては、窓口や動物愛護フェアでの殺処分ゼロに関するリーフレットの配布、迷い犬が飼い主のもとに戻れるように犬の鑑札などの装着を促す指導、ボランティア団体による犬の譲渡会への支援など、殺処分を少しでも減らすための啓発活動を行っております。また、地域猫活動団体が行う地域猫の不妊等手術を支援するとともに、猫の譲渡会を開催し、飼い主のいない不幸な猫の増加の抑制にも努めているところであります。
 今後も、県や関係機関、動物愛護ボランティア団体などと連携しながら、終生飼養など一頭でも殺処分を減らすための啓発活動に取り組んでまいります。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 財政部長。
○金子 明財政部長 私からは、市川市公契約要綱についての2点の御質問にお答えいたします。
 初めに、実績についてでございます。本市では、平成26年度より設計金額3,000万円を超える案件で、低入札価格調査を経て契約した案件に対しまして、労働時間の管理や休暇の取得状況など、いわゆる労働環境の適正な確保について、社会保険労務士による審査を規定する要領、また平成29年度からは労働者に対する適正な賃金の支払いを確認するための要領をそれぞれ策定し、試行的に実施してまいりました。そして、平成30年度、この2つの要領をもとに、対象業種や範囲を拡大した上で新たに市川市公契約要綱を制定し、同年9月から実施しているところでございます。
 本要綱の構成といたしましては、業務従事者の労働環境を確認するための調査、また業務従事者に対する適正な賃金の支払いを確認するための調査、この2点を主な柱として位置づけしております。この2点の調査に関しましては、労働環境については社会保険労務士が、また賃金の支払いについては市の職員がそれぞれ書類の調査や従業員に直接事情聴取を行い、必要事項を確認しているところでございます。
 そこで、御質問の本要綱施行後の実績についてでございますが、業務委託につきましては、現在のところ該当する案件はございませんが、建設工事におきましては、これまで2件ございました。対象となった2件につきましては、労働環境の確認を行った社会保険労務士からは、書類の不備など軽微な指摘はあったものの、両案件ともおおむね良好との報告をいただいており、適正な労働環境が整備されていることを確認しております。また、賃金の支払いにつきましては、対象事業者から必要書類の提出を受け、市職員が内容を精査し、両案件とも適切に支払い等が行われていることを確認しております。
 次に、公契約要綱の趣旨についてでございます。市が発注する建設工事や業務委託などの公契約について、業務の適正な履行や品質の確保並びに業務に従事する者の労働環境の整備を図ることなどを目的として制定しており、これらを確認するための調査項目、関係書類及び調査を行う主体並びに具体的な手続などを規定しているものでございます。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 総務部長。
○大津政雄総務部長 ハラスメント問題に関する御質問にお答えいたします。
 初めに、ハラスメント問題への対処についてであります。ハラスメントは、個人の尊厳を不当に傷つける社会的に許されない行為であり、ハラスメントを起こさない、起こさせない環境づくりが重要であります。そこで、ハラスメントを受けた本人だけではなく、本人から相談を受けた者や目撃した周囲の者など誰でも相談できるハラスメント相談窓口を設けております。この窓口に申し出があった場合の対応でありますが、電話やメールなどで相談があった場合には、相談したことによる不利益がないこと、秘密は絶対に守ることを説明し、相談者の意向を十分確認するとともに、同意を得た上で、周囲の職員からの聞き取りなど職場の状況を丁寧に把握しております。そして、当事者の言い分も確認して、必要に応じて改善に向けた対応措置を講じるとともに、ハラスメントと認められた場合については、市川市職員の懲戒処分の指針を踏まえて対応を行っているところであります。また、相談者に対しましては、対応状況の報告及びメンタルヘルスケアを行っております。
 次に、これまでのハラスメント防止策についてであります。ハラスメントの発生を防止するためには、個人はもとより、組織として取り組むことが重要であります。平成30年度の主な取り組みを申し上げますと、予防するための周知といたしまして、相談フローを明示したリーフレットの配布や、目につきやすい場所へのポスターの掲示を求め、安全衛生委員会の職場巡視において確認を行ってまいりました。加えて、教育といたしましては、ハラスメント問題に精通した弁護士を講師に招き、部次長を対象とした研修を実施するとともに、この研修内容を踏まえてハラスメントの基本知識、防止策、事案発生時の対応を習得する研修を人事課長が講師となり、課長以下全ての管理職に対して実施してまいりました。さらに、これらの研修を題材といたしまして、受講した管理職が講師となり、各職場において非常勤職員を含めた全職員に対し、職場研修を実施してきたところであります。このように、管理監督者が講師となることにより、自身のハラスメントに対する理解度が深まり、良好な職場環境づくりに資するものと考えております。
 一方で、解決に向けて職員が相談しやすい環境を整えるため、相談窓口を人材育成課に一本化するとともに、全職員にハラスメント相談窓口紹介カードを配布し、周知徹底を図ったところであります。
 次に、(2)ハラスメント問題への今後の対応についてであります。研修などの機会を通じて予防に向けた教育を今後とも進めてまいります。新規採用職員の研修では基本知識や発生時の対応を、主任、主査などの昇任時、非常勤職員を対象とした研修の際には、相談窓口や対策の周知を進めてまいります。また、管理職のハラスメント防止研修を継続的に実施するとともに、人事評価のフィードバックの際など、あらゆる場面を活用してハラスメント防止への啓発を継続し、職場、職員に浸透させてまいります。
 現在、ハラスメントの実態を把握し防止策に生かすため、非常勤職員を含む全職員を対象にアンケート調査を実施しているところであります。このアンケート結果も踏まえまして、今後ともハラスメントを発生させないという強い気持ちを持って、組織として継続的に防止対策の推進を図ってまいります。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 答弁終わりました。
 かつまた竜大議員。
○かつまた竜大議員 それぞれお伺いしました。早速一問一答ということで順番にまとめ、また再質問ということで行わせていただきたいと思います。
 まず、外環道路及び国道298号の諸問題についてということであります。
 (1)の接続する湾岸道路の混雑状況についてということで、市の認識をお伺いしました。この問題に関しましては、あくまでも私もこの質問が外環道路及び国道298号ということでございますので、湾岸道路のほうまで行ってしまいますとちょっと質問の範囲を超えるということで、お聞きしたということで、とりあえず(1)に関しましてはまとめていきたいと思います。私はここを結構自分自身でも走ってみたんですけれども、今まさに道路交通部長が答弁されたように、左側の車線に入りまして、結局は直進しないで左側で高谷ジャンクションのほうに入っていく、それによって湾岸道路の、国道357号のほうに流れていくと。そうしますと、結局途中からみんな車が左方向に寄っていくんですよね。特に国道298号は皆さん御存じのように大型車両がたくさん走っていると、こんな状況がありますので、右側はがらがらなんですけれども、左側のほうが本当に集中しちゃって、さらにそこにまた左側に、右側を走っていて道路をよくわからない方が急に左側に車線変更して入ろうとしていくと。そこでブレーキをかけてみたいな形で混雑するという状況がつくられております。道路の構造的な問題も1つあるのじゃないかなと思いますけれども、今後あそこの箇所に関しましては、やはりよく注視していく必要があるかと思います。
 特に今、国道298号に関しましては交通量が安定しているといいますか、夜間などはそんなに台数が通っていないというのは私もわかっておりますけれども、今後どうなるかわからない状況の中で、答弁の中では道路管理者である国には状況の把握と対応の検討を要望したいということでありましたので、そこは今後ともぜひよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、地域経済に及ぼす影響について、旧道で営業されている事業者からの不満の声について、こちらもちょうど本当に偶然の一致といいますか、先順位の髙坂議員が質問された箇所とほとんど同じということで、あそこはもともと旧道のほうには商店さんがあったりとか、ガソリンスタンドさんがあったりとか、そういう場所であったと。そこが、外環道及び国道298号ができて遮音壁ができてしまったと。その遮音壁によって、一部交差点の近くなどはアクリルの透明なところがありますけれども、ほとんど遮音壁、外環道の場合、遮音壁の多くは隠されてしまっているというんでしょうかね。ですから、旧道のほうの状況が全く見えないと。そうなってしまいますと、以前からそこで御商売されていた方は、まさしくそこに行こうとしているお客さんも通過してしまって、場所がどこにあるかわからないと。そんなようなことで、実際お話をお聞きしたところ、外環が開通した後、売り上げが落ちているというような話をお聞きもいたしました。
 さらには、ある御商売の方などは、御自身の扱っている商品が道の駅でも販売されていると。そういう中で、御自身の御商売のほうが影響を受け、さらに道の駅でも同じようなものを売っていると。当然、これは道の駅のほうで買われてしまうと、そんな問題もあって御不満を持っている方もいらっしゃるかと思います。アンケートをとるということで御答弁いただきましたので、ぜひそういったアンケートをとってもらって、事業者の皆さんの声というものを聞いてもらいたいと思います。
 続きまして、(3)の騒音及び振動についてということで、これは環境部長のほうから御答弁いただきました。振動というのは、あえてないということのようですね。騒音ということで、部長の答弁においては夜間の大型車の通行等による騒音と。特にこの音の問題というのは、以前私、市川市内の上空を旅客機が飛んでいくということを質問したときにもありましたけれども、静かな環境の中で急に音が聞こえてくると、音の大きさとしましては、デシベルで言うとそんなに大きくなくても非常に大きく感じると。それが人間の耳の特徴といいますか、まさしく夜の静かな時間帯、深夜に大型車両が、それもちょっとエンジンの音がうるさいような大型車両が通行すると、やはりそれで目が覚めてしまう、そういうことだと思います。睡眠を妨げられるというような話をお聞きしましたので、びっくりして起きてしまうということだと思うんですが、こういった声もその地域の皆さんからは少なからずお聞きしました。ぜひ、こういった問題に関しまして環境部といたしましてもきちんと捉えていただいて、場合によっては調査をしていただくということもお願いしたいと思います。
 それで、再質問させていただきたいんですが、実は、この外環道路及び国道298号ということで、道の駅の駐車場及びトイレのところも国道298号の箇所ということで含まれるわけなんですが、これはもうSNS、ツイッター等いろんな情報などでももう既に言われているんですけれども、ここに、道の駅いちかわでは深夜のバイクの騒音があると、このように聞いております。この点に関しまして、道の駅の中には警告のポスターや掲示等も今されているようでありますが、これまでの経緯と現状に関してお伺いしたいと思います。
○中山幸紀議長 経済部長。
○川島 智経済部長 道の駅いちかわに関する再質問にお答えします。
 道の駅いちかわでは、週末の午後10時から12時ごろを中心に、多くのバイクが利用する傾向があります。指定管理者や警察または本市職員が実際に現状を確認したところ、そのほとんどは目立ったマナー違反は見られないものの、深夜帯ということで、エンジン音や利用者同士の話し声が近隣住民などに不安を与えているものと認識しております。これまでの騒音対策としては、道の駅いちかわの駐車場部分の設置管理者である国土交通省首都国道事務所のほか、市川警察署、指定管理者と本市の4者が協力して対応に当たってまいりました。まず、昨年4月には、青色防犯パトロールの巡回ルートに道の駅いちかわを組み込みました。11月には、バイク利用者に対する4者連名の警告文を道の駅いちかわの敷地内に複数掲示したほか、さらに本年3月には、駐車場の適切な利用を強く促すため、新たな警告ポスターを追加で設置したところです。また、本年4月から5月にかけての大型連休では、市川警察署のパトカーが周辺の巡回と駐車場内の警戒に当たりました。
 こうした対策の結果、深夜のバイク利用者数は一時期に比べ減少したと見られますが、なおも苦情が寄せられることがございます。今後も引き続き関係機関同士で情報を共有し、緊密に連携して対応してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 かつまた議員。
○かつまた竜大議員 経済部長にお伺いしました。実は私も、これは自分で見てこないとということで、いろいろお聞きをした上で、6月15日、先週の土曜日の夜中、深夜に状況を見てまいりました。15日の夜はちょっと天候が悪くて、行く前からバイクの方は少ないのかなと見ていってきたんですが、ここは道の駅のほうの駐車場でございますから、正確に言うと国交省が管理しなくて市川市が管理しているところでありますが、普通車がとめられる駐車場にいわゆる改造車、シャコタンというか、車高の低い車であったりとか、あとはやはりバイクの方が集まっていて、なおかつその周りに人がたくさんいるという状況を見てきました。いわゆる何台も連なって走るというような形ではないんでしょうけれども、さらに私はそこに行って気がついたんですけれども、ちょうど午前零時になると、途端に道の駅のライトアップとか周辺の照明が結構消えてしまうんです。12時過ぎるとかなり暗くなってしまうというか。そうなりますと、余計その駐車場に立っている方々の顔がよく認識できないというか、はっきりしないというか、余計何か暗くなって、やっぱりよく認識できないものって恐怖を感じますよね。そういうふうに私は行ってみて感じました。
 さらには、あとバイクではないんですけれども四輪車の改造車が、たまたま来ていたのかもしれませんけれども、かなりエンジン音がうるさいんですよね。そういった車がそこから、12時過ぎたあたりから市川方向に向かって走っていくと。あれもかなりの騒音でしたけれども、やはり土曜とか金曜の夜などはそういった車またはバイクが集まるような状況はまだ続いているのかなと。天気の悪い日でしたけれどもそれなりの数を見ましたので、その辺はまだ今後とも注意をしていただいて、場合によっては当然苦情も入るかと思いますので、対応してもらいたいと思います。
 特に照明に関しましては、これは光熱費の問題もありますけれども、LEDライトだったらそんなにかからないでしょうから、どういうライトを使っているかわかりませんけれども、ある程度やはり明るくしておくというのも大事ではないかなと思いますので、ちょっとその辺の照明に関しましても若干の配慮が必要かなというふうに思いました。これはぜひ、よくまた再調査してもらいたいと思います。よろしくお願いいたします。
 以上、大きな質問、外環道及び国道298号の諸問題についてはこれで終わりとしたいと思います。
 続きまして大きな2番目、市川市公契約要綱についてということで財政部長に答弁をお伺いしました。私も昨年9月、この公契約要綱ができて非常にこれはよかったなと。最初にも言いましたけれども思った次第であります。
 今、部長からは要綱制定後の状況及び要綱の目指していることはということでお伺いしました。これは本当に今まで多くの議員がこの問題に関しまして議会の中で議論をしてきて、平成26年度から既にこの要綱の前段階のものがつくられてきたということ、議員の皆さんのおかげだなと思っております。
 ただ、やはりここで気になるのは、先ほども答弁にありましたけれども、本要綱施行後の実績として、委託のほうですね。測量委託や業務委託は今のところ該当する案件はないということで聞きました。つまり、3,000万円を超えるそういった委託の契約って、結局は数が少ないのかというふうに思うわけであります。
 そこで、本要綱においては3,000万円を超える契約で、かつ要綱で規定する水準に満たない入札額で落札したものを対象としているが、業務委託について3,000万円規模の契約でなくとも、労働環境の確認等は私は必要ではないかと考えております。これについて、業務委託に関する対象案件の拡大、そういった本要綱の今後の展望等について、市の考え方を伺いたいと思います。
○中山幸紀議長 財政部長。
○金子 明財政部長 お答えいたします。公契約要綱の今後の展望についてでございます。
 初めに、公の施設で指定管理者として実施している事業者に関しまして、協定の適正な履行の確保や市民サービスの向上並びに公の施設に従事する者の労働環境の整備促進などを図ることを目的といたしまして要綱の一部を改正し、新たに指定管理者を公契約要綱の対象とする予定でございます。また、御質問の業務委託につきましては、要綱において3,000万円を超える案件を対象として規定しているところでございます。対象金額の拡大などに関しましては、現在の要綱で運用を始めてからまだ1年足らずであることを踏まえまして、本市における今後の実績や他市の事例等も参考にしながら、慎重に判断をしていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 かつまた議員。
○かつまた竜大議員 部長、お伺いしました。そうですね、まだこの要綱がスタートして9月からということでありますので、今答弁でお聞きしましたけれども、本要綱の一部を改正し新たに指定管理者を公契約要綱の対象とする予定であると、こういったこともよろしいことかと思います。他市でも、それこそ公契約条例のほうでございますけれども、野田市が最初にスタートしたわけでありますが、この金額に関しましてはいろいろと議論になっているところのようで、やはりチェックをしていくということが大事なわけであります。そうすると、余りにも金額が大きいと、特に委託という部分に関しましては、やはり3,000万円を超えるとなかなか件数的にも少なくなってくるのではないかなということで、その辺は御答弁にもありましたが、他市の事例等を参考にしながらということで、よくよくぜひ研究をしていただいて、私などは将来的に条例化できればありがたいなと思っておりますが、まずはこういった要綱ができたということで、この要綱がしっかりと生かされて、働く人たちが環境であったりとか働く現場の状況、さらには賃金等が守られるようにしっかりとやっていただければありがたいと思います。ぜひ今後ともよろしくお願いしたいと思います。どうもありがとうございます。
 市川市公契約要綱については以上です。
 続きまして、動物虐待及び殺処分問題についてであります。
 今、部長の答弁をお聞きいたしました。市としても、まずは虐待のほうでありますけれども、認識はされているようですよね。ただ、私もこの動物虐待及び殺処分問題については初めて質問するわけでありますが、それこそ市民の方からお話を聞いて今回初めて質問してみたんですけれども、こういった情報を提供しても、なかなか動きが悪いというようなことをお聞きしました。今部長答弁では、市川保健所へ情報提供し、市川保健所から千葉県警察に通報をとっているということで、こういう問題に関しましてもいろいろとネットなども私は初めて見て、本当に残虐な画像がネット上で上がっているのを見て本当に驚いてしまったんです。そういったことが起きているにもかかわらず、なかなか動きが悪いと。あるサイトなどでは、気がついた人がもう警察に直接通報して対処すべきだと、そのような情報も載っておりました。いずれにせよ、こういった動物虐待、まずはだんだんと法整備もされていく中で少なくなっていくと思うんですけれども、いずれにせよなくしてもらいたいという思いであります。
 そこで1つ心配なのは、私もそういったネットの画像などを見て思ったんですけれども、こういった動物虐待が、よく言われているんですけれども、結局は人への犯罪へとつながっていくのではないかと私も不安に感じておりますし、同じように不安に感じる市民の方々もいらっしゃいます。このことについて、どのように捉えているのかお伺いしたいと思います。
○中山幸紀議長 環境部長。
○大平敏之環境部長 お答えいたします。過去の犯罪事例などから、動物への虐待行為が対人暴力など反社会的な行動につながっていくのではないかという懸念や不安を感じる市民の方もいらっしゃるものと考えております。
 本市では、動物愛護の原則に基づき、動物の虐待防止に向けた啓発を引き続き行っていくとともに、このような市民の方々の不安を払拭するため、今後も業務を所管する市川保健所への連絡を迅速かつ適切に行い、関係機関との連携を密にして対応を進めてまいります。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 かつまた議員。
○かつまた竜大議員 答弁をお聞きしました。いずれにせよ、まさしく関係機関との連携を密にして対応していってもらいたいと思います。また、我々市民もこういった問題に関してもっと関心を示さなければいけないのかなと思いました。
 あと、殺処分問題に関する市の認識もお伺いしました。数字を見ますと本当に減っていますね。犬の場合ですと、平成19年をピークに年々減少して、平成29年ではピーク時の5.8%。そして、猫の場合は平成20年をピークとして、平成29年ではピーク時の10.7%ということで、非常に減っていると。これはやはり、これが原因だとは言いませんけれども、やっぱりペット産業の課題というのもあって、安易に飼わないと。そして、飼うのであればもう本当に大切に最後まで飼うと、それを徹底するということが広がってきたのかなと思います。しかし、実際殺処分の実態としましては、保健所が集めてきたそういうワンちゃんとか猫が、1つにまとめられて毒ガスと言われているんですけれども、二酸化炭素が充満する部屋に送られて、そこで窒息死するという形で殺処分されてしまっているわけであります。
 今回、法律も改正法が6月に成立したということで非常によかったと思っていますが、ここで1つ、ちょっとこういう話があるということでお伝えしたいと思います。私も以前、この殺処分問題を、やめるべきだと、日本はもっと真剣に考えるべきだということで、ブルースシンガーの大木トオルさんという方がいらっしゃるんですが、この方の講演を何回かお聞きしたことがあります。この方はブルースシンガーとしてニューヨークで成功された方でありますけれども、ライフワークとしてセラピードッグの育成をされているそうであります。セラピードッグというのも今非常に有名になっていて、病気の方とか認知症の方などを癒やす犬、セラピードッグということで、最近テレビなどでも取り上げられていてよく御存じかと思います。この方が、私は実際講演で、結構何年も前なんですけれどもお聞きしたんですが、こんなことをおっしゃっていました。当時、もうこれは10年近く前なんですけれども、アメリカの愛護団体は日本を認めていない、なぜならトヨタ、日産がよかろうが、犬を年間50万頭も殺処分する国は認めないと。ガスで殺す、二酸化炭素で殺すのでアウシュビッツと呼ばれている、こういうことをおっしゃっていて、特に2020年にオリンピックが来年ございますので、やはりそういうオリンピックを開催する国においてこういった殺処分というのはまずなくすべきだということで、だんだんとそういう方向に進み、かつ法律も改正されたということで、よりよい道を歩んでいくのではないかということで、私は非常に未来は明るいのではないかと。
 いずれにせよ、こういった動物虐待及び殺処分問題に関しまして、今後ともしっかり私自身も注視していきたいと、そういう思いであります。ぜひ担当部におかれましても、今後ともよろしくお願いしたいと思います。以上です。
 それでは、最後の大きな項目、庁内におけるハラスメント問題についてということで、こちらのほうに進みたいと思います。
 総務部長から答弁をお伺いしました。まずは、ハラスメント問題への対処についてということ、そして今後の対応についてということであります。ここで(1)と(2)をまとめて再質問するような形になりますが、先ほど部長はこの防止策ということで、管理職の方々が研修を受講して、その後、その管理職の方が講師となって、各職場において非常勤職員を含めた全職員に対し職場研修を実施してきたところでありますというような答弁をお聞きしたわけでありますが、職場研修を実施したといっても、実施をどのように確認したのか。確認方法と実施状況について、まず私は伺いたいと思います。再質問です、お願いします。
○中山幸紀議長 総務部長。
○大津政雄総務部長 職場研修の実施状況につきましては、研修後に所属長より報告書の提出を求め、全ての職場で実施されたことを確認してきております。また、職場研修受講者を対象に受講確認テストを実施し、研修効果の確認と、知識と意識の定着を図ってきたところでございます。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 かつまた議員。
○かつまた竜大議員 部長、お伺いしました。受講確認テストを実施したと。そして、そういったハラスメントに関する知識や、知識と意識の定着を図ってきたということであります。私もサラリーマンの経験が、会社員としての経験が20年間やってまいりましたので、当然サラリーマン時代も、当時はまだハラスメント問題というのはなかったんですけれども、やはり企業の社会的責任みたいな話でいろんな研修等、特に対お客様ということでさまざまな研修を受けたりもしました。ただ、そういった研修もどこまで徹底されているかというのが、なかなかチェックをしづらい問題ではないかと私などは思っております。
 いずれにせよ、そういったことをやっていただいたということは当然よろしいことかと思います。そこで、より具体的なお話になっていくんですが、私も今現在4期目ということで、12年間市議会議員として働いてきたわけでありますけれども、市川市役所の庁内におけるこういったハラスメントの問題というのは、私は、実は隠されたような形で結構いろいろな部署において存在しているのではないか、いるのではないかではなく、いると思っております。あえて部署は言いませんけれども、そういった御相談を職員の方からいただいたこともあります。
 そういった中で、こういったハラスメントの相談件数等について、そしてハラスメントが原因による休職者について、まずはそういったハラスメントの実態として、過去5年間の懲戒処分の件数及び、先ほど答弁されましたけれども、そういった相談窓口変更後の相談件数について伺いたいと思います。
 それと、この休職者ということで、ハラスメントが原因となって、例えば精神疾患を発病し休職された職員数について伺いたいと思います。
 そして、こういったハラスメント問題に関しましては、場合によっては訴訟問題に発展することもあります。そういった訴訟が提起された場合の対応についてということで、市はどのように対応するのか、3点ございますので再質問したいと思います。
○中山幸紀議長 総務部長。
○大津政雄総務部長 3点の御質問にお答えいたします。
 初めに、過去5年間のハラスメントを原因とする懲戒処分についてであります。平成28年度にセクシャルハラスメント1件で停職6カ月の処分を、平成30年度に同じくセクシャルハラスメント1件で停職6カ月の処分を行ってまいりました。
 相談件数につきましては、窓口を一本化いたしました平成31年1月以降で申し上げますと、5月末現在で15件の相談が寄せられました。これらの相談には、ハラスメントに限らず、職場に対する不満や人間関係など、さまざまな内容が含まれているところでございます。
 次に、ハラスメントによる休職者数であります。精神疾患による病気休職者の疾患原因は、人間関係などの職場の問題、不安性などの個性の問題、介護や家族の病気などの家庭の問題を初め、複数の要因が重なり発症することが多く、原因を特定することが難しいと言われております。したがいまして、ハラスメントが直接の原因であるのか否かの判断が困難なところもございますので、まずは体調不良を訴える職員に対しましては、保健師の面談や産業カウンセラーによるカウンセリングなどにより、メンタルヘルスケアを優先して行っているところでございます。
 最後に、本市に対し訴訟が提起された場合の対応であります。可能な限り未然にハラスメントを防止することが大切なところでありますが、万が一訴訟が提起された場合には、訴状内容を十分確認の上、適正に対応してまいります。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 かつまた議員。
○かつまた竜大議員 お伺いしました。
 まずは、やはり過去の懲戒処分の件数及び相談窓口変更後の相談件数ということでお伺いいたしました。窓口を一本化した後、平成31年、実際ことし1月以降ですと、5月末現在で人材育成課に15件の相談が寄せられているということ。これはハラスメントに限らない、職場に対する不満や人間関係等もあると。ただ、いずれにせよ何かしら職場に問題があるということでありますよね。
 それと、今部長の答弁ですと、休職者に関しましては原因を特定することが難しいという答弁がされました。実際、私もたしかに原因を特定するというのは難しいと思うんですけれども、やはり何ゆえそういう状況になったかとか、そういった原因を特定するのは難しいとは言っても、やはりそもそもの原因なり背景というものをきちんと把握するというのが管理する上ではとても大事なこと、大切なことではないかと思います。
 実は、昨年も部長に御相談をし、かつ、ことしもつい最近御相談した事案があるんですけれども、このハラスメントの有無ということにつきまして、人材育成課に職員から寄せられた相談の中にはパワーハラスメントと思われるような事案があると聞いておりますけれども、そこはどのように捉えているんでしょうか。
○中山幸紀議長 総務部長。
○大津政雄総務部長 今御指摘のあった事案につきましては、申請者から人材育成課に相談が寄せられ、当事者への聞き取りを行うなど、職場の状況を確認する調査を現在進めているところでございます。
 以上でございます。
○中山幸紀議長 かつまた議員。
○かつまた竜大議員 聞きました。今調査をされているということですね。私もいろいろと調べてみましたら、実際、周辺に聞き取りはまだされていないという状況であるようであります。いずれにせよ、この問題に関しましては、そういうハラスメントではないかという御指摘を昨年の段階でしまして、私の思いとしましては、やはり相当問題が放置されてしまったのではないかと。今回新たにというか、また再び発生してしまったのではないかと捉えております。
 今の部長答弁ですと現在調査中ということでございますので、そういったことですとこれ以上聞けないということはありますけれども、いずれにせよ、この問題に関しましてはやはり徹底的に解明をしてもらいたいというのが私からの要望であります。
 今後とも、こういったハラスメント問題に関しましては、市としましても、やはり職場環境をよくしていくということ、それにはこういったハラスメント問題をILOの総会でも今回この話が出ているわけでありますが、働く人たちがよりよい環境で働くことができるように、市としましてもしっかりと努力をしてもらいたいと思います。
 以上をもちまして会派の代表質問を終了いたします。どうもありがとうございました。
○中山幸紀議長 これをもって代表質問を終結いたします。
 以上で報告第15号から第23号を終わります。

委員会付託、採決(報告第14号)

○中山幸紀議長 この際、議案第3号市川市税条例等の一部改正についてから議案第15号院内学級校舎新築工事請負契約についてまでは、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。


○中山幸紀議長 お諮りいたします。報告第14号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより報告第14号専決処分の承認を求めることについてを採決いたします。
 本報告を承認することに賛成の方は賛成のボタンを押してください。――ボタンの押し忘れはありませんか。――ないものと認めます。
 集計いたします。
 賛成者全員であります。よって本報告は承認することに決定いたしました。


○中山幸紀議長 今期定例会において6月6日までに受理した請願は、お手元に配付の請願文書表のとおり所管の委員会に付託しましたから、報告いたします。


○中山幸紀議長 お諮りいたします。常任委員会審査のため、明6月19日から6月20日まで2日間休会することといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中山幸紀議長 御異議なしと認めます。よって明6月19日から6月20日まで2日間休会することに決定いたしました。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
午前11時10分散会

会議録を検索したい方はこちらから検索できます。

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 議会事務局 議事課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

議事グループ
電話 047-334-3759 FAX 047-712-8794
調査グループ
電話 047-712-8673 FAX 047-712-8794